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特表2024-529551弾性モジュール用均衡クッション、弾性クッションと家具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-06
(54)【発明の名称】弾性モジュール用均衡クッション、弾性クッションと家具
(51)【国際特許分類】
   A47C 27/06 20060101AFI20240730BHJP
【FI】
A47C27/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024507900
(86)(22)【出願日】2022-08-04
(85)【翻訳文提出日】2024-02-09
(86)【国際出願番号】 CN2022110296
(87)【国際公開番号】W WO2023016343
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110925502.5
(32)【優先日】2021-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】521358693
【氏名又は名称】ニュー-テック インテグレーション (シアメン) カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】レン,ルハオ
【テーマコード(参考)】
3B096
【Fターム(参考)】
3B096AB09
3B096AD02
3B096AD04
3B096AD07
(57)【要約】
【課題】本発明は、家具分野に係り、弾性モジュール用均衡クッション、弾性クッションと家具を提供した。
【解決手段】該弾性モジュール用均衡クッションは、ベースプレートと複数の位置制限体を含み、複数の前記位置制限体は、前記ベースプレートの一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、複数の前記位置制限体により、互いに間隔を置いている複数の収納空間が区画されており、複数の前記収納空間は、弾性ベースにおける対応する弾性モジュールを収納可能であることによって前記ベースプレートの横方向での弾性モジュールの動きを拘束するように構成されている。このように、該弾性モジュール用均衡クッションを組付け弾性クッションを形成するとき、複数の弾性モジュールを備える弾性ベース上に敷設でき、各々の弾性モジュールの一部が各自の対応する収納空間内に収納され、横方向での各々の弾性モジュールの動きを拘束するので、圧力を受けたときの弾性クッションの安定性を効率的に向上でき、弾性クッションがもっと良好な快適さを具備する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性モジュール用均衡クッションであって、
ベースプレート(1)と複数の位置制限体(2)を含み、複数の前記位置制限体(2)は、前記ベースプレート(1)の一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、複数の前記位置制限体(2)により、互いに間隔を置いている複数の収納空間(5)が区画されており、複数の前記収納空間(5)は、弾性ベース(3)における対応する弾性モジュール(4)を収納可能であることによって前記ベースプレートの横方向での弾性モジュール(4)の動きを拘束するように構成されている、
ことを特徴とする弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項2】
前記位置制限体(2)は、前記収納空間(5)の内寸法が前記ベースプレート(1)に近づく方向において徐々に小さくなるように、横断面の寸法が前記ベースプレート(1)から離れる方向において徐々に小さくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項3】
前記位置制限体(2)は、円錐台体に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項4】
前記ベースプレート(1)は、フレキシブル素材で製作される、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項5】
前記位置制限体(2)は、弾性素材で製作される、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ一項に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項6】
前記弾性体は、フレキシブルスリーブ(6)と弾性エレメント(7)を含み、前記弾性エレメント(7)は、前記フレキシブルスリーブ(6)内に設置されており、前記フレキシブルスリーブ(6)は、一端が前記ベースプレート(1)に接続されており、他端が前記ベースプレート(1)から離れて延びている、
ことを特徴とする請求項5に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項7】
前記フレキシブルスリーブ(6)と前記ベースプレート(1)は、同一な素材により形成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項8】
前記フレキシブルスリーブ(6)は、不織布の筒であり、前記ベースプレート(1)は、不織布の板である、
ことを特徴とする請求項7に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項9】
前記弾性エレメント(7)は、前記弾性エレメント(7)が事前圧縮状態であるように、一端が前記プレート面に接続されており、他端が前記フレキシブルスリーブ(6)の前記プレート面から離れた一端の端部閉鎖蓋に接続されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項10】
前記弾性エレメント(7)の外周輪郭は、前記フレキシブルスリーブの内周面に当接されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項11】
前記弾性エレメント(7)は、スプリングである、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項12】
前記位置制限体(2)は、複数の第一位置制限体(8)と複数の第二位置制限体(9)を含み、そのうち、それぞれの前記収納空間(5)は、順番に交互に配置されている複数の前記第一位置制限体(8)と複数の前記第二位置制限体(9)によって区画されており、そのうち、それぞれの前記第一位置制限体(8)は、周囲の複数の前記収納空間(5)の前記第二位置制限体(9)によって囲まれている、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項13】
前記ベースプレート(1)の一方側のプレート面には、順番に交互に配置されている複数の一行目の位置制限体(10)と複数の二行目の位置制限体(11)とが設置されており、
そのうち、
それぞれの前記一行目の位置制限体(10)は、行方向において順番に交互に隣り合う複数の前記第一位置制限体(8)と複数の前記第二位置制限体(9)を含み、
それぞれの前記二行目の位置制限体(11)は、行方向においてピッチで配置されている複数の前記第二位置制限体(9)を含み、前記ピッチは、一つの前記第二位置制限体(9)になり、
そのうち、前記ピッチが前記収納空間(5)となるように、それぞれの前記二行目の位置制限体(11)のうちのそれぞれの前記第二位置制限体(9)が、隣接する行に位置するそれぞれの前記第一位置制限体(8)と列方向において一致している、
ことを特徴とする請求項12に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項14】
弾性クッションであって、
前記弾性クッション(12)は、
複数の弾性モジュール(4)を含む弾性ベース(3)と、
請求項1乃至請求項13のいずれ一項に記載の弾性モジュール用均衡クッション(13)と、を含み、
そのうち、前記弾性モジュール用均衡クッション(13)は、前記弾性ベース(3)上に敷設されているとともに、複数の前記弾性モジュール(4)が、それぞれの対応する前記収納空間(5)内に収納されており、そのうち、前記位置制限体(2)は、横方向での前記弾性モジュール(4)の動きを拘束できる、
ことを特徴とする弾性クッション。
【請求項15】
前記弾性モジュール(4)は、円錐台形状であるとともに、円錐台体形態である少なくとも一つの前記位置制限体(2)に接触している、
ことを特徴とする請求項14に記載の弾性クッション。
【請求項16】
前記弾性クッションは、さらに、フレキシブルパッド(14)とカバー(15)を含み、そのうち、前記フレキシブルパッド(14)は、前記ベースプレート(1)上に敷設されており、前記カバー(15)は、前記フレキシブルパッド(14)上に覆うとともに、前記弾性ベース(3)の少なくとも一部と前記弾性モジュール用均衡クッション(13)と前記フレキシブルパッド(14)を包んでいる、
ことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の弾性クッション。
【請求項17】
家具であって、
前記家具は、請求項14乃至請求項16のいずれ一項に記載の弾性クッション(12)を含む、
ことを特徴とする家具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家具の分野に係り、特に、弾性モジュール用均衡クッションと弾性クッションと家具に係る。
【背景技術】
【0002】
ベッド等の家具は、人々の生活に不可欠な構成元素である。先行技術における大型家具のほとんどは、取り外すことが簡単ではなく、あるいは、取り外された後に復元することが困難である。しかし、現代生活の発展に伴い、人口移動と野外娯楽のニーズに応えるために、特に、ベッド等の家具がますます頻繁に取り外しと組付けを行う必要がある。搬送の間、ベッドに対する取り外しと組付けが非常に困難であるため、搬送の負担を減少するために、まだまだ使える家具が捨てられることがある。
【0003】
ベッドは、一般に、ベッドフレーム、弾性クッションとカバーからなり、先行技術における弾性クッションは、一般に、複数の重畳層とスプリングで形成された一体式且つ取外不能な一体式クッションである。一体式クッションは、寸法が大きく、取外しと貯蔵が困難である。
【0004】
先行技術におけるスプリングが独自にパッケージされるマットレスは、ベッドに寝る二人又はもっと多くの人が互いに干渉することを回避するためである(例えば、個人間の体重差が相対的に大きい場合に、一方が寝返り又は体の動きをすると、他方に影響を与えることを回避できない)。このようなマットレスでは、それぞれのスプリングは、不織物又は他の材質で製作された袋又はスリーブ内に独立にパッケージされている。スプリング袋は、配置されてから、配置されたスプリング袋の組の外側に粘着や粘合等によってワンピースのスポンジゴムより覆われることによって、家具用クッション又は家具用クッション形態の必要なスプリングクッションを形成される。しかし、スプリングが独自にパッケージされるマットレスは、依然として一体化製品であり、取外不能であり、且つ、運送が困難である。そして、スプリングが独自にパッケージされるマットレスでは、パッケージされたスプリングを覆うための不織布間が、互いに粘着され関連されており、マットレスが押さえると、複数のパッケージされたスプリングとの間が、完全な上下独立動きを実現できず、マットレスの快適さに影響を与える。
【0005】
また、先行技術におけるマットレスは、さらに、クリニックしにくい欠点が具備する。普通なマットレスとして、通常、ベッドカバーのみが取り外し可能であるが、スポンジ部分が取り外し不能であるので、クリニックしにくい。ラテックスには、一定のダニ防止効果が具備しても、一つのマットレスが一般に数年にわたって使用されることによって、クリニックしにくいスポンジ部分が衛生に大きな影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の先行技術に存在する問題の少なくとも一部に対し、本発明の目的とは、弾性クッションがもっと良好な快適さを具備することである。
【0007】
上記の目的を実現するために、本発明は、弾性モジュール用均衡クッションを提供し、該弾性モジュール用均衡クッションは、ベースプレートと複数の位置制限体を含み、複数の前記位置制限体は、前記ベースプレートの一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、複数の前記位置制限体が、互いに間隔を置いている複数の収納空間を区画しており、複数の前記収納空間は、弾性ベースにおける対応する弾性モジュールを収納可能であることによって前記ベースプレートの横方向での弾性モジュールの動きを拘束するように構成されている。
【0008】
該技術案において、複数の前記位置制限体は、前記ベースプレートの一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、複数の前記位置制限体が、互いに間隔を置いている複数の収納空間を区画しており、複数の前記収納空間は、弾性ベースにおける対応する弾性モジュールを収納可能であることによって前記ベースプレートの横方向での弾性モジュールの動きを拘束するように構成されているため、このように、該弾性モジュール用均衡クッションを組付け弾性クッションを形成するとき、複数の弾性モジュールを備える弾性ベース上に敷設でき、各々の弾性モジュールの一部が各自の対応する収納空間内に収納され、このとき、位置制限体の横方向緩衝作用と位置制限作用で、横方向(即ち、ベースプレートと平行である方向)での各々の弾性モジュールの動きを効率的に拘束することによって、付勢力による各々の弾性モジュールの傾斜を効率的に回避でき、各々の弾性モジュールの支持安定性を効率的に保持できる。このため、該弾性モジュール用均衡クッションは、弾性ベース上に敷設されると、横方向での各々の弾性モジュールの動きを拘束するので、圧力を受けたときの弾性クッションの安定性を効率的に向上でき、弾性クッションがもっと良好な快適さを具備する。
【0009】
本発明による一実施形態よれば、前記位置制限体は、前記収納空間の内寸法が前記ベースプレートに近づく方向において徐々に小さくなるように、横断面の寸法が前記ベースプレートから離れる方向において徐々に小さくなる。
【0010】
本発明による一実施形態よれば、前記位置制限体は、円錐台体に形成されている。
【0011】
本発明による一実施形態よれば、前記ベースプレートは、フレキシブル素材で製作される。
【0012】
本発明による一実施形態よれば、前記位置制限体は、弾性素材で製作される。
【0013】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性体は、フレキシブルスリーブと弾性エレメントを含み、前記弾性エレメントは、前記フレキシブルスリーブ内に設置されており、前記フレキシブルスリーブは、一端が前記ベースプレートに接続されており、他端が前記ベースプレートから離れて延びている。
【0014】
本発明による一実施形態よれば、前記フレキシブルスリーブと前記ベースプレートは、同一な素材より形成されている。
【0015】
本発明による一実施形態よれば、前記フレキシブルスリーブは、不織布の筒であり、前記ベースプレートは、不織布の板である。
【0016】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性エレメントは、前記弾性エレメントが事前圧縮状態であるように、一端が前記プレート面に接続されており、他端が前記フレキシブルスリーブの前記プレート面から離れた一端の端部閉鎖蓋に接続されている。
【0017】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性エレメントの外周輪郭は、前記フレキシブルスリーブの内周面に当接されている。
【0018】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性エレメントは、スプリングである。
【0019】
本発明による一実施形態よれば、前記位置制限体は、複数の第一位置制限体と複数の第二位置制限体を含み、そのうち、それぞれの前記収納空間は、順番に交互に配置されている複数の前記第一位置制限体と複数の前記第二位置制限体によって区画されており、そのうち、それぞれの前記第一位置制限体は、周囲の複数の前記収納空間での前記第二位置制限体によって囲まれている。
【0020】
本発明による一実施形態よれば、前記ベースプレートの一方側のプレート面には、順番に交互に配置されている複数の一行目の位置制限体と複数の二行目の位置制限体とが設置されており、そのうち、それぞれの前記一行目の位置制限体は、行方向において順番に交互に隣り合う複数の前記第一位置制限体と複数の前記第二位置制限体を含み、それぞれの前記二行目の位置制限体は、行方向においてピッチで配置されている複数の前記第二位置制限体を含み、前記ピッチは、一つの前記第二位置制限体となり、そのうち、前記ピッチが前記収納空間となるように、それぞれの前記二行目の位置制限体のうちのそれぞれの前記第二位置制限体が、隣接する行に位置するそれぞれの前記第一位置制限体と列方向において一致している。
【0021】
また、本発明は、弾性クッションを提供し、前記弾性クッションは、複数の弾性モジュールを含む弾性ベースと、以上に記載されたいずれの弾性モジュール用均衡クッションと、を含み、そのうち、前記弾性モジュール用均衡クッションは、前記弾性ベース上に敷設されているとともに、複数の前記弾性モジュールが、各自の対応する前記収納空間内に収納されており、そのうち、前記位置制限体は、横方向での前記弾性モジュールの動きを拘束できる。
【0022】
上記のように、該弾性モジュール用均衡クッションは、弾性ベース上に敷設されると、横方向での各々の弾性モジュールの動きを拘束するので、圧力を受けたときの弾性クッションの安定性を効率的に向上でき、弾性クッションがもっと良好な快適さを具備する。
【0023】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性モジュールは、円錐台形状であるとともに、円錐台体形態である少なくとも一つの前記位置制限体に接触している。
【0024】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性クッションは、さらに、フレキシブルパッドとカバーを含み、そのうち、前記フレキシブルパッドは、前記ベースプレート上に敷設されており、前記カバーは、前記フレキシブルパッド上に覆うとともに、前記弾性ベースの少なくとも一部と前記弾性モジュール用均衡クッションと前記フレキシブルパッドを包んでいる。
【0025】
最後に、本発明は、家具を提供し、前記家具は、以上に記載されたいずれの弾性クッションを含む。上記のように、該家具は、快適さが著しく向上された。
【0026】
なお、該家具は、マットレス、ソファー、椅子、ソファベッド、ベンチ等を含むが、これに限定されない。
【0027】
上記の一実施形態で説明された部材又は特徴が他の実施形態で独立的に又は組み合わせて使用されることは、明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図面において、寸法や比例は、実際な製品の寸法や比例に対応していない。図面は、説明のみに用いられ、説明を分かりやすくするために、必要ではない部材又は構成が省略されている。
図1】本発明による一つの好適な実施形態の弾性モジュール用均衡クッションを例示的に示している仰ぎ視線の斜視図である。
図2図1の弾性モジュール用均衡クッションを例示的に示している下面図及び構造模式図である。
図3図1の弾性モジュール用均衡クッションを例示的に示している側面図及び構造模式図であり、そのうち、一構造形態の位置制限体が示されている。
図4】本発明による一つの好適な実施形態の弾性クッションを例示的に示している分解斜視図であり、そのうち、弾性モジュール用均衡クッションと弾性ベースを明らかに示すために、弾性クッションの部材の一部が省略された。
図5図4の弾性クッションを組付けた後の立体構造を例示的に示している模式図である。
図6図5の弾性クッションを例示的に示している側面図及び構造模式図である。
図7図5の弾性クッションを例示的に示している下面図及び構造模式図である。
図8図5の弾性クッションの一つの位置での横断面を例示的に示している下面図及び構造模式図である。
図9】本発明による一つの好適な実施形態の弾性クッションを例示的に示している斜視図であり、そのうち、弾性クッションの内部構造を明らかに示すために、カバーの一部が省略された。
図10図4の弾性クッションの弾性ベースの弾性モジュールの構造の一つを例示的に示している模式図である。
【符号の説明】
【0029】
1-ベースプレート、2-位置制限体、3-弾性ベース、4-弾性モジュール、5-収納空間、6-フレキシブルスリーブ、7-弾性エレメント、8-第一位置制限体、9-第二位置制限体、10-一行目の位置制限体、11-二行目の位置制限体、12-弾性クッション、13-弾性モジュール用均衡クッション、14-フレキシブルパッド、15-カバー、16-錐形状スプリング、17-スプリングサポーター。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。ここで、本発明による好適な実施形態のみが説明されており、当業者が、前記好適な実施形態に基づき、本発明を実現可能な他の形態を想起でき、当該他の形態も同様に本発明の範囲に入る。
【0031】
図1図2図3は、本発明による一つの好適な実施形態の弾性モジュール用均衡クッション13を例示的に示している。図1図2図3を参照し、発明が提供される弾性モジュール用均衡クッション13は、ベースプレート1と複数の位置制限体2を含み、複数の位置制限体2は、ベースプレート1の一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、例えば、ベースプレート1は、ベースプレートの厚さ方向で対向している第一板面と第二板面を含み、複数の位置制限体2が、第一板面上に設置され且つベースプレート1から離れるように延びており、複数の位置制限体2が、互いに間隔を置いている複数の収納空間5を区画しており、複数の収納空間5は、弾性ベース3における対応する弾性モジュール4を収納可能であることによってベースプレートの横方向での弾性モジュール4の動きを拘束するように構成されている。
【0032】
該技術案において、複数の位置制限体2は、ベースプレート1の一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、複数の位置制限体2が、互いに間隔を置いている複数の収納空間5を区画しており、複数の収納空間5は、弾性ベース3における対応する弾性モジュール4を収納可能であることによってベースプレート1の横方向での弾性モジュール4の動きを拘束するようになるため、このように、該弾性モジュール用均衡クッション13を組付け弾性クッション12を形成するとき、複数の弾性モジュール4を備える弾性ベース3上に敷設でき、各々の弾性モジュール4の一部が各自の対応する収納空間5内に収納され、このとき、位置制限体2の横方向緩衝作用と位置制限作用で、横方向(即ち、ベースプレート1と平行である方向)での各々の弾性モジュール4の動きを効率的に拘束することによって、付勢力による各々の弾性モジュール4の傾斜を効率的に回避でき、各々の弾性モジュール4の支持安定性を効率的に保持できる。このため、該弾性モジュール用均衡クッション13は、弾性ベース3上に敷設されると、横方向での各々の弾性モジュール4の動きを拘束するので、圧力を受けたときの弾性クッション12の安定性を効率的に向上でき、弾性クッション12がもっと良好な快適さを具備する。
【0033】
また、該弾性モジュール用均衡クッションは、家具を製作する弾性クッションに使用されてもよい。
【0034】
また、該弾性モジュール用均衡クッション13では、位置制限体2が、粘着、超音波溶接、マジックテープ接続又は他の形態によってベースプレート1の一方側のプレート面に接続されてもよい。また、位置制限体2の数は、弾性モジュール4の数に応じて決めればよいので、本発明では、位置制限体2の具体的な数が限定されない。
【0035】
また、一実施形態において、位置制限体2がベースプレート1の一方側のプレート面から突出しているため、位置制限体2の横断面の寸法が収納孔の軸方向において同じでもよく、このように、収納空間5の内部横方向寸法が突出方向においても同一であるようになり、このように、弾性モジュール4の一部が収納空間5内に進入してからベースプレート1に当接できる。あるいは、他の一実施形態において、位置制限体2の横断面の寸法は、突出方向において階段状に変化してもよく、このように、収納空間5内にストッパ階段が形成されており、このように、弾性モジュール4の一部が収納空間5内に進入してからストッパ階段に当接できる。あるいは、他の実施形態において、図1図2図3を参照し、位置制限体2の横断面の寸法は、ベースプレート1から離れる方向(突出方向)において徐々に小さくなり、例えば、図3に示されるように、位置制限体2は、円錐台形状に形成されることによって、収納空間5の内寸法がベースプレート1に近づく方向において徐々に小さくなってもよく、このように、弾性モジュール4の一部が収納空間5内に進入してから円錐台形状の錐形状外周面に当接できる。選択的には、弾性モジュール4は、円錐台体に形成されてもよく、該円錐台体の錐面傾きが、収納孔5の錐面傾きと同一であってもよく、このように、円錐台体の一部は、形状がフィットされるように収納空間5内で円錐台形状と円錐嵌合されでもよく、これによって、弾性モジュール4の一部がもっと安定的且つ確実的に収納空間5内に配置され、弾性モジュール用均衡クッション13が弾性モジュール4に対してもっと安定的且つ確実的な拘束を提供できる。
【0036】
また、位置制限体2が円錐台形状に形成される場合に、該円錐台形状が複数の形状を具備してもよく、例えば、該円錐台形状が、多角形円錐台形状であり、例えば、四角形円錐台形状等であってもよい。あるいは、選択可能な実施形態において、図1図2図3に示されるように、位置制限体2が円錐台体に形成される。相応的に、弾性モジュール4は、円錐台体に形成されてもよく、このように、図2図4図6図7図8を参照し、円錐台体が収納空間5内に進入すると、円錐台体の錐形状面が、周囲の円錐台体の錐形状面と錐面嵌合を形成し、該錐面嵌合は、弾性モジュール4に対して、横方向での位置制限だけではなく、突出方向(横方向に垂直な方向)での位置制限も行い、もっと安定的且つ確実的に弾性モジュール4を拘束できる。
【0037】
また、一実施形態において、弾性クッションが圧力を受ける際、ベースプレート1が変形しなくてもよく、例えば、ベースプレート1は、所定の厚さを具備するプラスチック板であってもよい。あるいは、他の一実施形態において、ベースプレート1がフレキシブル素材で製作されることによって、ベースプレート1がフレキシブル体に形成され、つまり、弾性クッションが圧力を受ける際、ベースプレート1が緩衝を与えるように柔性変形を行い、各々の位置制限体によって横方向での各々の弾性モジュール4の動きをさらに拘束し、圧力を受けたときの弾性クッション12の安定性を効率的に向上でき、弾性クッション12がもっと良好な快適さを具備する。
【0038】
また、ベースプレート1は、所定の厚さを具備するプラスチックシートがあってもよく、あるいは、シリコンゲルパッドであってもよく、あるいは、布素材層であってもよい。もちろん、ベースプレート1は、単層であってもよいし、順に積層された複層であってもよい。例えば、ベースプレート1が布素材層である場合に、単層の帆布を含んでもよいし、順に積層された多層の不織布を含んでもよい。多層の布素材層は、粘着剤又は超音波溶接によって一体に接続されてもよい。
【0039】
また、一実施形態において、弾性クッションが圧力を受ける際、位置制限体2が弾性変形しなくてもよく、例えば、位置制限体2が、プラスチック円錐台体であってもよい。あるいは、選択可能な実施形態において、位置制限体2が弾性素材で製作されることによって、位置制限体2が弾性体に形成される。このように、弾性モジュール用均衡クッションが弾性ベース3上に敷設し弾性クッション12を形成した後、弾性クッションが圧力を受けると、弾性モジュール4が相応的に圧縮されサポートを与え、このとき、位置制限体2が弾性体に形成されるため、弾性体が一定の弾性変形し緩衝を与え、これによって、横方向での各々の弾性モジュール4の動きをさらに拘束できるので、圧力を受けたときの弾性クッション12の安定性を効率的に向上でき、弾性クッション12がもっと良好な快適さを具備する。
【0040】
また、弾性体は、多種類を具備してもよく、例えば、弾性体の一種は、シリコンゲル体であってもよく、あるいは、弾性体の他の一種は、スポンジ体であってもよく、例えば、弾性の高いスポンジ体であり、スポンジ体は、必要な形状に成型されやすく、コストが低く、且つ通気性がよい。あるいは、図3を参照し、弾性体の他の種類では、弾性体は、フレキシブルスリーブ6と弾性エレメント7を含み、弾性エレメント7は、フレキシブルスリーブ6内に設置されており、フレキシブルスリーブ6は、一端がベースプレート1に接続されており、他端がベースプレート1から離れて延びてもよい。フレキシブルスリーブ6は、柔性変形できるとともに、弾性モジュール4との接触面積を増加でき、これによって、横方向での弾性モジュール4の動きをもっと良く制限できる。このように、弾性モジュール用均衡クッションが弾性ベース3上に敷設し弾性クッション12を形成した後、弾性クッションが圧力を受けると、弾性モジュール4が相応的に圧縮されサポートを与え、このとき、弾性体7が一定の弾性変形しつつ、フレキシブルスリーブ6を連れて弾性変形し緩衝を与え、これによって、横方向での各々の弾性モジュール4の動きをさらに拘束できるので、圧力を受けたときの弾性クッション12の安定性を効率的に向上でき、弾性クッション12がもっと良好な快適さを具備する。
【0041】
また、一実施形態において、フレキシブルスリーブ6とベースプレート1は、異なる素材を採用してもよく、例えば、フレキシブルスリーブ6がプラスチックシートを採用する一方、ベースプレート1がシリコンゲルパッドを採用してもよい。あるいは、他の一実施形態において、フレキシブルスリーブ6とベースプレート1は、同一な素材を採用し形成されてもよい。このように、同一な素材を採用し製造するため、フレキシブルスリーブ6とベースプレート1との接続に簡便であり、コストを低減できる。
【0042】
また、一実施形態において、フレキシブルスリーブ6が、不織布の筒であり、ベースプレート1が、不織布の板であり、不織布の筒と不織布の板は、縫い接続、粘着接続又は超音波溶接によって接続されてもよい。不織布シートによって、弾性モジュール用均衡クッションが良好な湿気防止と HYPERLINK "https://baike.baidu.com/item/%E9%80%8F%E6%B0%94/3823943" \t "#blank" 通気性能を具備するとともに、不織布シートによって、弾性モジュール用均衡クッションの柔軟性と軽量性がもっと良くなり、これによって、弾性クッションの快適さをもっと向上できる。
【0043】
また、一実施形態において、圧力を受けない際、弾性エレメント7は、フレキシブルスリーブ6内で自然状態となる。あるいは、他の一実施形態において、図3を参照し、弾性エレメント7の一端がベースプレート1の一方側のプレート面に接続され、弾性エレメント7の他端がフレキシブルスリーブ6における板面から離れた一端の端部閉鎖蓋に接続され、これによって、弾性エレメント7が事前圧縮状態となる。このように、フレキシブルスリーブ6とベースプレート1によって、弾性エレメント7が事前圧縮状態となり、自身が一定の弾性強度を具備し、このように、弾性モジュール4に対してもっと良好な弾性位置制限を与えられる。
【0044】
また、一実施形態において、フレキシブルスリーブ6内に包まれた弾性エレメント7の外周輪郭は、フレキシブルスリーブ6の側壁との間に隙間が具備してもよい。あるいは、他の一実施形態において、図3を参照し、弾性エレメント7の外周輪郭がスリーブの内周面に当接されており、このように、弾性エレメント7によって、例えば、事前圧縮状態である弾性エレメント7によって、フレキシブルスリーブ6が引張状態になり、フレキシブルスリーブ6の外周面を弾性モジュール4ともっと良く接触させ、弾性モジュール4に対して横方向での位置制限をもっとうまく与えられる。
【0045】
また、弾性エレメント7は、多種類が具備してもよく、例えば、一実施形態において、弾性エレメント7がシリコンゲル体であり、例えば、シリコンゲル円台であってもよい。あるいは、他の一実施形態において、弾性エレメント7がスプリングであり、スプリングが、良好な事前圧縮強度と横方向での位置制限を提供する機能を発揮できる。スプリングは、等径スプリングであってもよく、あるいは、図3に示す円錐台形状スプリングであってもよい。例えば、円錐台形状スプリングを採用する際、不織布のフレキシブルスリーブ6が円錐台形状であってもよく、位置制限体2を円錐台体に形成すればよい。
【0046】
また、本発明の弾性モジュール用均衡クッション13では、位置制限体2の数と配置形態が実際なニーズに応じて決めればよく、本発明では具体的に限定されない。例えば、一実施形態において、各々の収納空間5は、各自が独立である位置制限体2によって区画され、一部の位置制限体2が共有されない。あるいは、他の実施形態において、図2図8を参照し、隣り合う収納空間5は、一部の位置制限体2が共有されてもよい。例えば、位置制限体2は、複数の第一位置制限体8と複数の第二位置制限体9を含み、そのうち、それぞれの収納空間5は、順番に交互に配置されている複数の第一位置制限体8と複数の前記第二位置制限体9によって区画され、そのうち、それぞれの第一位置制限体8は、周囲の複数の収納空間5での第二位置制限体9によって囲まれてもよい。このように、それぞれの第一位置制限体8は、収納空間5を区画した同時に、周囲の第二位置制限体9によって囲まれ、このように、それぞれの第一位置制限体8は、周囲の第二位置制限体9に対して横方向での位置制限を行われ、第二位置制限体9によって収納空間5内に進入した弾性モジュール4に対して横方向での拘束をもっと安定的且つ確実的に行われる。
【0047】
また、一実施形態において、複数の第一位置制限体8と複数の第二位置制限体9は、行列ではない方式でベースプレート1上に配置されてもよく。あるいは、他の一実施形態において、図2図8を参照し、ベースプレート1の一方側のプレート面には、順番に交互に配置されている複数の一行目の位置制限体10と複数の二行目の位置制限体11とが設置されており、そのうち、それぞれの一行目の位置制限体10は、行方向において順番に交互に隣り合う複数の第一位置制限体8と複数の第二位置制限体9を含み、それぞれの二行目の位置制限体11は、行方向においてピッチで配置されている複数の第二位置制限体9を含み、該ピッチは、一つの第二位置制限体9となり、そのうち、ピッチが収納空間5となるように、それぞれの二行目の位置制限体11のうちのそれぞれの第二位置制限体9が、隣接する行に位置するそれぞれの第一位置制限体8と列方向において一致している。このように、図に示されるように、四つの第一位置制限体8と四つの第二位置制限体9が方形に配置されたことによって一つの収納空間5が区画され、四つの第一位置制限体8が、それぞれ、四隅に位置し、そして、それぞれの隅に位置する第一位置制限体8が、周囲の収納空間5での四つの第二位置制限体9によって囲まれており、このように、隣り合う収納空間5は、一部の第一位置制限体8と第二位置制限体9が共有され、位置制限体間の当該拘束構造によって、横方向での弾性モジュール4の動きをもっとうまく拘束できる。
【0048】
なお、図4図5図6図7図8を参照し、本発明は、弾性クッション12を提供し、弾性クッション12は、弾性ベース3と以上に記載されたいずれの弾性モジュール用均衡クッション13を含み、そのうち、弾性ベース3が複数の弾性モジュール4を含み、そのうち、弾性モジュール用均衡クッション13は、弾性ベース3上に敷設されているとともに、複数の弾性モジュール4が、各自の対応する収納空間5内に収納されており、そのうち、位置制限体2は、横方向での前記弾性モジュール4の動きを拘束できる。
【0049】
上記のように、該弾性モジュール用均衡クッションは、弾性ベース上に敷設されると、横方向での各々の弾性モジュールの動きを拘束するので、圧力を受けたときの弾性クッションの安定性を効率的に向上でき、弾性クッションがもっと良好な快適さを具備する。
【0050】
なお、弾性モジュール4は、複数の形状を具備してもよく、例えば、弾性モジュール4は、円柱、円台、又は柱状体形状であってもよい。一実施形態において、図6を参照し、弾性モジュール4は、円錐台形状であり、少なくとも一つの円錐台体形態の位置制限体2と接触しており、このように、弾性モジュール4は、円錐台形状であり、収納空間5内に収納され、円錐台形状の弾性モジュール4と円錐台体形態の位置制限体2とは、錐面の傾きが同一であり、双方の間には、形状がフィットされるような錐面嵌合を形成し、これによって、弾性モジュール4の一部がもっと安定的且つ確実的に収納空間5内に配置され、弾性モジュール用均衡クッション13が弾性モジュール4に対してもっと安定的且つ確実的な拘束を提供できる。
【0051】
また、弾性モジュール4は、多種類を具備してもよく、例えば、弾性モジュール4が、柱状弾性ブロックであり、例えば、ゴムブロックであってもよい。あるいは、図10を参照し、弾性モジュール4は、スプリングサポーター17と、スプリングサポーター17内に設置されている錐形状スプリング16とを含み、このとき、弾性ベース4が折り畳み可能な取付枠を含み、スプリングサポーター17が、弾性モジュール4を、折り畳み可能な取付枠に取り外し可能に取り付けるためである。このように、複数の弾性モジュール4は、各自のスプリングサポーター17によって、折り畳み可能な取付枠まで取り付け、その後、弾性モジュール用均衡クッション13を各々の弾性モジュール4上に敷設することによって、各々の弾性モジュール4の一部が各自の対応する収納空間5内に進入するように位置決められる。取り外しが必要なとき、弾性モジュール用均衡クッション13を取り外し、その後、各々の弾性モジュール4を折り畳み可能な取付枠から取り外してから順に積み重ねてネスト化し、その後、折り畳み可能な取付枠を折畳まればよく、このため、該弾性クッション12は、取り外しに簡便であり、且つ、取り外された弾性モジュールが圧縮され又は入れ子になるようにスタックされ、収納と運送のスペースを極に節約し、クリニックしやすい。
【0052】
なお、図9を参照し、弾性クッションは、さらに、フレキシブルパッド14とカバー15を含み、フレキシブルパッド14がベースプレート1に敷設されており、カバー15が、フレキシブルパッド14上に覆い、弾性ベース3の少なくとも一部と弾性モジュール用均衡クッション13とフレキシブルパッド14とを包んでいる。例えば、カバー15は、弾性ベース3と弾性モジュール用均衡クッション13を全体的に包むことによって、該弾性クッション12の意匠性を向上できる。カバー15は、取外可能な接続構造、例えばスライドファスナー又はマジックテープによって、弾性ベース3の少なくとも一部と弾性モジュール用均衡クッション13を包む。フレキシブルパッド14は、シリコンゲルパッド又はコットンクッション又はスポンジパッドであり、例えば、高弾性スポンジパッドであり、あるいは、他の材質のフレキシブルパッドであってもよい。
【0053】
なお、本発明は、家具を提供し、該家具は、以上に記載されたいずれの弾性クッション12を含む。上記のように、該家具の快適さが著しく向上された。該家具は、マットレス、ソファー、椅子、ソファベッド、ベンチ等を含むが、これらに限定されない。
【0054】
本発明の保護範囲は、特許請求の範囲のみより決められている。当業者は、本発明の教示に基づき、本発明に開示された構造の代替構造を代替案として実現できることや、本発明に開示された実施形態を組み合わせて新たな実施形態を生み出すことや、これらが同様に添付されたクレームの範囲に入ることを容易に認識できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性モジュール用均衡クッションであって、
ベースプレート(1)と複数の位置制限体(2)を含み、複数の前記位置制限体(2)は、前記ベースプレート(1)の一方側のプレート面上に間隔を置いて突設されており、複数の前記位置制限体(2)により、互いに間隔を置いている複数の収納空間(5)が区画されており、複数の前記収納空間(5)は、弾性ベース(3)における対応する弾性モジュール(4)を収納可能であることによって前記ベースプレートの横方向での弾性モジュール(4)の動きを拘束するように構成されている、
ことを特徴とする弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項2】
前記位置制限体(2)は、前記収納空間(5)の内寸法が前記ベースプレート(1)に近づく方向において徐々に小さくなるように、横断面の寸法が前記ベースプレート(1)から離れる方向において徐々に小さくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項3】
前記位置制限体(2)は、円錐台体に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項4】
前記ベースプレート(1)は、フレキシブル素材で製作される、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項5】
前記位置制限体(2)は、弾性素材で製作される、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項6】
前記弾性体は、フレキシブルスリーブ(6)と弾性エレメント(7)を含み、前記弾性エレメント(7)は、前記フレキシブルスリーブ(6)内に設置されており、前記フレキシブルスリーブ(6)は、一端が前記ベースプレート(1)に接続されており、他端が前記ベースプレート(1)から離れて延びている、
ことを特徴とする請求項5に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項7】
前記フレキシブルスリーブ(6)と前記ベースプレート(1)は、同一な素材により形成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項8】
前記フレキシブルスリーブ(6)は、不織布の筒であり、前記ベースプレート(1)は、不織布の板である、
ことを特徴とする請求項7に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項9】
前記弾性エレメント(7)は、前記弾性エレメント(7)が事前圧縮状態であるように、一端が前記プレート面に接続されており、他端が前記フレキシブルスリーブ(6)の前記プレート面から離れた一端の端部閉鎖蓋に接続されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項10】
前記弾性エレメント(7)の外周輪郭は、前記フレキシブルスリーブの内周面に当接されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項11】
前記弾性エレメント(7)は、スプリングである、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項12】
前記位置制限体(2)は、複数の第一位置制限体(8)と複数の第二位置制限体(9)を含み、そのうち、それぞれの前記収納空間(5)は、順番に交互に配置されている複数の前記第一位置制限体(8)と複数の前記第二位置制限体(9)によって区画されており、そのうち、それぞれの前記第一位置制限体(8)は、周囲の複数の前記収納空間(5)の前記第二位置制限体(9)によって囲まれている、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項13】
前記ベースプレート(1)の一方側のプレート面には、順番に交互に配置されている複数の一行目の位置制限体(10)と複数の二行目の位置制限体(11)とが設置されており、
そのうち、
それぞれの前記一行目の位置制限体(10)は、行方向において順番に交互に隣り合う複数の前記第一位置制限体(8)と複数の前記第二位置制限体(9)を含み、
それぞれの前記二行目の位置制限体(11)は、行方向においてピッチで配置されている複数の前記第二位置制限体(9)を含み、前記ピッチは、一つの前記第二位置制限体(9)になり、
そのうち、前記ピッチが前記収納空間(5)となるように、それぞれの前記二行目の位置制限体(11)のうちのそれぞれの前記第二位置制限体(9)が、隣接する行に位置するそれぞれの前記第一位置制限体(8)と列方向において一致している、
ことを特徴とする請求項12に記載の弾性モジュール用均衡クッション。
【請求項14】
弾性クッションであって、
前記弾性クッション(12)は、
複数の弾性モジュール(4)を含む弾性ベース(3)と、
請求項1請求項13のいずれ一項に記載の弾性モジュール用均衡クッション(13)と、を含み、
そのうち、前記弾性モジュール用均衡クッション(13)は、前記弾性ベース(3)上に敷設されているとともに、複数の前記弾性モジュール(4)が、それぞれの対応する前記収納空間(5)内に収納されており、そのうち、前記位置制限体(2)は、横方向での前記弾性モジュール(4)の動きを拘束できる、
ことを特徴とする弾性クッション。
【請求項15】
前記弾性モジュール(4)は、円錐台形状であるとともに、円錐台体形態である少なくとも一つの前記位置制限体(2)に接触している、
ことを特徴とする請求項14に記載の弾性クッション。
【請求項16】
前記弾性クッションは、さらに、フレキシブルパッド(14)とカバー(15)を含み、そのうち、前記フレキシブルパッド(14)は、前記ベースプレート(1)上に敷設されており、前記カバー(15)は、前記フレキシブルパッド(14)上に覆うとともに、前記弾性ベース(3)の少なくとも一部と前記弾性モジュール用均衡クッション(13)と前記フレキシブルパッド(14)を包んでいる、
ことを特徴とする請求項14に記載の弾性クッション。
【請求項17】
家具であって、
前記家具は、請求項14に記載の弾性クッション(12)を含む、
ことを特徴とする家具。
【国際調査報告】