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特表2024-528921タイミングエラーグループ(TEG)報告のためのシグナリング
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】タイミングエラーグループ(TEG)報告のためのシグナリング
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20240725BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20240725BHJP
【FI】
H04W64/00 140
H04W72/21
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505440
(86)(22)【出願日】2022-06-28
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 US2022073203
(87)【国際公開番号】W WO2023015073
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】20210100531
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】マノラコス、アレクサンドロス
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
(72)【発明者】
【氏名】フィッシャー、スベン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB21
5K067DD20
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067FF03
5K067FF05
(57)【要約】
ワイヤレス測位のための技法が開示される。一態様では、UEが、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けを決定し、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。UEは、予想される関連付けの指示を位置推定エンティティ(たとえば、別のUE、gNB、LMFなど)に送信する。UEは、(たとえば、予想される関連付けに従って、または予想される関連付けに従わずに、のいずれかで)SRSを送信する。位置推定エンティティは、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理する。
【選択図】図16
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの指示を送信することと、
前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SRSは、前記予想される関連付けに従って、前記少なくともUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記SRSは、前記予想される関連付けに従わずに、前記少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記予想される関連付けは、
前記1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成のアクティブ化を受信すること、をさらに備え、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSの前記送信との間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記アクティブ化に応答して送信される、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成を受信すること、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記構成に応答して送信される、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
位置推定エンティティを動作させる方法であって、
ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することと、
を備える、方法。
【請求項19】
前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信すること、
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従わない前記SRSの送信を示すために、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記SRSの前記送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記予想される関連付けは、
1つまたは複数のアップリンクSRS(UL-SRS)リソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、
請求項18に記載の方法。
【請求項27】
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に前記UEから受信される、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、請求項18に記載の方法。
【請求項29】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記予想される関連付けの指示を送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信することと、
を行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信すること、
を行うようにさらに構成された、請求項29に記載のUE。
【請求項31】
前記SRSは、前記予想される関連付けに従って、前記少なくともUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、請求項30に記載のUE。
【請求項32】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、請求項31に記載のUE。
【請求項33】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、請求項31に記載のUE。
【請求項34】
前記SRSは、前記予想される関連付けに従わずに、前記少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、請求項30に記載のUE。
【請求項35】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
請求項34に記載のUE。
【請求項36】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、請求項29に記載のUE。
【請求項37】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
請求項29に記載のUE。
【請求項38】
前記予想される関連付けは、
前記1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、請求項29に記載のUE。
【請求項39】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、請求項29に記載のUE。
【請求項40】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、請求項39に記載のUE。
【請求項41】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成のアクティブ化を受信すること、を行うようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSの前記送信との間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記アクティブ化に応答して送信される、
請求項39に記載のUE。
【請求項42】
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、請求項29に記載のUE。
【請求項43】
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成を受信すること、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記構成に応答して送信される、
請求項42に記載のUE。
【請求項44】
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、請求項29に記載のUE。
【請求項45】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、請求項29に記載のUE。
【請求項46】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、位置推定エンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することと、
を行うように構成された、位置推定エンティティ。
【請求項47】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信すること、
を行うようにさらに構成された、請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項48】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、請求項47に記載の位置推定エンティティ。
【請求項49】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、請求項47に記載の位置推定エンティティ。
【請求項50】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従わない前記SRSの送信を示すために、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記SRSの前記送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
請求項47に記載の位置推定エンティティ。
【請求項51】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項52】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項53】
前記予想される関連付けは、
1つまたは複数のアップリンクSRS(UL-SRS)リソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項54】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、
請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項55】
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に前記UEから受信される、請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項56】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、請求項46に記載の位置推定エンティティ。
【請求項57】
ユーザ機器(UE)であって、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定するための手段と、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの指示を送信するための手段と、
前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信するための手段と、
を備える、ユーザ機器(UE)。
【請求項58】
前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信するための手段、
をさらに備える、請求項57に記載のUE。
【請求項59】
前記予想される関連付けの前記指示が、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、請求項57に記載のUE。
【請求項60】
ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信するための手段と、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理するための手段と、
を備える、位置推定エンティティ。
【請求項61】
前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信するための手段、
をさらに備える、請求項60に記載の位置推定エンティティ。
【請求項62】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、請求項60に記載の位置推定エンティティ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)、第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービス(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスおよび第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))を含む、様々な世代を通じて発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログ高度モバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))に基づくデジタルセルラーシステムなどを含む。
【0003】
[0003]新無線(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
【発明の概要】
【0004】
[0004]以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する重要なまたは重大な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連付けられた範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
【0005】
[0005]一態様では、ユーザ機器(UE)を動作させる方法が、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示を送信することと、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信することとを含む。
【0006】
[0006]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信することを含む。
【0007】
[0007]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0008】
[0008]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0009】
[0009]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0010】
[0010]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0011】
[0011]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0012】
[0012]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0013】
[0013]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準(pathloss reference)との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0014】
[0014]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0015】
[0015]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する。
【0016】
[0016]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される。
【0017】
[0017]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信することを含み、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示は、アクティブ化に応答して送信される。
【0018】
[0018]いくつかの態様では、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0019】
[0019]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信することを含み、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、構成に応答して送信される。
【0020】
[0020]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間(maximum permitted time)より前に送信される。
【0021】
[0021]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される。
【0022】
[0022]いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信することを行うようにさらに構成される。
【0023】
[0023]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0024】
[0024]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0025】
[0025]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0026】
[0026]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0027】
[0027]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0028】
[0028]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0029】
[0029]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0030】
[0030]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0031】
[0031]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する。
【0032】
[0032]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される。
【0033】
[0033]いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信することを行うようにさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示は、アクティブ化に応答して送信される。
【0034】
[0034]いくつかの態様では、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0035】
[0035]いくつかの態様では、本方法は、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信するを含み、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、構成に応答して送信される。
【0036】
[0036]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される。
【0037】
[0037]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される。
【0038】
[0038]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0039】
[0039]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0040】
[0040]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0041】
[0041]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0042】
[0042]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0043】
[0043]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される。
【0044】
[0044]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信するための手段を含み、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示は、アクティブ化に応答して送信される。
【0045】
[0045]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信するための手段を含み、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、構成に応答して送信される。
【0046】
[0046]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0047】
[0047]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0048】
[0048]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0049】
[0049]一態様では、位置推定エンティティを動作させる方法が、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することとを含む。
【0050】
[0050]いくつかの態様では、本方法は、UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信することを含む。
【0051】
[0051]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0052】
[0052]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0053】
[0053]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0054】
[0054]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0055】
[0055]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0056】
[0056]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0057】
[0057]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0058】
[0058]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される。
【0059】
[0059]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される。
【0060】
[0060]いくつかの態様では、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信することを行うようにさらに構成される。
【0061】
[0061]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0062】
[0062]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0063】
[0063]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0064】
[0064]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0065】
[0065]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0066】
[0066]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0067】
[0067]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0068】
[0068]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される。
【0069】
[0069]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される。
【0070】
[0070]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0071】
[0071]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0072】
[0072]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0073】
[0073]一態様では、ユーザ機器(UE)が、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、少なくとも1つのトランシーバを介して、予想される関連付けの指示を送信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信することとを行うように構成される。
【0074】
[0074]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信するための手段を含む。
【0075】
[0075]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0076】
[0076]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0077】
[0077]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0078】
[0078]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する。
【0079】
[0079]いくつかの態様では、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0080】
[0080]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される。
【0081】
[0081]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される。
【0082】
[0082]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0083】
[0083]いくつかの態様では、SRSは、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される。
【0084】
[0084]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される。
【0085】
[0085]いくつかの態様では、命令は、さらに、UEに、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信することを行わせ、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示は、アクティブ化に応答して送信される。
【0086】
[0086]いくつかの態様では、本方法は、位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信するを含み、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、構成に応答して送信される。
【0087】
[0087]一態様では、位置推定エンティティが、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することとを行うように構成される。
【0088】
[0088]いくつかの態様では、本方法は、UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信するための手段を含む。
【0089】
[0089]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0090】
[0090]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0091】
[0091]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0092】
[0092]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0093】
[0093]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される。
【0094】
[0094]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される。
【0095】
[0095]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む。
【0096】
[0096]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する。
【0097】
[0097]いくつかの態様では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。
【0098】
[0098]一態様では、ユーザ機器(UE)が、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定するための手段と、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示を送信するための手段と、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信するための手段とを含む。
【0099】
[0099]いくつかの態様では、命令は、さらに、UEに、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信することを行わせる。
【0100】
[0100]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0101】
[0101]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0102】
[0102]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0103】
[0103]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する。
【0104】
[0104]いくつかの態様では、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0105】
[0105]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される。
【0106】
[0106]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される。
【0107】
[0107]一態様では、位置推定エンティティが、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信するための手段と、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理するための手段とを含む。
【0108】
[0108]いくつかの態様では、命令は、さらに、位置推定エンティティに、UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信することを行わせる。
【0109】
[0109]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。
【0110】
[0110]いくつかの態様では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報はSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準はSRSにさらに関連付けられる。
【0111】
[0111]いくつかの態様では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである。
【0112】
[0112]いくつかの態様では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。
【0113】
[0113]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される。
【0114】
[0114]いくつかの態様では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される。
【0115】
[0115]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示を送信することと、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信することとを行わせる。
【0116】
[0116]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することとを行わせる。
【0117】
[0117]本明細書で開示される態様に関連付けられた他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
【0118】
[0118]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
【図面の簡単な説明】
【0119】
図1】[0119]本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。
図2A】[0120]本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
図2B】本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
図3A】[0121]ユーザ機器(UE)において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
図3B】基地局において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
図3C】ネットワークエンティティにおいて採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
図4A】[0122]本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
図4B】本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
図4C】本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
図4D】本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。
図5】[0123]測位動作を実施するためのUEとロケーションサーバとの間の例示的なロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)コールフローを示す図。
図6A】[0124]本開示の態様による、タイミングエラーグループ(TEG)報告のための、LPPを使用する例示的なアップリンク専用(uplink-only)位置推定プロシージャを示す図。
図6B】本開示の態様による、タイミングエラーグループ(TEG)報告のための、LPPを使用する例示的なアップリンク専用位置推定プロシージャを示す図。
図7】[0125]本開示の態様による、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」情報要素(IE)と、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IE中に含まれるかまたはそれによって指される様々なIEとを示す図。
図8A】[0126]本開示の態様による、TEG報告のための、新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)を使用する例示的なアップリンク専用位置推定プロシージャを示す図。
図8B】本開示の態様による、TEG報告のための、新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)を使用する例示的なアップリンク専用位置推定プロシージャを示す図。
図9】[0127]本開示の態様による、例示的な「SRS-Tx-TEG-ReportConfig」IEを示す図。
図10】[0128]本開示の態様による、例示的なUE Tx TEG報告媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)を示す図。
図11】[0129]本開示の態様による、例示的なUE Tx TEG MAC-CEを示す図。
図12】[0130]本開示の態様による、UEにおいて実施されるアップリンク専用ワイヤレス位置推定プロシージャの例示的な方法を示す図。
図13】[0131]本開示の態様による、UEにおいて実施されるアップリンク専用ワイヤレス位置推定プロシージャの別の例示的な方法を示す図。
図14】[0132]本開示の態様による、実施されるアップリンク専用ワイヤレス位置推定プロシージャに基づく、ロケーションサーバにおける測位の例示的な方法を示す図。
図15】[0133]本開示の態様による、基地局において実施されるアップリンク専用ワイヤレス位置推定プロシージャの例示的な方法を示す図。
図16】[0134]本開示の態様による、予想されるUE Tx TEG関連付けを報告する例示的な方法を示す図。
図17】[0135]本開示の態様による、予想されるUE Tx TEG関連付けを受信する例示的な方法を示す図。
図18A】[0136]本開示の態様による、図16図17のプロセスの例示的な一実装形態を示す図。
図18B】本開示の態様による、図16図17のプロセスの例示的な一実装形態を示す図。
図19A】[0137]本開示の態様による、図16図17のプロセスの例示的な一実装形態を示す図。
図19B】本開示の態様による、図16図17のプロセスの例示的な一実装形態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0120】
[0138]本開示の態様が、説明のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
【0121】
[0139]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0122】
[0140]以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0123】
[0141]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令するコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0124】
[0142]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アセット位置特定デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」または「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
【0125】
[0143]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
【0126】
[0144]「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそこから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されるべきである。
【0127】
[0145]UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、信号をUEから受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
【0128】
[0146]「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用されるRF信号は、「ワイヤレス信号」と呼ばれるか、あるいは、「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことがコンテキストから明らかである場合、単に「信号」と呼ばれることもある。
【0129】
[0147]図1は、本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、(「BS」と標示された)様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
【0130】
[0148]基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク170を通して1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))へとインターフェースし得る。(1つまたは複数の)ロケーションサーバ172は、コアネットワーク170の一部であり得るか、またはコアネットワーク170の外部にあり得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
【0131】
[0149]基地局102はUE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、拡張セル識別子(ECI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI)など)に関連付けられ得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。さらに、TRPは一般にセルの物理的送信ポイントであるので、「セル」という用語と「TRP」という用語とは互換的に使用され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)をも指し得る。
【0132】
[0150]ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、(「スモールセル」のために「SC」と標示された)スモールセル基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110とかなり重複する地理的カバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
【0133】
[0151]基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。
【0134】
[0152]ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
【0135】
[0153]スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトル中のNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトル中のLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
【0136】
[0154]ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、ミリメートル波(mmW)周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲と、1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長とを有する。この帯域中の電波はミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短い範囲とを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短い範囲とを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
【0137】
[0155]送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(全方向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
【0138】
[0156]送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
【0139】
[0157]受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ために、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加させ、および/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
【0140】
[0158]送信ビームと受信ビームとは、空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号の第2のビーム(たとえば、送信または受信ビーム)のためのパラメータが、第1の基準信号の第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)に関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局にアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))を送るための送信ビームを形成することができる。
【0141】
[0159]「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
【0142】
[0160]5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、FR1(450から6000MHzまで)と、FR2(24250から52600MHzまで)と、FR3(52600MHz超)と、FR4(FR1からFR2の間)とに分割される。mmW周波数帯域は、概して、FR2、FR3、およびFR4周波数範囲を含む。したがって、「mmW」および「FR2」または「FR3」または「FR4」という用語は、概して、互換的に使用され得る。
【0143】
[0161]5Gなど、マルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを始動するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通でUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるシグナリング情報および信号は、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて当てはまる。ネットワークは、任意の時間において任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0144】
[0162]たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
【0145】
[0163]ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と通信し、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含み得る。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellと1つまたは複数のSCellとをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
【0146】
[0164]図1の例では、(簡単のために単一のUE104として図1に示されている)図示されたUEのいずれかが、1つまたは複数の地球周回スペースビークル(SV)112(たとえば、衛星)から信号124を受信し得る。一態様では、SV112は、UE104がロケーション情報の独立したソースとして使用することができる衛星測位システムの一部であり得る。衛星測位システムは、一般に、受信機(たとえば、UE104)が、送信機(たとえば、SV112)から受信された測位信号(たとえば、信号124)に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空で受信機のロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復擬似ランダム雑音(PN)コードでマークされた信号を送信する。一般にSV112中に位置するが、送信機は、時々、地上ベース制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置し得る。UE104は、SV112からジオロケーション情報を導出するための信号124を受信するように特別に設計された1つまたは複数の専用受信機を含み得る。
【0147】
[0165]衛星測位システムでは、信号124の使用は、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムに関連付けられるかまたはさもなければそれとともに使用するために有効にされ得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によってオーグメントされ得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用される、衛星測位システムは、そのような1つまたは複数の衛星測位システムに関連付けられた1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星の任意の組合せを含み得る。
【0148】
[0166]一態様では、SV112は、追加または代替として、1つまたは複数の非地上波ネットワーク(NTN)の一部であり得る。NTNでは、SV112は、(地上局、NTNゲートウェイ、またはゲートウェイとも呼ばれる)地球局に接続され、地球局は、(地上波アンテナなしの)修正された基地局102または5GCにおけるネットワークノードなど、5Gネットワークにおける要素に接続される。この要素は、5Gネットワークにおける他の要素へのアクセス、および、最終的に、インターネットウェブサーバおよび他のユーザデバイスなど、5Gネットワークの外部のエンティティへのアクセスを提供することになる。そのようにして、UE104は、地上波基地局102からの通信信号の代わりに、またはそれに加えて、SV112からの通信信号(たとえば、信号124)を受信し得る。
【0149】
[0167]ワイヤレス通信システム100は、(「サイドリンク」と呼ばれる)1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。
【0150】
[0168]図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特にそれぞれユーザプレーン機能212と制御プレーン機能214とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または両方)が、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)と通信し得る。
【0151】
[0169]別の随意の態様は、(1つまたは複数の)UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に統合され得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなど、サードパーティサーバ)。
【0152】
[0170]図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2A中の5GC210に対応し得る)5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能と見なされ得る。AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、NG-RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
【0153】
[0171]UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを提供することと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリング(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート執行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)と、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングすることとを含む。UPF262はまた、UE204と、SLP272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
【0154】
[0172]SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
【0155】
[0173]別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク、5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーンを介してAMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信し得、SLP272は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーンを介してUE204および外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信し得る。
【0156】
[0174]ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、5GC260を、特にそれぞれ、UPF262とAMF264とを、NG-RAN220中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220の(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
【0157】
[0175]gNB222の機能は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と、1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228との間で分割される。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」インターフェースと呼ばれる。gNB-CU226は、(1つまたは複数の)gNB-DU228に排他的に割り振られた機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は、gNB222の無線リソース制御(RRC)と、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルとをホストする。gNB-DU228は、gNB222の無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、物理(PHY)レイヤとをホストする論理ノードである。それの動作は、gNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228は1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルは1つのgNB-DU228のみによってサポートされる。したがって、UE204は、RRCレイヤと、SDAPレイヤと、PDCPレイヤとを介してgNB-CU226と通信し、RLCレイヤと、MACレイヤと、PHYレイヤとを介してgNB-DU228と通信する。
【0158】
[0176]図3Aと、図3Bと、図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230とLMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る、あるいは、代替的に、プライベートネットワークなど、図2Aおよび図2Bに示されたNG-RAN220および/または5GC210/260のインフラストラクチャとは無関係であり得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)においてなど)実装され得ることが諒解されよう。図示された構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を提供するために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
【0159】
[0177]UE302と基地局304とは、各々、1つまたは複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350をそれぞれ含み、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなど、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、各々、当該のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
【0160】
[0178]UE302と基地局304とはまた、各々、少なくともいくつかの場合には、それぞれ、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320および360を含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され、当該のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi(登録商標)、LTE-D、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)、ニアフィールド通信(NFC)など)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機324および364をそれぞれ含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機322および362をそれぞれ含む。特定の例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、Zigbee(登録商標)および/またはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、あるいは車両間(V2V)および/または車両対あらゆるモノ(V2X)トランシーバであり得る。
【0161】
[0179]UE302と基地局304とはまた、少なくともいくつかの場合には、衛星信号受信機330および370を含む。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ336および376に接続され得、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。衛星信号受信機330および370が衛星測位システム受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)などであり得る。衛星信号受信機330および370が非地上波ネットワーク(NTN)受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、5Gネットワークから発信した(たとえば、制御および/またはユーザデータを搬送する)通信信号であり得る。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。衛星信号受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、少なくともいくつかの場合には、任意の好適な衛星測位システムアルゴリズムによって取得された測定値を使用して、それぞれ、UE302および基地局304のロケーションを決定するために計算を実施し得る。
【0162】
[0180]基地局304とネットワークエンティティ306とは、各々、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380および390をそれぞれ含み、他のネットワークエンティティ(たとえば、他の基地局304、他のネットワークエンティティ306)と通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、基地局304は、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスバックホールリンクを介して他の基地局304またはネットワークエンティティ306と通信するために、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380を採用し得る。別の例として、ネットワークエンティティ306は、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスバックホールリンクを介して1つまたは複数の基地局304と通信するために、あるいは、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスコアネットワークインターフェースを介して他のネットワークエンティティ306と通信するために、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390を採用し得る。
【0163】
[0181]トランシーバは、ワイヤードまたはワイヤレスリンクを介して通信するように構成され得る。(ワイヤードトランシーバであるかワイヤレストランシーバであるかにかかわらず)トランシーバは、送信機回路(たとえば、送信機314、324、354、364)と、受信機回路(たとえば、受信機312、322、352、362)とを含む。送信機は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一のデバイスにおける送信機回路および受信機回路として実施する)集積デバイスであり得、いくつかの実装形態では、別個の送信機回路および別個の受信機回路を備え得、または他の実装形態では、他の方法で実施され得る。ワイヤードトランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、ネットワークトランシーバ380および390)の送信機回路および受信機回路は、1つまたは複数のワイヤードネットワークインターフェースポートに結合され得る。ワイヤレス送信機回路(たとえば、送信機314、324、354、364)は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、ワイヤレス受信機回路(たとえば、受信機312、322、352、362)は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機回路と受信機回路とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANトランシーバ310および350、短距離ワイヤレストランシーバ320および360)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを含み得る。
【0164】
[0182]本明細書で使用される様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、トランシーバ310、320、350、および360、ならびにネットワークトランシーバ380および390)と、ワイヤードトランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、ネットワークトランシーバ380および390)とは、概して、「トランシーバ」、「少なくとも1つのトランシーバ」、または「1つまたは複数のトランシーバ」として特徴づけられ得る。したがって、特定のトランシーバがワイヤードトランシーバであるのか、ワイヤレストランシーバであるのかは、実施される通信のタイプから推論され得る。たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバ間のバックホール通信が、概して、ワイヤードトランシーバを介したシグナリングに関係するが、UE(たとえば、UE302)と基地局(たとえば、基地局304)との間のワイヤレス通信が、概して、ワイヤレストランシーバを介したシグナリングに関係する。
【0165】
[0183]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能を提供するために、および他の処理機能を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332、384および394を含む。プロセッサ332、384、および394は、したがって、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段など、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路、あるいはそれらの様々な組合せを含み得る。
【0166】
[0184]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。メモリ340、386、および396は、したがって、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれプロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。図3Aは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、メモリ340、1つまたは複数のプロセッサ332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、メモリ386、1つまたは複数のプロセッサ384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、メモリ396、1つまたは複数のプロセッサ394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
【0167】
[0185]UE302は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、および/または衛星受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を提供するためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2次元(2D)および/または3次元(3D)座標系における位置を算出する能力を提供するために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
【0168】
[0186]さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を提供するための手段、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
【0169】
[0187]より詳細に1つまたは複数のプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットがプロセッサ384に提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連付けられたRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連付けられたPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連付けられたRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連付けられたMACレイヤ機能を提供し得る。
【0170】
[0188]送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0171】
[0189]UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ332に提供する。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する1つまたは複数のプロセッサ332に提供される。
【0172】
[0190]アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。1つまたは複数のプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
【0173】
[0191]基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、1つまたは複数のプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連付けられたRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連付けられたPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連付けられたRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連付けられたMACレイヤ機能を提供する。
【0174】
[0192]基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0175】
[0193]アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ384に提供する。
【0176】
[0194]アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。1つまたは複数のプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
【0177】
[0195]便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、図3A図3B、および図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示された構成要素は、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。特に、図3A図3C中の様々な構成要素は、代替構成において随意であり、様々な態様が、設計選択、コスト、デバイスの使用、または他の考慮事項により変動し得る構成を含む。たとえば、図3Aの場合、UE302の特定の実装形態が、(1つまたは複数の)WWANトランシーバ310を省略し得る(たとえば、ウェアラブルデバイスまたはタブレットコンピュータまたはPCまたはラップトップが、セルラー能力なしのWi-Fi(登録商標)および/またはBluetooth能力を有し得る)、または(1つまたは複数の)短距離ワイヤレストランシーバ320を省略し得る(たとえば、セルラーのみなど)、または衛星受信機330を省略し得る、または(1つまたは複数の)センサー344を省略し得る、などである。別の例では、図3Bの場合、基地局304の特定の実装形態が、(1つまたは複数の)WWANトランシーバ350を省略し得る(たとえば、セルラー能力なしのWi-Fi「ホットスポット」アクセスポイント)、または(1つまたは複数の)短距離ワイヤレストランシーバ360を省略し得る(たとえば、セルラーのみなど)、または衛星受信機370を省略し得る、などである。簡潔のために、様々な代替構成の説明は本明細書で提供されないが、当業者に容易に理解可能であろう。
【0178】
[0196]UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信可能に結合され得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成するか、またはそれらの一部であり得る。たとえば、異なる論理エンティティが同じデバイスにおいて実施される場合(たとえば、同じ基地局304に組み込まれたgNB機能およびロケーションサーバ機能)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
【0179】
[0197]図3A図3B、および図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A図3B、および図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、プロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
【0180】
[0198]いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装され得る。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワークインフラストラクチャ(たとえば、NG RAN220および/または5GC210/260)のネットワーク事業者または動作とは別個であり得る。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介して、または基地局304とは無関係に(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)UE302と通信するように構成され得るプライベートネットワークの構成要素であり得る。
【0181】
[0199]NRは、ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とを含む、いくつかのセルラーネットワークベース測位技術をサポートする。ダウンリンクベース測位方法は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)と、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)と、NRにおけるダウンリンク離脱角度(DL-AoD)とを含む。OTDOAまたはDL-TDOAの位置推定プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD)または到着時間差(TDOA)測定と呼ばれる、基地局のペアから受信された基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS))の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、支援データ中で基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーションとRSTD測定値とに基づいて、測位エンティティはUEのロケーションを推定することができる。
【0182】
[0200]DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)送信基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定の、UEからのビーム報告を使用する。測位エンティティは、次いで、(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)送信基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
【0183】
[0201]アップリンクベース測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)とアップリンク到着角度(UL-AoA)とを含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されたアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))に基づく。UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、信号強度測定と、(1つまたは複数の)受信ビームの(1つまたは複数の)角度とを使用する。(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
【0184】
[0202]ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位と(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップ時間(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、イニシエータ(基地局またはUE)が、レスポンダ(UEまたは基地局)にRTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)を送信し、レスポンダは、イニシエータにRTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)を返送する。RTT応答信号は、受信-送信(Rx-Tx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差を含む。イニシエータは、送信-受信(Tx-Rx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差を計算する。イニシエータとレスポンダとの間の(「飛行時間」とも呼ばれる)伝搬時間は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差から計算され得る。伝搬時間および光の知られている速度に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られているロケーションに基づいて(たとえば、マルチラテレーションを使用して)それのロケーションが決定されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実施する。RTT方法およびマルチRTT方法は、ロケーション精度を改善するために、UL-AoAおよびDL-AoDなど、他の測位技法と組み合わせられ得る。
【0185】
[0203]E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定値に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出されたネイバー基地局の識別子、推定されたタイミング、および信号強度を報告する。次いで、この情報および(1つまたは複数の)基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションが推定される。
【0186】
[0204]測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は、UEに支援データを提供し得る。たとえば、支援データは、そこから基準信号を測定すべき基地局(または基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替的に、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ中でなど)基地局自体から直接発信し得る。いくつかの場合には、UEは、支援データを使用せずにそれ自体でネイバーネットワークノードを検出することが可能であり得る。
【0187】
[0205]OTDOAまたはDL-TDOAの位置推定プロシージャの場合、支援データは、予想されるRSTD値および関連する不確実性、または予想されるRSTDの周りの探索ウィンドウをさらに含み得る。いくつかの場合には、予想されるRSTDの値範囲は、+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのいずれかがFR1中にあるとき、予想されるRSTDの不確実性の値範囲は、+/-32μsであり得る。他の場合には、(1つまたは複数の)測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2中にあるとき、予想されるRSTDの不確実性の値範囲は、+/-8μsであり得る。
【0188】
[0206]ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。ロケーション推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
【0189】
[0207]ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)間のダウンリンクおよびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。図4Aは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造の一例を示す図400である。図4Bは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す図430である。図4Cは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造の一例を示す図450である。図4Dは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す図480である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。
【0190】
[0208]LTE、および場合によってはNRは、ダウンリンク上ではOFDMを利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上でもOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数ドメインにおいて送られ、SC-FDMでは時間ドメインにおいて送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であり得、最小リソース割振り(リソースブロック)は、12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
【0191】
[0209]LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートし得、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)の、またはそれよりも大きいサブキャリア間隔が利用可能であり得る。各サブキャリア間隔では、スロットごとに14個のシンボルがある。15kHz SCS(μ=0)の場合、サブフレームごとに1つのスロット、フレームごとに10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHz SCS(μ=1)の場合、サブフレームごとに2つのスロット、フレームごとに20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5msであり、シンボル持続時間は33.3μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHz SCS(μ=2)の場合、サブフレームごとに4つのスロット、フレームごとに40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHz SCS(μ=3)の場合、サブフレームごとに8つのスロット、フレームごとに80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHz SCS(μ=4)の場合、サブフレームごとに16個のスロット、フレームごとに160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
【0192】
[0210]図4A図4Dの例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間ドメインでは、10msフレームが各々1msの10個の等しいサイズのサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図4A図4Dでは、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。
【0193】
[0211]タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、周波数ドメインにおける1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間ドメインにおける1つのシンボル長および周波数ドメインにおける1つのサブキャリアに対応し得る。図4A図4Dのヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて7つの連続するシンボルを含んでいることがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて6つの連続するシンボルを含んでいることがある。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
【0194】
[0212]REのうちのいくつかが、ダウンリンク基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、測位基準信号(PRS)、追跡基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)などを含み得る。図4Aは、(「R」と標示された)PRSを搬送するREの例示的なロケーションを示す。
【0195】
[0213]PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数ドメインにおいて複数のPRBに及ぶことができ、時間ドメインにおいてスロット内の(1つまたは複数などの)「N」個の連続するシンボルに及ぶことができる。時間ドメインにおける所与のOFDMシンボルにおいて、PRSリソースは、周波数ドメインにおける連続するPRBを占有する。
【0196】
[0214]所与のPRB内のPRSリソースの送信は、特定の(「コム密度」とも呼ばれる)コムサイズを有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コムサイズ「N」の場合、PRSは、PRBのシンボルのN番目ごとのサブキャリア中で送信される。たとえば、コム4の場合、PRSリソース構成の各シンボルについて、(サブキャリア0、4、8などの)4番目ごとのサブキャリアに対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、コム2、コム4、コム6、およびコム12のコムサイズが、DL-PRSのためにサポートされる。図4Aは、(6つのシンボルに及ぶ)コム6のための例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、(「R」と標示された)影付きREのロケーションは、コム6PRSリソース構成を示す。
【0197】
[0215]現在、DL-PRSリソースが、完全周波数ドメインスタッガードパターン(fully frequency-domain staggered pattern)をもつスロット内の2つ、4つ、6つまたは12個の連続するシンボルに及び得る。DL-PRSリソースは、スロットの任意の上位レイヤ構成されたダウンリンクまたはフレキシブル(FL)シンボルにおいて構成され得る。所与のDL-PRSリソースのすべてのREについて一定のリソース要素単位エネルギー(EPRE)があり得る。以下は、2つ、4つ、6つおよび12個のシンボルにわたるコムサイズ2、4、6および12についてのシンボル間の周波数オフセットである。2シンボルのコム2:{0,1}、4シンボルのコム2:{0,1,0,1}、6シンボルのコム2:{0,1,0,1,0,1}、12シンボルのコム2:{0,1,0,1,0,1,0,1,0,1,0,1}、4シンボルのコム4:{0,2,1,3}、12シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3,0,2,1,3}、6シンボルのコム6:{0,3,1,4,2,5}、12シンボルのコム6:{0,3,1,4,2,5,0,3,1,4,2,5}、および12シンボルのコム12:{0,6,3,9,1,7,4,10,2,8,5,11}。
【0198】
[0216]「PRSリソースセット」は、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソースIDを有する。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、スロットにわたって、同じ周期性と、共通ミューティングパターン構成と、(「PRS-ResourceRepetitionFactor」などの)同じ反復係数とを有する。周期性は、第1のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、2^μ*{4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,160,320,640,1280,2560,5120,10240}スロットから選択された長さを有し得、μ=0、1、2、3である。反復係数は、{1,2,4,6,8,16,32}スロットから選択された長さを有し得る。
【0199】
[0217]PRSリソースセット中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(またはビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソースセットの各PRSリソースは、異なるビーム上で送信され得、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は、「ビーム」と呼ばれることもある。これは、TRPと、PRSが送信されるビームとが、UEに知られているかどうかに関するいかなる暗示をも有しないことに留意されたい。
【0200】
[0218]「PRSインスタンス」または「PRSオケージョン」は、PRSが送信されることが予想される(1つまたは複数の連続するスロットのグループなどの)周期的に反復される時間ウィンドウの1つのインスタンスである。PRSオケージョンは、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、あるいは単に「オケージョン」、「インスタンス」、または「反復」と呼ばれることもある。
【0201】
[0219](単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)「測位周波数レイヤ」は、いくつかのパラメータについて同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。詳細には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(PDSCHについてサポートされるすべてのヌメロロジーが、PRSについてもサポートされることを意味する)と、同じポイントAと、ダウンリンクPRS帯域幅の同じ値と、同じ開始PRB(および中心周波数)と、同じコムサイズとを有する。ポイントAパラメータは、パラメータ「ARFCN-ValueNR」(「ARFCN」は、「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値をとり、送信および受信のために使用される物理無線チャネルのペアを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅は、4つのPRBのグラニュラリティを有し得、最小24個のPRBであり、最大272個のPRBである。現在、最高4つの周波数レイヤが定義されており、最高2つのPRSリソースセットが周波数レイヤごとのTRPごとに構成され得る。
【0202】
[0220]周波数レイヤの概念はやや、コンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、コンポーネントキャリアおよびBWPが1つの基地局(またはマクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって、データチャネルを送信するために使用され、周波数レイヤが、いくつかの(通常3つ以上の)基地局によって、PRSを送信するために使用されることが異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中などに、それの測位能力をネットワークに送るとき、それがサポートすることができる周波数レイヤの数を示し得る。たとえば、UEは、それが1つまたは4つの測位周波数レイヤをサポートすることができるかどうかを示し得る。
【0203】
[0221]図4Bは、無線フレームのダウンリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数のBWPに分割される。BWPは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーのための共通RBの連続サブセットから選択されたPRBの連続セットである。概して、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて、最大4つのBWPが指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上の最高4つのBWP、およびアップリンク上の最高4つのBWPで構成され得る。所与の時間において、1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)のみがアクティブであり得、これは、UEが、一度に1つのBWP上でのみ、受信または送信し得ることを意味する。ダウンリンク上では、各BWPの帯域幅は、SSBの帯域幅に等しいかまたはそれよりも大きくなるべきであるが、それは、SSBを含んでいることも含んでいないこともある。
【0204】
[0222]図4Bを参照すると、1次同期信号(PSS)が、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される。2次同期信号(SSS)が、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは、上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。MIBを搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SS/PBCHとも呼ばれる)SSBを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅中のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0205】
[0223]物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは(時間ドメインにおいて複数のシンボルに及び得る)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数ドメインにおける12個のリソース要素(1つのリソースブロック)、および時間ドメインにおける1つのOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースのセットは、NRでは制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のCORESETに限定され、それ自体のDMRSとともに送信される。これは、PDCCHのためのUE固有ビームフォーミングを可能にする。
【0206】
[0224]図4Bの例では、BWPごとに1つのCORESETがあり、CORESETは時間ドメインにおいて3つのシンボルに及ぶ(ただし、それは1つまたは2つのシンボルのみであり得る)。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは、周波数ドメインにおける固有の領域(すなわち、CORESET)に局在化される。したがって、図4Bに示されているPDCCHの周波数成分は、周波数ドメインにおける単一のBWPよりも小さいものとして示されている。図示されたCORESETは周波数ドメインにおいて連続しているが、それは連続している必要がないことに留意されたい。さらに、CORESETは、時間ドメインにおいて3つよりも少ないシンボルに及び得る。
【0207】
[0225]PDCCH内のDCIは、それぞれ、アップリンク許可およびダウンリンク許可と呼ばれる、アップリンクリソース割振り(永続的および非永続的)に関する情報と、UEに送信されるダウンリンクデータに関する説明とを搬送する。より詳細には、DCIは、ダウンリンクデータチャネル(たとえば、PDSCH)とアップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCH)とのためにスケジュールされたリソースを示す。複数の(たとえば、最高8つの)DCIが、PDCCHにおいて構成され得、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、アップリンクスケジューリングのために、ダウンリンクスケジューリングのために、アップリンク送信電力制御(TPC)のためになど、異なるDCIフォーマットがある。PDCCHは、異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートに適応するために、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のCCEによってトランスポートされ得る。
【0208】
[0226]図4Cに示されているように、(「R」と標示された)REのうちのいくつかが、受信機(たとえば、基地局、別のUEなど)におけるチャネル推定のためのDMRSを搬送する。UEは、たとえば、スロットの最後のシンボル中でSRSをさらに送信し得る。SRSはコム構造を有し得、UEは、コムのうちの1つ上でSRSを送信し得る。図4Cの例では、図示されたSRSは、1つのシンボルにわたるコム2である。SRSは、各UEについてのチャネル状態情報(CSI)を取得するために基地局によって使用され得る。CSIは、RF信号がUEから基地局にどのように伝搬するかを記述し、距離による散乱、フェージング、および電力減衰の複合効果を表す。システムは、リソーススケジューリング、リンク適応、大規模MIMO、ビーム管理などのためにSRSを使用する。
【0209】
[0227]現在、SRSリソースは、コム2、コム4、またはコム8のコムサイズをもつスロット内の1つ、2つ、4つ、8つ、または12個の連続するシンボルに及び得る。以下は、現在サポートされているSRSコムパターンについてのシンボル間の周波数オフセットである。1シンボルのコム2:{0}、2シンボルのコム2:{0,1}、4シンボルのコム2:{0,1,0,1}、4シンボルのコム4:{0,2,1,3}、8シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3}、12シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3,0,2,1,3}、4シンボルのコム8:{0,4,2,6}、8シンボルのコム8:{0,4,2,6,1,5,3,7}、および12シンボルのコム8:{0,4,2,6,1,5,3,7,0,4,2,6}。
【0210】
[0228]SRSの送信のために使用されるリソース要素の集合は、「SRSリソース」と呼ばれ、パラメータ「SRS-ResourceId」によって識別され得る。リソース要素の集合は、周波数ドメインにおいて複数のPRBに及ぶことができ、時間ドメインにおけるスロット内でN個(たとえば、1つまたは複数)の連続するシンボルに及ぶことができる。所与のOFDMシンボルにおいて、SRSリソースは、連続するPRBを占有する。「SRSリソースセット」は、SRS信号の送信のために使用されるSRSリソースのセットであり、SRSリソースセットID(「SRS-ResourceSetId」)によって識別される。
【0211】
[0229]概して、UEは、受信基地局(サービング基地局またはネイバリング基地局のいずれか)がUEと基地局との間のチャネル品質を測定することを可能にするために、SRSを送信する。しかしながら、SRSは、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT)、アップリンク到着角度(UL-AoA)など、アップリンクベース位置推定プロシージャについてのアップリンク測位基準信号としても特に構成され得る。本明細書で使用される「SRS」という用語は、チャネル品質測定のために構成されたSRSまたは測位目的のために構成されたSRSを指し得る。SRSのその2つのタイプを区別することが必要とされるとき、前者は、本明細書では「通信のためのSRS(SRS-for-communication)」と呼ばれることがあり、および/または後者は「測位のためのSRS(SRS-for-positioning)」と呼ばれることがある。
【0212】
[0230](単一シンボル/コム2を除く)SRSリソース内の新しいスタッガードパターン、SRSのための新しいコムタイプ、SRSのための新しいシーケンス、コンポーネントキャリアごとのより高い数のSRSリソースセット、およびコンポーネントキャリアごとのより高い数のSRSリソースなど、SRSの以前の定義に勝るいくつかの拡張が、(「UL-PRS」とも呼ばれる)測位のためのSRSのために提案されている。さらに、パラメータ「SpatialRelationInfo」および「PathLossReference」は、ネイバリングTRPからのダウンリンク基準信号またはSSBに基づいて構成されるべきである。さらにまた、1つのSRSリソースが、アクティブBWPの外側で送信され得、1つのSRSリソースが、複数のコンポーネントキャリアにわたって及び得る。また、SRSは、RRC接続状態で構成され、アクティブBWP内でのみ送信され得る。さらに、周波数ホッピング、反復係数がなく、単一のアンテナポート、およびSRSのための新しい長さ(たとえば、8つおよび12個のシンボル)があり得る。また、開ループ電力制御があり、閉ループ電力制御がないことがあり、コム8(すなわち、同じシンボルにおける8番目ごとのサブキャリア中で送信されるSRS)が使用され得る。最後に、UEは、UL-AoAのための複数のSRSリソースから同じ送信ビームを通して送信し得る。これらのすべては、現在のSRSフレームワークに追加される特徴であり、それらは、RRC上位レイヤシグナリングを通して構成される(および、MAC制御要素(CE)またはDCIを通して潜在的にトリガまたはアクティブ化される)。
【0213】
[0231]図4Dは、本開示の態様による、フレームのアップリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)とも呼ばれるランダムアクセスチャネル(RACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のスロット内にあり得る。PRACHは、スロット内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHは、UEが、初期システムアクセスを実施し、アップリンク同期を達成することを可能にする。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)が、アップリンクシステム帯域幅のエッジ上に位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、CSI報告、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
【0214】
[0232]「測位基準信号」および「PRS」という用語は、概して、NRおよびLTEシステムにおいて測位のために使用される固有の基準信号を指すことに留意されたい。しかしながら、本明細書で使用される「測位基準信号」および「PRS」という用語は、限定はしないが、LTEおよびNRにおいて定義されているPRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSB、SRS、UL-PRSなど、測位のために使用され得る任意のタイプの基準信号をも指し得る。さらに、「測位基準信号」および「PRS」という用語は、コンテキストによって別段に示されていない限り、ダウンリンクまたはアップリンク測位基準信号を指し得る。PRSのタイプをさらに区別することが必要とされる場合、ダウンリンク測位基準信号は、「DL-PRS」と呼ばれることがあり、アップリンク測位基準信号(たとえば、測位のためのSRS、PTRS)は、「UL-PRS」と呼ばれることがある。さらに、アップリンクとダウンリンクの両方において送信され得る信号(たとえば、DMRS、PTRS)の場合、それらの信号は、方向を区別するために「UL」または「DL」が前に付加され得る。たとえば、「UL-DMRS」は、「DL-DMRS」と弁別され得る。
【0215】
[0233]図5は、測位動作を実施するための、UE504と(ロケーション管理機能(LMF)570として示される)ロケーションサーバとの間の例示的なロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)プロシージャ500を示す。図5に示されているように、UE504の測位は、UE504とLMF570との間のLPPメッセージの交換を介してサポートされる。LPPメッセージは、(サービングgNB502として示されている)UE504のサービング基地局と、コアネットワーク(図示せず)とを介して、UE504とLMF570との間で交換され得る。LPPプロシージャ500は、UE504のための(またはUE504のユーザのための)ナビゲーションなど、様々なロケーション関係サービスをサポートするために、またはルーティングのために、またはUE504から公共安全応答ポイント(PSAP:public safety answering point)への緊急呼に関連する、PSAPへの正確なロケーションの提供のために、または何らかの他の理由で、UE504を測位するために使用され得る。LPPプロシージャ500は測位セッションと呼ばれることもあり、異なるタイプの測位方法(たとえば、ダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT)、拡張セル識別情報(E-CID)など)のための複数の測位セッションがあり得る。
【0216】
[0234]最初に、UE504は、段階510において、その測位能力についての要求(たとえば、LPP能力要求メッセージ)をLMF570から受信し得る。段階520において、UE504は、LPPを使用してUE504によってサポートされる位置方法とこれらの位置方法の特徴とを示すLPP能力提供メッセージをLMF570に送ることによって、LPPプロトコルに対するUE504の測位能力をLMF570に提供する。LPP能力提供メッセージ中で示される能力は、いくつかの態様では、UE504がサポートする測位のタイプ(たとえば、DL-TDOA、RTT、E-CIDなど)を示し得、それらのタイプの測位をサポートするUE504の能力を示し得る。
【0217】
[0235]段階520における、LPP能力提供メッセージの受信時に、LMF570は、UE504がサポートする測位の(1つまたは複数の)示されたタイプに基づいて、特定のタイプの測位方法(たとえば、DL-TDOA、RTT、E-CIDなど)を使用することを決定し、UE504がそこからのダウンリンク測位基準信号を測定するべきであるか、またはUE504がそこのほうへアップリンク測位基準信号を送信するべきである、1つまたは複数の送信受信ポイント(TRP)のセットを決定する。段階530において、LMF570は、UE504にTRPのセットを識別するLPP支援データ提供メッセージを送る。
【0218】
[0236]いくつかの実装形態では、段階530におけるLPP支援データ提供メッセージは、UE504によってLMF570に送られたLPP支援データ要求メッセージ(図5に図示せず)に応答して、LMF570によってUE504に送られ得る。LPP支援データ要求メッセージは、UE504のサービングTRPの識別子と、ネイバリングTRPの測位基準信号(PRS)構成についての要求とを含み得る。
【0219】
[0237]段階540において、LMF570は、UE504にロケーション情報についての要求を送る。その要求は、LPPロケーション情報要求メッセージであり得る。このメッセージは、通常、ロケーション情報タイプと、ロケーション推定値の所望の精度と、応答時間(すなわち、所望のレイテンシ)とを定義する情報要素を含む。低レイテンシ要件は、より長い応答時間を可能にするが、高レイテンシ要件は、より短い応答時間を必要とすることに留意されたい。しかしながら、長い応答時間は高レイテンシと呼ばれ、短い応答時間は低レイテンシと呼ばれる。
【0220】
[0238]いくつかの実装形態では、たとえば、UE504が、段階540においてロケーション情報についての要求を受信した後に、(たとえば、LPP支援データ要求メッセージ中で、図5に図示せず)支援データについての要求をLMF570に送る場合、段階530において送られたLPP支援データ提供メッセージは、540におけるLPPロケーション情報要求メッセージの後に送られ得ることに留意されたい。
【0221】
[0239]段階550において、UE504は、選択された測位方法のための測位動作(たとえば、DL-PRSの測定、UL-PRSの送信など)を実施するために、段階530において受信された支援情報と、段階540において受信された任意の追加のデータ(たとえば、所望のロケーション精度または最大応答時間)とを利用する。
【0222】
[0240]段階560において、UE504は、段階550において、および任意の最大応答時間(たとえば、段階540においてLMF570によって提供された最大応答時間)が満了する前または満了したとき、取得された測定(たとえば、到着時間(ToA)、基準信号時間差(RSTD)、受信-送信(Rx-Tx)など)の結果を伝達するLPPロケーション情報提供メッセージをLMF570に送り得る。段階560におけるLPPロケーション情報提供メッセージはまた、測位測定値が取得された(1つまたは複数の)時間と、測位測定値がそこから取得された(1つまたは複数の)TRPの識別情報とを含み得る。540におけるロケーション情報についての要求と560における応答との間の時間は、「応答時間」であり、測位セッションのレイテンシを示すことに留意されたい。
【0223】
[0241]LMF570は、段階560においてLPPロケーション情報提供メッセージ中で受信された測定値に少なくとも部分的に基づいて、適切な測位技法(たとえば、DL-TDOA、RTT、E-CIDなど)を使用して、UE504の推定されたロケーションを算出する。
【0224】
[0242]UEは、UE支援測位の場合、ロケーションサーバに単一の測定報告中で(たとえば、段階560におけるLPPロケーション情報提供メッセージ中で)(RSTD測定、ダウンリンクRSRP測定、および/またはUE Rx-Tx時間差測定の)1つまたは複数の測定インスタンスを報告することが予想される(UEベース測位の場合、そのような報告はない)。各UE測定インスタンスは、DL-PRSリソースセットの(N=1を含む)「N」個のインスタンスで構成され得る。同様に、TRPは、(たとえば、NR測位プロトコルタイプA(NRPPa)を介して)ロケーションサーバに単一の測定報告中で(相対ToA(RTOA)測定、アップリンクRSRP測定、および/または基地局Tx-Rx時間差測定の)1つまたは複数の測定インスタンスを報告することが予想される。各測定インスタンスは、それ自体のタイムスタンプとともに報告され、測定インスタンスは、(構成された)測定ウィンドウ内にあり得る。各TRP測定インスタンスは、(M=1を含む)「M」個のSRS測定時間オケージョンで構成され得る。測定インスタンスは、同じまたは異なるタイプのいずれかであり得る、および(1つまたは複数の)同じDL-PRSリソースまたは(1つまたは複数の)同じSRSリソースから取得される、1つまたは複数の測定を指すことに留意されたい。
【0225】
[0243]以下の定義は、内部タイミングエラーについて説明する目的で使用される。
【0226】
[0244]送信(Tx)タイミングエラー:信号送信の観点から、デジタル信号がベースバンドにおいて生成される時間から、RF信号が送信アンテナから送信される時間までの時間遅延がある。測位をサポートするために、UE/TRPは、DL-PRS/UL-SRSの送信のための送信時間遅延の内部較正/補償を実装し得、これは、同じUE/TRPにおける異なるRFチェーン間の相対時間遅延の較正/補償をも含み得る。補償は、物理アンテナ中心に対する送信アンテナ位相中心のオフセットをも考慮し得る。しかしながら、較正は完全でないことがある。較正後の残りの送信時間遅延、または較正されていない送信時間遅延は、「送信タイミングエラー」または「Txタイミングエラー」として定義される。
【0227】
[0245]受信(Rx)タイミングエラー:信号受信の観点から、RF信号がRxアンテナに到着する時間から、信号がベースバンドにおいてデジタル化され、タイムスタンプを付けられる時間までの時間遅延がある。測位をサポートするために、UE/TRPは、それがDL-PRS/SRSから取得された測定値を報告する前に、Rx時間遅延の内部較正/補償を実装し得、これは、同じUE/TRPにおける異なるRFチェーン間の相対時間遅延の較正/補償をも含み得る。補償は、物理アンテナ中心に対するRxアンテナ位相中心のオフセットをも考慮し得る。しかしながら、較正は完全でないことがある。較正後の残りのRx時間遅延、または較正されていないRx時間遅延は、「Rxタイミングエラー」として定義される。
【0228】
[0246]UE Txタイミングエラーグループ(TEG):UE Tx TEG(またはTxTEG)が、あるマージン内の(たとえば、互いのしきい値内の)Txタイミングエラーを有する測位目的のための1つまたは複数のSRSリソースの送信に関連付けられる。
【0229】
[0247]TRP Tx TEG:TRP Tx TEG(またはTxTEG)が、あるマージン内のTxタイミングエラーを有する1つまたは複数のDL-PRSリソースの送信に関連付けられる。
【0230】
[0248]UE Rx TEG:UE Rx TEG(またはRxTEG)が、あるマージン内のRxタイミングエラーを有する1つまたは複数のダウンリンク測定に関連付けられる。
【0231】
[0249]TRP Rx TEG:TRP Rx TEG(またはRxTEG)が、マージン内のRxタイミングエラーを有する1つまたは複数のアップリンク測定に関連付けられる。
【0232】
[0250]UE Rx-Tx TEG:UE Rx-Tx TEG(またはRxTxTEG)が、あるマージン内のRxタイミングエラー+Txタイミングエラーを有する、1つまたは複数のUE Rx-Tx時間差測定と、測位目的のための1つまたは複数のSRSリソースとに関連付けられる。
【0233】
[0251]TRP Rx-Tx TEG:TRP Rx-Tx TEG(またはRxTxTEG)が、あるマージン内のRxタイミングエラー+Txタイミングエラーを有する、1つまたは複数のTRP Rx-Tx時間差測定と、1つまたは複数のDL-PRSリソースとに関連付けられる。
【0234】
[0252]図6Aおよび図6Bは、本開示の態様による、TEG報告のための、LPPを使用する例示的なアップリンク専用位置推定プロシージャ600を示す。段階605aにおいて、LMF270は、図5の段階510においてのように、ターゲットUE204にLPP能力要求メッセージを送る。段階605bにおいて、UE204は、図5の段階520においてのように、LMF270にLPP能力提供メッセージを送る。
【0235】
[0253]段階610aにおいて、LMF270は、UE204のためのUL-SRS構成情報を要求するために、ターゲットUE204のサービングgNB222(またはTRP)にNRPPa測位情報要求を送る。LMF270は、サービングgNB222によって必要とされる任意の支援データ(たとえば、経路損失基準、空間関係、SSB構成など)を提供し得る。段階610bにおいて、サービングgNB222は、UL-SRSのために利用可能なリソースを決定し、UL-SRSリソースセットでターゲットUE204を構成する。段階610cにおいて、サービングgNB222は、UE204にUL-SRS構成情報を提供する。段階610dにおいて、サービングgNB222は、LMF270にNRPPa測位情報応答メッセージを送る。NRPPa測位情報応答メッセージは、UE204に送られたUL-SRS構成情報を含む。
【0236】
[0254]段階615aにおいて、LMF270は、構成された/割り振られたリソース上でUL-SRS送信をアクティブ化するようにUE204を構成するようにサービングgNB222に命令するNRPPa測位アクティブ化要求メッセージを、サービングgNB222に送る。UL-SRSは非周期的(たとえば、オンデマンド)UL-SRSであり得、したがって、段階615bにおいて、サービングgNB222は、UL-SRS送信をアクティブ化する(すなわち、開始する)ようにUE204を構成する/UE204に命令する。段階615cにおいて、サービングgNB222は、UL-SRS送信がアクティブ化されたことを示すために、LMF270にNRPPa測位アクティブ化応答メッセージを送る。
【0237】
[0255]段階620において、LMF270は、図5の段階540においてのように、ターゲットUE204にLPPロケーション情報要求メッセージを送る。LPPロケーション情報要求メッセージについての応答時間は、通常通り適用される。しかしながら、LPPロケーション情報要求メッセージは、以下でさらに説明されるように、UE Tx TEG要求を含む。
【0238】
[0256]段階625において、LMF270は、サービングgNB222および候補ネイバーgNB222(またはTRP)にNRPPa測定要求メッセージを送る。NRPPa測定要求メッセージは、gNB222がターゲットUE204からのUL-SRS送信のアップリンク測定を実施することを可能にするために必要とされるすべての情報を含む。
【0239】
[0257]段階630において、関与するgNB222(ここでは、サービングgNB222およびネイバーgNB222)は、ターゲットUE204からのUL-SRS送信の測位測定を実施する。たとえば、gNB222は、UE204によって送信されたUL-SRSのToA、UL-RSTD、AoAなどを測定し得る。
【0240】
[0258]段階635において、関与するgNB222は、LMF270にNRPPa測定応答メッセージを送る。NRPPa測定応答メッセージは、段階630において測定されたUL-SRS送信の測定値を含む。
【0241】
[0259]段階640において、ターゲットUE204は、図5の段階560においてのように、LPPロケーション情報提供メッセージを送る。しかしながら、段階560におけるLPPロケーション情報提供メッセージとは異なり、段階640におけるLPPロケーション情報提供メッセージは、段階620において要求されたUE Tx TEG報告を含む。
【0242】
[0260]段階645aにおいて、LMF270は、サービングgNB222にNRPPa測位非アクティブ化メッセージを送る。段階645bにおいて、サービングgNB222は、UL-SRSの送信を非アクティブ化する(すなわち、中止する)ようにUE204を構成する/UE204に命令する。
【0243】
[0261]再び段階620を参照すると、LPPロケーション情報要求メッセージは、「CommonIEsRequestLocationInformation」情報要素(IE)中に「LocationInformationType」フィールドを含む。現在、ロケーション情報タイプは、ダウンリンクベースまたはダウンリンクおよびアップリンクベース測位タイプを示し得る。したがって、「LocationInformationType」フィールドは、UL専用測位に適用可能でない。UL専用測位(すなわち、ここで、「RequestLocationInformation」IEは「NR-UL-RequestLocationInformation」IEのみを含む)では、「LocationInformationType」は、受信側(たとえば、ターゲットUE204)によって無視され得る。代替的に、UL専用測位のためのTEG専用報告のために、新しいコードポイントが追加され得る。たとえば、「ue-tx-TEG-Required」フィールドが「LocationInformationType」フィールドに追加され得る。
【0244】
[0262]次いで、(段階620および段階640においてのような)UL専用ロケーション情報要求および提供メッセージが、TEG報告のために定義され得る。たとえば、随意の「nr-UL-RequestLocationInformation」フィールドが、LPPロケーション情報要求メッセージの「RequestLocationInformation」IE中に追加され得る。このフィールドは、「NR-UL-RequestLocationInformation」IEを指すことになる。「NR-UL-RequestLocationInformation」IEは、ターゲットデバイス(たとえば、UE204)にアップリンクロケーション情報を要求するために、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)によって使用されることになる。「NR-UL-RequestLocationInformation」IEは、「ue-tx-timing-error-group-request」フィールドを含むことになる。このフィールドは、UE Tx TEG要求(すなわち、ターゲットUEが、段階640においてのように、LMF270にUE Tx TEG報告を提供するように要求されること)を示すために、「真」に設定されることになる。
【0245】
[0263]再び段階640を参照すると、LPPロケーション情報提供メッセージは、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)に測位測定値または位置推定値を提供するために、ターゲットデバイス(たとえば、UE204)によって使用される。LPPロケーション情報要求メッセージと同様に、随意の「nr-UL-ProvideLocationInformation」フィールドが、LPPロケーション情報提供メッセージの「ProvideLocationInformation」IEに追加され得る。このフィールドは、「NR-UL-ProvideLocationInformation」IEを指すことになる。「NR-UL-ProvideLocationInformation」IEは、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)にアップリンクロケーション情報を提供するために、ターゲットデバイス(たとえば、UE204)によって使用されることになる。それはまた、アップリンク測位固有エラー理由を提供するために使用され得る。
【0246】
[0264]一態様では、「NR-UL-ProvideLocationInformation」IEは、「nr-ul-Tx-TimingErrorGroup」フィールドと「nr-UL-Error」フィールドとを含み得る。「nr-ul-Tx-TimingErrorGroup」フィールドは、ロケーションサーバにUE Tx TEG情報を提供するためにターゲットデバイスによって使用され得る「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IEを指す。UE Tx TEGが、あるマージン内の(たとえば、互いのしきい値内の)同じ送信タイミングエラーを有する1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信に関連付けられる。図7は、本開示の態様による、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IEと、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IE中に含まれるかまたはそれによって指される様々なIEとを示す。図7は、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IE、「UE-TX-TEG」IE、「TEG-SRS-PosResourceSet」IE、および「TX-TEG-CalibrationInfo」IEの様々なフィールドを示すが、必要に応じて、これらのIE中に追加のフィールドがあり得ることに留意されたい。
【0247】
[0265]以下の表は、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IEのフィールドのうちのいくつかについて説明する。
【0248】
【表1】
【0249】
[0266]表1中のTxタイミングエラーについて、信号送信の観点から、デジタル信号がベースバンドにおいて生成される時間から、RF信号が送信アンテナから送信される時間までの時間遅延があることになることに留意されたい。測位をサポートするために、UE(たとえば、UE204)は、UL-SRSの送信のためのUE Tx時間遅延の内部較正/補償を実装し得る。補償は、物理アンテナ中心に対する送信アンテナ位相中心のオフセットをも考慮し得る。しかしながら、較正は完全でないことがある。較正後の残りのTx時間遅延、または較正されていないTx時間遅延は、「Txタイミングエラー」として定義される。
【0250】
[0267]図8Aおよび図8Bは、本開示の態様による、TEG報告のための、NRPPaを使用する例示的なアップリンク専用位置推定プロシージャ800を示す。段階805aにおいて、LMF270は、図5の段階510においてのように、ターゲットUE204にLPP能力要求メッセージを送る。段階805bにおいて、UE204は、図5の段階520においてのように、LMF270にLPP能力提供メッセージを送る。
【0251】
[0268]段階810aにおいて、LMF270は、UE204のためのUL-SRS構成情報を要求するために、ターゲットUE204のサービングgNB222(またはTRP)にNRPPa測位情報要求メッセージを送る。LMF270は、サービングgNB222によって必要とされる任意の支援データ(たとえば、経路損失基準、空間関係、SSB構成など)を提供し得る。NRPPa測位情報要求メッセージは、以下でさらに説明されるように、UE Tx TEG報告要求を含み得る。段階810bにおいて、サービングgNB222は、UL-SRSのために利用可能なリソースを決定し、UL-SRSリソースセットでターゲットUE204を構成する。段階810cにおいて、サービングgNB222は、UE204にUL-SRS構成情報を提供する。UL-SRS構成情報は、以下でさらに説明されるように、UE Tx TEG報告構成を含み得る。段階810dにおいて、サービングgNB222は、LMF270にNRPPa測位情報応答メッセージを送る。NRPPa測位情報応答メッセージは、UE204に送られたUL-SRS構成情報を含む。それは、以下でさらに説明されるように、ターゲットUE204に示されたUE Tx TEG報告構成をも含み得る。
【0252】
[0269]段階815aにおいて、LMF270は、構成された/割り振られたリソース上でUL-SRS送信をアクティブ化するようにUE204を構成するようにサービングgNB222に命令するNRPPa測位アクティブ化要求メッセージを、サービングgNB222に送る。UL-SRSは非周期的(たとえば、オンデマンド)UL-SRSであり得、したがって、段階815bにおいて、サービングgNB222は、UL-SRS送信をアクティブ化する(すなわち、開始する)ようにUE204を構成する/UE204に命令する。段階815cにおいて、サービングgNB222は、UL-SRS送信がアクティブ化されたことを示すために、LMF270にNRPPa測位アクティブ化応答メッセージを送る。
【0253】
[0270]段階820において、LMF270は、サービングgNB222および候補ネイバーgNB222(またはTRP)にNRPPa測定要求メッセージを送る。NRPPa測定要求メッセージは、gNB222がターゲットUE204からのUL-SRS送信のアップリンク測定を実施することを可能にするために必要とされるすべての情報を含む。
【0254】
[0271]段階825において、関与するgNB222(ここでは、サービングgNB222およびネイバーgNB222)は、ターゲットUE204からのUL-SRS送信の測位測定を実施する。たとえば、gNB222は、UE204によって送信されたUL-SRSのToA、UL-RSTD、AoAなどを測定し得る。
【0255】
[0272]段階830において、ターゲットUE204は、以下でさらに説明されるように、UE Tx TEG報告を含んでいる1つまたは複数のMAC制御要素(MAC-CE)またはRRCメッセージをサービングgNB222に送る。段階835において、サービングgNB222は、LMF270にNRPPa測位情報更新メッセージを送る。NRPPa測位情報更新メッセージは、以下でさらに説明されるように、段階830において受信されたUE204のUE Tx TEG報告を含む。
【0256】
[0273]段階840において、関与するgNB222は、LMF270にNRPPa測定応答メッセージを送る。NRPPa測定応答メッセージは、段階825において測定されたUL-SRS送信の測定値を含む。
【0257】
[0274]段階845aにおいて、LMF270は、サービングgNB222にNRPPa測位非アクティブ化メッセージを送る。段階845bにおいて、サービングgNB222は、UL-SRSの送信を非アクティブ化する(すなわち、中止する)ようにUE204を構成する/UE204に命令する。
【0258】
[0275]再び段階810aを参照すると、LMF270は、gNB222に測位情報を要求するために、NRPPa測位情報要求メッセージを送る。一態様では、段階820cにおいてUE204に提供されるべきUE Tx TEG報告構成を示すために、随意の「要求されたUE Tx TEG報告構成」パラメータがこのメッセージに追加され得る。「UE Tx TEG報告構成」IEは、以下のフィールドおよび例示的な値を含み得る。
【0259】
【表2】
【0260】
[0276]周期TEG報告の数についての129の値は報告の「無限」数に対応することに留意されたい。すなわち、LMF270は、サービングgNB222が、何らかの再構成の発生まで報告するようにターゲットUE204を構成することを要求する。
【0261】
[0277]再び段階810cを参照すると、「SRS-Config」IEは、UL-SRS送信を構成するために使用される。その構成は、SRSリソースのリストとSRSリソースセットのリストとを定義する。各SRSリソースセットは、SRSリソースのセットを定義する。ネットワーク(たとえば、サービングgNB222)は、構成された「aperiodicSRS-ResourceTrigger」(レイヤ1DCI信号)を使用して、(段階815bにおいて)SRSリソースのセットの送信をトリガする。
【0262】
[0278]要求されたUE Tx TEG報告構成をUE204に示すために、「srs-Tx-TEG-ReportConfig」フィールドが「SRS-Config」IEに追加され得る。「srs-Tx-TEG-ReportConfig」フィールドは、「SRS-Tx-TEG-ReportConfig」IEを指す。図9は、本開示の態様による、例示的な「SRS-Tx-TEG-ReportConfig」IE900を示す。以下の表は、「NR-UL-Tx-TimingErrorGroup」IEのフィールドのうちのいくつかについて説明する。
【0263】
【表3】
【0264】
[0279]再び段階810dを参照すると、サービングgNB222は、測位情報を提供するために、LMF270に測位情報応答メッセージを送る。段階810cにおいてUE204に提供されたUE Tx TEG報告構成を報告するために、「UE Tx TEG報告構成」IEがこのメッセージに追加され得る。
【0265】
[0280]再び段階830を参照すると、UE Tx TEG報告MAC-CEが、拡張論理チャネル識別子(eLCID)をもつMACサブヘッダによって識別される。図10は、本開示の態様による、例示的なUE Tx TEG報告MAC-CE1000を示す。UE Tx TEG報告MAC-CE1000は、可変サイズを有し、図10に示されているように、以下のフィールドを有する。「測位SRSリソースセットのセルID」フィールドは、測位SRSリソースセットを含んでいるサービングセル(たとえば、サービングgNB222)の識別情報を示す。このフィールドは、代替または追加として、測位SRSリソースセットを含んでいるBWPのためのBWP識別子を含み得る。「TEGの数」フィールドは、このUE Tx TEG報告MAC-CE1000中に含まれるUE Txタイミングエラーグループの数「M」を示す。「TEG」フィールドは、図11を参照しながら以下で説明される、UE Tx TEG MAC-CEを示す。
【0266】
[0281]図11は、本開示の態様による、例示的なUE Tx TEG MAC-CE1100を示す。UE Tx TEG MAC-CE1100は、以下のフィールドを含む。「TXタイミングエラー」フィールドは、3GPP TS37.355において指定されているTXタイミングエラーを示す。「TXタイミングエラー不確実性」フィールドは、3GPP TS37.355において指定されているTXタイミングエラーの(片側(single-sided))不確実性を示す。「測位SRSリソースセットID」フィールドは、SRSリソースセットIDを示す。「Cal」フィールドは、UE Tx TEGが較正される(たとえば、「1」に設定される)か否(たとえば、「0」に設定される)かを示す。「リソースの数N」フィールドは、含まれる測位SRSリソースIDの数を示す。このフィールドが0である場合、測位SRSリソースセットIDのすべての測位SRSリソースIDがTEGに属する。「測位SRSリソースID」フィールドは、SRSリソースIDを示す。「R」フィールドは、「0」に設定された予約済みビットを表す。
【0267】
[0282]再び段階835を参照すると、サービングgNB222は、SRS構成の変更が行われたことを示すために、LMF270にNRPPa測位情報更新メッセージを送る。UE Tx TEG情報を提供するために、UE Tx TEG報告IEがこのメッセージに追加され得る。「UE Tx TEG報告」IEは、以下のフィールドおよび例示的な値を含み得る。
【0268】
【表4】
【0269】
[0283]「TXタイミングエラー」および「TXタイミングエラー不確実性」パラメータのセマンティクス記述は、3GPP TS37.355に従って指定され得ることに留意されたい。パラメータ「maxNoTEGs」は、提供されるTEGの最大数(たとえば、16)である。パラメータ「maxNoResources」は、TEG中のSRSリソースセットの最大数(たとえば、16)である。パラメータ「maxNoResourcesperSet」は、SRSリソースセットごとのSRSリソースの最大数(たとえば、16)である。
【0270】
[0284]表4を参照すると、「TEG較正情報(TEG Calibration Info)」パラメータは、UE Tx時間遅延較正に関する情報を提供する。「TEG較正情報(TEG Calibration Info)」IEは、以下のフィールドおよび例示的な値を含み得る。
【0271】
【表5】
【0272】
[0285]上記の表では、スロット選定は、15、30、60、または120kHzのサブキャリア間隔(SCS)に基づくことに留意されたい。
【0273】
[0286]図12は、本開示の態様による、ワイヤレス測位の例示的な方法1200を示す。一態様では、方法1200は、UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実施され得る。
【0274】
[0287]1210において、UEは、段階620においてのように、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)から、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を提供するための要求を受信する。UE Tx TEG報告を提供するための要求は、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのLPPロケーション情報要求メッセージ中に含まれ得る。一態様では、動作1210は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0275】
[0288]1220において、UEは、アップリンク専用位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースを送信する。一態様では、動作1220は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0276】
[0289]1230において、UEは、段階640においてのように、ロケーションサーバにUE Tx TEG報告を送信し、UE Tx TEG報告は、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信に関連付けられた少なくとも1つのUE Tx TEGを含み、少なくとも1つのUE Tx TEGは、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信の送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。UE Tx TEG報告は、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのLPPロケーション情報提供メッセージ中に含まれ得る。一態様では、動作1230は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0277】
[0290]図13は、本開示の態様による、ワイヤレス測位の例示的な方法1300を示す。一態様では、方法1300は、UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実施され得る。
【0278】
[0291]1310において、UEは、段階810cにおいてのように、サービング基地局(たとえば、gNB222)から、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を提供するための要求を受信する。UE Tx TEG報告を提供するための要求は、1つまたは複数のUL-SRSリソースのためのSRS構成中に含まれ得る。一態様では、動作1310は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0279】
[0292]1320において、UEは、アップリンク専用位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースを送信する。一態様では、動作1320は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0280】
[0293]1330において、UEは、段階830においてのように、サービング基地局にUE Tx TEG報告を送信し、UE Tx TEG報告は、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信に関連付けられた少なくとも1つのUE Tx TEGを含み、少なくとも1つのUE Tx TEGは、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信の送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。UE Tx TEG報告は、RRCメッセージまたはMAC-CE中に含まれ得る。一態様では、動作1330は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0281】
[0294]図14は、本開示の態様による、測位の例示的な方法1400を示す。一態様では、方法1400は、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)によって実施され得る。
【0282】
[0295]1410において、ロケーションサーバは、段階620においてのように、UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)に、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を提供するためのUEに対する要求を送信する。UE Tx TEG報告を提供するための要求は、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのLPPロケーション情報要求メッセージ中に含まれ得る。一態様では、動作1410は、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、1つまたは複数のプロセッサ394、メモリ396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0283】
[0296]1420において、ロケーションサーバは、段階640においてのように、UEからUE Tx TEG報告を受信し、UE Tx TEG報告は、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースのUEによる送信に関連付けられた少なくとも1つのUE Tx TEGを含み、少なくとも1つのUE Tx TEGは、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信の送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。UE Tx TEG報告は、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのLPPロケーション情報提供メッセージ中に含まれ得る。一態様では、動作1420は、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、1つまたは複数のプロセッサ394、メモリ396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0284】
[0297]図15は、本開示の態様による、測位の例示的な方法1500を示す。一態様では、方法1500は、サービング基地局(たとえば、gNB222)によって実施され得る。
【0285】
[0298]1510において、サービング基地局は、段階810cにおいてのように、UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)に、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を提供するためのUEに対する要求を送信する。UE Tx TEG報告を提供するための要求は、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースのためのUL-SRS構成中に含まれ得る。一態様では、動作1510は、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380、1つまたは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0286】
[0299]1520において、サービング基地局は、段階830においてのように、UEからUE Tx TEG報告を受信し、UE Tx TEG報告は、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースのUEによる送信に関連付けられた少なくとも1つのUE Tx TEGを含み、少なくとも1つのUE Tx TEGは、少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソースの送信の送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。UE Tx TEG報告は、RRCメッセージまたはMAC-CE中に含まれ得る。一態様では、動作1320は、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380、1つまたは複数のプロセッサ384、メモリ386、および/または測位構成要素388によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
【0287】
[0300]諒解されるように、方法1200および1300の技術的利点は、アップリンク専用位置推定プロシージャについてのUE Tx TEGの報告である。
【0288】
[0301]図6Bの640および図8Bの830に関して上記で説明されたように、UEは、UL-SRSの送信の後にUE Tx TEG報告を提供し得る。特に、UE Tx TEG報告は、LMFが位置推定プロシージャに関与するgNBからUL-SRS測定値の一部または全部を受信した後に、LMFに到着し得る。したがって、UE Tx TEG報告は、LMFにおけるUL-SRSの処理を遅延させ得、これは、位置推定プロシージャを遅延させる。
【0289】
[0302]それにより、本開示の態様は、位置推定プロシージャ(たとえば、UL-TDOAまたは角度測定についてUL専用、あるいはRTTについてDL+ULなど)についての少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される(たとえば、あるいは予測またはコミットされる)関連付けの早期指示を対象とする。予想される関連付けは(たとえば、アクティブBWP切替え、RRC再構成、UL-SRSリソース再構成、DRXオフ遷移などにより)不正確であり得るので、いくらかのリスクがあるが、いくつかの態様では、予想される関連付けの早期指示は、位置推定エンティティ(たとえば、LMF、またはUEベース位置推定のためのUEなど)がより早期にUL-SRSの処理を開始することを可能にし得る。そのような態様は、ターゲットUEのより高速の位置推定など、様々な技術的利点を提供し得る。
【0290】
[0303]図16は、本開示の態様による、測位の例示的な方法1600を示す。一態様では、方法1600は、UE(たとえば、UE302)によって実施され得る。
【0291】
[0304]1610において、UE302(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ332、測位構成要素342など)は、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けを決定し、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。いくつかの設計では、位置推定プロシージャは、UL-TDOAまたは角度測定についてUL専用、あるいはRTTについてDL+ULなどであり得る。いくつかの設計では、予想される関連付けは、(たとえば、SP-SRSの場合のSRS構成のアクティブ化、またはAP-SRSについてのSRS構成の受信など、何らかのトリガリングイベントに応答して)1610の決定が実施されたときに少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の現在の関連付けとして決定され得る。他の設計では、UEは、UE Txの、可能なまたは可能性がある今度の変更に気づいていることがある。たとえば、UEは、限られた時間の間に高優先度/超高信頼/低レイテンシの過酷な通信シナリオをサービスする目的で、現在のシナリオにおいて両方のパネルをオンに切り替えたが、UEは、この高優先度送信が終了するときにUEがパネルのうちの一方をオフに切り替えることになることを知っている。別の例では、UEは、将来における信号のアクティブ化コマンドを受信しており、それが次にオフにされ、したがって、UEは、アンテナがどのようにリソースにマッピングするかへの変更をUEが行うことになることを知っている。別の例では、UEは、UEが異なるアンテナ-リソースマッピングを決定する、またはアンテナが電源投入される、半永続的トラフィックで構成される。UEは、UEが半永続的トラフィックを送信している間に測位のためのSRSが送信されることになると決定し、したがって、予想される関連付けは現在の関連付けとは異なり得る。
【0292】
[0305]1620において、UE302(たとえば、送信機314または324など)は、予想される関連付けの指示を送信する。
【0293】
[0306]1630において、UE302(たとえば、送信機314または324など)は、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのUL-SRSリソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信する。
【0294】
[0307]図17は、本開示の態様による、測位の例示的な方法1700を示す。一態様では、方法1700は、位置推定エンティティ(たとえば、BS304などのgNBまたはネットワークエンティティ306などのコアネットワークにおいて組み込まれるLMF、他のロケーションサーバ、UEベース位置推定のためのUEなど)によって実施され得る。
【0295】
[0308]1710において、位置推定エンティティ(たとえば、受信機312または322または352または362、(1つまたは複数の)ネットワークトランシーバ380または390など)は、UEから、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示を受信し、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す。いくつかの設計では、位置推定プロシージャは、UL-TDOAまたは角度測定についてUL専用、あるいはRTTについてDL+ULなどであり得る。
【0296】
[0309]1720において、位置推定エンティティ(たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ332または384または394、測位構成要素342または388または398など)は、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理する。
【0297】
[0310]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、UE302は、さらに、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信し得る。いくつかの設計では、SRSが、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信されると仮定する。この場合、いくつかの設計では、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの肯定応答を含み(たとえば、予想される関連付けはACKされ)、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を省略する(たとえば、予想される関連付けはNACKされない)。他の設計では、SRSが、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される場合、補足UE Tx TEG報告が完全に省略され得る(たとえば、しきい値時間期間内の「補正」UE Tx TEG報告がないことは、予想される指示のより早期の指示の確認となるものとして、位置推定エンティティにおいて解釈される)。他の設計では、SRSが、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信されると仮定する。言い換えれば、予想される関連付けは不正確(たとえば、悪い予測)であることがわかる。この場合、UE Tx TEG報告は、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告は、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである。いくつかの設計では、予想される関連付けが正確である場合、UE Tx TEG報告は随意であり得、予想される関連付けが不正確である場合、UE Tx TEG報告は必須であり得る。
【0298】
[0311]図16図17を参照すると、上述のいくつかの設計では、補足またはポストSRS(post-SRS) UE Tx TEG報告は、随意であるかまたは条件付きであり得る(たとえば、予想される関連付けが不正確であることがわかった場合のみ、送られ得る)。いくつかの設計では、補足またはポストSRS UE Tx TEG報告は、「エラーメッセージ」のフォーマットを有し得る。代替的に、補足またはポストSRS UE Tx TEG報告は、(たとえば、「真の」Tx TEG情報を示すための異なる値をもつ)SRSの前に送られるTxTEG報告と同じフォーマットを有し得る。いくつかの設計では、予想される関連付けの指示(または「早期」UL Tx TEG報告)と補足またはポストSRS UE Tx TEG報告とは、別様に構成され得る。たとえば、UE Tx TEG報告中にタイムスタンプがあり、そのタイムスタンプが過去のSRSに対応する場合、このUE Tx TEG報告は、使用される「実際のTxTEG」(または実際の関連付けの指示)を示す。代替的に、報告中にタイムスタンプがあり、そのタイムスタンプが将来のSRSに対応する場合、このUE Tx TEG報告は、「意図されたTxTEG」(または予想される関連付けの指示)である。
【0299】
[0312]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる。たとえば、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、および/またはSRSインスタンスの数は、予想される関連付けがいつ有効であるかを指定し得る(たとえば、有効である間、予想される関連付けは、位置推定のための測位測定値の処理のために使用され得る)。
【0300】
[0313]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、直接関連付けに対応する(たとえば、TxTEG<>SRSリソース)。他の設計では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる(たとえば、TxTEG<>Spatial-Relation-Info<>SRSリソース)。他の設計では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けは、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる(たとえば、TxTEG<>PathLossReference<>SRSリソース)。
【0301】
[0314]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、予想される関連付けは、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または(たとえば、予想される関連付けの指示とSRS送信との間の)間欠受信(DRX)オフ(または非アクティブ時間)への遷移、あるいはそれらの任意の組合せまで有効なままであり得る(たとえば、上述のタイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、および/またはSRSインスタンスの数など、(1つまたは複数の)他の制約を受け得る)。
【0302】
[0315]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する。いくつかの設計では、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信され、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信して、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示は、アクティブ化に応答して送信される。
【0303】
[0316]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、SRSは非周期的(AP)SRSに対応する。いくつかの設計では、UE302は、位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信し得、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示は、(たとえば、上述のような、SP SRSの場合のように前に受信された構成のアクティブ化に応答してではなく)構成に応答して送信される。他の設計では、予想される関連付けの指示は、AP SRSについてスキップされ得る。
【0304】
[0317]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、予想される関連付けの指示は、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に(たとえば、とはいえ、依然としてSRSの送信の前に)送信される。
【0305】
[0318]図16図17を参照すると、いくつかの設計では、予想される関連付けの指示は、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される。たとえば、信頼性レベルは、位置推定エンティティにおいて図17の1720における測定情報処理に要因として含まれ得る(たとえば、しきい値を下回る場合、測定情報を無視するか、または測定情報の重み付けを減らす(de-weight)など)。
【0306】
[0319]図18A図18Bは、本開示の態様による、図16図17のプロセス1600~1700の例示的な一実装形態1800を示す。図18A図18Bでは、図16のプロセスを実施するUEはUE204に対応し、図17のプロセス1700を実施する位置推定エンティティはLMF270に対応する。その上、図18A図18Bは、図6A図6Bのプロセス600の修正実装形態に対応し、図18A図18Bにおける同様に番号を付けられた動作は、図6A図6Bに関して上記で説明されたものに対応する。図18Aでは、予想される関連付けの指示は、620からのLPPロケーション情報要求メッセージに応答して、LPPロケーション情報提供メッセージとして1805においてUE204からLMF270に送信される。図18Bでは、補足またはポストSRS Tx TEG報告は、LPPロケーション情報提供メッセージとして1840においてUE204からLMF270に送信される。いくつかの設計では、1840におけるLPPロケーション情報提供メッセージは、640におけるLPPロケーション情報提供メッセージと同様に構成され得るが、1840におけるLPPロケーション情報提供メッセージは、代替的に、別様に構成され得る(たとえば、エラーメッセージとして構成される、または、不正確であった情報のみを示すものとして構成される、または、予想される関連付けの早期指示を提供した1805からのLPPロケーション情報提供メッセージに対するACKを提供するものとして構成される、など)。また、上述のように、1840におけるLPPロケーション情報提供メッセージは、随意であり得、いくつかの実装形態では省略され得る(たとえば、1805におけるLPPロケーション情報提供メッセージが正確である場合、いくつかの設計では、1805におけるLPPロケーション情報提供メッセージは、1840においてLPPロケーション情報提供メッセージを送らないことによって、暗黙的にACKされ得る)。
【0307】
[0320]図19A図19Bは、本開示の態様による、図16図17のプロセス1600~1700の例示的な一実装形態1900を示す。図19A図19Bでは、図16のプロセスを実施するUEはUE204に対応し、図17のプロセス1700を実施する位置推定エンティティはLMF270に対応する。その上、図19A図19Bは、図6A図6Bのプロセス600の修正実装形態に対応し、図19A図19Bにおける同様に番号を付けられた動作は、図8A図8Bに関して上記で説明されたものに対応する。図19Aでは、予想される関連付けの指示は、815bからのアクティブUE SRS送信シグナリングに応答して、MAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングとして1905においてUE204からLMF270に送信される。図19Bでは、補足またはポストSRS Tx TEG報告は、MAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングとして1930においてUE204からLMF270に送信される。いくつかの設計では、1930におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングは、830におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングと同様に構成され得るが、1930におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングは、代替的に、別様に構成され得る(たとえば、エラーメッセージとして構成される、または、不正確であった情報のみを示すものとして構成される、または、予想される関連付けの早期指示を提供した1905におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングに対するACKを提供するものとして構成される、など)。また、上述のように、1930におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングは、随意であり得、いくつかの実装形態では省略され得る(たとえば、1905におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングが正確である場合、いくつかの設計では、1905におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングは、1930におけるMAC-CEまたはRRCメッセージシグナリングを送らないことによって、暗黙的にACKされ得る)。
【0308】
[0321]上記の詳細な説明では、異なる特徴が例にまとめられていることがわかる。開示のこの様式は、例示的な条項が、各条項において明示的に述べられるものよりも多くの特徴を有するという意図として理解されるべきではない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含み得る。したがって、以下の条項は、本明細書に組み込まれると見なされるべきであり、各条項はそれ自体によって別個の例として存在することができる。各従属条項は、条項において、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを指すことができるが、その従属条項の(1つまたは複数の)態様は、特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項が、任意の他の従属条項または独立条項の主題との(1つまたは複数の)従属条項態様の組合せ、あるいは他の従属および独立条項との任意の特徴の組合せをも含むことができることが諒解されよう。本明細書で開示される様々な態様は、特定の組合せ(たとえば、要素を絶縁体と導体の両方として定義することなど、矛盾する態様)が意図されないことが明示的に表されるかまたは容易に推論され得ない限り、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることが、その条項がその独立条項に直接従属していない場合でも、同じく意図される。
【0309】
[0322]実装例が、以下の番号を付けられた条項において説明される。
【0310】
[0323]条項1.ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示を送信することと、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信することとを備える、方法。
【0311】
[0324]条項2.位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信することをさらに備える、条項1に記載の方法。
【0312】
[0325]条項3.SRSが、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項2に記載の方法。
【0313】
[0326]条項4.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項3に記載の方法。
【0314】
[0327]条項5.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項3から4のいずれかに記載の方法。
【0315】
[0328]条項6.SRSが、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項2から5のいずれかに記載の方法。
【0316】
[0329]条項7.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項6に記載の方法。
【0317】
[0330]条項8.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項1から7のいずれかに記載の方法。
【0318】
[0331]条項9.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項1から8のいずれかに記載の方法。
【0319】
[0332]条項10.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項1から9のいずれかに記載の方法。
【0320】
[0333]条項11.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、条項1から10のいずれかに記載の方法。
【0321】
[0334]条項12.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、条項11に記載の方法。
【0322】
[0335]条項13.位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信することをさらに備え、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示が、アクティブ化に応答して送信される、条項11から12のいずれかに記載の方法。
【0323】
[0336]条項14.SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項1から13のいずれかに記載の方法。
【0324】
[0337]条項15.位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信すること、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、構成に応答して送信される、条項14に記載の方法。
【0325】
[0338]条項16.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、条項1から15のいずれかに記載の方法。
【0326】
[0339]条項17.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される、条項1から16のいずれかに記載の方法。
【0327】
[0340]条項18.位置推定エンティティを動作させる方法であって、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することとを備える、方法。
【0328】
[0341]条項19.UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信することをさらに備える、条項18に記載の方法。
【0329】
[0342]条項20.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項19に記載の方法。
【0330】
[0343]条項21.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項19から20のいずれかに記載の方法。
【0331】
[0344]条項22.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項19から21のいずれかに記載の方法。
【0332】
[0345]条項23.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項18から22のいずれかに記載の方法。
【0333】
[0346]条項24.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項18から23のいずれかに記載の方法。
【0334】
[0347]条項25.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項18から24のいずれかに記載の方法。
【0335】
[0348]条項26.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項18から25のいずれかに記載の方法。
【0336】
[0349]条項27.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される、条項18から26のいずれかに記載の方法。
【0337】
[0350]条項28.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される、条項18から27のいずれかに記載の方法。
【0338】
[0351]条項29.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)であって、少なくとも1つのプロセッサは、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、少なくとも1つのトランシーバを介して、予想される関連付けの指示を送信することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信することとを行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
【0339】
[0352]条項30.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信することを行うようにさらに構成された、条項1から29のいずれかに記載のUE。
【0340】
[0353]条項31.SRSが、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項2から30のいずれかに記載のUE。
【0341】
[0354]条項32.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項3から31のいずれかに記載のUE。
【0342】
[0355]条項33.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項3から32のいずれかに記載のUE。
【0343】
[0356]条項34.SRSが、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項2から33のいずれかに記載のUE。
【0344】
[0357]条項35.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項6から34のいずれかに記載のUE。
【0345】
[0358]条項36.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項1から35のいずれかに記載のUE。
【0346】
[0359]条項37.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項1から36のいずれかに記載のUE。
【0347】
[0360]条項38.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項1から37のいずれかに記載のUE。
【0348】
[0361]条項39.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、条項1から38のいずれかに記載のUE。
【0349】
[0362]条項40.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、条項11から39のいずれかに記載のUE。
【0350】
[0363]条項41.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信することを行うようにさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示が、アクティブ化に応答して送信される、条項11から40のいずれかに記載のUE。
【0351】
[0364]条項42.SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項1から41のいずれかに記載のUE。
【0352】
[0365]条項43.少なくとも1つのトランシーバを介して、位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信する、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、構成に応答して送信される、条項14から42のいずれかに記載のUE。
【0353】
[0366]条項44.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、条項1から43のいずれかに記載のUE。
【0354】
[0367]条項45.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される、条項1から44のいずれかに記載のUE。
【0355】
[0368]条項46.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、位置推定エンティティであって、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することとを行うように構成された、位置推定エンティティ。
【0356】
[0369]条項47.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信することを行うようにさらに構成された、条項18から46のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0357】
[0370]条項48.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項19から47のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0358】
[0371]条項49.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項19から48のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0359】
[0372]条項50.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項19から49のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0360】
[0373]条項51.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項18から50のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0361】
[0374]条項52.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項18から51のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0362】
[0375]条項53.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項18から52のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0363】
[0376]条項54.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項18から53のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0364】
[0377]条項55.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される、条項18から54のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0365】
[0378]条項56.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される、条項18から55のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0366】
[0379]条項57.ユーザ機器(UE)であって、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定するための手段と、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示を送信するための手段と、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信するための手段とを備える、ユーザ機器(UE)。
【0367】
[0380]条項58.位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信するための手段をさらに備える、条項29から57のいずれかに記載のUE。
【0368】
[0381]条項59.SRSが、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項30から58のいずれかに記載のUE。
【0369】
[0382]条項60.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項31から59のいずれかに記載のUE。
【0370】
[0383]条項61.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項31から60のいずれかに記載のUE。
【0371】
[0384]条項62.SRSが、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項30から61のいずれかに記載のUE。
【0372】
[0385]条項63.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項34から62のいずれかに記載のUE。
【0373】
[0386]条項64.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項29から63のいずれかに記載のUE。
【0374】
[0387]条項65.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項29から64のいずれかに記載のUE。
【0375】
[0388]条項66.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項29から65のいずれかに記載のUE。
【0376】
[0389]条項67.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、条項29から66のいずれかに記載のUE。
【0377】
[0390]条項68.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、条項39から67のいずれかに記載のUE。
【0378】
[0391]条項69.位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示が、アクティブ化に応答して送信される、条項39から68のいずれかに記載のUE。
【0379】
[0392]条項70.SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項29から69のいずれかに記載のUE。
【0380】
[0393]条項71.位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信するための手段、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、構成に応答して送信される、条項42から70のいずれかに記載のUE。
【0381】
[0394]条項72.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、条項29から71のいずれかに記載のUE。
【0382】
[0395]条項73.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される、条項29から72のいずれかに記載のUE。
【0383】
[0396]条項74.位置推定エンティティであって、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信するための手段と、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理するための手段とを備える、位置推定エンティティ。
【0384】
[0397]条項75.UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信するための手段をさらに備える、条項46から74のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0385】
[0398]条項76.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項47から75のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0386】
[0399]条項77.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項47から76のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0387】
[0400]条項78.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項47から77のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0388】
[0401]条項79.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項46から78のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0389】
[0402]条項80.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項46から79のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0390】
[0403]条項81.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項46から80のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0391】
[0404]条項82.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項46から81のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0392】
[0405]条項83.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される、条項46から82のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0393】
[0406]条項84.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される、条項46から83のいずれかに記載の位置推定エンティティ。
【0394】
[0407]条項85.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示を送信することと、指示の送信の後に、位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上でSRSを送信することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0395】
[0408]条項86.命令が、さらに、UEに、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信することを行わせる、条項57から85のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0396】
[0409]条項87.SRSが、予想される関連付けに従って、少なくともUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項58から86のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0397】
[0410]条項88.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項59から87のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0398】
[0411]条項89.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項59から88のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0399】
[0412]条項90.SRSが、予想される関連付けに従わずに、少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して少なくとも1つのUL-SRSリソースの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、条項58から89のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0400】
[0413]条項91.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項62から90のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0401】
[0414]条項92.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項57から91のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0402】
[0415]条項93.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項57から92のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0403】
[0416]条項94.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項57から93のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0404】
[0417]条項95.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、条項57から94のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0405】
[0418]条項96.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、条項67から95のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0406】
[0419]条項97.命令が、さらに、UEに、位置推定プロシージャについてのSRSの構成のアクティブ化を受信することを行わせ、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSの送信との間の予想される関連付けの指示が、アクティブ化に応答して送信される、条項67から96のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0407】
[0420]条項98.SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項57から97のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0408】
[0421]条項99.位置推定プロシージャについてのSRSの構成を受信する、ここにおいて、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けの指示が、構成に応答して送信される、条項70から98のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0409】
[0422]条項100.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、条項57から99のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0410】
[0423]条項101.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに送信される、条項57から100のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0411】
[0424]条項102.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、位置推定エンティティによって実行されたとき、位置推定エンティティに、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、少なくとも1つのUE Tx TEGは、SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、予想される関連付けの指示に部分的に基づいて、位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することとを行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0412】
[0425]条項103.命令が、さらに、位置推定エンティティに、UEから、位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信することを行わせる、条項74から102のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0413】
[0426]条項104.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの肯定応答を含む、条項75から103のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0414】
[0427]条項105.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従うSRSの送信を確認するために、予想される関連付けの否定応答を省略する、条項75から104のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0415】
[0428]条項106.UE Tx TEG報告が、予想される関連付けに従わないSRSの送信を示すために、予想される関連付けの否定応答を含む、または、UE Tx TEG報告が、SRSの送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または、それらの組合せである、条項75から105のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0416】
[0429]条項107.少なくとも1つのUE Tx TEGの予想される関連付けの指示が、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、条項74から106のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0417】
[0430]条項108.少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、直接関連付けに対応する、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、空間関係情報がSRSにさらに関連付けられる、または、少なくとも1つのUE Tx TEGとSRSとの間の予想される関連付けが、少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、経路損失基準がSRSにさらに関連付けられる、条項74から107のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0418】
[0431]条項109.予想される関連付けが、1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または無線リソース制御(RRC)再構成、または帯域幅部分(BWP)切替え、または間欠受信(DRX)オフへの遷移、またはそれらの任意の組合せまで有効なままである、条項74から108のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0419】
[0432]条項110.SRSが半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または、SRSが非周期的(AP)SRSに対応する、条項74から109のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0420】
[0433]条項111.予想される関連付けの指示が、位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前にUEから受信される、条項74から110のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0421】
[0434]条項112.予想される関連付けの指示が、さらに、関連付けられた信頼性レベルとともに受信される、条項74から111のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0422】
[0435]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0423】
[0436]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
【0424】
[0437]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0425】
[0438]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサと記憶媒体とはASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0426】
[0439]1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0427】
[0440]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18A
図18B
図19A
図19B
【手続補正書】
【提出日】2024-02-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの指示を送信することと、
前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SRSは、前記予想される関連付けに従って、前記少なくともUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記SRSは、前記予想される関連付けに従わずに、前記少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記予想される関連付けは、
前記1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成のアクティブ化を受信すること、をさらに備え、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSの前記送信との間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記アクティブ化に応答して送信される、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成を受信すること、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記構成に応答して送信される、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
位置推定エンティティを動作させる方法であって、
ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することと、
を備える、方法。
【請求項19】
前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信すること、
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従わない前記SRSの送信を示すために、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記SRSの前記送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記予想される関連付けは、
1つまたは複数のアップリンクSRS(UL-SRS)リソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、
請求項18に記載の方法。
【請求項27】
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に前記UEから受信される、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、請求項18に記載の方法。
【請求項29】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記予想される関連付けの指示を送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信することと、
を行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信すること、
を行うようにさらに構成された、請求項29に記載のUE。
【請求項31】
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、請求項29に記載のUE。
【請求項32】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、または
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、または
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、請求項29に記載のUE。
【請求項33】
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、位置推定エンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することと、
を行うように構成された、位置推定エンティティ。
【請求項34】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信すること、
を行うようにさらに構成された、請求項33に記載の位置推定エンティティ。
【請求項35】
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、または
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に前記UEから受信される、または
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、請求項33に記載の位置推定エンティティ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0427
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0427】
[0440]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)を動作させる方法であって、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの指示を送信することと、
前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信することと、
を備える、方法。
[C2]
前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記SRSは、前記予想される関連付けに従って、前記少なくともUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、C2に記載の方法。
[C4]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、C3に記載の方法。
[C5]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、C3に記載の方法。
[C6]
前記SRSは、前記予想される関連付けに従わずに、前記少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、C2に記載の方法。
[C7]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
C6に記載の方法。
[C8]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、C1に記載の方法。
[C9]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
C1に記載の方法。
[C10]
前記予想される関連付けは、
前記1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、C1に記載の方法。
[C11]
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、C1に記載の方法。
[C12]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、C11に記載の方法。
[C13]
前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成のアクティブ化を受信すること、をさらに備え、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSの前記送信との間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記アクティブ化に応答して送信される、
C11に記載の方法。
[C14]
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、C1に記載の方法。
[C15]
前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成を受信すること、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記構成に応答して送信される、
C14に記載の方法。
[C16]
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、C1に記載の方法。
[C17]
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、C1に記載の方法。
[C18]
位置推定エンティティを動作させる方法であって、
ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することと、
を備える、方法。
[C19]
前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信すること、
をさらに備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、C19に記載の方法。
[C21]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、C19に記載の方法。
[C22]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従わない前記SRSの送信を示すために、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記SRSの前記送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
C19に記載の方法。
[C23]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、C18に記載の方法。
[C24]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
C18に記載の方法。
[C25]
前記予想される関連付けは、
1つまたは複数のアップリンクSRS(UL-SRS)リソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、C18に記載の方法。
[C26]
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、
C18に記載の方法。
[C27]
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に前記UEから受信される、C18に記載の方法。
[C28]
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、C18に記載の方法。
[C29]
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記予想される関連付けの指示を送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信することと、
を行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
[C30]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信すること、
を行うようにさらに構成された、C29に記載のUE。
[C31]
前記SRSは、前記予想される関連付けに従って、前記少なくともUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、C30に記載のUE。
[C32]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、C31に記載のUE。
[C33]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、C31に記載のUE。
[C34]
前記SRSは、前記予想される関連付けに従わずに、前記少なくともUE Tx TEGとは異なる1つまたは複数の他のUE Tx TEGを介して前記少なくとも1つのUL-SRSリソースの前記1つまたは複数のUL-SRSリソース上で送信される、C30に記載のUE。
[C35]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
C34に記載のUE。
[C36]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、C29に記載のUE。
[C37]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
C29に記載のUE。
[C38]
前記予想される関連付けは、
前記1つまたは複数のUL-SRSリソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、C29に記載のUE。
[C39]
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、C29に記載のUE。
[C40]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、アップリンクメディアアクセス制御制御要素(MAC-CE)を介して送信される、C39に記載のUE。
[C41]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成のアクティブ化を受信すること、を行うようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSの前記送信との間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記アクティブ化に応答して送信される、
C39に記載のUE。
[C42]
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、C29に記載のUE。
[C43]
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記位置推定プロシージャについての前記SRSの構成を受信すること、
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けの前記指示は、前記構成に応答して送信される、
C42に記載のUE。
[C44]
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に送信される、C29に記載のUE。
[C45]
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、C29に記載のUE。
[C46]
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、位置推定エンティティであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信することと、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理することと、
を行うように構成された、位置推定エンティティ。
[C47]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信すること、
を行うようにさらに構成された、C46に記載の位置推定エンティティ。
[C48]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの肯定応答を含む、C47に記載の位置推定エンティティ。
[C49]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従う前記SRSの送信を確認するために、前記予想される関連付けの否定応答を省略する、C47に記載の位置推定エンティティ。
[C50]
前記UE Tx TEG報告は、前記予想される関連付けに従わない前記SRSの送信を示すために、前記予想される関連付けの否定応答を含む、または
前記UE Tx TEG報告は、前記SRSの前記送信に関連付けられた1つまたは複数の他のUE Tx TEGの指示を含む、または
それらの組合せである、
C47に記載の位置推定エンティティ。
[C51]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGの前記予想される関連付けの前記指示は、タイムスタンプ、時間ドメインウィンドウ、SRSインスタンスの数、またはそれらの組合せに関連付けられる、C46に記載の位置推定エンティティ。
[C52]
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、直接関連付けに対応する、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと空間関係情報との間の関連付けに対応し、前記空間関係情報は前記SRSにさらに関連付けられる、または
前記少なくとも1つのUE Tx TEGと前記SRSとの間の前記予想される関連付けは、前記少なくとも1つのUE Tx TEGと経路損失基準との間の関連付けに対応し、前記経路損失基準は前記SRSにさらに関連付けられる、
C46に記載の位置推定エンティティ。
[C53]
前記予想される関連付けは、
1つまたは複数のアップリンクSRS(UL-SRS)リソースの再構成、または
無線リソース制御(RRC)再構成、または
帯域幅部分(BWP)切替え、または
間欠受信(DRX)オフへの遷移、または
それらの任意の組合せ、
まで有効なままである、C46に記載の位置推定エンティティ。
[C54]
前記SRSは半永続的(SP)SRSのインスタンスに対応する、または
前記SRSは非周期的(AP)SRSに対応する、
C46に記載の位置推定エンティティ。
[C55]
前記予想される関連付けの前記指示は、前記位置推定プロシージャに関連付けられたトリガリングイベントの後の最大許容時間より前に前記UEから受信される、C46に記載の位置推定エンティティ。
[C56]
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、C46に記載の位置推定エンティティ。
[C57]
ユーザ機器(UE)であって、
位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けを決定するための手段と、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの指示を送信するための手段と、
前記指示の前記送信の後に、前記位置推定プロシージャ中に少なくとも1つのアップリンクSRS(UL-SRS)リソースセットの1つまたは複数のUL-SRSリソース上で前記SRSを送信するための手段と、
を備える、ユーザ機器(UE)。
[C58]
前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を位置推定エンティティに送信するための手段、
をさらに備える、C57に記載のUE。
[C59]
前記予想される関連付けの前記指示が、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに送信される、C57に記載のUE。
[C60]
ユーザ機器(UE)から、位置推定プロシージャについての少なくとも1つのUE送信(Tx)タイミングエラーグループ(TEG)とサウンディング基準信号(SRS)との間の予想される関連付けの指示を受信するための手段と、前記少なくとも1つのUE Tx TEGは、前記SRSの送信タイミングエラーがマージン内であることを示す、
前記予想される関連付けの前記指示に部分的に基づいて、前記位置推定プロシージャに関連付けられた測定情報を処理するための手段と、
を備える、位置推定エンティティ。
[C61]
前記UEから、前記位置推定プロシージャについてのUE Tx TEG報告を受信するための手段、
をさらに備える、C60に記載の位置推定エンティティ。
[C62]
前記予想される関連付けの前記指示は、さらに、関連付けられる信頼性レベルとともに受信される、C60に記載の位置推定エンティティ。
【国際調査報告】