IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフトの特許一覧

特表2024-529761茶植物における有害生物を防除する方法
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】茶植物における有害生物を防除する方法
(51)【国際特許分類】
   A01N 47/06 20060101AFI20240801BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20240801BHJP
   A01N 43/12 20060101ALI20240801BHJP
   A01N 43/90 20060101ALI20240801BHJP
【FI】
A01N47/06 D
A01P7/04
A01N43/12 Z
A01N43/90 102
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024510339
(86)(22)【出願日】2022-08-18
(85)【翻訳文提出日】2024-02-19
(86)【国際出願番号】 EP2022073069
(87)【国際公開番号】W WO2023021136
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】21192374.3
(32)【優先日】2021-08-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520222106
【氏名又は名称】シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 七重
(72)【発明者】
【氏名】船田 剛玄
(72)【発明者】
【氏名】柳田 優一
(72)【発明者】
【氏名】小笠原 宏実
(72)【発明者】
【氏名】森本 輝一
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AC01
4H011BA01
4H011BB08
4H011BB10
4H011BB12
4H011BB13
4H011BC20
4H011DA15
4H011DD03
4H011DE15
(57)【要約】
茶植物における昆虫有害生物を防除する方法であって、殺虫有効成分としてのスピロピジオン、スピロテトラマト、スピロジクロフェン、スピロメシフェン又はスピドキサマトを含む殺有害生物組成物の、茶植物の林冠への噴霧施用を含む方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
茶植物における昆虫有害生物を防除する方法であって、スピロピジオン、スピロテトラマト、スピロジクロフェン、スピロメシフェン又はスピドキサマトから選択される殺虫有効成分を含む殺有害生物組成物の、前記茶植物の林冠への噴霧施用を含む方法。
【請求項2】
前記茶植物が、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記有害生物が、カイガラムシである、請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記有害生物が、クワシロカイガラムシ(シューダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona))又はツノロウムシ(セロプラステス・セリフェルス(Ceroplastes ceriferus))である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記殺有害生物組成物が、鉱油、植物油、エステル化植物油、メチル化植物油又はリン酸アルキルエステルベースの補助剤、好ましくは、鉱油から選択される補助剤をさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記殺有害生物組成物が、スピロピジオンの懸濁液濃縮物製剤の水性希釈物である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記殺有害生物組成物が、1つ又は複数のさらなる殺有害生物有効成分及び/又は1つ又は複数の農芸化学的に許容できる希釈剤若しくは担体を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記殺有害生物組成物の、ヘクタール当たりの噴霧施用容量が、200~4000リットル/ヘクタール(L/ha)の範囲内である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記殺有害生物組成物の、ヘクタール当たりの噴霧施用容量が、500~1500リットル/ヘクタール(L/ha)の範囲内である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記有効成分が、500~2000グラム/ヘクタールで施用される、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記有効成分が、1000~1500グラム/ヘクタールで施用される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記昆虫有害生物が、前記茶植物の茎又は枝に生息する、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記殺虫有効成分が、スピロピジオン又はスピロテトラマトである、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記殺虫有効成分が、スピロピジオンである、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記噴霧施用が、前記茶植物の非葉部分への前記殺有害生物組成物の施用を実質的に回避する、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、カメリア属(Camellia)の茶植物、特に、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)への施用の方法における殺有害生物有効成分(AI)としての特定の化合物の使用に関する。茶は、世界的に、特に、東アジア及び南アジアの多くの地域において重要な農作物であり、栽培される多くの様々な品種は、しばしば、多大な商業的コストで、昆虫有害生物による攻撃を受けやすい。本発明にしたがって使用される化合物は、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤の阻害剤、例えば、スピロピジオン、スピロテトラマト、スピロメシフェン及びスピロジクロフェンに関連するIRAC MoA分類23に属する。
【背景技術】
【0002】
いわゆる吸汁性昆虫有害生物(アブラムシ、コナジラミ、カイガラムシ及びダニなど)を含む昆虫有害生物の防除に有効であることが知られているスピロピジオン(CAS番号:1229023-00-0)が、特に、国際公開第2010/066780号、国際公開第2018/114648号及び国際公開第2018/114649号に記載されている。スピロピジオンを含む殺有害生物製剤が、国際公開第2020/208098号に記載されている。スピロテトラマト(CAS番号:203313-25-1)が、特に、国際公開第98/05638号及び国際公開第2004/007448号に記載されている。スピロメシフェン(CAS番号:283594-90-1)及びスピロジクロフェン(CAS番号:148477-71-8)が、特に、欧州特許第0 528 156号明細書に記載されている。他の有効成分化合物としては、特に、国際公開第2006/089633号に開示されているスピドキサマト(CAS番号:907187-07-9)が挙げられる。
【0003】
茶植物への殺有害生物組成物の噴霧施用の完全な植物被覆を達成することは、茶植物の葉の厚い林冠によって妨げられることが多い。林冠は、実際に、カイガラムシなどの昆虫有害生物の主な生息場所であり得る、茎(幹)又は枝への有効な施用を制限する物理的障壁となる。
【0004】
実際には、この問題は、有効成分スプレー組成物を、林冠を通して、林冠の下の植物のより届きにくい部分に洗い流すことによって少なくとも部分的に克服され得る。一般に大量(水希釈)の殺有害生物組成物がこの植物作物の完全な被覆に必要とされるのは、この下側である。これらの容量は、10,000リットル/ヘクタール(L/ha)以上もあり得るため、望ましくない多い水使用必要量につながる。同様に、噴霧施用が有効であるためには、噴霧装置を用いて林冠の下の植物の届きにくい部分に到達させるために、スプレー施用者(例えば、茶農園労働者)のより多大な肉体的な労力が必要とされる。
【化1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、意外にも、特定の有害生物(カイガラムシなど)の非常に有効な防除が、特定的に茶植物の幹、枝又は茎にではなく、茶植物の林冠(葉部分)だけに殺有害生物組成物を施用することによって達成され得ることが分かった。この手法は、(i)茶農園における有効な殺有害生物噴霧処理を行うためのはるかに少ない水使用を可能にし、(ii)有効な防除処理のための林冠の下の殺有害生物噴霧施用の必要性を回避し、したがって労働集約度がより低い手法である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、茶植物における昆虫有害生物を防除する方法であって、スピロピジオン、スピロテトラマト、スピロジクロフェン、スピロメシフェン又はスピドキサマトから選択される殺虫有効成分を含む殺有害生物組成物の、茶植物の林冠への噴霧施用を含む方法が提供される。
【0007】
本発明の方法において、噴霧施用は、好ましくは(実質的に)、茶植物の非葉部分(幹、枝、茎、根)への殺有害生物組成物の施用を回避する。
【0008】
本発明の方法は、昆虫有害生物の治療的又は予防的防除のためのものであり得る。
【発明を実施するための形態】
【0009】
好ましくは、有効成分は、スピロピジオン又はスピロテトラマトである。最も好ましくは、有効成分は、スピロピジオンである。
【0010】
典型的に、スピロピジオンなどの有効成分は、1つ又は複数の農芸化学的に許容できる希釈剤又は担体をさらに含む液体組成物として施用される。好ましくは、液体組成物は、水中の濃縮された有効成分組成物(懸濁液濃縮物(SC)製剤、例えばSC100又はSC300など)の希釈物である。液体組成物は、(組み込まれた又はタンクミックスされた)補助剤、好ましくは、鉱油、植物油又はエステル交換された植物油から選択される補助剤を含み得る。
【0011】
本発明にしたがって使用され得る補助剤の種類の例としては、鉱油、植物油、エステル化植物油、メチル化植物油又はリン酸アルキルエステルベースの補助剤が挙げられる。本発明の組成物を含むスプレー製剤を得るようにタンクミックスされ得る市販の補助剤製品としては、HASTEN(商標)(Victorian Chemical Co.Pty.Ltd.-エステル化植物油及び非イオン性界面活性剤のブレンド)、OCHIMA(登録商標)(Syngenta-リン酸のアルキルエステル(EC製剤))、LEDNA(商標)(Polaquimia-大豆油のメチルエステルを含むEC製剤)、Atplus(登録商標)463(CRODA Europe Limited-界面活性剤ブレンドを含む60%のパラフィン油)、Actirob(登録商標)B(Bayer AG-ナタネ油メチルエステル(エステル化植物油))、Destiny(登録商標)HC(Winfield Solutions LLC-メチル化大豆油)、DYNE-AMIC(登録商標)(HELENA-(メチル化)植物油及び有機シリコーンベースの非イオン性界面活性剤のブレンド)、及びFS Optique(商標)(GROWMARK,Inc-菜種油のメチルエステル)が挙げられる。
【0012】
好ましくは、茶植物は、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)である。
【0013】
好ましくは、有害生物は、カイガラムシである。特に、クワシロカイガラムシ(シューダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona))又はツノロウムシ(セロプラステス・セリフェルス(Ceroplastes ceriferus))。最も好ましくは、有害生物は、クワシロカイガラムシである。
【0014】
好ましくは、殺有害生物組成物の、ヘクタール当たりの噴霧施用容量は、100~5000リットル/ヘクタール(L/ha)の範囲内、より好ましくは、200~4000リットル/ヘクタール(L/ha)の範囲内、さらにより好ましくは、500~1500リットル/ヘクタール(L/ha)の範囲内である。
【0015】
好ましくは、本発明に係る、スピロピジオンなどの有効成分の施用量は、500~2000グラム/ヘクタールの割合、好ましくは、1000~1500グラム/ヘクタールの割合であり得る。
【0016】
好ましくは、施用は、例えば、外寄生の7~28日前(DBI)の時点で又はより好ましくは、外寄生の14~21日前の時点で、昆虫有害生物の外寄生の発生前に単回の処理として行われる。
【0017】
本発明に係る、昆虫有害生物の防除とは、このような昆虫有害生物を殺滅し、昆虫の成長若しくは繁殖を遅らせ、昆虫個体群を減少させ、及び/又は昆虫によって引き起こされる植物への被害を減少させることを特に意味する。
【0018】
好ましくは、スピロピジオンなどの有効成分は、単独の殺有害生物有効成分として殺有害生物組成物中で本発明にしたがって施用される。しかしながら、それはまた、同じ組成物又は別個の組成物中で、1つ又は複数のさらなる殺有害生物(殺虫、殺ダニ又は殺線虫)有効成分と組み合わせて施用されてもよい。これは、以下のようにスピロピジオン(「(I)」によって表される)及び別の有効成分を含む殺有害生物有効成分組成物を含み得る:
【0019】
補助剤を含む組成物としては、(I)+石油からなる物質の群から選択される化合物が挙げられる。
【0020】
殺ダニ剤を含む組成物としては、(I)+1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール、(I)+2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート、(I)+2-フルオロ-N-メチル-N-1-ナフチルアセドアミド、(I)+4-クロロフェニルフェニルスルホン、(I)+アバメクチン、(I)+アセキノシル、(I)+アセトプロール、(I)+アクリナトリン、(I)+アルジカルブ、(I)+アルドキシカルブ、(I)+α-シペルメトリン、(I)+アミジチオン、(I)+アミドフルメト、(I)+アミドチオエート、(I)+アミトン、(I)+アミトンシュウ酸水素塩、(I)+アミトラズ、(I)+アラマイト、(I)+三酸化二ヒ素、(I)+AVI 382、(I)+AZ 60541、(I)+アジンホス-エチル、(I)+アジンホス-メチル、(I)+アゾベンゼン、(I)+アゾシクロチン、(I)+アゾトエート、(I)+ベノミル、(I)+ベノキサホス、(I)+ベンゾキシメート、(I)+安息香酸ベンジル、(I)+ビフェナゼート、(I)+ビフェントリン、(I)+ビナパクリル、(I)+ブロフェンバレレート、(I)+ブロモシクレン、(I)+ブロモホス、(I)+ブロモホス-エチル、(I)+ブロモプロピレート、(I)+ブプロフェジン、(I)+ブトカルボキシム、(I)+ブトキシカルボキシム、(I)+ブチルピリダベン、(I)+多硫化カルシウム、(I)+カンフェクロル、(I)+カーバノレート、(I)+カルバリル、(I)+カルボフラン、(I)+カルボフェノチオン、(I)+CGA 50’439、(I)+キノメチオナト、(I)+クロルベンシド、(I)+クロルジメホルム、(I)+クロルジメホルム塩酸塩、(I)+クロルフェナピル、(I)+クロルフェネトール、(I)+クロルフェンソン、(I)+クロルフェンスルフィド、(I)+クロルフェンビンホス、(I)+クロロベンジレート、(I)+クロロメブホルム、(I)+クロロメチウロン、(I)+クロロプロピレート、(I)+クロルピリホス、(I)+クロルピリホス-メチル、(I)+クロルチオホス、(I)+シネリンI、(I)+シネリンII、(I)+シネリン、(I)+クロフェンテジン、(I)+クロサンテル、(I)+クマホス、(I)+クロタミトン、(I)+クロトキシホス、(I)+クフラネブ、(I)+シアントエート、(I)+シフルメトフェン、(I)+シハロトリン、(I)+シヘキサチン、(I)+シペルメトリン、(I)+DCPM、(I)+DDT、(I)+デメフィオン、(I)+デメフィオン-O、(I)+デメフィオン-S、(I)+デメトン、(I)+デメトン-メチル、(I)+デメトン-O、(I)+デメトン-O-メチル、(I)+デメトン-S、(I)+デメトン-S-メチル、(I)+デメトン-S-メチルスルホン、(I)+ジアフェンチウロン、(I)+ジアリホス、(I)+ジアジノン、(I)+ジクロフルアニド、(I)+ジクロルボス、(I)+ジクリホス、(I)+ジコホル、(I)+ジクロトホス、(I)+ジエノクロル、(I)+ジメホックス、(I)+ジメトエート、(I)+ジナクチン、(I)+ジネクス、(I)+ジネクス-ジクレキシン、(I)+ジノブトン、(I)+ジノカップ、(I)+ジノカップ-4、(I)+ジノカップ-6、(I)+ジノクトン、(I)+ジノペントン、(I)+ジノスルホン、(I)+ジノテルボン、(I)+ジオキサチオン、(I)+ジフェニルスルホン、(I)+ジスルフィラム、(I)+ジスルホトン、(I)+DNOC、(I)+ドフェナピン、(I)+ドラメクチン、(I)+エンドスルファン、(I)+エンドチオン、(I)+EPN、(I)+エプリノメクチン、(I)+エチオン、(I)+エトエート-メチル、(I)+エトキサゾール、(I)+エトリムホス、(I)+フェナザフロル、(I)+フェナザキン、(I)+酸化フェンブタスズ、(I)+フェノチオカルブ、(I)+フェンプロパトリン、(I)+フェンピラド、(I)+フェンピロキシメート、(I)+フェンソン、(I)+フェントリファニル、(I)+フェンバレレート、(I)+フィプロニル、(I)+フルアクリピリム、(I)+フルアズロン、(I)+フルベンジミン、(I)+フルシクロクスロン、(I)+フルシトリネート、(I)+フルエネチル、(I)+フルフェノクスロン、(I)+フルメトリン、(I)+フルオルベンシド、(I)+フルペンチオフェノックス、(I)+フルバリネート、(I)+FMC 1137、(I)+ホルメタネート、(I)+塩酸ホルメタネート、(I)+ホルモチオン、(I)+ホルムパラネート、(I)+γ-HCH、(I)+グリオジン、(I)+ハルフェンプロックス、(I)+ヘプテノホス、(I)+ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート、(I)+ヘキシチアゾクス、(I)+ヨードメタン、(I)+イソカルボホス、(I)+イソプロピルO-(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート、(I)+イベルメクチン、(I)+ジャスモリンI、(I)+ジャスモリンII、(I)+ヨードフェンホス、(I)+リンダン、(I)+ルフェヌロン、(I)+マラチオン、(I)+マロノベン、(I)+メカルバム、(I)+メホスホラン、(I)+メスルフェン、(I)+メタクリホス、(I)+メタミドホス、(I)+メチダチオン、(I)+メチオカルブ、(I)+メトミル、(I)+臭化メチル、(I)+メトルカルブ、(I)+メビンホス、(I)+メキサカルベート、(I)+ミルベメクチン、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+ミパホックス、(I)+モノクロトホス、(I)+モルホチオン、(I)+モキシデクチン、(I)+ナレド、(I)+NC-184、(I)+NC-512、(I)+ニフルリジド、(I)+ニコマイシン、(I)+ニトリラカルブ、(I)+ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、(I)+NNI-0101、(I)+NNI-0250、(I)+オメトエート、(I)+オキサミル、(I)+オキシデプロホス、(I)+オキシジスルホトン、(I)+pp’-DDT、(I)+パラチオン、(I)+ペルメトリン、(I)+石油、(I)+フェンカプトン、(I)+フェントエート、(I)+ホレート、(I)+ホサロン、(I)+ホスホラン、(I)+ホスメット、(I)+ホスファミドン、(I)+ホキシム、(I)+ピリミホス-メチル、(I)+ポリクロロテルペン、(I)+ポリナクチン、(I)+プロクロノール、(I)+プロフェノホス、(I)+プロマシル、(I)+プロパルギット、(I)+プロペタンホス、(I)+プロポクサー、(I)+プロチダチオン、(I)+プロトエート、(I)+ピレトリンI、(I)+ピレトリンII、(I)+ピレトリン、(I)+ピリダベン、(I)+ピリダフェンチオン、(I)+ピリミジフェン、(I)+ピリミテート、(I)+キナルホス、(I)+キンチオキス、(I)+R-1492、(I)+RA-17、(I)+ロテノン、(I)+シュラーダン、(I)+セブホス、(I)+セラメクチン、(I)+SI-0009、(I)+ソファミド、(I)+スピロジクロフェン、(I)+スピロメシフェン、(I)+SSI-121、(I)+スルフィラム、(I)+スルフルアミド、(I)+スルホテップ、(I)+硫黄、(I)+SZI-121、(I)+τ-フルバリネート、(I)+テブフェンピラド、(I)+TEPP、(I)+テルバム、(I)+テトラクロルビンホス、(I)+テトラジホン、(I)+テトラナクチン、(I)+テトラスル、(I)+チアフェノックス、(I)+チオカルボキシム、(I)+チオファノックス、(I)+チオメトン、(I)+チオキノックス、(I)+ツリンギエンシン、(I)+トリアミホス、(I)+トリアラテン、(I)+トリアゾホス、(I)+トリアズロン、(I)+トリクロルホン、(I)+トリフェノホス、(I)+トリナクチン、(I)+バミドチオン、(I)+バニリプロール及び(I)+YI-5302が挙げられる。
【0021】
駆虫剤を含む組成物としては、(I)+アバメクチン、(I)+クルホマート、(I)+ドラメクチン、(I)+エマメクチン、(I)+エマメクチン安息香酸塩、(I)+エプリノメクチン、(I)+イベルメクチン、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+モキシデクチン、(I)+ピペラジン、(I)+セラメクチン、(I)+スピノサド及び(I)+チオファネートが挙げられる。
【0022】
殺鳥剤を含む組成物としては、(I)+クロラロース、(I)+エンドリン、(I)+フェンチオン、(I)+ピリジン-4-アミン及び(I)+ストリキニーネが挙げられる。
【0023】
生物学的防除剤を含む組成物としては、(I)+コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV、(I)+アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、(I)+ムチカブリダニ属(Amblyseius spp.)、(I)+アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、(I)+アナグルス・アトムス(Anagrus atomus)、(I)+アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)、(I)+コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、(I)+ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、(I)+オートグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV、(I)+バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、(I)+バチルス・スフェリクス・ネイデ(Bacillus sphaericus Neide)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス・ベルリナー(Bacillus thuringiensis Berliner)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種ジャポネンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)、(I)+ビューベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、(I)+ビューベリア・ブロングニアルティ(Beauveria brongniartii)、(I)+ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)、(I)+ツマアカオオテントウムシ(Cryptolaemus montrouzieri)、(I)+コドリンガ(Cydia pomonella)GV、(I)+ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、(I)+イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、(I)+オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、(I)+サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、(I)+アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)NPV、(I)+ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギディス(H.megidis)、(I)+サカハチテントウ(Hippodamia convergens)、(I)+フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)、(I)+マクロロフス・カリギノスス(Macrolophus caliginosus)、(I)+ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV、(I)+メタフィカス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)、(I)+メタリジウム・アニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)、(I)+メタリジウム・アニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、(I)+マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV、(I)+ヒメハナカメムシ属(Orius spp.)、(I)+ペシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、(I)+チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、(I)+シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)多カプシド核多角体病ウイルス、(I)+スタイナーネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)、(I)+スタイナーネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、(I)+スタイナーネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)、(I)+スタイナーネマ・グラッセリ(Steinernema glaseri)、(I)+スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)、(I)+スタイナーネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)、(I)+スタイナーネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)、(I)+スタイナーネマ属(Steinernema spp.)、(I)+トリコグラムマ属(Trichogramma spp.)、(I)+チフロドロムス・オシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)及び(I)+バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)が挙げられる。
【0024】
土壌滅菌剤を含む組成物としては、(I)+ヨードメタン及び臭化メチルが挙げられる。
【0025】
不妊化剤を含む組成物としては、(I)+アフォレート、(I)+ビサジル、(I)+ブスルファン、(I)+ジフルベンズロン、(I)+ジマチフ、(I)+ヘメル、(I)+ヘンパ、(I)+メテパ、(I)+メチオテパ、(I)+メチルアフォレート、(I)+モルジド、(I)+ペンフルロン、(I)+テパ、(I)+チオヘンパ、(I)+チオテパ、(I)+トレタミン及び(I)+ウレデパが挙げられる。
【0026】
昆虫フェロモンを含む組成物としては、(I)+(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート及び(E)-デカ-5-エン-1-オール、(I)+(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート、(I)+(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール、(I)+(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-ヘキサデカ-11-エナール、(I)+(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-イコサ-13-エン-10-オン、(I)+(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アール、(I)+(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール、(I)+(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート、(I)+(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート、(I)+(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート、(I)+(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート、(I)+14-メチルオクタデカ-1-エン、(I)+4-メチルノナン-5-オール及び4-メチルノナン-5-オン、(I)+α-マルチストリアチン、(I)+ブレビコミン、(I)+コドレルア、(I)+コドレモン、(I)+キュールア、(I)+ディスパールア、(I)+ドデカ-8-エン-1-イルアセテート、(I)+ドデカ-9-エン-1-イルアセテート、(I)+ドデカ-8、(I)+10-ジエン-1-イルアセテート、(I)+ドミニカルア、(I)+4-メチルオクタン酸エチル、(I)+オイゲノール、(I)+フロンタリン、(I)+ゴシップルア、(I)+グランドルア、(I)+グランドルアI、(I)+グランドルアII、(I)+グランドルアIII、(I)+グランドルアIV、(I)+ヘキサルア、(I)+イプスジエノール、(I)+イプセノール、(I)+ジャポニルア、(I)+リネアチン、(I)+リトルア、(I)+ループルア、(I)+メドルア、(I)+メガトモ酸、(I)+メチルオイゲノール、(I)+ムスカルア、(I)+オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート、(I)+オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート、(I)+オルフラルア、(I)+オリクタルア、(I)+オストラモン、(I)+シグルア、(I)+ソルジジン、(I)+スルカトール、(I)+テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート、(I)+トリメドルア、(I)+トリメドルアA、(I)+トリメドルアB1、(I)+トリメドルアB2、(I)+トリメドルアC及び(I)+トランク-コール(trunc-call)が挙げられる。
【0027】
昆虫忌避剤を含む組成物としては、(I)+2-(オクチルチオ)エタノール、(I)+ブトピロノキシル、(I)+ブトキシ(ポリプロピレングリコール)、(I)+アジピン酸ジブチル、(I)+フタル酸ジブチル、(I)+コハク酸ジブチル、(I)+ジエチルトルアミド、(I)+ジメチルカルベート、(I)+フタル酸ジメチル、(I)+エチルヘキサンジオール、(I)+ヘキサアミド、(I)+メトキン-ブチル、(I)+メチルネオデカンアミド、(I)+オキサメート及び(I)+ピカリジンが挙げられる。
【0028】
殺虫剤を含む組成物としては、(I)+1-ジクロロ-1-ニトロエタン、(I)+1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)エタン、(I)+、(I)+1,2-ジクロロプロパン、(I)+1,2-ジクロロプロパン及び1,3-ジクロロプロペン、(I)+1-ブロモ-2-クロロエタン、(I)+2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)エチルアセテート、(I)+2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルホスフェート、(I)+2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート、(I)+2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート、(I)+2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート、(I)+2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール、(I)+2-クロロビニルジエチルホスフェート、(I)+2-イミダゾリドン、(I)+2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン、(I)+2-メチル(プロパ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート、(I)+2-チオシアナトエチルラウレート、(I)+3-ブロモ-1-クロロプロパ-1-エン、(I)+3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート、(I)+4-メチル(プロパ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート、(I)+5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート、(I)+アバメクチン、(I)+アセフェート、(I)+アセタミプリド、(I)+アセチオン、(I)+アセトプロール、(I)+アクリナトリン、(I)+アクリロニトリル、(I)+アラニカルブ、(I)+アルジカルブ、(I)+アルドキシカルブ、(I)+アルドリン、(I)+アレトリン、(I)+アロサミジン、(I)+アリキシカルブ、(I)+α-シペルメトリン、(I)+α-エクジソン、(I)+リン化アルミニウム、(I)+アミジチオン、(I)+アミドチオエート、(I)+アミノカルブ、(I)+アミトン、(I)+アミトンシュウ酸水素塩、(I)+アミトラズ、(I)+アナバシン、(I)+アチダチオン、(I)+AVI 382、(I)+AZ 60541、(I)+アザジラクチン、(I)+アザメチホス、(I)+アジンホス-エチル、(I)+アジンホス-メチル、(I)+アゾトエート、(I)+バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタエンドトキシン、(I)+ヘキサフルオロケイ酸バリウム、(I)+多硫化バリウム、(I)+バルトリン、(I)+Bayer 22/190、(I)+Bayer 22408、(I)+ベンジオカルブ、(I)+ベンフラカルブ、(I)+ベンスルタップ、(I)+β-シフルトリン、(I)+β-シペルメトリン、(I)+ビフェントリン、(I)+ビオアレトリン、(I)+ビオアレトリンS-シクロペンテニル異性体、(I)+ビオエタノメトリン、(I)+ビオペルメトリン、(I)+ビオレスメトリン、(I)+ビス(2-クロロエチル)エーテル、(I)+ビストリフルロン、(I)+ホウ砂、(I)+ブロフェンバレレート、(I)+ブロムフェンビンホス、(I)+ブロモシクレン、(I)+ブロモ-DDT、(I)+ブロモホス、(I)+ブロモホス-エチル、(I)+ブフェンカルブ、(I)+ブプロフェジン、(I)+ブタカルブ、(I)+ブタチオホス、(I)+ブトカルボキシム、(I)+ブトネート、(I)+ブトキシカルボキシム、(I)+ブチルピリダベン、(I)+カズサホス、(I)+ヒ酸カルシウム、(I)+シアン化カルシウム、(I)+多硫化カルシウム、(I)+カンフェクロル、(I)+カーバノレート、(I)+カルバリル、(I)+カルボフラン、(I)+二硫化炭素、(I)+四塩化炭素、(I)+カルボフェノチオン、(I)+カルボスルファン、(I)+カルタップ、(I)+カルタップ塩酸塩、(I)+セバジン、(I)+クロルビシクレン、(I)+クロルダン、(I)+クロルデコン、(I)+クロルジメホルム、(I)+クロルジメホルム塩酸塩、(I)+クロルエトキシホス、(I)+クロルフェナピル、(I)+クロルフェンビンホス、(I)+クロルフルアズロン、(I)+クロルメホス、(I)+クロロホルム、(I)+クロロピクリン、(I)+クロルホキシム、(I)+クロルプラゾホス、(I)+クロルピリホス、(I)+クロルピリホス-メチル、(I)+クロルチオホス、(I)+クロマフェノジド、(I)+シネリンI、(I)+シネリンII、(I)+シネリン、(I)+シス-レスメトリン、(I)+シスメトリン、(I)+クロシトリン、(I)+クロエトカルブ、(I)+クロサンテル、(I)+クロチアニジン、(I)+アセト亜ヒ酸銅、(I)+ヒ酸銅、(I)+オレイン酸銅、(I)+クマホス、(I)+クミトエート、(I)+クロタミトン、(I)+クロトキシホス、(I)+クルホマート、(I)+氷晶石、(I)+CS 708、(I)+シアノフェンホス、(I)+シアノホス、(I)+シアントエート、(I)+シクレトリン、(I)+シクロプロトリン、(I)+シフルトリン、(I)+シハロトリン、(I)+シペルメトリン、(I)+シフェノトリン、(I)+シロマジン、(I)+サイチオアート、(I)+d-リモネン、(I)+d-テトラメトリン、(I)+DAEP、(I)+ダゾメット、(I)+DDT、(I)+デカルボフラン、(I)+デルタメトリン、(I)+デメフィオン、(I)+デメフィオン-O、(I)+デメフィオン-S、(I)+デメトン、(I)+デメトン-メチル、(I)+デメトン-O、(I)+デメトン-O-メチル、(I)+デメトン-S、(I)+デメトン-S-メチル、(I)+デメトン-S-メチルスルホン、(I)+ジアフェンチウロン、(I)+ジアリホス、(I)+ジアミダホス、(I)+ジアジノン、(I)+ジカプトン、(I)+ジクロフェンチオン、(I)+ジクロルボス、(I)+ジクリホス、(I)+ジクレシル、(I)+ジクロトホス、(I)+ジシクラニル、(I)+ジエルドリン、(I)+ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルホスフェート、(I)+ジフルベンズロン、(I)+ジロール、(I)+ジメフルトリン、(I)+ジメホックス、(I)+ジメタン、(I)+ジメトエート、(I)+ジメトリン、(I)+ジメチルビンホス、(I)+ジメチラン、(I)+ジネクス、(I)+ジネクス-ジクレキシン、(I)+ジノプロプ、(I)+ジノサム、(I)+ジノセブ、(I)+ジノテフラン、(I)+ジオフェノラン、(I)+ジオキサベンゾホス、(I)+ジオキサカルブ、(I)+ジオキサチオン、(I)+ジスルホトン、(I)+ジチクロホス、(I)+DNOC、(I)+ドラメクチン、(I)+DSP、(I)+エクジステロン、(I)+EI 1642、(I)+エマメクチン、(I)+エマメクチン安息香酸塩、(I)+EMPC、(I)+エンペントリン、(I)+エンドスルファン、(I)+エンドチオン、(I)+エンドリン、(I)+EPBP、(I)+EPN、(I)+エポフェノナン、(I)+エプリノメクチン、(I)+エスフェンバレレート、(I)+エタホス、(I)+エチオフェンカルブ、(I)+エチオン、(I)+エチプロール、(I)+エトエート-メチル、(I)+エトプロホス、(I)+ギ酸エチル、(I)+エチル-DDD、(I)+二臭化エチレン、(I)+二塩化エチレン、(I)+エチレンオキシド、(I)+エトフェンプロックス、(I)+エトリムホス、(I)+EXD、(I)+ファンファー、(I)+フェナミホス、(I)+フェナザフロル、(I)+フェンクロルホス、(I)+フェネタカルブ、(I)+フェンフルトリン、(I)+フェニトロチオン、(I)+フェノブカルブ、(I)+フェノキサクリム、(I)+フェノキシカルブ、(I)+フェンピリトリン、(I)+フェンプロパトリン、(I)+フェンピラド、(I)+フェンスルホチオン、(I)+フェンチオン、(I)+フェンチオン-エチル、(I)+フェンバレレート、(I)+フィプロニル、(I)+フロニカミド、(I)+フルベンジアミド、(I)+フルコフロン、(I)+フルシクロクスロン、(I)+フルシトリネート、(I)+フルエネチル、(I)+フルフェネリム、(I)+フルフェノクスロン、(I)+フルフェンプロックス、(I)+フルメトリン、(I)+フルバリネート、(I)+FMC 1137、(I)+ホノホス、(I)+ホルメタネート、(I)+塩酸ホルメタネート、(I)+ホルモチオン、(I)+ホルムパラネート、(I)+ホスメチラン、(I)+ホスピレート、(I)+ホスチアゼート、(I)+ホスチエタン、(I)+フラチオカルブ、(I)+フレトリン、(I)+γ-シハロトリン、(I)+γ-HCH、(I)+グアザチン、(I)+酢酸グアザチン、(I)+GY-81、(I)+ハルフェンプロックス、(I)+ハロフェノジド、(I)+HCH、(I)+HEOD、(I)+ヘプタクロル、(I)+ヘプテノホス、(I)+ヘテロホス、(I)+ヘキサフルムロン、(I)+HHDN、(I)+ヒドラメチルノン、(I)+シアン化水素、(I)+ハイドロプレン、(I)+ヒキンカルブ、(I)+イミダクロプリド、(I)+イミプロトリン、(I)+インドキサカルブ、(I)+ヨードメタン、(I)+IPSP、(I)+イサゾホス、(I)+イソベンザン、(I)+イソカルボホス、(I)+イソシクロセラム、(I)+イソドリン、(I)+イソフェンホス、(I)+イソラン、(I)+イソプロカルブ、(I)+イソプロピルO-(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート、(I)+イソプロチオラン、(I)+イソチオエート、(I)+イソキサチオン、(I)+イベルメクチン、(I)+ジャスモリンI、(I)+ジャスモリンII、(I)+ヨードフェンホス、(I)+幼若ホルモンI、(I)+幼若ホルモンII、(I)+幼若ホルモンIII、(I)+ケレバン、(I)+キノプレン、(I)+λ-シハロトリン、(I)+ヒ酸鉛、(I)+レピメクチン、(I)+レプトホス、(I)+リンダン、(I)+リリムホス、(I)+ルフェヌロン、(I)+リチダチオン、(I)+m-クメニルメチルカルバメート、(I)+リン化マグネシウム、(I)+マラチオン、(I)+マロノベン、(I)+マジドックス、(I)+メカルバム、(I)+メカルフォン、(I)+メナゾン、(I)+メホスホラン、(I)+塩化第一水銀、(I)+メスルフェンホス、(I)+メタフルミゾン、(I)+メタム、(I)+メタム-カリウム、(I)+メタム-ナトリウム、(I)+メタクリホス、(I)+メタミドホス、(I)+フッ化メタンスルホニル、(I)+メチダチオン、(I)+メチオカルブ、(I)+メトクロトホス、(I)+メトミル、
(I)+メトプレン、(I)+メトキン-ブチル、(I)+メトトリン、(I)+メトキシクロル、(I)+メトキシフェノジド、(I)+臭化メチル、(I)+メチルイソチオシアネート、(I)+メチルクロロホルム、(I)+塩化メチレン、(I)+メトフルトリン、(I)+メトルカルブ、(I)+メトキサジアゾン、(I)+メビンホス、(I)+メキサカルベート、(I)+ミルベメクチン、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+ミパホックス、(I)+ミレックス、(I)+モノクロトホス、(I)+モルホチオン、(I)+モキシデクチン、(I)+ナフタロホス、(I)+ナレド、(I)+ナフタレン、(I)+NC-170、(I)+NC-184、(I)+ニコチン、(I)+硫酸ニコチン、(I)+ニフルリジド、(I)+ニテンピラム、(I)+ニチアジン、(I)+ニトリラカルブ、(I)+ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、(I)+NNI-0101、(I)+NNI-0250、(I)+ノルニコチン、(I)+ノバルロン、(I)+ノビフルムロン、(I)+O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルエチルホスホノチオエート、(I)+O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオエート、(I)+O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオエート、(I)+O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート、(I)+オレイン酸、(I)+オメトエート、(I)+オキサミル、(I)+オキシデメトン-メチル、(I)+オキシデプロホス、(I)+オキシジスルホトン、(I)+pp’-DDT、(I)+パラ-ジクロロベンゼン、(I)+パラチオン、(I)+パラチオン-メチル、(I)+ペンフルロン、(I)+ペンタクロロフェノール、(I)+ラウリン酸ペンタクロロフェニル、(I)+ペルメトリン、(I)+石油、(I)+PH 60-38、(I)+フェンカプトン、(I)+フェノトリン、(I)+フェントエート、(I)+ホレート+TX、(I)+ホサロン、(I)+ホスホラン、(I)+ホスメット、(I)+ホスニクロール、(I)+ホスファミドン、(I)+ホスフィン、(I)+ホキシム、(I)+ホキシム-メチル、(I)+ピリメタホス、(I)+ピリミカルブ、(I)+ピリミホス-エチル、(I)+ピリミホス-メチル、(I)+ポリクロロジシクロペンタジエン異性体、(I)+ポリクロロテルペン、(I)+亜ヒ酸カリウム、(I)+カリウムチオシアネート、(I)+プラレトリン、(I)+プレコセンI、(I)+プレコセンII、(I)+プレコセンIII、(I)+プリミドホス、(I)+プロフェノホス、(I)+プロフルトリン、(I)+プロマシル、(I)+プロメカルブ、(I)+プロパホス、(I)+プロペタンホス、(I)+プロポクサー、(I)+プロチダチオン、(I)+プロチオホス、(I)+プロトエート、(I)+プロトリフェンビュート、(I)+ピメトロジン、(I)+ピラクロホス、(I)+ピラゾホス、(I)+ピレスメトリン、(I)+ピレトリンI、(I)+ピレトリンII、(I)+ピレトリン、(I)+ピリダベン、(I)+ピリダリル、(I)+ピリダフェンチオン、(I)+ピリミジフェン、(I)+ピリミテート、(I)+ピリプロキシフェン、(I)+クアッシア、(I)+キナルホス、(I)+キナルホス-メチル、(I)+キノチオン、(I)+キンチオキス、(I)+R-1492、(I)+ラフォキサニド、(I)+レスメトリン、(I)+ロテノン、(I)+RU 15525、(I)+RU 25475、(I)+リアニア、(I)+リアノジン、(I)+サバジラ、(I)+シュラーダン、(I)+セブホス、(I)+セラメクチン、(I)+SI-0009、(I)+SI-0205、(I)+SI-0404、(I)+SI-0405、(I)+シラフルオフェン、(I)+SN 72129、(I)+亜ヒ酸ナトリウム、(I)+シアン化ナトリウム、(I)+フッ化ナトリウム、(I)+ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、(I)+ナトリウムペンタクロロフェノキシド、(I)+セレン酸ナトリウム、(I)+ナトリウムチオシアネート、(I)+ソファミド、(I)+スピノサド、(I)+スピロメシフェン、(I)+スピロテトラマト、(I)+スルコフロン、(I)+スルコフロン-ナトリウム、(I)+スルフルアミド、(I)+スルホテップ、(I)+フッ化スルフリル、(I)+スルプロオス、(I)+タール油、(I)+τ-フルバリネート、(I)+タジムカルブ、(I)+TDE、(I)+テブフェノジド、(I)+テブフェンピラド、(I)+テブピリムホス、(I)+テフルベンズロン、(I)+テフルトリン、(I)+テメホス、(I)+TEPP、(I)+テラレトリン、(I)+テルバム、(I)+テルブホス、(I)+テトラクロロエタン、(I)+テトラクロルビンホス、(I)+テトラメトリン、(I)+θ-シペルメトリン、(I)+チアクロプリド、(I)+チアフェノックス、(I)+チアメトキサム、(I)+チクロホス、(I)+チオカルボキシム、(I)+チオシクラム、(I)+チオシクラムシュウ酸水素塩、(I)+チオジカルブ、(I)+チオファノックス、(I)+チオメトン、(I)+チオナジン、(I)+チオスルタップ、(I)+チオスルタップ-ナトリウム、(I)+ツリンギエンシン、(I)+トルフェンピラド、(I)+トラロメトリン、(I)+トランスフルトリン、(I)+トランスペルメトリン、(I)+トリアミホス、(I)+トリアザメート、(I)+トリアゾホス、(I)+トリアズロン、(I)+トリクロルホン、(I)+トリクロルメタホス-3、(I)+トリクロロナート、(I)+トリフェノホス、(I)+トリフルムロン、(I)+トリメタカルブ、(I)+トリプレン、(I)+バミドチオン、(I)+バニリプロール、(I)+ベラトリジン、(I)+ベラトリン、(I)+XMC、(I)+キシリルカルブ、(I)+YI-5302、(I)+ζ-シペルメトリン、(I)+ゼータメトリン、(I)+リン化亜鉛、(I)+ゾラプロホス及びZXI 8901、(I)+シアントラニリプロール、(I)+クロラントラニリプロール、(I)+シエノピラフェン、(I)+シフルメトフェン、(I)+ピリフルキナゾン、(I)+スピネトラム、(I)+スピロテトラマト、(I)+スルホキサフロール、(I)+フルフィプロール、(I)+メペルフルトリン、(I)+テトラメチルフルトリン、(I)+トリフルメゾピリムが挙げられる。
【0029】
殺軟体動物剤を含む組成物としては、(I)+ビス(トリブチルスズ)オキシド、(I)+ブロモアセトアミド、(I)+ヒ酸カルシウム、(I)+クロエトカルブ、(I)+アセト亜ヒ酸銅、(I)+硫酸銅、(I)+フェンチン、(I)+リン酸第二鉄、(I)+メタアルデヒド、(I)+メチオカルブ、(I)+ニクロサミド、(I)+ニクロサミド-オールアミン、(I)+ペンタクロロフェノール、(I)+ナトリウムペンタクロロフェノキシド、(I)+タジムカルブ、(I)+チオジカルブ、(I)+酸化トリブチルスズ、(I)+トリフェンモルフ、(I)+トリメタカルブ、(I)+酢酸トリフェニルスズ及び水酸化トリフェニルスズ、(I)+ピリプロールが挙げられる。
【0030】
殺線虫剤を含む組成物としては、(I)+AKD-3088、(I)+1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン、(I)+1,2-ジクロロプロパン、(I)+1,2-ジクロロプロパン及び1,3-ジクロロプロペン、(I)+1,3-ジクロロプロペン、(I)+3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド、(I)+3-(4-クロロフェニル)-5-メチルローダニン、(I)+5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸、(I)+6-イソペンテニルアミノプリン、(I)+アバメクチン、(I)+アセトプロール、(I)+アラニカルブ、(I)+アルジカルブ、(I)+アルドキシカルブ、(I)+AZ 60541、(I)+ベンクロチアズ、(I)+ベノミル、(I)+ブチルピリダベン、(I)+カズサホス、(I)+カルボフラン、(I)+二硫化炭素、(I)+カルボスルファン、(I)+クロロピクリン、(I)+クロルピリホス、(I)+クロエトカルブ、(I)+シクロブトリフルラム、(I)+サイトカイニン、(I)+ダゾメット、(I)+DBCP、(I)+DCIP、(I)+ジアミダホス、(I)+ジクロフェンチオン、(I)+ジクリホス、(I)+ジメトエート、(I)+ドラメクチン、(I)+エマメクチン、(I)+エマメクチン安息香酸塩、(I)+エプリノメクチン、(I)+エトプロホス、(I)+二臭化エチレン、(I)+フェナミホス、(I)+フェンピラド、(I)+フェンスルホチオン、(I)+ホスチアゼート、(I)+ホスチエタン、(I)+フルフラール、(I)+GY-81、(I)+ヘテロホス、(I)+ヨードメタン、(I)+イサミドホス、(I)+イサゾホス、(I)+イベルメクチン、(I)+キネチン、(I)+メカルフォン、(I)+メタム、(I)+メタム-カリウム、(I)+メタム-ナトリウム、(I)+臭化メチル、(I)+メチルイソチオシアネート、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+モキシデクチン、(I)+クワ暗斑病菌(Myrothecium verrucaria)組成物、(I)+NC-184、(I)+オキサミル、(I)+ホレート、(I)+ホスファミドン、(I)+ホスホカルブ、(I)+セブホス、(I)+セラメクチン、(I)+スピノサド、(I)+テルバム、(I)+テルブホス、(I)+テトラクロロチオフェン、(I)+チアフェノックス、(I)+チオナジン、(I)+トリアゾホス、(I)+トリアズロン、(I)+キシレノール、(I)+YI-5302及びゼアチン、(I)+フルエンスルホンが挙げられる。
【0031】
共力剤を含む組成物としては、(I)+2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート、(I)+5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン、(I)+ファルネソール及びネロリドール、(I)+MB-599、(I)+MGK 264、(I)+ピペロニルブトキシド、(I)+ピプロタール、(I)+プロピル異性体、(I)+S421、(I)+セサメクス、(I)+セサモリン及び(I)+スルホキシドが挙げられる。
【0032】
動物忌避剤を含む組成物としては、(I)+アントラキノン、(I)+クロラロース、(I)+ナフテン酸銅、(I)+オキシ塩化銅、(I)+ジアジノン、(I)+ジシクロペンタジエン、(I)+グアザチン、(I)+酢酸グアザチン、(I)+メチオカルブ、(I)+ピリジン-4-アミン、(I)+チラム、(I)+トリメタカルブ、(I)+ナフテン酸亜鉛及び(I)+ジラムが挙げられる。
【0033】
さらなる組成物としては、(I)+ブロフルトリネート、(I)+シクロキサプリド、(I)+ジフロビダジン、(I)+フロメトキン、(I)+フルヘキサホン、(I)+グアジピル、(I)+コナガ(Plutella xylostella)顆粒病ウイルス、(I)+コドリンガ(Cydia pomonella)顆粒病ウイルス、(I)+ハーピン、(I)+イミシアホス、(I)+ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)核多角体病ウイルス、(I)+ヘリオティス・プンクティゲラ(Heliothis punctigera)核多角体病ウイルス、(I)+オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多角体病ウイルス、(I)+アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多角体病ウイルス、(I)+ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)核多角体病ウイルス、(I)+コナガ(Plutella xylostella)核多角体病ウイルス、(I)+パスツーリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、(I)+p-シメン、(I)+ピフルブミド、(I)+ピラフルプロール、(I)+除虫菊、(I)+QRD 420、(I)+QRD 452、(I)+QRD 460、(I)+テルペノイドブレンド、(I)+テルペノイド、(I)+テトラニリプロール、(I)+α-テルピネン、シクラニリプロール、シハロジアミド、チオキサザフェン、フルオピラム、フルアザインドリジン、フルキサメタミド、ブロフラニリド、アフィドピロペン、チクロピラゾフロル、フルピリミン、ベンズピリモキサン、エトピラフェン、アシノナピル及びフロメトキンが挙げられる。
【0034】
スピロピジオン及び別の殺有害生物有効成分の重量比は、一般に、1000:1~1:100、より好ましくは、500:1~1:100、例えば250:1~1:66、125:1~1:33、100:1~1:25、66:1~1:10、33:1~1:5、8:1~1:3、及び2:1~1:2である。
【0035】
実際には、本発明にしたがって使用される殺有害生物組成物は、当該技術分野において公知の又は当該技術分野において使用されている他の製剤成分を含有する製剤として施用される。
【0036】
これらの製剤は、様々な物理的形態、例えば粉剤、ゲル、水和剤、水分散性顆粒、水分散性錠剤、発泡性ペレット、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、水中油型乳剤、油フロアブル剤、水性分散体、油性分散体、サスポエマルション、カプセル懸濁液、乳化性顆粒、可溶性液体、水溶性濃縮物(担体として水又は水混和性有機溶媒を含む)、含浸ポリマーフィルムの形態、又は例えばthe Manual on Development and Use of FAO and WHO Specifications for Pesticides,United Nations,First Edition,Second Revision(2010)から公知の他の形態であり得る。このような製剤は、通常、使用前に希釈される。希釈は、例えば、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油又は溶媒を用いて行われ得る。
【0037】
製剤は、微粉化された固体、顆粒、溶液、分散体又は乳剤の形態の製剤を得るために有効成分を製剤補助剤と混合することによって調製され得る。有効成分はまた、微粉化された固体、鉱油、植物若しくは動物由来の油、植物若しくは動物由来の変性油、有機溶媒、水、表面活性物質又はそれらの組合せなどの他の補助剤とともに製剤化され得る。
【0038】
本発明に係る製剤の調製に好適な製剤補助剤は、それ自体公知である。液体担体として、以下のものが使用され得る:水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、α-ピネン、d-リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、グリセロールアセテート、グリセロールジアセテート、グリセロールトリアセテート、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、酸化メシチル、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p-キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール及びより高い分子量のアルコール、例えばアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N-メチル-2-ピロリドンなど。
【0039】
好適な固体担体は、例えば、タルク、二酸化チタン、パイロフィライト粘土、シリカ、アタパルジャイト粘土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、粉砕クルミ殻、リグニン及び同様の物質である。
【0040】
多数の表面活性物質が、固体及び液体製剤の両方において、特に使用前に担体で希釈され得る製剤において有利に使用され得る。表面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性又はポリマーであり得、それらは、乳化剤、湿潤剤若しくは懸濁化剤として、又は他の目的のために使用され得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、アルキルスルフェートの塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム;アルキルアリールスルホネートの塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム;アルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物、例えばノニルフェノールエトキシレート;アルコール/アルキレンオキシド付加生成物、例えばトリデシルアルコールエトキシレート;石鹸、例えばステアリン酸ナトリウム;アルキルナフタレンスルホネートの塩、例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム;スルホスクシネート塩のジアルキルエステル、例えばナトリウムジ(2-エチルヘキシル)スルホスクシネート;ソルビトールエステル、例えばオレイン酸ソルビトール;第四級アミン、例えばラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばポリエチレングリコールステアレート;エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー;並びにモノ-及びジアルキルホスフェートエステルの塩;並びにさらに例えばMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual,MC Publishing Corp.,Ridgewood New Jersey(1981)に記載されるさらなる物質が挙げられる。
【0041】
殺有害生物製剤に使用され得るさらなる補助剤としては、結晶化阻害剤、粘度調整剤、懸濁化剤、染料、酸化防止剤、発泡剤、光吸収剤、混合補助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤又はpH調節物質及び緩衝剤、腐食防止剤、香料、湿潤剤、取り込み促進剤、微量栄養素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、凍結防止剤、殺菌剤並びに液体及び固体肥料が挙げられる。
【0042】
本発明にしたがって使用される製剤/組成物は、植物若しくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステル又はこのような油の混合物及び油誘導体を含む添加剤を含み得る。本発明に係る製剤中の油添加剤の量は、一般に、施用される混合物を基準にして0.01~10%である。例えば、油添加剤は、スプレー混合物が調製された後、所望の濃度でスプレータンクに加えられ得る。好ましい油添加剤は、鉱油又は植物由来の油、例えばナタネ油、オリーブ油若しくはヒマワリ油、乳化植物油、植物由来の油のアルキルエステル、例えばメチル誘導体又は動物由来の油、例えば魚油若しくは牛脂を含む。好ましい油添加剤は、C8~C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12~C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステル(それぞれラウリン酸メチル、パルミチン酸メチル及びオレイン酸メチル)を含む。多くの油誘導体は、the Compendium of Herbicide Adjuvants,10th Edition,Southern Illinois University,2010から公知である。
【0043】
好ましい製剤は、以下の組成(重量%)を有し得る。
懸濁液濃縮物:
有効成分:5~75%、好ましくは10~50%
水:94~24%、好ましくは88~30%
表面活性剤:1~40%、好ましくは2~30%
【0044】
水和剤:
有効成分:0.5~90%、好ましくは1~80%
表面活性剤:0.5~20%、好ましくは1~15%
固体担体:5~95%、好ましくは15~90%
【0045】
粒剤:
有効成分:0.1~30%、好ましくは0.1~15%
固体担体:99.5~70%、好ましくは97~85%
【0046】
スピロピジオン(3-(4-クロロ-2,6-ジメチル-フェニル)-8-メトキシ-1-メチル-2-オキソ-1,8-ジアザスピロ[4.5]デカ-3-エン-4-イル]エチルカーボネートの合成的調製のための方法。CAS番号:1229023-00-0)が、国際公開第2010/066780号、国際公開第2018/114648号及び国際公開第2018/114649号、並びにその中に引用される参考文献に記載されている。
【実施例
【0047】
茶植物におけるクワシロカイガラムシ(シューダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona))の予防的防除。
スピロピジオン懸濁液濃縮物製剤(SC300)を、水中で希釈し、パラフィン油補助剤Atplus(登録商標)463(希釈物の0.1%)と混合した。表中の試験組成物1~9について規定される施用容量及び施用量のスピロピジオン希釈物を含む試験組成物を、3つの茶植物(カメリア・シネンシス(Camellia sinensis))-合計で27の植物の幹(試験組成物1)又は林冠(試験組成物2~9)に噴霧した。施用を、クワシロカイガラムシの外寄生前の様々な日数(DBI)の時点で行った。外寄生部位は、茶植物の幹であった。クワシロカイガラムシの防除パーセンテージを、外寄生の30日後(DAI)の時点で測定した。林冠噴霧施用の場合、幹とのスピロピジオン有効成分の接触を防ぐために、植物の幹をラップで覆った。
【0048】
【表1】
【0049】
試験組成物1についての表中のデータは、ヘクタール当たり大量の組成物を用いた、茶植物の幹へのスピロピジオン組成物の水集約的及び労働集約的な施用(植物へのAIの付着)が、クワシロカイガラムシに対して、外寄生の30日後に100%の防除をもたらしたことを示す。
【0050】
表中のデータはまた、茶植物林冠施用について、施用容量が、同等の用量の試験組成物1より10倍(1000L/ha)或いは50倍(200L/ha)減少されるとき、同様に高いレベルの有害生物防除が観察されるという、試験組成物2~9の意外な効果(経層作用(translaminar action)及び師部輸送による全体的効果)を示す。これは、予想外であった。
【国際調査報告】