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特表2024-529627シングルペアイーサネットカプラ及びアダプタ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】シングルペアイーサネットカプラ及びアダプタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 31/06 20060101AFI20240801BHJP
   H01R 13/506 20060101ALI20240801BHJP
   H01R 13/6581 20110101ALI20240801BHJP
【FI】
H01R31/06 M
H01R13/506
H01R13/6581
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024503456
(86)(22)【出願日】2022-07-15
(85)【翻訳文提出日】2024-01-18
(86)【国際出願番号】 US2022037265
(87)【国際公開番号】W WO2023014485
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】17/392,979
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507202736
【氏名又は名称】パンドウィット・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン・エス・ノヴァク
(72)【発明者】
【氏名】サティシュ・アイ・パテル
(72)【発明者】
【氏名】ローマン・ジェイ・チャーノーヴィック
【テーマコード(参考)】
5E021
5E087
【Fターム(参考)】
5E021FA03
5E021FB13
5E021FC19
5E021LA09
5E021LA15
5E087EE07
5E087FF03
5E087HH04
5E087QQ01
5E087RR25
(57)【要約】
電気カプラは、第1及び第2のハウジング半部と、第1及び第2のハウジング半部内に保持された第1及び第2のコンタクトとを有する。第1のハウジング半部は、第2のハウジング半部と同一であり、第1のコンタクトは、第2のコンタクトと同一である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気カプラであって、
第1及び第2のハウジング半部と、
前記第1及び第2のハウジング半部内に保持された第1及び第2のコンタクトであって、前記第1のハウジング半部は前記第2のハウジング半部と同一であり、前記第1のコンタクトは前記第2のコンタクトと同一である、前記第1及び第2のコンタクトと、
を含む、前記電気カプラ。
【請求項2】
前記第1のコンタクトは前記第2のコンタクトに対して180°回転されている、請求項1に記載の電気カプラ。
【請求項3】
前記第1及び第2のハウジング半部のそれぞれは、前記ハウジングの第1の側に近接する前記ハウジング半部の背面から突出するラッチと、前記ハウジングの第2の側に配置されたキャッチとを有し、前記第1の側は前記第2の側の反対側であり、さらに、前記第1のハウジング半部の前記ラッチは、前記第2のハウジング半部の前記キャッチと嵌合するように構成され、前記第2のハウジング半部の前記ラッチは、前記第1のハウジング半部の前記キャッチと嵌合するように構成されている、請求項1に記載の電気カプラ。
【請求項4】
前記第1及び第2のコンタクトのそれぞれは、第1及び第2の90°湾曲部を有する、請求項1に記載の電気カプラ。
【請求項5】
前記第1及び第2のハウジング半部を囲むシールドラップをさらに含む、請求項1に記載の電気コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は全般的に、電気カプラ及びアダプタに関し、より具体的には、シングルペアイーサネットシステム用の電気カプラ及びアダプタに関する。
【背景技術】
【0002】
シングルペアイーサネット(SPE)構造化ケーブル配線により、メディアアクセス制御の簡易化が可能になり、極性反転のリスクがなくなり、全体的な終端処理労力が軽減される。SPEケーブル配線解決策は、ビルディングオートメーション開発の中心部分となることが予想され、顧客のニーズを満たすためにはケーブル配線解決策の拡張が必要である。
【0003】
必要なのは、2つの既存のSPEプラグを互いに接続して、2本の短距離通信ケーブルを1本の長距離通信ケーブルに変えることができる2つのメスポートを備えたカプラデバイスとともに、SPEカプラを収容できて、これを、PanduitMini-Com取り付けインターフェースを有する通信ハードウェアに取り付ける能力を提供できる固定モジュールである。
【発明の概要】
【0004】
電気カプラは、第1及び第2のハウジング半部と、第1及び第2のハウジング半部内に保持された第1及び第2のコンタクトとを有する。第1のハウジング半部は、第2のハウジング半部と同一であり、第1のコンタクトは、第2のコンタクトと同一である。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】通信チャネルの等角図である。
図2図1の通信チャネルの分解組立図である。
図3】シングルペアイーサネット(SPE)カプラの分解組立図である。
図4図3のSPEカプラの分解下面図である。
図5図3のSPEカプラの下面図である。
図6図3のSPEカプラの正面図である。
図7】SPEカプラの代替的な実施形態の回転させた側面図である。
図8】通信システムの等角図である。
図9図8の通信システムの分解組立図である。
図10図8の通信システムの回転させた分解組立図である。
図11】シングルポートカプラアセンブリの等角図である。
図12図11のシングルポートカプラアセンブリの回転させた等角図である。
図13図11のシングルポートカプラアセンブリの背面分解組立図である。
図14図11のシングルポートカプラアセンブリの回転させた背面分解組立図である。
図15】2ポートカプラアセンブリの等角図である。
図16図15の2ポートカプラアセンブリの回転させた等角図である。
図17図15の2ポートカプラアセンブリの背面分解組立図である。
図18図15の2ポートカプラアセンブリの回転させた背面分解組立図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、通信チャネル10の等角図であり、SPEカプラ16によって接続されたSPEプラグ14に終端された2本のSPEケーブル12が含まれる。通信チャネル10は、キャビネット、ラック、ゾーンエンクロージャ、及び他のこのような基礎構造内に配置することができる。
【0007】
図2は、通信チャネル10の分解組立図であり、SPEプラグ14がSPEカプラ16から取り外されている。
【0008】
図3は、SPEカプラ16の分解組立図であり、カプラハウジング18及び18、コンタクト20及び20、及びシールドラップ22が含まれる。図4は、SPEカプラ16の分解下面図である。シールドラップ22は開放位置に示している。カプラハウジング18及び18は同一である。コンタクト20及び20は同一である。コンタクト20は、コンタクト20上の湾曲部26がカプラハウジング18上の停止面28にあうまで、カプラハウジング18の開口部24内にスライドされる。カプラハウジング18上のラッチ30は、カプラハウジング18上のキャッチ32に接続する。同様に、カプラハウジング18上のラッチ30は、カプラハウジング18上のキャッチ32に接続する。突起34は、カプラハウジング18及び18を組み立てるときにポケット36内に収まって、2つのハウジングの位置合わせを助ける。
【0009】
シールドラップ22は、組み立てられたカプラハウジング18の上部に置かれている。シールドラップ22が、組み立てられたカプラハウジング18上に置かれると、クリンプフランジ40上のルーバ38が、シールドラップ22のフランジ44上の窓42に嵌まり込む。この動作によって、シールドラップ22が閉鎖位置に保持される。シールドラップ22は、IEC及びTIA仕様に決められた要求性能を満たすことを助けるようにデザインされている。シールドラップ22上のワイピングタブ46は、IEC寸法仕様を満たすために、カプラハウジング18上の開放スロット54とはまる。SPEカプラ16のシールドラップ22上にあるワイピングタブ46は、通信チャネル10の全体にわたって結合を形成するように、SPEプラグ14と接触する。コンタクト20は、ケーブル配線解決策を拡張するための連続的な接続を形成するために、SPEプラグ14の上部ワイヤからSPEプラグ14の上部ワイヤへと信号をルーティングする。同様に、コンタクト20は、ケーブル配線解決策を拡張するための連続的な接続を形成するために、SPEプラグ14の下部ワイヤからSPEプラグ14の下部ワイヤへと信号をルーティングする。
【0010】
図5は、SPEカプラ16の下面図である。SPEカプラ16のカプラハウジング18の底部上にあるラッチ48及びストップエッジ50は、実装後にSPEカプラ16を所定の位置に固定するようにデザインされた任意の数の固定モジュール内にSPEカプラ16を固定するようにデザインされている。これらのモジュールは、キャビネット、ラック、ゾーンエンクロージャ、及び他のこのような基礎構造内に配置することができる。
【0011】
図6は、SPEカプラ16の正面図である。グラウンディングタブ52は、実装後にSPEカプラ16を所定の位置に固定しかつ通信システムの全体にわたって結合をもたらすようにデザインされた、任意の数の固定モジュールと相互作用するようにデザインされている。SPEカプラ16は、IEC 63171-1に記載されている固定コネクタの寸法基準を満たすようにデザインされており、その結果、SPEプラグ14の適切な挿入が可能になる。
【0012】
図7は、SPEカプラ60の代替的な実施形態の回転させた側面図である。SPEカプラ60は、前述したSPEカプラ16と同じ方法で組み立てられて機能する。SPEカプラ60は、カプラハウジング62、コンタクト20(図示せず)、及びシールドラップ64を含む。この代替的な実施形態は、実装後にSPEカプラ60を所定の位置に固定するようにデザインされた任意の数の固定モジュール内にSPEカプラ60を固定するために、ラッチ68及びストップエッジ70をカプラハウジング62の上部、底部、または両方に位置決めできるように、カプラハウジング62を形成することができることを示している。これにより、SPEカプラ60を上方または下方に向けて設置することができる。これらのモジュールは、キャビネット、ラック、ゾーンエンクロージャ、及び他のこのような基礎構造内に配置することができる。またSPEカプラ60は、実装後にSPEカプラ60を所定の位置に固定しかつ通信システムの全体にわたって結合をもたらすようにデザインされた任意の数の固定モジュールと相互作用するために、シールドラップ64上のグラウンディング特徴部66をシールドラップ64の側面に配置できることを示すことによって、代替的な結合を示す。
【0013】
図8は、通信システム110の等角図であり、SPEプラグ114に終端されたSPEケーブル112、シングルポートカプラアセンブリ118、2ポートカプラアセンブリ120、及び通信ハードウェア122が含まれる。通信ハードウェア122は、図8ではパッチパネルとして例示しているが、可能な通信ハードウェアの例は、限定することなく、モジュラーパッチパネル、壁フェースプレート、表面実装ボックス、Mini-Comインターフェースアダプタなどとすることができる。
【0014】
図9は、通信システム110の分解組立図である。図10は、通信システム110の回転させた分解組立図である。シングルポートカプラアセンブリ118は、SPEカプラ116と、シングルポートMini-Comアダプタ124とを含む。2ポートカプラアセンブリ120は、SPEカプラ116と、2ポートMini-Comアダプタ126とを含む。シングルポートMini-Comアダプタ124と2ポートMini-Comアダプタ126とは、通信ハードウェア122上のMini-Comポート開口部128にフィットする機能がある。シングルポートMini-Comアダプタ124及び2ポートMini-Comアダプタ126上のポケット130が、通信ハードウェア122の突起132上に配置される。その後、シングルポートMini-Comアダプタ124及び2ポートMini-Comアダプタ126は、前方に回転する。これは、角切り欠き部134が通信ハードウェア122上の位置決めジオメトリ136に接触し、通信ハードウェア122上のラッチ137が、シングルポートMini-Comアダプタ124及び2ポートMini-Comアダプタ126の後縁部138と引っかけて、シングルポートMini-Comアダプタ124及び2ポートMini-Comアダプタ126を使用中に所定の位置に保持するまで続く。
【0015】
図11は、シングルポートカプラアセンブリ118の等角図である。図12は、シングルポートカプラアセンブリ118の回転させた等角図である。シングルポートMini-Comアダプタ124は、表面実装ボックス及び他のこのような機器内への取り付けに適応するためのポケット40及びノッチ142を有する。
【0016】
図13は、シングルポートカプラアセンブリ118の背面分解組立図である。図14は、シングルポートカプラアセンブリ118の回転させた背面分解組立図である。SPEカプラ116上のラッチ144は、シングルポートMini-Comアダプタ124のポケット146内に固定する。シングルポートMini-Comアダプタ124上のサポートリブ148は、組み立て後にSPEカプラ116を所定の位置に保持するのを助ける。シングルポートMini-Comアダプタ124上のグラウンディングリブ150は、シングルポートMini-Comアダプタ124がダイカスト材料から形成されている場合に、完全に結合されたコンポーネントを形成するためにSPEカプラ116上のグラウンディングタブ152と接触するようにデザインされている。これにより、通信ハードウェア122がSTPアプリケーション用にデザインされている場合に、シングルポートMini-Comアダプタ124を通信ハードウェア122と完全に結合させることもできる。
【0017】
図15は、2ポートカプラアセンブリ120の等角図である。図16は、2ポートカプラアセンブリ120の回転させた等角図である。2ポートMini-Comアダプタ126は、表面実装ボックス及び他のこのような機器内への取り付けに適応するためのポケット154及びノッチ156を有する。
【0018】
図17は、2ポートカプラアセンブリ120の背面分解組立図である。図18は、2ポートカプラアセンブリ120の回転させた背面分解組立図である。2ポートMini-Comアダプタ126は、2つのMini-Comジャックポートのスペース内に収まるようにデザインされており、3つのSPEカプラ116を取り付けることができる。その結果、同じスペース内で2つのシングルポートMini-Comアダプタ124を使用する場合(図8)よりも、大きなSPEケーブル密度が得られる。SPEカプラ116上のラッチ144は、2ポートMini-Comアダプタ126のポケット158内に固定する。2ポートMini-Comアダプタ126上のサポートリブ160は、組み立て後にSPEカプラ116を所定の位置に保持するのを助ける。2ポートMini-Comアダプタ126上のグラウンディングリブ162は、2ポートMini-Comアダプタ126がダイカスト材料から形成されている場合に、完全に結合されたコンポーネントを形成するためにSPEカプラ116上のグラウンディングタブ152と接触するようにデザインされている。これにより、通信ハードウェア122がSTPアプリケーション用にデザインされている場合に、2ポートMini-Comアダプタ126を通信ハードウェア122と完全に結合させることもできる。
【0019】
典型的な実施形態について前述したが、これらの実施形態が本発明のすべての可能な形態を説明することは意図されていない。むしろ、本明細書で使用した用語は限定ではなく説明の用語であり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく種々の変形を行ってもよいことが理解される。さらに、種々の実施する実施形態の特徴を組み合わせて、本発明のさらなる実施形態を形成してもよい。
【符号の説明】
【0020】
10 通信チャネル
12 SPEケーブル
14 SPEプラグ
16 SPEカプラ
18 カプラハウジング
20 コンタクト
22 シールドラップ
24 開口部
26 湾曲部
28 停止面
30 ラッチ
32 キャッチ
34 突起
36 ポケット
38 ルーバ
40 ポケット
40 クリンプフランジ
42 窓
44 フランジ
46 ワイピングタブ
48 ラッチ
50 ストップエッジ
52 グラウンディングタブ
54 開放スロット
60 SPEカプラ
62 カプラハウジング
64 シールドラップ
66 グラウンディング特徴部
68 ラッチ
70 ストップエッジ
110 通信システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【国際調査報告】