(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-06
(54)【発明の名称】無線通信方法、端末機器及びネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20240730BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240730BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240730BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/232
H04W28/04 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571217
(86)(22)【出願日】2021-08-06
(85)【翻訳文提出日】2023-11-15
(86)【国際出願番号】 CN2021111363
(87)【国際公開番号】W WO2023010586
(87)【国際公開日】2023-02-09
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ウー、ズオミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE07
5K067EE10
(57)【要約】
本願の実施例は、無線通信方法、端末機器及びネットワーク機器を提供し、前記方法は、端末機器が、第1制御チャネルを受信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、前記端末機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しないことと、を含む。IoT-NTNシステムにおいて、端末機器が制御チャネル候補を監視しない時間帯、即ち、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットを指定することにより、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない端末機器の正常な動作を確保し、さらに、省電力効果も得ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、
端末機器が、第1制御チャネルを受信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、
前記端末機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しないことと、を含み、
前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、無線通信方法。
【請求項2】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである、
請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項1~7のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1~7のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項1~7のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1~7のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む、
請求項1~11のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである、
請求項12に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す、
請求項2又は8に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である、
請求項4又は10に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項16に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される、
請求項18に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項21】
周波数分割複信(FDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項20に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項23】
時分割複信(TDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される、
請求項22に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+k-2、n+k-2-O
1、n+k-2-O
3のうちの少なくとも1つであり、
O
1は、第1オフセットを表し、O
3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+k-1、n+k-1+O
2、n+k、n+k+O
2のうちの少なくとも1つであり、
O
2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+k、n+k-O
1、n+k-O
3のうちの少なくとも1つであり、
O
1は、第1オフセットを表し、O
3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項27】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+m-1、n+m-1+O
2、n+m、n+m+O
2のうちの少なくとも1つであり、
O
2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項28】
前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+1、n+1-O
1、n+1-O
3のうちの少なくとも1つであり、
O
1は、第1オフセットを表し、O
3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+k-1、n+k-1+O
2、n+k、n+k+O
2のうちの少なくとも1つであり、
O
2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項30】
前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+1、n+1-O
1、n+1-O
3のうちの少なくとも1つであり、
O
1は、第1オフセットを表し、O
3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項31】
前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+m-1、n+m-1+O
2、n+m、n+m+O
2のうちの少なくとも1つであり、
O
2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項1~15のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項32】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットより前の時間ユニットは、第2共有チャネルをスケジューリングするための第2制御チャネルを監視するために使用されず、前記第2共有チャネルの伝送終了位置は、第3時間ユニットより後であり、前記第3時間ユニットと前記第1時間ユニットとの時間の長さは、第1所定値である、
請求項1~31のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項33】
前記第1所定値は、P+2である、
請求項32に記載の無線通信方法。
【請求項34】
Pは255であり、又はPは255未満の整数値である、
請求項33に記載の無線通信方法。
【請求項35】
前記無線通信方法は、
前記端末機器が、構成情報を受信することを含み、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1~34のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項36】
無線通信方法であって、
ネットワーク機器が、第1制御チャネルを送信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、
前記ネットワーク機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を送信しないことと、を含み、
前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、無線通信方法。
【請求項37】
前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項36に記載の無線通信方法。
【請求項38】
前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項37に記載の無線通信方法。
【請求項39】
前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される、
請求項36に記載の無線通信方法。
【請求項40】
前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される、
請求項39に記載の無線通信方法。
【請求項41】
前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項36に記載の無線通信方法。
【請求項42】
周波数分割複信(FDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される、
請求項41に記載の無線通信方法。
【請求項43】
前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される、
請求項36に記載の無線通信方法。
【請求項44】
時分割複信(TDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される、
請求項43に記載の無線通信方法。
【請求項45】
前記無線通信方法は、
前記ネットワーク機器が、構成情報を送信することをさらに含み、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1~34のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項46】
無線通信方法であって、
端末機器が、第1共有チャネルを送信することと、
前記端末機器が、半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を監視せず、及び/又はデータ受信を行わないことと、を含み、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、無線通信方法。
【請求項47】
前記端末機器は、周波数分割複信(FDD)シーンにあり、及び/又は、前記半二重保護間隔は、構成されたタイプB半二重保護間隔を含む、
請求項46に記載の無線通信方法。
【請求項48】
前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項46又は47に記載の無線通信方法。
【請求項49】
前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定される、
請求項46又は47に記載の無線通信方法。
【請求項50】
前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項46又は47に記載の無線通信方法。
【請求項51】
前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定される、
請求項46又は47に記載の無線通信方法。
【請求項52】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記sに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む、
請求項46~51のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項53】
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである、
請求項52に記載の無線通信方法。
【請求項54】
前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記sと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項46~53のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項55】
前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定される、
請求項46~53のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項56】
前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項46~53のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項57】
前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定される、
請求項46~53のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項58】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記sに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む、
請求項46~57のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項59】
前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである、
請求項58に記載の無線通信方法。
【請求項60】
前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す、
請求項48又は54に記載の無線通信方法。
【請求項61】
前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である、
請求項50又は56に記載の無線通信方法。
【請求項62】
前記第1時間ユニットは、
s+1、s+1-O
1、s+1-O
3のうちの少なくとも1つであり、
O
1は、第1オフセットを表し、O
3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい、
請求項46~61のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項63】
前記第2時間ユニットは、
s、s+1、s+O
2、s+1+O
2のうちの少なくとも1つであり、
O
2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される、
請求項46~62のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項64】
前記無線通信方法は、
前記端末機器が、構成情報を受信することをさらに含み、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項46~63のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項65】
無線通信方法であって、
ネットワーク機器が、第1共有チャネルを受信することと、
前記ネットワーク機器が、半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を送信せず、及び/又はデータ送信を行わないことと、を含み、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、無線通信方法。
【請求項66】
前記端末機器は、周波数分割複信(FDD)シーンにあり、及び/又は、前記半二重保護間隔は、構成されたタイプB半二重保護間隔を含む、
請求項65に記載の無線通信方法。
【請求項67】
前記無線通信方法は、
前記ネットワーク機器が、構成情報を送信することをさらに含み、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項65又は66に記載の無線通信方法。
【請求項68】
端末機器であって、
第1制御チャネルを受信するように構成される通信ユニットであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、通信ユニットと、
第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しないように構成される処理ユニットと、を備え、
前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、端末機器。
【請求項69】
ネットワーク機器であって、
第1制御チャネルを送信するように構成される通信ユニットであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、通信ユニットと、
第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を送信しないように構成される処理ユニットと、を備え、
前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、ネットワーク機器。
【請求項70】
端末機器であって、
第1共有チャネルを送信するように構成される通信ユニットと、
半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を監視せず、及び/又はデータ受信を行わないように構成される処理ユニットと、を備え、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、端末機器。
【請求項71】
ネットワーク機器であって、
第1共有チャネルを受信するように構成される通信ユニットと、
半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を送信せず、及び/又はデータ受信を行わないように構成される処理ユニットと、を備え、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、ネットワーク機器。
【請求項72】
端末機器であって、
プロセッサと、メモリと、を備え、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法、又は請求項46~64のいずれか一項に記載の方法を実行する、端末機器。
【請求項73】
ネットワーク機器であって、
プロセッサと、メモリと、を備え、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項36~45のいずれか一項に記載の方法、又は請求項65~67のいずれか一項に記載の方法を実行する、ネットワーク機器。
【請求項74】
チップであって、
プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが搭載された機器に、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法、請求項36~45のいずれか一項に記載の方法、請求項46~64のいずれか一項に記載の方法、又は請求項65~67のいずれか一項に記載の方法を実行させる、チップ。
【請求項75】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムはコンピュータに、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法、請求項36~45のいずれか一項に記載の方法、請求項46~64のいずれか一項に記載の方法、又は請求項65~67のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項76】
コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラム命令を含み、前記コンピュータプログラム命令はコンピュータに、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法、請求項36~45のいずれか一項に記載の方法、請求項46~64のいずれか一項に記載の方法、又は請求項65~67のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項77】
コンピュータに、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法、請求項36~45のいずれか一項に記載の方法、請求項46~64のいずれか一項に記載の方法、又は請求項65~67のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、より具体的に、無線通信方法、端末機器及びネットワーク機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
IoT-NTN(Internet of Things NTN)システムの端末機器では、GNSS(Global Navigation Satellite System)モジュールを使用し、IoT-NTNシステムで送受信する機能は同時に利用できない。また、端末機器も、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない可能性がある。また、NTNシステムにおける伝搬遅延が大きいため、即ち、TA値の範囲も大きいため、地上ネットワーク(TN)システムにおけるアップリンク・ダウンリンクタイミング関係は、IoT-NTNシステムにおけるアップリンク・ダウンリンクタイミング関係には適用できず、さらに、IoT-NTNシステムにおける端末機器は、制御チャネルを効率的に監視することができず、通信の信頼性が低下する。
【0003】
したがって、通信の信頼性を向上させるために、どのようにしてIoT-NTNシステムにおける端末機器が制御チャネルを効率的に監視できないようにするかは、当分野で早急に解決すべき技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、IoT-NTNシステムにおいて、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない端末機器の正常な動作を確保し、通信の信頼性を向上させるだけでなく、省電力化の効果も得る無線通信方法、端末機器及びネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、本願は、無線通信方法を提供し、前記方法は、
端末機器が、第1制御チャネルを受信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、
前記端末機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しないことと、を含み、
ここで、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0006】
第2態様では、本願は、無線通信方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク機器が、第1制御チャネルを送信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、
前記ネットワーク機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を送信しないことと、を含み、
ここで、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0007】
第3態様では、本願は、無線通信方法を提供し、前記方法は、
端末機器が、第1共有チャネルを送信することと、
前記端末機器が、半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を監視せず、及び/又はデータ受信を行わないことと、を含み、ここで、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0008】
第4態様では、本願は、無線通信方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク機器が、第1共有チャネルを受信することと、
前記ネットワーク機器が、半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を送信せず、及び/又はデータ送信を行わないことと、を含み、ここで、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0009】
第5態様では、本願は、第1態様、第3態様又はその各実施形態における方法を実行するための端末機器を提供する。具体的には、前記端末機器は、上記の第1態様、第3態様又はその各実施形態における方法を実行するように構成される機能モジュールを備える。
【0010】
一実施形態では、前記端末機器は、情報処理に関連する機能を実行する処理ユニットを備えてもよい。例えば、前記処理ユニットは、プロセッサであり得る。
【0011】
一実施形態では、前記端末機器は、送信ユニット及び/又は受信ユニットを備えてもよい。前記送信ユニットは、送信に関する機能を実行するためのものであり、前記受信ユニットは、受信に関する機能を実行するためのものである。例えば、前記送信ユニットは、トランスミッタ又はエミッタであってもよいし、前記受信ユニットは、レシーバ又はアクセプタであってもよい。さらに別の例では、前記端末機器が通信チップである場合、前記送信ユニットは、前記通信チップの入力回路又はインターフェースであり得、前記送信ユニットは、前記通信チップの出力回路又はインターフェースであってもよい。
【0012】
第6態様では、本願は、上記の第2態様、第4態様又は各実施形態における方法を実行するためのネットワーク機器を提供する。具体的には、前記ネットワーク機器は、上記の第2態様、第4態様又はその各実施形態における方法を実行するように構成される機能モジュールを備える。
【0013】
一実施形態では、前記ネットワーク機器は、情報処理に関連する機能を実行する処理ユニットを備えてもよい。例えば、前記処理ユニットは、プロセッサであり得る。
【0014】
一実施形態では、前記ネットワーク機器は、送信ユニット及び/又は受信ユニットを備えてもよい。前記送信ユニットは、送信に関する機能を実行するためのものであり、前記受信ユニットは、受信に関する機能を実行するためのものである。例えば、前記送信ユニットは、トランスミッタ又はエミッタであってもよいし、前記受信ユニットは、レシーバ又はアクセプタであってもよい。さらに別の例では、前記ネットワーク機器は通信チップであり、前記受信ユニットは、前記通信チップの入力回路又はインターフェースであり得、前記送信ユニットは、前記通信チップの出力回路又はインターフェースであってもよい。
【0015】
第7態様では、本願は、プロセッサと、メモリとを備える端末機器を提供する。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の第1態様、第3態様又はその各実施形態における方法を実行する。
【0016】
一実施形態では、前記プロセッサは、1つ又は複数であり、前記メモリは、1つ又は複数である。
【0017】
一実施形態では、前記メモリは、前記プロセッサに集積されてもよいし、プロセッサとは別に設けられてもよい。
【0018】
一実施形態では、前記端末機器は、トランスミッタ(エミッタ)及びレシーバ(アクセプタ)をさらに備える。
【0019】
第8態様では、本願は、プロセッサと、メモリとを備えるネットワーク機器を提供する。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の第2態様、第4態様又はその各実施形態における方法を実行する。
【0020】
一実施形態では、前記プロセッサは、1つ又は複数であり、前記メモリは、1つ又は複数である。
【0021】
一実施形態では、前記メモリは、前記プロセッサに集積されてもよいし、プロセッサとは別に設けられてもよい。
【0022】
一実施形態では、前記ネットワーク機器は、トランスミッタ(エミッタ)及びレシーバ(アクセプタ)をさらに備える。
【0023】
第9態様では、本願は、上記の第1態様~第4態様のいずれか又はその各実現形態における方法を実現するためのチップを提供する。具体的には、前記チップは、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが搭載された機器に、前記第1態様~第4態様のいずれか又はその各実現形態における方法を実現する。
【0024】
第10態様では、本願は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、上記の第1態様~第4態様のいずれか又はその各実現形態における方法を実行させる。
【0025】
第11態様では、本願は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、上記の第1態様~第4態様のいずれか又はその各実現形態における方法を実行させる。
【0026】
第12態様では、本願は、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムはコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、上記の第1態様~第4態様のいずれか又はその各実現形態における方法を実行させる。
【0027】
上記の技術的解決策によれば、IoT-NTNシステムにおいて、端末機器が制御チャネル候補を監視しない時間帯、即ち、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットを指定することにより、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない端末機器の正常な動作を確保し、さらに、省電力効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本願の実施例によるシステムフレームワークの概略ブロック図である。
【
図2】本願の実施例によるシステムフレームワークの概略ブロック図である。
【
図3】本願の実施例によるシステムフレームワークの概略ブロック図である。
【
図4】透過転送衛星と再生転送衛星に基づくNTNシーンの模式図をそれぞれ示す。
【
図5】透過転送衛星と再生転送衛星に基づくNTNシーンの模式図をそれぞれ示す。
【
図6】本願の実施例によるIoT-NTNシステムのタイミング関係の例を示す。
【
図7】本願の実施例によるIoT-NTNシステムのタイミング関係の例を示す。
【
図8】本願の実施例によるNB-IoTシステムにおける制御チャネル監視方式の例を示す。
【
図9】本願の実施例によるNB-IoTシステムにおける制御チャネル監視方式の例を示す。
【
図10】本願の実施例によるNB-IoTシステムにおける制御チャネル監視方式の例を示す。
【
図11】本願の実施例によるNB-IoTシステムにおける制御チャネル監視方式の例を示す。
【
図12】本願の実施例によるNB-IoTシステムにおける制御チャネル監視方式の例を示す。
【
図13】本願の実施例による無線通信方法の例示的なインタラクション図を示す。
【
図14】本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの例を示す。
【
図15】本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの例を示す。
【
図16】本願の実施例による無線通信方法の別の例示的なインタラクション図を示す。
【
図17】本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの別の例を示す。
【
図18】本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの別の例を示す。
【
図19】本願の実施例による端末機器の例示的なブロック図である。
【
図20】本願の実施例によるネットワーク機器の例示的なブロック図である。
【
図21】本願の実施例による通信機器の例示的なブロック図である。
【
図22】本願の実施例によるチップの例示的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下では、図面を参照して、本願の実施例の技術的解決策について説明する。
【0030】
【0031】
図1に示すように、通信システム100は、端末機器110及びネットワーク機器120を含み得る。ネットワーク機器120は、エアインタフェースを介して端末機器110と通信することができる。端末機器110とネットワーク機器120との間は、マルチサービス伝送をサポートする。
【0032】
なお、本願の実施例は通信システム100のみで例示的に説明されているが、本願の実施例はこれに限定されない。つまり、本願の実施例における技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)システム、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT:Narrow Band Internet of Things)システム、拡張された機器タイプ通信(eMTC:enhanced Machine-Type Communications)システム、5G通信システム(ニューラジオ(NR:New Radio)通信システムとも呼ばれる)、又は将来の通信システムなどに適用することができる。
【0033】
図1に示す通信システム100では、ネットワーク機器120は、端末機器110と通信するアクセスネットワーク機器であり得る。アクセスネットワーク機器は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、前記カバレッジ内に位置する端末機器110(UEなど)と通信することができる。
【0034】
ネットワーク機器120は、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムにおける進化型基地局(eNB又はeNode B:Evolutional Node B)であってもよいし、次世代無線アクセスネットワーク(NG RAN:Next Generation Radio Access Network)、又はNRシステムにおける基地局(gNB)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよいし、前記ネットワーク機器120は、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ネットワークブリッジ、ルータ、又は将来進化する公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)におけるネットワーク機器などであってもよい。
【0035】
端末機器110は、任意の端末機器であり得、ネットワーク機器120又は他の端末機器と有線又は無線で接続される端末機器を含むが、これらに限定されない。
【0036】
例えば、前記端末機器110は、アクセス端末、ユーザ機器(User Equipment、UE)、ユーザユニット、加入者局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザ装置を意味することができる。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、IoT機器、衛星ハンドヘルド端末、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルド機器、コンピューティング機器又はワイヤレスモデムに接続された他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、5Gネットワークの端末機器又は将来進化するネットワークの端末機器などであってもよい。
【0037】
端末機器110は、D2D(Device to Device)通信に使用され得る。
【0038】
無線通信システム100は、基地局と通信するコアネットワーク機器130をさらに含み得、前記コアネットワーク機器130は、例えば、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)、認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)、ユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)などの5Gコアネットワーク(5GC:5G Core)機器であってもよい。任意選択的に、コアネットワーク機器130は、LTEネットワークのパケットコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)機器、例えば、セッション管理機能+コアネットワークのデータゲートウェイ(SMF+PGW-C:Session Management Function + Core Packet Gateway)機器でもあり得る。なお、SMF+PGW-Cは、SMFとPGW-Cが実現できる機能を同時に実現することができる。ネットワーク進化の過程において、上記のコアネットワーク機器は他の名称で呼ばれることもあり、また、コアネットワークの機能を分割することにより新たなネットワークエンティティを形成することもあるが、本願の実施例はこれらを限定しない。
【0039】
通信システム100における各機能ユニット間の通信は、次世代ネットワーク(NG:next generation)インタフェースを介して接続を確立することによって実現することができる。
【0040】
例えば、端末機器は、NRインタフェースを介してアクセスネットワーク機器とエアインターフェイス接続を確立し、ユーザプレーンデータ及び制御プレーンシグナリングを伝送するために使用され、端末機器は、NGインタフェース1(N1と略称)を介してAMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができ、アクセスネットワーク機器、例えば、次世代無線アクセスネットワーク基地局(gNB)は、NGインタフェース3(N3と略称)を介してUPFとユーザプレーンデータ接続を確立することができ、アクセスネットワーク機器は、NGインタフェース2(N2と略称)を介してAMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができ、UPFは、NGインタフェース4(N4と略称)を介してSMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができ、UPFは、NGインタフェース6(N6と略称)を介してデータネットワークとユーザプレーンデータをインタラクションすることができ、AMFは、NGインタフェース11(N11と略称)とSMFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができ、SMFは、NGインタフェース7(N7と略称)を介してPCFと制御プレーンシグナリング接続を確立することができる。
【0041】
図1は、1つの基地局、1つのコアネットワーク機器及び2つの端末機器を例示的に示し、任意選択的に、前記無線通信システム100は、複数の基地局機器を含み得、各基地局のカバレッジは、他の数の端末機器を含み得、本願の実施例はこれらを限定しない。
【0042】
3GPPは、非地上通信ネットワーク機器(NTN:Non Terrestrial Network)技術を研究しており、NTNは、衛星通信方式で地上ユーザに通信サービスを提供する。衛星通信は、地上のセルラー通信に比べて多くのユニークな利点がある。まず、衛星通信は、利用者の地理的制約を受けない。例えば、一般的な陸上通信では、海、山、砂漠など、通信設備が設置できない地域や、人口が少ないために通信エリアが提供できない地域はカバーできないが、衛星通信の場合は、衛星が地上の広い範囲をカバーでき、衛星は地球を周回する軌道運動をすることができるため、理論的には、地球の隅々まで衛星通信でカバーすることができる。次に、衛星通信にはより大きな社会的価値がある。衛星通信は、遠隔地や山間部、貧しく後進的な国や地域でも低コストでカバーすることができるため、これらの地域の人々は高度な音声通信やモバイルインターネット技術を享受することができ、先進地域とのデジタルデバイドを縮小し、これらの地域の発展を促進することができる。次に、衛星通信は距離が長く、距離が伸びても通信費が大きく増えることはなく、最後に、衛星通信は安定性が高く、自然災害の影響を受けない。
【0043】
NTN技術は、様々な通信システムと結合することができる。例えば、NTN技術は、NRシステムと結合してNR-NTNシステムとすることができる。別の例では、NTN技術は、モノのインターネット(IoT)システムと結合して、IoT-NTNシステムとすることができる。例として、IoT-NTNシステムは、NB-IoT-NTNシステム及びeMTC-NTNシステムを含み得る。
【0044】
図2は、本願の実施例による通信システムのアーキテクチャの概略図である。
【0045】
図2に示すように、端末機器1101及び衛星1102が含まれ、端末機器1101と衛星1102との間で無線通信が可能である。端末機器1101と衛星1102との間で形成されるネットワークは、NTNとも呼ばれ得る。
図2に示す通信システムのアーキテクチャでは、衛星1102は、基地局として機能し、端末機器1101と衛星1102との間で直接通信が可能である。システムアーキテクチャでは、衛星1102は、ネットワーク機器とも呼ばれ得る。本願のいくつかの実施例では、通信システムは、複数のネットワーク機器1102を含み得、各ネットワーク機器1102のカバレッジは、他の数の端末機器を含み得、本願の実施例はこれらを限定しない。
【0046】
図3は、本願の実施例による通信システムのアーキテクチャの概略図である。
【0047】
図3に示すように、端末機器1201、衛星1202、及び基地局1203が含まれ、端末機器1201と衛星1202との間で無線通信が可能であり、衛星1202と基地局1203との間で通信が可能である。端末機器1201、衛星1202、及び基地局1203との間で形成されるネットワークは、NTNとも呼ばれ得る。
図3に示す通信システムのアーキテクチャでは、衛星12022は、基地局として機能しなくてもよく、端末機器1201と基地局1203との通信は、衛星1202を介して中継される必要がある。前記システムアーキテクチャでは、基地局1203は、ネットワーク機器とも呼ばれ得る。本願のいくつかの実施例では、通信システムは、複数のネットワーク機器1203を含み得、各ネットワーク機器1203のカバレッジは、他の数の端末機器を含み得、本願の実施例はこれらを限定しない。前記ネットワーク機器1203は、
図1におけるネットワーク機器120であってもよい。
【0048】
なお、上記の衛星1102又は衛星1202は、
低高度地球周回軌道(LEO:low earth orbit)衛星、中高度地球周回軌道(MEO:medium earth orbit)衛星、静止地球周回軌道(GEO:geostationary earth orbit)衛星、高楕円軌道(HEO:High Elliptical Orbit)衛星などを含むが、これらに限定されない。衛星は、複数のビームを採用して地上をカバーすることができ、例えば、1つの衛星は、数十から数百のビームを形成して地上をカバーすることができる。換言すれば、衛星ビームは直径数十キロから数百キロの地上エリアをカバーすることができ、衛星カバレッジを確保するだけでなく、衛星通信システム全体のシステム容量を向上させることができる。
【0049】
一例として、LEOの高度範囲は500km~1500kmで、対応する軌道周期は約1.5時間~2時間で、ユーザ間のシングルホップ通信の信号伝播遅延は一般的に20ms未満で、最大衛星視認時間は20分で、LEOの信号伝播距離は短く、リンク損失が少なく、ユーザ端末の送信電力に対する要求は高くない。GEOの軌道高度は35786km、地球の周りの回転周期は24時間、ユーザ間のシングルホップ通信の信号伝播遅延は一般に250msである。
【0050】
衛星のカバレッジを確保し、衛星通信システム全体のシステム容量を高めるために、衛星は、複数のビームを採用して地上をカバーする。1つの衛星は、数十から数百のビームを形成して地上をカバーすることができ、1つの衛星ビームは直径数十キロから数百キロの地上エリアをカバーすることができる。
【0051】
なお、
図1~
図3は、本願が適用されるシステムを例示的に示すものであり、もちろん、本願の実施例に示す方法は、他のシステムにも適用可能である。また、本明細書における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換可能に使用される。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連付けられた関係についてのみ説明し、3つの関係が存在し得ることを表示し、例えば、A及び/又はBは、Aが独立で存在する場合、AとBの両方が存在する場合、Bが独立で存在する場合の3つの場合を表示することができる。また、本明細書における記号「/」は、通常、関連付けられた対象間の関係が、「又は」という関係にあることを表示する。なお、本願の実施例における「示す」は、直接的に示すことであってもよいし、間接的に示すことであってもよいし、関連性を有するものとして示されていてもよい。例えば、AがBを示すことは、AがBを直接的に示すこと、例えば、BはAによって取得できることを表すことができ、AがBを間接的に示すこと、例えば、AはCを示し、BはCを介して取得できることも表すことができ、また、AとBが関連関係を有することを表すこともできる。さらに、本願の実施例で言及される「対応」という用語は、両者の直接的又は間接的な対応関係を有することを表すことができ、両者間に関連関係を有することを表すこともでき、示すことと示されること、構成することと構成されることなどの関係性を表すこともできる。さらに、本願の実施例で言及される「事前定義」又は「事前定義規則」は、対応するコード、フォーム、又は関連情報を示すために使用できる他の方式を機器(例えば、端末機器及びネットワーク機器を含む)に格納することによって実現され得、本願はその具体的な実現方式を限定しない。例えば、事前定義は、プロトコルで定義されているという意味である。さらに、本願の実施例では、前記「プロトコル」は、通信分野の標準プロトコルを指すことができ、例えば、LTEプロトコル、NRプロトコル、及び将来の通信システムに適用される関連プロトコルを含むことができ、本願はこれを限定しない。
【0052】
衛星は、提供する機能の違いにより、透過転送(transparent payload)と再生転送(regenerative payload)に分類することができる。透過転送衛星の場合、無線周波数フィルタリング、周波数変換及び増幅機能のみを提供し、信号の透過転送のみを提供し、その転送波形信号を変更することはない。再生転送衛星の場合、無線周波数フィルタリング、周波数変換、増幅に加えて、復調/復号、ルーティング/変換、シンボル化/変調機能を提供することができ、基地局の機能の一部又はすべてを有する。
【0053】
NTNでは、衛星と端末間の通信のための1つ又は複数のゲートウェイ(Gateway)を含み得る。
【0054】
図4及び
図5は、透過転送衛星と再生転送衛星に基づくNTNシーンの模式図をそれぞれ示す。
【0055】
図4に示すように、透過転送衛星に基づくNTNシーンの場合、ゲートウェイと衛星間はフィーダリンク(Feeder link)を介して通信し、衛星と端末間は、サービスリンク(service link)を介して通信する。
図5に示すように、再生転送衛星に基づくNTNシーンの場合、衛星と衛星間は、インタースター(InterStar link)を介して通信し、ゲートウェイと衛星間は、フィーダリンク(Feeder link)を介して通信し、衛星と端末間は、サービスリンク(service link)を介して通信する。
【0056】
以下では、IoT-NTNシステムのタイミング関係について説明する。
【0057】
陸上通信システムでは、信号通信の伝搬遅延は、通常1ms以下である。IoT-NTNシステムでは、端末機器と衛星(又はネットワーク機器)との通信距離が遠いため、信号通信の伝搬遅延が大きく、範囲は数十ミリ秒から数百ミリ秒になり、具体的には、衛星軌道の高度や衛星通信のサービスの種類に関連する。大きな伝搬遅延に対処するために、IoT-NTNシステムのタイミング関係を、IoTシステム(例えば、eMTC又はNB-IoT)に対して強化する必要がある。
【0058】
IoT-NTNシステムでは、IoTシステムと同様に、UEは、アップリンク伝送を行う際にタイミングアドバンス(TA:Timing Advance)の影響を考慮する必要がある。システムにおける伝搬遅延が大きいため、TA値の範囲も大きくなる。UEがサブフレームnでアップリンク伝送を行うようにスケジューリングされる場合、前記UEは、往復伝搬遅延を考慮し、アップリンク伝送中に予め伝送することにより、ネットワーク機器側に到達した際に、ネットワーク機器側のアップリンクサブフレームn上で信号が伝送されるようにする。具体的には、IoT-NTNシステムのタイミング関係は、
図6と
図7にそれぞれ示されるような2つのケースが考えられる。
【0059】
ケース1では、
図6に示すように、ネットワーク機器側のダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームは整列される。UEがアップリンク伝送を行うようにスケジューリングする場合、1つのオフセット値Koffsetを導入する必要があり、前記オフセット値Koffsetは、UEのTAに対応する。例えば、前記オフセット値Koffsetに対応する時間の長さは、UEのTAに対応する時間の長さより大きいか等しい。この場合、UE側の往復遅延は、UEのTAに基づいて決定される。
【0060】
情况2では、
図7に示すように、ネットワーク機器側のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとの間には、アップリンク・ダウンリンクタイミングオフセット値が存在する。UEがアップリンク伝送を行うようにスケジューリングする場合にも、1つのオフセット値Koffsetを導入する必要があり、前記オフセット値Koffsetは、UEのTAに対応する。例えば、前記オフセット値Koffsetに対応する時間の長さは、UEのTAに対応する時間の長さより大きいか等しい。この場合、UE側の往復遅延は、UEのTAと基地局のアップリンク・ダウンリンクタイミングオフセット値に基づいて決定される。
【0061】
本願の解決策の理解を容易にするために、以下では、NB-IoTシステムにおける制御チャネル監視方式について説明する。
【0062】
アップリンク許可とアップリンク共有チャネルとの間のダウンリンク制御チャネル候補監視方式は、以下の通りである。
【0063】
任意選択的に、UE専用(UE-specific)サーチスペースでは、端末機器に2つのHARQプロセスが構成される場合を前提とする。
【0064】
端末機器が受信した、第1アップリンク許可(例えば、DCIフォーマットN0に対応する)を搬送する第1ダウンリンク制御チャネルの終了位置がサブフレームnにあり、且つ前記第1アップリンク許可に対応する(例えば、NPUSCHフォーマット1に対応する)第1アップリンク共有チャネルの伝送がサブフレームn+kから開始する場合、前記端末機器に対して、サブフレームn+k-2からサブフレームn+k-1までの任意のサブフレームでダウンリンク制御チャネル候補を監視するように要求しない。
図8に一例を示す。
【0065】
前記端末機器は、サブフレームn+k-2より前に、第2アップリンク許可(例えば、DCIフォーマットN0に対応する)を搬送する第2ダウンリンク制御チャネルを受信することを望まない。ここで、前記第2アップリンク許可に対応する(例えば、NPUSCHフォーマット1に対応する)第2アップリンク共有チャネルの伝送終了位置は、サブフレームn+k+255より後にある。
図9に一例を示す。
【0066】
任意選択的に、TDDにおいて、前記第1アップリンク許可に対応する(例えば、NPUSCHフォーマット1に対応する)第1アップリンク共有チャネルの伝送終了位置がサブフレームn+mに位置する場合、前記端末機器に対して、サブフレームn+kからサブフレームn+m-1までの任意のサブフレームでダウンリンク制御チャネル候補を監視するように要求しない。
図10に一例を示す。
【0067】
そうでない場合、
端末機器が受信した、第1アップリンク許可(例えば、DCIフォーマットN0に対応する)を搬送する第1ダウンリンク制御チャネルの終了位置がサブフレームnにある場合、又は、ランダムアクセス応答(RAR:random access response)許可を搬送する第1ダウンリンク共有チャネルの受信終了位置がサブフレームnにあり、且つ前記第1アップリンク許可又は前記RAR許可に対応する(例えば、NPUSCHフォーマット1に対応する)第1アップリンク共有チャネルの伝送がサブフレームn+kから開始する場合、前記端末機器に対して、サブフレームn+1からサブフレームn+k-1までの任意のサブフレームでダウンリンク制御チャネル候補を監視するように要求しない。
図11に一例を示す。
【0068】
任意選択的に、TDDにおいて、端末機器が受信した、第1アップリンク許可(例えば、DCIフォーマットN0に対応する)を搬送する第1ダウンリンク制御チャネルの終了位置がサブフレームnにある場合、又は、ランダムアクセス応答(RAR:random access response)許可を搬送する第1ダウンリンク共有チャネルの受信終了位置がサブフレームnにあり、且つ前記第1アップリンク許可又は前記RAR許可に対応する(例えば、NPUSCHフォーマット1に対応する)第1アップリンク共有チャネルの伝送終了位置がサブフレームn+kにある場合、前記端末機器に対して、サブフレームn+1からサブフレームn+kまでの任意のサブフレームでダウンリンク制御チャネル候補を監視するように要求しない。
図12に一例を示す。
【0069】
また、保護間隔は、ダウンリンク制御チャネル候補に対する監視にも影響を与える。
【0070】
任意選択的に、端末機器に2つのHARQプロセスが構成される場合を前提とする。
【0071】
端末機器による第1アップリンク信道(アップリンク共有チャネル、例えば、NPUSCH)の送信終了位置がサブフレームnにある場合、FDDにおいて、タイプB半二重保護間隔(Type B half-duplex guard periods)が構成されている場合、前記端末機器に対して、前記タイプB半二重保護間隔内で伝送を受信するように要求しない。
【0072】
任意選択的に、FDDシーンにおける半二重保護間隔(Guard period for half-duplex FDD operation)について、タイプA半二重FDD動作の場合、端末機器は1つの保護間隔を作成し、即ち、前記端末機器は、そのアップリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの最後の部分で受信しない。タイプB半二重FDD動作の場合、端末機器は複数の保護間隔を作成し、各保護間隔は1つの半二重保護サブフレームに関連付けられ、即ち、前記端末機器は、そのアップリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームで受信せず、且つ、前記端末機器は、そのアップリンクサブフレームの次のダウンリンクサブフレームで受信しない。
【0073】
IoT-NTN(Internet of Things NTN)システムの端末機器では、GNSS(Global Navigation Satellite System)モジュールを使用し、IoT-NTNシステムで送受信する機能は同時に利用できない。
【0074】
GNSSモジュールは、端末機器が同期情報を取得するように構成される。例えば、端末機器がアイドル状態にある場合、端末機器がページングメッセージ又はウェイクアップ信号(WUS:Wake up signal)を受信した場合、端末機器は、ページングメッセージ又はWUSを受信した後、時間同期を行う必要があり、又は端末機器は、ページングメッセージ又はWUSの受信するために、時間周波数同期を行う必要がある。このプロセスでは、端末機器は、GNSS初期位置算出時間(TTFF:Time To First Fix)を完了するなど、GNSS位置を固定するためにGNSSモジュールを起動する必要があり、次に、GNSSモジュールからIoT-NTNシステム動作モジュールに切り替え、NTNシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)を取得する方式によって、アップリンク同期用のサービス衛星のエフェメリス(serving satellite ephemeris)を取得する。通常、端末機器がホットスタートされる場合、1回のGNSS TTFFに1秒かかり、即ち、前回のTTFFに対応するGNSSエフェメリス情報(ephemeris)が4時間以内に取得されたものである場合、1回のGNSS TTFFに1秒かかり、端末機器がウォームスタートされる場合、1回のGNSS TTFFにかかる時間は5秒未満、即ち、前回のTTFFに対応するGNSSアルマナック情報(Almanac)が180日以内に取得されたものである場合、1回のGNSS TTFFにかかる時間は5秒未満である。
【0075】
また、端末機器は、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない可能性もある。
【0076】
また、以上に記載されたように、NTNシステムでは、伝搬遅延が大きいため、TA値の範囲も大きくなる。
【0077】
したがって、地上ネットワーク(TN)システムにおけるアップリンク・ダウンリンクタイミング関係は、IoT-NTNシステムにおけるアップリンク・ダウンリンクタイミング関係には適用できず、さらに、IoT-NTNシステムの端末機器は、制御チャネルを効率的に監視することができず、通信の信頼性が低下する。
【0078】
これに基づき、本願の実施例は、IoT-NTNシステムにおいて、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない端末機器の正常な動作を確保し、通信の信頼性を向上させるだけでなく、省電力化の効果も得ることができる無線通信方法、端末機器及びネットワーク機器を提供する。
【0079】
図13は、本願の実施例による無線通信方法200の例示的なフローチャートであり、前記方法200は、端末機器とネットワーク機器とがインタラクションして実行することができる。
図13に示す端末機器は、
図1~
図5に示す端末機器であり得、
図13に示すネットワーク機器は、
図1~
図5に示すアクセスネットワーク機器であり得る。なお、
図13は、本願の一例に過ぎず、本願に対する制限として理解されるべきではない。例えば、別の代替実施例では、本願によって提供される無線通信方法は、サイドリンク通信にも適用され得、即ち、別の代替実施例では、本願によって提供される無線通信方法は、2つの端末機器がインタラクションして実行することができ、例えば、受信端末と送信端末とがインタラクションして実行することができる。具体的には、送信端末は、
図13に示す第1制御チャネルを前記受信端末に送信でき、又は、前記第1制御チャネルは、サイドリンク制御チャネルである。以下では、端末機器とネットワーク機器が前記方法200を実行する場合を例として本願の方法について説明する。
【0080】
図13に示すように、前記方法200は、以下の内容の一部又は全部を含み得る。
【0081】
S210において、第1制御チャネルを受信し、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する。
【0082】
S220において、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しない。
【0083】
ここで、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0084】
換言すれば、前記端末機器が受信した第1制御チャネルの終了位置は、時間ユニットnにあり、前記第1制御チャネルに対応する第1共有チャネルの伝送開始位置は、時間ユニットn+kにあり、前記第1制御チャネルに対応する前記第1共有チャネルの伝送終了位置は、時間ユニットn+mにある。
【0085】
上記の技術的解決策によれば、IoT-NTNシステムにおいて、端末機器が制御チャネル候補を監視しない時間帯、即ち、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットを指定することにより、信号の送受信を同時に行う機能を備えていない端末機器の正常な動作を確保し、さらに、省電力効果も得ることができる。
【0086】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0087】
任意選択的に、前記第1オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第1オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0088】
任意選択的に、前記第1オフセットは、前記端末機器のTA値である。
【0089】
任意選択的に、前記第3オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第3オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0090】
任意選択的に、前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す。
【0091】
任意選択的に、アップリンク共有チャネル伝送の伝送タイミングについて、端末機器が受信したアップリンク許可の終了位置がダウンリンク時間ユニットnにある場合、端末機器はダウンリンク時間ユニットn+K2+O3に対応するアップリンク時間ユニットで、前記アップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルの伝送を開始し、ここで、K2は、TNネットワークにおけるアップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルのアップリンク伝送タイミングである。又は、ダウンリンク時間ユニットn+K2+O3は、ダウンリンク時間ユニットn+kと同じアップリンク時間ユニットに対応する。ここで、O3は、第3オフセットを表す。
【0092】
いくつかの実施例では、時間ユニットがアップリンクタイミングに対応することは、前記時間ユニットがアップリンクタイミングに基づいて決定されることを含む。
【0093】
いくつかの実施例では、時間ユニットがアップリンクタイミングに対応すること、又はアップリンクタイミングに基づいて時間ユニットを決定することは、前記時間ユニットがTAの影響を考慮する(including the effect of the timing advance)こととして理解することができる。又は、次のように置き換えることができる:前記時間ユニットはTAの影響を考慮する。
【0094】
いくつかの実施例では、時間ユニットがダウンリンクタイミングに対応することは、前記時間ユニットがダウンリンクタイミングに基づいて決定されることを含む。
【0095】
いくつかの実施例では、時間ユニットがダウンリンクタイミングに対応すること、又はダウンリンクタイミングに基づいて時間ユニットを決定することは、前記時間ユニットが、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する(assuming the timing advance is 0, or without the effect of the timing advance)こととして理解することができる。又は、次のように置き換えることができる:前記時間ユニットは、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0096】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第3オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0097】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0098】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、ここで、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットによって決定され、又は前記第1時間ユニットはTAの影響を考慮する。
【0099】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、及びn+mのうちの少なくとも1つ及び第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は前記第2オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0100】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0101】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のダウンリンクタイミングとアップリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0102】
任意選択的に、前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である。
【0103】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと第2オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0104】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0105】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、ここで、前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0106】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む。
【0107】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットは、第1アップリンク時間ユニットである。
【0108】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1アップリンク時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する時間ユニットを含む。
【0109】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットが第1アップリンク時間ユニットである場合を例にとると、前記第1アップリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットに対応する可能性があり、前記第1時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよい。即ち、制御チャネル候補を監視しない開始時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよい。
【0110】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである。
【0111】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットであり、第1時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちのより早いダウンリンク時間ユニットである。
【0112】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0113】
任意選択的に、前記第1オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第1オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0114】
任意選択的に、前記第1オフセットは、前記端末機器のTA値である。
【0115】
任意選択的に、前記第3オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第3オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0116】
任意選択的に、前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す。
【0117】
任意選択的に、アップリンク共有チャネル伝送の伝送タイミングについて、端末機器が受信したアップリンク許可の終了位置がダウンリンク時間ユニットnにある場合、端末機器はダウンリンク時間ユニットn+K2+O3に対応するアップリンク時間ユニットで、前記アップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルの伝送を開始し、ここで、K2は、TNネットワークにおけるアップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルのアップリンク伝送タイミングである。又は、ダウンリンク時間ユニットn+K2+O3は、ダウンリンク時間ユニットn+kと同じアップリンク時間ユニットに対応する。ここで、O3は、第3オフセットを表す。
【0118】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第3オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0119】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0120】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、ここで、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第2時間ユニットはTAの影響を考慮する。
【0121】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと第2オフセットに基づいて決定される前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第2オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0122】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0123】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のダウンリンクタイミングとアップリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0124】
任意選択的に、前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である。
【0125】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと第2オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0126】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0127】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、ここで、前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0128】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む。
【0129】
任意選択的に、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットは、第2アップリンク時間ユニットである。
【0130】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2アップリンク時間ユニットと少なくとも部分的に重複する時間ユニットを含む。
【0131】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットが第2アップリンク時間ユニットである場合を例にとると、前記第2アップリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットに対応する可能性があり、前記第2時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよい。即ち、制御チャネル候補を監視しない終了時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよい。
【0132】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである。
【0133】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットであり、第2時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちのより遅いダウンリンク時間ユニットである。
【0134】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0135】
任意選択的に、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0136】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0137】
任意選択的に、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0138】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0139】
任意選択的に、周波数分割複信(FDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0140】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0141】
任意選択的に、時分割複信(TDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0142】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+k-2、n+k-2-O1、n+k-2-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0143】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+k-1、n+k-1+O2、n+k、n+k+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0144】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+k、n+k-O1、n+k-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0145】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+m-1、n+m-1+O2、n+m、n+m+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0146】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+1、n+1-O1、n+1-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0147】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+k-1、n+k-1+O2、n+k、n+k+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0148】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+1、n+1-O1、n+1-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0149】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+m-1、n+m-1+O2、n+m、n+m+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0150】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットより前の時間ユニットは、第2共有チャネルをスケジューリングするための第2制御チャネルを監視するために使用されず、ここで、前記第2共有チャネルの伝送終了位置は、第3時間ユニットより後であり、前記第3時間ユニットと前記第1時間ユニットとの時間の長さは、第1所定値である。
【0151】
任意選択的に、前記第1所定値は、P+2である。
【0152】
任意選択的に、Pは255であり、又はPは255未満の整数値である。
【0153】
いくつかの実施例では、前記方法200は、
前記端末機器が、構成情報を受信することさらに含み得、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0154】
任意選択的に、前記構成情報は、
システムメッセージ、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)控制元素(CE:Control Element)、ダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)のうちの少なくとも1つで搬送される。
【0155】
任意選択的に、前記第1オフセット値の単位は、時間ユニットの単位、例えば、サブフレーム、スロット、シンボル、フレームなどであってもよいし、又は、第1オフセット値の単位は、絶対値、例えば、ミリ秒、マイクロ秒、秒などであってもよい。
【0156】
任意選択的に、前記第2オフセット値の単位は、時間ユニットの単位、例えば、サブフレーム、スロット、シンボル、フレームなどであってもよいし、又は、第2オフセット値の単位は、絶対値、例えば、ミリ秒、マイクロ秒、秒などであってもよい。
【0157】
任意選択的に、前記第3オフセット値の単位は、時間ユニットの単位、例えば、サブフレーム、スロット、シンボル、フレームなどであってもよいし、又は、第3オフセット値の単位は、絶対値、例えば、ミリ秒、マイクロ秒、秒などであってもよい。
【0158】
以下では、具体的な実施例を参照して、前記方法200について説明する。
【0159】
実施例1:
図14は、本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの例を示す。
【0160】
図14の例1に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットn+k-2である。
図14の例2に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットn+k-O
1-2であり得る。
図14の例3に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットn+k-O
3-2であり得る。
【0161】
図14の例1又は例3に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、時間ユニットn+mである。
図14の例2に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、時間ユニットn+mであり、又は前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、第2時間ユニットは、時間ユニットn+m-O
1である。
【0162】
なお、本実施例では、一例として、O1は6つの時間ユニットであり、O3は7つの時間ユニットであるが、本願はこれらに限定されない。
【0163】
実施例2:
図15は、本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの例を示す。
【0164】
図14の例1、例2、及び例4に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、第1時間ユニットは、時間ユニットn+k-2であり、又は前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットn+k-O
1-2である。
図14の例3に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットn+k-O
3-2である。
【0165】
図14の例1及び例3に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、時間ユニットn+mである。
図14の例2に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、時間ユニットn+mであり、又は前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、時間ユニットn+m-O
1である。
図14の例4に示すように、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、時間ユニットn+m+O
2である。
【0166】
なお、本実施例では、一例として、O1は6つの時間ユニットであり、O3は7つの時間ユニットであり、O2は4つの時間ユニットであるが、本願はこれらに限定されない。
【0167】
以上、
図13~
図15を参照して、本願の実施例に係る無線通信方法を端末機器の観点から詳細に説明したが、以下では、
図13を参照して、本願の実施例で提供される無線通信方法をネットワーク機器の観点から説明する。
【0168】
図13に示すように、前記方法200は、以下の内容の一部又は全部を含み得る。
【0169】
S210において、第1制御チャネルを送信し、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する。
【0170】
S230において、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を送信しない。
【0171】
ここで、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0172】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0173】
任意選択的に、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0174】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0175】
任意選択的に、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0176】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0177】
任意選択的に、周波数分割複信(FDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0178】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0179】
任意選択的に、時分割複信(TDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0180】
いくつかの実施例では、前記方法200は、
前記ネットワーク機器が、構成情報を送信することをさらに含み得、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0181】
なお、方法200におけるインタラクションステップについて、ネットワーク機器側は、端末機器側の対応するステップを参照することができ、簡潔のためにここでは繰り返して説明しない。
【0182】
図16は、本願の実施例による無線通信方法300の例示的なフローチャートであり、前記方法300は、端末機器とネットワーク機器とがインタラクションして実行することができる。
図16に示す端末機器は、
図1~
図5に示す端末機器であり得、
図16に示すネットワーク機器は、
図1~
図5に示すアクセスネットワーク機器であり得る。なお、
図16は、本願の一例に過ぎず、本願に対する制限として理解されるべきではない。例えば、別の代替実施例では、本願によって提供される無線通信方法は、サイドリンク通信にも適用され得、即ち、別の代替実施例では、本願によって提供される無線通信方法は、2つの端末機器がインタラクションして実行することができ、例えば、受信端末と送信端末とがインタラクションして実行することができる。具体的には、送信端末は、
図16に示す第1制御チャネルを前記受信端末に送信でき、又は、前記第1制御チャネルは、サイドリンク制御チャネルである。以下では、端末機器とネットワーク機器が前記方法300を実行する場合を例として本願の方法について説明する。
【0183】
図16に示すように、前記方法300は、以下の内容の一部又は全部を含み得る。
【0184】
S310において、第1共有チャネルを送信する。
【0185】
S320において、半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を監視せず、及び/又はデータ受信を行わず、ここで、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0186】
いくつかの実施例では、前記端末機器は、周波数分割複信(FDD)シーンにあり、及び/又は、前記半二重保護間隔は、構成されたタイプB半二重保護間隔を含む。
【0187】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0188】
任意選択的に、前記第1オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第1オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0189】
任意選択的に、前記第1オフセットは、前記端末機器のTA値である。
【0190】
任意選択的に、前記第3オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第3オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0191】
任意選択的に、前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す。
【0192】
任意選択的に、アップリンク共有チャネル伝送の伝送タイミングについて、端末機器が受信したアップリンク許可の終了位置がダウンリンク時間ユニットnにある場合、端末機器はダウンリンク時間ユニットn+K2+O3に対応するアップリンク時間ユニットで、前記アップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルの伝送を開始し、ここで、K2は、TNネットワークにおけるアップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルのアップリンク伝送タイミングである。又は、ダウンリンク時間ユニットn+K2+O3は、ダウンリンク時間ユニットn+kと同じアップリンク時間ユニットに対応する。ここで、O3は、第3オフセットを表す。
【0193】
いくつかの実施例では、時間ユニットがアップリンクタイミングに対応することは、前記時間ユニットは、アップリンクタイミングに基づいて決定されることを含む。
【0194】
いくつかの実施例では、時間ユニットがアップリンクタイミングに対応すること、又はアップリンクタイミングに基づいて時間ユニットを決定することは、前記時間ユニットがTAの影響を考慮する(including the effect of the timing advance)こととして理解することができる。又は、次のように置き換えることができる:前記時間ユニットはTAの影響を考慮する。
【0195】
いくつかの実施例では、時間ユニットがダウンリンクタイミングに対応することは、前記時間ユニットがダウンリンクタイミングに基づいて決定されることを含む。
【0196】
いくつかの実施例では、時間ユニットがダウンリンクタイミングに対応すること、又はダウンリンクタイミングに基づいて時間ユニットを決定することは、前記時間ユニットが、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する(assuming the timing advance is 0, or without the effect of the timing advance)こととして理解することができる。又は、次のように置き換えることができる:前記時間ユニットは、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0197】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第3オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0198】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0199】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定され、ここで、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第1時間ユニットはTAの影響を考慮する。
【0200】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は前記第2オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0201】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0202】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のダウンリンクタイミングとアップリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0203】
任意選択的に、前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である。
【0204】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0205】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0206】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定され、ここで、前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第1時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0207】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記sに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む。
【0208】
任意選択的に、前記sに基づいて決定される時間ユニットは、第1アップリンク時間ユニットである。
【0209】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1アップリンク時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する時間ユニットを含む。
【0210】
前記sに基づいて決定される時間ユニットが第1アップリンク時間ユニットである場合を例にとると、前記第1アップリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットに対応する可能性があり、前記第1時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよい。即ち、制御チャネル候補を監視しない開始時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよい。
【0211】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである。
【0212】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットであり、第1時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちのより早いダウンリンク時間ユニットである。
【0213】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記sと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0214】
任意選択的に、前記第1オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第1オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0215】
任意選択的に、前記第1オフセットは、前記端末機器のTA値である。
【0216】
任意選択的に、前記第3オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第3オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0217】
任意選択的に、前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す。
【0218】
任意選択的に、アップリンク共有チャネル伝送の伝送タイミングについて、端末機器が受信したアップリンク許可の終了位置がダウンリンク時間ユニットnにある場合、端末機器はダウンリンク時間ユニットn+K2+O3に対応するアップリンク時間ユニットで、前記アップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルの伝送を開始し、ここで、K2は、TNネットワークにおけるアップリンク許可によってスケジューリングされるアップリンク共有チャネルのアップリンク伝送タイミングである。又は、ダウンリンク時間ユニットn+K2+O3は、ダウンリンク時間ユニットn+kと同じアップリンク時間ユニットに対応する。ここで、O3は、第3オフセットを表す。
【0219】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記sと前記第3オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0220】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0221】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定され、ここで、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づいて決定されるアップリンク時間ユニットに対応し、又は前記第2時間ユニットはTAの影響を考慮する。
【0222】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成され、又は、前記第2オフセットは、ネットワーク機器の構成パラメータに基づいて決定される。
【0223】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0224】
任意選択的に、前記第2オフセットは、ネットワーク機器のダウンリンクタイミングとアップリンクタイミングとのオフセットを表す。
【0225】
任意選択的に、前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である。
【0226】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、ここで、前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0227】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0228】
任意選択的に、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定され、ここで、前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに対応し、又は前記第2時間ユニットは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットを決定するとき、TAが0である、又はTAの影響を含んでいないと仮定する。
【0229】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記sに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む。
【0230】
任意選択的に、前記sに基づいて決定される時間ユニットは、第2アップリンク時間ユニットである。
【0231】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2アップリンク時間ユニットと少なくとも部分的に重複する時間ユニットを含む。
【0232】
前記sに基づいて決定される時間ユニットが第2アップリンク時間ユニットである場合を例にとると、前記第2アップリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットに対応する可能性があり、前記第2時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットに対応してもよい。即ち、制御チャネル候補を監視しない終了時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの1つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよいし、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちの2つ目のダウンリンク時間ユニットであってもよい。
【0233】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである。
【0234】
任意選択的に、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、2つのダウンリンク時間ユニットであり、第2時間ユニットは、前記2つのダウンリンク時間ユニットのうちのより遅いダウンリンク時間ユニットである。
【0235】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、
s+1、s+1-O1、s+1-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0236】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、
s、s+1、s+O2、s+1+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0237】
いくつかの実施例では、前記方法300は、
構成情報を受信することをさらに含み得、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0238】
実施例3:
図17は、本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの例を示す。
【0239】
図17の例1~例4に示すように、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットs+1である。
図17の例2に示すように、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、s+1である。
図17の例3に示すように、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、s+1である。
図17の例4に示すように、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、sである。
【0240】
なお、本実施例では、例として、O1は6つの時間ユニットであるが、本願はこれらに限定されない。
【0241】
実施例4:
図18は、本願の実施例による第1時間ユニットと第2時間ユニットの別の例を示す。
【0242】
図18の例1~例4に示すように、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、時間ユニットs+1である。
図18の例2に示すように、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、s+1である。
図18の例3に示すように、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、sである。
図18の例4に示すように、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、s+O
2である。
【0243】
なお、本実施例では、一例として、O1は6つの時間ユニットであり、O2は4つの時間ユニットであるが、本願はこれらに限定されない。
【0244】
以上、
図16~
図18を参照して、本願の実施例に係る無線通信方法を端末機器の観点から詳細に説明したが、以下では、
図18を参照して、本願の実施例で提供される無線通信方法をネットワーク機器の観点から説明する。
【0245】
図18に示すように、前記方法300は、以下の内容の一部又は全部を含み得る。
【0246】
S310において、第1共有チャネルを受信する。
【0247】
S330において、半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を送信せず、及び/又はデータ受信を行わず、ここで、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0248】
いくつかの実施例では、前記端末機器は、周波数分割複信(FDD)シーンにあり、及び/又は、前記半二重保護間隔は、構成されたタイプB半二重保護間隔を含む。
【0249】
いくつかの実施例では、前記方法300は、
構成情報を送信することをさらに含み得、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0250】
なお、方法300におけるインタラクションステップについて、ネットワーク機器側は、端末機器側の対応するステップを参照することができ、簡潔のためにここでは繰り返して説明しない。
【0251】
以上により、図面を参照して、本願の好ましい実施形態について説明したが、本願は、上記の実施形態における具体的な詳細に限定されない。本願の技術的構想の範囲内で、本願の技術的解決策に対して様々な簡単な変更を行うことができ、これらの簡単な変更はすべて、本願の保護範囲に属する。例えば、上記の具体的な実施形態で説明される各具体的な技術的特徴は、矛盾することなく、任意の適切な方式で組み合わせることができ、不必要な繰り返しを回避するために、本願は様々な可能な組み合わせについては説明しない。別の例では、本願の様々な異なる実施形態も、任意に組み合わせることができ、本願の思想に違反しない限り、その組み合わせも、本願で開示される内容と見なされるべきである。
【0252】
さらに、本願の各方法の実施例において、上記の各プロセスのシーケンス番号の大きさは、実行順序を意味するものではなく、各プロセスの実行順序は、その機能と内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施プロセスにいかなる制限も構成すべきではない。また、本願の実施例では、「ダウンリンク」及び「アップリンク」という用語は、信号又はデータの伝送方向を表すために使用され、ここで、「ダウンリンク」は、信号又はデータの伝送方向が、ステーションからセルのユーザ機器への第1方向であることを表し、「アップリンク」は、信号又はデータの伝送方向が、セルのユーザ機器からステーションへの第2方向であることを表し、例えば、「ダウンリンク信号」は、前記信号の伝送方向が第1方向であることを表す。また、本願の実施例では、「及び/又は」という用語は、関連付けられた関係についてのみ説明し、3つの関係が存在し得ることを表示する。具体的には、A及び/又はBは、Aが独立で存在する場合、AとBの両方が存在する場合、Bが独立で存在する場合の3つの場合を表示することができる。また、本明細書における記号「/」は、通常、関連付けられた対象間の関係が、「又は」という関係にあることを表示する。
【0253】
以上、
図1~
図18を参照して、本願の方法の実施例について詳細に説明したが、以下では、
図19~
図22を参照して、本願の装置の実施例について詳細に説明する。
【0254】
図19は、本願の実施例による端末機器400の例示的なブロック図である。
【0255】
図19に示す端末機器400は、本願の実施例の方法200における対応する実行主体に対応され得、端末機器400内の各ユニットの前述した動作及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ
図13の各方法における対応するプロセスを実現するためのものである。
図19に示すように、前記端末機器400は、
第1制御チャネルを受信するように構成される通信ユニット410であって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、通信ユニット410と、
第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しないように構成される処理ユニット420と、を備えることができ、
ここで、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0256】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0257】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0258】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0259】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0260】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む。
【0261】
いくつかの実施例では、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである。
【0262】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0263】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0264】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと第2オフセットに基づいて決定される前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0265】
いくつかの実施例では、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0266】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む。
【0267】
いくつかの実施例では、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである。
【0268】
いくつかの実施例では、前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す。
【0269】
いくつかの実施例では、前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である。
【0270】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0271】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0272】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0273】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0274】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0275】
いくつかの実施例では、周波数分割複信(FDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0276】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0277】
いくつかの実施例では、時分割複信(TDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0278】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+k-2、n+k-2-O1、n+k-2-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0279】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+k-1、n+k-1+O2、n+k、n+k+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0280】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+k、n+k-O1、n+k-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0281】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+m-1、n+m-1+O2、n+m、n+m+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0282】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+1、n+1-O1、n+1-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0283】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、FDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+k-1、n+k-1+O2、n+k、n+k+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0284】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第1時間ユニットは、
n+1、n+1-O1、n+1-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0285】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、TDDシーンでは、前記第2時間ユニットは、
n+m-1、n+m-1+O2、n+m、n+m+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0286】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットより前の時間ユニットは、第2共有チャネルをスケジューリングするための第2制御チャネルを監視するために使用されず、ここで、前記第2共有チャネルの伝送終了位置は、第3時間ユニットより後であり、前記第3時間ユニットと前記第1時間ユニットとの時間の長さは、第1所定値である。
【0287】
いくつかの実施例では、前記第1所定値は、P+2である。
【0288】
いくつかの実施例では、Pは255であり、又はPは255未満の整数値である。
【0289】
いくつかの実施例では、前記通信ユニット410はさらに、
構成情報を受信するように構成され、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0290】
図19に示す端末機器400は、本願の実施例の方法300における対応する実行主体に対応され得、端末機器400内の各ユニットの前述した動作及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ
図16の各方法における対応するプロセスを実現するためのものである。
図19に示すように、前記端末機器400は、
第1共有チャネルを送信するように構成される通信ユニット410と、
半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を監視せず、及び/又はデータ受信を行わないように構成される処理ユニット420と、を備えることができ、ここで、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0291】
いくつかの実施例では、前記端末機器は、周波数分割複信(FDD)シーンにあり、及び/又は、前記半二重保護間隔は、構成されたタイプB半二重保護間隔を含む。
【0292】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第1時間ユニットは、前記s及び前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0293】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0294】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0295】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0296】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記sに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む。
【0297】
いくつかの実施例では、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである。
【0298】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと前記第1オフセットに基づいて決定され、又は前記第2時間ユニットは、前記sと前記第3オフセットに基づいて決定され、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0299】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0300】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sと第2オフセットに基づいて決定され、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0301】
いくつかの実施例では、前記sは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記sに基づいて決定される。
【0302】
いくつかの実施例では、前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記sに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む。
【0303】
いくつかの実施例では、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである。
【0304】
いくつかの実施例では、前記第3オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングの拡張後のオフセットを表す。
【0305】
いくつかの実施例では、前記ネットワーク機器のダウンリンクタイミングがアップリンクタイミングと整列する場合、前記第2オフセットは0である。
【0306】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、
s+1、s+1-O1、s+1-O3のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O1は、第1オフセットを表し、O3は、第3オフセットを表し、前記第1オフセットは、前記端末機器のアップリンクタイミングとダウンリンクタイミングとのオフセットを表し、前記第3オフセットは、前記第1オフセットより大きい。
【0307】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、
s、s+1、s+O2、s+1+O2のうちの少なくとも1つであり、
ここで、O2は、第2オフセットを表し、前記第2オフセットは、ネットワーク機器によって構成される。
【0308】
いくつかの実施例では、前記通信ユニット410はさらに、
構成情報を受信するように構成され、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0309】
図20は、本願の実施例によるネットワーク機器500の例示的なブロック図である。
【0310】
図20に示すネットワーク機器500は、本願の実施例の方法200における対応する実行主体に対応され得、ネットワーク機器500内の各ユニットの前述した動作及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ
図13の各方法における対応するプロセスを実現するためのものである。
図20に示すように、前記ネットワーク機器500は、
第1制御チャネルを送信するように構成される通信ユニット510であって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、通信ユニット510と、
第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を送信しないように構成される処理ユニット520と、を備えることができ、
ここで、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0311】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0312】
いくつかの実施例では、前記第1機器に2つ又は2つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0313】
いくつかの実施例では、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0314】
いくつかの実施例では、前記第1機器に1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスが構成されている場合、前記第1時間ユニットは、nに基づいて決定される。
【0315】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0316】
いくつかの実施例では、周波数分割複信(FDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+kに基づいて決定される。
【0317】
いくつかの実施例では、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0318】
いくつかの実施例では、時分割複信(TDD)シーンでは、前記第2時間ユニットは、n+mに基づいて決定される。
【0319】
いくつかの実施例では、前記通信ユニット510はさらに、
構成情報を送信するように構成され、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0320】
図20に示すネットワーク機器500は、本願の実施例の方法300における対応する実行主体に対応され得、ネットワーク機器500内の各ユニットの前述した動作及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ
図16の各方法における対応するプロセスを実現するためのものである。
図20に示すように、前記ネットワーク機器500は、
第1共有チャネルを受信するように構成される通信ユニット510と、
半二重保護間隔内、又は第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで、制御チャネル候補を送信せず、及び/又はデータ送信を行わないように構成される処理ユニット520と、を備えることができ、ここで、前記第1時間ユニットは、sに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sに基づいて決定され、sは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す。
【0321】
いくつかの実施例では、前記端末機器は、周波数分割複信(FDD)シーンにあり、及び/又は、前記半二重保護間隔は、構成されたタイプB半二重保護間隔を含む。
【0322】
いくつかの実施例では、前記通信ユニット510はさらに、
構成情報を送信するように構成され、前記構成情報は、第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、sと、前記第1オフセット、第2オフセット、及び第3オフセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0323】
以上により、図面を参照して、機能モジュールの観点から本願の実施例の通信機器について説明している。なお、機能モジュールは、ハードウェアの形で実装することができ、ソフトウェア命令の形で実装することもでき、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組み合わせで実装することもできる。具体的には、本願の実施例における方法の実施例の各ステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路及び/又はソフトウェア形の命令によって完了することができ、本願の実施形態に開示された方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって完了されるか、又は復号化プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって完了されることができる。任意選択的に、ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラム可能なメモリ、レジスタ等の従来の記憶媒体に配置されることができる。前記記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法の実施例のステップを完了する。
【0324】
例えば、上述した処理ユニット及び通信ユニットは、プロセッサ及びトランシーバによって実現され得る。
【0325】
図21は、本願の実施例による通信機器600の例示的なブロック図である。
【0326】
図21に示すように、前記通信機器600は、プロセッサ610を備えることができる。
【0327】
ここで、プロセッサ610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0328】
図21に示すように、通信機器600は、メモリ620をさらに備えることができる。
【0329】
ここで、前記メモリ620は、指示情報を記憶するために使用されてもよいし、プロセッサ610によって実行されるコード、命令などを記憶するように構成されてもよい。ここで、プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。メモリ620は、プロセッサ610から独立した別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0330】
図21に示すように、通信機器600は、トランシーバ630をさらに備えることができる。
【0331】
ここで、プロセッサ610は、他の機器と通信するように前記トランシーバ630を制御することができ、具体的には、情報又はデータを他の機器に送信することができ、又は他の機器によって送信される情報又はデータを受信することができる。トランシーバ630は、送信機及び受信機を含み得る。トランシーバ630は、1つ又は複数のアンテナをさらに含み得る。
【0332】
なお、前記通信機器600の各構成要素は、バスシステムにより接続され、ここで、バスシステムは、データバスに加えて、電力バス、制御バス、及び状態信号バスを含む。
【0333】
さらに、前記通信機器600は、本願の実施例における端末機器であってもよいし、前記通信機器600は、本願の実施例における各方法おいて、端末機器によって実現される対応するプロセスを実現することができる。つまり、本願の実施例における通信機器600は、本願の実施例における端末機器400に対応され得、本願の実施例の方法200の対応する動作主体に対応され得、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。同様に、前記通信機器600は、本願の実施例のネットワーク機器であってもよいし、前記通信機器600は、本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。つまり、本願の実施例における通信機器600は、本願の実施例における通信機器500に対応され得、本願の実施例の方法200の対応する動作主体に対応され得、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0334】
また、本願の実施例は、チップをさらに提供する。
【0335】
例えば、チップは、信号処理能力を備えた集積回路チップであってもよいし、本願の実施例で開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。前記チップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれ得る。任意選択的に、前記チップを様々な通信機器に適用することができ、これにより、前記チップが搭載された通信機器は、本願の実施例で開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を実行することができる。
【0336】
図22は、本願の実施例によるチップ700の構成を示す模式図である。
【0337】
図22に示すように、前記チップ700は、プロッサ710を備えることができる。
【0338】
ここで、プロセッサ710は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0339】
図22に示すように、前記チップ700は、メモリ720をさらに備えることができる。
【0340】
ここで、プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。前記メモリ720は、指示情報を記憶するために使用されてもよいし、プロセッサ710によって実行されるコード、命令などを記憶するように構成されてもよい。メモリ720は、プロセッサ710から独立した別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ710に統合されてもよい。
【0341】
図22に示すように、前記チップ700は、入力インタフェース730をさらに含み得る。
【0342】
ここで、プロセッサ710は、他の機器又はチップと通信するように前記入力インタフェース730を制御することができ、具体的には、他の機器又はチップによって送信される情報又はデータを取得することができる。
【0343】
図22に示すように、前記チップ700は、出力インタフェース740をさらに含み得る。
【0344】
ここで、プロセッサ710は、他の機器又はチップと通信するように前記出力インタフェース740を制御することができ、具体的には、情報又はデータを他の機器又はチップに出力することができる。
【0345】
なお、前記チップ700は、本願の実施例におけるネットワーク機器に適用され得、前記チップは、本願の実施例における各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、本願の実施例における各方法において、端末機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0346】
なお、前記チップ700の各構成要素は、バスシステムにより接続され、ここで、バスシステムは、データバスに加えて、電力バス、制御バス、及び状態信号バスを含む。
【0347】
上述したプロセッサは、
汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどを含み得るが、これらに限定されない。
【0348】
前記プロセッサは、本願の実施例で開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を実現又は実行するように構成されることができる。本願の実施例で開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されてもよいし、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなどの従来の記憶媒体に配置することができる。前記記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0349】
上述したメモリは、
揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含むが、これらに限定されない。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であり得る。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAM、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchronous link DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであり得る。
【0350】
なお、本明細書で説明されるメモリは、これら及び他の任意の適切なタイプのメモリを含む。
【0351】
本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、1つ又は複数のプログラムを記憶し、前記1つ又は複数のプログラムは命令を含み、前記命令は、複数のアプリケーションを含む携帯型電子機器によって実行されるときに、前記携帯型電子機器に、方法200に示される実施例の方法を実行させることができる。任意選択的に、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワー機器に適用され得、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。任意選択的に、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用され得、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法において、モバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0352】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。任意選択的に、前記コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるネットワー機器に適用され得、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。任意選択的に、前記コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用され得、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法において、モバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔のためにここでは繰り返して説明しない。
【0353】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。前記コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるときに、コンピュータに、方法200又は300に示される実施例の方法を実行させることができる。任意選択的に、前記コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワー機器に適用され得、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願の実施例の各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔のためにここでは繰り返して説明しない。任意選択的に、前記コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用され得、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願の実施例の各方法において、モバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔のためにここでは繰り返して説明しない。
【0354】
本願の実施例は、通信システムをさらに提供し、前記通信システムは、
図1に示す通信システム100を形成するために、上述した端末機器及びネットワーク機器を含み得、簡潔のためにここでは繰り返して説明しない。なお、本明細書における「システム」などの用語は、「ネットワーク管理アーキテクチャ」又は「ネットワークシステム」などとも呼ばれ得る。
【0355】
さらに、本願の実施例及び添付の特許請求の範囲で使用された用語は特定の実施例のみを説明するためのものであり、本願の実施例を限定するものではない。例えば、本願の実施例及び添付の特許請求の範囲で使用された単数形の「1つの」、「前記」、「上記」及び「当該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形も含むものとする。
【0356】
当業者なら、本明細書で開示される実施例を参照しながら説明された各例示のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現されてもよいことを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定の応用及び設計の制約条件に依存する。専門技術者は、特定のアプリケーションごとに対して、異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は本願の実施例の範囲を超えると見なされるべきではない。ソフトウェア機能モジュールの形で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術的解決策の本質的な部分、即ち、従来技術に貢献のある部分、又は前記技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、前記コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであり得る)に、本願の実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0357】
当業者なら、説明の便宜及び簡潔のために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照できることを明確に理解することができ、ここでは繰り返して説明しない。本願で提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現できることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例のユニット又はモジュール又はコンポーネントの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際の実現時には別の分割方法があり、例えば、複数のユニット又はモジュール又はコンポーネントを別のシステムに統合又は集積されてもよいし、一部のユニット又はモジュール又はコンポーネントが無視されてもよいし、又は実行されなくてもよい。別の例では、個別/表示コンポーネントとして上記で説明したユニット/モジュール/コンポーネントは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、すなわち、1箇所に配置されてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の需要に応じて、その中の部分の一部又は全部を選択して本願の実施例における技術的解決策の目的を達成することができる。最後に、上記で表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかの通信インターフェースを使用して実現することができ、装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態であってもよいことを理解されたい。
【0358】
上記の内容は、本願の実施例の特定の実施形態に過ぎず、本願の実施例の保護範囲はこれに限定されない。本願で開示された技術的範囲内で、当業者が容易に想到し得る変形又は置換はすべて、本願の実施例の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の保護範囲に従うものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信方法であって、
端末機器が、第1制御チャネルを受信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、
前記端末機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を監視しないことと、を含み、
前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、無線通信方法。
【請求項2】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む、
請求項1~
3のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、複数の第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記複数の第1ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第1ダウンリンク時間ユニット又は最も早い第1ダウンリンク時間ユニットである、
請求項
4に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項1~
5のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、前記第2時間ユニットを含む、
請求項1~
6のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第2ダウンリンク時間ユニットは、複数の第2ダウンリンク時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記複数の第2ダウンリンク時間ユニットのいずれか1つの第2ダウンリンク時間ユニット又は最も遅い第2ダウンリンク時間ユニットである、
請求項
7に記載の無線通信方法。
【請求項9】
無線通信方法であって、
ネットワーク機器が、第1制御チャネルを送信することであって、前記第1制御チャネルは、第1共有チャネルに対応する、ことと、
前記ネットワーク機器が、第1時間ユニットから第2時間ユニットまでの任意の時間ユニットで制御チャネル候補を送信しないことと、を含み、
前記第1時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、前記第2時間ユニットは、n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定され、nは、前記第1制御チャネルの終了位置が位置する時間ユニットを表し、n+kは、前記第1共有チャネルの伝送開始位置が位置する時間ユニットを表し、n+mは、前記第1共有チャネルの伝送終了位置が位置する時間ユニットを表す、無線通信方法。
【請求項10】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項9に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のダウンリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第1時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項9に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記端末機器のダウンリンクタイミングには、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される時間ユニットと全て重複又は部分的に重複する少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットが存在し、前記少なくとも1つの第1ダウンリンク時間ユニットは、前記第1時間ユニットを含む、
請求項9~11のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つは、前記端末機器のアップリンクタイミングに基づく時間ユニットであり、前記第2時間ユニットは、前記n、n+k、n+mのうちの少なくとも1つに基づいて決定される、
請求項8~12のいずれか一項に記載の無線通信方法。
【請求項14】
端末機器であって、
プロセッサと、メモリと、
トランシーバとを備え、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、
トランシーバと協働して請求項1~
8のいずれか一項に記載の方
法を実行する、端末機器。
【請求項15】
ネットワーク機器であって、
プロセッサと、メモリと、
トランシーバとを備え、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは、
トランシーバと協働して請求項
9~
13のいずれか一項に記載の方
法を実行する、ネットワーク機器。
【国際調査報告】