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特表2024-529306コアネットワークノード、ネットワークノード、コアネットワークノードのための方法及びネットワークノードのための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-06
(54)【発明の名称】コアネットワークノード、ネットワークノード、コアネットワークノードのための方法及びネットワークノードのための方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/02 20090101AFI20240730BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20240730BHJP
【FI】
H04W48/02
H04W48/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500400
(86)(22)【出願日】2022-07-12
(85)【翻訳文提出日】2024-01-05
(86)【国際出願番号】 JP2022027447
(87)【国際公開番号】W WO2023286778
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】202111032117
(32)【優先日】2021-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD24
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
【課題】 5GSとの相互動作をサポートするEPS上でPDN接続手順が確立される場合、NSAC手順の様々な側面は定義されていない。
【解決手段】 コアネットワークノードは、ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新するようネットワークスライス管理用のネットワークノードに要求する手段と、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を更新するようネットワークスライス管理用のネットワークノードに要求する手段と、PDUセッションの更新数に関連する失敗を示す情報を受信する手段とを含む。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに対して、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数の更新を要求する手段と、
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数の更新を要求する手段と、
前記PDUセッション数の更新に関連する失敗を示す情報を受信する手段と、を備えるコアネットワークノード。
【請求項2】
前記UEの計数を減少させるために、前記UEの数に関連する情報更新を実行する手段をさらに備える、請求項1記載のコアネットワークノード。
【請求項3】
前記更新を呼び出す手段は、前記失敗を示す情報に基づいて、前記UEの計数を減少させるために、前記UEの数に関連する情報更新を実行する、請求項2記載のコアネットワークノード。
【請求項4】
前記失敗を示す情報は、ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに前記UEの数の更新を要求した後と、ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードにPDUセッション数の更新を要求した後に受信される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
【請求項5】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
【請求項6】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
【請求項7】
コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新する要求を受信する手段と、
コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数を更新する要求を受信する手段と、
PDU更新数に関連する失敗を示す情報をコアネットワークノードに送信する手段と、備える、ネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項8】
前記失敗を示す情報は、前記UEの計数を減少させるために前記UEの数に関連する情報更新を実行するために前記コアネットワークノードに送信される、請求項7記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項9】
前記UEの計数を減少させるための、前記UEの数に関連する更新情報は、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、請求項7又は8記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項10】
前記送信する手段は、UEの数の更新要求を受信した後と、PDU数の更新要求を受信した後に、前記失敗を示す情報を送信する、請求項7又は9記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項11】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項7乃至10のいずれか一項に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項12】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項7乃至11のいずれか一項に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項13】
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに対して、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数の更新を要求し、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数の更新を要求し、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードから、PDU更新数に関連する失敗を示す情報を受信することを含む、コアネットワークノードのための方法。
【請求項14】
前記UEの計数を減少させるために、UEの数に関連する情報更新を実行することをさらに含む、請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記UEの計数を減少させるための、UEの数に関連する更新情報の呼び出しは、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記失敗を示す情報は、前記UEの数の更新をネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに要求した後と、PDUの数の更新をネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに要求した後に受信される、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項13乃至16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項13乃至17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新する要求を受信し、
コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数を更新する要求を受信し、
PDU更新数に関連する失敗を示す情報をコアネットワークノードに送信する、ことを含む、ネットワークスライス管理用のネットワークノードのための方法。
【請求項20】
前記失敗を示す情報は、前記UEの計数を減少させるためにUEの数に関連する情報更新を実行するために前記コアネットワークノードに送信される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記UEの計数を減少させるための、UEの数に関連する更新情報は、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
前記送信は、UEの数の更新要求を受信した後と、PDU数の更新要求を受信した後に発生する、請求項19乃至21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項7乃至10のいずれか一項に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項24】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項7乃至11のいずれか一項に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コアネットワークノード、ネットワークノード、コアネットワークノードのための方法、及びネットワークノードのための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークスライシングの特徴は、3GPPリリース15及びリリース16の標準仕様で定義されている。GSMA5GJAは非特許文献6でジェネリックスライステンプレート(Generic Slice Template)(GST)という概念を導入し、そこからいくつかのネットワークスライスタイプ記述を導き出すことができるようになった。GSTのこれらのパラメータの一部は、エンドユーザに提供されるサービスのパラメータと境界の定義を明示的に指している。例えば、GSTはネットワークスライスあたりのPDUセッション数/PDN接続数、ネットワークスライスあたりのサポートデバイス数、もしくはネットワークスライスあたりの最大ULデータレート又はDLデータレートの制限を目的としている。非特許文献5は、GSTパラメータ制約のサポートを提供する上で埋めなければならないギャップと、これらのギャップに対処するための適切なソリューションを特定し、対処している。しかし、EPSと5GSの相互動作とモビリティに関する未解決の問題が残っている。
【0003】
5GSでは、ネットワークスライスに登録されたUEの数と、そのネットワークスライス上で確立されたPDUセッション数を管理するために、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)手順が定義されている。この手順では、ネットワークがUEからネットワークスライスに登録する要求を受信し、ネットワークスライスに登録されたUEの数が、ある時点でネットワークスライスに登録できるUEの総数の枠を満たすか、又は超える場合のシナリオを管理するための手順も定義されている。同様の手順が、ネットワークがUEからネットワークスライスにPDUセッションを確立する要求を受信し、ネットワークスライスに確立されたPDUセッションの総数が、すでにネットワークスライスに確立できるPDUセッションの総数の枠を満たすか、又は超えている場合のシナリオについても定義されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications"V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)".V17.1.1 (2021-06)
【非特許文献3】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)".V17.1.0 (2021-06)
【非特許文献4】3GPP TS 23.401: "General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access".V17.1.0 (2021-06)
【非特許文献5】3GPP TS 23.700-40: "Study on enhancement of network slicing".V17.0.0 (2021-03)
【非特許文献6】Generic Network Slice Template (https://www.gsma.com/newsroom/wp-content/uploads/NG.116-v2.0.pdf)
【非特許文献7】3GPP TS 23.503: "Policy and Charging Control Framework for the 5G System".V17.1.1 (2021-06)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
N1モード及びS1モードをサポートするUEの場合、EPSで確立されたPDN接続は5GSでも相互動作することができ、又は5GSで確立されたPDUセッションはシステム間流動手順の間にEPSでも相互動作することができる。5GSとの相互動作をサポートするEPS上でPDN接続手順が確立される場合、NSAC手順の様々な側面は定義されていない。本開示は、このようなシナリオを特定し、特定されたシナリオに対する解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様では、コアネットワークノードは、ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新するようネットワークスライス管理用のネットワークノードに要求する手段と、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を更新するようネットワークスライス管理用のネットワークノードに要求する手段と、PDUセッション数の更新に関連する失敗を示す情報を、受信する手段とを含む。
【0007】
本開示の一態様では、ネットワークスライス管理用のネットワークノードは、コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(UE)の数を更新する要求を受信する手段と、コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(PDU)の数を更新する要求を受信する手段と、コアネットワークノードに対して、PDU更新数に関連する失敗を示す情報を送信する手段とを含む。
【0008】
本開示の一態様では、コアネットワークノードのための方法は、ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(UE)の数を更新するようネットワークスライス管理用のネットワークノードに要求することと、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(PDU)セッション数を更新するようネットワークスライス管理用のネットワークノードに要求することと、ネットワークスライス管理用のネットワークノードから、PDU更新数に関連する失敗を示す情報を受信することを含む。
【0009】
本開示の一態様では、ネットワークスライス管理用のネットワークノードのための方法は、コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(UE)の数を更新する要求を受信することと、コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(PDU)の数を更新する要求を受信することと、コアネットワークノードに対して、PDU更新数に関連する失敗を示す情報を送信することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】EPSと5GSにおけるネットワークスライスアドミッション制御を示す。
図2】EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御(失敗の場合)を示す。
図3】EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御(成功の場合)を示す。
図4】N1モード機能時のネットワークスライスアドミッション制御の処理を示す。
図5】PDN接続要求手順によるネットワークスライスアドミッション制御を示す。
図6】システム概要を示す。
図7】ユーザ装置(UE)のブロック図である。
図8】(R)ANノードのブロック図である。
図9】O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す。
図10】無線ユニット(Radio Unit)(RU)のブロック図である。
図11】散ユニット(Distributed Unit)(DU)のブロック図である。
図12】集中ユニット(Centralized Unit)(CU)のブロック図である。
図13】AMFのブロック図である。
図14】SMFのブロック図である。
図15】UDMのブロック図である。
図16】UEが要求されたPDN接続手順への影響を示す。
図17】ネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function)(NSSF)のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<態様を伴う開示の説明>
本開示は、コアネットワーク装置のための方法、ユーザ装置(UE)の方法、第1のコアネットワーク装置のための方法、コアネットワーク装置、ユーザ装置(UE)及び第1のコアネットワーク装置に関する。
【0012】
<略語>
本明細書の目的上、非特許文献1及び以下に示す略語が適用される。本明細書で定義された略語は、非特許文献1に同じ略語の定義があれば、そちらに優先する。
【0013】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DCN Dedicated Core Network
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPRS General Packet Radio Service
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
HSS Home Subscriber Server
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In The Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP Inter Working Function
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PCO Protocol Configuration Options
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signaling optimization
(R)AN (Radio) Access Network
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SGSN Serving GPRS Support Node
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited PLMN
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
【0014】
<定義>
本明細書の目的上、非特許文献及び以下に示す用語及び定義が適用される。本明細書で定義された用語は、非特許文献1に同じ用語の定義がある場合は、非特許文献1よりも優先される。
【0015】
<全般>
当業者であれば、図中の要素は単純化されて図示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていない可能性があることを理解されたい。さらに、装置の構造に関して、装置の1つ又は複数の構成要素は、従来の記号によって図に表現されている場合があり、図は、本明細書の説明の利益を有する当業者に容易に明らかになる詳細な図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示す場合がある。
【0016】
本開示の原理の理解を促進する目的で、次に、図に示された態様を参照し、それらを説明するために特定の言語を使用する。それにもかかわらず、本開示の範囲は、それによって限定が意図されるものではないことが理解されるであろう。図示されたシステムにおけるそのような変更及びさらなる修正、ならびに当業者に通常成されるであろう本開示の原理のそのようなさらなる適用は、本開示の範囲内であると解釈される。
【0017】
用語「comprises」、「comprising」、又はそれらの他の変化形は、非排他的な包含を意図しており、ステップのリストで構成されるプロセス又は方法は、それらのステップのみを含むのではなく、明示的にリストされていない、又はそのようなプロセス又は方法に固有の他のステップを含むものであってもよい。同様に、「comprises... a」で先行する1つ以上の装置又は実体又はサブシステム又は要素又は構造又は構成要素は、より多くの制約なしに、他の装置、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加の装置、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造又は追加の構成要素の存在を排除するものではない。本明細書を通じて「ある側面において」、「別の側面において」、及び同様の表現が出現する場合、そのすべてが同じ側面を指すものであってもよく、しかし必ずしもそうであるとは限らない。
【0018】
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で提供されるシステム、方法、及び実施例は、例示に過ぎず、限定を意図するものではない。
【0019】
以下の明細書及び特許請求の範囲において、多くの用語が参照されるが、これらの用語は以下の意味を有するように定義されるものとする。単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかにそうでない場合を除き、複数形の言及を含む。
【0020】
データは意味のある情報であり、パラメータに起因する値を表すため、本明細書で使用されるように、情報はデータ及び知識に関連付けられる。さらに知識は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。この例示のシステムは、開示された主題の説明を容易にするために単純化されており、本開示の範囲を限定することを意図していないことに留意されたい。本明細書に開示される態様を実施するために、システムに加えて、又はシステムの代わりに、他のデバイス、システム、及び構成を使用するものであってもよく、そのような態様はすべて、本開示の範囲内として企図される。
【0021】
図1は、EPS及び5GSにおけるネットワークスライスアドミッション制御に関するアーキテクチャを示す。NSACFは、ネットワークスライス単位でネットワークスライスアドミッション制御を制御する。UEがEPSにある場合、SMF+PGW-CはNSACFと連携して、ネットワークスライスの使用が許可されるUEの数と、ネットワークスライスに関連付けられた確立が許可されるPDN接続の数を更新する責任がある。SMF+PGW-Cは、SMF/PGW-Cと呼ばれるものであってもよい。
【0022】
一例では、サポートするHPLMNのUDMは、オプションとして、NSAC機能をサポートするUEの能力に関するPEI又はタイプアロケーションコード値の記録を保持することができる。UDMは、設定又はオプションのPEI記録に基づいて、UEがNSAC機能をサポートしていることをAMFに示すものであってもよい。UDMは、HPLMNとVPLMNの両方の場合において、PEIに基づいてUEがNSAC機能をサポートしているか否かをAMFに示す。
【0023】
以下に説明する各態様及び各態様に含まれる要素は、それぞれ独立して実施してもよいし、他の態様と組み合わせて実施してもよい。これらの態様は、互いに異なる新たな特徴を含む。したがって、これらの態様は、互いに異なる目的の達成又は問題の解決に寄与し、互いに異なる利点の獲得に寄与する。
【0024】
<態様1:EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御によりPDN接続の確立に失敗した場合、UEはバックオフタイマを維持する>
未解決の問題の1つは、EPS及び5GSが相互動作し流動する場合に、ネットワークスライスに登録されるUEの数と、ネットワークスライス上で確立されるPDUセッション/PDN接続の数をどのように制御するかである。
【0025】
EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御によりPDN接続の確立に失敗した場合、非特許文献4ではネットワークの挙動やUEの挙動が不明である。例えば、NSACF がUEの許可制御を受け入れ、PDUセッションの許可制御を受け入れない場合、SMF+PGW-Cは何をすべきかが不明確である。
【0026】
態様1では、EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御により、PDN接続の確立に失敗した場合のメッセージフローを開示している。
【0027】
EPSでPDN接続の確立に失敗するケースは2つある。1つのケースは、ネットワークスライスの使用が許可されるUEの数が、そのネットワークスライスに登録されるUEの最大数の割り当ての事前定義された制限に達するか、又はそれを超える場合である。もう1つのケースは、ネットワークスライスに関連付けられる確立が許可されるPDN接続の数が、ネットワークスライスの最大PDN接続数の割り当ての事前定義された制限に達するか、又はそれを超える場合である。ネットワークスライスに対する割り当ての事前定義された制限は、ネットワークスライスを使用することを許可されるUEの最大数又はネットワークスライスを使用することを許可されるUEの数の閾値と呼ばれる場合がある。ネットワークスライスに対するPDN接続の割り当ての最大数の事前定義された制限は、ネットワークスライス上で確立が許可されるPDN接続の最大数又はネットワークスライス上で確立が許可されるPDN接続数の閾値と呼ばれるものであってもよい。
【0028】
この態様では、あるネットワークスライスのNSACFに対するUE登録と、あるネットワークスライスのNSACFに対するPDUセッション登録(又はPDN接続登録)のうち、どちらか一方の手順が失敗した場合に、SMF+PGW-CがNSACFと対話することを開示する。
【0029】
図2は、EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御によるPDN接続確立手順の失敗を示す。
【0030】
ステップ0。UEはATTACH手順(ステップ0-1)又はUEが要求されたPDN接続手順(ステップ0-2)のいずれかを開始する。手順中にUEが送信するNASメッセージには、UEの機能情報が含まれていてもよい。UEの機能情報は、UEネットワーク機能パラメータの「N1モードがサポートされている」であってもよい。UEの機能情報は、UEネットワーク機能パラメータの「N1モードがサポートされていない」であってもよい。「N1モードがサポートされている」場合、UEは5GSと相互動作できる。例えば、「N1モードがサポートされている」場合、UEは5GSと対話できる。
【0031】
UEは、UEネットワーク機能パラメータに別の機能情報を含めて、UEがネットワークスライスアドミッション制御に関連する手順を処理できるか否か、すなわちUEがNSAC機能(NSAC手順など)をサポートしているか否かを示すものであってもよい。例えば、機能情報は、UEがEPCからネットワークスライスアドミッション制御に関連するパラメータを受信して処理できるか否かを示す。UEはこの機能情報を、ATTACH手順中のNASメッセージ内、又はPDN接続確立手順中のEPSセッション管理メッセージ(PDN接続要求など)内でMMEに送信する。1つの例では、UEはこの機能情報をPGW-Cに送信することを意図して、NASメッセージのPCOパラメータに含める。MMEは、この機能情報をセッション設定要求メッセージでS-GW(SGW-Cなど)に転送し、S-GW(SGW-Cなど)はさらに、この機能情報をセッション設定要求メッセージでP-GW(SMF/PGW-Cなど)に送信する。P-GW(例えばSMF/PGW-C)はこの機能情報を保存する。P-GW(SMF/PGW-Cなど)は、UEの機能情報が、UEがNSAC手順をサポートしていることを示す場合(又はUEが別の機能情報を示す場合)、ネットワークスライスごとのUEの数の可用性チェック及び更新、ならびにネットワークスライスごとのPDU数の可用性チェック及び更新の少なくとも1つを実行する。UEの機能情報が存在しないか、又は存在してもUEがNSAC手順に対応していないことを示す場合、P-GW(SMF/PGW-Cなど)は、ネットワークスライスごとのUEの可用性の確認及び更新、ならびにネットワークスライスごとのPDUの数の確認及び更新を開始しないものとする。
【0032】
一例では、SMF/PGW-Cは、NSAC機能をサポートしていないUEに対してNSAC手順(すなわち、NSACFを使用して、ネットワークスライスに登録されたUEの数及びネットワークスライス上で確立されたPDUセッション数の可用性をチェックする)を実行するものであってもよい。
【0033】
ステップ1。MMEはSGW-CとPGW-Cを選択する。次に、MMEはSGW-Cに対して、APNとN1モードパラメータを含むセッション設定要求メッセージを送信する。N1モードパラメータは、MMEがステップ0のUEネットワーク機能パラメータで「N1モードがサポートされている」を受信した場合に含まれる。N1モードパラメータは、UEがネットワークスライスアドミッション制御関連の手順を処理できること、又はUEがEPSのネットワークスライスアドミッション制御関連のパラメータ又は手順を受信して処理できることを示すものであってもよい。例えば、ATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順の間に、MMEはSGW-C及びPGW-Cを選択し、SGW-Cにセッション設定要求メッセージを送信する。セッション設定要求メッセージは、ATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順の間に送信されるものであってもよい。例えば、APNはATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順に関連するものであってもよい。APNは、APNを示す情報又はAPNに関連する情報として呼び出されるものであってもよい。
【0034】
ステップ2。SGW-Cは、SMF/PGW-Cに対して、APNとN1モードパラメータを含むセッション設定要求メッセージを送信する。例えば、SGW-CがMMEから セッション設定要求メッセージを受信した場合、SGW-CはSMF/PGW-Cにセッション設定要求メッセージを送信する。
【0035】
ステップ3。SMF/PGW-Cは、受信したAPNとローカル構成に基づいて、受信したAPNに関連するS-NSSAIを見つける。SMF/PGW-Cは、本開示ではSMF+PGW-Cと呼ばれる場合がある。例えば、SMF/PGW-Cは、SGW-Cからセッション設定要求メッセージを受信した場合、受信したAPNに関連するS-NSSAIを見つける。次に、SMF/PGW-Cは、更新フラグを「増加」に設定して、NSACFにNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する。この「増加」に設定された更新フラグは、NSAC用のUEの数を増加させることを示す情報として呼び出されるものであってもよいし、NSAC用のUEの数を増加させる要求として呼び出されるものであってもよい。
【0036】
例えば、SMF/PGW-Cは、UEのアタッチメント又は登録が許可されているか否かを確認するために、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する。
【0037】
例えば、ステップ2のセッション設定要求メッセージにN1モードが示されている場合(例えば、ステップ2の受信したセッション設定要求メッセージにN1モードパラメータが含まれているとSMF/PGW-Cが判断した場合)、SMF/PGW-Cは、NSACFにNnsacf_NumberofUesPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID(UEのID又は識別子)及び受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。例えば、SMF/PGW-CはS-NSSAIとAPNのマッピング情報を保存しているため、SMF/PGW-CはSGW-Cから受信したAPNに基づいて、受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを決定することができる。
【0038】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、本開示の Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージとして呼び出されるものであってもよい。
【0039】
ステップ4。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「増加」の場合、以下の処理を行う。
【0040】
受信したUE IDが、受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライスに登録されているUE IDのリストになく、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、ネットワークスライスに登録されているUEのリストに受信したUE IDを追加し、ネットワークスライスに登録されているUEの現在の数を増加する。例えば、ネットワークスライスに登録されているUEのリストは、NSACFによって保存及び管理される。
【0041】
NSACFは、UEがS-NSSAIに正常に登録されたことを示すNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。例えば、Nnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答には、UEの登録が許可されていることを示す情報が含まれる。
【0042】
しかし、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数に達していても、そのUE IDがネットワークスライスに登録されているUEのリストに見つかった場合、NSACFはネットワークスライスに登録されているUEのリストにそのUE IDを追加せず、ネットワークスライスに登録されているUEの現在の数を増加させない。NSACFは、UEがS-NSSAIに正常に登録されたことを示すNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。
【0043】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、本開示の Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答メッセージとして呼び出されるものであってもよい。
【0044】
ステップ5。SMF/PGW-Cは、更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。この「増加」に設定された更新フラグは、NSAC用のPDUセッション数を増加させることを示す情報として呼び出されるものであってもよいし、NSAC用のPDUセッション数を増加させる要求として呼び出されるものであってもよい。
【0045】
Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及び受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。
【0046】
Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、本開示の Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージとして呼び出されるものであってもよい。
【0047】
例えば、SMF/PGW-CがNSACFに Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する場合、SMF/PGW-CはNSACFにNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0048】
例えば、SMF/PGW-CがNSACFから Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信する場合、SMF/PGW-CはNSACFにNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0049】
ステップ6。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「増加」の場合、以下の処理を行う。
【0050】
受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライス上で確立されたPDUセッションが既に最大数に達している場合、NSACFはネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数に達したことを示す結果パラメータを返す。
【0051】
NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を、結果パラメータとともにSMF/PGW-Cに送信する。例えば、Nnsacf_NumberofPDusPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、割当数の制限によりUEがS-NSSAIを使用できないこと、PDN接続の最大数に達したこと、又はPDN接続数がAPNのPDN接続割当数の制限を超えたことを示す。例えば、Nnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答には、UEがS-NSSAIを使用できないことを示す情報が含まれる。
【0052】
ステップ7。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信すると、SMF/PGW-Cは更新フラグが「減少」に設定された Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate要求メッセージをNSACFに送信する。このメッセージは、S-NSSAIのUEの計数を減少させるためにネットワークに送信される。すなわち、このメッセージは、S-NSSAIのUEの数を減少させるためにネットワークに送信される。この「減少」に設定された更新フラグは、NSAC用のUEの数を減少させることを示す情報として呼び出されるものであってもよい。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及び受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。
【0053】
ステップ8。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate要求を受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「減少」の場合、以下の処理を行う。
【0054】
受信したUE IDに関連付けられたエントリが1つしかない場合、NSACFは、SMF/PGW-Cからの要求で示されたS-NSSAIごとに、ネットワークスライスに登録されたUEのリストからそのUE IDを削除する。
【0055】
NSACFは、これらのネットワークスライスごとに、NSACFが維持するネットワークスライスごとのUEの数を減少させる。
【0056】
NSACFは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答メッセージをSMF/PGW-Cに送信する。例えば、NSACFは、S-NSSAIの登録UEの数の減少が正常に完了したことを示すNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。例えば、Nnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答は、S-NSSAIの登録UEの数の減少が正常に完了したことを示す情報を含む。S-NSSAIに対する登録UEの数の減少が正常に完了したことを示す情報は、NSACに対するUEの数の減少が正常に完了したことを示す情報として呼び出されるものであってもよい。
【0057】
ステップ9。SMF/PGW-CはSGW-Cに対して、新しい拒否原因とPCOパラメータを含むセッション設定応答メッセージを送信する。新しい拒否原因は、「割当制御によるPDN接続確立の失敗」の値、「UE割当制御によるPDN接続確立の失敗」の値、「PDN接続割当制御によるPDN接続確立の失敗」の値、又は、ネットワークスライスに関連するPDN接続の数が最大割当数に到達したか、又は超えたため、PDN接続の確立を拒否することを目的とした拒否原因の表記を有するものであってもよい。PCOパラメータには、PDUセッションのバックオフタイマ(Back off timer)(BOT)と、APNに関連付けられたS-NSSAIが含まれる。上述したように、S-NSSAIは、ステップ2で受信したAPNに関連するか、又はAPNに関連付けられ、したがって、PDUセッションのBOTは、APNに関連付けられ得る。本開示におけるBOTは、BOTの値又は期間を意味するものであってもよい。PCOパラメータは、PCOと呼ばれるものであってもよい。PDUセッションのBOTは、PDUのBOTと呼ばれるものであってもよい。
【0058】
ステップ10。SGW-CはMMEに対して、ステップ9でSMF/PGW-Cによって含まれた、新しい拒否原因とPCOパラメータを含むセッション設定応答メッセージを送信する。
【0059】
例えば、SGW-CはSMF/PGW-Cから、ステップ9のセッション設定要求メッセージを受信した場合、SGW-Cはセッション設定要求メッセージを送信する。
【0060】
ステップ11。MMEは、新しいNAS拒否原因とPCOパラメータを含むNASメッセージをUEに送信する。MMEは、SGW-Cからステップ10で受信した拒否原因の値に基づいて、新しいNAS拒否原因を作成する。
【0061】
NAS拒否原因は、SGW-Cからステップ10で受信した拒否原因値と同じ値又は対応する値を持つものであってもよい。NASメッセージはN1メッセージと呼ばれるものであってもよい。
【0062】
新しいNAS拒否原因は、「割当制御によるPDN接続確立の失敗」の値、「UE割当制御によるPDN接続確立の失敗」の値、「PDN接続割当制御によるPDN接続確立の失敗」の値、又は、ネットワークスライスに関連するPDN接続の数が最大割当数に到達したか、又は超えたため、PDN接続の確立を拒否することを目的とした拒否原因の表記を有するものであってもよい。
【0063】
ステップ0で受信した情報に基づいて、又はUEのIMEISV値に基づいて、MME がUEを5GSと相互動作する能力もネットワークスライスアドミッション制御を処理する能力もないと認識した場合、MMEはUEに対して、既存のメッセージ、既存の原因値、及び既存のパラメータを使用して、PDU接続の確立に失敗したことを示す別のNASメッセージを送信するものであってもよい。一例では、MMEは既存パラメータ、バックオフタイマ値IE、T3442値、T3346値、及びT3448値の少なくとも1つを送信する。
【0064】
ステップ12。ステップ11のNASメッセージのパラメータに基づいて、以下の処理がUEに適用されるものであってもよい。
UEは、ステップ0で示されたAPNと、ステップ11で受信したPCOパラメータに含まれるS-NSSAIを関連付ける。
UEは、PDUのBOTが満了するまで、ステップ0で示されたUEと同じAPNへの PDN接続の確立を抑制する。
UEは、T3442が満了するまで、ステップ0で示されたUEと同じAPNへのPDN接続の確立を抑制する。
UEは、T3346が満了するまで、ステップ0で示されたUEと同じAPNへのPDN接続の確立を抑制する。
UEは、T3448が満了するまで、ステップ0で示されたUEと同じAPNへのPDN 接続の確立を抑制する。
【0065】
<態様1の変形例1>
ステップ6において、SMF/PGW-Cは、Nnsacf_NumberofPDusPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信すると、S-NSSAIのUEの数分だけ、NSCAFに登録されているUEを維持することを決定する。すなわち、SMF/PGW-Cは、更新フラグが「減少」に設定されたNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate要求を送信しない。SMF/PGW-Cは、S-NSSAIに関連するAPNのセッション設定要求メッセージを受信すると、S-NSSAIのPDUセッション数を増加させるために、Nnsacf_NumberOfPDusPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージのみを送信する。
【0066】
<態様1の変形例2>
ステップ3~8では、SMF/PGW-Cがステップ3、5、7で3つの要求メッセージを送信する代わりに、SMF/PGW-Cは1つの複合メッセージのみを送信する。例えば、SMF/PGW-CはNSACFに対して、UEとPDUセッションの両方を登録することを要求するNnsacf_NumberOfUEsandPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを送信する。Nnsacf_NumberOfUEsandPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信すると、NSACFは以下のアクションを取ることができるものであってもよい。
【0067】
ネットワークスライス上の最大UEの数に達しておらず、ネットワークスライス上で確立された最大PDUセッション数に達していない場合、SMF/PGW-Cに正常結果パラメータを提供する。
【0068】
ネットワークスライス上の最大UEの数に達し、ネットワークスライス上で確立された最大PDUセッション数に達していないがそのネットワークスライスに既に登録されているUEのリストにUE IDが見つかった場合、SMF/PGW-Cに正常結果パラメータを提供する。この場合、NSACFはUEカウンタを増加させないが、NSACFはPDUセッションカウンタを増加させる。すなわち、NSACFはUEの数を増加させないが、NSACFはPDUセッション数を増加させる。
【0069】
ネットワークスライス上のUEの最大数及びネットワークスライス上で確立されたPDUセッションの最大数のいずれか又は両方に達した場合(又は、ネットワークスライス上のUEの最大数及びネットワークスライス上で確立されたPDUセッションの最大数の少なくとも一方に達した場合)、失敗の結果パラメータを提供する。この場合、NSACFはUEカウンタを増加させないが、NSACFはPDUセッションカウンタを増加させる。すなわち、NSACFはUEの数を増加させないが、NSACFはPDUセッション数を増加させる。
【0070】
<態様1の変形例3>
SMF/PGW-CがAPNに関連する複数のS-NSSAIを見つけた場合、SMF/PGW-Cは図2のステップ3に従って、APNに関連する最初のネットワークスライスについて、更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。ステップ4でNSACFが成功の結果を返した場合、SMF/PGW-Cは図2のステップ5に従って、同じ関連するネットワークスライスのためにNSACFとのPDN接続登録を継続する。
【0071】
ステップ4でNSACFが失敗の結果を返した場合、SMF/PGW-Cは、次の関連するネットワークスライス(例えば、APNに関連する2番目のネットワークスライス)のために、更新フラグを「増加」に設定した別のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。
【0072】
NSACFが別のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に対して成功結果を返した場合、SMF/PGW-Cは2つ目のネットワークスライスについてNSACFとのPDN接続登録を継続し、図2のステップ5に従って、2つ目のネットワークスライスについて更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberofPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。
【0073】
NSACFがNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求に対して失敗の結果を返した場合、SMF/PGW-Cは、次の関連するネットワークスライス(例えば、APNに関連する3番目のネットワークスライス)のために、更新フラグを「増加」に設定した別のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。複数のネットワークスライスがAPNと関連付けられている場合、SMF/PGW-Cは、以前の試みが失敗した場合、NSACFへのUE登録、及びNSACFへのPDN接続登録を、それぞれ順番に試みるものであってもよい。
【0074】
一例として、APNに複数のS-NSSAIが関連付けられている場合、SMF+PGW-Cはまず、PDN接続を確立するためのEPSにおいてEPSカウントが要求されないS-NSSAIを選択する。PDN接続手順がEPS計数を必要としない全てのS-NSSAIに失敗した場合、SMF+PGW-CはEPS計数を必要とするPDN接続用のS-NSSAIを選択する。
【0075】
<態様1の変形例4>
一例では、ステップ2において、複数のS-NSSAIがAPNにマッピングされ、S-NSSAIの1つがNSAC手順の対象でない場合、SMF/PGW-Cはまず、NSACの対象でないS-NSSAIを選択し、そのS-NSSAIをPDN接続に関連付ける。PDN接続が失敗した場合(例えば、SMF/PGW-CがNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信し、割当量の制限によりUEがS-NSSAIを使用できないことを示した場合)、ネットワークはPDN接続確立のために、NSACの対象となる別のS-NSSAIを選択する。
【0076】
例えば、態様1及び態様1の変形例は、5GSとの相互動作をサポートするEPS上でPDN接続手順が確立されたときに、NSAC手順が定義されていないさまざまな状況に対する解決策を提供することができる。
【0077】
例えば、態様1及び態様1の変形例は、EPS及び5GSが相互動作し流動する場合に、ネットワークスライスに登録されるUEの数と、ネットワークスライス上で確立されるPDUセッション/PDN接続の数をどのように制御するかという未解決の問題を解決できる。
【0078】
例えば、態様1及び態様1の変形例は、EPSにおけるネットワークスライスアドミッション制御によりPDN接続の確立に失敗した場合、非特許文献4ではネットワークの挙動やUEの挙動が不明であるという問題を解決できる。
【0079】
例えば、態様1及び態様1の変形例は、NSACFがUEの許可制御を受け入れ、PDUセッションの許可制御を受け入れない場合、SMF+PGW-Cは何をすべきかが不明確であるという問題を解決できる。
【0080】
<態様2:EPSでPDN接続の確立に成功した後、N1モード機能が無効化された場合のネットワークスライスアドミッション制御の処理>
N1モード及びS1モードをサポートするUEがEPS内のAPNに対してPDN接続を確立すると、SMF/PGW-C本体(又はSMF/PGW-C)はローカル構成に基づいてAPNをネットワークスライスにマッピングする。SMF/PGW-C本体は、ネットワークスライスに対してNSAC手順を実行し、ネットワークスライスの可用性チェックと更新ごとにUEの数を実行し、ネットワークスライスの可用性チェックと更新ごとにPDUセッション数を実行する。しかし、UEがN1モード機能を無効にした場合のNSAC手順に関するネットワークの動作及びUEの動作は定義されない。
【0081】
態様2は、EPSにおけるSMF+PGW-CとのPDN接続確立に成功した後、UEがN1モード機能を無効にする場合のUEの動作及びネットワークの動作を開示している。
【0082】
この態様では、2つの手順を説明する。図3は、EPSにおけるPDN接続確立の成功に関する手順を示す。図4は、PDN接続確立成功後のN1モード機能の無効化に関する手順を示す。
【0083】
ステップ0。UEはATTACH手順(ステップ0-1)又はUEが要求されたPDN接続手順(ステップ0-2)のいずれかを開始する。手順中にUEが送信するNASメッセージには、UEの機能情報が含まれていてもよい。UEの機能情報は、UEネットワーク機能パラメータの「N1モードがサポートされている」であってもよい。「N1モードがサポートされている」場合、UEは5GSと相互動作できる。MMEは、UEのMMコンテキストに「N1モードがサポートされている」を保存する。例えば、MMEは、ATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順の間に、UEからUEの機能情報を受信する。
【0084】
別のUEの機能情報では、UEがネットワークスライスアドミッション制御に関連する手順を処理できるか否か、すなわちUEがNSAC機能(又はNSAC手順)をサポートしているか否かも示すものであってもよい。例えば、他のUEの機能情報は、UEがEPCからネットワークスライスアドミッション制御に関連するパラメータを受信して処理できるか否かを示す。UEはこの機能情報を、ATTACH手順中のNASメッセージ内、又はPDN接続確立手順中のEPSセッション管理メッセージ(PDN接続要求など)内でMMEに送信する。1つの例では、UEはこの機能情報をPGW-Cに送信することを意図して、NASメッセージのPCOパラメータに含める。MMEは、この機能情報をセッション設定要求メッセージでS-GW(SGW-Cなど)に送信し、S-GW(SGW-Cなど)はさらに、この機能情報をセッション設定要求メッセージでP-GW(SMF/PGW-Cなど)に送信する。P-GW(例えばSMF/PGW-C)はこのUEの機能情報をNSACサポート情報のために保存する。P-GW(SMF/PGW-Cなど)は、UEの機能情報が、UEがNSAC手順をサポートしていることを示す場合(例えば、機能情報が、UEがネットワークスライスアドミッション制御関連の手順を処理できることを示す場合)、ネットワークスライスごとのUEの数の可用性チェック及び更新、ならびにネットワークスライスごとのPDU数の可用性チェック及び更新の少なくとも1つを実行する。UEの機能情報が存在しないか、又は存在してもUEがNSAC手順に対応していないことを示す場合、P-GW(SMF/PGW-Cなど)は、ネットワークスライスごとのUEの可用性の確認及び更新、ならびにネットワークスライスごとのPDUの数の確認及び更新を開始しないものとする。
【0085】
ステップ1。MMEはSGW-CとPGW-Cを選択する。次に、MMEはSGW-Cに対して、APN、N1モードパラメータ、登録済みS-NSSAIリスト、及びPCOパラメータを含むセッション設定要求メッセージを送信する。
【0086】
例えば、ATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順の間に、MMEはSGW-C及びPGW-Cを選択し、SGW-Cにセッション設定要求メッセージを送信する。セッション設定要求メッセージは、ATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順の間に送信されるものであってもよい。例えば、APNはATTACH手順又はUEが要求したPDN接続手順に関連するものであってもよい。APNは、APNを示す情報又はAPNに関連する情報として呼び出されるものであってもよい。
【0087】
N1モードパラメータは、MMEがステップ0のUEネットワーク機能パラメータで「N1モードがサポートされている」を受信した場合に含まれる。
【0088】
PCOパラメータは、ステップ0でUEから受信したNSAC処理能力のUEサポートを含む。例えば、NSAC処理能力のUEサポートは、NSAC UE又はNSAC UEパラメータと呼ばれるものであってもよい。例えば、NSAC UEは、UEがNSAC機能(又はNSAC手順)をサポートしていることを示す。
【0089】
MMEが以前のPDN接続確立手順からのNSACF内のUE登録数に対して登録済みS-NSSAIを保持又は保存している場合、MMEは登録済みS-NSSAIリストパラメータに登録済みS-NSSAIを含める。例えば、登録済みS-NSSAIリストパラメータには、S-NSSAIとそれらに関連するAPNとの組が1つ以上含まれる。
【0090】
例えば、登録済みS-NSSAIリストパラメータは、S-NSSAIに対応するS-NSSAIとAPNの組のリストを含み、MMEは登録済みS-NSSAIリストをセッション設定要求メッセージに含める。
【0091】
例えば、前のPDN接続確立手順(例えば、APNに関連する前のATTACH手順又はAPNに関連する前のUE要求PDN接続手順)の間に、MMEは、SGW-Cを介してSMF/PGW-C又はNSACFと通信し、S-NSSAIに対するNSACが正常に完了した場合(例えば、S-NSSAIに関連するネットワークスライスに登録されたUEの数が最大数に達しておらず、S-NSSAIに関連するネットワークスライス上で確立されたPDUセッションの数が最大数である場合)、APNに対応するS-NSSAIを、SGW-Cを介してSMF/PGW-C又はNSACFから受信する。この場合、MMEは、APNと、受信したS-NSSAIを関連付け、APNと受信したS-NSSAIの組を登録済みS-NSSAIリストパラメータに保存する。例えば、登録済みS-NSSAIリストには、NSACが完了したS-NSSAIと、そのS-NSSAIに対応するAPNの組が含まれる。
【0092】
ステップ2。SGW-Cは、SMF/PGW-Cに対して、APN、登録済みS-NSSAIリスト、N1モードパラメータ、及びPCOパラメータを含むセッション設定要求メッセージを送信する。例えば、SGW-CがMMEからセッション設定要求メッセージを受信した場合、SGW-CはSMF/PGW-Cにセッション設定要求メッセージを送信する。
【0093】
ステップ3。SMF/PGW-Cは、受信したAPNとローカル構成に基づいて、受信したAPNに関連するS-NSSAIを見つける。例えば、SMF/PGW-Cは、SGW-Cからセッション設定要求メッセージを受信した場合、受信したAPNに関連するS-NSSAIを見つける。次に、SMF/PGW-Cは、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータが別のAPNの組と関連するS-NSSAIを含む場合、更新フラグを「増加」に設定して、NSAC UEパラメータを設定したNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。例えば、SMF/PGW-Cは、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータが別のAPNの組と関連するS-NSSAIを含まない場合、更新フラグが「増加」に設定され、NSAC UEパラメータが設定されたNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信しないものであってもよい。
【0094】
例えば、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータがS-NSSAI1とAPN1の組を含み、SMF/PGW-Cがステップ3のローカル構成に基づいてS-NSSAI1が受信したAPN2に関連付けられていることを見つけた場合、SMF/PGW-Cは、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータが関連付けられたS-NSSAI(すなわちS-NSSAI1)と別のAPN(すなわちAPN1)の組を含むと判断し、「増加」に設定されている更新フラグ及びNSAC UEパラメータを含むNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。例えば、SMF/PGW-Cは、ステップ2のS-NSSAIと受信したAPNの組が、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータに含まれるか否かを判断するものであってもよい。SMF/PGW-Cは、ステップ2のS-NSSAIと受信したAPNの組が受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータに含まれていないと判断した場合、NSACFにNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0095】
例えば、SMF/PGW-Cは、UEのアタッチメント又は登録が許可されているか否かを確認するために、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する。
【0096】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及び受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。例えば、SMF/PGW-CはS-NSSAIとAPNのマッピング情報を保存しているため、SMF/PGW-CはSGW-Cから受信したAPNに基づいて、受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを決定することができる。
【0097】
ステップ4。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「増加」の場合、以下の処理を行う。
【0098】
UE IDが、受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライスに登録されているUE IDのリストになく、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数にまだ達していない場合、NSACFは、ネットワークスライスに登録されているUEのリストにUE IDを追加し、ネットワークスライスに登録されているUEの現在の数を増加する。例えば、ネットワークスライスに登録されているUEのリストは、NSACFによって保存及び管理される。NSACFは、UEがS-NSSAIに正常に登録されたことを示すNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。例えば、NSACFは、ネットワークスライスに登録されたUEの数の増加が正常に完了したことを示すNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信するものであってもよい。
【0099】
しかし、ネットワークスライスに登録されているUEの最大数に達していても、その UE IDがネットワークスライスに登録されているUEのリストに見つかった場合、NSACFはネットワークスライスに登録されているUEのリストにそのUE IDを追加せず、ネットワークスライスに登録されているUEの現在の数を増加させない。NSACFは、UEがS-NSSAIに正常に登録されたことを示すNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。
【0100】
ステップ3でNASC UEパラメータが含まれている場合、NSACFはUE IDとともにNSAC UEパラメータを保持する。NSACFは、統計測定の目的でNSAC UEパラメータを使用するものであってもよい。
【0101】
ステップ5。SMF/PGW-Cは、更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。さらに、Nnsacf_NumberofPDusPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータが別のAPNの組と関連するS-NSSAIを含む場合、NSAC UEパラメータを含む。例えば、SMF/PGW-Cは、ステップ3と同様の方法で、受信した登録済みS-NSSAIリストパラメータが別のAPNの組と関連付けられたS-NSSAIを含むか否かを判断するものであってもよい。さらに、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及び受信したAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。
【0102】
例えば、SMF/PGW-CがNSACFにNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する場合、SMF/PGW-CはNSACFにNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0103】
例えば、SMF/PGW-CがNSACFからNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信する場合、SMF/PGW-CはNSACFにNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0104】
ステップ6。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「増加」の場合、以下の処理を行う。
【0105】
受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライス上で確立されたPDUセッションがまだ最大数に達していない場合、NSACFはネットワークスライスに登録されたPDUセッションの現在の数を増加する。
【0106】
ステップ5でNASC UEパラメータが含まれている場合、NSACFは受信したS-NSSAIにNSAC UEパラメータを関連付ける。NSACFは、統計測定の目的でNSAC UEパラメータを使用するものであってもよい。
【0107】
NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を、結果パラメータとともにSMF/PGW-Cに送信する。受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライス上で確立されたPDUセッションがまだ最大数に達していない場合、NSACFはSMF/PGW-Cに、PDUセッションの確立が許可されていることを示すNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を送信する。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、UEがS-NSSAIを使用できることを示す情報を含むものであってもよい。
【0108】
例えば、Nnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答又はNnsacf_NumberofPDusPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信すると、SMF/PGW-Cは、UEがS-NSSAIに対応するAPNでNSACFに登録されたことを示す情報を保存するものであってもよい。例えば、Nnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答又はNnsacf_NumberofPDusPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信すると、SMF/PGW-Cは、UEが登録されたAPNとS-NSSAIの組を示す情報を保存するものであってもよい。
【0109】
ステップ7。SMF/PGW-Cは、PCOパラメータ、登録済みS-NSSAI、及び「はい」に設定されたNSACパラメータを含むセッション設定応答メッセージをSGW-Cに送信する。登録済みS-NSSAIは、APNに関連付けられたS-NSSAIが、ネットワークスライスのカウント数で登録されたUEのためにNSACFに登録されていることを示す。例えば、登録済みS-NSSAIは、APNに関連付けられたS-NSSAIがNSACのためにNSACFに正常に登録されていることを示す。
【0110】
PCOパラメータはAPNと関連付けられたS-NSSAIを含む。図3の一例では、PCOパラメータに含まれるS-NSSAIは、ステップ3又は5で送信されるS-NSSAIと同じであってもよい。
【0111】
SMF/PGW-CがPDN接続のネットワークスライスアドミッション制御を実行する場合、SMF/PGW-Cは「はい」に設定されるNSACパラメータを含む。例えば、「はい」に設定されたNSACパラメータは、SMF/PGW-CがAPNに対応するS-NSSAIのPDUセッションに対してネットワークスライスアドミッション制御を実行することを示すものであってもよい。例えば、「はい」に設定されたNSACパラメータは、SMF/PGW-CがPDN接続のネットワークスライスアドミッション制御を正常に完了したことを示すものであってもよい。例えば、「はい」に設定されたNSACパラメータは、SMF/PGW-Cがステップ2で受信したAPNのネットワークスライスアドミッション制御を実行することを示すものであってもよい。例えば、「はい」に設定されたNSACパラメータは、SMF/PGW-Cがステップ2において、受信したAPNに対応するS-NSSAIに対してネットワークスライスアドミッション制御を実行することを示すものであってもよい。
【0112】
例えば、「はい」に設定されたNSACパラメータは、APNに関連するネットワークスライスがNSACの対象であること、すなわち、アクティブなPDN接続が、関連するネットワークスライス上に確立されたPDN接続の数に既にカウントされていることを示すものであってもよい。
【0113】
ステップ8。SGW-CはMMEに対して、ステップ7でSMF/PGW-Cによって含まれた、PCOパラメータ、登録済みS-NSSAI、及びNSACパラメータを含むセッション設定応答メッセージを送信する。登録済みS-NSSAIを受信した場合、MMEは受信したS-NSSAIとAPNの組をMMEコンテキストの登録済みS-NSSAIリストに追加する。例えば、MMEは、MMEコンテキストをUE単位で管理するものであってもよい。例えば、登録済みS-NSSAIを受信した場合、MMEは、PCOパラメータ内の受信したS-NSSAIと、S-NSSAIに対応するAPNとの組を、MMEコンテキスト内の登録済みS-NSSAIリストに追加するものであってもよい。S-NSSAIに対応するAPNは、ステップ1で送信されたAPNであってもよい。
【0114】
ステップ9。ネットワークとUEはPDN接続確立手順を完了する。
【0115】
ステップ10。MMEは、PCOパラメータを含むNASメッセージをUEに送信する。MMEは、PDN接続のSMコンテキストにNSACパラメータを「はい」として保存する。
【0116】
ステップ11。ステップ10のNASメッセージのパラメータに基づいて、以下の処理がUEに適用されるものであってもよい。
UEは、ステップ0で示されたAPNと、ステップ10で受信したPCOパラメータに含まれるS-NSSAIを関連付ける。例えば、UEは、APNとS-NSSAIを関連付け、APNとS-NSSAIの組を保存する。
【0117】
図4は、図3で説明したように、少なくとも1つのPDN接続が確立されている場合に、UEがN1モード機能の無効化を実行するときのメッセージフローを示す。
【0118】
ステップ0。UEは、図3に示すように、少なくとも1つのPDN接続を確立している。
【0119】
ステップ1。UEはN1モード機能を無効する。例えば、UEはローカル構成に基づいて、UEの機能情報を「N1モードがサポートされている」から「N1モードがサポートされていない」に変更する。例えば、UEはCM-IDLEモード内にあってもよい。
【0120】
ステップ2。UEはMMEに対して、UEネットワーク機能IEでサポートされていないN1モードを示すTAU要求を送信する。例えば、UEは、N1モードがサポートされていないことを示すUEネットワーク機能IEを含むTAU要求をMMEに送信する。TAU要求には、UEを識別するための情報が含まれるものであってもよい。TAU要求は、TAU要求メッセージと呼ばれるものであってもよい。
【0121】
ステップ3。MMEはUEのMMコンテキストをチェックし、UEがN1モードをサポートしているかどうかを確認する。UEがN1モードをサポートしていることを示すMMコンテキストをUEが持っているとMMEが判断し、TAU要求メッセージがUEネットワーク機能IEに「N1モードがサポートされていない」を含んでおり、MMEがAPNへの既にアクティブなPDN接続のSMコンテキストに基づいて、APNに関連付けられたネットワークスライスがNSACの対象である、つまり、アクティブなPDN接続が関連付けられたネットワークスライス上に確立されたPDN接続の数に既にカウントされているとMMEが判断した場合、MMEはステップ4に進む。そうでない場合、MMEはステップ12に進む。
【0122】
ステップ4。MMEは、「サポートされていない」として設定されたN1モードパラメータを含むセッション修正要求メッセージをSGW-Cに送信する。「サポートされていない」として設定されたN1モードパラメータは、UEがN1モードをサポートしていないこと、又はUEが5GSと相互動作できないことを示すものであってもよい。セッション修正要求メッセージは、UEを特定する情報を含むものであってもよい。
【0123】
ステップ5。SGW-Cは、「サポートされていない」に設定されたN1モードパラメータを含むセッション修正要求メッセージをSMF/PGW-Cに送信する。例えば、SGW-CはMMEからセッション修正要求メッセージを受信した場合、SGW-CはSMF/PGW-Cにセッション修正要求メッセージを送信する。
【0124】
ステップ6。SMF/PGW-Cは、SGW-Cから受信した情報とローカル構成に基づいて、関連するS-NSSAIを見つける。そして、SMF/PGW-Cは、更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。
【0125】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及びAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。
【0126】
例えば、MMEは、UEにおいてN1モードがサポートされていないことを示すUEネットワーク機能IE、UEを識別する情報、及びUEのMMEコンテキストに基づいて、APNを決定するものであってもよい。詳細には、例えば、MMEは、MMEコンテキスト及びUEを識別する情報に基づいて、UEのAPNを決定するものであってもよい。そして、MMEは、「サポートされていない」に設定されたN1モードパラメータと、決定されたAPNとを含むセッション修正要求を、SGW-Cを介してSMF/PGW-Cに送信する。
【0127】
セッション修正要求を受信すると、SMF/PGW-Cは受信したAPNに対応するS-NSSAIをローカル構成(例えば、S-NSSAIとAPNのマッピング情報)に基づいて決定するものであってもよい。そして、SMF/PGW-Cは、「減少」に設定された更新フラグ、UE ID、及び受信したAPNに関連する(又は関連する)S-NSSAIを含むNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信するものであってもよい。
【0128】
ステップ7。Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「減少」の場合、以下の処理を行う。
受信したUE IDがUE IDリストに含まれている場合、NSACFは、受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライスに登録されているUEリストのUE IDを削除し、そのネットワークスライスに登録されているUEの現在の数を減らす。
NSACFは、UEがS-NSSAIについてNSACFとの登録解除に成功したことを示すNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。
【0129】
ステップ8。SMF/PGW-Cは、更新フラグを「減少」に設定したNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。
【0130】
Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及びAPNに関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。
【0131】
例えば、SMF/PGW-CがNSACFにNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する場合、SMF/PGW-CはNSACFにNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0132】
例えば、SMF/PGW-CがNSACFからNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信する場合、SMF/PGW-CはNSACFにNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0133】
例えば、SMF/PGW-Cは、ステップ6と同様の方法で、ローカル構成(例えば、S-NSSAIとAPNのマッピング情報)に基づいて、APNに関連付けられた(又はAPNに対応する)S-NSSAIを決定するものであってもよい。
【0134】
ステップ9。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「減少」の場合、以下の処理を行う。
NSACFは、ネットワークスライスに登録されているPDUセッションの現在の数を減少させる。
NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を、結果パラメータとともにSMF/PGW-Cに送信する。例えば、NSACFはS-NSSAIのPDUセッション数の減少が正常に完了したことを示すNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate応答を送信する。
【0135】
ステップ10。SMF/PGW-Cは、「いいえ」に設定されたNSACパラメータを含むセッション修正応答メッセージをSGW-Cに送信する。例えば、「いいえ」に設定されたNSACパラメータは、APNに関連するネットワークスライスがNSACの対象でないこと、すなわち、アクティブなPDN接続が、関連するネットワークスライス上に確立されたPDN接続の数にカウントされていないことを示すものであってもよい。
【0136】
ステップ11。SGW-Cは、NSACパラメータを含むセッション修正応答メッセージをMMEに送信する。
【0137】
ステップ12。MMEはTAU承認メッセージをUEに送信する。MMEは、ステップ11で受信したNSACパラメータに基づいて、PDN接続のSMコンテキストに「いいえ」として設定されたNSACパラメータを保存する。TAU承認メッセージは、TAU承認と呼ばれるものであってもよい。
【0138】
<態様2の変形例1>
ステップ4、5、10及び11は、それぞれ、修正ベアラ要求メッセージ、修正ベアラ要求メッセージ、修正ベアラ応答メッセージ及び修正ベアラ応答メッセージであってもよい。
【0139】
例えば、ステップ4では、セッション修正要求メッセージの代わりに修正ベアラ要求メッセージが送られてもよい。
【0140】
例えば、ステップ5では、セッション修正要求メッセージの代わりに修正ベアラ要求メッセージが送られてもよい。
【0141】
例えば、修正ベアラ要求メッセージで送られるパラメータは、セッション修正要求メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0142】
例えば、ステップ10では、セッション修正応答メッセージの代わりに修正ベアラ応答メッセージが送られてもよい。
【0143】
例えば、ステップ11では、セッション修正応答メッセージの代わりに修正ベアラ応答メッセージが送られてもよい。
【0144】
例えば、修正ベアラ応答メッセージで送られるパラメータは、セッション修正応答メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0145】
<態様2の変形例2>
ステップ4、5、10及び11はそれぞれ、リモートUE報告通知メッセージ、リモートUE報告通知メッセージ、リモートUE報告確認メッセージ、及びリモートUE報告確認メッセージであってもよい。
【0146】
例えば、ステップ4では、セッション修正要求メッセージの代わりにリモートUE報告通知メッセージが送信されてもよい。
【0147】
例えば、ステップ5では、セッション修正要求メッセージの代わりにリモートUE報告通知メッセージが送信されてもよい。
【0148】
例えば、リモートUE報告通知メッセージで送られるパラメータは、セッション修正要求メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0149】
例えば、ステップ10では、セッション修正応答メッセージの代わりにリモートUE報告確認メッセージが送信されてもよい。
【0150】
例えば、ステップ11では、セッション修正応答メッセージの代わりにリモートUE報告確認メッセージが送信されてもよい。
【0151】
例えば、リモートUE報告確認メッセージで送られるパラメータは、セッション修正応答メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0152】
<態様2の変形例3>
ステップ4、5、10及び11は、それぞれ、変更通知要求メッセージ、変更通知要求メッセージ、変更通知応答メッセージ及び変更通知応答メッセージであってもよい。
【0153】
例えば、ステップ4では、セッション修正要求メッセージの代わりに変更通知要求メッセージが送られてもよい。
【0154】
例えば、ステップ5では、セッション修正要求メッセージの代わりに変更通知要求メッセージが送られてもよい。
【0155】
例えば、変更通知要求メッセージで送られるパラメータは、セッション修正要求メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0156】
例えば、ステップ10では、セッション修正応答メッセージの代わりに変更通知応答メッセージが送られてもよい。
【0157】
例えば、ステップ11では、セッション修正応答メッセージの代わりに変更通知応答メッセージが送られてもよい。
【0158】
例えば、変更通知応答メッセージで送られるパラメータは、セッション修正応答メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0159】
<態様2の変形例4>
ステップ4、5、10及び11は、それぞれ、セッション削除要求メッセージ、セッション削除要求メッセージ、セッション削除応答メッセージ及びセッション削除応答メッセージであってもよい。例えば、ステップ4では、セッション修正要求メッセージの代わりにセッション削除要求メッセージが送られてもよい。
【0160】
例えば、ステップ5では、セッション修正要求メッセージの代わりにセッション削除要求メッセージが送られてもよい。
【0161】
例えば、セッション削除要求メッセージで送られるパラメータは、セッション修正要求メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0162】
例えば、ステップ10では、セッション修正応答メッセージの代わりにセッション削除応答メッセージが送られてもよい。
【0163】
例えば、ステップ11では、セッション修正応答メッセージの代わりにセッション削除応答メッセージが送られてもよい。
【0164】
例えば、セッション削除応答メッセージで送られるパラメータは、セッション修正応答メッセージのパラメータと同じであってもよい。
【0165】
<態様2の変形例5>
図3及び図4のMMEは、S4-SGSNであってもよい。
【0166】
<態様2の変形例6>
ステップ4又は11のメッセージは、MMEとS-GW(例えばSGW-C)との間で定義された既存のメッセージ又は新規のメッセージである。ステップ5又は12のメッセージは、S-GW(例えば、SGW-C)とSMF/PGW-Cとの間で定義された既存のメッセージ又は新規のメッセージである。
【0167】
<態様2の変形例7>
一例では、ステップ6において、UEがN1モードをサポートしなくなったとSMF/PGW-Cが判断した場合、SMF/PGW-Cは、NSACを更新するために、Nnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求もNnsacf_NumberofPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求も送信しない。
【0168】
例えば、SMF/PGW-Cが、UEがN1モードをサポートしなくなったと判断した場合、SMF/PGW-CはNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求及びNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信しない。
【0169】
<態様2の変形例8>
一例では、UEがPCO内の既存の情報要素をPGW-C(例えば、SMF/PGW-C)に送信することによって、UEがN1モードをサポートしていることを示す場合、例えば、UEがPDN接続確立中にPCO内のPDUセッションIDをPGW-Cに送信する場合、PGW-C(例えば、SMF/PGW-C)は、UEがN1モードをサポートしていると判定する。
【0170】
UEがN1モードをサポートしていない場合、つまりUEがN1モードを無効にしている場合、UEはESM手順を開始し、ESM手順(又はUEが開始したEPSベアラコンテキスト修正手順)中のESMメッセージで、PDN接続に対してPDUセッションID(又はPDUセッションIDによって識別されるPDUセッション)が解放されたことを示すインジケータを含むPCOを送信する。PCOを受信すると、MMEは、MMEとSGW-C間の既存の手順を使用して、このPCOをSGW-Cに送信する。次に、SGW-Cはさらに、既存の手順を使用して、PCOをPGW-C(例えば、SMF/PGW-C)に送信する。P-GW(例えば、SMF/PGW-C)がPCOを受信し、PDN接続に対してPDUセッションIDが解放されたことを示すインジケータが表示されると、PGW-C(例えば、SMF/PGW-C)はUEがN1モードをサポートしていないと判断する。
【0171】
<態様2の変形例9>
図3のセッション設定手順に加え、セッション削除手順にも同様の仕組みがネットワークスライスアドミッション制御に適用される。図3に対する以下の変更が、セッション削除手順に適用される。
【0172】
セッション設定要求メッセージはセッション削除要求メッセージに置き換えられる。
【0173】
セッション設定応答メッセージはセッション削除応答メッセージに置き換えられる。
【0174】
図3のステップ3では、NSACFへのNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、NSAC UEパラメータで更新フラグが「減少」に設定されている。
【0175】
図3のステップ5では、NSACFへのNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求の更新フラグが「減少」に設定されている。
【0176】
図3のステップ7及び8では、セッション設定応答メッセージ及び登録済みS-NSSAIパラメータが、セッション削除応答メッセージ及び登録解除されたS-NSSAIに置き換えられる。MMEが登録解除されたS-NSSAIを受信すると、MMEは、MMEコンテキストの登録済みS-NSSAIリストから、関連するAPNの組とともに受信したS-NSSAIを削除する。
【0177】
図3のステップ9、10、及び11は、UEとMME間のシグナリング接続の解放手順に置き換えられる。
【0178】
さらに、態様2の変形例9によって適用される、変更を伴う図3のステップ1~11は、UEがN1モードを無効にする場合、又はHSS/UDMの加入者データが変更され、コアネットワークタイプ制限によってUEが5GCにアクセスできない場合にも適用される。
【0179】
コアネットワークタイプ制限データは、更新位置確認メッセージ又は加入者データ挿入メッセージによって、S6aインタフェースを介してHSSからMMEに転送されることに注意されたい。
【0180】
<態様2の変形例10>
一例では、図4のステップ4~11は、MMEがHSSから、コアネットワークタイプ制限によりUEが5GCにアクセスできないことを示す加入者データ挿入メッセージを受信したときに、MMEによって開始されるものであってもよい。
【0181】
<態様2の変形例11>
一例として、SMF/PGW-Cが、コアネットワークタイプ制限がUEに5GCへのアクセスを許可しないUEの加入者データを受信した場合、図3のステップ3~6は実行されないものであってもよい。
【0182】
SMF/PGW-Cは、Nudm_SDM_Getサービス又はNudm_SDM_Notificationサービスによって、UDMから加入者データ中のコアネットワークタイプ制限パラメータを受信するものであってもよいことに注意されたい。
【0183】
<態様2の変形例12>
一例として、SMF/PGW-CがUDMから、コアネットワークタイプ制限によりUEが5GCにアクセスできない旨の加入者データ更新通知を受信した場合、図4のステップ6~9は実行されないものであってもよい。
【0184】
SMF/PGW-Cは、Nudm_SDM_Notificationサービスによって、UDMから加入者データ中の更新されたコアネットワークタイプ制限パラメータを受信するものであってもよいことに注意されたい。
【0185】
例えば、態様2及び態様2の変形例は、5GSとの相互動作をサポートするEPS上でPDN接続手順が確立されたときに、NSAC手順が定義されていないさまざまな状況に対する解決策を提供することができる。
【0186】
例えば、態様2及び態様2の変形例は、UEがN1モード機能を無効化する際のNSAC手順に関して、ネットワークの動作とUEの動作が定義されていないという問題を解決できる。
【0187】
<態様3:同一S-NSSAIへの複数PDN接続時のネットワークスライスアドミッション制御の処理>
N1モード及びS1モードをサポートするUEがEPS内のAPNに対してPDN接続を確立すると、SMF/PGW-C本体(又はSMF/PGW-C)はローカル構成に基づいてAPNをネットワークスライスにマッピングする。複数のAPNが同じネットワークスライスにマッピングされるシナリオもあり得る。このような場合、複数のPDN接続が同じネットワークスライスに関連付けられるが、NSAC手順を実行して可用性を確認し、ネットワークスライスに登録されたUEの数と、ネットワークスライスに確立されたPDUセッション数を更新する方法は不明である。
【0188】
態様3は、同一S-NSSAIへの複数PDN接続時のネットワークスライスアドミッション制御を開示する。
【0189】
図5はPDN接続要求の手順を示す。
【0190】
この形態では、形態2の図3に示されているように、少なくとも1つのPDUセッションが確立されていることが前提であることに注意されたい。
【0191】
ステップ0。UEは、図3に示されるように、S-NSSAIに対応するAPN1との間で少なくとも1つのPDN接続を確立している。
【0192】
ステップ1。UEはアプリケーションによって、APN2との間で新しいPDN接続を確立する必要があることをトリガされる。
【0193】
ステップ2。UEはAPN2を使用してMMEにPDN接続要求を送信する。
【0194】
ステップ3。MMEはPGW-C(例えばSMF/PGW-C)の選択を実行する。その結果、APN2と同じSMF/PGW-Cが選択される。
【0195】
ステップ4。MMEはAPN2を使用してSGW-Cにセッション設定要求メッセージを送信する。
【0196】
ステップ5。SGW-CはAPN2を使用してSMF/PGW-Cにセッション設定要求メッセージを送信する。
【0197】
ステップ6。SMF/PGW-Cは、受信したAPN2とローカル構成(S-NSSAIとAPNのマッピング情報など)に基づいて、関連するS-NSSAIを見つける。例えば、この場合、関連するS-NSSAIはAPN1にも対応する。
【0198】
SMF/PGW-Cは、UEがS-NSSAIに対応するAPN1でNSACFに登録されていることを見つけた場合、UEをNSACに登録せず、UEをPDUセッションに登録する。
【0199】
この場合、SMF/PGW-Cは、更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をNSACFに送信する。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、UE ID及びAPN2に関連付けられたS-NSSAIを含んだものであってもよい。
【0200】
例えば、SMF/PGW-Cは、関連するS-NSSAIと、UEが登録されたAPNとS-NSSAIの組を示す情報とに基づいて、UEがAPN1でNSACFに登録されたことを検出する。
【0201】
例えば、SMF/PGW-Cは、図3のステップ4でNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合、「増加」に設定された更新フラグ、UE ID、及びAPN2に関連付けられたS-NSSAIを含むNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信するものであってもよい。
【0202】
ステップ7。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求メッセージを受信し、SMF/PGW-Cからの更新フラグパラメータが「増加」の場合、以下の処理を行う。
【0203】
NSACFは、受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライスに登録されているPDUセッションの現在数を増加させる。
【0204】
NSACFは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を、結果パラメータとともにSMF/PGW-Cに送信する。受信したS-NSSAIに関連するネットワークスライス上で確立されたPDUセッションがまだ最大数に達していない場合、NSACFはSMF/PGW-Cに、PDUセッションの確立が許可されていることを示すNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を送信する。Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、UEがS-NSSAIを使用できることを示す情報を含むものであってもよい。
【0205】
ステップ8。SMF/PGW-CはSGW-Cにセッション設定応答メッセージを送信する。例えば、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信すると、SMF/PGW-CはSGW-Cにセッション設定応答メッセージを送信する。
【0206】
ステップ9。SGW-Cは、MMEにセッション設定応答メッセージを送信する。例えば、SMF/PGW-Cからセッション設定応答メッセージを受信すると、SGW-CはMMEにセッション設定応答メッセージを送信する。
【0207】
ステップ10。MMEはPDN接続承認メッセージをUEに送信する。例えば、SGW-Cからセッション設定応答メッセージを受信すると、MMEはPDN接続承認メッセージをUEに送信する。
【0208】
<態様3の変形例1>
図3及び図5のMMEは、S4-SGSNであってもよい。
【0209】
<態様3の変形例2>
一例では、ステップ6において、SMF/PGW-Cはまた、更新フラグを「増加」に設定したNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信して、S-NSSAIのUEの数を更新する。
【0210】
<システム概要>
図6は、上記の態様が適用される移動体(セルラー又はワイヤレス)用の電気通信システム1を概略的に示している。
【0211】
通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステムの概要を表すものである。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイル機器」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内の他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0212】
(R)ANノード5は、5G無線アクセス技術(5G radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、5G以降のRAT、6G RAT、及び米国電気電子工学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定義された無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network )(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む任意の無線アクセスをサポートする。
【0213】
(R)ANノード5は、無線ユニット(Radio Unit)(RU)、分散ユニット(Distributed Unit)(DU)及び集中ユニット(Centralized Unit)(CU)に分割することができる。いくつかの態様では、各ユニットは互いに接続され、オープンラン(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定義されたアーキテクチャを採用することによって(R)ANノード5を構成するものであってもよく、上記ユニットはそれぞれO-RU、O-DU及びO-CUと呼ばれる。
【0214】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能とユーザプレーン機能に分割することができる。さらに、通信をサポートするために複数のユーザプレーン機能を割り当てることができる。いくつかの態様では、ユーザトラフィックは複数のユーザプレーン機能に分散されるものであってもよく、各ユーザプレーン機能上のユーザトラフィックは、UE3と(R)ANノード5の両方で集約されるものであってもよい。このスプリットアーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれるものであってもよい。
【0215】
また、(R)ANノード5は、衛星アクセスを使用した通信をサポートすることもできる。いくつかの態様では、(R)ANノード5は衛星アクセスと地上アクセスをサポートするものであってもよい。
【0216】
さらに、(R)ANノード5は、非無線アクセス用のアクセスノードと呼ぶこともできる。非無線アクセスには、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)が定義する固定回線アクセスや、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)が定義する光アクセスが含まれる。
【0217】
コアネットワーク7は、通信システム1内の通信をサポートするための論理ノード(又は「機能」)を含むものであってもよい。例えば、コアネットワーク7は、特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であってもよい。論理ノード内の各機能は、ネットワーク機能とみなすことができる。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることにより、別のノードに提供されるものであってもよい。さらに、例えば、コアネットワーク7は、進化したパケットコア(Evolved Packet Core)(EPC)における制御プレーン機能とユーザプレーン機能とを含むものであってもよい。例えば、コアネットワーク7は、MME、SGW-C、及びPGW-Cを含む。MMEは、ネットワークインタフェースを介して他のノード(コアネットワーク7内のノードを含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路と、MMEのメモリに格納されたソフトウェアに従ってMMEの動作を制御するように動作可能なコントローラとを含むものであってもよい。SGW-Cは、ネットワークインタフェースを介して他のノード(コアネットワーク7内のノードを含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路と、SGW-Cのメモリに格納されたソフトウェアに従ってSGW-Cの動作を制御するように動作可能なコントローラとを含むものであってもよい。
【0218】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute)のネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)で定義されたネットワーク仮想化技術を適用することで、複数の拠点からサービスを提供し、各拠点で複数の実行インスタンスを持つ分散型、冗長型、ステートレス、スケーラブルなものとして展開することができる。
【0219】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0220】
よく知られているように、UE3は、通信システム1によってカバーされる地理的領域内を移動する際に、(R)ANノード5によってサービスされる領域(すなわち無線セル)に出入りするものであってもよい。UE3を追跡し、異なる(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に結合された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、AMF70の代わりに、モビリティ管理本体(mobility management entity)(MME)又は5Gを超えるためのモビリティ管理ノード又は6Gのためのモビリティ管理ノードを使用するものであってもよい。
【0221】
また、コアネットワーク7は、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76、及びネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)77を含む。さらに、コアネットワーク7はまた、SMF+PGW-Cを含むものであってもよい。UE3が訪問先の公衆移動体通信網(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングしている場合、UE3のホーム公衆移動体通信網(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、及びローミングアウトするUE3のためのSMF71、UPF72、及びPCF73の機能の少なくとも一部を提供する。
【0222】
UE3とそれぞれのサービング(R)ANノード5とは、適切なエアインタフェース(例えば、いわゆる「Uu」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して接続される。隣接する(R)ANノード5は、適切な(R)ANノード5間インタフェース(いわゆる「Xn」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、適切なインタフェース(いわゆる「N2」/「N3」インタフェース等)を介してコアネットワーク7のノード(いわゆるコアネットワークノード及び/又はそれと類似するもの)に接続される。コアネットワーク7からは、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、公衆網、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであってもよい。データネットワーク20がPLMN事業者又は仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供されるものであってもよい。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット(登録商標)、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続できる。
【0223】
「Uu」インタフェースは、UuインタフェースのコントロールプレーンとUuインタフェースのユーザプレーンを含むものであってもよい。
【0224】
Uuインタフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間でユーザトラフィックを伝送する役割を担う。Uuインタフェースのユーザプレーンは、物理接続上にSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを持つレイヤ構造を持つものであってもよい。
【0225】
Uuインタフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続の確立、変更、及び解放を行う。Uuインタフェースの制御プレーンは、物理接続上にRRC、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを持つレイヤ構造を持つものであってもよい。
【0226】
例えば、ASシグナリングをサポートするために、以下のメッセージがRRCレイヤ上で通信される。
【0227】
・RRCセットアップ要求メッセージ:このメッセージは、UE3から(R)ANノード5に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがRRCセットアップ要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・確立原因とue ID。ue IDの値はng-5G-S-TMSI-Part1又はランダム値であってもよい。
【0228】
・RRCセットアップメッセージ:このメッセージは、ANノード5から(R)UE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがRRCセットアップメッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・マスターセルグループ及び無線ベアラコンフィグ
【0229】
・RRCセットアップ完了メッセージ:このメッセージは、UE3から(R)ANノード5に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがRRCセットアップ完了メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・Guamiタイプ、iabノード認証、idleMeasAvailable、モビリティ状態、ng-5G-S-TMSI-Part2、登録済みAMF、選択済みPLMN ID
【0230】
UE3及びAMF70は、適切なインタフェース(例えば、いわゆるN1インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して接続される。N1インタフェースは、NASシグナリングをサポートするために、UE3とAMF70との間の通信を提供する役割を果たす。N1インタフェースは、3GPPアクセス上でも、非3GPPアクセス上でも確立できるものであってもよい。例えば、以下のメッセージがN1インタフェースを介して通信される。
【0231】
・RRCセットアップ要求メッセージ:このメッセージは、UE3からAMFノード70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが登録要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・5GS登録タイプ、ngKSI、5GS移動ID、非現行ネイティブNASキーセット識別子、5GMM能力、UEセキュリティ能力、要求されたNSSAI、最終訪問登録TAI、S1UEネットワーク能力、アップリンクデータステータス、PDUセッションステータス、MICO表示、UEステータス、追加GUTI、許可されたPDUセッションステータス、UEの使用設定、要求されたDRXパラメータ、EPS NASメッセージコンテナ、LADN表示、ペイロードコンテナタイプ、ペイロードコンテナ、ネットワークスライシング表示、5GS更新タイプ、移動局クラスマーク2、サポートされるコーデック、NASメッセージコンテナ、EPSベアラコンテキストステータス、要求された拡張DRXパラメータ、T3324値、UE無線能力ID、要求されたマッピングされたNSSAI、要求された追加情報、要求されたWUS支援情報、N5GC表示、及び要求されたNB-N1モードDRXパラメータ。
【0232】
・登録承認メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが登録承認メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・5GS登録結果、5G-GUTI、等価PLMN、TAIリスト、許可されたNSSAI、拒否されたNSSAI、設定されたNSSAI、5GSネットワーク機能サポート、PDUセッションステータス、PDUセッション再活性化結果、PDUセッション再活性化結果エラー原因、LADN情報、MICO表示、ネットワークスライシング表示、サービスエリアリスト、T3512値、非3GPP登録解除タイマ値、T3502値、緊急番号リスト、拡張緊急番号リスト、SOR透過コンテナ、EAPメッセージ、NSSAI包含モード、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義、ネゴシエートされたDRXパラメータ、非3GPP NWポリシー、EPSベアラコンテキストステータス、ネゴシエートされた拡張DRXパラメータ、T3447値、T3448値、T3324値、UE無線能力ID、UE無線能力ID削除指示、保留中のNSSAI、暗号化キーデータ、CAG情報リスト、切り捨てられた5G-S-TMSI構成、ネゴシエートされたWUSアシスタンス情報、ネゴシエートされたNB-N1モードDRXパラメータ、及び拡張拒否NSSAI。
【0233】
・登録完了メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されているパラメータに加えて、以下のパラメータが登録完了メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・SOR透過コンテナ。
【0234】
・認証要求メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(5G認証チャレンジ)、認証パラメータAUTN(5G認証チャレンジ)、及びEAPメッセージ。
【0235】
・認証応答メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証応答メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・認証応答メッセージID、認証応答パラメータ、及びEAPメッセージ。
【0236】
・認証結果メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証結果メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・ngKSI、EAPメッセージ、ABBA。
【0237】
・認証失敗メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証失敗メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・認証失敗メッセージのID、5GMMの原因、及び認証失敗パラメータ。
【0238】
・認証拒否メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証拒否メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・EAPメッセージ。
【0239】
・サービス要求メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがサービス要求メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・ngKSI、サービスタイプ、5G-S-TMSI、アップリンクデータステータス、PDUセッションステータス、許可PDUセッションステータス、NASメッセージコンテナ。
【0240】
・サービス承認メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがサービス承認メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・PDUセッションステータス、PDUセッション再活性化結果、PDUセッション再活性化結果エラー原因、EAPメッセージ、T3448値。
【0241】
・サービス拒否メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータがサービス拒否メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・5GMM原因、PDUセッションステータス、T3346値、EAPメッセージ、T3448値、及びCAG情報リスト。
【0242】
・構成アップデートメッ命令セージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが構成アップデート命令メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・構成更新指示、5G-GUTI、TAIリスト、許可NSSAI、サービスエリアリスト、ネットワークのフルネーム、ネットワークのショートネーム、ローカルタイムゾーン、ユニバーサルタイムとローカルタイムゾーン、ネットワーク夏時間、LADN情報、MICO指示、ネットワークスライシング指示、構成済みNSSAI、拒否されたNSSAI、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義、SMS表示、T3447値、CAG情報リスト、UE無線能力ID、UE無線能力ID削除表示、5GS登録結果、切り捨てられた5G-S-TMSI構成、追加構成表示、及び拡張拒否されたNSSAI。
【0243】
・構成アップデート完了メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが構成アップデート完了メッセージに一緒に入力されるものであってもよい。
・・構成アップデート完了メッセージのID。
【0244】
<ユーザ装置(UE)>
図7は、UE3(モバイルデバイス3)の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、UE3は、1つ又は複数のアンテナ32を介して、接続されたノードに信号を送信し、接続されたノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路31を含む。さらに、UE3は、外部から情報を入力したり、外部に情報を出力したりするためのユーザインタフェース34を含むものであってもよい。図には必ずしも示されていないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの通常の全ての機能を備えるものであってもよく、これは、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって適宜提供されるものであってもよい。ソフトウェアは、メモリにプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。コントローラ33は、メモリ36に格納されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、少なくとも送受信制御モジュール3621を有する通信制御モジュール362とを含む。通信制御モジュール362は(その送受信制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF10などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)アクセス及びモビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ及び関連する応答メッセージ)が含まれるものであってもよい。コントローラ33は、1つ又は複数のユニバーサル加入者IDモジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互動作する。複数のUSIM35が装備されている場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにしてもよいし、複数のUSIM35を同時にアクティブにしてもよい。
【0245】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0246】
UE3は、例えば、生産又は製造のための機器及び/又はエネルギー関連機械(例えば、以下のような機器又は機械:ボイラー;エンジン;タービン;ソーラーパネル;風力タービン;水力発電機;火力発電機;原子力発電機;バッテリー;原子力システム及び/又は関連機器;重電機;真空ポンプを含むポンプ;コンプレッサー;ファン;送風機;油圧機器;空気圧機器;金属加工機械;マニピュレーター;ロボット及び/又はその応用システム;工具;金型又はダイ;ロール;搬送装置;昇降装置;マテリアルハンドリング装置;繊維機械、ミシン、印刷機械及び/又は関連機械、紙工機械、化学機械、鉱業機械及び/又は建設機械及び/又は関連機器、農林水産機械及び/又は器具、安全装置及び/又は環境保全装置、トラクター、精密ベアリング、チェーン、歯車、動力伝達装置、潤滑装置、バルブ、管継手、及び/又は前述の装置又は機械などのアプリケーションシステム)であってもよい。.
【0247】
UE3は、例えば、輸送機器(例えば、鉄道車両、自動車、オートバイ、自転車、列車、バス、荷車、人力車、船舶、その他の水上機、航空機、ロケット、人工衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であってもよい。
【0248】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子計算機及び関連機器、通信及び関連機器、電子部品などの情報通信機器)であってもよい。
【0249】
UE3は、例えば、冷凍機、冷凍機応用製品、貿易及び/又はサービス産業設備、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は設備、民生用電子及び電子機器(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、大音量スピーカー、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーメーカー、食器洗い機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連機器、クリーナーなどの民生用電子機器)であってもよい。
【0250】
UE3は、例えば、電気応用システム又は装置(例えば、X線装置、粒子加速器、ラジオアイソトープ装置、音波装置、電磁応用装置、電子電力応用装置などの電気応用システム又は装置)であってもよい。
【0251】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定器、分析器、テスタ、又は測量・検知機器(例えば、煙警報器、人体警報センサ、人感センサ、無線タグなどの測量・検知機器)、腕時計又は置時計、実験器具、光学機器、医療機器及び/又はシステム、武器、刃物、手工具などであってもよい。
【0252】
UE3は、例えば、無線機能を備えたパーソナルデジタルアシスタント又は関連機器(他の電子機器(例えば、パーソナル・コンピュータ、電気測定機)に取り付けるか、又は他の電子機器(例えば、パーソナル・コンピュータ、電気測定機)に挿入するように設計された無線カード又はモジュールなど)であってもよい。
【0253】
UE3は、様々な有線通信技術及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」として後述するアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であってもよい。
【0254】
モノのインターネット装置(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワーク接続性及び/又はそれと類似するものを備えているものであってもよく、これらの機器が互いに、また他の通信機器とデータを収集し交換することを可能にする。IoT装置は、内部メモリに格納されたソフトウェア命令に従う自動化された機器を備えるものであってもよい。IoT装置は、人間の監督や相互作用を必要とせずに動作するものであってもよい。また、IoT装置は、長期間静止したまま、及び/又は不活発なままであってもよい。IoT装置は、(概して)静止した装置の一部として実装されるものであってもよい。IoT装置はまた、非定常装置(車両など)に組み込まれたり、監視/追跡対象の動物や人に取り付けられたりするものであってもよい。
【0255】
IoT技術は、データを送受信するために通信ネットワークに接続できる通信機器であれば、そのような通信機器が人間の入力によって制御されるか、メモリに格納されたソフトウェア命令によって制御されるかにかかわらず、どのような通信機器にも実装できることを理解されたい。
【0256】
IoT装置は、マシンタイプコミュニケーション(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス、マシンツーマシン(Machine-to-Machine)(2M)通信デバイス、又はナローバンドIoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも呼ばれるものであってもよいことを理解されたい。UE3は、1つ又は複数のIoTアプリケーション又はMTCアプリケーションをサポートするものであることを理解されたい。
【0257】
UE3は、スマートフォンであってもよいし、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であってもよい。
【0258】
UE3は、自動車、又はコネクテッドカー、又は自律走行車、又は車両デバイス、又はオートバイ、又はV2X(Vehicle to Everything)通信モジュール(例えば、車両間通信モジュール、車両インフラストラクチャ間通信モジュール、車両人間間通信モジュール、及び車両ネットワーク間通信モジュール)であってもよい。
【0259】
<(R)ANノード>
図8は、好ましい(R)ANノード5、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)の主要な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、(R)ANノード5は、1つ又は複数のアンテナ52を介して接続されたUE3に信号を送信し、UE3から信号を受信し、ネットワークインタフェース53を介して他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから(直接的又は間接的に)信号を受信するように動作可能な送受信回路51を含む。コントローラ54は、メモリ55に格納されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリにプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、少なくとも送受信制御モジュール5521を有する通信制御モジュール552とを含む。
【0260】
通信制御モジュール552は(その送受信制御サブモジュールを使用して)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を(例えば、直接的又は間接的に)担当する。シグナリングは、例えば、(特定のUE3に対する)無線接続及びコアネットワーク7との接続に関連する、特に、接続の確立及び維持(例えば、RRC接続確立及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2参照点によるメッセージ)、及びXnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn参照点によるメッセージ)などに関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含むものであってもよい。このようなシグナリングには、例えば、送信ケースにおけるブロードキャスト情報(マスター情報やシステム情報など)もまた含まれるものであってもよい。
【0261】
コントローラ54はまた、実装される場合、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成される。(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0262】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図9は、(R)ANノード5の態様が適用されるO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0263】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線ユニット(RU)60、分散ユニット(DU)61及び集中ユニット(CU)62に分割されるシステム概要を表す。いくつかの態様では、各ユニットを組み合わせたものであってもよい。例えば、RU60は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合/結合することができ、DU61は、別の統合/結合ユニットとしてCU62と統合/結合することができる。ユニット(例えば、RU60、DU61及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/複合ユニットに実装することができる。さらに、CU62は、CU制御プレーン(CU Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(CU User plane)(UP)のような2つの機能ユニットに分離することができる。CU CPは、(R)ANノード5における制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5におけるユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、適切なインタフェース(いわゆる「E1」インタフェース等)を介してCU UPに接続される。
【0264】
UE3とそれぞれのサービングRU60とは、適切なエアインタフェース(例えば、いわゆる「Uu」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して接続される。各RU60は、適切なインタフェース(いわゆる「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してDU61に接続される。各DU61は、適切なインタフェース(いわゆる「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してCU62に接続されている。各CU62はまた、適切なインタフェース(いわゆる「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してコアネットワーク7のノード(いわゆるコアネットワークノード等)に接続される。さらに、DU61のユーザプレーン部分も、適切なインタフェース(いわゆる「N3」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してコアネットワークノード7に接続することができる。
【0265】
RU60、DU61、及びCU62の間で分割される機能に応じて、各ユニットは、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインタフェースを介してUE3と通信する機能を提供し、DU61は、MACレイヤ及びRLCレイヤをサポートする機能を提供し、CU62は、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ及びRRCレイヤをサポートする機能を提供するものであってもよい。
【0266】
<無線ユニット(RU)>
図10は、好ましいRU60、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のRU部分の主要な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、RU60は、1つ又は複数のアンテナ602を介して接続されたUE3に信号を送信し、接続されたUE3から信号を受信し、ネットワークインタフェース603を介して他のネットワークノード又はネットワークユニットに信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワークユニットから(直接的又は間接的に)信号を受信するように動作可能である送受信回路601を含む。コントローラ604は、メモリ605に格納されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリにプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、少なくとも送受信制御モジュール60521を有する通信制御モジュール6052とを含む。
【0267】
通信制御モジュール6052は(その送受信制御サブモジュールを使用して)、RU60と、UE3、別のRU60及びDU61などの他のノード又はユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を(例えば、直接的又は間接的に)担当する。シグナリングは、例えば、無線接続及び(特定のUE3に対する)RU60との接続に関連する、特にMACレイヤ及びRLCレイヤに関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージが含まれているものであってもよい。
【0268】
コントローラ604はまた、実装される場合、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成される。
【0269】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0270】
上述したように、RU60は、一体型/複合型ユニットとしてDU61と一体化/複合化することができる。RU60に関する説明における任意の機能は、上記の一体型/複合型ユニットに実装することができる。
【0271】
<分散ユニット(DU)>
図11は、好ましいDU61、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のDU部分の主要な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、装置は、ネットワークインタフェース612を介して他のノード又はユニット(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又はユニット(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能な送受信回路611を含む。コントローラ613は、メモリ614に格納されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ614にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、少なくとも送受信制御モジュール61421を有する通信制御モジュール6142とを含む。通信制御モジュール6142は(その送受信制御モジュール61421を使用して)、DU61と、RU60などの他のノードやユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。
【0272】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0273】
上述したように、RU60は、一体型/複合型ユニットとしてDU61又はCU62と一体化/複合化することができる。DU61に関する説明における任意の機能は、上記の一体型/複合型ユニットの1つに実装することができる。
【0274】
<集中ユニット(Centralized Unit)(CU)>
図12は、好ましいRU62、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のCU部分の主要な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、装置は、ネットワークインタフェース622を介して他のノード又はユニット(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又はユニットから信号を受信するように動作可能な送受信回路621を含む。コントローラ623は、メモリ624に格納されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ624にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、少なくとも送受信制御モジュール62421を有する通信制御モジュール6242とを含む。通信制御モジュール6242は(その送受信制御モジュール62421を使用して)、CU62と、DU61などの他のノードやユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。
【0275】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0276】
上述したように、CU62は、一体型/複合型ユニットとしてDU61と一体化/複合化することができる。CU62に関する説明における任意の機能は、上記の一体型/複合型ユニットに実装することができる。
【0277】
<AMF>
図13は、AMF70の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、装置は、ネットワークインタフェース702を介して他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード又はユニット(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能な送受信回路701を含む。コントローラ703は、メモリ704に格納されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ704にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、少なくとも送受信制御モジュール70421を有する通信制御モジュール7042とを含む。通信制御モジュール7042は(その送受信制御モジュール70421を使用して)、AMF70と、UE3(例えば、(R)ANノード5を介して)及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)アクセス及びモビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ及び関連する応答メッセージ)が含まれるものであってもよい。
【0278】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0279】
<SMF>
図14は、SMF71の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース712を介して他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路711を含む。コントローラ713は、メモリ714に格納されたソフトウェアに従ってSMF71の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ714にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7141と、少なくとも送受信制御モジュール71421を有する通信制御モジュール7142とを含む。通信制御モジュール7142は(その送受信制御モジュール71421を使用して)、SMF71と、UPF72及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)セッション管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインタフェースに基づくハイパーテキストトランスファプロトコル(Hypertext Transfer Protocol)(HTTP)レストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0280】
SMF71は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0281】
なお、SMF+PGW-C(又はSMF/PGW-C)は、SMF71と同じ構成要素を有するものであってもよい。さらに、SMF+PGW-C(又はSMF/PGW-C)は、SMF71の機能とPGW-Cの機能とを有する。PGW-Cの機能は、SMF+PGW-C(又はSMF/PGW-C)の構成要素によって実現することができる。
【0282】
<UDM>
図15は、UDM75の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース752を介して他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路751を含む。コントローラ753は、メモリ754に格納されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ754にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、少なくとも送受信制御モジュール75421を有する通信制御モジュール7542とを含む。通信制御モジュール7542は(その送受信制御モジュール75421を使用して)、UDM75と、AMF70及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングアウトしている場合、UE3のVPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)モビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)が含まれるものであってもよい。
【0283】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0284】
<NSACF>
図16は、NSACF77の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース772を介して他のノード(AMF70、SMF71及びSMF+PGW-Cを含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路771を含む。コントローラ773は、メモリ774に格納されたソフトウェアに従ってNSACF77の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ774にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、少なくとも送受信制御モジュール77421を有する通信制御モジュール7742とを含む。通信制御モジュール7742は(その送受信制御モジュール77421を使用して)、NSACF77と、AMF70及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワークデータ分析機能手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)を含むものであってもよい。NSACF77は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0285】
<修正と代替案>
以上、態様の詳細について説明した。当業者であれば、その中に具体化された開示の恩恵を受けつつ、上記の態様に対して多数の修正及び代替を行うことができることを理解されたい。例示のために、これらの代替案及び修正案のうちのいくつかを説明する。
【0286】
上記の説明では、UE3及びネットワーク装置は、理解を容易にするために、多数の個別モジュール(通信制御モジュールなど)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、例えば、既存のシステムが本開示を実装するために修正された場合など、特定の用途ではこのように提供される場合があるが、他の用途、例えば、当初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されたシステムでは、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコードに組み込まれる場合があり、そのため、これらのモジュールは、個別の本体として識別できない場合がある。また、これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらのミックスで実装されることもある。
【0287】
各コントローラは、例えば、1つ又は複数のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央演算処理装置(central processing units)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic units)(ALU)、入出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/又はデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス及び/又はアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア又はソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/又はタイマ、及び/又はそれと類似するものを含む(ただし、これらに限定されない)任意の適切な形態の処理回路を備えるものであってもよい。
【0288】
上記の態様では、多数のソフトウェアモジュールについて説明した。当業者であれば理解されるように、ソフトウェアモジュールは、コンパイル済み又は未コンパイルの形態で提供されるものであってもよく、コンピュータネットワーク上の信号として、又は記録媒体上でUE3及びネットワーク装置に供給されるものであってもよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用ハードウェア回路を使用して実行されるものであってもよい。しかし、ソフトウェアモジュールを使用することは、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するために、それらの更新を容易にするため、好ましい。
【0289】
上記の態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用される。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi(登録商標)、WiMAX(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)もまた、上記の態様に従って使用されるものであってもよい。
【0290】
ユーザ装置のアイテムには、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子ブックリーダ及び/又はそれと類似する通信機器が含まれる。このようなモバイル(あるいは、概して据え置き型の)機器は、通常、ユーザによって操作されるが、いわゆる「モノのインターネット(Internet of Things)」(IoT)機器や同様の機械型通信(machine-type communication)(MTC)機器をネットワークに接続することも可能である。簡略化のため、本明細書では、モバイルデバイス(又はUE)に言及するが、説明する技術は、データの送受信のために通信ネットワークに接続できる任意の通信デバイス(モバイル及び/又は概して据え置き型)に実装でき、そのような通信デバイスが人間の入力又はメモリに格納されたソフトウェア命令によって制御されるか否かに関係ないことを理解されたい。
【0291】
他の様々な変更は当業者には明らかであり、ここではこれ以上詳しくは説明しない。
【0292】
上記に開示した態様例の全部又は一部は、以下のように記述することができるが、これらに限定されるものではない。
【0293】
<5.15.11.5ネットワークスライスアドミッション制御のサポートとEPCとの相互動作>
ネットワークスライスにEPSカウントが必要な場合、EPC相互動作の際には、PDN接続確立時に、最大UEの数及び/又はネットワークスライスあたりの最大PDUセッション数に対するネットワークスライスアドミッション制御が実行される。EPCにおけるネットワークスライスあたりの最大UEの数及び/又は最大PDUセッション数に対するNSACをサポートするために、SMF+PGW-Cは、どのネットワークスライスがNSACの対象となるかを示す情報を設定する。EPCでのPDN接続確立中、SMF+PGW-Cは、5.15.7.1節に記載されているように、PDN接続に関連するS-NSSAIを選択する。SMF+PGW-Cによって選択されたS-NSSAIがNSACの対象である場合、SMF+PGW-CはNSACFとの対話をトリガして、選択されたS-NSSAIをUEに提供する前に、ネットワークスライスが利用可能か否かを確認する。ネットワークスライスが利用可能な場合、SMF+PGW-CはPDN接続確立手順を続行する。
【0294】
NSACFは、SMF+PGW-Cに応答を返す前に、ネットワークスライスの可用性をチェックするために以下を実行する。
【0295】
もしも、
UE IDがネットワークスライスに登録されたUE IDのリストに既に含まれており(UEの最大数に関するネットワークスライス認証制御が適用される場合)、現在のPDUセッション数が最大数を下回っている(セッションの最大数に関するネットワークスライス認証制御が適用される場合)ような場合、又は、
【0296】
UE IDがネットワークスライスに登録されたUE IDのリストに含まれておらず、また、現在のUE登録数が最大数に達しておらず、(UEの最大数に関するネットワークスライス認証制御が適用される場合)、現在のPDUセッション数が最大数に達しなかった(セッションの最大数に関するネットワークスライス認証制御が適用される場合)ような場合、
【0297】
NSACFはSMF+PGW-Cに対して、ネットワークスライスが利用可能であるという情報を応答する。NSACFは、UE IDのリストにそのUE IDがまだ含まれていなければ、そのUE IDをリストに含め、現在のUE登録数を増やし(UEの最大数に対するネットワークスライスアドミッション制御が適用される場合)、現在のPDUセッション数を増やす(セッションの最大数に対するネットワークスライスアドミッション制御が適用される場合)。もしも、NSACFがS-NSSAIが利用できないことを返した場合、SMF+PGW-CはAPNにマッピングされる別のS-NSSAIを選択することができる。もしも、別のS-NSSAIもNSACの対象である場合、SMG+PGW-CはNSACFとの対話をトリガして、ネットワークスライスの可用性を確認する。NSACFが選択したS-NSSAIが利用可能であることを示すと、SMF+PGW-Cは選択したS-NSSAIをPDN接続に関連付ける。
【0298】
進行中のPDN接続を持つUEがEPCから5GCに移動すると、SMF+PGW-CはNSACFのUE登録数を減らす要求をトリガし、UEが新しいAMFに登録されると、AMFはNSACFのUE登録数を増やす要求をトリガする。S-NSSAIに関連付けられたPDN接続が複数存在する場合、NSACFは、異なるSMF+PGW-Cから同じS-NSSAIに対する複数の要求を受信することができる。進行中のPDUセッションを持つUEが5GCからEPCに移動すると、SMF+PGW-CはNSACFのUE登録数を増やす要求をトリガし、UEが旧AMFで登録解除されると、旧AMFはNSACFのUE登録数を減らす要求をトリガする。S-NSSAIに関連付けられたPDUセッションが複数存在する場合、NSACFは、異なるSMF+PGW-Cから同じS-NSSAIに対する複数の要求を受信することができる。NSACFは、SMF+PGW-C及びAMFからの要求に基づいてUE IDのリストを維持し、それに応じて現在の登録数を調整する。
【0299】
進行中のPDN接続を持つUEがEPCから5GCへ、又は5GCからEPCへ移動する場合、PDN接続確立時に許可が付与されているため、セッションの継続性は保証される。
【0300】
編集者付記:EPCと5GC間のモビリティにおけるNSACメカニズムは、5GCメカニズム、すなわちAMF間のモビリティと整合させるために再検討することが可能である。
【0301】
SMF+PGW-Cは、S-NSSAIに関連付けられたPDN接続がEPCで解放された場合、又はN1モードが無効化された場合、又はコアネットワークタイプ制限によりUEが5GCにアクセスできない場合、NSACFに対してネットワークスライスあたりの最大PDUセッション数制御の要求(すなわち減少)をトリガする。NSACFは、S-NSSAIに関連するPDN接続がすべてEPCで解放された場合、現在の登録数を減少させ、UE IDリストからUE IDを削除することを決定する。
【0302】
編集者付記:1つのNSACFが登録とセッション許可制御を担当するか、登録とセッション許可制御のためにそれぞれのNSCAFが存在するかは、展開シナリオによってFFS決める。
【0303】
付記:EPCのネットワークスライスアドミッション制御は、PDN接続のないアタッチメントに対しては実行されない。
【0304】
ネットワークスライスに対してEPSカウントが要求されない場合、UE がEPCから5GCに移動するとき、つまりUEがEPCから5GCにモビリティ登録を実行するとき(ネットワークスライスごとの最大UEの数に対するネットワークスライスアドミッション制御)、及び/又はPDN接続がEPCから5GCに引き渡されるとき(ネットワークスライスごとの最大PDUセッション数に対するネットワークスライスアドミッション制御)に、最大UEの数及び/又は最大PDUセッション数に対するネットワークスライスアドミッション制御が実行される。SMF+PGW-Cには、ネットワークスライスが5GSでのみNSACの対象となることを示す情報が設定される。PDN接続相互動作手順は、5.15.7.1節に記載されているとおり実行される。
【0305】
編集者付記:UEがEPCから5GCに移動する際、現在のUE登録数又は現在のPDUセッション数のいずれかが最大数に達した場合に、セッションの継続をサポートするか否か、またどのようにサポートするかは、FFSが決める。
【0306】
<4.11.1.5.4.1PDN接続要求>
5GSとの相互動作がサポートされている場合、TS23.401[13]の5.10.2節に規定されたUE要求PDN接続手順は、図4.11.1.5.4.1-1に示すように影響を受ける。
【0307】
図4.11.1.5.4.1-1:UEが要求したPDN接続手順への影響(図17参照)
【0308】
ステップ1。UEは、TS23.401[13]の5.10.2節のステップ1で規定されているとおり、PDN接続要求を以下の変更とともにMMEに送信する。
UEが5GNASに対応しており、要求タイプが「初回要求」の場合、UEはPDUセッションIDを割り当て、PCOに含めるものとする。PDUセッションIDは、UEの他のすべてのPDN接続で一意でなければならないものとする。
【0309】
ステップ2。上図に規定された手順の関連ステップが実行される。TS23.401[13]のステップ4では、4.16.4節及び4.16.5節に規定されているように、IPセッション確立/変更手順がSMポリシーアソシエーション確立/変更手順に置き換えられる。APNのセッション設定要求メッセージを受信すると、SMF+PGW-CはAPNの関連するS-NSSAIを決定する。S-NSSAIが、S-NSSAIをカウントするUEのNSCAFにすでに登録されている場合、SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityChecAndUpdate_Requestメッセージを、更新フラグを増加に設定してNSCAFに送信し、そうでない場合、SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityChecAndUpdate_Requestを、更新フラグを増加に設定して送信する。SMF+PGW-Cは、操作手順が成功したことを示すNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_Responseメッセージを受信すると、S-NSSAがNSACFに正常に登録されたことを記憶し、更新フラグを増加に設定したNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_RequestメッセージをNSCAFに送信する。S-NSSAIのPDUセッション数が既にS-NSSAIの最大閾値に達している場合、NSCAFは操作が成功しないことを示すメッセージを返し、この場合、PDN接続確立手順は失敗し、NSACFはNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_Requestメッセージに更新フラグを減少に設定して送信する。
【0310】
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_Requestメッセージ又はNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckAndUpdate_Requestメッセージには、PDN接続のAPN又はUEの現在の位置(現在のトラッキングエリアのIDなど)が含まれていてもよい。NSACFはUE IDのAPNをデータベースに保存する。また、NSACFはUEの現在位置も保存する。MMEは、セッション設定要求メッセージ内、又はMMEとS-GW間の既存のメッセージ内で、現在位置をS-GWに送信する。S-GWは現在位置をSMF+PGW-Cに転送する。SMF+PGW-CからNRFに現在位置が送信されるものであってもよく、NRFは現在位置を使用して、UEの計数又はPDUセッションカウント数についてのNSCAFを決定する。
【0311】
ステップ3。TS23.401[13]の5.10.2節に規定されるステップ6は、以下の変更を加えて実行される。
【0312】
SMF+PGW-CがPDN接続を5GCと相互動作することを受け入れる場合、SMF+PGW-Cは、PDN接続に対応する5GQoSパラメータ(例えば、セッションAMBR、QoSルール、QoSルールに関連するQoSフローに必要な場合はQoSフローレベルのQoSパラメータ)を割り当て、それらをPCOに含める。
【0313】
SMF+PGW-Cが5GCとのPDN接続の相互動作を提供することを受け入れた場合、SMF+PGW-Cは、オペレータポリシーに基づいてPDN接続に関連付けられたS-NSSAIを決定し、そのS-NSSAIをPLMN IDと共にPCO内のUE に送信する。
【0314】
SMF+PGW-Cが5GCとのPDN接続の相互動作を受け入れる場合、SMF+PGW-Cは、スモールデータレート制御が使用される場合、PCO内でUEにスモールデータレート制御パラメータを提供する。
【0315】
ステップ4。上図に規定された手順の関連ステップが実行される。
【0316】
ステップ5。TS23.401[13]の5.10.2節に規定されるステップ8は、以下の変更を加えて実行される。
【0317】
PCOに5GQoSパラメータが含まれている場合、UEはそれを保存するものとする。PCOに5GQoSパラメータが含まれていない場合、UEは、5GへのモビリティにおけるこのPDN接続のセッション継続性がネットワークによって提供されていないことに注意するものとする。
【0318】
PDN接続に関連するS-NSSAI及びPLMN IDがPCOに含まれている場合、UEはそれらを保存するものとする。
【0319】
PCOにスモールデータレート制御パラメータが含まれている場合、UEはそれを保存するものとする。
【0320】
ステップ6。上図に規定された手順の関連ステップが実行される。
【0321】
本開示は、その好ましい態様を参照して特に示され、説明されてきたが、本開示は、これらの態様に限定されるものではない。本明細書によって定義される本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、その中で形態及び詳細における様々な変更がなされるものであることは、当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は5GS又はEPSに限定されるものではなく、態様は5GS又はEPS以外の通信システムにも適用可能である。
【0322】
上記に開示した態様例の全部又は一部は、以下の付記のように記述することができるが、これらに限定されるものではない。
【0323】
<第1の付記>
付記1。コアネットワーク装置のための方法であって、
サービングゲートウェイC(Serving Gateway-C)(SGW-C)からセッション設定要求メッセージを受信すること、
ここで、前記セッション設定要求メッセージは、アクセスポイント名(Access Point Name)(APN)を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)によりN1モードがサポートされていることを示す情報とを含み、
前記セッション設定要求メッセージに前記UEで前記N1モードがサポートされていることを示す情報が含まれている場合、第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置に送信し、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記APNに対応する単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためのUEの数を増加させることを示す情報とを含み、
第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信し、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記UEの登録が許可されていることを示す情報を含み、
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合、前記NSACF装置にNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を増やすことを示す情報を含み、
前記NSACF装置からNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信し、
ここで、前記Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記UEが前記S-NSSAIの使用を許可されていないことを示す情報を含み、
前記Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのUEの数を減少させることを示す情報とを含み、
第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記NSACのUEの数の減少が正常に完了したことを示す情報を含み、
前記SGW-C及びモビリティ管理本体(Mobility Management Entity)(MME)を介してUEに、2番目のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記APNに関連する手順を抑制するためのタイマの値を送信する。
【0324】
付記2。ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
アクセスポイント名(Access Point Name)(APN)に関連するATTACH手順又はUEが要求した、前記APNに関連するPDN接続手順を実行し、
コアネットワーク装置から、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためのUEの数が増加し、前記APNに対応する単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連するプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立が前記NSACによって許可されず、UEの数が減少した場合に、前記APNに関連する手順を抑制するためのタイマの値を受信し、
前記タイマが作動している間、前記APNに関する手順を保持する。
【0325】
付記3。コアネットワーク装置のための方法であって、
サービングゲートウェイC(Serving Gateway-C)(SGW-C)から第1のセッション設定要求メッセージを受信し、
ここで、前記第1のセッション設定要求メッセージは、アクセスポイント名(Access Point Name)(APN)を示す情報と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)が完了した単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIに対応する前記APNとの組を含むリストとを含み、
受信した前記APNに対応する前記S-NSSAIが、受信した前記APNとは異なる別のAPNに関連付けられているか否かを、前記リストに基づいて判断し、
受信した前記APNに対応する前記S-NSSAIが、受信した前記APNとは異なる前記別のAPNに関連付けられていると判定した場合に、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置に対して、第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、受信した前記APNに対応する前記S-NSSAIと、前記NSACのユーザ装置(User Equipments)(UE)の数を増やすことを示す情報とを含み、
第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信し、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記UEの登録が許可されていることを示す情報を含み、
前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記NSACF装置に第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を増やすことを示す情報を含み、
第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信し、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記ユーザ装置(User Equipments)(UE)が前記S-NSSAIの使用を許可されていることを示す情報を含み、
前記SGW-Cに対して、前記S-NSSAIと、前記S-NSSAIが前記NSACF装置に登録されていることを示す情報とを含むメッセージを送信する。
【0326】
付記4。付記3の方法において、
前記SGW-Cから、N1モードが前記UEによってサポートされていないことを示す情報を受信し、
N1モードが前記UEによってサポートされていないことを示す情報を受信した場合に、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのUEの数を減少させることを示す情報とを含み、
第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記NSACのue数の減少が正常に完了したことを示す情報を含み、
前記第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのPDUセッション数を減少させることを示す情報とを含み、
第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberofPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記NSACのPDUセッション数の減少が正常に完了したことを示す情報を含み、
前記SGW-Cを介してモビリティ管理本体(Mobility Management Entity)(MME)に、前記第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記APNに関連するネットワークスライスが前記NSACの対象外であることを示す情報を送信する、ことをさらに含む。
【0327】
付記5。付記3の方法において、
前記SGW-Cから第2のセッション設定要求メッセージを受信し、
ここで、前記第2のセッション設定要求メッセージは、前記第1のセッション設定要求メッセージで受信された前記APNとは異なる別のAPNを示す情報を含み、
前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信し、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、別のAPNに対応する前記S-NSSAIと、前記NSACのPDUセッション数を増加させることを示す別の情報とを含む、をさらに含む。
【0328】
付記6。コアネットワーク装置であって、
サービングゲートウェイC(Serving Gateway-C)(SGW-C)からセッション設定要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記セッション設定要求メッセージは、アクセスポイント名(Access Point Name)(APN)を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)によりN1モードがサポートされていることを示す情報とを含み、
前記セッション設定要求メッセージに前記UEで前記N1モードがサポートされていることを示す情報が含まれている場合、第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求をネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置に送信する手段と、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記APNに対応する単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためのUEの数を増加させることを示す情報とを含み、
第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信する手段と、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記UEの登録が許可されていることを示す情報を含み、
Nnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合、前記NSACF装置にNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を増やすことを示す情報を含み、
前記NSACF装置からNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信する手段と、
ここで、前記Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記UEが前記S-NSSAIの使用を許可されていないことを示す情報を含み、
前記Nnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのUEの数を減少させることを示す情報とを含み、
第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記NSACのUEの数の減少が正常に完了したことを示す情報を含み、
前記SGW-C及びモビリティ管理本体(Mobility Management Entity)(MME)を介してUEに、2番目のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記APNに関連する手順を抑制するためのタイマの値を送信する手段と、を備える。
【0329】
付記7。ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
アクセスポイント名(Access Point Name)(APN)に関連するATTACH手順又はUEが要求した、前記APNに関連するPDN接続手順を実行する手段と、
コアネットワーク装置から、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)のためのUEの数が増加し、前記APNに対応する単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連するプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの確立が前記NSACによって許可されず、UEの数が減少した場合に、前記APNに関連する手順を抑制するためのタイマの値を受信する手段と、
前記タイマが作動している間、前記APNに関する手順を保持する手段と、を備える。
【0330】
付記8。コアネットワーク装置であって、
サービングゲートウェイC(Serving Gateway-C)(SGW-C)から第1のセッション設定要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記第1のセッション設定要求メッセージは、アクセスポイント名(Access Point Name)(APN)を示す情報と、ネットワークスライスアドミッション制御(Network Slice Admission Control)(NSAC)が完了した単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)と、前記S-NSSAIに対応する前記APNとの組を含むリストとを含み、
受信した前記APNに対応する前記S-NSSAIが、受信した前記APNとは異なる別のAPNに関連付けられているか否かを、前記リストに基づいて判断する手段と、
受信した前記APNに対応する前記S-NSSAIが、受信した前記APNとは異なる前記別のAPNに関連付けられていると判定した場合に、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission Control Function)(NSACF)装置に対して、第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、受信した前記APNに対応する前記S-NSSAIと、前記NSACのユーザ装置(User Equipments)(UE)の数を増やすことを示す情報とを含み、
第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信する手段と、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記UEの登録が許可されていることを示す情報を含み、
前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記NSACF装置に第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を増やすことを示す情報を含み、
第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信する手段と、
ここで、前記第1のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記ユーザ装置(User Equipments)(UE)が前記S-NSSAIの使用を許可されていることを示す情報を含み、
前記SGW-Cに対して、前記S-NSSAIと、前記S-NSSAIが前記NSACF装置に登録されていることを示す情報とを含むメッセージを送信する手段と、を備える。
【0331】
付記9。付記8のコアネットワーク装置において、
前記SGW-Cから、N1モードが前記UEによってサポートされていないことを示す情報を受信する手段と、
N1モードが前記UEによってサポートされていないことを示す情報を受信した場合に、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのUEの数を減少させることを示す情報とを含み、
第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberofUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記NSACのUEの数の減少が正常に完了したことを示す情報を含み、
前記第2のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、前記S-NSSAIと、前記NSACのPDUセッション数を減少させることを示す情報とを含み、
第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を前記NSACF装置から受信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberofPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答は、前記NSACのPDUセッション数の減少が正常に完了したことを示す情報を含み、
前記SGW-Cを介してモビリティ管理本体(Mobility Management Entity)(MME)に、前記第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記APNに関連するネットワークスライスが前記NSACの対象外であることを示す情報を送信する手段と、をさらに備える。
【0332】
付記10。付記8のコアネットワーク装置において、
前記SGW-Cから第2のセッション設定要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記第2のセッション設定要求メッセージは、前記第1のセッション設定要求メッセージで受信された前記APNとは異なる別のAPNを示す情報を含み、
前記第1のNnsacf_NumberOfUEsPerSliceAvailabilityCheckUpdate応答を受信した場合に、前記NSACF装置に第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求を送信する手段と、
ここで、前記第2のNnsacf_NumberOfPDUsPerSliceAvailabilityCheckUpdate要求は、別のAPNに対応する前記S-NSSAIと、前記NSACのPDUセッション数を増加させることを示す別の情報と、をさらに含む。
【0333】
付記11。第1のコアネットワーク装置のための方法であって、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに関する通信装置の可用性を確認するための第1の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記通信装置が前記ネットワークスライスに正常に登録されたことを示す前記第1の情報に対する応答メッセージを受信し、
前記第2のコアネットワーク装置に、前記ネットワークスライスに関するプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションの可用性を確認するための第2の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記PDUセッションの確立エラーを示す前記第2の情報に対する応答メッセージを受信し、
第3のコアネットワーク装置に、プロトコルデータネットワーク(Protocol Data Network)(PDN)接続エラーを示す第3の情報を送信する。
【0334】
付記12。付記11の方法において、前記第1のコアネットワーク装置は、
前記第2のコアネットワーク装置に、前記ネットワークスライスに関する前記通信装置の可用性を確認するための第4の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記ネットワークスライスのPDUセッション数を減少させるための前記第3の情報に対する応答メッセージを受信する。
【0335】
付記13。第1のコアネットワーク装置のための方法であって、
第3のコアネットワーク装置から、第1のネットワークシステムとは異なる第2のネットワークシステムに通信装置を登録できないことを示す第5の情報を受信し、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに関する前記通信装置の数を減少させるための第6の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記通信装置の数が正常に減少したことを示す、前記第6の情報に対する応答メッセージを受信するステップと、
前記第3のコアネットワーク装置に、前記第2のコアネットワーク装置が前記ネットワークスライスに関連する情報を取り扱わないことを示す、前記第5の情報に対する応答メッセージを送信する。
【0336】
付記14。第1のコアネットワーク装置のための方法であって、
第3のコアネットワーク装置から、第1のネットワークシステムとは異なる第2のネットワークシステムに通信装置を登録できないことを示す第5の情報を受信し、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに登録された前記プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を減少させるための第7の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記PDUセッションの数が正常に減少したことを示す、前記第7の情報に対する応答メッセージを受信し、、
前記第3のコアネットワーク装置に、前記第2のコアネットワーク装置が前記ネットワークスライスに関連する情報を取り扱わないことを示す、前記第5の情報に対する応答メッセージを送信する。
【0337】
付記15。第1のコアネットワーク装置のための方法であって、
第3のコアネットワーク装置から、第1のネットワークシステムとは異なる第2のネットワークシステムに通信装置を登録できないことを示す第5の情報を受信し、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに関する前記通信装置の数を減少させるための第6の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記通信装置の数が正常に減少したことを示す、前記第6の情報に対する応答メッセージを受信するステップと、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに登録された前記プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を減少させるための第7の情報を送信し、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記PDUセッションの数が正常に減少したことを示す、前記第7の情報に対する応答メッセージを受信し、、
前記第3のコアネットワーク装置に、前記第2のコアネットワーク装置が前記ネットワークスライスに関連する情報を取り扱わないことを示す、前記第5の情報に対する応答メッセージを送信する。
【0338】
付記16。第1のコアネットワーク装置であって、
通信装置のアクセスポイント名(Access Point Name)(APN)を検出する手段と、
第3のコアネットワーク装置から、第2のAPNのセッションを設定するための第1のリクエストメッセージを受信する手段と、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに登録された前記通信装置の数を更新するための第1の更新メッセージを送信する手段と、
第2のコアネットワーク装置に、ネットワークスライスに登録された前記プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数を更新するための第2の更新メッセージを送信する手段と、
前記第2のコアネットワーク装置から、前記第2の更新メッセージに対する応答メッセージを受信する手段と、
前記第3のコアネットワーク装置に、前記第1の要求メッセージに対する応答メッセージを送信する手段であって、前記第2のコアネットワーク装置へ、前記第1の更新メッセージを送信する手段は、前記第1のコアネットワーク装置が、前記通信装置が前記第2のAPNとは異なる第1のAPNに登録されていることを検出した場合、前記第1の更新メッセージを送信しない。
【0339】
<第2の付記>
付記1。
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに対して、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数の更新を要求する手段と、
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数の更新を要求する手段と、
前記PDUセッション数の更新に関連する失敗を示す情報を受信する手段と、を備えるコアネットワークノード。
【0340】
付記2。
付記1のコアネットワークノードにおいて、
前記UEの計数を減少させるために、前記UEの数に関連する情報更新を実行する手段をさらに備える。
【0341】
付記3。
付記2のコアネットワークノードにおいて、
前記更新を呼び出す手段は、前記失敗を示す情報に基づいて、前記UEの計数を減少させるために、前記UEの数に関連する情報更新を実行する。
【0342】
付記4。
付記1乃至3のいずれか一つのコアネットワークノードにおいて、
前記失敗を示す情報は、ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに前記UEの数の更新を要求した後と、ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードにPDUセッション数の更新を要求した後に受信される。
【0343】
付記5。
付記1乃至3のいずれか一つのコアネットワークノードにおいて、
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである。
【0344】
付記6。
付記1乃至3のいずれか一つのコアネットワークノードにおいて、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である。
【0345】
付記7。
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードであって、
コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新する要求を受信する手段と、
コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数を更新する要求を受信する手段と、
PDU更新数に関連する失敗を示す情報をコアネットワークノードに送信する手段と、備える。
【0346】
付記8。
付記7のネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
前記失敗を示す情報は、前記UEの計数を減少させるために前記UEの数に関連する情報更新を実行するために前記コアネットワークノードに送信される。
【0347】
付記9。
付記7又は8のネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
前記UEの計数を減少させるための、前記UEの数に関連する更新情報は、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される。
【0348】
付記10。
付記7又は9のネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
前記送信する手段は、UEの数の更新要求を受信した後と、PDU数の更新要求を受信した後に、前記失敗を示す情報を送信する。
【0349】
付記11。
付記7乃至10のいずれか一つのネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである。
【0350】
付記12。
付記7乃至11のいずれか一つのネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である。
【0351】
付記13。
コアネットワークノードの方法であって、
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに対して、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数の更新を要求し、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数の更新を要求し、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードから、PDU更新数に関連する失敗を示す情報を受信することを含む。
【0352】
付記14。
付記13の方法において、
前記UEの計数を減少させるために、UEの数に関連する情報更新を実行することをさらに含む。
【0353】
付記15。
付記14の方法において、
前記UEの計数を減少させるための、UEの数に関連する更新情報の呼び出しは、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される。
【0354】
付記16。
付記13乃至15のいずれか一つの方法において、
前記失敗を示す情報は、前記UEの数の更新を前記ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに要求した後と、PDUの数の更新を前記ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに要求した後に受信される。
【0355】
付記17。
付記13乃至16のいずれか一つの方法において、
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである。
【0356】
付記18。
付記13乃至17のいずれか一つの方法において、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である。
【0357】
付記19。
ネットワークスライス管理用のネットワークノードのための方法であって、
コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新する要求を受信し、
コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数を更新する要求を受信し、
PDU更新数に関連する失敗を示す情報をコアネットワークノードに送信する、ことを含む。
【0358】
付記20。
付記19の方法において、
前記失敗を示す情報は、前記UEの計数を減少させるためにUEの数に関連する情報更新を実行するために前記コアネットワークノードに送信される。
【0359】
付記21。
付記19又は20の方法において、
前記UEの計数を減少させるための、UEの数に関連する更新情報は、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、
【0360】
付記22。
付記19乃至21のいずれか一つの方法において、
前記送信は、前記UEの数の更新要求を受信した後と、PDU数の更新要求を受信した後に発生する。
【0361】
付記23。
付記7乃至10のいずれか一つのネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである。
【0362】
付記24。
付記7乃至11のいずれか一つのネットワークスライス管理用のネットワークノードにおいて、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である。
【0363】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0364】
この出願は、2021年7月16日に出願されたインド仮特許出願第202111032117号を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り組む。
【符号の説明】
【0365】
1 通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 送受信回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインタフェース
35 USIM
36 メモリ
51 送受信回路
52 アンテナ
53 ネットワークインタフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 NEF
75 UDM
76 NWDAF
77 NSACF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 送受信回路
602 アンテナ
603 ネットワークインタフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 送受信回路
612 ネットワークインタフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 送受信回路
622 ネットワークインタフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 送受信回路
702 ネットワークインタフェース
703 コントローラ
704 メモリ
711 送受信回路
712 ネットワークインタフェース
713 コントローラ
714 メモリ
751 送受信回路
752 ネットワークインタフェース
753 コントローラ
754 メモリ
771 送受信回路
772 ネットワークインタフェース
773 コントローラ
774 メモリ
3621 送受信制御モジュール
5521 送受信制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7141 オペレーティングシステム
7142 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
7741 オペレーティングシステム
7742 通信制御モジュール
60521 送受信制御モジュール
61421 送受信制御モジュール
62421 送受信制御モジュール
70421 送受信制御モジュール
71421 送受信制御モジュール
75421 送受信制御モジュール
77421 送受信制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2024-01-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに対して、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数の更新を要求する手段と、
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッション数の更新を要求する手段と、
前記PDUセッション数の更新に関連する失敗を示す情報を受信する手段と、を備えるコアネットワークノード。
【請求項2】
Eの計数を減少させるために、前記UEの数に関連する情報更新を実施する手段をさらに備える、請求項1記載のコアネットワークノード。
【請求項3】
前記更新を呼び出す手段は、前記失敗を示す情報に基づいて、前記UEの計数を減少させるために、前記UEの数に関連する情報更新を実施する、請求項2記載のコアネットワークノード。
【請求項4】
前記失敗を示す情報は、ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに前記UEの数の更新を要求した後と、ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードにPDUセッション数の更新を要求した後に受信される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
【請求項5】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
【請求項6】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
【請求項7】
コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新する要求を受信する手段と、
コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数を更新する要求を受信する手段と、
PDU更新数に関連する失敗を示す情報をコアネットワークノードに送信する手段と、備える、ネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項8】
前記失敗を示す情報は、前記UEの計数を減少させるために前記UEの数に関連する情報更新を実施するために前記コアネットワークノードに送信される、請求項7記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項9】
前記UEの計数を減少させるための、前記UEの数に関連する更新情報は、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、請求項7又は8記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項10】
前記送信する手段は、UEの数の更新要求を受信した後と、PDU数の更新要求を受信した後に、前記失敗を示す情報を送信する、請求項7又は9記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項11】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項7または8に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項12】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項7または8に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項13】
ネットワークスライス管理用のネットワークノードに対して、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数の更新を要求し、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数の更新を要求し、
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードから、PDU更新数に関連する失敗を示す情報を受信することを含む、コアネットワークノードのための方法。
【請求項14】
前記UEの計数を減少させるために、UEの数に関連する情報更新を実施することをさらに含む、請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記UEの計数を減少させるための、UEの数に関連する更新情報の呼び出しは、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記失敗を示す情報は、前記UEの数の更新をネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに要求した後と、PDUの数の更新をネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードに要求した後に受信される、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
コアネットワークノードから、ネットワークスライスに登録されているユーザ装置(user equipment)(UE)の数を更新する要求を受信し、
コアネットワークノードから、特定のネットワークスライスのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)の数を更新する要求を受信し、
PDU更新数に関連する失敗を示す情報をコアネットワークノードに送信する、ことを含む、ネットワークスライス管理用のネットワークノードのための方法。
【請求項20】
前記失敗を示す情報は、前記UEの計数を減少させるためにUEの数に関連する情報更新を実施するために前記コアネットワークノードに送信される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記UEの計数を減少させるための、UEの数に関連する更新情報は、前記失敗を示す情報に基づいて呼び出される、請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
前記送信は、UEの数の更新要求を受信した後と、PDU数の更新要求を受信した後に発生する、請求項19乃至21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記コアネットワークノードは、セッション管理機能ノードとPDNゲートウェイ制御プレーンノード(SMF+PGW-C)の組み合わせである、請求項7または8に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【請求項24】
ネットワークスライス管理用の前記ネットワークノードは、ネットワークスライスアドミッション制御機能(Network Slice Admission control function)(NSACF)である、請求項7または8に記載のネットワークスライス管理用のネットワークノード。
【国際調査報告】