(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用する物品
(51)【国際特許分類】
A24D 1/20 20200101AFI20240725BHJP
A24D 1/04 20060101ALI20240725BHJP
A24D 1/02 20060101ALI20240725BHJP
【FI】
A24D1/20
A24D1/04
A24D1/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504958
(86)(22)【出願日】2022-07-18
(85)【翻訳文提出日】2024-02-13
(86)【国際出願番号】 GB2022051849
(87)【国際公開番号】W WO2023007122
(87)【国際公開日】2023-02-02
(32)【優先日】2021-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100183782
【氏名又は名称】轟木 哲
(72)【発明者】
【氏名】ホルフォード、スティーヴン
【テーマコード(参考)】
4B045
【Fターム(参考)】
4B045AA11
4B045AA41
4B045AB11
4B045AB12
4B045AB16
(57)【要約】
非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用する物品(1)が開示されている。本発明の物品は、エアロゾル発生材(2)と、吸い口端セクション(3)と、エアロゾル発生材と吸い口端セクションの間に位置する管状部材(4)と、吸い口端セクションにある換気領域(5)とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生材と、
吸い口端セクションと、
エアロゾル発生材と吸い口端セクションとの間に位置する管状部材と、
吸い口端セクションにある換気領域と、を含む非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品。
【請求項2】
換気領域は、吸い口端セクションがユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材によって発生させられたエアロゾルが管状部材および吸い口端セクションを介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域を介して吸い口端セクション内に引き込まれ、吸い口端セクションを冷ますように構成されていることを特徴とする請求項1記載の物品。
【請求項3】
換気領域は、吸い口端セクションに巻かれた多孔性ラッパーを含むことを特徴とする請求項1または2記載の物品。
【請求項4】
多孔性ラッパーは、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の物品。
【請求項5】
換気領域は、少なくとも1つの穴を含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の物品。
【請求項6】
換気領域は、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を含むことを特徴とする請求項5記載の物品。
【請求項7】
吸い口端セクションは、吸い口端セクションの長さに沿って延びた少なくとも1つの流路を含むことを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の物品。
【請求項8】
吸い口端セクションは、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の流路を含むことを特徴とする請求項7記載の物品。
【請求項9】
複数の穴のそれぞれは、吸い口端セクションの対応する流路に位置合わせされていることを特徴とする請求項8に従属する場合、請求項6記載の物品。
【請求項10】
前記少なくとも1つの穴は、スロットであることを特徴とする請求項5乃至9いずれか1項記載の物品。
【請求項11】
前記少なくとも1つのスロットは、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成されていることを特徴とする請求項10記載の物品。
【請求項12】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションは、長手方向軸に沿って軸方向に位置合わせされ、各スロットは、吸い口端セクションに沿って軸方向に延びていることを特徴とする請求項11記載の物品。
【請求項13】
吸い口端セクションと管状部材は、多孔性ラッパーで接合されていることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項記載の物品。
【請求項14】
吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーは、換気領域の少なくとも1つの穴によって露出されていることを特徴とする請求項5に従属する場合、請求項13記載の物品。
【請求項15】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションは、ラッパーによって接合され、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーの一部は、ラッパーの裂け目によって露出していることを特徴とする請求項13に従属する場合、請求項1乃至14いずれか1項記載の物品。
【請求項16】
管状部材は換気領域を含み、この換気領域は、エアロゾル発生材から管状部材を介して流れるエアロゾルが換気領域を介して管状部材内に引き込まれる空気と混ざるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項記載の物品。
【請求項17】
吸い口端セクションは繊維材から形成されていることを特徴とする請求項1乃至16いずれか1項記載の物品。
【請求項18】
繊維材は、フィラメント状のトウであることを特徴とする請求項17記載の物品。
【請求項19】
フィラメント状のトウは、セルロースアセテートであることを特徴とする請求項18記載の物品。
【請求項20】
物品は管状部材と吸い口端セクションの間に位置するろ過セクションを含むことを特徴とする請求項1乃至19いずれか1項記載の物品。
【請求項21】
ろ過セクションは、繊維材から形成されていることを特徴とする請求項20記載の物品。
【請求項22】
繊維材は、フィラメント状のトウであることを特徴とする請求項21記載の物品。
【請求項23】
フィラメント状のトウは、セルロースアセテートであることを特徴とする請求項22記載の物品。
【請求項24】
非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、
請求項1乃至23いずれか1項記載の物品と、を含むシステム。
【請求項25】
エアロゾル発生材と吸い口端セクションを供することと、
エアロゾル発生材と吸い口端セクションの間に管状部材を配置することと、
吸い口端セクションに換気領域を設けることと、を含む非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項26】
吸い口端セクションがユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材によって発生させられたエアロゾルが管状部材および吸い口端セクションを介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域を介して吸い口端セクション内に引き込まれ、吸い口端セクションを冷ますように換気領域を構成することを含むことを特徴とする請求項25記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項27】
多孔性ラッパーに吸い口端セクションを包むことを含むことを特徴とする請求項25または26記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項28】
換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように多孔性ラッパーを構成することを含むことを特徴とする請求項27記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項29】
換気領域に少なくとも1つの穴を設けることを含むことを特徴とする請求項25乃至28いずれか1項記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項30】
吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を設けることを含むことを特徴とする請求項29記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項31】
吸い口端セクションの長さに沿って伸びた吸い口端セクションに少なくとも1つの流路を設けること含むことを特徴とする請求項25乃至30いずれか1項記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項32】
吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の流路を吸い口端セクションに設けることを含むことを特徴とする請求項31記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項33】
複数の穴のそれぞれを吸い口端セクションの対応する流路と位置合わせすることを含むことを特徴とする請求項32に従属する場合、請求項31記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項34】
少なくとも1つの穴をスロットとして設けることを含むことを特徴とする請求項29乃至33いずれか1項記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項35】
換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように少なくとも1つのスロットを構成することを含むことを特徴とする請求項34記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項36】
吸い口端セクションと管状部材を多孔性ラッパーで接合することを含むことを特徴とする請求項25乃至35いずれか1項記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項37】
吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーを換気領域の少なくとも1つの穴によって露出させることを含むことを特徴とする請求項29に従属する場合、請求項36記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項38】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションをラッパーによって接合することを含み、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーの一部は、ラッパーの裂け目によって露出させることを含むことを特徴とする請求項36に従属する場合、請求項25乃至36いずれか1項記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項39】
管状部材に換気領域を設けることを含み、この換気領域は、エアロゾル発生材から管状部材を介して流れるエアロゾルが換気領域を介して管状部材内に引き込まれる空気と混ざるように構成されていることを特徴とする請求項25乃至38いずれか1項記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下は非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品、非燃焼系エアロゾル供給システムおよび非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特定のタバコ産業製品は、ユーザーによる吸引によってエアロゾルを生成する。例えば、タバコ加熱装置は、タバコなどのエアロゾル発生材を加熱し、材料を燃やさずにエアロゾルを形成する。この種のタバコ産業製品は、ユーザーの口の中にエアロゾルが引き込まれる際に通過するマウスピースを含んでもよい。
【発明の概要】
【0003】
本発明の態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品が提供され、この物品は、エアロゾル発生材と、吸い口端セクションと、エアロゾル発生材と吸い口端セクションとの間に位置する管状部材と、吸い口端セクションにある換気領域とを含む。
【0004】
換気領域は、吸い口端セクションがユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材によって発生させられたエアロゾルが管状部材および吸い口端セクションを介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域を介して吸い口端セクション内に引き込まれ、吸い口端セクションを冷ますように構成してもよい。
【0005】
任意に換気領域は、吸い口端セクションに巻かれた多孔性ラッパーを含んでもよい。
【0006】
多孔性ラッパーは、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成してもよい。
【0007】
換気領域は、少なくとも1つの穴を含んでもよい。
【0008】
換気領域は、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を含んでもよい。
【0009】
任意に吸い口端セクションは、吸い口端セクションの長さに沿って延びた少なくとも1つの流路を含んでもよい。
【0010】
吸い口端セクションは、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の流路を含んでもよい。
【0011】
複数の穴のそれぞれは、吸い口端セクションの対応する流路に位置合わせされてもよい。
【0012】
その少なくとも1つの穴は、スロットであってもよい。
【0013】
その少なくとも1つのスロットは、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成してもよい。
【0014】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションは、長手方向軸に沿って軸方向に位置合わせされてもよく、各スロットは、吸い口端セクションに沿って軸方向に延びてもよい。
【0015】
任意に吸い口端セクションおよび管状部材は、多孔性ラッパーによって接合されてもよい。
【0016】
吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーは、換気領域の少なくとも1つの穴によって露出させてもよい。
【0017】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションは、ラッパーによって接合されてもよく、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーの一部は、ラッパーの裂け目によって露出させてもよい。
【0018】
管状部材は、換気領域を含んでもよく、この換気領域は、エアロゾル発生材から管状部材を介して流れるエアロゾルが換気領域を介して管状部材内に引き込まれる空気と混ざるように構成されている。
【0019】
吸い口端セクションは、繊維材から形成してもよい。
【0020】
繊維材は、フィラメント状のトウであってもよい。
【0021】
フィラメント状のトウは、セルロースアセテートであってもよい。
【0022】
本発明の物品は、管状部材と吸い口端セクションの間に位置するろ過セクションを含んでもよい。
【0023】
ろ過セクションは、繊維材から形成してもよい。
【0024】
繊維材は、フィラメント状のトウであってもよい。
【0025】
フィラメント状のトウは、セルロースアセテートであってもよい。
【0026】
本発明の別の態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、上記の物品とを含むシステムが提供される。
【0027】
本発明の別の態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法が提供され、この方法は、エアロゾル発生材および吸い口端セクションを供することと、エアロゾル発生材と吸い口端セクションの間に管状部材を配置することと、吸い口端セクションに換気領域を設けることとを含む。
【0028】
本発明の方法は、吸い口端セクションがユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材によって発生させられたエアロゾルが管状部材および吸い口端セクションを介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域を介して吸い口端セクション内に引き込まれ、吸い口端セクションを冷ますように換気領域を構成することを含んでもよい。
【0029】
任意に本発明の方法は、多孔性ラッパーに吸い口端セクションを包むことを含んでもよい。
【0030】
本発明の方法は、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように多孔性ラッパーを構成することを含んでもよい。
【0031】
本発明の方法は、換気領域に少なくとも1つの穴を設けることを含んでもよい。
【0032】
本発明の方法は、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を設けることを含んでもよい。
【0033】
本発明の方法は、吸い口端セクションの長さに沿って伸びた吸い口端セクションに少なくとも1つの流路を設けることを含んでもよい。
【0034】
本発明の方法は、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の流路を吸い口端セクションに設けることを含んでもよい。
【0035】
任意に本発明の方法は、複数の穴のそれぞれを吸い口端セクションの対応する流路と位置合わせすることを含んでもよい。
【0036】
本発明の方法は、少なくとも1つの穴をスロットとして設けることを含んでもよい。
【0037】
本発明の方法は、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように少なくとも1つのスロットを構成することを含んでもよい。
【0038】
本発明の方法は、吸い口端セクションと管状部材を多孔性ラッパーで接合することを含んでもよい。
【0039】
本発明の方法は、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーを換気領域の少なくとも1つの穴によって露出させることを含んでもよい。
【0040】
本発明の方法は、エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションをラッパーによって接合することを含んでもよく、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーの一部は、ラッパーの裂け目によって露出させる。
【0041】
本発明の方法は、管状部材に換気領域を設けることを含んでもよく、この換気領域は、エアロゾル発生材から管状部材を介して流れるエアロゾルが換気領域を介して管状部材内に引き込まれる空気と混ざるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0042】
本発明の実施態様を添付図面を参照してあくまで例示として説明する。
【
図2】本発明の別の実施態様による物品の側部断面図である。
【
図3】本発明の別の実施態様による物品の側部断面図である。
【
図4】本発明の別の態様による物品の側部断面図である。および
【
図5】本発明の実施態様による物品の製造方法の工程を示している。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本開示では非燃焼系エアロゾル供給システムは、ユーザーへの少なくとも1つの物質の送出を容易にするために、エアロゾル供給システム(またはその構成要素)の構成エアロゾル発生材を燃焼させないまたは燃やさないシステムである。
【0044】
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、電動非燃焼系エアロゾル供給システムであり、非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための非燃焼系エアロゾル供給デバイスは、ベイピングデバイスまたは電子ニコチン供給システム(END)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル発生材のニコチンの有無は要件ではないことに留意されたい。
【0045】
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、エアロゾル発生材加熱システムであり、非燃焼加熱システムとしても知られている。このようなシステムの一例は、タバコ加熱システムである。
【0046】
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、エアロゾル発生材の組合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、その1種以上の材料を加熱することができる。エアロゾル発生材のそれぞれは、例えば、固体、液体、またはゲルの形体であり、ニコチンを含んでも含まなくてもよい。一部の実施態様ではハイブリッドシステムは、液体またはゲルのエアロゾル発生材および固体のエアロゾル発生材を含む。固体エアロゾル発生材は、例えばタバコまたは非タバコ製品を含んでもよい。
【0047】
一部の実施態様では本開示は、エアロゾル発生材を含む消耗品に関する。消耗品は、本発明の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するように構成されている。これらの消耗品は、一般に本開示を通して物品と称する。
【0048】
一部の実施態様では本発明の非燃焼系エアロゾル供給システムの非燃焼系エアロゾル供給デバイスは、電源と、コントローラとを含んでもよい。動力源は、例えば電源または発熱動力源であってもよい。一部の実施態様では発熱動力源は、炭素基材を含み、これは動力を熱の形体で発熱動力源に近接したエアロゾル発生材または熱伝導材に分配するように励起される。
【0049】
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイスは、物品がデバイスとの使用のために挿入される開口部などの物品を収容する領域を含む。
【0050】
本発明の物品は、エアロゾル発生材を含む。エアロゾル発生材は、例えば加熱、照射または何らかの他の方法で励起された際にエアロゾルを発生することができる材料である。エアロゾル発生材は、例えば活性物質および/または風味剤を含んでも含まなくてもよい固体、液体またはゲルの形体であってもよい。一部の実施態様ではエアロゾル発生材は、「非晶質固体」を含んでもよく、これはこれとは別に「モノリシック固体」(即ち、非繊維性)とも言われる。一部の実施態様では非晶質固体は乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、その内部に液体などの流体を保持する固体材料である。一部の実施態様ではエアロゾル発生材は、約50wt%、60wt%または70wt%の非晶質固体から約90wt%、95wt%または100wt%の非晶質固体を含む。
【0051】
エアロゾル発生材は、1つ以上の活性物質および/または風味料、1つ以上のエアロゾル形成材および必要であれば1つ以上の他の機能材を含んでもよい。
【0052】
本明細書で図面において同等の特徴、物品または部材を示す場合には同じ参照番号が使用されている。
【0053】
図1は、本発明の実施態様による物品1を例示している。物品1は、物品の遠位端にロッド形状のエアロゾル発生材2と、反対または近位端に吸い口端セクション3とを含む。管状部材4がエアロゾル発生材2と吸い口端セクション3との間に位置している。エアロゾル発生材2、管状部材4および吸い口端セクション3は、物品1の長手方向軸に沿って長手方向に位置合わせされている。吸い口端セクション3は、繊維材から形成される。任意に繊維材は、セルロースアセテートなどのフィラメント状のトウである。物品1は、吸い口端セクション3と管状部材4の間に位置するろ過セクション(図示せず)をさらに含んでもよい。ろ過セクションは、繊維材から形成される。任意に繊維材は、セルロースアセテートなどのフィラメント状のトウである。
【0054】
エアロゾル発生材2は、グリセロールなどのエアロゾル形成材を含有してもよい。これとは別の例ではエアロゾル形成材は、ここで説明する別の材料またはその組合わせであってもよい。エアロゾル形成材は、エアロゾル発生材2から消費者への風味化合物などの化合物を移動させやすくすることによって物品1の知覚性能を向上させることがわかっている。しかしながら、非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品内のエアロゾル発生材にそのようなエアロゾル形成材を加えることで、エアロゾル発生材2が加熱によってエアロゾル化される際に、物品1によって送出されるエアロゾルの質量をエアロゾル化されたエアロゾル形成材が増加させるという問題がある。この増加した質量がそれが吸い口端セクション3を通過する際により高い温度を維持する。エアロゾル化したエアロゾル形成材が吸い口端セクション3を通過する際、エアロゾルが熱を吸い口端セクション3内に伝え、これが使用時に消費者の唇を接触する領域を含む吸い口端セクション3の外面を熱する。この吸い口端セクション3の温度および/またはエアロゾルの温度は、消費者が例えば従来の紙巻きタバコの喫煙時に慣れている温度よりかなり高くなり得る。したがって、吸い口端セクション3が通常の場合より温かくなるのを妨げるためにエアロゾルの温度を下げることが望まれている。
【0055】
本発明の実施態様では吸い口端セクション3は、空気が吸い口端セクション内に引き込まれる際に通過する換気領域5を含む。換気領域5を通過して吸い口端セクション3内に引き込まれる空気は、吸い口端セクション3の温度を冷まし、下げるように作用する。換気領域5は、吸い口端セクション3がユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材2によって発生させられたエアロゾルが管状部材4および吸い口端セクション3を介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域5を介して吸い口端セクション3内に引き込まれ、吸い口端セクション3を冷ますように構成してもよい。
【0056】
換気領域5は、吸い口端セクション3に巻かれる多孔性ラッパー6を含む。多孔性ラッパー6により空気が吸い口端セクション3に入ることができるようにして吸い口端セクション3を冷ます。物品1の使用中に多孔性ラッパーは、部分的にユーザーの唇で塞がれて換気領域5を通過して吸い口端セクション3に入る空気の量を調整するように構成されている。したがって、ユーザーの唇が物品1の近位端から吸い口端セクション3に沿って遠くに位置するほど、換気領域5の多孔性ラッパー6を介して吸い口端セクション3に入る空気を少なくすることができる。
【0057】
図1に示すように包まれた吸い口端セクション3および管状部材4は、多孔性プラグラッパーなどの多孔性ラッパー7によって接合されている。多孔性ラッパー7は、これらの部材を繋ぎ合わせ、換気領域5を介して吸い口端セクション3に空気が入るようにしている。エアロゾル発生材2がチッピング紙などのラッパー8によって包まれた管状部材4および吸い口端セクション3に接合されている。チッピング紙8は、管状部材4を覆い、エアロゾル発生材2の一部および吸い口端セクション3の一部上を延びている。したがって、多孔性ラッパー7は、物品1の近位端で露出し、換気領域5の多孔性ラッパー6を介して吸い口端セクション3に空気が入りやすくしている。
【0058】
これとは別にラッパー6、7は、通常の非多孔性ラッパーであってもよく、換気領域5は、空気が換気領域5を介して吸い口端セクション3に入れるようにラッパー6、7にミシン目パターンを含んでもよい。ミシン目パターンは、空気が吸い口端セクション3に入れるように構成された少なくとも1つの穴を含んでもよい。任意にミシン目パターンは、吸い口端セクション3の周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を含むことも可能である。その少なくとも1つの穴は、吸い口端セクション3の長さに沿った方向に延びたスロットにすることも可能である。スロットは、物品1の使用中、換気領域5を介して吸い口端セクション3に入る空気の量を調節するためにユーザーの唇によって一部が塞がれるように構成してもよい。したがって、ユーザーの唇が物品1の近位端から吸い口端セクション3に沿って遠くに位置するほど、換気領域5を介して吸い口端セクション3に入る空気を少なくすることができる。
【0059】
さらに管状部材4は、エアロゾル発生材2から管状部材4を流れるエアロゾルが換気領域9を介して管状部材4内に引き込まれる空気と混ざるように構成された換気領域9を含む。したがって、物品1を流れるエアロゾルは、吸い口端セクション3に入る前に換気領域9を介して管状部材4内に引き込まれる空気と混ざることによって最初に管状部材4内で冷やされる。これは吸い口端セクション3の温度を下げ、これはさらに換気領域5を介して吸い口端セクション3内に引き込まれる空気によって冷やされる。当然のことながら管状部材4は、換気領域9を含まなくてもよく、吸い口端セクション3の換気領域5は、吸い口端セクション3単独でも吸い口端セクション3を冷ますためには充分である。
【0060】
図2は、本発明の別の実施態様による物品1を例示している。ここではチッピング紙8が管状部材4および吸い口端セクション3を覆い、エアロゾル発生材の一部に亘って延び、換気領域5は、チッピング紙8にミシン目パターン10を含む。換気領域5は、空気が吸い口端セクション3に入れるように構成された少なくとも1つの穴を含む。任意に換気領域5は、吸い口端セクション3の周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を含む。これとは別にその少なくとも1つの穴は、スロットであってもよい。スロットの主要寸法は、吸い口端セクション3の長さに沿った方向に延び、スロットが換気領域5を介して吸い口端セクション3に入る空気の量を調節するために物品1の使用中にユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成されている。したがって、ユーザーの唇が物品1の近位端から吸い口端セクション3に沿って遠くに位置するほど、換気領域5の多孔性ラッパー6を介して吸い口端セクション3に入る空気を少なくすることができる。ミシン目パターン10は、多孔性ラッパー7を露出させるラッパー8の裂け目10であってもよい。したがって、多孔性ラッパー7は、物品1の近位端で露出し、換気領域5の多孔性ラッパー6を介して吸い口端セクション3に空気が入りやすくしている。
【0061】
これとは別にラッパー6、7は、通常の非多孔性ラッパーであってもよく、ラッパー8のミシン目パターンまたは裂け目10が同様にラッパー6、7を貫通して延びてもよい。
【0062】
上述のように物品は、管状部材4と吸い口端セクション3の間に位置するろ過セクションを含んでもよい。
【0063】
図3は、本発明の別の実施態様による物品1を例示している。ここではラッパー6、7および8は、通常の非多孔性ラッパーである。ラッパー8は、吸い口端セクションの全長に亘って延びているチッピング紙である。ラッパー6、7および8は、空気が換気領域5を介して吸い口端セクション3に入れるようにするためにミシン目パターン10で予め穿孔されている。ラッパー6、7および8は、ラッパー6、7および8にミシン目パターン10を付与するために電子穿孔されてもよい。これとは別にラッパー6および7は、多孔性であってもよく、ラッパー8だけは非多孔性でミシン目パターン10を含む。
【0064】
図4は、本発明の別の実施態様による物品1を例示している。吸い口端セクション3は、吸い口端セクション3の長さに沿って軸方向に延びた少なくとも1つの流路11を含む。任意に吸い口端セクション3は、吸い口端セクション3の周面で等しい間隔を空けて配されている複数の流路11を含む。換気領域5の複数の穴/スロットのそれぞれは、吸い口端セクション3の対応する流路11と位置合わせされている。物品1に沿って管状部材4を通って吸い口端セクション3内に流れるエアロゾルは、吸い口端セクション3の流路11に沿った経路を流れる。吸い口端セクション3の複数の流路11と複数の穴/スロットを位置合わせすることによって換気空気によるエアロゾルが良好に冷まされる。
【0065】
上述のように物品は、管状部材4と吸い口端セクション3の間に位置するろ過セクションを含んでもよい。
【0066】
図5は、本発明の実施態様による物品の製造方法の工程を例示している。本発明の方法は、エアロゾル発生材と吸い口端セクションを提供することを含む第1の工程S1を含む。第2の工程S2は、エアロゾル発生材と吸い口端セクションの間に管状部材を配置することを含む。第3の工程は、換気領域を吸い口端セクションに設けることを含む。
【0067】
本明細書に記載の種々の実施態様は、特許請求された特徴の理解と教示の単なる補助に提供されている。これらの実施態様は単なる代表的な具体例であり、包括的でも排他的でもない。当然だが、本開示の利点、実施形態、具体例、機能、特徴、構造、および/または他の側面は本開示を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するあるいは特許請求の範囲の均等物に限定すると考えるべきではなく、本開示の範囲および/または思想から乖離することなく他の実施形態を利用しても改変してもよいと考えるべきである。種々の実施形態は、開示された構成要素、成分、特徴、部品、工程、手段他の組合せを適切に備えても、これらで構成されても、基本的にこれらで構成されてもよい。また本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生材と、
吸い口端セクションと、
エアロゾル発生材と吸い口端セクションとの間に位置する管状部材と、
吸い口端セクションにある換気領域と、を含む非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品。
【請求項2】
換気領域は、吸い口端セクションがユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材によって発生させられたエアロゾルが管状部材および吸い口端セクションを介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域を介して吸い口端セクション内に引き込まれ、吸い口端セクションを冷ますように構成されていることを特徴とする請求項1記載の物品。
【請求項3】
換気領域は、吸い口端セクションに巻かれた多孔性ラッパーを含むことを特徴とする請求項2記載の物品。
【請求項4】
多孔性ラッパーは、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の物品。
【請求項5】
換気領域は、少なくとも1つの穴を含むことを特徴とする請求項
1記載の物品。
【請求項6】
換気領域は、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を含むことを特徴とする請求項5記載の物品。
【請求項7】
吸い口端セクションは、吸い口端セクションの長さに沿って延びた少なくとも1つの流路を含むことを特徴とする請求項
6記載の物品。
【請求項8】
吸い口端セクションは、吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の流路を含むことを特徴とする請求項7記載の物品。
【請求項9】
複数の穴のそれぞれは、吸い口端セクションの対応する流路に位置合わせされていることを特徴とする請求項
8記載の物品。
【請求項10】
前記少なくとも1つの穴は、スロットであることを特徴とする請求項
5記載の物品。
【請求項11】
前記少なくとも1つのスロットは、換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように構成されていることを特徴とする請求項10記載の物品。
【請求項12】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションは、長手方向軸に沿って軸方向に位置合わせされ、各スロットは、吸い口端セクションに沿って軸方向に延びていることを特徴とする請求項11記載の物品。
【請求項13】
吸い口端セクションと管状部材は、多孔性ラッパーで接合されていることを特徴とする請求項
5記載の物品。
【請求項14】
吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーは、換気領域の少なくとも1つの穴によって露出されていることを特徴とする請求項
13記載の物品。
【請求項15】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションは、ラッパーによって接合され、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーの一部は、ラッパーの裂け目によって露出していることを特徴とする請求項
14記載の物品。
【請求項16】
管状部材は換気領域を含み、この換気領域は、エアロゾル発生材から管状部材を介して流れるエアロゾルが換気領域を介して管状部材内に引き込まれる空気と混ざるように構成されていることを特徴とする請求項
1記載の物品。
【請求項17】
吸い口端セクションは繊維材から形成されていることを特徴とする請求項
1記載の物品。
【請求項18】
繊維材は、フィラメント状のトウであることを特徴とする請求項17記載の物品。
【請求項19】
フィラメント状のトウは、セルロースアセテートであることを特徴とする請求項18記載の物品。
【請求項20】
物品は管状部材と吸い口端セクションの間に位置するろ過セクションを含むことを特徴とする請求項
1記載の物品。
【請求項21】
ろ過セクションは、繊維材から形成されていることを特徴とする請求項20記載の物品。
【請求項22】
繊維材は、フィラメント状のトウであることを特徴とする請求項21記載の物品。
【請求項23】
フィラメント状のトウは、セルロースアセテートであることを特徴とする請求項22記載の物品。
【請求項24】
非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、
請求項1乃至23いずれか1項記載の物品と、を含むシステム。
【請求項25】
エアロゾル発生材と吸い口端セクションを供することと、
エアロゾル発生材と吸い口端セクションの間に管状部材を配置することと、
吸い口端セクションに換気領域を設けることと、を含む非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項26】
吸い口端セクションがユーザーの唇の間に入れられ、エアロゾル発生材によって発生させられたエアロゾルが管状部材および吸い口端セクションを介してユーザーの口内に引き込まれた際に空気が換気領域を介して吸い口端セクション内に引き込まれ、吸い口端セクションを冷ますように換気領域を構成することを含むことを特徴とする請求項25記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項27】
多孔性ラッパーに吸い口端セクションを包むことを含むことを特徴とする請求項25または26記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項28】
換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように多孔性ラッパーを構成することを含むことを特徴とする請求項27記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項29】
換気領域に少なくとも1つの穴を設けることを含むことを特徴とする請求項
25記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項30】
吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の穴を設けることを含むことを特徴とする請求項29記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項31】
吸い口端セクションの長さに沿って伸びた吸い口端セクションに少なくとも1つの流路を設けること含むことを特徴とする請求項
30記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項32】
吸い口端セクションの周面に等しい間隔を空けて配されている複数の流路を吸い口端セクションに設けることを含むことを特徴とする請求項31記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項33】
複数の穴のそれぞれを吸い口端セクションの対応する流路と位置合わせすることを含むことを特徴とする請求項
32記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項34】
少なくとも1つの穴をスロットとして設けることを含むことを特徴とする請求項
29記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項35】
換気領域を介して吸い口端セクションに入る空気の量を調節するために使用中、ユーザーの唇によって部分的に塞がれるように少なくとも1つのスロットを構成することを含むことを特徴とする請求項34記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項36】
吸い口端セクションと管状部材を多孔性ラッパーで接合することを含むことを特徴とする請求項
29記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項37】
吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーを換気領域の少なくとも1つの穴によって露出させることを含むことを特徴とする請求項
36記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項38】
エアロゾル発生材、管状部材および吸い口端セクションをラッパーによって接合することを含み、吸い口端セクションと管状部材を接合する多孔性ラッパーの一部は、ラッパーの裂け目によって露出させることを含むことを特徴とする請求項
36記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【請求項39】
管状部材に換気領域を設けることを含み、この換気領域は、エアロゾル発生材から管状部材を介して流れるエアロゾルが換気領域を介して管状部材内に引き込まれる空気と混ざるように構成されていることを特徴とする請求項
25記載の非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための物品の製造方法。
【国際調査報告】