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特表2024-528916構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け
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  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図1
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図2
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図3A
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図3B
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図4
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図5
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図6
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図7
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図8
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図9
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図10
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図11
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図12
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図13
  • 特表-構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け 図14
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付け
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/18 20090101AFI20240725BHJP
   H04W 72/115 20230101ALI20240725BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240725BHJP
【FI】
H04W52/18
H04W72/115
H04W72/23
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505417
(86)(22)【出願日】2022-07-12
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 US2022073652
(87)【国際公開番号】W WO2023015099
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】17/393,192
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン、イタオ
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シャオシャ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067JJ13
(57)【要約】
構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付けのための方法、システム、およびデバイスが説明される。いくつかの例では、ユーザ機器(UE)は、電力制御パラメータの第1および第2のセットにそれぞれ関連付けられた第1および第2のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットを示す第1の制御シグナリングを受信し得る。UEは、CG構成と、CG構成における送信のための第1および第2の電力制御パラメータとを示す第2の制御シグナリングを受信し得る。いくつかの例では、UEは、第1の制御シグナリング、第2の制御シグナリング、またはその両方における1つまたは複数のフィールドのための構成状態を決定し得る。UEは、構成状態に基づいてSRSリソースセットを選択し得、選択されたSRSリソースセットを使用してCG構成を用いて1つまたは複数のCGアップリンク送信を送信し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することと、
構成されたグラント構成を示す第2の制御シグナリングを受信することと、前記電力制御パラメータの第1のセットおよび前記電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、前記構成されたグラント構成に関連する、
前記第1の制御シグナリングまたは前記第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に少なくとも部分的に基づいて、無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することと、
前記構成状態に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することと、
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択された前記サウンディング基準信号リソースセットを使用して、前記構成されたグラント構成に関連する物理アップリンク共有チャネル上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドの前記構成状態を決定することは、前記1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていないと決定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられたものの1つまたは複数の第1のフィールドに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択することを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールドまたはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドのうちの一方または両方を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数のフィールドが前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連付けられることを示す第3の制御シグナリングを受信することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールド、またはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドの一方または両方を備え、ここにおいて、前記第1の制御シグナリングまたは前記第2の制御シグナリングの一方または両方は、前記第3の制御シグナリングを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドの前記構成状態を決定することは、前記1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていると決定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第1のフィールドが前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドのうちの前記1つまたは複数の第2のフィールドが前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することをさらに備え、ここにおいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットから前記サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、前記1つまたは複数の第1のフィールドが前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、前記1つまたは複数の第2のフィールドが前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することに少なくとも部分的に基づく、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、前記1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいて前記サウンディング基準信号リソースセットを選択することを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたは複数のアップリンク送信のための前記固定された順序に基づいて前記サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信のための前記第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択することと、マッピングタイプに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における1つまたは複数の第2のアップリンク送信のための前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットを選択することとを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記マッピングタイプは、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットおよび前記第2のサウンディング基準信号リソースセットのサイクリックマッピングを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記マッピングタイプは、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットおよび前記第2のサウンディング基準信号リソースセットの連続マッピングを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における前記第1のアップリンク送信が前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連することを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信することをさらに備え、ここにおいて、前記1つまたは複数のアップリンク送信を送信することは、前記第3の制御シグナリングに少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
事前構成されたマッピングオプションの前記固定されたセットは、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信、および前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信、および前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記1つまたは複数のアップリンク送信、あるいは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する前記1つまたは複数のアップリンク送信のうちの1つまたは複数を備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記構成されたグラント構成は、タイプ1の構成されたグラント物理アップリンク共有チャネル構成を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールド、プリコーディングおよびレイヤ数フィールド、またはパスロス参照インデックスフィールドのうちの1つまたは複数を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記無線リソース制御シグナリングは、前記第1の制御シグナリングまたは前記第2の制御シグナリングのうちの一方または両方を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記構成されたグラント構成を示す前記第2の制御シグナリングを受信することは、構成されたグラント物理アップリンク共有チャネル構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数のアップリンク送信は、コードブック物理アップリンク共有チャネル送信または非コードブック物理アップリンク共有チャネル送信を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、前記装置に、
電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することと、
構成されたグラント構成を示す第2の制御シグナリングを受信することと、前記電力制御パラメータの第1のセットおよび前記電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、前記構成されたグラント構成に関連する、
前記第1の制御シグナリングまたは前記第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に少なくとも部分的に基づいて、無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することと、
前記構成状態に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することと、
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択された前記サウンディング基準信号リソースセットを使用して、前記構成されたグラント構成に関連する物理アップリンク共有チャネル上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することと
を行なわせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項22】
前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドの前記構成状態を決定するための前記命令は、前記装置に、前記1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていないと決定させるために、前記プロセッサによって実行可能である、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記サウンディング基準信号リソースセットを選択するための前記命令は、前記装置に、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられたものの1つまたは複数の第1のフィールドに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択させるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記命令は、前記装置に、前記1つまたは複数のフィールドが前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連付けられることを示す第3の制御シグナリングを受信させるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドの前記構成状態を決定するための前記命令は、前記装置に、前記1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていると決定させるために、前記プロセッサによって実行可能である、請求項21に記載の装置。
【請求項26】
前記命令は、前記装置に、前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第1のフィールドが前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、前記無線リソース制御シグナリングにおける前記1つまたは複数のフィールドのうちの前記1つまたは複数の第2のフィールドが前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定させるために前記プロセッサによってさらに実行可能であり、ここにおいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットから前記サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、前記1つまたは複数の第1のフィールドが前記第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、前記1つまたは複数の第2のフィールドが前記第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することに少なくとも部分的に基づく、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記サウンディング基準信号リソースセットを選択するための前記命令は、前記装置に、前記1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいて前記サウンディング基準信号リソースセットを選択させるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記命令は、前記装置に、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットの1つを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信させるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項26に記載の装置。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信するための手段と、
構成されたグラント構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段と、前記電力制御パラメータの第1のセットおよび前記電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、前記構成されたグラント構成に関連する、
前記第1の制御シグナリングまたは前記第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に少なくとも部分的に基づいて、無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定するための手段と、
前記構成状態に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段と、
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択された前記サウンディング基準信号リソースセットを使用して、前記構成されたグラント構成に関連する物理アップリンク共有チャネル上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信するための手段と
を備える、装置。
【請求項30】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、
電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することと、
構成されたグラント構成を示す第2の制御シグナリングを受信することと、前記電力制御パラメータの第1のセットおよび前記電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、前記構成されたグラント構成に関連する、
前記第1の制御シグナリングまたは前記第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に少なくとも部分的に基づいて、無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することと、
前記構成状態に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することと、
前記第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは前記第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択された前記サウンディング基準信号リソースセットを使用して、前記構成されたグラント構成に関連する物理アップリンク共有チャネル上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することと
を行なうためにプロセッサによって実行可能である命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年8月3日に出願された「SOUNDING REFERENCE SIGNAL(SRS)RESOURCE INDICATOR(SRI)ASSOCIATION FOR CONFIGURED GRANT(CG)BASED TRANSMISSION AND RECEPTION POINT(TRP)PHYSICAL UPLINK SHARED CHANNEL(PUSCH)TRANSMISSION」と題するChenらによる米国特許出願第17/393,192号の優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
[0002] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE:user equipment)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局あるいは1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【0003】
[0003] いくつかの場合には、基地局は、CGアップリンク送信のためのCG構成を用いてUEを構成し得る。CG構成がタイプ1の構成グラントなどのタイプである場合、基地局は、CGアップリンク送信を構成することとアクティブ化することとの両方を行い得る無線リソース制御(RRC:radio resource control)シグナリングとしてCG構成を送信し得る。いくつかのCGシグナリングのための関連するダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングがないことがあるので、代わりに、サウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)リソースインジケータ(SRI)情報と、プリコーディング情報と、レイヤの量とが、RRCシグナリングにおけるRRCベースのパラメータによって与えられ得る。いくつかの場合には、UEは、RRCシグナリングにおいてそのようなRRCベースのパラメータを受信し得るが、SRI、プリコーディング情報、またはレイヤの量を効率的または効果的に解釈するように構成されないことがある。たとえば、UEは、2つ以上のSRSリソースセットを用いて構成され得、したがって、UEは、情報の中でも、SRIと、プリコーディング情報と、レイヤの量とを解釈するとき、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定することが困難であり得る。いくつかの場合には、基地局は、RRCベースのパラメータの複数のセット、たとえば、複数のSRIフィールドと、複数のプリコーディング情報フィールドと、レイヤの複数の量とに関連する複数のパラメータを用いてUEを構成し得る。そのような場合、SRSリソースセットとRRCベースのパラメータとの間の関連付けを決定するための複雑さは、単一のSRSリソースセットを有する場合と比較して増加し得る。さらに、2つ以上のSRSリソースセットを用いて構成された場合、UEは、SRSリソースセットとアップリンク送信(uplink transmission)との間のマッピングを決定することが困難であり得る。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 本開示のシステム、方法、およびデバイスは、各々いくつかの発明的態様を有し、それらのうちの単一の態様が、本明細書に開示される望ましい属性に単独で関与するとは限らない。
【0005】
[0005] 本開示で記載される主題の1つの発明的態様は、ワイヤレス通信(wireless communication)のための方法において実装され得る。本方法は、電力制御パラメータ(power control parameter)の第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットと電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のSRSリソースセットとを示す第1の制御シグナリング(control signaling)を受信することと、構成グラント(CG:configured grant)構成(configuration)を示す第2の制御シグナリングを受信することと、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットはアップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方に基づいて無線リソース制御(RRC)シグナリングにおける1つまたは複数のフィールド(field)の各々の構成状態(configuration status)を決定することと、構成状態に基づいて第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットからSRSリソースセットを選択することと、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットから選択されたSRSリソースセットを使用してCG構成に関連する物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することとを含む。
【0006】
[0006] 本開示で説明される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための装置において実装され得る。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含む。命令は、装置に、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のSRSリソースセットと電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のSRSリソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することと、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することと、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットはアップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方に基づいてRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することと、構成状態に基づいて第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットからSRSリソースセットを選択することと、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットから選択されたSRSリソースセットを使用してCG構成に関連するPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することとを行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0007】
[0007] 本開示で説明される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための装置において実装され得る。本装置は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のSRSリソースセットと電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のSRSリソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信するための手段と、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段と、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットはアップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方に基づいてRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定するための手段と、構成状態に基づいて第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットからSRSリソースセットを選択するための手段と、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットから選択されたSRSリソースセットを使用してCG構成に関連するPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信するための手段とを含む。
【0008】
[0008] 本開示で説明される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体において実装され得る。コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のSRSリソースセットと電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のSRSリソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することと、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することと、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットはアップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方に基づいてRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することと、構成状態に基づいて第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットからSRSリソースセットを選択することと、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットから選択されたSRSリソースセットを使用してCG構成に関連するPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することとを行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含む。
【0009】
[0009] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの構成状態を決定することは、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されないことがあると決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0010】
[0010] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、SRSリソースセットを選択することは、第1のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数の第1のフィールドに基づいて第1のSRSリソースセットを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のフィールドは、SRSリソースインジケータフィールド、またはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドの一方または両方を含む。
【0012】
[0012] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のフィールドが第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットのうちの一方に関連付けられ得ることを示す第3の制御シグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
[0013] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のフィールドは、SRSリソースインジケータフィールド、またはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドの一方または両方を含み、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方は、第3の制御シグナリングを含む。
【0014】
[0014] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの構成状態を決定することは、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されることがあると決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0015】
[0015] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第1のフィールドが第1のSRSリソースセットに関連し得ると決定し、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが第2のSRSリソースセットに関連し得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットからSRSリソースセットを選択することは、1つまたは複数の第1のフィールドが第1のSRSリソースセットに関連し得ると決定し、1つまたは複数の第2のフィールドが第2のSRSリソースセットに関連し得ると決定することに基づき得る。
【0016】
[0016] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、SRSリソースセットを選択することは、1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序(fixed order)に基づいてSRSリソースセットを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0017】
[0017] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいてSRSリソースセットを選択することは、マッピングタイプ(mapping type)に基づいて、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信のための第1のSRSリソースセットを選択し、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における1つまたは複数の第2のアップリンク送信のための第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットを選択するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0018】
[0018] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、マッピングタイプは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットとのサイクリックマッピング(cyclic mapping)を含む。
【0019】
[0019] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、マッピングタイプは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットとのシーケンシャルマッピングを含む。
【0020】
[0020] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信が第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットのうちの一方に関連し得ることを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、1つまたは複数のアップリンク送信を送信することは、第3の制御シグナリングに基づき得る。
【0021】
[0021] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0022】
[0022] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、第1のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信および第2のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、第2のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信および第1のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、第1のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信、あるいは第2のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信のうちの1つまたは複数を含む。
【0023】
[0023] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、CG構成はタイプ1のCG PUSCH構成を含む。
【0024】
[0024] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドは、SRSリソースインジケータフィールド、プリコーディングおよびレイヤ数フィールド、またはパスロス参照インデックスフィールドのうちの1つまたは複数を含む。
【0025】
[0025] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、RRCシグナリングは、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方を含む。
【0026】
[0026] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することは、CG PUSCH構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0027】
[0027] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のアップリンク送信は、コードブックPUSCH送信または非コードブックPUSCH送信を含む。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】[0028] 本開示の態様による、構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付けをサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。
図2】本開示の態様による、構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付けをサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。
図3A】本開示の態様による、構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付けをサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。
図3B】本開示の態様による、構成グラント(CG)ベースの送信および受信ポイント(TRP)物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのサウンディング基準信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)関連付けをサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。
図4】[0029] 本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするプロセスフローの一例を示す図。
図3】[0030] 本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするプロセスフローの一例を示す図。
図4】[0031] 本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするデバイスのブロック図。
図5】本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするデバイスのブロック図。
図6】[0032] 本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする通信マネージャのブロック図。
図7】[0033] 本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするデバイスを含むシステムの図。
図8】[0034] 本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法を示すフローチャート。
図9】本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法を示すフローチャート。
図10】本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法を示すフローチャート。
図11】本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法を示すフローチャート。
図12】本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0029】
[0035] いくつかのワイヤレス通信システムでは、基地局は、1つまたは複数のアップリンク送信(たとえば、CGアップリンク送信)を送信することに関連する情報をユーザ機器(UE)に与える構成グラント(CG)構成を用いてUEを構成し得る。たとえば、基地局は、UEがCGアップリンク送信を送信するために参照するかまたはさもなければ使用するCG構成を含む無線リソース制御(RRC)信号をUEに送信し得る。CGアップリンク送信の送信をサポートするために、基地局は、UEがCGアップリンク送信を送信するために使用し得る2つ以上のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットをUEに与え得る。SRSリソースセットは、1つまたは複数のSRSリソースを含み得、1つまたは複数のSRSリソースは、異なるビームに関連付けられたそれぞれの空間領域フィルタに対応する。UEは、CGアップリンク送信を送信するためにそのようなビームを使用し得る。いくつかの例では、CG構成は、タイプ1のCGに関連付けられ得る。タイプ2のCG(基地局が、最初に、SRSリソースセットを含むRRC信号を送信し、次いで、後に、SRSリソースセットをアクティブ化するDCIシグナリングを送信する)とは対照的に、タイプ1のCGの場合、基地局は、SRSリソースセットをアクティブ化するDCI信号中に別様に提供される情報を含むRRCシグナリングを送信するので、タイプ2のCGの場合のように、DCIシグナリングを送信する必要はない。たとえば、基地局は、タイプ1のCG構成を含むRRC信号をUEへ送信し得、ここで、基地局は、RRCフィールドの第1セット(たとえば、srs-ResourceIndicatorフィールドおよびprecodingAndNumberOfLayersフィールド)内に、SRSリソースインジケータ(SRI)と、プリコーディング情報と、ランクとを含み得る。
【0030】
[0036] 複数の送信および受信ポイント(TRP)構成の場合、基地局は、タイプ1のCG構成内にRRCフィールドの第2のセットを含み、たとえば、基地局が異なるTRPにおいて異なるアップリンク送信を受信し得るように、第1のTRPにCGアップリンク送信を送信するためのRRCフィールドの第1のセット、第2のTRPにCGアップリンク送信を送信するためのRRCフィールドの第2のセットなどを用いてUEを構成し得る。しかしながら、いくつかの場合には、UEは、RRCフィールドの第1のセット、RRCフィールドの第2のセットなどを解釈する際にどのSRSリソースセットを使用すべきかを決定することが困難であり得るか、または決定するように構成されないことがある。すなわち、RRCフィールドの第1のセット、RRCフィールドの第2のセットなどに含まれる情報をCGアップリンク送信に適用するためにUEのためにどのSRSリソースセットを使用すべきかは、UEにとってあいまいであり得る。したがって、(たとえば、srs-ResourceIndicatorパラメータなどの、RRCフィールドの第1のセット内の)第1のパラメータを解釈するとき、UEは、第1のSRSリソースセットを使用すべきか、または第2のSRSリソースセットを使用すべきかを決定する際に困難であり得る。さらに、(たとえば、precodingAndNumberOfLayersパラメータなどのRRCフィールドの第1のセット内の)第2のパラメータを解釈することは、SRSポートの量と選択されたSRSリソースとに依存し得、したがって、UEは、第1のSRSリソースセットを使用すべきか、または第2のSRSリソースセットを使用すべきかを決定する際に困難であり得る。
【0031】
[0037] 様々な態様は、概して、UEが、基地局から受信されたCG構成における1つまたは複数のRRCフィールドを解釈するためにどのSRSリソースセットを使用すべきかを決定することに関する。基地局は、タイプ1のCG構成を含む、1つまたは複数のRRCフィールド(たとえば、RRCフィールドの第1のセットおよびRRCフィールドの第2のセット)の各々の構成状態による、RRCシグナリングをUEに送信し得る。たとえば、基地局は、電力制御パラメータの第1のセット(たとえば、ターゲット電力スペクトル密度、部分電力制御インジケータ、閉ループインデックス)に関連する第1のSRSリソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のSRSリソースセットとを用いてUEを構成し得、基地局は、そうでなければ、CG構成のRRCフィールドの第2のセットに含まれる情報をUEに与えることを控え得る。すなわち、RRCフィールドの第2のセットは、構成されないことがある。たとえば、基地局は、基地局がCG構成のRRCフィールドの第2のセット内に情報を含むことを控え得るように、単一のTRP(sTRP)構成を使用し得る。すなわち、基地局は、UEがCGアップリンク送信を送信するために使用し得る情報をRRCフィールドの第2のセットに欠いたままにし得る。代替的に、基地局は、CG構成中にRRCフィールドの第2のセットを含むことを完全に控え得る。基地局は、同様に、そうでなければ、RRCフィールドの第3のセット、RRCフィールドの第4のセットなどに含まれる情報をUEに与えることを控え得る。したがって、UEは、RRCフィールドの第1のセットを識別し得、RRCフィールドの第1のセットを第1のSRSリソースセットに関連付け得る。たとえば、第1のSRSリソースセットは、第2のSRSリソースセットのSRSリソースセットインジケータ(ID)と比較して、より低いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセットであり、UEは、RRCフィールドの第1のセットを、より低いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセットに関連付ける。いくつかの他の例では、基地局は、どのSRSリソースセットがRRCフィールドの第1のセットに関連するかを示し得る表示(明示的表示または暗黙的表示)を、CG構成を含むRRCシグナリング内に含み得る。言い換えれば、基地局は、RRCフィールドの第1のセットを解釈する際に第1のSRSリソースセットを使用すべきか、または第2のSRSリソースセットを使用すべきかをUEに示す、RRCシグナリング内の追加のフィールドなどの追加の表示を含み得る。
【0032】
[0038] いくつかの他の例では、基地局は、複数のSRSリソースセットを用いてUEを構成し、基地局は、RRCフィールドの第2のセットに関連する情報をUEに与える。すなわち、RRCフィールドの第2のセットは、構成されることがある。いくつかのそのような例では、基地局は、基地局がCG構成内にRRCフィールドの第2のセットを含むように、複数のTRP(mTRP)構成を使用し得る。そのような例では、UEがSRSリソースセットをRRCフィールドのそれぞれのセットに明示的に関連付けるように構成されないことがある他の異なる例とは対照的に、UEは、第1のSRSリソースセットがRRCフィールドの第1のセットに対応することと、第2のSRSリソースセットがRRCフィールドの第2のセットに対応することとを決定し得る。UEがRRCフィールドの第1のセットとRRCフィールドの第2のセットとの両方を用いて構成される例では、UEは、アップリンク送信とSRSリソースセットとの間のマッピングを使用するように構成され得る。たとえば、UEは、CGアップリンク送信の固定された順序とSRSリソースセットとの間のマッピングを使用するように構成され得る。すなわち、UEは、第1のSRSリソースセットと電力制御パラメータの第1のセットとを使用して、第1のCGアップリンク送信を送信し得、RRC構成されたマッピングタイプ、たとえば、サイクリックマッピング、連続マッピング(sequential mapping)、または任意の他のマッピングタイプであり得る、マッピングタイプに対応する異なるSRSリソースセットを使用して、残りのCGアップリンク送信を送信し得る。別の例として、UEは、CGアップリンク送信を送信することに関連付けられたSRSリソースセット順序を示す制御情報を受信し得る。たとえば、基地局は、第1のCGアップリンク送信が第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットに関連付けられるかどうかを示す、追加のRRCフィールドを(たとえば、CG構成を含むRRC信号内で)送信し得る。代替的に、基地局は、CG設定を含むRRC信号とは異なるRRCメッセージ内で、SRSリソースセット順序を示す制御情報を送信し得る。また別の例として、UEは、UEによって使用されるべき限られた量(たとえば、4つ)の可能なマッピング構成(たとえば、動的切替えの可能性)のうちの1つを示すRRCメッセージを受信し得る。すなわち、基地局は、UEによって使用されるべきである、UEにおいて事前構成された限られた量の可能なマッピング構成のうちの1つの明示的表示をUEに動的に送信し得る。
【0033】
[0039] 本開示において説明される主題の特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。SRSリソースセットと、対応するRRCフィールドとの間の関連付けを決定するようにUEを構成することによって、本開示の態様は、5GネットワークなどのワイヤレスネットワークにおけるCGアップリンク送信の効率を改善し得る。たとえば、基地局は、2つのSRSリソースセットを用いてUEを構成し得、UEは、SRSリソースセットをRRCパラメータに関連付けるようにUEが基地局によって構成されないことがある他の異なる技法と比較して、特定のSRSリソースセットを、CGアップリンク送信に関連付けられたそれぞれのRRCパラメータに、より効率的に関連付け得る。UEは、RRCパラメータを解釈するために、また、SRSリソースセットを使用し、RRCパラメータを参照して、CGアップリンク送信を基地局に送信するために、基地局からのRRCシグナリングに従って、特定のSRSリソースセットまたはそれらの組合せを使用し得る。いくつかの実装形態では、UEは、1つまたは複数の干渉条件、TRP構成、構成されたビーム、電力モード、または任意の他のチャネル変更条件に基づいて、CGアップリンク送信をさらに送信し得る。したがって、そのような技法を実行するように構成されたUEは、CGアップリンク送信に関連するRRCパラメータを解釈する際のあいまいさを緩和し得る。さらに、そのような技法を使用するUEは、決定されたマッピングパターン、可能なマッピング構成(たとえば、動的切替えの可能性)、またはその両方をCGアップリンク送信に送信し、基地局におけるCGアップリンク送信のより効率的で効果的な受信を生じ得る。
【0034】
[0040] 本開示の態様は、最初にワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。本開示の態様はまた、プロセスフローのコンテキストで説明される。本開示の態様は、CGベースのTRP物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのSRI関連付けに関係する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照しながら説明される。
【0035】
[0041] 図1は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0036】
[0042] 基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105とUE115とは、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115と基地局105とが1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105とUE115とが1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。
【0037】
[0043] UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、異なる時間に固定、もしくは移動、またはその両方であり得る。UE115は、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が図1に示されている。本明細書で説明されるUE115は、図1に示されているように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB:integrated access and backhaul)ノード、または他のネットワーク機器)など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0038】
[0044] 基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、もしくは互いに通信するか、またはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかでバックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、もしくは他のインターフェースを介して)互いに通信するか、またはその両方で通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。
【0039】
[0045] 本明細書に記載された基地局105のうちの1つまたは複数は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(それらのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の適切な用語を含むことがあるか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0040】
[0046] UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、これにおいて、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、他の例の中でも特に、器具、車両、またはメーターなどの様々な物体中で実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。
【0041】
[0047] 本明細書で説明されるUE115は、図1に示されているように、時々リレーとして働き得る他のUE115、ならびに、例の中でも、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、またはリレー基地局を含む基地局105およびネットワーク機器など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0042】
[0048] UE115と基地局105とは、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域(たとえば、帯域幅部分(BWP))の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、捕捉シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアの動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用してUE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用される場合がある。
【0043】
[0049] いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を協調させる捕捉シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、初期の捕捉および接続がキャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作され得るか、または、キャリアは、(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用して接続がアンカリングされる非スタンドアロンモードで動作され得る。
【0044】
[0050] ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードで)ダウンリンクもしくはアップリンク通信を搬送し得るか、または(たとえば、TDDモードで)ダウンリンクおよびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0045】
[0051] キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するために構成され得る。
【0046】
[0052] キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル持続時間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、これにおいて、シンボル持続時間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなる場合がある。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。
【0047】
[0053] キャリアについて1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされ得、これにおいて、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は複数のBWPで構成される場合がある。いくつかの例では、キャリアについての単一のBWPは、所与の時間にアクティブであり得、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブBWPに制限され得る。
【0048】
[0054] 基地局105またはUE115についての時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング持続時間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、これにおいて、Δfmaxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Nfは、サポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までにわたる)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0049】
[0055] 各フレームは、複数の連続的に番号を付けられたサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間ドメインにおいて)サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル持続時間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル持続時間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割される場合がある。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル持続時間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング持続時間を含んでいることがある。シンボル持続時間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存する場合がある。
【0050】
[0056] サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間ドメインにおける)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル持続時間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択され得る。
【0051】
[0057] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルについての制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて1つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連付けられたいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照し得る。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0052】
[0058] 各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、または他のもの)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々なファクタに応じて、より小さいエリア(たとえば、構造、構造のサブセット)からより大きいエリアまでにわたり得る。たとえば、セルは、例の中でも、建築物、建築物のサブセット、または地理的カバレージエリア110間のもしくはそれらと重複する外部空間であるか、またはそれらを含み得る。
【0053】
[0059] マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供し得るか、または、スモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅またはオフィス中のユーザに関連付けられたUE115)に制限付きアクセスを提供し得る。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をもサポートし得る。
【0054】
[0060] いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0055】
[0061] いくつかの例では、基地局105は可動であり、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複する場合があるが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされる場合がある。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされる場合がある。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。
【0056】
[0062] ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整列される場合がある。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有する場合があり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整列されない場合がある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
【0057】
[0063] いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信および受信を同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行される場合がある。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していない場合に電力節約ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限定された帯域幅上で動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内、キャリアの保護帯域内、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成される場合がある。
【0058】
[0064] ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低レイテンシ通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低遅延通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成される場合がある。UE115は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先順位付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用アプリケーションに使用され得る。超高信頼、低遅延、ミッションクリティカル、および超高信頼低遅延という用語は、本明細書で互換的に使用される場合がある。
【0059】
[0065] いくつかの例では、UE115は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信用のリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は基地局105の関与なしにUE115の間で実行される。
【0060】
[0066] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供することができる。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためにIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含む場合がある。
【0061】
[0067] 基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得るアクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含む場合がある。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、またはTRPと呼ばれることがある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0062】
[0068] ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境的な特徴によってブロックまたはリダイレクトされる場合があるが、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するには十分に構造物を透過することができる。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの高周波(HF)部分または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0063】
[0069] ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域において動作するか、またはミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの例では、これは、デバイス内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、より短い距離になり得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制当局によって異なり得る。
【0064】
[0070] ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域内で動作する場合、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用することができる。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0065】
[0071] 基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル中に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔などのアンテナアセンブリにおいてコロケートされる場合がある。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション内に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートすることができる。
【0066】
[0072] 基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を利用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増大させるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信される場合がある。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信される場合がある。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0067】
[0073] 空間フィルタ処理、方向性送信、または方向性受信と呼ばれることもある、ビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を整形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0068】
[0074] 基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向に複数回送信され得る。たとえば、基地局105は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。様々なビーム方向における送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0069】
[0075] 特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向において送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、異なる方向において基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、最高信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でUE115が受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0070】
[0076] いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実施され得、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向についてのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告し得、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するための、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0071】
[0077] 受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、様々な信号を基地局105から受信するときに複数の受信構成(たとえば、方向性リスニング)を試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる方向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、または受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信する場合)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対ノイズ比(SNR)、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0072】
[0078] ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータ収束プロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションとリアセンブリとを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度ハンドリングと、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技術、誤り訂正技術、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理レイヤでは、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0073】
[0079] UE115と基地局105とは、データが正常に受信される尤度を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される尤度を増大させるための1つの技術である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線条件(たとえば、低い信号対ノイズ条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートし得、これにおいて、デバイスは、特定のスロット中の前のシンボル中で受信されたデータについて、そのスロット中でHARQフィードバックを提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中でまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供し得る。
【0074】
[0080] いくつかの場合には、基地局105は、CGアップリンク送信のためのCG構成を用いてUE115を構成し得る。たとえば、基地局105は、CGアップリンク送信を構成およびアクティブ化するRRCシグナリングを使用して、タイプ1のCGなどのCGのタイプを示すCG構成を送信し得る。CGアップリンク送信をサポートするために、基地局105は、UE115が基地局105にアップリンク情報を送信する場合に参照し得る1つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUE115を構成し得る。いくつかの場合には、UE115は、基地局105によって構成されたRRCパラメータを解釈する際にどのSRSリソースセットを使用すべきかを決定することが困難であり得る(たとえば、決定するように構成されないことがある)。すなわち、CGアップリンク送信に関係するRRCパラメータ(たとえば、第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの第1のパラメータ)を1つまたは複数のアップリンク送信に適用する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかは、UE115にとってあいまいであり得る。たとえば、srs-ResourceIndicatorパラメータを解釈する際に、第1のSRSリソースセットを使用すべきか、または第2のSRSリソースセットを使用すべきかは、UEにとってあいまいであり得る。同様に、precodingAndNumberOfLayersパラメータなどの第2のパラメータの場合、そのようなパラメータの解釈は、SRSポートの量と、選択されたSRSリソースとに依存し得るので、UEは、使用すべきSRSリソースセットを決定する際に困難を有し得る。さらに、基地局105がmTRP構成を使用し得る場合、基地局105は、RRCパラメータの第2セットまたはRRCフィールドの第2セット(たとえば、第2のsrs-ResourceIndicatorフィールドなどの第2フィールドと、第2のprecodingAndNumberOfLayers fieldなどの第2フィールドと)を送信し得る。したがって、UE115は、そのようなRRCシグナリングを解釈する際に増大された困難を経験し得る。
【0075】
[0081] いくつかの例では、UE115は、CG構成を解釈する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定するように構成され得る。たとえば、基地局105は、2つのSRSリソースセットなどの、複数のSRSリソースセットを用いてUE115を構成し得、基地局105は、RRCフィールドの第2のセットを構成することを控え得る。たとえば、基地局105は、基地局105がRRCフィールドの第2のセットを用いてUE115を構成することを控え得るように、sTRP構成または任意の他の構成を使用し得る。そのような例では、UE115は、RRCフィールドの第1のセットを第1のSRSリソースセットに関連付け得る。追加または代替として、いくつかの例では、基地局105は、どのSRSリソースセットがRRCフィールドの第1のセットに関連付けられ得るかを示し得る明示的表示をCG構成内に含み得る。
【0076】
[0082] 他の例では、基地局105は、2つのSRSリソースセットを用いてUE115を構成し得、基地局105は、RRCフィールドの第2のセットを構成し得る。たとえば、基地局105は、基地局105がRRCフィールドの第2のセットを用いてUE115を構成し得るように、mTRP構成または任意の他の構成を使用し得る。そのような例では、UE115は、第1のSRSリソースセットがRRCフィールドの第1のセットに対応すると決定し、第2のSRSリソースセットがRRCフィールドの第2のセットに対応すると決定し得る。UE115がRRCフィールドの第1のセットとRRCフィールドの第2のセットとの両方を用いて構成され得る例では、UE115は、アップリンク送信とSRSリソースセットとの間の決定されたマッピングを使用するように構成され得る。
【0077】
[0083] 図2は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装するか、またはそれを実現するように実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、図1への参照を含む、対応するデバイスの例であり得る、UE115-aと基地局105-aとの間の通信を示し得る。基地局105-aは、基地局105-aにおけるそれぞれのTRP240に向けられ得る複数のビーム230を使用する複数のCGアップリンク送信のためのCG構成205を用いてUE115-aを構成し得る。いくつかの例では、UE115-aは、各CGアップリンク送信をSRSリソースセット235に関連付け得る。したがって、UE115-aは、正しいSRSリソースセット235またはSRSリソースセット235の順序を使用してCGアップリンク送信を送信するために、本明細書で説明される技法に従い得る。
【0078】
[0084] ワイヤレス通信システム200では、基地局105-aは、CGアップリンク送信のためのCG構成205を用いてUE115-aを構成し得る。いくつかの例では、基地局105-aは、ダウンリンク210を介して基地局105-aによって送られるものとして示されるRRCシグナリングなどの、RRCシグナリングを介してUE115-aにCG構成205を送信し得る。基地局105-aは、CG構成205を介して、CGアップリンク送信が(アップリンクCGタイプ1と等価的に呼ばれることがある)タイプ1のCGに関連するのか、または(アップリンクCGタイプ2と等価的に呼ばれることがある)タイプ2のCGに関連するのかを示し得る。たとえば、基地局105-aは、タイプ1のCGまたはタイプ2のCGのいずれかを示し得るCG構成205を送信し得る。CG構成205がタイプ1のCGを示す場合、基地局105-aは、RRCシグナリングを介してUE115-aにおいてアップリンク送信パラメータを構成することに加えて、RRCシグナリングを介してCGアップリンク送信のためのグラントをアクティブ化または非アクティブ化し得る。タイプ1のCGの場合、基地局105-aはまた、RRCシグナリングを介してCG構成205を非アクティブ化し得る。
【0079】
[0085] CG構成205がタイプ1のCGを示す場合、CG構成205は、UE115-aがCGアップリンク送信のために使用し得る1つまたは複数の送信パラメータをUE115-aに構成するか、示すか、またはさもなければ提供し得る。たとえば、基地局105-aは、ConfiguredGrantConfigパラメータまたはrrc-ConfiguredUplinkGrantパラメータの一方または両方を含むかまたは示すCG構成205をUE115-aに送信し得る。
【0080】
[0086] いくつかの場合には、基地局105-aは、CG構成205を介してCGアップリンク送信に対応する様々な送信パラメータを構成し得る。いくつかの例では、構成された送信電力制御パラメータは、ターゲット電力スペクトル密度に対応する値(たとえば、P0値)、CGアップリンク送信のための部分電力制御を有効にすべきか無効にすべきかを示す値(たとえば、アルファ値)、閉ループインデックス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。したがって、基地局105-aは、(たとえば、ConfiguredGrantConfigメッセージなどのRRCシグナリングを介して)CG構成205におけるCGアップリンク送信に対応する電力制御パラメータを構成し得る。たとえば、ConfiguredGrantConfigメッセージは、P0値とアルファ値とを構成し得るp0-PUSCH-Alphaフィールドを含み得、CGアップリンク送信のための閉ループインデックス値を構成し得るpowerControlLoopToUseフィールドも含み得る。さらに、CG構成205は、特定の持続時間(たとえば、スロット、スパン、シンボル、送信時間間隔(TTI))にわたってアップリンク送信(たとえば、アップリンク215に示されているTx)をシグナリングするようにUE115-aをスケジューリングし得る、オフセット220、持続時間225、または任意の他のパラメータのうちの1つまたは複数を示し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200では、UE115-aは、3つのスロットにわたるTTIを用いて構成され得る。すなわち、TTIの持続時間225は、3つのスロットであり得る。さらに、そのような例では、UE115-aは、1つのスロットのオフセット220を用いて構成され得る。したがって、UE115-aは、構成されたTTIの第2のスロットを介してアップリンク情報(たとえば、CGアップリンク送信)を送信するように構成され得る。
【0081】
[0087] いくつかの場合には、UE115-aはまた、CG構成205を介して基地局105-aから、パスロス基準信号(PL-RS)の構成を受信し得る。CG構成205がタイプ1のCGを示す場合、基地局105-aは、rrc-ConfiguredUplinkGrantパラメータにおけるpathlossReferenceIndexフィールドを介して初期送信を構成し得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、PL-RS構成を示すSRIフィールドを含み得るスケジューリングDCIメッセージを介して、UE115-aからのCGアップリンク送信の再送信を要求し得る。
【0082】
[0088] UE115-aは、「コードブック」ベースの送信または「非コードブック」ベースの送信に従ってCGアップリンク送信を送信するように構成され得る。したがって、UE115-aは、それぞれコードブックまたは非コードブックに設定された使用とともにSRSリソースセット235を使用するように構成され得る。SRSリソースセット235がコードブックに設定された使用を有する場合、UE115-aは、SRSリソース制限を用いて構成され得る。たとえば、UE115-aは、たとえば、SRSリソースセット235内の限られた量の4つのSRSリソースなどの、ある量のSRSリソースを用いて構成され得る。そのような例では、各SRSリソースは、(たとえば、パラメータ:nrofSRS-Portsによって示される)ポートの量を用いて(たとえば、基地局105-aからのRRCシグナリングを介して)RRC構成され得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、アップリンク再送信をスケジューリングするDCIメッセージなどの、アップリンクDCIメッセージ内で、SRSリソースセット235からの単一のSRSリソースを示し得る。そのような場合、示されたSRSリソースのために構成されたポートの量は、CGアップリンク送信のためのアンテナポートの量を示し得る。さらに、UE115-aは、基地局105-aによって示されたSRSリソースと同じ空間領域フィルタ(たとえば、同じビーム230)を使用してPUSCH(たとえば、CGアップリンク送信)を送信し得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、PUSCH(たとえば、CGアップリンク送信)のためのランクとプリコーダとをUE115-aに示し得る。たとえば、基地局105-aは、SRIフィールドとは異なるDCIフィールド(たとえば、プリコーディング情報およびレイヤの量のためのフィールド)内で、スケジューリングされたCGアップリンク送信のためのレイヤの量および送信されたプリコーディング行列インジケータ(TPMI)を送信し得る。
【0083】
[0089] SRSリソースセット235が非コードブックに設定された使用を有する場合、UE115-aは、SRSリソース制限を用いて構成され得る。たとえば、UE115-aは、たとえば、限られた量の4つのSRSリソースなどの、ある量のSRSリソースを使用するように構成され得る。そのような例では、各SRSリソースは、単一のそれぞれのポートに関連付けられ得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、アップリンクDCIメッセージ(たとえば、再送信スケジューリングDCIメッセージ)内で、SRSリソースセット235からの1つまたは複数のSRSリソースを示し得る。そのようなDCIにおいて示されるSRSリソースの量は、スケジューリングDCIメッセージが関連付けられ得るPUSCHのランクを示し得る。たとえば、PUSCHスケジューリングDCIメッセージ内で示されるSRSリソースの量は、UE115-aに、そのようなDCIによってスケジューリングされたCGアップリンク送信を送信する場合にUE115-aが使用し得る送信レイヤの量を示し得る。さらに、PUSCH(たとえば、CGアップリンク送信)は、基地局105-aによって示された1つまたは複数のSRSリソースに関連する、同じプリコーダ、空間領域フィルタ(たとえば、ビーム230)、および任意の他の送信パラメータとともに送信され得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、(たとえば、CSI-RSに関連するRRCパラメータを使用して)非ゼロ電力(NZP)CSI-RSリソースをもつSRSリソースセット235を用いてUE115-aを構成し得る。そのような場合、UE115-aは、関連するNZP CSI-RSリソースを測定することに基づいて、SRSリソースセット235内のSRSリソースのために使用されるプリコーダを決定(たとえば、計算)し得る。
【0084】
[0090] いくつかの例では、基地局105-aが、複数のTRP240または複数のパネルにおいてUE115-aからCGアップリンク送信を受信することは有利であり得る。たとえば、複数のTRP240または複数のパネルにおいてUE115-aからCGアップリンク送信を受信した結果として、UE115-aおよび基地局105-aは、CGアップリンク送信のためのより大きいロバストネスと信頼性とをサポートし得る。たとえば、基地局105-aにおける第1のTRP240-aが物体(例の中でも、木、移動している車、建物など)を介してブロックされた場合、または第1のTRP240-aが干渉(他のUE115からのシグナリングからの干渉または自己干渉など)を経験した場合、基地局105-aは、第2のTRP240-bにおいてアップリンク送信を復号し、基地局105-aにおけるアップリンク受信信頼性を増加させ得る。いくつかの例では、TRP240-bは、2次基地局105に位置し得、UE115-aは、複数の基地局105にCGアップリンク送信を送信し得る。言い換えれば、TRP240-aおよびTRP240-bは、本開示の範囲を超えることなく、同じ(またはほぼ同じ)物理的ロケーションに位置し得るか、または異なる物理的ロケーションに位置し得る。
【0085】
[0091] 追加または代替として、UE115-aは、繰返しでCGアップリンク送信を送信し得る。いくつかの例では、UE115-aは、タイプAの繰返しまたはタイプBの繰返しなどの、CGアップリンク送信を送信するためにUE115-aが使用し得る繰返しのタイプを示すシグナリングを(基地局105-aから、たとえば、RRCシグナリングまたはDCIを介して)受信し得る。UE115-aがタイプAの繰返しを示すシグナリングを受信する例では、UE115-aは、同じトランスポートブロックに対応する異なるCGアップリンク送信機会にわたって送信し得、異なるCGアップリンク送信機会は、異なるスロット内にあり得る。UE115-aがタイプBの繰返しを示すシグナリングを受信する例では、UE115-aは、同じトランスポートブロックに対応する異なるCGアップリンク送信機会を送信し得、異なるCGアップリンク送信機会は、(シンボルサイズまたは持続時間がスロットよりも小さくなり得る)異なるミニスロット内にあり得る。
【0086】
[0092] 基地局105-aは、RRCシグナリングを介して、またはDCIを介して(たとえば、DCIメッセージの一部である時間領域リソース割当て(TDRA)フィールドを介して)動的に、CGアップリンク送信のための繰返しの量を構成し得る。いくつかの場合には、UE115-aは、同じビーム230を使用してCGアップリンク送信の繰返しを送信し得る。たとえば、UE115-aは、ビーム230-aを使用してCGアップリンク送信の繰返しを送信し得、基地局105-aは、単一のTRP240においてビーム230-aを使用して送られたCGアップリンク送信の繰返しを受信し得る(または、いくつかの例では、複数のTRP240において単一のビーム送信を受信することを試み得る)。UE115-aが同じビーム230を介してCGアップリンク送信の繰返しを送信するそのような例では、UE115-aは、送信電力制御パラメータの同じセットを使用してCGアップリンク送信の繰返しを送信し得る。
【0087】
[0093] いくつかの他の場合には、基地局105-aが異なるTRP240、異なるパネル、または異なるアンテナにおいて異なるアップリンク繰返しを受信することを意図する場合、基地局105-aは、(ビーム230-aおよびビーム230-bなどの)複数のビーム230と電力制御パラメータの複数のセットとを使用するようにUE115-aを構成し得る。たとえば、CGアップリンク送信の繰返しは、複数(たとえば、2つ)のSRSリソースセット235に属することがあるか、またはそれに関連付けられることがあり、各SRSリソースセット235は、ビーム230と電力制御パラメータのセットとに関連付けられることがある。言い換えれば、CGアップリンク送信のスケジューリングまたは構成された繰返しは、繰返しの2つの別個のセットに区分され得、繰返しの2つのセットは、(繰返しの各セットが異なるSRSリソースセット235に、したがって、異なるビーム230および電力制御パラメータの異なるセットに対応するように)2つのSRSリソースセット235に対応し得る。本明細書で説明されるように、SRSリソースセット235-aは、ビーム230aと電力制御パラメータの第1のセットとに関連付けられ得、SRSリソースセット235-bは、ビーム230-bと電力制御パラメータの第2のセットとに関連付けられ得る。いくつかの例では、繰返しの2つのセットと2つのSRSリソースセット235との間の対応の結果として、基地局105-aは、DCIメッセージ(たとえば、タイプ1のCGのための再送信スケジューリングDCI)内の2つの対応するSRIフィールドによって、繰返しの2つのセットのための2つのビーム230もしくは電力制御パラメータの2つのセット、またはその両方を示し得る。
【0088】
[0094] いくつかの展開では、たとえば、UE115-aおよび基地局105-aは、単一のTRP(sTRP)動作と複数のTRP(mTRP)動作との間の動的切替えをサポートし得、UE115-aおよび基地局105-aは、動的切替えのために、繰返しの2つのセットと2つのSRSリソースセット235との間の対応を活用し得る。そのような展開では、基地局105-aは、PUSCH送信のsTRPベースの受信とPUSCH送信のmTRPベースの受信との間で交替し得、それは、sTRP動作のために1つのSRSリソースセット235を使用し、mTRP動作のために2つのSRSリソースセット235を使用するようにUE115-aに示すことを含み得る。PUSCH送信のためのsTRP動作とmTRP動作との間のそのような動的切替えを達成するために、基地局105-aは、PUSCH送信の異なる繰返しのためにどのSRSリソースセット235と電力制御パラメータの対応するセットとを使用すべきかを示す動的切替えのためのビットフィールドを含むDCIメッセージをUE115-aに送信し得る。
【0089】
[0095] たとえば、動的切替えのためのビットフィールドは、2ビットのサイズを有し得、PUSCH送信のための(たとえば、PUSCH送信の繰返しの2つのセットのための)4つの構成のうちの1つを示し得る。動的切替えのためのビットフィールドが値「00」を有する場合、UE115-aは、(たとえば、PUSCH送信の繰返しごとに)PUSCH送信のために、電力制御パラメータの第1のセットとビーム230-aとに関連するSRSリソースセット235-aを使用し得る。UE115-aがPUSCH送信の繰返しのために電力制御パラメータの第1のセットとビーム230-aとを使用するそのような例では、基地局105-aは、(TRP240-aなどの)1つのTRP240を介してPUSCH送信の繰返しを受信し得る。代替的に、動的切替えのためのビットフィールドが値「01」を有する場合、UE115-aは、(たとえば、PUSCH送信の繰返しごとに)PUSCH送信のために、制御パラメータの第2のセットとビーム230-bとに関連するSRSリソースセット235-bを使用し得る。UE115-aがPUSCH送信の繰返しのために電力制御パラメータの第2のセットとビーム230-bとを使用するそのような例では、基地局105-aは、(TRP240-bなどの)1つのTRP240を介してPUSCH送信の繰返しを受信し得る。
【0090】
[0096] 代替的に、動的切替えのためのビットフィールドが値「10」を有する場合、UE115-aは、第1の順序パターンに従ってPUSCH送信の繰返しのためにSRSリソースセット235-aとSRSリソースセット235-bとの間で交替し得る。たとえば、UE115-aは、PUSCH送信の第1の1つまたは複数のインスタンスのために電力制御パラメータの第1のセットとビーム230-aとを使用し得、PUSCH送信の第2の1つまたは複数のインスタンスのために電力制御パラメータの第2のセットとビーム230-bとを使用し得る。そのような例では、基地局105-aは、TRP240-aを介してPUSCH送信の繰返しの第1の1つまたは複数のインスタンスを受信し得、TRP240-bを介してPUSCH送信の繰返しの第2の1つまたは複数のインスタンスを受信し得る。代替的に、動的切替えのためのビットフィールドが値「11」を有する場合、UE115-aは、第2の順序パターンに従ってSRSリソースセット235-aとSRSリソースセット235-bとの間で交替し得る。たとえば、UE115-aは、PUSCH送信の第1の1つまたは複数のインスタンスのために電力制御パラメータの第2のセットとビーム230-bとを使用し得、PUSCH送信の第2の1つまたは複数のインスタンスのために電力制御パラメータの第1のセットとビーム230-aとを使用し得る。そのような例では、基地局105-aは、TRP240-bを介してPUSCH送信の繰返しの第1の1つまたは複数のインスタンスを受信し得、TRP240-aを介してPUSCH送信の繰返しの第2の1つまたは複数のインスタンスを受信し得る。そのような順序パターンおよび送信マッピングは、図3を参照してより詳細に説明される。
【0091】
[0097] CGアップリンク送信に対する(たとえば、CG-PUSCH送信への)2つのビーム230と電力制御パラメータの2つのセットとを用いたPUSCH繰返しの拡張をサポートするために、基地局105-aは、RRCシグナリングを介してUE115-aのための電力制御パラメータの第2のセットをさらに構成し得る。言い換えれば、基地局105-aは、RRCシグナリングを介して、(両方ともSRSリソースセット235-aに関連し得る)ビーム230-aのための電力制御パラメータの第1のセットと、(両方ともSRSリソースセット235-bに関連し得る)ビーム230-bのための電力制御パラメータの第2のセットとを用いてUE115-aを構成し得る。たとえば、基地局105-aは、rrc-ConfiguredUplinkGrantパラメータ中に、第2のpathlossReferenceIndexパラメータと、第2のsrs-ResourceIndicatorパラメータと、第2のprecodingAndNumberOfLayersパラメータとを含み得、ConfiguredGrantConfigパラメータ中に、第2のp0-PUSCH-Alphaパラメータと第2のpowerControlLoopToUseパラメータとを含み得る。
【0092】
[0098] タイプ1のCGの場合、基地局105aは、RRCシグナリングを介したUE115aからのCGアップリンク送信のために、SRSリソースセット235を構成およびアクティブ化し得る。たとえば、CG構成205は、1つまたは複数の上回るSRSリソースセット235およびそれと関連付けられた送信パラメータ(たとえば、電力制御パラメータのセット)を用いてUE115aを構成することがあり、CG構成205はまた、CGアップリンク送信のためのそのようなSRSリソースセット235の使用をアクティブ化し得る。そのような例では、基地局105aは、SRSリソースセット235をアクティブ化するDCIメッセージを送信することを控え得る。
【0093】
[0099] いくつかの例では、基地局105-aは、1つまたは複数のRRCパラメータを使用して、(たとえば、DCIメッセージ内の)SRIフィールド内で場合によっては示される情報を与え得る。たとえば、基地局105-aは、例の中でも、(SRIのための)srs-ResourceIndicatorパラメータおよび(プレコーディング情報およびランクのための)precodingAndNumberOfLayersパラメータなどのRRCパラメータを使用して、SRI、プレコーディング情報、またはランクを送信し得る。
【0094】
[0100] しかしながら、いくつかの場合には、UE115-aは、RRCパラメータを解釈する場合、どのSRSリソースセット235を使用すべきかを決定することが困難であり得る。すなわち、CGアップリンク送信関連のRRCパラメータを1つまたは複数のアップリンク送信に適用する場合、どのSRSリソースセット235を使用すべきかを決定することは困難であり得る。たとえば、srs-ResourceIndicatorパラメータを解釈する際、第1のSRSリソースセット235-aを使用すべきかまたは第2のSRSリソースセット235-bを使用すべきかは、UE115-aにとってあいまいであり得る。同様に、precodingAndNumberOfLayersパラメータの場合、そのようなパラメータの解釈は、SRSポートの量と、選択されたSRSリソースとに依存し得るので、UE115-aは、使用すべきSRSリソースセット235を決定する際に困難を有し得る。
【0095】
[0101] いくつかの例では、UE115-aは、CG構成205を解釈する場合、どのSRSリソースセット235を使用すべきかを決定するように構成され得る。たとえば、基地局105-aは、(たとえば、コードブックおよび非コードブックのPUSCH送信のための)2つのSRSリソースセット235を用いてUE115-aを構成し得、いくつかの例では、基地局105-aは、RRCシグナリング中で第2のフィールドを構成することを控え得る。たとえば、基地局105-aは、sTRP構成、または基地局105-aがrrc-ConfiguredUplinkGrantフィールド内の第2のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第2のprecodingAndNumberOfLayersフィールドとを用いてUE115-aを構成することを控え得る任意の他の構成を使用し得る。そのような例では、UE115-aは、第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第1のprecodingAndNumberOfLayersフィールドとを第1のSRSリソースセット235-aに関連付け得る。そのような例では、第1のSRSリソースセット235-aは、より低いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセット235であり得る。追加または代替として、基地局105-aは、どのSRSリソースセット235が第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第1のprecodingAndNumberOfLayersフィールドとに関連付けられ得るかを示し得るフィールドをrrc-ConfiguredUplinkGrantフィールド内に含み得る。言い換えれば、基地局105-aは、RRCシグナリング(たとえば、第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第1のprecodingAndNumberOfLayersフィールド)とを解釈する場合に第1のSRSリソースセット235-aまたは第2のSRSリソースセット235-bを使用すべきかどうかをUE115-aに示す追加のフィールドをRRCシグナリング内に含み得る。別の例では、基地局105-aは、(たとえば、コードブックおよび非コードブックのPUSCH送信のための)2つのSRSリソースセット235を用いてUE115-aを構成し得、いくつかの例では、基地局105-aは、RRCシグナリング中で第2のフィールドを構成し得る。たとえば、基地局105-aは、mTRP構成、または基地局105-aがrrc-ConfiguredUplinkGrantフィールド内の第2のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第2のprecodingAndNumberOfLayersフィールドとを用いてUE115-aを構成し得る任意の他の構成を使用し得る。そのような例では、UE115-aは、第1のSRSリソースセット235-aが第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第1のprecodingAndNumberOfLayersフィールドとに対応し、第2のSRSリソースセット235-bが第2のsrs-ResourceIndicatorフィールドと第2のprecodingAndNumberOfLayersフィールドとに対応すると決定し得る。
【0096】
[0102] UE115-aが、第1のsrs-ResourceIndicatorおよびprecodingAndNumberOfLayersパラメータと、第2のsrs-ResourceIndicatorおよびprecodingAndNumberOfLayersパラメータとの両方を用いて構成され得る場合、UE115-aは、アップリンク繰返しを基地局105-aに送信する際に、アップリンク送信とSRSリソースセット235との間の特定のマッピングを使用するように構成され得る。たとえば、UE115-aは、アップリンク繰返しの固定された順序に従って構成され得る。すなわち、UE115-aは、第1のSRSリソースセット235-aを使用して第1のアップリンク繰返しを送信し得、RRC構成されたマッピングタイプ、たとえば、サイクリックマッピング(たとえば、1212)、連続マッピング(たとえば、1122)、または任意の他のマッピングタイプに従って残りのアップリンク繰返しを送信し得る。別の例では、UE115-aは、アップリンク繰返しを送信することに関連するSRSリソースセット235の順序を示し得る(たとえば、rrc-ConfiguredUplinkGrant中の)RRC構成を受信し得る。たとえば、基地局105-aは、時間における第1のアップリンク繰返しが第1のSRSリソースセット235-aに関連し得るのか、または第2のSRSリソースセット235-bに関連し得るのかを示す追加のRRC構成(たとえば、追加のフィールド)を送信し得る。また別の例では、UE115-aは、4つの可能なマッピング構成(たとえば、図3Bを参照しながら説明される動的切替えの可能性)のうちの1つを示すRRCメッセージを受信し得る。すなわち、基地局105-aは、4つのマッピング構成のうちの1つを示す追加のRRC構成をUE115-aに送信し得る。
【0097】
[0103] 本技法を用いてUE115を構成することは、そのようなUE115が、CGアップリンク送信関連のRRCパラメータを解釈する場合、どのSRSリソースセット235を使用すべきかを決定することを可能にし得る。RRCパラメータを解釈する場合にどのSRSリソースセット235を使用すべきかをデバイスが決定することを可能にすることは、通信デバイス間の同期を向上させ、システムレイテンシを低減し、電力消費を減少させ得る。
【0098】
[0104] 図3Aは、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするワイヤレス通信システム300の一例を示す。ワイヤレス通信システム300は、ワイヤレス通信システム100およびワイヤレス通信システム200の態様を実装するか、または実現するように実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム300は、図1および図2への参照を含む、対応するデバイスの例であり得る、UE115-bと基地局105-bとの間の通信を示し得る。基地局105-bは、基地局105-bにおいて複数のTRP340にアップリンクデータを送信する、対応する電力制御パラメータ335をもつ複数のビーム330を使用する複数のCGアップリンク送信325のためのCG構成305-aを用いてUE115-bを構成し得る。いくつかの例では、図2を参照しながら説明されたCG構成205の一例であり得るCG構成305-aは、UE115-bが使用すべき1つまたは複数のSRSリソースセット構成を示し得る。したがって、UE115-bは、それぞれのCGアップリンク送信325を送信する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定するための技法に従い得る。
【0099】
[0105] ワイヤレス通信システム300の例では、UE115-bは、CGアップリンク送信325の4つの繰返しなどの繰返しを送信し得、制御パラメータの第1のセット335-aと第1のビーム330-aとに対応する第1のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325をTRP340-aに送信することと、制御パラメータの第2のセット335-bと第2のビーム330-bとに対応する第2のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325をTRP340-bに送信することとを交替し得る。
【0100】
[0106] いくつかの例では、CG構成305-aメッセージはまた、サイクリックビームマッピングパターン310または連続ビームマッピングパターン315などの、CGアップリンク送信325のためのビームマッピングパターンを示し得、UE115-bは、ビームマッピングパターンに従ってCGアップリンク送信を送信し得る。そのような例では、UE115-bは、RRCシグナリングを介してビームマッピングを受信し得る。CG構成305-aがサイクリックビームマッピングパターン310を示す例では、UE115-bは、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットとの間で交替し得る。言い換えれば、UE115-bは、各CGアップリンク送信325機会の後に、第1のSRSリソースセットと第2のSRSリソースセットとの間で交替し得る。たとえば、UE115-bは、第1のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325-aとCGアップリンク送信325-cとをTRP340-aに送信し得、第2のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325-bとCGアップリンク送信325-dとをTRP340-bに送信し得る。
【0101】
[0107] CG構成305-aが連続ビームマッピングパターン315を示す例では、UE115-bは、第1のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325の第1の半分などの何らかの第1の量を連続的に送信し得、第2のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325の第2の半分などの何らかの第2の量を送信するように切り替わり得る。いくつかの実装形態では、第1の量は、第2の量と同じであり得る(たとえば、各々はCGアップリンク送信325の半分であり得、CGアップリンク送信325のための繰返しの量は偶数の量であり得る)。いくつかの他の実装形態では、第1の量は、第2の量とは異なり得る(たとえば、第1の量は、第2の量と比較して、より多い量またはより少ない量のCGアップリンク送信325であり得る)。たとえば、UE115-bは、第1のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325-eとCGアップリンク送信325-fとをTRP340-aに送信し得、第2のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325-gとCGアップリンク送信325-hとをTRP340-bに送信し得る。
【0102】
[0108] いくつかの場合には、UE115-bは、CG構成305-a中に含まれるRRCパラメータを解釈する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定することが困難であり得る。たとえば、srs-ResourceIndicatorパラメータなどのパラメータを解釈する際に、第1のSRSリソースセットを使用すべきかまたは第2のSRSリソースセットを使用すべきかは、UE115-bにとってあいまいであり得る。同様に、precodingAndNumberOfLayersパラメータなどの別のパラメータの場合、そのようなパラメータの解釈は、SRSポートの量と、選択されたSRSリソースとに依存し得るので、UE115-bは、使用すべきSRSリソースセットを決定する際に困難を有し得る。さらに、第2のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第2のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの他のパラメータを用いて基地局105-bがUE115-bを構成する場合(たとえば、基地局105-bがmTRP構成を使用する場合)、困難さが増大する可能性がある。
【0103】
[0109] いくつかの例では、UE115-bは、CG構成305-aとCG構成305-aに従った適切なマッピングパターンとを解釈する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定するために、本明細書で説明される技法を使用し得る。たとえば、基地局105-bは、第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの第1のパラメータを用いてUE115-bを構成するが、第2のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第2のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの第2のパラメータを用いてUE115-bを構成することを控え得る。そのような例では、UE115-bは、第1のSRSリソースセット(たとえば、最も低いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセット)を第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータに関連付け得、それとともにそのようなパラメータを解釈し得る。他の例では、基地局105-bは、どのSRSリソースセットを第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの1つまたは複数のパラメータに関連付けるかを示すフィールドなどの表示をRRCシグナリング内に追加し得る。すなわち、基地局105-bは、第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの1つまたは複数のパラメータを解釈する場合にUE115-bが使用し得る第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセット(たとえば、より高いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセット)を示す(たとえば、指す)RRC表示(たとえば、他のRRCシグナリングとともに)または追加のRRC構成(たとえば、CG構成305-aのrrc-ConfiguredUplinkGrantフィールド内で)を送信し得る。さらに、様々な例では、UE115-bは、サイクリックビームマッピングパターン310、連続ビームマッピングパターン315、またはUE115-bにおいて定義された(たとえば、UE115-bにおいて事前構成された)もしくは基地局105-bによってシグナリングされた任意の他のマッピングパターン、あるいはそれらの任意の組合せを用いてCGアップリンク送信325を送信し得る。
【0104】
[0110] いくつかの例では、基地局105-bは、第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータ、第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータ、第2のsrs-ResourceIndicatorパラメータ、および第2のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの複数のパラメータを用いてUE115-bを構成し得る。そのような例では、UE115-bは、第1のSRSリソースセット(たとえば、比較的低いSRSリソースセットIDをもつリソースセット)を、第1のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第1のprecodingAndNumberOfLayersパラメータなどの1つまたは複数のパラメータに関連付け得、(たとえば、より高いSRSリソースセットIDをもつ)第2のSRSリソースセットを、第2のsrs-ResourceIndicatorパラメータおよび第2のprecodingAndNumberOfLayers パラメータなどの1つまたは複数のパラメータに関連付け得る。いくつかの例では、UE115-bは、固定された繰返し順序で構成され得る。たとえば、UE115-bは、第1のSRSリソースセットを使用して第1のCGアップリンク送信325を送信し得、UE115-bは、サイクリックビームマッピングパターン310または連続ビームマッピングパターン315などの固定されたビームマッピングタイプに従って残りの(たとえば、3つの)CGアップリンク送信を送信し得る。追加または代替として、基地局105-bは、PUSCH繰返しの特定の順序を示す追加のRRC構成をCG構成305-aに追加し得る。言い換えれば、基地局105-bは、第1のPUSCH繰返しがどのSRSリソースセットに対応し得るかを示す(たとえば、rrc-ConfiguredUplinkGrant内の)追加のフィールドとともにCG構成305-aを送信し得る。たとえば、基地局105-bは、UE115-bが第2のSRSリソースセットを使用して第1のCGアップリンク送信325を送信し得ることを示し得る。UE115-bは、次いで、サイクリックビームマッピングパターン310、連続ビームマッピングパターン315、または任意の他のマッピングパターンに従って、残りのCGアップリンク送信325を送信し得る。
【0105】
[0111] 図3Bは、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするワイヤレス通信システム301の一例を示す。ワイヤレス通信システム301は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、またはワイヤレス通信システム300の態様を実装するか、または実現するように実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム301は、図1図2、および図3Aへの参照を含む、対応するデバイスの例であり得る、UE115-cと基地局105-cとの間の通信を示し得る。基地局105-cは、基地局105-cにおいて複数のTRP340にアップリンクデータを送信する、対応する電力制御パラメータ335をもつ複数のビーム330を使用する複数のCGアップリンク送信325のためのCG構成305-cを用いてUE115-cを構成し得る。いくつかの例では、図3Aを参照しながら説明されたCG構成305-aの一例であり得るCG構成305-bは、UE115-cが使用すべき1つまたは複数のSRSリソースセット構成を示し得る。したがって、UE115-cは、それぞれのCGアップリンク送信325を送信する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定するための技法に従い得る。
【0106】
[0112] ワイヤレス通信システム301の例では、UE115-cは、CGアップリンク送信325の4つの繰返しなどの繰返しを送信し得、制御パラメータの第1のセット335-cと第1のビーム330-cとに対応する第1のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325をTRP340-cに送信することと、制御パラメータの第2のセット335-dと第2のビーム330-dとに対応する第2のSRSリソースセットを使用してCGアップリンク送信325をTRP340-dに送信することとを交替し得る。
【0107】
[0113] いくつかの例では、基地局105-cは、各CGアップリンク送信325を送信する際にどのSRSリソースセットを使用すべきかを決定するためにUE115-cが使用し得る、限られた量の、たとえば4つの動的切替え可能性345を用いてUE115-cを構成し得る。そのような動的切替えの可能性345をUE115-cに通知するために、基地局105-cは、潜在的な限られた量の動的切替えの可能性345のうちの1つ(たとえば、4つの動的切替えの可能性345のうちの1つ)を示す(たとえば、rrc-ConfiguredUplinkGrant内の)追加のフィールドとともにCG構成305-bを送信し得る。
【0108】
[0114] たとえば、UE115-cは、4つの動的切替え可能性345を用いて構成され得、各動的切替え可能性345は、(たとえば、電力制御パラメータ335に関連するSRSリソースセットを使用して)連続的に1つまたは複数のTRP340に1つまたは複数のCGアップリンク送信325を送信するようにUE115-cに命令するそれぞれの送信パターンに関連し得る。いくつかの例では、基地局105-cは、2ビットフィールドなどのフィールドを用いて、4つの潜在的な動的切替えの可能性345のうちの1つを示し得る。すなわち、基地局105-cは、追加のフィールド内で、4つの潜在的な動的切替え可能性345のうちの1つに対応する2ビットを送信し得る。各動的切替え可能性345は、特定の送信パターンに対応し得る。たとえば、基地局105-cは、UE115-cが動的切替え可能性345-aを使用し得ることを示し得る「10」の値を有する追加のフィールドとともにCG構成305-bを送信し得る。したがって、UE115-cは、CGアップリンク送信325-iおよびCGアップリンク送信325-kのために電力制御パラメータ335-cを使用し得、CGアップリンク送信325-iとCGアップリンク送信325-kとをTRP340-cに向けて送信し得る。そのような態様では、UE115-cは、CGアップリンク送信325-jおよびCGアップリンク送信325-lのために電力制御パラメータ335-dを使用し得、CGアップリンク送信325-jとCGアップリンク送信325-lとをTRP340-dに向けて送信し得る。いくつかの例では、基地局105-cは、UE115-cが動的切替え可能性345-bを使用し得ることを示し得る「11」の値を有する追加のフィールドとともにCG構成305-dを送信し得る。したがって、UE115-cは、CGアップリンク送信325-mおよびCGアップリンク送信325-oのために電力制御パラメータ335-dを使用し得、CGアップリンク送信325-mとCGアップリンク送信325-oとをTRP340-dに向けて送信し得る。そのような例では、UE115-cは、CGアップリンク送信325-nおよびCGアップリンク送信325-pのために電力制御パラメータ335-cを使用し得、CGアップリンク送信325-nとCGアップリンク送信325-pとをTRP340-cに向けて送信し得る。いくつかの実装形態では、基地局105-cは、UE115-cが動的切替え可能性345-cを使用し得ることを示し得る「01」の値を有する追加のフィールドとともにCG構成305-bを送信し得る。したがって、UE115-cは、電力制御パラメータ335-dを使用して、CGアップリンク送信325-qと、CGアップリンク送信325-rと、CGアップリンク送信325-sと、CGアップリンク送信325-tとをTRP340-bに向けて送信し得る。言い換えれば、UE115-cは、電力制御パラメータ335-dおよび関連するSRSリソースセットのみを使用して、TRP340-bに向けてCGアップリンク送信を送信し得る。いくつかの例では、基地局105-cは、UE115-cが電力制御パラメータ335-cを使用し得、TRP340-aに向けてCGアップリンク送信325を送信し得ることを示し得る、「00」の値を有する追加のフィールドをもつCG構成305-bを送信し得る。
【0109】
[0115] 任意のCG構成305は、SRSリソースセットをそれぞれのCGアップリンク送信325にマッピングする任意のパターンを含み得ることが理解され得る。さらに、UE115は、任意の量のCGアップリンク送信325を用いて構成され得、動的切替え可能性345は、任意のSRSリソースセットマッピング順序に対応し得、動的切替え可能性345は、任意の量のTRP340に関連付けられ得、追加のフィールドは、任意の量のビットを含み得る。
【0110】
[0116] 図4は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするプロセスフロー400の一例を示す。プロセスフロー400の動作は、オプションの中でも、UEなどのワイヤレスデバイスによって実装され得る。たとえば、プロセスフロー400の動作は、図1図3Bを参照しながら説明されるように、UEによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、他のデバイスと通信する場合、複数のSRSリソースセットを使用するように構成され得る。したがって、UEは、例の中でも、RRC構成を解釈する場合にどのSRSリソースセットを使用すべきかを決定する際、アップリンク送信マッピング(たとえば、CGアップリンク送信)を決定する際に、プロセスフロー400を使用するか、またはさもなければ参照し得る。いくつかのステップが異なる順序で実行されるか、またはまったく実行されない、以下の代替例が実装され得る。加えて、いくつかのステップは、以下で言及されない追加の特徴を含み得る。
【0111】
[0117] 405において、UEは、第1の制御シグナリングを受信し得る。いくつかの例では、第1の制御シグナリングは、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のSRSリソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のSRSリソースセットとを示し得る。いくつかの例では、第1の制御シグナリングは、基地局からのRRCシグナリングであり得る。そのような例では、第1の制御シグナリングは、第1のSRSリソースセットと第1のTRPとの関連付けと、第2のSRSリソースセットと第2のTRPとの関連付けとを示し得る。
【0112】
[0118] 410において、UEは、第2の制御シグナリングを受信し得る。いくつかの例では、第2の制御シグナリングは、アップリンク情報(たとえば、CGアップリンク送信)を送信する場合、UEが使用または参照し得るCG構成を示し得る。電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、CG構成に対応する送信に関連付けられ得る。いくつかの例では、CG構成は、図2および図3を参照しながら説明されるように、固定されたマッピングパターン、マッピングパターン順序、または別の構成されたマッピングパターン(たとえば、4つの可能なマッピングパターンのうちの1つのマッピングパターン)、あるいはそれらの任意の組合せの表示を含み得る。いくつかの例では、第2の制御シグナリングは、第1の制御シグナリングを含むRRCシグナリングなどのRRCシグナリングであり得る。いくつかの例では、第2の制御シグナリングは、第1の制御シグナリングを含むRRCとは別個のRRCシグナリングなどのRRCシグナリングであり得る。
【0113】
[0119] 415において、UEは、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングなどのRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々ではないとしても、少なくとも一部の構成状態を決定し得る。特に、UEは、第2のRRCフィールドが基地局からの構成シグナリング内で構成されるかどうかを決定し得る。たとえば、UEは、図2および図3を参照しながら説明されるように、第2のsrs-ResourceIndicatorフィールドおよび第2のprecoderAndNumberOfLayersフィールドなどのRRCフィールドが制御シグナリング内に構成されるかどうかを決定し得る。
【0114】
[0120] いくつかの例では、UEは、そのような第2のRRCフィールドが基地局からの構成シグナリング内で構成されないと決定し得る。したがって、420において、UEは、第3の制御シグナリングが受信されるかどうかを決定し得る。いくつかの例では、第3の制御シグナリングは、第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドおよび第1のprecoderAndNumberOfLayersフィールドなどのRRCフィールドを解釈する場合、UEが第1のSRSリソースセットを使用すべきかまたは第2のSRSリソースセットを使用すべきかを(たとえば、明示的に)示し得る。そのような例では、UEは、425において、第3の制御シグナリングを受信し得、第1のフィールド(たとえば、第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドおよび第1のprecoderAndNumberOfLayersフィールド)を解釈する場合、示されたSRSリソースセットを使用し得る。いくつかの例では、第1の制御シグナリング、第2の制御シグナリング、またはその両方は、第3の制御シグナリングを含み得る。たとえば、第3のシグナリングは、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方の一部として通信され得る。いくつかの例では、第1の制御シグナリング、第2の制御シグナリング、またはその両方は、第3の制御シグナリングを含まないことがある。たとえば、第3のシグナリングは、第1の制御シグナリングと第2の制御シグナリングの両方とは別個に通信され得る。代替的に、UEは、第3の制御シグナリングの受信に失敗し得る。したがって、430において、UEは、第1のRRCフィールドを解釈する場合、第1のSRSリソースセット(たとえば、より低いまたは最低のSRSリソースセットIDに関連するSRSリソースセット)を選択し得る。たとえば、UEは、第2のフィールドが基地局からの構成シグナリング内で構成されていないとUEが決定した場合、第1のフィールドを解釈するとき、最低のSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセットなどの、特定のSRSリソースセットを使用するように構成され得る。
【0115】
[0121] いくつかの例では、UEは、第2のRRCフィールドが基地局からの構成シグナリング内で構成されると決定し得る。したがって、435において、UEは、RRCフィールドとSRSリソースセットとの間の関連付けを決定し得る。いくつかの例では、UEは、特定のSRSリソースセットを特定のRRCフィールドに関連付けるように構成され得る。たとえば、UEは、第1のsrs-ResourceIndicatorフィールドおよび第1のprecoderAndNumberOfLayersフィールドなどの第1のRRCフィールドが第1のSRSリソースセット(たとえば、より低いSRSリソースセットID)に関連し、第2のsrs-ResourceIndicatorフィールドおよび第2のprecoderAndNumberOfLayersフィールドなどの第2のRRCフィールドが第2のSRSリソースセット(たとえば、より高いSRSリソースセットID)に関連すると決定し得る。他の例では、UEは、第1のRRCフィールドが、より高いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセットに関連付けられ、第2のRRCフィールドが、より低いSRSリソースセットIDをもつSRSリソースセットに関連付けられると決定し得る。
【0116】
[0122] 440において、UEは、CG構成およびSRSリソースセットが、固定されたアップリンク送信マッピング順序などのマッピング順序に関連付けられるかどうかを決定し得る。すなわち、UEは、1つまたは複数の送信(たとえば、CGアップリンク送信)のためのSRSリソースセットを選択するように構成され得、SRSリソースセットを選択することは、1つまたは複数の送信のための固定された順序に基づき得る。たとえば、UEは、UEが送信の第1のセットのために第1のSRSリソースセットを選択し、送信の第2のセットのために第2のSRSリソースセットを選択し得るように、サイクリックマッピングパターン、連続マッピングパターン、または任意の他のマッピングパターンなどの、固定されたマッピングパターンを用いて構成され得る。いくつかの例では、基地局が、(たとえば、RRCシグナリングを通して)固定された順序でUEを構成し得るか、または、UEが、固定された順序で事前構成され得る。
【0117】
[0123] いくつかの例では、UEは、CG構成およびSRSリソースセットが固定されたアップリンク送信マッピング順序に関連すると決定し得る。そのような例では、450において、UEは、第1の送信のための第1のSRSリソースセットを選択し得る。たとえば、1つまたは複数の送信のための固定された順序に基づいてSRSリソースセットを選択する場合、UEは、1つまたは複数の送信の時間における第1の送信のための第1のSRSリソースセットを選択し得る。UEは、マッピングタイプに従って、1つまたは複数の送信の時間における1つまたは複数の第2の(たとえば、残りの)送信のための第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットを選択し得る。いくつかの例では、マッピングタイプは、第1のSRSリソースセットおよび第2のSRSリソースセットのサイクリックマッピング(たとえば、サイクリックビームマッピングパターン)であり得る。他の例では、マッピングタイプは、第1のSRSリソースセットおよび第2のSRSリソースセットの連続マッピング(たとえば、連続ビームマッピングパターン)であり得る。しかしながら、いくつかの例では、445において、第1の送信のための第1のSRSリソースセットを選択する前に、UEは、第3の制御シグナリングを受信し得る。いくつかの例では、第3の制御シグナリングは、UEが第3の制御シグナリングに従って第1の送信のためにどのSRSリソースセットを使用すべきかを決定し得るように、時間における第1の送信が第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットのいずれかに関連し得ることを示すフィールドを有し得る。したがって、1つまたは複数の送信とSRSリソースセットの送信マッピングとを送信することは、第3の制御シグナリングに基づき得る。たとえば、第3の制御シグナリングは、第1の送信を送信する場合、第2のSRSリソースセットを使用するようにUEに示し得る。この例では、UEは、サイクリックマッピングを使用するように構成され得、UEは、第1のSRSリソースセットを使用して第2の送信を送信し、第2のSRSリソースセットを使用して第3の送信を送信し得、以下同様である。
【0118】
[0124] いくつかの例では、UEは、CG構成およびSRSリソースセットが固定されたアップリンク送信マッピング順序に関連付けられない(たとえば、CG構成もしくはSRSリソースセットまたはその両方が異なるアップリンク送信マッピング順序に関連付けられるか、またはアップリンク送信マッピング順序に関連付けられない)と決定し得る。そのような例では、455において、UEは、基地局から第3の制御シグナリングを受信し得る。いくつかの例では、第3の制御シグナリングは、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドなどの表示を有し得る。いくつかの例では、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、第1のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数の送信の時間における第1の送信と、第2のSRSセットに関連する1つまたは複数の送信の時間における第2の送信とのうちの1つまたは複数を含み得る。すなわち、第1の送信は、第1のSRSリソースセットに対応することがあり、第2の送信は、第2のSRSリソースセットに対応することがある。いくつかの例では、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、第2のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数の送信の時間における第1の送信と、第1のSRSリソースセットに関連する1つまたは複数の送信の時間における第2の送信とを含み得る。すなわち、第1の送信は、第2のSRSリソースセットに対応することがあり、第2の送信は、第1のSRSリソースセットに対応することがある。いくつかの例では、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、第1のSRSセットに関連する1つもしくは複数の送信、または第2のSRSリソースセットに関連する1つもしくは複数の送信を含み得る。そのようなマッピングオプションは、1つまたは複数のバイナリ表現などの、1つまたは複数の表現にマッピングされ得る。たとえば、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、各マッピングオプションがそれぞれのバイナリ表現(たとえば、00、01、10、または11などの2ビット表現)に対応し得る、4つのマッピングオプションを含み得る。事前構成されたマッピングオプションは、図3Bを参照しながら説明される動的切替えの可能性の例であり得る。そのような例では、基地局105-bは、UEが460において動的切替え可能性を決定し得るように、第3の制御シグナリングにおけるそれぞれのフィールド内のマッピングオプションに関連するバイナリ表現を含み得る。
【0119】
[0125] 図3は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするプロセスフロー300の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー300は、それぞれ図1図3Bを参照しながら説明されるように、ワイヤレス通信システム100、200、または300の態様を実装し得る。たとえば、図1図2図3A、および図3Bを参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、UE115-dおよび基地局105-dは、基地局105-dがUE115-dからの1つまたは複数のアップリンク送信を構成する制御情報を送信し得る1つまたは複数の通信リンクを使用して通信し得る。いくつかの例では、UE115-dは、そのような制御情報を解釈する場合、複数のSRSリソースセットを使用するように構成され得、UE115-dは、特定の制御パラメータを解釈する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定する際に困難を経験し得る。UE115-dは、基地局105-cからの制御情報を解釈する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定するように構成され得る。たとえば、UE115-dは、どのSRSリソースセットを使用すべきかを決定する場合、プロセスフロー400を使用するか、またはさもなければ参照するように構成され得る。
【0120】
[0126] 505において、電力制御パラメータの第1のセットと電力制御パラメータの第2のセットとにそれぞれ関連付けられた第1のSRSリソースセットおよび第2のSRSリソースセットの表示を含む第1の制御シグナリングを、基地局105-dは送信し得、UE115-dは受信し得る。基地局105-dは、RRCシグナリングとして、またはRRCシグナリング内で、第1の制御シグナリングを送信し得る。
【0121】
[0127] 510において、それぞれ、図2図3A、および図3Bを参照しながら説明されたCG構成205またはCG構成305などの、CG構成の表示を含む第2の制御シグナリングを、基地局105-dは送信し得、UE115-dは受信し得る。そのような例では、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、CG構成によって構成された送信のためのものであり得る。いくつかの例では、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することは、CG PUSCH構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを含み得る。追加または代替として、CG構成は、タイプ1のCG PUSCH構成を含む。いくつかの例では、基地局105-dは、RRCシグナリングとして、またはRRCシグナリング内で第2の制御シグナリングを送信し得、いくつかの例では、基地局105-dは、第1の制御シグナリングと同じRRCシグナリング内で第2の制御シグナリングを送信し得る。RRCシグナリング内の1つまたは複数のフィールドは、SRSリソースインジケータフィールド(たとえば、srs-ResourceIndicator)、プリコーディングおよびレイヤ数フィールド(たとえば、precodingAndNumberOfLayers)、またはパスロス参照インデックスフィールド(たとえば、pathlossReferenceIndex)のうちの1つまたは複数を含む。
【0122】
[0128] いくつかの例では、415において、例の中でも、どのフィールドがどのSRSリソースセットに関連するか、または1つもしくは複数のマッピングオプションを示し得る第3の制御シグナリングを、基地局105-dは送信し得、UE115-dは受信し得る。第3の制御シグナリングは、たとえば、図4を参照しながら説明されるプロセスフロー400中の第3の制御シグナリングなどの、基地局105-dからの制御シグナリングを解釈する場合、どのSRSリソースセットを使用すべきかをUE115-dが決定するのを助け得る。
【0123】
[0129] 520において、UE115-dは、505において第1の制御シグナリングを受信すること、510において第2の制御シグナリングを受信すること、またはそれらの組合せに基づいて、基地局105-dからのRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々のための構成状態を決定し得る。たとえば、UE115-dは、1つまたは複数の第2のフィールド(たとえば、第2のsrs-ResourceIndicatorおよび第2のprecodingAndNumberOfLayers)がRRCシグナリング内で構成されるかどうかを決定し得る。いくつかの例では、UE115-dは、たとえば、sTRP構成を使用する基地局105-dに従って、第2のフィールドがRRCシグナリング内で構成されないと決定し得る。したがって、UE115-dは、1つまたは複数の第1のフィールド(たとえば、第1のsrs-ResourceIndicatorおよび第1のprecodingAndNumberOfLayers)を解釈する場合、第1のSRSリソースセットを使用することを決定し得る。追加または代替として、UE115-dは、415において、1つまたは複数の第1のフィールドを解釈する場合にどのSRSリソースセットを使用すべきかを示す第3の制御シグナリングを受信し得る。他の例では、UE115-dは、たとえば、mTRP構成を使用する基地局105-dに従って、第2のフィールドがRRCシグナリング内で構成されると決定し得る。したがって、UE115-dは、第1のSRSリソースセットを第1のフィールドに関連付け得、第2のSRSリソースセットを第2のフィールドに関連付け得る。
【0124】
[0130] 525において、UE115-dは、たとえば、520において決定された、RRCシグナリング内の1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態に基づいて、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットからSRSリソースセットを選択し得る。いくつかの例では、UE115-dは、RRCシグナリング内の第2のフィールドが構成されるかどうかに基づいて、SRSリソースセットを選択し得る。たとえば、第2のフィールドが構成されていないとUE115-dが決定した場合、UE115-dは、第1のフィールドを解釈する際、第1のSRSリソースセットを使用することを決定し得る。追加または代替として、UE115-dは、第1のフィールドを解釈する場合、515において第3の制御シグナリング内で示されるSRSリソースセットを使用し得る。別の例では、UE115-dは、第2のフィールドが構成されていると決定し得る。そのような例では、UE115-dは、CG構成によってスケジューリングされた1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいて、SRSリソースセットを選択し得る。いくつかの例では、UE115-dは、1つまたは複数のアップリンク送信の固定された順序を決定し得、各アップリンク送信は、それぞれのSRSリソースセットを使用して送信され得る。たとえば、UE115-dは、1つまたは複数のアップリンク送信を送信する場合、サイクリックマッピングパターンを使用するように構成され得、UE115-dは、サイクリックマッピングパターンにおいて指定された固定された順序に基づいてSRSリソースセットを選択し得る。UE115-dは、1つまたは複数のアップリンク送信を送信する場合、第1のSRSリソースセットを選択するように構成され得る。追加または代替として、基地局105-dは、415において、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1の送信が第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットに関連付けられ得ることを示すフィールドを第3の制御シグナリング内に含み得、UE115-dは、第3の制御シグナリング内のフィールドに基づいてSRSリソースセットを選択し得る。いくつかの例では、UE115-dは、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つの表示に基づいて、SRSリソースセットを選択し得る。たとえば、基地局105-dは、第1のSRSリソースセットまたは第2のSRSリソースセットのうちの一方または両方に関連付けられた事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドを含み得る。UE115-dは、次いで、それに基づいて、示されたマッピングオプションとそれぞれのSRSリソースセットとを選択し得る。マッピングオプションおよびSRSリソースセットの選択は、図4を参照しながらより詳細に説明される。
【0125】
[0131] 530において、UE115-dは、決定されたマッピングパターンに対応する順序で、また選択されたSRSリソースセットに従って、1つまたは複数のアップリンク送信を基地局105-dに送信し得る。たとえば、UE115-dは、525において選択されたSRSリソースセットより開始し、UE115-dにおいて固定された、または基地局105-dによって示されたマッピングパターンに従って、4つのCGアップリンクPUSCH繰返しを送信し得る。
【0126】
[0132] プロセスフロー300を参照しながら説明された技法を使用するようにUE115を構成することは、たとえば、UE115が複数のSRSリソースセットを使用するように構成された場合、RRCパラメータを解釈する際の困難を緩和し得る。すなわち、本明細書で説明される技法に従って構成されたUE115は、1つまたは複数のフィールド(たとえば、第1および第2のsrs-ResourceIndicatorおよびprecoderAndNumberOfLayers)を解釈する場合に使用すべきSRSリソースセットと、アップリンク送信を送信する場合に使用すべきマッピングパターンとを決定し得る。そのような技法は、例の中でも、UE115-dにおける迅速な決定、通信デバイス間の拡張された同期、低減されたシステムレイテンシを提供し得る。
【0127】
[0133] 図4は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするデバイス405のブロック図を示す。デバイス405は、UE115の態様の一例であり得る。デバイス405は、受信機410と、送信機415と、通信マネージャ420とを含み得る。通信マネージャ420は、少なくとも部分的に、モデムおよびプロセッサのうちの一方または両方によって実装され得、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0128】
[0134] 受信機410は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けに関係する情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス405の他の構成要素に受け渡され得る。受信機410は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを使用し得る。
【0129】
[0135] 送信機415は、デバイス405の他のコンポーネントによって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機415は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けに関係する情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機415は、トランシーバモジュール内で受信機410とコロケートされる場合がある。送信機415は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを使用し得る。
【0130】
[0136] 通信マネージャ420、受信機410、送信機415、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けの様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書に説明される機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0131】
[0137] いくつかの例では、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェアにおいて(たとえば、通信管理回路において)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されたかまたは他の方法でサポートしている、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとは、(たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書で説明される機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。
【0132】
[0138] 追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコードにおいて(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装された場合、通信マネージャ420、受信機410、送信機415、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、(たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されたかまたは他の方法でそれをサポートしている)汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、FPGA、またはこれらもしくは他のプログラマブル論理デバイスの任意の組合せによって実施され得る。
【0133】
[0139] いくつかの例では、通信マネージャ420は、受信機410、送信機415、もしくは両方を使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ420は、受信機410から情報を受信するか、送信機415に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または様々な他の動作を実行するために、受信機410、送信機415、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0134】
[0140] 通信マネージャ420は、本明細書で開示される例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ420は、電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられた第1のサウンディング基準信号リソースセット(sounding reference signal resource set)と、電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられた第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。通信マネージャ420は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる。通信マネージャ420は、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に基づいて、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。通信マネージャ420は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。通信マネージャ420は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連するPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0135】
[0141] 通信マネージャ420を含むかまたは構成することによって、デバイス405(たとえば、受信機410、送信機415、通信マネージャ420、またはそれらの組合せを制御するか、またはさもなければそれらに結合されたプロセッサ)は、1つまたは複数のSRSリソースセットとCGアップリンク送信制御パラメータとの間の関連付けと、CGアップリンク送信とSRSリソースセットとの間のマッピングパターンとを決定し、処理における困難を低減し、電力消費を低減し、通信リソースの利用を向上させるための技法をサポートし得る。
【0136】
[0142] 図5は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするデバイス505のブロック図を示す。デバイス505は、デバイス405またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510と、送信機515と、通信マネージャ520とを含み得る。通信マネージャ520は、少なくとも部分的に、モデムとプロセッサの一方または両方によって実装され得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0137】
[0143] 受信機510は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けに関係する情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に受け渡され得る。受信機510は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを使用し得る。
【0138】
[0144] 送信機515は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機515は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けに関係する情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュール内で受信機510とコロケートされる場合がある。送信機515は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを使用し得る。
【0139】
[0145] デバイス505、またはその様々な構成要素は、CGベースTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けの様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ520は、制御シグナリング受信機525、フィールド状態構成要素530、SRSリソースセットセレクタ535、アップリンク送信機540、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、通信マネージャ520、またはそれらの様々な構成要素は、受信機510、送信機515、もしくは両方を使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ520は、受信機510から情報を受信するか、送信機515に情報を送るか、あるいは、情報を受信するか、情報を送信するか、または様々な他の動作を実行するために、受信機510、送信機515、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。
【0140】
[0146] 通信マネージャ520は、本明細書で開示される例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。制御シグナリング受信機525は、電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられた第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられた第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。制御シグナリング受信機525は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる。フィールド状態構成要素530は、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方に基づいてRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。SRSリソースセットセレクタ535は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。アップリンク送信機540は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0141】
[0147] 図6は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする通信マネージャ620のブロック図を示す。通信マネージャ620、またはその様々な構成要素は、CGベースTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けの様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ620は、制御シグナリング受信機625、フィールド状態構成要素630、SRSリソースセットセレクタ635、アップリンク送信機640、フィールド関連付け構成要素645、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0142】
[0148] 通信マネージャ620は、本明細書で開示される例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。制御シグナリング受信機625は、電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられた第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられた第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。いくつかの例では、制御シグナリング受信機625は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる。フィールド状態構成要素630は、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方に基づいてRRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。SRSリソースセットセレクタ635は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。アップリンク送信機640は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0143】
[0149] いくつかの例では、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの構成状態を決定することをサポートするために、フィールド状態構成要素630は、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていないと決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0144】
[0150] いくつかの例では、サウンディング基準信号リソースセットを選択することをサポートするために、SRSリソースセットセレクタ635は、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられるものの1つまたは複数の第1のフィールドに基づいて第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。いくつかの例では、1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールドまたはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドのうちの一方または両方を含む。
【0145】
[0151] いくつかの例では、制御シグナリング受信機625は、1つまたは複数のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連付けられることを示す第3の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0146】
[0152] いくつかの例では、1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールドまたはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドのうちの一方または両方を含む。いくつかの例では、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方は、第3の制御シグナリングを含む。
【0147】
[0153] いくつかの例では、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの構成状態を決定することをサポートするために、フィールド状態構成要素630は、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0148】
[0154] いくつかの例では、フィールド関連付け構成要素645は、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第1のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得、ここにおいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することは、1つまたは複数の第1のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、1つまたは複数の第2のフィールドが第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することに基づく。
【0149】
[0155] いくつかの例では、サウンディング基準信号リソースセットを選択することをサポートするために、SRSリソースセットセレクタ635は、1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいてサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0150】
[0156] いくつかの例では、1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいてサウンディング基準信号リソースセットを選択することをサポートするために、SRSリソースセットセレクタ635は、マッピングタイプに基づいて、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信のための第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択し、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における1つまたは複数の第2のアップリンク送信のための第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0151】
[0157] いくつかの例では、マッピングタイプは、第1のサウンディング基準信号リソースセットおよび第2のサウンディング基準信号リソースセットのサイクリックマッピングを含む。いくつかの例では、マッピングタイプは、第1のサウンディング基準信号リソースセットおよび第2のサウンディング基準信号リソースセットの連続マッピングを含む。
【0152】
[0158] いくつかの例では、制御シグナリング受信機625は、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信が第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連することを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得、ここにおいて、1つまたは複数のアップリンク送信を送信することは、第3の制御シグナリングに基づく。
【0153】
[0159] いくつかの例では、制御シグナリング受信機625は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0154】
[0160] いくつかの例では、事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信、および第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信、および第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信、あるいは第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信のうちの1つまたは複数を含む。
【0155】
[0161] いくつかの例では、CG構成は、タイプ1のCG PUSCH構成を含む。いくつかの例では、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールド、プリコーディングおよびレイヤ数フィールド、またはパスロス参照インデックスフィールドのうちの1つまたは複数を含む。いくつかの例では、RRCシグナリングは、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方を含む。
【0156】
[0162] いくつかの例では、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することをサポートするために、制御シグナリング受信機625は、CG PUSCH構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0157】
[0163] いくつかの例では、1つまたは複数のアップリンク送信は、コードブック物理アップリンク共有チャネル送信または非コードブック物理アップリンク共有チャネル送信を含む。
【0158】
[0164] 図7は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートするデバイス705を含むシステムの図を示す。デバイス705は、デバイス405、デバイス505、またはUE115の構成要素の例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス705は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス705は、通信マネージャ720、入出力(I/O)コントローラ710、トランシーバ715、アンテナ725、メモリ730、コード735、およびプロセッサ740など、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス745)を介して電子通信しているか、または他の方法で(たとえば、動作的に、通信的に、機能的に、電子的に、電気的に)結合され得る。
【0159】
[0165] I/Oコントローラ710は、デバイス705のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ710は、デバイス705に組み込まれていない周辺装置も管理し得る。いくつかの例では、I/Oコントローラ710は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの例では、I/Oコントローラ710は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ710は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの例では、I/Oコントローラ710は、プロセッサ740などの、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの例では、ユーザは、I/Oコントローラ710を介して、またはI/Oコントローラ710によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス705と対話し得る。
【0160】
[0166] いくつかの例では、デバイス705は、単一のアンテナ725を含む場合がある。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス705は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ725を有し得る。トランシーバ715は、1つまたは複数のアンテナ725、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ715は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ715は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ725に提供し、1つまたは複数のアンテナ725から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ715、またはトランシーバ715および1つまたは複数のアンテナ725は、送信機415、送信機515、受信機410、受信機510、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0161】
[0167] メモリ730は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含む場合がある。メモリ730は、プロセッサ740によって実行される場合、デバイス705に本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード735を記憶し得る。コード735は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの例では、コード735は、プロセッサ740によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行される場合)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。いくつかの例では、メモリ730は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含むことがある。
【0162】
[0168] プロセッサ740は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの例では、プロセッサ740は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成される場合がある。いくつかの他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ740に組み込まれ得る。プロセッサ740は、デバイス705に様々な機能(たとえば、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けをサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ730)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。通信マネージャ920は、少なくとも部分的に、モデムとプロセッサの一方または両方によって実装され得る。
【0163】
[0169] 通信マネージャ720は、本明細書で開示される例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ720は、電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられた第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられた第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。通信マネージャ720は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連付けられる。通信マネージャ720は、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に基づいて、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。通信マネージャ720は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。通信マネージャ720は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連するPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信するための手段として構成されるか、またはさもなければそれをサポートし得る。
【0164】
[0170] 通信マネージャ720を含むことまたは構成することによって、デバイス705は、1つまたは複数のSRSリソースセットとCGアップリンク送信制御パラメータとの間の関連付けと、CGアップリンク送信とSRSリソースセットとの間のマッピングパターンとを決定し、送信パラメータを決定する際の困難を緩和し、電力消費を低減し、デバイス間の協調を改善し、処理機能の利用を改善するための技法をサポートし得る。
【0165】
[0171] いくつかの例では、通信マネージャ720は、トランシーバ715、1つもしくは複数のアンテナ725、またはそれらの任意の組合せを使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実施するように構成され得る。通信マネージャ720は別個の構成要素として示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ720に関して説明される1つまたは複数の機能は、プロセッサ740、メモリ730、コード735、またはそれらの任意の組合せによってサポートまたは実施され得る。たとえば、コード735は、CGベースのTRP PUSCH繰返しのためのSRI関連付けの様々な態様をデバイス705に実行させるために、プロセッサ740によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ740およびメモリ730は、さもなければ、そのような動作を実行またはサポートするように構成され得る。
【0166】
[0172] 図8は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法800を示すフローチャートを示す。方法800の動作は、UEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法800の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実行し得る。
【0167】
[0173] 805において、本方法は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することを含み得る。805の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、805の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0168】
[0174] 810において、本方法は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを含み得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連する。810の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、810の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0169】
[0175] 815において、本方法は、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に基づいて、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することを含み得る。815の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、815の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド状態構成要素630によって実行され得る。
【0170】
[0176] 820において、本方法は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することを含み得る。820の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、820の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、SRSリソースセットセレクタ635によって実行され得る。
【0171】
[0177] 825において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することを含み得る。825の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、825の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、アップリンク送信機640によって実行され得る。
【0172】
[0178] 図9は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法900を示すフローチャートを示す。方法900の動作は、UEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法900の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実行し得る。
【0173】
[0179] 905において、本方法は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することを含み得る。905の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、905の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0174】
[0180] 910において、本方法は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを含み得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連する。910の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、910の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0175】
[0181] 915において、本方法は、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていないと決定することを含み得る。915の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、915の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド状態構成要素630によって実行され得る。
【0176】
[0182] 920において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられたものの1つまたは複数の第1のフィールドに基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択することを含み得る。920の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、920の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、SRSリソースセットセレクタ635によって実行され得る。
【0177】
[0183] 925において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択された第1のサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することを含み得る。925の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、925の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、アップリンク送信機640によって実行され得る。
【0178】
[0184] 図10は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法1000を示すフローチャートを示す。方法1000の動作は、UEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1000の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実行し得る。
【0179】
[0185] 1005において、本方法は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することを含み得る。1005の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1005の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0180】
[0186] 1010において、本方法は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを含み得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連する。1010の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1010の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0181】
[0187] 1015において、本方法は、1つまたは複数のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連付けられることを示す第3の制御シグナリングを受信することを含み得る。1015の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1015の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0182】
[0188] 1020において、本方法は、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていないと決定することを含み得る。1020の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1020の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド状態構成要素630によって実行され得る。
【0183】
[0189] 1025において、本方法は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することを含み得る。1025の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1025の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、SRSリソースセットセレクタ635によって実行され得る。
【0184】
[0190] 1030において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することを含み得る。1030の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1030の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、アップリンク送信機640によって実行され得る。
【0185】
[0191] 図11は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法1100を示すフローチャートを示す。方法1100の動作は、UEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1100の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実行し得る。
【0186】
[0192] 1105において、本方法は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することを含み得る。1105の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1105の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0187】
[0193] 1110において、本方法は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを含み得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連する。1110の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1110の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0188】
[0194] 1115において、本方法は、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていると決定することを含み得る。1115の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1115の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド状態構成要素630によって実行され得る。
【0189】
[0195] 1120において、本方法は、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第1のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することを含み得、ここにおいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することは、1つまたは複数の第1のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、1つまたは複数の第2のフィールドが第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することに基づく。1120の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1120の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド関連付け構成要素645によって実行され得る。
【0190】
[0196] 1125において、本方法は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することを含み得る。1125の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1125の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、SRSリソースセットセレクタ635によって実行され得る。
【0191】
[0197] 1130において、本方法は、1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいてサウンディング基準信号リソースセットを選択することを含み得る。1130の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1130の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、SRSリソースセットセレクタ635によって実行され得る。
【0192】
[0198] 1135において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することを含み得る。1135の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1135の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、アップリンク送信機640によって実行され得る。
【0193】
[0199] 図12は、本開示の態様による、CGベースのTRP PUSCH送信のためのSRI関連付けをサポートする方法1200を示すフローチャートを示す。方法1200の動作は、UEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1200の動作は、図1図7を参照しながら説明されたUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実行し得る。
【0194】
[0200] 1205において、本方法は、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと、電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することを含み得る。1205の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1205の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0195】
[0201] 1210において、本方法は、CG構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを含み得、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、CG構成に関連する。1210の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1210の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0196】
[0202] 1215において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信することを含み得る。1215の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1215の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、制御シグナリング受信機625によって実行され得る。
【0197】
[0203] 1220において、本方法は、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に基づいて、RRCシグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することを含み得る。1220の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1220の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド状態構成要素630によって実行され得る。
【0198】
[0204] 1225において、本方法は、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていると決定することを含み得る。1225の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1225の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、フィールド状態構成要素630によって実行され得る。
【0199】
[0205] 1230において、本方法は、構成状態に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することを含み得る。1230の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1230の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、SRSリソースセットセレクタ635によって実行され得る。
【0200】
[0206] 1235において、本方法は、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、CG構成に関連付けられたPUSCH上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することを含み得る。1235の動作は、本明細書で開示される例に従って実行され得る。いくつかの例では、1235の動作の態様は、図6を参照しながら説明されたように、アップリンク送信機640によって実行され得る。
【0201】
[0207] 以下は、本開示の態様の概要を提供する。
【0202】
[0208] 態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、電力制御パラメータの第1のセットに関連する第1のサウンディング基準信号リソースセットと電力制御パラメータの第2のセットに関連する第2のサウンディング基準信号リソースセットとを示す第1の制御シグナリングを受信することと、構成されたグラント構成(configured grant configuration)を示す第2の制御シグナリングを受信することと、電力制御パラメータの第1のセットおよび電力制御パラメータの第2のセットは、アップリンク送信のためのものであり、構成されたグラント構成に関連付けられる、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方に少なくとも部分的に基づいて、無線リソース制御シグナリング(radio resource control signaling)における1つまたは複数のフィールドの各々の構成状態を決定することと、構成状態に少なくとも部分的に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することと、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットから選択されたサウンディング基準信号リソースセットを使用して、構成されたグラント構成に関連する物理アップリンク共有チャネル上で1つまたは複数のアップリンク送信を送信することとを備える方法。
【0203】
[0209] 態様2:無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの構成状態を決定することは、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていないと決定することを備える、態様1に記載の方法。
【0204】
[0210] 態様3:サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられたものの1つまたは複数の第1のフィールドに少なくとも部分的に基づいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択することを備える、態様2に記載の方法。
【0205】
[0211] 態様4:1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールドまたはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドのうちの一方または両方を備える、態様3に記載の方法。
【0206】
[0212] 態様5:1つまたは複数のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連付けられることを示す第3の制御シグナリングを受信することをさらに備える、態様2から4のいずれかに記載の方法。
【0207】
[0213] 態様6:1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールド、またはプリコーディングおよびレイヤ数フィールドの一方または両方を備え、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングの一方または両方は、第3の制御シグナリングを備える、態様5に記載の方法。
【0208】
[0214] 態様7:無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドの構成状態を決定することは、1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが構成されていると決定することを備える、態様1から6のいずれかに記載の方法。
【0209】
[0215] 態様8:無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第1のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドのうちの1つまたは複数の第2のフィールドが第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することをさらに備え、ここにおいて、第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットからサウンディング基準信号リソースセットを選択することは、1つまたは複数の第1のフィールドが第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられ、1つまたは複数の第2のフィールドが第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連付けられると決定することに少なくとも部分的に基づく、態様7に記載の方法。
【0210】
[0216] 態様9:サウンディング基準信号リソースセットを選択することは、1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいてサウンディング基準信号リソースセットを選択することを備える、態様8に記載の方法。
【0211】
[0217] 態様10:1つまたは複数のアップリンク送信のための固定された順序に基づいてサウンディング基準信号リソースセットを選択することは、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信のための第1のサウンディング基準信号リソースセットを選択することと、マッピングタイプに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアップリンク送信の時間における1つまたは複数の第2のアップリンク送信のための第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットを選択することとを備える、態様9に記載の方法。
【0212】
[0218] 態様11:マッピングタイプは、第1のサウンディング基準信号リソースセットおよび第2のサウンディング基準信号リソースセットのサイクリックマッピングを備える、態様10に記載の方法。
【0213】
[0219] 態様12:マッピングタイプは、第1のサウンディング基準信号リソースセットおよび第2のサウンディング基準信号リソースセットの連続マッピングを備える、態様10または11に記載の方法。
【0214】
[0220] 態様13:1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信が第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方に関連することを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信することをさらに備え、ここにおいて、1つまたは複数のアップリンク送信を送信することは、第3の制御シグナリングに少なくとも部分的に基づく、態様10から12のいずれかに記載の方法。
【0215】
[0221] 態様14:第1のサウンディング基準信号リソースセットまたは第2のサウンディング基準信号リソースセットのうちの一方または両方に関連する事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットのうちの1つを示すフィールドを有する第3の制御シグナリングを受信することをさらに備える、態様8から13のいずれかに記載の方法。
【0216】
[0222] 態様15:事前構成されたマッピングオプションの固定されたセットは、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信、および第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第1のアップリンク送信、および第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信の時間における第2のアップリンク送信、第1のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信、あるいは第2のサウンディング基準信号リソースセットに関連する1つまたは複数のアップリンク送信のうちの1つまたは複数を備える、態様14に記載の方法。
【0217】
[0223] 態様16:構成されたグラント構成は、タイプ1の構成されたグラント物理アップリンク共有チャネル構成を備える、態様1から15のいずれかに記載の方法。
【0218】
[0224] 態様17:無線リソース制御シグナリングにおける1つまたは複数のフィールドは、サウンディング基準信号リソースインジケータフィールド、プリコーディングおよびレイヤ数フィールド、またはパスロス参照インデックスフィールドのうちの1つまたは複数を備える、態様1から16のいずれかに記載の方法。
【0219】
[0225] 態様18:無線リソース制御シグナリングは、第1の制御シグナリングまたは第2の制御シグナリングのうちの一方または両方を備える、態様1から17のいずれかに記載の方法。
【0220】
[0226] 態様19:構成されたグラント構成を示す第2の制御シグナリングを受信することは、構成されたグラント物理アップリンク共有チャネル構成を示す第2の制御シグナリングを受信することを備える、態様1から18のいずれかに記載の方法。
【0221】
[0227] 態様20:1つまたは複数のアップリンク送信は、コードブック物理アップリンク共有チャネル送信または非コードブック物理アップリンク共有チャネル送信を備える、態様1から19のいずれかに記載の方法。
【0222】
[0228] 態様21:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様1から20のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0223】
[0229] 態様22:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1から20のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0224】
[0230] 態様23:UEにおいてワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードは、態様1から20のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0225】
[0231] 本明細書に記載された方法が可能な実装形態を記載すること、動作およびステップが並べ替えられるかまたはさもなければ修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされる場合がある。
【0226】
[0232] LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明される技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明した技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電子電気学会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用され得る。
【0227】
[0233] 本明細書に記載された情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表される場合がある。たとえば、説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表される場合がある。
【0228】
[0234] 本明細書の開示に関して記載された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行される場合がある。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0229】
[0235] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る、任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含む場合がある。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここにおいて、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記のものの組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0230】
[0236] 特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(言い換えれば、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されるべきでない。たとえば、「条件Aに基づいて」として記載された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じ様式で解釈されるものとする。
【0231】
[0237] 「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含し、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造内で検索することなどを介して)検索すること、確認することなどを含むことができる。また、「決定すること」は、(情報を受信することなどの)受信すること、(メモリ内のデータにアクセスすることなどの)アクセスすることなどを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他のそのような同様のアクションを含むことができる。
【0232】
[0238] 添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素の間を区別する第2のラベルとを続けることによって、区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0233】
[0239] 添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を記載し、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的で具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、既知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0234】
[0240] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示に対する様々な修正は当業者には明らかであり、本明細書に定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
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図8
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【国際調査報告】