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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/02 20210101AFI20240725BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240725BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20240725BHJP
   H04N 23/50 20230101ALI20240725BHJP
【FI】
G03B17/02
G03B15/00 V
G02B7/02 D
G02B7/02 Z
G02B7/02 E
H04N23/50
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024507011
(86)(22)【出願日】2022-08-01
(85)【翻訳文提出日】2024-03-04
(86)【国際出願番号】 KR2022011261
(87)【国際公開番号】W WO2023014000
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0102232
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ムン タ ヒン
(72)【発明者】
【氏名】パク チン ヨン
【テーマコード(参考)】
2H044
5C122
【Fターム(参考)】
2H044AD02
2H044AD03
2H044AE06
2H044AJ06
5C122DA09
5C122DA14
5C122EA59
5C122FB03
5C122FB08
5C122GE05
5C122GE07
5C122GE11
5C122GE20
(57)【要約】
カメラモジュールは、内側にホールが形成されるバレル部を含む第1ボディーと、前記ホール内の少なくとも一部が配置され、内部にレンズが配置されるバレルおよび前記バレルの外面から突出し、前記バレル部上に配置されるフランジ部を含むレンズモジュールと、両端が前記バレル部と前記フランジ部にそれぞれ結合される接地部材を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側にホールが形成されるバレル部を含む第1ボディーと、
前記ホール内の少なくとも一部が配置され、内部にレンズが配置されるバレルおよび前記バレルの外面から突出して前記バレル部上に配置されるフランジ部を含むレンズモジュールと、
両端が前記バレル部と前記フランジ部にそれぞれ結合される接地部材と、を含む、カメラモジュール。
【請求項2】
前記接地部材は、ポゴピンを含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記ポゴピンは、前記バレル部に結合される本体と、前記本体に弾力的に結合され、前記フランジ部と結合されるピンを含む、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記接地部材は、バネを含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記接地部材が結合される前記バレル部の上面または前記フランジ部の下面には、他領域より凹入形状の溝が配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記バレル部と前記フランジ部との間には、シーリング部材が配置され、
前記バレル部と前記フランジ部は、光軸方向に離隔する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第1ボディーおよび前記レンズモジュールは、金属材質であり、
前記第1ボディーと前記レンズモジュールの表面の少なくとも一部は、コーティング領域を有する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記接地部材が結合される前記バレル部と前記フランジ部の表面は、前記コーティング領域以外の領域であり、金属層が露出された、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記フランジ部の側面は、前記バレル部の側面より内側に配置され、
前記接地部材は、前記シーリング部材より内側に配置される、請求項6に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
第1ボディーと、
前記第1ボディーの内側に配置されるレンズモジュールと、
前記第1ボディーと前記レンズモジュールに結合されるポゴピンと、を含む、カメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、超小型カメラモジュールが開発されており、超小型カメラモジュールは、スマートフォン、ノートブック、ゲーム機などの小型電子製品に広く使用されている。
【0003】
自動車の普及に伴い、超小型カメラは小型電子製品だけでなく、車両にも多く使用されている。例えば、車両の保護または交通事故の客観的な資料のためのブラックボックスカメラ、車両後尾の死角地帯を運転者が画面を通してモニタリングできるようにし、車両の後進時に安全を確保できるようにする後方監視カメラ、車両の周辺をモニタリングできる周辺感知カメラなどが備えられる。
【0004】
カメラは、レンズと、前記レンズを収容するレンズホルダーと、前記レンズに集められた被写体のイメージを電気信号に変換するイメージセンサーと、前記イメージセンサーが実装されるプリント回路基板が備えることができる。前記カメラの外形を構成するハウジングは、内部部品が水分を含む異質物から汚染されることを防止するために、全領域が密閉された構造で構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施例は、構造を改善することにより、カメラモジュールの電気的特性をより向上させることができるカメラモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施例によるカメラモジュールは、内側にホールが形成されるバレル部を含む第1ボディーと、前記ホール内の少なくとも一部が配置され、内部にレンズが配置されるバレルおよび前記バレルの外面から突出し、前記バレル部上に配置されるフランジ部を含むレンズモジュールと、両端が前記バレル部と前記フランジ部にそれぞれ結合される接地部材を含む。
【0007】
前記接地部材は、ポゴピンを含むことができる。
【0008】
前記ポゴピンは、前記バレル部に結合される本体と、前記本体に弾力的に結合され、前記フランジ部と結合するピンを含むことができる。
【0009】
前記接地部材は、バネを含むことができる。
【0010】
前記接地部材が結合される前記バレル部の上面または前記フランジ部の下面には、他領域より凹入形状の溝が配置されることができる。
【0011】
前記バレル部と前記フランジ部との間にはシーリング部材が配置され、前記バレル部と前記フランジ部は、光軸方向に離隔することができる。
【0012】
前記第1ボディーおよび前記レンズモジュールは金属材質で、前記第1ボディーと前記レンズモジュールの表面の少なくとも一部は、コーティング領域を有することができる。
【0013】
前記接地部材が結合する前記バレル部と前記フランジ部の表面は、前記コーティング領域以外の領域であり、金属層が露出することができる。
【0014】
前記フランジ部の側面は、前記バレル部の側面より内側に配置され、前記接地部材は、前記シーリング部材より内側に配置することができる。
【0015】
他の実施例によるカメラモジュールは、第1ボディーと、前記第1ボディーの内側に配置されるレンズモジュールと、前記第1ボディーと前記レンズモジュールに結合されるポゴピンを含む。
【発明の効果】
【0016】
本実施例により、レンズモジュールおよび第1ボディーが相互電気的に接続されてグラウンド領域を形成するため、外部電磁波がカメラモジュール内の構成に流入することなく外部に放射することができ、カメラモジュールの電気的特性をより向上させることができ、電気信号にノイズが含まれることを防止することができ、優秀な品質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施例によるカメラモジュールの外観を図示した斜視図である。
図2】本発明の実施例によるカメラモジュールの断面図である。
図3】本発明の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。
図4図2のAを拡大した図である。
図5図4から接地部材を省略して図示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0019】
ただし、本発明の技術思想は、説明される一部の実施例に限定されるものではなく、異なる様々な形態で実施することができ、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間でその構成要素のうちの一つ以上を選択的に結合または置換して使用することができる。
【0020】
また、本発明の実施例で使用される用語(技術及び科学用語を含む)は、明らかに特別に定義されて記載されていない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味に解釈することができ、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるだろう。
【0021】
また、本発明の実施例で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0022】
本明細書において、単数形は、文言で特に言及されていない限り、複数形も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cのうち少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載されている場合、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
【0023】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって当該構成要素の本質や順番または順序などに限定されるものではない。
【0024】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に「連結」、「結合」、または「接続」される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素の間にある別の構成要素により「連結」、「結合」、または「接続」される場合も含むことができる。
【0025】
また、各構成要素の「上(の上)」または「下(の下)」に形成または配置されるものとして記載される場合、「上(の上)」または「下(の下)」は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上の別の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(の上)」または「下(の下)」で表現される場合、一つの構成要素を基準として上側方向だけでなく、下側方向の意味も含むことができる。
【0026】
以下で使用する「光軸方向」は、レンズの光軸方向として定義する。一方、「光軸方向」は「上下方向」、「z軸方向」などと対応させることができる。
【0027】
以下、本発明について添付の図面に基づいてより詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施例によるカメラモジュールの外観を図示した斜視図であり、図2は、本発明の実施例によるカメラモジュールの断面図であり、図3は、本発明の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図であり、図4は、図2のAを拡大した図面であり、図5は、図4で接地部材を省略して図示した図面である。
【0029】
図1図5を参照すると、本発明の実施例によるカメラモジュール10は、車両用カメラモジュールであってもよい。カメラモジュール10は、車両に結合することができる。カメラモジュール10は、車両の前方カメラ、側方カメラ、後方カメラおよびブラックボックスのいずれか一つ以上に使用することができる。カメラモジュール10は、車両の前方に配置することができる。カメラモジュール10は、車両の後方に配置することができる。カメラモジュール10は、車両のウインドガラスに結合することができる。カメラモジュール10は、車両の前方または後方のウインドガラスに結合することができる。カメラモジュール10は、車両のサイドに配置することができる。カメラモジュール10は、被写体を撮影してディスプレイ(図示せず)に映像として出力することができる。
【0030】
カメラモジュール10は、第1ボディー100を含むことができる。第1ボディー100は、フロント ボディー(front body)、上部ハウジング、第1ハウジングのいずれで名付けることができる。第1ボディー100は、ボディー部110を含むことができる。第1ボディー100は、バレル部120を含むことができる。第1ボディー100には、レンズモジュール500が結合されることができる。第1ボディー100のボディー部110、バレル部120およびレンズモジュール500は、一体に形成することができる。第1ボディー100のボディー部110、バレル部120およびレンズモジュール500のうち、二つ以上が一体に形成することができる。変形例において、ボディー部110、バレル部120およびレンズモジュール500は、それぞれ別個に形成することができる。
【0031】
ボディー部110は、バレル部120に結合することができる。ボディー部110は、バレル部120と一体に形成することができる。ボディー部110は、金属材質で形成することができる。ボディー部110は、後述する第2ボディー200の上に配置することができる。ボディー部110は、第2ボディー200に結合することができる。ボディー部110の下端は、第2ボディー200に固定されることができる。ボディー部110は、第2ボディー200に接着剤によって結合されることができる。ボディー部110は、後述する基板300と結合することができる。
【0032】
ボディー部110は、下部が開口された四角形状に形成することができる。この時、ボディー部110のコーナーは、ラウンド状に形成することができる。ボディー部110は、上板111と、上板111から延びる第1側板112を含むことができる。上板111は、四角形状に形成することができる。上板111は、バレル部120の下端外周面から外側に延びることができる。第1側板112は、上板111の外側端から下に延びることができる。第1側板112は、複数で備えることができる。第1側板112は、4つの側板を含むことができる。第1側板112は、四角プレート形状に形成することができる。第1側板112は、第1-1側板と第1-2側板と、第1-1側板の反対側に配置される第1-3側板と、第1-2側板の反対側に配置される第1-4側板を含むことができる。第1側板112は、第1-1側板~第1-4側板の間にそれぞれ配置される第1~第4コーナーを含むことができる。第1~第4コーナーのそれぞれは、少なくとも一部でラウンド形状を含むことができる。
【0033】
ボディー部110の内側には、他領域と区切られる空間部が形成されることができる。空間部は、下部が開口され、上部がバレル部120およびレンズモジュール500の下面を介してカバーされることができる。
【0034】
ボディー部110は、第1端領域170を含むことができる。第1端領域170は、空間部の外側に配置することができる。第1端領域170は、ボディー部110の下面を形成することができる。
【0035】
第1端領域170は、第1突出部172、第2突出部174および第1溝176を含むことができる。ボディー部110の中央を基準に、第1突出部172の内側に第2突出部174が配置され、第1突出部172と第2突出部174との間に第1溝176が配置されることができる。ここで第1溝176は、第1突出部172と第2突出部174によって間に形成される空間であってもよい。
【0036】
第1突出部172は、ボディー部110の下面から他領域より下方に突出するように形成することができる。第1突出部172の下端は、基板300の上面より下方に突出することができる。第1突出部172の下端は、第2突出部174の下端より下方に突出することができる。
【0037】
第2突出部174は、第1突出部172の内側に配置することができる。第2突出部174の下面は、第1ボディー100の下面として定義することができる。第2突出部174の下面は、基板300の上面に接触することができる。つまり、第1ボディー100、即ちボディー部110の下面は、基板300の上面に接触することができる。第2突出部174の下端は、第1突出部172の下端より上側に配置することができる。
【0038】
第2突出部174の下面と接触する基板300の上面領域は、金属層が露出したグラウンド領域であってもよい。よって、第2突出部174と基板300の接触によって、第1ボディー100と基板300間の接地構造が実現されることができる。
【0039】
第1溝176は、第1突出部172と第2突出部174との間に配置することができる。第1溝176は、第1突出部172と第2突出部174との間に配置される内側空間として定義することができる。第1溝176は、第1突出部172の下端および第2突出部174の下端より上方に陥没するように形成することができる。第1溝176の底面は、第1突出部172の下端および第2突出部174の下端より上側に配置することができる。第1溝176の底面は、基板300の上面より上側に配置することができる。再び説明するが、第1溝176には接着剤800が配置され、前記接着剤800は、基板300の側面および第1突出部172の側面の一部分および第2突出部174の側面の一部分と接触して固定することができる。
【0040】
第1ボディー100は、バレル部120を含むことができる。バレル部120は、レンズバレルであってもよい。バレル部120は、金属材質で形成することができる。バレル部120は、ボディー部110上に配置することができる。バレル部120は、ボディー部110の上面から延びることができる。バレル部120は、ボディー部110と一体に形成することができる。変形例において、バレル部120は、ボディー部110に結合することができる。この場合、バレル部120は、ボディー部110に接着剤によって固定することができる。バレル部120は、内部にレンズモジュール500を収容することができる。バレル部120は、ホール122を含むことができる。バレル部120のホール122には、レンズモジュール500が配置されることができる。バレル部120のホールの内周面は、レンズモジュール500の外周形状に対応する形状および大きさで形成することができる。
【0041】
カメラモジュール10は、レンズモジュール500を含むことができる。レンズモジュール500は、バレル部120に配置することができる。レンズモジュール500は、バレル部120に結合することができる。レンズモジュール500は、バレル部120のホール122に配置されることができる。レンズモジュール500は、複数のレンズ510を含むことができる。複数のレンズ510は、バレル501内に収容されることができる。レンズモジュール500は、後述するイメージセンサーとアライメント(alignment)されることができる。レンズモジュール500は、イメージセンサーと光軸整列することができる。レンズモジュール500の光軸は、イメージセンサーの光軸と一致することができる。第1ボディー100は、レンズモジュール500とイメージセンサーとの間に配置される赤外線フィルター(IR filter、Infrared Ray filter)を含むことができる。
【0042】
レンズモジュール500は、前記ホール122を有する円筒形状のバレル501を含むことができる。レンズモジュール500は、前記バレル501の外面には外側に突出するフランジ部520を含むことができる。レンズモジュール500と第1ボディー100の結合時、フランジ部520は、バレル部120の上面に配置されることができる。第1ボディー100内の空間に異質物が流入することを防止するために、フランジ部520の下面とバレル部120の上面との間には、シーリング部材400が配置されることができる。前記シーリング部材400は、エポキシ(Epoxy)が硬化した領域であってもよい。レンズモジュール500と第1ボディー100の結合構造については後述する。
【0043】
カメラモジュール10は、第2ボディー200を含むことができる。第2ボディー200は、リアボディー(rear body)、下部ハウジング、第2ハウジングのいずれで名付けることができる。第2ボディー200は、上部が開口された四角形状に形成することができる。第2ボディー200は、金属材質で形成することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100の下に配置することができる。
【0044】
第2ボディー200は、第1ボディー100と結合することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100との結合を通して内部空間を形成することができる。第2ボディー200は、上面が開口される空間部202を含むことができる。
【0045】
第2ボディー200は、底板207を含むことができる。底板207は、第1ボディー100のボディー部110の上板111と対向することができる。底板207は、第1ボディー100のボディー部110の上板111と光軸方向に離隔することができる。底板207は、第1ボディー110のボディー部110の上板111と平行することができる。底板207は、四角形状に形成することができる。この時、底板207のコーナーは、少なくとも一部でラウンド形状を含むことができる。
【0046】
第2ボディー200は、第2側板208を含むことができる。第2側板208は、底板207から延びることができる。第2側板208は、底板207の外側端から延びることができる。第2側板208の内側には、シールドカン(図示せず)が配置されることができる。第2側板208の内面には、シールドカンが面接触することができる。第2側板208の上端は、第1ボディー100と結合することができる。第2側板208の外側面は、第1ボディー100の第1側板112の外側面と同一平面上に配置することができる。
【0047】
第2ボディー200は、コネクター引出部290を含むことができる。コネクター引出部290は、底板207に結合されることができる。コネクター引出部290は、底板207に形成されたホール(図示せず)に配置されることができる。コネクター引出部290は、底板207のホールを貫通することができる。コネクター引出部290は、内部にコネクター700が配置されることができる。コネクター引出部290は、金属材質で形成することができる。
【0048】
第2ボディー200は、第2端領域270を含むことができる。第2端領域270は、空間部202の外側に配置することができる。第2端領域270は、第2側板208の上面に形成することができる。第2端領域270は、第2ボディー200の上面端を形成することができる。第2端領域270は、第1端領域170と光軸方向に対向して配置されることができる。
【0049】
第1ボディー100と第2ボディー200の結合時、第1端領域170と第2端領域270は、少なくとも一部が光軸方向に離隔して配置することができる。第1ボディー100と第2ボディー200の結合時、第1端領域170と第2端領域270との間には、後述する接着剤800が収容される接着剤収容部が形成されることができる。
【0050】
第2端領域270は、第3突出部272を基準に、第3突出部272の外側に配置される第2溝274と、第3突出部272の内側に配置される第3溝276を含むことができる。光軸方向を基準に、第1突出部172と第2溝274は、対向して配置され、第2突出部174と第3溝276は対向して配置され、第1溝176は3突出部272と対向して配置されることができる。
【0051】
第3突出部272は、第2ボディー200の上面から上方に突出するように形成することができる。第3突出部272は、第2側板208の上面から上方に突出するように形成することができる。第3突出部272は、少なくとも一部が第1溝176の内側に配置することができる。光軸方向に垂直な方向を基準に、第3突出部272は、第1突出部172または第2突出部174と少なくとも一部がオーバーラップされるように配置することができる。第3突出部272の上端は、第2溝274の底面または第3溝276の底面より上側に配置されることができる。
【0052】
第2溝274は、第3突出部272の外側に配置することができる。第2溝274の底面は、第3突出部272の上面より下側に配置することができる。第2溝274の底面は、第3溝276の底面より上側に配置することができる。第2溝274には、第1突出部172が結合されることができる。第2溝274の底面は、第1突出部172の下面に接触することができるが、これとは異なり、第2溝274の底面と第1突出部172の下面は、光軸方向に離隔することができる。前記離隔した空間には、後述する接着剤800が配置されることができる。
【0053】
第3溝276は、第3突出部272の内側に配置されることができる。第3溝276の底面は、第3突出部272の上面および第2溝274の底面より下側に配置されることができる。第3溝276は、第2ボディー200の上面として定義することができる。第3溝276の底面は、基板300の下面に接触することができる。つまり、第2ボディー200の上面は、基板300の下面に接触することができる。即ち、第2側板208の上面は、基板300の下面に接触することができる。これにより、基板300の上面は、第1ボディー100の下面に接触し、基板300の下面は第2ボディー200の上面に接触することができる。
【0054】
第3溝276の底面と接触する基板300の下面は、金属層が露出したグラウンド領域であってもよい。これにより、基板300と第2ボディー200間の接地構造が実現することができる。
【0055】
第1端領域170と第2端領域270との間には、接着剤800が配置することができる。接着剤800は、第1端領域170と第2端領域270との間を相互接着させることができる。接着剤800は、エポキシ(Epoxy)が硬化した領域であってもよい。接着剤800は、第1突出部172と第2溝274との間、第1溝176は第3突出部272の間、第2突出部174と第3溝276および基板300の側面の間の少なくとも一つ以上の領域に配置され、第1ボディー100と第2ボディー200を相互結合させることができる。
【0056】
カメラモジュール10は、基板300を含むことができる。基板300は、プリント回路基板(printed circuit board)であってもよい。基板300は、第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置することができる。基板300は、第1端領域170または第2端領域270と光軸方向に垂直な方向にオーバーラップされるように配置することができる。
【0057】
基板300の上面には、イメージセンサー(図示せず)が配置することができる。基板300の下面には、コネクター700が結合することができる。基板300は、コネクター700と電気的に接続することができる。
【0058】
以下、第1ボディー100とレンズモジュール500の結合構造について説明する。
【0059】
前述のように、レンズモジュール500は、内部にレンズ510を収容するバレル501を含むことができる。なお、バレル501は、外面から他領域より外側に突出し、バレル部120の上面に下面が結合するフランジ部520を含むことができる。フランジ部520は、リング(Ring)形状の断面形状を有することができる。図4に示したように、フランジ部520の側面は、バレル部120の側面より内側に配置されることができる。
【0060】
シーリング部材400は、フランジ部520の下面とバレル部120の上面との間に配置され、レンズモジュール500と第1ボディー100を相互結合させることができる。シーリング部材400は、エポキシ(Epoxy)が硬化した領域であってもよい。シーリング部材400の外側面は、フランジ部520の側面とバレル部120の側面を接続されるように傾斜して形成することができる。光軸方向に垂直な方向を基準に、シーリング部材400の内側面は、ホール122形成領域であるバレル部120の内面より外側に配置することができる。
【0061】
本実施例に係る第1ボディー100とバレル501は、金属材質で形成することができる。第1ボディー100とバレル501の表面の少なくとも一部は、アノダイジングのようなコーティング処理領域が形成されることができる。なお、フランジ部520の下面と、バレル部120の上面は、コーティングされていない場合もある。フランジ部520の下面とバレル部120の上面は、レーザー加工のような方法を通じて金属領域が外部に露出された領域であってもよい。
【0062】
カメラモジュール10は、接地部材900を含むことができる。接地部材900は、レンズモジュール500と第1ボディー100を電気的に接続することができる。接地部材900は、バレル部120とフランジ部520を電気的に接続することができる。接地部材900は、金属材質で形成することができる。接地部材900は、一端がフランジ部520の下面に結合され、他端がバレル部120の上面に結合されることができる。
【0063】
接地部材900は、ポゴピン(Pogo-Pin)を含むことができる。接地部材900は、本体910と、本体910に光軸方向に弾力的に移動可能に結合されるピン920を含むことができる。本体910内には、ピン920に弾性力を提供するバネと同じ弾性部が配置することができる。そして、フランジ部520とバレル部120の接触時に、シーリング部材400による離隔空間または結合公差の問題に関係なく、弾性力を提供する弾性部によって、フランジ部520とバレル部120が接地部材900によって常に電気的に接続することができる。
【0064】
バレル部120の上面には、他領域より陥没するように形成され、本体910が結合する溝125が形成されることができる。溝125の断面形状は、本体910の断面形状に対応するように形成することができる。溝125の光軸方向の長さは、本体910の光軸方向の長さに対応することができる。
【0065】
ピン920は、一端が本体910と結合され、他端がフランジ部520の下面に結合することができる。ピン920の端部が結合するフランジ部520の下面にも、他領域より凹入形状の溝(図示せず)が形成することができる。前述のように、本体910およびピン920と結合するバレル部120の上面とフランジ部520の下面には、金属層が露出された領域であることができ、接地部材900を介して第1ボディー100とレンズモジュール500は、相互電気的に接続することができる。即ち、第1ボディー100とレンズモジュール500は、それぞれグラウンド領域を形成することができる。よって、外部から発生した電磁波がレンズ510を含むカメラモジュール10内の構成に流入することなく、第1ボディー100および第2ボディー200を通じて外部に放射されるため、カメラモジュールの電気的特性をより向上させることができ、電気信号にノイズが含まれることを防止することができ、優秀な品質の画像を得ることができる。
【0066】
さらに、弾性部を介して移動可能なピン920を通じて、レンズモジュール500を第1ボディー100上で弾力的に支持することができるため、レンズ510とイメージセンサー310との間の距離調節が容易な長所がある。
【0067】
一方、本実施例では、接地部材900がポゴピンであることを例に挙げているが、これを限定するもののではなく、接地部材900は、上、下端がそれぞれフランジ部520の下面とバレル部120の上面に接触するバネであってもよく、これもまた本発明の技術的思想に含まれるものと理解することができる。
【0068】
以上、添付図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想でも必須の特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施できることを理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、限定的ではないと理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】