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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】空調機
(51)【国際特許分類】
   F24F 13/20 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
F24F1/0007 401B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508409
(86)(22)【出願日】2022-08-31
(85)【翻訳文提出日】2024-02-07
(86)【国際出願番号】 CN2022116334
(87)【国際公開番号】W WO2023030413
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111015969.2
(32)【優先日】2021-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111350316.X
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111013190.7
(32)【優先日】2021-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111348273.1
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519351934
【氏名又は名称】寧波奥克斯電気股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】NINGBO AUX ELECTRIC CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】NO.1166, North Mingguang RD, Jiangshan Town,Yinzhou District, Ningbo City, Zhejiang Province, 315191, China
(71)【出願人】
【識別番号】519284458
【氏名又は名称】奥克斯空調股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Aux AIR CONDITIONER CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】No.1166,North Mingguang RD,Jiangshan Town, Yinzhou District,Ningbo City,Zhejiang Province,315191,China
(74)【代理人】
【識別番号】100134636
【弁理士】
【氏名又は名称】金高 寿裕
(74)【代理人】
【識別番号】100114904
【弁理士】
【氏名又は名称】小磯 貴子
(72)【発明者】
【氏名】李 松
(72)【発明者】
【氏名】袁 科杰
(72)【発明者】
【氏名】夏 治新
(72)【発明者】
【氏名】牛 天威
(72)【発明者】
【氏名】孫 品品
(72)【発明者】
【氏名】呉 佳釘
(72)【発明者】
【氏名】陳 偉
【テーマコード(参考)】
3L051
【Fターム(参考)】
3L051BG06
3L051BJ10
(57)【要約】
本発明はエアコンの技術分野に関し、具体的に空調機に関し、該空調機は中間フレーム、導風ドア、駆動機構及びラッチアセンブリを備え、導風ドアは外側ガイド軸を備え、駆動機構は駆動輪を備え、外側ガイド軸はラッチアセンブリ及び駆動輪の少なくとも1つに取り外し可能に接続され、駆動輪は、ラッチアセンブリを介して外側ガイド軸を駆動して三者の同軸回転を実現することができ、本技術案は、ラッチアセンブリが駆動輪と外側ガイド軸を接続する接続部品と伝動部品の両方として機能することにより、駆動輪が回転する場合にラッチアセンブリによって動力を外側ガイド軸に伝達することができ、これにより、導風ドアの回転を実現し、ラッチアセンブリは、駆動輪及び外側ガイド軸に接続作用を提供できるとともに、伝動作用を提供できるため、駆動輪と外側ガイド軸の接続及び伝動嵌合を同時に完了でき、駆動機構の構造の簡略化を容易にし、従来技術における導風ドアの駆動装置の構造が複雑であるという問題を改善する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調機であって、中間フレーム(1)、導風ドア(2)、駆動機構(3)及びラッチアセンブリ(4)を備え、
前記導風ドア(2)は、前記中間フレーム(1)と回転可能に嵌合されるように構成される外側ガイド軸(21)を備え、
前記駆動機構(3)は、回転して動力を出力するように構成される駆動輪(31)を備え、
前記外側ガイド軸(21)は前記ラッチアセンブリ(4)を介して前記駆動輪(31)に接続され、且つ前記ラッチアセンブリ(4)は前記外側ガイド軸(21)及び前記駆動輪(31)の少なくとも一方に取り外し可能に接続され、前記駆動輪(31)は、前記ラッチアセンブリ(4)を介して前記外側ガイド軸(21)を駆動して三者の同軸回転を実現することができる、ことを特徴とする空調機。
【請求項2】
前記ラッチアセンブリ(4)は、前記外側ガイド軸(21)及び前記駆動輪(31)のいずれも取り外し可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項3】
前記ラッチアセンブリ(4)はラッチ(41)及び取付台(42)を備え、前記取付台(42)は前記中間フレーム(1)に固定して取り付けられ、前記ラッチ(41)は前記取付台(42)に取り付けられ、且つその軸方向に沿って前記取付台(42)に対してスライド可能であり、前記ラッチ(41)の一端が前記駆動輪(31)に嵌合され、他端が前記外側ガイド軸(21)に嵌合される、ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項4】
前記ラッチアセンブリ(4)は少なくとも1つのスリーブ(43)を備え、前記ラッチ(41)は前記スリーブ(43)内に取り付けられる、ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項5】
前記ラッチ(41)の外部に弾性部品(44)が外装される、ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項6】
前記ラッチ(41)の周面に環状台(45)が設置され、前記弾性部品(44)の一端は前記環状台(45)に当接し、他端は前記駆動機構(3)に当接している、ことを特徴とする請求項5に記載の空調機。
【請求項7】
前記ラッチ(41)は前記外側ガイド軸(21)と同軸に設置され、前記外側ガイド軸(21)の端面に伝動孔(213)が開けられ、前記ラッチ(41)は、前記伝動孔(213)内に挿入し、前記伝動孔(213)と嵌合される、ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項8】
前記ラッチ(41)は、前記伝動孔(213)と嵌合するための第1嵌合部(411)を備え、前記第1嵌合部(411)は多角柱状であり、前記伝動孔(213)は多角形孔であり、前記第1嵌合部(411)の形状は前記伝動孔(213)の形状にマッチングする、ことを特徴とする請求項7に記載の空調機。
【請求項9】
前記取付台(42)は位置決め部(421)、取付部(422)及び当接部(423)を備え、前記中間フレーム(1)に止めブロック(13)及びねじ孔(14)が設置され、前記ラッチ(41)は前記取付部(422)内に設置され、前記当接部(423)は前記止めブロック(13)に当接し、前記位置決め部(421)に貫通孔(424)が開けられ、前記ねじ孔(14)は前記貫通孔(424)のねじに嵌合される、ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項10】
前記止めブロック(13)に係合溝(131)が開けられ、前記当接部(423)は前記係合溝(131)内に挿入し、前記係合溝(131)に嵌合される、ことを特徴とする請求項9に記載の空調機。
【請求項11】
前記取付部(422)は環状であり、前記位置決め部(421)と前記当接部(423)の両方は前記取付部(422)の周面に設置され、前記位置決め部(421)と前記取付部(422)の軸心を結ぶ線と、前記当接部(423)と前記取付部(422)の軸心を結ぶ線は、予め設定された角度で設置される、ことを特徴とする請求項9に記載の空調機。
【請求項12】
前記予め設定された角度の範囲は90°~150°である、ことを特徴とする請求項11に記載の空調機。
【請求項13】
前記ラッチ(41)の軸方向長さの少なくとも4分の1にスリーブ(43)が外装される、ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項14】
前記駆動輪(31)の中央部に組立孔(311)が開けられ、前記ラッチ(41)は前記組立孔(311)内に取り付けられる、ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
【請求項15】
前記ラッチ(41)は前記組立孔(311)と嵌合するための第2嵌合部(412)を備え、前記第2嵌合部(412)は多角柱状であり、前記組立孔(311)は多角形孔であり、前記第2嵌合部(412)の形状は前記組立孔(311)の形状にマッチングする、ことを特徴とする請求項14に記載の空調機。
【請求項16】
前記空調機はエンドカバーを備え、前記中間フレーム(1)の端部に取付溝(6)があり、エンドカバーは前記取付溝(6)を被覆し、前記駆動機構(3)は駆動ボックス(32)を備え、前記駆動輪(31)は前記駆動ボックス(32)内に回転可能に取り付けられ、前記駆動ボックス(32)の一部が前記取付溝(6)内に取り付けられ、且つ前記駆動ボックス(32)は前記中間フレーム(1)の外壁に貼り合わせられる、ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項17】
前記取付溝(6)の側壁に切欠き(65)が開けられ、前記駆動ボックス(32)は取付部(321)及び駆動部(322)を備え、前記取付部(321)は前記取付溝(6)の底壁に接続され、前記駆動部(322)は前記取付部(321)に接続され、前記切欠き(65)から前記取付溝(6)の外側に突出し、前記駆動部(322)は、前記駆動輪(31)を備え、前記導風ドア(2)を回転駆動する、ことを特徴とする請求項16に記載の空調機。
【請求項18】
前記中間フレーム(1)の長さ方向に沿った前記切欠き(65)の両側には第1接続部品(651)及び第2接続部品(652)がそれぞれ設置され、前記第1接続部品(651)と前記第2接続部品(652)の両端はいずれも前記中間フレーム(2)に接続され、周囲が閉鎖された切欠き(65)を形成する、ことを特徴とする請求項17に記載の空調機。
【請求項19】
前記切欠き(65)の前記中間フレーム(1)の長さ方向に沿った幅は、前記第1接続部品(651)から前記取付溝(6)の底壁までの距離に等しい、ことを特徴とする請求項18に記載の空調機。
【請求項20】
前記駆動機構(3)は駆動ボックス(32)及び駆動モーター(33)を備え、前記駆動輪(31)は前記駆動ボックス(32)内に取り付けられ、前記駆動ボックス(32)内には前記駆動輪(31)で構成されるギアアセンブリ(34)がさらに設けられ、前記ギアアセンブリ(34)の一端は前記駆動モーター(33)の出力軸に接続され、他端は前記駆動輪(31)を介して前記ラッチアセンブリ(4)に伝動接続される、ことを特徴とする請求項2~19のいずれか1項に記載の空調機。
【請求項21】
前記ギアアセンブリ(34)は第1ギア(341)、第2ギア(342)及び駆動輪(31)を備え、前記第1ギア(341)は前記駆動モーター(33)の出力軸に設けられ、前記第2ギア(342)は前記第1ギア(341)及び前記駆動輪(31)とそれぞれ噛み合う、ことを特徴とする請求項20に記載の空調機。
【請求項22】
前記駆動ボックス(32)は取付フレーム(35)をさらに備え、前記取付フレーム(35)は前記取付溝(6)の底壁に接続される、ことを特徴とする請求項20に記載の空調機。
【請求項23】
前記ギアアセンブリ(34)は前記取付フレーム(35)内に取り付けられる、ことを特徴とする請求項22に記載の空調機。
【請求項24】
前記駆動モーター(33)は前記取付フレーム(35)に取り付けられる、ことを特徴とする請求項22に記載の空調機。
【請求項25】
前記取付フレーム(35)は台座(351)及びギアカバー(352)を備え、前記ギアカバー(352)は前記台座(351)に係接され、前記ギアアセンブリ(34)が前記台座(351)と前記ギアカバー(352)との間に挟持される、ことを特徴とする請求項22に記載の空調機。
【請求項26】
前記取付溝(6)の底壁に少なくとも2つの第1ねじ孔(61)が開けられ、前記取付フレーム(35)に少なくとも2つの第2ねじ孔(62)が開けられ、前記第1ねじ孔(61)は前記第2ねじ孔(62)にねじで接続される、ことを特徴とする請求項22に記載の空調機。
【請求項27】
少なくとも2つの前記第2ねじ孔(62)は前記取付フレーム(35)の対向した両側に位置する、ことを特徴とする請求項26に記載の空調機。
【請求項28】
前記取付フレーム(35)に少なくとも2つの第3ねじ孔が開けられ、前記駆動モーター(33)に少なくとも2つの第4ねじ孔(64)が開けられ、第3ねじ孔は前記第4ねじ孔(64)にねじで接続される、ことを特徴とする請求項22に記載の空調機。
【請求項29】
少なくとも2つの前記第4ねじ孔(64)は前記駆動モーター(33)の対向した両側に位置する、ことを特徴とする請求項28に記載の空調機。
【請求項30】
前記中間フレーム(1)に吹出口(11)が開けられ、前記外側ガイド軸(21)の軸方向は前記吹出口(11)の長さ方向と同じであり、前記外側ガイド軸(21)の長さと前記吹出口(11)の長さとの差の範囲は-40mm~30mmである、ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項31】
前記外側ガイド軸(21)に第1端面(211)及び第2端面(212)が対向して設置され、前記吹出口(11)に第1側壁(111)及び第2側壁(112)が対向して設置され、前記第1端面(211)と前記第1側壁(111)との間隔は前記第2端面(212)と前記第2側壁(112)との間隔に等しい、ことを特徴とする請求項30に記載の空調機。
【請求項32】
前記第1端面(211)及び前記第2端面(212)の両方は前記第1側壁(111)と前記第2側壁(112)との間に設置され、前記第1端面(211)と前記第1側壁(111)との最大間隔は20mmである、ことを特徴とする請求項31に記載の空調機。
【請求項33】
前記第1側壁(111)及び前記第2側壁(112)の両方は前記第1端面(211)と前記第2端面(212)との間に設置され、前記第1側壁(111)と前記第1端面(211)との最大間隔は15mmである、ことを特徴とする請求項31に記載の空調機。
【請求項34】
前記第1端面(211)は前記第1側壁(111)と面一であり、且つ前記第2端面(212)は前記第2側壁(112)と面一である、ことを特徴とする請求項31に記載の空調機。
【請求項35】
前記外側ガイド軸(21)は前記吹出口(11)の上方に設置される、ことを特徴とする請求項30に記載の空調機。
【請求項36】
前記中間フレーム(1)の外面に回転溝(12)が開けられ、前記回転溝(12)は前記外側ガイド軸(21)の軸方向に沿って延設され、前記外側ガイド軸(21)は前記回転溝(12)内に設置され、前記回転溝(12)は前記外側ガイド軸(21)を制限する、ことを特徴とする請求項30に記載の空調機。
【請求項37】
前記導風ドア(2)の前記外側ガイド軸(21)の軸方向における長さは前記中間フレーム(1)の前記外側ガイド軸(21)の軸方向における長さに等しい、ことを特徴とする請求項30に記載の空調機。
【請求項38】
前記駆動輪(31)はギア又はプーリーである、ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、下記の中国特許出願の優先権を主張しており、その全内容が援用により本願に組み込まれている。
出願日:2021.08.31 出願番号:202111015969.2 名称:導風ドアアセンブリ及び空調機、
出願日:2021.11.15 出願番号:202111350316.X 名称:導風装置及び空調機、
出願日:2021.08.31 出願番号:202111013190.7 名称:室内機、
出願日:2021.11.15 出願番号:202111348273.1 名称:エアコンシェル及び空調機。
【0002】
本発明はエアコンの技術分野に関し、具体的には、空調機に関する。
【背景技術】
【0003】
空調機の需要が高まるにつれ、空調機の品質及び使用体験に対する消費者のニーズも高まっている。
【0004】
従来技術では、導風ドアの導風効果の改善を向上させるために、導風ドアの取付位置を調整する必要があり、導風ドアの取付位置を調整すると同時に、導風ドアを駆動する駆動装置を調整する必要があり、しかし、従来技術において、導風ドアの駆動装置は、通常、構造が複雑であり、着脱が困難であり、その結果、導風ドアと駆動装置との組立効率が非常に低く、そして駆動効果が悪く、導風ドアの導風効果に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術における欠陥に対し、本発明は、導風ドアの駆動装置の構造を簡略化し、導風ドアと駆動装置との組立効率を向上させる空調機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本発明は空調機を提供し、該空調機は、中間フレーム、導風ドア、駆動機構及びラッチアセンブリを備え、
導風ドアは外側ガイド軸を備え、外側ガイド軸は中間フレームと回転可能に嵌合されるように構成され、
駆動機構は駆動輪を備え、駆動輪は回転して動力を出力するように構成され、
外側ガイド軸はラッチアセンブリを介して駆動輪に接続され、且つラッチアセンブリは外側ガイド軸及び駆動輪の少なくとも一方に取り外し可能に接続され、駆動輪は、ラッチアセンブリを介して外側ガイド軸を駆動して三者の同軸回転を実現することができる。
【0007】
従来技術に比べて本発明に係る空調機は以下の有益な効果を有する。
【0008】
該空調機では、ラッチアセンブリが、駆動輪と外側ガイド軸を接続する接続部品と伝動部品の両方として機能することにより、駆動輪が回転する場合にラッチアセンブリによって動力を外側ガイド軸に伝達することができ、導風ドアの回転を実現できる。ラッチアセンブリは、駆動輪及び外側ガイド軸に接続作用を提供できるとともに、伝動作用を提供できるため、駆動輪と外側ガイド軸の接続及び伝動嵌合を同時に完了でき、駆動機構の構造の簡略化を容易にし、従来技術における導風ドアの駆動装置の構造が複雑であるという問題を改善する。
【0009】
これに基づき、駆動機構の構造が簡単であるため、駆動機構と導風ドアとの組立難易度を低減させ、空調機の組立効率を向上させることができる。また、駆動輪、外側ガイド軸及びラッチアセンブリを同軸回転するように組み立てることにより、外側ガイド軸、駆動輪及びラッチアセンブリの同軸精度を向上させることができ、これにより、駆動輪が回転する過程で導風ドアを安定して回転駆動できることを確保し、更に導風効果を向上させる。
【0010】
上述したように、該空調機の構造は、導風ドアの駆動装置の構造が複雑で、空調機の組立効率が低く、導風ドアの導風効果が悪いという従来技術における技術的課題を改善することができる。
【0011】
選択的に、ラッチアセンブリは、外側ガイド軸及び駆動輪のいずれも取り外し可能に接続され、これにより、組立難易度を低減させ、組立効率を向上させることができる。
【0012】
選択的に、ラッチアセンブリはラッチ及び取付台を備え、取付台は中間フレームに固定して取り付けられ、ラッチは取付台に取り付けられ、且つその軸方向に沿って取付台に対してスライド可能であり、ラッチの一端が駆動輪に嵌合され、他端が外側ガイド軸に嵌合され、これにより、駆動機構と導風ドアとの間に設置されるラッチアセンブリ及び取付台に対してスライド可能なラッチを採用する、空調機の取付工程の簡略化が実現され、取付効率を向上させて、人件費及び時間のコストを削減し、且つ長距離伝動効果を確保すると同時に部品の損傷を回避することができる。
【0013】
選択的に、ラッチアセンブリは少なくとも1つのスリーブを備え、ラッチはスリーブ内に取り付けられ、これにより、ラッチのスライドがよりスムーズになることができる。
【0014】
選択的に、ラッチの外部に弾性部品が外装され、迅速な着脱が容易になることができる。
【0015】
選択的に、ラッチの周面に環状台が設置され、弾性部品の一端は環状台に当接し、他端はその駆動機構に当接し、これにより、環状台を利用してラッチの軸方向移動を制限することができ、ラッチの回転精度を向上させ、ラッチのオフセット又は傾きを防止する。ラッチは、弾性部品の弾性力によって、環状台が取付台に当接するまで導風ドアに接近する方向にスライドすることができる。そし、弾性部品の取り付けを容易にすることもできる。
【0016】
選択的に、ラッチは外側ガイド軸と同軸に設置され、外側ガイド軸の端面に伝動孔が開けられ、ラッチは、伝動孔内に挿入し、伝動孔と嵌合され、これにより、駆動機構は、ラッチと伝動孔との相互な嵌合によって外側ガイド軸を回転駆動することができ、更に導風ドア全体を回転駆動し、吹出方向を調整する機能を実現する。
【0017】
選択的に、ラッチは、伝動孔と嵌合するための第1嵌合部を備え、第1嵌合部は多角柱状であり、伝動孔は多角形孔であり、第1嵌合部の形状は伝動孔の形状にマッチングし、これにより、第1嵌合部の伝動孔に対する滑りを防止することができ、伝動効率を向上させる。
【0018】
選択的に、取付台は位置決め部、取付部及び当接部を備え、中間フレームに止めブロック及びねじ孔が設置され、ラッチは取付部内に設置され、当接部は止めブロックに当接し、位置決め部に貫通孔が開けられ、ねじ孔は貫通孔のねじに嵌合され、これにより、位置決め部と中間フレームの相対位置を固定することができ、取付台の位置を更に固定し、取付台の中間フレームに対する変位を防止することができる。
【0019】
選択的に、止めブロックに係合溝が開けられ、当接部は係合溝内に挿入し、係合溝に嵌合され、これにより、係合溝は当接部の位置を限定することができ、当接部の揺れを防止し、取付台と中間フレームとの接続の安定性を向上させる。
【0020】
選択的に、取付部は環状であり、位置決め部と当接部の両方は取付部の周面に設置され、位置決め部と取付部の軸心を結ぶ線と、当接部と取付部の軸心を結ぶ線は、予め設定された角度で設置され、これにより、取付台の取付及び固定を容易にすることができる。
【0021】
選択的に、予め設定された角度の範囲は90°~150°であり、取付台の強度を確保すると同時に生産加工を容易にすることができる。
【0022】
選択的に、ラッチの軸方向長さの少なくとも4分の1にスリーブが外装され、これにより、スリーブとラッチとの間の十分な接触面積を確保し、スリーブはラッチに十分な支持力を加えることができ、保護効果を向上させて、駆動機構が大きなトルクを出力するときのラッチの損傷を防止する。
【0023】
選択的に、駆動輪の中央部に組立孔が開けられ、ラッチは組立孔内に取り付けられ、これにより、駆動輪は、ラッチと組立孔との相互な嵌合によってラッチを回転駆動することができ、更に外側ガイド軸を回転駆動する。
【0024】
選択的に、ラッチは組立孔と嵌合するための第2嵌合部を備え、第2嵌合部は多角柱状であり、組立孔は多角形孔であり、第2嵌合部の形状は組立孔の形状にマッチングし、これにより、第2嵌合部の組立孔に対する滑りを同様に防止することができ、伝動効率を向上させる。
【0025】
選択的に、空調機はエンドカバーを備え、中間フレームの端部に取付溝があり、エンドカバーは取付溝を被覆し、駆動機構は駆動ボックスを備え、駆動輪は駆動ボックス内に回転可能に取り付けられ、駆動ボックスの一部が取付溝内に取り付けられ、且つ駆動ボックスは中間フレームの外壁に貼り合わせられ、これにより、駆動ボックスが中間フレームの端部に対して突出するのを回避することができ、空調機の端部の外形を平滑にして美しくすることができ、且つ取付溝及びエンドカバーはすべて駆動ボックスの取付の安定性を高めることができ、中間フレームの外壁に貼り合わせるように設計するため、駆動ボックスの取付垂直性を確保し、揺れを回避することができる。
【0026】
選択的に、取付溝の側壁に切欠きが開けられ、駆動ボックスは取付部及び駆動部を備え、取付部は取付溝の底壁に接続され、駆動部は取付部に接続され、切欠きから取付溝の外に突出し、駆動部は駆動輪を備えて導風ドアを回転駆動し、これにより、駆動ボックスの駆動部を取付溝の側壁の切欠きから突出させ、導風ドアに伝動接続するように設計すると、取付方法が簡単であるだけでなく、切欠きが駆動部を制限することができ、駆動ボックスの取付の安定性を更に向上させる。
【0027】
選択的に、中間フレームの長さ方向に沿った切欠きの両側には第1接続部品及び第2接続部品がそれぞれ設置され、第1接続部品と第2接続部品の両端はいずれも中間フレームに接続されて、周囲が閉鎖された切欠きを形成し、これにより、第1接続部品及び第2接続部品によって切欠きの周囲の構造強度を高め、特に空調機が落下し、且つ駆動ボックスが取り付けられる側端が地面に接触した場合、第1接続部品の所在する片側は駆動ボックスよりも先ず地面に接触し、これにより、第1接続部品は中間フレーム側の端面の構造強度を高め、落下による構造損傷を軽減することができる。
【0028】
選択的に、切欠きの中間フレームの長さ方向に沿った幅は、第1接続部品から取付溝の底壁までの距離に等しく、これにより、取り付けの際に駆動ボックスを切欠き内に非常に便利に挿入することができる。
【0029】
選択的に、駆動機構は駆動ボックス及び駆動モーターを備え、駆動輪は駆動ボックス内に取り付けられ、駆動ボックス内には駆動輪で構成されるギアアセンブリがさらに設けられ、ギアアセンブリの一端は駆動モーターの出力軸に接続され、他端は駆動輪を介してラッチアセンブリに伝動接続され、駆動ボックスの形式で導風ドアの駆動部材を集積することにより、各駆動部材の取り付けをより安定させることができ、空調機の運転中に、各駆動部材が揺れにくく、且つ生じたノイズもより低い。
【0030】
選択的に、ギアアセンブリは第1ギア、第2ギア及び駆動輪を備え、第1ギアは駆動モーターの出力軸に外装され、第2ギアは第1ギア及び駆動輪とそれぞれ噛み合い、これにより、第1ギアは駆動モーターの出力軸と同期して同方向に回転し、駆動輪は第1ギアと同期して同方向に回転し、さらに、駆動輪はラッチを同期して同方向に回転させ、ラッチは導風ドアを同期して同方向に回転させ、導風ドアの回転角度を正確に制御するのに有利であり、且つ該設計で、駆動輪のラッチにかかるトルクが大きく、導風ドアの回転駆動に必要な動力及び伝動部材の間の摩擦力を減少させることができ、更に生じた摩擦ノイズを減少させる。
【0031】
選択的に、駆動ボックスは取付フレームをさらに備え、取付フレームは取付溝の底壁に接続され、これにより、取付フレームを介して駆動ボックスと取付溝の底壁を接続することにより、駆動ボックス全体の安定性を更に向上させることができる。
【0032】
選択的に、ギアアセンブリは取付フレーム内に取り付けられ、これにより、ギアアセンブリ、駆動輪を取付フレーム内に設置することで、ギアアセンブリの動作過程をより柔軟且つ安定にすることができる。
【0033】
選択的に、駆動モーターは取付フレームに取り付けられ、これにより、モーターのより安定した取付を確保することができる。
【0034】
選択的に、取付フレームは台座及びギアカバーを備え、ギアカバーは台座に係接され、ギアアセンブリが台座とギアカバーとの間に挟持され、これにより、台座とギアカバーで取付フレームのカバー可能な構造設計を実現し、組立効率を向上させて、伝動効率を確保する。
【0035】
選択的に、取付溝の底壁に少なくとも2つの第1ねじ孔が開けられ、取付フレームに少なくとも2つの第2ねじ孔が開けられ、第1ねじ孔は第2ねじ孔とねじで接続され、これにより、少なくとも2つのねじで取付フレームを取付溝内に接続することで、取付フレームの位置をより安定させることができる。
【0036】
選択的に、少なくとも2つの第2ねじ孔は取付フレームの対向した両側に位置し、これにより、少なくとも2つのねじが取付フレームの対向した両側に接続するように設置されることで、取付フレームの受けた締結力を相対的にバランスさせることができ、更に取付フレームの安定した位置を維持することに有利である。
【0037】
選択的に、取付フレームに少なくとも2つの第3ねじ孔が開けられ、モーターに少なくとも2つの第4ねじ孔が開けられ、第3ねじ孔は第4ねじ孔にねじで接続され、これにより、少なくとも2つのねじでモーターを取付フレーム内に接続することで、駆動モーターの位置をより安定させることができる。
【0038】
選択的に、少なくとも2つの第4ねじ孔は駆動モーターの対向した両側に位置し、これにより、少なくとも2つのねじが駆動モーターの対向した両側に接続するように設置されることで、駆動モーターの受けた締結力を相対的にバランスさせることができ、駆動モーターの安定した位置を維持することに有利である。
【0039】
選択的に、中間フレームに吹出口が開けられ、外側ガイド軸の軸方向は吹出口の長さ方向と同じであり、外側ガイド軸の長さと吹出口の長さとの差の範囲は-40mm~30mmである。
【0040】
上記技術的解決手段では、長さの差が所定の範囲内にあるように外側ガイド軸と吹出口を設計することにより、導風ドアの外側ガイド軸の長さを合理的に調整することができ、外側ガイド軸の駆動する必要がある距離を短縮し、伝動効果を向上させ、滑りの発生を回避し、外側ガイド軸の変形を効果的に防止する。
【0041】
選択的に、外側ガイド軸に第1端面及び第2端面が対向して設置され、吹出口に第1側壁及び第2側壁が対向して設置され、第1端面と第1側壁との間隔は第2端面と第2側壁との間隔に等しく、これにより、外側ガイド軸を吹出口の中央部に設置することで、空気吹出の均一性を確保すると同時に美観を向上させる。
【0042】
選択的に、第1端面及び第2端面の両方は第1側壁と第2側壁との間に設置され、第1端面と第1側壁との最大間隔は20mmであり、これにより外側ガイド軸の長さを最大限に短縮することができ、伝動効果を向上させ、回転軸の変形を回避する。
【0043】
選択的に、第1側壁及び第2側壁の両方は第1端面と第2端面との間に設置され、第1側壁と第1端面との最大間隔は15mmであり、これにより伝動効果を確保すると同時に、回転軸の長さを可能な限り増加し、回転軸の回転中の安定性を向上させることができる。
【0044】
選択的に、第1端面は第1側壁と面一であり、且つ第2端面は第2側壁と面一であり、これにより、同様に外側ガイド軸の長さを適切にし、美観を向上させることができる。
【0045】
選択的に、外側ガイド軸は吹出口の上方に設置され、外側ガイド軸は上方に回転して導風ドアを駆動し吹出口を開くことができ、外側ガイド軸は下方に回転して導風ドアを駆動し吹出口を開くこともできる。
【0046】
選択的に、中間フレームの外面に回転溝が開けられ、回転溝は外側ガイド軸の軸方向に沿って延設され、外側ガイド軸は回転溝内に設置され、回転溝は外側ガイド軸を制限し、これにより、外側ガイド軸は回転溝内に回転することができ、導風ドアを中間フレームに対して回転駆動し、吹出口を開閉する。
【0047】
選択的に、導風ドアの外側ガイド軸の軸方向における長さは中間フレームの外側ガイド軸の軸方向における長さに等しく、これにより、導風ドアが吹出口を完全に被覆するのを確保でき、且つ美観を向上させることができる。
【0048】
選択的に、駆動輪はギア又はプーリーである。
【0049】
図面は、本発明の更なる理解を助けるためのものであり、且つ明細書の一部を構成し、本発明の実施例とともに本発明を解釈するためのものであり、本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
図1】本発明の第1実施例に係る導風ドアを開いた場合の空調機の軸方向側面図である。
図2】本発明の第1実施例に係る導風ドアを閉じた場合の空調機の軸方向側面図である。
図3】本発明の第1実施例に係る導風ドアを開いた場合の空調機の正面図である。
図4】本発明の第1実施例に係る空調機の数学モデル図である。
図5】本発明の第1実施例に係る導風ドアを開いた場合の空調機の左側面図である。
図6】本発明の第2実施例に係る空調機の数学モデル図である。
図7】本発明の第3実施例に係る空調機の数学モデル図である。
図8】本発明の第4実施例に係る空調機の導風ドアの構造模式図である。
図9】本発明の第4実施例に係る駆動機構とラッチアセンブリとの接続の分解図である。
図10】本発明の第4実施例に係るラッチアセンブリの分解図である。
図11】本発明の第4実施例に係る伝動孔の構造模式図である。
図12】本発明の第4実施例に係る係合溝と止めブロックの構造模式図である。
図13】本発明の第4実施例に係るラッチアセンブリと中間フレームとの接続の断面図である。
図14】本発明の第5実施例に係るエンドカバーの空調機の軸方向側面図である。
図15】本発明の第5実施例に係るエンドカバーの空調機の側面図である。
図16】本発明の第5実施例に係る空調機の分解構造模式図である。
図17】本発明の第5実施例に係る駆動ボックスの分解構造模式図である。
図18】本発明の第5実施例に係るギアアセンブリの構造模式図である。
図19】本発明の第6実施例に係る中間フレームの一視点からの構造模式図である。
図20】本発明の第6実施例に係る中間フレームの別の視点からの構造模式図である。
図21図20におけるA部の拡大模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施例を説明し、ここで説明される好ましい実施例は本発明を説明及び解釈するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【0052】
本願は空調機を提供し、該空調機は室外機及び室内機を備えてもよく、室外機と室内機は相互に接続され、且つ室外機と室内機が接続されて、冷媒は室外機と室内機との間で循環することができる。室内機は所定領域に取り付けられ、冷却機の循環中に、室内機は運転して所定領域に空調作用を提供することができる。室内機により提供される空調作用は、温度調節作用、湿度調節作用、外気送風作用及び風速調節作用等を含むことができるがこれらに限定されない。勿論、室内機が提供可能な空調作用は、上記機能のうちの1種又は複数種であってもよい。
【0053】
室内機が所定領域に空調作用を提供する場合に、室内機は、空調するための気流を生成して所定領域の内部に導入し、所定領域を空調する目的を実現することができる。所定領域の全体を迅速で効果的に空調するために、室内機には吹出方向を調整するための構造が設置され、気流の導出方向を調整し、気流を複数の方向から導出し、所定領域の各位置を便利に空調することができる。
【0054】
図1及び図2を参照し、本技術案は、エアコン内の部品を遮蔽及び保護するための空調機を提供する。具体的には、該空調機は、中間フレーム1及び導風ドア2を備え、中間フレーム1に吹出口11が開けられ、吹出口11は熱風を供給し又は冷風を吹き出し、加熱又は冷却の機能を実現する。
【0055】
導風ドア2は外側ガイド軸21を備え、外側ガイド軸21は中間フレーム1と回転可能に嵌合されるように構成され、これにより、導風ドア2は中間フレーム1に対して回転することができ、吹出口11を開閉し、吹出方向を調整することができる。該外側ガイド軸21は導風ドア2と一体に形成されて接続強度を向上させる。
【0056】
外側ガイド軸21は導風ドア2の長さ方向全体に沿って延設され、従来技術における両端の回転軸がそれぞれ導風ドアの両端に設置される技術案に比べて、該方式で、外側ガイド軸21と導風ドア2との接触面積はより大きく、外側ガイド軸21によって伝達される駆動力は、導風ドア2の両端でなく、導風ドア2全体に作用することができ、このように、導風ドア2の回転過程において、導風ドア2の受力はより均一になり、導風ドア2の変形を効果的に防止ことができる。
【0057】
なお、図3及び図4を参照し、該外側ガイド軸21の軸方向は吹出口11の長さ方向と同じである。且つ吹出口11は矩形であり、その長さ方向は吹出口11の長辺の延伸方向であり、すなわち、空調機の長さ方向である。具体的には、外側ガイド軸21の長さと吹出口11の長さとの差の範囲は-40mm~30mmであり、吹出口11の長さは吹出口11の長辺の長さであり、異なるタイプの吹出口11の長さによって外側ガイド軸21の長さを限定することにより、外側ガイド軸21の長さを合理的な範囲内にすることができ、導風効果に影響を与えないと同時に、外側ガイド軸21の駆動する必要がある距離を短縮し、伝動効果を向上させ、滑りの発生を回避し、且つ外側ガイド軸21の変形を効果的に防止することができる。
【0058】
容易に理解するために、外側ガイド軸21の長さをa、吹出口11の長さをbとし、a-bの最小値は-40mmであり、a-bの最大値は30mmであり、すなわち、外側ガイド軸21の最大の長さは吹出口11の長さより30mm長く、外側ガイド軸21の最小の長さは吹出口11の長さより40mm短い。
【0059】
外側ガイド軸21に第1端面211及び第2端面212が対向して設置され、第1端面211と第2端面212との間の間隔は外側ガイド軸21の長さに等しい。吹出口11に第1側壁111及び第2側壁112が対向して設置され、第1側壁111と第2側壁112との間の間隔も吹出口11長辺の長さに等しい。
【0060】
具体的には、第1端面211と第1側壁111との間隔は第2端面212と第2側壁112との間隔に等しく、すなわち、外側ガイド軸21の中心点と吹出口11の中心点とは外側ガイド軸21の同じ横断面にあり、外側ガイド軸21の両端は等距離で吹出口11の両側に挿入し又は後退する。このように、外側ガイド軸21を吹出口11の中央部に設置することで、空気吹出の均一性を確保すると同時に美観を向上させる。
【0061】
第1実施例:
図4に示すように、本実施例では、第1端面211及び第2端面212の両方は第1側壁111と第2側壁112との間に設置され、すなわち、外側ガイド軸21の長さは吹出口11の長さよりも短く、外側ガイド軸21は吹出口11内に設置される。具体的には、第1端面211と第1側壁111との最大間隔は20mmであり、第2端面212と第2側壁112との最大間隔は20mmである。
【0062】
本実施例では、第1端面211と第1側壁111との間隔は20mmであり、第2端面212と第2側壁112との間隔は20mmであり、この場合、a-b=-40mmであり、これにより、外側ガイド軸21の長さを最大限に短縮することができ、伝動効果を向上させ、外側ガイド軸21の変形を回避する。しかし、これに限定されず、他の実施例では、第1端面211と第1側壁111との間隔は10mmであってもよく、5mmであってもよく、第2端面212と第2側壁112との間隔は10mmであってもよく、5mmであってもよい。第1端面211と第1側壁111との間隔、及び第2端面212と第2側壁112との間隔は具体的に限定されない。
【0063】
説明する必要があるものとし、外側ガイド軸21は吹出口11の上方に設置され、外側ガイド軸21は上方に回転して導風ドア2を駆動して吹出口11を開くことができ、外側ガイド軸21は下方に回転して導風ドア2を駆動し吹出口11を閉じることもできる。具体的には、導風ドア2の開度が異なるため、空調機の吹出方向も異なり、吹出方向を調整する機能が実現される。
【0064】
図5に示すように、本実施例では、中間フレーム1の外面に回転溝12が開けられ、該回転溝12は外側ガイド軸21の軸方向に沿って延設され、外側ガイド軸21は回転溝12内に設置され、外側ガイド軸21は回転溝12内に回転することができ、導風ドア2を中間フレーム1に対して回転駆動し、吹出口11を開閉し、回転溝12は外側ガイド軸21を制限し、中間フレーム1からの外側ガイド軸21の離脱を防止する。具体的には、回転溝12が中間フレーム1の外面に開けられるため、導風ドア2全体は中間フレーム1の外側に露出し、導風ドア2は中間フレーム1の外側から吹出口11を開閉でき、導風ドア2による吹出方向の調整動作を可視化にし、ユーザー体験を向上させる。
【0065】
本実施例では、導風ドア2の外側ガイド軸21の軸方向における長さは中間フレーム1の外側ガイド軸21の軸方向における長さに等しく、すなわち、導風ドア2の長さは空調機全体の長さと同じであり、これにより、導風ドア2が吹出口11を完全に被覆するのを確保し、且つ美観を向上させることができる。更に、導風ドア2は円弧板状であり、導風効果を向上させることができる。
【0066】
第2実施例:
図6に示すように、第1実施例に比べて、本実施例の相違点は導風ドア2の外側ガイド軸21の長さが異なることである。
【0067】
本実施例では、第1側壁111及び第2側壁112の両方は第1端面211と第2端面212との間に設置され、すなわち、外側ガイド軸21の長さは吹出口11の長さよりも長く、外側ガイド軸21が吹出口11から突出するように設置される。具体的に、第1側壁111と第1端面211との最大間隔は15mmであり、第2側壁112と第2端面212との最大間隔は15mmである。
【0068】
第1側壁111と第1端面211との間隔は15mmであり、第2側壁112と第2端面212と間隔も15mmであり、この場合、a-b=30mmであり、これにより、伝動効果を確保すると同時に、外側ガイド軸21の長さを可能な限り増加し、外側ガイド軸21の回転中の安定性を向上させることができる。しかし、これに限定されず、他の実施例では、第1側壁111と第1端面211との間隔は10mmであってもよく、5mmであってもよく、第2側壁112と第2端面212との間隔は10mmであってもよく、5mmであってもよい。第1側壁111と第1端面211との間隔、及び第2側壁112と第2端面212との間隔は具体的に限定されない。
【0069】
本実施例に係る空調機の有益な効果は第1実施例の有益な効果と同じであり、ここで詳細に説明は省略される。
【0070】
第3実施例:
図7に示すように、第1実施例に比べて、本実施例の相違点は導風ドア2の外側ガイド軸21の長さが異なることである。
【0071】
本実施例では、第1端面211は第1側壁111と面一であり、且つ第2端面212は第2側壁112と面一であり、すなわち、外側ガイド軸21の長さは吹出口11の長さに等しく、外側ガイド軸21の両端はそれぞれ吹出口11の両側に一致し、この場合、a=bであり、これにより、外側ガイド軸21の長さを適切にし、美観を向上させることができる。
【0072】
本実施例に係る空調機の有益な効果は第1実施例の有益な効果と同じであり、ここで詳細に説明は省略される。
【0073】
図8を参照し、本発明に記載の空調機は、中間フレーム1及び導風ドア2に加えて、駆動機構3及びラッチアセンブリ4をさらに備え、駆動機構3は駆動輪31、駆動ボックス32及び駆動モーター33を備え、駆動輪31はギア又はプーリーであってもよく、駆動輪31は、回転して動力を出力できるように構成され、ラッチアセンブリ4は、外側ガイド軸21及び駆動輪31のいずれも取り外し可能に接続され、且つ駆動輪31はラッチアセンブリ4を介して外側ガイド軸21を駆動して三者の同軸回転を実現することができる。
【0074】
ラッチアセンブリ4が、駆動輪31と外側ガイド軸21を接続する接続部品と伝動部品の両方として機能することにより、駆動輪31が回転する場合にラッチアセンブリ4によって動力を外側ガイド軸21に伝達することができ、導風ドア2の回転を実現できる。ラッチアセンブリ4は、駆動輪31及び外側ガイド軸21に接続作用を提供できるとともに、伝動作用を提供できるため、駆動輪31と外側ガイド軸21の接続及び伝動嵌合を同時に完了でき、これにより、駆動機構3の構造を簡略化させ、従来技術における導風ドア2の駆動装置の構造が複雑であるという問題を改善し、駆動機構3と導風ドア2との組立難易度を低減させ、空調機の組立効率を向上させる。また、三者が同軸に回転するように組み立てられることにより、外側ガイド軸21、駆動輪31及びラッチアセンブリ4の同軸精度を向上させることができ、これにより、駆動輪31が回転する過程で導風ドア2を安定して回転駆動できることを確保し、導風効果を向上させる。
【0075】
第4実施例:
本実施例に選択される外側ガイド軸21及び吹出口11の長さの設計は上記の3つの実施例を参照することができる。
【0076】
図9を参照し、本実施例では、ラッチアセンブリ4はラッチ41、取付台42、少なくとも1つのスリーブ43及び弾性部品44を備え、取付台42は中間フレーム1に固定して取り付けられ、ラッチ41は取付台42に取り付けられ、且つその軸方向に沿って取付台42に対してスライド可能であり、ラッチ41の一端が駆動輪31に嵌合され、他端が外側ガイド軸21に嵌合され、これにより、駆動機構3はラッチ41を介して外側ガイド軸21を回転駆動し、導風ドア2が吹出口11を開閉できることが分かる。
【0077】
具体的には、ラッチ41が駆動輪31及び外側ガイド軸21に嵌合される過程で、先ずラッチ41を取付台42に対して駆動輪31に接近する方向にスライドさせ、ラッチ41を駆動機構3に過剰に挿入させ、それにより、導風ドア2を位置させて、導風ドア2の取り付けを容易にし、その後に、導風ドア2を中間フレーム1に取り付け、続いてラッチ41を取付台42に対して導風ドア2に接近する方向にスライドさせ、それにより、ラッチ41をリセットさせ、ラッチ41の一端が駆動輪31に嵌合され、他端が外側ガイド軸21に嵌合されるまで、取り付けを完了する。このように、導風機構全体の取付過程は便利で簡単になり、効率が高く、且つ駆動機構3と外側ガイド軸21との間の長距離接続のニーズを満たすことができ、それと同時に、中間フレーム1に固定して取り付けられた取付台42を利用してラッチ41を制限し、ラッチ41が長距離でトルクを伝達する際に駆動機構3が大きなトルクを出力するため損傷することを回避する。
【0078】
図10を参照し、スリーブ43は取付台42に取り付けられて、ラッチ41に外装され、ラッチ41はスリーブ43を介して取付台42に接続され、ラッチ41はスリーブ43に対して回転でき、スリーブ43はラッチ41のスライドをよりスムーズにすることができ、ラッチ41の回転精度を向上させて、ラッチ41のオフセット又は傾きを防止する。
【0079】
更に、ラッチ41の周面に環状台45が設置され、弾性部品44はラッチ41に外装され、弾性部品44の一端は環状台45に当接し、他端は駆動機構3に当接している。弾性部品44は常に圧縮状態にあり、環状台45に弾性力を加えることができるため、ラッチ41は導風ドア2に接近する方向にスライドする傾向があり、このように、導風ドア2の取付が完了した後に、ラッチ41に推力を加える必要がなく、ラッチ41は弾性部品44の弾性力により導風ドア2に接近する方向にスライドし、環状台45が取付台42に当接するまで停止し、このときに、ラッチ41のリセットが完了し、ラッチ41の両端と駆動機構3及び外側ガイド軸21との嵌合がそれぞれ完了する。
【0080】
上記技術的解決手段では、駆動機構3と導風ドア2との間に設置されるラッチアセンブリ4及び取付台42に対してスライド可能なラッチ41を採用することにより、空調機の取付工程の簡略化が実現され、取付効率を向上させて、人件費及び時間のコストを削減し、且つ長距離伝動効果を確保すると同時に部品の損傷を回避することができる。
【0081】
同時に、スリーブ43はラッチ41を制限でき、それにより、ラッチ41の回転精度を向上させて、ラッチ41のオフセット又は傾きを防止する。
【0082】
本実施例では、弾性部品44はばねであるがこれに限定されず、他の実施例では、弾性部品44は弾性ゴムであってもよく、弾性部品44の材質は具体的に限定されない。
【0083】
なお、図11に示すように、ラッチ41は外側ガイド軸21と同軸に設置され、外側ガイド軸21の端面に伝動孔213が開けられ、ラッチ41は、伝動孔213内に挿入し、伝動孔213と嵌合され、これにより、駆動機構3はラッチ41と伝動孔213との嵌合によって外側ガイド軸21を回転駆動することができ、それにより導風ドア2全体を回転駆動し、更に吹出方向を調整する機能を実現する。
【0084】
ラッチ41自体は、伝動孔213と嵌合するための第1嵌合部411を備え、該第1嵌合部411は多角柱状であり、伝動孔213は多角形孔であり、第1嵌合部411の形状は伝動孔213の形状にマッチングし、これにより、第1嵌合部411の伝動孔213に対する滑りを防止することができ、伝動効率を向上させる。本実施例では、第1嵌合部411は六角柱状に設置され、伝動孔213は六角形孔であるが、これに限定されず、他の実施例では、第1嵌合部411は角柱状であってもよく、このときに、伝動孔213は角孔であり、第1嵌合部411は更に八角柱状であってもよく、このときに、伝動孔213は八角形孔であり、第1嵌合部411及び伝動孔213の形状は具体的に限定されない。
【0085】
図10図13を組み合わせて、取付台42は位置決め部421、取付部422及び当接部423を備え、本実施例では、位置決め部421、取付部422及び当接部423は一体に形成されて、接続強度を向上させる。取付部422は環状であり、ラッチ41は取付部422内に設置され、且つ取付部422に対してスライド又は回転することができる。中間フレーム1に止めブロック13が設置され、当接部423は止めブロック13に当接し、止めブロック13は当接部423を制限し、取付台42の位置を初期に固定することができる。中間フレーム1にねじ孔14が開けられ、位置決め部421に貫通孔424が開けられ、424の位置はねじ孔14の位置に対応し、ねじ孔14は、貫通孔424を貫通するねじに嵌合される。具体的には、ねじを貫通孔424から貫通させ、且つねじ孔14に対して締め付けることで、位置決め部421と中間フレーム1の相対位置を固定し、それにより、取付台42の位置を更に固定し、取付台42の中間フレーム1に対する変位を防止。
【0086】
本実施例では、止めブロック13に係合溝131が開けられ、当接部423は係合溝131内に挿入し、係合溝131に嵌合され、係合溝131は当接部423の位置を限定することができ、当接部423の揺れを防止し、取付台42と中間フレーム1との接続の安定性を向上させる。
【0087】
説明する必要があるものとし、取付部422は環状であり、位置決め部421と当接部423の両方は取付部422の周面に設置され、位置決め部421と取付部422の軸心を結ぶ線と、当接部423と取付部422の軸心を結ぶ線は、予め設定された角度で設置され、これにより、取付台42の取付及び固定を容易にすることができる。
【0088】
更に、予め設定された角度の範囲は90°~150°であり、予め設定された角度を合理的にすることにより、取付台42の強度を確保すると同時に生産加工を容易にすることができる。本実施例では、予め設定された角度は125°であるがこれに限定されず、他の実施例では、予め設定された角度は90°であってもよく、150°であってもよく、予め設定された角度の大きさは具体的に限定されない。
【0089】
本実施例では、スリーブ43は環状であり、取付部422はスリーブ43に外装されて、スリーブ43に取り外し可能に接続される。具体的には、スリーブ43の一端に制限リング431が設置され、他端に弾性保持アーム432が設置され、スリーブ43の取付過程で、スリーブ43を取付部422から貫通させ、制限リング431が取付部422に当接するまで停止し、このときに、弾性保持アーム432は弾性力により取付部422を制限リング431に保持し、スリーブ43と取付部422との相対位置を固定し、それによりスリーブ43と取付台42との相対位置を固定する。
【0090】
更に、ラッチ41の軸方向長さの少なくとも4分の1にスリーブ43が外装され、これにより、スリーブ43とラッチ41との間の十分な接触面積を確保し、スリーブ43はラッチ41に十分な支持力を加えることができ、保護効果を向上させて、駆動機構3が大きなトルクを出力するときのラッチ41の損傷を防止する。
【0091】
本実施例では、取付部422、当接部423、係合溝131及びスリーブ43の数量はいずれも2つである。2つの取付部422は同軸に間隔をあけて設置され、且ついずれも位置決め部421に固定して接続され、各スリーブ43に1つの取付部422が取り付けられ、ラッチ41は同時に2つのスリーブ43を貫通して設置され、2つのスリーブ43は協働し、ラッチ41の回転精度を更に向上させ、各当接部423は取付部422の外に固定して接続され、且つ係合溝131に嵌合される。しかし、これに限定されず、他の実施例では、取付部422、当接部423、係合溝131及びスリーブ43の数量はいずれも1つであってもよく、いずれも3つであってもよく、取付部422、当接部423、係合溝131及びスリーブ43の数量は具体的に限定されない。
【0092】
本実施例では、駆動輪31の中央部に組立孔311が開けられ、ラッチ41は組立孔311内に取り付けられ、これにより、駆動輪31は、ラッチ41と組立孔311との相互な嵌合によってラッチ41を回転駆動することができ、更に外側ガイド軸21を回転駆動する。
【0093】
更に、ラッチ41は組立孔311と嵌合するための第2嵌合部412を備え、第2嵌合部412は多角柱状であり、組立孔311は多角形孔であり、第2嵌合部412の形状は組立孔311の形状にマッチングし、本実施例では、第2嵌合部412は六角柱状に設置され、組立孔311は六角形孔であり、これにより、第2嵌合部412の組立孔311に対する滑りを防止することができ、伝動効率を向上させる。
【0094】
接続強度を向上させるために、第1嵌合部411と第2嵌合部412との間には一体に形成される接続部413が接続され、接続部413はトルクを伝達し、駆動機構3がラッチ41を介して外側ガイド軸21を回転駆動する機能を実現する。
【0095】
第5実施例:
図14図16に示すように、該空調機はエンドカバーをさらに備え、中間フレーム1の端部に取付溝6があり、中間フレーム1の端部の外面が凹んで大きな取付キャビティを形成し、該取付溝6は取付キャビティであってもよく、この大きな取付キャビティの内部に設置される小さい溝であってもよくで、エンドカバーは取付溝6を被覆し、駆動輪31は駆動ボックス32内に回転可能に取り付けられ、駆動ボックス32は取付溝6内に取り付けられ、且つ駆動ボックス32は中間フレームの外壁1に貼り合わせられ、これにより、取付溝6を凹状に設計することにより駆動ボックス32を取り付け、駆動ボックス32が中間フレーム1の端部に対して突出するのを回避し、空調機の外形を平滑にして美しくする。且つ取付溝6及びエンドカバーはすべて駆動ボックス32の取付の安定性を高めることができ、そし、埃塵等の不純物が駆動ボックス32内に入り、駆動ボックス32の伝動効果に影響を与えるのを回避することができる。
【0096】
次に、駆動ボックス32の形式で導風ドア2を駆動することにより、各駆動部材の取付をより安定させることができ、空調機の運転中に、各駆動部材が揺れにくく、ノイズも発生しない。
【0097】
空調機は、1つの駆動ボックス32を備えてもよく、2つの駆動ボックス32を備えてもよい。1つの駆動ボックス32が設置される場合に、中間フレーム1の片側の端部に駆動ボックス32を取り付けるための取付溝6を開ければよく、且つエンドカバーで取付溝6を被覆する。このように、1つの駆動ボックス32で導風ドア2の一端を駆動すると、導風ドア2を回転駆動することができ、2つの駆動ボックス32が設置される場合に、中間フレーム1の両側の端部のそれぞれに駆動ボックス32を取り付けるための取付溝6が開けられ、且つエンドカバーで取付溝6を被覆し、このように、2つの駆動ボックス32でそれぞれ導風ドア2の両端を駆動し、導風ドアを回転駆動する。
【0098】
駆動輪31は駆動ボックス32内に取り付けられ、駆動ボックス32内に取付フレーム35及び駆動輪31で構成されるギアアセンブリ34が更に設けられ、ギアアセンブリ34は第1ギア341、第2ギア342及び駆動輪31を備え、第1ギア341は駆動モーター33の出力軸に外装され、第2ギア342は第1ギア341及び駆動輪31とそれぞれ噛み合う。取付フレーム35は取付溝6の底壁に接続され、台座351及びギアカバー352を備え、ギアカバー352は台座351に係接され、ギアアセンブリ34が台座351とギアカバー352との間に挟持され、これにより、取付フレーム35内のギアアセンブリ34の柔軟な回転を確保できるだけでなく、駆動モーター33及びギアアセンブリ34の位置を安定させることもできる。
【0099】
具体的には、台座351の一端に第1係止フック361が設置され、他端に第2係止フック362が設置され、ギアカバー352の一端に第1係止孔371が設置され、他端に第3係止フック363が設置され、第1係止フック361は第1係止孔371に係接され、第2係止フック362は第3係止フック363に係接され、台座351とギアカバー352との係接が実現される。
【0100】
取付溝6の底壁に少なくとも2つの第1ねじ孔61が開けられ、取付フレーム35に少なくとも2つの第2ねじ孔62が開けられ、第1ねじ孔61は第2ねじ孔62とねじで接続され、このように、少なくとも2つのねじで取付フレーム35を取付溝6内に接続することで、取付フレーム35の位置を安定させることができる。
【0101】
更に、少なくとも2つの第2ねじ孔62は取付フレーム35の対向した両側に位置し、これにより、少なくとも2つのねじが取付フレーム35の対向した両側に接続するように設置されることで、取付フレーム35の受けた締結力を相対的にバランスさせることができ、取付フレーム35の安定した位置を維持することに有利である。
【0102】
取付フレーム35に少なくとも2つの第3ねじ孔(図示せず)が開けられ、駆動モーター33に少なくとも2つの第4ねじ孔64が開けられ、第3ねじ孔は第4ねじ孔64にねじで接続され、これにより、少なくとも2つのねじで駆動モーター33を取付フレーム35に接続することで、駆動モーター33の位置を安定させることができる。
【0103】
更に、少なくとも2つの第4ねじ孔64は駆動モーター33の対向した両側に位置し、これにより、少なくとも2つのねじが駆動モーター33の対向した両側に接続するように設置されることで、駆動モーター33の受けた締結力を相対的にバランスさせることができ、駆動モーター33の安定した位置を維持することに有利である。
【0104】
また、取付フレーム35上の第2ねじ孔62と第3ねじ孔はいずれもずれて設置され、且つ取付フレーム35の外縁に配置され、これにより、取付フレーム35の外周空間を十分に利用し、駆動モーター33の取付フレーム35への組み立てを容易にし、取付溝6への取付フレーム35の組み立ても容易にする。
【0105】
ギアアセンブリ34において、第1ギア341及び第2ギア342は寸法や形状がいずれも同じである2つのギアを採用することができ、これにより、第1ギア341と第2ギア342を区分する必要がなく、両者は交換することができ、設計コスト及び生産コストを低減させて、組立効率を向上させる。
【0106】
ラッチ41の端部に2つの第2係止孔372が更に開けられ、駆動輪31の端面に2つの第4係止フック364が設置され、2つの第4係止フック364はそれぞれ2つの第2係止孔372に係接され、それによりラッチ41と駆動輪31とを安定して接続することができる。
【0107】
ギアアセンブリ34の動作原理は以下の通りである。第1ギア341は駆動モーター33の出力軸と同期して同方向に回転し、第1ギア341が第2ギア342を介して駆動輪31を駆動するため、駆動輪31は第1ギア341と同期して同方向に回転し、ラッチ41は駆動輪31と同期して同方向に回転し、次に、ラッチ41は導風ドア2を駆動して駆動モーター33の出力軸と導風ドア2を同期して同方向に回転させることができ、導風ドア2の回転角度を正確に制御するのに有利である。且つラッチ41は駆動輪31の中央部の組立孔311内に取り付けられるため、ラッチ41は駆動輪31と同軸に設置され、構造のコンパクト化を向上させるだけでなく、駆動輪31のラッチ41にかかるトルクが大きいため、導風ドア2の回転駆動に必要な動力及び伝動部材の間の摩擦力を減少させて、摩擦ノイズが発生する可能性を減少させることができる。
【0108】
空調機が実際に動作する過程で、空調機の長さ方向は水平に設置され、ギアアセンブリ34の駆動モーター33の出力軸、第1ギア341の軸線、第2ギア342の軸線、駆動輪31の軸線及びラッチ41の軸線はいずれも水平に設置され、自体の重力による各ギアの水平方向の遊びを回避し、ギアが所定の位置で噛み合うことを確保することができ、伝動効果が良好になる。
【0109】
図17及び図18に示すように、取付フレーム35の内壁にリブ353が更に設置され、リブ353は円環状であり、第1ギア341、第2ギア342及び駆動輪31の端面にバンプ354が更に設置され、バンプ354はリブ353とスライド可能に嵌合され、すなわち、ギアアセンブリ34が動作する過程で、第1ギア341、第2ギア342及び駆動輪31の端面のバンプ354はそれぞれ対応するリブ353とスライド可能に嵌合され、各ギアと取付フレーム35の内壁との直接的な摩擦を回避し、各ギアの速すぎる摩耗を回避し、摩擦のノイズを低減させる。
【0110】
第6実施例:
図19図21に示すように、取付溝6の側壁に切欠き65が開けられ、駆動ボックス32は取付部321及び駆動部322を備え、駆動輪31は駆動部322に設置され、駆動部322は導風ドア2を回転駆動することができ、取付部321は取付溝6の底壁に接続され、駆動部322は取付部321に接続され、切欠き65から取付溝6の外に突出し、これにより、取付方法が簡単であるだけでなく、切欠き65が駆動部322を制限することができ、駆動ボックス32の取付の安定性を更に向上させる。
【0111】
本実施例では、中間フレーム1の長さ方向に沿った切欠き65の両側には第1接続部品651及び第2接続部品652がそれぞれ設置され、第1接続部品651の両端はいずれも中間フレーム1に接続され、第2接続部品652の両端及び第1接続部品651から離れる側面はすべて中間フレーム1に接続され、これにより、第1接続部品651、第2接続部品652及び中間フレーム1は周囲が閉鎖された切欠き65を囲繞形成する。
【0112】
これにより、第1接続部品651及び第2接続部品652を設置することにより、切欠き65の周囲の構造強度を高めることができ、特に空調機が落下し、且つ駆動ボックス32が取り付けられる側端面が地面に接触した場合、第1接続部品651の所在する片側は駆動ボックス32よりも先ず地面に接触し、これにより、第1接続部品651は中間フレーム側の端面の構造強度を高め、落下による構造損傷を軽減することができる。
【0113】
且つ、第1接続部品651は円弧構造に設計することができ、円弧構造の外周面は中間フレーム1に接続され、且つ円弧構造の両端は中間フレームに対して所定の長さだけ突出し、これにより、第1接続部品651自体の構造強度が大きいだけでなく、中間フレーム1との接続強度も大きい。
【0114】
本実施例では、取付フレーム35が切欠き65に挿入された後に、ラッチ41が駆動輪31内に組み立てられ、従って、切欠き65の中間フレーム1の長さ方向に沿った全幅を小さく設計することができる。切欠き65は相互に連通する第1切欠き653及び第2切欠き654を備え、第1切欠き653及び第2切欠き654は中間フレーム1の側端面から中間フレーム1の中央部まで順に設置される。第1切欠き653の上下方向の開口長さは第2切欠き654の上下方向の開口長さよりも短い。第2切欠き654は取付フレーム35の挿入に用いられ、第1切欠き653は駆動輪31の第4係止フック364の挿入に用いられ、それにより、駆動ボックス32は切欠き65内に挿入することができる。
【0115】
従って、中間フレーム1の長さ方向に沿った第2切欠き654の幅aは取付フレーム35の幅以上であり、中間フレーム1の長さ方向に沿った第1切欠き653の幅bは第4係止フック364の取付フレーム35から突出する部分の長さ以上である。
【0116】
取付溝6の底壁は切欠き65の右側縁と面一であってもよく、これにより、切欠き65の中間フレーム1の長さ方向に沿った幅は、第1接続部品651から取付溝6の底壁までの距離に等しく、取付フレーム35は取付溝6の底面に接触した後に、取付溝6の底面に沿ってスライドすることができ、且つ取付フレーム35は切欠き65内に挿入することができる。
【0117】
以上のように、本技術案に係る空調機は、先ずラッチアセンブリ4が、駆動輪31と外側ガイド軸21を接続する接続部品と伝動部品の両方として機能することにより、三者を同期回転させ、同軸の精度を向上させ、次に、ラッチアセンブリ4の構造設計は、装置全体の取付工程を簡略化することができ、取付効率を向上させて、人件費及び時間のコストを削減し、且つ長距離伝動効果を確保すると同時に部品の損傷を回避することができ、中間フレーム1の端部に取付溝6を開け、次に駆動ボックス32を取付溝6内に取り付け、エンドカバーで取付溝6を被覆することにより、駆動ボックスが中間フレームの端部に対して突出するのを回避し、空調機の端部の外形を平滑にして美しくすることができ、且つ取付溝6及びエンドカバーはすべて駆動ボックス32の取付の安定性を高めることができ、駆動ボックス32の形式で導風ドア2の駆動部材を集積することにより、各駆動部材の取り付けを安定させ、空調機の運転中に、各駆動部材が揺れにくく、ノイズも発生せず、最終的に、導風ドア2の外側ガイド軸21の長さを制御することにより、外側ガイド軸21の駆動する必要がある距離を短縮することができ、伝動効果を向上させ、滑りの発生を回避し、外側ガイド軸21の変形を効果的に防止する。
【0118】
最後に、上記は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではなく、前述の実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として前述の各実施例に記載の技術的解決手段を修正したり、その技術的特徴の一部に対して同等の置換を行ったりすることができる。本発明の精神及び原則内で行われたあらゆる修正、同等置換、改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0119】
1-中間フレーム、11-吹出口、111-第1側壁、112-第2側壁、12-回転溝、13-止めブロック、131-係合溝、14-ねじ孔、2-導風ドア、21-外側ガイド軸、211-第1端面、212-第2端面、213-伝動孔、3-駆動機構、31-駆動輪、311-組立孔、32-駆動ボックス、321-取付部、322-駆動部、33-駆動モーター、34-ギアアセンブリ、341-第1ギア、342-第2ギア、35-取付フレーム、351-台座、352-ギアカバー、353-リブ、354-バンプ、361-第1係止フック、362-第2係止フック、363-第3係止フック、364-第4係止フック、371-第1係止孔、372-第2係止孔、4-ラッチアセンブリ、41-ラッチ、411-第1嵌合部、412-第2嵌合部、413-接続部、42-取付台、421-位置決め部、422-取付部、423-当接部、424-貫通孔、43-スリーブ、431-制限リング、432-弾性保持アーム、44-弾性部品、45-環状台、6-取付溝、61-第1ねじ孔、62-第2ねじ孔、64-第4ねじ孔、65-切欠き、651-第1接続部品、652-第2接続部品、653-第1切欠き、654-第2切欠き。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2024-02-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調機であって、中間フレーム(1)、導風ドア(2)、駆動機構(3)及びラッチアセンブリ(4)を備え、
前記導風ドア(2)は、前記中間フレーム(1)と回転可能に嵌合されるように構成される外側ガイド軸(21)を備え、
前記駆動機構(3)は、回転して動力を出力するように構成される駆動輪(31)を備え、
前記外側ガイド軸(21)は前記ラッチアセンブリ(4)を介して前記駆動輪(31)に接続され、且つ前記ラッチアセンブリ(4)は前記外側ガイド軸(21)及び前記駆動輪(31)の少なくとも一方に取り外し可能に接続され、前記駆動輪(31)は、前記ラッチアセンブリ(4)を介して前記外側ガイド軸(21)を駆動して三者の同軸回転を実現することができ、
前記ラッチアセンブリ(4)は、前記外側ガイド軸(21)及び前記駆動輪(31)のいずれも取り外し可能に接続される、ことを特徴とする空調機。
【請求項2】
前記ラッチアセンブリ(4)はラッチ(41)及び取付台(42)を備え、前記取付台(42)は前記中間フレーム(1)に固定して取り付けられ、前記ラッチ(41)は前記取付台(42)に取り付けられ、且つその軸方向に沿って前記取付台(42)に対してスライド可能であり、前記ラッチ(41)の一端が前記駆動輪(31)に嵌合され、他端が前記外側ガイド軸(21)に嵌合され、
前記ラッチアセンブリ(4)は少なくとも1つのスリーブ(43)を備え、前記ラッチ(41)は前記スリーブ(43)内に取り付けられ、
前記ラッチ(41)の外部に弾性部品(44)が外装される、ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項3】
前記ラッチ(41)の周面に環状台(45)が設置され、前記弾性部品(44)の一端は前記環状台(45)に当接し、他端は前記駆動機構(3)に当接し、 前記ラッチ(41)は前記外側ガイド軸(21)と同軸に設置され、前記外側ガイド軸(21)の端面に伝動孔(213)が開けられ、前記ラッチ(41)は、前記伝動孔(213)内に挿入し、前記伝動孔(213)と嵌合され、
前記ラッチ(41)は、前記伝動孔(213)と嵌合するための第1嵌合部(411)を備え、前記第1嵌合部(411)は多角柱状であり、前記伝動孔(213)は多角形孔であり、前記第1嵌合部(411)の形状は前記伝動孔(213)の形状にマッチングする、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項4】
前記取付台(42)は位置決め部(421)、取付部(422)及び当接部(423)を備え、前記中間フレーム(1)に止めブロック(13)及びねじ孔(14)が設置され、前記ラッチ(41)は前記取付部(422)内に設置され、前記当接部(423)は前記止めブロック(13)に当接し、前記位置決め部(421)に貫通孔(424)が開けられ、前記ねじ孔(14)は前記貫通孔(424)のねじに嵌合され、 前記止めブロック(13)に係合溝(131)が開けられ、前記当接部(423)は前記係合溝(131)内に挿入し、前記係合溝(131)に嵌合され、
前記取付部(422)は環状であり、前記位置決め部(421)と前記当接部(423)の両方は前記取付部(422)の周面に設置され、前記位置決め部(421)と前記取付部(422)の軸心を結ぶ線と、前記当接部(423)と前記取付部(422)の軸心を結ぶ線は、予め設定された角度で設置される、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項5】
前記ラッチ(41)の軸方向長さの少なくとも4分の1にスリーブ(43)が外装され、 前記駆動輪(31)の中央部に組立孔(311)が開けられ、前記ラッチ(41)は前記組立孔(311)内に取り付けられ、 前記ラッチ(41)は前記組立孔(311)と嵌合するための第2嵌合部(412)を備え、前記第2嵌合部(412)は多角柱状であり、前記組立孔(311)は多角形孔であり、前記第2嵌合部(412)の形状は前記組立孔(311)の形状にマッチングする、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項6】
前記空調機はエンドカバーを備え、前記中間フレーム(1)の端部に取付溝(6)があり、エンドカバーは前記取付溝(6)を被覆し、前記駆動機構(3)は駆動ボックス(32)を備え、前記駆動輪(31)は前記駆動ボックス(32)内に回転可能に取り付けられ、前記駆動ボックス(32)の一部が前記取付溝(6)内に取り付けられ、且つ前記駆動ボックス(32)は前記中間フレーム(1)の外壁に貼り合わせられ、 前記取付溝(6)の側壁に切欠き(65)が開けられ、前記駆動ボックス(32)は取付部(321)及び駆動部(322)を備え、前記取付部(321)は前記取付溝(6)の底壁に接続され、前記駆動部(322)は前記取付部(321)に接続され、前記切欠き(65)から前記取付溝(6)の外側に突出し、前記駆動部(322)は、前記駆動輪(31)を備え、前記導風ドア(2)を回転駆動し、 前記中間フレーム(1)の長さ方向に沿った前記切欠き(65)の両側には第1接続部品(651)及び第2接続部品(652)がそれぞれ設置され、前記第1接続部品(651)と前記第2接続部品(652)の両端はいずれも前記中間フレーム(2)に接続され、周囲が閉鎖された切欠き(65)を形成し、
前記切欠き(65)の前記中間フレーム(1)の長さ方向に沿った幅は、前記第1接続部品(651)から前記取付溝(6)の底壁までの距離に等しい、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項7】
前記駆動機構(3)は駆動ボックス(32)及び駆動モーター(33)を備え、前記駆動輪(31)は前記駆動ボックス(32)内に取り付けられ、前記駆動ボックス(32)内には前記駆動輪(31)で構成されるギアアセンブリ(34)がさらに設けられ、前記ギアアセンブリ(34)の一端は前記駆動モーター(33)の出力軸に接続され、他端は前記駆動輪(31)を介して前記ラッチアセンブリ(4)に伝動接続され、
前記ギアアセンブリ(34)は第1ギア(341)、第2ギア(342)及び駆動輪(31)を備え、前記第1ギア(341)は前記駆動モーター(33)の出力軸に設けられ、
前記第2ギア(342)は前記第1ギア(341)及び前記駆動輪(31)とそれぞれ噛み合い、
前記駆動ボックス(32)は取付フレーム(35)をさらに備え、前記取付フレーム(35)は前記取付溝(6)の底壁に接続され、 前記ギアアセンブリ(34)は前記取付フレーム(35)内に取り付けられ、
前記駆動モーター(33)は前記取付フレーム(35)に取り付けられ、
前記取付フレーム(35)は台座(351)及びギアカバー(352)を備え、前記ギアカバー(352)は前記台座(351)に係接され、前記ギアアセンブリ(34)が前記台座(351)と前記ギアカバー(352)との間に挟持される、ことを特徴とする請求項2~6のいずれか一項に記載の空調機。
【請求項8】
前記取付溝(6)の底壁に少なくとも2つの第1ねじ孔(61)が開けられ、前記取付フレーム(35)に少なくとも2つの第2ねじ孔(62)が開けられ、前記第1ねじ孔(61)は前記第2ねじ孔(62)にねじで接続され、
少なくとも2つの前記第2ねじ孔(62)は前記取付フレーム(35)の対向した両側に位置し、
前記取付フレーム(35)に少なくとも2つの第3ねじ孔が開けられ、前記駆動モーター(33)に少なくとも2つの第4ねじ孔(64)が開けられ、第3ねじ孔は前記第4ねじ孔(64)にねじで接続され、
少なくとも2つの前記第4ねじ孔(64)は前記駆動モーター(33)の対向した両側に位置する、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項9】
前記中間フレーム(1)に吹出口(11)が開けられ、前記外側ガイド軸(21)の軸方向は前記吹出口(11)の長さ方向と同じであり、前記外側ガイド軸(21)の長さと前記吹出口(11)の長さとの差の範囲は-40mm~30mmであり、
前記外側ガイド軸(21)に第1端面(211)及び第2端面(212)が対向して設置され、前記吹出口(11)に第1側壁(111)及び第2側壁(112)が対向して設置され、前記第1端面(211)と前記第1側壁(111)との間隔は前記第2端面(212)と前記第2側壁(112)との間隔に等しく、
前記第1端面(211)及び前記第2端面(212)の両方は前記第1側壁(111)と前記第2側壁(112)との間に設置され、前記第1端面(211)と前記第1側壁(111)との最大間隔は20mmである、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項10】
前記第1側壁(111)及び前記第2側壁(112)の両方は前記第1端面(211)と前記第2端面(212)との間に設置され、前記第1側壁(111)と前記第1端面(211)との最大間隔は15mmである、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【請求項11】
前記外側ガイド軸(21)は前記吹出口(11)の上方に設置され、
前記中間フレーム(1)の外面に回転溝(12)が開けられ、前記回転溝(12)は前記外側ガイド軸(21)の軸方向に沿って延設され、前記外側ガイド軸(21)は前記回転溝(12)内に設置され、前記回転溝(12)は前記外側ガイド軸(21)を制限し、
前記導風ドア(2)の前記外側ガイド軸(21)の軸方向における長さは前記中間フレーム(1)の前記外側ガイド軸(21)の軸方向における長さに等しく、
前記駆動輪(31)はギア又はプーリーである、ことを特徴とする請求項に記載の空調機。
【国際調査報告】