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特表2024-529519HARQ-ACK伝送方法、端末及びネットワーク側機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-06
(54)【発明の名称】HARQ-ACK伝送方法、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
   H04L 1/1812 20230101AFI20240730BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20240730BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240730BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20240730BHJP
   H04W 72/566 20230101ALI20240730BHJP
【FI】
H04L1/1812
H04W28/04 110
H04W72/0446
H04W72/21
H04W72/566
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505634
(86)(22)【出願日】2022-07-29
(85)【翻訳文提出日】2024-01-30
(86)【国際出願番号】 CN2022108940
(87)【国際公開番号】W WO2023006065
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110875678.4
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リー、ナー
(72)【発明者】
【氏名】ツォン、チャオチュン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、リーホイ
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014DA02
5K014FA03
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本出願は、HARQ-ACKの伝送方法及び装置を開示し、通信技術分野に属し、本出願の実施例のHARQ-ACKの伝送方法は、端末がネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信することと、前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含み、ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKを制御する伝送方法であって、
端末がネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信することと、
前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数の物理下りリンク共有チャネルPDSCH及び/又は物理下りリンク制御チャネルPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含み、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKを制御する伝送方法。
【請求項2】
前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送するための第一のターゲットPUCCHを決定することを含む、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項3】
第一のターゲット物理上りリンク制御チャネルPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、前記端末がカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記端末が第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることと、
前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記端末が前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項4】
前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる、請求項2に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項5】
前記第二のPUCCHと第三のPUCCHとの優先度が同じであることと、伝送パラメータ情報が同じであることと、伝送リソースが重なることとのうちの少なくとも一つを満たす場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化することを含む、請求項4に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項6】
前記第一のHARQ-ACKは、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックする前の履歴HARQ-ACKの再送である、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項7】
前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項8】
前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項7に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項9】
前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる、請求項6又は7に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項10】
前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ第一の情報フィールドを含まない場合に、ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項9に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項11】
第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度とターゲット優先度とは、同じである、請求項9に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項12】
第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度とターゲット優先度とは、異なる、請求項9に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項13】
前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる、請求項6に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項14】
前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、前記第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる、請求項13に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項15】
前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである、請求項13に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項16】
前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項13に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項17】
前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項13に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項18】
第一のターゲットPUCCHの優先度は、ネットワーク側機器の指示に基づいて決定され、又は予め定義されたルールに基づいて決定され、又は上位層構成に基づいて決定される、請求項6に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項19】
第一のターゲットPUCCHの伝送パラメータ情報と第四のPUCCHの伝送パラメータ情報とは、同じであり、前記伝送パラメータ情報は、
PUCCHリソースインデックスと、
伝送の開始と終了位置と、
シンボル長さと、
伝送パワーとのうちの少なくとも一つを含む、請求項6に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項20】
前記方法は、
前記端末が、前記第一のHARQ-ACKがスケジューリングされるが、フィードバックする必要がある前記第二のHARQ-ACKが存在しないか又は前記履歴HARQ-ACKが存在しない場合に、
前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックしないことと、
前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちのいずれか一つを実行することをさらに含む、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項21】
HARQ-ACKの伝送方法であって、
ネットワーク側機器が端末にスケジューリング情報を送信することであって、前記スケジューリング情報が、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKが、履歴HARQ-ACKに対する再送を含むことと、
前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含む、HARQ-ACKの伝送方法。
【請求項22】
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記の、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することは、
カスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む前記第一のPUCCHを受信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記第一のPUCCHを受信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項21に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項23】
前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、前記の、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することは、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される、請求項21に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項24】
第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる、請求項21に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項25】
前記第一のHARQ-ACKは、前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する前の履歴HARQ-ACKの再送である、請求項21に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項26】
前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる、請求項25に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項27】
前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項26に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項28】
前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる、請求項25又は26に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項29】
前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項28に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項30】
第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度とターゲット優先度とは、同じである、請求項28に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項31】
第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度とターゲット優先度とは、異なる、請求項28に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項32】
前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる、請求項25に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項33】
前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる、請求項32に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項34】
前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである、請求項32に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項35】
前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項32に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項36】
前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項32に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項37】
HARQ-ACKの伝送装置であって、
ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信するための第一の受信モジュールと、
端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックするための第一のフィードバックモジュールであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである第一のフィードバックモジュールとを含み、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む、HARQ-ACKの伝送装置。
【請求項38】
前記第一のフィードバックモジュールは、さらに、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送するための第一のターゲットPUCCHを決定するために用いられる、請求項37に記載のHARQ-ACKの伝送装置。
【請求項39】
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記第一のフィードバックモジュールは、さらに、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、前記端末がカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記端末が第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることと、
前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記端末が前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することとに用いられる、請求項38に記載のHARQ-ACKの伝送装置。
【請求項40】
前記装置は、
前記端末が、前記第一のHARQ-ACKがスケジューリングされるが、フィードバックする必要がある前記第二のHARQ-ACKが存在しないか又は前記履歴HARQ-ACKが存在しない場合に、
前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックしないことと、
前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちのいずれか一つを実行するための第一の実行モジュールをさらに含む、請求項37に記載のHARQ-ACKの伝送装置。
【請求項41】
HARQ-ACKの伝送装置であって、
第一のHARQ-ACKをトリガーするためのスケジューリング情報を端末に送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む第一の送信モジュールと、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信するための第二の受信モジュールであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである第二の受信モジュールとを含む、ことを特徴とするHARQ-ACKの伝送装置。
【請求項42】
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記第二の受信モジュールは、さらに、
カスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む前記第一のPUCCHを受信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記第一のPUCCHを受信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項41に記載のHARQ-ACKの伝送装置。
【請求項43】
前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、前記第二の受信モジュールは、さらに、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することのうちの少なくとも一つに用いられ、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される、請求項41に記載のHARQ-ACKの伝送装置。
【請求項44】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から20のいずれか1項に記載のHARQ-ACKの伝送方法のステップを実現する、ことを特徴とする端末。
【請求項45】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項21から36のいずれか1項に記載のHARQ-ACKの伝送方法のステップを実現する、ことを特徴とするネットワーク側機器。
【請求項46】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から20のいずれか1項に記載のHARQ-ACKの伝送方法のステップを実現し、又は請求項21から36のいずれか1項に記載のHARQ-ACKの伝送方法のステップを実現する、ことを特徴とする可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的にHARQ-ACKの伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
履歴ハイブリッド自動再送要求確認(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement、HARQ-ACK)情報、例えば破棄された履歴HARQ-ACKを再伝送できるように、通信システムは、HARQ-ACK再送メカニズムを導入する。
【0003】
HARQ-ACK再送メカニズムでは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)によって、ある物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)の再送及び/又はある物理上りリンクデータチャネル(Physical Shared Control Channel、PUSCH)リソース上のHARQ-ACK再送をトリガーすることができる。しかし、具体的にどのようにDCIによってPUCCH/PUSCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーするか、及びどのようにHARQ-ACK再送を実現するかは、まだ明確ではなく、HARQ-ACKの再送を効果的に実現できなくなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、HARQ-ACKの再送を効果的に実現できないという課題を解決できるHARQ-ACKの伝送方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、HARQ-ACKの伝送方法を提供し、この方法は、
端末がネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信することと、
前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数の物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)及び/又は物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink ControlChannel、PDCCH)のHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含み、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0006】
第二の態様によれば、HARQ-ACKの伝送方法を提供し、この方法は、
ネットワーク側機器が端末にスケジューリング情報を送信することであって、前記スケジューリング情報が、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKが、履歴HARQ-ACKに対する再送を含むことと、
前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含む。
【0007】
第三の態様によれば、HARQ-ACKの伝送装置を提供し、この装置は、
ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信するための第一の受信モジュールと、
前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックするための第一のフィードバックモジュールであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである第一のフィードバックモジュールとを含み、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0008】
第四の態様によれば、HARQ-ACKの伝送装置を提供し、この装置は、
第一のHARQ-ACKをトリガーするためのスケジューリング情報を端末に送信するための第一の送信モジュールであって、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む第一の送信モジュールと、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信するための第二の受信モジュールであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである第二の受信モジュールとを含む。
【0009】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、プロセッサと通信インターフェースとを含む端末を提供し、ここで、前記通信インターフェースは、
ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信するために用いられ、
前記プロセッサは、
前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックするために用いられ、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであり、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0011】
第七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0012】
第八の態様によれば、プロセッサと通信インターフェースとを含むネットワーク側機器を提供し、ここで、前記通信インターフェースは、
端末にスケジューリング情報を送信することであって、前記スケジューリング情報が、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKが、履歴HARQ-ACKに対する再送を含むことと、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとに用いられる。
【0013】
第九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0014】
第十の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0015】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0016】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの構造図を示す。
図2】本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送方法のフローチャートのその一である。
図3】本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその一である。
図4】本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送方法のフローチャートのその二である。
図5】本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその二である。
図6】本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその三である。
図7】本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその四である。
図8】本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置の構造概略図のその一である。
図9】本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置の構造概略図のその二である。
図10】本出願の実施例による通信機器の構造概略図である。
図11】本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
図12】本出願の実施例のネットワーク側機器を実現するハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0019】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0020】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0021】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの構造図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、ロボット、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)、スマートホーム(無線通信機能を有するホーム機器、例えば冷蔵庫、テレビ、洗濯機又は家具など)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートイヤホン、スマートメガネ、スマートアクセサリー(スマートブレスレット、スマートハンドチェーン、スマート指輪、スマートネックレス、スマート足首ブレスレット、スマートアンクレットなど)、スマートバンド、スマート衣類、ゲーム機などを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例において、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワーク機器であってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmission and Reception Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0022】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送方法、装置、端末、ネットワーク側機器及び記憶媒体を詳細に説明する。
【0023】
将来の移動通信システムは、多様なシナリオと業務需要に対応する必要がある。例えば、拡張モバイルブロードバンド(Enhanced Mobile Broadband、eMBB)、大規模なモノのインターネット(Massive Machine Type Communication、mMTC)、超高信頼性超低遅延通信(Ultra-Reliable and Low-Latency Communication、URLLC)というこれらのシナリオは、システムに対して高信頼性、低遅延、大きい帯域幅、広いカバーなどの要求を提出している。
【0024】
これらの異なる業務は、異なるサービス品質(Quality of Service、QoS)の要求があり、例えばURLLCは、低遅延で高信頼性の業務をサポートする。より高い信頼性を達成するために、より低いコードレートを使用してデータを伝送する必要があるとともに、より速く、より正確なチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)のフィードバックが必要である。eMBB業務は、高いスループット量の要求をサポートするが、遅延と信頼性にはURLLCほど敏感ではない。またいくつかのUEが異なるヌメロロジー(numerology)の業務をサポートする可能性がある場合、UEは、URLLC低遅延で高信頼性の業務をサポートするとともに、大容量で高レートのeMBB業務をサポートする。
【0025】
TB-levelフィードバックをサポートするHARQ-ACKプロセスに対して、各伝送ブロック(transport block、TB)は、一つのHARQ-ACK bitのフィードバックに対応し、各UEの複数の下りリンクリンク(Down Link、DL)のDL HARQプロセスをサポートし、各UEの単一のDL HARQプロセスもサポートし、UEは、その最小HARQ処理時間の能力(最小HARQ処理時間は、Downlinkデータから該当するHARQ-ACK伝送タイミングを受信するのに必要な最小時間を意味する)を指示する必要がある。eMBBとURLLCに対して、非同期で適応するDownlink HARQをサポートする。UEの観点から見ると、複数のPDSCHのHARQ-ACKフィードバックは、時間的に一つのULデータ/制御領域で伝送することができ、この上りリンクリンク(Up-Link、UL)上に一つのHARQ-ACK codebookを構成する。DCIでは、PDSCH受信と、対応するACK/NACKとの間のタイミング(DCI 1_0、DCI 1_1におけるPDSCH-toHARQ-timingタイミングインジケータを参照)が指定される。
【0026】
一つの通信システムでは、二つのタイプのHARQ-ACK codebook、type-1:semi-static HARQ-ACK codebookとtype-2:dynamic HARQ-ACK codebookをサポートする。semi-static HARQ-ACK codebookに対して、UEは、RRC構成のPDCCHの検出オケージョン(PDCCH monitoring occossion)、PDSCHの時間領域リソース割り当て(PDSCH-TimeDomainResourceAllocation)、PDSCHからHARQ-ACKへのフィードバックタイミング(dl-DataToUL-ACK又はPDSCH-toHARQ-timing)などのパラメータに基づいて、あるスロットにフィードバックする可能性のあるすべてのPDSCHを決定し、HARQ-ACK codebookを決定し、実際にスケジューリングされるPDSCHに対するHARQ-ACKと、スケジューリングされていないPDSCHに対するHARQ-ACKとが含まれている可能性があるため、そのコードブックは、一般的には比較的大きい。dynamic HARQ-ACK codebookに対して、UEは、実際にスケジューリングされるPDSCHに基づいてHARQ-ACK codebookを決定することができ、実際にスケジューリングされるPDSCHのみに対してフィードバックするため、そのHARQ-ACKのコードブックの大きさは、一般的にはsemi-static HARQ-ACK codebookのコードブックの大きさよりも小さい。UEが具体的にどのタイプのコードブックを使用するかは、RRC構成によって決定される。
【0027】
一つの通信システムでは、二つのタイプのHARQ-ACK codebook、enhanced type-2:拡張動的コードブックとtype-3:one-shot HARQ-ACK codebookを導入する。enhanced type-2コードブックに対して、スケジューリングされるPDSCHは、二つのPDSCHグループに分けられ、各PDSCHグループのHARQ-ACKは、一つのPUCCH上でフィードバックされ、一つのPUCCHは、一つのPDSCHグループのHARQ-ACKを少なくとも伝送する。Type 3 コードブックに対して、UEは、すべてのサービングセルのすべてのHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報(フィードバックしようとするNDIが構成される場合、各HARQプロセスに対応するNDIをさらに含む)を一回フィードバックすることができる。
【0028】
破棄されたHARQ-ACK情報を再伝送できるように、HARQ-ACK再送メカニズムを導入することができ、ここで、HARQ-ACK再送は、拡張type 3codebook、即ち特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK codebookをトリガーし、又はUEが少なくとも一つのPUCCH/PUSCH/時間単位上で伝送されるHARQ-ACKを送信することをトリガーすることができる。
【0029】
また、通信システムでは、ピーク平均電力比(Peak to Average Power Ratio、PAPR)を低減させるために、同じ時間に、UEは、一つの物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)又は物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)しか伝送できないため、一つのPUCCHグループ内で、PUCCHとPUCCH、又はPUCCHとPUSCHの時間領域リソースが重なる時、UEは、PUCCHとPUCCH、又はPUCCHとPUSCHの時間領域リソースが重なるという課題、すなわち、PUCCHとPUCCH、又はPUCCHとPUSCHの衝突課題を解決する必要がある。例えば、優先度が同じである場合、異なるPUCCHの上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)を多重化し、又はPUCCHに乗せられるUCIをPUSCH上に多重化して伝送する。優先度が異なる場合、低優先度のPUCCH/PUSCHの伝送をキャンセルし、高優先度のPUCCH/PUSCHのみを伝送する。
【0030】
図2は、本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送方法のフローチャートのその一であり、図2に示すように、この方法は、以下のようなステップを含む。
【0031】
ステップ200において、端末は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信し、
ステップ210において、前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末は、前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックし、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであり、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0032】
具体的に、この前に破棄された又は成功裏に伝送されていないHARQ-ACK情報を再送するとともに、コードブック(codebook)の大きさを減少させることができるように、codebookが比較的小さい拡張type 3 codebookをサポートする又は下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)があるPUCCH/PUSCHリソース上/時間単位のHARQ-ACK再送をトリガーすることができる。ここで、拡張type 3codebookは、一部のサービングセル又は一部のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報を含んでもよい。本出願の実施例は、HARQ-ACK再送をトリガー及び実現することができる。
【0033】
選択的に、端末は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定してもよく、
選択的に、スケジューリング情報は、一つ又は複数のDCI情報であってもよく、即ち第一のHARQ-ACKのスケジューリングと第二のHARQ-ACKのスケジューリングとは、同一のDCIによりスケジューリングされる又は異なるDCIに基づいてスケジューリングされてもよい。
【0034】
選択的に、ある時間単位で、UEは、新たなHARQ-ACK(即ち第二のHARQ-ACK)フィードバックがスケジューリングされるとともに、履歴HARQ-ACK再送がトリガーされると決定してもよく、端末は、前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックしてもよく、例えば第一のHARQ-ACKのみをフィードバックし、例えば第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを同時にフィードバックし、
選択的に、UEが新たなHARQ-ACKがスケジューリングされることは、PDSCH/PDCCHスケジューリング時に指定されるHARQ-ACK伝送であってもよく、初めてスケジューリング伝送されるHARQ-ACKであってもよい。
【0035】
選択的に、第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACK再送に対するHARQ-ACKであってもよく、
選択的に、履歴HARQ-ACKは、一つのHARQ-ACK情報を少なくとも含んでもよく、以前のPUCCH又はPUSCH又は時間単位でスケジューリング伝送され、ここで、UEは、この前にこのHARQ-ACKを伝送していた可能性もあるし、伝送していなかった可能性もある。
【0036】
選択的に、履歴HARQ-ACKは、ある履歴時間単位又はいくつかの履歴時間単位でスケジューリングされて伝送される又は廃棄されるHARQ-ACKであってもよい。
【0037】
選択的に、第二のHARQ-ACKは、あるDCIによりスケジューリング又はアクティブ化される又は非アクティブ化されるPDSCHに対応するHARQ-ACK、又はあるDCIに対応するHARQ-ACKであってもよく、このDCIは、履歴HARQ-ACK再送をトリガーするDCIであってもよく、履歴HARQ-ACK再送をトリガーするDCIと異なるDCIであってもよく、
例えば、UEは、あるDCIを受信し、このDCIは、PDSCHをスケジューリングしており、又はこのDCIは、SPS PDSCHをアクティブ化又は非アクティブ化するために用いられ、且つこのDCIは、履歴HARQ-ACK再送をさらにトリガーし、
例えば、UEは、あるDCIを受信して履歴HARQ-ACK再送をトリガーするとともに、UEは、一つ又は複数のPDSCHがスケジューリング/構成されて、再送HARQ-ACKと同じ時間単位でフィードバックされ、
図3は、本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその一であり、図3に示すように、スロットn-1で、PUCCH0又はPUSCH0上にHARQ-ACK情報が乗せられている。いくつかの原因により、PUCCH0又はPUSCH0が成功裏に送信されておらず、又は基地局により成功裏に受信されていない。スロットnで、基地局は、DCI1を送信してUEによるPUCCH0又はPUSCH0上のHARQ-ACK情報の再送信をトリガーすることができる。
【0038】
ここで、以下のことが含まれてもよく、DCI1が下りリンク割り当てDCI、例えばDCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1又はDCIフォーマット1_2などである場合、UEによる再送信をトリガーする時間単位は、DCIにおけるk1(即ちHARQ-ACKフィードバックタイミング指示)により指示され、即ちUEがn+k1スロットでHARQ-ACK(nは、DCIの受信時間である)を再フィードバックすることをトリガーすることができる。
【0039】
DCI1が上りリンク割り当てDCI、例えばDCIフォーマット0_0又はDCIフォーマット0_1又はDCIフォーマット0_2などである場合、UEによる再送信をトリガーできる時間単位は、DCIにおけるk2(即ちPUSCHスケジューリング時にDCIからPUSCH伝送へのタイミング指示)により指示され、即ちUEがn+k2スロットでHARQ-ACK(nは、DCIの受信時間である)を再フィードバックすることをトリガーすることができる。
【0040】
ここで、HARQ-ACK再送信時のリソースは、PUCCH又はPUSCHであってもよく、以前のPUCCH又はPUSCHと同じであっても異なっていてもよい。本出願の実施例は、そのリソース決定方式を限定するものではない。
【0041】
選択的に、DCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする時、基地局は、上位層シグナリングによって若干のcodebook index又はstateを構成してもよく、各codebook index又はstateは、対応するHARQプロセス及び/又はサービングセルを有する。基地局は、トリガーする時、どのcodebook index又はstateをトリガーするかを指示し、UEは、対応するHARQプロセスに基づいて、該当するHARQ-ACK情報(この時のHARQ-ACK再送は、すべて、伝送されていないHARQ-ACK情報、即ち新伝送HARQ-ACKである可能性があり、HARQ-ACK再送と一括して呼ぶことができる)をフィードバックすることができる。
【0042】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0043】
選択的に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送するための第一のターゲットPUCCHを決定することを含む。
【0044】
選択的に、優先的にUEが第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送する第一のターゲットPUCCHを決定してもよく、
選択的に、第一のターゲットPUCCHは、一つのPUCCHのみを含んでもよく、
選択的に、第一のターゲットPUCCHは、複数のPUCCHを含んでもよく、例えば、二つのPUCCHを含んでもよく、
選択的に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、前記端末がカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記端末が第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることと、
前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記端末が前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0045】
選択的に、第一のターゲットPUCCHは、一つのPUCCH、即ち第一のPUCCHのみを含んでもよく、
選択的に、第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられてもよい。
【0046】
選択的に、第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられてもよい。
【0047】
選択的に、UEが第一のPUCCHで第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送する時、以下の(i)-(iii)のうちの少なくとも一つによって実現されてもよい。
【0048】
(i)端末は、履歴HARQ-ACKを再送するための前記第一のHARQ-ACKと初めて伝送される第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、そしてカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信し、
例えばあるDCIによりスケジューリング又はアクティブ化されるPDSCHの第二のHARQ-ACKを第一のHARQ-ACKの後又は前に置き、
例えばあるDCIに対応する第二のHARQ-ACKを第一のHARQ-ACKの後又は前に置く。
【0049】
(ii)端末は、第一のHARQ-ACKに対応する第一のHARQプロセスが第二のHARQ-ACKに対応する第二のHARQプロセスを含む場合に、第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することができ、ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、即ち端末は、第一のHARQ-ACKのみをフィードバックしてもよく、
例えば、第一のHARQ-ACKは、特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報、即ち拡張type 3 codebookであってもよい。
【0050】
選択的に、端末は、第一のHARQ-ACKに対応する第一のHARQプロセスが第二のHARQ-ACKに対応する第二のHARQプロセスを含まない場合に、(i)を参照して実行してもよい。
【0051】
(iii)端末は、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することができ、
例えば、UEは、第一のHARQ-ACKに対応する第一のHARQプロセスが第二のHARQ-ACKに対応する第二のHARQプロセスを含むことを期待することができ、そうではない場合に、誤ったシナリオであり、例えばUEは、第一のHARQ-ACKが特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報、即ち拡張type 3 codebookのシナリオであることを期待することができ、これ以外のシナリオは、いずれも、第一のHARQ-ACKの伝送を行わなくてもよい。
【0052】
選択的に、DCIが半持続スケジューリング(Semi-Persistent Scheduling、SPS)SPSを非アクティブ化する時に対応するHARQプロセスは、予め定義された方式に従って決定されてもよく又は予め定義されてもよく、例えばこのHARQプロセスは、それがリリースするSPS PDSCHの次の周期内の対応するHARQプロセスであってもよい。
【0053】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる。
【0054】
選択的に、第一のターゲットPUCCHは、二つのPUCCH、即ち第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含んでもよく、
選択的に、第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられてもよく、
選択的に、第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられてもよい。
【0055】
選択的に、前記第二のPUCCHと第三のPUCCHとの優先度が同じであることと、伝送パラメータ情報が同じであることと、伝送リソースが重なることとのうちの少なくとも一つを満たす場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化することを含む。
【0056】
選択的に、第二のPUCCHと第三のPUCCHとの優先度が同じである時、端末は、二つのPUCCHに乗せられるHARQ-ACK、即ち第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化してもよく、
選択的に、第二のPUCCHと第三のPUCCHとの伝送パラメータ情報が同じである時、端末は、二つのPUCCHに乗せられるHARQ-ACK、即ち第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化してもよく、
選択的に、第二のPUCCHと第三のPUCCHとの伝送リソースが重なる時、端末は、二つのPUCCHに乗せられるHARQ-ACK、即ち第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化してもよく、
選択的に、第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化した後に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHのみを含む時のフィードバック方式を参照して、前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをフィードバックすることを実現してもよい。
【0057】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKは、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックする前の履歴HARQ-ACKの再送である。
【0058】
選択的に、履歴HARQ-ACKは、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックする前に伝送されたHARQ-ACK、又は破棄されたHARQ-ACKであってもよく、
選択的に、第一のHARQ-ACKは、ある時間単位又はいくつかの時間単位で伝送又は破棄された履歴HARQ-ACKの再送であってもよい。
【0059】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0060】
選択的に、端末は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信することができ、そして第一の情報フィールドからある優先度(即ちターゲット優先度)に対応する履歴HARQ-ACKがスケジューリング再送されると決定してもよく、
例えば、第一の情報フィールドは、履歴HARQ-ACKのうち優先度が低い履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示することができ、履歴HARQ-ACKのうち優先度が低い履歴HARQ-ACKを第一のHARQ-ACKとしてもよい。
【0061】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0062】
具体的に、DCIがPUCCHリソース上の履歴HARQ-ACK再送をトリガーし、再伝送を決定する時の優先度問題は、まだ明確ではなく、
選択的に、端末は、予め定義されたルールに基づいて第一のHARQ-ACKの優先度を決定することができ、例えば、予め定義されたルールに基づいて第一のHARQ-ACKの優先度と履歴HARQ-ACKの優先度が同じであると決定し、例えば予め定義されたルールは、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度又は低優先度であることを直接に規定してもよい。
【0063】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0064】
選択的に、スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよく、
選択的に、スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含んでもよく、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられ、
選択的に、端末は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信してもよく、そして第二の情報フィールドから第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよい。
【0065】
選択的に、前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ前記第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0066】
選択的に、スケジューリング情報は、第二の情報フィールドのみを含んでもよく、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられ、この場合に、端末は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちのターゲット優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定してもよい。
【0067】
例えば、端末は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの高優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であると決定してもよく、
例えば、端末は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの低優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であると決定してもよく、
例えば、端末は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの低優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを決定してもよく、
例えば、端末は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの高優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを決定してもよく、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、高優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であることを指示し、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、低優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であることを指示し、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、高優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを指示し、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、低優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを指示し、
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、同じである。
【0068】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、第一のHARQ-ACKの優先度を決定する時、端末は、第一のHARQ-ACKの優先度をターゲット優先度として決定してもよい。
【0069】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、異なる。
【0070】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、第一のHARQ-ACKの優先度を決定する時、端末は、第一のHARQ-ACKの優先度をターゲット優先度と異なる優先度として決定してもよい。
【0071】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0072】
選択的に、スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含んでもよく、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0073】
選択的に、端末は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信してもよく、スケジューリング情報における第三の情報フィールドに基づいて、あるPUCCH又はいくつかのPUCCH(第二のターゲットPUCCH)に対応する履歴HARQ-ACKを再送することを決定してもよい。
【0074】
選択的に、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACKを再送する必要があると決定する場合に、端末は、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACKを第一のHARQ-ACKとすることを決定することができる。
【0075】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、前記第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0076】
選択的に、スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含んでもよく、第四の情報フィールドは、前記第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられてもよい。
【0077】
選択的に、端末は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報における第四の情報フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよい。
【0078】
選択的に、スケジューリング情報は、第三の情報フィールドと第四の情報フィールドとを含んでもよく、端末は、第三の情報フィールドに基づいて、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送を決定し、即ち第一のHARQ-ACKを決定してもよく、端末は、第四の情報フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよい。
【0079】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである。
【0080】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、前記第二のターゲットPUCCHの優先度が同じであってもよく、
選択的に、第一のターゲットPUCCHの優先度を第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを伝送するPUCCHの優先度と見なしてもよく、
選択的に、各PUCCHの優先度は、それに乗せられるHARQ-ACKの優先度に基づいて決定されてもよい。
【0081】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0082】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含んでもよく、第五の情報フィールドは、第一のターゲットPUCCHの優先度と第二のターゲットPUCCHの優先度の両方を指示してもよく、即ち端末は、第二のターゲットPUCCHの優先度に基づいて、第一のHARQ-ACKを決定してもよく、例えば第二のターゲットPUCCHの優先度が高優先度である場合、第一のHARQ-ACKが高優先度である履歴HARQ-ACKの再送であることを決定してもよい。
【0083】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0084】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、端末は、予め定義されたルールに基づいて、第一のターゲットPUCCHの優先度を決定してもよい。
【0085】
例えば、スケジューリング情報は、第二のターゲットPUCCHが高優先度と低優先度に対応することを指示してもよく、予め定義されたルールに基づいて、第一のターゲットPUCCHの優先度が第二のターゲットPUCCHに対応する優先度のうち比較的高い優先度であることを決定してもよく、
例えば、スケジューリング情報は、第二のターゲットPUCCHが高優先度と低優先度に対応することを指示してもよく、予め定義されたルールに基づいて、第一のターゲットPUCCHの優先度が高優先度であることを直接に決定してもよい。
【0086】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、ネットワーク側機器の指示に基づいて決定され、又は予め定義されたルールに基づいて決定され、又は上位層構成に基づいて決定される。
【0087】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、ネットワーク側機器により指示情報によって端末に直接に指示されてもよく、端末により直接に予め定義されたルールに基づいて決定されてもよく、上位層に構成されるある優先度であってもよい。
【0088】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの伝送パラメータ情報と第四のPUCCHの伝送パラメータ情報とは、同じであり、前記伝送パラメータ情報は、
PUCCHリソースインデックスと、
伝送の開始と終了位置と、
シンボル長さと、
伝送パワーとのうちの少なくとも一つを含む。
【0089】
選択的に、第四のPUCCHは、再送がトリガーされる履歴HARQ-ACKが伝送される時又は破棄される時に対応するPUCCHであり、
選択的に、第一のターゲットPUCCHの伝送パラメータ情報は、第四のPUCCHの伝送パラメータ情報と同じであってもよく、
例えば、第一のターゲットPUCCHのPUCCHリソースインデックスは、第四のPUCCHのPUCCHリソースインデックスと同じであってもよく、
例えば、第一のターゲットPUCCHの伝送の開始位置、終了位置、及びformatは、第四のPUCCHの伝送の開始位置、終了位置、及びformatと同じであってもよく、
例えば、第一のターゲットPUCCHのシンボル長さは、第四のPUCCHのシンボル長さと同じであってもよく、
例えば、第一のターゲットPUCCHの伝送パワーは、第四のPUCCHの伝送パワーと同じであってもよい。
【0090】
例えば、第一のターゲットPUCCHのシンボル長さ及び伝送パワーは、いずれも、第四のPUCCHのシンボル長さ及び伝送パワーと同じであってもよい。
【0091】
選択的に、前記方法は、
前記端末が、前記第一のHARQ-ACKがスケジューリングされるが、フィードバックする必要がある前記第二のHARQ-ACKが存在しないか又は前記履歴HARQ-ACKが存在しない場合に、
前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックしないことと、
前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちのいずれか一つを実行することをさらに含む。
【0092】
選択的に、端末が第一のHARQ-ACKがスケジューリングされ、即ちある時間単位又はいくつかの時間単位内に伝送/破棄されたPUCCHに乗せられるHARQ-ACK再送がスケジューリングされる場合、UEがDCIを受信していない、又は前記ある時間単位又はいくつかの時間単位内でHARQ-ACK又は前記ある時間単位又はいくつかの時間単位内に乗せられるHARQ-ACKのPUCCHをフィードバックする必要があるSPS PDSCHがなく、又は前記ある時間単位又はいくつかの時間単位内に破棄された、HARQ-ACKを乗せるPUCCHがない時、
(i)UEが前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックせず、このスケジューリングコマンドを無視することと、
(ii)UEが前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちの少なくとも一つを実行してもよく、
選択的に、UEは、特定のPUCCH上でデフォルトコードブックdefault codebookを伝送してもよい。前記特定のPUCCHは、予め定義された方式又は上位層により構成される、デフォルトコードブックを伝送するためのPUCCHであってもよい。
【0093】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0094】
図4は、本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送方法のフローチャートのその二であり、図4に示すように、この方法は、以下のようなステップを含む。
【0095】
ステップ400において、ネットワーク側機器は、第一のHARQ-ACKをトリガーするためのスケジューリング情報を端末に送信し、ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含み、
ステップ410において、前記ネットワーク側機器は、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信し、ここで、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである。
【0096】
具体的に、この前に破棄された又は成功裏に伝送されていないHARQ-ACK情報を再送するとともに、codebookの大きさを減少させることができるように、codebookが比較的小さい拡張type 3 codebookをサポートする又はDCIがあるPUCCH/PUSCHリソース上/時間単位のHARQ-ACK再送をトリガーすることができる。ここで、拡張type 3codebookは、一部のサービングセル又は一部のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報を含んでもよい。本出願の実施例は、HARQ-ACK再送をトリガー及び実現することができる。
【0097】
選択的に、ネットワーク側は、端末にスケジューリング情報を送信することによって、スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定してもよく、
選択的に、スケジューリング情報は、一つ又は複数のDCI情報であってもよく、即ち第一のHARQ-ACKのスケジューリングと第二のHARQ-ACKのスケジューリングとは、同一のDCIによりスケジューリングされる又は異なるDCIに基づいてスケジューリングされてもよい。
【0098】
選択的に、ある時間単位で、UEは、新たなHARQ-ACK(即ち第二のHARQ-ACK)フィードバックがスケジューリングされるとともに、履歴HARQ-ACK再送がトリガーされると決定してもよく、端末は、前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックしてもよく、例えば第一のHARQ-ACKのみをフィードバックし、例えば第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを同時にフィードバックし、
選択的に、UEが新たなHARQ-ACKがスケジューリングされることは、PDSCH/PDCCHスケジューリング時に指定されるHARQ-ACK伝送であってもよく、初めてスケジューリング伝送されるHARQ-ACKであってもよい。
【0099】
選択的に、第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACK再送に対するHARQ-ACKであってもよく、
選択的に、履歴HARQ-ACKは、一つのHARQ-ACK情報を少なくとも含んでもよく、以前のPUCCH又はPUSCH又は時間単位でスケジューリング伝送され、ここで、UEは、この前にこのHARQ-ACKを伝送していた可能性もあるし、伝送していなかった可能性もある。
【0100】
選択的に、履歴HARQ-ACKは、ある履歴時間単位又はいくつかの履歴時間単位でスケジューリングされて伝送される又は廃棄されるHARQ-ACKであってもよい。
【0101】
選択的に、第二のHARQ-ACKは、あるDCIによりスケジューリング又はアクティブ化される又は非アクティブ化されるPDSCHに対応するHARQ-ACK、又はあるDCIに対応するHARQ-ACKであってもよく、このDCIは、履歴HARQ-ACK再送をトリガーするDCIであってもよく、履歴HARQ-ACK再送をトリガーするDCIと異なるDCIであってもよく、
例えば、UEは、あるDCIを受信し、このDCIは、PDSCHをスケジューリングしており、又はこのDCIは、SPS PDSCHをアクティブ化又は非アクティブ化するために用いられ、且つこのDCIは、履歴HARQ-ACK再送をさらにトリガーし、
例えば、UEは、あるDCIを受信して履歴HARQ-ACK再送をトリガーするとともに、UEは、一つ又は複数のPDSCHがスケジューリング/構成されて、再送HARQ-ACKと同じ時間単位でフィードバックされ、
図3に示すように、スロットn-1で、PUCCH0又はPUSCH0上にHARQ-ACK情報が乗せられている。いくつかの原因により、PUCCH0又はPUSCH0が成功裏に送信されておらず、又は基地局により成功裏に受信されていない。スロットnで、基地局は、DCI1を送信してUEによるPUCCH0又はPUSCH0上のHARQ-ACK情報の再送信をトリガーすることができる。
【0102】
ここで、以下のことが含まれてもよく、DCI1が下りリンク割り当てDCI、例えばDCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1又はDCIフォーマット1_2などである場合、UEによる再送信をトリガーする時間単位は、DCIにおけるk1(即ちHARQ-ACKフィードバックタイミング指示)により指示され、即ちUEがn+k1スロットでHARQ-ACK(nは、DCIの受信時間である)を再フィードバックすることをトリガーすることができる。
【0103】
DCI1が上りリンク割り当てDCI、例えばDCIフォーマット0_0又はDCIフォーマット0_1又はDCIフォーマット0_2などである場合、UEによる再送信をトリガーできる時間単位は、DCIにおけるk2(即ちPUSCHスケジューリング時にDCIからPUSCH伝送へのタイミング指示)により指示され、即ちUEがn+k2スロットでHARQ-ACK(nは、DCIの受信時間である)を再フィードバックすることをトリガーすることができる。
【0104】
ここで、HARQ-ACK再送信時のリソースは、PUCCH又はPUSCHであってもよく、以前のPUCCH又はPUSCHと同じであっても異なっていてもよい。本出願の実施例は、そのリソース決定方式を限定するものではない。
【0105】
選択的に、DCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする時、基地局は、上位層シグナリングによって若干のcodebook index又はstateを構成してもよく、各codebook index又はstateは、対応するHARQプロセス及び/又はサービングセルを有する。基地局は、トリガーする時、どのcodebook index又はstateをトリガーするかを指示し、UEは、対応するHARQプロセスに基づいて、該当するHARQ-ACK情報(この時のHARQ-ACK再送は、すべて、伝送されていないHARQ-ACK情報、即ち新伝送HARQ-ACKである可能性があり、HARQ-ACK再送と一括して呼ぶことができる)をフィードバックすることができる。
【0106】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0107】
選択的に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記の、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することは、
カスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む前記第一のPUCCHを受信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記第一のPUCCHを受信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0108】
選択的に、第一のターゲットPUCCHは、一つのPUCCH、即ち第一のPUCCHのみを含んでもよく、
選択的に、第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられてもよい。
【0109】
選択的に、第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられてもよい。
【0110】
選択的に、ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する時、以下の(i)-(iii)とのうちの少なくとも一つによって実現されてもよい。
【0111】
(i)カスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む前記第一のPUCCHを受信し、
選択的に、端末は、まず、履歴HARQ-ACKを再送するための前記第一のHARQ-ACKと初めて伝送される第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、そして第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信してもよく、ネットワーク側機器は、このカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを受信してもよく、
例えばあるDCIによりスケジューリング又はアクティブ化されるPDSCHの第二のHARQ-ACKを第一のHARQ-ACKの後又は前に置き、
例えばあるDCIに対応する第二のHARQ-ACKを第一のHARQ-ACKの後又は前に置く。
【0112】
(ii)第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記第一のPUCCHを受信し、
選択的に、端末は、第一のHARQ-ACKに対応する第一のHARQプロセスが第二のHARQ-ACKに対応する第二のHARQプロセスを含む場合に、第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信してもよく、ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、即ち端末は、第一のHARQ-ACKのみをフィードバックしてもよく、ネットワーク側機器は、前記第一のHARQ-ACKのみを含むこの第一のPUCCHを受信してもよく、
例えば、第一のHARQ-ACKは、特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報、即ち拡張type 3 codebookである。
【0113】
選択的に、端末は、第一のHARQ-ACKに対応する第一のHARQプロセスが第二のHARQ-ACKに対応する第二のHARQプロセスを含まない場合に、(i)を参照して実行してもよい。
【0114】
選択的に、DCIがSPSを非アクティブ化する時に対応するHARQプロセスは、予め定義された方式に従って決定されてもよく又は予め定義されてもよく、例えばこのHARQプロセスは、それがリリースするSPS PDSCHの次の周期内の対応するHARQプロセスであってもよい。
【0115】
選択的に、前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、前記の、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することは、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される。
【0116】
選択的に、ネットワーク側機器は、スケジューリング情報によって、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示してもよく、端末は、この指示を受信する場合にのみ、前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信してもよく、
例えば、UEは、第一のHARQ-ACKに対応する第一のHARQプロセスが第二のHARQ-ACKに対応する第二のHARQプロセスを含むことを期待することができ、そうではない場合に、誤ったシナリオであり、例えばUEは、第一のHARQ-ACKが特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報、即ち拡張type 3 codebookのシナリオであることを期待することができ、これ以外のシナリオは、いずれも、第一のHARQ-ACKの伝送を行わなくてもよい。
【0117】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる。
【0118】
選択的に、第一のターゲットPUCCHは、二つのPUCCH、即ち第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含んでもよく、
選択的に、第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられてもよく、
選択的に、第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられてもよい。
【0119】
スケジューリング情報がDCIであることを例として、第三のPUCCHは、このDCIによりスケジューリングされるPDSCH、又はアクティブ化されるSPS PDSCH、又はrelease SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKに対応するPUCCHであってもよい。
【0120】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKは、前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する前の履歴HARQ-ACKの再送である。
【0121】
選択的に、履歴HARQ-ACKは、前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する前に伝送されたHARQ-ACK、又は破棄されたHARQ-ACKであってもよく、
選択的に、第一のHARQ-ACKは、ある時間単位又はいくつかの時間単位で伝送又は破棄された履歴HARQ-ACKの再送であってもよい。
【0122】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0123】
選択的に、ネットワーク側は、端末にスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報における第一の情報フィールドによって、ある優先度(即ちターゲット優先度)に対応する履歴HARQ-ACK再送をスケジューリングしてもよく、
例えば、第一の情報フィールドは、履歴HARQ-ACKのうち優先度が低い履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示してもよく、端末は、履歴HARQ-ACKのうち優先度が低い履歴HARQ-ACKを第一のHARQ-ACKとしてもよい。
【0124】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0125】
具体的に、DCIがPUCCHリソース上の履歴HARQ-ACK再送をトリガーし、再伝送を決定する時の優先度問題は、まだ明確ではなく、
選択的に、ネットワーク側機器は、予め定義されたルールに基づいて第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよく、例えば、予め定義されたルールに基づいて第一のHARQ-ACKの優先度と履歴HARQ-ACKの優先度が同じであると決定し、例えば予め定義されたルールは、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度又は低優先度であることを直接に規定してもよい。
【0126】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0127】
選択的に、スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよく、
選択的に、スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含んでもよく、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられ、
選択的に、ネットワーク側は、端末にスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報における第二の情報フィールドによって、第一のHARQ-ACKの優先度を指示してもよい。
【0128】
選択的に、前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ前記第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0129】
選択的に、スケジューリング情報は、第二の情報フィールドのみを含んでもよく、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられ、この場合に、ネットワーク側機器は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちのターゲット優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定してもよい。
【0130】
例えば、ネットワーク側機器は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの高優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であると決定してもよく、
例えば、ネットワーク側機器は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの低優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であると決定してもよく、
例えば、ネットワーク側機器は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの低優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを決定してもよく、
例えば、ネットワーク側機器は、予め定義されたルールに基づいて、履歴HARQ-ACKのうちの高優先度の履歴HARQ-ACKが再送される必要があると決定し、第二の指示フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを決定してもよく、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、高優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であることを指示し、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、低優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が高優先度であることを指示し、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、高優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを指示し、
選択的に、スケジューリング情報は、第一の情報フィールドと第二の情報フィールドの両方を含んでもよく、例えば第一の情報フィールドは、低優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示し、第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度が低優先度であることを指示し、
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、同じである。
【0131】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、第一のHARQ-ACKの優先度を決定する時、第一のHARQ-ACKの優先度は、ターゲット優先度であってもよい。
【0132】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、異なる。
【0133】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、第一のHARQ-ACKの優先度を決定する時、ネットワーク側機器は、第一のHARQ-ACKの優先度をターゲット優先度と異なる優先度として決定してもよい。
【0134】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0135】
選択的に、スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含んでもよく、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0136】
選択的に、ネットワーク側は、端末にスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報における第三の情報フィールドによって、あるPUCCH又はいくつかのPUCCH(第二のターゲットPUCCH)に対応する履歴HARQ-ACKを再送することを指示してもよい。
【0137】
選択的に、端末がスケジューリング情報に基づいて、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACKを再送する必要があると決定する場合、端末は、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACKを第一のHARQ-ACKとすることを決定してもよい。
【0138】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0139】
選択的に、スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含んでもよく、第四の情報フィールドは、前記第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられてもよい。
【0140】
選択的に、ネットワーク側は、端末にスケジューリング情報を送信し、スケジューリング情報における第四の情報フィールドによって、第一のHARQ-ACKの優先度を指示してもよい。
【0141】
選択的に、スケジューリング情報は、第三の情報フィールドと第四の情報フィールドとを含んでもよく、端末は、第三の情報フィールドに基づいて、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送を決定し、即ち第一のHARQ-ACKを決定してもよく、第四の情報フィールドに基づいて、第一のHARQ-ACKの優先度を決定してもよい。
【0142】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである。
【0143】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、前記第二のターゲットPUCCHの優先度と同じであってもよく、
選択的に、第一のターゲットPUCCHの優先度を第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを伝送するPUCCHの優先度と見なしてもよく、
選択的に、各PUCCHの優先度は、それに乗せられるHARQ-ACKの優先度に基づいて決定されてもよい。
【0144】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0145】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含んでもよく、ネットワーク側機器は、第五の情報フィールドによって、第一のターゲットPUCCHの優先度と第二のターゲットPUCCHの優先度の両方を指示してもよく、即ち端末は、第二のターゲットPUCCHの優先度に基づいて、第一のHARQ-ACKを決定してもよく、例えば第二のターゲットPUCCHの優先度が高優先度である場合、第一のHARQ-ACKが高優先度である履歴HARQ-ACKの再送であることを決定してもよい。
【0146】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0147】
例えば、スケジューリング情報は、第二のターゲットPUCCHが高優先度と低優先度に対応することを指示してもよく、予め定義されたルールに基づいて、第一のターゲットPUCCHの優先度が第二のターゲットPUCCHに対応する優先度のうち比較的高い優先度であることを決定してもよく、
例えば、スケジューリング情報は、第二のターゲットPUCCHが高優先度と低優先度に対応することを指示してもよく、予め定義されたルールに基づいて、第一のターゲットPUCCHの優先度が高優先度であることを直接に決定してもよい。
【0148】
図5は、本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその二であり、図5に示すように、スロットn-1で、HARQ-ACKを乗せるPUCCH0は、いくつかの原因により破棄され、例えばPUCCH0は、対応するPDCCHがなく、即ちPUCCH0に乗せられるHARQ-ACKは、すべてSPS PDSCH のHARQ-ACKである。PUCCH0の一部又はすべてのシンボルは、DLシンボルとして構成される。又はPUCCH0は、低優先度であり、高優先度のPUCCH及び/又はPUSCH時間領域リソースと重なるため破棄される。
【0149】
スロットnで、UEは、DCI1を受信することができ、ここで、DCI1は、PDSCH1をスケジューリングし、PDSCHからHARQ-ACKへのタイミングが1であり、即ちPDSCH1のHARQ-ACKがスロットn+1でフィードバックされることを指示する。同時にDCI1は、UEがスロットn-1で廃棄されるHARQ-ACK PUCCHを再フィードバックすることをトリガーする。
【0150】
ここで、DCIによりトリガーされるHARQ-ACK PUCCHの優先度及び再送時の優先度に対して、下記(a1)-(a3)を用いて決定してもよい。
【0151】
(a1):DCI1には、トリガーされて破棄された履歴PUCCHのターゲット優先度を指示するための情報1が含まれてもよく、例えば1bitの場合、0は、低優先度を表し、1は、高優先度を表し、又は2bitの場合、ここで、00は、破棄されたHARQ-ACK PUCCHをトリガーしないことを表し、01は、低優先度のHARQ-ACKをトリガーすることを表し、10は、高優先度のHARQ-ACKをトリガーすることを表し、11は、同時に低優先度と高優先度をトリガーすることを表す。
【0152】
DCI1には、トリガーされて破棄されたPUCCHの再伝送時の優先度、即ち第一のHARQ-ACKのPUCCHの優先度を指示するための情報2が含まれてもよく、例えば1ビットは、低優先度又は高優先度を指示するために用いられる。ここで、情報1と情報2は、一つの情報フィールドであってもよく、即ちトリガーされて破棄されたPUCCHの優先度とその再送時の優先度とは、同じであってもよい。
【0153】
(a2):DCI1には、トリガーされて破棄された履歴PUCCHのターゲット優先度を指示するための情報1が含まれてもよく、例えば1bitの場合、0は、低優先度を表し、1は、高優先度を表し、又は2bitの場合、ここで、00は、破棄されたHARQ-ACK PUCCHをトリガーしないことを表し、01は、低優先度のHARQ-ACKをトリガーすることを表し、10は、高優先度のHARQ-ACKをトリガーすることを表し、11は、同時に低優先度と高優先度をトリガーすることを表す。トリガーされて破棄されたPUCCHの再伝送時の優先度(第一のHARQ-ACKのPUCCHの優先度)は、変わらず、元と同じである。
【0154】
(a3):DCI1には、トリガーされて破棄されたPUCCH(優先度を区別せず)を指示するための情報1が含まれてもよく、
DCI1には、トリガーされて破棄されたPUCCHの再伝送時の優先度を指示するための情報2が含まれてもよく、例えば1ビットは、指示低優先度又は高優先度を指示するために用いられる。
【0155】
選択的に、トリガーされる第一のHARQ-ACK(例えば、PUCCH0に乗せられるHARQ-ACK又は特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK)とDCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKの伝送のHARQ-ACKコードブックに対して、下記(b1)-(b3)を用いて構築することができる。
【0156】
(b1):スロットn+1で、UEは、トリガーされる第一のHARQ-ACKとこのDCIによりスケジューリング又はアクティブ化されるPDSCHに対応する第二のHARQ-ACK又はDCIに対応する第二のHARQ-ACKをフィードバックし、ここで、UEは、トリガーされる第一のHARQ-ACKと、このDCIによりスケジューリング又はアクティブ化されるPDSCHに対応する第二のHARQ-ACK、又はDCIに対応する第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、例えばこのDCIによりスケジューリング又はアクティブ化されるPDSCHに対応する第二のHARQ-ACK、又はDCIに対応する第二のHARQ-ACKをトリガーされる第一のHARQ-ACKの後又は前に置くことができる。
【0157】
(b2):このトリガーされる第一のHARQ-ACK(例えばDCI1がUEが特定のHARQプロセスに対応するHARQ-ACK情報を送信することをトリガーする)に含まれる第一のHARQプロセスがDCIによりスケジューリング/アクティブ化されるPDSCHに対応する第二のHARQプロセスを含む場合、UEは、トリガーされる第一のHARQ-ACKのみをフィードバックし、そうではない場合に、UEは、(b1)を参照して実行し、
(b3):UEは、トリガーされる第一のHARQ-ACKに含まれる第一のHARQプロセスがDCIによりスケジューリング/アクティブ化されるPDSCHに対応する第二のHARQプロセスを含むことを期待し、そうではない場合に、誤ったシナリオである。
【0158】
選択的に、DCIがSPSを非アクティブ化する時に対応するHARQプロセスは、予め定義された方式に従って決定されてもよく又は予め定義されてもよく、例えばそれがリリースするSPS PDSCHの次の周期内の対応するHARQプロセスであってもよい。
【0159】
選択的に、再送がトリガーされる履歴HARQ-ACKに対応する第一のHARQ-ACKとDCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKの伝送の第一のターゲットPUCCHのリソースに対して、下記(c1)-(c3)を用いて決定してもよい。
【0160】
(c1):第一のHARQ-ACKと第二のHARQ-ACKを同一のPUCCHリソース(第一のPUCCH)上で伝送してもよく、ここで、DCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKを第一のHARQ-ACKの前又は後に付加し、第一のHARQ-ACKと第二のHARQ-ACKの合計ビット数に基づいて、第一のPUCCHリソースを決定してもよい。
【0161】
(c2):異なるPUCCHリソース(例えば、第二のPUCCHと第三のPUCCH)上で、例えば第一のHARQ-ACKを対応する履歴HARQ-ACKのPUCCHリソース上で伝送し、DCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKを第二のHARQ-ACKのビット数及びPRIの指示に基づいて決定してもよい。又は第一のHARQ-ACK及びDCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKをそれぞれのHARQ-ACKのビット数及びPRIの指示に基づいてそれぞれ決定してもよい。
【0162】
(c3):履歴HARQ-ACKの優先度又はその再送に対応する第一のHARQ-ACKの優先度とDCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKとが同じである場合、(c1)を参照して実行してもよく、優先度が異なる場合、(c2)を参照して実行してもよい。
【0163】
図6は、本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその三であり、図6に示すように、基地局は、UEがスロットn+1でPUCCH0上の履歴HARQ-ACKを再送することをトリガーするために、DCI 1を送信することができる。同時に基地局は、PDSCH1とPDSCH2の第二のHARQ-ACKをスロットn+1でフィードバックするようにスケジューリング又は構成することができ、スロットn+1で、UEは、下記(d1)-(d3)に従って第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを伝送することができる。
【0164】
(d1):第一のHARQ-ACKと第二のHARQ-ACKを同一のPUCCHリソース(第一のPUCCH)上で伝送してもよく、ここで、PDSCH1とPDSCH2の第二のHARQ-ACKを第一のHARQ-ACKの前又は後に付加し、第一のHARQ-ACKと第二のHARQ-ACKの合計ビット数に基づいて、第一のターゲットPUCCHリソースを決定してもよく、即ちcodebookは、サブコードブック1(再送)とサブコードブック2(新伝送)からなり、ここで、PDSCH1とPDSCH2の第二のHARQ-ACKサブコードブック構造を従来の方式に従って伝送してもよい。
【0165】
(d2):第一のHARQ-ACKと第二のHARQ-ACKを異なるPUCCHリソース(第二のPUCCHと第三のPUCCH)上で伝送してもよく、例えば第一のHARQ-ACKを対応する履歴HARQ-ACKのPUCCHリソース上で伝送し、PDSCH1とPDSCH2の第二のHARQ-ACKを従来の方式に従って伝送してもよく、例えばDCIによりスケジューリングされるPDSCHに対して、第二のHARQ-ACKのビット数及びPRIの指示に基づいて伝送リソースを決定する。又は第一のHARQ-ACK及びDCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKをそれぞれのHARQ-ACKのビット数及びPRIの指示に基づいてそれぞれ伝送リソースを決定してもよい。
【0166】
(d3):履歴HARQ-ACKの優先度又はその再送時に対応する第一のHARQ-ACKの優先度とDCIによりスケジューリングされるPDSCHの第二のHARQ-ACKのとの優先度が同じである場合、(d1)を参照して実行してもよく、優先度が異なる場合、(d2)を参照して実行してもよい。
【0167】
図7は、本出願の実施例によるDCIがUEによるHARQ-ACKの再送信をトリガーする方法概略図のその四であり、図7に示すように、スロットn-1で、基地局は、DCI 1によりスケジューリングされるPDSCHを送信し、それに対応する第二のHARQ-ACKをPUCCH1上でフィードバックすることができ、ここで、PUCCH1が低優先度(LP)であるとともに、スロットnで、高優先度PUCCH2とLP PUCCH1の時間領域リソースが重なるため、LP PUCCH1は、破棄される。
【0168】
スロットn+1で、基地局は、DCI2を送信し、UEがスロットn+2でPUCCH1上に乗せられるHARQ-ACK情報(履歴HARQ-ACK)を再送信することをトリガーすることができ、例えばDCI2は、スロットnで破棄されたHARQ-ACK(履歴HARQ-ACK)、又はスロットnで伝送しようとするLP HARQ-ACK(履歴HARQ-ACK)を再送信することをUEに指示する。
【0169】
しかしながらUE側では、UEは、スロットn-1でDCI 1を検出していないため、UEは、PUCCH1がスケジューリングされ且つ破棄されたことを知らず、スロットn+1で、UEは、DCI 2を受信し、DCI 2の指示に基づいて、UEは、スロットnで破棄された履歴HARQ-ACKを再フィードバックする必要があるが、UEの観点から見ると、それは、スロットnで履歴HARQ-ACKを破棄していない。そのため、UEは、スロットn+2でどのようにHARQ-ACK情報をフィードバックするかを知らない。
【0170】
このような場合に、UEがスロットn+2で特定のHARQ-ACK情報、例えば予め定義されたHARQ-ACK codebook、例えばtype 3 codebook、又は予め定義されたcodebook/state indexに対応するHARQ-ACKcodebook、又は予め定義されたHARQ プロセスに対応するcodebookをフィードバックすることを定義してもよい。
【0171】
スロットn+2でHARQ-ACKを伝送するPUCCHリソースは、予め定義されたPUCCHリソースであってもよく、又は上記方法で決定されるHARQ-ACKビット数に基づいて決定されるPUCCHリソースであってもよい。
【0172】
基地局側では、スロットn+2で、基地局は、以下の(e1)と(e2)の二つの異なる仮設ブラインド検出に従ってPUCCHを受信してもよい。
【0173】
(e1):UEは、スロットn-1でDCI 1を受信し、UEは、そのDCI 2によりトリガーされるHARQ-ACK情報を正しく理解し、該当するPUCCHリソース上でこのHARQ-ACK情報を伝送してもよい。
【0174】
(e2):UEは、n-1でDCI 1を検出しておらず、UEは、破棄されたPUCCH1及びそれに乗せられるHARQ-ACK情報を知らず、予め定義されたcodebookを伝送し、それに対応するPUCCHリソース上で検出する。
【0175】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0176】
説明すべきこととして、本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送方法の実行本体は、HARQ-ACKの伝送装置であってもよく、又は、このHARQ-ACKの伝送装置におけるHARQ-ACKの伝送方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例ではHARQ-ACKの伝送装置がHARQ-ACKの伝送方法を実行することを例として、本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置を説明する。
【0177】
図8は、本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置の構造概略図のその一であり、図8に示すように、この装置は、第一の受信モジュール810と、第一のフィードバックモジュール820とを含み、ここで、
第一の受信モジュール810は、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信するために用いられ、
第一のフィードバックモジュール820は、前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックするために用いられ、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであり、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0178】
選択的に、HARQ-ACKの伝送装置は、第一の受信モジュール810によって、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信し、そして前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、第一のフィードバックモジュール820を提供して前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックするために用いられ、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであり、ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0179】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0180】
選択的に、前記第一のフィードバックモジュールは、さらに、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送するための第一のターゲットPUCCHを決定するために用いられる。
【0181】
選択的に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記第一のフィードバックモジュールは、さらに、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、前記端末がカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記端末が第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることと、
前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記端末が前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することとに用いられる。
【0182】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる。
【0183】
選択的に、前記第二のPUCCHと第三のPUCCHとの優先度が同じであることと、伝送パラメータ情報が同じであることと、伝送リソースが重なることとのうちの少なくとも一つを満たす場合に、前記第一のフィードバックモジュールは、さらに、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化するために用いられる。
【0184】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKは、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックする前の履歴HARQ-ACKの再送である。
【0185】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0186】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0187】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0188】
選択的に、前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ前記第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0189】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、同じである。
【0190】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、異なる。
【0191】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0192】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、前記第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0193】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである。
【0194】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0195】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0196】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、ネットワーク側機器の指示に基づいて決定され、又は予め定義されたルールに基づいて決定され、又は上位層構成に基づいて決定される。
【0197】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの伝送パラメータ情報と第四のPUCCHの伝送パラメータ情報とは、同じであり、前記伝送パラメータ情報は、
PUCCHリソースインデックスと、
伝送の開始と終了位置と、
シンボル長さと、
伝送パワーとのうちの少なくとも一つを含む。
【0198】
選択的に、前記装置は、
前記端末が、前記第一のHARQ-ACKがスケジューリングされるが、フィードバックする必要がある前記第二のHARQ-ACKが存在しないか又は前記履歴HARQ-ACKが存在しない場合に、
前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックしないことと、
前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちのいずれか一つを実行するための第一の実行モジュールをさらに含む。
【0199】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0200】
本出願の実施例におけるHARQ-ACKの伝送装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置又は電子機器は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0201】
本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置は、図2から図7の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0202】
図9は、本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置の構造概略図のその二であり、図9に示すように、第一の送信モジュール910と、第二の受信モジュール920とを含み、ここで、
第一の送信モジュール910は、第一のHARQ-ACKをトリガーするためのスケジューリング情報を端末に送信するために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含み、
第二の受信モジュール920は、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信するために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである。
【0203】
選択的に、HARQ-ACKの伝送装置は、第一の送信モジュール910によって、端末にスケジューリング情報を送信することができ、前記スケジューリング情報は、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含み、その後、第二の受信モジュール920を提供して前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することができ、ここで、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックである。
【0204】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0205】
選択的に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記第二の受信モジュールは、さらに、
カスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む前記第一のPUCCHを受信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記第一のPUCCHを受信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0206】
選択的に、前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、前記第二の受信モジュールは、さらに、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することのうちの少なくとも一つに用いられ、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される。
【0207】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる。
【0208】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKは、前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する前の履歴HARQ-ACKの再送である。
【0209】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0210】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0211】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0212】
選択的に、前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ前記第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0213】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、同じである。
【0214】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、異なる。
【0215】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0216】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0217】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである。
【0218】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0219】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0220】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0221】
本出願の実施例におけるHARQ-ACKの伝送装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置又は電子機器は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0222】
本出願の実施例によるHARQ-ACKの伝送装置は、図2から図7の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0223】
選択的に、図10は、本出願の実施例による通信機器の構造概略図であり、図10に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、メモリ1002に記憶されており、且つ前記プロセッサ1001上で運行できるプログラム又は命令とを含む通信機器1000をさらに提供し、例えばこの通信機器1000が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1001により実行される時、上記HARQ-ACKの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器1000がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ1001により実行される時、上記HARQ-ACKの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0224】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インターフェースとを含む端末をさらに提供し、前記通信インターフェースは、ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信するために用いられ、
前記プロセッサは、前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックするために用いられ、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであり、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的に、図11は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0225】
この端末1100は、無線周波数ユニット1101、ネットワークモジュール1102、オーディオ出力ユニット1103、入力ユニット1104、センサ1105、表示ユニット1106、ユーザ入力ユニット1107、インターフェースユニット1108、メモリ1109、及びプロセッサ1110などのうちの少なくとも一部の部材を含むが、それらに限らない。
【0226】
当業者であれば理解できるように、端末1100は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ1110にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図11に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0227】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット1104は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)11041とマイクロホン11042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ111041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1106は、表示パネル11061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル11061が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット1107は、タッチパネル11071及び他の入力機器11072を含む。タッチパネル11071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル11071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器11072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0228】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット1101は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ1110に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット1101は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0229】
メモリ1109は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1109は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ1109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0230】
プロセッサ1110は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1110は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1110に統合されなくてもよい。
【0231】
ここで、プロセッサ1110は、
ネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信することと、
前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとに用いられ、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む。
【0232】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0233】
選択的に、プロセッサ1110は、さらに、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送するための第一のターゲットPUCCHを決定するために用いられる。
【0234】
選択的に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられ、
ここで、プロセッサ1110は、さらに、
前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、前記端末がカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることと、
前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することとに用いられる。
【0235】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる。
【0236】
選択的に、前記第二のPUCCHと第三のPUCCHとの優先度が同じであることと、伝送パラメータ情報が同じであることと、伝送リソースが重なることとのうちの少なくとも一つを満たす場合に、プロセッサ1110は、さらに、
前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化するために用いられる。
【0237】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKは、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックする前の履歴HARQ-ACKの再送である。
【0238】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0239】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0240】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0241】
選択的に、前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ前記第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0242】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、同じである。
【0243】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、異なる。
【0244】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0245】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、前記第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0246】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである。
【0247】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0248】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0249】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、ネットワーク側機器の指示に基づいて決定され、又は予め定義されたルールに基づいて決定され、又は上位層構成に基づいて決定される。
【0250】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHの伝送パラメータ情報と第四のPUCCHの伝送パラメータ情報とは、同じであり、前記伝送パラメータ情報は、
PUCCHリソースインデックスと、
伝送の開始と終了位置と、
シンボル長さと、
伝送パワーとのうちの少なくとも一つを含む。
【0251】
選択的に、プロセッサ1110は、さらに、
前記端末が、前記第一のHARQ-ACKがスケジューリングされるが、フィードバックする必要がある前記第二のHARQ-ACKが存在しないか又は前記履歴HARQ-ACKが存在しない場合に、
前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックしないことと、
前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちのいずれか一つを実行するために用いられる。
【0252】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0253】
本出願の実施例は、プロセッサと通信インターフェースとを含むネットワーク側機器をさらに提供し、前記通信インターフェースは、
端末にスケジューリング情報を送信することであって、前記スケジューリング情報が、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKが、履歴HARQ-ACKに対する再送を含むことと、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとに用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0254】
具体的に、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図12は、本出願の実施例のネットワーク側機器を実現するハードウェア構造概略図であり、図12に示すように、このネットワーク側機器1200は、アンテナ1201と、無線周波数装置1202と、ベースバンド装置1203とを含む。アンテナ1201と無線周波数装置1202とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置1202は、アンテナ1201を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置1203に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置1203は、送信する情報を処理し、無線周波数装置1202に送信し、無線周波数装置1202は、受信した情報を処理した後にアンテナ1201を介して送出する。
【0255】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置1203に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置1203に実現されてもよく、このベースバンド装置1203は、プロセッサ1204とメモリ1205とを含む。
【0256】
ベースバンド装置1203は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図12に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ1204であり、メモリ1205と接続されて、メモリ1205におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0257】
このベースバンド装置1203は、無線周波数装置1202との情報のやり取りに用いられるネットワークインターフェース1206をさらに含んでもよく、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略称)である。
【0258】
具体的に、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ1205に記憶されており、且つプロセッサ1204上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ1204は、メモリ1205における命令又はプログラムを呼び出し、図9に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0259】
ここで、プロセッサ1204は、
端末にスケジューリング情報を送信することであって、前記スケジューリング情報が、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKが、履歴HARQ-ACKに対する再送を含むことと、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとに用いられる。
【0260】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0261】
選択的に、第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、
ここで、プロセッサ1204は、さらに、
カスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む前記第一のPUCCHを受信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記第一のPUCCHを受信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0262】
選択的に、前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、プロセッサ1204は、さらに、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することのうちの少なくとも一つに用いられ、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される。
【0263】
選択的に、前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる。
【0264】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKは、前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する前の履歴HARQ-ACKの再送である。
【0265】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0266】
選択的に、前記第一のHARQ-ACKの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0267】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0268】
選択的に、前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ前記第一の情報フィールドを含まない場合に、前記ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0269】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、同じである。
【0270】
選択的に、前記第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度と前記ターゲット優先度とは、異なる。
【0271】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる。
【0272】
選択的に、前記スケジューリング情報は、第四の情報フィールドを含み、前記第四の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる。
【0273】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度と前記第二のターゲットPUCCHの優先度とは、同じである。
【0274】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0275】
選択的に、前記第二のターゲットPUCCHが少なくとも二つの優先度に対応する場合に、前記第一のターゲットPUCCHの優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される。
【0276】
本出願の実施例では、端末がスケジューリング情報に基づいて、履歴HARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し、且つスケジューリングされる一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHの第二のHARQ-ACKと第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定すると、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックことによって、PUCCHリソース上のHARQ-ACK再送をトリガーし且つ実現することができ、HARQ-ACKの再送の効果的な実現を保証することができ、通信システムの有効性を向上させることができる。
【0277】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記HARQ-ACKの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0278】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0279】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記HARQ-ACKの伝送方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0280】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0281】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム/プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記システムメッセージレポートの報告方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0282】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0283】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多く場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄とした部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0284】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0285】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2021年07月30日に提案され、出願番号が202110875678.4であり、発明名称が「HARQ-ACKの伝送方法及び装置」の中国特許出願の優先権を主張しており、その内容のすべては、援用により本出願に取り込まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-01-30
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
第十一の態様によれば、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現し、又は第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの構造図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ機器(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、ロボット、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載ユーザ機器(VUE)、歩行者ユーザ機器(PUE)、スマートホーム(無線通信機能を有するホーム機器、例えば冷蔵庫、テレビ、洗濯機又は家具など)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートイヤホン、スマートメガネ、スマートアクセサリー(スマートブレスレット、スマートハンドチェーン、スマート指輪、スマートネックレス、スマート足首ブレスレット、スマートアンクレットなど)、スマートバンド、スマート衣類、ゲーム機などを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例において、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワーク機器であってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmission and Reception Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
選択的に、DCIが半持続スケジューリング(Semi-Persistent Scheduling、SPS)PDSCHを非アクティブ化する時に対応するHARQプロセスは、予め定義された方式に従って決定されてもよく又は予め定義されてもよく、例えばこのHARQプロセスは、それがリリースするSPS PDSCHの次の周期内の対応するHARQプロセスであってもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
選択的に、端末が第一のHARQ-ACKがスケジューリングされ、即ちある時間単位又はいくつかの時間単位内に伝送/破棄されたPUCCHに乗せられるHARQ-ACK再送がスケジューリングされる場合、UEがDCIを受信していない、又は前記ある時間単位又はいくつかの時間単位内でHARQ-ACK又は前記ある時間単位又はいくつかの時間単位内に乗せられるHARQ-ACKのPUCCHをフィードバックする必要があるSPS PDSCHがなく、又は前記ある時間単位又はいくつかの時間単位内に破棄された、HARQ-ACKを乗せるPUCCHがない時、
(i)UEが前記ネットワーク側機器に前記第一のHARQ-ACKをフィードバックせず、このスケジューリング情報を無視することと、
(ii)UEが前記ネットワーク側機器にデフォルトコードブックdefault codebookを伝送することとのうちの少なくとも一つを実行してもよく、
選択的に、UEは、特定のPUCCH上でデフォルトコードブックdefault codebookを伝送してもよい。前記特定のPUCCHは、予め定義された方式又は上位層により構成される、デフォルトコードブックを伝送するためのPUCCHであってもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
選択的に、ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信する時、以下の(i)-(ii)とのうちの少なくとも一つによって実現されてもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0115】
選択的に、前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、前記の、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することは、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することを含み、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0206
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0206】
選択的に、前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、前記第二の受信モジュールは、さらに、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することに用いられ、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0262
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0262】
選択的に、前記スケジューリング情報は、さらに、前記第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含むことを指示するために用いられ、
ここで、プロセッサ1204は、さらに、
第一のターゲットPUCCHが第一のPUCCHを含み、且つ前記第一のPUCCHが前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる場合に、前記第一のPUCCHを受信することに用いられ、
ここで、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ前記端末により送信される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0281
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0281】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム/プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記プログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記HARQ-ACKの伝送方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【手続補正11】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACK伝送方法であって、
端末がネットワーク側機器により送信されたスケジューリング情報を受信することと、
前記端末が前記スケジューリング情報に基づいて、第一のHARQ-ACKがトリガーされると決定し、且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることであって、前記第二のHARQ-ACKが一つ又は複数の物理下りリンク共有チャネルPDSCH及び/又は物理下りリンク制御チャネルPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含み、
ここで、前記第一のHARQ-ACKは、履歴HARQ-ACKに対する再送を含む、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKを制御する伝送方法。
【請求項2】
前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKを伝送するための第一のターゲットPUCCHを決定することを含む、請求項1に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項3】
第一のターゲット物理上りリンク制御チャネルPUCCHが第一のPUCCHを含む場合に、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとのうちの少なくとも一つをフィードバックするために用いられ、
ここで、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとをカスケード接続し、前記端末がカスケード接続後の前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKとを含む第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することと、
第一のHARQプロセスが第二のHARQプロセスを含む場合に、前記端末が第一のPUCCHを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記第一のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKのみを含み、前記第一のHARQプロセスは、前記第一のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであり、前記第二のHARQプロセスは、前記第二のHARQ-ACKに対応するHARQプロセスであることと、
前記第一のHARQプロセスが前記第二のHARQプロセスを含む場合にのみ、前記端末が前記ネットワーク側機器に前記第一のPUCCHを送信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項4】
前記第一のターゲットPUCCHは、第二のPUCCHと第三のPUCCHとを含み、ここで、前記第二のPUCCHは、前記第一のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられ、前記第三のPUCCHは、前記第二のHARQ-ACKをフィードバックするために用いられる、請求項2に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項5】
前記第二のPUCCHと第三のPUCCHとの優先度が同じであることと、伝送パラメータ情報が同じであることと、伝送リソースが重なることとのうちの少なくとも一つを満たす場合に、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックすることは、
前記端末が前記第一のHARQ-ACKと前記第二のHARQ-ACKを一つのPUCCH上に多重化することを含む、請求項4に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項6】
前記第一のHARQ-ACKは、前記端末が前記第一のHARQ-ACK及び/又は前記第二のHARQ-ACKをネットワーク側機器にフィードバックする前の履歴HARQ-ACKの再送である、請求項1に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項7】
前記スケジューリング情報は、第一の情報フィールドを含み、前記第一の情報フィールドは、ターゲット優先度に対応する前記履歴HARQ-ACKの再送をトリガーすることを指示するために用いられる、請求項1に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項8】
前記スケジューリング情報は、第二の情報フィールドを含み、前記第二の情報フィールドは、第一のHARQ-ACKの優先度を指示するために用いられる、請求項に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項9】
前記スケジューリング情報が前記第二の情報フィールドを含み、且つ第一の情報フィールドを含まない場合に、ターゲット優先度は、予め定義されたルールに基づいて決定される、請求項に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項10】
第一の情報フィールドと前記第二の情報フィールドとが同じである場合に、前記第一のHARQ-ACKの優先度とターゲット優先度とは、同じである、請求項に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項11】
前記スケジューリング情報は、第三の情報フィールドを含み、前記第三の情報フィールドは、第二のターゲットPUCCHに対応する履歴HARQ-ACK再送をトリガーすることを指示するために用いられる、請求項6に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項12】
前記第二のターゲットPUCCHが一つの優先度のみに対応する場合に、前記スケジューリング情報は、第五の情報フィールドを含み、前記第五の情報フィールドは、
第一のターゲットPUCCHの優先度と、
前記第一のターゲットPUCCHの優先度を決定するための第一のHARQ-ACKの優先度と、
前記第二のターゲットPUCCHの優先度とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項11に記載のHARQ-ACK伝送方法。
【請求項13】
HARQ-ACKの伝送方法であって、
ネットワーク側機器が端末にスケジューリング情報を送信することであって、前記スケジューリング情報が、第一のHARQ-ACKをトリガーするために用いられ、ここで、前記第一のHARQ-ACKが、履歴HARQ-ACKに対する再送を含むことと、
前記ネットワーク側機器が前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKを受信することであって、前記第一のHARQ-ACK及び/又は第二のHARQ-ACKは、前記端末が、第一のHARQ-ACKの再送がトリガーされると決定し且つ第二のHARQ-ACKと前記第一のHARQ-ACKとが同じ時間単位でフィードバックされると決定する場合にフィードバックしたものであり、ここで、前記第二のHARQ-ACKは、一つ又は複数のPDSCH及び/又はPDCCHのHARQ-ACKの一回目のフィードバックであることとを含む、HARQ-ACK伝送方法。
【請求項14】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のHARQ-ACKの伝送方法のステップを実現する、ことを特徴とする端末。
【請求項15】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項13に記載のHARQ-ACKの伝送方法のステップを実現する、ことを特徴とするネットワーク側機器。
【国際調査報告】