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特表2024-529428パスタ製品生産デバイス及びその使用の方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-06
(54)【発明の名称】パスタ製品生産デバイス及びその使用の方法
(51)【国際特許分類】
   A21C 11/16 20060101AFI20240730BHJP
   A21C 1/00 20060101ALI20240730BHJP
   A21C 3/04 20060101ALI20240730BHJP
【FI】
A21C11/16 E
A21C1/00 A
A21C3/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024504467
(86)(22)【出願日】2022-07-26
(85)【翻訳文提出日】2024-03-13
(86)【国際出願番号】 AU2022050784
(87)【国際公開番号】W WO2023004454
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】2021902279
(32)【優先日】2021-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】524030189
【氏名又は名称】マルモッタ、ジョアキーノ
(71)【出願人】
【識別番号】524030190
【氏名又は名称】マーモッタ、ジェーン マリー
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マルモッタ、ジョアキーノ
【テーマコード(参考)】
4B031
【Fターム(参考)】
4B031CA06
4B031CC22
4B031CC23
4B031CG01
4B031CM09
(57)【要約】
パスタ製品生産デバイス及び使用の方法が開示される。デバイスは、基部及びモータ・ユニットと、混合部及び押し出し部を有する容器と、穀粉供給アセンブリと、水供給アセンブリと、添加物供給アセンブリと、供給される穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために容器の混合部と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、パスタ製品を混合し押し出すための混合押し出しアセンブリと、ユーザが所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、ユーザ・インターフェース及び1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられ、所望のパスタ製品を生産するためにモータ、混合押し出しアセンブリ、穀粉供給アセンブリ、水供給アセンブリ、及び添加物供給アセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
前記基部ユニットと動作的に関連付けられた混合アセンブリであって、容器と、混合出口と、前記モータと連結可能であり、前記容器内に延伸し且つ前記容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含む、混合アセンブリと、
穀粉を前記容器内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
水を前記容器内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
前記モータと動作的に関連付けられた押し出しアセンブリであって、入口端と、反対側の出口端と、前記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、前記入口端と反対側の前記出口端との間に延在する内部孔と、前記混合出口を介して前記入口端で受け取られる混合された内容物を搬送し前記金型ユニットを介して前記出口端でパスタ製品を形成するように、前記内部孔内部に配置され前記内部孔に対して軸周り方向に回転可能な少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を有する、押し出しアセンブリと、
前記容器内に供給される穀粉、水、及び前記1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、前記容器と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
前記ユーザ・インターフェース及び前記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、前記所望のパスタ製品を生産するために、前記モータ、前記混合アセンブリ、前記穀粉供給アセンブリ、前記水供給アセンブリ、前記添加物供給アセンブリ、及び前記押し出しアセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイス。
【請求項2】
可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
入口を含む混合部と、前記混合部に流体連結され、且つ出口端と前記混合部から前記出口端へ延在する内部孔を画定する管状区域とを含む押し出し部と、を有する容器と、
穀粉を前記容器の前記混合部内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
水を前記容器の前記混合部内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、1つ又は複数の添加物を前記容器内に供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
前記混合部内に供給される穀粉、水、及び前記1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、前記容器の前記混合部と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
前記モータ及び前記容器と動作的に関連付けられた混合押し出しアセンブリであって、前記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、前記容器内部に配置され、前記混合部を通り前記押し出し部の前記内部孔に沿って前記出口端まで延在する少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を含み、前記少なくとも1つのコンベア・スクリュが、前記入口を介して前記混合部で受け取られる内容物を混合し、混合された前記内容物を前記押し出し部に搬送し、前記金型ユニットを介して前記出口でパスタ製品を押し出すように、前記容器に対して軸周り方向に回転可能なように構成されている、混合押し出しアセンブリと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
前記ユーザ・インターフェース及び前記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、前記所望のパスタ製品を生産するために、前記モータ、前記混合押し出しアセンブリ、前記穀粉供給アセンブリ、前記水供給アセンブリ、及び前記添加物供給アセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイス。
【請求項3】
前記デバイスが要求に応じて約5分間で生パスタを生産するように構成されている、請求項1又は2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記1つ又は複数の添加物が1つ又は複数の香料を含み、前記デバイスが、前記ユーザ・インターフェースを介したユーザ入力に応答して、選択された1つ又は複数の香料を前記パスタ製品に供給するように構成されている、請求項1から3までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記混合出口が前記押し出しアセンブリの前記入口端と流体連通している、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記押し出しアセンブリが、前記混合された内容物が前記混合出口を通って前記押し出しアセンブリ内に落ちるように、前記混合出口の下に少なくとも部分的に配置されている、請求項5に記載のデバイス。
【請求項7】
前記混合出口が内部通路を介して前記押し出しアセンブリと流体連通している、請求項5に記載のデバイス。
【請求項8】
前記混合アセンブリが前記混合出口を選択的に封止するための封止部材をさらに含む、請求項5から7までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記容器が、前記容器を通してパスタ生地を混合し押し出すための前記混合押し出しアセンブリと動作的に関連付けられている、請求項2に記載のデバイス。
【請求項10】
前記容器の前記混合部を通って延在する前記少なくとも1つのコンベア・スクリュの少なくとも一部が、その内部で受け取られる内容物を混合し移動させるための1つ又は複数の混合要素を含む、請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記1つ又は複数のセンサが、前記容器又は前記容器の前記混合部が載り、且つ前記容器内に供給される前記穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の重量を測定するように作用する、少なくとも1つのロード・セルを含む、請求項1から10までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記添加物供給アセンブリが、添加物の1つ又は複数の供給源と、選択された体積の前記1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、請求項1から11までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記1つ又は複数の添加物が、全卵、均質化された卵、卵抽出物、油、塩、並びに前記1つ又は複数の香料のうちのいずれか1つを含む、請求項12に記載のデバイス。
【請求項14】
前記金型ユニットが、その内部に画定され、押し出し工程中に圧力降下を生み出すように、且つ選択された金型開口部を前記混合された内容物が強制的に通過される際に前記混合された内容物を前記パスタ製品に成形するように構成されている、複数の金型開口部を有する、請求項1から13までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項15】
前記複数の金型開口部が異なるパスタ製品種に対応する異なるサイズ及び形状の開口部を含み、前記複数の金型開口部が、前記選択された金型開口部を前記出口端に対して位置し且つ配列するために、前記出口端に対して移動可能である、請求項14に記載のデバイス。
【請求項16】
前記金型ユニットが、押し出される前記パスタ製品を所望の量が供給された後に切断するための少なくとも1つの刃をさらに含む、請求項14又は15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記パスタ製品が前記金型ユニットから出るのに際し前記パスタ製品を穀粉で粉付けするための、前記金型ユニットと動作的に関連付けられた粉付けユニットをさらに含む、請求項1から16までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項18】
前記粉付けユニットが、選択された体積の穀粉を前記パスタ製品にわたって分散させるように、且つ/又は前記パスタ製品の乾燥を少なくとも部分的に補助するように構成されているファンを含む、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
前記押し出しアセンブリの前記出口端と動作的に関連付けられ、前記パスタ製品が前記出口端から出るのに際し前記パスタ製品を受け取り包装するように構成されている包装アセンブリをさらに含む、請求項1から18までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項20】
請求項1に記載のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
選択された体積の穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、前記混合アセンブリの容器又は前記押し出しアセンブリ内に供給するステップと、
前記容器内に供給された前記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産するステップと、
前記パスタ生地を前記混合出口を介して前記押し出しアセンブリの前記入口端に移動させるステップと、
前記押し出しアセンブリの前記少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、前記パスタ生地を前記所望のパスタ製品に押し出すステップと、を含み、
前記デバイスの制御装置が、前記入力を受け取ることに応答して、前記供給するステップ、前記混合するステップ、前記移動させるステップ、及び前記回転させるステップを自律的に制御し、前記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法。
【請求項21】
請求項2に記載のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
選択された体積の穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、前記デバイスの前記容器の混合部内に供給するステップと、
前記混合押し出しアセンブリの前記少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、前記混合部に供給された前記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産し、前記パスタ生地を前記押し出し部を通して押し出し、前記所望のパスタ製品を形成するステップと、を含み、
前記デバイスの制御装置が、前記入力を受け取ることに応答して、前記供給するステップ及び前記回転させるステップを自律的に制御し、前記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生パスタ製品を生産するデバイス及び方法に関する。より詳細には、本発明は要求に応じて生パスタ製品を生産するためのデバイス及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者が地中海料理及び関連する健康上の利益を再現しようと試みていることに合わせ、生で作られたパスタがますます人気になっている。
【0003】
生パスタを作製する工程は時間がかかり面倒であるため、家庭用及び商業用の両方において手動式及び電動式パスタ作製機械が台頭してきている。しかし、通常そのような機械では、パスタ作製工程の前及びその間に、全ての原材料が注意深く秤量され、投入され、監視される必要がある。加えて、通例では、そのような機械では、パスタの各バッチが生産される前後に、様々な度合の手動調節及び清掃が必要となる。そのような手動での関与は、時間、労力、及び利便性の点で、それら機械の有用性を大きく損なっている。また、そのような機械はある程度の訓練/学習を必要とすることが多く、商業形態では場合によれば使用の前に認可が必要となることさえある。
【0004】
例えば、RU221454C1、CN110876394A、及びCN20943610028Uはそれぞれ、基部と、撹拌アセンブリと、基部に配置された押し出しアセンブリとを有するパスタ作製機械を開示している。しかし、上記機械はそれぞれ、1つ若しくは複数又は全ての原料の手動での投入を必要とする。
【0005】
欧州特許第0667744B1号はパスタ生産機械を開示している。しかし、他の先行技術と同様に、この機械は調理済みの又はゲル状の穀粉(flour)の導入を必要とする。
【0006】
米国特許第5,186,539号はパスタ生地を調製するための混合混練デバイス(mixing kneader device)を開示している。しかし、そのデバイスは、原材料の手動での秤量及び追加を必要とする。さらに、そのデバイスは、必要な粘度(consistency)が達成されることを確実にするために、成果として生じるパスタ生地の入念な監視及び水の手動追加を必要とする。
【0007】
国際特許公開第WO2007/125586A1号はパスタ生地を調製するための混合装置を開示している。しかし、他の開示と同様に、その装置は全ての原材料の手動投入を必要とし、パスタ生地しか調製しない。すなわち、最終的なパスタ製品を形成するためにさらなる装置が必要とされる。
【0008】
本明細書において先行技術の刊行物が参照される場合、この参照は、刊行物がオーストラリア又は他の任意の国での当該技術分野における共通の一般的知識の一部を形成するという承認を構成するものではないことが明確に理解されよう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】RU221454C1
【特許文献2】CN110876394A
【特許文献3】CN20943610028U
【特許文献4】欧州特許第0667744B1号
【特許文献5】米国特許第5,186,539号
【特許文献6】国際特許公開第WO2007/125586A1号
【発明の概要】
【0010】
本発明の実施例は、上述の1つ若しくは複数の問題若しくは欠陥に少なくとも部分的に対処でき、又は便利な若しくは商業的な選択肢を公衆に提供できる、パスタ製品を生産するデバイス及び方法を提供する。
【0011】
本発明の第1の態様によれば、パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
上記基部ユニットと動作的に関連付けられた混合アセンブリであって、容器と、混合出口と、上記モータと連結可能であり上記容器内に延伸し且つ上記容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含む、混合アセンブリと、
選択された体積の穀粉を上記容器内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
選択された体積の水を上記容器内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、選択された体積の1つ又は複数の上記添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
上記モータと動作的に関連付けられた押し出しアセンブリであって、入口端と、反対側の出口端と、上記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、上記入口端と上記反対側の出口端との間に延在する内部孔と、上記混合出口を介して上記入口端で受け取られる混合された内容物を搬送し上記金型ユニットを介して上記出口端でパスタ製品を形成するように、上記内部孔内部に配置され上記内部孔に対して軸周り方向に回転可能な少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を有する、押し出しアセンブリと、を含む、パスタ製品生産デバイスが提供される。
【0012】
本発明の第2の態様によれば、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
上記基部ユニットと動作的に関連付けられた混合アセンブリであって、容器と、混合出口と、上記モータと連結可能であり上記容器内に延伸し且つ上記容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含む、混合アセンブリと、
穀粉を上記容器内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
水を上記容器内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
上記モータと動作的に関連付けられた押し出しアセンブリであって、入口端と、反対側の出口端と、上記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、上記入口端と上記反対側の出口端との間に延在する内部孔と、上記混合出口を介して上記入口端で受け取られる混合された内容物を搬送し上記金型ユニットを介して上記出口端でパスタ製品を形成するように、上記内部孔内部に配置され上記内部孔に対して軸周り方向に回転可能な少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を有する、押し出しアセンブリと、
上記容器内に供給される穀粉、水、及び上記1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、上記容器と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
上記ユーザ・インターフェース及び上記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、上記所望のパスタ製品を生産するために、上記モータ、上記混合アセンブリ、上記穀粉供給アセンブリ、上記水供給アセンブリ、上記添加物供給アセンブリ、及び上記押し出しアセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスが提供される。
【0013】
本発明の第3の態様によれば、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
入口を含む混合部と、上記混合部に流体連結され、且つ出口端と上記混合部から上記出口端へ延在する内部孔を画定する管状区域とを含む押し出し部と、を有する容器と、
穀粉を上記容器の上記混合部内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
水を上記容器の上記混合部内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、1つ又は複数の添加物を上記容器内に供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
上記混合部内に供給される穀粉、水、及び上記1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、上記容器の上記混合部と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
上記モータ及び上記容器と動作的に関連付けられた混合押し出しアセンブリであって、上記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、上記容器内部に配置され、上記混合部を通り上記押し出し部の上記内部孔に沿って上記出口端まで延在する少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を含み、上記少なくとも1つのコンベア・スクリュが、上記入口を介して上記混合部で受け取られる内容物を混合し、混合された上記内容物を上記押し出し部に搬送し、上記金型ユニットを介して上記出口でパスタ製品を押し出すように、上記容器に対して軸周り方向に回転可能なように構成されている、混合押し出しアセンブリと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
上記ユーザ・インターフェース及び上記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、上記所望のパスタ製品を生産するために、上記モータ、上記混合押し出しアセンブリ、上記穀粉供給アセンブリ、上記水供給アセンブリ、及び上記添加物供給アセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスが提供される。
【0014】
本発明の第4の態様によれば、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
上記基部ユニットと動作的に関連付けられた混合アセンブリであって、容器と、混合出口と、上記モータと連結可能であり上記容器内に延伸し且つ上記容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含む、混合アセンブリと、
穀粉を上記容器内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
卵又は水を上記容器内に交換可能に供給するための卵/水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
上記モータと動作的に関連付けられた押し出しアセンブリであって、入口端と、反対側の出口端と、上記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、上記入口端と上記反対側の出口端との間に延在する内部孔と、上記混合出口を介して上記入口端で受け取られる混合された内容物を搬送し上記金型ユニットを介して上記出口端でパスタ製品を形成するように、上記内部孔内部に配置され上記内部孔に対して軸周り方向に回転可能な少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を有する、押し出しアセンブリと、
上記容器内に供給される穀粉、卵若しくは水、及び上記1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、上記容器と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
上記ユーザ・インターフェース及び上記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、上記所望のパスタ製品を生産するために、上記モータ、上記混合アセンブリ、上記穀粉供給アセンブリ、上記卵/水供給アセンブリ、上記添加物供給アセンブリ、及び上記押し出しアセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスが提供される。
【0015】
本発明の第5の態様によれば、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
入口を含む混合部と、上記混合部に流体連結され、且つ出口端と上記混合部から上記出口端へ延在する内部孔を画定する管状区域とを含む押し出し部と、を有する容器と、
穀粉を上記容器の上記混合部内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
卵又は水を上記容器の上記混合部内に交換可能に供給するための卵/水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、1つ又は複数の添加物を上記容器内に供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
上記混合部内に供給される穀粉、卵若しくは水、及び上記1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、上記容器の上記混合部と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
上記モータ及び上記容器と動作的に関連付けられた混合押し出しアセンブリであって、上記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、上記容器内部に配置され、上記混合部を通り上記押し出し部の上記内部孔に沿って上記出口端まで延在する少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を含み、上記少なくとも1つのコンベア・スクリュが、上記入口を介して上記混合部で受け取られる内容物を混合し、混合された上記内容物を上記押し出し部に搬送し、上記金型ユニットを介して上記出口でパスタ製品を押し出すように、上記容器に対して軸周り方向に回転可能なように構成されている、混合押し出しアセンブリと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
上記ユーザ・インターフェース及び上記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、上記所望のパスタ製品を生産するために、上記モータ、上記混合押し出しアセンブリ、上記穀粉供給アセンブリ、上記卵/水供給アセンブリ、及び上記添加物供給アセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスが提供される。
【0016】
有利には、本発明は、選択される生パスタ製品種を要求に応じて適時に生産可能である、完全自動型ロボット補助式パスタ生産デバイスを提供する。完全自動型であることで、高度な機械的及び電子的要素の組み合わせにより、個別の原料を手動で秤量し投入する必要がなく、パスタの各バッチが生産される前後に手動調節を行う必要もない。さらに、このデバイスを使用するために、パスタ作製の技能又は訓練は必要とされない。より正確には、ユーザ・インターフェースを介して所望のパスタ製品のユーザ入力を受け取ったことに応答して、デバイスは個別の原料を自動的に算出して供給し、次いで所望のパスタ製品を混合し押し出す。デバイスは、有利には、所望のパスタ製品をいつも一貫して且つ要求に応じて作製するために、最小限のユーザ入力を必要とする。
【0017】
上述のように、本発明のデバイスは、パスタ製品を好ましくは適時且つ定期的に生産するためのものである。例えば、そのようなデバイスがスーパーマーケットに設置され、買い物を済ませる間に生パスタを注文するために買い物客により日常的に利用される場合があることが想定される。そのようなデバイスがレストランに設置され、要求に応じて生パスタを生産するために利用される場合があることも想定される。しかし、このデバイスは、例えば他の生地主体の食品を作製するためなど、より広い用途が可能であり得ることを、当業者は理解するであろう。
【0018】
概して言えば、パスタは典型的に2種類、すなわち乾燥パスタ又は生パスタ、に大別されて販売される。しかし、従来の生パスタでさえ、潜在的には数日かけて、操作され、包装され、販売地点まで輸送されるため、真の意味で生ではない。対して、本発明は、「超生(ultra-fresh)」パスタと呼ばれる新しい種類の販売用パスタを提供する。有利には、本発明により、超生パスタは数分以内に販売地点で要求に応じて生産されて包装され封止されるか、又は包装のない超生パスタとして販売される。
【0019】
デバイスは、約5分間、約10分間、約15分間、約20分間、約25分間、約30分間、約35分間、約40分間、約45分間、約50分間、約55分間、又は約60分間、好ましくは約5分間から20分間の間に、要求に応じてパスタを生産できることが想定される。
【0020】
デバイスは複数のバッチのパスタ製品を同時に順次生産可能であり得ることも想定される。例えば、デバイスでは、第1の種類のパスタ製品を押し出している間、同時に第2の種類のパスタ製品用の生地が混合されていてもよい。
【0021】
最後に、いくつかの実施例において、デバイスは2つ以上の混合アセンブリ、押し出しアセンブリ、並びに/又は容器及び混合押し出しアセンブリを含むことで、デバイスが複数のバッチのパスタ製品を同時に生産することを可能にし得ることも想定される。
【0022】
本明細書で用いられる用語「パスタ製品」は、例えばロング・パスタ、ショート・パスタ、微小パスタ、卵ベースのパスタ又は麺などの、任意の未調理未乾燥生パスタ食品を含んでいてもよい。
【0023】
デバイスは任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよく、任意の好適な材料又は複数の材料から形成されていてもよい。一般に、デバイスは、ベンチ、カウンター、又は天板の上に支持されるサイズ及び形状であってもよい。
【0024】
典型的には、デバイスは、耐久性があるように且つ連続的な動作条件に耐えるように好適に適合された材料から形成されていてもよい。例えば、デバイスは、金属、若しくはプラスチック材料若しくは複数のプラスチック材料、又はそれらの組み合わせから形成されていてもよい。
【0025】
示されたように、デバイスはモータを含む基部ユニットを含む。基部ユニットは、支持表面上にデバイスを支持し好ましくはモータを収容するように構成されていてもよい。基部ユニットは、任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよい。
【0026】
基部ユニットは、円形、矩形、長方形、又は楕円形、好ましくは矩形、の形状の断面形状を有していてもよい。
【0027】
基部ユニットは、下面と、反対側の上面と、それらの間に延在する対向する側面とを含んでいてもよい。通常、基部ユニットは、デバイスのモータ及び他の構成要素を収容又は少なくとも部分的に収容し、好ましくはデバイスのモータ及び他の構成要素を完全に収容するための空洞を画定してもよい。
【0028】
下面は、デバイスを支持表面上で支持するための1つ又は複数の脚を含んでいてもよい。脚はデバイスを水平にするために調節可能であってもよい。
【0029】
いくつかの実施例において、上面並びに側面のうちの1つ若しくは複数の側面は、デバイスの内部構成要素へのアクセスを提供するように1つ又は複数のアクセス・パネルを含んでいてもよい。1つ又は複数のアクセス・パネルはアクセスを制御するようにロック可能であってもよい。
【0030】
いくつかの実施例において、基部ユニットは、例えばベンチ、カウンター、又は天板などの支持表面にデバイスを固定するための1つ又は複数の固定点を含んでいてもよい。いくつかのそのような実施例において、固定点は、デバイスを支持表面に機械的に締結するために機械的締結具をそれを通して受けるための、下面及び/又は側面に画定される1つ又は複数の開口部を含んでいてもよい。デバイスは支持表面に直接的又は間接的に固定されてもよい。
【0031】
モータは、少なくとも混合アセンブリの1つ又は複数の混合要素、並びに/又は少なくとも1つのコンベア・スクリュにトルクを付加することが可能な当該技術分野において公知の任意の好適な種類であってもよい。典型的には、モータは電動モータであってもよい。モータは、例えば1つ若しくは複数のバッテリなどのオンボード電源から電力を得てもよく、且つ/又は例えば主電源などの外部電源から電力を得てもよい。
【0032】
混合アセンブリは、少なくとも穀粉及び水を共に混合しパスタ生地を生産するための任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよい。
【0033】
いくつかの実施例において、上記アセンブリは、容器と、容器内に延伸し且つ容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含んでいてもよい。
【0034】
他の実施例において、デバイスは、入口を含む混合部と、混合部に流体連結され、且つ出口端と混合部から出口端へ延在する内部孔を画定する管状区域とを含む押し出し部と、を有する容器を含んでいてもよい。そのような実施例において、容器は、容器を通してパスタ製品を混合し押し出すための混合押し出しアセンブリと動作的に関連付けられていてもよい。そのような実施例において、容器の混合部を通って延在する少なくとも1つのコンベア・スクリュの少なくとも一部は、容器の混合部内で受け取られる内容物を混合し移動させるための1つ又は複数の混合要素を含んでいてもよい。
【0035】
いくつかの実施例において、容器は、基壁と、縁部と、基壁から縁部へ上方向に延在する少なくとも1つの側壁とを含んでいてもよい。いくつかのそのような実施例において、少なくとも1つの側壁は基壁から縁部へ外方向に広がり、椀形状を有する容器をもたらしてもよい。いくつかのそのような実施例において、容器は、容器の上部開口部を少なくとも部分的に覆うためのカバー又は蓋をさらに含んでいてもよい。
【0036】
他の実施例において、容器は、基壁と、縁部と、基部から縁部へ上方向に延在する少なくとも1つの側壁とを含んでいてもよい。縁部は内容物を容器の混合部内に受け取るための入口を画定してもよい。容器は、少なくとも1つの側壁の一部から出口端へ外方向に延在し、それらの間に延在している管状区域及び内部孔を画定する押し出し部をさらに画定してもよい。
【0037】
基壁、縁部、及び少なくとも1つの側壁は、容器の内部混合体積、すなわち容器の混合部を画定してもよい。容器、又は容器の混合部は、1つ又は複数のバッチのパスタ製品を提供するための任意の好適なサイズの混合体積を有していてもよい。例えば、容器、又は容器の混合部は、約0.5L、約1L、約1.5L、約2.0L、約2.5L、約3.0L、約3.5L、約4.0L、約4.5L、約5.0L、約5.5L、約6.0L、約6.5L、約7.0L、約7.5L、約8.0L、約8.5L、約9.0L、約9.5L、約10.0L、約10.5L、約11.0L、約11.5L、約12.0L、約12.5L、約13.0L、約13.5L、約14.0L、約14.5L、約15.0L、約15.5L、約16.0L、約16.5L、約17.0L、約17.5L、約18.0L、約18.5L、約19.0L、約19.5L、又は約20.0Lもの混合体積を有していてもよい。
【0038】
1つ又は複数の混合要素は、容器内に供給された穀粉及び水を少なくとも混合してパスタ生地にするために、容器内に延在し容器に対して移動するように、任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよい。
【0039】
1つ又は複数の混合要素は、細長フック、泡だて器、混練部材、刃、撹拌ロッド、へら、又はそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。混合要素は異なる長さであってもよい。
【0040】
いくつかの実施例において、1つ又は複数の混合要素は、混合要素にトルクを付加するためのモータの駆動軸に着脱自在に取付可能な中心ハブを含んでいてもよい。モータの駆動軸は略鉛直配向で上方に延びていてもよい。
【0041】
いくつかの実施例において、容器も同様に基部ユニットに着脱自在に取付可能であってもよい。駆動軸は、容器の基壁の中心を通って延び、1つ又は複数の混合要素と係合してもよい。1つ又は複数の混合要素は、好ましくは中心ハブを介して、駆動軸に着脱自在に取付可能であってもよい。典型的には、そのような実施例において、1つ又は複数の混合要素は、容器の基壁及び側壁のうちの1つ又は複数の内面と接触するように構成されていてもよい。
【0042】
そのような実施例において、容器の基壁は、駆動軸の周りに嵌合しそれを通して駆動軸を受けるように構成されている中心開口部を含んでいてもよい。
【0043】
好適には、1つ又は複数の混合要素の中心ハブ並びに容器の中心開口部は、内容物が駆動軸の周りから容器外へ漏れるのを防止するために、駆動軸の周りに封止、好ましくは流体密封封止、を形成してもよい。
【0044】
他の実施例において、少なくとも1つのコンベア・スクリュは、容器の混合部及び押し出し部を通って、略水平配向で延在してもよい。そのような実施例において、少なくとも1つのコンベア・スクリュは、第1の端部でモータの駆動軸に取付可能であってもよい。任意選択で、少なくとも1つのコンベア・スクリュは、反対側の第2の端部で出口端に回転自在に結合されていてもよい。少なくとも1つのコンベア・スクリュ、又は駆動軸は、内部孔及び出口端と整列する位置で、容器の少なくとも1つの側壁に画定される開口部を通って延在してもよい。
【0045】
いくつかの実施例において、容器の側壁又は容器の混合部の内面は、容器の混合体積すなわち混合部へ内向きに突出する1つ又は複数のバッフルを含んでいてもよい。1つ又は複数のバッフルは、1つ又は複数の混合要素と共に、有利には内容物の混合を強化してもよい。
【0046】
いくつかの実施例において、混合アセンブリは、その内部で形成されるパスタ生地を押し出しアセンブリに搬送するための混合出口をさらに含む。
【0047】
他の実施例において、混合部は、容器の押し出し部の管状区域に隣接する混合出口をさらに含む。
【0048】
混合出口は任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよく、任意の好適な位置に形成されていてもよい。
【0049】
混合出口は、押し出しアセンブリの入口端又は容器の押し出し部と流体連通していてもよい。
【0050】
例えば、いくつかの実施例において、押し出しアセンブリ又は押し出し部は、パスタ生地が混合出口を介して押し出しアセンブリ又は押し出し部に容易に移動され得るように、混合出口に隣接して配置されていてもよい。
【0051】
他の実施例において、押し出しアセンブリは、パスタ生地が混合出口を通って押し出しアセンブリ内、好ましくは入口端、に落ちることができるように、混合出口の下に少なくとも部分的に配置されていてもよい。
【0052】
さらなる他の実施例において、混合出口は、典型的には内部通路を介して、押し出し入口と流体連通していてもよい。押し出し入口は、押し出しアセンブリの入口端又は押し出し部に又はその近傍に配置されていてもよい。
【0053】
いくつかの実施例において、混合出口は、混合出口を選択的に封止するための封止部材をさらに含んでいてもよい。
【0054】
封止部材は、パスタ生地が容器から押し出しアセンブリへ流れることができる開放位置と、通路が妨げられる閉鎖位置と、の間で移動可能であり、好ましくは摺動自在に移動可能であってもよい。封止部材は任意の好適なサイズ、形状、及び/又は形態であってもよく、任意の好適な材料又は複数の材料から形成されていてもよい。
【0055】
いくつかのそのような実施例において、封止部材は、混合出口内に配置可能であり、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能なプラグの形態であってもよい。
【0056】
他の実施例において、封止部材は、混合出口を選択的に封止するための弁の一部を形成していてもよい。例えば、弁は、混合出口又はそれから延びる通路に対して内部に配置される又は関連付けられる弁座と、弁座と係合するように又は弁座との係合から外れるように移動可能な封止部材と、封止部材を開放位置と閉鎖位置との間で移動させるための作動機構と、をさらに含んでいてもよい。
【0057】
作動機構による封止部材の移動は直線的であってもよいが、回転移動などの非直線的な移動も想定される。
【0058】
いくつかの実施例において、封止部材又は弁は、封止部材を開放位置と閉鎖位置との間で移動させるための電気機械ソレノイドの形態の作動機構を含んでいてもよい。
【0059】
他の実施例において、作動機構は、出口端と動作的に関連付けられ且つ少なくとも1つのサーボモータを含む、1つ又は複数のサーボ機構を含んでいてもよい。
【0060】
作動機構は、前述のように電源と電気的に接続されていてもよい。
【0061】
示されたように、デバイスは、選択された体積の穀粉を容器内に供給するための穀粉供給アセンブリを含む。
【0062】
穀粉供給アセンブリは任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよく、混合アセンブリに対して任意の好適な位置、好ましくは少なくとも部分的に上方、に配置されていてもよい。
【0063】
一般に、穀粉供給アセンブリは、穀粉の供給源を収容する穀粉容器と、穀粉容器と流体連通する入口並びに混合アセンブリの容器又は容器の混合部と流体連通する反対側の出口を有するシュートと、シュートの入口と動作的に関連付けられ、シュートから穀粉、好ましくは事前に定義された体積の穀粉を供給するように構成されている供給機構と、を含んでいてもよい。
【0064】
使用時、穀粉は、重力のもとで穀粉容器からシュートを介して混合アセンブリの容器へ流れてもよい。
【0065】
穀粉の供給源はパスタ生地を作製するための任意の好適な穀粉を含んでいてもよい。例えば、穀粉は、小麦粉、セモリナ、大麦粉、蕎麦粉、ライ麦粉、米粉、トウモロコシ粉、栗粉、ヒヨコ豆粉、又はそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。穀粉の供給源は、グルテンを含む穀粉又はグルテン・フリーの穀粉を含んでいてもよい。
【0066】
供給機構は、穀粉の供給源から混合アセンブリの容器への穀粉の流れを制御するための任意の好適な機構を含んでいてもよい。
【0067】
例えば、いくつかの実施例において、供給機構は封止部材と、前述のように封止部材を開放位置と閉鎖位置との間で移動させるための作動機構と、を含んでいてもよい。
【0068】
他の実施例において、封止部材は、混合アセンブリの容器への穀粉の流れを選択的に制御するために作動機構によって封止部材が弁座に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能な弁座を含む弁の一部を形成していてもよい。
【0069】
他の実施例において、供給機構は、パドル・アームを有し、隣接するアーム間で事前に定義された体積を提供するように構成されている供給ホイールを含んでいてもよい。そのような実施例において、作動機構は、供給ホイールを回転させ選択された体積の穀粉をメータ・アウトするために使用されてもよい。
【0070】
示されたように、デバイスは、選択された体積の水を混合アセンブリの容器内に供給するための水供給アセンブリを含む。
【0071】
この場合も、水供給アセンブリは任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよく、混合アセンブリに対して任意の好適な位置に配置されていてもよい。
【0072】
一般に、水供給アセンブリは、水の供給源と、水の供給源と連結可能であり、混合アセンブリの容器又は容器の混合部と流体連通する水出口と、を含んでいてもよい。
【0073】
水出口は好ましくは通路によって水の供給源と連結可能である。通路には、管、パイプ又はホースが含まれてもよい。
【0074】
いくつかの実施例において、水供給アセンブリは、水の供給源から容器への水の流れを選択的に制御するための弁をさらに含んでいてもよい。
【0075】
任意の好適な種類の弁が使用されてもよい。典型的には、弁は、水出口又は通路に対して内部に配置される又は関連付けられる弁座と、弁座と係合するように又は弁座との係合から外れるように移動可能な封止部材と、封止部材を開放位置と閉鎖位置との間で選択的に移動させるための作動機構と、を有していてもよい。
【0076】
作動機構は、前述のようなものであってもよく、好ましくは前述のように電源から電力を得てもよい。
【0077】
いくつかの実施例において、水の供給源は主給水部であってもよい。
【0078】
他の実施例において、水の供給源は基部ユニットに搭載される水容器であってもよい。そのような実施例において、水供給アセンブリは、選択された体積の水を水出口を介して容器へ送出するためのポンプをさらに含んでいてもよい。ポンプは通路と関連付けられていてもよい。典型的には、ポンプは電動ポンプであってもよい。ポンプは好ましくはモータと同じ電源から電力を得てもよい。
【0079】
示されたように、いくつかの実施例において、デバイスは、卵又は水を容器の混合部内に交換可能に供給するための卵/水供給アセンブリを含んでいてもよい。そのような実施例において、上記アセンブリは、卵又は水の供給源と、出口と、選択された体積の卵又は水を出口を介して容器へ送出するためのポンプと、を含んでいてもよい。そのような実施例において、上記供給源は、好ましくは、基部ユニットに搭載され水又は液状卵を収容する容器を含んでいてもよい。
【0080】
示されたように、デバイスは、添加物の1つ又は複数の供給源と、選択された体積又は量の1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリを含む。添加物に応じて、添加物供給アセンブリは、容器又は押し出しアセンブリ内に添加物を供給してもよい。
【0081】
添加物供給アセンブリは、任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよい。
【0082】
一般に、1つ又は複数の添加物は、卵若しくは卵抽出物、油、塩、並びに1つ又は複数の香料(flavourings)を含んでいてもよい。
【0083】
卵は、殺菌された又は殺菌されていない生の全卵又は均質化された卵であってもよい。卵抽出物は、液体又は乾燥抽出物であってもよい。同様に、1つ又は複数の香料は液体又は乾燥香料であってもよい。
【0084】
添加物が全卵を含む実施例において、添加物供給アセンブリは、卵の供給源と、連続的に卵を供給するように構成された卵供給器並びに混合アセンブリの容器若しくは容器の混合部上で卵を割るための卵割り器を含む供給機構と、を含んでいてもよい。
【0085】
いくつかのそのような実施例において、供給機構は、割られた卵の卵黄と卵白を分離するための分離器をさらに含んでいてもよい。分離器は、供給機構が選択された体積又は量の卵黄及び/又は卵白を混合アセンブリの容器又は容器の混合部内に供給することを可能にしてもよい。
【0086】
添加物が均質化された卵又は液体卵抽出物を含む実施例において、添加物供給アセンブリは、均質化された卵又は液体卵抽出物を収容する容器と、混合アセンブリの容器又は容器の混合部と流体連通する出口と、それらの間に延在する通路と、均質化された卵又は液体卵抽出物の容器への流れを制御するための、好ましくは選択された体積の均質化された卵又は液体卵抽出物の容器への流れを制御するための供給機構と、を含んでいてもよい。そのような実施例において、供給機構は前述のように弁、及び/又はポンプであってもよい。
【0087】
いくつかのそのような実施例において、添加物は液体卵黄及び/又は液体卵白を含んでいてもよい。そのような実施例において、添加物供給アセンブリは、液体卵黄及び/又は液体卵白を収容する容器と、混合アセンブリの容器又は容器の混合部と流体連通する出口と、それらの間に延在する通路と、液体卵黄及び/又は液体卵白の容器への流れを制御するための、好ましくは選択された体積の液体卵黄及び/又は液体卵白の容器への流れを制御するための供給機構と、を含んでいてもよい。そのような実施例において、供給機構は前述のように弁、及び/又はポンプであってもよい。
【0088】
添加物が塩又は乾燥卵抽出物を含む実施例において、添加物供給アセンブリは、塩又は抽出物の供給源と、供給源と流体連通する入口並びに混合アセンブリの容器若しくは容器の混合部と流体連通する反対側の出口を有するシュートと、シュートの入口と動作的に関連付けられ、シュートから塩又は乾燥卵抽出物、好ましくは事前に定義された体積の塩又は乾燥卵抽出物を供給するように構成されている供給機構と、を含んでいてもよい。
【0089】
添加物が1つ又は複数の乾燥香料を含む実施例において、添加物供給アセンブリは、香料の供給源と、供給源と流体連通する入口、並びに混合アセンブリの容器、押し出しアセンブリ、容器の混合部若しくは容器の押し出し部と流体連通する反対側の出口を有するシュートと、シュートの入口と動作的に関連付けられ、シュートから香料、好ましくは事前に定義された体積の香料を供給するように構成されている供給機構と、を含んでいてもよい。
【0090】
供給機構は、例えば穀粉供給アセンブリについて前述されたように、供給源から混合アセンブリの容器又は押し出しアセンブリへの塩、乾燥卵抽出物、又は香料の流れを制御するための任意の好適な機構を含んでいてもよい。いくつかの実施例において、供給機構は、1つ又は複数の乾燥原料又は香料の供給源の一部を研削するための研削機能を含んでいてもよい。
【0091】
添加物が油を含む実施例において、添加物供給アセンブリは、油を収容する容器と、混合アセンブリの容器又は容器の混合部と流体連通する出口と、それらの間に延在する通路と、容器への油の流れを制御するための、好ましくは容器への選択された体積の油の流れを制御するための供給機構と、を含んでいてもよい。そのような実施例において、供給機構は前述のようにポンプ、及び/又は弁を含んでいてもよい。
【0092】
添加物が液体卵抽出物又は1つ若しくは複数の液体香料を含む実施例において、添加物供給アセンブリは、抽出物又は香料の供給源と、混合アセンブリの容器、押し出しアセンブリ、容器の混合部、又は容器の押し出し部と流体連通する出口と、選択された体積の液体卵抽出物又は1つ若しくは複数の液体香料を供給するために供給機構を介して出口及び供給源と流体連通する通路と、をこの場合も含んでいてもよい。
【0093】
そのような実施例において、この場合も、供給機構は、液体卵抽出物又は1つ若しくは複数の液体香料の流れを選択的に制御するために前述のようにポンプ、及び/又は弁を含んでいてもよい。
【0094】
1つ又は複数の添加物が液体又は乾燥香料を含む実施例において、1つ又は複数の添加物は、好ましくは、混合アセンブリの容器又は容器の混合部を汚染しないように押し出しアセンブリ又は容器の押し出し部内に供給されてもよい。
【0095】
いくつかの実施例において、1つ又は複数の添加物は、パスタ生地と混合するために混合アセンブリの容器、押し出しアセンブリ、容器の混合部、又は容器の押し出し部内に選択的に供給されるように構成されたビタミン、ミネラル、サプリメント、及び/又は治療剤を含んでいてもよい。
【0096】
いくつかの実施例において、1つ又は複数の添加物はポッド封止カプセルで提供されてもよい。
【0097】
ポッド封止カプセルは、任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよく、乾燥又は液体添加物を気密環境で含むことが可能な任意の好適な材料又は複数の材料から形成されていてもよい。
【0098】
そのような実施例において、添加物供給アセンブリは、選択されたポッド封止カプセルを受け取るためのポッド入物と、ポッド封止カプセルを穿刺するための穿刺構造体と、選択されたポッド封止カプセルを穿刺構造体に対して押し、選択されたポッド封止カプセルの内容物を混合アセンブリの容器又は押し出しアセンブリに供給するための作動機構と、を含んでいてもよい。
【0099】
いくつかのそのような実施例において、ポッド封止カプセルは、検証を目的とする1つ又は複数のRFIDタグ又はラベルをさらに含んでいてもよい。具体的には、1つ又は複数のRFIDタグ又はラベルは、ポッド封止カプセルが本物又は真正のカプセルであるかを検証するために使用されてもよい。そのような実施例において、デバイスはRFIDタグ又はラベル用リーダをさらに含んでいてもよい。
【0100】
示されたように、いくつかの実施例において、デバイスはパスタ生地からパスタ製品を形成するための押し出しアセンブリを含む。他の実施例において、デバイスは、容器によって画定された押し出し部と、それと動作的に関連付けられた混合押し出しアセンブリとを含む。
【0101】
押し出しアセンブリは、任意の好適なサイズ、形状、及び構成であってもよい。
【0102】
典型的には、押し出しアセンブリは、入口端と、反対側の出口端と、それらの間で長手方向に延在する内部孔と、混合出口を介して入口端で受け取られるパスタ生地を搬送して出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットを介して出口端でパスタ製品を形成するように、内部孔内部に配置され内部孔に対して軸周り方向に回転可能な少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を有する、細長管状区域を含んでいてもよい。
【0103】
同様に、押し出し部は、入口端と、反対側の出口端と、それらの間で長手方向に延在する内部孔とを有する細長管状区域を含んでいてもよい。混合押し出しアセンブリの少なくとも1つのコンベア・スクリュは、容器内に配置され、混合部及び押し出し部の両方を通って延在し、混合部内でパスタ生地を混合し混合された上記生地を押し出し部を通して搬送して出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットを介して出口端でパスタ製品を形成するように容器に対して軸周り方向に回転可能であってもよい。
【0104】
典型的には、少なくとも細長管状区域の入口端は、パスタ生地が入口端に移動できるように混合出口と隣接して配置されていてもよい。
【0105】
他のそのような実施例において、好ましくはパスタ生地が重力のもとで混合出口から押し出しアセンブリの入口端へ移動できるように、入口端は混合出口の下に少なくとも部分的に配置されていてもよい。そのような実施例において、入口端は、それを通してパスタ生地を受け取るための上部開口部を少なくとも含んでいてもよい。
【0106】
いくつかの実施例において、入口端は、典型的には前述のような内部通路を介して混合出口と流体連通する押し出し入口を含んでいてもよい。
【0107】
コンベア・スクリュは、任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよい。上記スクリュは、モータと結合可能な入口端と、管状区域の出口端と任意選択で回転自在に結合される反対側の出口端と、それらの間に延在する細長中央軸と、中央軸の長さに沿って少なくとも部分的に延在し、スクリュの回転時にパスタ生地を出口端へ向かって混合し且つ/又は搬送するように構成されている少なくとも1つの螺旋状(helical spiral)フランジと、を含んでいてもよい。
【0108】
上記入口端はモータの駆動軸に直接的又は間接的に結合可能であってもよい。間接的に結合される場合、入口端は、例えば1つ若しくは複数の歯車、はめ歯歯車、又はベルトなどの架橋部品を介して結合されてもよい。
【0109】
いくつかの実施例において、管状区域の内部表面は、管状区域の長さに沿って少なくとも部分的に延在し、スクリュの少なくとも1つの螺旋状フランジを入り込ませる(intercalate)ように構成されている少なくとも1つの内部螺旋状フランジを含んでいてもよい。
【0110】
いくつかの実施例において、管状区域の出口端部は、パスタ生地が金型ユニットに向かって搬送されるにつれパスタ生地への圧力を強めるために、金型ユニットに向かって収束していてもよい。スクリュは、相補形状の円錐台状出口端部を有していてもよい。
【0111】
デバイスが混合押し出しアセンブリを含む実施例において、少なくとも1つのコンベア・スクリュの回転方向は、パスタ生地が所望の粘度に達するまでパスタ生地が押し出し部に搬送されるのを防止するために、1回又は複数回、逆方向にされてもよい。
【0112】
管状区域の出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットは、その内部に画定され、押し出し工程中に金型開口部にわたって圧力降下を生み出すように、且つ選択された金型開口部をパスタ生地が強制的に通過される際にパスタ生地をパスタ製品に成形するように構成されている、複数の開口部を有していてもよい。
【0113】
典型的には、金型ユニットは、異なるパスタ製品種に対応する異なるサイズ及び形状の開口部を有していてもよい。
【0114】
選択された金型開口部は、好ましくは作動機構によって、出口端に対して移動され且つ整列されてもよい。
【0115】
作動機構による金型ユニットの移動は直線的であってもよいが、回転移動などの非直線的な移動も想定される。
【0116】
いくつかの実施例において、作動機構は、ユニット金型を管状区域の出口端に対して前後に移動させるための電気機械ソレノイドの形態であってもよい。
【0117】
他の実施例において、作動機構は、出口端と動作的に関連付けられ且つ少なくとも1つのサーボモータを含む、1つ又は複数のサーボ機構を含んでいてもよい。
【0118】
さらなる他の実施例において、金型ユニットは、ラック・アンド・ピニオン・システムによって管状区域の出口端を超えて摺動自在に移動可能であってもよい。出口端は、出口端の長さ又は高さに沿って延在する1つ又は複数のラックを含んでいてもよく、金型ユニットは、金型ユニットを出口端に対して摺動自在に移動させるための対応するラックとそれぞれが係合可能な1つ又は複数のピニオンを含んでいてもよい。各ラック及びピニオンは、横方向移動又は出口端からの金型ユニットの分離をせずに出口端の長さ又は高さに沿った金型ユニットの移動が可能となるように、係合可能であってもよい。
【0119】
作動機構は、前述のように電源と電気的に接続されていてもよい。
【0120】
いくつかの実施例において、金型ユニットは、金型ユニットを通って押し出されるパスタ製品を切断するための少なくとも1つの刃をさらに含んでいてもよい。少なくとも1つの刃は、作動機構によって、金型ユニットに対して又は金型ユニットと共に動かされてもよい。
【0121】
この場合も、作動機構による少なくとも1つの刃の移動は直線的であってもよいが、回転移動も想定される。
【0122】
作動機構は前述の通りであってもよい。
【0123】
いくつかの実施例において、金型ユニットは、押し出しアセンブリ又は押し出し部の出口端に対して、動作的に関連付けられており且つ回転するように構成された一対のディスクを含んでいてもよい。ディスクは互いに対して平行配置で配置されていてもよく、且つ互いに対して独立して回転するように構成されていてもよい。出口端に最も近接して配置された最内側ディスクは、その上に画定された、異なるパスタ種に対応する異なるサイズ及び形状の開口部を有していてもよい。最外側ディスクは、それを通してパスタ製品を押し出させるための少なくとも1つの開口部と、押し出されるパスタ製品を所望の量が供給された後に切断するための少なくとも1つの刃と、を含んでいてもよい。
【0124】
前記のように、一対のディスクは、前述のような作動機構によって出口端に対して選択的に回転されてもよい。
【0125】
いくつかの実施例において、押し出しアセンブリは、バッチ間、事前に定義された回数のバッチ後、又は1日の動作の終了時に押し出しアセンブリを清掃するための清掃装置をさらに含んでいてもよい。
【0126】
いくつかの実施例において、清掃装置は、押し出しアセンブリの管状区域内に嵌合しコンベア・スクリュ及び/又は管状区域の内部表面から残存するパスタ生地を取り除くために、任意の好適なサイズ、形状、及び構造であってもよい。
【0127】
いくつかのそのような実施例において、清掃装置は、少なくとも1つのコンベア・スクリュ及び管状区域の長さに少なくとも部分的に沿って移動し残存するパスタ生地を掻き取るためのサイズ及び形状の円筒形スリーブを含んでいてもよい。円筒形スリーブは、円筒形スリーブの内面の長さに少なくとも部分的に沿って延在し、少なくとも1つのコンベア・スクリュから外方向に延在する少なくとも1つの螺旋状フランジの少なくとも一部を相補的に受けるように構成された少なくとも1つの螺旋状溝を含んでいてもよい。
【0128】
他の実施例において、混合アセンブリ、押し出しアセンブリ、混合部、及び/又は押し出し部から残存するパスタ生地及び物質を取り除くために、清掃装置は、それぞれ容器及び/又は管状区域内で加圧清掃流体を方向づけるための清掃流体の加圧源並びに1つ若しくは複数のノズルを含んでいてもよい。清掃流体は、典型的には、任意選択で洗剤又は抗菌剤が加えられた水を含んでもよい。流体は、好ましくは、動作的に関連付けられたポンプによって加圧されてもよい。
【0129】
さらなる他の実施例において、残存するパスタ生地及びパスタ製品を取り除くために、清掃装置は、容器、管状区域及び/又は金型ユニット内で蒸気を方向づけるための1つ若しくは複数のノズル並びに蒸気源を含んでいてもよい。
【0130】
いくつかの実施例において、デバイスは、パスタ製品が金型ユニットから出るのに際しパスタ製品に穀粉を粉付けするための、金型ユニットと動作的に関連付けられた穀粉粉付けユニットをさらに含んでいてもよい。有利には、パスタ製品を穀粉で粉付けすることは、特に金型ユニットの下に位置された容器に集めることが可能である場合に、パスタ製品が付着し合うことを防止する。
【0131】
穀粉粉付けユニットは、任意の好適なサイズ、形状、及び当該技術分野において公知の構造であってもよい。例えば、いくつかの実施例において、穀粉粉付けユニットは、選択された体積の穀粉をパスタ製品にわたって分散させるように且つ/又はパスタ製品の乾燥を少なくとも部分的に補助するように構成されたファンを含んでいてもよいことが想定される。いくつかの実施例において、乾燥効果を強めるために、加熱要素がファンと動作的に関連付けられてもよい。
【0132】
典型的には、デバイスは、押し出しアセンブリの出口端と動作的に関連付けられ、パスタ製品が出口端から出るのに際しパスタ製品を受け取り包装するように構成された包装アセンブリをさらに含んでいてもよい。
【0133】
包装アセンブリは、任意の好適なサイズ、形状、及び構成であってもよい。
【0134】
通常、包装アセンブリは、生産品容器又は椀から選択される容器にパスタ製品を包装するように構成されていてもよい。生産品容器は基部及び蓋を含んでいてもよい。好ましくは、生産品容器はパスタ製品で満たされた後に封止可能であってもよい。
【0135】
包装アセンブリは、容器の供給源と、容器を分離し個別に生産品と包装するための操作システムとを含んでいてもよい。操作システムは、任意の好適なサイズ、形状、及び形態であってもよい。一般に、操作システムは、金型ユニット、包装アセンブリ、及び顧客取得地点に対して製品容器を保持し且つ位置するための少なくとも1つのアームを含んでいてもよい。
【0136】
容器の供給源は入れ子式の容器配置を含んでいてもよい。操作システムの少なくとも1つのアームは、入れ子式の容器配置から個別の製品容器を選択及び取得するように構成されていてもよい。
【0137】
いくつかの実施例において、操作システムは生産品容器の基部上に蓋を閉鎖又は封止するように構成されていてもよい。
【0138】
いくつかの実施例において、包装アセンブリは包装された容器をラベル付けするためのラベル付けシステムをさらに含んでいてもよい。各ラベルは、ユーザ、すなわち顧客の名前、注文の種類、及び値段を含んでいてもよい。いくつかのそのような実施例において、各ラベルは、供給される所望のパスタ製品に関する栄養情報をさらに含んでいてもよい。いくつかのそのような実施例において、各ラベルは、バーコード又はQRコードをさらに含んでいてもよい。
【0139】
デバイスは、好ましくは、混合アセンブリ、押し出しアセンブリ、混合押し出しアセンブリ、様々な供給アセンブリ、操作システム、包装アセンブリ、及びラベル付けシステムのうちの少なくとも1つ又は複数を含む、デバイスの動作を制御するための制御装置を含む。
【0140】
制御装置は、1つ若しくは複数のプロセッサ並びにメモリを含むマイクロコンピュータの一部であってもよい。プロセッサは、デバイスの電子部品と結合される複数の入力及び出力を含んでいてもよい。
【0141】
いくつかの実施例において、マイクロコンピュータはデバイスの電子部品と電気的に接続されていてもよい。
【0142】
他の実施例において、マイクロコンピュータは、デバイスの電子部品と接続された無線通信モジュールによってデバイスと遠隔接続されていてもよい。
【0143】
デバイスが無線ネットワーク(例えば、Wi-Fi(WLAN)通信、衛星通信、RF通信、赤外線通信、又はBluetooth(商標))を介して、外部処理デバイス、センサ、インフラストラクチャ、及び/又は少なくとも1つの遠隔アクセス可能サーバと接続できるように、デバイスは、好ましくは、無線ネットワーク・インターフェース制御装置の形態の無線通信モジュールを含んでいてもよい。
【0144】
いくつかの実施例において、無線通信モジュールは、デバイスが複数の外部処理デバイス及びインフラストラクチャに無線接続することを可能にしてもよい。例えば、いくつかのそのような実施例において、在庫基準、機械故障、及びランタイムの通信のために、且つソフトウェア及びファームウェアのアップデートのために、デバイスは少なくとも1つの遠隔アクセス可能サーバと無線接続できることが想定される。
【0145】
いくつかの実施例において、デバイスは、例えばラップトップ又はデスクトップなどのコンピューティング・デバイスと無線接続してもよい。そのような実施例において、コンピューティング・デバイスで実行され、ユーザがデバイスと対話しデバイスの動作を制御することを可能にするためのソフトウェアが提供されてもよい。
【0146】
他の実施例において、デバイスは、例えばスマート・フォン、タブレット、又はスマート・ウォッチなどの可搬式コンピューティング・デバイスと無線接続してもよい。そのような実施例において、マイクロコンピュータは、可搬式コンピューティング・デバイスで実行するように且つユーザがデバイスと対話しデバイスの動作を制御することを可能にするように構成されたアプリケーション(すなわち、アプリ)の形態のソフトウェアを含んでいてもよい。
【0147】
いくつかの実施例において、制御装置は、混合アセンブリを監視するために、好ましくは混合された内容物がパスタ生地を示す所望の粘度に達したときに監視するために、モータと対話してもよい。
【0148】
例えば、いくつかのそのような実施例において、制御装置は、1つ又は複数の混合要素に接続されたモータに印加される電気負荷と、均質且つ所望の粘度を示す一定の電気負荷が検知された場合の回転率と、を監視し且つ検知してもよい。制御装置は所望の粘度を示す一定の負荷を入力するように構成可能であってもよい。
【0149】
他のそのような実施例において、デバイスは、パスタ生地の混合によって回転軸に与えられる負荷に応答してモータによってもたらされるトルクを測定するための1つ又は複数の回転センサをさらに含んでいてもよい。制御装置は1つ又は複数の回転センサを監視することで、デバイスがモータ負荷に基づいてパスタ生地の粘度を自律的に求めることを可能にしてもよい。有利には、1つ又は複数の回転センサは、パスタ製品を作製するためにパスタ生地が所望される粘度に達したことを保証してもよい。使用時、制御装置は、パスタ生地を所望の粘度に達するまで混合アセンブリの容器又は容器の混合部内に含んでいてもよい。混合押し出しアセンブリを含む実施例において、これは、少なくとも1つのコンベア・スクリュの回転方向を逆方向にしてパスタ生地が押し出し部に搬送されるのを防止することによって達成され得る。
【0150】
示されたように、いくつかの実施例において、デバイスは、容器内に供給される穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために、容器又は容器の混合部と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサを含んでいてもよい。
【0151】
1つ又は複数のセンサは、任意の好適なサイズ、形状、及び形態であってもよい。
【0152】
一般に、1つ又は複数のセンサは、容器又は容器の混合部が載ることができ、且つ容器内に供給される穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の重量を測定するように作用できる、少なくとも1つのロード・セルを含んでいてもよい。
【0153】
少なくとも1つのロード・セルは、穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の重量を測定するための任意の好適な種類であってもよい。例えば、少なくとも1つのロード・セルは、ひずみゲージ・ロード・セル、圧電ロード・セル、液圧ロード・セル、又は空気圧ロード・セルであってもよく、好ましくはひずみゲージ・ロード・セルであってもよい。
【0154】
少なくとも1つのロード・セルは、デバイスの基部ユニット内に支持されるか又は含まれていてもよく、且つ少なくとも1つのロード・セルが供給された原料の重量を測定するように容器又は容器の混合部が作用できるような任意の好適な形式で、容器又は容器の混合部と動作的に関連付けられていてもよい。
【0155】
典型的には、少なくとも1つのロード・セルは、基部ユニット内に配置され、容器又は容器の混合部が作用できる基部ユニットの上端又はその近傍に配置された負荷受容端を有する。
【0156】
少なくとも1つのロード・セルは、混合アセンブリの容器に供給される穀粉、水、及び/又は1つ又は複数の添加物の重量によって選択された体積を決定するために、制御装置と通信してもよい。
【0157】
いくつかの実施例において、穀粉容器、水容器(もしあれば)、及び添加物の供給源のうちの1つ又は複数は、それぞれの容器又は供給源内の内容物の体積を監視するための1つ又は複数のセンサを含んでいてもよい。当該技術分野において公知なように、任意の好適な種類のセンサが使用されてもよい。
【0158】
1つ又は複数のセンサは制御装置と通信してもよく、制御装置は、それぞれの容器又は供給源がパスタ生産の操業に不十分な体積又は量を含むときに、1つ若しくは複数の警告を発し、且つ/又はデバイスの動作を隔離してもよい。
【0159】
いくつかの実施例において、混合アセンブリの容器と流体連通する出口又はそこから延在する通路のうちの1つ又は複数は、内容物、好ましくは容器への水及び/又は液体添加物、の流れを測定するための1つ又は複数の流量計を含んでいてもよい。この場合も、当該技術分野において公知なように、任意の好適な種類の流量計が使用されてもよい。
【0160】
1つ又は複数の流量計は、混合アセンブリの容器に供給される水、及び/又は液体添加物の選択された体積を決定するために、制御装置と通信してもよい。
【0161】
いくつかの実施例において、包装アセンブリは、容器内に押し出されるパスタ製品の重量を決定するために、制御装置と通信する少なくとも1つのロード・セルをさらに含んでいてもよい。必要な重量のパスタ製品が容器内に供給されたことを決定する際に、制御装置は押し出されたパスタ製品を切断するために少なくとも1つの刃を作動させてもよい。加えて、且つ/又は代替的に、制御装置はパスタ製品がさらに押し出されることを防止するために少なくとも1つのコンベア・スクリュを停止させてもよい。
【0162】
示されたように、いくつかの実施例において、デバイスは、ユーザが、所望の量を含む所望の生産されるパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースを含んでいてもよい。
【0163】
ユーザ・インターフェースは、デバイスの動作と対話し制御するために、基部ユニットの上面並びに/又は側面のうちの1つ若しくは複数の側面に画定されてもよい。
【0164】
インターフェースは、例えばパスタの種類、パスタの量、味のオプション、健康/ライフスタイルの目標、及び予想される操業時間などの動作情報を表示するための、制御装置と動作的に接続された少なくとも1つのディスプレイを含んでいてもよい。
【0165】
ディスプレイは液晶ディスプレイ(「LCD」:Liquid-Crystal Display)、プラズマ・ディスプレイ、又は発光ダイオード(「LED」:Light-Emitting Diode)ディスプレイであってもよく、好ましくは後者であってもよい。
【0166】
いくつかのそのような実施例において、インターフェースは、デバイスの機能性の様々な態様を制御するための1つ又は複数のキー又はボタンを含むキーパッド又はタッチパッドを含んでいてもよい。
【0167】
他のそのような実施例において、少なくとも1つのディスプレイは、ユーザがデバイスの機能性の様々な態様と対話し制御することを可能にするタッチスクリーンを含んでいてもよい。
【0168】
さらなる他の実施例において、ユーザ・インターフェースは、例えばコンピューティング・デバイス又は可搬式コンピューティング・デバイスなどのような、ユーザのコンピューティング・デバイスで実行されるように構成されたソフトウェアによって提供されてもよい。そのような実施例において、ユーザは自身の個人用コンピューティング・デバイスで実行されるアプリを介してデバイスと対話してもよい。そのような実施例において、少なくとも1つのディスプレイは注文を確認し、且つ/又は予想される操業時間を表示してもよい。いくつかのそのような実施例において、デバイスの制御装置は、ユーザの注文品が完成し取得される準備ができているときにユーザに警告するために、アプリと通信してもよい。
【0169】
本発明の第6の態様によれば、第1又は第2の態様のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
選択された体積の穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、混合アセンブリの容器又は押し出しアセンブリ内に供給するステップと、
上記容器内に供給された上記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産するステップと、
上記パスタ生地を混合出口を介して上記押し出しアセンブリの入口端に移動させるステップと、
上記押し出しアセンブリの少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、上記パスタ生地を上記所望のパスタ製品に押し出すステップと、を含み、
上記デバイスの制御装置が、上記入力を受け取ることに応答して、上記供給するステップ、上記混合するステップ、上記移動させるステップ、及び上記回転させるステップを自律的に制御し、上記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法が提供される。
【0170】
本発明の第7の態様によれば、第3の態様のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
選択された体積の穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、上記デバイスの容器の混合部内に供給するステップと、
混合押し出しアセンブリの少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、上記混合部に供給された上記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産し、上記パスタ生地を押し出し部を通して押し出し、上記所望のパスタ製品を形成するステップと、を含み、
上記デバイスの制御装置が、上記入力を受け取ることに応答して、上記供給するステップ及び上記回転させるステップを自律的に制御し、上記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法が提供される。
【0171】
本発明の第8の態様によれば、第4の態様のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
選択された体積の穀粉、卵若しくは水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、混合アセンブリの容器又は押し出しアセンブリ内に供給するステップと、
上記容器内に供給された上記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産するステップと、
上記パスタ生地を混合出口を介して上記押し出しアセンブリの入口端に移動させるステップと、
上記押し出しアセンブリの少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、上記パスタ生地を上記所望のパスタ製品に押し出すステップと、を含み、
上記デバイスの制御装置が、上記入力を受け取ることに応答して、上記供給するステップ、上記混合するステップ、上記移動させるステップ、及び上記回転させるステップを自律的に制御し、上記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法が提供される。
【0172】
本発明の第9の態様によれば、第5の態様のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
選択された体積の穀粉、卵若しくは水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、上記デバイスの容器の混合部内に供給するステップと、
混合押し出しアセンブリの少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、上記混合部に供給された上記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産し、上記パスタ生地を押し出し部を通して押し出し、上記所望のパスタ製品を形成するステップと、を含み、
上記デバイスの制御装置が、上記入力を受け取ることに応答して、上記供給するステップ及び上記回転させるステップを自律的に制御し、上記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法が提供される。
【0173】
上記方法は、上記に説明されるように、デバイスの1つ又は複数の特徴又は特性を含んでいてもよい。
【0174】
供給される選択された体積又は量は、選択されたバッチのサイズ及び/又は種類のパスタ製品を生産するために必要な体積と対応していてもよい。典型的には、必要な体積は、ユーザ・インターフェースを介したユーザの選択された入力に基づいて、制御装置によって決定されてもよい。
【0175】
混合は、パスタ生地が所望の粘度に達したと制御装置が判定するまで行われてもよい。これは、モータの電気負荷を監視することによって、又は1つ又は複数の回転センサを使用することによって判定されてもよい。
【0176】
パスタ生地が所望の粘度に達することに応答して、パスタ生地は、混合出口を介して押し出しアセンブリに、又は押し出し部に、移動されてもよい。
【0177】
いくつかの実施例において、パスタ生地が所望の粘度に達することに応答して、制御装置は混合出口を開口してもよく、1つ又は複数の混合要素は回転し続けパスタ生地を押して又は付勢して混合出口を介して容器から出してもよい。
【0178】
他の実施例において、パスタ生地が所望の粘度に達することに応答して、制御装置は、パスタ生地が容器の押し出し部に搬送されることを可能とするように、少なくとも1つのコンベア・スクリュの回転方向を繰り返し逆方向にすることを中止してもよい。
【0179】
いくつかの実施例において、軸周り方向に回転させることは、所望のパスタ製品が形成されるように、押し出しアセンブリの出口端に対して金型ユニットの所望の金型開口部を選択的に移動させ整列させることをさらに含んでもよい。
【0180】
いくつかの実施例において、上記方法は、パスタ製品が押し出しアセンブリの出口端に配置された金型ユニットから出るのに際しパスタ製品を受け取り包装することをさらに含む。
【0181】
上記受け取り包装することは、パスタ製品が包装される容器にラベル付けをすることをさらに含んでもよい。
【0182】
本明細書に説明される任意の特徴は、本発明の範囲内における本明細書に説明される他の特徴のうちの任意の1つ又は複数との任意の組み合わせで組み合わされてもよい。
【0183】
本明細書における任意の先行技術への参照は、先行技術が技術常識の一部を形成することの承認又は任意の形式の示唆ではなく、そのように捉えられるべきではない。
【0184】
本発明の好ましい特徴、実施例、及び変形形態は、当業者にとって本発明を実施するのに十分な情報を提供する以下の発明を実施するための形態から識別され得る。発明を実施するための形態は、上述の発明の概要の範囲をいかなる形式でも限定するものとみなされるべきではない。発明を実施するための形態は、以下のような複数の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0185】
図1】本発明の実施例によるパスタ製品生産デバイスを示す概略図である。
図2】本発明の他の実施例によるパスタ製品デバイスを示す概略図である。
図3】本発明の他の実施例によるデバイスの上部正面斜視図である。
図4】本発明の実施例によるパスタ製品を生産する方法のステップを示すフローチャートである。
図5】本発明の他の実施例によるパスタ製品を生産する方法のステップを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0186】
図1から図3は、要求に応じたパスタ製品の適時の生産のための、本発明の様々な実施例によるパスタ製品生産デバイス(100)を示す。
【0187】
図1を参照すると、この第1の実施例において、デバイス(100)は、基部ユニット(110)と、モータ(120)と、モータ(120)と動作的に関連付けられた混合アセンブリ(130)と、選択された体積の穀粉を供給するための穀粉供給アセンブリ(140)と、選択された体積の水を供給するための水供給アセンブリ(150)と、6つの異なる種類の添加物をそれぞれ供給するための添加物供給アセンブリ(160)と、パスタ製品を押し出すためにモータ(120)と動作的に関連付けられた押し出しアセンブリ(170)と、押し出しアセンブリ(170)の出口端(172)と動作的に関連付けられ、パスタ製品が出口端(172)から出る際にパスタ製品を受け取り包装するように構成された包装アセンブリ(180)と、を含む。
【0188】
デバイス(100)は、選択された生パスタ製品を適時に且つ要求に応じて生産するためのものである。デバイス(100)は、選択されたパスタ製品を約5分から約20分の範囲の時間で生産することが想定される。
【0189】
デバイス(100)は、ベンチ、カウンター、又は天板などの上に支持されるサイズ及び形状である。
【0190】
デバイス(100)は、連続的な動作条件に耐えるように好適に適合された耐久性のある材料から形成されている。
【0191】
基部ユニット(110)は、支持表面上にデバイス(100)を支持しモータ(120)を収容しデバイス(100)の他の構成要素を少なくとも部分的に収容するように構成されている。
【0192】
基部ユニット(110)は略矩形状を有する。基部ユニット(110)は下面(112)と、反対側の上面(114)と、対向する側面(116)とを含む。
【0193】
モータ(120)は電動モータであり、オンボード電源分配回路(190)を介して分配される、例えば主電源などの外部電源からの電力を得る。
【0194】
混合アセンブリ(130)は、容器と、少なくとも穀粉及び水を共に混合しパスタ生地を生産するために容器内に延伸し且つ容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含む。
【0195】
容器は、基壁と、縁部と、基壁から縁部へ上方向に延在する少なくとも1つの側壁とを含む。
【0196】
基壁、縁部、及び少なくとも1つの側壁は、約3.0Lから約15.0Lの間の範囲の容器の内部混合体積を画定してもよい。
【0197】
1つ又は複数の混合要素は、混合要素にトルクを付加するためのモータ(120)の駆動軸に着脱自在に取付可能な中心ハブを含む。モータ(120)の駆動軸は略鉛直配向で上方に延びている。容器も同様に基部ユニット(110)に着脱自在に取付可能である。駆動軸は、容器の基壁の中心を通って延び、1つ又は複数の混合要素と係合する。
【0198】
混合アセンブリ(130)は、その内部で形成されるパスタ生地を押し出しアセンブリ(170)に搬送するための混合出口(132)をさらに含む。
【0199】
混合出口(132)は、パスタ生地が混合出口(132)を通って押し出しアセンブリ(170)内に出るように、押し出しアセンブリ(170)の入口端(174)と流体連通している。
【0200】
混合出口(132)は、混合出口(132)を選択的に封止するための封止部材をさらに含む。封止部材は、作動機構によって開放位置と閉鎖位置との間で選択的に移動される。使用中、パスタ生地が混合アセンブリ(130)中で所望の粘度に達したとき、封止部材は開放位置に移動される。
【0201】
作動機構は、前述のように、オンボード電源分配回路(190)を介して電源と電気的に接続されている。
【0202】
穀粉供給アセンブリ(140)は、選択された体積の穀粉を混合アセンブリ(130)の容器内に供給するように構成されている。
【0203】
一般に、穀粉供給アセンブリ(140)は、供給される穀粉が重力のもとで容器内へ流れることができるように、混合アセンブリ(130)の容器の上方に少なくとも部分的に配置されている。
【0204】
穀粉供給アセンブリ(140)は、穀粉の供給源を収容するための穀粉容器と、穀粉容器と流体連通する入口及び混合アセンブリ(130)の容器と流体連通する反対側の出口を有するシュートと、シュートの入口と動作的に関連付けられ、シュートから事前に定義された体積の穀粉を供給するように構成されている供給機構と、を含む。
【0205】
穀粉容器はパスタ生地を作るための任意の好適な穀粉を含んでいてもよい。穀粉は、小麦粉、セモリナ、大麦粉、蕎麦粉、ライ麦粉、米粉、トウモロコシ粉、栗粉、ヒヨコ豆粉、又はそれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。
【0206】
供給機構は、パドル・アームを有し隣接するアーム間で事前に定義された体積を提供するように構成されている供給ホイールを含む。作動機構は、供給ホイールを回転させ選択された体積の穀粉をメータ・アウトするために使用される。作動機構は、前述のように、オンボード電源分配回路(190)を介して電源と電気的に接続されている。
【0207】
水供給アセンブリ(150)は、選択された体積の水を混合アセンブリ(130)の容器内に供給するように構成されている。
【0208】
水供給アセンブリ(150)は、混合アセンブリ(130)の容器と流体連通する水出口(152)と、主給水部からの水の流れを選択的に制御するための弁(154)と、を含む。弁(154)は、前述のように、オンボード電源分配回路(190)を介して電源と電気的に接続されているソレノイド弁である。
【0209】
添加物供給アセンブリ(160)は6つの異なる種類の添加物を含む。
【0210】
いくつかの実施例において、添加物は、それぞれの供給機構を介して混合アセンブリ(130)の容器内に選択的に供給されるように構成されている。それぞれの供給機構は、選択された体積の各々の添加物を容器内に供給するように構成されている。
【0211】
他の実施例において、添加物は、それぞれの供給機構を介して押し出しアセンブリ(170)内に選択的に供給されるように構成されている。それぞれの供給機構は、選択された体積の各々の添加物を押し出しアセンブリ(170)内に供給するように構成されている。
【0212】
添加物のうちの1つには生の全卵が含まれる。それぞれの添加物供給アセンブリ(160A)は、全卵の供給源と、混合アセンブリ(130)の容器上に卵の内容物を連続的に供給し、割り、放出するように構成された供給機構と、を含む。
【0213】
他の添加物には異なる液体香料及び液体ソースが含まれる。それぞれの添加物供給アセンブリ(160B、160C、160D、160E、160F)は、それぞれの液体香料及び/又はソースを収容する容器と、押し出しアセンブリ(170)と流体連通する出口と、選択された体積のそれぞれの液体香料及び/又はソースを出口を介して押し出しアセンブリ(170)内へ送出するためのポンプの形態の供給機構と、を各々含む。
【0214】
押し出しアセンブリ(170)は、入口端(174)と、反対側の出口端(172)と、それらの間で長手方向に延在する内部孔と、混合出口(132)を介して入口端(174)で受け取られるパスタ生地を搬送し出口端(172)と動作的に関連付けられた金型ユニット(200)を介して出口端(172)でパスタ製品として形成するように、内部孔内部に配置され内部孔に対して軸周り方向に回転可能なコンベア・スクリュと、を有する、細長管状区域(171)を含む。
【0215】
上記スクリュは、モータ(120)と結合可能な入口端と、管状区域(171)の出口端(172)と回転自在に結合される反対側の出口端と、それらの間に延在する細長中央軸と、中央軸の長さに沿って少なくとも部分的に延在し、スクリュの回転時にパスタ生地を出口端(172)へ向かって搬送するように構成されている少なくとも1つの螺旋状フランジと、を含む。
【0216】
入口端(174)は、例えば1つ若しくは複数の歯車、はめ歯歯車、又はベルトなどの架橋部品を介して、モータ(120)の駆動軸と間接的に結合可能である。
【0217】
管状区域(171)の出口端(172)と動作的に関連付けられた金型ユニット(200)は、その内部に画定され、押し出し工程中に金型開口部にわたって圧力降下を生み出すように、且つ選択された金型開口部をパスタ生地が強制的に通過される際にパスタ生地をパスタ製品に成形するように構成されている、複数の開口部を有する。
【0218】
金型ユニット(200)は、異なるパスタ製品種に対応する異なるサイズ及び形状の開口部を有する。選択された金型開口部は、作動機構によって、出口端(172)に対して移動され且つ整列される。作動機構は、前述のように、オンボード電源分配回路(190)を介して電源と電気的に接続されている。
【0219】
押し出しアセンブリ(170)の出口端(172)と動作的に関連付けられた包装アセンブリ(180)は、パスタ製品が出口端(172)から出るのに際しパスタ製品を受け取り包装するように構成されている。
【0220】
包装アセンブリ(180)は生産品容器又は椀から選択される容器にパスタ製品を包装する。アセンブリ(180)は、容器の供給源と、容器を分離し個別にパスタ製品と包装するための操作システムとを含む。
【0221】
包装アセンブリ(180)は包装された容器をラベル付けするためのラベル付けシステムをさらに含む。各ラベルは、ユーザ、すなわち顧客の名前、注文の種類、及び値段を含んでもよい。いくつかのそのような実施例において、各ラベルは、バーコード又はQRコードをさらに含んでもよい。
【0222】
デバイス(100)は、混合アセンブリ(130)、押し出しアセンブリ(170)、様々な供給アセンブリ(140、150、160)、及び包装アセンブリ(180)を少なくとも含むデバイス(100)の動作を制御するための制御装置(210)をさらに含む。
【0223】
制御装置(210)は、1つ若しくは複数のプロセッサ並びにメモリを含むマイクロコンピュータの一部である。マイクロコンピュータはデバイス(100)の電子部品と電気的に接続されている。
【0224】
デバイス(100)は、ユーザがデバイス(100)の制御装置(210)と対話しデバイス(100)の機能性の様々な態様を制御することを可能にするために基部ユニット(110)に画定されるインターフェースをさらに含む。
【0225】
インターフェースは少なくとも1つのディスプレイ及びタッチスクリーンを含む。
【0226】
デバイス(100)は、ユーザが制御装置(210)と遠隔的に対話し、制御装置(210)が例えば故障通知並びに在庫及び使用アップデートなどのための他の外部処理デバイスと遠隔的に対話することを可能にするために、デバイス(100)の制御装置(210)と接続される無線通信モジュール(220)をさらに含む。
【0227】
無線通信モジュール(220)は、制御装置(210)を介するデバイス(100)が無線ネットワーク(例えば、Wi-Fi(WLAN)通信、衛星通信、RF通信、赤外線通信、又はBluetooth(商標))を介して遠隔コンピューティング・デバイスに接続できるような、無線ネットワーク・インターフェース制御装置の形態であってもよい。
【0228】
ユーザは、例えばラップトップ又はデスクトップなどのコンピューティング・デバイスで、デバイス(100)の制御装置(210)と遠隔的に対話することができる。そのような例において、コンピューティング・デバイスで実行され、ユーザがデバイス(100)と対話しデバイス(100)の動作を制御することを可能にするためのソフトウェアが提供されてもよい。
【0229】
同様に、ユーザは、例えばスマート・フォン、タブレット、又はスマート・ウォッチなどの可搬式コンピューティング・デバイスを用いて、デバイス(100)の制御装置(210)と遠隔的に対話することができる。そのような例において、アプリケーション(すなわち、アプリ)の形態であり、可搬式コンピューティング・デバイスで実行するように構成されたソフトウェアは、ユーザがデバイス(100)と対話しデバイス(100)の動作を制御することを可能にする。
【0230】
ユーザがデバイス(100)と対話することを可能にする他に、制御装置(210)は、具体的には混合された内容物がパスタ生地を示す所望の粘度に達したときに混合アセンブリ(130)を監視するために、モータ(120)と対話する。
【0231】
そのようなシナリオにおいて、制御装置(210)は、1つ又は複数の混合要素に接続されたモータ(120)に印加される電気負荷と、均質且つ所望の粘度を示す一定の電気負荷が検知された場合の回転率と、を監視し且つ検知する。制御装置(210)は所望のパスタ生地粘度を示す一定の負荷を入力するように構成可能である。
【0232】
図2はデバイス(100)の第2の実施例を示す。便宜上、第1又は第2の実施例の特徴と同様の又は対応する特徴は、同一の参照符号で参照される。
【0233】
この実施例において、デバイス(100)は、基部ユニット(110)と、モータ(120)と、入口(234)を含む混合部(232)、並びに混合部(232)と流体接続されており、出口端(272)、及び混合部(232)から出口端(272)へ延在する内部孔を画定する管状区域(271)を含む押し出し部(236)、を有する容器(230)と、穀粉供給アセンブリ(140)と、水供給アセンブリ(150)と、3つの添加物供給アセンブリ(160A、160B、160C)と、混合部(232)内に供給される穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の選択された体積を測定するために混合部(232)と動作的に関連付けられた少なくとも1つのロード・セルを含む1つ又は複数のセンサ(240)と、モータ(120)及び容器(230)と動作的に関連付けられた混合押し出しアセンブリ(250)と、を含む。
【0234】
アセンブリ(250)は、出口端(272)と動作的に関連付けられた金型ユニット(200)と、容器(230)内に配置され、混合部(232)を通り押し出し部(236)の内部孔に沿って出口端(272)まで延在する少なくとも1つのコンベア・スクリュ(260)と、を含む。
【0235】
使用時、スクリュ(260)は、入口(234)を介して混合部(232)で受け取られる内容物を混合し、混合された上記内容物を押し出し部(236)に搬送し、金型ユニット(200)を介して出口(272)でパスタ製品を押し出すように、容器(230)に対して回転可能なように構成されている。
【0236】
デバイス(100)は、ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェース(280)と、ユーザ・インターフェース(280)並びに1つ又は複数のセンサ(240)と動作的に関連付けられており、所望のパスタ製品を生産するために、モータ(120)、混合押し出しアセンブリ(250)、穀粉供給アセンブリ(140)、水供給アセンブリ(150)、及び添加物供給アセンブリ(160A、160B)の動作を自律的に制御するように構成されている制御装置(210)と、をさらに含む。
【0237】
また、デバイス(100)は、パスタ製品を容器内に包装、封止、及びラベル付けするように構成された包装アセンブリ(180)と、押し出されるパスタ製品を受け取って満たされた容器を包装アセンブリ(180)に対して移動させるために、個別の容器を操作し出口端(272)に対して容器を位置するための操作システム(290)と、を含む。この場合も、制御装置(210)は包装アセンブリ(180)及び操作システム(290)を自律的に制御する。
【0238】
示されたように、1つ又は複数のセンサ(240)は、混合部(232)が載ることができ、且つ混合部(232)に加えられる穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の重量及びそれに従って体積を測定するように作用できる、少なくとも1つのロード・セルを含む。
【0239】
ロード・セルは、それぞれの穀粉供給アセンブリ(140)、水供給アセンブリ(150)、及び添加物供給アセンブリ(160A、160B、160C)の供給機構(142、152、162A、162B、162C)を次いで制御する制御装置(200)と通信し、測定された重量に基づいて供給された体積を決定し、供給された体積が入力された所望のパスタ製品を生産するために必要な体積と一致することを判定する。
【0240】
第1の実施例と対照的に、容器(230)は共に流体接続された混合部(232)及び押し出し部(236)を含む。混合押し出しアセンブリ(250)の少なくとも1つのコンベア・スクリュ(260)は、混合部(232)及び押し出し部(236)を通って略水平配向で延在する。スクリュ(260)は、第1の端部でモータ(120)の駆動軸に取付可能である。混合部(232)を通って延在するスクリュ(260)の少なくとも一部は、混合部(232)内で受け取られる内容物を混合し移動させるための1つ又は複数の混合要素を含む。
【0241】
使用時、スクリュ(260)の回転方向は、パスタ生地が必要な粘度に達する前にパスタ生地が押し出し部(236)に早期に搬送されるのを防止するために、1回又は複数回、逆方向にされ得る。
【0242】
出口端(272)と動作的に関連付けられた金型ユニット(200)は、その上に画定され、選択された金型開口部をパスタ生地が強制的に通過されることでパスタ生地をパスタ製品に成形するように構成されている複数の開口部を有する、ディスクの形態である。使用時、ディスクは、異なるパスタ製品を形成するために出口端(272)に対して回転可能である。
【0243】
パスタ製品が押し出されるとき、操作システム(290)は包装アセンブリ(180)の容器供給器(182)から容器を取得するように構成されている。所望の量が容器に供給された後、操作システム(290)は包装アセンブリ(180)のラベル付け器(184)に容器を移動させ、次いで包装アセンブリ(180)の封止器(186)に容器を移動させるように構成されている。
【0244】
第1の実施例のように、デバイス(100)のこの実施例は、制御装置(210)を介するデバイス(100)が無線ネットワーク(例えば、Wi-Fi(WLAN)通信、衛星通信、RF通信、赤外線通信、又はBluetooth(商標))を介して遠隔コンピューティング・デバイスに接続できるような、無線ネットワーク・インターフェース制御装置の形態である無線通信モジュール(220、図示せず)も含む。
【0245】
図3はデバイス(100)の第3の実施例を示す。便宜上、第1又は第2の実施例の特徴と同様の又は対応する特徴は、同一の参照符号で参照される。
【0246】
この実施例において、デバイス(100)は、ベンチ、カウンター、又は天板などの上に支持されるサイズ及び形状の形態で示されている。
【0247】
デバイス(100)は、連続的な動作条件に耐えるように好適に適合された耐久性のある材料から形成されている。
【0248】
基部ユニット(110)は略矩形状を有する。基部ユニット(110)は下面(112)と、反対側の上面(114)と、対向する側面(116)とを含む。
【0249】
図1に示されるようなデバイス(100)を使用する方法(400)が、図4を参照して以下に詳細に説明される。
【0250】
ユーザは制御装置(210)と対話し、パスタ製品の種類、及び任意選択で加えられる任意の香料(すなわち添加物)を選択する。
【0251】
ステップ410において、且つユーザの入力を受け取ったことに応答して、制御装置(210)は、穀粉供給アセンブリ(140)、水供給アセンブリ(150)、及び任意選択で6つの添加物供給アセンブリ(160A、160B、160C、160D、160E、160F)のいずれかに、選択された体積のそれぞれの原料を混合アセンブリ(130)の容器又は押し出しアセンブリ(170)内に供給するように命令する。後者の場合、パスタ生地が押し出しアセンブリ(170)に移されるまで供給が遅れる場合がある。
【0252】
ステップ420において、制御装置(210)は、モータ(120)に、内容物を混合し選択されたパスタ製品に対応するパスタ生地を形成するために1つ又は複数の混合要素にトルクを付加するように命令する。
【0253】
制御装置(210)は、1つ又は複数の混合要素に接続されたモータ(120)に印加される電気負荷と、パスタ生地の均質且つ所望の粘度を示す一定の電気負荷が検知された場合の回転率と、を監視し且つ検知する。
【0254】
ステップ430において、制御装置(210)は、混合出口(132)の封止部材に、混合アセンブリ(130)の容器内のパスタ生地が押し出しアセンブリ(170)の入口端(174)に供給され得るように、開放位置に移動するように命令する。1つ又は複数の混合要素は混合アセンブリ(130)の容器内で回転し続け、混合出口(132)を介した押し出しアセンブリ(170)へのパスタ生地の供給を助長する。
【0255】
ステップ440において、制御装置(210)は、モータ(120)に、コンベア・スクリュ(260)を細長管状区域(171)に対して軸周り方向に回転させパスタ生地を出口端(172)に向かって搬送するために、押し出しアセンブリ(170)のコンベア・スクリュ(260)にトルクを付加するように命令する。
【0256】
出口端(172)と動作的に関連付けられた金型ユニット(200)は、パスタ生地を選択されたパスタ製品に成形し且つ形成する。具体的には、パスタ生地は選択されたパスタ製品に対応する金型ユニット(200)の金型開口部を通して押される。
【0257】
いくつかの実施例において、方法(400)は、パスタ製品が押し出しアセンブリ(170)の出口端(172)に配置された金型ユニット(200)から出るのに際しパスタ製品を包装アセンブリ(180)で受け取り包装するステップをさらに含む。
【0258】
上記受け取り包装するステップは、パスタ製品が包装される容器にラベル付けをすることをさらに含んでもよい。
【0259】
図2に示されるようなデバイス(100)を使用する方法(500)が、図5を参照して以下に詳細に説明される。
【0260】
ステップ510において、ユーザはユーザ・インターフェース(280)と対話し、所望のパスタ製品に関する詳細を入力する。入力詳細は、パスタの種類、量、パスタがグルテン・フリーかどうか、及び/又は任意の風味オプションを含む。
【0261】
ユーザ・インターフェース(280)から入力詳細を受け取ることに応答して、制御装置(210)は以下のステップを自律的に行う。
【0262】
ステップ520において、制御装置(210)は1つ又は複数のセンサ(240)と通信し、供給機構(142、152、162A、162B)を作動して、所望のパスタ製品を形成するために必要な選択された体積の穀粉、水、及び2つの添加物を供給する。制御装置(210)は、容器(230)の混合部(232)に供給される穀粉、水、及び添加物の重量を監視し、供給された原料のそれぞれの重量が必要な選択された体積と一致した後に供給機構(142、152、162A、162B)を停止する。
【0263】
ステップ530において、制御装置(210)は、モータ(120)に、コンベア・スクリュ(260)にトルクを付加し、容器(230)に対して回転し、混合部(232)内で原料を混合し、パスタ生地を形成するように命令する。
【0264】
制御装置(210)は、モータ(120)に、原料及びパスタ生地を必要な粘度に達するまで混合部(232)内に保定するように、スクリュ(260)の回転方向を繰り返し逆方向にするように命令する。
【0265】
いくつかの実施例において、制御装置(210)は、モータ(120)に印加される電気負荷と、パスタ生地の均質且つ所望の粘度を示す一定の電気負荷が検知された時点を決定するための回転率と、を監視し且つ検知する。
【0266】
他の実施例において、制御装置(210)は、パスタ生地の混合によって回転スクリュ(260)に与えられる負荷に応答してモータ(120)によってもたらされるトルクを測定するように構成された1つ又は複数の回転センサと通信する。そのような実施例において、トルクの測定値が一定であることはパスタ生地が均質且つ所望の粘度に達したことを示す。
【0267】
所望の粘度になった後、制御装置(210)は、モータ(120)にスクリュ(260)の回転方向を変化させることを中止させ、パスタ生地はスクリュ(260)によって容器(230)の押し出し部(236)へ出口端(272)に向かって搬送される。
【0268】
また、制御装置(210)は、開口部を通してパスタ生地を押し出して所望のパスタ製品を形成するために、所望のパスタ製品に対応する開口部が位置されるまで金型ユニット(200)を出口端(272)に対して回転させる。
【0269】
いくつかの実施例において、方法(500)は、パスタ製品が押し出し部(236)の出口端(272)に配置された金型ユニット(200)から出るのに際しパスタ製品を操作システム(290)及び包装アセンブリ(180)で受け取り包装するステップをさらに含む。
【0270】
上記受け取り包装するステップは、パスタ製品が包装される容器にラベル付けをすることをさらに含む。
【0271】
本明細書及び特許請求の範囲において(もし存在すれば)、単語「備えている(comprising)」並びに「備える(comprises)」及び「備える(comprise)」を含むその派生語は、明記された整数の各々を含むが、1つ又は複数のさらなる整数を含むことを除外しない。
【0272】
本明細書を通した「一実施例(one embodiment)」又は「実施例(an embodiment)」への参照は、実施例に関連して説明される特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、本明細書を通した様々な場所において「一実施例において(in one embodiment)」又は「実施例において(in an embodiment)」という用語が現れても、必ずしも全てが同一の実施例を指すわけではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が、任意の好適な形式で1つ又は複数の組み合わせに組み合わされてもよい。
【0273】
法令に従い、本発明は、構造的又は方法的特徴に対して多かれ少なかれ具体的な言語で記載されている。本明細書に記載される手段は本発明を実施する好ましい形態を備えるため、本発明は、示されている又は説明されている特定の特徴に限定されないことが理解されるべきである。従って、本発明は、当業者によって適切に解釈される(もし存在すれば)添付の特許請求の範囲の適正な範囲内のその形態又は変更形態のいずれかで特許請求される。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-03-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
前記基部ユニットと動作的に関連付けられた混合アセンブリであって、容器と、混合出口と、前記モータと連結可能であり、前記容器内に延伸し且つ前記容器内で移動するように構成されている1つ又は複数の混合要素と、を含む、混合アセンブリと、
選択された体積の穀粉を前記容器内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
選択された体積の水を前記容器内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、選択された体積の1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
前記モータと動作的に関連付けられた押し出しアセンブリであって、入口端と、反対側の出口端と、前記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、前記入口端と反対側の前記出口端との間に延在する内部孔と、前記混合出口を介して前記入口端で受け取られる混合された内容物を搬送し前記金型ユニットを介して前記出口端でパスタ製品を形成するように、前記内部孔内部に配置され前記内部孔に対して軸周り方向に回転可能な少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を有する、押し出しアセンブリと、
前記容器内に供給される穀粉、水、及び前記1つ又は複数の添加物の前記選択された体積を測定するために、前記容器と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
前記ユーザ・インターフェース及び前記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、選択された前記所望のパスタ製品を生産するために必要な前記穀粉、水、及び前記1つ又は複数の添加物の前記選択された体積を決定することを含め、前記所望のパスタ製品を生産するために、前記モータ、前記混合アセンブリ、前記穀粉供給アセンブリ、前記水供給アセンブリ、前記添加物供給アセンブリ、及び前記押し出しアセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイス。
【請求項2】
可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイスであって、
モータを含む基部ユニットと、
入口を含む混合部と、前記混合部に流体連結され、且つ出口端と前記混合部から前記出口端へ延在する内部孔を画定する管状区域とを含む押し出し部と、を有する容器と、
選択された体積の穀粉を前記容器の前記混合部内に供給するための穀粉供給アセンブリと、
選択された体積の水を前記容器の前記混合部内に供給するための水供給アセンブリと、
添加物の1つ又は複数の供給源と、選択された体積の1つ又は複数の添加物を前記容器内に供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、添加物供給アセンブリと、
前記混合部内に供給される穀粉、水、及び前記1つ又は複数の添加物の前記選択された体積を測定するために、前記容器の前記混合部と動作的に関連付けられた1つ又は複数のセンサと、
前記モータ及び前記容器と動作的に関連付けられた混合押し出しアセンブリであって、前記出口端と動作的に関連付けられた金型ユニットと、前記容器内部に配置され、前記混合部を通り前記押し出し部の前記内部孔に沿って前記出口端まで延在する少なくとも1つのコンベア・スクリュと、を含み、前記少なくとも1つのコンベア・スクリュが、前記入口を介して前記混合部で受け取られる内容物を混合し、混合された前記内容物を前記押し出し部に搬送し、前記金型ユニットを介して前記出口でパスタ製品を押し出すように、前記容器に対して軸周り方向に回転可能なように構成されている、混合押し出しアセンブリと、
ユーザが生産される所望のパスタ製品を入力することを可能にするユーザ・インターフェースと、
前記ユーザ・インターフェース及び前記1つ又は複数のセンサと動作的に関連付けられており、選択された前記所望のパスタ製品を生産するために必要な前記穀粉、水、及び前記1つ又は複数の添加物の前記選択された体積を決定することを含め、前記所望のパスタ製品を生産するために、前記モータ、前記混合押し出しアセンブリ、前記穀粉供給アセンブリ、前記水供給アセンブリ、及び前記添加物供給アセンブリの動作を自律的に制御するように構成されている制御装置と、を含む、可搬式完全自動型パスタ製品生産デバイス。
【請求項3】
前記デバイスが要求に応じて約5分間で生パスタを生産するように構成されている、請求項1又は2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記1つ又は複数の添加物が1つ又は複数の香料を含み、前記デバイスが、前記ユーザ・インターフェースを介したユーザ入力に応答して、選択された1つ又は複数の香料を前記パスタ製品に供給するように構成されている、請求項1から3までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記混合出口が前記押し出しアセンブリの前記入口端と流体連通している、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記押し出しアセンブリが、前記混合された内容物が前記混合出口を通って前記押し出しアセンブリ内に落ちるように、前記混合出口の下に少なくとも部分的に配置されている、請求項5に記載のデバイス。
【請求項7】
前記混合出口が内部通路を介して前記押し出しアセンブリと流体連通している、請求項5に記載のデバイス。
【請求項8】
前記混合アセンブリが前記混合出口を選択的に封止するための封止部材をさらに含む、請求項5から7までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記容器が、前記容器を通してパスタ生地を混合し押し出すための前記混合押し出しアセンブリと動作的に関連付けられている、請求項2に記載のデバイス。
【請求項10】
前記容器の前記混合部を通って延在する前記少なくとも1つのコンベア・スクリュの少なくとも一部が、その内部で受け取られる内容物を混合し移動させるための1つ又は複数の混合要素を含む、請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記1つ又は複数のセンサが、前記容器又は前記容器の前記混合部が載り、且つ前記容器内に供給される前記穀粉、水、及び1つ又は複数の添加物の重量を測定するように作用する、少なくとも1つのロード・セルを含む、請求項1から10までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記添加物供給アセンブリが、添加物の1つ又は複数の供給源と、選択された体積の前記1つ又は複数の添加物を供給するための1つ又は複数の供給機構と、を含む、請求項1から11までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記1つ又は複数の添加物が、全卵、均質化された卵、卵抽出物、油、塩、並びに前記1つ又は複数の香料のうちのいずれか1つを含む、請求項12に記載のデバイス。
【請求項14】
前記金型ユニットが、その内部に画定され、押し出し工程中に圧力降下を生み出すように、且つ選択された金型開口部を前記混合された内容物が強制的に通過される際に前記混合された内容物を前記パスタ製品に成形するように構成されている、複数の金型開口部を有する、請求項1から13までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項15】
前記複数の金型開口部が異なるパスタ製品種に対応する異なるサイズ及び形状の開口部を含み、前記複数の金型開口部が、前記選択された金型開口部を前記出口端に対して位置し且つ配列するために、前記出口端に対して移動可能である、請求項14に記載のデバイス。
【請求項16】
前記金型ユニットが、押し出される前記パスタ製品を所望の量が供給された後に切断するための少なくとも1つの刃をさらに含む、請求項14又は15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記パスタ製品が前記金型ユニットから出るのに際し前記パスタ製品を穀粉で粉付けするための、前記金型ユニットと動作的に関連付けられた粉付けユニットをさらに含む、請求項1から16までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項18】
前記粉付けユニットが、選択された体積の穀粉を前記パスタ製品にわたって分散させるように、且つ/又は前記パスタ製品の乾燥を少なくとも部分的に補助するように構成されているファンを含む、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
前記押し出しアセンブリの前記出口端と動作的に関連付けられ、前記パスタ製品が前記出口端から出るのに際し前記パスタ製品を受け取り包装するように構成されている包装アセンブリをさらに含む、請求項1から18までのいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項20】
請求項1に記載のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
入力された前記所望のパスタ製品を生産するために必要な穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物の選択された体積を決定するステップと、
前記選択された体積の穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、前記混合アセンブリの容器又は前記押し出しアセンブリ内に供給するステップと、
前記容器内に供給された前記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産するステップと、
前記パスタ生地を前記混合出口を介して前記押し出しアセンブリの前記入口端に移動させるステップと、
前記押し出しアセンブリの前記少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、前記パスタ生地を前記所望のパスタ製品に押し出すステップと、を含み、
前記デバイスの制御装置が、前記入力を受け取ることに応答して、前記供給するステップ、前記混合するステップ、前記移動させるステップ、及び前記回転させるステップを自律的に制御し、前記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法。
【請求項21】
請求項2に記載のデバイスでパスタ製品を生産する方法であって、
生産される所望のパスタ製品を入力するステップと、
入力された前記所望のパスタ製品を生産するために必要な穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物の選択された体積を決定するステップと、
前記選択された体積の穀粉、水、及び任意選択で1つ又は複数の添加物を、前記デバイスの前記容器の混合部内に供給するステップと、
前記混合押し出しアセンブリの前記少なくとも1つのコンベア・スクリュを軸周り方向に回転させ、前記混合部に供給された前記選択された体積を混合し、パスタ生地を生産し、前記パスタ生地を前記押し出し部を通して押し出し、前記所望のパスタ製品を形成するステップと、を含み、
前記デバイスの制御装置が、前記入力を受け取ることに応答して、前記供給するステップ及び前記回転させるステップを自律的に制御し、前記所望のパスタ製品を生産する、パスタ製品を生産する方法。
【国際調査報告】