(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-01
(54)【発明の名称】森林資源一枚地図進度更新システム、クラウドプラットフォーム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20240101AFI20240725BHJP
G06Q 10/0631 20230101ALI20240725BHJP
【FI】
G06Q50/26
G06Q10/0631
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508107
(86)(22)【出願日】2022-07-15
(85)【翻訳文提出日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 CN2022105860
(87)【国際公開番号】W WO2023016187
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110919257.7
(32)【優先日】2021-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518377975
【氏名又は名称】成都市農林科学院
【氏名又は名称原語表記】CHENGDU ACADEMY OF AGRICULTURAL AND FORESTRY SCIENCES
(71)【出願人】
【識別番号】522417786
【氏名又は名称】四川省林業和草原調査規劃院(四川省林業和草原生態環境監測中心)
【氏名又は名称原語表記】SICHUAN PROVINCIAL INSTITUTE OF FORESTRY AND GRASSLAND INVENTORY AND PLANNING (SICHUAN FORESTRY AND GRASSLAND ECOLOGICAL ENVIRONMENT MONITORING CENTER)
(71)【出願人】
【識別番号】522417797
【氏名又は名称】四川省林業勘察設計研究院有限公司
【氏名又は名称原語表記】SICHUAN FORESTRY SURVEY, DESIGN AND RESEARCH INSTITUTE CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】肖前剛
(72)【発明者】
【氏名】廖興勇
(72)【発明者】
【氏名】王勇軍
(72)【発明者】
【氏名】高飛
(72)【発明者】
【氏名】李娜娜
(72)【発明者】
【氏名】田穎沢
【テーマコード(参考)】
5L010
5L050
【Fターム(参考)】
5L010AA09
5L050CC35
(57)【要約】
本発明は、森林資源一枚地図進度更新システム、クラウドプラットフォーム及び方法に関し、更新システムは県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、県レベルユーザー側アプリケーションシステムのモジュール機能は森林資源一枚地図の作業進度を区分する。各モジュール機能の実行結果は1つのワークフローの完成状況を代表し、更新進度の各作業間の境界を明確に設定し、進度記入基準が統一し、更新進度を正確に定量化することができ、進度記入はモジュール機能が実行されたログ記録によって確定し、県レベルユーザーが記入できなく、主観性を持たず、報告進度は実際進度と一致し、実際の作業状況をリアルに反映し、報告作業はユーザーが作業を展開すると同時に、バックグラウンドで自動的に記録し、リアルタイムに報告でき、各レベルはすべて人員が進度更新作業を維持する必要がなく、作業効率を大幅に向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムは、
県レベルユーザーがローカルデータをインポートし、ローカルデータには少なくとも森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースが含み、県レベル森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
ユーザーが建設プロジェクト使用林地、林木伐採、森林経営活動、災害と林業事件を含む森林資源ファイルデータベースに対して空間と論理検査を行うために使用されるファイルデータベース論理検査モジュールと、
ユーザーが編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複検査と空隙検査を含み、属性論理検査は辞書検査、記入必要項目・記入必要しない項目検査とファクタ論理関係検査を含み、
ユーザーが編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複検査と多部品検査を含み、属性論理検査は辞書検査、記入必要項目・記入必要しない項目検査とファクタ論理関係検査を含み、
ユーザーが完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班界乗り越えを含み、属性論理検査は辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査と林分ファクタ検査を含み、
ユーザーが森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために森林資源変化データベース検査モジュールと、森林監督ファクタ検査、変化原因検査と異常変化検査を含み、
ユーザーが地元の県レベル森林資源年度更新プロジェクトの中の行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源現状データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースをエクスポートするために使用される成果エクスポートモジュールと、
アプリケーション作成・データインポートモジュール、ファイルデータベース論理検査モジュール、行政区画データベース検査モジュール、森林監督データベース検査モジュール、森林資源現状データベース検査モジュール、森林資源変化データベース検査モジュールまたは成果エクスポートモジュールを実行した後、現在のモジュール機能の実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録して、省レベル進度ログデータベースにアクセスし、ローカル進度ログデータベース集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新するために使用される進度ログバックグラウンド生成・報告モジュールと、を含み、
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、
省レベルユーザーが省レベル進度ログデータベースを作成し、県レベル森林資源一枚地図更新の中のすべてのログ情報をストレージするために使用される省レベル進度ログデータベース作成モジュールと、
省レベルユーザーが県レベルユーザーのデータ集約リクエストを受信し、自動的に更新と集約を行うために使用される省レベル進度集約モジュールと、
省レベルユーザーが県レベルの単位の進度状況に対して展示し、作業進度状況を統計するために使用される省レベル進度クエリー統計モジュールと、
省レベルユーザーが必要に応じて森林資源一枚地図進度更新状況をエクスポートするために使用される省レベル進度エクスポートモジュールと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図進度更新システム。
【請求項2】
前記省レベル進度クエリー統計モジュールは県レベル単位に対して進度クエリーを行う場合は、ログプロジェクト名称に基づいて品質検査ログ結果をプロジェクト別に表示し、県レベル単位の各作業進度状況を直観的に展示し、全省内の作業進度を統計する場合は、各県のすべての品質検査ログプロジェクトが合格かどうかを判定し、すべてが合格する場合が、県レベルの成果が完成であると認定する一方、1つの不合格である場合が、成果が完成しないと認定する
ことを特徴とする請求項1に記載の森林資源一枚地図進度更新システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の森林資源一枚地図進度更新システムが配備され、以下には、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される森林資源一枚地図進度管理装置と、
省レベルサーバー側アプリケーションシステムが搭載される森林資源一枚地図進度管理アプリケーションシステムと、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムが計算、ストレージ、ネットワーク通信及びシステム運行能力のサポートを提供するために使用されるベースクラウドプラットフォームと、を含む
ことを特徴とする森林資源一枚地図進度更新クラウドプラットフォーム。
【請求項4】
県レベルユーザー側アプリケーションシステムの各PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCが搭載される前記森林資源一枚地図進度管理装置は、県レベルユーザー側アプリケーションシステムモジュール機能に進度記録と提出機能を提供し、各モジュール機能の実行した後に作業ログを生成し、ユーザー品質検査と進度状況を記録し、自動的にまとめて省レベル進度ログデータベースに入る
ことを特徴とする請求項3に記載の森林資源一枚地図進度更新クラウドプラットフォーム。
【請求項5】
前記森林資源一枚地図進度管理アプリケーションシステムは、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行のために計算、ストレージ及びネットワーク能力を提供するサーバ、ワークステーションまたは仮想マシンを含み、ユーザーが森林資源一枚地図省レベル進度ログデータベース作成モジュール、省レベル進度集約モジュール、省レベル進度クエリー統計モジュール及び省レベル進度エクスポートモジュールを提供し、この中で、サーバー、ワークステーションまたは仮想マシンは、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行をサポートするために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームを配備し、前記仮想マシンのプラットフォーム能力は、ベースクラウドプラットフォームによって提供される
ことを特徴とする請求項4に記載の森林資源一枚地図進度更新クラウドプラットフォーム。
【請求項6】
前記ベースクラウドプラットフォームは、コンピューティングリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイ、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームの上にオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームを配置することが含まれるが、これらに限定されない
ことを特徴とする請求項5に記載の森林資源一枚地図進度更新クラウドプラットフォーム。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の森林資源一枚地図進度更新システムにより実行され、具体的には、以下のステップは、
(1)県レベルユーザー側アプリケーションシステムの各モジュール機能によって森林資源一枚地図作業進度を分け、各モジュール機能の実行結果は1つの作業フローの完成状況を代表する、ステップと、
(2)省レベル進度ログデータベースを構築する、ステップと、
(3)県レベルユーザーは県レベルユーザー側アプリケーションシステムの各モジュール機能を実行し、ローカル進度ログデータベースにアクセスし、アクセスが成功かどうかを判断し、もしそうでなければ、県レベルユーザーは地元で進度ログデータベースを構築し、ベース構造は省レベル進度ログデータベースと一致する、ステップと、
(4)現在のモジュールの実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録し、この中で、実行機能がアプリケーション作成・データインポート、成果エクスポートの場合、品質検査結果は「合格」であり、エラー数は0であり、その他の機能の品質検査結果とエラー数は実際の状況によって記入する、ステップと、
(5)県レベルユーザーは省レベル進度ログデータベースにアクセスし、更新が成功かどうかを判断し、もしそうでなければ、省レベル進度ログデータにアクセスできなく、進度情報を報告することができないことを提示し、ネットワークを検査するか、または省レベルの管理者に連絡することを提案し、プロセスを終了し、もしそうであれば、ローカル進度ログデータベースの集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新する、ステップと、
(6)省レベルユーザーが省県レベルの単位の進度状況クエリー・集約・統計・エクスポートをし、省レベルユーザーが県レベルの単位の進度状況に対してクエリーをする場合、ログプロジェクト名称によってプロジェクト別に品質検査ログ結果を表示し、県レベルの単位の各作業の進度状況を直観的に展示し、全省内の作業の進度を統計する場合、各県のすべての品質検査ログプロジェクトが合格かどうかを判定し、すべてが合格である場合が、県レベルの成果を完成すると認定する一方、1つの不合格がある場合が、成果が完成しないと認定するステップと、を含む、
ことを特徴とする森林資源一枚地図進度更新方法。
【請求項8】
前記ステップ(1)における森林資源一枚地図作業の進度は、アプリケーション作成・データインポート、ファイルデータベース検査、行政区画データベース検査、森林監督データベース検査、現状データベース検査、変化データベース検査と成果エクスポートの計7つの進度に分けられ、それぞれアプリケーション作成・データインポートモジュール、ファイルデータベース論理検査モジュール、行政区画データベース検査モジュール、森林監督データベース検査モジュール、森林資源現状データベース検査モジュール、森林資源変化データベース検査モジュール、成果エクスポートモジュールの7つのモジュールの実行結果に対応し、7つの進度はそれぞれ作業の開始、ファイル資料の収集、行政区画の構築、森林監督作業の完了、一枚地図の作成、一枚地図の更新完了と成果データベースの形成のワークフローを代表する
ことを特徴とする請求項7に記載の森林資源一枚地図進度更新方法。
【請求項9】
省レベル進度ログデータベース構造は、ID、県コード、ログプロジェクト名称、品質検査結果、検査数、エラー数、ログ時間、報告時間を含み、この中で、IDは品質検査ログ提出ごとに生成された自己増加項目であり、県コードは6桁の数字コードであり、全国統一行政コードで実行され、ログプロジェクト名称は森林資源一枚地図更新の進度名称であり、品質検査結果は合格または不合格であり、検査数は統計された検査ポリゴンの数量である、エラー数は統計されたエラーのポリゴン数量であり、ログ時間は、本ログプロジェクトの実行時間である
ことを特徴とする請求項8に記載の森林資源一枚地図進度更新方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は地理空間データ計算、識別、処理技術分野に属し、具体的には、森林資源一枚地図進度更新システム、クラウドプラットフォーム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
森林資源一枚地図の年度更新は省・県の2レベルの更新を採用し、作業の内容は森林監督調査、森林資源一枚地図更新、公益林年度更新などを含み、各作業の内容はすべて外業調査と内業データ整理に関し、全体の作業の流れが繁雑であるため、県レベルの真実な作業の進度を正確に把握することは省レベル管理部門が全体の作業を効率的に推進する重要な基礎である。
【0003】
現在の作業段階の区分はトレーニングを実施済みかどうか、ファイル資料の収集処理、森林監督の確認、一枚地図の確認、総合データベースの構築、一枚地図の更新、報告書の作成の7段階に分けられているが、以下の欠点があって、第一に、進度の定量化が難しく、各作業段階はすべて複数の実際の作業をカバーし、進度の記入基準が自由で、作業境界と進度の定量化が困難である。第二に、進度が真実ではなく、進度の記入は区県自分が記入し、実際の作業と一致しているかどうかは確定しにくいが、往々にして進度統計の全省の作業の推進が理想であるが、実際の提出成果は遅々として成果を出せず、実際の進度は報告成果と深刻に一致しないことが現れる。第三に、新聞の記入には専任者が責任を負い、進度催報、県レベル記入、省レベル統計を含む進度更新作業を維持する人員が必要である。
【0004】
以上のように、森林資源一枚地図更新進度更新の中の進度境界の正確的で定量化し、進度真実と自動的に報告できることを実現し、省・県の2レベル森林資源一枚地図進度管理が透明で円滑を確保する森林資源一枚地図進度更新システム、クラウドプラットフォーム及び方法を提供することが急務となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、森林資源一枚地図更新進度更新の中の進度境界の正確的で定量化し、進度真実と自動的に報告できることを実現し、省・県の2レベル森林資源一枚地図進度管理が透明で円滑を確保する森林資源一枚地図進度更新システム、クラウドプラットフォーム及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
上記の目的は、以下の技術方案により実現される。
【0007】
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムは、
県レベルユーザーがローカルデータをインポートし、ローカルデータには少なくとも森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースが含み、県レベル森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
ユーザーが建設プロジェクト使用林地、林木伐採、森林経営活動、災害と林業事件を含む森林資源ファイルデータベースに対して空間と論理検査を行うために使用されるファイルデータベース論理検査モジュールと、
ユーザーが編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複検査と空隙検査を含み、属性論理検査は辞書検査、記入必要項目・記入必要しない項目検査とファクタ論理関係検査を含み、
ユーザーが編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複検査と多部品検査を含み、属性論理検査は辞書検査、記入必要項目・記入必要しない項目検査とファクタ論理関係検査を含み、
ユーザーが完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班界乗り越えを含み、属性論理検査は辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査と林分ファクタ検査を含み、
ユーザーが森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために森林資源変化データベース検査モジュールと、森林監督ファクタ検査、変化原因検査と異常変化検査を含み、
ユーザーが地元の県レベル森林資源年度更新プロジェクトの中の行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源現状データベース、森林資源変化データベースと森林資源ファイルデータベースをエクスポートするために使用される成果エクスポートモジュールと、
アプリケーション作成・データインポートモジュール、ファイルデータベース論理検査モジュール、行政区画データベース検査モジュール、森林監督データベース検査モジュール、森林資源現状データベース検査モジュール、森林資源変化データベース検査モジュールまたは成果エクスポートモジュールを実行した後、現在のモジュール機能の実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録して、省レベル進度ログデータベースにアクセスし、ローカル進度ログデータベース集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新するために使用される進度ログバックグラウンド生成・報告モジュールと、を含み、
前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、
省レベルユーザーが省レベル進度ログデータベースを作成し、県レベル森林資源一枚地図更新の中のすべてのログ情報をストレージするために使用される省レベル進度ログデータベース作成モジュールと、
省レベルユーザーが県レベルユーザーのデータ集約リクエストを受信し、自動的に更新と集約を行うために使用される省レベル進度集約モジュールと、
省レベルユーザーが県レベルの単位の進度状況に対して展示し、作業進度状況を統計するために使用される省レベル進度クエリー統計モジュールと、
省レベルユーザーが必要に応じて森林資源一枚地図進度更新状況をエクスポートするために使用される省レベル進度エクスポートモジュールと、を含む。
【0008】
更なる技術的手段は、前記省レベル進度クエリー統計モジュールは県レベル単位に対して進度クエリーを行う場合は、ログプロジェクト名称に基づいて品質検査ログ結果をプロジェクト別に表示し、県レベル単位の各作業進度状況を直観的に展示し、全省内の作業進度を統計する場合は、各県のすべての品質検査ログプロジェクトが合格かどうかを判定し、すべてが合格する場合が、県レベルの成果が完成であると認定する一方、1つの不合格である場合が、成果が完成しないと認定する。
【0009】
本発明は、上記の目的を実現するために、上記のいずれか1項の森林資源一枚地図進度更新システムが配備され、以下には、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される森林資源一枚地図進度管理装置と、
省レベルサーバー側アプリケーションシステムが搭載される森林資源一枚地図進度管理アプリケーションシステムと、
県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムが計算、ストレージ、ネットワーク通信及びシステム運行能力のサポートを提供するために使用されるベースクラウドプラットフォームと、を含む。
【0010】
更なる技術的手段は、県レベルユーザー側アプリケーションシステムの各PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCが搭載される前記森林資源一枚地図進度管理装置は、県レベルユーザー側アプリケーションシステムモジュール機能に進度記録と提出機能を提供し、各モジュール機能の実行した後に作業ログを生成し、ユーザー品質検査と進度状況を記録し、自動的にまとめて省レベル進度ログデータベースに入る。
【0011】
更なる技術的手段は、前記森林資源一枚地図進度管理アプリケーションシステムは、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行のために計算、ストレージ及びネットワーク能力を提供するサーバ、ワークステーションまたは仮想マシンを含み、ユーザーが森林資源一枚地図省レベル進度ログデータベース作成モジュール、省レベル進度集約モジュール、省レベル進度クエリー統計モジュール及び省レベル進度エクスポートモジュールを提供し、この中で、サーバー、ワークステーションまたは仮想マシンは、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行をサポートするために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームを配備し、前記仮想マシンのプラットフォーム能力は、ベースクラウドプラットフォームによって提供される。
【0012】
更なる技術的手段は、前記ベースクラウドプラットフォームは、コンピューティングリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイ、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームの上にオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアを含むアプリケーションプラットフォームを配置することが含まれるが、これらに限定されない。
【0013】
本発明は、上記の目的を実現するために、上記のいずれか1項の森林資源一枚地図進度更新システムにより実行され、具体的には、以下のステップは、
(1)県レベルユーザー側アプリケーションシステムの各モジュール機能によって森林資源一枚地図作業進度を分け、各モジュール機能の実行結果は1つの作業フローの完成状況を代表する、ステップと、
(2)省レベル進度ログデータベースを構築する、ステップと、
(3)県レベルユーザーは県レベルユーザー側アプリケーションシステムの各モジュール機能を実行し、ローカル進度ログデータベースにアクセスし、アクセスが成功かどうかを判断し、もしそうでなければ、県レベルユーザーは地元で進度ログデータベースを構築し、ベース構造は省レベル進度ログデータベースと一致する、ステップと、
(4)現在のモジュールの実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録し、この中で、実行機能がアプリケーション作成・データインポート、成果エクスポートの場合、品質検査結果は「合格」であり、エラー数は0であり、その他の機能の品質検査結果とエラー数は実際の状況によって記入する、ステップと、
(5)県レベルユーザーは省レベル進度ログデータベースにアクセスし、更新が成功かどうかを判断し、もしそうでなければ、省レベル進度ログデータにアクセスできなく、進度情報を報告することができないことを提示し、ネットワークを検査するか、または省レベルの管理者に連絡することを提案し、プロセスを終了し、もしそうであれば、ローカル進度ログデータベースの集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新する、ステップと、
(6)省レベルユーザーが省県レベルの単位の進度状況クエリー・集約・統計・エクスポートをし、省レベルユーザーが県レベルの単位の進度状況に対してクエリーをする場合、ログプロジェクト名称によってプロジェクト別に品質検査ログ結果を表示し、県レベルの単位の各作業の進度状況を直観的に展示し、全省内の作業の進度を統計する場合、各県のすべての品質検査ログプロジェクトが合格かどうかを判定し、すべてが合格である場合が、県レベルの成果を完成すると認定する一方、1つの不合格がある場合が、成果が完成しないと認定するステップと、を含む。
【0014】
更なる技術的手段は、前記ステップ(1)における森林資源一枚地図作業の進度は、アプリケーション作成・データインポート、ファイルデータベース検査、行政区画データベース検査、森林監督データベース検査、現状データベース検査、変化データベース検査と成果エクスポートの計7つの進度に分けられ、それぞれアプリケーション作成・データインポートモジュール、ファイルデータベース論理検査モジュール、行政区画データベース検査モジュール、森林監督データベース検査モジュール、森林資源現状データベース検査モジュール、森林資源変化データベース検査モジュール、成果エクスポートモジュールの7つのモジュールの実行結果に対応し、7つの進度はそれぞれ作業の開始、ファイル資料の収集、行政区画の構築、森林監督作業の完了、一枚地図の作成、一枚地図の更新完了と成果データベースの形成のワークフローを代表する。
【0015】
更なる技術的手段は、省レベル進度ログデータベース構造は、ID、県コード、ログプロジェクト名称、品質検査結果、検査数、エラー数、ログ時間、報告時間を含み、この中で、IDは品質検査ログ提出ごとに生成された自己増加項目であり、県コードは6桁の数字コードであり、全国統一行政コードで実行され、ログプロジェクト名称は森林資源一枚地図更新の進度名称であり、品質検査結果は合格または不合格であり、検査数は統計された検査ポリゴンの数量である、エラー数は統計されたエラーのポリゴン数量であり、ログ時間は、本ログプロジェクトの実行時間である。
【発明の効果】
【0016】
従来技術に比べて、本発明は以下の利点がある:第一に、更新進度を正確に定量化し、モジュール機能の実行状況で作業の進度を定め、各作業間の境界がはっきりし、進度記入基準が統一し、更新進度を正確に定量化することができる。第二に、進度が真実であり、進度の記入はモジュール機能の実行のログ記録によって確定され、区県のユーザーが記入できなく、主観性を持たず、実際の作業の状況をリアルに反映し、報告の進度は実際の進度と一致している。第三に、自動的にリアルタイム報告でき、報告作業はユーザーが作業を展開すると同時に、バックグラウンドで自動記録とリアルタイム報告を行い、各レベルは人員の維持進度管理作業を必要とせず、作業効率を大幅に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の一部を構成する添付図面は、本発明のさらなる理解を提供するために使用されるものであり、本発明の例示的な実施形態及びその説明は、本発明に対する不当な限定を構成するものではなく、本発明を説明するために使用される。
【
図1】本発明の一実施形態に係る県レベルユーザー側アプリケーションシステムの構成ブロック図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る省レベルサーバー側アプリケーションシステムの構成ブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る森林資源一枚地図進度更新システムの各モジュールの実行フローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態に係る森林資源一枚地図進度更新クラウドプラットフォームの構成ブロック図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る森林資源一枚地図進度更新方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を添付図面を参照して詳細に説明するが、この部分の説明は、例示的で解釈的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。さらに、当業者は、本明細書の説明に基づいて、本明細書の実施例及び異なる実施例中の特徴をそれぞれ組み合わせることができる。
【0019】
本発明の実施例は以下の通りであり、
図1を参照して、森林資源一枚地図進度更新システムであり、県レベルユーザー側アプリケーションシステムと省レベルサーバー側アプリケーションシステムを含み、前記県レベルユーザー側アプリケーションシステムは以下、
県レベルユーザーが要求に応じてローカルデータをインポートし、森林資源前期データベース、行政区画データベース、森林資源現状データベース、森林監督データベース、森林資源ファイルデータベースが含まれるが、これらに限定されなく、県レベルの森林資源年度更新プロジェクトファイルを構築するために使用されるアプリケーション作成・データインポートモジュールと、
ユーザーが建設プロジェクトに対しての使用林地、林木伐採、造林更新などの森林経営活動、災害と林業事件などの5種類の森林資源ファイルデータベースに対して空間と論理検査を行うために使用されるファイルデータベース論理検査モジュールと、
ユーザーが編集とインポートされた行政区画データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される行政区画データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複、空隙などを含み、属性論理検査は辞書検査、必須記入項目と記入必要しない項目検査、ファクタ論理関係などを含み、
ユーザーが編集とインポートされた森林監督データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用され森林監督データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複、多部品などを含み、属性論理検査は辞書検査、必須記入項目と記入必要しない項目検査、ファクタ論理関係などを含み、
ユーザーが完成された森林資源現状データベースに対して空間トポロジ検査と属性論理検査を行うために使用される森林資源現状データベース検査モジュールと、この中で、空間トポロジ検査は重複、空隙、露天、多部品、細砕、超境界、林班(Compartment)界乗り越えなどを含み、属性論理検査は、辞書ドメイン検査、区画ファクタ検査、基本ファクタ検査、管理ファクタ検査、森林生態検査、地形土壌ファクタ検査、林分ファクタ検査などを含み、
ユーザーが森林資源変化データベースに対して属性論理検査を行うために使用される森林資源変化データベース検査モジュールと、主に森林監督ファクタ検査、変化原因検査、異常変化検査を含み、
ユーザーが地元の県レベル森林資源の年度更新プロジェクトの中の行政区画データベース、森林監督データベース、森林資源現状データベース、森林資源変化データベース及び森林資源ファイルデータベースをエクスポートし、圧縮ファイルにパッケージ化するために使用される成果エクスポートモジュールと、
ユーザーがアプリケーション作成・データインポートモジュール、ファイルデータベース論理検査モジュール、行政区画データベース検査モジュール、森林監督データベース検査モジュール、森林資源現状データベース検査モジュール、森林資源変化データベース検査モジュールまたは成果エクスポートモジュールを実行して、現在のモジュール機能の実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録し、省レベル進度ログデータベースにアクセスし、ローカル進度ログデータベースの集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新するために使用される進度ログモジュールバックグラウンド生成・報告モジュールと、を含む。
【0020】
図2のように、前記省レベルサーバー側アプリケーションシステムは、以下には、
省レベルユーザーが省レベル進度ログデータベースを作成し、県レベル森林資源一枚地図更新の中のすべてのログ情報をストレージするために使用される省レベル進度ログデータベース作成モジュールと、
省レベルユーザーが県レベルユーザーからのデータ集約を受信し、更新と集約を自動的に行うために使用される省レベル進度集約モジュールと、
省レベルユーザーが県レベル単位に対して進度クエリーを行う際に、ログプロジェクト名称によって品質検査ログ結果をプロジェクト別表示し、県レベルの単位の各作業進度状況を視覚的に表示し、全省及び各市(州)の作業の進度を統計する場合、各県のすべての品質検査ログプロジェクトが合格かどうかを判定し、すべて合格である場合、県レベルの成果を完成すると認定する一方、1つの不合格がある場合、成果が完成しないと認定するために使用される省レベル進度クエリー統計モジュールと、
省レベルユーザーが必要に応じて進度状況が.xls、.docなどのドキュメント成果をエクスポートするために使用される省レベル進度エクスポートモジュールと、を含む。
【0021】
森林資源一枚地図進度更新システムの実行プロセスは、
図3に示すように、以下の通りである。
【0022】
1、省レベル進度ログデータベース作成モジュールを実行する。省レベルのクラウドサーバー側のアプリケーションシステムでは、省レベルの管理者を介して省レベル進度ログデータベースを構築する。
【0023】
2、アプリケーション作成・データインポートモジュールなど7つのモジュールを実行し、森林資源一枚地図の更新作業内容を完成する。
【0024】
3、進度ログバックグラウンド生成・報告機能をトリガして実行する。現在のモジュール機能の実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録し、省レベル進度ログデータベースにアクセスし、ローカル進度ログデータベースの集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新する。
【0025】
4、省レベル進度集約モジュールを実行する。省レベルアプリケーションシステムは、県レベルユーザーからデータの集約要求を受信し、更新と集約を自動的に対応して行う。
【0026】
5、省レベル進度クエリー統計モジュールを実行する。省レベルユーザーが必要に応じて市州別、領域別、類学別の進度統計分析を行う。
【0027】
6、省レベル進度エクスポートモジュールを実行する。省レベルユーザーが選択タイプによって省レベルログとスケジュールをエクスポートする。
【0028】
本発明は更に森林資源一枚地図進度更新クラウドプラットフォームを提供し、実施例は、以下には、
前記森林資源一枚地図進度更新システムを配置し、
図4のように、森林資源一枚地図進度管理装置、森林資源一枚地図進度管理アプリケーションシステムとベースクラウドプラットフォームを含み、
森林資源一枚地図進度管理装置は、県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載され、県レベルユーザー側アプリケーションシステムが搭載される各種PCマシン、ノートブックPC、モバイルワークステーション、タブレットPCなどの設備が含み、県レベルユーザー側アプリケーションシステムのモジュール機能に進度記録と提出機能を提供し、モジュール機能の実行を配置した後に作業ログを生成し、ユーザーの品質検査と進度状況を記録し、自動的にまとめて省レベルの進度ログデータベースに入ることであり、
森林資源一枚地図進度管理アプリケーションシステムは、省レベルサーバー側アプリケーションシステムが搭載され、省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行に計算、ストレージとネットワーク能力を提供するサーバー、ワークステーションまたは仮想マシンなどの設備を含み、ユーザーに森林資源一枚地図の省レベル進度ログデータベース作成モジュール、省レベル進度集約モジュール、省レベル進度クエリー統計モジュール、省レベル進度エクスポートモジュールを提供し、この中で、サーバーとワークステーションなどの設備は省レベルサーバー側アプリケーションシステムの運行を支持するために必要なオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアなどのアプリケーションプラットフォームが配置され、仮想マシンのプラットフォーム能力はベースクラウドプラットフォームから提供されることであり、
ベースクラウドプラットフォームは、ネットワークリソースプールを構築するX 86コンピューティングサーバー、ストレージリソースプールを構築するストレージサーバー、ネットワークリソースプールを構築するネットワークサーバーとゲートウェイなど、リソース仮想化管理を行う仮想化プラットフォームソフトウェア、及び仮想化プラットフォームにおける配置されるオペレーティングシステム、データベースプラットフォーム、GISプラットフォーム、ネットワークミドルウェアなどのアプリケーションプラットフォームであることが含まれるが、これらに限定されない。
【0029】
本発明は、前記の森林資源一枚地図進度更新システムとクラウドプラットフォームを通じて森林資源一枚地図進度更新方法を実行し、実施例は、
図5のように、以下の通りであり、
1、県レベルユーザー側アプリケーションシステムのモジュール機能によって森林資源一枚地図の作業の進度を分ける。各モジュール機能の実行結果は一つのワークフローの完了状況を代表する。例えば、アプリケーション作成・データインポートモジュールの完了は県レベルの単位が技術単位を実行し、作業は実施段階に入ることを代表し、ファイルデータベース検査の完了は県レベル単位がファイル収集とベース作成作業を開始することを代表し、すべての記録の論理検査にエラーがなければ、この作業が完了したことを代表し、この方式による森林資源一枚地図作業の進度は全部でアプリケーション作成・データインポート、ファイルデータベース検査、行政区画データベース検査、森林監督データベース検査、現状データベース検査、変化データベース検査と成果エクスポートの計7つの進度に分けられ、それぞれアプリケーション作成・データインポートモジュール、ファイルデータベース論理検査モジュール、行政区画データベース検査モジュール、森林監督データベース検査モジュール、森林資源現状データベース検査モジュール、森林資源変化データベース検査モジュールと成果エクスポートモジュールの7つのモジュールの実行結果に対応し、それぞれ作業開始、ファイル資料収集、行政区画構築、森林監督作業完成、一枚地図構築、一枚地図更新完成と成果データベース形成の作業の流れを代表する。
【0030】
2、省レベル進度ログデータベースを構築する。省レベル管理者が省レベル進度ログデータベースを構築し、省レベル進度ログデータベースのアクセスユーザーとグループを設定し、各ユーザーとグループの権限を設定し、省レベル進度ログデータベース構造は(ID、県コード、ログプロジェクト名称、品質検査結果、検査数、エラー数、ログ時間、報告時間)であり、
この中、IDは、品質検査ログの提出ごとに生成された自己増加項目であり、
県コードは、6桁の数字コードであり、全国統一行政コードで実行されることであり、
ログプロジェクト名称は、ログプロジェクトは森林資源一枚地図によって更新された進度名称を代表し、ここでのログプロジェクト名称はアプリケーション作成・データインポート、ファイルデータベース検査、行政区画データベース検査、森林監督データベース検査、現状データベース検査、変化データベース検査と成果エクスポートの計7つの進度に分けられ、
品質検査結果は、合格または不合格であり、
検査数は、統計された検査ポリゴン数量であり、
エラー数は、統計されたエラーポリゴン数量であり、
ログ時間、本ログプロジェクトの実行時間である。
【0031】
3、県レベルユーザーは県レベルユーザー側アプリケーションシステムモジュール機能を実行し、ローカル進度ログデータベースにアクセスし、アクセスが成功したかどうかを判断し、そうでなければ、県レベルユーザーは地元で進度ログデータベースを構築し、ベース構造は省レベル進度ログデータベースと一致する。
【0032】
4、現在のモジュールまたは機能の実行状況と実行結果をローカル進度ログデータベースに記録する。この中、実行機能がアプリケーション作成・データインポート、成果エクスポートである場合は、品質検査結果が「合格」であり、エラー数が0であり、その他の機能の品質検査結果とエラー数が実際の状況に基づいて記入し、例えば四川省炉霍県のデータは森林監督データベース検査機能を実行し、第12条のログ記録を生成し、炉霍県の県コードが513327であり、実行結果が不合格であり、検査数が245条であり、エラー数が13条であり、機能実行時間が2021-05-21 16:42:32である場合が、ローカル進度ログデータベースにログプロジェクトを記録する(12、513327、森林監督空間と属性検査機能、不合格、245、13、2021-05-21 16:42:32)。
【0033】
5、県レベルユーザーは省レベル進度ログデータベースにアクセスする。更新が成功かどうかを判断し、そうでない場合は、省レベル進度ログデータにアクセスできなく、進度情報を報告できないことを提示し、ネットワークを検査するまたは省レベル管理者に連絡することを提案し、プロセスを終了する一方、そうである場合は、ローカル進度ログデータベースの集約記録を省レベル進度ログデータベースに更新する。
【0034】
6、省レベルユーザーは省・市・県の進度状況を調査・集約・統計・エクスポートする。省レベルユーザーが県レベル単位の進度状況に対してクエリーする場合、ログプロジェクト名称によって品質検査ログの結果をプロジェクト別表示し、県レベルの単位の各作業の進度状況を視覚的に表示し、全省及び各市(州)の作業の進度を統計する時、各県のすべての品質検査ログプロジェクトが合格かどうかを判定し、すべて合格である場合は、県レベルの成果が完成すると認定する一方、1つの不合格がある場合は、成果が完成しないと認定し、必要に応じて進度状況が.xls、.docなどのドキュメント成果をエクスポートする。
【0035】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく、様々な改良や変形を行うことができ、これらの改良や変形も本発明の保護範囲と見なされるべきであることを留意されたい。
【国際調査報告】