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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-14
(54)【発明の名称】補助設定方法および補助設定装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20240806BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240806BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024502712
(86)(22)【出願日】2021-07-21
(85)【翻訳文提出日】2024-01-17
(86)【国際出願番号】 CN2021107708
(87)【国際公開番号】W WO2023000230
(87)【国際公開日】2023-01-26
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
(57)【要約】
本開示は、補助設定方法および補助設定装置を提案し、無線通信技術の分野に関する。当該方法は、端末デバイスがサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するステップを含み、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスによって実行される補助設定方法であって、
サイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するステップを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定方法。
【請求項2】
前記指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項3】
前記指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があるという条件、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、
前記端末デバイスが前記Sidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信するという条件、および、
前記端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記Sidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信し、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の補助設定方法。
【請求項4】
前記端末デバイスは、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求に前記Sidelink アドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信するか否かを決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の補助設定方法。
【請求項5】
前記Sidelink DRX情報は、
前記指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
前記指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
前記指定されたSidelinkアドレスが前記Sidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項6】
前記QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
前記QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の補助設定方法。
【請求項7】
前記指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項8】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項1または請求項7に記載の補助設定方法。
【請求項9】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式の指定されたSidelinkアドレスを有するSidelink DRX情報のセットである、
ことを特徴とする請求項8に記載の補助設定方法。
【請求項10】
ネットワークデバイスによって実行される補助設定方法であって、
端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するステップを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定方法。
【請求項11】
前記Sidelink DRX情報に基づいて、前記端末デバイスに対してUu DRX設定処理を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項12】
前記指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項13】
前記指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、
前記端末デバイスが前記Sidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信するという条件、および、
前記端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記Sidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信し、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10または請求項12に記載の補助設定方法。
【請求項14】
前記端末デバイスは、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求に前記Sidelink アドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信するか否かを決定する、
ことを特徴とする請求項13に記載の補助設定方法。
【請求項15】
前記Sidelink DRX情報は、
前記指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
前記指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
前記指定されたSidelinkアドレスが前記Sidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項16】
前記QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
前記QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の補助設定方法。
【請求項17】
前記指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項18】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項10または請求項17に記載の補助設定方法。
【請求項19】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットである、
ことを特徴とする請求項18に記載の補助設定方法。
【請求項20】
端末デバイスに適用される補助設定装置であって、
サイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するように構成される送受信ユニットを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定装置。
【請求項21】
ネットワークデバイスに適用される補助設定装置であって、
端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するように構成される送受信ユニットを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定装置。
【請求項22】
プロセッサおよびメモリを含む通信装置であって、
前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記通信装置に請求項1~請求項9のいずれかに記載の補助設定方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項23】
プロセッサおよびメモリを含む通信装置であって、
前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記通信装置に請求項10~請求項19のいずれかに記載の補助設定方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項24】
プロセッサおよびインターフェース回路を含む通信装置であって、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに送信するように構成され、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項1~請求項9のいずれかに記載の補助設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項25】
プロセッサおよびインターフェース回路を含む通信装置であって、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに送信するように構成され、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項10~請求項19のいずれかに記載の補助設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項26】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される場合、請求項1~請求項9のいずれかに記載の補助設定方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項27】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される場合、請求項10~請求項19のいずれかに記載の補助設定方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術の分野に関し、特に、補助設定方法及び補助設定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、端末デバイス(User Equipment、UE)とUEとの間の直接通信をサポートするために、サイドリンク(Sidelink、SL)通信方式が導入されている。送信側UEと受信側UEとの対応関係に応じて、Sidelinkでは、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストの3つの伝送方式がサポートされる。
【0003】
このうち、ブロードキャストおよびマルチキャストでは、受信側UEが送信側UEのブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスに情報を送信せず、情報を受信するだけの場合、受信側UEは、Sidelink送信リソース要求メッセージに送信側UEのアドレスを運ばせてネットワークデバイスに送信しない。したがって、ネットワークデバイスは、受信側UEがどのサイドリンク間欠受信設定(Sidelink Discontinuous Reception、Sidelink DRX)を使用して情報を受信するのかを知らないため、Sidelink DRXとUu DRXとのアライメント処理を行うことができず、受信側UEの電力消費を節約することは困難である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様の実施例は、端末デバイスによって実行される補助設定(configure)方法であって、サイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するステップを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、補助設定方法を提案する。
【0005】
選択可能に、前記指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである。
【0006】
選択可能に、前記指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があるという条件、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、
前記端末デバイスが前記Sidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信するという条件、および、
前記端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記Sidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信し、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
選択可能に、前記端末デバイスは、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求に前記Sidelink アドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、前記指定されたSidelink アドレスを前記ネットワークデバイスに送信するか否かを決定する。
【0008】
選択可能に、前記Sidelink DRX情報は、
前記指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
前記指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
前記指定されたSidelinkアドレスが前記Sidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
選択可能に、前記QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
前記QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む。
【0010】
選択可能に、前記指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
選択可能に、前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される。
【0012】
選択可能に、前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットである。
【0013】
本開示の第2の態様の実施例は、ネットワークデバイスによって実行される補助設定方法であって、端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するステップを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、補助設定方法を提案する。
【0014】
選択可能に、前記補助設定方法は、
前記Sidelink DRX情報に基づいて、前記端末デバイスに対してUu DRX設定処理を行うステップをさらに含む。
【0015】
選択可能に、前記指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである。
【0016】
選択可能に、前記指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、
前記端末デバイスが前記Sidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信するという条件、および、
前記端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記Sidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信し、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む。
【0017】
選択可能に、前記端末デバイスは、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SielinkUEInformation)に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信するか否かを決定する。
【0018】
選択可能に、前記Sidelink DRX情報は、
前記指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
前記指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
前記指定されたSidelinkアドレスが前記Sidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
選択可能に、前記QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
前記QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む。
【0020】
選択可能に、前記指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
選択可能に、前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される。
【0022】
選択可能に、前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットである。
【0023】
本開示の第3の態様の実施例は、端末デバイスに適用される補助設定装置であって、サイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するように構成される送受信ユニットを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、補助設定装置を提案する。
【0024】
本開示の第4の態様の実施例は、ネットワークデバイスに適用される補助設定装置であって、端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するように構成される送受信ユニットを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、補助設定装置を提案する。
【0025】
本開示の第5の態様の実施例は、トランシーバと、メモリと、前記トランシーバおよび前記メモリにそれぞれ接続され、前記メモリ上のコンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、本開示の第1の態様の実施例で提案された補助設定方法を実現できるように構成されるプロセッサとを含む、通信装置を提案する。
【0026】
本開示の第6の態様の実施例は、トランシーバと、メモリと、前記トランシーバおよび前記メモリにそれぞれ接続され、前記メモリ上のコンピュータ実行可能命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、本開示の第2の態様の実施例で提案された補助設定方法を実現できるように構成されるプロセッサとを含む、通信装置を提案する。
【0027】
本開示の第7の態様の実施例は、プロセッサおよびインターフェース回路を含む通信装置であって、前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに送信するように構成され、前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、本開示の第1の態様の実施例で提案された補助設定方法を実行するように構成される、通信装置を提案する。
【0028】
本開示の第8の態様の実施例は、プロセッサおよびインターフェース回路を含む通信装置であって、前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに送信するように構成され、前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、本開示の第2の態様の実施例で提案された補助設定方法を実行するように構成される、通信装置を提案する。
【0029】
本開示の第9の態様の実施例は、コンピュータ実行可能命令が記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行される場合、本開示の第1の態様の実施例で提案された補助設定方法を実現できる、コンピュータ記憶媒体を提案する。
【0030】
本開示の第10の態様の実施例は、コンピュータ実行可能命令が記憶されているコンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令がプロセッサによって実行される場合、本開示の第2の態様の実施例で提案された補助設定方法を実現できる、コンピュータ記憶媒体を提案する。
【0031】
本開示の第11の態様の実施例は、プロセッサによって実行される場合、本開示の第1の態様で提案された補助設定方法が実現されるコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品を提案する。
【0032】
本開示の第12の態様の実施例は、プロセッサによって実行される場合、本開示の第2の態様で提案された補助設定方法が実現されるコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品を提案する。
【0033】
本開示の実施例によって提供される補助設定方法および補助設定装置では、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0034】
本開示の追加の態様および利点は、一部は以下の説明に記載され、一部は以下の説明において明らかになるか、または本開示の実践によって知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
本開示の上記および/または追加の態様および利点は、図面に合わせた以下の実施例の説明により明らかになり、容易に理解される。
図1】本開示の一実施例によって提供される補助設定方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の一実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。
図3】本開示の一実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。
図4】本開示の一実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。
図5】本開示の一実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。
図6】本開示の一実施例によって提供される補助設定装置の概略構成図である。
図7】本開示の実施例によって提供される別の補助設定装置の概略構成図である。
図8】本開示の一実施例によって提供される端末デバイスのブロック図である。
図9】本開示の一実施例によって提供されるネットワークデバイスの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例は図面に示されている。以下の説明が図面に係る場合、別途の示しがない限り、異なる図面の同じ数字は、同じまたは類似の要素を示す。以下の例示的な実施例において説明された実施形態は、本発明の実施例と一致するすべての実施形態を表すわけではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述されるように、本発明の実施例の一部の態様と一致する装置および方法の例に過ぎない。
【0037】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的としており、本開示の実施例を限定することを意図するものではない。本開示の実施例および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「1つ」および「当該」は、文脈上明らかにほかの意味を示していない限り、複数形を含むことも意図している。また、本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された1つまたは複数の項目のあらゆる可能な組み合わせを指し含むことも理解されたい。
【0038】
本開示の実施例において、第1、第2、第3などの用語を用いて各種の情報を説明するかもしれないが、これらの情報がこれらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は、同じタイプの情報同士を区別するためだけに使われる。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない場合、第1の情報が第2の情報とも呼ばれてもよく、同様に第2の情報を第1の情報とも呼ばれてもよい。文脈に応じて、本明細書で使用される「…すると」という用語は、「する場合」または「するとき」または「決定に応答して」と解釈されてもよいことを理解されたい。
【0039】
本開示の実施例を以下に詳細に説明し、実施例の例を図面に示す。このうち、同一または類似の符号は、同一または類似の要素を指す。図面を参照して以下に説明される実施例は、例示するものであり、本開示を説明することを目的とするものであり、本開示を限定するものとして理解されるべきではない。
【0040】
送信側UEと受信側UEとの間の直接通信をサポートするために、Sidelink通信方式が導入されている。ここで、送信側UEと受信側UEとの間の通信インターフェースがPC-5インターフェースである。送信側UEと受信側UEとの対応関係に応じて、Sidelinkでは、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストの3つの送信方式がサポートされる。
【0041】
UEがSidelink能力をサポートし、かつ当該UEがSidelink伝送を行う必要がある場合、UE(Sidelink UEと呼ばれる)は、サイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformationメッセージ)を介して当該UEのSL能力を報告する必要があり、すなわち、接続状態にあるSidelink UEがSidelinkUEInformationメッセージをネットワークデバイスに送信する必要がある。当該SidelinkUEInformationメッセージには、Sidelink送信リソース要求情報が含まれる。当該Sidelink送信リソース要求情報はリストの形式であり、リスト内の各要素は、当該Sidelink UEと通信するターゲットUEのSidelink送信特性であり、当該ターゲットUEのSidelink識別子、対応する伝送方式(ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストを含む)、サービス品質(Quality of Service、QoS)、およびターゲット送信周波数を含む。ターゲットUEがどの周波数でSidelink通信を受信するかを指示するためのSidelink受信周波数リストをさらに含むことができる。
【0042】
Uuインターフェースでは、UEの電力消費を節約するために、ネットワークデバイスはUEに対して間欠受信(Discontinuous Reception、DRX)を設定できる。この目的のために、R17ではSidelink DRX が導入されている。ブロードキャストおよびマルチキャストの場合、受信側UEのSidelink DRX設定は、サービスタイプに応じて決定され、タイマーおよびサイクルなどを含む。ユニキャストの場合、受信側UEのSidelink DRX設定は、送信側UEまたは送信側UEの基地局によって設定される。受信側UEは、アクティブ化期間にのみ、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)を監視し、非アクティブ化期間にはスリープモードになるため、省電力の目的が達成される。
【0043】
省電力の効果を向上させるために、マルチキャスト、ブロードキャスト、およびユニキャストについてのUEのSidelink DRXのアライメントを行う必要があり、 UEのSidelink DRXとUuのDRXとのアライメントを行う必要もあり、すなわち、アクティブ化時間を重ねる必要もある。
【0044】
R17規格およびR16規格に準拠したSidelink UE間の通信もサポートする必要があるが、R16規格に準拠したSidelink UEはSidelink DRXメカニズムをサポートしない。R17規格に準拠したUEがR16規格に準拠したUEからのSidelinkブロードキャストまたはマルチキャストを受信する場合、Sidelink DRXメカニズムを使用できないため、常にSidelinkチャネルを監視する必要がある。 一方、R17規格に準拠したUEがR16規格に準拠したUEを含む宛先にSidelinkブロードキャストまたはマルチキャストを送信する場合、Sidelink DRXのアクティブ化時間の制限を考慮する必要はない。
【0045】
ブロードキャストおよびマルチキャストでは、受信側UEが送信側UEのブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスに情報を送信せず、情報を受信するだけの場合、受信側UEは送信側UEのアドレスをネットワーク デバイスに報告しないため、ネットワークデバイスは、受信側UEがどのSidelink DRX設定を使用して情報を受信するかを知らないため、Sidelink DRXとUu DRXとのアラインメント処理を実現することができず、受信側UEの消費電力を節約することが困難である。
【0046】
上記問題に対応して、本開示は、補助設定方法および補助設定装置を提供する。
図1は、本開示の一実施例によって提供される補助設定方法の概略フローチャートである。当該補助設定方法は端末デバイスによって実行可能である。
【0047】
ここで、端末デバイスは、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイス、または無線モデムなどに接続された他の処理デバイスなど、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイスであってもよい。異なるシステムでは、端末デバイスの名称が異なる場合があり、例えば、 5Gシステムでは、端末デバイスはUEと呼ばれてもよい。その中で、無線端末デバイスは、RANを介して1つ以上のコアネットワーク(Core Network、CN)と通信することができ、無線端末デバイスは、携帯電話(または「セルラー」電話ともいう)および移動端末デバイスを備えるコンピュータであってもよく、移動端末デバイスを備えるコンピュータは、例えば、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する、ポータブル式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載の移動装置であってもよい。
【0048】
例えば、端末デバイスは、パーソナルコミュニケーションサービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)などのデバイスであってもよい。無線端末デバイスは、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)ユーザエージェント(user Agent)、ユーザデバイス(user device)とも呼ばれてもよい。
【0049】
図1に示すように、当該補助設定方法は、
Sidelink DRX情報をネットワークデバイスに報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報であるステップ101を含むことができる。
【0050】
本開示の実施例において、ネットワークデバイスを基地局として例に挙げる。基地局には、UEにサービスを提供する複数の住宅団地が含まれてもよい。アプリケーション シナリオによっては、各住宅団地には複数の送受信ポイント(Transmission Reception PointまたはTransmit Receive Point、TRP)を含まれてもよい。各TRPには1つまたは複数のアンテナパネルpanelが含まれてもよく、またはアクセスネットワークにおけるエアインターフェース上で1つまたは複数のセクターを介して無線端末デバイスと通信するデバイスまたは他の名前であってもよい。例えば、本開示の実施例に係る基地局は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM)または符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)における基地局(base transceiver station、BTS)であってもよいし、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおける基地局 (NodeB、NB)であってもよく、また、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムにおける進化型(evolutional)Node B(単にeNBまたはe―NodeBという)、5Gワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(単にgNBという)であってもよいし、ホームエボリューション基地局(Home evolved Node B、HeNB)、リレーノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)であってもよく、本開示の実施例において限定されない。
【0051】
本開示の施例では、端末デバイス(例えば、受信側UE)は、Sidelink DRX情報をネットワークデバイスに報告することができ、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報であってもよい。
【0052】
本開示の実施例において、ネットワークデバイスは、Sidelink DRX情報を受信した後、当該Sidelink DRX情報に基づいて端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行することにより、Uu DRXとSidelinkDRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0053】
本開示の実施例の補助設定方法は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0054】
なお、上記これらの可能な実現形態は、個別に実行されてもよいし、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0055】
本開示の実施例は別の補助設定方法を提供する。図2は、本開示の実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。当該補助設定方法は、端末デバイスによって実行可能である。当該補助設定方法は、個別に実行されてもよいし、本開示の任意の実施例またはその実施例における可能な一実現形態と組み合わせて実行されてもよく、または関連技術の任意の技術案と組み合わせて実行されてもよい。
【0056】
図2に示すように、補助設定方法は、
Sidelink DRX情報をネットワークデバイスに報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報であり、指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つであるステップ201を含むことができる。
【0057】
本開示の実施例において、指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、及びユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0058】
本開示の実施例において、指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、またはユニキャストアドレスであってもよい(例えば、端末デバイスのSidelink識別子によって決定されてもよい)。
【0059】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、指定されたSidelinkアドレスは、次の4つの条件のうちの少なくとも1つを満たす必要がある。
【0060】
1つ目は、端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件である。
一例として、端末デバイス(例えば、受信側UE)が送信側UEから送信された情報を指定されたSidelinkアドレスを介して受信する必要がある。
【0061】
2つ目は、端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件である。
一例として、端末デバイス(例えば、受信側UE) は送信側UEから送信された情報を指定されたSidelinkアドレスを介して受信する必要があるが、当該受信側UEによってネットワークデバイスに報告されたSidelink送信リソース要求には指定されたSidelinkアドレスが含まれていない。
【0062】
3つ目は、端末デバイスがSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelinkDRXメカニズムを使用して上記情報を受信するという条件である。
一例として、端末デバイス(例えば、受信側UE)が送信側UEから送信された情報を指定されたSidelinkアドレスを介して受信する必要があり、かつ当該受信側UEはSidelinkDRXメカニズムを使用して、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する。
【0063】
4つ目は、端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelinkDRXメカニズムを使用して上記情報を受信し、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件である。
一例として、端末デバイス(例えば、受信側UE)は、送信側UEから送信された情報を指定されたSidelinkアドレスを介して受信する必要があり、かつ当該受信側UEは、SidelinkDRXメカニズムを使用して、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信するが、当該受信側UEによってネットワークデバイスに報告されたSidelink送信リソース要求には指定されたSidelinkアドレスが含まれていない。
【0064】
可能な一実現形態では、端末デバイス(例えば、受信側UE)が、R16規格に準拠した受信側UEから送信された情報を指定されたSidelinkアドレスを介して受信する場合、当該端末デバイスは、SidelinkDRXメカニズムを使用して、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信しない。
【0065】
別の可能な一実現形態において、端末デバイス(例えば、受信側UE)が、R17規格に準拠した受信側UEから送信された情報を指定されたSidelinkアドレスを介して受信する場合、当該端末デバイスは、Sidelink DRXメカニズムを使用して、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する。
【0066】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信するか否かは、次の方式に基づいて決定することができる。
【0067】
1つ目は、端末デバイスがネットワークデバイスに送信するSidelinkUEInformationメッセージに指定されたSidelinkアドレスを運ぶか否かである。
一例として、例えば、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信する必要があると端末デバイスが決定したことに応答して、端末デバイスは、SidelinkUEInformationメッセージに指定されたSidelinkアドレスを運んで、指定されたSidelinkアドレスを運ぶSidelinkUEInformationメッセージをネットワークデバイスに送信することができる。また、例えば、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信する必要がないと端末デバイスが決定したことに応答して、端末デバイスからネットワークデバイスに送信されたSidelinkUEInformationメッセージに、指定されたSidelinkアドレスを運ばなくてもよい。
【0068】
2つ目は、端末デバイスがネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求にSidelinkアドレスを運ぶか否かである。
一例として、例えば、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信する必要があると端末デバイスが決定したことに応答して、端末デバイスは、Sidelink送信リソース要求に指定されたSidelinkアドレスを運んで、指定されたSidelinkアドレスを運ぶSidelink送信リソース要求をネットワークデバイスに送信することができる。また、例えば、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信する必要がないと端末デバイスが決定したことに応答して、端末デバイスからネットワークデバイスに送信されるSidelink送信リソース要求に、指定されたSidelinkアドレスを運ばなくてもよい。
【0069】
本開示の実施例の補助設定方法は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0070】
なお、上記これらの可能な実現形態は、個別に実行されてもよいし、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0071】
本開示の実施例は、別の補助設定方法を提供する。図3は、本開示の実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。当該補助設定方法は端末デバイスによって実行可能である。当該補助設定方法は、個別に実行されてもよいし、本開示の任意の実施例またはその実施例における可能な一実現形態と組み合わせて実行されてもよく、または関連技術の任意の技術案と組み合わせて実行されてもよい。
【0072】
図3に示すように、補助設定方法は、Sidelink DRX情報をネットワークデバイスに報告するステップ301が含むことができる。
いくつかの可能な実施形態において、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報であってもよいことを理解されたい。前述した実施例のいずれか1つの実施例における指定されたSidelinkアドレスおよび指定された送信方式の説明はこの実施例にも適用されるため、ここでは説明を省略する。
【0073】
本開示の実施例において、Sidelink DRX情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。
1つ目は、指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのQoS特性情報である。
QoS特性情報は、QoS要求情報、および/またはPC5サービス品質識別子(PC5 QoS Identifier、PQI)リスト内のインデックス番号を含むことができ、QoS要求情報は、伝送遅延サイズおよび伝送レートサイズなどのQoS要求を含むことができ、PQIリスト内のインデックス番号は、QoS要求情報に対応する。
【0074】
例えば、PQIリスト内のインデックス番号1はQoS要求1に対応し、インデックス番号2はQoS要求2に対応する。QoS要求1およびQoS要求2に対応する伝送遅延および伝送レートは異なっていてもよい。PQIリスト内のインデックス番号が2であると仮定すると、指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのQoS特性情報がQoS要求2であると決定できる。
【0075】
2つ目は、指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報である。
ここで、指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelinkDRX設定情報は、SidelinkDRXサイクル、タイマーの期間などの設定情報を含むことができる。
【0076】
3つ目は、指定されたSidelinkアドレスがSidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報である。
【0077】
一例として、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信するR16規格に準拠した端末デバイスが存在する場合、第1の指示情報は、当該指定されたSidelinkアドレスがSidelinkDRXメカニズムを使用しないことを示すことができる。
【0078】
一例として、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信するR16規格に準拠した端末デバイスが存在しない場合(例えば、端末デバイスが全てR17規格に準拠した端末デバイスである場合)、第1の指示情報は、当該指定されたSidelinkアドレスがSidelink DRXメカニズムを使用することを示すことができる。
【0079】
4つ目は、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報である。
【0080】
一例として、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信するR16規格に準拠した端末デバイスが存在する場合、第2指示情報は、指定された端末デバイスが存在することを示すことができる。
【0081】
一例として、Sidelinkアドレスで送信される情報を受信するR16規格に準拠した端末デバイスが存在しない場合、例えば、すべてR17規格に準拠した端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する場合、第2の指示情報は、指定された端末デバイスが存在しないことを示すことができる。
【0082】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定することができる。
【0083】
可能な一実現形態として、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットであってもよい。例えば、セットには、指定された送信方式を有するすべての指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報を含むことができる。
【0084】
例えば、指定された送信方式がユニキャスト送信方式であることを例とし、UE1がユニキャスト送信方式でUE2、UE3、およびUE4の3つのデバイスとそれぞれ通信すると仮定すると、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、UE2、UE3、およびUE4の3つのデバイスに対応するSidelinkDRX情報を含むことができる。
【0085】
なお、ある指定された送信方式について、当該指定された送信方式にはSidelinkDRXメカニズムを使用しない1つの指定されたSidelinkアドレスが存在する場合、当該指定された送信方式はSidelinkDRXメカニズムを使用しない。
【0086】
引き続き上記例を使用し、UE2およびUE3がSidelink DRXメカニズムを使用し、UE4がスリープモードまたはハイバネーションモードをサポートしない、つまり、UE4がSidelink DRXメカニズムを使用しないと仮定すると、ユニキャスト送信方式はSidelink DRXメカニズムを使用しない。
【0087】
一例として、指定された場送信方式がSidelink DRXメカニズムを使用する場合、Sidelink DRX情報は、上記4つの情報のうちの少なくとも1つを含んでもよく、例えば、上記4つの情報を同時に含んでもく、3つ目の情報については、第1の指示情報は、指定されたSidelinkアドレスがSidelinkDRXメカニズムを使用することを示すことができ、4つ目の情報については、第2の指示情報は、指定された端末デバイスが存在しないことを示すことができる。一方、指定された送信方式がSidelinkDRXメカニズムを使用しない場合、Sidelink DRX情報は、上記3つ目の情報および/または4つ目の情報を含んでもよく、3つ目の情報については、第1の指示情報は、指定されたSidelinkアドレスがSidelinkDRXメカニズムを使用しないことを示すことができ、4つ目の情報については、第2の指示情報は、指定された端末デバイスが存在することを示すことができる。
【0088】
本開示の任意の実施例では、指定された送信方式は、指定されたSidelinkアドレスによって使用される送信方式であってもよい。本開示の実施例の補助設定方法は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0089】
なお、上記これらの可能な実現形態は、個別に実行されてもよいし、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0090】
本開示の実施例は別の補助設定方法を提供する。図4は、本開示の実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。当該補助設定方法は、ネットワークデバイスによって実行可能である。当該補助設定方法は、個別に実行されてもよいし、本開示の任意の実施例またはその実施例における可能な一実現形態と組み合わせて実行されてもよく、または関連技術の任意の技術案と組み合わせて実行されてもよい。
【0091】
図4に示すように、当該補助設定方法は、
端末デバイスによって報告されたSidelink DRX情報を受信し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報であるステップ401を含むことができる。
【0092】
本開示の実施例において、端末デバイス(例えば、受信側UE)は、Sidelink DRX情報をネットワークデバイスに報告することができ、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報であってもよく、および/またはSidelink DRX情報は、指定された送信方式のSidelink DRX情報であってもよい。これに応じて、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって報告されたSidelink DRX情報を受信することができる。
【0093】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0094】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、指定されたSidelinkアドレスは、次の4つの条件のうちの少なくとも1つを満たす必要がある。
1つ目は、端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件である。
2つ目は、端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件である。
3つ目は、端末デバイスがSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して上記情報を受信するという条件である。
4つ目は、端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelinkDRXメカニズムを使用して上記情報を受信し、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件である。
【0095】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、端末デバイスは、次の方式のうちの少なくとも一方に基づいて、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信するか否かを決定することができる。
1つ目は、端末デバイスがネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)に指定されたSidelinkアドレスを運ぶか否かである。
2つ目は、端末デバイスがネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求にSidelinkアドレスを運ぶか否かである。
【0096】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、Sidelink DRX情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。
1つ目は、指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報である。
2つ目は、指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報である。
3つ目は、指定されたSidelinkアドレスがSidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報である。
4つ目は、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報である。
【0097】
本開示の実施例の可能な一実現形態では、QoS特性情報は、QoS要求情報、およびPQIリスト内のインデックス番号の少なくとも一方を含むことができ、ここで、インデックス番号は、QoS要求情報に対応する。
【0098】
本開示の実施例の可能な一実現形態では、指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0099】
本開示の実施例の可能な一実現形態では、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定することができる。
【0100】
本開示の実施例の可能な一実現形態では、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットであってもよい。
【0101】
なお、前述した図1から図3に示す実施例のいずれかにおいて、端末デバイス側によって実行される補助設定方法の説明は、当該実施例におけるネットワークデバイス側によって実行される補助設定方法にも適用でき、その実現原理は同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0102】
本開示の実施例の補助設定方法は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0103】
なお、上記これらの可能な実現形態は、個別に実行されてもよいし、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0104】
図5は、本開示の実施例によって提供される別の補助設定方法を示しており、図5は、本開示の実施例によって提供される別の補助設定方法の概略フローチャートである。当該補助設定方法はネットワークデバイスによって実行可能である。当該補助設定方法は、個別に実行されてもよいし、本開示の任意の実施例またはその実施例における可能な一実現形態と組み合わせて実行されてもよく、または関連技術の任意の技術案と組み合わせて実行されてもよい。
【0105】
図5に示すように、当該補助設定方法は、以下のステップ501およびステップ502を含むことができる。
ステップ501において、端末デバイスによって報告されたSidelink DRX情報を受信する。
【0106】
本開示のいくつかの可能な実現形態では、端末デバイスによって報告されたSidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報であってもよい。
【0107】
なお、ステップ501は前述したステップ401と同様であるため、ステップ401の説明はステップ501にも適用可能であり、その実現原理も同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0108】
ステップ502において、端末デバイスによって報告されたSidelink DRX情報の受信に応答して、Sidelink DRX情報に基づいて端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行する。
【0109】
本開示の実施例の可能な一実現形態において、ネットワークデバイスは、Sidelink DRX情報を受信した後、当該Sidelink DRX情報に基づいて端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行することにより、Uu DRXとSidelinkDRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0110】
本開示の実施例の補助設定方法は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0111】
なお、上記これらの可能な実現形態は、個別に実行されてもよいし、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0112】
上記図1から図3の実施例によって提供される補助設定方法に対応して、本開示は、補助設定装置をさらに提供する。本開示によって提供される補助設定装置は上記図1から図3の実施例によって提供される補助設定方法に対応するため、補助設定方法の実施例は、本開示の実施例によって提供される補助設定装置にも適用可能であるため、本開示の実施例において詳細な説明を省略する。
【0113】
図6は、本開示の実施例によって提供される補助設定装置の概略構成図である。当該補助設定装置は、端末デバイスに適用可能である。
図6に示すように、当該補助設定装置600は、送受信ユニット610を含むことができる。
送受信ユニット610は、Sidelink間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するように構成され、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。
【0114】
選択可能に、指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである。
【0115】
選択可能に、指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件、
端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件、
端末デバイスがSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して情報を受信するという条件、および、
端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しする必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して情報を受信し、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
選択可能に、端末デバイスは、
端末デバイスがネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)にSidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
端末デバイスがネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求にSidelinkアドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信するか否かを決定する。
【0117】
選択可能に、Sidelink DRX情報は、
指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
指定されたSidelinkアドレスがSidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
選択可能に、QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む。
【0119】
選択可能に、指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0120】
選択可能に、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される。
【0121】
選択可能に、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットである。
【0122】
本開示の実施例の補助設定装置は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0123】
上記図4から図5の実施例によって提供される補助設定方法に対応して、本開示は、補助設定装置をさらに提供する。本開示によって提供される補助設定装置は上記図4から図5の実施例によって提供される補助設定方法に対応するため、補助設定方法の実施例は、本開示の実施例によって提供される補助設定装置にも適用可能であるため、本開示の実施例において詳細な説明を省略する。
【0124】
図7は、本開示の実施例によって提供される別の補助設定装置の概略構成図である。当該補助設定装置は、ネットワークデバイスに適用可能である。
図7に示すように、当該補助設定装置700は、送受信ユニット710を含むことができる。
送受信ユニット710は、端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するように構成され、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である。
【0125】
選択可能に、補助設定装置700は、
Sidelink DRX情報に基づいて端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行するように構成される処理ユニットをさらに含むことができる。
【0126】
選択可能に、指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである。
【0127】
選択可能に、指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件、
端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件、
端末デバイスがSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して情報を受信するという条件、および、
端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しする必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して情報を受信し、かつ端末デバイスが指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む。
【0128】
選択可能に、端末デバイスは、
端末デバイスがネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)にSidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
端末デバイスがネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求にSidelink アドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、指定されたSidelinkアドレスをネットワークデバイスに送信するか否かを決定する。
【0129】
選択可能に、Sidelink DRX情報は、
指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
指定されたSidelinkアドレスがSidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0130】
選択可能に、QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む。
【0131】
選択可能に、指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
選択可能に、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される。
【0133】
選択可能に、指定された送信方式のSidelink DRX情報は、指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットである。
【0134】
本開示の実施例の補助設定装置は、端末デバイスによってネットワークデバイスにSidelink DRX情報を報告し、Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または指定された送信方式のSidelink DRX情報である。これにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用されるSidelink DRX情報を知ることができ、当該Sidelink DRX情報に基づいて当該端末デバイスに対してUu DRX設定処理を実行して、Uu DRXとSidelink DRXとをアライメントすることができ、すなわち、Uu DRXとSidelink DRXとのアクティブ化時間をアライメントすることができ、これにより、端末デバイスは、Sidelink DRXのアクティブ化フェーズまたはアクティブ化期間中にネットワークデバイスまたは他の端末デバイスと通信でき、送信の信頼性を向上させることができるだけでなく、端末デバイスの電力消費も節約できる。
【0135】
上記実施例を実現するために、本開示は、通信装置を提案し、当該通信装置は、プロセッサおよびメモリを含み、メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記通信装置に図1図3のいずれかの実施例に記載の補助設定方法を実行させる。例えば、当該通信装置は、上記実施例における端末デバイスであってもよい。
【0136】
上記実施例を実現するために、本開示は、通信装置を提案し、当該通信装置は、プロセッサおよびメモリを含み、メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記装置に図4図5のいずれかの実施例に記載の補助設定方法を実行させる。例えば、通信装置は、上記実施例におけるネットワークデバイスであってもよい。
【0137】
上記実施例を実現するために、本開示は、通信装置を提案する。当該通信装置は、プロセッサおよびインターフェース回路を含み、前記インターフェース回路は、コード命令を受信し、前記プロセッサに送信するように構成され、前記プロセッサは、コード命令を実行して、図1図3のいずれかの実施例に記載の補助設定方法を実行するように構成される。例えば、当該通信装置は、上記実施例における端末デバイスであってもよい。
【0138】
上記実施例を実現するために、本開示は、通信装置を提案する。当該通信装置は、プロセッサおよびインターフェース回路を含み、前記インターフェース回路は、コード命令を受信し、前記プロセッサに送信するように構成され、前記プロセッサは、コード命令を実行して、図4図5のいずれかの実施例に記載の補助設定方法を実行するように構成される。例えば、通信装置は、上記実施例におけるネットワークデバイスであってもよい。
【0139】
上記実施例を実現するために、本開示は、命令を記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、図1図3のいずれかの実施例に記載の補助設定方法が実現される。
【0140】
上記実施例を実現するために、本開示は、命令を記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、図4図5のいずれかの実施例に記載の補助設定方法が実現される。
【0141】
図8は、本開示の実施例によって提供される端末デバイスのブロック図である。例えば、端末デバイス800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送ユーザデバイス、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、およびパーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0142】
図8を参照すると、端末デバイス800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)のインターフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0143】
処理コンポーネント802は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ動作および記録動作に関連する動作など、端末デバイス800全般の動作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法のすべてまたは一部のステップを完成させるように、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ820を含むことができる。また、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0144】
メモリ804は、端末デバイス800の動作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、端末デバイス800において動作するあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ804は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような任意タイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現され得る。
【0145】
電源コンポーネント806は、端末デバイス800の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および端末デバイス800のために電力を生成、管理、配分することに関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0146】
マルチメディアコンポーネント808は、前記端末デバイス800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現され得る。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルにおけるジェスチャを検出するために、1つまたは複数のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界だけではなく、タッチまたはスライド動作に関連する持続時間および圧力を検出することができる。一部の実施例において、マルチメディアコンポーネント808は、1つのプロントカメラおよび/またはリアカメラを含む。端末デバイス800が撮影方式またはビデオ方式などの動作方式にある場合、フロントカメラおよび/またはリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、固定した光学レンズシステム、または、焦点距離および光学ズーム能力を備えるものであってもよい。
【0147】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、1つのマイク(MIC)を含む。端末デバイス800が呼び出し方式、記録方式、および音声識別方式のような動作方式にある場合、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信したオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されるか、または通信コンポーネント816を介して送信される。一部の実施例において、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0148】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールがキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0149】
センサコンポーネント814は、端末デバイス800に各態様の状態評価を提供するために、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、端末デバイス800のオン/オフ状態と、端末デバイス800のモニタおよびキーパッドであるコンポーネントの相対的な位置とを検出することができる。センサコンポーネント814は、端末デバイス800、または端末デバイス800の1つのコンポーネント位置の変化、ユーザと端末デバイス800とが接触しているか否か、端末デバイス800の方位または加速/減速、および端末デバイス800の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント814は、如何なる物理的接触もない時に周辺には物体が存在するか否かを検出するように構成される近接センサを含むことができる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションで使用されるCMOSまたはCCD画像センサのような光センサをさらに含むことができる。一部の実施例において、当該センサコンポーネント814は加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含むことができる。
【0150】
通信コンポーネント816は、端末デバイス800と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。端末デバイス800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例において、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して外部放送管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例において、通信コンポーネント816は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、スーパー広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術および他の技術に基づいて実現され得る。
【0151】
例示的な実施例において、端末デバイス800は、上記図1図3のいずれかに記載の補助設定方法を実行するために、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現され得る。
【0152】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ804を提供し、上記命令は、上記図1図3のいずれかに記載の補助設定方法を完成させるために、端末デバイス800のプロセッサ820によって実行することができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0153】
図9は、本開示の実施例によって提供されるネットワークデバイスの概略構成図である。図9を参照すると、ネットワークデバイス900は、少なくとも1つのプロセッサを含む処理コンポーネント922と、処理コンポーネント922によって実行可能なアプリケーションプログラムなどの命令を記憶するためのメモリ932を代表とするメモリリソースとを含む。メモリ932に記憶されたアプリケーションプログラムは、それぞれが1セットの命令に対応する1つまたは複数のモジュールを含むことができる。さらに、処理コンポーネント922は、命令を実行して、ネットワークデバイスに適用される上記補助設定方法のいずれか、例えば、図4から図5のいずれかに示される補助設定方法を実行するように構成される。
【0154】
ネットワークデバイス900は、ネットワークデバイス900の電力管理を実行するように構成される1つの電源コンポーネント926、ネットワークデバイス900をネットワークに接続するように構成される1つの有線または無線ネットワークインターフェース950、および1つの入出力(I/O)インターフェース958を含んでもよい。ネットワークデバイス900は、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、 FreeBSDTMなど、メモリ932に記憶されたオペレーティングシステムに基づいて動作し得る。
【0155】
当業者が明細書を考慮し且つここで開示された発明を実践した後、本発明の他の実施形態を容易に想到し得る。本開示は、本発明の如何なる変形、用途または適宜な変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途または適宜な変化は、本発明の一般的原理に従い、且つ本開示に開示されていない当技術分野の技術常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単に例示するものとして見なされ、本開示の真の範囲および精神は以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0156】
なお、本開示は、上記説明され且つ図面に示されている正確な構成に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正および変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【0157】
上記実施例を実現するために、本開示の実施例は、通信装置をさらに提供し、通信装置は、ネットワークデバイスであってもよいし、端末デバイスであってもよく、ネットワークデバイスをサポートして上記方法を実現するチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよい。当該装置は、上記いずれかの方法の実施例で説明された方法を実現するために使用することができ、詳細については、上記方法の実施例の説明を参照されたい。
【0158】
ここで、通信装置は、1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい。プロセッサは、汎用プロセッサであってもよいし、専用プロセッサなどであってもよい。例えば、ベースバンドプロセッサや中央処理装置などであってもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データの処理に使用でき、中央処理装置は、通信装置(例えば、基地局、ベースバンドチップ、端末デバイス、端末デバイスチップ、DUまたはCUなど)の制御、コンピュータプログラムの実行、およびコンピュータプログラムのデータ処理に使用できる。
【0159】
選択可能に、通信装置は、コンピュータプログラムを記憶可能な1つまたは複数のメモリを含んでもよく、メモリが前記コンピュータプログラムを実行することにより、通信装置は、上記方法の実施例で説明された方法を実行する。選択可能に、前記メモリにはデータが記憶されてもよい。通信装置とメモリは、別個に設けられてもよいし、一体化されてもよい。
【0160】
選択可能に、通信装置は、トランシーバおよびアンテナをさらに含んでもよい。トランシーバは、送受信ユニット、送受信機、トランシーバ回路などと呼ばれることもあり、トランシーバ機能を実現するように構成される。トランシーバ5は、受信器および送信器を含み、受信器は、受信機または受信回路などと呼ばれることがあり、受信機能を実現するように構成され、送信器は、送信機または送信回路などと呼ばれることがあり、送信機能を実現ように構成される。
【0161】
選択可能に、通信装置は、1つまたは複数のインターフェース回路をさらに含んでもよい。インターフェース回路は、コード命令を受信してプロセッサに送信するように構成される。プロセッサは、コード命令を実行して、通信装置に上記方法の実施例で説明された方法を実行させる。
【0162】
一実現形態では、プロセッサは、受信機能および送信機能を実現するためのトランシーバを含んでもよい。例えば、当該トランシーバは、トランシーバ回路、またはインターフェース、またはインターフェース回路であってもよい。受信機能および送信機能を実現するためのトランシーバー回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、別々にされてもよいし、統合されてもよい。上記トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、コード/データの読み取りおよび書き込みに使用することができ、または上記トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、信号の伝送または転送に使用することができる。
【0163】
一実現形態では、プロセッサはコンピュータプログラムを記憶することができ、コンピュータプログラムがプロセッサ上で実行されることにより、通信装置に上記方法の実施例で説明された方法を実行させることができる。コンピュータプログラムは、プロセッサ内に固定化されてもよく、その場合、プロセッサはハードウェアによって実現することができる。
【0164】
一実現形態では、通信装置は回路を含んでもよく、前記回路は、前述した方法の実施例における送信、または受信、または通信の機能を実現することができる。本開示で説明されたプロセッサおよびトランシーバは、IC(integrated circuit、集積回路)、アナログIC、無線周波数集積回路(RFIC)、混合信号IC、ASIC(application specific integrated circuit、特定用途向け集積回路)、PCB(printed circuit board、プリント回路基板)、電子デバイスなど上に実現することができる。当該プロセッサーおよびトランシーバーは、CMOS(complementary metal oxide semiconductor、相補型金属酸化物半導体)、NMOS(nMetal-oxide-semiconductor、N型金属酸化物半導体)、PMOS(positive channel metal oxide semiconductor、P型金属酸化物半導体)、BJT(bipolar junction transistor、バイポーラ接合トランジスタ)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)などのさまざまなICプロセス技術で製造することもできる。
【0165】
上記の実施例で説明された通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスであってもよいが、本開示で説明される通信装置の範囲はこれに限定されず、通信装置は独立したデバイスであってもよいし、大きなデバイスの一部であってもよい。例えば、前記通信装置は、以下のものであってもよい。
(1)独立した集積回路IC、またはチップ、またはチップシステム、またはサブシステム。
(2)1つまたは複数のICを有する集合体、選択可能に、当該IC集合体は、データやコンピュータプログラムを保存するためのストレージコンポーネントを含んでもよい。
(3)モデムなどのASIC。
(4)他のデバイスに組み込むことができるモジュール。
(5)受信機、端末デバイス、インテリジェント端末デバイス、セルラー電話、無線デバイス、ハンドヘルドデバイス、移動ユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど。
(6)その他など。
【0166】
通信装置がチップまたはチップシステムであってもよい場合については、チップは、プロセッサおよびインターフェースを含むことができる。プロセッサの数は1つまたは複数であってもよく、インターフェースの数は複数であってもよい。
【0167】
選択可能に、チップは、必要なコンピュータプログラムおよびデータを記憶するように構成されるメモリをさらに含む。
【0168】
当業者は、さらに、本開示の実施例に列挙されたさまざまな例示的な論理ブロック(illustrative logical block)およびステップ(step)が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または二者の組み合わせによって実現できることを理解できる。このような機能がハードウェアで実現されるかソフトウェアで実現されるかは、特定のアプリケーションおよび全体的なシステム設計要件によって異なる。当業者は、特定の用途ごとに、様々な方法を使用して、前記機能を実現することができるが、そのような実現は、本開示の実施例の保護範囲を超えるものとして理解されるべきではない。
【0169】
本開示は、命令が記憶された読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該命令がコンピュータによって実行される場合、上記いずれかの方法の実施例の機能が実現される。
【0170】
本開示は、コンピュータによって実行される場合、上記いずれかの方法の実施例の機能を実現するコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0171】
上記実施例では、全体または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって実現することができる。ソフトウェアを使用して実現される場合、全体または一部がコンピュータプログラム製品の形式で実現することができる。前記コンピュータプログラム製品には、1つまたは複数のコンピュータプログラムが含まれる。コンピュータに前記コンピュータプログラムがロードされて実行される場合、本開示の実施例に従って説明される流れまたは機能の全部または一部が生成される。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されたり、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に伝送されたりすることができる。例えば、コンピュータプログラムは、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波)手段を介して、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバー、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバー、またはデータセンターへと伝送することができる。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体、または1つまたは複数の利用可能なメディアが統合されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶デバイスであってもよい。前記利用可能なメディアは、磁気メディア(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光メディア(例えば、高密度デジタルビデオディスク (digital video disc、DVD))、または半導体メディア(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD)) などであってもよい。
【0172】
当業者であれば、本開示で言及される第1、第2などの各数字番号は説明の便宜のためのものであり、本開示の実施例の範囲を限定するものではなく、前後順序をも示すことを理解できる。
【0173】
本開示における少なくとも1つは、1つまたは複数としても説明でき、複数は2つ、3つ、4つまたはさらに多くであってもよく、本開示では限定されない。本開示の実施例では、1種の技術的特徴について、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」および「D」などによって当該種類の技術的特徴における技術的特徴が区別される、当該「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」および「D」で説明された技術的特徴には、前後順序または大きさ順序がない。
【0174】
本開示の各表に示される対応関係は、設定または事前定義することができる。各表の情報の値は単に一例に過ぎず、他の値として設定することができ、本開示によって限定されない。情報と各パラメータとの対応関係を設定する場合、必ずしも各表に示される全ての対応関係を設定する必要はない。例えば、本開示の表において、一部の行に示される対応関係が設定されていなくてもよい。また、例えば、上記表に基づいて、分割、結合などの適宜な変形調整を行うことができる。上記表のタイトルに示されるパラメータの名称は、通信装置が理解できる他の名称であってもよく、パラメータの値または示し形態も、通信装置が理解できる他の値または示し形態であってもよい。上記表の実現時に、配列、キュー、コンテナ、スタック、線形リスト、ポインタ、リンクリスト、ツリー、グラフ、構造体、クラス、ヒープ、ハッシュテーブル、ハッシュテーブルなどの他のデータ構成も使用できる。
【0175】
本開示における事前設定は、定義、事前定義、記憶、事前記憶、事前交渉、事前定義された構成、固化、または事前焼きとして理解されたい。
【0176】
当業者であれば、本明細書に開示される実施例に合わせて説明される各例のユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現できることを理解できる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定の用途および設計制約条件によって異なる。当業者は、特定の用途ごとに異なる方法を使用して記載された機能を実現することができるが、そのような実現は本開示の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
【0177】
当業者であれば、説明の便宜および簡潔化のために、上述したシステム、装置およびユニットの特定の動作プロセスは、前述した方法の実施例における対応するプロセスを参照できることを明確に理解できる。ここでは再度説明しない。
【0178】
上記は本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当技術分野に精通している当業者であれば、本開示に開示された技術的範囲内での変更や置換に容易に想到することができ、これらはすべて本開示の保護範囲に含まれる。したがって、本開示の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲によって定義されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスによって実行される補助設定方法であって、
サイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するステップを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定方法。
【請求項2】
前記指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項3】
前記指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があるという条件、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、
前記端末デバイスが前記Sidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信するという条件、および、
前記端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記Sidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信し、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項4】
前記端末デバイスは、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求に前記Sidelink アドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信するか否かを決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の補助設定方法。
【請求項5】
前記Sidelink DRX情報は、
前記指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
前記指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
前記指定されたSidelinkアドレスが前記Sidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項6】
前記QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
前記QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の補助設定方法。
【請求項7】
前記指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項8】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の補助設定方法。
【請求項9】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式の指定されたSidelinkアドレスを有するSidelink DRX情報のセットである、
ことを特徴とする請求項8に記載の補助設定方法。
【請求項10】
ネットワークデバイスによって実行される補助設定方法であって、
端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するステップを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定方法。
【請求項11】
前記Sidelink DRX情報に基づいて、前記端末デバイスに対してUu DRX設定処理を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項12】
前記指定されたSidelinkアドレスは、ブロードキャストアドレス、マルチキャストアドレス、およびユニキャストアドレスのうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項13】
前記指定されたSidelinkアドレスが満たす必要がある条件は、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があるという条件、
前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、
前記端末デバイスが前記Sidelinkアドレスから送信された情報を受信する必要があり、かつSidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信するという条件、および、
前記端末デバイスが、指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信する必要があり、かつ前記Sidelink DRXメカニズムを使用して前記情報を受信し、かつ前記端末デバイスが前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信していないという条件、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項14】
前記端末デバイスは、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)に前記Sidelinkアドレスを運ぶか否か、または、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに送信するSidelink送信リソース要求に前記Sidelink アドレスを運ぶか否か、の少なくとも一方に基づいて、前記指定されたSidelinkアドレスを前記ネットワークデバイスに送信するか否かを決定する、
ことを特徴とする請求項13に記載の補助設定方法。
【請求項15】
前記Sidelink DRX情報は、
前記指定されたSidelinkアドレス上の伝送サービスのサービス品質QoS特性情報、
前記指定されたSidelinkアドレスにおけるSidelink DRX設定情報、
前記指定されたSidelinkアドレスが前記Sidelink DRXメカニズムを使用するか否かを指示するための第1の指示情報、および、
前記指定されたSidelinkアドレスから送信される情報を受信しかつR16規格に準拠した指定された端末デバイスが存在するか否かを指示するための第2の指示情報、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項16】
前記QoS特性情報は、
QoS要求情報、および、
前記QoS要求情報に対応する、PQIリスト内のインデックス番号、の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の補助設定方法。
【請求項17】
前記指定された送信方式は、ブロードキャスト送信方式、マルチキャスト送信方式、およびユニキャスト送信方式のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項18】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項10に記載の補助設定方法。
【請求項19】
前記指定された送信方式のSidelink DRX情報は、前記指定された送信方式を有する指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報のセットである、
ことを特徴とする請求項18に記載の補助設定方法。
【請求項20】
端末デバイスに適用される補助設定装置であって、
サイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報をネットワークデバイスに報告するように構成される送受信ユニットを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定装置。
【請求項21】
ネットワークデバイスに適用される補助設定装置であって、
端末デバイスによって報告されたサイドリンク間欠受信(Sidelink DRX)情報を受信するように構成される送受信ユニットを含み、前記Sidelink DRX情報は、指定されたSidelinkアドレスのSidelink DRX情報、および/または、指定された送信方式のSidelink DRX情報である、
ことを特徴とする補助設定装置。
【請求項22】
プロセッサおよびメモリを含む通信装置であって、
前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記通信装置に請求項1~請求項9のいずれかに記載の補助設定方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項23】
プロセッサおよびメモリを含む通信装置であって、
前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記通信装置に請求項10~請求項19のいずれかに記載の補助設定方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項24】
プロセッサおよびインターフェース回路を含む通信装置であって、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに送信するように構成され、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項1~請求項9のいずれかに記載の補助設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項25】
プロセッサおよびインターフェース回路を含む通信装置であって、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに送信するように構成され、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項10~請求項19のいずれかに記載の補助設定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項26】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される場合、請求項1~請求項9のいずれかに記載の補助設定方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項27】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される場合、請求項10~請求項19のいずれかに記載の補助設定方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【国際調査報告】