(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】ウェーブ形状を有する海苔スナックおよびその製造方法
(51)【国際特許分類】
A23L 17/60 20160101AFI20240801BHJP
【FI】
A23L17/60 103A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024509445
(86)(22)【出願日】2022-08-16
(85)【翻訳文提出日】2024-02-16
(86)【国際出願番号】 KR2022012199
(87)【国際公開番号】W WO2023022476
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0108104
(32)【優先日】2021-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508139664
【氏名又は名称】シージェイ チェイルジェダン コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】CJ CHEILJEDANG CORPORATION
【住所又は居所原語表記】CJ Cheiljedang Center,330,Dongho-ro,Jung-gu,Seoul,Republic Of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】フ・シク・キム
(72)【発明者】
【氏名】ホン・ウク・パク
【テーマコード(参考)】
4B019
【Fターム(参考)】
4B019LC02
4B019LE01
4B019LK06
4B019LK08
4B019LP17
(57)【要約】
本出願は、ウェーブ形状を有する海苔スナックおよびその製造方法に関する。本出願によると、シート海苔に塗布された糖液に含まれた水分により、グリリング熱処理の時に、海苔がパフィング(puffing)し、海苔の表面にウェーブ形状が実現され、これにより、クランチな食感を有する海苔スナックを提供することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
糖液が塗布されたシート海苔であって、
前記シート海苔は、厚さが2mm以上であり、
強度(peak force)は、500以上であり、
ピークタイム(peak time)は、2.5秒(Second)以上であり、ウェーブ形状を有する、シート海苔。
【請求項2】
前記糖液のブリックスは、40~80brixである、請求項1に記載のシート海苔。
【請求項3】
前記糖液は、海苔39,900mm
2の面積当たり0.5-5.5gの重量で塗布されている、請求項1に記載のシート海苔。
【請求項4】
前記シート海苔は、シート形状の海苔に糖液を塗布した後、グリリング(grilling)熱処理して得られる、請求項1に記載のシート海苔。
【請求項5】
前記ウェーブ形状は、10mmの長さ当たり1-10の頂点を有する、請求項1に記載のシート海苔。
【請求項6】
(a)糖液が塗布された2枚のシート海苔と、(b)前記糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物とを含む海苔スナックであって、
前記海苔スナックは、
厚さが2mm以上であり、
強度(peak force)が500以上であり、
ピークタイム(peak time)が2.5秒以上であり、
ウェーブ形状を有する、海苔スナック。
【請求項7】
前記糖液のブリックスは、40~80brixである、請求項6に記載の海苔スナック。
【請求項8】
前記糖液は、1枚のシート海苔39,900mm
2の面積当たり0.5-5.5gの重量で塗布されている、請求項6に記載の海苔スナック。
【請求項9】
前記固形物は、穀物、堅果類または魚介類を含む、請求項6に記載の海苔スナック。
【請求項10】
前記海苔スナックは、糖液が塗布された2枚以上のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入した後、グリリング(grilling)熱処理して得られる、請求項6に記載の海苔スナック。
【請求項11】
前記ウェーブ形状は、海苔スナック10mmの長さ当たり1-10の頂点を有する、請求項6に記載の海苔スナック。
【請求項12】
糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入するステップと、
前記充填物を含む前記2枚のシート海苔をグリリング(grilling)熱処理するステップであって、前記グリリング間隔は、1.5mm~5mmであるステップとを含む、海苔スナックの製造方法。
【請求項13】
前記糖液のブリックスは、40brix~80brixである、請求項12に記載の海苔スナックの製造方法。
【請求項14】
前記糖液は、1枚のシート海苔39,900mm
2の面積当たり0.5-5.5gの重量で塗布される、請求項12に記載の海苔スナックの製造方法。
【請求項15】
39,900mm
2の面積を有するシート海苔1枚に塗布される糖液内の水分の含有量は、0.25-1.38gである、請求項12に記載の海苔スナックの製造方法。
【請求項16】
前記充填物に含まれる固形物は、穀物、堅果類または魚介類である、請求項12に記載の海苔スナックの製造方法。
【請求項17】
前記充填物は、糖液をさらに含む、請求項16に記載の海苔スナックの製造方法。
【請求項18】
前記海苔スナックのグリリング(grilling)熱処理後の収縮率は、17%-39%である、請求項12に記載の海苔スナックの製造方法。
【請求項19】
前記海苔スナックの厚さは、2mm以上である、請求項12に記載の海苔スナックの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、ウェーブ形状を有する海苔スナックおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
海苔には、水溶性繊維、タンパク質、ペプチド、ビタミン、脂質、ミネラルなどが豊富に含有されており、コレステロールを体外に排泄する作用をする成分が入っており、海苔の摂取時に、高血圧、動脈硬化、異常脂質血症、酸化ストレスを予防することができ、血管の炎症と血液の凝固を防止して、心血管を健康に維持するのに役に立つ。また、海苔に含有された食物繊維が胃癌の発病を予防することができると報告されており、海苔は、アルツハイマー病と便秘を予防し、視力の保護にも効果があると知られている。
【0003】
最近、海苔のこのような栄養学的利点が知られるにつれておやつ用海苔スナックが世界的に注目されている。韓国をはじめ、中国および日本では、海苔にごま油やエゴマ油をつけて焼いて食べたり、塩漬けや揚げ海苔を作って食べており、様々な調味海苔形態の海苔スナックが販売されている。米国など、西洋では、小麦粉を使用した伝統的なスナックに比べて、海苔が健康なおやつという認識が拡散し、高い販売成長率を記録しており、海苔スナックは、西洋人の好みに合わせてやや塩辛い味だけでなく、甘い味、辛い味、バーベキュー味、ライム(lime)味、玉ねぎ味などを有するスナックとして製造され販売されており、様々な風味を有し、パリッとしたことを特徴とする。
【0004】
韓国公開特許第10-2021-0065067号には、味、香り、食感などの官能性、製品の形態に優れた海苔スナックおよびその製造方法が記載されており、韓国公開特許第10-2019-0103572号には、ブロック型で一口で食べやすく、壊れ難くくて包装時に利点を有するブロック型海苔スナックおよびその製造方法が開示されており、韓国公開特許第10-2017-0016077号には、海苔固有の味とパリッとした食感に優れた塩漬け型乾燥海苔を用いた海苔スナックおよびその製造方法が開示されている。
【0005】
海苔スナックは、最近、世界的に注目を集めているが、様々な人種の食感に合う海苔スナックを製造する必要があり、継続して増加している海苔スナックの需要に応じて、消費者がさらにパリッとした食感で摂取することができる海苔スナックの開発が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2021-0065067号
【特許文献2】韓国公開特許第10-2019-0103572号
【特許文献3】韓国公開特許第10-2017-0016077号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、海苔を用いて、パリッとした食感を出すことができる海苔スナックを製造するために鋭意研究を重ねた。結果、海苔に水分が含有された糖液を塗布した後、グリリング熱処理によってパフィング(puffing)を誘導することにより、ウェーブ形状を有し、且つクランチな食感を有する海苔スナックを製造することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
したがって、本出願は、ウェーブ形状を有するシート海苔を提供することを目的とする。
【0009】
本出願は、ウェーブ形状を有する海苔スナックを提供することを他の目的とする。
【0010】
本出願は、ウェーブ形状を有する海苔スナックの製造方法を提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の目的を達成するために、
本出願の一側面は、糖液が塗布されたシート海苔であって、前記シート海苔の厚さは2mm以上であり、強度(peak force)は500以上であり、ピークタイム(peak time)は2秒(second)以上であり、ウェーブ形状を有するシート海苔を提供する。
【0012】
本出願の他の側面は、糖液が塗布された2枚のシート海苔および前記糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物を含む海苔スナックであって、前記海苔スナックは、厚さが2mm以上であり、硬度(peak force)が500以上であり、ピークタイム(peak time)が2秒以上であり、ウェーブ形状を有する海苔スナックを提供する。
【0013】
本出願のさらに他の側面は、糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入するステップと、前記充填物を含む前記2枚のシート海苔をグリリング(grilling)熱処理するステップであって、前記グリリング間隔は、1.5mm~5mmであるステップとを含む海苔スナックの製造方法を提供する。
【0014】
以下、本出願を具体的に説明する。
【0015】
ウェーブシート海苔
本出願の一側面によると、糖液が塗布されたシート海苔であって、前記シート海苔の厚さは0.4mm~4mmであり、強度(peak force)は500以上であり、ピークタイム(peak time)は3秒(second)以上であり、ウェーブ(wave)形状を有するシート海苔を提供する。
【0016】
本出願の前記ウェーブ形状を有するシート海苔は、本明細書において、「ウェーブシート海苔」とも称して記載する。
【0017】
本出願のウェーブシート海苔は、従来のシート海苔が有しておらず、試みなかった特性である、より厚く、偏平ではなく屈曲状であり、シート海苔が有していなかった新たな食感であるパリッとした食感を有する。
【0018】
本出願のウェーブシート海苔に塗布された糖液に含まれる糖は、食品学的に許容可能な任意の糖が使用されることができ、オリゴ糖類、多糖類、二糖類、または単糖類であることができる。具体的には、前記糖液に含まれる糖は、砂糖、水飴、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ソルビトール、マルチトール、ポリグリシトール、マルトース、またはステビアであることができる。
【0019】
一実施態様において、前記糖液のブリックス(Brix)は、40~80brixであることができる。
【0020】
具体的には、糖液のブリックスは、40brix、42brix、44brix、46brix、48brix、50brix、52brix、54brix、56brix、58brix、および60brixからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および80brix、78brix、76brix、74brix、72brix、70brix、68brix、66brix、66brix、64brix、および62brixからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。例えば、前記糖液のブリックスは、40-80brix、40-78brix、40-76brix、40-74brix、40-72brix、40-70brix、40-68brix、40-66brix、40-64brix、40-62brix、40-60brix、42-80brix、42-78brix、42-76brix、42-74brix、42-72brix、42-70brix、42-68brix、42-66brix、42-64brix、42-62brix、42-60brix、44-80brix、44-78brix、44-76brix、44-74brix、44-72brix、44-70brix、44-68brix、44-66brix、44-64brix、44-62brix、または44-60brixであることができる。
【0021】
一実施態様において、ウェーブシート海苔は、前記ブリックス範囲を有する糖液が、海苔39,900mm2の面積当たり0.5-5.5gの重量で塗布されることができる。
【0022】
具体的には、ウェーブシート海苔39,900mm2の面積当たり塗布される糖液の重量は、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.7g、1.8g、1.9g、2g、2.1g、2.2g、2.3g、2.4g、および2.5gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5g、5.4g、5.3g、5.2g、5.1g、5g、4.9g、4.8g、4.7g、4.6g、4.5g、4.4g、4.3g、4.2g、4.1g、4g、3.9g、3.8g、3.7g、3.6g、3.5g、3.4g、3.3g、3.2g、3.1g、3g、2.9g、2.8g、および2.7g、2.6gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0023】
例えば、ウェーブシート海苔39,900mm2の面積当たり塗布される糖液の重量は、0.5-5.5g、0.5-5.3g、0.5-5.2g、0.5-5g、0.5-4.9g、0.5-4.7g、0.5-4.5g、0.5-4.3g、0.5-4.2g、0.5-4g、0.5-3.8g、0.5-3.6g、0.5-3.4g、0.5-3.2g、0.5-3g、0.5-2.8g、0.5-2.6g、0.7-5.5g、0.7-5.3g、0.7-5.2g、0.7-5g、0.7-4.9g、0.7-4.7g、0.7-4.5g、0.7-4.3g、0.7-4.2g、0.7-4g、0.7-3.8g、0.7-3.6g、0.7-3.4g、0.7-3.2g、0.7-3g、0.7-2.8g、0.7-2.6g、1-5.5g、1-5.3g、1-5.2g、1-5g、1-4.9g、1-4.7g、1-4.5g、1-4.3g、1-4.2g、1-4g、1-3.8g、1-3.6g、1-3.4g、1-3.2g、1-3g、1-2.8g、1-2.6g、1.3-5.5g、1.3-5.3g、1.3-5.2g、1.3-5g、1.3-4.9g、1.3-4.7g、1.3-4.5g、1.3-4.3g、1.3-4.2g、1.3-4g、1.3-3.8g、1.3-3.6g、1.3-3.4g、1.3-3.2g、1.3-3g、1.3-2.8g、1.3-2.6gであることができるが、これに限定されない。
【0024】
他の実施態様において、本出願のウェーブシート海苔において、39,900mm2の面積を有する1枚の海苔の重量は、1.8-3.0gであることができる。本出願のウェーブシート海苔には、前記ブリックス範囲を有する糖液が、1枚の海苔1.8-3.0g当たり0.5-5.5gの重量で塗布されることができる。具体的には、ウェーブシート海苔の1枚の海苔1.8~3.0gの重量当たり塗布される糖液の重量は、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.7g、1.8g、1.9g、2g、2.1g、2.2g、2.3g、2.4g、および2.5gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5g、5.4g、5.3g、5.2g、5.1g、5g、4.9g、4.8g、4.7g、4.6g、4.5g、4.4g、4.3g、4.2g、4.1g、4g、3.9g、3.8g、3.7g、3.6g、3.5g、3.4g、3.3g、3.2g、3.1g、3g、2.9g、2.8g、および2.7g、2.6gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0025】
例えば、ウェーブシート海苔の1枚の海苔1.8-3.0gの重量当たり塗布される糖液の重量は、0.5-5.5g、0.5-5.3g、0.5-5.2g、0.5-5g、0.5-4.9g、0.5-4.7g、0.5-4.5g、0.5-4.3g、0.5-4.2g、0.5-4g、0.5-3.8g、0.5-3.6g、0.5-3.4g、0.5-3.2g、0.5-3g、0.5-2.8g、0.5-2.6g、0.7-5.5g、0.7-5.3g、0.7-5.2g、0.7-5g、0.7-4.9g、0.7-4.7g、0.7-4.5g、0.7-4.3g、0.7-4.2g、0.7-4g、0.7-3.8g、0.7-3.6g、0.7-3.4g、0.7-3.2g、0.7-3g、0.7-2.8g、0.7-2.6g、1-5.5g、1-5.3g、1-5.2g、1-5g、1-4.9g、1-4.7g、1-4.5g、1-4.3g、1-4.2g、1-4g、1-3.8g、1-3.6g、1-3.4g、1-3.2g、1-3g、1-2.8g、1-2.6g、1.3-5.5g、1.3-5.3g、1.3-5.2g、1.3-5g、1.3-4.9g、1.3-4.7g、1.3-4.5g、1.3-4.3g、1.3-4.2g、1.3-4g、1.3-3.8g、1.3-3.6g、1.3-3.4g、1.3-3.2g、1.3-3g、1.3-2.8g、1.3-2.6gであることができるが、これに限定されない。
【0026】
本出願のウェーブシート海苔の厚さは、一般シート海苔あるいは焼きシート海苔の薄い厚さに比べて、厚い厚さを有することを特徴とする。
【0027】
本出願のウェーブシート海苔の厚さは、ノギスまたはデジタル厚さゲージを用いて測定することができる。ウェーブシート海苔の厚さは、前記機器を使用して、ウェーブシート海苔の2箇所以上で測定された厚さ測定値の平均値であることができる。例えば、ウェーブシート海苔の厚さは、四角形の海苔の角部分4箇所の厚さと中間部分1箇所の厚さを測定して得られた厚さ測定値の平均値であることができる。
【0028】
一実施態様において、本出願のウェーブシート海苔の厚さは、2mm~4.5mmであることができる。
【0029】
具体的には、ウェーブシート海苔の厚さは、2mm、2.1mm、2.2mm、2.3mm、2.4mm、2.5mm、2.6mm、2.7mm、2.8mm、2.9mm、および3mmからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5mm、5.4mm、5.3mm、5.2mm、5.1mm、5mm、4.9mm、4.8mm、4.7mm、4.6mm、および4.5mmからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の厚さであることができ、より具体的には、ウェーブシート海苔の厚さは、2-5.5mm、2-5.4mm、2-5.3mm、2-5.2mm、2-5.1mm、2-5mm、2-4.9mm、2-4.8mm、2-4.7mm、2-4.6mm、2-4.5mm、2.1-5.5mm、2.1-5.4mm、2.1-5.3mm、2.1-5.2mm、2.1-5.1mm、2.1-5mm、2.1-4.9mm、2.1-4.8mm、2.1-4.7mm、2.1-4.6mm、または2.1-4.5mmであることができる。
【0030】
一実施態様において、本出願のウェーブシート海苔の強度(peak force、単位g)は、500以上であることができる。
【0031】
具体的には、ウェーブシート海苔の強度(peak force)は、500、510、520、530および540からなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および1350、1340、1330、1320、1310、1300、および1290からなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の強度(peak force、g)であることができる。
【0032】
一実施態様において、本出願のウェーブシート海苔のピークタイム(peak time、単位sec)は、2.5秒(second)以上であることができる。
【0033】
具体的には、ウェーブシート海苔のピークタイム(peak time)は、2秒、2.1秒、2.2秒、2.3秒、2.4秒、2.5秒、2.6秒、2.7秒、2.8秒、2.9秒、3秒、3.1秒、3.2秒、3.3秒、3.4秒、3.5秒および3.6秒からなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および6秒、5.9秒、5.8秒、5.7秒、5.6秒、5.5秒、5.4秒、5.3秒、5.2秒、5秒、4秒、3.7秒からなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。より具体的には、ウェーブシート海苔のピークタイムは、2-6秒、2.1-6秒、2.2-6秒、2.3-6秒、2.4-6秒、2.5-6秒、2.6-6秒、2.7-6秒、2.8-6秒、2.9-6秒、3-6秒、3.1-6秒、3.2-6秒、3.3-6秒、3.4-6秒、3.5-6秒、3.6-6秒、3.5-5.3秒、3.5-5.2秒、2.3-3.7秒、2.9-3.7秒、2.5-3.7秒であることができる。
【0034】
前記ウェーブシート海苔の強度(peak force)およびピークタイム(peak time)は、シート海苔試料を取って物性分析装置(Texture Analyzer)で測定されることができる。
【0035】
一実施態様において、前記物性分析装置(Texture Analyzer)を用いたウェーブシート海苔の強度およびピークタイムの測定条件は、TA-XT Plus(Stable Micro Systems、England)を使用してCompression;Pre-Test Speed:2.00mm/sec;Test Speed:1.00mm/sec;Post-Test Speed:10.00mm/sec;Target Mode:Distance;Force:100.0g;Distance:5.000mm;Strain:50.0%;Trigger Type:Auto(Force)の条件で測定されることができる。
【0036】
本出願のウェーブシート海苔において、ウェーブ(wave)形状は、一般シート海苔あるいは焼きシート海苔の偏平な形状に比べて屈曲状の形状を意味する。
【0037】
一実施態様において、本出願ウェーブシート海苔のウェーブ形状は、シート海苔10mmの長さ当たり1-10個の頂点を有することができ、具体的には、海苔スナック10mmの長さ当たり1-2個、1-3個、1-4個、1-5個、1-6個、1-7個、1-8個、1-9個、1-10個の頂点を有することができる。
【0038】
一実施態様において、前記ウェーブシート海苔は、シート形状の海苔に糖液を塗布した後、グリリング(grilling)熱処理して得られることができる。
【0039】
本出願において、グリリング熱処理は、下記海苔スナックおよび海苔スナックの製造方法で説明したとおりであり、複雑性を避けるために、重複して説明しない。
【0040】
海苔スナック
本出願の他の側面によると、(a)糖液が塗布された2枚のシート海苔と、(b)前記糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物とを含む海苔スナックであって、前記海苔スナックは、厚さが2mm以上であり、強度(peak force)が500以上であり、ピークタイム(peak time)が2秒以上であり、ウェーブ形状を有する海苔スナックを提供する。
【0041】
本出願において、海苔スナックは、糖液が塗布された2枚のシート海苔および前記糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物を含む。
【0042】
本出願の海苔スナックは、2枚のシート海苔の間に固形物が充填されている販売中のサンド海苔に比べて、厚く、偏平ではなく、屈曲状のウェーブシート海苔を含む海苔スナックであり、従来のサンド海苔に比べて新たな食感であるパリッとした食感を有する。
【0043】
本出願のシート海苔に塗布された糖液に含まれる糖は、食品学的に許容可能な任意の糖が使用可能であり、オリゴ糖類、多糖類、二糖類、または単糖類であることができる。具体的には、前記糖液に含まれる糖は、砂糖、水飴、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ソルビトール、マルチトール、ポリグリシトール、マルトース、またはステビアであることができる。
【0044】
一実施態様において、前記糖液のブリックス(Brix)は、40~80brixであることができる。
【0045】
本出願において、糖液と関連して使用する用語「ブリックス(Brix)」は、任意の液体に含まれている糖(sugar)の濃度を意味し、任意の溶液100gに5gの糖が含まれていると、5brixになることを意味する。
【0046】
本出願において、糖液のブリックスは、糖液の比重(specific gravity)または屈折率(refractive index)を測定して決定することができ、具体的には、糖液のブリックスの測定は、糖度計(saccharimeter)で糖液の比重を測定するか、屈折計(refractometer)で糖液の屈折率を測定して決定することができる。
【0047】
具体的には、糖液のブリックスは、40brix、42brix、44brix、46brix、48brix、50brix、52brix、54brix、56brix、58brix、および60brixからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および80brix、78brix、76brix、74brix、72brix、70brix、68brix、66brix、66brix、64brix、および62brixからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。より具体的には、前記糖液のブリックスは、40-80brix、40-78brix、40-76brix、40-74brix、40-72brix、40-70brix、40-68brix、40-66brix、40-64brix、40-62brix、40-60brix、42-80brix、42-78brix、42-76brix、42-74brix、42-72brix、42-70brix、42-68brix、42-66brix、42-64brix、42-62brix、42-60brix、44-80brix、44-78brix、44-76brix、44-74brix、44-72brix、44-70brix、44-68brix、44-66brix、44-64brix、44-62brix、または44-60brixであることができる。
【0048】
一実施態様において、本出願の海苔スナックには、前記ブリックス範囲を有する糖液が1枚の海苔39,900mm2の面積当たり0.5-5.5gの重量で塗布されることができる。
【0049】
具体的には、海苔スナックで1枚の海苔39,900mm2の面積当たり塗布される糖液の重量は、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.7g、1.8g、1.9g、2g、2.1g、2.2g、2.3g、2.4g、および2.5gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5g、5.4g、5.3g、5.2g、5.1g、5g、4.9g、4.8g、4.7g、4.6g、4.5g、4.4g、4.3g、4.2g、4.1g、4g、3.9g、3.8g、3.7g、3.6g、3.5g、3.4g、3.3g、3.2g、3.1g、3g、2.9g、2.8g、および2.7g、2.6gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0050】
例えば、1枚の海苔39,900mm2の面積当たり塗布される糖液の重量は、0.5-5.5g、0.5-5.3g、0.5-5.2g、0.5-5g、0.5-4.9g、0.5-4.7g、0.5-4.5g、0.5-4.3g、0.5-4.2g、0.5-4g、0.5-3.8g、0.5-3.6g、0.5-3.4g、0.5-3.2g、0.5-3g、0.5-2.8g、0.5-2.6g、0.7-5.5g、0.7-5.3g、0.7-5.2g、0.7-5g、0.7-4.9g、0.7-4.7g、0.7-4.5g、0.7-4.3g、0.7-4.2g、0.7-4g、0.7-3.8g、0.7-3.6g、0.7-3.4g、0.7-3.2g、0.7-3g、0.7-2.8g、0.7-2.6g、1-5.5g、1-5.3g、1-5.2g、1-5g、1-4.9g、1-4.7g、1-4.5g、1-4.3g、1-4.2g、1-4g、1-3.8g、1-3.6g、1-3.4g、1-3.2g、1-3g、1-2.8g、1-2.6g、1.3-5.5g、1.3-5.3g、1.3-5.2g、1.3-5g、1.3-4.9g、1.3-4.7g、1.3-4.5g、1.3-4.3g、1.3-4.2g、1.3-4g、1.3-3.8g、1.3-3.6g、1.3-3.4g、1.3-3.2g、1.3-3g、1.3-2.8g、または1.3-2.6gであることができるが、これに限定されない。
【0051】
他の実施態様において、本出願の海苔スナックに含まれる、39,900mm2の面積を有する海苔1枚の重量は、1.8-3.0gであることができる。本出願の海苔スナックには、前記ブリックス範囲を有する糖液が、1枚の海苔1.8-3.0g当たり0.5-5.5gの重量で塗布されることができる。具体的には、海苔スナックで1枚の海苔1.8-3.0gの重量当たり塗布される糖液の重量は、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.7g、1.8g、1.9g、2g、2.1g、2.2g、2.3g、2.4g、および2.5gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5g、5.4g、5.3g、5.2g、5.1g、5g、4.9g、4.8g、4.7g、4.6g、4.5g、4.4g、4.3g、4.2g、4.1g、4g、3.9g、3.8g、3.7g、3.6g、3.5g、3.4g、3.3g、3.2g、3.1g、3g、2.9g、2.8g、および2.7g、2.6gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0052】
例えば、1枚の海苔1.8-3.0gの重量当たり塗布される糖液の重量は、0.5-5.5g、0.5-5.3g、0.5-5.2g、0.5-5g、0.5-4.9g、0.5-4.7g、0.5-4.5g、0.5-4.3g、0.5-4.2g、0.5-4g、0.5-3.8g、0.5-3.6g、0.5-3.4g、0.5-3.2g、0.5-3g、0.5-2.8g、0.5-2.6g、0.7-5.5g、0.7-5.3g、0.7-5.2g、0.7-5g、0.7-4.9g、0.7-4.7g、0.7-4.5g、0.7-4.3g、0.7-4.2g、0.7-4g、0.7-3.8g、0.7-3.6g、0.7-3.4g、0.7-3.2g、0.7-3g、0.7-2.8g、0.7-2.6g、1-5.5g、1-5.3g、1-5.2g、1-5g、1-4.9g、1-4.7g、1-4.5g、1-4.3g、1-4.2g、1-4g、1-3.8g、1-3.6g、1-3.4g、1-3.2g、1-3g、1-2.8g、1-2.6g、1.3-5.5g、1.3-5.3g、1.3-5.2g、1.3-5g、1.3-4.9g、1.3-4.7g、1.3-4.5g、1.3-4.3g、1.3-4.2g、1.3-4g、1.3-3.8g、1.3-3.6g、1.3-3.4g、1.3-3.2g、1.3-3g、1.3-2.8g、1.3-2.6gであることができるが、これに限定されない。
【0053】
本出願の海苔スナックには、2枚の海苔が含まれ、海苔スナックの全体に対しては、前記1枚の海苔に塗布される糖液の量の2倍の量の糖液が含まれることができる。
【0054】
一実施態様において、本出願の2枚のシート海苔の間に位置する充填物は、固形物を含む。
【0055】
前記固形物は、穀物、堅果類、魚介類を含むことができ、穀物は、米、もち米、玄米、アワ、キビ、トウモロコシ、ムギ、ソバ、コムギ、クロムギ、ライムギ、エンバク、キヌア、またはフォニオを含むことができ、堅果類は、アーモンド、クルミ、ラッカセイ、ピスタチオ、ペカン、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、マカダミア、ダイズ、カカオニブ、カシューナッツ、ココナッツ、松の実、ハシバミ、ドングリ、クリ、ひまわりの種、パンプキンシード、ゴマ、エゴマ、黒ごまを含むことができ、乾燥または半乾燥の果物類を含むことができ、例えば、乾燥または半乾燥のバナナ、チェリー、ブルーベリー、ストロベリー、またはブドウを含むことができる。魚介類は、好ましくは、乾燥または半乾燥の魚介類であることができ、例えば、乾燥または半乾燥のイワシ、干しスケトウダラ、明太、ニシン、干しイシモチ、カレイ、ヤリイカ、イカ、タコ、またはエビであることができる。
【0056】
前記固形物は、充填物の全重量に対して、5-20重量%含まれることができ、具体的には、5-19重量%、5-18重量%、5-17重量%、5-16重量%、5-15重量%、6-20重量%、6-19重量%、6-18重量%、6-17重量%、6-16重量%、6-15重量%、7-20重量%、7-19重量%、7-18重量%、7-17重量%、7-16重量%、または7-15重量%含まれることができる。
【0057】
充填物は、固形物の他に、糖液、デンプン、食物繊維、液状ソース、または粉末シーズニングを含むことができ、前記糖液は、砂糖、デンプン糖、デキストリン、オリゴ糖、またはソルビトールを含むことができる。
【0058】
一実施態様において、本出願の海苔スナックの厚さは、2mm以上であることができる。
【0059】
本出願の海苔スナックの厚さは、ウェーブシート海苔と同様に、ノギスまたはデジタル厚さゲージを用いて測定することができる。海苔スナックの厚さは、前記機器を使用して、海苔スナック2箇所以上で測定された厚さ測定値の平均値であることができる。例えば、海苔スナックの厚さは、四角形の海苔スナックの角部分4箇所の厚さと中間部分1箇所の厚さを測定して得られた厚さ測定値の平均値であることができる。
【0060】
具体的には、本出願の海苔スナックの厚さは、2mm、2.1mm、2.2mm、2.3mm、2.4mm、2.5mm、2.6mm、2.7mm、2.8mm、2.9mm、および3mmからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5mm、5.4mm、5.3mm、5.2mm、5.1mm、5mm、4.9mm、4.8mm、4.7mm、4.6mm、および4.5mmからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の厚さであることができ、より具体的には、海苔スナックの厚さは、2-5.5mm、2-5.4mm、2-5.3mm、2-5.2mm、2-5.1mm、2-5mm、2-4.9mm、2-4.8mm、2-4.7mm、2-4.6mm、2-4.5mm、2.1-5.5mm、2.1-5.4mm、2.1-5.3mm、2.1-5.2mm、2.1-5.1mm、2.1-5mm、2.1-4.9mm、2.1-4.8mm、2.1-4.7mm、2.1-4.6mm、または2.1-4.5mmであることができる。
【0061】
一実施態様において、本出願の海苔スナックの強度(peak force、単位g)は、500以上であることができる。
【0062】
具体的には、海苔スナックの強度(peak force)は、500、510、520、530および540からなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および1350、1340、1330、1320、1310、1300、および1290からなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の強度(peak force、g)であることができる。より具体的には、海苔スナックの強度は、500-1350、510-1350、520-1350、530-1350、540-1350;500-1340、510-1330、520-1320、530-1310;500-1300、510-1300、520-1300、530-1300、または540-1300であることができる。
【0063】
一実施態様において、本出願の海苔スナックのピークタイム(peak time、単位sec)は、2.5秒(second)以上であることができる。
【0064】
具体的には、海苔スナックのピークタイム(peak time)は、2.5秒、2.6秒、2.7秒、2.8秒、2.9秒、3秒、3.1秒、3.2秒、3.3秒、3.4秒、3.5秒および3.6秒からなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および7秒、6.5秒、6秒、5.9秒、5.8秒、5.7秒、5.6秒、5.5秒、5.4秒、5.3秒、5.2秒、5秒、4秒、3.7秒からなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。より具体的には、海苔スナックのピークタイムは、2.5-7秒、2.5-6.5秒、2.5-6秒、2.6-7秒、2.6-6.5秒、2.6-6秒、2.7-7秒、2.7-6.5秒、2.7-6秒、2.8-7秒、2.8-6.5秒、2.8-6秒、2.9-7秒、2.9-6.5秒、2.9-6秒、3-6秒、3.1-6秒、3.2-6秒、3.3-6秒、3.4-6秒、3.5-6秒、3.6-6秒、3.5-5.3秒、3.5-5.2秒、2.3-3.7秒、2.9-3.7秒、2.5-3.7秒であることができる。
【0065】
前記海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)は、海苔スナック試料を取って物性分析装置(Texture Analyzer)で測定されることができる。一実施態様において、前記物性分析装置(Texture Analyzer)を用いた海苔スナックの強度およびピークタイムの測定条件は、TA-XT Plus(Stable Micro Systems、England)を使用して、Compression;Pre-Test Speed:2.00mm/sec;Test Speed:1.00mm/sec;Post-Test Speed:10.00mm/sec;Target Mode:Distance;Force:100.0g;Distance:5.000mm;Strain:50.0%;Trigger Type:Auto(Force)の条件で測定されることができる。
【0066】
本出願の海苔スナックのウェーブ形状は、海苔の吸収した水分が熱処理時に瞬間的に気体(水蒸気)に変化しながら発生する圧力によるパフィング(puffing)および海苔の収縮の複合的な要因によって形成される形であって、海苔の表面が歪みしわが寄るようになった形態を意味する。
【0067】
一実施態様において、本出願の海苔スナックのウェーブ形状は、海苔スナック10mmの長さ当たり1-10個の頂点を有することができ、具体的には、海苔スナック10mmの長さ当たり1-2個、1-3個、1-4個、1-5個、1-6個、1-7個、1-8個、1-9個、1-10個の頂点を有することができる。
【0068】
一実施態様において、前記海苔スナックは、糖液が塗布された2枚以上のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入した後、グリリング(grilling)熱処理して得られることができる。
【0069】
本出願において、用語「グリリング(grilling)」熱処理は、2枚以上のシート海苔の上側面および下側面を放射熱を用いて熱処理する方法である。
【0070】
一実施態様において、グリリング熱処理は、海苔の上側方向に位置する熱板および海苔の下側方向に位置する熱板から直接熱を加えて行う熱処理であることができる。具体的には、グリリング熱処理は、2枚以上のシート海苔を中央に置き、上側の熱板および下側の熱板を用いて、中央に位置した2枚以上のシート海苔を圧着して行うこともできる。
【0071】
一実施態様において、前記グリリング熱処理時に、グリリング間隔は、1.5mm~5mmであることができ、前記「グリリング間隔」は、シート海苔の上側の熱板と下側の熱板との間隔を意味する。
【0072】
海苔スナックの製造方法
本出願のさらに他の側面によると、糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入するステップと、前記充填物を含む前記2枚のシート海苔をグリリング(grilling)熱処理するステップであって、前記グリリング間隔は、1.5mm~5mmであるステップとを含む海苔スナックの製造方法を提供する。
【0073】
シート海苔に塗布された糖液の糖は、食品学的に許容可能な任意の糖が使用されることができ、オリゴ糖類、多糖類、二糖類、または単糖類であることができる。具体的には、前記糖は、砂糖、水飴、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ソルビトール、マルチトール、ポリグリシトール、マルトース、またはステビアであることができる。
【0074】
一実施態様において、前記糖液のブリックス(Brix)は、40~80brixであることができる。
【0075】
本出願において、糖液に関連して使用する用語「ブリックス(Brix)」は、任意の液体に含まれている糖の濃度を意味し、任意の溶液100gに5gの糖が含まれていると、5brixになることを意味する。
【0076】
具体的には、前記糖液のブリックスは、40brix、42brix、44brix、46brix、48brix、50brix、52brix、54brix、56brix、58brix、60brixからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および80brix、78brix、76brix、74brix、72brix、70brix、68brix、66brix、66brix、64brix、および62brixからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。より具体的には、前記糖液のブリックスは40-80brix、40-78brix、40-76brix、40-74brix、40-72brix、40-70brix、40-68brix、40-66brix、40-64brix、40-62brix、40-60brix、42-80brix、42-78brix、42-76brix、42-74brix、42-72brix、42-70brix、42-68brix、42-66brix、42-64brix、42-62brix、42-60brix、44-80brix、44-78brix、44-76brix、44-74brix、44-72brix、44-70brix、44-68brix、44-66brix、44-64brix、44-62brix、44-60brixであることができる。
【0077】
一実施態様において、本出願の海苔スナックには、前記ブリックス範囲を有する糖液が1枚の海苔39,900mm2の面積当たり0.5-5.5gの重量で塗布されることができる。
【0078】
具体的には、海苔スナックにおいて、1枚の海苔39,900mm2の面積当たり塗布される糖液の重量は、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.7g、1.8g、1.9g、2g、2.1g、2.2g、2.3g、2.4g、および2.5gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5g、5.4g、5.3g、5.2g、5.1g、5g、4.9g、4.8g、4.7g、4.6g、4.5g、4.4g、4.3g、4.2g、4.1g、4g、3.9g、3.8g、3.7g、3.6g、3.5g、3.4g、3.3g、3.2g、3.1g、3g、2.9g、2.8g、および2.7g、2.6gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0079】
例えば、1枚の海苔39,900mm2の面積当たり塗布される糖液の重量は、0.5-5.5g、0.5-5.3g、0.5-5.2g、0.5-5g、0.5-4.9g、0.5-4.7g、0.5-4.5g、0.5-4.3g、0.5-4.2g、0.5-4g、0.5-3.8g、0.5-3.6g、0.5-3.4g、0.5-3.2g、0.5-3g、0.5-2.8g、0.5-2.6g、0.7-5.5g、0.7-5.3g、0.7-5.2g、0.7-5g、0.7-4.9g、0.7-4.7g、0.7-4.5g、0.7-4.3g、0.7-4.2g、0.7-4g、0.7-3.8g、0.7-3.6g、0.7-3.4g、0.7-3.2g、0.7-3g、0.7-2.8g、0.7-2.6g、1-5.5g、1-5.3g、1-5.2g、1-5g、1-4.9g、1-4.7g、1-4.5g、1-4.3g、1-4.2g、1-4g、1-3.8g、1-3.6g、1-3.4g、1-3.2g、1-3g、1-2.8g、1-2.6g、1.3-5.5g、1.3-5.3g、1.3-5.2g、1.3-5g、1.3-4.9g、1.3-4.7g、1.3-4.5g、1.3-4.3g、1.3-4.2g、1.3-4g、1.3-3.8g、1.3-3.6g、1.3-3.4g、1.3-3.2g、1.3-3g、1.3-2.8g、1.3-2.6gであることができるが、これに限定されない。
【0080】
他の実施態様において、本出願の海苔スナックに含まれる、39,900mm2の面積を有する海苔1枚の重量は、1.8-3.0gであることができる。本出願の海苔スナックには、前記ブリックス範囲を有する糖液が1枚の海苔1.8-3.0g当たり0.5-5.5gの重量で塗布されることができる。具体的には、海苔スナックにおいて、1枚の海苔1.8-3.0gの重量当たり塗布される糖液の重量は、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g、1g、1.1g、1.2g、1.3g、1.4g、1.5g、1.6g、1.7g、1.8g、1.9g、2g、2.1g、2.2g、2.3g、2.4g、および2.5gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5g、5.4g、5.3g、5.2g、5.1g、5g、4.9g、4.8g、4.7g、4.6g、4.5g、4.4g、4.3g、4.2g、4.1g、4g、3.9g、3.8g、3.7g、3.6g、3.5g、3.4g、3.3g、3.2g、3.1g、3g、2.9g、2.8g、および2.7g、2.6gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0081】
例えば、1枚の海苔1.8-3.0gの重量当たり塗布される糖液の重量は、0.5-5.5g、0.5-5.3g、0.5-5.2g、0.5-5g、0.5-4.9g、0.5-4.7g、0.5-4.5g、0.5-4.3g、0.5-4.2g、0.5-4g、0.5-3.8g、0.5-3.6g、0.5-3.4g、0.5-3.2g、0.5-3g、0.5-2.8g、0.5-2.6g、0.7-5.5g、0.7-5.3g、0.7-5.2g、0.7-5g、0.7-4.9g、0.7-4.7g、0.7-4.5g、0.7-4.3g、0.7-4.2g、0.7-4g、0.7-3.8g、0.7-3.6g、0.7-3.4g、0.7-3.2g、0.7-3g、0.7-2.8g、0.7-2.6g、1-5.5g、1-5.3g、1-5.2g、1-5g、1-4.9g、1-4.7g、1-4.5g、1-4.3g、1-4.2g、1-4g、1-3.8g、1-3.6g、1-3.4g、1-3.2g、1-3g、1-2.8g、1-2.6g、1.3-5.5g、1.3-5.3g、1.3-5.2g、1.3-5g、1.3-4.9g、1.3-4.7g、1.3-4.5g、1.3-4.3g、1.3-4.2g、1.3-4g、1.3-3.8g、1.3-3.6g、1.3-3.4g、1.3-3.2g、1.3-3g、1.3-2.8g、1.3-2.6gであることができるが、これに限定されない。
【0082】
本出願の海苔スナックには、2枚のシート海苔が含まれることから、海苔スナックの全体に対しては、前記1枚の海苔に塗布される糖液の量の2倍の糖液の量が含まれることができる。
【0083】
海苔に糖液を塗布する方法は、例えば、ブラシに糖液をつけた後、海苔に塗布する方式で行うことができ、他の方式としては、スポンジに糖液を吸収させて一定な力でプレスして塗布する方式、または糖液をノズルに連結した後、空気(air)を用いて、小さい粒子で海苔に噴霧する方式を使用することができる。
【0084】
一実施態様において、本出願の海苔スナックにおいて、前記39,900mm2の面積を有するシート海苔1枚に塗布される糖液内の水分の含有量は、0.25-1.38gであることができる。
【0085】
具体的には、海苔スナックにおいて、39,900mm2の面積を有するシート海苔1枚に塗布される糖液内の水分の含有量は、0.25g、0.27g、0.3g、0.32g、0.34g、0.36g、0.38g、0.4g、0.42g、0.44g、0.46g、および0.48gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および1.38g、1.375g、1.36g、1.34g、1.32g、1.3g、1.28g、1.26g、1.24g、1.22g、1.2g、1.18g、1.16g、1.14g、1.12g、および1.1gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の水分含有量であることができ、例えば、0.25-1.38g、0.25-1.375g、0.25-1.36g、0.25-1.34g、0.25-1.32g、0.25-1.3g、0.25-1.28g、0.25-1.26g、0.25-1.24g、0.25-1.22g、0.25-1.22g、0.25-1.18g、0.25-1.16g、0.25-1.14g、0.25-1.12g、0.25-1.1g、0.27-1.38g、0.27-1.375g、0.27-1.36g、0.27-1.34g、0.27-1.32g、0.27-1.3g、0.27-1.28g、0.27-1.26g、0.27-1.24g、0.27-1.22g、0.27-1.22g、0.27-1.18g、0.27-1.16g、0.27-1.14g、0.27-1.12g、0.27-1.1g、0.3-1.38g、0.3-1.375g、0.3-1.36g、0.3-1.34g、0.3-1.32g、0.3-1.3g、0.3-1.28g、0.3-1.26g、0.3-1.24g、0.3-1.22g、0.3-1.22g、0.3-1.18g、0.3-1.16g、0.3-1.14g、0.3-1.12g、0.3-1.1g、0.34-1.38g、0.34-1.375g、0.34-1.36g、0.34-1.34g、0.34-1.32g、0.34-1.3g、0.34-1.28g、0.34-1.26g、0.34-1.24g、0.34-1.22g、0.34-1.22g、0.34-1.18g、0.34-1.16g、0.34-1.14g、0.34-1.12g、または0.34-1.1gの水分含有量であることができる。
【0086】
他の実施態様において、本出願の海苔スナックに含まれる、39,900mm2の面積を有するシート海苔1枚の重量は、1.8-3.0gであることができる。
【0087】
本出願の海苔スナックには、1.8-3.0gの重量を有する1枚のシート海苔に塗布される糖液内の水分の含有量は、0.25-1.38gであることができる。具体的には、1.8-3.0gの重量を有する1枚のシート海苔に塗布される糖液内の水分の含有量は、0.25g、0.27g、0.3g、0.32g、0.34g、0.36g、0.38g、0.4g、0.42g、0.44g、0.46g、および0.48gからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および1.38g、1.375g、1.36g、1.34g、1.32g、1.3g、1.28g、1.26g、1.24g、1.22g、1.2g、1.18g、1.16g、1.14g、1.12g、および1.1gからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の水分含有量であることができ、例えば、0.25-1.38g、0.25-1.375g、0.25-1.36g、0.25-1.34g、0.25-1.32g、0.25-1.3g、0.25-1.28g、0.25-1.26g、0.25-1.24g、0.25-1.22g、0.25-1.22g、0.25-1.18g、0.25-1.16g、0.25-1.14g、0.25-1.12g、0.25-1.1g、0.27-1.38g、0.27-1.375g、0.27-1.36g、0.27-1.34g、0.27-1.32g、0.27-1.3g、0.27-1.28g、0.27-1.26g、0.27-1.24g、0.27-1.22g、0.27-1.22g、0.27-1.18g、0.27-1.16g、0.27-1.14g、0.27-1.12g、0.27-1.1g、0.3-1.38g、0.3-1.375g、0.3-1.36g、0.3-1.34g、0.3-1.32g、0.3-1.3g、0.3-1.28g、0.3-1.26g、0.3-1.24g、0.3-1.22g、0.3-1.22g、0.3-1.18g、0.3-1.16g、0.3-1.14g、0.3-1.12g、0.3-1.1g、0.34-1.38g、0.34-1.375g、0.34-1.36g、0.34-1.34g、0.34-1.32g、0.34-1.3g、0.34-1.28g、0.34-1.26g、0.34-1.24g、0.34-1.22g、0.34-1.22g、0.34-1.18g、0.34-1.16g、0.34-1.14g、0.34-1.12g、または0.34-1.1gの水分含有量であることができる。
【0088】
糖液が塗布された2枚のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入する。
【0089】
前記固形物は、穀物、堅果類、魚介類を含むことができ、穀物は米、もち米、玄米、アワ、キビ、トウモロコシ、ムギ、ソバ、コムギ、クロムギ、ライムギ、エンバク、キヌア、またはフォニオを含むことができ、堅果類は、アーモンド、クルミ、ラッカセイ、ピスタチオ、ペカン、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、マカダミア、ダイズ、カカオニブ、カシューナッツ、ココナッツ、松の実、ハシバミ、ドングリ、クリ、ひまわりの種、パンプキンシード、ゴマ、エゴマ、黒ごまを含むことができ、乾燥または半乾燥の果物類を含むことができ、例えば、乾燥または半乾燥のバナナ、チェリー、ブルーベリー、ストロベリー、またはブドウを含むことができる。魚介類は、好ましくは、乾燥または半乾燥の魚介類であることができ、例えば、乾燥または半乾燥のイワシ、干しスケトウダラ、明太、ニシン、干しイシモチ、カレイ、ヤリイカ、イカ、タコ、またはエビであることができる。
【0090】
前記固形物は、充填物の全重量に対して、5-20重量%含まれることができ、具体的には、5-19重量%、5-18重量%、5-17重量%、5-16重量%、5-15重量%、6-20重量%、6-19重量%、6-18重量%、6-17重量%、6-16重量%、6-15重量%、7-20重量%、7-19重量%、7-18重量%、7-17重量%、7-16重量%、または7-15重量%含まれることができる。
【0091】
充填物は、固形物の他に、糖液、デンプン、食物繊維、液状ソース、または粉末シーズニングを含むことができる。充填物に含まれる前記糖液の糖は、食品学的に許容可能な任意の糖が使用されることができ、オリゴ糖類、多糖類、二糖類、または単糖類であることができる。具体的には、前記糖は、砂糖、水飴、オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ソルビトール、マルチトール、ポリグリシトール、マルトース、またはステビアであることができる。充填物に含まれる糖液は、上述のシート海苔に塗布される糖液と同じ糖液であることができ、この場合、シート海苔に塗布される糖液で説明した内容が充填物に含まれる糖液にも同様に適用されることができる。
【0092】
本出願の海苔スナックの製造方法において、糖液が塗布された2枚以上のシート海苔の間に固形物を含む充填物を投入した後、グリリング(grilling)熱処理を行う。
【0093】
本出願において用語「グリリング(grilling)」熱処理は、2枚以上のシート海苔の上側面および下側面を放射熱を用いて熱処理する方法である。
【0094】
一実施態様において、グリリング熱処理は、シート海苔の上側方向に位置する熱板およびシート海苔の下側方向に位置する熱板から直接熱を加えて行う熱処理であることができる。具体的には、グリリング熱処理は、2枚以上のシート海苔を中央に置き、上側の熱板および下側の熱板を用いて、中央に位置した2枚以上のシート海苔を圧着して行うこともできる。
【0095】
グリリング時の熱板の温度は、150℃-250℃の範囲であることができ、グリリング処理時間は、20秒-70秒の時間の範囲で行うことができる。
【0096】
一実施態様において、前記グリリング熱処理時に、グリリング間隔は、1.5mm~5mmであることができ、前記用語「グリリング間隔」は、シート海苔の上側の熱板と下側の熱板との間隔を意味する。
【0097】
具体的には、グリリング熱処理時に、グリリング間隔は、1.5mm、1.6mm、1.7mm、1.8mm、1.9mm、2.0mm、2.1mm、2.2mm、2.3mm、2.4mm、2.5mm、2.7mm、2.8mm、2.9mmおよび3mmからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5mm、4.9mm、4.8mm、4.6mm、4.4mm、4.2mm、および4mmからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0098】
より具体的には、グリリング熱処理時に、グリリング間隔は、1.5-5mm、1.6-5mm、1.7-5mm、1.8-5mm、1.9-5mm、2-5mm、2.1-5mm、2.2-5mm、2.3-5mm、2.4-5mm、2.5-5mm、2.6-5mm、2.7-5mm、2.8-5mm ;1.5-4.9mm、1.7-4.9mm、1.9-4.9mm、2.1-4.9mm、2.3-4.9mm、2.5-4.9mm、2.7-4.9mm;1.5-4.8mm、1.7-4.8mm、1.9-4.8mm、2.1-4.8mm、2.3-4.8mm、2.5-4.8mm、2.7-4.8mm;1.5-4.4mm、1.7-4.4mm、1.9-4.4mm、2.1-4.4mm、2.3-4.4mm、2.5-4.4mm、2.7-4.4mm;1.5-4.2mm、1.7-4.2mm、1.9-4.2mm、2.1-4.2mm、2.3-4.2mm、2.5-4.2mm、2.7-4.2mm;1.5-4mm、1.7-4mm、1.9-4mm、2.1-4mm、2.3-4mm、2.5-4mm、または2.7-4mmであることができる。
【0099】
一実施態様において、海苔スナックのグリリング熱処理後の収縮率は、17%-39%であることができる。
【0100】
本出願において、海苔スナックの収縮率は、[グリリング熱処理前の充填物を含む2枚のシート海苔の面積-グリリング熱処理後の海苔スナックの面積]/[グリリング熱処理前の充填物を含む2枚のシート海苔の面積]×100で算出されることができる。
【0101】
具体的には、海苔スナックのグリリング熱処理後の収縮率は、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、および28%からなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および39%、38%、37%、36%、35%、34%、33%、32%、および31%からなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲であることができる。
【0102】
より具体的には、海苔スナックのグリリング熱処理後の収縮率は、17-39%、18-39%、19-39%、20-39%、21-39%、22-39%、23-39%、24-39%、25-39%、26-39%、27-39%、28-39% ;17-38%、18-38%、19-38%、20-38%、21-38%、22-38%、23-38%、24-38%、25-38%、26-38%、27-38%、28-38%;17-37%、18-37%、19-37%、20-37%、21-37%、22-37%、23-37%、24-37%、25-37%、26-37%、27-37%、28-37%;17-36%、18-36%、19-36%、20-36%、21-36%、22-36%、23-36%、24-36%、25-36%、26-36%、27-36%、28-36%;17-35%、18-35%、19-35%、20-35%、21-35%、22-35%、23-35%、24-35%、25-35%、26-35%、27-35%、28-35%;17-34%、18-34%、19-34%、20-34%、21-34%、22-34%、23-34%、24-34%、25-34%、26-34%、27-34%、28-34%;17-33%、18-33%、19-33%、20-33%、21-33%、22-33%、23-33%、24-33%、25-33%、26-33%、27-33%、28-33%;17-32%、18-32%、19-32%、20-32%、21-32%、22-32%、23-32%、24-32%、25-32%、26-32%、27-32%、28-32%;17-31%、18-31%、19-31%、20-31%、21-31%、22-31%、23-31%、24-31%、25-31%、26-31%、27-31%、または28-31%の範囲であることができる。
【0103】
一実施態様において、前記製造方法により製造された本出願の海苔スナックの厚さは、2mm以上であることができる。
【0104】
具体的には、海苔スナックの厚さは、2mm、2.1mm、2.2mm、2.3mm、2.4mm、2.5mm、2.6mm、2.7mm、2.8mm、2.9mm、および3mmからなる群から選択されるいずれか一つの下限値;および5.5mm、5.4mm、5.3mm、5.2mm、5.1mm、5mm、4.9mm、4.8mm、4.7mm、4.6mm、および4.5mmからなる群から選択されるいずれか一つの上限値からなる範囲の厚さであることができ、より具体的には、海苔スナックの厚さは、2-5.5mm、2-5.4mm、2-5.3mm、2-5.2mm、2-5.1mm、2-5mm、2-4.9mm、2-4.8mm、2-4.7mm、2-4.6mm、2-4.5mm、2.1-5.5mm、2.1-5.4mm、2.1-5.3mm、2.1-5.2mm、2.1-5.1mm、2.1-5mm、2.1-4.9mm、2.1-4.8mm、2.1-4.7mm、2.1-4.6mm、または2.1-4.5mmであることができる。
【発明の効果】
【0105】
本出願によると、シート海苔に塗布された糖液に含まれた水分により、グリリング熱処理時に、海苔がパフィング(puffing)されて海苔の表面にウェーブ形状が実現され、これにより、クランチな食感を有する海苔スナックを提供することができる。
【0106】
ただし、本出願の効果は、前記で言及した効果に制限されず、言及していないさらに他の効果は、下記の記載から当業者が明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【
図1】製造例1の海苔スナックのデジタルカメラ撮影写真のイメージである。
【
図2a】グリリング(grilling)間隔を1mmにして製造した海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した後、測定された結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示す図である。
【
図2b】グリリング(grilling)間隔を2.8mmにして製造した海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した後、測定された結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示す図である。
【
図2c】グリリング(grilling)間隔を4.0mmにして製造した海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した後、測定された結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示す図である。
【
図2d】グリリング(grilling)間隔を5.0mmにして製造した海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した後、測定された結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示す図である。
【
図3】糖液のブリックス(Brix)を70brix、60brix、50brix、45brixに異ならせて製造した海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した後、測定された結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示す図である。
【
図4】糖液の重量を面積39,900mm
2のシート海苔2枚に5g、3g、1gに異ならせて適用して製造した海苔スナックの強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した後、測定された結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示す図である。
【
図5】実験例1および実験例2で糖液のブリックスおよびグリリング間隔を異ならせて製造した海苔スナックの断面をデジタルカメラで測定したイメージである。
【発明を実施するための形態】
【0108】
以下、本出願を実施例により詳細に説明する。ただし、下記実施例は、本出願を具体的に例示するものであって、本出願の内容が下記実施例によって限定されない。
【0109】
実施例
製造例1:2枚以上のウェーブシート海苔を含む海苔スナックの製造
横および縦が190mm×210mmである海苔(面積:190mm×210mm=39,900mm2)2枚を準備し、50brixの砂糖糖液5gを海苔に均一に塗布した。糖液の塗布は、ブラシに糖液をつけた後、海苔に塗布する方式で行った。海苔に糖液を塗布した後、海苔と海苔との間に固形物を含む充填物を充填した。前記充填物中の固形物は、米を原材料として製造した平均粒径3mmの球状の粒子を使用した。
【0110】
固形物を含む充填物が充填された2枚のシート海苔を上側および下側の熱板を使用して、グリリング(grilling)熱処理して海苔スナックを製造した。グリリング熱処理時に、グリリング温度は、上下180-190℃であり、上下熱板間の間隔であるグリリング間隔は2.8mmとしてグリリングを行った。製造された海苔スナックを18mm×90mmのサイズで切断し、その断面をデジタルカメラで撮影し、
図1に示した。
【0111】
実験例1:グリリング間隔による海苔スナックの特性変化の分析
糖液が塗布された海苔と海苔との間に充填物を投入した後、グリリング熱処理して海苔スナックを製造する時に、グリリング間隔の変化による、製造される海苔スナックの特性変化を測定した。グリリング間隔のみを異ならせるが、製造例1と同じ方法で海苔スナックを製造した。
【0112】
横および縦が190mm×210mmである海苔(面積:190mm×210mm=39,900mm2)を2枚準備した。50brixの砂糖糖液5gを海苔に均一に塗布した。糖液の塗布は、ブラシに糖液をつけた後、海苔に塗布する方式で行った。海苔に糖液を塗布した後、海苔と海苔との間に固形物を含む充填物を充填した。前記固形物は、米を原材料として製造した平均粒径3mmの球状の粒子を使用した。固形物を含む充填物が充填された2枚のシート海苔を上側および下側の熱板を使用して、グリリング(grilling)熱処理して海苔スナックを製造した。グリリング熱処理時に、グリリング温度は、上下180-190℃であり、上下熱板間の間隔であるグリリング間隔を1mm、2.8mm、4.0mm、5.0mmにそれぞれ異ならせて熱処理した。
【0113】
製造された海苔スナックの収縮率、厚さ、強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した。
【0114】
収縮率は、以下の計算式で算出した。
【0115】
[テスト前の面積(39,900mm2)-テスト後の面積]/[テスト前の面積(39,900mm2)]×100
【0116】
海苔スナックの厚さは、ノギスまたはデジタル厚さゲージを用いて測定し、四角形の海苔スナックの角部分4箇所の厚さと中間部分1箇所の厚さを測定して得られた厚さ測定値の平均値にした。
【0117】
強度およびピークタイムは、物性分析装置(TA-XT Plus、Stable Micro Systems、England)を使用して測定した。測定条件は、以下のとおりである:Compression;Pre-Test Speed:2.00mm/sec;Test Speed:1.00mm/sec;Post-Test Speed:10.00mm/sec;Target Mode:Distance;Force:100.0 g;Distance:5.000mm;Strain:50.0%;Trigger Type:Auto (Force)。
【0118】
測定結果を下記の表1に示した。また、測定結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示し、
図2a~
図2dに示す。
【0119】
【0120】
表1に示されているように、グリリング間隔が1mmである場合、強度(peak force)が1000以上と高く示され、且つピークタイム(peak time)が大体2秒程度と短く示されている。これは、グリリング間隔が狭くてパフィングが十分でなくなり、海苔スナックの密度が高くなったためであると推定される。
【0121】
図2aは、グリリング間隔1mmで製造した海苔スナックのTA分析装置測定結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)のグラフで表現したものである。
図2aのグラフによると、刺すようなまたは割れるような鋭い食感が実現されることを確認することができる。
【0122】
一方、グリリング間隔が2.8mm以上である場合、ピークタイム(peak time)が3.662secと大きく増加して、グリリング間隔が1mmである場合と類似する強度(peak force)が発現されても、十分な時間ピーク(peak)が示されるようになり、摂取時に口の中で負担が減少し、クランチな食感を感じることができる(
図2b)。
【0123】
グリリング間隔が4.0mmおよび5.0mmである場合には、海苔スナックの密度が小さくなって強度(peak force)が一部分小さくなる現象もあり、ピークタイム(peak time)も長くなり、口の中でクランチでパリッとした食感を感じることができる(
図2cおよび
図2d)。
【0124】
実験例2:糖液のブリックスによる海苔スナックの特性変化の分析
糖液が塗布された海苔と海苔との間に充填物を投入した後、グリリング熱処理して海苔スナックを製造する時に、海苔に塗布される糖液のブリックス(Brix)の変化による、製造される海苔スナックの特性の変化を測定した。
【0125】
横および縦が190mm×210mmである海苔(面積:190mm×210mm=39,900mm2)を2枚準備した。海苔に塗布する砂糖糖液の重量は、5gと同様にし、糖液のブリックスのみを70brix、60brix、50brix、および45brixに異ならせて、糖液を海苔に均一に塗布した。糖液の塗布は、ブラシに糖液をつけた後、海苔に塗布する方式で行った。
【0126】
糖液が塗布された海苔と海苔との間に固形物を含む充填物を充填した。前記固形物は、米を原材料として製造した平均粒径3mmの球状の粒子を使用した。固形物を含む充填物が充填された2枚のシート海苔を上側および下側の熱板を使用して、グリリング(grilling)熱処理して海苔スナックを製造した。グリリング熱処理時に、グリリング温度は、上下180-190℃であり、上下の熱板間の間隔であるグリリング間隔は2.8mmにして熱処理した。
【0127】
製造された海苔スナックの収縮率、厚さ、強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した。
【0128】
収縮率は、以下の計算式で算出した。
【0129】
[テスト前の面積(39,900mm2)-テスト後の面積]/[テスト前の面積(39,900mm2)]×100
【0130】
海苔スナックの厚さは、ノギスまたはデジタル厚さゲージを用いて測定し、四角形の海苔スナックの角部分4箇所の厚さと中間部分1箇所の厚さを測定して得られた厚さ測定値の平均値にした。
【0131】
強度およびピークタイムは、物性分析装置(TA-XT Plus、Stable Micro Systems、England)を使用して測定した。測定条件は、以下のとおりである:Compression;Pre-Test Speed:2.00mm/sec;Test Speed:1.00mm/sec;Post-Test Speed:10.00mm/sec;Target Mode:Distance;Force:100.0g;Distance:5.000mm;Strain:50.0%;Trigger Type:Auto (Force)。
【0132】
測定結果を下記の表2に示した。また、測定結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示し、
図3に示した。
【0133】
【0134】
表2に示されているように、塗布された糖液のブリックスが高いほど海苔スナックの厚さが相対的に薄く、ピークタイム(peak time)も短かった。逆に、糖液のブリックスが低くなるにつれて海苔スナックの厚さが厚く、ピークタイム(peak time)も伸びる傾向を示した。これは、糖液内の水分がグリリング時に瞬間的にガスによって膨張するが、この時に糖液内の水分の量がパフィングする程度に影響を及ぼしたためであると考えられる。糖液内の水分の量が多いと、グリリング熱処理工程で膨張に寄与するガスの量が多くなって厚さが増加し、ピークタイムも増加することが分かった。したがって、
図3に示すグラフを参照すると、糖液内のブリックスが低くなるほど、海苔スナックの厚さが厚くなり、ピークタイム(peak time)が長くなって、スナックに近い食感を感じることができる。
【0135】
実験例3:糖液の重量による海苔スナックの特性変化の分析
糖液が塗布された海苔と海苔との間に充填物を投入した後、グリリング熱処理して海苔スナックを製造する時に、海苔に塗布される糖液の重量変化による、製造される海苔スナックの特性変化を測定した。
【0136】
横および縦が190mm×210mmである海苔(面積:190mm×210mm=39,900mm2)を2枚準備した。海苔に塗布する砂糖糖液のブリックスは50brixと同様にし、砂糖糖液の重量のみを5g、3g、1gにそれぞれ異ならせて準備し、これをそれぞれ海苔に均一に塗布した。糖液の塗布は、ブラシに糖液をつけた後、海苔に塗布する方式で行った。
【0137】
海苔と海苔との間に固形物を含む充填物を充填した。前記固形物は、米を原材料として製造した平均粒径3mmの球状の粒子を使用した。
【0138】
固形物を含む充填物が充填された2枚のシート海苔を上側および下側の熱板を使用して、グリリング(grilling)熱処理して海苔スナックを製造した。グリリング熱処理時に、グリリング温度は、上下180-190℃であり、上下の熱板間の間隔であるグリリング間隔は2.8mmにして熱処理した。
【0139】
製造された海苔スナックの収縮率、厚さ、強度(peak force)およびピークタイム(peak time)を測定した。
【0140】
収縮率は、以下の計算式で算出した。
【0141】
[テスト前の面積(39,900mm2)-テスト後の面積]/[テスト前の面積(39,900mm2)]×100
【0142】
海苔スナックの厚さは、ノギスまたはデジタル厚さゲージを用いて測定し、四角形の海苔スナックの角部分4箇所の厚さと中間部分1箇所の厚さを測定して得られた厚さ測定値の平均値にした。
【0143】
強度およびピークタイムは、物性分析装置(TA-XT Plus、Stable Micro Systems、England)を使用して測定した。測定条件は、以下のとおりである:Compression;Pre-Test Speed:2.00mm/sec;Test Speed:1.00mm/sec;Post-Test Speed:10.00mm/sec;Target Mode:Distance;Force:100.0g;Distance:5.000mm;Strain:50.0%;Trigger Type:Auto (Force)。
【0144】
測定結果を下記の表3に示した。また、測定結果を強度(peak force)(Y軸)-ピークタイム(peak time)(X軸)グラフで示し、
図4に示した。
【0145】
【0146】
表3に示されているように、塗布された糖液の重量の変化に応じて、海苔スナックの収縮率、厚さ、およびピークタイム(peak time)が所定の影響を受け、互いに連関性があることが確認された。海苔スナックにおいて糖液の量が多いということは、パフィングに役立つことができる水分の量が多いということであり、海苔スナックの厚さが向上し、これに伴いピークタイム(peak time)も増加して、相対的にパリッとした食感が示されることが分かった。これとは逆に、糖液の重量が低くなって海苔スナックの厚さは薄くなり、ピークタイム(peak time)が短くなることが分かった。これにより、糖液の重量もグリリング熱処理時にパフィング力に影響を及ぼし、海苔スナックの食感を決定する要素であることが分かった。
【0147】
実験例4:グリリング間隔、糖液重量、糖液ブリックスによる海苔スナックの断面の観察
実験例1~実験例3でグリリング間隔、糖液のブリックス、および糖液の重量を変化させて製造した海苔スナックで海苔スナックの断面をデジタルカメラで撮影した(
図5)。それぞれの実験条件別に海苔のサイズ(size)を測定し、概略の体積を計算してパフィング程度を比較した。比較した結果、グリリング間隔が大きいほど、糖液のブリックスが低いほど海苔自体の厚さが厚くなり、表面のウェーブが粗く、且つ、体積が大きくなって上記のような断面が形成され、海苔スナックの内部に空間が生じ、よりクランチな食感が実現されることができた。
【0148】
実験例5:海苔に塗布される糖液内の水分の重量による厚さおよび食感選好度の差の分析
糖液内の水分の含有量(水分重量)に応じて海苔スナックがパフィングし、収縮して示される厚さの差を比較し、これによる官能選好度を5点尺度で示した(n=10)。
【0149】
下記の表4には、糖液の重量を5gに維持しながら糖液のブリックスの変化による厚さおよび官能選好度を測定した結果を示した。
【0150】
【0151】
下記の表5には、糖液のブリックスを50brixに維持しながら糖液の重量を1g、3g、5gに変化させたことによる厚さおよび官能選好度を測定した結果を示した。
【0152】
【0153】
表4および表5に示されているように、190×210mmサイズの海苔2枚に均一に塗布される糖液内に含まれる水分の重量は、2.5gである場合に最適であり、サンド当たり要求水分量が2.5gである場合と類似する食感を示すことができる糖液内に含まれた水分の重量の範囲は、1.5g以上であることができる。
【0154】
以上の実験結果をまとめると、以下のとおりである。
【0155】
グリリング間隔の変化によるテスト結果、グリリング間隔を1mm、2.8mm、4mm、5mmにした時に、海苔スナックの厚さがそれぞれ2.1mm、3.425mm、4.275mm、4.45mmに示され、パリッとした食感のためには、所定の間隔以上のグリリング間隔が必要であることが分かった。また、糖液ブリックスの変化によるテスト結果、70brixでは、グリル間隔が十分であっても糖液内の水分が少なくてパフィングが足りず、そのため、製品の厚さが薄くなる。これによって、ピークタイム(peak time)が短くなり、相対的にパリッとしない、より割れる食感が発現される。糖液の重量の変化によるテスト結果、糖液重量が3g以下である時にやはり糖液内の水分の含有量が少なくなってパフィングが足りず、これによって海苔スナックの厚さが薄くなり、ブリックスの変化によるテストと同様に食感のパリッとした食感が低下することが分かった。したがって、海苔スナックの食感において、重要な因子は、海苔の内部をパフィングおよびウェーブ状にして厚さを増加させることができるガスの源泉である糖液内の水分が所定の含有量以上でなければならず、糖液の重量が所定の重量以上である時に、良い食感を有し、そのため、海苔がパフィングおよびウェーブ構造を有することができる物理的な空間であるグリリング間隔が所定以上である時に、最も理想的な食感が実現可能であった。
【0156】
以上、本出願の代表的な実施例を例示的に説明しているが、本出願の範囲は、前記のような特定の実施例にのみ限定されず、当該分野において通常の知識を有する者であれば、本出願の請求の範囲に記載の範疇内で適切に変更が可能である。
【国際調査報告】