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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-06
(54)【発明の名称】カメラモジュール
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/02 20210101AFI20240730BHJP
   H05K 7/14 20060101ALI20240730BHJP
   H04N 23/52 20230101ALI20240730BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20240730BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20240730BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240730BHJP
【FI】
G03B17/02
H05K7/14 F
H04N23/52
G03B30/00
H04N23/57
G03B15/00 V
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500084
(86)(22)【出願日】2022-07-01
(85)【翻訳文提出日】2024-02-06
(86)【国際出願番号】 KR2022009561
(87)【国際公開番号】W WO2023277668
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0087298
(32)【優先日】2021-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ハン サン ヨル
【テーマコード(参考)】
5C122
5E348
【Fターム(参考)】
5C122DA14
5C122EA56
5C122FB03
5C122GE01
5C122GE09
5C122GE18
5C122GE20
5E348AA07
5E348AA25
5E348AA31
5E348AA40
5E348DF01
5E348EF36
5E348FF01
(57)【要約】
カメラモジュールは、レンズを含む第1ボディーと、前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、前記第1ボディーと前記第2ボディーとの間に配置されるプリント回路基板を含み、前記第1ボディーは下方に突出し、第1突起を含む第1ガイドを含み、前記プリント回路基板は、前記第1突起が結合する第1ガイドホールを含み、前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを含む第1ボディーと、
前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、
前記第1ボディーと前記第2ボディーとの間に配置されるプリント回路基板と、を含み、
前記第1ボディーは下方に突出し、第1突起を含む第1ガイドを含み、
前記プリント回路基板は、前記第1突起が結合する第1ガイドホールを含み、
前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される、カメラモジュール。
【請求項2】
前記第1突起は、第1直径を有する第1領域と、前記第1直径より小さい第2直径を有する第2領域を含み、
前記第1領域と前記第2領域との間の領域は、前記第1ガイドホールの内側に配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記第1領域と前記第2領域との間には傾斜領域が配置される、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第1ガイドおよび前記第1ガイドホールはそれぞれ複数で備えられ、前記第1ボディーおよび前記プリント回路基板の各コーナー領域に配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記第1ボディーは下方に突出し、前記プリント回路基板の上面と接触する第2突出部を含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記第2突出部と前記第1ガイドとの間には、他の領域より陥没する形状の逃避溝が配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第1ボディーは下方に突出し、中央に結合溝が形成される第2ガイドを含み、
前記第2ボディーは上方に突出し、前記第2ガイドに結合される第3ガイドを含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記第2ガイドおよび前記第3ガイドと対面する前記プリント回路基板には、前記第2ガイドまたは前記第3ガイドが結合する第2ガイドホールが配置される、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記第1ボディーの下面と前記第2ボディーの上面との間にはエポキシ(Epoxy)が配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
上板および前記上板の周縁から下方に突出する第1側板を含む第1ボディーと、
下板および前記下板の周縁から上方に突出する第2側板を含む第2ボディーと、
前記第2ボディー内の空間に配置されるプリント回路基板と、を含み、
前記第1ボディーは、前記上板の下面から下方に突出する第1ガイドを含み、
前記プリント回路基板は、前記第1ガイドが結合され、グラウンド(ground)電源の第1ガイドホールを含み、
前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される、カメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、超小型カメラモジュールが開発されており、超小型カメラモジュールは、スマートフォン、ノートブック、ゲーム機などの小型電子製品に広く使用されている。
【0003】
自動車の普及に伴い、超小型カメラは小型電子製品だけでなく車両にも多く使用されている。例えば、車両の保護または交通事故の客観的な資料のためのブラックボックスカメラ、車両後尾の死角地帯を運転者が画面を通してモニタリングできるようにし、車両の後進時に安全を確保できるようにする後方監視カメラ、車両の周辺をモニタリングできる周辺感知カメラなどが備える。
【0004】
カメラは、レンズと、前記レンズを収容するレンズホルダーと、前記レンズに集まった被写体のイメージを電気信号に変換するイメージセンサーと、前記イメージセンサーが実装されるプリント回路基板が備えることができる。前記カメラの外形を構成するハウジングは、内部部品が水分を含む異質から汚染されることを防止するために、全領域が密閉された構造で構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施例は、構造を改善して部品数の減少により製造単価を下げることができ、外部衝撃からモジュール内の構成を保護することができるカメラモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施例によるカメラモジュールは、レンズを含む第1ボディーと、前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、前記第1ボディーと前記第2ボディーとの間に配置されるプリント回路基板を含み、前記第1ボディーは下方に突出し、第1突起を含む第1ガイドを含み、前記プリント回路基板は、前記第1突起が結合される第1ガイドホールを含み、前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される。
【0007】
前記第1突起は、第1直径を有する第1領域と、前記第1直径より小さい第2直径を有する第2領域を含み、前記第1領域と前記第2領域との間の領域は、前記第1ガイドホールの内側に配置されることができる。
【0008】
前記第1領域と前記第2領域との間には、傾斜領域が配置されることができる。
【0009】
前記第1ガイドおよび前記第1ガイドホールは、それぞれ複数に備えられ、前記第1ボディーおよび前記プリント回路基板の各コーナー領域に配置することができる。
【0010】
前記第1ボディーは下方に突出し、前記プリント回路基板の上面に接触する第2突出部を含むことができる。
【0011】
前記第2突出部と前記第1ガイドとの間には、他の領域より陥没する形状の逃避溝が配置されることができる。
【0012】
前記第1ボディーは下方に突出し、中央に結合溝が形成される第2ガイドを含み、前記第2ボディーは上方に突出し、前記第2ガイドに結合される第3ガイドを含むことができる。
【0013】
前記第2ガイドおよび前記第3ガイドと対面する前記プリント回路基板には、前記第2ガイドまたは前記第3ガイドが結合する第2ガイドホールが配置することができる。
【0014】
前記第1ボディーの下面と前記第2ボディーの上面との間には、エポキシ(Epoxy)が配置することができる。
【0015】
他の実施例によるカメラモジュールは、上板および前記上板の周縁から下方に突出する第1側板を含む第1ボディーと、下板および前記下板の周縁から上方に突出する第2側板を含む第2ボディーと、前記第2ボディー内の空間に配置されるプリント回路基板を含み、前記第1ボディーは、前記上板の下面から下方に突出する第1ガイドを含み、前記プリント回路基板は、前記第1ガイドが結合され、グラウンド(ground)電源の第1ガイドホールを含み、前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される。
【発明の効果】
【0016】
本実施例により、第1ボディー、第2ボディーおよびプリント回路基板が電気的に接続されてグラウンド領域を形成するため、プリント回路基板の回路領域で発生する電磁波が外部に放射され、隣接する電子部品に影響を与えたり、外部で発生した電磁波がプリント回路基板に流入することを防止することができるため、カメラモジュールの電気的特性をより向上させることができ、電気信号にノイズが含まれることを防止することができ、優秀な品質の画像を得ることができる。
【0017】
さらに、プリント回路基板と第1ボディーのソルダリングを通した結合構造により、部品数減少による製造単価を下げることができる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施例によるカメラモジュールの外観を示した斜視図である。
図2】本発明の実施例によるカメラモジュールの断面図である。
図3】本発明の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。
図4図3を別の角度から示した図である。
図5】本発明の実施例による第1ボディー、第2ボディーおよびプリント回路基板の結合構造を示した断面図である。
図6】本発明の実施例に第1ボディーの下面のうち一部を示した斜視図である。
図7】本発明の実施例による第1ボディーとプリント回路基板の結合構造を示した斜視図である。
図8】本発明の実施例による第1ガイドの断面図である。
図9】本発明の実施例による第1ガイドとプリント回路基板の結合構造を示した断面図である。
図10】本発明の実施例による第2ボディーの上面を示した斜視図である。
図11】本発明の実施例による第1ボディーとプリント回路基板の結合構造を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0020】
但し、本発明の技術思想は、説明される一部の実施例に限定されるものではなく、それぞれ異なる多様な形態で実施することができ、本発明の技術思想範囲内であれば、実施例間でその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合または置換して使用することができる。
【0021】
さらに、本発明の実施例で使用される用語(技術および科学的用語を含む)は、明白に特に定義されて記述されていない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解きる意味に解釈することができ、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるだろう。
【0022】
さらに、本発明の実施例で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。本明細書において、単数形は、文言で特に言及されていない限り、複数形も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cのうち少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載されている場合、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
【0023】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用することができる。
【0024】
これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって当該構成要素の本質や順番または順序などに限定されるものではない。
【0025】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に「連結」、「結合」、または「接続」される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素との間にある別の構成要素により「連結」、「結合」、または「接続」される場合も含むことができる。
【0026】
また、各構成要素「上(の上)」または「下(の下)」に形成または配置されるものとして記載される場合、「上(の上)」または「下(の下)」は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上の別の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(の上)」または「下(の下)」で表現される場合、一つの構成要素を基準として上方方向だけでなく、下方方向の意味も含むことができる。
【0027】
図1は、本発明の実施例によるカメラモジュールの外観を示した斜視図であり、図2は、本発明の実施例によるカメラモジュールの断面図であり、図3は、本発明の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図であり、図4は、図3を別の角度から示した図面であり、図5は、本発明の実施例による第1ボディー、第2ボディーおよびプリント回路基板の結合構造を示した断面図であり、図6は、本発明の実施例に第1ボディーの下面のうち一部を示した斜視図であり、図7は、本発明の実施例による第1ボディーとプリント回路基板の結合構造を示した斜視図であり、図8は、本発明の実施例による第1ガイドの断面図であり、図9は、本発明の実施例による第1ガイドとプリント回路基板の結合構造を示した断面図であり、図10は、本発明の実施例による第2ボディーの上面を示した斜視図であり、図11は、本発明の実施例による第1ボディーとプリント回路基板の結合構造を示した斜視図である。
【0028】
図1図11を参照すると、本発明の実施例によるカメラモジュール10は、車両用カメラモジュールであってもよい。カメラモジュール10は、車両に結合することができる。カメラモジュール10は、車両の前方カメラ、側方カメラ、後方カメラおよびブラックボックスのいずれか一つ以上に使用することができる。カメラモジュール10は、車両の前方に配置することができる。カメラモジュール10は、車両の後方に配置することができる。カメラモジュール10は、車両のウインドガラスに結合することができる。カメラモジュール10は、車両の前方または後方のウインドガラスに結合することができる。カメラモジュール10は、車両のサイドに配置することができる。カメラモジュール10は、被写体を撮影してディスプレイ(図示せず)に映像で出力することができる。
【0029】
カメラモジュール10は、第1ボディー100を含むことができる。第1ボディー100は、フロントボディー(front body)、上部ハウジング、第1ハウジングのうち一つで名付けることができる。第1ボディー100は、ボディー部110を含むことができる。第1ボディー100は、バレル部120を含むことができる。第1ボディー100は、レンズ300を含むことができる。第1ボディー100のボディー部110、バレル部120およびレンズ300は、一体に形成されることができる。第1ボディー100のボディー部110、バレル部120およびレンズ300のうち、いずれか二つ以上が一体に形成することができる。変形例において、ボディー部110、バレル部120およびレンズ300は、それぞれ別個に形成することができる。
【0030】
ボディー部110は、バレル部120に結合することができる。ボディー部110は、バレル部120と一体に形成することができる。ボディー部110は、金属材質で形成することができる。ボディー部110は、後述する第2ボディー200上に配置されることができる。ボディー部110は、第2ボディー200に結合することができる。ボディー部110の下端は、第2ボディー200に固定されることができる。ボディー部110は、第2ボディー200に接着剤によって結合することができる。ボディー部110は、後述するプリント回路基板400と結合することができる。
【0031】
ボディー部110は、下部が開口された四角形状で形成することができる。この時、ボディー部110のコーナーは、ラウンド状に形成することができる。ボディー部110は、上板112と、上板112から延びる第1側板114を含むことができる。上板112は、四角形状に形成することができる。上板112は、バレル部120の下端外周面から外側に延びることができる。第1側板114は、上板112の外側周縁から下へ延びることができる。第1側板114は、複数で備えることができる。第1側板114は、4つの側板を含むことができる。第1側板114は、四角プレート形状に形成することができる。第1側板114は、第1-1側板と第1-2側板と、第1-1側板の反対側に配置される第1-3側板と、第1-2側板の反対側に配置される第1-4側板を含むことができる。第1側板114は、第1-1側板~第1-4側板の間にそれぞれ配置される第1~第4コーナーを含むことができる。第1~第4コーナーのそれぞれは、少なくとも一部でラウンド形状を含むことができる。
【0032】
ボディー部110の内側には、他の領域と区切られる空間部が形成されることができる。空間部は、下部が開口され、上部がバレル部120およびレンズ300の下面を介してカバーされることができる。
【0033】
ボディー部110は、第1周縁領域130(図5および図9参照)を含むことができる。第1周縁領域130は、空間部の外側に配置することができる。第1周縁領域130は、ボディー部110の下面を形成することができる。
【0034】
第1周縁領域130は、第1突出部132、第2突出部180および第1溝134を含むことができる。ボディー部110の中央を基準に、第1突出部132の内側に第2突出部180が配置され、第1突出部132と第2突出部180との間に第1溝134が配置することができる。
【0035】
第1突出部132は、ボディー部110の下面から他の領域より下方に突出するように形成することができる。第1突出部132の下端は、プリント回路基板300の上面より上側に配置することができる。前記第1突出部132の下面は、後述する前記第2ボディー200の第2側板204の上面に接触することができる。第1突出部132の下端は、第2突出部180の下端より上側に配置することができる。
【0036】
第2突出部180は、第1突出部132の内側に配置することができる。2突出部180の下面は、第1ボディー100の下面であってもよい。第2突出部180の下面は、プリント回路基板400の上面に接触することができる。即ち、第1ボディー100の下面は、プリント回路基板400の上面に接触することができる。第2突出部180の下端は、第1突出部132の下端より下方に突出することができる。第2突出部180の内側には、空間部が形成されることができる。第2突出部180の内面は、空間部の内面を形成することができる。
【0037】
前記第1溝134は、前記第1突出部132と第2突出部180との間に配置され、他の領域より上方に陥没する形状を有することができる。前記第1溝134は、少なくとも一部が前記第2ボディー200の第2側板204と光軸方向にオーバーラップされるように配置されることができる。前記第1溝134の内面には、上方に行くほど前記第1溝134の断面積が狭くなる形状の傾斜面が形成されることができる。
【0038】
前記第1突出部132と前記第2側板204の上面との間、前記第1溝134には、接着部材(図示せず)が配置されることができる。前記接着部材は、エポキシ(Epoxy)を含むことができる。前記エポキシの硬化によって、前記第1ボディー100と前記第2ボディー200は、相互結合することができる。場合によって、接着部材は、第2突出部180とプリント回路基板400との間、プリント回路基板400の側面にも配置されることができる。
【0039】
第1ボディー100の外面のうち、接着部材が配置される接着領域以外の領域は、コーティング処理することができる。即ち、接着領域を介して第1ボディー100の金属領域が外部に露出されることができる。
【0040】
第1ボディー100は、バレル部120を含むことができる。バレル部120は、レンズバレルであってもよい。バレル部120は、金属材質で形成することができる。バレル部120は、ボディー部110に配置されることができる。バレル部120は、ボディー部110の上面から延びることができる。バレル部120は、ボディー部110と一体に形成されることができる。変形例において、バレル部120は、ボディー部110に結合することができる。この場合、バレル部120は、ボディー部110に接着剤によって固定することができる。バレル部120は、内部にレンズ300を収容することができる。バレル部120は、ホール121を含むことができる。バレル部120のホール121には、レンズ300が配置されることができる。バレル部120のホールの内周面は、レンズ300の外周形状に対応する形状およびの大きさで形成されることができる。
【0041】
第1ボディー100は、第1ガイド140を含むことができる。第1ガイド140は、第1ボディー100の下面より下方に突出するように形成することができる。第1ガイド140は、上板112の下面から下方に突出し、少なくとも一部が前記プリント回路基板400に結合することができる。
【0042】
詳細に、第1ガイド140は、上板112の下面から下方に突出する第1ガイド本体142と、第1ガイド本体142の下面から下方に突出する第1突起150を含むことができる。第1ガイド本体142は、第1ボディー100内の空間の内面から内側に突出する形状を有することができる。第1ガイド本体142の下面は、第2突出部180の下面と同一平面を形成することができる。
【0043】
第1突起150は、第1ガイド本体142の下面から下方に突出することができる。第1突起150の断面積は、第1ガイド本体142の断面積より小さく形成することができる。第1突起150の下端は、第2突出部180の下面より下側に配置することができる。第1突起150は、後述するプリント回路基板400の第1ガイドホール430に結合することができる。第1突起150は、第1ガイドホール430にソルダリング(soldering)されることができる。
【0044】
第1突起150は、断面が円形に形成されることができる。第1突起150は、第1直径を有する第1領域152と、第1領域152の下部に配置され、第1直径より小さい第2直径を有する第2領域154を含むことができる。第1領域152と第2領域154との間には、第1領域152と第2領域154を連結するように傾斜領域153が配置されることができる。第1領域152と第2領域154との間の領域は、後述する第1ガイドホール430内に配置されることができる。第1領域152と第2領域154との間の領域は、光軸方向を基準に、第1ガイドホール430の高さを1/2に区画する領域と光軸方向に垂直な方向にオーバーラップされるように配置されることができる。
【0045】
第1突起150の外面は、めっき処理することができる。一例として、第1突起150の外面には、Ni、Ni+Sn材質のめっき領域が形成されることができる。これにより、後述するプリント回路基板400の接地領域450と第1ボディー100との間に接地構造が実現されることができる。
【0046】
第1突起150と第1ボディー100の下面との間には、他の領域より上方に陥没する形状の逃避溝144が形成することができる。逃避溝144は、第2突出部180と第1突起150の外周面との間に配置されることができる。逃避溝144は、弧状の断面を有することができる。逃避溝144は、第1領域152の外側に配置されることができる。逃避溝144を通じて鉛などのソルダペーストの一部が収容され、プリント回路基板400と第1ボディー100が堅固に結合することができ、プリント回路基板400の上面との遊隔空間が確保され、プリント回路基板400と第2突出部180の下面とのチルト(Tilt)が発生することを防止することができる。
【0047】
一方、第1ガイド140は、複数で備えられ、第1ボディー100の周縁に沿って相互離隔して配置することができる。一例として、第1ガイド140は、4つが備えられ、第1ボディー100の各コーナー領域に配置されることができる。
【0048】
第1ボディー100は、第2ガイド162を含むことができる。第2ガイド162は、上板112の下面から下方に突出するように形成され、中央に上方に陥没する形状の結合溝160が配置されることができる。一例として、第2ガイド162は、相互隣接して配置される複数の第1ガイド140の間に配置されることができる。第2ガイド162は、第1ボディー100内の空間の内面の一辺を形成する領域の内面から内側に突出するように形成することができる。第2ガイド162の下面は、第2突出部180の下面と同一平面を形成することができる。
【0049】
結合溝160は、断面が円形で形成され、後述する第2ボディー200が第3ガイド270と結合することができる。結合ホール160の入口領域には上方に行くほど断面積が狭くなる形状の傾斜面165が形成され、これにより、後述する第3ガイド270が結合ホール160内の空間に容易に進入することができる。
【0050】
第1ボディー100は、レンズ300を含むことができる。レンズ300は、バレル部120に配置することができる。レンズ300は、バレル部120に結合することができる。レンズ300は、バレル部120のホール121に配置することができる。レンズ300は、複数のレンズ310を含むことができる。複数のレンズ310は、バレル内に収容することができる。レンズ300は、後述するイメージセンサーとアライメント(alignment)されることができる。レンズ300のイメージセンサーと光軸が整列することができる。レンズ300の光軸は、イメージセンサーの光軸と一致することができる。第1ボディー100は、レンズ300とイメージセンサーとの間に配置される赤外線フィルター(IR filter、Infrared Ray filter)を含むことができる。
【0051】
レンズ300の外面には、外側に突出する突出領域320が配置されることができる。レンズ300と第1ボディー100の結合時、突出領域320は、バレル部120の上面に配置することができる。第1ボディー100内の空間に異質物が流入することを防止するため、突出領域320の下面とバレル部120の上面との間にはシーリング部材(図示せず)が配置されることができる。
【0052】
カメラモジュール10は、第2ボディー200を含むことができる。第2ボディー200は、リアボディー(rear body)、下部ハウジング、第2ハウジングのうち一つで名付けることができる。第2ボディー200は、上部が開口された四角形状に形成することができる。第2ボディー200は、金属材質で形成することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100下に配置することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100と結合することができる。第2ボディー200は、第1ボディー100との結合を通じて内部空間を形成することができる。第2ボディー200は、上面が開口される空間部207を含むことができる。
【0053】
第2ボディー200は、底板202を含むことができる。底板202は、第1ボディー100のボディー部110の上板112と対向することができる。底板202は、第1ボディー100のボディー部110の上板112と光軸方向に離隔することができる。底板202は、第1ボディー100のボディー部110の上板112と平行することができる。底板202は、四角形状に形成することができる。この時、底板202のコーナーは、少なくとも一部でラウンド形状を含むことができる。
【0054】
第2ボディー200は、第2側板204を含むことができる。第2側板204は、底板202から延びることができる。第2側板204は、底板202の外側周縁から延びることができる。第2側板204には、シールドカン(図示せず)が配置することができる。第2側板204の内面には、シールドカンが面接触することができる。第2側板204の上端は、第1ボディー100と結合することができる。第2側板204の上面は、第1突出部132の下面に接触することができる。第2側板204の外側面は、第1ボディー100の第1側板114の外側面と同一平面上に配置することができる。
【0055】
第2ボディー200は、コネクター引き出し部290を含むことができる。コネクター引き出し部290は、底板202に結合することができる。コネクター引き出し部290は、底板202のホール(図示せず)に配置することができる。コネクター引き出し部290は、底板202のホールを貫通することができる。コネクター引き出し部290は、内部にコネクター500が配置することができる。コネクター引き出し部290は、金属材質で形成することができる。
【0056】
第1ボディー100と第2ボディー200の結合時、第2側板204の上面のうち一部は、第1突出部132の下面に接触し、第2側板204の上面のうち他の一部は、第1溝134と光軸方向にオーバーラップされるように配置されることができる。これにより、第1突出部132の下面と第2側板204の上面との間、第1溝134と第2側板204の上面との間には、エポキシ(Epoxy)と硬化された接着領域が形成されることができる。
【0057】
第2ボディー200は、第3ガイド270を含むことができる。第3ガイド270は、底板202の上面から上方に突出するように形成することができる。第3ガイド270は、第2ガイド162と光軸方向に対向するように配置することができる。第3ガイド270は、第3ガイド本体274、276と、第3ガイド本体274、276の上面から上方に突出し、結合溝160に結合する第2突起272を含むことができる。第2突起272の断面形状は、結合溝160の断面形状に対応するように形成することができる。
【0058】
第3ガイド本体274、276は、断面積が互いに異なる複数の領域を有することができる。一例として、第3ガイド本体274、276は、第3-1ガイド本体276と、第3-2ガイド本体274を含むことができる。第3-1ガイド本体276の断面積は、第3-1ガイド本体276の断面積より大きく形成することができる。第3-1ガイド本体276は、第3-2ガイド本体274の下部に配置することができる。
【0059】
第3ガイド270の剛性を補強するために、第2ボディー200は、第3ガイド本体274、276と第2側板204の内面を連結する補強部280を含むことができる。補強部280の光軸方向の長さは、第3ガイド本体274、276の光軸方向の長さに対応することができる。
【0060】
一方、上述したように、第1ボディー100と第2ボディー200の結合時、第2突起272および結合溝160の結合構造によって、第1ボディー100と第2ボディー200の組み立て方向がガイドされることができる。さらに、一定位置に配置される第2突起272と結合溝160の結合構造により、プリント回路基板400が配置される場合、誤組立てまたは誤整列を防止することができる。
【0061】
カメラモジュール10は、プリント回路基板(printed circuit board)400を含むことができる。プリント回路基板400は、第1ボディー100と第2ボディー200との間に配置することができる。プリント回路基板400の上面は、第2突出部180の下面に接触することができる。プリント回路基板400は、第2ボディー200内の空間部207に配置されることができる。
【0062】
プリント回路基板400の上面には、イメージセンサー410が配置することができる。プリント回路基板400の下面には、コネクター500が結合することができる。プリント回路基板400は、コネクター500と電気的に接続することができる。
【0063】
プリント回路基板400のうち、第1ガイド140と対面する領域には、第1ガイドホール430が配置することができる。第1ガイドホール430は、プリント回路基板400の上面から下面を貫通するように形成することができる。第1ガイドホール430は、第1ガイド140の数および位置に対応するように、複数で備えることができる。一例として、第1ガイドホール430は、プリント回路基板400の各コーナー領域に配置することができる。
【0064】
したがって、第1ボディー100とプリント回路基板400の結合時、第1突起150が第1ガイドホール430に結合することができる。第1突起150は、第1ガイドホール430にソルダリング(Soldering)されることができる。第1突起150の外面と第1ガイドホール430の内面との間、プリント回路基板400の上、下面のうち第1ガイドホール430の形成領域には、ソルダ部250が配置されることができる。前記のような構造によれば、カメラモジュール10内のプリント回路基板400の結合のためのスクリューなどの部品が不要になるため、部品数を減少させることができる。さらに、ソルダ部250を介して第1ボディー100とプリント回路基板400の結合状態が堅固に固定されるため、外部衝撃によるプリント回路基板400の損傷を防止することができる。
【0065】
一方、プリント回路基板400の上、下面のうち第1ガイドホール430の外側には、グラウンド電源の接地領域450が形成されることができる。これにより、第1ボディー100とプリント回路基板400の接地構造が実現することができる。
【0066】
プリント回路基板400のうち第2ガイド162または第3ガイド270と対面する領域には、第2ガイドホール420が配置することができる。第2ガイドホール420は、プリント回路基板400の上面から下面を貫通するように形成することができる。側面から見た時、第2ガイドホール420は、他の領域より内側に陥没する溝形状を有することができる。第2ガイドホール420には、第2突起272が貫通するように結合することができる。第2ガイドホール420には、第2ガイド162の下端の一部が結合することができる。
【0067】
したがって、第1ボディー100とプリント回路基板400がソルダリングを通じた結合状態で、コネクター500とコネクター引き出し部290との間の結合構造によって一次的に第2ボディー200の結合方向がガイドされ、第2ガイドホール420、結合溝160および第2突起272の結合構造によって第2ボディー200結合の2次的なガイドが行われる。
【0068】
前記のような構造により、第1ボディー、第2ボディーおよびプリント回路基板が電気的に接続されてグラウンド領域を形成することになるため、プリント回路基板の回路領域で発生する電磁波が外部に放射され、隣接する電子部品に影響を与えたり、外部で発生した電磁波がプリント回路基板に流入することを防止することができるため、カメラモジュールの電気的特性をより向上させることができ、電気信号にノイズが含まれることを防止することができ、優秀な品質の画像を得ることができる。
【0069】
さらに、プリント回路基板と第1ボディーのソルダリングを通した結合構造により、部品数の減少による製造単価を下げることができる長所がある。
【0070】
以上、本発明の実施例を構成する全ての構成要素が一つに結合したり、結合して動作するものとして説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の目的の範囲内であれば、その全ての構成要素が一つ以上に選択的に結合して動作することも可能である。また、前記で記載された「含む」、「構成する」または「有する」などの用語は、特に反対の記載がない限り、当該構成要素が内在し得ることを意味するものであり、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるものと解釈されるべきである。技術的または科学的な用語を含むすべての用語は、他に定義されていない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。事前に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味と一致するものと解釈されるべきであり、本発明で明確に定義されていない限り、理想的または過度に形式的な意味に解釈されない。
【0071】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲で様々な修正及び変形が可能である。 したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するものではなく、説明するためのものであり、これらの実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、以下の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを含む第1ボディーと、
前記第1ボディーに結合する第2ボディーと、
前記第1ボディーと前記第2ボディーとの間に配置されるプリント回路基板と、を含み、
前記第1ボディーは下方に突出し、第1突起を含む第1ガイドを含み、
前記プリント回路基板は、前記第1突起が結合する第1ガイドホールを含み、
前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される、カメラモジュール。
【請求項2】
前記第1突起は、第1直径を有する第1領域と、前記第1直径より小さい第2直径を有する第2領域を含み、
前記第1領域と前記第2領域との間の領域は、前記第1ガイドホールの内側に配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記第1領域と前記第2領域との間には傾斜領域が配置される、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第1ガイドおよび前記第1ガイドホールはそれぞれ複数で備えられ、前記第1ボディーおよび前記プリント回路基板の各コーナー領域に配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記第1ボディーは下方に突出し、前記プリント回路基板の上面と接触する第2突出部を含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記第2突出部と前記第1ガイドとの間には、他の領域より陥没する形状の逃避溝が配置される、請求項に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記第1ボディーは下方に突出し、中央に結合溝が形成される第2ガイドを含み、
前記第2ボディーは上方に突出し、前記第2ガイドに結合される第3ガイドを含む、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記第2ガイドおよび前記第3ガイドと対面する前記プリント回路基板には、前記第2ガイドまたは前記第3ガイドが結合する第2ガイドホールが配置される、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記第1ボディーの下面と前記第2ボディーの上面との間にはエポキシ(Epoxy)が配置される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
上板および前記上板の周縁から下方に突出する第1側板を含む第1ボディーと、
下板および前記下板の周縁から上方に突出する第2側板を含む第2ボディーと、
前記第2ボディー内の空間に配置されるプリント回路基板と、を含み、
前記第1ボディーは、前記上板の下面から下方に突出する第1ガイドを含み、
前記プリント回路基板は、前記第1ガイドが結合され、グラウンド(ground)電源の第1ガイドホールを含み、
前記第1ガイドは、前記第1ガイドホールにソルダリング(Soldering)される、カメラモジュール。
【国際調査報告】