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特表2024-530144非地上系ネットワークシステム情報ブロックのブロードキャスティング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-16
(54)【発明の名称】非地上系ネットワークシステム情報ブロックのブロードキャスティング
(51)【国際特許分類】
   H04W 84/06 20090101AFI20240808BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20240808BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240808BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20240808BHJP
【FI】
H04W84/06
H04W48/10
H04W72/23
H04W56/00 130
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505441
(86)(22)【出願日】2022-06-16
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 US2022072980
(87)【国際公開番号】W WO2023015064
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】63/203,961
(32)【優先日】2021-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/661,996
(32)【優先日】2022-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シャオ・フェン
(72)【発明者】
【氏名】マー、リャンピン
(72)【発明者】
【氏名】シュレスタ、バラット
(72)【発明者】
【氏名】フーヤル、ウメシュ
(72)【発明者】
【氏名】リコ・アルバリーニョ、アルベルト
(72)【発明者】
【氏名】セングプタ、アヤン
(72)【発明者】
【氏名】ガール、ピーター
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ワンシ
(72)【発明者】
【氏名】モントジョ、ジュアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD19
5K067EE02
5K067EE07
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、一般にワイヤレス通信に関する。いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを受信し得る。UEは、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを受信し得る。多数の他の態様について説明される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための装置であって、
命令を備えるメモリと、
前記命令を実行し、前記装置に、
非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、
前記NTNの前記エンティティから、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを取得することと
を行わせるように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、装置。
【請求項2】
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記1つまたは複数の送信ウィンドウが、前記1つまたは複数のNTN SIBをスケジュールする物理ダウンリンク制御チャネル通信あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの物理ダウンリンク共有チャネル通信のうちの少なくとも1つの受信のためである、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
更新期間内の、前記1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しが、同じ基準時間に関連付けられた、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記1つまたは複数のNTN SIBの前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振り、前記1つまたは複数のNTN SIBの受信のための変調およびコーディング方式、前記1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズ、前記1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間、あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの精度のうちの少なくとも1つを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記情報が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用される前記SIBのパラメータタイプを使用して前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記情報が、テーブルに従って、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ、前記1つまたは複数のNTN SIBのための時間領域リソース割振り、前記1つまたは複数のNTN SIBのための周波数領域リソース割振り、変調およびコーディング方式、あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズのうちの1つまたは複数を示す識別子を示す、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、
タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンス、ここにおいて、前記情報が、前記エフェメリス情報の第1の有効性持続時間または第1の精度のうちの少なくとも1つと、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間または第2の精度のうちの少なくとも1つとを示す、または
タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンス、ここにおいて、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性が、前記エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づく、
のうちの1つを示す、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記情報が、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す、
請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間が、前記1つまたは複数のNTN SIBの第1の物理ダウンリンク共有チャネル通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく、
請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記SIBと前記1つまたは複数のNTN SIBとを受信するように構成された受信機をさらに備え、ここにおいて、前記装置が、UEとして構成された、
請求項1に記載の装置。
【請求項16】
ワイヤレス通信のための装置であって、
命令を備えるメモリと、
前記命令を実行し、前記装置に、
ユーザ機器(UE)への送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数の非地上系ネットワーク(NTN)システム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを出力することと、
前記UEへの送信のために、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを出力することと
を行わせるように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、装置。
【請求項17】
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
更新期間内の、前記1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しが、同じ基準時間に関連付けられた、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記1つまたは複数のNTN SIBの前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振りまたは変調およびコーディング方式のうちの少なくとも1つを示す、請求項16に記載の装置。
【請求項21】
前記情報が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用される前記SIBのパラメータタイプを使用して前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す、請求項16に記載の装置。
【請求項22】
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、請求項16に記載の装置。
【請求項23】
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、請求項16に記載の装置。
【請求項24】
前記情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項16に記載の装置。
【請求項25】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記情報が、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す、
請求項16に記載の装置。
【請求項26】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間が、前記1つまたは複数のNTN SIBの第1の物理ダウンリンク共有チャネル通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく、
請求項16に記載の装置。
【請求項27】
前記SIBと前記1つまたは複数のNTN SIBとを送信するように構成された送信機をさらに備え、ここにおいて、前記装置が、前記NTNのエンティティとして構成された、
請求項16に記載の装置。
【請求項28】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、
前記NTNの前記エンティティから、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを取得することと
を備える、方法。
【請求項29】
前記1つまたは複数のNTN SIBの前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、請求項28に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本特許出願は、本明細書に参照によりここに明確に組み込まれる、2021年8月5日に出願された「BROADCASTING OF A NON-TERRESTRIAL NETWORK SYSTEM INFORMATION BLOCK」と題する米国仮特許出願第63/203,961号と、2022年5月4日に出願された「BROADCASTING OF A NON-TERRESTRIAL NETWORK SYSTEM INFORMATION BLOCK」と題する米国非仮特許出願第17/661,996号との優先権を主張する。
【0002】
[0002] 本開示の態様は、一般にはワイヤレス通信(wireless communication)に関し、非地上系ネットワーク(NTN:non-terrestrial network)システム情報ブロック(SIB:system information block)のブロードキャスティングのための技法および装置(apparatus)に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を使用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE(登録商標))を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0004】
[0004] ワイヤレスネットワークは、ユーザ機器(UE:user equipment)または複数のUEのための通信をサポートする1つまたは複数の基地局を含み得る。UEは、ダウンリンク通信とアップリンク通信とを介して基地局と通信し得る。「ダウンリンク」(または「DL」)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、「アップリンク」(または「UL」)は、UEから基地局への通信リンクを指す。
【0005】
[0005] 上記の多元接続技術は、異なるUEが都市、国家、地域、および/または地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと呼ばれることがある新無線(NR)は、3GPPによって公表されたLTEモバイル規格の拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新しいスペクトルを利用すること、およびダウンリンク上でサイクリックプレフィックス(CP)を伴う直交周波数分割多重化(OFDM)(CP-OFDM)を使用し、アップリンク上でCP-OFDMおよび/または(たとえば、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)としても知られている)シングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を使用して、他のオープン規格とより良く統合すること、ならびにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートすることにより、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けるにつれて、LTE、NR、および他の無線アクセス技術におけるさらなる改善が依然として有用である。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法に関する。本方法は、非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティ(entity)から、エフェメリス情報(ephemeris information)またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報(feeder link timing advance information)のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを受信することを含み得る。本方法は、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを受信することを含み得る。
【0007】
[0007] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、NTNのエンティティにおけるワイヤレス通信の方法に関する。本方法は、UEに、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを送信することを含み得る。本方法は、UEに、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを送信することを含み得る。
【0008】
[0008] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置に関する。本装置は、命令(instruction)を備えるメモリと、命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。1つまたは複数のプロセッサは、命令を実行し、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを本装置に取得させるように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサは、命令を実行し、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを本装置に取得させるように構成され得る。
【0009】
[0009] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置に関する。本装置は、命令を備えるメモリと、命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。1つまたは複数のプロセッサは、命令を実行し、UEへの送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを本装置に出力させるように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサは、命令を実行し、UEへの送信のために、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを本装置に出力させるように構成され得る。
【0010】
[0010] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令は、装置の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを装置に取得させ得る。命令は、装置の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを装置に取得させ得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体に関する。命令は、装置の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、UEへの送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを装置に出力させ得る。命令は、装置の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、UEへの送信のために、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを装置に出力させ得る。
【0012】
[0012] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置に関する。本装置は、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを取得するための手段を含み得る。本装置は、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを取得するための手段を含み得る。
【0013】
[0013] 本明細書で説明されるいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置に関する。本装置は、UEへの送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを出力するための手段を含み得る。本装置は、UEへの送信のために、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを出力するための手段を含み得る。
【0014】
[0014] 態様は、概して、図面および明細書を参照しながら本明細書で実質的に説明され、図面および明細書によって示されるように、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、および/または処理システムを含む。
【0015】
[0015] 上記は、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広く概説している。追加の特徴および利点について以下で説明される。開示される概念および特定の例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱しない。本明細書に開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図とともに考慮されるときに以下の説明からより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明の目的で提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されない。
【0016】
[0016] 態様は、いくつかの例への例示によって本開示で説明されるが、そのような態様が多くの異なる構成およびシナリオにおいて実装され得ることを、当業者は理解されよう。本明細書で説明される技法は、異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、および/またはパッケージング構成を使用して実装され得る。たとえば、いくつかの態様は、集積チップ実施形態または他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、工業機器、小売り/購買デバイス、医療デバイス、および/または人工知能デバイスなど)を介して実装され得る。態様は、チップレベル構成要素、モジュール式構成要素、非モジュール式構成要素、非チップレベル構成要素、デバイスレベル構成要素、および/またはシステムレベル構成要素において実装され得る。説明される態様および特徴を組み込んだデバイスは、請求および説明される態様の実装および実践のために追加の構成要素および特徴を含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のための1つまたは複数の構成要素(たとえば、アンテナ、無線周波数(RF)チェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、アダー、および/または加算器を含むハードウェア構成要素)を含み得る。本明細書で説明される態様は、様々なサイズ、形状、および構造の多種多様なデバイス、構成要素、システム、分散構成、および/またはエンドユーザデバイスにおいて実践され得るものである。
【0017】
[0017] 本開示の上記に列挙された特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面にそのうちの一部が示される態様を参照することにより、上記で手短に要約されたより詳細な説明が得られ得る。しかしながら、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様を示すにすぎず、したがって、説明は他の等しく効果的な態様を認めることができるので、その範囲を限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面内の同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別し得る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】[0018] 本開示による、ワイヤレスネットワークの一例を示す図。
図2】[0019] 本開示による、ワイヤレスネットワークにおいてユーザ機器(UE)と通信している基地局の一例を示す図。
図3】[0020] 本開示による、非地上系ネットワーク(NTN)における再生的衛星展開(regenerative satellite deployment)の一例と透過的衛星展開(transparent satellite deployment)の一例とを示す図。
図4】[0021] 本開示による、システム情報スケジューリングの一例を示す図。
図5】[0022] 本開示による、NTN固有のシステム情報ブロック(SIB)の送信の一例を示す図。
図6】[0023] 本開示による、NTN SIBのブロードキャスティングに関連する一例を示す図。
図7】[0024] 本開示による、NTN SIBのブロードキャスティングに関連する例示的なプロセスを示す図。
図8】本開示による、NTN SIBのブロードキャスティングに関連する例示的なプロセスを示す図。
図9】[0025] 本開示による、ワイヤレス通信のための例示的な装置の図。
図10】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的な装置の図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[0026] 本開示の様々な態様について、添付の図面を参照しながら以下でより完全に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化され得、本開示全体にわたって提示されるいずれかの特定の構造または機能に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が完璧で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。当業者は、本開示の範囲が、本開示のいずれかの他の態様とは無関係に実装されるか、本開示のいずれかの他の態様と組み合わされて実装されるかにかかわらず、本明細書で開示される本開示のいかなる態様も包含するものであることを諒解されたい。たとえば、本明細書に記載された任意の数の態様を使用して、装置が実装され得るか、または方法が実践され得る。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えて、またはそれら以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法をカバーするものである。本明細書で開示される開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
【0020】
[0027] 次に、様々な装置および技法を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および技法は、以下の詳細な説明に記載され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0021】
[0028] 本明細書では、5Gまたは新無線(NR)無線アクセス技術(RAT)に一般に関連付けられた用語を使用して態様について説明されることがあるが、本開示の態様は、3G RAT、4G RAT、および/または5Gに続くRAT(たとえば、6G)などの他のRATに適用され得る。
【0022】
[0029] 図1は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100の一例を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、例の中でも、5G(たとえば、NR)ネットワークおよび/または4G(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE))ネットワークの要素であり得るか、またはそれらを含み得る。ワイヤレスネットワーク100は、(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示されている)1つまたは複数の基地局110、(UE120a、UE120b、UE120c、UE120d、およびUE120eとして示されている)ユーザ機器(UE)120または複数のUE120、ならびに/あるいは他のネットワークエンティティを含み得る。基地局110は、UE120と通信するエンティティである。(BSと呼ばれることがある)基地局110は、たとえば、NR基地局、LTE基地局、ノードB、(たとえば、4Gの)eNB、(たとえば、5Gの)gNB、アクセスポイント、および/または送受信ポイント(TRP)を含み得る。各基地局110は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局110のカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスする基地局サブシステムを指すことができる。
【0023】
[0030] 基地局110は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUE120による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連付けを有するUE120(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE120)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセル用の基地局110は、マクロ基地局と呼ばれることがある。ピコセル用の基地局110は、ピコ基地局と呼ばれることがある。フェムトセル用の基地局110は、フェムト基地局または自宅内基地局と呼ばれることがある。図1に示されている例では、BS110aは、マクロセル102a用のマクロ基地局であり得、BS110bは、ピコセル102b用のピコ基地局であり得、BS110cは、フェムトセル102c用のフェムト基地局であり得る。基地局は、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。
【0024】
[0031] いくつかの例では、セルは、必ずしも固定であるとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、移動性である基地局110(たとえば、モバイル基地局)のロケーションに従って移動することがある。いくつかの例では、基地局110は、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続または仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを介して、ワイヤレスネットワーク100において、互いに、ならびに/あるいは1つまたは複数の他の基地局110またはネットワークノード(図示されず)と相互接続され得る。
【0025】
[0032] いくつかの態様では、図1に示されているように、セルは、非地上系ネットワークの基地局110によって提供され得る。本明細書で使用される「非地上系ネットワーク」(NTN)は、NTNエンティティ(たとえば、衛星、バルーン、飛行船、飛行機、無人航空機、高高度プラットフォームステーション)によって担持される基地局などの非地上系基地局によってアクセスが提供されるネットワークを指し得る。NTNの基地局は、NTNエンティティによって担持される基地局(再生的展開)またはNTNエンティティを介して通信する地上の基地局(ベントパイプまたは透過的展開)であり得る。
【0026】
[0033] ワイヤレスネットワーク100は、1つまたは複数のリレー局を含み得る。リレー局は、上流局(たとえば、基地局110またはUE120)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流局(たとえば、UE120または基地局110)に送ることができるエンティティである。リレー局は、他のUE120に対する送信を中継することができるUE120であり得る。図1に示されている例では、BS110d(たとえば、リレー基地局)は、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、BS110a(たとえば、マクロ基地局)およびUE120dと通信し得る。通信を中継する基地局110は、リレー局、リレー基地局、リレーなどと呼ばれることがある。
【0027】
[0034] ワイヤレスネットワーク100は、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、リレー基地局など、異なるタイプの基地局110を含む異種ネットワークなどであり得る。これらの異なるタイプの基地局110は、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および/またはワイヤレスネットワーク100における干渉に対する異なる影響を有し得る。たとえば、マクロ基地局は、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有し得る一方で、ピコ基地局と、フェムト基地局と、リレー基地局とは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有し得る。
【0028】
[0035] ネットワークコントローラ130は、基地局110のセットに結合するかまたはそれらと通信し得、これらの基地局110の協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホール通信リンクを介して基地局110と通信し得る。基地局110は、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホール通信リンクを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
【0029】
[0036] UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され得、各UE120は固定または移動であり得る。UE120は、たとえば、アクセス端末、端末、移動局、および/または加入者ユニットを含み得る。UE120は、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイス、バイオメトリックデバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマート衣類、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリングまたはスマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、および/または衛星ラジオ)、車両構成要素またはセンサー、スマートメーター/センサー、工業用製造機器、全地球測位システムデバイス、ならびに/あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスであり得る。
【0030】
[0037] いくつかのUE120は、マシンタイプ通信(MTC)または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)のUEと見なされ得る。MTC UEおよび/またはeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、および/またはロケーションタグを含み得る。いくつかのUE120は、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされ得、および/またはNB-IoT(狭帯域IoT)デバイスとして実装され得る。いくつかのUE120は、顧客構内機器と見なされ得る。UE120は、プロセッサ構成要素および/またはメモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジング内に含まれ得る。いくつかの例では、プロセッサ構成要素とメモリ構成要素とは、一緒に結合され得る。たとえば、プロセッサ構成要素(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ)とメモリ構成要素(たとえば、メモリ)とは、動作可能に結合され、通信可能に結合され、電子的に結合され、および/または電気的に結合され得る。
【0031】
[0038] 概して、任意の数のワイヤレスネットワーク100が、所与の地理的エリアにおいて展開され得る。各ワイヤレスネットワーク100は、特定のRATをサポートし得、1つまたは複数の周波数上で動作し得る。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることがある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることがある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートし得る。いくつかの場合には、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
【0032】
[0039] いくつかの例では、(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示されている)2つ以上のUE120が、(たとえば、互いに通信するための媒介として基地局110を使用せずに)1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して、直接、通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車両間(V2V)プロトコル、車両対インフラストラクチャ(V2I)プロトコル、または車両対歩行者(V2P)プロトコルを含み得る)車両対あらゆるモノ(V2X)プロトコル、ならびに/あるいはメッシュネットワークを使用して通信し得る。そのような例では、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または基地局110によって実施されるものとして本明細書の他の場所で説明される他の動作を実施し得る。
【0033】
[0040] ワイヤレスネットワーク100のデバイスは、周波数または波長によって様々なクラス、帯域、チャネルなどに再分割され得る電磁スペクトルを使用して通信し得る。たとえば、ワイヤレスネットワーク100のデバイスは、1つまたは複数の動作帯域を使用して通信し得る。5G NRでは、2つの初期動作帯域が、周波数範囲指定FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として識別されている。FR1の一部が6GHzよりも大きいが、FR1は、様々な文書および論文において「サブ6GHz」帯域としばしば(互換的に)呼ばれることを理解されたい。同様の名称問題は、時々、「ミリメートル波」帯域として国際電気通信連合(ITU)によって識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、文書および論文に「ミリメートル波」帯域としばしば(互換的に)呼ばれるFR2に関して発生する。
【0034】
[0041] FR1とFR2との間の周波数は、中間帯域周波数としばしば呼ばれる。最近の5G NRの研究は、これらの中間帯域周波数の動作帯域を周波数範囲の指定FR3(7.125GHz~24.25GHz)として識別している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1の特性および/またはFR2の特性を継承し得、したがって、FR1および/またはFR2の特徴を中間帯域周波数に効果的に拡大し得る。さらに、5G NR動作を52.6GHzを越えて拡大するためにより高い周波数帯域が現在探求されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が、周波数範囲指定FR4aまたはFR4-1(52.6GHz~71GHz)、FR4(52.6GHz~114.25GHz)、およびFR5(114.25GHz~300GHz)として識別されている。これらのより高い周波数帯域の各々がEHF帯域内に入る。
【0035】
[0042] 上記の例を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であり得るか、FR1内であり得るか、または中間帯域周波数を含み得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、中間帯域周波数を含み得るか、FR2、FR4、FR4-aもしくはFR4-1、および/またはFR5内にあり得るか、あるいはEHF帯域内にあり得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。これらの動作帯域(たとえば、FR1、FR2、FR3、FR4、FR4-a、FR4-1、および/またはFR5)に含まれる周波数は変更され得、本明細書で説明される技法は、それらの変更された周波数範囲に適用可能であることが企図される。
【0036】
[0043] いくつかの態様では、UE120は、通信マネージャ140を含み得る。本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、通信マネージャ140は、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得し、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを取得し得る。追加または代替として、通信マネージャ140は、本明細書で説明される1つまたは複数の他の動作を実施し得る。
【0037】
[0044] いくつかの態様では、基地局110、または別のNTNエンティティは、通信マネージャ150を含み得る。本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、通信マネージャ150は、UEへの送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを出力し、UEへの送信のために、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを出力し得る。追加または代替として、通信マネージャ150は、本明細書で説明される1つまたは複数の他の動作を実施し得る。
【0038】
[0045] 上記のように、図1は一例として提供されている。他の例は、図1に関して説明されたものとは異なり得る。
【0039】
[0046] 図2は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100においてUE120と通信している基地局110の例200を示す図である。基地局110は、T個のアンテナ(T≧1)など、アンテナ234a~234tのセットを装備し得る。UE120は、R個のアンテナ(R≧1)など、アンテナ252a~252rのセットを装備し得る。
【0040】
[0047] 基地局110において、送信プロセッサ220は、データソース212から、UE120(またはUE120のセット)に宛てられたデータを受信し得る。送信プロセッサ220は、そのUE120から受信された1つまたは複数のチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいて、UE120のために1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme)を選択し得る。基地局110は、UE120のために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUE120のためにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し得、UE120にデータシンボルを提供し得る。送信プロセッサ220は、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)のための)システム情報と、制御情報(たとえば、CQI要求、許可、および/または上位レイヤシグナリング)とを処理し、オーバーヘッドシンボルと制御シンボルとを提供し得る。送信プロセッサ220は、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)または復調基準信号(DMRS))と同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS))とのための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、モデム232a~232tとして示されているモデム232の対応するセット(たとえば、T個のモデム)に、出力シンボルストリームのセット(たとえば、T個の出力シンボルストリーム)を提供し得る。たとえば、各出力シンボルストリームは、モデム232の(MODとして示されている)変調器構成要素に提供され得る。各モデム232は、出力サンプルストリームを取得するために、それぞれの変調器構成要素を使用して(たとえば、OFDMのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各モデム232は、ダウンリンク信号を取得するために、それぞれの変調器構成要素をさらに使用して出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログにコンバート、増幅、フィルタ処理、および/またはアップコンバート)し得る。モデム232a~232tは、アンテナ234a~234tとして示されているアンテナ234の対応するセット(たとえば、T個のアンテナ)を介して、ダウンリンク信号のセット(たとえば、T個のダウンリンク信号)を送信し得る。
【0041】
[0048] UE120において、(アンテナ252a~252rとして示されている)アンテナ252のセットは、基地局110および/または他の基地局110からダウンリンク信号を受信し得、モデム254a~254rとして示されているモデム254のセット(たとえば、R個のモデム)に、受信された信号のセット(たとえば、R個の受信された信号)を提供し得る。たとえば、各受信された信号は、モデム254の(DEMODとして示されている)復調器構成要素に提供され得る。各モデム254は、入力サンプルを取得するために、それぞれの復調器構成要素を使用して、受信された信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、および/またはデジタル化)し得る。各モデム254は、受信シンボルを取得するために、復調器構成要素を使用して(たとえば、OFDMのために)入力サンプルをさらに処理し得る。MIMO検出器256は、モデム254から受信シンボルを取得し得、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実施し得、検出シンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出シンボルを処理(たとえば、復調および復号)し得、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し得、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。「コントローラ/プロセッサ」という用語は、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数のプロセッサ、あるいはそれらの組合せを指し得る。チャネルプロセッサは、例の中でも、基準信号受信電力(RSRP)パラメータ、受信信号強度インジケータ(RSSI)パラメータ、基準信号受信品質(RSRQ)パラメータ、および/またはCQIパラメータを決定し得る。いくつかの例では、UE120の1つまたは複数の構成要素はハウジング284中に含まれ得る。
【0042】
[0049] ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含み得る。ネットワークコントローラ130は、たとえば、コアネットワーク中の1つまたは複数のデバイスを含み得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294を介して基地局110と通信し得る。
【0043】
[0050] 1つまたは複数のアンテナ(たとえば、アンテナ234a~234tおよび/またはアンテナ252a~252r)は、例の中でも、1つまたは複数のアンテナパネル、1つまたは複数のアンテナグループ、アンテナ要素の1つまたは複数のセット、ならびに/あるいは1つまたは複数のアンテナアレイを含み得るか、またはそれらの中に含まれ得る。アンテナパネル、アンテナグループ、アンテナ要素のセット、および/またはアンテナアレイは、(単一のハウジングまたは複数のハウジング内の)1つまたは複数のアンテナ要素、コプレーナアンテナ要素のセット、非コプレーナアンテナ要素のセット、ならびに/あるいは図2の1つまたは複数の構成要素などの1つまたは複数の送信および/または受信構成要素に結合された1つまたは複数のアンテナ要素を含み得る。
【0044】
[0051] アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータと、コントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、および/またはCQIを含む報告のための)制御情報とを受信し処理し得る。送信プロセッサ264は、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、DFT-s-OFDMまたはCP-OFDMのために)モデム254によってさらに処理され、基地局110に送信され得る。いくつかの例では、UE120のモデム254は、変調器と復調器とを含み得る。いくつかの例では、UE120はトランシーバを含む。トランシーバは、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、および/またはTX MIMOプロセッサ266の任意の組合せを含み得る。トランシーバは、(たとえば、図6図10を参照しながら)本明細書で説明される方法のいずれかの態様を実施するために、プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ280)とメモリ282とによって使用され得る。
【0045】
[0052] 基地局110において、UE120および/または他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、モデム232(たとえば、モデム232の、DEMODとして示されている復調器構成要素)によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器236によって検出され、UE120によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を取得するために、受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含み得、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。基地局110は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク通信のために1つまたは複数のUE120をスケジュールするためのスケジューラ246を含み得る。いくつかの例では、基地局110のモデム232は、変調器と復調器とを含み得る。いくつかの例では、基地局110はトランシーバを含む。トランシーバは、アンテナ234、モデム232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、および/またはTX MIMOプロセッサ230の任意の組合せを含み得る。トランシーバは、(たとえば、図6図10を参照しながら)本明細書で説明される方法のいずれかの態様を実施するために、プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ240)とメモリ242とによって使用され得る。
【0046】
[0053] 図2の基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または任意の他の構成要素は、本明細書の他の場所でより詳細に説明されるように、NTN SIBのブロードキャスティングに関連する1つまたは複数の技法を実施し得る。いくつかの態様では、本明細書で説明されるNTNエンティティは、基地局110であるか、基地局110中に含まれるか、あるいは図2に示されている基地局110の1つまたは複数の構成要素を含む。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他の構成要素は、たとえば、図7のプロセス700、図8のプロセス800、および/または本明細書で説明される他のプロセスの動作を実施または指示し得る。メモリ242とメモリ282とは、それぞれ基地局110とUE120とのためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。いくつかの例では、メモリ242および/またはメモリ282は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令(たとえば、コードおよび/またはプログラムコード)を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。たとえば、1つまたは複数の命令は、基地局110および/またはUE120の1つまたは複数のプロセッサによって(たとえば、直接的に、あるいはコンパイル、コンバート、および/または解釈の後に)実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサ、UE120、および/または基地局110に、たとえば、図7のプロセス700、図8のプロセス800、および/または本明細書で説明される他のプロセスの動作を実施または指示させ得る。いくつかの例では、命令を実行することは、例の中でも、命令を起動すること、命令をコンバートすること、命令をコンパイルすること、および/または命令を解釈することを含み得る。
【0047】
[0054] いくつかの態様では、UE120は、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを取得するための手段、ならびに/あるいはNTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを取得するための手段を含む。UE120が本明細書で説明される動作を実施するための手段は、たとえば、通信マネージャ140、アンテナ252、モデム254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、コントローラ/プロセッサ280、またはメモリ282のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0048】
[0055] いくつかの態様では、基地局110、または別のNTNエンティティは、UEへの送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを出力するための手段、ならびに/あるいはUEへの送信のために、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを出力するための手段を含む。基地局110、または別のNTNエンティティが、本明細書で説明される動作を実施するための手段は、たとえば、通信マネージャ150、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、モデム232、アンテナ234、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、またはスケジューラ246のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0049】
[0056] 図2のブロックは別個の構成要素として示されているが、ブロックに関して上述された機能は、単一のハードウェア、ソフトウェア、もしくは組合せ構成要素で、または構成要素の様々な組合せで実装され得る。たとえば、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、および/またはTX MIMOプロセッサ266に関して説明された機能は、コントローラ/プロセッサ280によって、またはその制御下で実施され得る。
【0050】
[0057] 上記のように、図2は一例として提供されている。他の例は、図2に関して説明されたものとは異なり得る。
【0051】
[0058] 本開示による、図3は、NTNにおける再生的衛星展開の一例300と透過的衛星展開の一例310とを示す図である。
【0052】
[0059] 例300は再生的衛星展開を示す。例300において、UE120は、サービスリンク330を介して衛星320によってサービスされる。たとえば、衛星320は、基地局110(たとえば、基地局110a)またはgNBを含み得る。いくつかの態様では、衛星320は、非地上系基地局、再生的リピータ、またはオンボード処理リピータと呼ばれることがある。いくつかの態様では、衛星320は、アップリンク無線周波数信号を復調し得、アップリンク無線信号から導出されたベースバンド信号を変調してダウンリンク無線周波数送信を生成し得る。衛星320は、サービスリンク330上でダウンリンク無線周波数信号を送信し得る。衛星320は、UE120をカバーするセルを提供し得る。
【0053】
[0060] 例310は、ベントパイプ衛星展開(bent-pipe satellite deployment)と呼ばれることもある、透過的衛星展開を示す。例310において、UE120は、サービスリンク330を介して衛星340によってサービスされる。衛星340は透過的衛星であり得る。衛星340は、ゲートウェイ350からフィーダリンク360を介して受信された信号を中継し得る。たとえば、衛星は、アップリンク無線周波数送信を受信し得、アップリンク無線周波数送信を復調することなしにダウンリンク無線周波数送信を送信し得る。いくつかの態様では、衛星は、サービスリンク330上で受信されたアップリンク無線周波数送信を、フィーダリンク360上でのアップリンク無線周波数送信の周波数に周波数コンバートし得、アップリンク無線周波数送信を増幅および/またはフィルタ処理し得る。いくつかの態様では、例300と例310とに示されているUE120は、全地球航法衛星システム(GNSS)能力または全地球測位システム(GPS)能力に関連付けられ得るが、すべてのUEがそのような能力を有するとは限らない。衛星340は、UE120をカバーするセルを提供し得る。
【0054】
[0061] サービスリンク330は、衛星340とUE120との間のリンクを含み得、アップリンクまたはダウンリンクのうちの1つまたは複数を含み得る。フィーダリンク360は、衛星340とゲートウェイ350との間のリンクを含み得、(たとえば、UE120からゲートウェイ350への)アップリンクまたは(たとえば、ゲートウェイ350からUE120への)ダウンリンクのうちの1つまたは複数を含み得る。サービスリンク330のアップリンクは、(図3に示されていない)参照番号330-Uによって示され得、サービスリンク330のダウンリンクは、(図3に示されていない)参照番号330-Dによって示され得る。同様に、フィーダリンク360のアップリンクは、(図3に示されていない)参照番号360-Uによって示され得、フィーダリンク360のダウンリンクは、(図3に示されていない)参照番号360-Dによって示され得る。
【0055】
[0062] フィーダリンク360とサービスリンク330とは、衛星320および340の移動と、潜在的にUE120の移動とにより、ドップラー効果をそれぞれ経験し得る。これらのドップラー効果は、地上波ネットワークにおけるよりも著しく大きくなることがある。フィーダリンク360に対するドップラー効果は、ある程度補償され得るが、何らかの量の補償されていない周波数誤差に依然として関連付けられ得る。さらに、ゲートウェイ350は残余周波数誤差に関連付けられ得、および/または衛星320/340はオンボード周波数誤差に関連付けられ得る。周波数誤差のこれらのソースは、UE120における受信ダウンリンク周波数をターゲットダウンリンク周波数からドリフトさせ得る。
【0056】
[0063] 上記のように、図3は一例として提供されている。他の例は、図3に関して説明されたものとは異なり得る。
【0057】
[0064] 図4は、本開示による、システム情報スケジューリングの例400を示す図である。
【0058】
[0065] 基地局は、基地局によってカバーされるUEにシステム情報(SI:system information)を提供し得る。SIは、UEと基地局との間の通信のための(たとえば、マスタ情報ブロック中の)物理レイヤ情報、(たとえば、SIBタイプ1(SIB1)中の)アクセス情報、ならびに/あるいは(たとえば、1つまたは複数の他のタイプのSIB中の)他の情報を含み得る。1つまたは複数のSIBがSIメッセージ中で搬送され得る。たとえば、SIB1はSIメッセージ中で単独で搬送され得、1つまたは複数の他のSIBは別のSIメッセージ中で搬送され得る。
【0059】
[0066] SIB1を搬送するSIメッセージは、固定時間ロケーションにおいて送信され得、これにより、SIB1の識別が容易になり得る。いくつかの例では、SIB1は、他のSIメッセージのためのスケジューリング情報を搬送し、これらの他のSIメッセージは、重複しないスケジューリングウィンドウ(たとえば、互いにまたはSIB1のウィンドウと重複しないスケジューリングウィンドウ)中に送信される。したがって、UEが、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)中で、SIメッセージを識別するダウンリンク制御情報(DCI)を受信したとき、UEは、SIB1のスケジューリング情報によって示されるスケジューリングウィンドウに少なくとも部分的に基づいて、どのSIメッセージがスケジュールされているかを知り得る。
【0060】
[0067] SIB1のスケジューリング情報は、SIメッセージの共通パラメータである、SIウィンドウ長(たとえば、si-WindowLength)を示し得る。すなわち、SIウィンドウ長は、すべてのスケジュールされたSIメッセージについて同じである。SIウィンドウ長は、送信されるべき(たとえば、1つまたは複数のSIBを搬送し得る)SIBメッセージをUEが期待することができるSIウィンドウの長さを定義し得る。UEは、SIウィンドウの開始の時間ロケーションを決定するために、特定の式を使用し得る。SIウィンドウ中に、UEは、SIメッセージを受信するためにPDCCHを探索し得る(たとえば、SI無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)を使用して制御通信の復号を実施し得る)。SIB1中のスケジューリング情報はまた、SIメッセージごとに、連続するSIウィンドウの間の時間ギャップを識別するSI周期性(たとえば、si-Periodicity)を示し得る(たとえば、各SIメッセージは、別々に構成されたSI周期性を有し得る)。
【0061】
[0068] SIメッセージ中の情報に対する変化は、(SIメッセージが地震および津波警報システム(ETWS)、商用モバイルアラートシステム(CMAS)、測位支援データ、SIBタイプ9(SIB9)などのためでない限り)SI修正期間の来るべき境界の後にのみ発生し得る。(たとえば、SIメッセージ中の情報に対する変化なしの)SIメッセージの繰り返しまたは再送信のために、複数のSIウィンドウがSI修正境界の間に発生し得る。
【0062】
[0069] 図4に示されているように、SI修正期間の境界は、SFN mod m=0である、システムフレーム番号(SFN)値によって定義され得、ここで、mは、SI修正期間中の無線フレームの番号である。いくつかの態様では、mの値は、2、4、8、または16の値を有し得る、構成された係数値(たとえば、modificationPeriodCoeff)と、32、64、128、または256個の無線フレームの値を有し得る、デフォルトページングサイクル(たとえば、PagingCycle)とに基づいて決定され得る。たとえば、図示のように、構成された係数値が2であり、デフォルトページングサイクルが64個の無線フレームである場合、SI修正期間は、(たとえば、1.28秒に対応する)128個の無線フレームを含み得る。この例を続けると、新しいSIB1は、(たとえば、SI修正期間境界の後の)SFN mod 128=0において獲得され得る。UEがSI修正期間境界より前にSI更新通知を受信した場合、UEは、SI修正期間境界の後に、新しいSIB1を獲得し得る。UEがSI更新通知を受信した場合、UEは、SI修正期間の後に、SIスケジューリング情報および/または値タグ(たとえば、valueTag)パラメータに対する変化について検査すべきとのSIB1を受信し得る。UEによって格納されたSIB1が有効である(すなわち、SIB1変化通知が受信されない)場合、(たとえば、スケジューリングおよび/またはコンテンツのための)すべての他のSIBも有効である(たとえば、変化しない)と見なされ得る。
【0063】
[0070] 図4に示されているように、3つのSIメッセージがスケジュールされた場合、SI期間は、3つの重複しないSIウィンドウを含み得る。SIはまた、UEの要求に応じて送信され得、その場合、SIウィンドウは存在し得るが、SIメッセージはブロードキャストされない。SIウィンドウ内に、SIメッセージは、1回または複数回送信され得る。しかしながら、SIBは、単一のSIメッセージ中にのみ含められ、SIBは、多くとも一回SIメッセージ内に含められる。
【0064】
[0071] 上記のように、図4は一例として提供されている。他の例は、図4に関して説明されたものとは異なり得る。
【0065】
[0072] 図5は、本開示による、NTN固有のSIBの送信の例500を示す図である。(本明細書ではNTN SIBと呼ばれることがある)NTN固有のSIBは、NTNにおける通信の情報を搬送するSIBである。たとえば、NTN SIBは、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報を搬送し得る。フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、複数のUEに共通のフィーダリンクの全体または一部の往復遅延を示し得る。NTN SIBは、SIB1のSIBタイプ情報パラメータ(たとえば、SIB-TypeInfo)によって示され得る新しいSIBタイプであり得る。
【0066】
[0073] 図5に示されているように、SIウィンドウは、160個のスロットの長さ(w)を有し得、NTN SIBは、複数のスケジュールされたSIBのうちの第1のものであり得る(すなわち、NTN SIBについてn=1)。SI周期性(T)は、80ミリ秒(ms)から5.12秒の値として構成され得る。図5に示されているように、NTN SIBを含むSIメッセージの周期性(periodicity)は、640ms(たとえば、T=64個の無線フレーム)であり得る。言い換えれば、NTN SIBは、640msごとに更新されたエフェメリス情報および/または更新されたフィーダリンクタイミングアドバンス情報を有し得る。したがって、図示のように、UEは、SFN=0、SFN=64、またはSFN=128などにおいて、更新されたエフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報(たとえば、更新されたNTN SIB)を獲得し得る(たとえば、ここで、更新されたNTN SIBを獲得するためのスロット番号(a)は、スロットa=(n-1)w mod 10として表される)。
【0067】
[0074] しかしながら、SI修正期間が640msよりも大きい(たとえば、図示のように、m=128個の無線フレーム、または1.28秒である)場合、640msごとのNTN SIBの更新(update)は、現在のワイヤレスネットワークでは可能でない。したがって、ネットワークは、(たとえば、SI更新通知ページングメッセージを介して)UEに通知することなしにNTN SIBを更新することが可能であるべきである。言い換えれば、NTN SIBは、SIのスケジューリングパラメータに対する変化またはSIB1のバージョン(たとえば、systemInfoValueTag)に対する変化なしに変化し得る。
【0068】
[0075] 上記のように、図5は一例として提供されている。他の例は、図5に関して説明されたものとは異なり得る。
【0069】
[0076] エフェメリス情報は、NTNにおける衛星の軌道を記述し得る(たとえば、エフェメリス情報は、例の中でも、軌道パラメータが取られる時間を指定する基準時間(reference time)、またはいわゆる「エポック時間」、半長径の平方根、離心率、および/または傾斜角などのケプラー軌道パラメータ、ならびに/あるいは計算値からの平均運動差、赤経および/または傾斜の変化率、および/または1つもしくは複数のサインもしくはコサイン高調波補正項の振幅などの摂動パラメータなどのパラメータを含み得る)。たとえば、エフェメリス情報は、経時的な衛星の位置を予測するためにUEによって使用され得る式を示し得る。エフェメリス情報の最大修正周期性は、10秒から60秒であり得、エフェメリス情報の送信周期性は、(たとえば、初期アクセス遅延に少なくとも部分的に基づいて決定され得る)1秒未満であり得る。UEは、UEのアップリンクタイミング誤差バジェットおよび/またはUEに関連するエフェメリス予測誤差に少なくとも部分的に基づいて、エフェメリス情報をいつ読み取るべきかを決定し得る。
【0070】
[0077] フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、NTNのゲートウェイと衛星との間のフィーダリンクに関連する遅延により、UEによって使用されるべきタイミングアドバンスを示し得る。フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフト(timing drift)を伴わないフィーダリンクタイミングアドバンス(feeder link timing advance)(たとえば、経時的なタイミングドリフトを考慮しないタイミングアドバンス値)またはタイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンス(たとえば、経時的なタイミングドリフトを考慮するタイミングアドバンス式)を示し得る。
【0071】
[0078] タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスの修正周期性は、(たとえば、0.5msグラニュラリティを仮定して)20秒よりも大きくなり得、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスの送信周期性は、(たとえば、初期アクセス遅延に少なくとも部分的に基づいて決定され得る)1秒未満であり得る。UEは、タイミングドリフトを伴わないタイミングアドバンスの、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を、(たとえば、情報のシグナリング時間に対して遅延していることがある)情報の有効時間の前に読み取り得る。いくつかの例では、タイミングドリフトを伴わないタイミングアドバンスの、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、UEがタイミングアドバンスを決定するために使用することができる式を示し得、それにより、UEによるフィーダリンクタイミングアドバンス情報の読取りを低減し得る(たとえば、式は、30秒ごとに共通オフセットからの1スロットの増加を示し得る)。
【0072】
[0079] タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスの最大修正周期性は、FR1では10秒から20秒、またはFR2では2秒から5秒であり得、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスの送信周期性は、(たとえば、初期アクセス遅延に少なくとも部分的に基づいて決定され得る)1秒未満であり得る。(たとえば、タイミングドリフトを伴わない)共通タイミングアドバンスオフセットが使用される場合、UEは、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を、情報の更新時に直ちに読み取り得る。そうではなく、タイミングドリフトが使用される場合、UEは、情報の更新後のある時間期間の間、情報を読み取ることを遅延させ得る(ただし、UEの予測誤差は、この時間期間を越えると急速に悪化し得る)。
【0073】
[0080] 上記で説明されたように、(たとえば、タイミングドリフトを伴う)エフェメリス情報および/またはタイミングアドバンス情報を搬送するNTN SIBは、周期的に更新されるべきである。NTN SIBの更新周期性(update periodicity)は、NTN SIBのコンテンツの更新にもつながり得る、基準時間(たとえば、エポック時間)更新の必要性によって制約され得る。たとえば、UEによって使用される基準時間は、予測誤差を低減するために、メッセージの受信に対して最新の時間であるべきである(ネットワークによって実施されるエフェメリス予測は、ネットワークによる高性能な予測モデルの使用により、UEによって実施されるエフェメリス予測よりも正確になり得る)。いくつかの例では、基準時間(たとえば、エポック時間)は、シグナリングオーバーヘッドを低減するために、UEに暗黙的に示され得る。たとえば、基準時間は、(たとえば、NTN SIBの)ダウンリンク信号の境界に少なくとも部分的に基づき得る。
【0074】
[0081] エフェメリス情報がNTN SIBを介してSI期間ごとに更新される場合、NTN SIBの繰り返しが、SI期間内に送信され得る。ここで、SI期間内のNTN SIBの繰り返しは、同じ基準時間に関連付けられ得る。すなわち、単一の基準時間が、SI期間ごとに使用され得る。ネットワークは、最新のGNSS読取りに少なくとも部分的に基づいて、基準時間(たとえば、衛星を離れている期間内の第1の送信のスロットの終了における時間)におけるNTNの衛星の位置および/または速度を予測し得る。
【0075】
[0082] したがって、NTNでは、衛星の位置が地上に対して変化するにつれてSIパラメータを周期的に更新する必要性により、地上波ネットワークとは別様に扱われるいくつかのSIパラメータがある。たとえば、エフェメリス情報は、天空における衛星の軌道を記述するために使用されるので、エフェメリス情報は、概してNTNに固有であり、地上波ネットワークにはエフェメリスのようなSIパラメータはない。別の例では、フィーダリンクタイミングアドバンスも、衛星の位置に少なくとも部分的に基づき得るが、地上波ネットワークにおいて使用されるタイミングアドバンスは、衛星の移動を考慮する必要がない。
【0076】
[0083] 概して、1つまたは複数のSIパラメータが更新されたとき、UEは通常、ページングメッセージを介して通知され、UEは、次いで、1つまたは複数のSIパラメータをリフレッシュするために1つまたは複数のSIBを再取得することを期待される。しかしながら、SIパラメータが更新される必要があるときをUEに通知するためにページングメッセージを送信することは、シグナリングオーバーヘッドにつながり得、このことは、大きい伝搬遅延および/または衛星運動が、SIパラメータに対する頻繁な変化を潜在的にもたらすことにより、NTNでは特に問題になることがある。その上、エフェメリス情報およびフィーダリンクタイミングアドバンス情報など、NTNのためのSIパラメータは、SI修正期間が許可するよりも頻繁に更新される必要があることがある。そのようなSIパラメータが、必要な頻度で更新されない場合、UEが基地局または衛星との同期外れを起こし得ること、UEへのまたはそこからの通信が失敗し得ることなどが起こり得る。
【0077】
[0084] 本明細書で説明されるいくつかの技法および装置では、NTN SIBのスケジューリング情報は、SIB(たとえば、SIB1)中で提供され得る。いくつかの態様では、NTN SIBの更新期間(update period)、ならびにSI期間内のNTN SIBのための送信ウィンドウ(transmission window)は、SIB1中で示され得る。いくつかの態様では、SIB1は、NTN SIBの有効性持続時間(validity duration)および/または精度(accuracy)のインジケーションを含み得る。いくつかの態様では、SIB1は、PDCCHを介してNTN SIBをスケジュールする必要性を回避するために、NTN SIBのためのリソース割振り(resource allocation)および/またはMCSを含み得る。
【0078】
[0085] 本明細書で説明される技法は、ページングメッセージを介してSI更新手順をトリガすることなしに、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新を可能にする。たとえば、UEは、SIB1中のスケジューリング情報に従って、ページングを介したUEへの通知なしに、更新されたエフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報を獲得し得る。このようにして、シグナリングオーバーヘッドは低減される。その上、上記で説明されたように、UEは、PDCCHを介してではなく、SIB1中でNTN SIBのためのリソース割振りを受信し、それにより、シグナリングオーバーヘッドをさらに低減し得る。
【0079】
[0086] 図6は、本開示による、NTN SIBのブロードキャスティングに関連する例600を示す図である。図6に示されているように、例600は、NTNエンティティ605とUE120との間の通信を含む。いくつかの態様では、NTNエンティティ605とUE120とは、ワイヤレスネットワーク100(たとえば、NTN)などのワイヤレスネットワーク中に含まれ得る。いくつかの態様では、NTNエンティティ605は、NTNの基地局110、NTNのゲートウェイ350、NTNの衛星320、NTNの衛星340などであり得る。
【0080】
[0087] 参照番号610によって示されるように、NTNエンティティ605は、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを送信し得、UE120は、それを受信し得る。本明細書で説明されるように、NTN SIBは、(たとえば、タイミングドリフトを伴うタイミングアドバンスまたはタイミングドリフトを伴わないタイミングアドバンスの)エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの態様では、情報を示すSIBは、アクセス情報をも搬送し得る。たとえば、情報を示すSIBは、SIB1であり得る。
【0081】
[0088] いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、(たとえば、1つまたは複数のNTN SIBを含むSIメッセージの)1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示し得、ならびに/あるいは(たとえば、1つまたは複数のNTN SIBを含むSIメッセージの)1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ(本明細書ではスケジューリングウィンドウまたはSIウィンドウとも呼ばれる)を示し得る。更新周期性は、本明細書で説明されるように、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報が更新される、SI周期性であり得る。更新期間は、本明細書で説明されるように、更新周期性によって定義され、(たとえば、1つまたは複数のNTN SIBを含むSIメッセージの)1つまたは複数のNTN SIBの繰り返しまたは再送信のための1つまたは複数の送信ウィンドウを含む、SI期間であり得る。SIBは、SIB中で示される1つまたは複数の非NTN SIBに関係する情報(たとえば、更新周期性および/または送信ウィンドウ)とは別個に(たとえば、その情報とは異なるパラメータタイプを使用して)、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報(たとえば、更新周期性および/または送信ウィンドウ)を示し得る。
【0082】
[0089] NTN SIBの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)通信をスケジュールするためにPDCCHが使用される態様では、送信ウィンドウは、NTNエンティティ605が、PDSCH通信をスケジュールするPDCCH通信を送信し、UE120がそれを受信するためであり得る(たとえば、送信ウィンドウはPDCCH復号のためである)。PDCCHが使用されない態様では、送信ウィンドウは、NTNエンティティ605がNTN SIBのPDSCH通信(たとえば、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のPDSCH通信)を送信し、UE120がそれを受信するためであり得る。
【0083】
[0090] いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBの(たとえば、更新周期性が示されない場合に使用される)デフォルト更新周期性は、1つまたは複数の非NTN SIB(たとえば、SIBタイプ2(SIB2)、SIBタイプ3(SIB3)など)の周期性(たとえば、デフォルト周期性またはSIB1での示された周期性)と同じであり得る。いくつかの態様では、更新期間内の、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しは、同じ基準時間(たとえば、エポック時間など)に関連付けられ得る。たとえば、単一の更新期間中に送信されるエフェメリス情報のSIメッセージは、同じ基準時間を使用し得る。しかしながら、更新期間内に送信される異なるSIBまたは情報要素は、異なる基準時間に関連付けられ得る。
【0084】
[0091] いくつかの態様では、(たとえば、同じ基準時間に関連付けられたNTN SIBの1つまたは複数の繰り返しのための)NTN SIBの基準時間は、更新期間内の(たとえば、衛星に関する)特定のダウンリンク送信時点(particular downlink transmit timepoint)に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、エフェメリス情報のSIメッセージの基準時間は、NTNの衛星における、更新期間内の、特定のダウンリンク時点であり得る。基準時間のために使用されるダウンリンク送信時点は、本明細書で説明されるように、UE120への基準時間の暗黙的インジケーションをそれによって可能にするように、UE120のために構成されるか、指定されるか、または他の方法でプロビジョニングされ得る。ダウンリンク送信時点は、たとえば送信ウィンドウが指定された場合は、衛星における更新期間の第1の送信ウィンドウの(たとえば、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報を搬送する)NTN SIBを搬送するPDSCHの最後のダウンリンクスロットの終了であり得る。ダウンリンク送信時点、たとえば送信ウィンドウが指定されない場合は、衛星における更新期間の第1のダウンリンクスロットの終了であり得る。
【0085】
[0092] いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、UE120におけるNTN SIBの受信のためのリソース割振りおよび/またはMCSを示し得る。このようにして、UE120は、情報中で示されるリソース割振りおよび/またはMCSに少なくとも部分的に基づいてNTN SIBのPDSCH通信を受信することができ、PDCCHは、PDSCH通信をスケジュールするために使用される必要がない。リソース割振りの、時間領域リソース割振り(time domain resource allocation)は、1つまたは複数のNTN SIBのための送信ウィンドウの開始に関してであり得る(たとえば、それを基準とし得る)。いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズ(message size)を示し得る。たとえば、NTN SIBが可変メッセージサイズを使用し得る場合、情報は、メッセージサイズのインジケーションを含み得る。
【0086】
[0093] いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、1つまたは複数のNTN SIBの(たとえば、サブキャリア間隔ごとに特定の精度を基準とした)有効性持続時間および/または精度を示し得る。有効性持続時間および/または精度は、更新期間のユニットで示され得る(たとえば、更新期間の乗数として示され得る)。いくつかの態様では、情報は、エフェメリス情報の第1の有効性持続時間および/または第1の精度と、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間および/または第2の精度とを示し得る。
【0087】
[0094] いくつかの態様では、本明細書で説明される、1つまたは複数の非NTN SIB(たとえば、SIB2、SIB3など)のスケジューリング情報を示すための機構(たとえば、SIB1におけるsi-Periodicityパラメータ)は、1つまたは複数のNTN SIBのスケジューリング情報を示すためにも使用され得る。たとえば、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用されるSIBのパラメータタイプ(たとえば、si-Periodicityパラメータタイプ)を使用して1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示し得る。言い換えれば、NTN SIBの更新期間は、別のSIBのSI期間と同様に(たとえば、SIB1において)定義され得る。更新期間は、ランダムアクセスチャネル(RACH)遅延に適応するのに十分小さいサイズを有し得る。いくつかの態様では、1つまたは複数のSIウィンドウ(たとえば、SI期間の第1のSIウィンドウおよび第3のSIウィンドウ)は、NTN SIBの送信のために指定または定義され得る。
【0088】
[0095] いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、UE120によって格納されたテーブル中のエントリの識別子を示し得る。テーブル(たとえば、ルックアップテーブル)は、NTN SIBの更新周期性、NTN SIBの更新期間内の送信ウィンドウ(たとえば、NTN SIBのPDCCHまたはPDSCH)、NTN SIBのための時間領域リソース割振り、NTN SIBのための周波数領域リソース割振り(frequency domain resource allocation)、NTN SIBのためのMCS、ならびに/あるいはNTN SIBのメッセージサイズの様々な組合せを識別し得る。したがって、識別子は、テーブルに従って、NTN SIBの更新周期性、NTN SIBの更新期間内の送信ウィンドウ、NTN SIBのための時間領域リソース割振り、NTN SIBのための周波数領域リソース割振り、NTN SIBのためのMCS、および/またはNTN SIBのメッセージサイズの特定の組合せを示し得る。
【0089】
[0096] いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBは、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含み得る(たとえば、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とは、1つのNTN SIB中で一緒に送られ得る)。いくつかの態様では、1つまたは複数のNTN SIBは、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とをそれぞれ含む複数のNTN SIBを含み得る(たとえば、エフェメリス情報は第1のNTN SIB中で送られ得、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は第2のNTN SIB中で送られ得る)。
【0090】
[0097] いくつかの態様では、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスを示す場合、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、(たとえば、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とが1つのNTN SIB中で一緒に送られたとき)エフェメリス情報およびフィーダリンクタイミングアドバンス情報の有効性持続時間および/または精度のそれぞれのインジケーションを提供し得る。たとえば、情報は、上記で説明されたように、エフェメリス情報の第1の有効性持続時間および/または第1の精度と、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間および/または第2の精度とを示し得る。いくつかの態様では、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す場合、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性は、(たとえば、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とが1つのNTN SIB中で一緒に送られたとき)エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性は、エフェメリス情報の更新周期性のユニットで示され得る。
【0091】
[0098] いくつかの態様では、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す場合、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し得る(たとえば、フィーダリンクタイミングアドバンス情報はNTN SIB中で示されるのではなく、SIB1がそのような情報を示す)。ここで、フィーダリンクタイミングアドバンス情報に対する更新は、本明細書で説明されるように、システム情報更新手順(system information update procedure)を使用し得る。いくつかの態様では、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す場合、1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報は、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間を示し得る(が、たとえば、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の有効性持続時間および/または精度を示さないことがある)。
【0092】
[0099] いくつかの態様では、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す場合、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の(たとえば、UE120による)適用時間は、更新期間中の1つまたは複数のNTN SIBの第1のPDSCH通信の最後のスロット番号(m)、あるいは更新期間中の、1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの、第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号(m)と、システムスケジューリングオフセット値(system scheduling offset value)(Koffset)とに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、フィーダリンクタイミングアドバンス(たとえば、共通オフセット)の適用時間は、アップリンクスロット番号m+Koffset+xであり得、ここで、xは、1または2などの定数値である。
【0093】
[0100] 本明細書で説明されるように、NTN SIBの更新周期性は、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報が更新される周期性を示し得る。したがって、1つまたは複数のNTN SIBに対する更新は、システム情報更新手順をトリガすることなしに(たとえば、それをトリガすることに依存せずに)、(更新された)エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報を含み得る。すなわち、更新は、本明細書で説明されるように、SIB修正と、関連するページングとをトリガしない。
【0094】
[0101] 参照番号615によって示されるように、SIB中の(たとえば、SIB1中の)1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報に少なくとも部分的に基づいて、NTNエンティティ605は、1つまたは複数のNTN SIBを送信し、UE120はそれを受信し得る。たとえば、UE120は、示された更新周期性に従って(たとえば、更新周期性に従って更新期間内に)、1つまたは複数の示された送信ウィンドウに従って、示されたリソース割振りおよび/またはMCSに従ってなどして、1つまたは複数のNTN SIBを受信し得る。本明細書で説明されるように、各更新期間中に(たとえば、SI更新通知ページングなしで)、UE120は、更新されたエフェメリス情報および/または更新されたフィーダリンクタイミングアドバンス情報を含む、1つまたは複数の更新されたNTN SIBを受信し得る。
【0095】
[0102] 参照番号620によって示されるように、UE120とNTNエンティティ605とは、1つまたは複数のNTN SIBに少なくとも部分的に基づいて通信し得る。すなわち、UE120とNTNエンティティ605とは、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報に少なくとも部分的に基づいて通信し得る。たとえば、UE120は、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報を使用して(たとえば、本明細書で説明されるように、基準時間、有効性持続時間、および/または精度に従って)NTNエンティティ605と通信し得る。
【0096】
[0103] 上記に示されるように、図6は一例として提供されている。他の例は、図6に関して説明されたものとは異なり得る。
【0097】
[0104] 図7は、本開示による、たとえば、UEによって実施される、例示的なプロセス700を示す図である。例示的なプロセス700は、UE(たとえば、UE120)がNTN SIBのブロードキャスティングに関連する動作を実施する例である。
【0098】
[0105] 図7に示されているように、いくつかの態様では、プロセス700は、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを受信することを含み得る(ブロック710)。たとえば、UEは(たとえば、図9に示される、通信マネージャ140および/または受信構成要素902を使用して)、上記で説明されたように、NTNのエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを受信し得る。
【0099】
[0106] 図7にさらに示されているように、いくつかの態様では、プロセス700は、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを受信することを含み得る(ブロック720)。たとえば、UEは(たとえば、図9に示されている、通信マネージャ140および/または受信構成要素902を使用して)、上記で説明されたように、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを受信し得る。
【0100】
[0107] プロセス700は、以下で説明される、および/または本明細書の他の場所で説明される1つまたは複数の他のプロセスに関する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなど、追加の態様を含み得る。
【0101】
[0108] 第1の態様では、情報は、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す。
【0102】
[0109] 第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、1つまたは複数の送信ウィンドウは、1つまたは複数のNTN SIBをスケジュールするPDCCH通信の受信のためである。
【0103】
[0110] 第3の態様では、単独であるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数の送信ウィンドウは、1つまたは複数のNTN SIBのPDSCH通信の受信のためである。
【0104】
[0111] 第4の態様では、単独であるいは第1から第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBのデフォルト更新周期性は、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性と同じである。
【0105】
[0112] 第5の態様では、単独であるいは第1から第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、更新期間内の、1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しは、同じ基準時間に関連付けられる。
【0106】
[0113] 第6の態様では、単独であるいは第1から第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBのための基準時間は、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく。
【0107】
[0114] 第7の態様では、単独であるいは第1から第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振りまたはMCSのうちの少なくとも1つを示す。
【0108】
[0115] 第8の態様では、単独であるいは第1から第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、リソース割振りの時間領域リソース割振りは、1つまたは複数のNTN SIBのための送信ウィンドウの開始に関してである。
【0109】
[0116] 第9の態様では、単独であるいは第1から第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズをさらに示す。
【0110】
[0117] 第10の態様では、単独であるいは第1から第9の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間または精度のうちの少なくとも1つを示す。
【0111】
[0118] 第11の態様では、単独であるいは第1から第10の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用されるSIBのパラメータタイプを使用して1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す。
【0112】
[0119] 第12の態様では、単独であるいは第1から第11の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBに対する更新は、システム情報更新手順をトリガすることなしに、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0113】
[0120] 第13の態様では、単独であるいは第1から第12の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、テーブルに従って、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性、1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ、1つまたは複数のNTN SIBのための時間領域リソース割振り、1つまたは複数のNTN SIBのための周波数領域リソース割振り、MCS、あるいは1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズのうちの1つまたは複数を示す識別子を示す。
【0114】
[0121] 第14の態様では、単独であるいは第1から第13の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBは、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む。
【0115】
[0122] 第15の態様では、単独であるいは第1から第14の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報は、エフェメリス情報の第1の有効性持続時間または第1の精度のうちの少なくとも1つと、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間または第2の精度のうちの少なくとも1つとを示す。
【0116】
[0123] 第16の態様では、単独であるいは第1から第15の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性は、エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づく。
【0117】
[0124] 第17の態様では、単独であるいは第1から第16の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBは、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とをそれぞれ含む複数のNTN SIBを含む。
【0118】
[0125] 第18の態様では、単独であるいは第1から第17の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す。
【0119】
[0126] 第19の態様では、単独であるいは第1から第18の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報は、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す。
【0120】
[0127] 第20の態様では、単独であるいは第1から第19の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間は、1つまたは複数のNTN SIBの第1のPDSCH通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく。
【0121】
[0128] 図7は、プロセス700の例示的なブロックを示しているが、いくつかの態様では、プロセス700は、追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、または図7に示されたものとは異なるように構成されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス700のブロックのうちの2つ以上が並列に実施され得る。
【0122】
[0129] 図8は、本開示による、たとえば、NTNエンティティによって実施される、例示的なプロセス800を示す図である。例示的なプロセス800は、NTNエンティティ(たとえば、基地局110、衛星320、衛星340、ゲートウェイ350など)がNTN SIBのブロードキャスティングに関連する動作を実施する例である。
【0123】
[0130] 図8に示されているように、いくつかの態様では、プロセス800は、UEに、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを送信することを含み得る(ブロック810)。たとえば、NTNエンティティは(たとえば、図10に示される、通信マネージャ150および/または送信構成要素1004を使用して)、上記で説明されたように、UEに、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを送信し得る。
【0124】
[0131] 図8にさらに示されているように、いくつかの態様では、プロセス800は、UEに、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを送信することを含み得る(ブロック820)。たとえば、NTNエンティティは(たとえば、図10に示されている、通信マネージャ150および/または送信構成要素1004を使用して)、上記で説明されたように、UEに、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを送信し得る。
【0125】
[0132] プロセス800は、以下で説明される、および/または本明細書の他の場所で説明される1つまたは複数の他のプロセスに関する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなど、追加の態様を含み得る。
【0126】
[0133] 第1の態様では、情報は、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す。
【0127】
[0134] 第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、1つまたは複数の送信ウィンドウは、1つまたは複数のNTN SIBをスケジュールするPDCCH通信の送信のためである。
【0128】
[0135] 第3の態様では、単独であるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数の送信ウィンドウは、1つまたは複数のNTN SIBのPDSCH通信の送信のためである。
【0129】
[0136] 第4の態様では、単独であるいは第1から第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBのデフォルト更新周期性は、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性と同じである。
【0130】
[0137] 第5の態様では、単独であるいは第1から第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、更新期間内の、1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しは、同じ基準時間に関連付けられる。
【0131】
[0138] 第6の態様では、単独であるいは第1から第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBのための基準時間は、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく。
【0132】
[0139] 第7の態様では、単独であるいは第1から第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振りまたはMCSのうちの少なくとも1つを示す。
【0133】
[0140] 第8の態様では、単独であるいは第1から第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、リソース割振りの時間領域リソース割振りは、1つまたは複数のNTN SIBのための送信ウィンドウの開始に関してである。
【0134】
[0141] 第9の態様では、単独であるいは第1から第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズをさらに示す。
【0135】
[0142] 第10の態様では、単独であるいは第1から第9の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間または精度のうちの少なくとも1つを示す。
【0136】
[0143] 第11の態様では、単独であるいは第1から第10の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用されるSIBのパラメータタイプを使用して1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す。
【0137】
[0144] 第12の態様では、単独であるいは第1から第11の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBに対する更新は、システム情報更新手順をトリガすることなしに、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
[0145] 第13の態様では、単独であるいは第1から第12の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、テーブルに従って、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性、1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ、1つまたは複数のNTN SIBのための時間領域リソース割振り、1つまたは複数のNTN SIBのための周波数領域リソース割振り、MCS、あるいは1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズのうちの1つまたは複数を示す識別子を示す。
【0139】
[0146] 第14の態様では、単独であるいは第1から第13の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBは、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む。
【0140】
[0147] 第15の態様では、単独であるいは第1から第14の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報は、エフェメリス情報の第1の有効性持続時間または第1の精度のうちの少なくとも1つと、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間または第2の精度のうちの少なくとも1つとを示す。
【0141】
[0148] 第16の態様では、単独であるいは第1から第15の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性は、エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づく。
【0142】
[0149] 第17の態様では、単独であるいは第1から第16の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のNTN SIBは、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とをそれぞれ含む複数のNTN SIBを含む。
【0143】
[0150] 第18の態様では、単独であるいは第1から第17の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す。
【0144】
[0151] 第19の態様では、単独であるいは第1から第18の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報は、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す。
【0145】
[0152] 第20の態様では、単独であるいは第1から第19の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間は、1つまたは複数のNTN SIBの第1のPDSCH通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく。
【0146】
[0153] 図8は、プロセス800の例示的なブロックを示しているが、いくつかの態様では、プロセス800は、追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、または図8に示されたものとは異なるように構成されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス800のブロックのうちの2つ以上が並列に実施され得る。
【0147】
[0154] 図9は、ワイヤレス通信のための例示的な装置900の図である。装置900はUEであり得るか、またはUEは装置900を含み得る。いくつかの態様では、装置900は、(たとえば、1つまたは複数のバスならびに/あるいは1つまたは複数の他の構成要素を介して)互いに通信していることがある、受信構成要素902と送信構成要素904とを含む。図示のように、装置900は、受信構成要素902と送信構成要素904とを使用して別の装置906(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに図示のように、装置900は、通信マネージャ140を含み得る。通信マネージャ140は、例の中でも、SI構成要素908を含み得る。
【0148】
[0155] いくつかの態様では、装置900は、図6に関して本明細書で説明された1つまたは複数の動作を実施するように構成され得る。追加または代替として、装置900は、図7のプロセス700など、本明細書で説明された1つまたは複数のプロセス、あるいはそれらの組合せを実施するように構成され得る。いくつかの態様では、図9に示されている装置900ならびに/あるいは1つまたは複数の構成要素は、図2に関して説明されたUEの1つまたは複数の構成要素を含み得る。追加または代替として、図9に示されている1つまたは複数の構成要素は、図2に関して説明された1つまたは複数の構成要素内に実装され得る。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、少なくとも部分的に、メモリに記憶されたソフトウェアとして実装され得る。たとえば、構成要素(または構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、構成要素の機能または動作を実施するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装され得る。
【0149】
[0156] 受信構成要素902は、装置906から、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素902は、受信された通信を装置900の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素902は、受信された通信に対して信号処理(例の中でも、フィルタ処理、増幅、復調、アナログデジタルコンバージョン、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実施し得、処理された信号を装置900の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素902は、図2に関して説明されたUEの、1つまたは複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、あるいはそれらの組合せを含み得る。
【0150】
[0157] 送信構成要素904は、装置906に、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を送信し得る。いくつかの態様では、装置900の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成し得、生成された通信を装置906への送信のために送信構成要素904に提供し得る。いくつかの態様では、送信構成要素904は、生成された通信に対して信号処理(例の中でも、フィルタ処理、増幅、変調、デジタルアナログコンバージョン、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実施し得、処理された信号を装置906に送信し得る。いくつかの態様では、送信構成要素904は、図2に関して説明されたUEの、1つまたは複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、あるいはそれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、送信構成要素904は、トランシーバ中で受信構成要素902とコロケートされ得る。
【0151】
[0158] 受信構成要素902は、NTNのエンティティ(たとえば、装置906)から、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを受信し得る。受信構成要素902は、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを受信し得る。受信構成要素902および/または送信構成要素904は、1つまたは複数のNTN SIBに少なくとも部分的に基づいてNTNエンティティと通信し得る。SI構成要素908は、1つまたは複数のNTN SIB中のSI(たとえば、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報)を処理、格納、適用などし得る。
【0152】
[0159] いくつかの例では、送信するか、出力するか、または送るための手段(あるいは送信のために出力するための手段)は、図2に関して上記で説明されたUEの、1つまたは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、あるいはそれらの組合せを含み得る。
【0153】
[0160] いくつかの例では、受信するための手段(または取得するための手段)は、図2に関して上記で説明されたUEの、1つまたは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、あるいはそれらの組合せを含み得る。
【0154】
[0161] いくつかの場合には、たとえば、信号および/またはデータを実際に送信するのではなく、デバイスは、送信のために信号および/またはデータを出力するためのインターフェース(出力するための手段)を有し得る。たとえば、プロセッサは、信号および/またはデータを、バスインターフェースを介して、送信のためにRFフロントエンドに出力し得る。同様に、信号および/またはデータを実際に受信するのではなく、デバイスは、別のデバイスから受信された信号および/またはデータを取得するためのインターフェース(取得するための手段)を有し得る。たとえば、プロセッサは、受信のためにRFフロントエンドから、バスインターフェースを介して、信号および/またはデータを取得(または受信)し得る。様々な態様では、RFフロントエンドは、図2の例に示されているものなど、送信および受信プロセッサ、送信および受信MIMOプロセッサ、変調器、復調器などを含む、様々な構成要素を含み得る。
【0155】
[0162] いくつかの例では、決定するための手段、取得するための手段、または送るための手段は、図2に関して上記で説明されたUEの、受信プロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せなど、様々な処理システム構成要素を含み得る。
【0156】
[0163] 図9に示されている構成要素の数および構成は、一例として提供されている。実際には、追加の構成要素、より少数の構成要素、異なる構成要素、または図9に示されたものとは異なるように構成された構成要素が存在し得る。さらに、図9に示されている2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装され得、または図9に示されている単一の構成要素は、複数の分散された構成要素として実装され得る。追加または代替として、図9に示されている(1つまたは複数の)構成要素のセットは、図9に示されている構成要素の別のセットによって実施されるものとして説明された1つまたは複数の機能を実施し得る。
【0157】
[0164] 図10は、ワイヤレス通信のための例示的な装置1000の図である。装置1000は基地局または別のNTNエンティティであり得るか、あるいは基地局または別のNTNエンティティは装置1000を含み得る。いくつかの態様では、装置1000は、(たとえば、1つまたは複数のバスならびに/あるいは1つまたは複数の他の構成要素を介して)互いに通信していることがある、受信構成要素1002と送信構成要素1004とを含む。図示のように、装置1000は、受信構成要素1002と送信構成要素1004とを使用して別の装置1006(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに図示のように、装置1000は、通信マネージャ150を含み得る。通信マネージャ150は、例の中でも、SI構成要素1008を含み得る。
【0158】
[0165] いくつかの態様では、装置1000は、図6に関して本明細書で説明された1つまたは複数の動作を実施するように構成され得る。追加または代替として、装置1000は、図8のプロセス800など、本明細書で説明された1つまたは複数のプロセス、あるいはそれらの組合せを実施するように構成され得る。いくつかの態様では、図10に示されている装置1000ならびに/あるいは1つまたは複数の構成要素は、図2に関して説明された基地局の1つまたは複数の構成要素を含み得る。追加または代替として、図10に示されている1つまたは複数の構成要素は、図2に関して説明された1つまたは複数の構成要素内に実装され得る。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、少なくとも部分的に、メモリに記憶されたソフトウェアとして実装され得る。たとえば、構成要素(または構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、構成要素の機能または動作を実施するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装され得る。
【0159】
[0166] 受信構成要素1002は、装置1006から、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素1002は、受信された通信を装置1000の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素1002は、受信された通信に対して信号処理(例の中でも、フィルタ処理、増幅、復調、アナログデジタルコンバージョン、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実施し得、処理された信号を装置1000の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素1002は、図2に関して説明された基地局の、1つまたは複数のアンテナ、モデム、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、あるいはそれらの組合せを含み得る。
【0160】
[0167] 送信構成要素1004は、装置1006に、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を送信し得る。いくつかの態様では、装置1000の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成し得、生成された通信を装置1006への送信のために送信構成要素1004に提供し得る。いくつかの態様では、送信構成要素1004は、生成された通信に対して信号処理(例の中でも、フィルタ処理、増幅、変調、デジタルアナログコンバージョン、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実施し得、処理された信号を装置1006に送信し得る。いくつかの態様では、送信構成要素1004は、図2に関して説明された基地局の、1つまたは複数のアンテナ、モデム、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、あるいはそれらの組合せを含み得る。いくつかの態様では、送信構成要素1004は、トランシーバ中で受信構成要素1002とコロケートされ得る。
【0161】
[0168] 送信構成要素1004は、UE(たとえば、装置1006)に、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTN SIBに関係する情報を示すSIBを送信し得る。送信構成要素1004は、UEに、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを送信し得る。受信構成要素1002および/または送信構成要素1004は、1つまたは複数のNTN SIBに少なくとも部分的に基づいてUEと通信し得る。SI構成要素1008は、1つまたは複数のNTN SIBのSI(たとえば、エフェメリス情報および/またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報)を生成、処理、格納などし得る。
【0162】
[0169] いくつかの例では、送信するか、出力するか、または送るための手段(あるいは送信のために出力するための手段)は、図2に関して上記で説明された基地局または別のNTNエンティティの、1つまたは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、あるいはそれらの組合せを含み得る。
【0163】
[0170] いくつかの例では、受信するための手段(または取得するための手段)は、図2に関して上記で説明された基地局または別のNTNエンティティの、1つまたは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、あるいはそれらの組合せを含み得る。
【0164】
[0171] いくつかの場合には、たとえば、信号および/またはデータを実際に送信するのではなく、デバイスは、送信のために信号および/またはデータを出力するためのインターフェース(出力するための手段)を有し得る。たとえば、プロセッサは、信号および/またはデータを、バスインターフェースを介して、送信のためにRFフロントエンドに出力し得る。同様に、信号および/またはデータを実際に受信するのではなく、デバイスは、別のデバイスから受信された信号および/またはデータを取得するためのインターフェース(取得するための手段)を有し得る。たとえば、プロセッサは、受信のためにRFフロントエンドから、バスインターフェースを介して、信号および/またはデータを取得(または受信)し得る。様々な態様では、RFフロントエンドは、図2の例に示されているものなど、送信および受信プロセッサ、送信および受信MIMOプロセッサ、変調器、復調器などを含む、様々な構成要素を含み得る。
【0165】
[0172] いくつかの例では、決定するための手段、取得するための手段、または送るための手段は、図2に関して上記で説明された基地局または別のNTNエンティティの、受信プロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せなど、様々な処理システム構成要素を含み得る。
【0166】
[0173] 図10に示されている構成要素の数および構成は、一例として提供されている。実際には、追加の構成要素、より少数の構成要素、異なる構成要素、または図10に示されたものとは異なるように構成された構成要素が存在し得る。さらに、図10に示されている2つ以上の構成要素は、単一の構成要素内で実装され得、または図10に示されている単一の構成要素は、複数の分散された構成要素として実装され得る。追加または代替として、図10に示されている(1つまたは複数の)構成要素のセットは、図10に示されている構成要素の別のセットによって実施されるものとして説明された1つまたは複数の機能を実施し得る。
【0167】
[0174] 以下で、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0168】
[0175] 態様1:ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、NTNのエンティティから、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを取得することとを備える、方法。
【0169】
[0176] 態様2:情報が、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す、態様1の方法。
【0170】
[0177] 態様3:1つまたは複数の送信ウィンドウが、1つまたは複数のNTN SIBをスケジュールする物理ダウンリンク制御チャネル通信(physical downlink control channel communication)の受信のためである、態様2の方法。
【0171】
[0178] 態様4:1つまたは複数の送信ウィンドウが、1つまたは複数のNTN SIBの物理ダウンリンク共有チャネル通信(physical downlink shared channel communication)の受信のためである、態様2の方法。
【0172】
[0179] 態様5:1つまたは複数のNTN SIBのデフォルト更新周期性が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性と同じである、態様1~4のいずれかの方法。
【0173】
[0180] 態様6:更新期間内の、1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しが、同じ基準時間に関連付けられる、態様1~5のいずれかの方法。
【0174】
[0181] 態様7:1つまたは複数のNTN SIBのエフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、態様1~6のいずれかの方法。
【0175】
[0182] 態様8:情報が、1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振りまたは変調およびコーディング方式のうちの少なくとも1つを示す、態様1~7のいずれかの方法。
【0176】
[0183] 態様9:リソース割振りの時間領域リソース割振りが、1つまたは複数のNTN SIBのための送信ウィンドウの開始に関してである、態様8の方法。
【0177】
[0184] 態様10:情報が、1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズをさらに示す、態様8~9のいずれかの方法。
【0178】
[0185] 態様11:情報が、1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間または精度のうちの少なくとも1つを示す、態様1~10のいずれかの方法。
【0179】
[0186] 態様12:情報が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用されるSIBのパラメータタイプを使用して1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す、態様1または5~11のいずれかの方法。
【0180】
[0187] 態様13:エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、態様1~11のいずれかの方法。
【0181】
[0188] 態様14:情報が、テーブルに従って、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性、1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ、1つまたは複数のNTN SIBのための時間領域リソース割振り、1つまたは複数のNTN SIBのための周波数領域リソース割振り、変調およびコーディング方式、あるいは1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズのうちの1つまたは複数を示す識別子を示す、態様1、5~11、または13のいずれかの方法。
【0182】
[0189] 態様15:1つまたは複数のNTN SIBが、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、態様1~14のいずれかの方法。
【0183】
[0190] 態様16:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報が、エフェメリス情報の第1の有効性持続時間または第1の精度のうちの少なくとも1つと、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間または第2の精度のうちの少なくとも1つとを示す、態様15の方法。
【0184】
[0191] 態様17:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性が、エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づく、態様15の方法。
【0185】
[0192] 態様18:1つまたは複数のNTN SIBが、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とをそれぞれ含む複数のNTN SIBを含む、態様1~14のいずれかの方法。
【0186】
[0193] 態様19:情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、態様1~14のいずれかの方法。
【0187】
[0194] 態様20:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す、態様1~15または17~18のいずれかの方法。
【0188】
[0195] 態様21:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間が、1つまたは複数のNTN SIBの第1の物理ダウンリンク共有チャネル通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく、態様1~15、17~18、または20のいずれかの方法。
【0189】
[0196] 態様22:非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティにおけるワイヤレス通信の方法であって、ユーザ機器(UE)への送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを出力することと、UEへの送信のために、情報に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のNTN SIBを出力することとを備える、方法。
【0190】
[0197] 態様23:情報が、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す、態様22の方法。
【0191】
[0198] 態様24:1つまたは複数の送信ウィンドウが、1つまたは複数のNTN SIBをスケジュールする物理ダウンリンク制御チャネル通信の送信のためである、態様23の方法。
【0192】
[0199] 態様25:1つまたは複数の送信ウィンドウが、1つまたは複数のNTN SIBの物理ダウンリンク共有チャネル通信の送信のためである、態様23の方法。
【0193】
[0200] 態様26:1つまたは複数のNTN SIBのデフォルト更新周期性が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性と同じである、態様22~25のいずれかの方法。
【0194】
[0201] 態様27:更新期間内の、1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しが、同じ基準時間に関連付けられる、態様22~26のいずれかの方法。
【0195】
[0202] 態様28:1つまたは複数のNTN SIBのエフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、態様22~27のいずれかの方法。
【0196】
[0203] 態様29:情報が、1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振りまたは変調およびコーディング方式のうちの少なくとも1つを示す、態様22~28のいずれかの方法。
【0197】
[0204] 態様30:リソース割振りの時間領域リソース割振りが、1つまたは複数のNTN SIBのための送信ウィンドウの開始に関してである、態様29の方法。
【0198】
[0205] 態様31:情報が、1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズをさらに示す、態様29~30のいずれかの方法。
【0199】
[0206] 態様32:情報が、1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間または精度のうちの少なくとも1つを示す、態様22~31のいずれかの方法。
【0200】
[0207] 態様33:情報が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用されるSIBのパラメータタイプを使用して1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す、態様22または26~32のいずれかの方法。
【0201】
[0208] 態様34:エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、態様22~32のいずれかの方法。
【0202】
[0209] 態様35:情報が、テーブルに従って、1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性、1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ、1つまたは複数のNTN SIBのための時間領域リソース割振り、1つまたは複数のNTN SIBのための周波数領域リソース割振り、変調およびコーディング方式、あるいは1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズのうちの1つまたは複数を示す識別子を示す、態様22、26~32、または34のいずれかの方法。
【0203】
[0210] 態様36:1つまたは複数のNTN SIBが、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、態様22~35のいずれかの方法。
【0204】
[0211] 態様37:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報が、エフェメリス情報の第1の有効性持続時間または第1の精度のうちの少なくとも1つと、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間または第2の精度のうちの少なくとも1つとを示す、態様36の方法。
【0205】
[0212] 態様38:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性が、エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づく、態様36の方法。
【0206】
[0213] 態様39:1つまたは複数のNTN SIBが、エフェメリス情報とフィーダリンクタイミングアドバンス情報とをそれぞれ含む複数のNTN SIBを含む、態様22~35のいずれかの方法。
【0207】
[0214] 態様40:情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、態様22~35のいずれかの方法。
【0208】
[0215] 態様41:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す、態様22~36または38~39のいずれかの方法。
【0209】
[0216] 態様42:フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間が、1つまたは複数のNTN SIBの第1の物理ダウンリンク共有チャネル通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく、態様22~36、38~39、または41のいずれかの方法。
【0210】
[0217] 態様43:ワイヤレス通信のための装置であって、命令を備えるメモリと、命令を実行し、装置に態様1~21のうちの1つまたは複数の方法を実施させるように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備える、装置。
【0211】
[0218] 態様44:ユーザ機器(UE)であって、少なくとも1つの受信機と、命令を備えるメモリと、命令を実行し、UEに態様1~21のうちの1つまたは複数の方法を実施させるように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備え、ここにおいて、少なくとも1つの受信機が、SIBと1つまたは複数のNTN SIBとを受信するように構成された、UE。
【0212】
[0219] 態様45:態様1~21のうちの1つまたは複数の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信のための装置。
【0213】
[0220] 態様46:装置の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、装置に態様1~21のうちの1つまたは複数の方法を実施させる1つまたは複数の命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体。
【0214】
[0221] 態様47:ワイヤレス通信のための装置であって、命令を備えるメモリと、命令を実行し、装置に態様22~42のうちの1つまたは複数の方法を実施させるように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備える、装置。
【0215】
[0222] 態様48:非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティであって、少なくとも1つの送信機と、命令を備えるメモリと、命令を実行し、NTNのエンティティに態様22~42のうちの1つまたは複数の方法を実施させるように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備え、ここにおいて、少なくとも1つの送信機が、SIBと1つまたは複数のNTN SIBとを送信するように構成された、NTNのエンティティ。
【0216】
[0223] 態様49:態様22~42のうちの1つまたは複数の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信のための装置。
【0217】
[0224] 態様50:装置の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、装置に態様22~42のうちの1つまたは複数の方法を実施させる1つまたは複数の命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体。
【0218】
[0225] 上記の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的なものでも、態様を開示された正確な形態に限定するものでもない。修正および変形が、上記の開示に照らして行われてもよく、または態様の実践から取得されてもよい。
【0219】
[0226] 本明細書で使用される「構成要素」という用語は、ハードウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものである。「ソフトウェア」は、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、例の中でも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、および/または関数を意味すると広く解釈されるべきである。本明細書で使用される「プロセッサ」は、ハードウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装される。本明細書で説明されるシステムおよび/または方法は、ハードウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアとの組合せの異なる形態で実装され得ることが明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定しない。したがって、当業者であれば、ソフトウェアおよびハードウェアが、本明細書の説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計され得ることを理解されるので、本明細書では、システムおよび/または方法の動作および挙動について特定のソフトウェアコードを参照せずに説明されている。
【0220】
[0227] 本明細書で使用される「しきい値を満たすこと」は、コンテキストに応じて、値が、しきい値よりも大きいこと、しきい値よりも大きいかまたはそれに等しいこと、しきい値よりも小さいこと、しきい値よりも小さいかまたはそれに等しいこと、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指し得る。
【0221】
[0228] 特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において列挙され、および/または本明細書で開示されたが、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定するものではない。これらの特徴の多くは、具体的に特許請求の範囲において列挙されず、および/または本明細書で開示されない方法で組み合わされてよい。様々な態様の開示は、各従属請求項を、特許請求の範囲のセット内のあらゆる他の請求項との組合せで含む。本明細書で使用される項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a+b、a+c、b+c、およびa+b+c、ならびに複数の同じ要素の任意の組合せ(たとえば、a+a、a+a+a、a+a+b、a+a+c、a+b+b、a+c+c、b+b、b+b+b、b+b+c、c+c、およびc+c+c、またはa、b、およびcの任意の他の順序付け)を包含するものである。
【0222】
[0229] 本明細書で使用されるいかなる要素、動作、または命令も、明示的にそのように記載されない限り、重要または必須と解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用されることがある。さらに、本明細書で使用される冠詞「the」は、冠詞「the」とともに参照される1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用されることがある。さらに、本明細書で使用される「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用されることがある。ただ1つの項目が意図される場合、「ただ1つ」という句または同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用される「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、それらが修飾する要素を限定しないオープンエンドの用語であるものである(たとえば、Aを「有する」要素は、Bをも有し得る)。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものである。また、本明細書で使用される「または」という用語は、連続して使用されるときに包含的であるものであり、別段に明記されていない限り(たとえば、「いずれか」または「のうちの1つのみ」と組み合わせて使用される場合)「および/または」と互換的に使用されることがある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-02-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための装置であって、
命令を備える1つまたは複数のメモリと、
前記命令を実行し、前記装置に、
1つまたは複数の非地上系ネットワーク(NTN)システム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、
前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを取得することと、前記1つまたは複数のNTN STBは、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含む、
前記1つまたは複数のNTN SIBに少なくとも部分的に基づいてNTNの1つまたは複数のエンティティと通信することと、ここにおいて、
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づくこと、
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しないこと、あるいは、
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含むこと、
のうちの少なくとも1つである、
を行わせるように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、装置。
【請求項2】
前記エフェメリス情報の前記基準時間が、前記特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の前記基準時間が、前記特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する前記更新が、前記システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBを取得するためのリソース割振り、前記1つまたは複数のNTN SIBを取得するための変調およびコーディング方式、前記1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズ、前記1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間、あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの精度のうちの少なくとも1つを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記情報が、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わない前記フィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記SIBと前記1つまたは複数のNTN SIBとを受信するように構成された受信機をさらに備え、ここにおいて、前記装置が、ユーザ機器(UE)として構成された、
請求項1に記載の装置。
【請求項11】
ワイヤレス通信のための1つまたは複数の装置であって、
命令を備える1つまたは複数のメモリと、
前記命令を実行し、前記1つまたは複数の装置に、
ユーザ機器(UE)への送信のために、1つまたは複数の非地上系ネットワーク(NTN)システム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを出力することと、
前記UEへの送信のために、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを出力することと、前記1つまたは複数のNTN STBは、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含む、
前記1つまたは複数のNTN SIBに少なくとも部分的に基づいて前記UEと通信することと、ここにおいて、
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づくこと、
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しないこと、あるいは、
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含むこと、
のうちの少なくとも1つである、
を行わせるように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、1つまたは複数の装置。
【請求項12】
前記エフェメリス情報の前記基準時間が、前記特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項13】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の前記基準時間が、前記特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項14】
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する前記更新が、前記システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項15】
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項16】
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBを取得するためのリソース割振り、前記1つまたは複数のNTN SIBを取得するための変調およびコーディング方式、前記1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズ、前記1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間、あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの精度のうちの少なくとも1つを示す、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項17】
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンスまたはタイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項18】
前記情報が、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わない前記フィーダリンクタイミングアドバンスを示す、請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項19】
前記SIBと前記1つまたは複数のNTN SIBとを送信するように構成された1つまたは複数の送信機をさらに備え、ここにおいて、前記1つまたは複数の装置が、前記NTNの1つまたは複数のエンティティとして構成された、
請求項11に記載の1つまたは複数の装置。
【請求項20】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
1つまたは複数の非地上系ネットワーク(NTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、
前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを取得することと、前記1つまたは複数のNTN STBは、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含む、
前記1つまたは複数のNTN SIBに少なくとも部分的に基づいてNTNと通信することと、ここにおいて、
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づくこと、
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しないこと、あるいは、
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含むこと、
のうちの少なくとも1つである、
を備える、方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0222
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0222】
[0229] 本明細書で使用されるいかなる要素、動作、または命令も、明示的にそのように記載されない限り、重要または必須と解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用されることがある。さらに、本明細書で使用される冠詞「the」は、冠詞「the」とともに参照される1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用されることがある。さらに、本明細書で使用される「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数」と互換的に使用されることがある。ただ1つの項目が意図される場合、「ただ1つ」という句または同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用される「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、それらが修飾する要素を限定しないオープンエンドの用語であるものである(たとえば、Aを「有する」要素は、Bをも有し得る)。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものである。また、本明細書で使用される「または」という用語は、連続して使用されるときに包含的であるものであり、別段に明記されていない限り(たとえば、「いずれか」または「のうちの1つのみ」と組み合わせて使用される場合)「および/または」と互換的に使用されることがある。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための装置であって、
命令を備えるメモリと、
前記命令を実行し、前記装置に、
非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、
前記NTNの前記エンティティから、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを取得することと
を行わせるように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、装置。
[C2]
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す、C1に記載の装置。
[C3]
前記1つまたは複数の送信ウィンドウが、前記1つまたは複数のNTN SIBをスケジュールする物理ダウンリンク制御チャネル通信あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの物理ダウンリンク共有チャネル通信のうちの少なくとも1つの受信のためである、C2に記載の装置。
[C4]
更新期間内の、前記1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しが、同じ基準時間に関連付けられた、C1に記載の装置。
[C5]
前記1つまたは複数のNTN SIBの前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、C1に記載の装置。
[C6]
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振り、前記1つまたは複数のNTN SIBの受信のための変調およびコーディング方式、前記1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズ、前記1つまたは複数のNTN SIBの有効性持続時間、あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの精度のうちの少なくとも1つを示す、C1に記載の装置。
[C7]
前記情報が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用される前記SIBのパラメータタイプを使用して前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す、C1に記載の装置。
[C8]
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、C1に記載の装置。
[C9]
前記情報が、テーブルに従って、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウ、前記1つまたは複数のNTN SIBのための時間領域リソース割振り、前記1つまたは複数のNTN SIBのための周波数領域リソース割振り、変調およびコーディング方式、あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBのメッセージサイズのうちの1つまたは複数を示す識別子を示す、C1に記載の装置。
[C10]
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、C1に記載の装置。
[C11]
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報は、
タイミングドリフトを伴うフィーダリンクタイミングアドバンス、ここにおいて、前記情報が、前記エフェメリス情報の第1の有効性持続時間または第1の精度のうちの少なくとも1つと、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の第2の有効性持続時間または第2の精度のうちの少なくとも1つとを示す、または
タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンス、ここにおいて、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性が、前記エフェメリス情報の更新周期性に少なくとも部分的に基づく、
のうちの1つを示す、C10に記載の装置。
[C12]
前記情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、C1に記載の装置。
[C13]
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記情報が、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す、
C1に記載の装置。
[C14]
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間が、前記1つまたは複数のNTN SIBの第1の物理ダウンリンク共有チャネル通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく、
C1に記載の装置。
[C15]
前記SIBと前記1つまたは複数のNTN SIBとを受信するように構成された受信機をさらに備え、ここにおいて、前記装置が、UEとして構成された、
C1に記載の装置。
[C16]
ワイヤレス通信のための装置であって、
命令を備えるメモリと、
前記命令を実行し、前記装置に、
ユーザ機器(UE)への送信のために、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数の非地上系ネットワーク(NTN)システム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを出力することと、
前記UEへの送信のために、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを出力することと
を行わせるように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える、装置。
[C17]
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性あるいは前記1つまたは複数のNTN SIBの更新期間内の1つまたは複数の送信ウィンドウのうちの少なくとも1つを示す、C16に記載の装置。
[C18]
更新期間内の、前記1つまたは複数のNTN SIBのうちの、NTN SIBの1つまたは複数の繰り返しが、同じ基準時間に関連付けられた、C16に記載の装置。
[C19]
前記1つまたは複数のNTN SIBの前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、C16に記載の装置。
[C20]
前記情報が、前記1つまたは複数のNTN SIBの受信のためのリソース割振りまたは変調およびコーディング方式のうちの少なくとも1つを示す、C16に記載の装置。
[C21]
前記情報が、1つまたは複数の非NTN SIBの周期性を示すためにも使用される前記SIBのパラメータタイプを使用して前記1つまたは複数のNTN SIBの更新周期性を示す、C16に記載の装置。
[C22]
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、C16に記載の装置。
[C23]
前記1つまたは複数のNTN SIBが、前記エフェメリス情報と前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報とを含む単一のNTN SIBを含む、C16に記載の装置。
[C24]
前記情報が、フィーダリンクタイミングアドバンス情報を示し、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示す、C16に記載の装置。
[C25]
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記情報が、前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新周期性または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の更新期間のうちの少なくとも1つを示す、
C16に記載の装置。
[C26]
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報が、タイミングドリフトを伴わないフィーダリンクタイミングアドバンスを示し、
前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報の適用時間が、前記1つまたは複数のNTN SIBの第1の物理ダウンリンク共有チャネル通信の最後のスロット番号あるいは更新期間中の第1の送信ウィンドウの最後のスロット番号と、システムスケジューリングオフセット値とに少なくとも部分的に基づく、
C16に記載の装置。
[C27]
前記SIBと前記1つまたは複数のNTN SIBとを送信するように構成された送信機をさらに備え、ここにおいて、前記装置が、前記NTNのエンティティとして構成された、
C16に記載の装置。
[C28]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
非地上系ネットワーク(NTN)のエンティティから、エフェメリス情報またはフィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの少なくとも1つを含むことになる1つまたは複数のNTNシステム情報ブロック(SIB)に関係する情報を示すSIBを取得することと、
前記NTNの前記エンティティから、前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のNTN SIBを取得することと
を備える、方法。
[C29]
前記1つまたは複数のNTN SIBの前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つの基準時間が、更新期間内の特定のダウンリンク送信時点に少なくとも部分的に基づく、C28に記載の方法。
[C30]
前記エフェメリス情報または前記フィーダリンクタイミングアドバンス情報のうちの前記少なくとも1つに対する更新が、システム情報更新手順をトリガすることに依存しない、C28に記載の方法。
【国際調査報告】