(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-08
(54)【発明の名称】弾性ユニット、弾性クッションと家具
(51)【国際特許分類】
A47C 27/04 20060101AFI20240801BHJP
【FI】
A47C27/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024512987
(86)(22)【出願日】2022-08-04
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 CN2022110196
(87)【国際公開番号】W WO2023029873
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111013334.9
(32)【優先日】2021-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521358693
【氏名又は名称】ニュー-テック インテグレーション (シアメン) カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】レン,ルハオ
【テーマコード(参考)】
3B096
【Fターム(参考)】
3B096AB02
(57)【要約】
【課題】本発明は、家具分野に係り、弾性ユニット、弾性クッションと家具を提供する。
【解決手段】弾性ユニットは、弾性クッションに使用され、中間支持層を含み、中間支持層は、対向し配置されている上面と下面を含み、上面には、間隔を置いて配置されている複数本の上方棒形状取付枠が設置されており、隣接する前記上方棒形状取付枠同士の間には、上方弾性モジュール取付空間が形成され、上面には、複数の上方弾性モジュール取付空間が備えられ、それぞれの上方弾性モジュール取付空間内には、隣接する上方棒形状取付枠同士の間に接続されている複数の上方弾性モジュールが設置されており、下面には、間隔を置いて配置されている複数本の下方棒形状取付枠が設置されており、隣接する下方棒形状取付枠同士の間には、下方弾性モジュール取付空間が形成され、下面には、複数の下方弾性モジュール取付空間が備えられ、それぞれの下方弾性モジュール取付空間内には、隣接する下方棒形状取付枠同士の間に接続されている複数の下方弾性モジュールが設置されている。弾性ユニットは、構造が簡素であり、少なくとも弾性クッションの快適さを著しく向上できる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性ユニットであって、
前記弾性ユニット(1)は、弾性クッション(2)に使用され、前記弾性ユニット(1)は、中間支持層(3)を含み、前記中間支持層(3)は、対向し配置されている上面と下面を含み、そのうち、
前記上面には、間隔を置いて配置されている複数本の上方棒形状取付枠(4)が設置されており、隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間には、上方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、前記上面には、複数の前記上方弾性モジュール取付空間が備えられ、それぞれの前記上方弾性モジュール取付空間内には、隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間に接続されている複数の上方弾性モジュール(5)が設置されており、
前記下面には、間隔を置いて配置されている複数本の下方棒形状取付枠(6)が設置されており、隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間には、下方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、前記下面には、複数の前記下方弾性モジュール取付空間が備えられ、それぞれの前記下方弾性モジュール取付空間内には、隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間に接続されている複数の下方弾性モジュール(7)が設置されている、
ことを特徴とする弾性ユニット。
【請求項2】
各本の前記上方棒形状取付枠(4)と対応する各本の前記下方棒形状取付枠(6)とは、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されており、それぞれの前記上方弾性モジュール(5)とそれぞれの前記下方弾性モジュール(7)は、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項3】
対向し配置されている各本の前記上方棒形状取付枠(4)と各本の前記下方棒形状取付枠(6)及び前記中間支持層(3)は、前記上方棒形状取付枠(4)と前記下方棒形状取付枠(6)と前記中間支持層(3)を通過した接続具によって接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弾性ユニット。
【請求項4】
複数の前記上方弾性モジュール(5)と複数の前記下方弾性モジュール(7)は、取り外し可能であり、前記中間支持層(3)は、前記上方棒形状取付枠(4)と前記下方棒形状取付枠(6)ごと巻き取られ収納されるように巻取可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項5】
前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)は、円錐台形状であり、そのうち、前記上方弾性モジュール(5)の大端部が、前記上方棒形状取付枠(4)に接続されており、前記上方弾性モジュール(5)の小端部が、上向きになり、前記下方弾性モジュール(7)の大端部が、前記下方棒形状取付枠(6)に接続されており、前記下方弾性モジュール(7)の小端部が下向きになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項6】
前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)は、前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)が順に積み重ね一体に装着できるように、それぞれの内部に円錐台形状のチャンパーが形成されているとともに、それぞれが取り外し可能である、
ことを特徴とする請求項5に記載の弾性ユニット。
【請求項7】
前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)のそれぞれは、スプリングサポーター(8)と、前記スプリングサポーター(8)内に設置されている錐形状スプリング(9)と、を含み、前記スプリングサポーター(8)は、台座(10)と、天蓋(11)と、前記台座(10)と前記天蓋(11)との間に接続されているフレキシブルバー(12)と、を含み、前記錐形状スプリング(9)の大径端部が、前記台座(10)に接続されており、前記錐形状スプリング(9)の小径端部が、前記天蓋(11)に接続されており、前記錐形状スプリング(9)の外周面輪郭が、前記フレキシブルバー(12)に接触し、そして、前記錐形状スプリング(9)は、前記スプリングサポーター(8)内において事前圧縮状態である、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性ユニット。
【請求項8】
複数の前記上方弾性モジュール(5)は、係止溝(13)と係止駒(14)を含む摺動係止装着構造によって、隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間に対して、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能であり、複数の前記下方弾性モジュール(7)は、係止溝(13)と係止駒(14)を含む摺動係止装着構造によって、隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間に対して、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項9】
前記上方棒形状取付枠(4)の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている前記係止溝(13)を含み、それぞれの前記上方弾性モジュール(5)の両側には、前記係止駒(14)を含み、複数の前記上方弾性モジュール(5)は、それぞれの前記係止駒(14)によって、順に前記係止溝(13)の入口から前記係止溝(13)内に滑り込むことで隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間に接続されることが可能であり、
前記下方棒形状取付枠(6)の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている前記係止溝(13)を含み、それぞれの前記下方弾性モジュール(7)の両側には、前記係止駒(14)を含み、複数の前記下方弾性モジュール(7)は、それぞれの前記係止駒(14)によって、順に前記係止溝(13)の入口から前記係止溝(13)内に滑り込むことで隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間に接続されることが可能である、
ことを特徴とする請求項8に記載の弾性ユニット。
【請求項10】
前記弾性ユニットは、位置決め孔を備える上方均衡クッション(15)と、位置決め孔を備える下方均衡クッション(16)と、を含み、そのうち、
前記上方均衡クッション(15)は、複数の前記上方弾性モジュール(5)上に敷設されており、これによって、各々の前記上方弾性モジュール(5)の一部がそれぞれの対応する位置決め孔内に入り込むことによって前記上方均衡クッション(15)の横方向での各々の前記上方弾性モジュール(5)の動きを拘束し、
前記下方均衡クッション(16)は、複数の前記下方弾性モジュール(7)の下方に敷設されており、これによって、各々の前記下方弾性モジュール(7)の一部がそれぞれの対応する位置決め孔内に入り込むことによって前記下方均衡クッション(16)の横方向での各々の前記下方弾性モジュール(7)の動きを拘束する、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項11】
前記中間支持層(3)の周縁は、着脱構造の一部を含み、前記着脱構造の一部は、カバーのサイドカウルカバーに設置されている前記着脱構造の他の一部に接続するために配置されており、これによって、前記中間支持層(3)の周縁が、前記着脱構造と前記サイドカウルカバーによって接続されているように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項12】
前記着脱構造は、スライドファスナー構造を含み、そのうち、前記着脱構造の一部は、スライドファスナー構造における一本のファスナーストリンガである、
ことを特徴とする請求項11に記載の弾性ユニット。
【請求項13】
弾性クッションであって、
前記弾性クッションは、カバー(17)と、弾性クッション層(18)と、請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の弾性ユニット(1)と、を含み、そのうち、前記弾性クッション層(18)と前記弾性ユニット(1)は、上下方向に重なり合うとともに、前記カバー(17)によって被れている、
ことを特徴とする弾性クッション。
【請求項14】
前記弾性クッションは、マットレスである、
ことを特徴とする請求項13に記載の弾性クッション。
【請求項15】
家具であって、
前記家具は、請求項13又は請求項14に記載の弾性クッション(2)を含む、
ことを特徴とする家具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家具の分野に係り、特に、弾性モジュールと弾性クッションと家具に係る。
【背景技術】
【0002】
ベッド等の家具は、人々の生活に不可欠な構成元素である。先行技術における大型家具のほとんどは、取り外すことが簡単ではない。しかし、現代生活の発展に伴い、人口移動と野外娯楽のニーズに応えるために、特に、ベッド等の家具がますます頻繁に取り外しと組付けを行う必要がある。搬送の間、ベッドに対する取り外しと組付けが非常に困難であるため、搬送の負担を減少するために、まだまだ使える家具が捨てられることがある。
【0003】
ベッドは、一般に、ベッドフレーム、弾性クッションとカバーからなり、先行技術における弾性クッションは、一般に、複数の積重層とスプリングで形成された一体式且つ取外不能な一体式クッションである。一体式クッションは、寸法が大きく、取外しと貯蔵が困難であり、快適さを改進する必要がある。また、一体式クッションは、さらに、クリニックしにくい欠点が具備する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術に存在する問題の少なくとも一部に対し、本発明の目的とは、弾性クッションに使用される弾性ユニットを提供することであり、該弾性ユニットは、構造が簡素であり、少なくとも弾性クッションの快適さを著しく向上できる。
【0005】
上記の目的を実現するために、本発明は、弾性ユニットを提供し、前記弾性ユニットは、弾性クッションに使用され、前記弾性ユニットは、中間支持層を含み、前記中間支持層は、対向し配置されている上面と下面を含み、そのうち、前記上面には、間隔を置いて配置されている複数本の上方棒形状取付枠が設置されており、隣接する前記上方棒形状取付枠同士の間には、上方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、前記上面には、複数の前記上方弾性モジュール取付空間が備え、それぞれの前記上方弾性モジュール取付空間内には、隣接する前記上方棒形状取付枠同士の間に接続されている複数の上方弾性モジュールが設置されており、前記下面には、間隔を置いて配置されている複数本の下方棒形状取付枠が設置されており、隣接する前記下方棒形状取付枠同士の間には、下方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、前記下面には、複数の前記下方弾性モジュール取付空間が備え、それぞれの前記下方弾性モジュール取付空間内には、隣接する前記下方棒形状取付枠同士の間に接続されている複数の下方弾性モジュールが設置されている。
【0006】
該技術案において、上方棒形状取付枠と下方棒形状取付枠は、それぞれ、同一な中間支持層の上面と下面に設置されており、複数の上方弾性モジュールが、隣接する上方棒形状取付枠同士の間に接続され、複数の下方弾性モジュールが、隣接する下方棒形状取付枠同士の間に接続され、このように、同一な中間支持層の上面と下面でのそれぞれ対応している棒形状取付枠は、上方弾性モジュールと下方弾性モジュールを安定的且つ確実的に支持し、これによって、上方弾性モジュールと下方弾性モジュールが、双層の弾性支持作用を果たし、同一な中間支持層によって上方弾性モジュールと下方弾性モジュールに対して良好且つ安定な支持を提供し、該弾性ユニットの構造を簡素化し、少なくとも弾性クッションの快適さを著しく向上できる。
【0007】
本発明による一実施形態よれば、各本の前記上方棒形状取付枠と対応する各本の前記下方棒形状取付枠は、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されており、それぞれの前記上方弾性モジュールとそれぞれの前記下方弾性モジュールは、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されている。
【0008】
本発明による一実施形態よれば、対向し配置されている各本の前記上方棒形状取付枠と各本の前記下方棒形状取付枠及び前記中間支持層は、前記上方棒形状取付枠と前記下方棒形状取付枠と前記中間支持層を通過した接続具によって接続されている。
【0009】
本発明による一実施形態よれば、複数の前記上方弾性モジュールと複数の前記下方弾性モジュールは、取り外し可能であり、前記中間支持層は、前記上方棒形状取付枠と前記下方棒形状取付枠ごと巻き取られ収納されるように巻取可能である。
【0010】
前記上方弾性モジュールと前記下方弾性モジュールは、円錐台形状であり、そのうち、前記上方弾性モジュールの大端部が、前記上方棒形状取付枠に接続されており、前記上方弾性モジュールの小端部が、上向きになり、前記下方弾性モジュールの大端部が、前記下方棒形状取付枠に接続されており、前記下方弾性モジュールの小端部が下向きになる。
【0011】
本発明による一実施形態よれば、前記上方弾性モジュールと前記下方弾性モジュールは、前記上方弾性モジュールと前記下方弾性モジュールが順に積み重ね一体に装着できるように、それぞれの内部に円錐台形状のチャンパーが形成されているとともに、それぞれが取り外し可能である。
【0012】
本発明による一実施形態よれば、前記上方弾性モジュールと前記下方弾性モジュールのうちのそれぞれは、スプリングサポーターと、前記スプリングサポーター内に設置されている錐形状スプリングを含み、前記スプリングサポーターは、台座と、天蓋と、前記台座と前記天蓋との間に接続されているフレキシブルバーとを含み、前記錐形状スプリングの大径端部が、前記台座に接続されており、前記錐形状スプリングの小径端部が、前記天蓋に接続されており、前記錐形状スプリングの外周面輪郭が、前記フレキシブルバーに接触し、そして、前記錐形状スプリングは、前記スプリングサポーター内において事前圧縮状態である。
【0013】
本発明による一実施形態よれば、複数の前記上方弾性モジュールは、係止溝と係止駒を含む摺動係止装着構造によって、隣接する前記上方棒形状取付枠同士の間に対し、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能であり、複数の前記下方弾性モジュールは、係止溝と係止駒を含む摺動係止装着構造によって、隣接する前記下方棒形状取付枠同士の間に対し、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能である。
【0014】
本発明による一実施形態よれば、前記上方棒形状取付枠の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている前記係止溝を含み、それぞれの前記上方弾性モジュールの両側には、前記係止駒を含み、複数の前記上方弾性モジュールは、各自の前記係止駒によって、順に前記係止溝の入口から前記係止溝内に滑り込むことで隣接する前記上方棒形状取付枠同士の間に接続されることが可能であり、前記下方棒形状取付枠の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている前記係止溝を含み、それぞれの前記下方弾性モジュールの両側には、前記係止駒を含み、複数の前記下方弾性モジュールは、各自の前記係止駒によって、順に前記係止溝の入口から前記係止溝内に滑り込むことで隣接する前記下方棒形状取付枠同士の間に接続されることが可能である。
【0015】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性ユニットは、位置決め孔を備える上方均衡クッションと、位置決め孔を備える下方均衡クッションとを含み、そのうち、前記上方均衡クッションは、複数の前記上方弾性モジュール上に敷設されており、これによって、各々の前記上方弾性モジュールの一部が各自の対応する位置決め孔内に入り込むことによって前記上方均衡クッションの横方向での各々の前記上方弾性モジュールの動きを拘束し、前記下方均衡クッションは、複数の前記下方弾性モジュールの下方に敷設されており、これによって、各々の前記下方弾性モジュールの一部が各自の対応する位置決め孔内に入り込むことによって前記下方均衡クッションの横方向での各々の前記下方弾性モジュールの動きを拘束する。
【0016】
本発明による一実施形態よれば、前記中間支持層の周縁は、着脱構造の一部を含み、前記着脱構造の一部は、カバーのサイドカウルカバーに設置されている前記着脱構造の他の一部に接続するために配置されており、これによって、前記中間支持層の周縁が、前記着脱構造と前記サイドカウルカバーによって接続されているように配置される。
【0017】
本発明による一実施形態よれば、前記着脱構造は、スライドファスナー構造を含み、そのうち、前記着脱構造の一部は、スライドファスナー構造における一本のファスナーストリンガである。
【0018】
また、本発明は、弾性クッションを提供し、前記弾性クッションは、カバーと、弾性クッション層と、以上に記載のいずれの弾性ユニットとを含み、そのうち、前記弾性クッション層と前記弾性ユニットは、上下方向に重なり合うとともに、前記カバーによって被れている。
【0019】
本発明による一実施形態よれば、前記弾性クッションは、マットレスである。
【0020】
最後に、本発明は、家具を提供し、前記家具は、以上に記載のいずれの弾性クッションを含む。上記のように、該家具は、該弾性クッションによって、快適さが著しく向上され、全体品質が向上された。
【0021】
なお、該家具は、マットレス、ソファー、椅子、ソファベッド、ベンチ等を含むが、これに限定されない。
【0022】
上記の一実施形態で説明された部材又は特徴が他の実施形態で独立的に又は組み合わせて使用されることは、明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図面において、寸法や比例は、実際な製品の寸法や比例に対応していない。図面は、説明のみに用いられ、説明を分かりやすくするために、必要ではない部材又は構成が省略されている。
【
図1】本発明による一実施形態の弾性クッションを例示的に示している斜視図である。
【
図2】
図1における弾性クッションのカバーの一部を省略しクッション本体を示す構造模式図である。
【
図4】本発明による弾性ユニットの一つの弾性モジュールを例示的に示している構造模式図である。
【符号の説明】
【0024】
1-弾性ユニット、2-弾性クッション、3-中間支持層、4-上方棒形状取付枠、5-上方弾性モジュール、6-下方棒形状取付枠、7-下方弾性モジュール、8-スプリングサポーター、9-錐形状スプリング、10-台座、11-天蓋、12-フレキシブルバー、13-係止溝、14-係止駒、15-上方均衡クッション、16-下方均衡クッション、17-カバー、18-弾性クッション層、19-サイドカウルカバー。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照しながら本発明の弾性ユニット及び弾性クッションを詳細に説明する。ここで、本発明による好適な実施形態のみが説明されており、当業者が、前記好適な実施形態に基づき、本発明を実現可能な他の形態を想起でき、当該他の形態も同様に本発明の範囲に入る。
【0026】
図2と
図3を参照し、本発明が提供した弾性ユニット1は、弾性クッション2に使用され、弾性ユニットは、中間支持層3を含み、中間支持層3は、対向し配置されている上面と下面を含み、そのうち、上面には、間隔を置いて配置されている複数本の上方棒形状取付枠4が設置されており、隣接する上方棒形状取付枠4同士の間には、上方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、上面には、複数の上方弾性モジュール取付空間が備え、それぞれの上方弾性モジュール取付空間内には、隣接する上方棒形状取付枠4同士の間に接続されている複数の上方弾性モジュール5が設置されており、下面には、間隔を置いて配置されている複数本の下方棒形状取付枠6が設置されており、隣接する下方棒形状取付枠6同士の間には、下方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、下面には、複数の下方弾性モジュール取付空間が備え、それぞれの下方弾性モジュール取付空間内には、隣接する下方棒形状取付枠6同士の間に接続されている複数の下方弾性モジュール7が設置されている。
【0027】
該技術案において、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6は、それぞれ、同一な中間支持層3の上面と下面に設置されており、複数の上方弾性モジュール5が、隣接する上方棒形状取付枠4同士の間に接続され、複数の下方弾性モジュール7が、隣接する下方棒形状取付枠6同士の間に接続され、このように、同一な中間支持層3の上面と下面でのそれぞれ対応している棒形状取付枠は、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7を安定的且つ確実的に支持し、これによって、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7が、双層の弾性支持作用を果たし、同一な中間支持層3によって上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7に対して良好且つ安定な支持を提供し、該弾性ユニットの構造を簡素化し、少なくとも弾性クッションの快適さを著しく向上できる。
【0028】
同一な中間支持層3は、帆布層であってもよく、あるいはキルティング布層であってもよい。
【0029】
該弾性ユニットでは、複数本の上方棒形状取付枠4は、第一配置形態で間隔を置いて平行に配列される一方、複数本の下方棒形状取付枠6は、第一配置形態と異なる第二配置形態で間隔を置いて平行に配列されてもよく、例えば、複数本の上方棒形状取付枠4は、複数の行を形成するように横方向に配置される一方、複数本の下方棒形状取付枠6は、複数の列を形成するように縦方向に配置されてもよい。あるいは、選択可能な実施形態において、複数本の上方棒形状取付枠4と複数本の下方棒形状取付枠6は、同一な形態で配列され、
図3を参照し、各本の上方棒形状取付枠4と対応する各本の下方棒形状取付枠6は、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されており、それぞれの上方弾性モジュール5とそれぞれの下方弾性モジュール7は、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されている。このように、それぞれの上方弾性モジュール5は、圧力を著しく吸收でき、その後、下方で対応しているそれぞれの下方弾性モジュール7は、引き続き圧力を吸収し、弾性クッションの高さ方向で順に圧力を吸收、快適さを向上した。
【0030】
また、該弾性ユニットでは、各本の上方棒形状取付枠4と各本の下方棒形状取付枠6は、各自の形態によって、例えば、粘着形態又は超音波溶接形態等によって、中間支持層3における上面と下面に接続される。あるいは、選択可能な実施形態において、各本の上方棒形状取付枠4と下方で対応している各本の下方棒形状取付枠6との接続の全体性を向上するために、対向し配置されている各本の上方棒形状取付枠4と各本の下方棒形状取付枠6及び中間支持層3は、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6と中間支持層3を通過した接続具(図示せず)によって接続されている。このように、同一な接続具は、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6と中間支持層3を一体に接続し、上方弾性モジュールと下方弾性モジュールをサポートする確実性と全体性をさらに向上した。また、該接続具は、接続ネジであってもよく、例えば、接続ネジは、上方棒形状取付枠4に螺入し中間支持層3を貫通してから、引き続き、下方棒形状取付枠6内に螺入する。選択的には、該接続具は、挿着柱と挿着孔を含んでもよく、中間支持層3には、接続孔が形成され、挿着柱が、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6のいずれ一方に形成されてもよく、挿着孔が、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6の他方に形成されてもよく、挿着柱は、中間支持層3の接続孔を貫通し挿着孔内に挿通し取り付けられることによって、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6と中間支持層3を一体に接続する。必要であれば、挿着柱が熱溶接されてもよく、このように、挿着柱が接続孔を貫通してから熱溶接され、その後、挿着孔内に挿通され、挿着柱と挿着孔との接合の確実性を向上できる。
【0031】
また、選択可能な実施形態において、複数の上方弾性モジュール5と複数の下方弾性モジュール7は、取り外し可能であり、中間支持層3が、フレキシブル層であり、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6ごと巻き取られ収納されるように巻取可能である。このように、該弾性ユニットは、取外され収納された状態での運送が必要なとき、複数の上方弾性モジュール5と複数の下方弾性モジュール7を取り外してから中間支持層3を巻き取り、中間支持層3が、上方棒形状取付枠4と下方棒形状取付枠6を連れて巻き取られて収納され、このため、該弾性ユニットは、取外に簡便であり、収納と運送のスペースを極に節約し、クリニックしやすい。
【0032】
また、選択可能な実施形態において、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、等径柱体であってもよく、例えば、円柱体又は方柱体であってもよい。あるいは、
図2と
図3に示されるように、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、円錐台形状であり、そのうち、上方弾性モジュール5の大端部が、上方棒形状取付枠4に接続されており、上方弾性モジュール5の小端部が、上向きになり、下方弾性モジュール7の大端部が、下方棒形状取付枠6に接続されており、下方弾性モジュール7の小端部が下向きになる。例えば、下方弾性モジュール7の小端部は、下向きになり、下記の下方均衡クッションの各々の位置決め孔内に位置決めされてもよい。このように、円錐台形状の弾性モジュールの二つの大端部は、互いに向い合うことによって、弾性モジュールをもっと安定的且つ確実的にサポートでき、小端部が安定に受力し、弾性モジュールがもっと安定に受圧し圧縮され、もっと安定な弾性性能を提供できる。
【0033】
また、選択可能な実施形態において、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、実芯体であってもよく、あるいは、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7内には、メッシュ構造が形成されてもよく、あるいは、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7内には、円錐台形状のチャンパーが形成され、取り外し可能であり、これによって、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7が順に積み重ね一体に装着でき、このように、収納状態での運送が必要なとき、各々の上方弾性モジュール5と各々の下方弾性モジュール7を取り外してから円錐台形状のチャンパーによって積み重ねてネスト化し、占用スペースを削減し、収納と運送に簡便であり、使用の際に該弾性モジュールを速やかに組付けることにも簡便である。
【0034】
また、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、多種類を具備してもよく、例えば、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、柱状弾性ブロックであってもよく、例えば、ゴムブロックであり、あるいは円筒形又は錐筒形のゴム筒であってもよい。あるいは、
図4を参照し、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、それぞれ、スプリングサポーター8と、スプリングサポーター8内に設置されている錐形状スプリング9を含み、スプリングサポーター8は、台座10と、天蓋11と、台座10と天蓋11との間に接続されているフレキシブルバー12とを含み、錐形状スプリング9の大径端部が、台座10に接続されており、錐形状スプリング9の小径端部が、天蓋11に接続されており、錐形状スプリング9の外周面輪郭が、フレキシブルバー12に接触し、そして、錐形状スプリング9は、スプリングサポーター8内において事前圧縮状態である。事前圧縮状態である錐形状スプリング9によって、もっと良好な弾性支持を提供でき、同時に、フレキシブルバー12が引張状態になり、錐形状スプリング9の外周面輪郭をフレキシブルバー12ともっと良く接触させ、錐形状スプリング9に対して横方向での位置制限をもっとうまく与えられる。
【0035】
また、該弾性ユニットでは、上方弾性モジュール5と下方弾性モジュール7は、各種の形態で各自の対応する棒形状取付枠に取り付けられてもよい。例えば、ネジで接続され、あるいは係止装着構造で接続される。あるいは、他の選択可能な実施形態において、
図2と
図3を参照し、複数の上方弾性モジュール5は、係止溝13と係止駒14を含む摺動係止装着構造によって、隣接する上方棒形状取付枠4同士の間に対し、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能であり、複数の下方弾性モジュール7は、係止溝13と係止駒14を含む摺動係止装着構造によって、隣接する下方棒形状取付枠6同士の間に対し、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能である。このように、組付けるとき、複数の上方弾性モジュール5は、各々の係止駒14を、簡便に係止溝13の一方側又は双方側の入口から順に係止溝13内まで滑り込ませることによって、複数の上方弾性モジュール5を簡便に組付けて隣接する各々の上方棒形状取付枠4同士の間に接続でき、同様に、複数の下方弾性モジュール7は、各々の係止駒14を、簡便に係止溝13の一方側又は双方側の入口から順に係止溝13内まで滑り込ませることによって、複数の下方弾性モジュール7を簡便に組付けて隣接する各々の下方棒形状取付枠6同士の間に接続できる。
【0036】
もちろん、係止溝13は、各々の上方弾性モジュール5と各々の下方弾性モジュール7に形成されており、係止駒14は、各々の上方棒形状取付枠4と各々の下方棒形状取付枠6に形成されている。あるいは、他の実施形態において、
図2と
図3を参照し、上方棒形状取付枠4の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている係止溝13を含み、それぞれの上方弾性モジュール5の両側には、係止駒14を含み、複数の上方弾性モジュール5は、各自の係止駒14によって、順に係止溝13の入口から係止溝13内に滑り込むことで隣接する上方棒形状取付枠4同士の間に接続されることが可能であり、下方棒形状取付枠6の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている係止溝13を含み、それぞれの下方弾性モジュール7の両側には、係止駒14を含み、複数の下方弾性モジュール7は、各自の係止駒14によって、順に係止溝13の入口から係止溝13内に滑り込むことで隣接する下方棒形状取付枠6同士の間に接続されることが可能である。また、係止溝13が棒形状取付枠に形成されることは、下記のような利点を具備し、つまり、上記の接続具が、上方棒形状取付枠4の係止溝の下壁から突出し中間支持層3を貫通してから、下方の下方棒形状取付枠6の係止溝の上壁に接続されることによって、接続具が係止溝内に進入し係止駒の摺動を干渉することを回避できる。
【0037】
なお、
図2と
図3を参照し、弾性ユニットは、位置決め孔を備える上方均衡クッション15と、位置決め孔を備える下方均衡クッション16とを含み、そのうち、上方均衡クッション15は、複数の上方弾性モジュール5上に敷設されており、これによって、各々の上方弾性モジュール5の一部が各自の対応する位置決め孔内に入り込むことによって上方均衡クッション15の横方向での各々の上方弾性モジュール5の動きを拘束し、下方均衡クッション16は、複数の下方弾性モジュール7の下方に敷設されており、これによって、各々の下方弾性モジュール7の一部が各自の対応する位置決め孔内に入り込むことによって下方均衡クッション16の横方向での各々の下方弾性モジュール7の動きを拘束する。このように、均衡クッションによって、横方向での各々の弾性モジュールの動きを制限でき、該弾性ユニットの全体性を効率的に向上し、快適さを向上した。
【0038】
なお、該弾性ユニットでは、中間支持層3の周縁は、着脱構造の一部を含み、例えばスライドファスナー構造における一本のファスナーストリンガ、あるいは粘着テープの片方のテープを含み、着脱構造の一部は、カバーのサイドカウルカバーに設置された着脱構造の他の一部に接続するために配置され、これによって、中間支持層3の周縁が着脱構造によってサイドカウルカバーに接続されるように配置されている。このように、該弾性モジュールから弾性クッションを組付けるとき、中間支持層3の周縁の着脱構造の一部は、弾性クッションのカバー17のサイドカウルカバー19における着脱構造の他の一部に接続されることによって、サイドカウルカバー19と中間支持層3との接続を実現でき、このように、サイドカウルカバー19が弾性モジュールに対して横方向で位置制限を行い、弾性モジュールとカバー17との間に変位を起きることを回避できる。また、弾性モジュールの高さが比較的に高い場合に、サイドカウルカバー19のふわふわ現象を回避でき、弾性クッションの意匠性を向上できる。
【0039】
また、着脱構造は、多種類を具備してもよいが、ちなみに、着脱構造は、サイドカウルカバーと中間支持層3との着脱接続を実現すれば、いずれの種類を採用してもよい。このため、本発明の弾性モジュールでは、着脱構造が所定の一種又は複数種まで限定されない。つまり、着脱構造は、以下に説明された幾つかの種類を含むが、これらに限定されない。例えば、着脱構造の一つの種類において、着脱構造がスライドファスナー構造を含み、そのうち、着脱構造の一部が、スライドファスナー構造の一方のファスナーストリンガであり、スライドファスナー構造の他方のファスナーストリンガとファスナーがサイドカウルカバーに設置されてもよく、このように、スライドファスナー構造によって、サイドカウルカバーを中間支持層3に簡便に接続でき、もちろん、該スライドファスナー構造によって、サイドカウルカバーの交換にも簡便である。例えば、着脱構造のもう一つの種類において、着脱構造がマジックテープ(HOOK&LOOP)であり、マジックテープをスナップボタン又は粘着テープと称してもよく、マジックテープの一方のテープが、サイドカウルカバーに設置され、マジックテープの他方のテープが中間支持層3に設置されてもよい。このように、マジックテープの引張と粘着によって、同様に、サイドカウルカバーの着脱に簡便である。さらに、例えば、着脱構造の他の種類では、着脱構造が、係止接続又はボタン接続であってもよく、このように、係止接続とボタン接続は、同様に、サイドカウルカバーと中間支持層3との簡便な接続を実現できる。
【0040】
また、本発明は、弾性クッションを提供し、該弾性クッション2は、カバー17と、弾性クッション層18と、以上に記載されたいずれの弾性ユニット1とを含み、そのうち、弾性クッション層18と弾性ユニット1は、上下方向に重なり合うとともに、カバー17によって被れている。上記のように、該弾性クッションは、少なくとも快適さが効果的に向上される。
【0041】
なお、本発明の弾性クッションは、マットレス、ソファークッション又は椅子クッションとして使用されてもよい。
【0042】
最後、本発明は、家具を提供し、前記家具は、以上に記載されたいずれの弾性クッション2を含む。上記のように、該弾性クッションによって、該家具の快適さが著しく向上され、全体品質が向上された。
【0043】
なお、該家具は、ベッド、ソファー、椅子、ソファベッド、ベンチ等を含むが、これらに限定されない。
【0044】
本発明の保護範囲は、特許請求の範囲のみより決められている。当業者は、本発明の教示に基づき、本発明に開示された構造の代替構造を代替案として実現できることや、本発明に開示された実施形態を組み合わせて新たな実施形態を生み出すことや、これらが同様に添付されたクレームの範囲に入ることを容易に認識できる。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性ユニットであって、
前記弾性ユニット(1)は、弾性クッション(2)に使用され、前記弾性ユニット(1)は、中間支持層(3)を含み、前記中間支持層(3)は、対向し配置されている上面と下面を含み、そのうち、
前記上面には、間隔を置いて配置されている複数本の上方棒形状取付枠(4)が設置されており、隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間には、上方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、前記上面には、複数の前記上方弾性モジュール取付空間が備えられ、それぞれの前記上方弾性モジュール取付空間内には、隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間に接続されている複数の上方弾性モジュール(5)が設置されており、
前記下面には、間隔を置いて配置されている複数本の下方棒形状取付枠(6)が設置されており、隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間には、下方弾性モジュール取付空間が形成され、これによって、前記下面には、複数の前記下方弾性モジュール取付空間が備えられ、それぞれの前記下方弾性モジュール取付空間内には、隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間に接続されている複数の下方弾性モジュール(7)が設置されている、
ことを特徴とする弾性ユニット。
【請求項2】
各本の前記上方棒形状取付枠(4)と対応する各本の前記下方棒形状取付枠(6)とは、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されており、それぞれの前記上方弾性モジュール(5)とそれぞれの前記下方弾性モジュール(7)は、弾性ユニットの高さ方向で対向し配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項3】
対向し配置されている各本の前記上方棒形状取付枠(4)と各本の前記下方棒形状取付枠(6)及び前記中間支持層(3)は、前記上方棒形状取付枠(4)と前記下方棒形状取付枠(6)と前記中間支持層(3)を通過した接続具によって接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弾性ユニット。
【請求項4】
複数の前記上方弾性モジュール(5)と複数の前記下方弾性モジュール(7)は、取り外し可能であり、前記中間支持層(3)は、前記上方棒形状取付枠(4)と前記下方棒形状取付枠(6)ごと巻き取られ収納されるように巻取可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項5】
前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)は、円錐台形状であり、そのうち、前記上方弾性モジュール(5)の大端部が、前記上方棒形状取付枠(4)に接続されており、前記上方弾性モジュール(5)の小端部が、上向きになり、前記下方弾性モジュール(7)の大端部が、前記下方棒形状取付枠(6)に接続されており、前記下方弾性モジュール(7)の小端部が下向きになる、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項6】
前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)は、前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)が順に積み重ね一体に装着できるように、それぞれの内部に円錐台形状のチャンパーが形成されているとともに、それぞれが取り外し可能である、
ことを特徴とする請求項5に記載の弾性ユニット。
【請求項7】
前記上方弾性モジュール(5)と前記下方弾性モジュール(7)のそれぞれは、スプリングサポーター(8)と、前記スプリングサポーター(8)内に設置されている錐形状スプリング(9)と、を含み、前記スプリングサポーター(8)は、台座(10)と、天蓋(11)と、前記台座(10)と前記天蓋(11)との間に接続されているフレキシブルバー(12)と、を含み、前記錐形状スプリング(9)の大径端部が、前記台座(10)に接続されており、前記錐形状スプリング(9)の小径端部が、前記天蓋(11)に接続されており、前記錐形状スプリング(9)の外周面輪郭が、前記フレキシブルバー(12)に接触し、そして、前記錐形状スプリング(9)は、前記スプリングサポーター(8)内において事前圧縮状態である、
ことを特徴とする請求項6に記載の弾性ユニット。
【請求項8】
複数の前記上方弾性モジュール(5)は、係止溝(13)と係止駒(14)を含む摺動係止装着構造によって、隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間に対して、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能であり、複数の前記下方弾性モジュール(7)は、係止溝(13)と係止駒(14)を含む摺動係止装着構造によって、隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間に対して、順に滑り込むとともに係止し装着されるように接続されることが可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項9】
前記上方棒形状取付枠(4)の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている前記係止溝(13)を含み、それぞれの前記上方弾性モジュール(5)の両側には、前記係止駒(14)を含み、複数の前記上方弾性モジュール(5)は、それぞれの前記係止駒(14)によって、順に前記係止溝(13)の入口から前記係止溝(13)内に滑り込むことで隣接する前記上方棒形状取付枠(4)同士の間に接続されることが可能であり、
前記下方棒形状取付枠(6)の両側には、それぞれ、棒形状取付枠の長手方向に沿って延びている前記係止溝(13)を含み、それぞれの前記下方弾性モジュール(7)の両側には、前記係止駒(14)を含み、複数の前記下方弾性モジュール(7)は、それぞれの前記係止駒(14)によって、順に前記係止溝(13)の入口から前記係止溝(13)内に滑り込むことで隣接する前記下方棒形状取付枠(6)同士の間に接続されることが可能である、
ことを特徴とする請求項8に記載の弾性ユニット。
【請求項10】
前記弾性ユニットは、位置決め孔を備える上方均衡クッション(15)と、位置決め孔を備える下方均衡クッション(16)と、を含み、そのうち、
前記上方均衡クッション(15)は、複数の前記上方弾性モジュール(5)上に敷設されており、これによって、各々の前記上方弾性モジュール(5)の一部がそれぞれの対応する位置決め孔内に入り込むことによって前記上方均衡クッション(15)の横方向での各々の前記上方弾性モジュール(5)の動きを拘束し、
前記下方均衡クッション(16)は、複数の前記下方弾性モジュール(7)の下方に敷設されており、これによって、各々の前記下方弾性モジュール(7)の一部がそれぞれの対応する位置決め孔内に入り込むことによって前記下方均衡クッション(16)の横方向での各々の前記下方弾性モジュール(7)の動きを拘束する、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項11】
前記中間支持層(3)の周縁は、着脱構造の一部を含み、前記着脱構造の一部は、カバーのサイドカウルカバーに設置されている前記着脱構造の他の一部に接続するために配置されており、これによって、前記中間支持層(3)の周縁が、前記着脱構造と前記サイドカウルカバーによって接続されているように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性ユニット。
【請求項12】
前記着脱構造は、スライドファスナー構造を含み、そのうち、前記着脱構造の一部は、スライドファスナー構造における一本のファスナーストリンガである、
ことを特徴とする請求項11に記載の弾性ユニット。
【請求項13】
弾性クッションであって、
前記弾性クッションは、カバー(17)と、弾性クッション層(18)と、請求項
1に記載の弾性ユニット(1)と、を含み、そのうち、前記弾性クッション層(18)と前記弾性ユニット(1)は、上下方向に重なり合うとともに、前記カバー(17)によって被れている、
ことを特徴とする弾性クッション。
【請求項14】
前記弾性クッションは、マットレスである、
ことを特徴とする請求項13に記載の弾性クッション。
【請求項15】
家具であって、
前記家具は、請求項1
3に記載の弾性クッション(2)を含む、
ことを特徴とする家具。
【国際調査報告】