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特表2024-528929測位方法、装置、設備、システム、及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】測位方法、装置、設備、システム、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G01S 5/02 20100101AFI20240725BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20240725BHJP
【FI】
G01S5/02 Z
G06Q30/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505547
(86)(22)【出願日】2022-07-29
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 CN2022108969
(87)【国際公開番号】W WO2023006066
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110874039.6
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524038691
【氏名又は名称】ヘマ (チャイナ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ソン、エンリャン
(72)【発明者】
【氏名】ユイ、インチー
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、チェンユイ
【テーマコード(参考)】
5J062
5L030
【Fターム(参考)】
5J062BB05
5J062CC15
5L030BB72
(57)【要約】
装置の消費電力を低減するための測位方法、装置、設備、システム、及び記憶媒体である。当該システムは、タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末と、を含み、タスク管理プラットフォームが、目標タスク及び目標タスクのタスク情報を決定し(202)、タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信し(204)、棚札管理プラットフォームが、タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し(206)、端末設備が、測位領域内でビーコン信号の信号データを受信し(208)、ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信し(210)、測位サービス端末が、信号データに基づいて測位を行い、端末設備の位置情報を決定し(212)、位置情報をタスク管理プラットフォームに送信し(214)、タスク管理プラットフォームが、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定する(216)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末とを含む測位システムであって、
前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定し、
前記タスク管理プラットフォームは、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信し、
前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいて、ビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し、
前記端末設備は、前記測位領域内にビーコン信号の信号データを受信し、
前記端末設備は、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信し、
前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定し、
前記測位サービス端末は、前記位置情報を前記タスク管理プラットフォームに送信し、
前記タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定する
ことを特徴とする測位システム。
【請求項2】
目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定することと、
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信することと、
端末設備の位置情報を受信することと、
前記位置情報に基づいて、前記目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含み、
前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定される
ことを特徴とする測位方法。
【請求項3】
前記目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定することは、
目標タスクの取得することと、
前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の測位方法。
【請求項4】
前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することは、
各商品対象の商品情報と位置情報を取得することと、
前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定することと、
前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することと、を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の測位方法。
【請求項5】
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信することは、
前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信することと、
前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信することと、
前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することと、を含む
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項6】
前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成することは、
商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定することと、
操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間と操作内容を決定することと、
前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項5に記載の測位方法。
【請求項7】
前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成することは、
タスク経路上の操作点に基づいて、前記タスク経路上で対応する測位点を決定することと、
前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、
前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の測位方法。
【請求項8】
前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成することは、
商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定することと、
操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、
前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の測位方法。
【請求項9】
前記タスク経路上で対応する測位点を決定することは、
複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合、前記操作点を統合することを含む
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の測位方法。
【請求項10】
位置情報に対応する時間情報を決定することと、
前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定することと、
前記滞留時間を記録することと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項2~9のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項11】
前記端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合、アラート情報を生成することをさらに含む
ことを特徴とする請求項2~10のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項12】
目標タスクのタスク処理情報を受信することと、
前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することと、
前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含む
ことを特徴とする測位方法。
【請求項13】
前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、
前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することは、
前記タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定することと、
前記測位点に基づいて前記測位領域を決定することと、を含む
ことを特徴とする請求項12に記載の測位方法。
【請求項14】
前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定することは、
前記測位領域内で複数の電子棚札を選択することを含み、
前記電子棚札グループは、前記複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする請求項13に記載の測位方法。
【請求項15】
ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、
前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、
前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することと、を含む
ことを特徴とする請求項14に記載の測位方法。
【請求項16】
ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、
目標操作点に対応する測位完了指示を受信することと、
次の操作点に対応する測位領域の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することと、を含む
ことを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項17】
目標タスクのタスク処理情報を受信することと、
前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示することと、
操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信することと、
前記信号データを送信して、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定することと、を含み、
前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位方法。
【請求項18】
前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、
前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示することは、
前記測位実行情報に基づいて操作点、商品情報及び操作内容を表示することを含む
ことを特徴とする請求項17に記載の測位方法。
【請求項19】
測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定することと、
前記端末設備の位置情報を送信することと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項17又は18に記載の測位方法。
【請求項20】
操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することをさらに含む
ことを特徴とする請求項17~19のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項21】
操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することをさらに含む
ことを特徴とする請求項17~20のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項22】
端末設備の信号データを受信することと、
前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定することと、
前記位置情報を送信し、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含み、
前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位方法。
【請求項23】
タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末と、を含む測位システムであって、
前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定し、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信し、位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定し、
前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し、前記測位領域内でビーコン信号の信号データを受信し、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信し、
前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報をタスク管理プラットフォームに送信する
ことを特徴とする測位システム。
【請求項24】
タスク管理プラットフォームに用いられる測位装置であって、
目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定するためのタスク決定モジュールと、
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信するためのタスク下り送信モジュールと、
端末設備の位置情報を受信するための位置受信モジュールと、
前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定するためのタスク結果モジュールと、を含み、
前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定される
ことを特徴とする測位装置。
【請求項25】
前記タスク決定モジュールは、目標タスクを取得し、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項24に記載の測位装置。
【請求項26】
前記タスク決定モジュールは、各商品対象の商品情報及び位置情報を取得し、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定し、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することに用いられる
ことを特徴とする請求項25に記載の測位装置。
【請求項27】
前記タスク下り送信モジュールは、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信し、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信し、前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することに用いられる
ことを特徴とする請求項24~26のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項28】
前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定し、操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間及び操作内容を決定し、前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項27に記載の測位装置。
【請求項29】
前記タスク下り送信モジュールは、タスク経路上の操作点に基づいて、タスク経路上の測位点を決定し、前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項27又は28に記載の測位装置。
【請求項30】
前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定し、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、 前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項27又は28に記載の測位装置。
【請求項31】
前記タスク下り送信モジュールは、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合に、前記操作点を統合することに用いられる
ことを特徴とする請求項29又は30に記載の測位装置。
【請求項32】
タスク結果モジュールは、位置情報に対応する時間情報を決定し、前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定し、前記滞留時間を記録することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項24~31のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項33】
タスク結果モジュールは、端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合にアラート情報を生成することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項24~32のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項34】
棚札管理プラットフォームに用いられる測位装置であって、
目標タスクのタスク処理情報を受信するためのタスク受信モジュールと、
前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定し、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ中の電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位制御モジュールと、を含む
ことを特徴とする測位装置。
【請求項35】
前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、
前記測位制御モジュールは、タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定し、前記測位点に基づいて測位領域を決定することに用いられる
ことを特徴とする請求項34に記載の測位装置。
【請求項36】
前記測位制御モジュールは、前記測位領域内で複数の電子棚札を選択することに用いられ、
前記電子棚札グループは、前記複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする請求項35に記載の測位装置。
【請求項37】
前記測位制御モジュールは、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することに用いられる
ことを特徴とする請求項36に記載の測位装置。
【請求項38】
前記測位制御モジュールは、目標操作点に対応する測位完了指示を受信し、次の操作点に対応する測位領域内の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することに用いられる
ことを特徴とする請求項34~36のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項39】
端末設備に用いられる測位装置であって、
目標タスクのタスク処理情報を受信するための受信モジュールと、
前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示するための表示モジュールと、
操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信し、信号データを送信し、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定するための測位モジュールと含み、
前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位装置。
【請求項40】
前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、
前記表示モジュールは、前記測位実行情報に基づいて操作点、商品対象の商品情報及び操作内容を表示することに用いられる
ことを特徴とする請求項39に記載の測位装置。
【請求項41】
前記測位モジュールは、前記測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定し、前記端末設備の位置情報を送信することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項39又は40に記載の測位装置。
【請求項42】
前記測位モジュールは、操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項39~41のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項43】
前記表示モジュールは、操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項44】
測位サービス端末に用いられる測位装置であって、
端末設備の信号データを受信するための信号受信モジュールと、
前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報を送信して、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位処理モジュールとを含み、
前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位装置。
【請求項45】
プロセッサとメモリを含む電子装置であって、
前記メモリは、実行可能コードを記憶しており、前記実行可能コードが実行される場合、前記プロセッサに請求項2~11のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~16のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~21のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22に記載の方法を実行させる
ことを特徴とする電子装置。
【請求項46】
実行可能コードが記憶されている機械可読媒体であって、
前記実行可能コードが実行される場合、プロセッサに請求項2~11のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~16のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~21のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22の方法を実行させる
ことを特徴とする機械可読媒体。
【請求項47】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令が電子設備のプロセッサによって実行される場合、電子設備に請求項2~11のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~16のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~21のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22の方法を実行させる
ことを特徴とする不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項48】
コンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラム製品における命令が電子設備のプロセッサによって実行される場合、電子設備に請求項2~11のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~16のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~21のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2021年07月30日に中国特許局に提出され、出願番号がCN202110874039.6であり、出願名称が「測位方法、装置、設備、システム、及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張しており、その全体が参照より本開示に取り込まれる。
【0002】
本出願は、コンピュータ技術分野に関し、特に測位方法、装置、システム、電子設備及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
室内測位とは、室内環境において位置測位を実現することを指している。衛星測位は建物などの影響を大きく受け、室内測位の精度が不十分であるため、通常、他の無線方式を利用して室内測位を行う。
【0004】
現在、ショッピングモールやスーパーマーケットなどの室内シーンでは、環境が比較的な複雑で、室内測位の要求が高い。室内環境では、ビーコンを配備する方式などを通じて信号を送信することで、測位を行うことができる。ただし、ビーコンなどの設備は、通常、電池による電力供給を採用している。このような測位方式は、消費電力が比較的に高いため、入場して電池やビーコン設備を交換する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、設備の消費電力を低減するための測位方法を提供する。
【0006】
相応的に、本願の実施例は、上記方法の実現及び応用を保障するための測位装置、測位システム、電子設備及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本願の実施例は測位システムを開示し、前記システムは、タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末とを含む。前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定する。前記タスク管理プラットフォームは、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信する。前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御する。前記端末設備は、前記測位領域内でビーコン信号の信号データを受信する。前記端末設備は、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信する。前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定する。前記測位サービス端末は、前記位置情報を前記タスク管理プラットフォームに送信する。前記タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定する。
【0008】
本願の実施例は、測位方法をさらに開示する。前記方法は、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定することと、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信することと、端末設備の位置情報を受信することと、前記位置情報に基づいて、前記目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含む。前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定されるものである。
【0009】
選択可能に、前記目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定することは、目標タスクを取得することと、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することと、を含む。
【0010】
選択可能に、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することは、各商品対象の商品情報と位置情報を取得することと、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定することと、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することと、を含む。
【0011】
選択可能に、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信することは、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信することと、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信することと、前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することと、を含む。
【0012】
選択可能に、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成することは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定することと、操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間と操作内容を決定することと、前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することと、を含む。
【0013】
選択可能に、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成することは、タスク経路上の操作点に基づいて、前記タスク経路上で対応する測位点を決定することと、前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することと、を含む。
【0014】
選択可能に、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成することは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定することと、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することと、を含む。
【0015】
選択可能に、前記タスク経路上で対応する測位点を決定することは、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合、前記操作点を統合することを含む。
【0016】
選択可能に、位置情報に対応する時間情報を決定することと、前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定することと、前記滞留時間を記録することと、をさらに含む。
【0017】
選択可能に、前記端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合、アラート情報を生成することをさらに含む。
【0018】
本願の実施例は、測位方法をさらに開示する。前記方法は、目標タスクのタスク処理情報を受信することと、前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することと、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ中の電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含む。
【0019】
選択可能に、前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することは、前記タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定することと、前記測位点に基づいて前記測位領域を決定することと、を含む。
【0020】
選択可能に、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定することは、前記測位領域内で複数の電子棚札を選択して電子棚札グループを構成することを含む。
【0021】
選択可能に、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することと、を含む。
【0022】
選択可能に、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、目標操作点に対応する測位完了指示を受信することと、次の操作点に対応する測位領域の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することと、を含む。
【0023】
本願の実施例は、測位方法をさらに開示する。前記方法は、目標タスクのタスク処理情報を受信することと、前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示することと、操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信することと、前記信号データを送信して、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定することとを含む。前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む。
【0024】
選択可能に、前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示することは、前記測位実行情報に基づいて操作点、商品情報及び操作内容を表示することを含む。
【0025】
選択可能に、測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定することと、前記端末設備の位置情報を送信することと、をさらに含む。
【0026】
選択可能に、操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することをさらに含む。
【0027】
選択可能に、操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することをさらに含む。
【0028】
本願の実施例は、測位方法をさらに開示し、前記方法は、端末設備の信号データを受信することと、前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定することと、前記位置情報を送信し、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含む。前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含むものである。
【0029】
本願の実施例は、測位システムをさらに開示し、前記システムは、タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末とを含む。前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定し、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信し、位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定する。前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し、前記測位領域内でビーコン信号の信号データを受信し、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信する。前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報をタスク管理プラットフォームに送信する。
【0030】
本願の実施例は、測位装置をさらに開示し、タスク管理プラットフォームに用いられる。前記装置は、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定するためのタスク決定モジュールと、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信するためのタスク下り送信モジュールと、端末設備の位置情報を受信するための位置受信モジュールと、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定するためのタスク結果モジュールと、を含み、前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定されるものである。
【0031】
選択可能に、前記タスク決定モジュールは、目標タスクを取得し、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することに用いられる。
【0032】
選択可能に、前記タスク決定モジュールは、各商品対象の商品情報及び位置情報を取得し、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定し、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することに用いられる。
【0033】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信し、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信し、前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することに用いられる。
【0034】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定し、操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間及び操作内容を決定し、前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することに用いられる。
【0035】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、タスク経路上の操作点に基づいて、タスク経路上の測位点を決定し、前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる。
【0036】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定し、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる。
【0037】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合に、前記操作点を統合することに用いられる。
【0038】
選択可能に、タスク結果モジュールは、位置情報に対応する時間情報を決定し、前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定し、前記滞留時間を記録することにさらに用いられる。
【0039】
選択可能に、タスク結果モジュールは、端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合にアラート情報を生成することにさらに用いられる。
【0040】
本願の実施例は、測位装置をさらに開示し、棚札管理プラットフォームに適用され、前記装置は、目標タスクのタスク処理情報を受信するためのタスク受信モジュールと、前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定し、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ中の電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位制御モジュールと、を含む。
【0041】
選択可能に、前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、前記測位制御モジュールは、タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定し、前記測位点に基づいて測位領域を決定することに用いられる。
【0042】
選択可能に、前記測位制御モジュールは、前記測位領域内で複数の電子棚札を選択して電子棚札グループを構成することに用いられる。
【0043】
選択可能に、前記測位制御モジュールは、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することに用いられる。
【0044】
選択可能に、前記測位制御モジュールは、目標操作点に対応する測位完了指示を受信し、次の操作点に対応する測位領域内の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することに用いられる。
【0045】
本願の実施例は、測位装置をさらに開示し、端末設備に用いられる。前記装置は、目標タスクのタスク処理情報を受信するための受信モジュールと、前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示するための表示モジュールと、操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信し、信号データを送信し、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定するための測位モジュールと含み、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む。
【0046】
選択可能に、前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、前記表示モジュールは、前記測位実行情報に基づいて操作点、商品対象の商品情報及び操作内容を表示することに用いられる。
【0047】
選択可能に、前記測位モジュールは、前記測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定し、前記端末設備の位置情報を送信することにさらに用いられる。
【0048】
選択可能に、前記測位モジュールは、操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することにさらに用いられる。
【0049】
選択可能に、前記表示モジュールは、操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することにさらに用いられる。
【0050】
本願の実施例は、測位装置をさらに開示し、測位サービス端末に用いられる。前記装置は、端末設備の信号データを受信するための信号受信モジュールと、前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報を送信して、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位処理モジュールとを含み、前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含むものである。
【0051】
従来技術と比較して、本願の実施例は以下の利点を含む。
【0052】
本願の実施例において、タスク管理プラットフォームは、タスク駆動端末設備及び電子棚札に基づいて測位を行い、特に目標タスクのタスク情報に基づいてタスク処理情報を生成してもよく、次に棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御することで、すべての電子棚札がビーコン信号を送信し続けることなく、測位が必要になるときにビーコン信号を送信するように制御することができる。これにより、電子棚札の測位による消費電力を減少させ、電子棚札の使用寿命を向上させる。よって、端末設備は、測位領域に到達した後、ビーコン信号の信号データを受信し、その信号データに基づいて位置情報を決定することができる。タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定し、そしてタスクに基づいて測位の実行を推進し、測位もタスクの実行にフィードバックすることができる。これにより、タスクの実行をより正確に管理し、管理効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図1】本願の実施例に係る測位システムの測位シーンの模式図である。
図2】本願の測位方法の一実施例の相互作用図である。
図3】本願の実施例に係る測位方法のタスク管理プラットフォーム側におけるステップフローチャートである。
図4】本願の実施例に係る測位方法の棚札管理プラットフォーム側におけるステップフローチャートである。
図5】本願の実施例に係る測位方法の端末設備側におけるステップフローチャートである。
図6】本願の実施例に係る測位方法の測位サービス端末におけるステップフローチャートである。
図7】本願の一実施例により提供される装置の構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
本願の上述の目的、特徴及び利点をより明確にわかりやすくするために、以下に添付の図面及び具体的な実施例に基づいて本願についてさらに詳細に説明する。
【0055】
本願の実施例は、室内測位シーンに適用することができる。ショッピングモールやスーパーマーケットなどの室内環境を例にすると、既存の設備に基づいて補助的な室内測位を行うことができる。
【0056】
スーパーマーケットを例にすると、現在のスーパーマーケットなどの小売店では、小売商品の価格やその他の情報を表示するために電子棚札(Electronic Shelf Label、ESL)が用いられていることが多い。本願は既存のESLシステム能力を利用して、店舗の測位能力構築の設備投入、維持投入を削減することができる。ESLがブロードキャスト方式でビーコン(Beacon)信号を送信することにより、ESLの追加管理負担を生じることなく、ESLをブロードキャストビーコンBeaconとしてランダムに選択することができる。その後、ESLのブロードキャストしたビーコン信号に基づいて室内測位を行うことができ、室内測位の精度を高め、追加の消費を減らすことができる。本願の実施例において、電子棚札ESL又は他の類似の電子設備は、ブルートゥース(bluetooth(登録商標))、無線周波数(Radio Frequency、RF)、紫蜂(ZigBee(登録商標))、無線忠実度(WIreless-Fidelity、WI-FI(登録商標))などの無線方式によってBeacon信号をブロードキャスト送信するBeacon信号源機能を追加することができる。
【0057】
ここで、電子棚札には能動棚札と受動棚札が含まれており、能動棚札は外部電源のある電子棚札を指し、受動棚札は外部電源がなく、電池で電力を供給する電子棚札を指す。受動棚札にとって、頻繁なビーコン信号の送信は消費電力を高め、電子棚札の使用寿命を下げることができ、能動棚札についても同様で、電力供給は外部電源を通じることができるが、頻繁な信号の送信は、他の部品の損失をもたらすことがある。本願の実施例は、測位方式を提供し、この測位方式で、電子棚札が、タスク駆動によってビーコン信号を送信することができ、すなわち、タスクがある場合のみに測位が必要になる領域内で電子棚札を選択してビーコン信号を送信し、端末設備が測位を行うことができるようにし、タスクがない場合には、電子棚札がビーコン信号を送信する必要がなく、信号の送信周波数と時間を低減し、電子棚札の使用寿命を高め、損失を減らす。
【0058】
図1は、本願の実施例に係る室内測位シーンの模式図を示す。
【0059】
測位システムは、タスク管理プラットフォーム10と、棚札管理プラットフォーム20と、端末設備30と、電子棚札202と、測位サービス端末40と、を含む。
【0060】
ここで、タスク管理プラットフォームはタスクを管理し、タスクの生成、下り送信、検出などを含む各管理操作を実行するために用いられる。室内のシーンを例にすると、従業員などのユーザーは棚の商品対象に対して補充、出荷などの各種処理を行い、これらのすべてを相応のタスクとして生成し、タスク管理プラットフォームを通じてタスクを下り送信し、タスクの処理進捗、完成状況などを管理し、それによって標準化管理を実現することができる。タスク管理プラットフォームはタスク駆動測位の実行に基づいて、電子棚札が一定の条件で測位機能をオンにすることができ、例えば指定時間、指定領域などでビーコン信号を送信し、相応のユーザーが指定領域に到達した後に測位の検出を実行することができ、非指定領域での電子棚札は測位機能をオンにする必要はなく、それによって測位の消費を減らすことができる。
【0061】
棚札管理プラットフォームは、電子棚札の表示情報の調整、電子棚札の測位機能の管理など、電子棚札を管理するために用いられる。測位機能の管理には、測位機能のオン(開始)、オフ(終了)などが含まれる。棚札管理プラットフォームは任務管理プラットフォームの指示に基づいて、測位機能のオン、オフなどを含む電子棚札測位機能を管理することができる。
【0062】
室内シーンでは、棚に電子棚札が下り送信されており、棚の商品対象の商品情報を電子棚札で表示することができる。この電子棚札はビーコン機能を兼ね、すなわち、電子棚札ESLにBeacon信号の信号源機能を設定し、電子棚札ESLを信号源としてBeacon信号をブロードキャストすることができる。これにより、各電子棚札ESLのブロードキャストしたBeacon信号に基づいて室内測位を行う。
【0063】
前記端末設備は、携帯電話、ハンドヘルド端末などの装置であってもよい。ユーザは、端末設備を用いてタスクを受信し、タスクの実行中に端末設備を介して測位などを走査することができる。
【0064】
測位サービス端末は、端末の測位計算、測位情報の記録などの各管理操作を含む測位を実行するために用いられる。
【0065】
上述の測位システムに基づいて、タスク管理プラットフォームのタスクに基づいて端末設備のタスク実行中の測位を推進することができ、また、タスク実行に基づいて対応する領域での測位を制御するように電子棚札を制御する管理プラットフォームを推進することができる測位方法を提供する。
【0066】
図2は、本願の測位方法の一実施例の相互作用図を示す。
【0067】
ステップ202において、前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定する。
【0068】
タスク管理プラットフォームは、さまざまなニーズに基づいて相応のタスクを生成することができる。タスクは、補充タスク、出荷タスク、ピッキングタスクなどの、さまざまなタイプを含むことができ、具体的には実際のニーズに基づいて決定されることができる。各目標タスクは、商品情報と位置情報とが関連付けられた複数の商品対象に対応することができ、ここでは、タスクの違いに基づいて、位置情報は、補充タスクの場合などの、様々な場合を含み、この位置情報は、倉庫における商品対象の位置情報と売場における商品対象の位置情報とを含む。商品対象の位置情報に基づいて、目標タスクのタスク経路及びタスク操作情報を計画することができ、このタスク経路はユーザーが実行する目標タスクに対応するパスであり、パス上の各点は少なくとも1つの商品対象の位置に対応し、タスク操作情報は商品対象を棚に上げ、期限切れの商品対象を整理するなど、商品対象に対するタスク中の操作情報である。ここで、タスク経路を計画する際には、商品対象のタイプも考慮することができ、例えば、補充タスクでは生鮮、冷凍品など、倉庫から売場の配置位置までの時間要求が厳しいため、経路を計画する際にはピッキング順序を後ろにし、棚上げ順序を前にすることができ、そのような商品対象の処理時間をできるだけ短縮することができる。したがって、商品対象の商品情報と位置情報に基づいて、タスク経路を計画することができる。
【0069】
前記目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定するのは、目標タスクを取得することと、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することと、を含む。タスク管理プラットフォームは管理サービス端末に接続することができ、あるいは管理サービス端末における1つのコンポーネントとする。管理サービス端末はニーズに基づいて目標タスクを決定することができる。例えば、注文書などに基づいて複数種の商品が不足していることを決定し、また、注文書を受け取る場合には複数の商品を選別し、梱包する必要がある。次に、タスク管理プラットフォームは目標タスクを取得する。ここで、タスクはタスクルールなどに対応することができることで、タスクルールに基づいてその目標タスクのタスク情報を決定することができる。ここで、目標タスクに基づいて少なくとも1つの商品対象を決定することができ、これらの商品対象は今回のタスクで処理する必要がある商品対象であり、その後、その商品対象の商品情報を取得し、その商品情報とタスクルールに基づいてタスク情報を生成することができる。ここで、タスクルールは、タスクに基づいて、タスクに対する経路計画、設備計画などを含むタスク情報を生成するために用いられる。例えば、タスクに対応する処理ラインの指定、処理者の割り当てなどがある。
【0070】
1つの選択的な実施例において、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することは、各商品対象の商品情報及び位置情報を取得することと、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定することと、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することと、を含む。商品対象ごとに、当該商品対象の商品情報と位置情報を取得することができる。他の例では、位置情報を商品情報の一部として記憶することもできる。次に、商品対象の位置情報とタスクルールに基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定することができる。
【0071】
ここで、各タイプのタスクはタスクルールに対応でき、タスクルールを通じてタスクに関連する様々なルール情報を定義することができる。例えば、タスクの標準作業手順書(Standard Operating Procedure,SOP)、すなわちタスクの標準作業手順、及び統一されたフォーマット記述出力を規定することにより、日常作業を指導し、規範化することができる。例えば、SOP又はタスクルールに異なる商品対象の処理時間を定義することができる。補充タスクを例にすると、冷凍品に対して倉庫の冷凍環境からの取り出しから売り場の冷凍環境に到着するまでの時間は、冷凍品の解凍を回避し、冷凍品の品質を保障するように、例えば10-15分以内に要求されることができる。また、例えば、ピッキングタスクに対して異なる商品のピッキング、梱包方法、例えば生食熟食分別梱包、異なる冷凍品の梱包ルールなどを規定することができ、相応的に各タスク基準の操作時間などを規定することができる。
【0072】
したがって、商品対象の位置情報とルール情報に基づいてタスクのタスク経路を計画することができ、すなわち、各商品対象の処理順序を決定し、その後、商品対象の位置情報と処理順序に基づいてタスク経路を決定することができる。また、タスクルールに基づいて、対応する操作情報を決定することができ、例えば、標準作業手順書SOPに基づいて、異種類の商品対象のパーティション放置などの操作情報を決定できる。
【0073】
従って、タスク情報は、タスク名称、タスク識別子、処理ユーザ、タスクに対応する少なくとも1つの商品対象、各商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路、及び操作情報などを含むことができる。
【0074】
ステップ204において、前記目標タスクのタスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信する。
【0075】
タスク管理プラットフォームが目標タスクとそのタスク情報を生成した後、目標タスクを処理者の端末設備に下り送信し、かつ棚札管理プラットフォームに測位処理を実行させるよう通知することができる。ここで、測位実行情報と棚札制御情報を含む目標タスクのタスク情報に基づいてタスク処理情報を生成することができる。ここで、測位実行情報は端末設備の指定タスク及び測位の処理情報であり、棚札制御情報は棚札管理プラットフォームが測位を実行するように棚札を制御する情報である。
【0076】
目標タスクのタスク情報に基づいて測位実行情報を生成することができ、ここで、商品対象の商品情報、位置情報、計画されたタスク経路及び操作情報に基づいて測位実行情報を生成することができる。ここで、商品対象の位置情報に基づいてタスク経路に操作点をマークすることができ、各操作点は操作情報に基づいて操作時間、操作内容などに対応することができ、このタスク経路に基づく操作タスクの操作ロジックを指定することにより、この測位実行情報に基づいて目標タスクを指定し、設備の測位を制御することができる。したがって、タスク経路上の商品対象の位置情報の操作点を決定し、各操作点に対応する操作時間と操作内容を決定し、前記タスク経路上の操作点、前記操作点に対応する操作時間と操作内容に基づいて測位実行情報を決定することができる。
【0077】
前記棚札制御情報は、目標タスクのタスク情報に基づいて生成されることができ、ここで、商品対象の位置情報に基づいてタスク経路上に操作点をマークし、電子棚札の測位精度と結合して、統合可能な操作点を決定することができる。ここで、いくつかの商品対象の位置情報は、重合しており、例えば、同じ棚の異なる層に位置しているため、1つの操作点のみをマークすることができる。いくつかの商品対象の位置情報は指定範囲内にあり、この指定範囲は測位点の測位領域であり、測位領域の大きさは測位精度に基づいて決定することができ、いくつかの操作点が1つの測位領域によってカバーされる場合、その測位領域内の操作点を1つの測位点に統合することができ、それによってタスク経路上で測位点を決定することができ、そして、操作時間に基づいて当該測位点に対応する開始時間と終了時間を決定し、測位点の測位時間帯を得ることができる。これにより、タスク経路上の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を決定することができる。すなわち、商品対象の位置情報に基づいてタスク経路上に操作点をマークし、前記操作点に基づいて測位点を決定し、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成する。他の実施例では、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定し、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成する。ここで、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合、前記操作点を統合する。
【0078】
そして、作業者が指定された端末設備に測位実行情報を送信し、棚札管理プラットフォームに棚札制御情報を送信することができる。
【0079】
ステップ206において、棚札管理プラットフォームは、前記棚札制御情報に基づいて前記測位点に対応する複数の電子棚札を制御し、前記測位時間帯内にビーコン信号を送信する。
【0080】
棚札管理プラットフォームは、棚札制御情報を受信すると、タスク経路上の各測位点を決定し、前記測位点に基づいて測位を実行する複数の電子棚札を決定し、その後、各測位点に対応する測位時間帯を決定し、測位時間帯内にビーコン信号を送信するように測位点を指示し、当該測位点に対応する測位領域内で測位機能をオンにすることができる。
【0081】
ステップ208において、端末設備は、前記測位点に対応する測位領域内を走査し、ビーコン信号の信号データを受信する。
【0082】
ステップ210において、端末設備は、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信する。
【0083】
作業者は、端末設備を介して測位実行情報を受信した後に、測位実行情報に基づいて目標タスクを実行することができる。ここで、取得する必要がある商品対象とその位置情報を調べ、また対応する操作規範などの操作情報を決定し、タスク経路に沿ってタスクを実行することができる。操作点に到達するときに、端末設備の測位機能をオンにすることができ、それによって測位領域内のビーコン情報を走査し、ビーコン信号の信号データを受信することができる。そして、ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信する。
【0084】
ステップ212において、測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定する。
【0085】
測位サービス端末は端末設備からフィードバックされた信号データを受信すると、その信号データに基づいて測位を実行し、端末設備の位置情報を決定することができる。
【0086】
ステップ214において、測位サービス端末は、前記位置情報を前記タスク管理プラットフォームに送信する。
【0087】
その後、測位サービス端末は端末設備の位置情報をタスク管理プラットフォームに直接送信することができ、また位置情報を各端末設備にフィードバックし、端末設備からタスク管理プラットフォームに上り報告することもできる。
【0088】
ステップ216において、タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定する。
【0089】
タスク管理プラットフォームは、端末設備の位置情報を取得すると、その位置情報に基づいてタスク経路において対応する操作点を決定し、その操作点に対応する商品対象を決定し、さらにタスク進捗情報を決定することができる。また、位置情報に対応する時間情報を記録して、各操作点、測位点における作業者の滞留時間を決定し、タスク実行情報に滞留時間を記録することもできる。
【0090】
他の実施例では、作業者が1つの操作点又は測位点に対応する滞留時間が長すぎる場合、例えば、滞留時間が滞留閾値を超えた場合、端末設備にアラート情報を送信することができ、それによって、端末設備にアラート時間を表示し、操作が長すぎることを作業者に提示し、対応する作業者も滞留の原因を上り報告することができる。また、時間情報やタスクの操作情報などに基づいて、時間を限定した操作が時間ノードに達しそうな場合などの他の提示情報を検出することができ、河北省にある端末に提示情報(いくつかのタスクの時間が近づいているので、できるだけ早く処理する必要があるなど)を送信することができる。
【0091】
以上より、タスク管理プラットフォームは、タスク駆動端末設備及び電子棚札に基づいて測位を行い、特に目標タスクのタスク情報に基づいてタスク処理情報を生成してもよく、次に棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御することで、すべての電子棚札がビーコン信号を送信し続けることなく、測位が必要になるときにビーコン信号を送信するように制御することができる。これにより、電子棚札の測位による消費電力を減少させ、電子棚札の使用寿命を向上させる。よって、端末設備は、測位領域に到達した後、ビーコン信号の信号データを受信し、その信号データに基づいて位置情報を決定することができる。タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定し、そしてタスクに基づいて測位の実行を推進し、測位もタスクの実行にフィードバックすることができる。これにより、タスクの実行をより正確に管理し、管理効率を高めることができる。
【0092】
上記の実施例に基づき、本願の実施例は、タスク管理プラットフォーム側で実行される測位処理をさらに提供し、図3に示すように、
【0093】
ステップ302において、目標タスクを取得する。
【0094】
ステップ304において、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成する。
【0095】
タスク管理プラットフォームは、さまざまなニーズに基づいて目標タスクを生成し、次に、目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、商品対象に対応する商品情報を取得し、タスクに対応する操作フローなどと結合してその目標タスクのタスク情報を生成することができる。
【0096】
ここで、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することは、各商品対象の商品情報及び位置情報を取得することと、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定することと、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することと、を含む。
【0097】
目標タスクを補充タスクとすることを例にして挙げると、補充が必要な商品対象を決定し、その商品対象の対象情報、位置情報を取得することができる。ここで、補充タスクにおける商品対象の位置情報は、倉庫の第1の位置情報と売場の第2の位置情報とを含むため、タスク経路上において1つの商品対象に対して2つのノードが対応している。各商品対象の位置情報を決定した後、位置情報ごとに1つのノードとして経路を構築することができ、ここで、経路を構築する際にタスクルールと結合して各ノードを接続し、タスク経路を形成することができる。例えば、目標タスクを実行する最短経路を形成し、また、例えば、対象のタイプ特徴と結合して、冷凍品、生鮮類の商品対象に対して商品の後取り、先補充とのタスク経路を生成し、それによって商品対象の目標タスク実行過程での操作時間を短縮し、商品対象の品質を保障する。タスク経路の各ノードに対して、商品対象の出し入れ情報、包装情報などの各種操作情報を配置することもできる。そして、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定する。
【0098】
ステップ306において、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信する。
【0099】
タスク情報を生成した後、タスク管理プラットフォームは、端末設備が実行するタスク処理及び測位処理を計画し、棚札管理プラットフォームを通じて電子棚札を制御して測位信号の送信制御を実行することができる。
【0100】
ここで、このタスク情報に基づいて端末設備の測位実行情報を指定し、次に目標タスクを対応する処理者に割り当て、対応する端末設備に送信することができる。ここで、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上に対応する操作点を決定し、操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間と操作内容を決定し、前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することができる。商品対象の位置情報をタスク経路のノードに対応付けて、対応する操作点を生成することができ、ここで、同一のノード又は2つのノードの距離が0.5メートル、1メートルなどの距離閾値を超えないノードを同一の操作点に統合し、その後、各操作点に対応する商品対象の対象情報、例えば数量、タイプなどに基づいて対応する操作内容を決定し、その操作点に対応する操作時間を計算し、この操作時間は、商品対象の位置、数量、操作内容などを集合して決定されることができる。例えば、商品対象の数、配置要求、包装要求などに基づいて対応する操作時間を計算する。そして、前記操作点に対応する操作時間と操作内容に基づいて測位実行情報を決定する。ここで、商品対象の操作順序は、経路を計画する際に決定することができ、それによって経路上の操作点に基づいて操作順序を決定することができる。
【0101】
ステップ308において、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信する。
【0102】
このタスク情報に基づいて、棚札管理プラットフォームが電子棚札の制御に対して、相応の棚札制御情報を生成することを指示し、棚札管理プラットフォームに送信することができ、それによって、電子棚札を制御して実行経路に基づいて順次に測位をオンにすることができる。例えば、作業者が測位領域に到着する直前、又は到着したときにビーコン信号を送信し、離開後に送信を停止する。
【0103】
1つの選択可能な実施例において、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定し、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成する。商品対象の位置情報に基づいてタスク経路上に測位点を決定することができ、ここで、複数の測位点の距離が指定された範囲内であれば、1つの測位点に統合することができ、すなわち距離が比較的近いいくつかの位置が同一の測位点であり、その後、処理者がその測位点で操作した時間などの情報を決定して、その測位点に対応する測位時間帯を得ることができ、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成する。
【0104】
もう1つの選択可能な実施例において、測位実行情報がすでに決定される時、測位実行情報に基づいて棚札制御情報を決定することもできる。ここで、タスク経路上の操作点に基づいて、前記タスク経路上の測位点を決定し、前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成する。前記タスク経路上で測位点を決定するステップは、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合に、前記操作点を統合することを含む。
【0105】
各測位点に対応する測位時間帯を決定した後、後続の棚札管理プラットフォームはこの測位時間帯に基づいて測位点に対応する複数の電子棚札の一次測位を制御することができ、それによって各電子棚札がビーコン信号をリアルタイムに送信する必要がなく、電子棚札の消費電力を下げ、電子棚札の使用寿命を高めることができる。
【0106】
ステップ310において、端末設備の測位情報を受信する。
【0107】
ステップ312において、前記端末設備の測位情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定する。
【0108】
処理者の端末設備は、測位実行情報を受信した後、その測位実行情報に基づいて目標タスクを実行することができ、それにより、操作点に到達して操作を実行する過程で、端末設備は操作点の電子棚札に対応するビーコン信号を検出し、位置情報を決定し、タスク管理プラットフォームに上り報告することができる。
【0109】
タスク管理プラットフォームは、端末設備の位置情報を取得すると、その位置情報に基づいてタスク経路において対応する操作点を決定し、その操作点に対応する商品対象を決定し、さらにタスク進捗情報を決定することができる。また、位置情報に対応する時間情報を記録して、各操作点、測位点における操作者の滞留時間を決定し、滞留時間をタスク実行情報に記録することもできる。
【0110】
他の実施例では、作業者が1つの操作点又は測位点に対応する滞留時間が長すぎる場合、例えば、滞留時間が滞留閾値を超えた場合、端末設備にアラート情報を送信することができ、それによって、端末設備にアラート時間を表示し、操作が長すぎることを作業者に提示し、対応する作業者も滞留の原因を上り報告することができる。また、時間情報やタスクの操作情報などに基づいて、時間を限定した操作が時間ノードに達しそうな場合などの他の提示情報を検出することができ、河北省にある端末に提示情報(いくつかのタスクの時間が近づいているので、できるだけ早く処理する必要があるなど)を送信することができる。
【0111】
上記の実施例に加えて、本願の実施例は、棚札管理プラットフォーム側で実行される測位処理をさらに提供する。図4に示すように、
【0112】
ステップ402において、目標タスクのタスク処理情報を受信する。前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含む。
【0113】
ステップ404において、前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定する。
【0114】
前記棚札制御情報から少なくとも1つの測位点を決定し、前記測位点に基づいて測位領域を決定し、前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することは、前記タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定することと、前記測位点に基づいて測位領域を決定することと、を含む。タスク管理プラットフォームから送信された棚札制御情報を受信することができ、棚札制御情報に基づいて目標タスクにおける測位を実行する必要がある測位点を決定し、その測位点に基づいて対応する測位領域を決定することができる。
【0115】
ここで、店舗などの室内環境にビーコン機能を兼ねる電子棚札ESLを配置し、各電子棚札ESLの位置情報と棚札識別子を決定することができる。この位置情報は、緯度経度情報、座標情報などの、様々な形式で表すことができる。スーパーマーケットを例にして、商品棚に電子棚札ESLで商品情報を表示する。ここで、スーパーの商品棚の商品は通常、規定に基づいて配置されており、それに応じて電子棚札ESLによって商品情報を表示することができる。したがって、各電子棚札が配置されている位置情報を決定し、目標リストに各電子棚札の位置情報を記録することができる。ここで、棚札識別子は、1つの電子棚札を一意に決定するための一意の識別子であり、電子棚札に割り当てられた一意の文字列であり、又は電子棚札のMAC(Media Access Control、メディアアクセス制御層)アドレスなどである。
【0116】
いくつかのシーンでは、電子棚札は商品対象の商品情報の表示に用いられるため、通常、目標リストにおいて商品対象のストックキーピングユニット(Stock keeping Unit、SKU)を商品識別子、又は他の商品識別子などの、商品対象に基づいて対応する情報を記録することができる。そして、目標リストには、その商品に対応する商品情報、例えば名称などが記録されてよく、その商品情報を表示する電子棚札の設備識別子や位置情報などが記録されてもよい。電子棚札が目標リストにおいて記録される方式に対して、本願の実施例に制限せず、実際な応用に基づいて決定することができる。ここで、目標リストは、少なくとも、各電子棚札の設備識別子及び位置情報を含む。
【0117】
ステップ406において、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ中の電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定する。
【0118】
ここで、前記測位領域内で複数の電子棚札を選択して電子棚札グループを構成することができる。次に、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ内の複数の電子棚札を制御する。
【0119】
したがって、棚札管理プラットフォームは、棚札制御情報に基づいて電子棚札を制御することができ、タスク経路上の測位点に基づいて、測位時間帯内に測位機能を順次開始し、測位に必要なビーコン信号を送信することができる。
【0120】
他のシーンでは、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、目標操作点に対応する測位完了指示を受信することと、次の操作点に対応する測位領域の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することと、を含む。処理者が現在の操作点(すなわち、目標操作点)の操作を完了すると、このタスク経路に基づいて次の操作点に向かって対応するタスク処理を実行する場合があり、端末設備又はタスク管理プラットフォームを通じて目標操作点に対応する測位完了指示をフィードバックすることができる。そして、棚札管理プラットフォームは次の操作点に対応する測位領域の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、次の測位領域内の測位を開始する。
【0121】
また、1つの選択可能な実施例において、電子棚札は、タスク経路に対応する測位点に基づいて測位を指定する過程で、現在の測位点で電子棚札を選択してビーコン信号を送信する際に、前の測位点で選択された電子棚札の測位機能をオフにし、ビーコン信号の送信を停止することもできる。
【0122】
これにより、処理者が経路上の操作点に到着する前に、電子棚札と端末設備は両者とも準備ができ、測位時間帯、操作イベント、及び電子棚札に基づいて通信のリアルタイム性指標などを制御し、端末設備と選択された電子棚札の測位機能を適切に先に開始することができる。
【0123】
したがって、棚札制御プラットフォームと結合して合理的な数量の電子棚札を選択してビーコン信号を送信することができ、適切な数量のBeacon情報を走査することにより、数量が多すぎて現場の電磁干渉が多すぎることを回避することができ、数量が少なすぎて位置ずれを引き起こすこともない。
【0124】
また、タスクの指定に伴って測位領域内の電子棚札に対応する測位機能のオン又はオフを制御することができ、低電力、近距離で信号をブロードキャストする方式を採用して、チャネル占有を低減することができる。
【0125】
上記の実施例に加えて、本願の実施例は、端末設備側で実行される測位処理も提供する。図5に示すように、
【0126】
ここで、端末設備は、ハンドヘルドデバイス(Digital Assistant,DA)、タブレット、携帯電話などの各種端末設備であり、ニーズとアプリケーションに基づいて選択することができる。そのうち、ハンドヘルドDAは小売、医薬、物流などの業界内で、相応の対象に対して棚上げ、選別、補充、梱包、移庫などの操作を実行する際に、従業員が使用する表示と入力部品を持つハンドヘルド電子設備であり、メモリ、CPU、スクリーンとキー又はキーボードを配置し、無線データ伝送と処理能力を備え、自身には電池を備え、移動して使用することができる。
【0127】
ステップ502において、目標タスクのタスク処理情報を受信する。前記タスク処理情報は、測位実行情報を含む。
【0128】
ステップ504において、前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示する。ここで、前記測位実行情報に基づいて、操作点及びそれに対応する商品対象の商品対象情報を表示することができる。
【0129】
従業員は、目標タスクのタスク処理情報を自動的に受信してよく、目標タスクをプリエンプトして取得して、タスク処理情報を受信してもよい。端末設備には、操作点及びその対応する商品対象の商品対象情報、操作内容などの、目標タスクの各種情報を表示することができる。
【0130】
ステップ506において、操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信する。前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループ中の複数の電子棚札を含む。
【0131】
ステップ508において、前記信号データを送信して、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定する。
【0132】
端末設備は必要に応じて、走査機能をオンにし、電子棚札のブロードキャストしたビーコン信号を走査し、単位時間内に複数のビーコン信号の信号データを受信することができる。信号データには、棚札識別子と測位関連情報が含まれる。ここで、信号識別子は、MACアドレスなどの電子棚札の一意の識別子であってもよい。測位関連情報は、信号強度、信号指紋などの測位に関連する情報であってもよい。例えば、Bluetooth(登録商標)に対する測位をBluetooth(登録商標)指紋、WI-FI(登録商標)に対する測位をWI-FI(登録商標)指紋などとすることができる。ここで、信号強度は、ビーコン信号を走査したときに取得することができる。
【0133】
操作員の端末設備は、操作点に達する前に測位機能をオンにすることができ、これにより、操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信し、それから測位サービス端末に信号データを送信することができる。別のシーンでは、端末設備がその測位エンジンに基づいて信号データを計算し、位置情報を決定するように、測位計算のエンジンを端末設備に設置することもできる。前記測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定し、前記端末設備の位置情報を送信する。
【0134】
本願の実施例において、端末設備は、操作点の対応タスクが完了した後に、測位完了指示を送信することもできる。操作タスクが1つの操作点の操作を完了した後、端末設備に適切なコントロールをクリックして操作を完了することができ、それによってタスク管理プラットフォームに測位完了指示を生成することができる。タスク管理プラットフォームは、この測位完了指示に対応する時間情報に基づいて、タスクの操作処理時間などを決定することができ、また、測位完了指示を棚札管理プラットフォームに送信することができ、それにより、棚札管理プラットフォームが次の測位点の測位を制御するのに便利である。
【0135】
本願の実施例において、タスク管理プラットフォームは、操作提示情報、アラート情報などの提示情報を生成し、次いで端末設備に送信し、端末設備は、操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することができる。他のシーンでは、端末設備は、操作時間と操作点に対応する滞留時間とに基づいて、操作提示情報を生成する必要があるか否かを自身で判断することもできる。提示情報に基づいて、操作員が端末設備を介して操作問題などをフィードバックすることもでき、発生した問題を迅速に上り報告することができる。
【0136】
また、端末設備が必要に応じて測位を走査することで、装置の消費電力を低減し、タスクの正常な実行を保障することができる。
【0137】
上記の実施例に加えて、本願の実施例は、測位サービス端末で実行される測位処理を提供する。図6に示すように、
【0138】
ステップ602において、端末設備の信号データを受信する。前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む。
【0139】
ステップ604において、前記信号データと電子棚札に対応する位置情報とに基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定する。
【0140】
ステップ606において、前記位置情報を送信し、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定する。
【0141】
測位サービス端末は、複数のビーコン信号の信号データを取得した後、棚札識別子と測位関連情報を取得し、各棚札識別子に基づいて目標リストを検索することができる。ここで、目標リストにおいて棚札識別子に対応する商品対象を検索し、商品対象の位置情報を検索することができる。ここで、一般的にスーパーマーケットなどの環境では、商品対象は一定のルールに基づいて陳列され、それに応じて、商品対象の商品情報、位置及び関連する電子棚札の棚札情報を記録するための目標リストも生成される。したがって、電子棚札に基づく棚札識別子は、対応する商品対象にも対応することができ、さらに、商品対象の位置に基づいて電子棚札の位置を決定することができる。また、この過程で、複数の位置情報に基づいて電子棚札をフィルタリングすることもできる。例えば、一部の電子棚札の対応する位置と他の電子棚札の対応する位置との距離が大きい場合、ノイズデータとみなされ、この電子棚札を無視して、データの正確性を保障することができる。
【0142】
各ビーコン信号に対応する電子棚札の位置情報を取得した後、その位置情報と測位関連情報に基づいて、端末設備の位置情報を決定することができる。
【0143】
測位関連情報がビーコン信号の信号強度である場合、ビーコン信号の信号強度と位置情報に基づいて、端末設備の位置情報を決定することができる。例えば、三角測位法に基づいて、三角幾何原理を用いて目標の位置と距離を決定することができる。ビーコン信号の信号強度に基づいて対応する電子棚札との距離を決定することができ、少なくとも3つの電子棚札に基づいて中心位置を端末設備の位置情報として決定することができる。
【0144】
別のシーンでは、測位関連情報は、Bluetooth(登録商標)指紋データ、WI-FI(登録商標)指紋データなどの無線指紋データであってもよい。ここで、無線指紋データは1枚の位置指紋と理解でき、実際の環境における位置とある種の“指紋”を結び付けて、1つの位置を1つの独特な指紋に対応させることを指す。各位置の指紋データベースは、対応する無線方式に基づいて予め収集され、確立されてもよい。これにより、電子棚札対応ビーコン信号の指紋情報を測定することができ、前記指紋情報を指紋データベースに対応する無線指紋データとマッチングし、マッチングする位置を決定し、端末設備の位置情報として新しいメッセージを決定することができる。
【0145】
上記は、2種類の測位の例にすぎず、実際の処理でニーズに応じて測位することができる。端末設備内で測位を直接に行う場合は、上記と同様の方法で測位を行うことができるので、これ以上説明しない。
【0146】
以上より、目標リスト、データベース中の電子棚札に対応する商品対象の位置情報を検索することにより、電子棚札ESLの実空間位置情報を取得し、測位エンジンの測位計算に使用する。ブロードキャストBeaconビーコン信号の可用性を保障する。
【0147】
また、本願の実施例は、既存のスーパーマーケットなどの室内環境における電子棚札ESLシステムの能力を利用して、店舗の測位能力構築の設備投入、維持投入を削減することができる。ビーコンBeacon信号をブロードキャストするように測位領域内の電子棚札ESLをランダムに選択し、ESLの追加管理負担を発生させない。測位精度を満たす条件下で、ビーコンBeacon信号に必要なブロードキャスト周波数を計算することにより、測位領域内の複数の電子棚札ESLのブロードキャストしたビーコンBeacon信号をランダムに選択し、使用寿命の削減を最小化する。
【0148】
また、タスクの指定に伴って測位領域内の電子棚札に対応する測位機能のオン又はオフを制御することができ、低電力、近距離で信号をブロードキャストする方式を採用して、チャネル占有を低減することができる。
【0149】
なお、方法の実施例については、簡単に説明するために、一連の動作の組み合わせとして記載されているが、記載された動作の順序に制限されていないことを当業者は認識すべきである。すなわち、本願の実施例では、いくつかのステップが他の順序を採用しても、あるいは同時に実行されてもよい。次に、本明細書に記載された実施例がすべて好ましい実施例に属し、かかる動作が必ずしも本願の実施例に必要ではないことを当業者は認識すべきである。
【0150】
本願の実施例は、測位システムを提供し、前記システムは、タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末と、を含み、
【0151】
前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定し、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォームと端末設備に送信し、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定し、
【0152】
前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し、
【0153】
前記端末設備は、前記測位領域内でビーコン信号の信号データを受信し、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信し、
【0154】
前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報を前記タスク管理プラットフォームに送信する。
【0155】
以上より、タスク管理プラットフォームは、タスク駆動端末設備及び電子棚札に基づいて測位を行い、特に目標タスクのタスク情報に基づいてタスク処理情報を生成してもよく、次に棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御することで、すべての電子棚札がビーコン信号を送信し続けることなく、測位が必要になるときにビーコン信号を送信するように制御することができる。これにより、電子棚札の測位による消費電力を減少させ、電子棚札の使用寿命を向上させる。よって、端末設備は、測位領域に到達した後、ビーコン信号の信号データを受信し、その信号データに基づいて位置情報を決定することができる。タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定し、そしてタスクに基づいて測位の実行を推進し、測位もタスクの実行にフィードバックすることができる。これにより、タスクの実行をより正確に管理し、管理効率を高めることができる。
【0156】
上記の実施例に加えて、タスク管理プラットフォームに用いられる測位装置を提供し、前記装置は、
目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定するためのタスク決定モジュールと、
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信するためのタスク下り送信モジュールと、
端末設備の位置情報を受信するための位置受信モジュールと、
前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定するためのタスク結果モジュールと、を含み、
前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定されるものである。
【0157】
選択可能に、前記タスク決定モジュールは、目標タスクを取得し、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することに用いられる。
【0158】
選択可能に、前記タスク決定モジュールは、各商品対象の商品情報及び位置情報を取得し、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定し、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することに用いられる。
【0159】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信し、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信し、前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することに用いられる。
【0160】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定し、操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間及び操作内容を決定し、前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することに用いられる。
【0161】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、タスク経路上の操作点に基づいて、タスク経路上の測位点を決定し、前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる。
【0162】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定し、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる。
【0163】
選択可能に、前記タスク下り送信モジュールは、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合に、前記操作点を統合することに用いられる。
【0164】
選択可能に、タスク結果モジュールは、位置情報に対応する時間情報を決定し、前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定し、前記滞留時間を記録することにさらに用いられる。
【0165】
選択可能に、タスク結果モジュールは、端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合にアラート情報を生成することにさらに用いられる。
【0166】
本願の実施例は、測位装置をさらに開示し、棚札管理プラットフォームに用いられ、前記装置は、目標タスクのタスク処理情報を受信するためのタスク受信モジュールと、前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定し、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ中の電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位制御モジュールと、を含む。
【0167】
選択可能に、前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、前記測位制御モジュールは、タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定し、前記測位点に基づいて測位領域を決定することに用いられる。
【0168】
選 択可能に、前記測位制御モジュールは、前記測位領域内で複数の電子棚札を選択して電子棚札グループを構成することに用いられる。
【0169】
選択可能に、前記測位制御モジュールは、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することに用いられる。
【0170】
選択可能に、前記測位制御モジュールは、目標操作点に対応する測位完了指示を受信し、次の操作点に対応する測位領域内の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することに用いられる。
【0171】
棚札制御プラットフォームと結合して合理的な数量の電子棚札を選択してビーコン信号を送信することができ、適切な数量のBeacon情報を走査することにより、数量が多すぎて現場の電磁干渉が多すぎることを回避することができ、数量が少なすぎて位置ずれを引き起こすこともない。
【0172】
また、タスクの指定に伴って測位領域内の電子棚札に対応する測位機能のオン又はオフを制御することができ、低電力、近距離で信号をブロードキャストする方式を採用して、チャネル占有を低減することができる。
【0173】
本願の実施例は、端末設備に用いられる測位装置をさらに開示し、前記装置は、目標タスクのタスク処理情報を受信するための受信モジュールと、前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示するための表示モジュールと、操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信し、信号データを送信し、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定するための測位モジュールと含み、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む。
【0174】
選択可能に、前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、前記表示モジュールは、前記測位実行情報に基づいて操作点、商品対象の商品情報及び操作内容を表示することに用いられる。
【0175】
選択可能に、前記測位モジュールは、前記測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定し、前記端末設備の位置情報を送信することにさらに用いられる。
【0176】
選択可能に、前記測位モジュールは、操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することにさらに用いられる。
【0177】
選択可能に、前記表示モジュールは、操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することにさらに用いられる。
【0178】
また、端末設備は必要に応じて測位を走査し、設備の消費電力を低減し、タスクの正常実行を保障することができる。
【0179】
本願の実施例は、測位装置をさらに開示し、測位サービス端末に用いられ、前記装置は、端末設備の信号データを受信するための信号受信モジュールと、前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報を送信して、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位処理モジュールとを含み、前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含むものである。
【0180】
以上より、目標リスト、データベース中の電子棚札に対応する商品対象の位置情報を検索することにより、電子棚札ESLの実空間位置情報を取得し、測位エンジンの測位計算に使用する。ブロードキャストBeaconビーコン信号の可用性を保障する。
【0181】
また、本願の実施例は、既存のスーパーマーケットなどの室内環境における電子棚札ESLシステムの能力を利用して、店舗の測位能力構築の設備投入、維持投入を削減することができる。ビーコンBeacon信号をブロードキャストするように測位領域内の電子棚札ESLをランダムに選択し、ESLの追加管理負担を発生させない。測位精度を満たす条件下で、ビーコンBeacon信号に必要なブロードキャスト周波数を計算することにより、測位領域内の複数の電子棚札ESLのブロードキャストしたビーコンBeacon信号をランダムに選択し、使用寿命の削減を最小化する。
【0182】
また、タスクの指定に伴って測位領域内の電子棚札に対応する測位機能のオン又はオフを制御することができ、低電力、近距離で信号をブロードキャストする方式を採用して、チャネル占有を低減することができる。
【0183】
また、本願の実施例は、装置に用いられる際に、装置に本願の実施例における各方法ステップの命令(instruction)を実行させることができる1つ以上のモジュール(module)を格納した不揮発性可読記憶媒体を提供する。
【0184】
本願の実施例は、1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合に、上述した実施例において1つ又は複数の方法を実行させる命令を格納した1つ又は複数の機械可読媒体を提供する。本願の実施例において、前記電子設備は、端末設備、プラットフォームのサーバ(クラスタ)などの各タイプの装置を含む。
【0185】
本開示の実施例は、端末設備、サーバ(クラスタ)などの電子設備を含む任意の適切なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用して所望の構成を行う装置として実装することができる。図7は、本願に記載された様々な実施例を実現するために用いられ得る例示的な装置700を概略的に示す。
【0186】
一実施例について、図7は、例示的な装置700を示し、この装置は、1つ又は複数のプロセッサ702、(1つ又は複数の)プロセッサ702のうちの少なくとも1つに結合された制御モジュール(チップセット)704、制御モジュール704に結合されたメモリ706、制御モジュール704に結合された不揮発性メモリ(NVM)/記憶装置708、制御モジュール704に結合された1つ又は複数の入力/出力装置710、及び制御モジュール704に結合されたネットワークインターフェース712を備える。
【0187】
プロセッサ702は、汎用プロセッサ又は専用プロセッサ(例えば、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、基本周波数プロセッサなど)の任意の組み合わせを含むことができる1つ又は複数のシングルコア又はマルチコアプロセッサを含むことができる。いくつかの実施例では、装置700は、本願の実施例における端末設備、サーバ(クラスタ)などの装置として機能することができる。
【0188】
いくつかの実施例では、装置700は、命令714を有する1つ又は複数のコンピュータ可読媒体(例えば、メモリ706又はNVM/ストレージ708)と、1つ又は複数のコンピュータ可読媒体と組み合わせて、命令714を実行するように構成されることでモジュールを実現することによって、本開示で説明される動作を実行する1つ又は複数のプロセッサ702とを含むことができる。
【0189】
一実施例では、制御モジュール704は、(1又は複数の)プロセッサ702のうちの少なくとも1つ、及び/又は、制御モジュール704と通信する任意の適切な設備又はコンポーネントに任意の適切なインタフェースを提供するための任意の適切なインタフェースコントローラを含むことができる。
【0190】
制御モジュール704は、メモリ706にインタフェースを提供するためのメモリコントローラモジュールを含むことができる。メモリコントローラモジュールは、ハードウェアモジュール、ソフトウェアモジュール、及び/又はファームウェアモジュールであってもよい。
【0191】
メモリ706は、例えば、装置700にデータ及び/又は命令714をロード及び記憶するために使用することができる。一実施例に対して、メモリ706は、適切なDRAMなどの任意の適切な揮発性メモリを含むことができる。いくつかの実施例では、メモリ706は、2倍データレートタイプの4同期動的ランダムアクセスメモリ(DDR 4 SDRAM)を含むことができる。
【0192】
一実施例に対して、制御モジュール704は、NVM/ストレージ設備708及び(1つ又は複数の)入出力設備710にインタフェースを提供するための1つ又は複数の入出力コントローラを含むことができる。
【0193】
例えば、NVM/記憶設備708は、データ及び/又は命令714を記憶するために使用することができる。NVM/記憶装置708は、任意の適切な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)を含むことができ、及び/又は、任意の適切な(1つ又は複数の)不揮発性記憶装置(例えば、1つ又は複数のハードディスクドライブ(HDD)、1つ又は複数の光ディスク(CD)ドライブ、及び/又は1つ又は複数のデジタル汎用光ディスク(DVD)ドライブ)を含むことができる。
【0194】
NVM/記憶装置708は、装置700がインストールされている設備の物理的な一部であるストレージリソース、又は必ずしも設備の一部でなくてもその設備にアクセス可能なストレージリソースを含むことができる。例えば、NVM/記憶装置708は、ネットワークを介して(1つ又は複数の)入出力設備710を介してアクセスすることができる。
【0195】
(1つ又は複数の)入出力設備710は、装置700に任意の他の適切な設備と通信するためのインタフェースを提供することができ、入出力設備710は、通信コンポーネント、オーディオコンポーネント、センサコンポーネントなどを含むことができる。ネットワークインターフェース712は、1つ又は複数のネットワークを介して通信するために装置700にインターフェースを提供することができ、装置700は、WIFI(登録商標)、2G、3G、4G、5Gなどの通信規格に基づく無線ネットワークへのアクセス、又はそれらの組み合わせによる無線通信など、1つ又は複数の無線ネットワーク規格及び/又はプロトコルのいずれかの規格及び/又はプロトコルに基づいて無線ネットワークの1つ又は複数のコンポーネントと無線通信することができる。
【0196】
一実施例に対して、(1つ又は複数の)プロセッサ702のうちの少なくとも1つは、制御モジュール704の1つ又は複数のコントローラ(例えば、メモリコントローラモジュール)の論理パッケージと一緒に実装することができる。一実施例では、(1つ又は複数の)プロセッサ702のうちの少なくとも1つは、制御モジュール704の1つ又は複数のコントローラの論理カプセル化とともにシステムレベルカプセル化(SIP)を形成することができる。一実施例では、(1つ又は複数の)プロセッサ702のうちの少なくとも1つは、制御モジュール704の1つ又は複数のコントローラの論理と同じ金型上に統合されてもよい。一実施例では、(1つ又は複数の)プロセッサ702のうちの少なくとも1つは、制御モジュール704の1つ又は複数のコントローラの論理と同じ金型上に統合されてオンチップシステム(SoC)を形成することができる。
【0197】
いくつかの実施例では、装置700は、限定されないが、サーバ、デスクトップコンピューティング設備、又はモバイルコンピューティング設備(例えば、ラップトップコンピューティング設備、ハンドヘルドコンピューティング設備、タブレット、ネットブックなど)などの端末設備であってもよい。様々な実施例では、装置700は、より多く又はより少ないコンポーネント及び/又は異なるアーキテクチャを有してもよい。例えば、いくつかの実施例では、装置700は、タッチスクリーンディスプレイを含む1つ又は複数のカメラ、キーボード、液晶ディスプレイ(LCD)画面、不揮発性メモリポート、複数のアンテナ、グラフィックチップ、専用集積回路(ASIC)、及びスピーカを含む。
【0198】
ここで、検出装置にはプロセッサ又は制御モジュールとしてマスターチップを採用することができ、センサデータ、位置情報などはメモリ又はNVM/記憶装置に格納され、センサグループは入出力設備とすることができ、通信インタフェースはネットワークインタフェースを含むことができる。
【0199】
装置の実施例については、方法の実施例と基本的に類似しているため、説明は比較的簡単であり、関連点は方法の実施例の一部の説明を参照すればよい。
【0200】
本明細書における各実施例は、他の実施例との相違点に焦点を当てて段階的に説明されており、様々な実施例間の同一部分及び類似部分については相互に参照することができる。
【0201】
本願の実施例は、本願の実施例による方法、端末設備(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図のフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実装されうることが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理端末設備のプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理端末設備のプロセッサによって実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに指定された機能を実現するための手段を生成するように機械を生成することができる。
【0202】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理端末設備を決定的に動作させるように誘導することができるコンピュータ可読メモリに格納することもでき、それにより、コンピュータ可読メモリに格納された命令は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現する命令装置を含む製造品を生成する。
【0203】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ実装処理を生成するためにコンピュータ又は他のプログラム可能な端末設備上で一連の動作ステップを実行するようにコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理端末設備にロードすることもでき、したがって、コンピュータ又は他のプログラマブル端末設備上で実行される命令は、フローチャートの1つのフローチャート又は複数のフローチャート及び/又はブロックチャートの1つのブロック又は複数のブロックで指定された機能を実装するためのステップを提供する。
【0204】
本願の実施例の好適な実施例について説明したが、当業者は、基本的な創造的概念を知ると、これらの実施例に追加の変更及び修正を加えることができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、好ましい実施例及び本願の実施例の範囲に含まれるすべての変更及び変更を含むものと解釈することを意図している。
【0205】
本願の実施例の好適な実施例について説明したが、当業者は、基本的な創造的概念を知ると、これらの実施例に追加の変更及び修正を加えることができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、好ましい実施例及び本願の実施例の範囲に含まれるすべての変更及び変更を含むものと解釈することを意図している。
【0206】
最後に、本書において、第1及び第2のような関係用語は、ある実体又は操作を別の実体又は操作 から区別するためにのみ用いられ、それらの実体又は操作の間にそのような実際の関係又は順序 が存在することを必ずしも要求又は示唆するものではないことにも留意されたい。さらに、「含む(including)」、「からなる(comprising)」、又はそれらの他の変形という用語は、要素のセットからなるプロセス、方法、成形品、又は端末設備が、それらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素、又はプロセス、方法、成形品、又は端末設備の目的のために明示的に列挙されていない他の要素も含むような、非排他的な包含をカバーすることを意図している。 他の要素、又はそのようなプロセス、方法、成形品、又は端末設備に固有の要素も含む。 さらに限定することなく、ある要素が「......を含む」という文によって定義されるという事実は、当該要素を含むプロセス、方法、成形品又は端末設備における別の同一の要素の存在を排除するものではない。
【0207】
以上、本願が提供する測位方法、測位装置、測位システム、電子設備及び記憶媒体について詳細に紹介し、本文では具体的な例を用いて本願の原理及び実施例について述べ、以上の実施例の説明は本願の方法及びその核心思想の理解を支援するためだけである、同時に、当業者に対しては、本願の思想に基づいて、具体的な実施例及び応用範囲において変更点があり、以上のことから、本明細書の内容は本願に対する制限と理解すべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-01-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末とを含む測位システムであって、
前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定し、
前記タスク管理プラットフォームは、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信し、
前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいて、ビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し、
前記端末設備は、前記測位領域内にビーコン信号の信号データを受信し、
前記端末設備は、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信し、
前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定し、
前記測位サービス端末は、前記位置情報を前記タスク管理プラットフォームに送信し、
前記タスク管理プラットフォームは、前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定する
ことを特徴とする測位システム。
【請求項2】
目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定することと、
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信することと、
端末設備の位置情報を受信することと、
前記位置情報に基づいて、前記目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含み、
前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定される
ことを特徴とする測位方法。
【請求項3】
前記目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定することは、
目標タスクの取得することと、
前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の測位方法。
【請求項4】
前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することは、
各商品対象の商品情報と位置情報を取得することと、
前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定することと、
前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することと、を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の測位方法。
【請求項5】
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信することは、
前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信することと、
前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信することと、
前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することと、を含む
ことを特徴とする請求項に記載の測位方法。
【請求項6】
前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成することは、
商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定することと、
操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間と操作内容を決定することと、
前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項5に記載の測位方法。
【請求項7】
前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成することは、
タスク経路上の操作点に基づいて、前記タスク経路上で対応する測位点を決定することと、
前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、
前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項5記載の測位方法。
【請求項8】
前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成することは、
商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定することと、
操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、
前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することと、を含む
ことを特徴とする請求項5記載の測位方法。
【請求項9】
前記タスク経路上で対応する測位点を決定することは、
複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合、前記操作点を統合することを含む
ことを特徴とする請求項7記載の測位方法。
【請求項10】
位置情報に対応する時間情報を決定することと、
前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定することと、
前記滞留時間を記録することと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項2~9のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項11】
前記端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合、アラート情報を生成することをさらに含む
ことを特徴とする請求項2~のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項12】
目標タスクのタスク処理情報を受信することと、
前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することと、
前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含む
ことを特徴とする測位方法。
【請求項13】
前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、
前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定することは、
前記タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定することと、
前記測位点に基づいて前記測位領域を決定することと、を含む
ことを特徴とする請求項12に記載の測位方法。
【請求項14】
前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定することは、
前記測位領域内で複数の電子棚札を選択することを含み、
前記電子棚札グループは、前記複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする請求項13に記載の測位方法。
【請求項15】
ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、
前記測位点に対応する測位時間帯を決定することと、
前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することと、を含む
ことを特徴とする請求項14に記載の測位方法。
【請求項16】
ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することは、
目標操作点に対応する測位完了指示を受信することと、
次の操作点に対応する測位領域の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することと、を含む
ことを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項17】
目標タスクのタスク処理情報を受信することと、
前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示することと、
操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信することと、
前記信号データを送信して、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定することと、を含み、
前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位方法。
【請求項18】
前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、
前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示することは、
前記測位実行情報に基づいて操作点、商品情報及び操作内容を表示することを含む
ことを特徴とする請求項17に記載の測位方法。
【請求項19】
測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定することと、
前記端末設備の位置情報を送信することと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項17記載の測位方法。
【請求項20】
操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することをさらに含む
ことを特徴とする請求項17~19のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項21】
操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することをさらに含む
ことを特徴とする請求項17~19のいずれか1項に記載の測位方法。
【請求項22】
端末設備の信号データを受信することと、
前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定することと、
前記位置情報を送信し、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定することと、を含み、
前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位方法。
【請求項23】
タスク管理プラットフォームと、棚札管理プラットフォームと、端末設備と、電子棚札と、測位サービス端末と、を含む測位システムであって、
前記タスク管理プラットフォームは、目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定し、前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信し、位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定し、
前記棚札管理プラットフォームは、前記タスク処理情報に基づいてビーコン信号を送信するように測位領域内の電子棚札を制御し、前記測位領域内でビーコン信号の信号データを受信し、前記ビーコン信号の信号データを測位サービス端末に送信し、
前記測位サービス端末は、前記信号データに基づいて測位を行い、前記端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報をタスク管理プラットフォームに送信する
ことを特徴とする測位システム。
【請求項24】
タスク管理プラットフォームに用いられる測位装置であって、
目標タスク及び前記目標タスクのタスク情報を決定するためのタスク決定モジュールと、
前記タスク情報に基づいてタスク処理情報を生成し、前記タスク処理情報を送信するためのタスク下り送信モジュールと、
端末設備の位置情報を受信するための位置受信モジュールと、
前記位置情報に基づいて前記目標タスクのタスク実行情報を決定するためのタスク結果モジュールと、を含み、
前記位置情報は、端末設備が測位領域内の電子棚札のビーコン信号を走査して決定されるものであり、前記測位領域は、タスク処理情報に基づいて決定される
ことを特徴とする測位装置。
【請求項25】
前記タスク決定モジュールは、目標タスクを取得し、前記目標タスクに対応する少なくとも1つの商品対象を決定し、前記商品対象に基づいてタスク情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項24に記載の測位装置。
【請求項26】
前記タスク決定モジュールは、各商品対象の商品情報及び位置情報を取得し、前記商品対象の位置情報に基づいて目標タスクのタスク経路を計画し、対応する操作情報を決定し、前記商品対象の商品情報、位置情報、タスク経路及び操作情報に基づいて対応するタスク情報を決定することに用いられる
ことを特徴とする請求項25に記載の測位装置。
【請求項27】
前記タスク下り送信モジュールは、前記タスク情報に基づいて測位実行情報を生成し、前記測位実行情報を端末設備に送信し、前記タスク情報に基づいて棚札制御情報を生成し、前記棚札制御情報を棚札管理プラットフォームに送信し、前記タスク情報を棚札管理プラットフォーム及び端末設備に送信することに用いられる
ことを特徴とする請求項24記載の測位装置。
【請求項28】
前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する操作点を決定し、操作情報に基づいて前記操作点に対応する操作時間及び操作内容を決定し、前記タスク経路上の操作点、操作時間及び操作内容に基づいて、測位実行情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項27に記載の測位装置。
【請求項29】
前記タスク下り送信モジュールは、タスク経路上の操作点に基づいて、タスク経路上の測位点を決定し、前記操作点に対応する操作時間に基づいて、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項27記載の測位装置。
【請求項30】
前記タスク下り送信モジュールは、商品対象の位置情報に基づいて、タスク経路上で対応する測位点を決定し、操作情報に基づいて前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、 前記タスク経路の測位点と測位時間帯に基づいて棚札制御情報を生成することに用いられる
ことを特徴とする請求項27記載の測位装置。
【請求項31】
前記タスク下り送信モジュールは、複数の操作点又は複数の商品対象の位置情報が1つの測位領域内にある場合に、前記操作点を統合することに用いられる
ことを特徴とする請求項29記載の測位装置。
【請求項32】
タスク結果モジュールは、位置情報に対応する時間情報を決定し、前記時間情報に基づいて、前記端末設備の対応する測位領域における滞留時間を決定し、前記滞留時間を記録することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項24~31のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項33】
タスク結果モジュールは、端末設備の測位領域における滞留時間が滞留閾値を超えることを検出した場合にアラート情報を生成することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項24~31のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項34】
棚札管理プラットフォームに用いられる測位装置であって、
目標タスクのタスク処理情報を受信するためのタスク受信モジュールと、
前記タスク処理情報に基づいて測位領域を決定し、前記測位領域に基づいて電子棚札グループを決定し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループ中の電子棚札を制御して、前記ビーコン信号に基づいて端末設備の位置情報を測位し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位制御モジュールと、を含む
ことを特徴とする測位装置。
【請求項35】
前記タスク処理情報は、棚札制御情報を含み、
前記測位制御モジュールは、タスク処理情報に基づいてタスク経路上の測位点を決定し、前記測位点に基づいて測位領域を決定することに用いられる
ことを特徴とする請求項34に記載の測位装置。
【請求項36】
前記測位制御モジュールは、前記測位領域内で複数の電子棚札を選択することに用いられ、
前記電子棚札グループは、前記複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする請求項35に記載の測位装置。
【請求項37】
前記測位制御モジュールは、前記測位点に対応する測位時間帯を決定し、前記測位時間帯内に、ビーコン信号を送信するように前記複数の電子棚札を制御することに用いられる
ことを特徴とする請求項36に記載の測位装置。
【請求項38】
前記測位制御モジュールは、目標操作点に対応する測位完了指示を受信し、次の操作点に対応する測位領域内の電子棚札グループに測位開始指示を送信し、ビーコン信号を送信するように前記電子棚札グループにおける電子棚札を制御することに用いられる
ことを特徴とする請求項34~36のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項39】
端末設備に用いられる測位装置であって、
目標タスクのタスク処理情報を受信するための受信モジュールと、
前記タスク処理情報に基づいて目標タスクを表示するための表示モジュールと、
操作点に到達したときに電子棚札のビーコン信号を走査し、信号データを受信し、信号データを送信し、前記信号データに基づいて位置情報を決定して上り報告し、位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報の位置情報を決定するための測位モジュールと含み、
前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位装置。
【請求項40】
前記タスク処理情報は、測位実行情報を含み、
前記表示モジュールは、前記測位実行情報に基づいて操作点、商品対象の商品情報及び操作内容を表示することに用いられる
ことを特徴とする請求項39に記載の測位装置。
【請求項41】
前記測位モジュールは、前記測位データに基づいて端末設備の位置情報を決定し、前記端末設備の位置情報を送信することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項39記載の測位装置。
【請求項42】
前記測位モジュールは、操作点に対応するタスクが完了した後に、測位完了指示を送信することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項39~41のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項43】
前記表示モジュールは、操作提示情報及び/又はアラート情報を含む提示情報を取得して表示することにさらに用いられる
ことを特徴とする請求項39~41のいずれか1項に記載の測位装置。
【請求項44】
測位サービス端末に用いられる測位装置であって、
端末設備の信号データを受信するための信号受信モジュールと、
前記信号データと電子タグに対応する位置情報に基づいて測位処理を行い、端末設備の位置情報を決定し、前記位置情報を送信して、前記位置情報に基づいて目標タスクのタスク実行情報を決定するための測位処理モジュールとを含み、
前記信号データは、端末設備が操作点で電子棚札のビーコン信号を走査して取得されるものであり、前記電子棚札は、測位領域内の電子棚札グループにおける複数の電子棚札を含む
ことを特徴とする測位装置。
【請求項45】
プロセッサとメモリを含む電子装置であって、
前記メモリは、実行可能コードを記憶しており、前記実行可能コードが実行される場合、前記プロセッサに請求項2~のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~19のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22に記載の方法を実行させる
ことを特徴とする電子装置。
【請求項46】
実行可能コードが記憶されている機械可読媒体であって、
前記実行可能コードが実行される場合、プロセッサに請求項2~のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~19のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22の方法を実行させる
ことを特徴とする機械可読媒体。
【請求項47】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令が電子設備のプロセッサによって実行される場合、電子設備に請求項2~のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~19のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22の方法を実行させる
ことを特徴とする不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項48】
コンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラム製品における命令が電子設備のプロセッサによって実行される場合、電子設備に請求項2~のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、請求項17~19のいずれか1項に記載の方法を実行させるか、又は請求項22の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】