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特表2024-530281セルの構成と制御、及びそれに関連する改善
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-16
(54)【発明の名称】セルの構成と制御、及びそれに関連する改善
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20240808BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20240808BHJP
   H04W 88/12 20090101ALI20240808BHJP
   H04W 92/12 20090101ALI20240808BHJP
【FI】
H04W48/18
H04W88/08
H04W88/12
H04W92/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024512178
(86)(22)【出願日】2022-08-22
(85)【翻訳文提出日】2024-02-22
(86)【国際出願番号】 KR2022012550
(87)【国際公開番号】W WO2023027467
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】2112044.9
(32)【優先日】2021-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】2211217.1
(32)【優先日】2022-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ユエ・ワン
(72)【発明者】
【氏名】ジュンヒョク・ソン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA41
5K067DD19
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
通信ネットワークの動作方法であって、ネットワークは、少なくとも1つのインテリジェントシステムを含み、ネットワークは、O‐RANアーキテクチャで構成され、セル構成は、セル及び/又はスライスレベルでの制御を容易にする1つ又はそれ以上のセル制御情報要素(information elements、IE)によって制御され、このような制御は、E2インターフェース又はF1インターフェースを介して行われる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ニアリアルタイム(near-RT)-無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)によって実行される方法であって、
セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを生成する動作、及び
E2インターフェースを介して、E2ノードに前記制御メッセージを送信する動作を含み、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、方法。
【請求項2】
前記制御メッセージは、スライスリソース割り当て制御に使用され、及び
前記制御メッセージは、ネットワークスライスを示す単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)と、前記ネットワークスライスに関連付けられた物理リソースブロック(physical resource block、PRB)割り当て情報とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記制御メッセージは、グローバルセル識別子(ID)に関する情報と、前記グローバルセルIDに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項1~2のいずれか1項に記載の方法。
【請求項4】
前記制御メッセージは、公共陸上モバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)に関する情報と、前記PLMNに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ又はそれ以上のRAN機能は、モビリティ管理(mobility management)、サービスレベルアグリーメント(service level agreement、SLA)保証(assurance)、又はセル規制(cell barring)のうち少なくとも1つを含む制御サービスのサポートを提供する、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
E2ノードによって実行される方法であって、
ニアリアルタイム(near-RT)-無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)からE2インターフェースを介して、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを受信する動作を含み、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、方法。
【請求項7】
前記制御メッセージは、スライスリソース割り当て制御に使用され、
前記制御メッセージは、ネットワークスライスを示す単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)と、前記ネットワークスライスに関連付けられた物理リソースブロック(physical resource block、PRB)割り当て情報とを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記制御メッセージは、グローバルセル識別子(ID)に関する情報と、前記グローバルセルIDに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項6~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記制御メッセージは、公共陸上モバイルネットワーク(PLMN)に関する情報と、前記PLMNに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項6~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ又はそれ以上のRAN機能は、モビリティ管理(mobility management)、サービスレベルアグリーメント(service level agreement、SLA)保証、又はセル規制(cell barring)のうち少なくとも1つを含む制御サービスのサポートを提供する、請求項6~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
ニアリアルタイム(near-RT)‐無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)の装置であって、
1つ又はそれ以上のトランシーバ及び
前記1つ又はそれ以上のトランシーバに結合された1つ又はそれ以上のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを生成し、及び
E2インターフェースを介して、E2ノードに前記制御メッセージを送信するように構成され、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、装置。
【請求項12】
前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、請求項2~5のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
E2ノードの装置であって、
1つ又はそれ以上のトランシーバ、
前記1つ又はそれ以上のトランシーバに結合された1つ又はそれ以上のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
ニアリアルタイム(near-RT)-無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)からE2インターフェースを介して、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを受信するように構成され、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、装置。
【請求項14】
前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、請求項7~10のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、請求項13に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークにおけるセル制御のためのシステム及び方法に関する。本発明は、特にオープン無線アクセスネットワーク(Open Radio Access Network、ORAN)システムに適用されるが、他の設定にも適用可能である。
【背景技術】
【0002】
オープン無線アクセスネットワーク(Open RAN、O‐RAN)の概念は、オープンで細分化された(disaggregated)無線アクセスネットワークアーキテクチャを可能にして、ネットワークの柔軟性を向上させ、ベンダーロックイン(vendor lock-in)を回避することである。非断片化(non-fragmented)オープンRANシステムの開発を促進するために、O‐RANアライアンス(alliance)は、O‐RANアーキテクチャを開発した。これにより、組み込みAI搭載の無線制御機能を備えたオープンハードウェアとクラウド上での仮想化RANの構築が可能になる。O‐RANアライアンスによって開始され、4G通信システムと5Gシステムを組み合わせたシステムにおいて、通信事業者及び機器プロバイダによって確立されたO‐RANは、既存の3GPP(登録商標、以下同様)標準に基づいて、新しいネットワーク要素(network element、NE)及びインターフェース仕様を定義し、O‐RAN構造を提示する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明によれば、添付の特許請求の範囲に記載の装置及び方法が提供される。本発明の他の特徴は、従属請求項及び以下の説明から明らかになるであろう。
【0004】
本発明の第1の態様によれば、通信ネットワークの動作方法が提供され、前記ネットワークは、少なくとも1つのインテリジェントシステムを含み、ネットワークは、O-RANアーキテクチャで構成され、セル構成(cell configuration)は、セル及び/又はスライス(slice)レベルでの制御を容易にする1つ又はそれ以上のセル制御情報要素(IE)によって制御され、この制御は、E2インターフェース又はF1インターフェースを介して行われる。
【0005】
一実施形態では、各公共陸上モバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)のセル又はスライスのレベルに特有の無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)パラメータのリストを構成し、これをE2インターフェースを介して、O-RANでのセル構成を可能にするためにE2ノードに、又はF1インターフェースを介して、分散ユニット(distributed unit、DU)及び/又は中央ユニット(central unit、CU)レベル上のセルに提供するステップがさらに提供される。
【0006】
一実施形態では、UEハンドオーバのために、セルレベルで制御する必要があるIEを決定し、サービスモデル及びIEを通じて、セルレベルで1つ又はそれ以上のE2ノードを構成するステップがさらに提供される。
【0007】
一実施形態では、アイドルモードのセル再選択(idle mode cell reselection)のために、セルレベルで制御する必要があるパラメータを決定し、対応するサービスモデル及びIEを通じて、セルレベルでE2ノードを構成するステップがさらに提供される。
【0008】
一実施形態では、セルレベル及びスライスレベルのSLA保証で制御する必要があるパラメータを決定し、対応するサービスモデル及びIEを介して、セルレベルでE2ノードを構成するステップがさらに提供される。
【0009】
一実施形態では、セル規制(cell barring)のために、セルレベルで制御する必要があるパラメータを決定し、対応するサービスモデル及びIEを通じて、セルレベルでE2ノードを構成するステップがさらに提供される。
【0010】
一実施形態では、E2ノードが経験する負荷、動的トラフィック、及び予測されるサービスレベルアグリーメント(service level agreement、SLA)のうち1つ又はそれ以上に従って、ユーザ機器(UE)を、1つ又はそれ以上のE2ノードから、1つ又はそれ以上のE2ノードにハンドオーバすることを決定するステップがさらに提供される。
【0011】
一実施形態では、ノードの負荷、動的トラフィック、及び予測されるSLAのうち1つ又はそれ以上に従って、1つ又はそれ以上のE2ノードについて、アイドル(idle)UEのセルを再選択することを決定するステップがさらに提供される。
【0012】
一実施形態では、前記少なくとも1つのインテリジェントシステムが、ハンドオーバ要求を開始するために、前記E2ノードにセルIDリストを提供するステップがさらに提供される。
【0013】
一実施形態では、前記少なくとも1つのインテリジェントシステムが、ハンドオーバ要求を受信するためのセルIDリストを、前記E2ノードに提供するステップがさらに提供される。
【0014】
一実施形態では、セルレベル又はスライスレベルの構成が必要な場合、スライスSLA保証、モビリティ管理、及びセル規制を含むユースケースが使用される。
【0015】
一実施形態では、前記ネットワークは、near-RT RIC内の1つ又はそれ以上のxApp、及び/又は非RT RIC内の1つ又はそれ以上のrAPPを含む。
【0016】
一実施形態では、セルを再選択する決定には、1つ又はそれ以上のスライスのSLAの予測が含まれるか、又はその予測には、スライス内のネットワーク又は計算リソースの予測が含まれる。
【0017】
本発明の第2の態様によれば、第1の態様の方法を実行するように動作可能なネットワークが提供される。
【0018】
本発明は、O-RANにおけるセル構成を容易にするために、E2SM-RC制御ヘッダフォーマット2に基づいており、E2SM-RC制御ヘッダフォーマット2の拡張を提供する。本発明はまた、O-RANにおけるセル構成を容易にするために、O-RANアーキテクチャに基づく装置、方法、機能及びインターフェースについても説明する。
【0019】
以下では、E2ノード、基地局、ノードなどの用語は、交換可能に使用される。
【0020】
本発明の実施形態は、O-RANアーキテクチャのセル関連リソース制御を容易にする装置及び方法を提供する。実施形態は、特に、無線通信システムのO-RAN(Open Radio Access Network)標準に従って、E2メッセージ及びF1メッセージを通じて、E2ノードのセル関連リソースを構成する装置及び方法に関する。
【0021】
本発明のいくつかの好ましい実施形態を図示及び説明したが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができることが理解されよう。
【0022】
本発明をよりよく理解するために、また、その実施形態がどのように実施されるかを示すために、例としてのみ添付の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】ORAN(Open Radio Access Network)の高レベルのアーキテクチャを示す。
図2】無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェント制御(RIC)制御ヘッダフォーマットを示す。
図3A】E2サービスモデル(E2SM)サービスモデルを示す。
図3B】本開示の一実施形態によるセル/スライスサービスモデルを示す。
図4A】ハンドオーバの意思決定の一例を示す。
図4B】機械学習(Machine leaning、ML)に基づくハンドオーバの意思決定の一例を示す。
図5A】ハンドオーバの意思決定の別の例を示す。
図5B】本開示の一実施形態による、ニアリアルタイム(near-RT)RICによってホストされるxApp、又は非RT RICによってホストされるrAppによって開始されるハンドオーバ手順を示す。
図6】本開示の一実施形態によるスライス制御を示す。
図7】本開示の一実施形態によるメッセージフローを示す。
図8】本開示の一実施形態による、スライスサービスレベルアグリーメント(SLA)保証のためのE2制御メッセージによる物理リソースブロック(PRB)部分の適応を示す。
図9】本開示の一実施形態によるセル規制(cell-barring)の一例を示す。
図10】本開示の一実施形態によるスライスSLA保証の一例を示す図である。
図11】本開示の一実施形態によるモビリティ管理O‐RAN xAppの高レベルアーキテクチャを示す。
図12】本開示の一実施形態による、セルレベルでのE2サービスモデルの一例を示す。
図13】本開示の一実施形態によるセル制御CONTROLサービススタイルの一例を示す。
図14】本開示の一実施形態による、スライスのSLA予測に従って、モビリティ管理の決定が行われる/トリガされる方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本開示で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためにのみ使用され、他の実施形態の範囲を限定することを意図するものではない。文脈上明らかに別段の指示がない限り、単数表現には、複数表現が含まれる場合がある。技術用語又は科学用語を含めて、本明細書で使用される用語は、本開示で言及される当業者によって、一般に理解されるものと同じ意味を有することができる。本開示で使用される用語のうち、一般的な辞書で定義される用語は、関連技術における意味と同一又は類似の意味で解釈され得る。本開示で明示的に定義されていない限り、それは、理想的又は過度に形式的な意味で解釈されるべきではない。場合によっては、本開示で定義される用語であっても、本開示の実施形態を除外するものとして解釈することができない場合がある。
【0025】
以下に説明する本開示の様々な実施形態では、ハードウェア的なアプローチを例として説明する。しかしながら、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアとソフトウェアの両方を使用する技術を含むので、本開示の様々な実施形態は、ソフトウェアベースのアプローチを排除するものではない。
【0026】
以下の説明で使用される信号を指す用語(例えば、パケット、メッセージ、信号、情報、シグナリングなど)、リソースを指す用語(例えば、セクション、シンボル、スロット、サブフレーム、無線フレーム、サブキャリア、リソース要素(RE)、リソースブロック(RB)、帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、機会(occasion))、動作状態に関する用語(例えば、ステップ、動作、手順)、データを指す用語(例えば、パケット、メッセージ、ユーザストリーム、情報、ビット、シンボル、コードワード)、チャネルを指す用語、ネットワークエンティティを指す用語(例えば、分散ユニット(distributed unit)、無線ユニット(radio unit、RU)、中央ユニット(central unit、CU)、CU-制御プレーン(CU‐CP)、CU‐ユーザプレーン(CU‐UP)、O‐RAN(Open Radio Access Network)DU(O‐DU)、O‐RAN RU(O‐RU)、O‐RAN CU(O‐CU)、O‐RAN CU‐CP(O‐CU‐UP)、O‐RAN CU‐CP(O‐CU-CP))、装置の構成要素を指す用語などは、説明の便宜のために例示したものである。したがって、本開示は、以下に説明する用語に限定されるものではなく、同等の技術的意味を有する他の用語が使用されてもよい。また、以下で使用される「~~部分(part)」、「~~グループ(group)」、「~~水(water)」、「~~体(body)」などの用語は、少なくとも1つの形状構造又は任意の機能を処理する単位を指すことがある。
【0027】
さらに、本開示では、特定の条件を満たすかどうかを判定するために、以上又は未満という表現を用いることがあるが、これは、一例を表現するための記載に過ぎない。これは、排除のことではない。「以上(equal to or more than)」と記載されている条件は、「超過(more than)」と記載されている条件に置き換えることができる。「以下(equal to or less than)」と記載されている条件は、「未満(less than)」と記載されている条件に置き換えることができる。「未満」とともに「以上」と記載されている条件は、「以下(equal to or less than)」と併せて「超過(more than)」と記載されている条件に置き換えることができる。なお、以下において、「A」~「B」とは、A~(Aを含む)及びB~(Bを含む)の少なくとも1つの要素を意味する。本開示は、いくつかの通信規格(例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、xRAN(extensible radio access network)、O‐RAN(open-radio access network))で使用される用語を使用して、様々な実施形態を説明する。これは、説明のための一例に過ぎず、本開示の様々な実施形態は、容易に修正され、他の通信システムに適用され得る。
【0028】
図1は、オープン無線アクセスネットワーク(Open Radio Access Network、ORAN)の高レベルアーキテクチャを示す。
【0029】
図1は、非リアルタイム(Non-Real Time、Non-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)20を含むサービス及びオーケストレーションフレームワーク(Service and Orchestration Framework)10を含む一般的なORAN構造を概略的に示す図であって、Non-RT RIC20は、ニアリアルタイム(Near-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)30と通信し、Near-RT RIC30は、E2ノード40と順番に通信する。E2ノード40は、サービス及びオーケストレーションフレームワーク10との直接通信経路を有する。
【0030】
簡単に言えば、オープン無線アクセスネットワーク(O‐RAN)は、無線ユニット(RU)、デジタルユニット(DU)、制御ユニット(CU)、制御プレーン(CP)、及びユーザプレーン(UP)を、O‐RAN RU(O‐RU)、O‐DU、O‐CU‐CP、O‐CU‐UPとして定義する。
【0031】
RANインテリジェントコントローラ(RIC)は、ユーザ機器(UE)、O‐eNB、O‐DU、O‐CU‐CP、又はO‐CU‐UPによって送受信されるセルサイトに関する情報を収集することができる論理ノードである。RICは、1つの物理的場所に集中したサーバの形態で実装されてもよく、又は基地局(例えば、gNB)内の論理機能として実装されてもよい。以下では、E2インターフェースを介して、RICに接続されるノードを、E2ノードと呼ぶ。本明細書に提示される概念は、一般にE2ノードに適用されることが理解され、本発明の実施形態の目的は、E2ノードが何であるかに関係なく、E2インターフェースを介して、新しいパラメータ及び手順を提示することである。ここで、E2ノードは、O-RAN標準に従って動作可能なRANを構成するオブジェクトとして理解され、E2ノードと呼ばれることもある。E2ノードは、O-eNBを指すこともある。
【0032】
xAppとして知られているアプリケーションは、Near-RT RICで開発でき、E2ノードでのRAN機能に制御を提供することができる。このような例は、「O-RANアーキテクチャの説明」v4.0にある。rAppとして知られているアプリケーションは、分析関連機能と、RAN管理ポリシー機能とを提供するプラットフォームアプリケーションとして、非RT RICで開発できる。
【0033】
RICノードとE2ノードとの間のO-RAN標準に従って動作できるRANとのインターフェースには、アプリケーションプロトコル(E2AP)が使用される。O-RAN WG3で定義されているように、特定のRAN機能は、E2APで定義された手順を使用して、E2経由で公開される一連のサービスを提供する。1つのE2サービスモデル(SM)、E2SM無線制御、E2SM‐RCでは、E2インターフェースを終端するE2ノードは、O-RAN.WG3.E2SM‐RC‐v01.00.03で定義されている次の機能を実行するRAN機能「RAN制御」の1つ又はそれ以上のインスタンスをホストすると想定される:
‐RAN制御及びUEコンテキスト関連情報を公開するために使用されるE2REPORTサービス;
‐RAN制御関連のコールプロセスを一時停止するために使用されるE2INSERTサービス;
‐RAN制御関連のコールプロセスの再開又は開始、RAN構成及び/又はE2サービス関連のUEコンテキスト情報の変更に使用されるE2CONTROLサービス;
‐RAN制御関連プロセスの動作を変更するために使用されるE2POLICYサービス。
【0034】
しかしながら、現在のE2SM-RCで定義されているサービスは、UEレベルにあるため、セルレベル又はスライスレベルのサービスには適していないことに留意されたい。本発明の実施形態は、セルレベルのリソース構成を可能にして、RANスライシングのサービスレベルアグリーメント(SLA)保証などの多くのユースケースに対処することを目的とする。ここでは、RANスライシングSLAが、例示的なユースケースとして考慮され、それに関連するシナリオが考慮されていることに留意されたい。ただし、セル構成を可能にすると、セルレベル構成が必須であるスライスSLA保証に加えて、多くのユースケースに対処することが理解される。
【0035】
図2は、無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェント制御(RIC)制御ヘッダフォーマットを示す。
【0036】
セル及びスライスレベルのサービスに向けた最近の開発では、図2に示すように、RIC制御ヘッダフォーマット2を採用することが提案されている。
【0037】
例示的な実施形態では、RIC制御ヘッダフォーマットは、セルID及びスライスIDのうち少なくとも1つを含む。RIC制御ヘッダフォーマットには、グローバルセルIDを用いたセルIDが含まれる。RIC制御ヘッダフォーマットには、単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)を用いたスライスIDが含まれる。
【0038】
図3Aは、E2サービスモデル(E2SM)を示す。
【0039】
図3Bは、本開示の一実施形態によるセル/スライスサービスモデルを示す。
【0040】
新しいサービスモデルの例は、利用可能な既存のサービスモデルと比較して、図3A及び図3Bに示されており、図3Aは、既存のE2SMサービスモデルを示し、図3Bは、本発明の一実施形態によるセル/スライスレベルのサービスモデルを示す。
【0041】
具体的には、本発明の実施形態は、O-RANでのセル構成を可能にするように、各PLMN(Public Land Mobile Network)、セル及び/又はスライスのレベルに固有のRANパラメータのリストを、E2ノードに構成するための装置及び方法を提供する。この構成はまた、E2インターフェースを介して、E2ノードを構成するか、又はF1インターフェースを介して、DU/CUレベルのセルを構成することによって達成することができる。
【0042】
このような構成は、セルレベルの構成が不可欠な多くのユースケースに対処するのに有用である。そのような場合の例としては、RANスライシングサービスレベルアグリーメント(RAN Slicing Service Level Agreement、SLA)がある。この例では、無線アクセスネットワークでSLAを満たすためのメカニズムが多数あることに留意されたい。本発明の実施形態は、セル、スライス、及びPLMNにおけるSLAの要件を満たすために、新しいパラメータ(情報要素(IE))及び手順を含む、O-RANにおけるセル構成に関する。RANパラメータをセルレベル、スライスレベル、及びCU/DUレベルで構成する方法及び新しいサービスモデル(E2SM-セル制御(E2SM-CC))を含む本発明の実施形態について、以下に詳細に説明する。このようなパラメータを構成するサービスモデル及び方法は、一般に、異なるネットワーク構成又は以下の他の変形である他のユースケースに適用できることは、当業者には容易に理解されるであろう。「E2SM-CC」という用語は、E2SM-セル構成制御(cell configuration control)(E2SM-CCC)という用語と呼ばれることもある。
【0043】
本発明の一実施形態では、提案されたセル構成は、モビリティ制御に関連する。
【0044】
従来技術において、モビリティ制御/管理は、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)などのUEからの測定値に基づいて、UE又はネットワークノード(例えば、基地局)によって開始され、E2ノードにおける制約(例えば、ネットワーク制約や計算リソース)及び/又はスライス(例えば、スライスが収容できる物理リソースブロック(Physical Resource Blocks、PRB)の数)における制約を考慮せずに、UEのサービス品質(QoS)を向上(又は最大化)することができることに注目される。
【0045】
図4Aは、ハンドオーバの意思決定(handover decision making)の一例を示す。
【0046】
図4Bは、機械学習(ML)に基づくハンドオーバの意思決定の一例を示す。
【0047】
例えば、従来技術では、ハンドオーバの決定は、ターゲットセル及び隣接セルにおけるハンドオーバメトリック(metrics)の評価に基づいて行われる。これらのセルは、例えば、メトリック及び対応する閾値に基づいて選択される。図4Aは、そのような従来技術のハンドオーバ意思決定プロセスを示し、図4Bは、ハンドオーバ意思決定に機械学習/人工知能(Machine Learning/Artificial Intelligence、ML/AI)を使用する概念を示す。
【0048】
図4Aは、エンティティUE100、ソースノード110、及びターゲットノード120間のメッセージ交換(S100~S105)を示す。これは、周知の従来技術であるので、ここでは、完全な詳細は説明しない。
【0049】
図4Bは、ハンドオーバ最適化xAppがO-RANアーキテクチャに適用される場合の、エンティティUE200、RIC210、ソースノード220、及びターゲットノード230間のメッセージ交換(S110~S117)を示す。これは、周知の従来技術であるため、ここでは、完全な詳細は説明しない。
【0050】
図5Aは、ハンドオーバの意思決定の別の例を示す。
【0051】
図5Bは、本開示の一実施形態による、near-RT RICによってホストされるxApp、又は非RT RICによってホストされるrAppによって開始されるハンドオーバ手順を示す。
【0052】
UEのモビリティを向上させるために、ネットワークパラメータを最適化すること、例えば、TimeToTrigger、ヒステリシス、セル個別オフセットなどの事前定義された閾値を最適化することによって、ハンドオーバを強化するための作業が行われてきた。本発明の一実施形態で採用されるアプローチは、以下の点で異なる:
1)RICは、オフセット及びネットワークパラメータを調整する代わりに、送信元/宛先E2ノードに指示(又はハンドオーバの意図)を与える。
【0053】
2)結果として、ハンドオーバ(又はその意図)は、RIC(その中には、モビリティ管理xApp又はスライス管理xAppがある)によって開始されるが、従来のハンドオーバでは、ハンドオーバプロセスは、UE又はネットワークノード、例えば、ソースノードによって開始される。図5Aは、従来技術を示し、図5Bは、本発明の一実施形態によって採用されたアプローチを示す。
【0054】
図5Aでは、ソースノード250は、ターゲットノード260に対して、ハンドオーバ要求S120を行う。成功した場合、ターゲットノード260は、ハンドオーバ要求肯定応答メッセージS121でソースノード250に応答する。
【0055】
図5Bでは、RIC300は、ターゲットセルIDを含むハンドオーバ制御要求であるメッセージS130を、ソースE2ノード310に送信する。ソースノード310は、S131を確認してから、ハンドオーバ要求S132を、ターゲットノード320に送信する。ターゲットノード320は、前記要求を確認する(S133)。次に、ソースノード310は、更新UE IDと、セルIDとを含むハンドオーバ制御結果メッセージを、RIC300に送信する。
【0056】
本発明の実施形態はまた、前述の手順に従って、RICによってE2ノードを構成するための装置及び方法を提供し、その結果、E2ノードは、RICによって提供されるハンドオーバ命令内の特定のスライス又はセルのリストに属する場合、それに応じて、UEハンドオーバを実行する。この装置及び方法は、O1管理インターフェースを介して、非RT RICによってE2ノードを構成するだけでなく、F1インターフェースを介して、DUを構成することも提供する。
【0057】
ハンドオーバに関連するE2制御メッセージには、表1の次の情報が含まれる。
【0058】
【表1】
【0059】
本発明の別の実施形態では、セル構成は、UEがアイドルモードにあるときのセル再選択に関連する。前記の説明は、ハンドオーバに焦点を当てているが、同じ原理及び対応するパラメータが、UEがアイドル状態にあるときのセル再選択時にも適用されることが理解される。
【0060】
セル再選択に関連するE2制御メッセージには、表2の次の情報が含まれる。
【0061】
【表2】
本発明の別の実施形態では、セル構成は、マスター情報ブロック(master information block、MIB)及び/又はシステム情報ブロック(system information block)1(SIB1)メッセージの制御を介して実行される。この場合、UEは、アイドルモード中にダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)をモニターし、セル再選択を準備するために、これらのSIBを取得する。次に、UEは、受信したパラメータに基づいて、セル測定を実行する。SIB2~5でブロードキャストされるNRセル再選択のパラメータは、以下のとおりである。
【0062】
- SIB2:関連する隣接セル以外のセル再選択パラメータ
- SIB3:周波数内(Intra-freq)セル再選択パラメータのみの隣接セル関連情報
- SIB4:隣接セル関連の周波数間(Inter‐Freq)セル再選択
- SIB5:RAT間(Inter‐RAT)セル再選択
本発明の別の実施形態では、セル構成は、RANスライシング及びSLA保証に関連するCONTROLパラメータ、IEを介して実行される。
【0063】
O‐RANネットワークでは、スライシングは、3GPPのネットワークスライシングのギャップを埋めるエンドツーエンド(end-to-end)のスライス接続を提供する重要な機能の1つである。これらの要件には、AI/ML最適化、アクセスネットワーク、及びトランスポートネットワークスライス機能が含まれる。O‐RANにおけるネットワークスライスのアプリケーションの1つは、閉ループ制御メカニズムを有効にして、スライスSLAが満たされていることを確認し、違反の可能性を防ぐSLA保証(SLA Assurance)である。O‐RANのオープンインターフェースと、AI/MLベースのアーキテクチャにより、このような挑戦的なメカニズムの実装が可能になり、通信事業者がネットワークスライスの機会を効率的に実現できるようになる。
【0064】
図6は、本開示の一実施形態によるスライス制御を示す。
【0065】
図6は、ネットワークスライス上の全体的なSLA保証プロセスを示す。3GPP標準に従って、5GCには、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)で表されるPDUセッションごとのネットワークスライス情報がある。S-NSSAIは、スライス/サービスタイプ(Slice/Service Type、SST)(例えば、8ビット)及びサービス微分器(Service Differentiator、SD)(例えば、24Bits(オプション))で構成される。各S-NSSAIは、eMBB(enhanced Mobile broadband)やURLLC(ultra-reliable low latency communications)などの特別なトラフィック特性を持つことができる。
【0066】
ステップS200において、RANシステムがEMSから構成されるとき、初期セル構成状態中に、各セルの分離スライス容量が設定される。ステップS201において、スライスリソースがセルごとに予約されると、UEを所望のスライスに割り当てることができる。PDUセッションには、複数のQoSフロー及びデータ無線ベアラ(data radio bearers、DRB)を含めることができ、複数のDRB及びQoSフローを、単一のS-NSSAIにマッピングできる。これらのマッピングは、UEの初期接続手順中に確立できる。最後に、ステップS202で、Near-RT RIC330は、O1及びE2主要性能指数(key performance index、KPI)レポートに基づいて、スライスリソースに対して閉ループ制御を実行することができる。
【0067】
図7は、本開示の一実施形態によるメッセージフローを示す。
【0068】
図7は、図6に示すステップS202の一部のフローをより詳細に示す。ステップS202は、E2REPORTサービス(S202-1)及びE2CONTROL/POLICYサービス(S202-2)から構成される。E2REPORTサービス手順(S202-1)中に、O‐DUは、スライス当りのDL/UL平均スループット、スライス当りのDL/UL総PRB使用量を含むスライスリソース利用率を報告することができる。受信したE2REPORTに基づいて、スライスコントロールxAppは、各セルのSLA違反を判断し、スライスのPRB部分を最小化又は最大化するだけでなく、スライスの優先順位をスケジューリングすることで、スライスの容量を拡張するE2CONTROL/POLICY手順を開始してもよい。
【0069】
図8は、本開示の一実施形態によるスライスサービスレベルアグリーメント(SLA)保証のためのE2制御メッセージによる物理リソースブロック(PRB)部分の適応(adaptation)を示す。
【0070】
図8は、異なるアプローチによってスライス部分を制御できる方法を示す。左側のグラフは、EMSによって与えられたPRB割り当ての初期部分を示している。右側の上部グラフと下部グラフはそれぞれ、E2制御メッセージによって、PRB部分の割り当てがどのように増減されるかを示している。これは、特定の場合にスライスSLAを保証するためである。
【0071】
この場合のE2制御メッセージには、表3の次の情報が含まれる。リストされた情報は、最小限の情報セットであり、各情報は、E2SM‐CC制御ヘッダメッセージ及びE2SM‐CC制御メッセージに含めることができる。
【0072】
【表3】
【0073】
以下の表4に、E2SM-CC制御ヘッダフォーマットを示す。新しいフォーマットが必要な場合は、このフォーマットを拡張することができる。
【0074】
【表4】
【0075】
以下の表5は、E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1の詳細を示す。制御ヘッダには、セル制御のためのキー情報が含まれる。グローバルE2ノードIDは、Near-RT RICによって制御されるE2ノードを示し、セルグローバルIDとPLMN IDとは、スライス制御のターゲットNR CGIを示す。一方、スライスIDは、リソース制御のS-NSSAIである。コントロールアクションIDは、特定のセルコントロールアクション(action)の動作を一意に識別する。
【0076】
【表5】
【0077】
E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1の指定された重要な情報を使用すると、SLA保証のスライスリソースは、以下の表6に示すように制御でき、これは、E2SM-CC制御メッセージフォーマット1のスライスリソース情報を示している。
【0078】
【表6】
【0079】
E2SM-CC制御メッセージフォーマット1には、以下の表7に示す情報が含まれており、スライスの最大PRB部分、及びスライスの最小PRB部分を制御することができる。5QI情報によるDL/ULスライススケジューリングの優先順位により、セルの遅延を最適化することができる。
【0080】
【表7】
【0081】
本発明の別の実施形態では、セル構成は、セル規制に関連する制御パラメータ、IEを介して実行される。
【0082】
セルラーネットワークにおけるセル規制(Barring)機能は、RAN及びコアネットワークへのUEのアクセスを制御する。選択されたセルを規制することによって、これらのセルにキャンプしているUEは、ネットワーク内の別のセルを再選択する必要がある。5G NRには、通信事業者がNRでセルの予約又はアクセス制限を課すことを可能にする2つのメカニズムが存在する。第1のメカニズムは、セル選択及び再選択手順を制御するための特別な予約及びセル状態の指示を使用する。第2のメカニズムは、統合アクセス制御(Unified Access Control、UAC)と呼ばれ、選択されたアクセスカテゴリ又はアクセスIDが、負荷制御の理由で、初期アクセスメッセージを送信するのを防ぐことができる。
【0083】
特定のセルのセル規制状態を示すために、gNBは、MIB及びSIB1ブロードキャスト(Broadcast)メッセージを介して、セル規制関連情報をブロードキャストする。
【0084】
セル状態及びセル予約は、TS38.331で指定されているように、MIB又はSIB1メッセージ内で以下の3つのフィールドによって示される。
【0085】
1)cellBarred(IEタイプ:「規制(barred)」又は「規制なし(not barred))
- MIBメッセージで示される。SIB1で複数のPLMNが示されている場合、このフィールドは、すべてのPLMNに共通である。
【0086】
2)cellReservedForOperatorUse (IEタイプ:「予約済み(reserved)」又は「予約されていない(not reserved)」)
- SIB1メッセージで示される。SIB1に複数のPLMNが示されている場合、このフィールドは、PLMNごとに指定される。
【0087】
3)cellReservedForOtherUse(IEタイプ:「true」)
- SIB1メッセージで示される。SIB1に複数のPLMNが示されている場合、このフィールドは、すべてのPLMNに共通である。
【0088】
- セル状態が他の用途で「true」と示されている場合、UEは、このセル状態が「規制(barred)」であるかのように取り扱うものとする。
【0089】
図9は、本開示の一実施形態によるセル規制の一例を示す。
【0090】
nearRT RIC340は、図9に示すように、これらのパラメータを直接制御することができる。
【0091】
ステップS210において、O-DUは、EMSを介して、MIB及びSIB1情報により構成される。この動作では、O-DUは、ステップS211で、E2REPORTサービスメッセージを通じて、セル状態を報告する。ステップS212において、Near-RT RIC340にインストールされたCell Barring xAppは、前記の所定のPLMNにおけるセル使用量のモニタリングを継続する。ステップS212において、セル過負荷が判定された場合、Cell Barring xAppは、ステップS213で、次のIE、cellBarred、cellReservedForOtherUse、cellReservedForOperatorUseを含むE2CONTROL/POLICYサービスメッセージをトリガする。O-DUは、E2SM‐CC制御ヘッダフィールド内のアクション情報に基づいて、ステップS214で、更新された情報としてMIB及びSIB1情報をブロードキャストし始める。
【0092】
表5に示されているE2SM-CC制御ヘッダメッセージフォーマットは、セル規制制御メッセージに使用できるが、以下の表8に示されている新しいE2SM-CC制御メッセージフォーマット2が必要になる。
【0093】
【表8】
【0094】
本発明の実施形態が適用され得るシナリオの例は、以下の通りである。ここでは、新しいサービスモデル、即ち、E2SM‐CC及びセル構成を、実際のシナリオで使用できる。
【0095】
本発明の一実施形態は、無線通信システムのO-RAN(Open Radio Access Network)標準に従って、E2メッセージ及びF1メッセージを通じて、E2ノードのセル関連リソースを構成する装置及び方法に関する。本発明の一実施形態は、セル又はスライスのコンテキスト、例えば、現在のセル/スライスに接続されているUEの数、それらの位置及び速度、使用されるPRBの数に従って、SLA保証を達成するために、O‐RANアーキテクチャに適用することができる。この決定は、予測されるリソース使用量及びセル内のUEの数に関して、RICからの予測に基づいて行うこともできる。
【0096】
別のシナリオでは、本発明の一実施形態によるモビリティ管理は、1つ又は複数のスライスのサービスレベルアグリーメント(slice level agreement、SLA)を保証するために提供される。このような場合、モビリティ管理は、複数のE2ノード及びスライスが利用可能な場合、特定の同じサービスのスライスに関連付けられているE2ノードへのUEのハンドオーバ(又はハンドオーバの意図)について、E2ノードに指示しようとしている。このような手順は、本明細書に提示されるメッセージフォーマット、セル及びスライスレベル構成、及び新しいE2SM‐CCサービスに従って可能になる。
【0097】
図10は、本開示の一実施形態によるスライスSLA保証の一例を示す。
【0098】
このようなシナリオを図10に示す。一例として、UE1(400)は、現時点では、基地局1(BS1)410に接続されており、ネットワークスライス1(NS1)420と連携されている。このシナリオに関する手順は、次のように説明される。
【0099】
ステップ1:UE400は、UE測定レポート(例えば、その負荷、位置、モビリティ状態、消費されているサービス、RSRPなど)を定期的に報告するようにトリガされているか、又は設定されている。
【0100】
ステップ2:基地局1(E2ノード1)410は、例えば、セル負荷、使用されているPRB、チャネル状態、ビームフォーミングなどを含む測定値を周期的に報告するようにトリガされているか又は設定されている。そのような情報はすべて、RIC、例えば、near-RT RIC430に提供される。
【0101】
ステップ3:RIC430は、予測されたネットワークコンテキストに従って、MLベースのハンドオーバ決定を行う。この決定は、例えば、前述の手順に従って、BS1(410)は、UE1(400)をNS1(420)に関連付けられたBS2(440)にハンドオーバする必要があるというものであってもよい。
【0102】
ステップ4:ハンドオーバが完了し、UE400は、BS2(440)に関連付けられ、BS2(440)に測定値を報告する。
【0103】
ステップ5:BS2(440)及び関連のNSは、それらのコンテキストを更新し、その結果についてRIC430に通知する。
【0104】
本発明の一実施形態では、RICは、基地局及びそのコンテキストの利用可能なリストのデータベース/リポジトリを維持することによって、RICモビリティ管理xApp/rAppが、それに応じて、ハンドオーバに関する決定を行うことを可能にする。
【0105】
以下では、様々な新しいパラメータ、インターフェース、及び手順について説明する。
【0106】
本発明の一実施形態は、以下を提供する。
【0107】
1.セル及びスライスの状態/コンテキストに応じて、ハンドオーバの決定を動的に行うことにより、RANモビリティ管理のためのnear-RT RIC内の新しいイネーブラ(enabler)。これには、near-RT RICの新しいxApp、即ち、モビリティ管理xAppが含まれる。near-RT RICからE2ノードに伝達される新しいパラメータには、UEがハンドオーバ先として利用可能なセルのリストと、UEがハンドオーバ元として利用可能なセルのリストとが含まれることがある。
【0108】
2.新しいセル及びスライス制御E2サービスモデル、即ち、near-RT RICとE2ノードのセル制御機能との間のセルCONTROLサービススタイル。新しい制御サービスにより、前記1で言及したxAppからのアクションに従って、セルベースのモビリティパラメータの構成が可能になる。
【0109】
3.near-RT RICとE2ノードとの間の新しいE2インターフェース。このインターフェースは、各セルID及び/又は各スライスIDに関連付けられたパラメータのリストである(図1-1の表にあるRIC制御ヘッダーフォーマット2のように)。
【0110】
4.E2インターフェースを介した、E2ノードからnear-RT RICへのKPI(例えば、セル状態、使用されているPRB、UEの数、モビリティなど)の報告。
【0111】
5.モビリティ管理xAppとそのセル/スライス固有のパラメータの制御を可能にすることに関する手順。
【0112】
図11は、本開示の一実施形態によるモビリティ管理O-RAN xAppの高レベルアーキテクチャを示す。
【0113】
図11は、本発明の一実施形態の高レベルアーキテクチャを示す。図11に示すように、サービスオーケストレーション及び管理フレームワーク500内の非RT RIC501は、A1インターフェースを介して、RAN要素及びリソースの非リアルタイム制御及び最適化と、Near RT RIC502内のアプリケーション/機能へのポリシーベースのガイダンスを可能にする。
【0114】
新しいxApp、即ち、モビリティ管理xApp503が、Near-RT RIC502に追加される。xApp503は、負荷及びUEモビリティ統計など、非RT RIC501から収集されたセル及びUE統計を使用する。次に、例えば、予測されるUEの移動と、E2ノードが関連付けられているスライスの結果として得られるSLAに従って、ハンドオーバの決定を行う。このような決定は、E2インターフェースから取得されるリアルタイムパラメータ、例えば、E2ノードの瞬間的なセル負荷及びKPIに従って行われる。この決定の出力は、ハンドオーバが行われるセルのリスト、すなわち、ソースE2ノード及びターゲットE2ノードのリストである。UEがハンドオーバされるソースE2ノードには、そのリソースがすぐに使い果たされ(used up)、次の期間にオーバーフローすると予測されるE2ノードのリストが含まれてもよい。UEがハンドオーバされるターゲットE2ノードは、ターゲットE2ノードのリソースが十分に利用されていない(ことになる)ことが予測されるという事実によって決定され得る。
【0115】
xApp503によって行われる決定は、ハンドオーバ元及びハンドオーバ先となるセルのリストの更新につながる可能性がある。これらのパラメータ504は、near-RT RIC502から、送信元及び宛先E2ノード506に伝達され、E2ノード506は、例えば、図3B図4B及び図5Bに詳細に説明されている手順に従って、それに応じて動作するものとする。
【0116】
E2ノード506は、その性能モニタリング(例えば、スループット)を、near-RT RIC502に送信し、503がそれに応じてその決定を更新する。E2ノード506はまた、near RT RIC502で発生したハンドオーバの状態を報告し、報告された情報が、RICデータリポジトリ内で更新され、他のxApp、例えば、トラフィックステアリング(traffic steering)に使用されることができるようにする。E2インターフェースを介して、E2ノード506からnear RT RIC502に伝達されるパラメータは、図11では、505として示されている。
【0117】
図12は、本開示の一実施形態による、セルレベルでのE2サービスモデルの一例を示す。
【0118】
図13は、本開示の一実施形態によるセル制御CONTROLサービススタイルの一例を示す。
【0119】
本発明の別の実施形態では、RANにおけるモビリティ管理は、新しいE2サービスモデルを使用することによって達成される。本発明の実施形態は、RIC制御ヘッダフォーマット2又はE2SM-CC制御ヘッダフォーマット1に従って、E2SMセル制御(E2SM-CC)又はE2SMセル構成制御(E2SM-CCC)と呼ばれる新しいE2サービスモデルを、以下のように提示し、ここで、そのサービスがUEレベルにある従来技術のE2SM-RCとは対照的に、E2サービスは、セル及びスライスレベルにある。同様に、「セル/スライス制御(Cell/Slice control)」RAN機能と呼ばれる新しいRAN機能が存在する。E2サービスモデルとRAN機能との間の関係は、図12及び図13に示されているが、ここでは、特定のxApp(又は非RT RICの場合は、rApp)が、E2SM-RC及びE2SM-CC、即ち、O-RANで定義されている2つの異なるサービスモデルを通じて、E2サービスを提供できることが示されている。E2SM-RCの場合は、図2に示すRIC制御ヘッダフォーマット1を使用する必要がある。E2SM-CCの場合、図1と表6にそれぞれ示すように、RIC制御ヘッダフォーマット2又はE2SM-CC制御ヘッダフォーマット1を使用する必要がある。図12に、必要な制御レベル及び構成に応じて、異なるxAppが異なるサービスモデルを使用できることが示されている。例えば、1つのxAppは、E2SM-RCサービスモデルと対応するIEを使用して、E2ノードをUEレベルで構成でき、一方、別のxAppは、E2SM-CCサービスモデルと対応するIEを使用して、E2ノードをセル又はスライスのレベルで構成することができ、また別のxAppは、E2SM-CCとE2SM‐RCの両方を使用して、E2ノードを構成することができる。図13は、E2SM-CCを介したxAppとE2ノードとの間の相互作用の例を示す。ここで、602は、O-RANのnear-RT RICであり、その中でxAppが1つ又は複数のE2ノードを制御及び構成する。このような制御が、セルレベル及び/又はスライスレベルにある場合、新しいパラメータ604、605及び制御スタイル603を含む新しいIEが適用される。
【0120】
図2の表は、RIC制御要求メッセージフォーマットを示す。このメッセージフォーマットは、メッセージタイプ、RIC Request ID、RIC Call Process ID、及びRIC Control Headerで構成されている。RIC Control Header(IE)は、E2SM-CC制御メッセージヘッダフォーマット1の選択肢を示す。
【0121】
具体的には、新しいスタイル、即ち、「モビリティ管理」は、図2の表に示すように、新しいE2SM-CCに追加される新しいRICスタイルとして追加される。これは、O-RAN標準に基づいて、「RAN制御」RAN機能が、モビリティ制御に関するCONTROLサービスのサポートを示し、これは、構成の変更及び1つ又は複数のセルのモビリティ構成を制御するために使用される。
【0122】
したがって、CONTROLサービススタイルは、CONTROLサービスRIC制御メッセージIEをさらに含み、RIC制御メッセージのコンテンツは、ソースセル及びターゲットセル/E2ノードのリストである。
【0123】
【表9】
【0124】
新しいCONTROLサービススタイルには、Near-RT RICノードと、E2ノードとの間の情報要素(IE)がさらに含まれる。以下の表10は、新しいE2SM-CC CONTROLサービススタイル及び関連するIEのメッセージを説明している。これらのIEは、おそらく新しい標準仕様で、O-RAN E2SM-CCで指定される予定であり、以下のように詳しく説明されている。
【0125】
【表10】
【0126】
別のIEでは、以下の表11に示すように、near-RT RICからE2ノードにメッセージが送信され、1つ又は複数のセルのハンドオーバを要求する。
【0127】
【表11】
【0128】
本発明の一実施形態によれば、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)制御型コントローラ(RIC)によって実行される方法は、RIC制御要求メッセージを、E2ノードに送信するステップ、及び前記E2ノードからセル又はスライスレベルでのRIC制御確認メッセージを受信するステップを含み、ここで、前記RIC制御要求メッセージは、サービスモデルに特有のRAN機能に関する特有の情報と、その機能に対するRIC制御確認メッセージとを含む。RIC制御結果情報は、制御結果情報を含み、そして、RIC制御結果情報は、特定のプロトコルにおけるサービスモデルに特有のRAN機能に対するイベント発生理由を含むことができる。
【0129】
本発明の一実施形態によれば、E2ノードによって実行される方法は、無線アクセスネットワーク(RAN)制御型コントローラ(RIC)から、RIC制御要求メッセージを受信するステップ、及びRICにRIC制御確認メッセージを送信するステップを含む。RIC制御要求メッセージには、サービスモデルに特有のRAN特有の機能に関する情報が含まれ、RIC制御確認メッセージには、RIC制御機能に関する情報が含まれる。RIC制御結果情報は、制御結果情報を含み、RIC制御結果情報は、特定のプロトコルにおけるサービスモデルに特有のRAN機能に対するイベント発生理由を含むことができる。
【0130】
例示的な実施形態では、ニアリアルタイム(near-RT)‐無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)によって実行される方法は、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを生成する動作を含む。この方法は、E2インターフェースを介して、E2ノードに前記制御メッセージを送信する動作を含む。前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される。
【0131】
例示的な実施形態では、前記制御メッセージは、スライスリソース割り当て制御に使用される。前記制御メッセージは、ネットワークスライスを示す単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)と、ネットワークスライスに関連付けられた物理リソースブロック(physical resource block、PRB)割り当て情報とを含む。
【0132】
例示的な実施形態では、前記制御メッセージは、グローバルセル識別子(ID)に関する情報と、このグローバルセルIDに関連付けられた関連パラメータとを含む。
【0133】
例示的な実施形態では、前記制御メッセージは、公共陸上モバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)に関する情報と、PLMNに関連付けられた関連パラメータとを含む。
【0134】
例示的な実施形態では、前記1つ又はそれ以上のRAN機能は、モビリティ管理(mobility management)、サービスレベルアグリーメント(service level agreement、SLA)保証(assurance)、又はセル規制(cell barring)のうち少なくとも1つを含む制御サービスのサポートを提供する。
【0135】
例示的な実施形態では、E2ノードによって実行される方法であって、この方法は、E2インターフェースを介して、ニアリアルタイム(near-RT)‐無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェンスコントローラ(RIC)から、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを受信する動作を含む。この制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される。
【0136】
例示的な実施形態では、前記制御メッセージは、スライスリソース割り当て制御に使用される。前記制御メッセージは、ネットワークスライスを示す単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)と、ネットワークスライスに関連付けられた物理リソースブロック(PRB)割り当て情報とを含む。
【0137】
例示的な実施形態では、前記制御メッセージは、グローバルセル識別子(ID)に関する情報と、このグローバルセルIDに関連付けられた関連パラメータとを含む。
【0138】
例示的な実施形態では、前記制御メッセージは、公共陸上モバイルネットワーク(PLMN)に関する情報と、PLMNに関連付けられた関連パラメータとを含む。
【0139】
例示的な実施形態では、前記1つ又はそれ以上のRAN機能は、モビリティ管理、SLA保証、又はセル規制のうち少なくとも1つを含む制御サービスのサポートを提供する。
【0140】
例示的な実施形態では、ニアリアルタイム(near-RT)‐無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェンスコントローラ(RIC)装置は、1つ又はそれ以上のトランシーバと、これらの1つ又はそれ以上のトランシーバに結合される1つ又はそれ以上のプロセッサとを含む。前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを生成するように構成される。前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、E2インターフェースを介して、E2ノードに前記制御メッセージを送信するように構成される。前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される。
【0141】
例示的な実施形態では、E2ノードの装置は、1つ又はそれ以上のトランシーバと、これらの1つ又はそれ以上のトランシーバに結合された1つ又はそれ以上のプロセッサとを含む。前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、E2インターフェースを介して、ニアリアルタイム(near-RT)‐無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェンスコントローラ(RIC)から、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを受信するように構成される。前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される。
【0142】
本発明の一実施形態では、前記モビリティ管理xApp/手順は、継続的に実行されてもよく、オペレータ又は非RT RICによってトリガされてもよい(例えば、性能モニタリング手順によって、KPIが満たされない場合)。
【0143】
図14は、本開示の一実施形態によるスライスのSLA予測に従って、モビリティ管理の決定が行われる/トリガされる方法を示す。
【0144】
本開示の別の実施形態では、図14に示すようなシナリオに従って、スライスのSLA予測に従って、モビリティ管理の決定が行われる/トリガされる。これは、閾値を超える予測負荷、又はUEを収容するための予測されたリソース使用量が利用可能なリソース(ネットワークリソース(例えば、PRBの数)及び演算リソース(例えば、処理及びストレージ)を含む)を超えることに基づいて、SLA保証に関するモビリティトリガ条件を示す。
【0145】
図14には、UE700、E2ノード1(710)、Near-RT RIC720、及びE2ノード2(730)が示されている。ステップS300において、UE700は、E2ノード1(710)に測定レポートを送信する。次に、各E2ノードは、ステップS301及びS302で、Near-RT RIC720にそれぞれNS1又はNS1/2測定レポートを送信する。
【0146】
ステップS303において、SLAがトリガされるか又は要求される。前記トリガ条件は、閾値を超える予測負荷であってもよく、又はUEを収容するための予測されたリソース使用量が利用可能リソース(例えば、PRBの数又は処理能力/ストレージなどの演算リソース)を超えることであってもよい。
【0147】
ステップS304において、前述のNear RT RICは、同じスライス又は同じタイプのスライスに関連付けられた適切な基地局に対してハンドオーバ決定を行う。
【0148】
ステップS305において、前記Near RT RIC720は、1つ又は1つのグループのUEをハンドオーバする決定を、ソースgNB710に通知する。ステップS306において、前記Near RT RIC720は、ハンドオーバ決定をターゲットgNB730に通知する。
【0149】
本開示による実施形態では、方法は、少なくとも1つのインテリジェントシステムを含むネットワーク内で動作し、前記ネットワークは、O-RANアーキテクチャで構成される。セル構成は、セル及び/又はスライスレベルでの制御を容易にする1つ又はそれ以上のセル制御情報要素(IE)によって制御される。前記の制御は、E2インターフェース又はF1インターフェースを介して行われる。
【0150】
例示的な実施形態では、前記方法は、無線アクセスノード(RAN)、各公共陸上モバイルネットワーク(PLMN)、セル又はスライスのレベルに固有のパラメータのリストを構成する動作と、O-RANでのセル構成を可能にするために、E2インターフェースを介してE2ノードに、又はF1インターフェースを介してDU/CUレベルのセルに提供する動作とを含む。
【0151】
例示的な実施形態では、前記方法は、UEハンドオーバのためにセルレベルで制御される必要があるIEを決定する動作を含む。この方法は、サービスモデル及びIEを介して、セルレベルで1つ又はそれ以上のE2ノードを構成する動作を含む。
【0152】
例示的な実施形態では、前記方法は、アイドルモードのセル再選択のためにセルレベルで制御される必要のあるパラメータを決定する動作を含む。この方法は、対応するサービスモデル及びIEを介して、セルレベルでE2ノードを構成する動作を含む。
【0153】
例示的な実施形態では、前記方法は、セルレベル及びスライスレベルのSLA保証について制御する必要があるパラメータを決定する動作を含む。この方法は、対応するサービスモデル及びIEを介して、セルレベルでE2ノードを構成する動作を含む。
【0154】
例示的な実施形態では、前記方法は、セル規制(cell barring)のためにセルレベルで制御する必要がある少なくとも1つのパラメータを決定する動作を含む。この方法は、対応するサービスモデル及びIEを介して、セルレベルでE2ノードを構成する動作を含む。
【0155】
例示的な実施形態では、前記方法は、前記E2ノードが経験する負荷、動的トラフィック、及び予測されるSLAのうち1つ又はそれ以上に応じて、1つ又はそれ以上のE2ノードから1つ又はそれ以上のE2ノードに、ユーザ機器(UE)をハンドオーバすることを決定する動作を含む。
【0156】
例示的な実施形態では、前記方法は、前記ノードの負荷、動的トラフィック、及び予測されるSLAのうち1つ又はそれ以上に従って、1つ又はそれ以上のE2ノードについて、アイドルUEのセルを再選択することを決定する動作を含む。
【0157】
例示的な実施形態では、前記方法は、前記少なくとも1つのインテリジェントシステムが、前記E2ノードにセルIDリストを提供して、ハンドオーバ要求を開始するステップをさらに含む。
【0158】
例示的な実施形態では、前記方法は、前記少なくとも1つのインテリジェントシステムが、前記E2ノードにハンドオーバ要求を受信するためのセルIDリストを提供するステップをさらに含んでもよい。
【0159】
例示的な実施形態では、セルレベル又はスライスレベルの構成が必要な場合、スライスSLA保証、モビリティ管理、及びセル規制を含むユースケースが使用される。
【0160】
例示的な実施形態では、前記ネットワークは、near-RT RIC内の1つ又はそれ以上のxApp、及び/又は非RT RIC内の1つ又はそれ以上のrAPPを含む。
【0161】
例示的な実施形態では、セルを再選択することを決定する前記動作は、1つ又は複数のスライスのSLAを予測する動作を含む。前記予測には、スライス内のネットワーク又は計算リソースの予測が含まれる。
【0162】
例示的な実施形態では、ネットワークは、前記の方法のうちの1つを実行するように動作する。
【0163】
例示的な実施形態では、方法は、セルリソース構成のためのO-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含み、新しいサービスモデル、O-RANのE2SM-CCに基づいて、E2インターフェースを介して、セル及び/又はスライスレベルでセル制御情報要素(IE)を含む通信ネットワークで動作する。
【0164】
例示的な実施形態では、方法は、セルリソース構成のためのO-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含み、新しいサービスモデル、O-RANのE2SM-CCに基づいて、F1インターフェースを介して、セル及び/又はスライスレベルでセル制御情報要素(IE)を含む通信ネットワークで動作する。
【0165】
例示的な実施形態では、前記方法は、O-RANにおけるセルリソース構成を可能にするために、各PLMN、セル、及び/又はスライスのレベルに固有のRANパラメータのリストを、E2ノードに構成するための方法を含む。前記構成はまた、E2インターフェースを介して、E2ノードを構成するか、又はF1インターフェースを介して、DU/CUレベルのセルを構成することによって達成することができる。
【0166】
例示的な実施形態では、前記新しいサービスモデルE2SM-CCに従った新しいE2SM-CC制御ヘッダフォーマット1(表7)が提供される。
【0167】
例示的な実施形態では、O-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含む通信ネットワークで動作する方法は、UEハンドオーバのために、セルレベルで制御される必要があるIEを決定する動作と、前記E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1を使用して、対応するサービスモデル及びIEを通じて、前記セルレベルで前記E2ノードを構成する動作を含む。
【0168】
例示的な実施形態では、O-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含む通信ネットワークの動作方法は、アイドルモードのセル再選択のために、セルレベルで制御する必要があるパラメータを決定する動作を含む。前記方法は、対応するサービスモデル及びIEと、前記E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1を通じて、セルレベルでE2ノードを構成する動作を含む。
【0169】
例示的な実施形態では、O-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含む通信ネットワークの動作方法は、セルレベル及びスライスレベルSLA保証について制御する必要があるパラメータを決定する動作を含み得る。この方法は、対応するサービスモデル及びIEと、前記E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1を介して、セルレベルでE2ノードを構成する動作を含む。
【0170】
例示的な実施形態では、O-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含む通信ネットワークの動作方法は、セル規制(cell barring)のために、セルレベルで制御する必要があるパラメータを決定する動作を含む。この方法は、対応するサービスモデル及びIEと、前記E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1を通じて、セルレベルでE2ノードを構成する動作を含む。
【0171】
例示的な実施形態では、O-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含む通信ネットワークの動作方法は、例えば、限定されないが、ノードの負荷、動的トラフィック、予測されるSLAなどに応じて、1つ又はそれ以上のE2ノードへのUEのハンドオーバ及び1つ又はそれ以上のE2ノードからのUEのハンドオーバに関する決定を行う動作を含む。この方法は、対応するサービスモデル及びIEと、E2SM-CC制御ヘッダフォーマット1を通じて、E2ノードを構成する動作を含む。
【0172】
例示的な実施形態では、O-RANアーキテクチャ内の1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムを含む通信ネットワークの動作方法は、例えば、限定されないが、ノードの負荷、動的トラフィック、予測されるSLAなどに応じて、1つ又はそれ以上のE2ノードのアイドルUEのセル再選択に関する決定を行う動作を含む。この方法は、対応するサービスモデル及びIEを通じて、E2ノードを構成する動作を含む。
【0173】
例示的な実施形態では、前記方法は、前記1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムが、前記E2ノードにハンドオーバ要求(ソースセルID)を開始するためのセルIDリストを指示する動作をさらに含む。
【0174】
例示的な実施形態では、前記方法は、前記1つ又はそれ以上のインテリジェントシステムが、前記E2ノードにハンドオーバ要求(ターゲットセルID)を受信するためのセルIDリストを指示する動作をさらに含む。
【0175】
例示的な実施形態では、前記方法は、セルレベル及びスライスレベルの構成が必要な場合に、スライスSLA保証、モビリティ管理、セル規制などのO-RANユースケースを可能にする手順をさらに含む。
【0176】
例示的な実施形態では、前記方法は、本明細書の表及び図面に従って、Near RT RIC及び非RT RICに報告され、それによって構成されるIEをさらに含む。
【0177】
例示的な実施形態では、前記方法は、near-RT RIC内の1つ又は複数のxApp、及び/又は非RT RIC内の1つ又は複数のrAPPをさらに含む。
【0178】
例示的な実施形態では、前記意思決定は、1つ又は複数のスライスのSLAの予測を含む。この予測には、スライス内のネットワーク(例えば、PRBの数)及び計算リソース(例えば、処理能力及びストレージ)の予測が含まれる。
【0179】
例示的な実施形態では、セルレベル及びスライスレベルでCONTROLサービスをサポートするための「セル制御(Cell Control)」RAN機能が提供される。
【0180】
本発明の一実施形態は、RANに新しいサービスモデル(E2SM-CC)を可能にするための無線通信システムにおけるO-RANアーキテクチャの装置及び方法を提供する。ここで、各PLMN、セル及び/又はスライスのレベルに固有のRANパラメータは、E2ノードで構成され、O‐RANでのセルリソース構成を可能にする。
【0181】
本発明の一実施形態による、そのようなパラメータを構成するサービスモデル及び方法は、一般に、セルレベル及びスライスレベルの構成が必要な他のユースケースにも適用可能である。したがって、本発明の実施形態は、潜在的に他の広範囲なユースケース及び関連するIE及び手順に関する。
【0182】
本明細書で説明される例示的な実施形態の少なくともいくつかは、部分的又は全体的に、特別目的の専用ハードウェアを使用して構築され得る。本明細書で使用される「構成要素(component)」、「モジュール」又は「ユニット」などの用語には、特定のタスクを実行又は関連する機能を提供する、個別構成要素又は統合構成要素の形態の回路(circuitry)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェア装置が含まれることがあるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、前述の構成要素は、有形で永続的なアドレス指定可能な記憶媒体上に常駐するように構成されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサ上で実行するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、これらの機能要素には、例えば、ソフトウェア要素、オブジェクト指向ソフトウェア要素、クラス要素及びタスク要素、プロセス、関数、属性、手順、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数などの構成要素が含まれる。例示的な実施形態は、本明細書で説明される構成要素、モジュール、及びユニットを参照して説明されているが、そのような機能要素は、より少ない数の要素に結合されてもよく、又は追加の要素に分離されてもよい。オプションの特徴の様々な組み合わせが本明細書に記載されており、記載された特徴は、任意の適切な組み合わせで組み合わせることができることが理解されるであろう。特に、任意の1つの例示的な実施形態の特徴は、そのような組み合わせが相互に排他的である場合を除き、必要に応じて他の任意の実施形態の特徴と組み合わせることができる。本明細書全体を通じて、「含む(comprising)」又は「含む(comprises)」という用語は、記載された構成要素を含むことを意味するが、他の構成要素の存在を排除するものではない。
【0183】
本出願に関連して、本明細書と同時に、又は本明細書よりも先に出願され、本明細書と共に公衆の閲覧に公開されているすべての論文及び文書に注意され、そのようなすべての論文及び文書の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0184】
本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)に開示されたすべての特徴、及び/又はそのように開示される任意の方法又はプロセスのすべてのステップは、そのような特徴及び/又はステップのうち少なくとも一部が相互に排他的な組み合わせを除いて、任意の組み合わせで組み合わせることができる。
【0185】
本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)に開示された各特徴は、特に明記されない限り、同じ、同等又は類似の目的を果たす代替の特徴によって置き換えられることがある。したがって、特に明記しない限り、開示される各特徴は、一連の同等又は類似の特徴の一般的な一例に過ぎない。
【0186】
本発明は、前述の実施形態の詳細に限定されない。本発明は、本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)に開示される特徴の任意の新規なもの、又は任意の新規な組み合わせ、又はそのように開示された任意の方法又はプロセスのステップのうち任意の新規なもの、又は任意の新しい組み合わせにまで及ぶ。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-02-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ニアリアルタイム(near-RT)-無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)によって実行される方法であって、
セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを生成する動作、及び
E2インターフェースを介して、E2ノードに前記制御メッセージを送信する動作を含み、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、方法。
【請求項2】
前記制御メッセージは、スライスリソース割り当て制御に使用され、及び
前記制御メッセージは、ネットワークスライスを示す単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)と、前記ネットワークスライスに関連付けられた物理リソースブロック(physical resource block、PRB)割り当て情報とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記制御メッセージは、グローバルセル識別子(ID)に関する情報と、前記グローバルセルIDに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記制御メッセージは、公共陸上モバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)に関する情報と、前記PLMNに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ又はそれ以上のRAN機能は、モビリティ管理(mobility management)、サービスレベルアグリーメント(service level agreement、SLA)保証(assurance)、又はセル規制(cell barring)のうち少なくとも1つを含む制御サービスのサポートを提供する、請求項に記載の方法。
【請求項6】
E2ノードによって実行される方法であって、
ニアリアルタイム(near-RT)-無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)からE2インターフェースを介して、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを受信する動作を含み、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、方法。
【請求項7】
前記制御メッセージは、スライスリソース割り当て制御に使用され、
前記制御メッセージは、ネットワークスライスを示す単一ネットワークスライス選択支援情報(single-network slice selection assistance information、S-NSSAI)と、前記ネットワークスライスに関連付けられた物理リソースブロック(physical resource block、PRB)割り当て情報とを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記制御メッセージは、グローバルセル識別子(ID)に関する情報と、前記グローバルセルIDに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記制御メッセージは、公共陸上モバイルネットワーク(PLMN)に関する情報と、前記PLMNに関連付けられた関連パラメータとを含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ又はそれ以上のRAN機能は、モビリティ管理(mobility management)、サービスレベルアグリーメント(service level agreement、SLA)保証、又はセル規制(cell barring)のうち少なくとも1つを含む制御サービスのサポートを提供する、請求項に記載の方法。
【請求項11】
ニアリアルタイム(near-RT)‐無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)の装置であって、
1つ又はそれ以上のトランシーバ及び
前記1つ又はそれ以上のトランシーバに結合された1つ又はそれ以上のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを生成し、及び
E2インターフェースを介して、E2ノードに前記制御メッセージを送信するように構成され、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、装置。
【請求項12】
前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、請求項2~5のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
E2ノードの装置であって、
1つ又はそれ以上のトランシーバ、
前記1つ又はそれ以上のトランシーバに結合された1つ又はそれ以上のプロセッサを含み、前記プロセッサは、
ニアリアルタイム(near-RT)-無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)からE2インターフェースを介して、セル構成及び制御に関連する1つ又はそれ以上のRAN機能を提供するE2サービスモデル(SM)のための制御メッセージを受信するように構成され、
前記制御メッセージは、セルレベルパラメータ又はスライスレベルパラメータのうち少なくとも1つを構成するために使用される、装置。
【請求項14】
前記1つ又はそれ以上のプロセッサは、請求項7~10のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、請求項13に記載の装置。
【国際調査報告】