特表2024-529908 | 知財ポータル「IP Force」

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

青山学院大学 (神奈川県相模原市中央区淵野辺)

▶ 北京小米移動軟件有限公司の特許一覧

特表2024-529908信号の受信方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局及び記憶媒体

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

目に優しい文字サイズ小中大 PDF Top

< >

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-08-14

(54)【発明の名称】信号の受信方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局及び記憶媒体

(51)【国際特許分類】

H04W 72/1273 20230101AFI20240806BHJP

H04W 8/24 20090101ALI20240806BHJP

H04W 24/10 20090101ALI20240806BHJP

H04W 76/15 20180101ALI20240806BHJP

H04W 72/0453 20230101ALI20240806BHJP

H04W 72/0457 20230101ALI20240806BHJP

H04W 88/02 20090101ALI20240806BHJP

【ＦＩ】

H04W72/1273

H04W8/24

H04W24/10

H04W76/15

H04W72/0453

H04W72/0457 110

H04W88/02 150

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024502695

(86)(22)【出願日】2021-07-20

(85)【翻訳文提出日】2024-01-17

(86)【国際出願番号】 CN2021107444

(87)【国際公開番号】W WO2023000178

(87)【国際公開日】2023-01-26

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】516180667

【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＢｅｉｊｉｎｇＸｉａｏｍｉＭｏｂｉｌｅＳｏｆｔｗａｒｅＣｏ．，Ｌｔｄ．

【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．０１８，Ｆｌｏｏｒ８，Ｂｕｉｌｄｉｎｇ６，Ｙａｒｄ３３，ＭｉｄｄｌｅＸｉｅｒｑｉＲｏａｄ，ＨａｉｄｉａｎＤｉｓｔｒｉｃｔ，Ｂｅｉｊｉｎｇ１０００８５，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100114557

【弁理士】

【氏名又は名称】河野英仁

(74)【代理人】

【識別番号】100078868

【弁理士】

【氏名又は名称】河野登夫

(72)【発明者】

【氏名】タオ，シュウファ

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067DD34

5K067DD43

5K067EE02

5K067EE10

(57)【要約】

【課題】
【解決手段】本開示は、信号の受信方法、装置、ユーザイクイップメント、ネットワーク側デバイス及び記憶媒体を提案し、通信技術の分野に属する。この方法は、基地局に能力情報を送信するステップであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示するステップと、前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信するステップと、を含む。前記スケジューリング命令の受信信号を基地局デバイスに指示する。本開示は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案する。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

信号の受信方法であって、
ユーザイクイップメント（ＵＥ）に適用され、前記方法は、
基地局に能力情報を送信するステップであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示するステップと、
前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信するステップと、
を含む、
ことを特徴とする信号の受信方法。

【請求項2】

前記能力情報は、
前記ＵＥが能力１をサポートするか否かことであって、前記能力１は、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、前記ＵＥは前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信することができることを含むものと、
前記ＵＥが能力２をサポートするか否かことであって、前記能力２は、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、前記ＵＥは前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信することができることを含むものと、のうちの少なくとも１つを指示する、
ことを特徴とする請求項１に記載の信号の受信方法。

【請求項3】

前記基地局に能力情報を送信するステップは、
測定と移動パラメータＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって前記基地局に前記能力情報を送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の信号の受信方法。

【請求項4】

前記基地局に能力情報を送信するステップは、
ＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって前記基地局に前記能力情報を送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の信号の受信方法。

【請求項5】

前記測定対象のＰＲＳは隣接セル測定対象のＰＲＳを含む、
ことを特徴とする請求項２に記載の信号の受信方法。

【請求項6】

前記現在のサービスセルのリファレンス信号は、
現在のサービスセルの同期信号ブロック（ＳＳＢ）と、
現在のサービスセルのチャネル状態情報リファレンス信号（ＣＳＩ－ＲＳ）と、
現在のサービスセルのＰＲＳと、のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項２に記載の信号の受信方法。

【請求項7】

前記基地局に能力情報を送信するステップは、
前記基地局に前記ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示する能力情報を送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２に記載の信号の受信方法。

【請求項8】

前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信するステップは、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートすることを指示する場合、前記基地局から送信されたターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信するステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号を受信することができないステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項７に記載の信号の受信方法。

【請求項9】

前記基地局に能力情報を送信するステップは、
前記基地局に前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項５に記載の信号の受信方法。

【請求項10】

前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信するステップは、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信するステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができないステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項９に記載の信号の受信方法。

【請求項11】

前記基地局に能力情報を送信するステップは、
前記ＵＥが能力１をサポートするか否か、及び前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を前記基地局に送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項２に記載の信号の受信方法。

【請求項12】

前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信するステップは、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１と前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信するステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートし、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができないステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートし、前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号を受信することができないステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートせず、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号を受信することができず、前記現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができないステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項１１に記載の信号の受信方法。

【請求項13】

信号の受信方法であって、基地局に適用され、前記方法は、
ＵＥから送信された能力情報を受信するステップであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示するステップと、
前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信するステップと、
を含む、
ことを特徴とする信号の受信方法。

【請求項14】

【請求項15】

前記ＵＥから送信された能力情報を受信するステップは、
前記ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって送信した前記能力情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１３または１４に記載の信号の受信方法。

【請求項16】

前記ＵＥから送信された能力情報を受信するステップは、
前記ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって送信した前記能力情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１３または１４に記載の信号の受信方法。

【請求項17】

前記測定対象のＰＲＳは隣接セル測定対象のＰＲＳを含む、
ことを特徴とする請求項１４に記載の信号の受信方法。

【請求項18】

前記現在のサービスセルのリファレンス信号は、
現在のサービスセルのＳＳＢと、
現在のサービスセルのＣＳＩ－ＲＳと、
現在のサービスセルのＰＲＳと、のうちの少なくとも１つを含む、
ことを特徴とする請求項１４に記載の信号の受信方法。

【請求項19】

前記ＵＥから送信された能力情報を受信するステップは、
前記ＵＥから送信された、前記ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示する能力情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１３に記載の信号の受信方法。

【請求項20】

前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信するステップは、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートすることを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に送信するステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号をスケジューリングすることができないステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項１９に記載の信号の受信方法。

【請求項21】

前記ＵＥから送信された能力情報を受信するステップは、
前記ＵＥから送信された、前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１３に記載の信号の受信方法。

【請求項22】

前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信するステップは、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に送信するステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号をスケジューリングすることができないステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項２１に記載の信号の受信方法。

【請求項23】

前記ＵＥから送信された能力情報を受信するステップは、
前記ＵＥから送信された、前記ＵＥが能力１をサポートするか否か、及び前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１３に記載の信号の受信方法。

【請求項24】

前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信するステップは、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１と前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時に送信するステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートし、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号をスケジューリングすることができないステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートし、前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号をスケジューリングすることができないステップと、
前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートせず、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号と前記現在のサービスセルのリファレンス信号とをスケジューリングすることができないステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項２３に記載の信号の受信方法。

【請求項25】

信号の受信装置であって、
基地局に能力情報を送信する送信モジュールであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示する送信モジュールと、
前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信する受信モジュールと、
を含む、
ことを特徴とする信号の受信装置。

【請求項26】

信号の受信装置であって、
ＵＥから送信された能力情報を受信する受信モジュールであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示する受信モジュールと、
前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信する送信モジュールと、
を含む、
ことを特徴とする信号の受信装置。

【請求項27】

ユーザイクイップメントであって、
トランシーバと、メモリと、それぞれ前記トランシーバと前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、請求項１～１２のいずれかに記載の方法を実現できるように構成される、
ことを特徴とするユーザイクイップメント。

【請求項28】

基地局デバイスであって、
トランシーバと、メモリと、それぞれ前記トランシーバと前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、請求項１３～２４のいずれかに記載の方法を実現できるように構成される、
ことを特徴とする基地局デバイス。

【請求項29】

コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能な命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行された後、請求項１～１２または１３～２４のいずれかに記載の方法を実現することができる、
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示は通信技術の分野に関し、特に信号の受信方法、装置、ユーザイクイップメント、アクセスネットワークデバイス、コアネットワーク及び記憶媒体に関する。

【背景技術】

【0002】

通信システムでは、ＵＥ（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ユーザイクイップメント）は、通常、基地局によってスケジューリングされた異なるタイプの信号（例えば、現在のサービスセルのデータ信号、現在のサービスセルのリファレンス信号、及び隣接セルのリファレンス信号）を同一のＢＷＰ（ＢａｎｄｗｉｄｔｈＰａｒｔ、部分帯域幅）で受信する必要がある。異なるタイプの信号に対応するＳＣＳ（Ｓｕｂ－ＣａｒｒｉｅｒＳｐａｃｉｎｇ、サブキャリア間隔）は異なる可能性がある。また、現在、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定する方法がないため、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための方法が至急である。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0003】

本開示は、信号の受信方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局及び記憶媒体を提案することにより、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案する。

【課題を解決するための手段】

【0004】

本開示の一態様の実施例によって提案される信号の受信方法はＵＥに適用され、前記方法は、基地局に能力情報を送信するステップであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示するステップと、前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信するステップと、を含む。

【0005】

本開示の別の態様の実施例によって提案される信号の受信方法は、基地局に適用され、前記方法は、ＵＥから送信された能力情報を受信するステップであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示するステップと、前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信するステップと、を含む。

【0006】

本開示のもう１つの態様の実施例によって提案される信号の受信装置は、基地局に能力情報を送信する送信モジュールであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示する送信モジュールと、前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信する受信モジュールと、を含む。

【0007】

本開示のもう１つの態様の実施例によって提案される信号の受信装置は、ＵＥから送信された能力情報を受信する受信モジュールであって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示する受信モジュールと、前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信する送信モジュールと、を含む。

【0008】

本開示のもう１つの態様の実施例によって提案されるユーザイクイップメントは、トランシーバと、メモリと、それぞれ前記トランシーバと前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、上記のいずれかの実施例によって提案される方法を実現できるように構成される。

【0009】

本開示のもう１つの態様の実施例によって提案される基地局デバイスは、トランシーバと、メモリと、それぞれ前記トランシーバと前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、上記のいずれかの実施例によって提案される方法を実現できるように構成される。

【0010】

本開示のもう１つの態様の実施例によって提案されるコンピュータ記憶媒体によれば、前記コンピュータ記憶媒体にコンピュータ実行可能な命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行された後、上記のいずれかの実施例によって提案される方法を実現することができる。

【発明の効果】

【0011】

以上のように、本開示の実施例によって提供される信号受信方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局及び記憶媒体において、ＵＥは能力情報を基地局に送信し、この能力情報は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示し、その後、ＵＥは、基地局によってこの能力情報に基づいて送信された、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示するスケジューリング命令を取得し、そして、このスケジューリング命令に基づいて、異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信するか否かを決定する。本出願は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案し、信号の受信の安定性を確保する。

【0012】

本出願の付加的な特徴及び利点は、以下の説明において部分的に示され、一部が以下の説明により明らかになり、又は本開示の実践により理解されることになる。

【図面の簡単な説明】

【0013】

本開示の上記及び／又は付加的な態様及び利点は、以下図面と組み合わせて、実施例に対する説明によって明らかになり且つ理解しやすくなる。

【図1】本開示の一実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図2】本開示の別の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図3】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図4】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図5】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図6】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図7】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図8】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図9】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図10】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図11】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図12】本開示のもう１つの実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートである。

【図13】本開示の一実施例によって提供される信号の受信装置の概略構成図である。

【図14】本開示の別の実施例によって提供される信号の受信装置の概略構成図である。

【図15】本開示の一実施例によって提供されるユーザイクイップメントのブロック図である。

【図16】本開示の一実施例によって提供される基地局のブロック図である。

【発明を実施するための形態】

【0014】

ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本開示の実施例のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。

【0015】

本開示の実施例に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を制限することを意図していない。本開示の実施例と添付請求項に使用される単数形の「一」と「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び／又は」とは、１つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又とは全ての可能な組み合わせを指す。

【0016】

本開示の実施例では、第１、第２、第３などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第１の情報は第２の情報と呼ぶことができ、同様に、第２の情報は第１の情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、ここで使用される単語の「場合」及び「もし」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。

【0017】

以下、本開示の実施例について詳細に説明するが、前記実施例の例は添付図面に示され、ここで、最初から最後まで同じまたは同様の符号が同じまたは同様の要素を示す。以下、添付図面を参照して説明する実施例は、本開示を説明するためのものであり、本開示に対する制限としては理解すべきではない。

【0018】

本開示の実施例によって提供される信号受信方法において、ＵＥは能力情報を基地局に送信し、この能力情報は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示し、その後、ＵＥは、基地局によってこの能力情報に基づいて送信された、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示するスケジューリング命令を取得し、そして、このスケジューリング命令に基づいて、異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信するか否かを決定する。本出願は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案し、信号の受信の安定性を確保する。

【0019】

以下、図面を参照して、本開示によって提供される信号の受信方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局及び記憶媒体について詳細に説明する。

【0020】

図１は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法はＵＥ（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ユーザイクイップメント）によって実行され、図１に示すように、この信号の受信方法は以下のステップを含むことができる。

【0021】

ステップ１０１では、基地局に能力情報を送信する。

【0022】

なお、本開示の実施例に係る信号の受信方法は、いずれかのＵＥに適用されることができる。ＵＥは、ユーザに音声及び／又はデータ接続を提供するデバイスを指し得る。ＵＥは、ＲＡＮ（ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ、無線アクセスネットワーク）を介して１つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、ＵＥはもののインターネット端末であってもよく、例えば、センサデバイス、携帯電話（または「セルラー」電話とも呼ばれる）及びもののインターネット端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。例えば、ステーション（Ｓｔａｔｉｏｎ、ＳＴＡ）、加入者ユニット（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｕｎｉｔ）、加入者局（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｓｔａｔｉｏｎ）、モバイルステーション（ｍｏｂｉｌｅｓｔａｔｉｏｎ）、モバイル（ｍｏｂｉｌｅ）、リモートステーション（ｒｅｍｏｔｅｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント、リモート端末（ｒｅｍｏｔｅｔｅｒｍｉｎａｌ）、アクセス端末（ａｃｃｅｓｓｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザ端末（ｕｓｅｒｔｅｒｍｉｎａｌ）、またはユーザエージェント（ｕｓｅｒａｇｅｎｔ）である。または、ＵＥは、無人航空機のデバイスであってもよい。または、は、車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する電子制御ユニットであってもよく、電子制御ユニットを外付けする無線端末であってもよい。あるいは、ＵＥは、路側デバイス、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯、または他の路側デバイスなどであってもよい。

【0023】

本開示の一実施例では、ＵＥが基地局に能力情報を送信する方法は、ＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓ（測定と移動パラメータ）シグナリングによって基地局に上記の能力情報を送信することを含むことができる。

【0024】

本開示の別の実施例では、ＵＥが基地局に能力情報を送信する方法は、ＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣ（Ｍｕｌｔｉ－ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙＤｕａｌＣｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ、マルチ無線アクセス技術デュアル接続）シグナリングによって基地局に上記の能力情報を送信することを含むことができる。

【0025】

また、本開示の一実施例では、この能力情報は、異なるＳＣＳ（Ｓｕｂ－ＣａｒｒｉｅｒＳｐａｃｉｎｇ、サブキャリア間隔）に対応する信号が同一のＢＷＰ（ｂａｎｄｗｉｄｔｈｐａｒｔ、部分帯域幅）で伝送される場合、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示することができる。

【0026】

なお、本開示の一実施例では、通常、同一のＢＷＰで異なるタイプ（すなわち、異なるＳＣＳに対応する）信号を伝送する場合がある。例示的に、本開示の一実施例では、ＵＥのモビリティ測定中に、ＵＥは、基地局から送信されたハンドオーバ命令を取得することができ、このハンドオーバ命令は、隣接セルの測定対象のＰＲＳ（Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇｒｅｆｅｒｅｎｃｅｓｉｇｎａｌ、測位リファレンス信号）の周波数領域と一致するターゲットＢＷＰにＵＥがハンドオーバすることを指示し、その後、ＵＥは、このターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを受信して測定するために、このハンドオーバ命令に基づいてターゲットＢＷＰにハンドオーバする。同時に、本開示の一実施例では、ＵＥはまた、現在のサービスセルのトラフィックを維持するために、このターゲットＢＷＰで現在のサービスセルのリファレンス信号を受信する。この場合、「隣接セルの測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、および現在のサービスセルのデータ信号を同一のＢＷＰで同時に伝送する」という状況が発生し、隣接セルの測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、および現在のサービスセルのデータ信号は、それぞれ異なるＳＣＳに対応する可能性がある。

【0027】

上記の状況に基づいて、本開示の一実施例では、この能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否かことであって、本開示のいずれかの実施例では、能力１が、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、ＵＥが同時に測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号とを受信できることを含むものと、ＵＥが能力２をサポートするか否かことであって、本開示のいずれかの実施例では、能力２が、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、ＵＥが同時に測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とを受信できることを含むものと、のうちの少なくとも１つを指示することができる。

【0028】

上記の内容から分かるように、本開示の一実施例では、この能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示するためにのみ使用されることができる。本開示の別の実施例では、この能力情報は、ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示するためにのみ使用されることができる。本開示のもう１つの実施例では、この能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否か、及び／又はＵＥが能力２をサポートするか否かを指示するために使用されることができる。

【0029】

さらに、本開示の一実施例では、上記の現在のサービスセルのリファレンス信号は、現在のサービスセルのＳＳＢ（ＳｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓＳｉｇｎａｌｓＢｌｏｃｋ、同期信号ブロック）と、現在のサービスセルのＣＳＩ－ＲＳ（ＣｈａｎｎｅｌＳｔａｔｅＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎｒｅｆｅｒｅｎｃｅｓｉｇｎａｌ、チャネル状態情報リファレンス信号）と、現在のサービスセルのＰＲＳと、のうちの少なくとも１つを含むことができる。

【0030】

本開示の一実施例では、現在のサービスセルのリファレンス信号は、上記の信号のいずれかであってもよく、本開示の別の実施例では、現在のサービスセルのリファレンス信号は、上記の信号の任意の２つの組み合わせ、または、上記のすべての３種類の信号であってもよい。

【0031】

ステップ１０２では、基地局によって能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、スケジューリング命令に基づいて信号を受信する。

【0032】

本開示の一実施例では、このスケジューリング命令は、具体的に、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示することができる。

【0033】

具体的には、本開示の一実施例では、ＵＥによって基地局に送信した能力情報が、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートすることを指示する場合、ＵＥがこのターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信できるように、基地局はターゲットＢＷＰで同時に異なるＳＣＳに対応する信号をスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信することができる。本開示の別の実施例では、ＵＥによって基地局に送信した能力情報が、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートしないことを指示する場合、基地局はターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングしないことを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信することができ、ＵＥは、このターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号のうちの１つのみを受信することができる。

【0034】

なお、本開示の一実施例では、ＵＥによって送信された能力情報に含まれる内容が異なる（例えば、能力１をサポートするか否か、または、能力２をサポートするか否かのみを含み、または、能力１及び／又は能力２をサポートするか否かを含む）場合、ＵＥによって取得されたスケジューリング命令も異なる。この部分の詳細な説明は、後続の実施例の詳細な説明を参照することができる。

【0035】

以上のように、本開示の実施例によって提供される信号受信方法において、ＵＥは能力情報を基地局に送信し、この能力情報は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示し、その後、ＵＥは、基地局によってこの能力情報に基づいて送信された、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示するスケジューリング命令を取得し、そして、このスケジューリング命令に基づいて、異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信するか否かを決定する。本出願は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案し、信号の受信の安定性を確保する。

【0036】

図２は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法はＵＥによって実行され、図２に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ２０１～２０２を含むことができる。

【0037】

ステップ２０１では、ＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって基地局に能力情報を送信する。

【0038】

ステップ２０２では、基地局によって能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、スケジューリング命令に基づいて信号を受信する。

【0039】

ステップ２０１～２０２に関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここでは詳細には説明しない。

【0040】

【0041】

図３は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法はＵＥによって実行され、図３に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ３０１～３０２を含むことができる。

【0042】

ステップ３０１、ＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって基地局に能力情報を送信する。

【0043】

ステップ３０２では、基地局によって能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、スケジューリング命令に基づいて信号を受信する。

【0044】

ステップ３０１～３０２に関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここでは詳細には説明しない。

【0045】

【0046】

図４は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法はＵＥによって実行され、図４に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ４０１～４０２を含むことができる。

【0047】

ステップ４０１では、ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示する能力情報を基地局に送信する。

【0048】

能力情報及び能力１を基地局に送信することに関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで詳細に説明しない。

【0049】

ステップ４０２では、基地局によって能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、スケジューリング命令に基づいて信号を受信する。

【0050】

本開示の一実施例では、ステップ４０１の能力情報は、ＵＥが能力１をサポートすることを指示する場合、ステップ４０２では、ＵＥは基地局から送信された、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信して、ＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信するようにすることができる。

【0051】

本開示の別の実施例では、ステップ４０１の能力情報は、ＵＥが能力１をサポートしないことを指示する場合、ステップ４０２では、基地局から送信されたターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを受信し、且つＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのデータ信号を受信することができない。

【0052】

【0053】

図５は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法はＵＥによって実行され、図５に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ５０１～５０２を含むことができる。

【0054】

ステップ５０１では、ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を基地局に送信する。

【0055】

シグナリングによって能力情報及び能力２を基地局に送信することに関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで詳細に説明しない。

【0056】

ステップ５０２では、基地局によって能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、スケジューリング命令に基づいて信号を受信する。

【0057】

本開示の一実施例では、ステップ５０１の能力情報は、ＵＥが能力２をサポートすることを指示する場合、ステップ５０２では、ＵＥは基地局から送信された、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号を同時に受信して、ＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのリファレンス信号を同時に受信し、測定するようにすることができる。

【0058】

本開示の別の実施例では、ステップ５０１の能力情報は、ＵＥが能力２をサポートしないことを指示する場合、ステップ５０２では、ＵＥが基地局から送信されたターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを受信し、且つＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのリファレンス信号を受信し、測定することができない。

【0059】

【0060】

図６は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法はＵＥによって実行され、図６に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ６０１～６０２を含むことができる。

【0061】

ステップ６０１、ＵＥが能力１をサポートするか否か及び／又は能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を基地局に送信する。

【0062】

シグナリングによって能力情報を基地局に送信することに関する説明は、上記の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで詳細に説明しない。

【0063】

ステップ６０２では、基地局によって能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、スケジューリング命令に基づいて信号を受信する。

【0064】

本開示の一実施例では、上記ステップ６０１における能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否か及び／又は能力２をサポートするか否かを指示する場合、ステップ６０２では、ＵＥは、基地局から送信されたターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、及び現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、及び現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信して、ＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのリファレンス信号と現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信できるようにする。

【0065】

本開示の別の実施例では、上記ステップ６０１における能力情報は、ＵＥが能力１をサポートし、能力２をサポートしないことを指示する場合、ステップ６０２では、ＵＥは基地局から送信された、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信し、且つＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのリファレンス信号を受信し、測定することができない。

【0066】

本開示のもう１つの実施例では、上記ステップ６０１における能力情報は、ＵＥが能力２をサポートし、能力１をサポートしないことを指示する場合、ステップ６０２では、ＵＥは基地局から送信された、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信し、且つＵＥが測定対象のＰＲＳを測定する間に現在のサービスセルのデータ信号を受信することができない。

【0067】

本開示のもう１つの実施例では、上記ステップ６０１における能力情報は、ＵＥが能力１をサポートせず、能力２をサポートしないことを指示する場合、ステップ６０２では、ＵＥは、基地局から送信されたターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを受信し、且つＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのデータ信号を受信することができず、現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができない。

【0068】

本開示の実施例では、以下の可能な実施形態が存在する。

【0069】

デフォルトでＵＥが能力１と能力２をサポートせず、ＵＥから送信された能力指示情報が、ＵＥが能力１をサポートすることを指示する場合、ＵＥが能力１をサポートし、能力２をサポートしないことを示し、ＵＥから送信された能力指示情報が、ＵＥが能力２をサポートすることを指示する場合、ＵＥが能力２をサポートし、能力１をサポートしないことを示す。

【0070】

または、逆に、デフォルトでＵＥが能力１と能力２をサポートし、ＵＥから送信された能力指示情報が、ＵＥが能力２をサポートしないことを指示する場合、ＵＥが能力１をサポートし、能力２をサポートしないことを示し、ＵＥから送信された能力指示情報が、ＵＥが能力１をサポートしないことを指示する場合、ＵＥが能力２をサポートし、能力１をサポートしないことを示す。

【0071】

【0072】

図７は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法は基地局に適用され、図７に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ７０１～７０２を含むことができる。

【0073】

ステップ７０１、ＵＥから送信された能力情報を受信する。

【0074】

本開示の一実施例では、基地局が能力情報を受信する方法は、ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって送信した能力情報を受信するステップを含むことができる。

【0075】

本開示の別の実施例では、基地局が能力情報を受信する方法は、ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって送信した能力情報を受信するステップを含むことができる。

【0076】

本開示の一実施例では、この能力情報は、同一のＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を伝送する場合、ＵＥがこの異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示するために使用されることができる。

【0077】

なお、本開示の一実施例では、通常、同一のＢＷＰで異なるタイプ（すなわち、異なるＳＣＳに対応する）信号を伝送する場合がある。例示的に、本開示の一実施例では、ＵＥのモビリティ測定中に、ＵＥは、基地局から送信されたハンドオーバ命令を取得することができ、このハンドオーバ命令は、隣接セルの測定対象のＰＲＳの周波数領域と一致するターゲットＢＷＰにＵＥがハンドオーバすることを指示し、その後、ＵＥは、このターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを受信して測定するために、このハンドオーバ命令に基づいてターゲットＢＷＰにハンドオーバする。同時に、本開示の一実施例では、ＵＥはまた、現在のサービスセルのトラフィックを維持するために、このターゲットＢＷＰで現在のサービスセルのリファレンス信号を受信する。この場合、「隣接セルの測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、および現在のサービスセルのデータ信号を同一のＢＷＰで同時に伝送する」という状況が発生し、隣接セルの測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、および現在のサービスセルのデータ信号は、それぞれ異なるＳＣＳに対応する可能性がある。

【0078】

【0079】

上記の内容から分かるように、本開示の一実施例では、この能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示するためにのみ使用されることができる。本開示の別の実施例では、この能力情報はＵＥが能力２をサポートするか否かを指示するためにのみ使用されることができる。本開示のもう１つの実施例では、この能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否か、及び／又はＵＥが能力２をサポートするか否かを指示するために使用されることができる。

【0080】

本開示の一実施例では、上記の現在のサービスセルのリファレンス信号は、現在のサービスセルのＳＳＢと、現在のサービスセルのＣＳＩ－ＲＳと、現在のサービスセルのＰＲＳと、のうちの少なくとも１つを含むことができる。

【0081】

【0082】

ステップ７０２では、能力情報に基づいてＵＥにスケジューリング命令を送信し、スケジューリング命令に基づいてＵＥに信号を送信する。

【0083】

本開示の一実施例では、このスケジューリング命令は、具体的に、基地局がターゲットＢＷＰで同時に異なるＳＣＳに対応する信号をスケジューリングするか否かを指示することができる。

【0084】

具体的には、本開示の一実施例では、ＵＥによって基地局に送信した能力情報が、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートすることを指示する場合、ＵＥがこのターゲットＢＷＰで同時に異なるＳＣＳに対応する信号を受信できるように、基地局はターゲットＢＷＰで同時に異なるＳＣＳに対応する信号をスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信することができる。本開示の別の実施例では、ＵＥによって基地局に送信した能力情報が、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートしないことを指示する場合、基地局はターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングしないことを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信することができ、ＵＥは、このターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号のうちの１つのみを受信することができる。

【0085】

なお、本開示の一実施例では、ＵＥによって送信された能力情報に含まれる内容が異なる（例えば、能力１をサポートするか否か、または、能力２をサポートするか否かのみを含み、または、能力１及び／又は能力２をサポートするか否かを含む）場合、基地局によってＵＥに送信したスケジューリング命令も異なる。この部分の詳細な説明は、後続の実施例の詳細な説明を参照することができる。

【0086】

以上のように、本開示の実施例によって提供される信号受信方法において、基地局はＵＥから送信された能力情報を受信し、この能力情報は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示し、その後、基地局はこの能力情報に基づいて、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、そして、このスケジューリング命令に基づいて、異なるＳＣＳに対応する信号をＵＥに同時に送信するか否かを決定する。本出願は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案し、信号の受信の安定性を確保する。

【0087】

図８は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法は基地局に適用され、図８に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ８０１～８０２を含むことができる。

【0088】

ステップ８０１、ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって送信した能力情報を受信する。

【0089】

ステップ８０２では、能力情報に基づいてＵＥにスケジューリング命令を送信し、スケジューリング命令に基づいてＵＥに信号を送信する。

【0090】

ステップ８０１～８０２に関する説明は、上記の説明を参照することができ、本開示の実施例はここでは詳細には説明しない。

【0091】

【0092】

図９は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法は基地局に適用され、図９に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ９０１～９０２を含むことができる。

【0093】

ステップ９０１では、ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって送信した能力情報を受信する。

【0094】

ステップ９０２では、能力情報に基づいてＵＥにスケジューリング命令を送信し、スケジューリング命令に基づいてＵＥに信号を送信する。

【0095】

ステップ９０１～９０２に関する説明は、上記の説明を参照することができ、本開示の実施例はここでは詳細には説明しない。

【0096】

【0097】

図１０は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法は基地局に適用され、図１０に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ１００１～１００２を含むことができる。

【0098】

ステップ１００１では、ＵＥから送信されたＵＥが能力１をサポートするか否かを指示する能力情報を受信する。

【0099】

能力情報及び能力１に関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで詳細に説明しない。

【0100】

ステップ１００２では、能力情報に基づいてＵＥにスケジューリング命令を送信し、スケジューリング命令に基づいてＵＥに信号を送信する。

【0101】

本開示の一実施例では、ステップ１００１の能力情報は、ＵＥが能力１をサポートすることを指示する場合、ステップ１００２では、基地局はターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時に送信して、ＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信するようにすることができる。

【0102】

本開示の別の実施例では、ステップ１００１における能力情報は、ＵＥが能力１をサポートしないことを指示する場合、ステップ１００２では、基地局はターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを送信し、且つＵＥが測定対象のＰＲＳを測定する間に現在のサービスセルのデータ信号をスケジューリングすることができない。

【0103】

【0104】

図１１は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法は基地局に適用され、図１１に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ１１０１～１１０２を含むことができる。

【0105】

ステップ１１０１では、ＵＥから送信されたＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を受信する。

【0106】

能力情報及び能力２に関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで詳細に説明しない。

【0107】

ステップ１１０２では、能力情報に基づいてＵＥにスケジューリング命令を送信し、スケジューリング命令に基づいてＵＥに信号を送信する。

【0108】

本開示の一実施例では、ステップ１１０１における能力情報は、ＵＥが能力２をサポートすることを指示する場合、ステップ１１０２では、基地局はターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号を同時に送信して、ＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのリファレンス信号を同時に受信し、測定するようにすることができる。

【0109】

本開示の別の実施例では、ステップ１１０１における能力情報は、ＵＥが能力２をサポートしないことを指示する場合、ステップ１１０２では、基地局はターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを送信し、且つＵＥが測定対象のＰＲＳを測定する間に現在のサービスセルのリファレンス信号をスケジューリングすることができない。

【0110】

【0111】

図１２は本開示の実施例によって提供される信号の受信方法の概略フローチャートであり、この方法は基地局に適用され、図１２に示すように、この信号の受信方法は以下のステップ１２０１～１２０２を含むことができる。

【0112】

ステップ１２０１では、ＵＥから送信された、ＵＥが能力１をサポートするか否か及び／又は能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を受信する。

【0113】

能力情報に関する説明は、上記の実施例の説明を参照することができ、本開示の実施例はここで詳細に説明しない。

【0114】

ステップ１２０２では、能力情報に基づいてＵＥにスケジューリング命令を送信し、スケジューリング命令に基づいてＵＥに信号を送信する。

【0115】

本開示の一実施例では、ステップ１２０１における能力情報は、ＵＥが能力１をサポートするか否か及び／又は能力２をサポートするか否かを指示する場合、ステップ１２０２では、基地局は、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、及び現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳ、現在のサービスセルのリファレンス信号、及び現在のサービスセルのデータ信号を同時に送信して、ＵＥが隣接セルのＰＲＳ測定を実行する間に現在のサービスセルのリファレンス信号と現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信できるようにする。

【0116】

本開示の別の実施例では、ステップ１２０１における能力情報は、ＵＥが能力１をサポートし、能力２をサポートしないことを指示する場合、ステップ１２０２では、基地局は、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号とを同時に送信し、且つＵＥが測定対象のＰＲＳを測定する間に現在のサービスセルのリファレンス信号をスケジューリングすることができない。

【0117】

本開示のもう１つの実施例では、ステップ１２０１における能力情報は、ＵＥが能力２をサポートし、能力１をサポートしないことを指示する場合、ステップ１２０２では基地局は、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に送信し、且つＵＥが測定対象のＰＲＳを測定する間に現在のサービスセルのデータ信号をスケジューリングすることができない。

【0118】

本開示のもう１つの実施例では、ステップ１２０１における能力情報は、ＵＥが能力２をサポートせず、能力１をサポートしないことを指示する場合、ステップ１２０２では、基地局はターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、ターゲットＢＷＰで測定対象のＰＲＳを送信し、且つＵＥが測定対象のＰＲＳを測定する間に現在のサービスセルのデータ信号と現在のサービスセルのリファレンス信号とをスケジューリングすることができない。

【0119】

本開示の実施例では、以下の可能な実施形態が存在する。

【0120】

【0121】

【0122】

【0123】

図１３は本開示の一実施例によって提供される信号の受信装置１３００の概略構成図であり、ＵＥに適用され、図１３に示すように、この信号の受信装置１３００は、基地局に能力情報を送信するための送信モジュール１３０１であって、前記能力情報は、前記ＵＥが異なるサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示する送信モジュール１３０１と、前記基地局によって前記能力情報に基づいて送信されたスケジューリング命令を取得し、前記スケジューリング命令に基づいて信号を受信する受信モジュール１３０２と、を含むことができる。

【0124】

以上のように、本開示の実施例によって提供される信号の受信装置において、ＵＥは能力情報を基地局に送信し、この能力情報は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示し、その後、ＵＥは、基地局によってこの能力情報に基づいて送信された、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示するスケジューリング命令を取得し、そして、このスケジューリング命令に基づいて、異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信するか否かを決定する。本出願は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案し、信号の受信の安定性を確保する。

【0125】

選択的に、本開示の一実施例では、前記能力情報は、前記ＵＥが能力１をサポートするか否かことであって、前記能力１は、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、前記ＵＥは前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信することができることを含むものと、前記ＵＥが能力２をサポートするか否かことであって、前記能力２は、記測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、前記ＵＥは前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信することができることを含むものと、のうちの少なくとも１つを指示する。

【0126】

選択的に、本開示の一実施例では、前記送信モジュール１３０１は、さらに、測定と移動パラメータＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって前記基地局に前記能力情報を送信する。

【0127】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１３０１はさらに、ＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって前記基地局に前記能力情報を送信する。

【0128】

さらに、本開示の一実施例では、前記測定対象のＰＲＳは隣接セル測定対象のＰＲＳを含む。

【0129】

さらに、本開示の一実施例では、前記の現在のサービスセルのリファレンス信号は、現在のサービスセルの同期信号ブロック（ＳＳＢ）と、現在のサービスセルのチャネル状態情報リファレンス信号（ＣＳＩ－ＲＳ）と、現在のサービスセルのＰＲＳと、のうちの少なくとも１つを含むことができる。

【0130】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１３０１はさらに、前記基地局に前記ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示する能力情報を送信する。

【0131】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１３０２はさらに、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートすることを指示する場合、前記基地局から送信されたターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信し、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号を受信することができない。

【0132】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１３０１はさらに、前記基地局に前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を送信する。

【0133】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１３０２はさらに、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信し、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができない。

【0134】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１３０１はさらに、前記ＵＥが能力１をサポートするか否か、及び前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を前記基地局に送信する。

【0135】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１３０１はさらに、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１と前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時に受信し、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートし、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができなく、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートし、前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号を受信することができなく、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートせず、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記基地局から送信された、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を取得し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを受信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号を受信することができず、前記現在のサービスセルのリファレンス信号を測定することができない。

【0136】

図１４は本開示の一実施例によって提供される信号の受信装置１４００の概略構成図であり、基地局に適用され、図１４に示すように、この信号の受信装置１４００は、ＵＥから送信された能力情報を受信するための受信モジュール１４０１であって、前記能力情報は前記ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示する受信モジュール１４０１と、前記能力情報に基づいて前記ＵＥにスケジューリング命令を送信し、前記スケジューリング命令に基づいて前記ＵＥに信号を送信するための送信モジュール１４０２と、を含むことができる。

【0137】

以上のように、本開示の実施例によって提供される信号の受信装置において、基地局はＵＥから送信された能力情報を受信し、この能力情報は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号を同時に受信する能力をサポートするか否かを指示し、その後、基地局はこの能力情報に基づいて、基地局がターゲットＢＷＰで異なるＳＣＳに対応する信号を同時にスケジューリングするか否かを指示するスケジューリング命令をＵＥに送信し、そして、このスケジューリング命令に基づいて、異なるＳＣＳに対応する信号をＵＥに同時に送信するか否かを決定する。本出願は、ＵＥが異なるＳＣＳに対応する信号をどのように受信するかを限定するための信号の受信方法を提案し、信号の受信の安定性を確保する。

【0138】

選択的に、本開示の一実施例では、前記能力情報は、前記ＵＥが能力１をサポートするか否かことであって、前記能力１は、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのデータ信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、前記ＵＥは前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に受信することができることを含むものと、前記ＵＥが能力２をサポートするか否かことであって、前記能力２は、測定対象のＰＲＳと現在のサービスセルのリファレンス信号とが異なるＳＣＳに対応する場合、前記ＵＥは前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に受信することができることを含むものと、のうちの少なくとも１つを指示する。

【0139】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１４０１はさらに、前記ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓシグナリングによって送信した前記能力情報を受信する。

【0140】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１４０１はさらに、前記ＵＥがＩＥＭｅａｓＡｎｄＭｏｂＰａｒａｍｅｔｅｒｓＭＲＤＣシグナリングによって送信した前記能力情報を受信する。

【0141】

さらに、本開示の一実施例では、前記測定対象のＰＲＳは隣接セル測定対象のＰＲＳを含む。

【0142】

さらに、本開示の一実施例では、前記の現在のサービスセルのリファレンス信号は、現在のサービスセルのＳＳＢと、現在のサービスセルのＣＳＩ－ＲＳと、現在のサービスセルのＰＲＳと、のうちの少なくとも１つを含む。

【0143】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１４０１はさらに、前記ＵＥから送信された、前記ＵＥが能力１をサポートするか否かを指示する能力情報を受信する。

【0144】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１４０２はさらに、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートすることを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に送信し、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号をスケジューリングすることができない。

【0145】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１４０２はさらに、前記ＵＥから送信された、前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を受信する。

【0146】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１４０２はさらに、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に送信し、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号をスケジューリングすることができない。

【0147】

さらに、本開示の一実施例では、受信モジュール１４０２はさらに、前記ＵＥから送信された、前記ＵＥが能力１をサポートするか否か、及び前記ＵＥが能力２をサポートするか否かを指示する能力情報を受信する。

【0148】

さらに、本開示の一実施例では、送信モジュール１４０２はさらに、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１と前記能力２をサポートすることを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳ、前記現在のサービスセルのリファレンス信号、及び前記現在のサービスセルのデータ信号を同時に送信し、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートし、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのデータ信号とを同時に送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのリファレンス信号をスケジューリングすることができなく、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力２をサポートし、前記能力１をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時にスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳと前記現在のサービスセルのリファレンス信号とを同時に送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号をスケジューリングすることができなく、前記能力情報は前記ＵＥが前記能力１をサポートせず、前記能力２をサポートしないことを指示する場合、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳをスケジューリングすることを指示するスケジューリング命令を前記ＵＥに送信し、前記ターゲットＢＷＰで前記測定対象のＰＲＳを送信し、且つ前記ＵＥが前記測定対象のＰＲＳを測定する間に前記現在のサービスセルのデータ信号と前記現在のサービスセルのリファレンス信号とをスケジューリングすることができない。

【0149】

本開示の実施例によって提供されるコンピュータ記憶媒体は、実行可能なプログラムを記憶し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されると、図１～図６または図７～図１２のいずれかに示す方法を実現することができる。

【0150】

上記の実施例を実現するために、本開示はコンピュータプログラムが含まれるコンピュータプログラム製品をさらに提案し、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行される場合、図１～図６または図７～図１２のいずれかに示す方法を実現する。

【0151】

また、上記の実施例を実現するために、コンピュータプログラムをさらに提案し、このプログラムがプロセッサによって実行される場合、図１～図６または図７～図１２のいずれかに示す方法を実現する。

【0152】

図１５は本開示の一実施例によって提供されるユーザイクイップメント（ＵＥ）１５００のブロック図である。例えば、ＵＥ１５００は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末デバイス、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。

【0153】

図１５を参照すると、ＵＥ１５００は、処理コンポーネント１５０２、メモリ１５０４、電源コンポーネント１５０６、マルチメディアコンポーネント１５０８、オーディオコンポーネント１５１０、入力／出力（Ｉ／Ｏ）のインターフェース１５１２、センサコンポーネント１５１３、および通信コンポーネント１５１６、のうちの少なくとも１つのコンポーネントを含むことができる。

【0154】

処理コンポーネント１５０２は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のようなＵＥ１５００の全体の操作を制御する。処理コンポーネント１５０２は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための少なくとも１つのプロセッサ１５２０を含むことができる。また、処理コンポーネント１５０２は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、少なくとも１つのモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント１５０２は、マルチメディアコンポーネント１５０８と処理コンポーネント１５０２とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。

【0155】

メモリ１５０４は、ＵＥ１５００での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、ＵＥ１５００で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ１５０４は、静的ランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。

【0156】

電源コンポーネント１５０６は、ＵＥ１５００の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント１５０６は、電源管理システムと、少なくとも１つの電源と、他のＵＥ１５００生への電力の生成、管理、及び配分に関連するコンポーネントとを含むことができる。

【0157】

マルチメディアコンポーネント１５０８は、前記ＵＥ１５００とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）とタッチパネル（ＴＰ）とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネル上のジェスチャーを感知するように、少なくとも１つのタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント１５０８は、１つのフロントカメラ及び／又はリアカメラを含む。ＵＥ１５００が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び／又はリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、１つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。

【0158】

オーディオコンポーネント１５１０は、オーディオ信号を出力および／または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント１５１０は、ＵＥ１５００が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン（ＭＩＣ）を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ１５０４に記憶されてもよく、または通信コンポーネント１５１６を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント１５１０は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。

【0159】

Ｉ／Ｏインターフェース１５１２は、処理コンポーネント１５０２と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。

【0160】

センサコンポーネント１５１３は、ＵＥ１５００に様々な態様の状態評価を提供するように、少なくとも１つのセンサを含む。例えば、センサコンポーネント１５１３は、デバイス１５００のオン／オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントはＵＥ１５００のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント１５１３は、さらに、ＵＥ１５００またはＵＥ１５００の１つのコンポーネントの位置変化、ユーザとＵＥ１５００との接触の有無、ＵＥ１５００の方向及び位置または加速／減速およびＵＥ１５００の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント１５１３は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント１５１３は、イメージングアプリケーションに使用されるＣＭＯＳまたはＣＣＤイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント１５１３は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。

【0161】

通信コンポーネント１５１６は、ＵＥ１５００と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。ＵＥ１５００は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばＷｉＦｉ、２Ｇまたは３Ｇ、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント１５１６は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント１５１６は、短距離通信を容易にするために、近距離通信（ＮＦＣ）モジュールをさらに含む。例えば、ＮＦＣモジュールは、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ：登録商標）技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。

【0162】

例示的な実施例では、ＵＥ２５００は、上記方法を実行するように、少なくとも１つの特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理デバイス（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。

【0163】

図１６は本出願の実施例によって提供される基地局１６００のブロック図である。例えば、基地局１６００は、基地局として提供されてもよい。図１６を参照すると、基地局１６００は、少なくとも１つのプロセッサをさらに含む処理コンポーネント１６１１と、メモリ１６３２によって表される、処理コンポーネント１６２２によって実行可能な命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとを含む。メモリ１６３２に記憶されているアプリケーションプログラムは、各が１組の命令に対応する１以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント１６１５は、上記方法に記載の前記基地局に適用される任意の方法、例えば、図１に示す方法を実行するように命令を実行するように構成される。

【0164】

基地局１６００は、基地局１６００の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント１６２６と、基地局１６００をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース１６５０と、入出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース１６５８とをさらに含むことができる。基地局１６００は、ＷｉｎｄｏｗｓＳｅｒｖｅｒＴＭ，ＭａｃＯＳＸＴＭ，ＵｎｉｘＴＭ，ＬｉｎｕｘＴＭ（登録商標），ＦｒｅｅＢＳＤＴＭまたは同様のようなメモリ１６３２に記憶されているオペレーティングシステムを操作することができる。

【0165】

上記の本開示によって提供される実施例では、それぞれ基地局、ＵＥの観点から本開示の実施例によって提供される方法を説明した。上記の本開示の実施例によって提供される方法における各機能を実現するために、基地局とＵＥは、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュールを含むことができ、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構成プラスソフトウェアモジュールの形態で上記各機能を実現することができる。上記の各機能のうちのある機能は、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構成プラスソフトウェアモジュールの形態で実行することができる。

【0166】

本開示の実施例は通信装置を提供する。通信装置は、送受信モジュールと処理モジュールとを含むことができる。送受信モジュールは送信モジュール及び／又は受信モジュールを含むことができ、送信モジュールは送信機能を実現するために使用され、受信モジュールは受信機能を実現するために使用され、送受信モジュールは送信機能及び／又は受信機能を実現することができる。

【0167】

通信装置は、端末デバイス（上記の方法の実施例における端末デバイス）であってもよいし、端末デバイスにおける装置であってもよいし、端末デバイスとマッチングして使用可能な装置であってもよい。または、通信装置は、ネットワークデバイスであってもよいし、ネットワークデバイスにおける装置であってもよいし、ネットワークデバイスにマッチングして使用可能な装置であってもよい。

【0168】

本開示の実施例は別の通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよいし、端末デバイスで（例えば、上記の方法の実施例の端末デバイス）あってもよいし、ネットワークデバイスが上記方法を実現することを支援するチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよいし、端末デバイスが上記方法を実現することを支援するチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよい。この装置は、上記方法の実施例で説明された方法を実現するために使用されることができ、具体的には、上記方法の実施例の説明を参照することができる。

【0169】

通信装置は、１つまたは複数のプロセッサを含むことができる。プロセッサは、汎用プロセッサまたは専用プロセッサなどであってよい。例えば、ベースバンドプロセッサまたは中央処理ユニットであってもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルと通信データとを処理するために使用されることができ、中央処理ユニットは、通信装置（例えば、基地局、ベースバンドチップ、端末デバイス、端末デバイスチップ、ＤＵまたはＣＵなど）を制御し、コンピュータプログラムを実行し、コンピュータプログラムのデータを処理するために使用されることができる。

【0170】

選択的に、通信装置にはコンピュータプログラムが記憶可能である１つまたは複数のメモリがさらに含まれることができる。通信装置が上記方法の実施例で説明された方法を実行するように、プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する。選択的に、前記メモリにはさらにデータが記憶されることができる。通信装置とメモリは、個別に設けられてもよく、統合されてもよい。

【0171】

選択的に、通信装置は、トランシーバ、アンテナをさらに含むことができる。トランシーバは、送受信機能を実現するために、送受信ユニット、トランシーバ、または送受信回路などと呼ぶことができる。トランシーバは、受信器と送信機とを含むことができ、受信機は受信機能を実現するための受信機または受信回路などと呼ばれることができ、送信機は、送信機能を実現するための送信機や送信回路などと呼ばれることがる。

【0172】

選択的に、通信装置には、１つまたは複数のインターフェース回路がさらに含まれることができる。インターフェース回路は、コード命令を受信し、プロセッサに伝送するために使用される。プロセッサは、上記方法の実施例で説明された方法を通信装置に実行させるように、前記コード命令を実行する。

【0173】

通信装置は端末デバイス（例えば、上記方法の実施例の端末デバイス）であり、プロセッサは図１～図４のいずれかに示す方法を実行するために使用される。

【0174】

通信装置はネットワークデバイスであり、トランシーバは図５～図８のいずれかに示す方法を実行するために使用される。

【0175】

一実施形態では、プロセッサには、受信および送信機能を実現するためのトランシーバが含まれることができる。例えば、このトランシーバは、送受信回路であってもよいし、またはインターフェースであってもよいし、インターフェース回路であってもよい。受信と送信機能を実現するための送受信回路、インターフェースまたはインターフェース回路は、別々であってもよく、統合されていてもよい。上記送受信回路、インターフェースまたはインターフェース回路は、コード／データの読み書きのために使用されるか、または、上記送受信回路、インターフェースまたはインターフェース回路は、信号の伝送または伝達のために使用されることができる。

【0176】

一実現形態では、プロセッサはコンピュータプログラムを記憶することができ、コンピュータプログラムがプロセッサで実行される場合、上記方法の実施例で説明された方法を通信装置に実行させることができる。コンピュータプログラムは、プロセッサ内に硬化する可能性があり、この場合、プロセッサはハードウェアによって実現される可能性がある。

【0177】

一実施形態では、通信装置は、上記方法の実施例における送信または受信または通信の機能を実現可能である回路を含むことができる。本開示で説明されたプロセッサとトランシーバは、集積回路（ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄｃｉｒｃｕｉｔ、ＩＣ）、アナログＩＣ、無線周波数集積回路ＲＦＩＣ、ハイブリッド信号ＩＣ、専用集積回路（ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓｐｅｃｉｆｉｃｉｎｔｅｇｒａｔｅｄｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、プリント基板（ｐｒｉｎｔｅｄｃｉｒｃｕｉｔｂｏａｒｄ、ＰＣＢ）、電子デバイスなどに実現されることができる。このプロセッサとトランシーバは、相補型金属酸化物半導体（ｃｏｍｐｌｅｍｅｎｔａｒｙｍｅｔａｌｏｘｉｄｅｓｅｍｉｃｏｎｄｕｃｔｏｒ、ＣＭＯＳ）、Ｎ型金属酸化物半導体（ｎＭｅｔａｌ－ｏｘｉｄｅ－ｓｅｍｉｃｏｎｄｕｃｔｏｒ、ＮＭＯＳ）、Ｐ型金属酸化物半導体（ｐｏｓｉｔｉｖｅｃｈａｎｎｅｌｍｅｔａｌｏｘｉｄｅｓｅｍｉｃｏｎｄｕｃｔｏｒ、ＰＭＯＳ）、バイポーラ接合型トランジスタ（ｂｉｐｏｌａｒｊｕｎｃｔｉｏｎｔｒａｎｓｉｓｔｏｒ、ＢＪＴ）、バイポーラＣＭＯＳ（ＢｉＣＭＯＳ）、シリコンゲルマニウム（ＳｉＧｅ）、ガリウム砒素（ＧａＡｓ）などの様々なＩＣプロセス技術で製造することもできる。

【0178】

上記の実施例で説明された通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイス（上記の方法の実施例における端末デバイス）であってもよいが、本開示で説明された通信装置の範囲はこれに限定されず、通信装置の構造は限定されないものであってもよい。通信装置は独立したデバイスであってもよいし、大きなデバイスの一部であってもよい。例えば、前記通信装置は以下の通りであってもよい。
（１）独立した集積回路ＩＣ、またはチップ、またはチップシステムまたはサブシステム、
（２）１つまたは複数のＩＣのセットを有し、選択的に、このＩＣセットはデータ、コンピュータプログラムを記憶するための記憶部品を含むこともできる。
（３）モデム（Ｍｏｄｅｍ）などのＡＳＩＣ、
（４）他のデバイスに組み込まれることができるモジュール、
（５）受信機、端末デバイス、スマート端末デバイス、携帯電話、無線デバイス、ハンドヘルド、モバイルユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど、
（６）その他など。

【0179】

通信装置がチップまたはチップシステムである可能な場合、チップはプロセッサとインターフェースを含む。ここで、プロセッサの数は１つまたは複数であってもよく、インターフェースの数は複数であってもよい。

【0180】

選択的に、チップは、必要なコンピュータプログラムとデータとを記憶するためのメモリをさらに含む。

【0181】

当業者はまた、本開示の実施例に記載されたさまざまな例示的な論理ブロック（ｉｌｌｕｓｔｒａｔｉｖｅｌｏｇｉｃａｌｂｌｏｃｋ）とステップ（ｓｔｅｐ）が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせによって実現できることが理解することができる。このような機能をハードウェアで実現するか、またはソフトウェアで実現するかは、特定のアプリケーションとシステム全体の設計要件によって決定される。当業者は、それぞれの特定のアプリケーションに対して、様々な方法で実現される前記の機能を使用することができるが、この実現は、本開示の実施例の保護の範囲を超えていると理解されたくない。

【0182】

本開示の実施例は、前記実施例における端末デバイス（例えば、上記方法の実施例における第１の端末デバイス）としての通信装置と、ネットワークデバイスとしての通信装置とを含むか、または、前記実施例における端末デバイス（例えば、上記方法の実施例における第１の端末デバイス）としての通信装置と、ネットワークデバイスとしての通信装置とを含むサイドリンクの時間長を決定するシステムをさらに提供する。

【0183】

本開示は、コンピュータによって実行される場合、上記のいずれかの方法の実施例の機能を実現する命令が記憶される読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。

【0184】

本開示は、コンピュータによって実行される場合、上記のいずれかの方法の実施例の機能を実現するコンピュータプログラム製品をさらに提供する。

【0185】

上記の実施例では、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって、全体的にまたは部分的に実現されることができる。ソフトウェアを使用して実現される場合に、コンピュータプログラム製品の形態で全体的にまたは部分的に実現されることができる。前記コンピュータプログラム製品は、１つまたは複数のコンピュータプログラムを含む。本開示の前記の実施例に従ったプロセスまたは機能は、コンピュータ上でコンピュータプログラムをロードして実行するとき、全体的にまたは部分的に生成される。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるか、または１つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に伝送されることができ、例えば、前記コンピュータプログラムは、有線（例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線（ｄｉｇｉｔａｌｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｌｉｎｅ、ＤＳＬ）または無線（例えば、赤外線、無線、マイクロ波など）の方式で、１つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに伝送されることができる。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよいし、１つまたは複数の利用可能な媒体によって統合されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶デバイスを含んでいてもよい。前記利用可能な媒体は、磁気媒体（例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ）、光媒体（例えば、高密度デジタルビデオディスク（ｄｉｇｉｔａｌｖｉｄｅｏｄｉｓｃ、ＤＶＤ））、または半導体媒体（例えば、ソリッドステートハードディスク（ｓｏｌｉｄｓｔａｔｅｄｉｓｋ，ＳＳＤ））などであってもよい。

【0186】

当業者であれば、本開示に係る第１、第２等の各種の数字番号は、説明の便宜的な区分のみであり、本開示の実施例の範囲を限定するものではなく、優先順位も表すことが理解することができる。

【0187】

本開示の少なくとも１つは、１つまたは複数として説明することもでき、複数は、２つ、３つ、４つまたはそれ以上であってもよく、本開示に限定されるものではない。本開示の実施例では、１つの技術的特徴に対して、「第１」、「第２」、「第３」、「Ａ」、「Ｂ」、「Ｃ」、及び「Ｄ」等によって当該種類の技術的特徴における技術的特徴を区別し、当該「第１」、「第２」、「第３」、「Ａ」、「Ｂ」、「Ｃ」、及び「Ｄ」に記載の技術的特徴間には前後の順序や大小の順序がない。

【0188】

当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。

【0189】

なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。

【図1】