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特表2024-529696統合された2次内部液体リザーバを有するスプレーヤヘッド
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】統合された2次内部液体リザーバを有するスプレーヤヘッド
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/00 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
B65D83/00 K
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508677
(86)(22)【出願日】2022-08-15
(85)【翻訳文提出日】2024-03-08
(86)【国際出願番号】 US2022074954
(87)【国際公開番号】W WO2023023477
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】63/233,555
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513192166
【氏名又は名称】アーミス・バイオファーマ,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100211236
【弁理士】
【氏名又は名称】道下 浩治
(72)【発明者】
【氏名】ジーマン,セオドア・エドウィン
【テーマコード(参考)】
3E014
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB01
3E014PB05
3E014PC08
3E014PD12
3E014PE14
3E014PE16
3E014PF09
(57)【要約】
液体混合物を噴霧するためのスプレーヘッドが提供される。スプレーヘッドは、液体混合物を保持するように構成されるスプレーリザーバと、第1の液体をスプレーリザーバ内に収納するように構成されるチャネルと、第2の液体を保持するように構成される、スプレーヘッド内に収容された内部液体リザーバと、内部液体リザーバからスプレーリザーバに第2の液体を分配するように構成される分配器とを含む。液体混合物は第1の液体と第2の液体の混合物である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体混合物を噴霧するためのスプレーヘッドであって、
前記液体混合物を保持するように構成されるスプレーリザーバと、
第1の液体を前記スプレーリザーバ内に収納するように構成されるチャネルと、
第2の液体を保持するように構成される、前記スプレーヘッド内に収容された内部液体リザーバと、
前記内部液体リザーバから前記スプレーリザーバに前記第2の液体を分配するように構成される分配器とを備え、
前記液体混合物は前記第1の液体と前記第2の液体の混合物である、スプレーヘッド。
【請求項2】
ノズルと、
前記ノズルを通して前記スプレーリザーバから前記スプレーヘッドの外部に前記液体混合物を強制的に押し出すように構成されるトリガー機構とをさらに備える、請求項1に記載のスプレーヘッド。
【請求項3】
前記トリガー機構は、第1の位置および第2の位置に移動するように構成され、
前記第1の位置から前記第2の位置への前記トリガー機構の移動は、前記内部液体リザーバから前記スプレーリザーバに前記第2の液体を引き込む負圧吸引力を引き起こす、請求項1に記載のスプレーヘッド。
【請求項4】
前記トリガー機構が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動するときに、前記内部液体リザーバから前記スプレーリザーバに引き込まれる液体の体積を制限するように構成される測定済み液体取り込み機構をさらに備える、請求項3に記載のスプレーヘッド。
【請求項5】
前記内部液体リザーバは、前記第2の液体が流れることができるポートを含み、
前記測定済み液体取り込み機構は、前記ポートへの開口を有するチャネルを含む、請求項4に記載のスプレーヘッド。
【請求項6】
前記測定済み液体取り込み機構の前記チャネルは第1の直径を有し、
前記開口は第2の直径を有し、
前記第2の直径は前記第1の直径より小さい、請求項5に記載のスプレーヘッド。
【請求項7】
前記開口は、0.2mmと1.0mmとの間の直径を有する、請求項5に記載のスプレーヘッド。
【請求項8】
前記分配器は、液体が、前記内部液体リザーバから前記スプレーリザーバに移動するが、前記スプレーリザーバから前記内部液体リザーバに移動しないことを可能にするように構成される一方向弁を含む、請求項1に記載のスプレーヘッド。
【請求項9】
前記一方向弁はボール弁である、請求項8に記載のスプレーヘッド。
【請求項10】
前記内部液体リザーバは、前記スプレーヘッドの外部に沿って位置決めされた通気弁を含む、請求項1に記載のスプレーヘッド。
【請求項11】
前記第1の液体を収納するように構成される前記チャネルは、液体が、前記チャネルを通って前記スプレーリザーバに向かう方向に移動するが、反対方向に移動しないことを可能にするように構成される一方向弁を含む、請求項1に記載のスプレーヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、噴霧型液体分配装置に関し、特に、液体を分配するための2次リザーバを収容するように構成されるスプレーヤヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]手操作式スプレーボトルヘッドは、一般に、例えば負圧吸引を使用して外部リザーバからスプレーヤヘッド内に液体を誘導するためにトリガー機構に係合し、その後、同じトリガー機構を使用して、ノズルを通してスプレーヤヘッド内に液体を噴霧することによって、機能する。一般に、これらのスプレーヤヘッドは、外部液体リザーバに挿入されるチューブに結合され、ノズルから吐出される液体の全ては、この外部リザーバから取り出される。しかしながら、これは、複数の液体が、ノズルを通して噴霧され混合されることを要求または所望されるとき、問題を呈する。なぜならば、単一液体ストリームが外部液体リザーバから取得されるからである。
【0003】
[0003]例えば、多くのクリーニング溶液または噴霧される他の液体は、鼻につくまたは望ましくない臭気を有する場合がある。これらの液体は、化学的なまたは他の理由で芳香剤または臭気中和剤を用いて貯蔵されることができない場合がある。これらの事例において、芳香剤または臭気中和剤は、別個の噴霧デバイスからの液体に続いて噴霧されなければならないことになる。発生元の臭気を中和するのに非効果的であることに加えて、これは、液体を適切に噴霧し、消臭するために必要とされる時間を増加させ、特定のタスクのために必要とされるスプレーボトルの数を増加させる。さらに、これらのスプレーボトルが手動で使用されることを考慮すると、芳香剤または臭気中和剤を液体が噴霧された同じ場所に正確にスプレーすることは難しい場合がある。
【0004】
[0004]少なくともこれらの理由で、液体を噴霧し、芳香剤で満たすかまたは消臭するために必要とされるスプレーボトルおよびボトルスプレーヘッドの数を減少させ、液体を芳香剤または消臭剤と正確に混合する効果を増加させるシステムおよび装置が必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
[0005]液体混合物を噴霧するためのスプレーヘッドが提供される。スプレーヘッドは、液体混合物を保持するように構成されるスプレーリザーバと、第1の液体をスプレーリザーバ内に収納するように構成されるチャネルと、第2の液体を保持するように構成される、スプレーヘッド内に収容された内部液体リザーバと、内部液体リザーバからスプレーリザーバに第2の液体を特定のおよび精密な比で分配するように構成される分配器とを含む。液体混合物は第1の液体と小体積の第2の液体の混合物である。
【0006】
[0006]種々の実施形態によれば、スプレーヘッドは、ノズルとトリガー機構とをさらに含む。トリガー機構は、ノズルを通してスプレーリザーバからスプレーヘッドの外部に液体混合物を強制的に押し出すように構成される。
【0007】
[0007]種々の実施形態によれば、トリガー機構は、第1の位置および第2の位置に移動するように構成される。種々の実施形態によれば、第1の位置は、トリガー機構が引っ張られるときであり、第2の位置は、トリガー機構が解除されるときである。引っ張られた位置から解除された位置にトリガー機構を解除することは、両方のリザーバに負圧を生成する。スプレーヘッド内のより小さいリザーバから分配される液体の量は、混合された液体がスプレーノズルから放出するときに適切な濃度を生成するため特定の比の液体を送出するように設計される。
【0008】
[0008]種々の実施形態によれば、スプレーヤは、トリガー機構が第1の位置から第2の位置まで移動するときに、内部液体リザーバからスプレーリザーバに引き込まれる液体の体積を制限するように構成される測定済み液体取り込み機構をさらに含む。
【0009】
[0009]種々の実施形態によれば、内部液体リザーバは、第2の液体が流れることができるポートを含み、測定済み液体取り込み機構は、ポートへの開口を有するチャネルを含む。
【0010】
[0010]種々の実施形態によれば、測定済み液体取り込み機構のチャネルは第1の直径を有し、開口は第2の直径を有し、第2の直径は第1の直径より小さい。種々の実施形態によれば、開口は、0.2mmと1.0mmとの間の直径を有する。
【0011】
[0011]種々の実施形態によれば、分配器は、液体が、内部液体リザーバからスプレーリザーバに移動するが、スプレーリザーバから内部液体リザーバに移動しないことを可能にするように構成される一方向弁を含む。種々の実施形態によれば、一方向弁はボール弁である。
【0012】
[0012]種々の実施形態によれば、内部液体リザーバは、スプレーヘッドの外部に沿って位置決めされた通気弁を含む。
【0013】
[0013]種々の実施形態によれば、第1の液体を収納するように構成されるチャネルは、液体が、チャネルを通ってスプレーリザーバに向かう方向に移動するが、反対方向に移動しないことを可能にするように構成される一方向弁を含む。
【0014】
[0014]本開示の上記のおよび他の特徴は、添付図面と併せて読まれる、以下の説明および添付特許請求項からより完全に明らかになるであろう。これらの図面が、本開示による幾つかの例のみを示し、したがって、その範囲を制限するものと考えられないことを理解すると、本開示は、添付図面の使用を通して、さらなる特異性および詳細を持って説明されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】[0015]本開示の種々の実施形態によるスプレーヤヘッドの例の側断面図である。
図2】[0016]本開示の種々の実施形態によるスプレーヤヘッドの例の側面図である。
図3A】[0017]本開示の種々の実施形態による内部液体分配器およびリザーバの例の斜視図である。
図3B】[0018]本開示の種々の実施形態による内部液体分配器およびリザーバの例の側面図である。
図4A】[0019]本開示の種々の実施形態による、逆止弁が位置する内部液体分配器の例の斜視図である。
図4B】[0020]本開示の種々の実施形態による、逆止弁が位置する内部液体分配器の例の側断面図である。
図5A】[0021]本開示の種々の実施形態による、測定済み液体取り込み機構および内部ボール弁液体分配器用の着座表面の例の斜視図である。
図5B】[0022]本開示の種々の実施形態による、内部ボール弁スプレーヤの測定済み液体取り込み機構の例の側断面図である。
図6A】[0023]本開示の種々の実施形態による内部液体リザーバの例の斜視図である。
図6B】[0024]本開示の種々の実施形態による内部液体リザーバの例の側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[0025]以下の詳細な説明において、詳細な説明の一部を形成する添付図面に対して参照が行われる。図面において、同様の符号は、別段に文脈が指示しない限り、通常、同様のコンポーネントを特定する。詳細な説明、図面、および特許請求項において説明される例証的な例は、制限的であることを意味されない。本明細書で提示される主題の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の例が利用され得、他の変更が行われ得る。本開示の態様が、本明細書で一般に説明され、図において示されるように、それらの全てが本明細書において暗黙的に企図されるいろいろな異なる構成で、配置され、置換され、組み合わされ、分離され、設計され得ることが容易に理解されるであろう。
【0017】
[0026]本文書で使用されるように、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、別段に文脈が明確に指示しない限り複数参照を含む。別段に規定されない限り、本明細書で使用される技術的および科学的用語は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本文書で使用されると、用語「備えている(comprising)」(または「備える(comprise)」)は、「含んでいる(または含む)が、それに限定されない(including(or includes),but not limited to)」を意味する。本文書で使用されるとき、用語「例示的な(exemplary)」は、「例によれば(by way of example)」を意味することを意図され、特定の例示的な品目が好ましいかまたは必要とされることを示すことを意図されない。
【0018】
[0027]本文書において、用語「約(approximately)」は、数値に関連して使用されると、その数値に近いが、まさにその数値ではない値を含むことを意図される。例えば、幾つかの実施形態において、用語「約」は、値の+/-10パーセント以内である値を含むことができる。
【0019】
[0028]本開示に関連する他の用語は、詳細な説明の節の終わりに規定される。
【0020】
[0029]ここで図1~2を参照すると、液体スプレーヤヘッド10の側断面図(図1)および側面図(図2)が例証的に示される。
【0021】
[0030]種々の実施形態によれば、スプレーヤヘッド10は、チャネル25を介してノズル20を通して噴霧される液体を貯蔵するように構成されるスプレーリザーバ15を含む。スプレーヤヘッド10は、内部液体分配器30およびリザーバ35をさらに含む。さらに、スプレーヤヘッド10は、スプレーリザーバ15内への液体の移動、および、チャネル25を介しノズル20を通したスプレーリザーバ15からの液体の移動を容易にするように構成されるトリガー40を含む。
【0022】
[0031]トリガー40は、引っ張られた(第1の)位置と解除された(第2の)位置との間で移動するように構成される。図1~2に示す実施形態において、トリガー40は、解除された位置にある。引っ張られた位置において、トリガー40は、回転ポイントまたはヒンジ45の周りに回転し、スプレーリザーバ15に圧力を加え、スプレーリザーバ15の内部体積を減少させる。例えば、トリガー40は、スプレーリザーバ15に入るように、および/または、プランジャまたは他の適切なデバイスをスプレーリザーバ15に入らせるように構成される突出部50を含むことができ、スプレーリザーバ15の内部体積を減少させる。
【0023】
[0032]トリガー40が解除された位置にある間に液体がスプレーリザーバ内にあるとき、トリガー40が、係合され、解除された位置から引っ張られた位置に移動すると、スプレーリザーバ15内の液体は、スプレーリザーバ15からチャネル25を通り、ノズル20を介してスプレーヘッド10から外部に強制的に押し出される。種々の実施形態によれば、ノズル20は、液体を所望の速度でスプレーヘッドから漏出させるように構成される、等しいかまたは変動するサイズの1つまたは複数の穴を含むことができる。
【0024】
[0033]種々の実施形態によれば、トリガー40は、(例えば、ユーザの手によって)トリガー40から外部圧力を除去すると、トリガー40を引っ張られた位置から解除された位置に付勢するように構成される付勢力(例えば、ばねまたは他の適切な付勢部材による)を含む。トリガー40が解除されると、付勢部材は、トリガー40を解除された位置に戻させ、スプレーリザーバ15の内部体積を増加させる。スプレーリザーバ15の内部体積のこの増加は、スプレーリザーバ15内に負圧吸引力をもたらし、液体を、外部リザーバ(示さず)からおよび内部液体リザーバ35からチャネル55を通ってスプレーリザーバ15内に吸引させる。負圧吸引力の適用によって、液体は、複数の供給源からスプレーリザーバ15内に引き込まれる。
【0025】
[0034]液体は、外部リザーバからチャネル55を通りスプレーリザーバ15に入る。種々の実施形態によれば、スプレーリザーバ15は、一方向弁を介して外部リザーバに結合され、液体が、スプレーリザーバ15内での負圧吸引力の適用によって一方向弁を通して吸引されることを可能にするが、スプレーリザーバ15からのチャネルを通した移動を防止する。種々の実施形態によれば、トリガーは、トリガー40が引っ張られた位置から解除された位置に移動すると、おおよその体積の液体を、スプレーリザーバ15内にチャネル55を通して通過させるように構成される。
【0026】
[0035]種々の実施形態によれば、スプレーヘッド10は、内部液体リザーバ35および分配器30(図3A~3Bにおいてより詳細に示す)を含む。内部液体リザーバ35および分配器30は、スプレーヘッド10内に収容される。幾つかの実施形態において、スプレーヘッド10は外部ハウジングを含み、内部液体リザーバ35および分配器30は、ハウジング内に収容される。
【0027】
[0036]トリガー40が引っ張られた位置から解除された位置に移動すると、負圧吸引力は、内部リザーバ35内の液体の一部分を、チャネル60を通して分配機構30まで、そしてスプレーリザーバ15内に吸引させる。
【0028】
[0037]図6A~6Bに示すように、内部リザーバ35は、内部リザーバ35内に液体を貯蔵するための貯蔵チャンバ70、および、液体が貯蔵チャンバ70からチャネル60に移動するポート65を含む。種々の実施形態によれば、チャネル60は、トリガー40が引っ張られた位置から解除された位置に移動すると、液体の測定済み体積が内部液体リザーバ35からスプレーリザーバ15に吸引されることを可能にするように構成される測定済み液体取り込み機構75(図5A~5Bにおいてより詳細に示す)のコンポーネントである。種々の実施形態によれば、測定済み体積は、内部リザーバ35からの液体と外部リザーバ(示さず)からの液体のスプレーリザーバ内での比をもたらす。種々の実施形態によれば、比は、内部リザーバ35内の液体および外部リザーバ内の液体の濃度に基づいて変動する。
【0029】
[0038]種々の実施形態によれば、チャネル60は、内部液体リザーバ35からスプレーリザーバ15に移動する液体の流量を制限するように構成される開口80を含む。幾つかの実施形態によれば、開口80は、チャネル60より小さい直径を有する。幾つかの実施形態によれば、内部液体リザーバ35は、液体が内部液体リザーバ35を出るときに、空気が内部液体リザーバ35に入ることを可能にするための通気弁90を含む。
【0030】
[0039]種々の実施形態によれば、比は、開口80の直径によって影響を受ける。種々の実施形態によれば、開口80の直径は約0.5mmである。しかしながら、本開示の趣旨および機能を依然として維持しながら、他の(例えば、0.2mmと1.0mmとの間またはそれよい大きい)直径が実装され得ることが留意される。
【0031】
[0040]種々の実施形態によれば、測定済み液体取り込み機構75は、外部リザーバから分配される或る範囲の液体体積当たりの質量に関連する内部液体リザーバ35からの或る体積の液体を分配するように構成される。例えば、比は、外部リザーバからの、液体の29.57ミリリットル(1液量オンス(fluid ounce))当たり約0.025~0.15グラムとすることができる。しかしながら、内部液体リザーバ35内の流体および外部リザーバ内の流体の特性に応じて他の比が実装され得ることが留意される。
【0032】
[0041]図1および図3A~3Bにおいて、また、図4A~4Bにおいてより詳細に示すように、スプレーヘッド10は、チャネル60からスプレーリザーバ15に液体を移送するように構成される内部液体分配器30を含む。種々の実施形態によれば、内部液体分配器30は、液体が、チャネル60を介してスプレーリザーバ15内に吸引されるが、スプレーリザーバ15からチャネル60を通して押し込まれないことを可能にする一方向弁95を含む。種々の実施形態によれば、一方向弁95はボール弁である。しかしながら、本開示の趣旨および機能を維持しながら、他の適切な一方向弁が使用され得ることが留意される。
【0033】
[0042]種々の実施形態によれば、内部液体リザーバ35は、混合物がノズル20を介してスプレーヘッド10から吐出される前に、外部リザーバからの液体と混合される液体を保持するように構成される。例えば、内部液体リザーバ35は、芳香剤または消臭剤を含むことができる。外部液体リザーバからの液体が、望ましくないまたは鼻につく臭気を有する場合、芳香剤または消臭剤が、液体を噴霧する前に、外部液体リザーバからの液体と混合され得、外部液体リザーバからの臭気を減少させるかまたはマスキングする。さらに、内部液体リザーバ35がスプレーヘッド10内に収容されるため、スプレーヘッド10は、スプレーヘッド10の移動と移動との間に内部液体リザーバ35内に液体を維持しながら、ボトル(または他の適切な外部液体リザーバ)ごとに切り換えられ得る。
【0034】
[0043]上記で説明した特徴および機能ならびに代替物は、多くの他の異なるシステムまたはアプリケーションにおいて組み合わされ得る。それぞれが、開示される実施形態によって包含されることも意図される種々の代替、修正、変形、または改善は、当業者によって行われ得る。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
【国際調査報告】