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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】表示パネル及び表示端末
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20240801BHJP
   G02F 1/1368 20060101ALI20240801BHJP
   H01L 29/786 20060101ALI20240801BHJP
【FI】
G09F9/30 338
G02F1/1368
H01L29/78 612C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022550712
(86)(22)【出願日】2022-08-15
(85)【翻訳文提出日】2022-10-24
(86)【国際出願番号】 CN2022112519
(87)【国際公開番号】W WO2024000753
(87)【国際公開日】2024-01-04
(31)【優先権主張番号】202210775484.1
(32)【優先日】2022-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517264292
【氏名又は名称】武漢華星光電技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】WUHAN CHINA STAR OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】Building C5, Biolake of Optics Valley,No.666 Gaoxin Avenue,Wuhan East Lake High-tech Development Zone, Wuhan,Hubei 430079,China
(74)【代理人】
【識別番号】110002181
【氏名又は名称】弁理士法人IP-FOCUS
(72)【発明者】
【氏名】余 文強
(72)【発明者】
【氏名】王 超
【テーマコード(参考)】
2H192
5C094
5F110
【Fターム(参考)】
2H192AA24
2H192BB02
2H192BB04
2H192BB12
2H192BB13
2H192BC34
2H192CB02
2H192CB34
2H192EA67
2H192JA32
5C094AA05
5C094BA03
5C094BA43
5C094CA19
5C094DA14
5C094DB01
5C094DB04
5C094EA04
5C094EC03
5C094ED03
5C094FA01
5C094FA02
5C094FB01
5C094FB02
5C094FB15
5C094HA08
5C094JA08
5C094JA09
5F110BB01
5F110CC02
5F110DD02
5F110GG02
5F110GG13
5F110HM17
5F110HM18
5F110NN03
5F110NN23
5F110NN24
5F110NN27
5F110NN73
5F110QQ19
(57)【要約】
本願の実施例によれば、ベースと、ベースに設けられる第1金属層と、第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルであって、第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、第2金属層は、隣接する二つのデータ線の間に位置する薄膜トランジスタのドレインを含む表示パネル及び表示端末が開示される。
【選択図】図1















【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、
前記ベースに設けられる第1金属層と、
前記第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルであって、
前記第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、前記データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、前記第2金属層は、隣接する二つの前記データ線の間に位置する前記薄膜トランジスタのドレインを含む、
表示パネル。
【請求項2】
前記ベースと前記第1金属層との間に設けられる第3金属層と、
前記第1金属層と前記ベースとの間に設けられる半導体層と、をさらに含み、
前記第3金属層は、第2方向に沿って延在する走査線を含み、前記半導体層は、複数の前記薄膜トランジスタの複数の活性部材を含み、前記活性部材は、ソース端及びドレイン端と、前記ソース端と前記ドレイン端との間に接続される活性接続部材と、を含み、前記第1方向は、前記第2方向とは異なり、
前記ソース端及び前記ドレイン端は、それぞれ対応する前記走査線の両側に位置し、前記活性接続部材は、少なくとも、前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に沿って延在し、
前記ソースは、前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記ドレイン端と電気的に接続される、
請求項1に記載の表示パネル。
【請求項3】
前記薄膜トランジスタは、単一ゲート構造である、
請求項2に記載の表示パネル。
【請求項4】
前記第3方向と前記第1方向とのなす角は、5度以上15度以下である、
請求項3に記載の表示パネル。
【請求項5】
前記第3方向と前記第1方向とのなす角は、7度である、
請求項4に記載の表示パネル。
【請求項6】
複数のサブ画素を含み、
前記サブ画素は画素電極を含み、
複数の前記サブ画素は、前記走査線の両側にそれぞれ位置する第1サブ画素と第2サブ画素とを含み、前記第1サブ画素の前記画素電極と前記第2サブ画素の前記画素電極との間には、前記走査線に対応して設けられる隙間を有する、
請求項2に記載の表示パネル。
【請求項7】
前記半導体層と前記第3金属層との間に設けられるゲート絶縁層と、
前記第3金属層と前記第1金属層との間に設けられる第1絶縁層と、
前記第1金属層と前記第2金属層との間に設けられる第2絶縁層と、をさらに含み、
前記表示パネルは、前記ゲート絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通する第1貫通孔と、前記ゲート絶縁層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を貫通する第2貫通孔とをさらに含み、前記ソースは、前記第1貫通孔を介して前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記第2貫通孔を介して前記ドレイン端と電気的に接続される、
請求項6に記載の表示パネル。
【請求項8】
前記第1金属層に設けられる第1電極層と、
前記第1電極層に設けられる第4絶縁層と、
前記第4絶縁層に設けられる第2電極層と、をさらに含み、
前記第1電極層及び前記第2電極層のうちの一つは、前記サブ画素の画素電極を含む、
請求項7に記載の表示パネル。
【請求項9】
前記第1電極層は、前記ドレインに直接接続される前記サブ画素の画素電極を含む、
請求項8に記載の表示パネル。
【請求項10】
前記第2絶縁層と前記第2金属層との間に設けられる第3絶縁層をさらに含み、前記第2絶縁層は、有機材料であり、前記第3絶縁層は、無機材料であり、前記第2貫通孔は、前記第3絶縁層をさらに貫通する、
請求項8に記載の表示パネル。
【請求項11】
前記第2絶縁層と前記第3絶縁層との間に設けられる第3電極層をさらに含み、前記第3電極層は、前記画素電極と少なくとも部分的に重なる複数の蓄積電極を含む、
請求項10に記載の表示パネル。
【請求項12】
前記第2金属層の厚さは、3500オングストローム以上である、
請求項7に記載の表示パネル。
【請求項13】
前記第2貫通孔に対応する部位における前記第1電極層、前記第4絶縁層及び前記第2電極層の凹みによって形成される第1盲孔と、
少なくとも前記第1盲孔に充填される有機材料である第5絶縁層と、をさらに含む、
請求項8に記載の表示パネル。
【請求項14】
基板と、前記基板に設けられる支持柱とを含むカラーフィルム基板をさらに含み、前記支持柱は、前記基板と前記ベースとの間に位置し、前記ベースにおける前記支持柱の正投影と前記ベースにおける前記第5絶縁層の正投影とが重ならない、
請求項13に記載の表示パネル。
【請求項15】
ベースと、
前記ベースに設けられる第1金属層と、
前記第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルを含む表示端末であって、
前記第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、前記データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、前記第2金属層は、隣接する二つの前記データ線の間に位置する前記薄膜トランジスタのドレインを含む、
表示端末。
【請求項16】
前記ベースと前記第1金属層との間に設けられる第3金属層と、
前記第1金属層と前記ベースとの間に設けられる半導体層と、をさらに含み、
前記第3金属層は、第2方向に沿って延在する走査線を含み、前記半導体層は、複数の前記薄膜トランジスタの複数の活性部材を含み、前記活性部材は、ソース端及びドレイン端と、前記ソース端と前記ドレイン端との間に接続される活性接続部材と、を含み、前記第1方向は、前記第2方向とは異なり、
前記ソース端及び前記ドレイン端は、それぞれ対応する前記走査線の両側に位置し、前記活性接続部材は、少なくとも、前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に沿って延在し、
前記ソースは、前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記ドレイン端と電気的に接続される、
請求項15に記載の表示端末。
【請求項17】
前記薄膜トランジスタは、単一ゲート構造である、
請求項16に記載の表示端末。
【請求項18】
前記第3方向と前記第1方向とのなす角は、5度以上15度以下である、
請求項17に記載の表示端末。
【請求項19】
前記表示パネルは、複数のサブ画素を含み、前記サブ画素は画素電極を含み、複数の前記サブ画素は、前記走査線の両側にそれぞれ位置する第1サブ画素と第2サブ画素とを含み、前記第1サブ画素の前記画素電極と前記第2サブ画素の前記画素電極との間には、前記走査線に対応して設けられる隙間を有する、
請求項16に記載の表示端末。
【請求項20】
前記半導体層と前記第3金属層との間に設けられるゲート絶縁層と、
前記第3金属層と前記第1金属層との間に設けられる第1絶縁層と、
前記第1金属層と前記第2金属層との間に設けられる第2絶縁層と、をさらに含み、
前記表示パネルは、前記ゲート絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通する第1貫通孔と、前記ゲート絶縁層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を貫通する第2貫通孔とをさらに含み、前記ソースは、前記第1貫通孔を介して前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記第2貫通孔を介して前記ドレイン端と電気的に接続される、
請求項19に記載の表示端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、表示分野に関し、特に表示パネル及び表示端末に関する。
【背景技術】
【0002】
様々なタイプの表示パネルは、携帯電話、コンピュータ、AR(Augmented Reality,拡張現実)、VR(Virtual Reality,仮想現実)などの表示スクリーンに広く使用されている。従来の三次元表示は、主に解像度を犠牲にする方式に基づいて左右の目で見られる内容が異なるようにするという目的を達成するものであり、より高い解像度を必要とする。
【0003】
しかしながら、現在の画素レイアウト(Layout)スペースとプロセス能力により、解像度の向上が制限され、特に液晶表示パネルの解像度が大幅に制限されることで、現在の表示パネルの解像度が向上しにくくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例によれば、現在の表示パネルの解像度が向上しにくくなるという問題を解決するために、表示パネル及び表示端末が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例によれば、ベースと、
前記ベースに設けられる第1金属層と、
前記第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルであって、
前記第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、前記データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、前記第2金属層は、隣接する二つの前記データ線の間に位置する前記薄膜トランジスタのドレインを含む表示パネルが提供される。
【0006】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記ベースと前記第1金属層との間に設けられる第3金属層と、
前記第1金属層と前記ベースとの間に設けられる半導体層と、をさらに含み、
前記第3金属層は、第2方向に沿って延在する走査線を含み、前記半導体層は、複数の前記薄膜トランジスタの複数の活性部材を含み、前記活性部材は、ソース端及びドレイン端と、前記ソース端と前記ドレイン端との間に接続される活性接続部材と、を含み、前記第1方向は、前記第2方向とは異なり、
前記ソース端及び前記ドレイン端は、それぞれ対応する前記走査線の両側に位置し、前記活性接続部材は、少なくとも、前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に沿って延在し、
前記ソースは、前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記ドレイン端と電気的に接続される。
【0007】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記薄膜トランジスタは、単一ゲート構造である。
【0008】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第3方向と前記第1方向とのなす角は、5度以上15度以下である。
【0009】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第3方向と前記第1方向とのなす角は、7度である。
【0010】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記表示パネルは、複数のサブ画素を含み、前記サブ画素は画素電極を含み、複数の前記サブ画素は、前記走査線の両側にそれぞれ位置する第1サブ画素と第2サブ画素とを含み、前記第1サブ画素の前記画素電極と前記第2サブ画素の前記画素電極との間には、前記走査線に対応して設けられる隙間を有する。
【0011】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記半導体層と前記第3金属層との間に設けられるゲート絶縁層と、
前記第3金属層と前記第1金属層との間に設けられる第1絶縁層と、
前記第1金属層と前記第2金属層との間に設けられる第2絶縁層と、をさらに含み、
前記表示パネルは、前記ゲート絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通する第1貫通孔と、前記ゲート絶縁層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を貫通する第2貫通孔とをさらに含み、前記ソースは、前記第1貫通孔を介して前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記第2貫通孔を介して前記ドレイン端と電気的に接続される。
【0012】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第1金属層に設けられる第1電極層と、
前記第1電極層に設けられる第4絶縁層と、
前記第4絶縁層に設けられる第2電極層と、をさらに含み、
前記第1電極層及び前記第2電極層のうちの一つは、前記サブ画素の画素電極を含む。
【0013】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第1電極層は、前記ドレインに直接接続される前記サブ画素の画素電極を含む。
【0014】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第2絶縁層と前記第2金属層との間に設けられる第3絶縁層をさらに含み、前記第2絶縁層は、有機材料であり、前記第3絶縁層は、無機材料であり、前記第2貫通孔は、前記第3絶縁層をさらに貫通する。
【0015】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第2絶縁層と前記第3絶縁層との間に設けられる第3電極層をさらに含み、前記第3電極層は、前記画素電極と少なくとも部分的に重なる複数の蓄積電極を含む。
【0016】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第2金属層の厚さは、3500オングストローム以上である。
【0017】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第2貫通孔に対応する部位における前記第1電極層、前記第4絶縁層及び前記第2電極層の凹みによって形成される第1盲孔と、
少なくとも前記第1盲孔に充填される有機材料である第5絶縁層と、をさらに含む。
【0018】
任意に、本願のいくつかの実施例において、基板と、前記基板に設けられる支持柱とを含むカラーフィルム基板をさらに含み、前記支持柱は、前記基板と前記ベースとの間に位置し、前記ベースにおける前記支持柱の正投影と前記ベースにおける前記第5絶縁層の正投影とが重ならない。
【0019】
したがって、本願の実施例によれば、ベースと、
前記ベースに設けられる第1金属層と、
前記第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルを含む表示端末であって、
前記第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、前記データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、前記第2金属層は、隣接する二つの前記データ線の間に位置する前記薄膜トランジスタのドレインを含む表示端末がさらに提供される。
【0020】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記ベースと前記第1金属層との間に設けられる第3金属層と、
前記第1金属層と前記ベースとの間に設けられる半導体層と、をさらに含み、
前記第3金属層は、第2方向に沿って延在する走査線を含み、前記半導体層は、複数の前記薄膜トランジスタの複数の活性部材を含み、前記活性部材は、ソース端及びドレイン端と、前記ソース端と前記ドレイン端との間に接続される活性接続部材と、を含み、前記第1方向は、前記第2方向とは異なり、
前記ソース端及び前記ドレイン端は、それぞれ対応する前記走査線の両側に位置し、前記活性接続部材は、少なくとも、前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に沿って延在し、
前記ソースは、前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記ドレイン端と電気的に接続される。
【0021】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記薄膜トランジスタは、単一ゲート構造である。
【0022】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記第3方向と前記第1方向とのなす角は、5度以上15度以下である。
【0023】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記表示パネルは、複数のサブ画素を含み、前記サブ画素は画素電極を含み、複数の前記サブ画素は、前記走査線の両側にそれぞれ位置する第1サブ画素と第2サブ画素とを含み、前記第1サブ画素の前記画素電極と前記第2サブ画素の前記画素電極との間には、前記走査線に対応して設けられる隙間を有する。
【0024】
任意に、本願のいくつかの実施例において、前記半導体層と前記第3金属層との間に設けられるゲート絶縁層と、
前記第3金属層と前記第1金属層との間に設けられる第1絶縁層と、
前記第1金属層と前記第2金属層との間に設けられる第2絶縁層と、をさらに含み、
前記表示パネルは、前記ゲート絶縁層及び前記第1絶縁層を貫通する第1貫通孔と、前記ゲート絶縁層、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を貫通する第2貫通孔とをさらに含み、前記ソースは、前記第1貫通孔を介して前記ソース端と電気的に接続され、前記ドレインは、前記第2貫通孔を介して前記ドレイン端と電気的に接続される。
【発明の効果】
【0025】
本願の実施例において、ベースと、ベースに設けられる第1金属層と、第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルであって、第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、第2金属層は、隣接する二つのデータ線の間に位置する薄膜トランジスタのドレインを含む表示パネル及び表示端末が提供される。本願の実施例において、データ線、ソース及びドレインは、それぞれ第1金属層及び第2金属層に位置し、ドレインは、隣接する二つのデータ線の間に位置し、ドレインとデータ線とは、異なる層に位置し、ドレインとデータ線とが同じ層に位置する従来技術に比べてエッチングプロセス上の制限の問題が存在しないため、ドレインとデータ線との間の距離が小さくなるとともに、ドレインとデータ線との間の寄生容量が小さくなり、隣接する二つのデータ線をより近くに設けることができ、サブ画素のサイズをより小さくすることができ、それにより、表示パネルの解像度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本願の実施例における技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わずにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0027】
図1】本願の実施例に係る表示パネルの第1の部分断面概略図である。
図2】本願の実施例に係る表示パネルの部分構造の第1平面概略図である。
図3】本願の実施例に係る表示パネルの部分構造の第2平面概略図である。
図4】本願の実施例に係る表示パネルの第2の部分断面概略図である。
図5】本願の実施例に係る表示パネルの第3の部分断面概略図である。
図6】本願の実施例に係る表示パネルの第4の部分断面概略図である。
図7】本願の実施例に係る表示端末の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本願の実施例における図面と併せて、本願の実施例における技術的手段について明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を行わずに得られる他のすべての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。また、本明細書に記載される具体的な実施形態は、本願の説明及び解釈のみを目的としており、本願を限定するものではないことを理解すべきである。本願において、逆の説明がない場合、「上」や「下」などの使用される方位語は、通常、実際の使用又は動作状態における装置の上下、具体的には図面における図面方向を意味する。また、「内」と「外」は、装置の輪郭に対していうものである。
【0029】
本願の実施例によれば、ベースと、ベースに設けられる第1金属層と、第1金属層に設けられる第2金属層と、を含む表示パネルであって、第1金属層は、第1方向に沿って延在する複数のデータ線と、データ線と電気的に接続される薄膜トランジスタのソースとを含み、第2金属層は、隣接する二つのデータ線の間に位置する薄膜トランジスタのドレインを含む表示パネルが提供される。
【0030】
本願の実施例によれば、前述した表示パネルを含む表示端末がさらに提供される。以下、それぞれ詳細に説明する。なお、以下の実施例の説明順序は、実施例の好適順序を限定するものではない。
(実施例1)
【0031】
図1図2及び図3を参照して、図1は、本願の実施例に係る表示パネルの第1の部分断面概略図であり、図2は、本願の実施例に係る表示パネルの部分構造の第1平面概略図であり、図3は、本願の実施例に係る表示パネルの部分構造の第2平面概略図である。図2図3は、表示パネルの同一部位の平面図を示しており、表示パネル100の構造をより明確に説明するために、図2図3は、異なる層構造を選択的に示している。
【0032】
本願の実施例によれば、ベース11と、ベース11に設けられる第1金属層18と、第1金属層18に設けられる第2金属層20と、を含む表示パネル100であって、第1金属層18は、第1方向Xに沿って延在する複数のデータ線182と、データ線182と電気的に接続される薄膜トランジスタ101のソース181とを含み、第2金属層20は、隣接する二つのデータ線182の間に位置する薄膜トランジスタ101のドレイン201を含む表示パネル100が提供される。
【0033】
具体的には、表示パネル100は、ベース11と、ベース11に設けられる第1金属層18と、第1金属層18に設けられる第2金属層20と、を含み、第1金属層18と第2金属層20との間には、対応する絶縁層がさらに設けられるが、後述する実施例で詳述する。
【0034】
具体的には、ベース11は、ガラスなどの材料であってもよく、ここでは限定されない。
【0035】
具体的には、第1金属層18は、第1方向Xに沿って延在する複数のデータ線182と、データ線182と電気的に接続される薄膜トランジスタ101のソース181とを含み、図2において、ソース181は、データ線182の一部であるが、これに限定されず、例えば、ソース181は、データ線182の突出する一部である。
【0036】
具体的には、ソース181は、データ線182と電気的に接続され、第2金属層20は、隣接する二つのデータ線182の間に位置する薄膜トランジスタ101のドレイン201を含む。ドレイン201とソース181とは、異なる層の金属層である。
【0037】
具体的には、本実施例において、データ線182、ソース181及びドレイン201は、それぞれ第1金属層18及び第2金属層20に位置し、ドレイン201は、隣接する二つのデータ線182の間に位置し、ドレイン201とデータ線182とは、異なる層に位置し、ドレイン201とデータ線182とが同じ層に位置する従来技術に比べてエッチングプロセス上の制限の問題(従来技術において、ドレイン201とデータ線182とは、同一層の金属層に位置し、ドレイン201とデータ線182との間には、エッチング残りによる短絡を回避し、かつ寄生容量が大きすぎるのを回避するために大きな距離を維持する必要がある)が存在しないため、ドレイン201とデータ線182との間の距離が小さくなるとともに、ドレイン201とデータ線182との間の寄生容量が小さくなり、隣接する二つのデータ線182をより近くに設けることができ、サブ画素のサイズをより小さくすることができ、それにより、表示パネル100の解像度が向上する。
(実施例2)
【0038】
本実施例は、実施例1と同一又は類似であり、表示パネル100の特徴をさらに限定する点で異なる。図1図3を参照されたい。
【0039】
いくつかの実施例において、表示パネル100は、ベース11と第1金属層18との間に設けられる第3金属層16と、第1金属層18とベース11との間に設けられる半導体層14と、をさらに含み、第3金属層16は、第2方向Yに沿って延在する走査線162を含み、半導体層14は、複数の薄膜トランジスタ101の複数の活性部材141を含み、活性部材141は、ソース端1411及びドレイン端1412と、ソース端1411とドレイン端1412との間に接続される活性接続部材1414と、を含み、第1方向Xは、第2方向Yとは異なり、ソース端1411及びドレイン端1412は、それぞれ対応する走査線162の両側に位置し、活性接続部材1414は、少なくとも、第1方向X及び第2方向Yとは異なる第3方向Zに沿って延在し、ソース181は、ソース端1411と電気的に接続され、ドレイン201は、ドレイン端1412と電気的に接続される。
【0040】
具体的には、第1方向X、第2方向Y及び第3方向Zは、いずれも同一平面の方向を意味し、いずれも、ベース11の平面に平行する方向を意味する。
【0041】
具体的には、半導体層14の材料は、多結晶シリコンであってもよいが、これに限定されない。なお、活性部材141は、半導体層14のうちの一つの薄膜トランジスタ101に対応する部位である。ソース端1411及びドレイン端1412は、活性部材141における再ドープ領域であり、ソース端1411は、活性部材141のソース領域であり、ドレイン端1412は、活性部材141のドレイン領域である。
【0042】
具体的には、複数のデータ線182は、第1方向Xに沿って延在し、複数の走査線162は、第2方向Yに沿って延在し、第1方向Xは、第2方向Yとは異なり、すなわち、第1方向Xは、第2方向Yと交差する。好適に、又は任意に、第1方向Xは、第2方向Yと互いに直交する。
【0043】
具体的には、活性部材141は、ソース端1411及びドレイン端1412と、ソース端1411とドレイン端1412との間に接続される活性接続部材1414と、を含み、ソース端1411及びドレイン端1412は、それぞれ対応する走査線162の両側に位置し、活性接続部材1414は、少なくとも第3方向Zに沿って延在する。図2及び図3において、ソース端1411及びドレイン端1412がそれぞれ対応する走査線162の両側に位置するように、ベース11における活性接続部材1414の正投影とベースにおける走査線162の正投影とが交差し、ソース端1411及びドレイン端1412が対応する走査線162の一方側に位置することに比べて、第1方向X又は/及び第2方向Yにおけるサブ画素の幅を小さくすることができ、それにより、表示パネルの解像度を向上させることができる。
【0044】
具体的には、活性接続部材1414は、少なくとも第1方向X及び第2方向Yとは異なる第3方向Zに沿って延在する。すなわち、第3方向Zは、第1方向Xに対して傾斜し、第2方向Yに対して傾斜する。
【0045】
具体的には、走査線162と活性接続部材1414とがベース11に垂直な方向に積層して設けられる部位は、ゲート161であり、すなわち、ゲート161は、走査線162の一部であってもよいが、これに限定されず、例えば、ゲート161は、走査線162の突出又は延在する一部であってもよい。
【0046】
具体的には、活性接続部材1414は、少なくとも第3方向Zに沿って延在し、ドレイン端1412の少なくとも一部を隣接する二つのデータ線182の間に位置させることができ、それにより、ドレイン201を隣接する二つのデータ線182の間に位置させ、ドレイン端1412と電気的に接続することができ、それにより、表示パネル100の解像度が向上する。
【0047】
いくつかの実施例において、薄膜トランジスタ101は、単一ゲート構造である。
【0048】
具体的には、薄膜トランジスタ101は、単一ゲート構造であり、一つのゲートのみを有し、二つのゲート構造に比べて、サブ画素のサイズをより小さくすることができ、それにより、表示パネル100の解像度が向上する。
【0049】
具体的には、上記いずれかの表示パネル100において、薄膜トランジスタ101は、単一ゲート構造であり、すなわち、第1方向X又は/及び第2方向Yにおけるサブ画素の幅が小さくなるように、ベース11における活性接続部材1414の正投影とベースにおける走査線162の正投影とが一度交差し、それにより、表示パネルの解像度を向上させることができる。
【0050】
いくつかの実施例において、第3方向Zと第1方向Xとのなす角αは、5度以上15度以下である。
【0051】
具体的には、第3方向Zと第1方向Xとのなす角αが5度以上となるようにすることで、ベース11におけるドレイン端1412の正投影と、ベースにおけるドレイン201の正投影とが少なくとも部分的に重なるようにし、ドレイン201が後述する実施例で説明する第2貫通孔106を介してドレイン端1412と電気的に接続されることに便利である。
【0052】
いくつかの実施例において、第3方向Zと第1方向Xとのなす角αは、7度である。
【0053】
具体的には、第3方向Zと第1方向Xとのなす角αは、7度であることが好ましく、薄膜トランジスタ101の活性部材141が適切なアスペクト比のチャネル1413を有することを保証することができ、ドレイン201とドレイン端1412との良好な電気的接続性能を保証することもでき、高解像度表示パネルに好適である。
【0054】
いくつかの実施例において、上記いずれかの表示パネル100において、表示パネル100は、複数のサブ画素110を含み、複数のサブ画素110は、走査線162の両側にそれぞれ位置する第1サブ画素111と第2サブ画素112とを含み、第1サブ画素111の画素電極211と第2サブ画素112の画素電極211との間には、走査線162に対応して設けられる隙間113を有する。
【0055】
具体的には、第1サブ画素111の画素電極211と第2サブ画素112の画素電極211との間には、隙間113を有し、すなわち、第1サブ画素111の画素電極211と第2サブ画素112の画素電極211とは、対応し、又は隙間113において間隔をあけて設けられ、第1サブ画素111の画素電極211と第2サブ画素112の画素電極211とは、対応する走査線162の他方側に延在する必要はなく、カラーフィルム基板におけるブラックマトリックス(Black Matrix,BM)の遮蔽幅を小さくすることができ、それにより、開口率が向上し、表示パネルの解像度の向上に役立つことになる。
(実施例3)
【0056】
本実施例は、上記実施例のいずれかの表示パネル100と同一又は類似であり、表示パネル100の特徴をさらに限定する点で異なる。
【0057】
図1図4図5図6を参照して、図4は、本願の実施例に係る表示パネルの第2の部分断面概略図であり、図5は、本願の実施例に係る表示パネルの第3の部分断面概略図であり、図6は、本願の実施例に係る表示パネルの第4の部分断面概略図である。
【0058】
いくつかの実施例において、図1に示すように、表示パネル100は、ゲート絶縁層15、第1絶縁層17及び第2絶縁層19をさらに含む。ゲート絶縁層15は、半導体層14と第3金属層16との間に設けられ、第1絶縁層17は、第3金属層16と第1金属層18との間に設けられ、第2絶縁層19は、第1金属層18と第2金属層20との間に設けられ。ここで、表示パネル100は、ゲート絶縁層15及び第1絶縁層17を貫通する第1貫通孔105と、ゲート絶縁層15、第1絶縁層17及び第2絶縁層19とを貫通する第2貫通孔106と、をさらに含み、ソース181は、第1貫通孔105を介してソース端1411と電気的に接続され、ドレイン201は、第2貫通孔106を介してドレイン端1412と電気的に接続される。
【0059】
具体的には、第1絶縁層17及び第2絶縁層19の材料は、無機材料又は有機材料を含んでもよい。例えば、第1絶縁層17及び第2絶縁層19の材料は、窒化ケイ素又は/及び酸化ケイ素を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0060】
具体的には、ドレイン201は、第2貫通孔106を介してドレイン端1412と電気的に接続され、それにより、ドレイン201と薄膜トランジスタ101との電気的接続が実現される。
【0061】
いくつかの実施例において、図1に示すように、表示パネル100は、第1金属層18に設けられる第1電極層21と、第1電極層21に設けられる第4絶縁層22と、第4絶縁層22に設けられる第2電極層23と、をさらに含み、第1電極層21及び第2電極層23のうちの一つは、サブ画素110の画素電極211を含む。
【0062】
具体的には、表示パネル100が液晶表示パネルである場合、第1電極層21は、画素電極211を含んでもよく、第2電極層23は、共通電極231を含んでもよい。又は、表示パネル100が液晶表示パネルである場合、第1電極層21は、共通電極を含んでもよく、第2電極層23は、画素電極を含んでもよい。この二つの場合は、いずれも、上記実施例における有益な効果を有する。
【0063】
いくつかの実施例において、図1図4及び図5に示すように、第1電極層21は、ドレイン201に直接接続されるサブ画素の画素電極211を含む。
【0064】
具体的には、第1電極層21は、ドレイン201に直接接続されるサブ画素の画素電極211を含み、このとき、第2金属層20を製造した後に第1電極層21を直接製造することができ、第1電極層21と第2金属層20との間に絶縁層を設ける必要はなく、プロセスを簡略化できるという効果を奏する。
【0065】
いくつかの実施例において、図5に示すように、表示パネル100は、第2絶縁層19と第2金属層20との間に設けられる第3絶縁層25をさらに含み、第2絶縁層19は、有機材料であり、第3絶縁層25は、無機材料であり、第2貫通孔106は、第3絶縁層25をさらに貫通する。
【0066】
具体的には、第3絶縁層25は、第2絶縁層19と第2金属層20との間に設けられ、第2絶縁層19は、有機材料であり、第3絶縁層25は、無機材料であり、第2貫通孔106の形成プロセスにおいて、第3絶縁層25と第2絶縁層19とが同一プロセスにおいてエッチングされ、第3絶縁層25は、第2絶縁層19を保護する役割を果たし、有機材料である第2絶縁層19がオーバーエッチングされるのを防止し、アンダーカット(Undercut)構造の形成を回避し、ドレイン201とドレイン端1412との接続信頼性を向上させることができる。
【0067】
いくつかの実施例において、図5に示すように、表示パネル100は、第2絶縁層19と第3絶縁層25との間に設けられる第3電極層26をさらに含み、第3電極層26は、画素電極211と少なくとも部分的に重なる複数の蓄積電極261を含む。
【0068】
具体的には、蓄積電極261と画素電極211とが少なくとも部分的に重なり、すなわち、ベース11における蓄積電極261の正投影と、ベース11における画素電極211の投影とが少なくとも部分的に重なる。
【0069】
具体的には、高解像度の表示パネルにおける画素電極211と共通電極とが重なる面積が小さく、蓄積容量が不十分であるため、画素電極211と少なくとも部分的に重なる複数の蓄積電極261を含む第3電極層26が設けられることで、高解像度の表示パネルにおける蓄積容量を大きくすることができ、画素電極211の充電後の電圧安定性が向上し、表示効果が向上する。
【0070】
いくつかの実施例において、第2金属層20の厚さは、3500オングストローム以上である。
【0071】
具体的には、第2貫通孔106は、多くの膜層を貫通しており、大きな深さを有し、第2金属層20の厚さは、3500オングストローム以上であり、第2金属層20は、ある程度、第2貫通孔106を充填又は平らに埋める役割を果たし、後述する画素電極211などの膜層に平坦な担持界面を提供することができる。
【0072】
いくつかの実施例において、表示パネル100は、第2貫通孔106に対応する部位における第1電極層21、第4絶縁層22及び第2電極層23の凹みによって形成される第1盲孔107と、少なくとも第1盲孔107に充填される有機材料である第5絶縁層24と、をさらに含む。
【0073】
具体的には、第1電極層21、第4絶縁層22及び第2電極層23の膜層が薄く、第2貫通孔106に対応する部位における第1電極層21、第4絶縁層22及び第2電極層23の凹みによって第1盲孔107が形成され、有機材料である第5絶縁層24が設けられ、第5絶縁層24は、第1盲孔107を平らに埋めることができ、表示パネル100が液晶表示パネルである場合、第5絶縁層24に設けられる液晶層301に平坦な界面を提供し、表示パネル100の液晶ケース厚の均一性を維持するのに役立つことになる。
【0074】
いくつかの実施例において、図6に示すように、表示パネル100は、基板31と、基板31に設けられる支持柱32とを含むカラーフィルム基板30をさらに含み、支持柱32は、基板31とベース11との間に位置し、ベース11における支持柱32の正投影とベース11における第5絶縁層24の正投影とが重ならない。
【0075】
具体的には、第5絶縁層24が有機材料であるため、第5絶縁層24の厚さは、ある程度変動し、ベース11における支持柱32の正投影とベース11における第5絶縁層24の正投影とが重ならないようにすることで、表示パネル100の液晶ケース厚の不均一性を回避することができる。
【0076】
なお、上記実施例のいずれかの表示パネル100において、表示パネル100は、表示領域AAと、表示領域AAを少なくとも部分的に取り囲む非表示領域BBとを含んでもよく、上記実施例における薄膜トランジスタ101は、表示領域AAに設けられてもよく、非表示領域BBに設けられてもよい。第3金属層16、第1金属層18、第2金属層20、第1電極層21及び第2電極層23などは、非表示領域BBにおいて同時に配線、接続電極、ブリッジ電極などとして機能してもよく、例えば、第3金属層16は、共通配線163を含み、第2金属層20は、接続電極202を含み、第2電極層23は、接続電極202を介して共通配線163と電気的に接続される周辺共通電極232を含み、ここでは限定されない。
【0077】
なお、上記実施例のいずれかの表示パネル100において、第1貫通孔105を形成する際に、第1貫通孔105に対応する第1絶縁層17の部位は全てエッチングされ、第2貫通孔106に対応する第1絶縁層17の部位は、一部のみエッチングされ、ドレイン端1412を保護するために、第2貫通孔106に対応する第1絶縁層17の部位は、一部保留される。また、第2貫通孔106を形成する際に、第1絶縁層17の保留された部分、第2貫通孔106に対応する第2絶縁層19の部位は、同時にエッチングされ、又は、第1絶縁層17の保留された部分、第2貫通孔106に対応する第2絶縁層19及び第3絶縁層25の部位は、同時にエッチングされる。
(実施例4)
【0078】
図7を参照して、図7は、本願の実施例に係る表示端末の概略図である。
【0079】
本願の実施例によれば、上述した実施例のいずれかに記載の表示パネル100を含む表示端末1000がさらに提供される。
【0080】
具体的には、表示端末1000は、携帯電話、ノートパソコン及びテレビなどであってもよく、表示パネル100と一体に組み合わされた端末本体1001を含んでもよい。端末本体1001は、表示端末1000の外筐などの構造及び部材であってもよい。
【0081】
以上、本願の実施例に係る表示パネル及び表示端末について詳細に説明し、本明細書では本願の原理及び実施形態を具体的な例を適用して説明した。以上の実施例の説明は、本願の方法及びそのコア思想の理解を助けるものであると同時に、当業者にとっては、本願の思想に基づき、具体的な実施形態及び適用範囲のいずれにも変更点があり、以上により、本明細書の内容は、本願の制限と解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】