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特表2024-530309伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-16
(54)【発明の名称】伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/02 20090101AFI20240808BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240808BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20240808BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20240808BHJP
   H04W 72/56 20230101ALI20240808BHJP
【FI】
H04W72/02
H04W92/18
H04W72/40
H04W52/02 110
H04W72/56
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513257
(86)(22)【出願日】2022-08-23
(85)【翻訳文提出日】2024-02-27
(86)【国際出願番号】 CN2022114235
(87)【国際公開番号】W WO2023030096
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111005804.7
(32)【優先日】2021-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】彭 淑燕
(72)【発明者】
【氏名】▲紀▼ 子超
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 思▲キ▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲歡▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
本出願は、伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体を開示し、通信技術分野に属する。本出願の実施例の伝送処理方法は、端末が第一のデータの第一のリソース情報を決定することを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分の測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送処理方法であって、
端末が第一のデータの第一のリソース情報を決定することを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む、伝送処理方法。
【請求項2】
前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第一のリソース情報は、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルするか、又は周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第二の検出と前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスであり、且つ前記第二のデータが第一の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、ここで、前記第一の予め設定される条件は、第二の検出が存在することと、到着時間が予測可能であることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのデータ遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質QoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示RSSIと、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する前に、前記方法は、
前記第一のデータの優先度を決定することをさらに含み、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
伝送処理装置であって、
第一のデータの第一のリソース情報を決定するための第一の決定モジュールを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効するかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む、伝送処理装置。
【請求項21】
前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である、請求項20に記載の装置。
【請求項24】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含む端末であって、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、請求項1から19のいずれか1項に記載の伝送処理方法におけるステップを実現する、端末。
【請求項25】
プログラム又は命令が記憶されている可読記憶媒体であって、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から19のいずれか1項に記載の伝送処理方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項26】
チップであって、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から19のいずれか1項に記載の伝送処理方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項27】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1から19のいずれか1項に記載の伝送処理方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【請求項28】
請求項1から19のいずれか1項に記載の伝送処理方法のステップを実行するように構成される、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年08月30日に中国で提出された中国特許出願No.202111005804.7の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、特に伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
周知のように、サイドリンク(Sidelink、SL)伝送では、端末は、再評価/プリエンプトメカニズムにおいて一般的にフルセンシング(full sensing)の検出メカニズムを採用してリソース選択を行う。例えば、端末は、構成されたリソースプールにおいて、利用可能なリソースをサーチするために、持続的に検出を行い、このように端末の消費電力が比較的大きくなり、パワー制限(power-limited)の端末に対して、エネルギー消費の需要を満たすことができない。そのため、従来の技術では、再評価/又はプリエンプトの消費電力が比較的大きいという問題が存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、再評価/又はプリエンプトの消費電力が比較的大きいという問題を解決できる伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様は、伝送処理方法を提供し、この方法は、
端末が第一のデータの第一のリソース情報を決定することを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分(Bandwidth Part、BWP)の測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0006】
第二の態様は、伝送処理装置を提供し、この装置は、
第一のデータの第一のリソース情報を決定するための第一の決定モジュールを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0007】
第三の態様は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0008】
第四の態様は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、ここで、
前記プロセッサは、第一のデータの第一のリソース情報を決定するために用いられ、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0009】
第五の態様は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0011】
第七の態様は、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現する。
【0012】
第八の態様は、第一の態様に記載の方法を実行するように構成される通信機器を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、端末によって第一のデータの第一のリソース情報を決定し、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。第一のターゲット情報が第一のリソース情報に関連するように定義されているため、決定された第一のリソース情報に基づいてターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うことができる。このように、フルセンシング方式を採用して再評価又はプリエンプトを行う必要がなく、それによってターゲットリソースの衝突率を減小させるとともに、端末の電気エネルギー損失を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本出願の実施例が適用可能なネットワークシステムの構造図である。
図2】端末がパーシャルセンシングを行う例示的な図である。
図3】本出願の実施例による伝送処理方法のフローチャートである。
図4】本出願の実施例による伝送処理方法の端末が検出を行う例示的な図のその一である。
図5】本出願の実施例による伝送処理方法の端末が検出を行う例示的な図のその二である。
図6】本出願の実施例による伝送処理方法の端末が検出を行う例示的な図のその三である。
図7】本出願の実施例による伝送処理装置の構造図である。
図8】本出願の実施例による通信機器の構造図である。
図9】本出願の実施例による端末の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0018】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、ロボット、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器(Vehicle User Equipment、VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment、PUE)、スマートホーム(無線通信機能を有するホーム機器、例えば冷蔵庫、テレビ、洗濯機又は家具など)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートイヤホン、スマートメガネ、スマートアクセサリー(スマートブレスレット、スマートハンドチェーン、スマート指輪、スマートネックレス、スマート足首ブレスレット、スマートアンクレットなど)、スマートバンド、スマート衣類、ゲーム機などを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例の端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワーク機器であってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、ワイアレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)アクセスポイント、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)ノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0019】
理解を容易にするために、以下は、本出願の実施例に係るいくつかの内容について説明する。
【0020】
一、サイドリンク伝送のリソース割り当て
サイドリンクには、二つの割り当てモード(mode)が定義されており、1つは、基地局にリソースをスケジューリングするというmode1である。もう1つは、端末自体がどのリソースを使用して伝送するかを決めるというmode2である。この時、リソース情報は、基地局のブロードキャストメッセージ又は予め構成される情報から由来する可能性がある。端末は、基地局の範囲内で作動し、且つ基地局との無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続を有する場合、mode1及び/又はmode2であってもよく、端末は、基地局の範囲内で作動するが、基地局との無線リソース制御接続を有しない場合、mode2で作動することしかできない。端末は、基地局の範囲外にある場合、mode2で作動し、予め構成される情報に基づいてSL伝送を行うことしかできない。
【0021】
mode 2について、具体的な作動方式は、以下のとおりである。
【0022】
1)送信端末(Transmit User Equipment、TX UE)は、リソース選択がトリガーされた後に、まずリソース選択ウィンドウを決定し、リソース選択ウィンドウの下方境界は、リソース選択トリガー後のT1時間にあり、リソース選択の上方境界は、トリガー後のT2時間にあり、ここで、T2は、UEによる実現の方式がその伝送ブロック(Transport Block、TB)で伝送するパケット遅延バジェット(Packet Delay Budget、PDB)内で選択した値であり、T2は、T1よりも早くない。
【0023】
2)端末は、リソース選択の前に、リソース選択の候補リソース集合(candidate resource set)を決定する必要があり、リソース選択ウィンドウ内のリソース上で測定されたリファレンス信号受信パワー(Reference Signal Received Power、RSRP)と該当するリファレンス信号受信パワー閾値(Reference Signal Received Power threhold、RSRP threhold)とを比較することにより、RSRPがこのRSRP threholdを下回る場合、このリソースを候補リソース集合に組み込むことができる。
【0024】
3)リソース集合を決定した後に、端末は、ランダムに候補リソース集合から伝送リソースを選択する。また、端末は、今回の伝送で次の伝送のために伝送リソースを予約することができる。
【0025】
一般的には、端末は、各スロットにおいて、割り当てられたリソースプール全体の周波数領域帯域幅内で検出を行う。定義された検出能力に基づいて、検出を試みる回数は、端末の検出能力を超えない。
【0026】
二、LTEビークル・ツー・エブリシング(Vehicle-to-Everything、V2X)におけるパーシャルセンシング(Partial sensing)。
【0027】
LTE V2Xにおけるパーシャルセンシング(Partial sensing)は、主に省電力のために設計されており、時間領域上のパーシャルセンシングを定義している。端末は、二つのモードのリソース選択方式をサポートする。1つは、ランダムなリソース選択であり、別のモードは、まずパーシャルセンシングを行い、パーシャルセンシングの結果に基づいてリソースを選択し、半静的なリソース予約を行うことである。ここで、端末がどちらのモードを選択するかは、RRCによって構成され、二つのモードのリソース選択をサポートするようにRRCによって構成される場合、端末による実現は、どちらのリソース選択方式を採用するかを決める。
【0028】
選択的に、端末がパーシャルセンシングを行い、リソース検出を行う方式は、図2に示すように、ここで、端末検出ウィンドウは、[n-1000,n]の範囲内の斜線ハッチング部分のウィンドウであり、長さY及びkは、RRCによって構成されるパラメータであり、kの値の範囲は、{1,2,3…10}であってもよい。選択ウィンドウ内の[n+T1,n+T2]内のドットハッチング部分のウィンドウは、上位層によって構成される端末の選択ウィンドウである。UEは、斜線ハッチング部分の検出ウィンドウにおいて他の端末により送信されたサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を検出し、検出されたSCI及び予約周期に基づいて、他の端末のドットハッチング部分内のリソース予約状況を推測し、このUEは、これらの情報に基づいて選択ウィンドウにおける条件を満たさないリソースを排除することができる。残りのリソースから少なくとも20%(ウィンドウ長Yの20%)のリソースを候補リソース集合として選択し、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層に報告し、MAC層は、候補リソース集合から一つのリソースをこの端末の候補リソースとしてランダムに選択する。この端末は、選択されたリソースに対して周期予約を行い、予約周期は、SCIにおいて指示される。
【0029】
三、SLの検出メカニズム。
【0030】
本出願では、検出メカニズムは、リソース選択メカニズムと呼ばれてもよい。SLでは、一つのリソースプールに最大三つの検出メカニズム、即ちfull sensingのメカニズム、partial sensingのメカニズム、ランダム選択(random selection)のメカニズムが構成されることをサポートする。その検出のパワーオーバヘッドは、full sensing≧partial sensing≧random selectionのエネルギー消費を満たす。そのリソース検出の信頼性は、full sensing≧partial sensing≧random selectionを満たす。
【0031】
NR SLでは、partial sensingのメカニズムには、周期ベースのパーシャルセンシング(periodic based partial sensing、PBPS)と連続パーシャルセンシング(continuous partial sensing、CPS)という二つの検出メカニズムが存在する。ここで、PBPSは、リソース選択ウィンドウ、及び周期値に基づいて検出ウィンドウの位置を決定するものである。CPSは、リソースプールの中に存在する非周期的サービスを検出するために設定され、選択ウィンドウの前の連続した時間ウィンドウである。
【0032】
四、SL再評価/プリエンプトメカニズム。
【0033】
Mode 2リソース割り当てモードでは、リソース選択(seletion)の再評価(re-evaluation)メカニズムがサポートされ、このメカニズムを簡単に記述すると、端末は、すでに選択したが予約されていないリソース(例えば、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)及び/又は物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)であってもよい)がまだアイドル/低干渉状態でないかどうかを判断するために、端末は、少なくとも「m-T3」時刻にリソース選択の再評価を行い、「m」時刻は、このリソースの予約情報が初回送信された時刻であり、T3は、端末がリソース選択処理を行う時間長を少なくとも含む。UEは、少なくとも「m-T3」にリソース選択のステップを再実行して、候補リソース集合を得る。端末によって選択されたリソースが依然としてこの候補リソース集合にあれば、UEは、リソース再選択(re-seletion)を行う必要がなく、そうでなければ、UEは、候補集合において新たな伝送リソースを選択する。
【0034】
リソースプリエンプト(pre-emption)メカニズムがサポートされ、このメカニズムを簡単に記述すると、一つの端末がすでに予約/選択したリソースが、より優先度の高い業務を有する他の端末が予約/選択したリソースと重なり(部分的に重なり)、この端末の関連リソース上のサイドリンクリファレンス信号受信パワー測定値(Sidelink Reference Signal Received Power、SL-RSRP)がある関連するSL-RSRP閾値よりも大きい場合、この端末は、リソースの再選択をトリガーする。上記業務優先度と前記SL-RSRP閾値は、リソース上のTB伝送によって決定される。端末がすでに予約/選択したリソース(PSCCH/PSSCHリソース)がプリエンプトされたかどうかを判断するために、UEは、少なくとも「m-T3」時刻にリソース選択の再評価を行い、「m」時刻は、選択されたリソースが位置する時刻であり、T3は、UEがリソース選択処理を行う時間長を少なくとも含む。
【0035】
NR V2Xでは、端末は、再評価/プリエンプトを行う時、端末のm-T3時刻での検出結果のみを要求する。残りのスロット内の検出は、UE実現に依存する。端末がfull sensingのリソース選択メカニズムを採用するため、UEが残りの検出可能なスロット上でもリソース検出を行うとともに、これらの検出結果に基づいてリソース選択を行うことができると考えられる。
【0036】
UEの省電力の需要を考慮すると、UE実現に基づくと、UEは、必ずしもm-T3以外の位置で検出を行うとは限らない。検出を行わないと、リソースプール内のリソース衝突確率が高くなる可能性がある。検出エネルギーオーバヘッドとリソース衝突確率とのバランスをとるために、再評価/プリエンプトメカニズムにおける検出リソースの数の問題を考慮する必要がある。
【0037】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例による伝送処理方法を詳細に説明する。
【0038】
図3を参照すると、図3は、本出願の実施例による伝送処理方法のフローチャートであり、図3に示すように、以下のステップを含む。
【0039】
ステップ301、端末は、第一のデータの第一のリソース情報を決定し、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分の測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0040】
本出願の実施例では、上記ターゲットリソースは、初期選択されたリソースとして理解されてもよく、再評価又はプリエンプトに基づいて選択されたリソースとして理解されてもよく、端末は、第一のリソース情報に基づいてこのターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行って、ターゲットリソース衝突の確率を減小させることによって、伝送の信頼性を向上させることができる。言い換えれば、上記ステップ301の前に、端末がターゲットリソースを決定することをさらに含んでもよい。
【0041】
理解すべきこととして、ターゲットリソースに対して再評価を行うことは、ターゲットリソースに対してプリエンプトを行うと理解されてもよい。本出願の実施例における第一のデータと第二のデータは、データパケット、SLプロセス(process)、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)process、リソース集合、TB又はMACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)などとして理解されてもよい。即ち上記第一のデータは、第一のデータパケット、第一のSLプロセス(process)、第一のHARQ process、第一のリソース集合、第一のTB又は第一のMACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)などに置き換えられてもよい。上記第二のデータは、第二のデータパケット、第二のSL process、第二のHARQ process、第二のリソース集合、第二のTB又は第二のMAC PDUなどに置き換えられてもよい。例えば、第一のデータを第一のSL processとし、第二のデータを第二のSL processとする場合に、第一のデータと第二のデータとが異なることは、第一のデータと第二のデータとが異なるSLプロセスであると理解されてもよい。
【0042】
選択的に、第一のデータが周期的サービスであるかどうかは、第一のデータが周期予約を有効にするかどうか、又は指示された周期が0であるかどうかに置き換えられてもよい。ここで、第一のデータが周期予約を有効にするか、又は指示された周期が非0の値である場合、この第一のデータが周期的サービスであると理解されてもよく、第一のデータが周期予約を有効にしていないか、又は指示された周期が0である場合、この第一のデータが非周期的サービスであると理解されてもよい。
【0043】
前記第一のリソース情報がリソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報が、リソースプールに周期データが存在するかどうかに関連すると理解されてもよい。
【0044】
前記第一のリソース情報が前記リソースプールの構成周期に関連する場合に、前記第一のリソース情報が、リソースプールに対応する周期構成に非0周期又は予め設定される非0周期である一つ又は複数の第一の対象が含まれるかどうかに関連すると理解されてもよい。
【0045】
前記第一のリソース情報が前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果に関連する場合に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのデータ遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質(Quality of Service、QoS)パラメータと、チャネルビジー率(Channel Busy Rate、CBR)と、チャネル占有率(Channel occupancy Ratio、CR)と、リファレンス信号受信パワー(Reference Signal Received Power、RSRP)と、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示(Received Signal Strength Indication、RSSI)と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つに関連すると理解されてもよい。
【0046】
本出願の実施例では、端末によって第一のデータの第一のリソース情報を決定し、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。第一のターゲット情報が第一のリソース情報に関連するように定義されているため、決定された第一のリソース情報に基づいてターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うことができる。このように、フルセンシング方式を採用して再評価又はプリエンプトを行う必要がなく、それによってターゲットリソースの衝突率を減小させるとともに、端末の電気エネルギー損失を低減させることができる。
【0047】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む。
【0048】
本出願の実施例では、上記リソースの大きさは、検出リソースの大きさとして理解されてもよく、リソースの大きさの最小数は、検出リソースの大きさデータとして理解されてもよく、リソースの大きさの最大数は、検出リソースの大きさの最大数として理解されてもよい。なお、上記リソースの大きさは、選択リソースの大きさとして理解されてもよく、リソースの大きさの最小数は、選択リソースの大きさデータとして理解されてもよく、リソースの大きさの最大数は、選択リソースの大きさの最大数として理解されてもよい。
【0049】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、第一のリソース情報を決定することは、リソース選択を行うか、又はリソース検出を行うと理解されてもよい。
【0050】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0051】
本出願の実施例では、上記第一の検出の検出時間長は、第二の検出の検出時間長よりも大きい。本出願の実施例では、上記第一の検出は、周期に基づく検出、例えばPBPSであると理解されてもよく、上記第二の検出は、非周期に基づく検出、例えばCPSであると理解されてもよい。
【0052】
例えば、いくつかの実施例では、第一のリソース情報が、リソースプール内の周期構成が0であるかどうかに関連するとしてもよい。
【0053】
周期をイネーブルし、リソースプールに非0周期構成が存在するか、又は前記リソースプールに対応する周期構成に一つ又は複数の第一の対象が含まれる場合、PBPSに基づいて第一のリソース情報を決定してもよく(PBPSに基づいてリソース選択を行うと呼ばれてもよい)、又は、PBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定してもよく(PBPSとCPSとに基づいてリソース選択を行うと呼ばれてもよい)、
周期をイネーブルせず、リソースプールに周期構成が0である周期予約のみが存在するか、又はリソースプールに対応する周期構成に第一の対象が含まれない場合、CPSに基づいて第一のリソース情報を決定する(CPSに基づいてリソース選択を行うと呼ばれてもよい)。
【0054】
ここで、第一の対象は、非0周期又は予め設定される非0周期である。この予め設定される非0周期は、構成された周期値の予め設定される値として理解されてもよく、この予め設定される値は、0よりも大きく、例えば周期値が0でない部分の周期値に対応する周期を予め設定される非0周期としてもよい。この予め設定される非0周期の周期値は、プロトコルによる約定、予め構成、構成又は指示によって決定されてもよい。
【0055】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である。
【0056】
本出願の実施例では、上記第一のターゲット検出方式と第二のターゲット検出方式は、異なる時刻、又は異なるリソース又はリソース集合に対して採用された検出として理解されてもよい。ここで、第一のターゲット検出方式は、第一のリソース情報の決定に採用される検出として理解されてもよく、例えば、第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含んでもよく、無論、他の検出をさらに含んでもよく、同様に、第二のターゲット検出方式は、第二のリソース情報の決定に採用される検出として理解されてもよく、例えば、第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含んでもよく、無論、他の検出をさらに含んでもよい。以下、具体的な実例によってこれについて詳細に説明する。
【0057】
第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報がCPS(又はPBPS)を採用して決定されるとすると、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報は、CPS(又はPBPS)に基づいて決定される。
【0058】
第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報がCPSとPBPSを採用して決定されるとすると、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報は、CPSとPBPSとに基づいて決定される。
【0059】
前記第一のリソース情報が、前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことを満たす場合に、第二のターゲット検出方式を使用して第一のリソース情報を決定し、又は少なくとも第二のターゲット検出方式を使用して第一のリソース情報を決定してもよい。
【0060】
例えば、第一のデータre-selection又はselectionがPBPSとCPSを採用して第二のリソース情報を決定する場合、前記第一のデータre-evaluation又はpre-emptionPBPS及び/又はCPSに基づいて第一のリソース情報を決定する。具体的に採用される検出方式は、端末による実現に依存してもよい。
【0061】
選択的に、上記第三の検出は、フルセンシング(full sensing)として理解されてもよい。いくつかの実施例では、上記T33は、リソース選択の処理時間長よりも大きい。
【0062】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである。
【0063】
選択的に、本出願の実施例では、上記ターゲット対象が電力量レベルである場合、上記第一のターゲット対象は、第一の電力量レベル又は電力量レベル1として理解されてもよく、上記第二のターゲット対象は、第二の電力量レベル又は電力量レベル2として理解されてもよく、上記第三のターゲット対象は、第三の電力量レベル又は電力量レベル3として理解されてもよい。理解すべきこととして、上記省電力モードと電力量レベルは、いずれもプロトコルにより定義され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示される、端末側機器により予め構成され、端末側機器により構成され、又は端末側機器により指示されるパラメータである。
【0064】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間(on duration)の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間(off duration)の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0065】
本出願の実施例では、DRXがイネーブルされず、DRX on durationが第一の予め設定される時間長よりも大きく、DRX off durationが第二の予め設定される時間長よりも小さく、DRX on durationの割合が第一の予め設定される割合よりも大きく、又はDRX off durationの時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さい場合、CPSに基づいて第一のリソース情報を決定する。DRXがイネーブルされ、DRX on durationが第一の予め設定される時間長以下であり、DRX off durationが第二の予め設定される時間長以上であり、DRX on durationの割合が第一の予め設定される割合以下であり、又はDRX off durationの時間割合が第二の予め設定される割合以上である場合、PBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定する。
【0066】
選択的に、前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0067】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす。
【0068】
本出願の実施例では、上記少なくとも一部の結果の選択は、端末による実現に依存してもよい。例えば、第二のデータがPBPSとCPSとを採用した場合、第一のデータの再評価/プリエンプトは、第二のデータPBPSの結果を用いてもよい。
【0069】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす。
【0070】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0071】
本出願の実施例では、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことは、第二のデータ検出時に排除されるリソースを排除すると理解されてもよい。言い換えれば、端末が第二のデータに基づいて排除されるリソースを検出する場合、第一のデータに基づいて検出を行うパラメータも、排除される。又は、端末が第二のデータに基づいて排除されるリソースを検出する場合、第一のデータのためにリソースを選択する時に、第二のデータに対応する排除されるリソースを直接排除できると考えられる。
【0072】
前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することは、端末が第一のデータのために選択したリソースが、追加的にリソースを多く排除し、選択可能なリソースが少なくなると理解されてもよい。
【0073】
理解すべきこととして、上記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上であることは、第一のデータの優先度値≦第二のデータの優先度値であると理解されてもよい。
【0074】
選択的に、第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0075】
本出願の実施例では、上記第一の閾値、第二の閾値、第三の閾値、第四の閾値、第五の閾値と第六の閾値の大きさは、プロトコルにより約定され、又はネットワーク側機器により予め構成、構成又は指示され、又は端末側機器により予め構成、構成又は指示されてもよい。
【0076】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0077】
本出願の実施例では、上記第一のデータが周期的サービスであることは、周期的グラント(grant)が第一のデータのリソースを指示すると理解されてもよく、この時に第一のデータのパケット到着時間を事前に予測してもよく、上記第一のデータが非周期的サービスであることは、非周期的grantが第一のデータのリソースを指示すると理解されてもよく、この時に多くの時間前にパケット到着時間を予測することができず、パケット到着時間に基づいて第一の検出を行う必要があるかどうかを判断してもよい。
【0078】
例えば、いくつかの実施例では、周期的grantが第一のデータのリソースを指示する場合、PBPSに基づいて第一のリソース情報を決定し、又はPBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定してもよく、非周期的grantが第一のデータのリソースを指示する場合、CPSに基づいて第一のリソース情報を決定し、又はPBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定してもよい。
【0079】
選択的に、いくつかの実施例では、前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することを含む。
【0080】
選択的に、上記第一のリソース情報は、プロトコルにより約定される、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示されるリソース情報、例えば上記第二のターゲット情報PBPS、CPS又はPBPSとCPSであってもよい。
【0081】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのデータ遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのQoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質(Reference Signal Received Quality、RSRQ)と、リファレンス信号強度指示(Received Signal Strength Indication、RSSI)と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答(Hybrid Automatic Repeat reQuest acknowledgement、HARQ-ACK)とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0082】
選択的に、いくつかの実施例では、前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する前に、前記方法は、
前記第一のデータの優先度を決定することをさらに含み、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない。
【0083】
前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しないことは、PBPSとCPS検出を実行せず、又はPBPSに対応する検出ウィンドウ大きさが0であり、CPSに対応する検出ウィンドウ大きさが0であると理解されてもよい。
【0084】
選択的に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す。
【0085】
理解すべきこととして、上記第一のターゲットウィンドウと第二のターゲットウィンドウとは、重なってもよく、重ならなくてもよく、ここでさらなる限定をしない。
【0086】
本出願の実施例では、この第一のターゲットウィンドウは、第一の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウであってもよい。言い換えれば、第一の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウの検出結果に基づいてリソース選択を行ってもよい。
【0087】
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウである場合に、リソース選択に対して新たな第一の検出の検出結果が追加されていない。
【0088】
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウである場合に、スロット[n,m-T33]の間に第一の検出に対応する検出ウィンドウが存在すれば、追加の第一の検出の検出結果を有してもよい。
【0089】
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウである場合に、[n,m-T33]の間には、長さがYである完全な検出ウィンドウが存在しない可能性があり、Yよりも小さい検出ウィンドウである可能性がある。
【0090】
選択的に、上記時間単位の大きさは、実際の必要に応じて設定されてもよく、例えばいくつかの実施例では、上記時間単位は、スロットであってもよい。上記T11とT22は、同じ時間長又は異なる時間長であってもよい。
【0091】
選択的に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す。
【0092】
本出願の実施例では、この第二のターゲットウィンドウは、第二の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウであってもよい。言い換えれば、第二の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウの検出結果に基づいてリソース選択を行ってもよい。
【0093】
選択的に、上記n+Aは、選択又は再選択して得られたターゲットリソースの時刻を表す。前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウである場合に、n+Aの前の検出結果が選択又は再選択した時刻に含まれるべきであるため、オーバーラップ(overlap)した検出結果を使用する必要がないと理解されてもよい。
【0094】
選択的に、前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととを含む。
【0095】
本出願をより良く理解するために、以下は、いくつかの具体的な実例によって本出願の実現を詳細に説明する。
【0096】
実施例1:re-evaluation/pre-emptionは、リソース選択の検出結果を使用することができる。
【0097】
図4に示すように、端末の送信すべきデータパケットが周期的サービスであり、スロットn+Aでスロットmのリソース(m>n)を選択したとする。UEがスロットn+AでPBPS及びCPS 1に基づいて行うリソース選択である。
【0098】
端末は、時刻mのT33時刻前に、n+Aの前のPBPSのパーシャル/フルセンシング結果、及び[m-TA,m-T33]内のCPS 2の検出結果に基づいてre-evaluation/pre-emption選択を行い、m-T33に選択するリソースを決定する。
【0099】
実施例2:re-evaluation/pre-emptionは、リソース選択と同じ検出方法を使用することができるが、リソース選択は、初期選択後の追加の検出結果に基づいて決定されたre-evaluation/pre-emptionの結果である。
【0100】
図5に示すように、端末は、スロットnでスロットmのリソース(m>n)を選択した。端末がスロットn+AでPBPS 1及びCPS 1に基づいて行うリソース選択である。
【0101】
端末は、時刻mのT33時刻前にリソース選択を行い、[n+A+T11,m-T33]の間に、スロットmに基づいてPBPS 2の位置、及びCPS 2の検出位置を決定し、n+Aの後の結果に基づいてre-evaluation/pre-emption選択を行い、m-T33に選択するリソースを決定する。
【0102】
実施例3:
図6に示すように、端末の送信すべきデータパケットが非周期的サービスであり、スロットn+Aでスロットmのリソース(m>n)を選択したとする。端末がスロットn+AでCPS 1に基づいて行うリソース選択である。
【0103】
端末は、時刻mのT33時刻前に、CPS 2の検出結果に基づいてre-evaluation/pre-emption選択を行い、m-T33に選択するリソースを決定する。
【0104】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、上記T11は、上記T1と同じパラメータであってもよく、上記T1と異なるパラメータであってもよく、上記T33は、上記T3と同じパラメータであってもよく、上記T3と異なるパラメータであってもよい。
【0105】
理解すべきこととして、図4から図6において、nは、データパケットが到着した時間を表し、n+Aは、リソース選択の時間を表し、mは、選択されたリソース又は選択されたリソースに対応する時間を表す。
【0106】
説明すべきこととして、本出願の実施例による伝送処理方法は、実行本体が伝送処理装置、又は、この伝送処理装置における伝送処理方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、伝送処理装置が伝送処理方法を実行することを例にして、本出願の実施例による伝送処理装置を説明する。
【0107】
図7を参照すると、図7は、本出願の実施例による伝送処理装置の構造図であり、図7に示すように、伝送処理装置700は、
第一のデータの第一のリソース情報を決定するための第一の決定モジュール701を含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0108】
選択的に、いくつかの実施例では、前記伝送処理装置700は、ターゲットリソースを決定するための第二の決定モジュールをさらに含む。
【0109】
選択的に、前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む。
【0110】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0111】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である。
【0112】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである。
【0113】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0114】
選択的に、前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0115】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルするか、又は周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第二の検出と前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスであり、且つ前記第二のデータが第一の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、ここで、前記第一の予め設定される条件は、第二の検出が存在することと、到着時間が予測可能であることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0116】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす。
【0117】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす。
【0118】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0119】
選択的に、第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0120】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0121】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的に、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定するために用いられる。
【0122】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのデータ遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質QoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示RSSIと、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つを含む。
【0123】
選択的に、前記伝送処理装置700は、前記第一のデータの優先度を決定するための第三の決定モジュールをさらに含み、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない。
【0124】
選択的に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す。
【0125】
選択的に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す。
【0126】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的に、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととの操作を実行するために用いられる。
【0127】
本出願の実施例による伝送処理装置は、図3の方法の実施例における各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0128】
本出願の実施例における伝送処理装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0129】
選択的に、図8に示すように、本出願の実施例は、通信機器800をさらに提供し、プロセッサ801と、メモリ802と、メモリ802に記憶されており、且つ前記プロセッサ801上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ801により実行される時、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0130】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、第一のデータの第一のリソース情報を決定するために用いられ、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、図9は、本出願の各実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0131】
この端末900は、無線周波数ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インターフェースユニット908、メモリ909及びプロセッサ910などのうちの少なくとも一部の部材を含むが、それらに限らない。
【0132】
当業者であれば理解できるように、端末900は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ910にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図9に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0133】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット904は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)とマイクロホンとを含んでもよく、グラフィックスプロセッサは、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット906は、表示パネルを含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネルが構成されてもよい。ユーザ入力ユニット907は、タッチパネル及び他の入力機器を含む。タッチパネルは、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネルは、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0134】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット901は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ910に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット901は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0135】
メモリ909は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ909は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリを含んでもよく、ここで、非一時的メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステートメモリデバイスである。
【0136】
プロセッサ910は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ910は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ910に統合されなくてもよい。
【0137】
ここで、プロセッサ910は、第一のデータの第一のリソース情報を決定するために用いられ、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0138】
選択的に、前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む。
【0139】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0140】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である。
【0141】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである。
【0142】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0143】
選択的に、前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0144】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルするか、又は周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第二の検出と前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスであり、且つ前記第二のデータが第一の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、ここで、前記第一の予め設定される条件は、第二の検出が存在することと、到着時間が予測可能であることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0145】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす。
【0146】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす。
【0147】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0148】
選択的に、第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0149】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0150】
選択的に、前記プロセッサ910は、具体的に、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定するために用いられる。
【0151】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのデータ遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質QoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示RSSIと、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つを含む。
【0152】
選択的に、前記プロセッサ910は、前記第一のデータの優先度を決定するために用いられ、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない。
【0153】
選択的に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す。
【0154】
選択的に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す。
【0155】
選択的に、前記処理モジュール910は、具体的に、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととの操作を実行するために用いられる。
【0156】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0157】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0158】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0159】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0160】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0161】
本出願の実施例は、通信機器をさらに提供し、上記のような伝送処理方法の実施例の各プロセスを実行するように構成され、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0162】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0163】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又は基地局などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0164】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-02-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年08月30日に中国で提出された中国特許出願No.202111005804.7の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、特に伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
周知のように、サイドリンク(Sidelink、SL)伝送では、端末は、再評価/プリエンプトメカニズムにおいて一般的にフルセンシング(full sensing)の検出メカニズムを採用してリソース選択を行う。例えば、端末は、構成されたリソースプールにおいて、利用可能なリソースをサーチするために、持続的に検出を行い、このように端末の消費電力が比較的大きくなり、パワー制限(power-limited)の端末に対して、エネルギー消費の需要を満たすことができない。そのため、従来の技術では、再評価/又はプリエンプトの消費電力が比較的大きいという問題が存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、再評価/又はプリエンプトの消費電力が比較的大きいという問題を解決できる伝送処理方法、装置、端末及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様は、伝送処理方法を提供し、この方法は、
端末が第一のデータの第一のリソース情報を決定することを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分(Bandwidth Part、BWP)の測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0006】
第二の態様は、伝送処理装置を提供し、この装置は、
第一のデータの第一のリソース情報を決定するための第一の決定モジュールを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0007】
第三の態様は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0008】
第四の態様は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、ここで、
前記プロセッサは、第一のデータの第一のリソース情報を決定するために用いられ、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0009】
第五の態様は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0011】
第七の態様は、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法を実現する。
【0012】
第八の態様は、第一の態様に記載の方法を実行するように構成される通信機器を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、端末によって第一のデータの第一のリソース情報を決定し、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。第一のターゲット情報が第一のリソース情報に関連するように定義されているため、決定された第一のリソース情報に基づいてターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うことができる。このように、フルセンシング方式を採用して再評価又はプリエンプトを行う必要がなく、それによってターゲットリソースの衝突率を減小させるとともに、端末の電気エネルギー損失を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本出願の実施例が適用可能なネットワークシステムの構造図である。
図2】端末がパーシャルセンシングを行う例示的な図である。
図3】本出願の実施例による伝送処理方法のフローチャートである。
図4】本出願の実施例による伝送処理方法の端末が検出を行う例示的な図のその一である。
図5】本出願の実施例による伝送処理方法の端末が検出を行う例示的な図のその二である。
図6】本出願の実施例による伝送処理方法の端末が検出を行う例示的な図のその三である。
図7】本出願の実施例による伝送処理装置の構造図である。
図8】本出願の実施例による通信機器の構造図である。
図9】本出願の実施例による端末の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0018】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、拡張現実(augmented reality、AR)/仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、ロボット、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器(Vehicle User Equipment、VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment、PUE)、スマートホーム(無線通信機能を有するホーム機器、例えば冷蔵庫、テレビ、洗濯機又は家具など)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートイヤホン、スマートメガネ、スマートアクセサリー(スマートブレスレット、スマートハンドチェーン、スマート指輪、スマートネックレス、スマート足首ブレスレット、スマートアンクレットなど)、スマートバンド、スマート衣類、ゲーム機などを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例の端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワーク機器であってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、ワイアレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)アクセスポイント、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)ノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0019】
理解を容易にするために、以下は、本出願の実施例に係るいくつかの内容について説明する。
【0020】
一、サイドリンク伝送のリソース割り当て
サイドリンクには、二つの割り当てモード(mode)が定義されており、1つは、基地局にリソースをスケジューリングするというmode1である。もう1つは、端末自体がどのリソースを使用して伝送するかを決めるというmode2である。この時、リソース情報は、基地局のブロードキャストメッセージ又は予め構成される情報から由来する可能性がある。端末は、基地局の範囲内で作動し、且つ基地局との無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続を有する場合、mode1及び/又はmode2であってもよく、端末は、基地局の範囲内で作動するが、基地局との無線リソース制御接続を有しない場合、mode2で作動することしかできない。端末は、基地局の範囲外にある場合、mode2で作動し、予め構成される情報に基づいてSL伝送を行うことしかできない。
【0021】
mode 2について、具体的な作動方式は、以下のとおりである。
【0022】
1)送信端末(Transmit User Equipment、TX UE)は、リソース選択がトリガーされた後に、まずリソース選択ウィンドウを決定し、リソース選択ウィンドウの下方境界は、リソース選択トリガー後のT1時間にあり、リソース選択の上方境界は、トリガー後のT2時間にあり、ここで、T2は、UEによる実現の方式がその伝送ブロック(Transport Block、TB)で伝送するパケット遅延バジェット(Packet Delay Budget、PDB)内で選択した値であり、T2は、T1よりも早くない。
【0023】
2)端末は、リソース選択の前に、リソース選択の候補リソース集合(candidate resource set)を決定する必要があり、リソース選択ウィンドウ内のリソース上で測定されたリファレンス信号受信パワー(Reference Signal Received Power、RSRP)と該当するリファレンス信号受信パワー閾値(Reference Signal Received Power threhold、RSRP threhold)とを比較することにより、RSRPがこのRSRP threholdを下回る場合、このリソースを候補リソース集合に組み込むことができる。
【0024】
3)リソース集合を決定した後に、端末は、ランダムに候補リソース集合から伝送リソースを選択する。また、端末は、今回の伝送で次の伝送のために伝送リソースを予約することができる。
【0025】
一般的には、端末は、各スロットにおいて、割り当てられたリソースプール全体の周波数領域帯域幅内で検出を行う。定義された検出能力に基づいて、検出を試みる回数は、端末の検出能力を超えない。
【0026】
二、LTEビークル・ツー・エブリシング(Vehicle-to-Everything、V2X)におけるパーシャルセンシング(Partial sensing)。
【0027】
LTE V2Xにおけるパーシャルセンシング(Partial sensing)は、主に省電力のために設計されており、時間領域上のパーシャルセンシングを定義している。端末は、二つのモードのリソース選択方式をサポートする。1つは、ランダムなリソース選択であり、別のモードは、まずパーシャルセンシングを行い、パーシャルセンシングの結果に基づいてリソースを選択し、半静的なリソース予約を行うことである。ここで、端末がどちらのモードを選択するかは、RRCによって構成され、二つのモードのリソース選択をサポートするようにRRCによって構成される場合、端末による実現は、どちらのリソース選択方式を採用するかを決める。
【0028】
選択的に、端末がパーシャルセンシングを行い、リソース検出を行う方式は、図2に示すように、ここで、端末検出ウィンドウは、[n-1000,n]の範囲内の斜線ハッチング部分のウィンドウであり、長さY及びkは、RRCによって構成されるパラメータであり、kの値の範囲は、{1,2,3…10}であってもよい。選択ウィンドウ内の[n+T1,n+T2]内のドットハッチング部分のウィンドウは、上位層によって構成される端末の選択ウィンドウである。UEは、斜線ハッチング部分の検出ウィンドウにおいて他の端末により送信されたサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)を検出し、検出されたSCI及び予約周期に基づいて、他の端末のドットハッチング部分内のリソース予約状況を推測し、このUEは、これらの情報に基づいて選択ウィンドウにおける条件を満たさないリソースを排除することができる。残りのリソースから少なくとも20%(ウィンドウ長Yの20%)のリソースを候補リソース集合として選択し、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層に報告し、MAC層は、候補リソース集合から一つのリソースをこの端末の候補リソースとしてランダムに選択する。この端末は、選択されたリソースに対して周期予約を行い、予約周期は、SCIにおいて指示される。
【0029】
三、SLの検出メカニズム。
【0030】
本出願では、検出メカニズムは、リソース選択メカニズムと呼ばれてもよい。SLでは、一つのリソースプールに最大三つの検出メカニズム、即ちfull sensingのメカニズム、partial sensingのメカニズム、ランダム選択(random selection)のメカニズムが構成されることをサポートする。その検出のパワーオーバヘッドは、full sensing≧partial sensing≧random selectionのエネルギー消費を満たす。そのリソース検出の信頼性は、full sensing≧partial sensing≧random selectionを満たす。
【0031】
NR SLでは、partial sensingのメカニズムには、周期ベースのパーシャルセンシング(periodic based partial sensing、PBPS)と連続パーシャルセンシング(continuous partial sensing、CPS)という二つの検出メカニズムが存在する。ここで、PBPSは、リソース選択ウィンドウ、及び周期値に基づいて検出ウィンドウの位置を決定するものである。CPSは、リソースプールの中に存在する非周期的サービスを検出するために設定され、選択ウィンドウの前の連続した時間ウィンドウである。
【0032】
四、SL再評価/プリエンプトメカニズム。
【0033】
Mode 2リソース割り当てモードでは、リソース選択(seletion)の再評価(re-evaluation)メカニズムがサポートされ、このメカニズムを簡単に記述すると、端末は、すでに選択したが予約されていないリソース(例えば、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)及び/又は物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)であってもよい)がまだアイドル/低干渉状態でないかどうかを判断するために、端末は、少なくとも「m-T3」時刻にリソース選択の再評価を行い、「m」時刻は、このリソースの予約情報が初回送信された時刻であり、T3は、端末がリソース選択処理を行う時間長を少なくとも含む。UEは、少なくとも「m-T3」にリソース選択のステップを再実行して、候補リソース集合を得る。端末によって選択されたリソースが依然としてこの候補リソース集合にあれば、UEは、リソース再選択(re-seletion)を行う必要がなく、そうでなければ、UEは、候補集合において新たな伝送リソースを選択する。
【0034】
リソースプリエンプト(pre-emption)メカニズムがサポートされ、このメカニズムを簡単に記述すると、一つの端末がすでに予約/選択したリソースが、より優先度の高い業務を有する他の端末が予約/選択したリソースと重なり(部分的に重なり)、この端末の関連リソース上のサイドリンクリファレンス信号受信パワー測定値(Sidelink Reference Signal Received Power、SL-RSRP)がある関連するSL-RSRP閾値よりも大きい場合、この端末は、リソースの再選択をトリガーする。上記業務優先度と前記SL-RSRP閾値は、リソース上のTB伝送によって決定される。端末がすでに予約/選択したリソース(PSCCH/PSSCHリソース)がプリエンプトされたかどうかを判断するために、UEは、少なくとも「m-T3」時刻にリソース選択の再評価を行い、「m」時刻は、選択されたリソースが位置する時刻であり、T3は、UEがリソース選択処理を行う時間長を少なくとも含む。
【0035】
NR V2Xでは、端末は、再評価/プリエンプトを行う時、端末のm-T3時刻での検出結果のみを要求する。残りのスロット内の検出は、UE実現に依存する。端末がfull sensingのリソース選択メカニズムを採用するため、UEが残りの検出可能なスロット上でもリソース検出を行うとともに、これらの検出結果に基づいてリソース選択を行うことができると考えられる。
【0036】
UEの省電力の需要を考慮すると、UE実現に基づくと、UEは、必ずしもm-T3以外の位置で検出を行うとは限らない。検出を行わないと、リソースプール内のリソース衝突確率が高くなる可能性がある。検出エネルギーオーバヘッドとリソース衝突確率とのバランスをとるために、再評価/プリエンプトメカニズムにおける検出リソースの数の問題を考慮する必要がある。
【0037】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例による伝送処理方法を詳細に説明する。
【0038】
図3を参照すると、図3は、本出願の実施例による伝送処理方法のフローチャートであり、図3に示すように、以下のステップを含む。
【0039】
ステップ301、端末は、第一のデータの第一のリソース情報を決定し、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分の測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0040】
本出願の実施例では、上記ターゲットリソースは、初期選択されたリソースとして理解されてもよく、再評価又はプリエンプトに基づいて選択されたリソースとして理解されてもよく、端末は、第一のリソース情報に基づいてこのターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行って、ターゲットリソース衝突の確率を減小させることによって、伝送の信頼性を向上させることができる。言い換えれば、上記ステップ301の前に、端末がターゲットリソースを決定することをさらに含んでもよい。
【0041】
理解すべきこととして、ターゲットリソースに対して再評価を行うことは、ターゲットリソースに対してプリエンプトを行うと理解されてもよい。本出願の実施例における第一のデータと第二のデータは、データパケット、SLプロセス(process)、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)process、リソース集合、TB又はMACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)などとして理解されてもよい。即ち上記第一のデータは、第一のデータパケット、第一のSLプロセス(process)、第一のHARQ process、第一のリソース集合、第一のTB又は第一のMACプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)などに置き換えられてもよい。上記第二のデータは、第二のデータパケット、第二のSL process、第二のHARQ process、第二のリソース集合、第二のTB又は第二のMAC PDUなどに置き換えられてもよい。例えば、第一のデータを第一のSL processとし、第二のデータを第二のSL processとする場合に、第一のデータと第二のデータとが異なることは、第一のデータと第二のデータとが異なるSLプロセスであると理解されてもよい。
【0042】
選択的に、第一のデータが周期的サービスであるかどうかは、第一のデータが周期予約を有効にするかどうか、又は指示された周期が0であるかどうかに置き換えられてもよい。ここで、第一のデータが周期予約を有効にするか、又は指示された周期が非0の値である場合、この第一のデータが周期的サービスであると理解されてもよく、第一のデータが周期予約を有効にしていないか、又は指示された周期が0である場合、この第一のデータが非周期的サービスであると理解されてもよい。
【0043】
前記第一のリソース情報がリソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報が、リソースプールに周期データが存在するかどうかに関連すると理解されてもよい。
【0044】
前記第一のリソース情報が前記リソースプールの構成周期に関連する場合に、前記第一のリソース情報が、リソースプールに対応する周期構成に非0周期又は予め設定される非0周期である一つ又は複数の第一の対象が含まれるかどうかに関連すると理解されてもよい。
【0045】
前記第一のリソース情報が前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果に関連する場合に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのパケット遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質(Quality of Service、QoS)パラメータと、チャネルビジー率(Channel Busy Rate、CBR)と、チャネル占有率(Channel occupancy Ratio、CR)と、リファレンス信号受信パワー(Reference Signal Received Power、RSRP)と、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示(Received Signal Strength Indication、RSSI)と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つに関連すると理解されてもよい。
【0046】
本出願の実施例では、端末によって第一のデータの第一のリソース情報を決定し、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。第一のターゲット情報が第一のリソース情報に関連するように定義されているため、決定された第一のリソース情報に基づいてターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うことができる。このように、フルセンシング方式を採用して再評価又はプリエンプトを行う必要がなく、それによってターゲットリソースの衝突率を減小させるとともに、端末の電気エネルギー損失を低減させることができる。
【0047】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む。
【0048】
本出願の実施例では、上記リソースの大きさは、検出リソースの大きさとして理解されてもよく、リソースの大きさの最小数は、検出リソースの大きさデータとして理解されてもよく、リソースの大きさの最大数は、検出リソースの大きさの最大数として理解されてもよい。なお、上記リソースの大きさは、選択リソースの大きさとして理解されてもよく、リソースの大きさの最小数は、選択リソースの大きさデータとして理解されてもよく、リソースの大きさの最大数は、選択リソースの大きさの最大数として理解されてもよい。
【0049】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、第一のリソース情報を決定することは、リソース選択を行うか、又はリソース検出を行うと理解されてもよい。
【0050】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0051】
本出願の実施例では、上記第一の検出の検出時間長は、第二の検出の検出時間長よりも大きい。本出願の実施例では、上記第一の検出は、周期に基づく検出、例えばPBPSであると理解されてもよく、上記第二の検出は、非周期に基づく検出、例えばCPSであると理解されてもよい。
【0052】
例えば、いくつかの実施例では、第一のリソース情報が、リソースプール内の周期構成が0であるかどうかに関連するとしてもよい。
【0053】
周期をイネーブルし、リソースプールに非0周期構成が存在するか、又は前記リソースプールに対応する周期構成に一つ又は複数の第一の対象が含まれる場合、PBPSに基づいて第一のリソース情報を決定してもよく(PBPSに基づいてリソース選択を行うと呼ばれてもよい)、又は、PBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定してもよく(PBPSとCPSとに基づいてリソース選択を行うと呼ばれてもよい)、
周期をイネーブルせず、リソースプールに周期構成が0である周期予約のみが存在するか、又はリソースプールに対応する周期構成に第一の対象が含まれない場合、CPSに基づいて第一のリソース情報を決定する(CPSに基づいてリソース選択を行うと呼ばれてもよい)。
【0054】
ここで、第一の対象は、非0周期又は予め設定される非0周期である。この予め設定される非0周期は、構成された周期値の予め設定される値として理解されてもよく、この予め設定される値は、0よりも大きく、例えば周期値が0でない部分の周期値に対応する周期を予め設定される非0周期としてもよい。この予め設定される非0周期の周期値は、プロトコルによる約定、予め構成、構成又は指示によって決定されてもよい。
【0055】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である。
【0056】
本出願の実施例では、上記第一のターゲット検出方式と第二のターゲット検出方式は、異なる時刻、又は異なるリソース又はリソース集合に対して採用された検出として理解されてもよい。ここで、第一のターゲット検出方式は、第一のリソース情報の決定に採用される検出として理解されてもよく、例えば、第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含んでもよく、無論、他の検出をさらに含んでもよく、同様に、第二のターゲット検出方式は、第二のリソース情報の決定に採用される検出として理解されてもよく、例えば、第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含んでもよく、無論、他の検出をさらに含んでもよい。以下、具体的な実例によってこれについて詳細に説明する。
【0057】
第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報がCPS(又はPBPS)を採用して決定されるとすると、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報は、CPS(又はPBPS)に基づいて決定される。
【0058】
第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報がCPSとPBPSを採用して決定されるとすると、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報は、CPSとPBPSとに基づいて決定される。
【0059】
前記第一のリソース情報が、前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことを満たす場合に、第二のターゲット検出方式を使用して第一のリソース情報を決定し、又は少なくとも第二のターゲット検出方式を使用して第一のリソース情報を決定してもよい。
【0060】
例えば、第一のデータre-selection又はselectionがPBPSとCPSを採用して第二のリソース情報を決定する場合、前記第一のデータre-evaluation又はpre-emptionPBPS及び/又はCPSに基づいて第一のリソース情報を決定する。具体的に採用される検出方式は、端末による実現に依存してもよい。
【0061】
選択的に、上記第三の検出は、フルセンシング(full sensing)として理解されてもよい。いくつかの実施例では、上記T33は、リソース選択の処理時間長よりも大きい。
【0062】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである。
【0063】
選択的に、本出願の実施例では、上記ターゲット対象が電力量レベルである場合、上記第一のターゲット対象は、第一の電力量レベル又は電力量レベル1として理解されてもよく、上記第二のターゲット対象は、第二の電力量レベル又は電力量レベル2として理解されてもよく、上記第三のターゲット対象は、第三の電力量レベル又は電力量レベル3として理解されてもよい。理解すべきこととして、上記省電力モードと電力量レベルは、いずれもプロトコルにより定義され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示される、端末側機器により予め構成され、端末側機器により構成され、又は端末側機器により指示されるパラメータである。
【0064】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間(on duration)の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間(off duration)の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0065】
本出願の実施例では、DRXがイネーブルされず、DRX on durationが第一の予め設定される時間長よりも大きく、DRX off durationが第二の予め設定される時間長よりも小さく、DRX on durationの割合が第一の予め設定される割合よりも大きく、又はDRX off durationの時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さい場合、CPSに基づいて第一のリソース情報を決定する。DRXがイネーブルされ、DRX on durationが第一の予め設定される時間長以下であり、DRX off durationが第二の予め設定される時間長以上であり、DRX on durationの割合が第一の予め設定される割合以下であり、又はDRX off durationの時間割合が第二の予め設定される割合以上である場合、PBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定する。
【0066】
選択的に、前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0067】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす。
【0068】
本出願の実施例では、上記少なくとも一部の結果の選択は、端末による実現に依存してもよい。例えば、第二のデータがPBPSとCPSとを採用した場合、第一のデータの再評価/プリエンプトは、第二のデータPBPSの結果を用いてもよい。
【0069】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす。
【0070】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0071】
本出願の実施例では、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことは、第二のデータ検出時に排除されるリソースを排除すると理解されてもよい。言い換えれば、端末が第二のデータに基づいて排除されるリソースを検出する場合、第一のデータに基づいて検出を行うパラメータも、排除される。又は、端末が第二のデータに基づいて排除されるリソースを検出する場合、第一のデータのためにリソースを選択する時に、第二のデータに対応する排除されるリソースを直接排除できると考えられる。
【0072】
前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することは、端末が第一のデータのために選択したリソースが、追加的にリソースを多く排除し、選択可能なリソースが少なくなると理解されてもよい。
【0073】
理解すべきこととして、上記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上であることは、第一のデータの優先度値≦第二のデータの優先度値であると理解されてもよい。
【0074】
選択的に、第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0075】
本出願の実施例では、上記第一の閾値、第二の閾値、第三の閾値、第四の閾値、第五の閾値と第六の閾値の大きさは、プロトコルにより約定され、又はネットワーク側機器により予め構成、構成又は指示され、又は端末側機器により予め構成、構成又は指示されてもよい。
【0076】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0077】
本出願の実施例では、上記第一のデータが周期的サービスであることは、周期的グラント(grant)が第一のデータのリソースを指示すると理解されてもよく、この時に第一のデータのパケット到着時間を事前に予測してもよく、上記第一のデータが非周期的サービスであることは、非周期的grantが第一のデータのリソースを指示すると理解されてもよく、この時に多くの時間前にパケット到着時間を予測することができず、パケット到着時間に基づいて第一の検出を行う必要があるかどうかを判断してもよい。
【0078】
例えば、いくつかの実施例では、周期的grantが第一のデータのリソースを指示する場合、PBPSに基づいて第一のリソース情報を決定し、又はPBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定してもよく、非周期的grantが第一のデータのリソースを指示する場合、CPSに基づいて第一のリソース情報を決定し、又はPBPSとCPSとに基づいて第一のリソース情報を決定してもよい。
【0079】
選択的に、いくつかの実施例では、前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することを含む。
【0080】
選択的に、上記第一のリソース情報は、プロトコルにより約定される、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示されるリソース情報、例えば上記第二のターゲット情報PBPS、CPS又はPBPSとCPSであってもよい。
【0081】
選択的に、いくつかの実施例では、前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのパケット遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのQoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質(Reference Signal Received Quality、RSRQ)と、リファレンス信号強度指示(Received Signal Strength Indication、RSSI)と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答(Hybrid Automatic Repeat reQuest acknowledgement、HARQ-ACK)とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0082】
選択的に、いくつかの実施例では、前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する前に、前記方法は、
前記第一のデータの優先度を決定することをさらに含み、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない。
【0083】
前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しないことは、PBPSとCPS検出を実行せず、又はPBPSに対応する検出ウィンドウ大きさが0であり、CPSに対応する検出ウィンドウ大きさが0であると理解されてもよい。
【0084】
選択的に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す。
【0085】
理解すべきこととして、上記第一のターゲットウィンドウと第二のターゲットウィンドウとは、重なってもよく、重ならなくてもよく、ここでさらなる限定をしない。
【0086】
本出願の実施例では、この第一のターゲットウィンドウは、第一の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウであってもよい。言い換えれば、第一の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウの検出結果に基づいてリソース選択を行ってもよい。
【0087】
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウである場合に、リソース選択に対して新たな第一の検出の検出結果が追加されていない。
【0088】
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウである場合に、スロット[n,m-T33]の間に第一の検出に対応する検出ウィンドウが存在すれば、追加の第一の検出の検出結果を有してもよい。
【0089】
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウである場合に、[n,m-T33]の間には、長さがYである完全な検出ウィンドウが存在しない可能性があり、Yよりも小さい検出ウィンドウである可能性がある。
【0090】
選択的に、上記時間単位の大きさは、実際の必要に応じて設定されてもよく、例えばいくつかの実施例では、上記時間単位は、スロットであってもよい。上記T11とT22は、同じ時間長又は異なる時間長であってもよい。
【0091】
選択的に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す。
【0092】
本出願の実施例では、この第二のターゲットウィンドウは、第二の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウであってもよい。言い換えれば、第二の検出に対応する検出ウィンドウのうちの一部又はすべての検出ウィンドウの検出結果に基づいてリソース選択を行ってもよい。
【0093】
選択的に、上記n+Aは、選択又は再選択して得られたターゲットリソースの時刻を表す。前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウである場合に、n+Aの前の検出結果が選択又は再選択した時刻に含まれるべきであるため、オーバーラップ(overlap)した検出結果を使用する必要がないと理解されてもよい。
【0094】
選択的に、前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記端末が、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととを含む。
【0095】
本出願をより良く理解するために、以下は、いくつかの具体的な実例によって本出願の実現を詳細に説明する。
【0096】
実施例1:re-evaluation/pre-emptionは、リソース選択の検出結果を使用することができる。
【0097】
図4に示すように、端末の送信すべきデータパケットが周期的サービスであり、スロットn+Aでスロットmのリソース(m>n)を選択したとする。UEがスロットn+AでPBPS及びCPS 1に基づいて行うリソース選択である。
【0098】
端末は、時刻mのT33時刻前に、n+Aの前のPBPSのパーシャル/フルセンシング結果、及び[m-TA,m-T33]内のCPS 2の検出結果に基づいてre-evaluation/pre-emption選択を行い、m-T33に選択するリソースを決定する。
【0099】
実施例2:re-evaluation/pre-emptionは、リソース選択と同じ検出方法を使用することができるが、リソース選択は、初期選択後の追加の検出結果に基づいて決定されたre-evaluation/pre-emptionの結果である。
【0100】
図5に示すように、端末は、スロットnでスロットmのリソース(m>n)を選択した。端末がスロットn+AでPBPS 1及びCPS 1に基づいて行うリソース選択である。
【0101】
端末は、時刻mのT33時刻前にリソース選択を行い、[n+A+T11,m-T33]の間に、スロットmに基づいてPBPS 2の位置、及びCPS 2の検出位置を決定し、n+Aの後の結果に基づいてre-evaluation/pre-emption選択を行い、m-T33に選択するリソースを決定する。
【0102】
実施例3:
図6に示すように、端末の送信すべきデータパケットが非周期的サービスであり、スロットn+Aでスロットmのリソース(m>n)を選択したとする。端末がスロットn+AでCPS 1に基づいて行うリソース選択である。
【0103】
端末は、時刻mのT33時刻前に、CPS 2の検出結果に基づいてre-evaluation/pre-emption選択を行い、m-T33に選択するリソースを決定する。
【0104】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、上記T11は、上記T1と同じパラメータであってもよく、上記T1と異なるパラメータであってもよく、上記T33は、上記T3と同じパラメータであってもよく、上記T3と異なるパラメータであってもよい。
【0105】
理解すべきこととして、図4から図6において、nは、データパケットが到着した時間を表し、n+Aは、リソース選択の時間を表し、mは、選択されたリソース又は選択されたリソースに対応する時間を表す。
【0106】
説明すべきこととして、本出願の実施例による伝送処理方法は、実行本体が伝送処理装置、又は、この伝送処理装置における伝送処理方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、伝送処理装置が伝送処理方法を実行することを例にして、本出願の実施例による伝送処理装置を説明する。
【0107】
図7を参照すると、図7は、本出願の実施例による伝送処理装置の構造図であり、図7に示すように、伝送処理装置700は、
第一のデータの第一のリソース情報を決定するための第一の決定モジュール701を含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0108】
選択的に、いくつかの実施例では、前記伝送処理装置700は、ターゲットリソースを決定するための第二の決定モジュールをさらに含む。
【0109】
選択的に、前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む。
【0110】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0111】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である。
【0112】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである。
【0113】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0114】
選択的に、前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0115】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルするか、又は周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第二の検出と前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスであり、且つ前記第二のデータが第一の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、ここで、前記第一の予め設定される条件は、第二の検出が存在することと、到着時間が予測可能であることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0116】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす。
【0117】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす。
【0118】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0119】
選択的に、第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0120】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0121】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的に、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定するために用いられる。
【0122】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのパケット遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質QoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示RSSIと、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つを含む。
【0123】
選択的に、前記伝送処理装置700は、前記第一のデータの優先度を決定するための第三の決定モジュールをさらに含み、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない。
【0124】
選択的に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す。
【0125】
選択的に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す。
【0126】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的に、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととの操作を実行するために用いられる。
【0127】
本出願の実施例による伝送処理装置は、図3の方法の実施例における各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0128】
本出願の実施例における伝送処理装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0129】
選択的に、図8に示すように、本出願の実施例は、通信機器800をさらに提供し、プロセッサ801と、メモリ802と、メモリ802に記憶されており、且つ前記プロセッサ801上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ801により実行される時、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0130】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、第一のデータの第一のリソース情報を決定するために用いられ、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、図9は、本出願の各実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0131】
この端末900は、無線周波数ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インターフェースユニット908、メモリ909及びプロセッサ910などのうちの少なくとも一部の部材を含むが、それらに限らない。
【0132】
当業者であれば理解できるように、端末900は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ910にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図9に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0133】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット904は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)とマイクロホンとを含んでもよく、グラフィックスプロセッサは、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット906は、表示パネルを含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネルが構成されてもよい。ユーザ入力ユニット907は、タッチパネル及び他の入力機器を含む。タッチパネルは、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネルは、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0134】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット901は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ910に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット901は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0135】
メモリ909は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ909は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリを含んでもよく、ここで、非一時的メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステートメモリデバイスである。
【0136】
プロセッサ910は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ910は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ910に統合されなくてもよい。
【0137】
ここで、プロセッサ910は、第一のデータの第一のリソース情報を決定するために用いられ、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0138】
選択的に、前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む。
【0139】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0140】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である。
【0141】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである。
【0142】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0143】
選択的に、前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む。
【0144】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルするか、又は周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第二の検出と前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスであり、且つ前記第二のデータが第一の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、ここで、前記第一の予め設定される条件は、第二の検出が存在することと、到着時間が予測可能であることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0145】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たす。
【0146】
選択的に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす。
【0147】
選択的に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0148】
選択的に、第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0149】
選択的に、前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす。
【0150】
選択的に、前記プロセッサ910は、具体的に、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定するために用いられる。
【0151】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのパケット遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質QoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示RSSIと、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つを含む。
【0152】
選択的に、前記プロセッサ910は、前記第一のデータの優先度を決定するために用いられ、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない。
【0153】
選択的に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定される場合に、前記第一の検出の第一のターゲットウィンドウは、
前記第一のターゲットウィンドウの第一のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第一のウィンドウ情報が前記第一の検出の最小長さ、又は前記第一の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のターゲットウィンドウがリソース選択又は再選択に対応する検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがmの前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置し、且つ第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからmの間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがnからm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることと、
前記第一のターゲットウィンドウがn+T22からm-T11の間にあり、第一の検出条件を満たす検出ウィンドウであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、T22は、第四の予め設定される時間長を表す。
【0154】
選択的に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定される場合に、前記第二の検出の第二のターゲットウィンドウは、
前記第二のターゲットウィンドウの第二のウィンドウ情報がプロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示され、前記第二のウィンドウ情報が、前記第二の検出の最小長さ、又は前記第二の検出の大きさと、長さと、位置と、開始位置と終了位置とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第二のターゲットウィンドウがm-T11の前に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+Aの後に位置する検出ウィンドウであることと、
前記第二のターゲットウィンドウがn+TAからn+TBであることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、前記nは、前記第一のデータが到着した時間単位を表し、又は第一のデータがリソース選択又は再選択を行う時間単位を表し、T11は、第三の予め設定される時間長を表し、Aは、第五の予め設定される時間長を表し、TAは、第六の予め設定される時間長を表し、TBは、第七の予め設定される時間長を表す。
【0155】
選択的に、前記処理モジュール910は、具体的に、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたサイドリンク制御情報SCIにおける周期指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第一の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第一の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける周期指示と時間周波数リソース指示とに基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示に基づいてリソース排除を行うことと、
前記端末が第二の検出に基づいて前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する場合に、前記第二の検出の検出ウィンドウ内で検出されたSCIにおける時間周波数リソース指示と周期指示とに基づいてリソース排除を行うこととの操作を実行するために用いられる。
【0156】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0157】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0158】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0159】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0160】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品が非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記伝送処理方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0161】
本出願の実施例は、通信機器をさらに提供し、上記のような伝送処理方法の実施例の各プロセスを実行するように構成され、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0162】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0163】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又は基地局などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0164】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送処理方法であって、
端末が第一のデータの第一のリソース情報を決定することを含み、前記第一のリソース情報は、ターゲットリソースに対して再評価又はプリエンプトを行うために用いられ、
ここで、前記第一のリソース情報は、第一のターゲット情報に関連し、前記第一のターゲット情報は、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかと、リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかと、前記リソースプールの構成周期と、前記第一のデータの選択又は再選択した第二のリソース情報と、前記リソースプール又は帯域幅部分BWPの測定結果と、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、前記端末の非連続受信DRX構成と、前記リソースプール内に構成又は指示された第三のリソース情報と、前記第一のデータと異なる第二のデータの関連情報とのうちの少なくとも一つを含む、伝送処理方法。
【請求項2】
前記第一のリソース情報は、リソース選択方法と、リソース検出方法と、検出リソースと、リソースの大きさと、リソースの大きさの最小数と、リソースの大きさの最大数と、リソース位置と、リソース検出トリガー時間と、リソース選択トリガー時間とのうちの少なくとも一つのリソース情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一のリソース情報が、前記リソースプール内に周期予約をイネーブルするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記リソースプール内に周期予約をイネーブルしない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一のリソース情報が前記第二のリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報を決定するための第一のターゲット検出方式が第二のターゲット検出方式と同じであり、前記第二のターゲット検出方式が前記第二のリソース情報を決定するために用いられ、前記第二のターゲット検出方式が第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つを含むことと、
前記第一のリソース情報を決定するために用いられ得る第三のターゲット検出方式が前記第二のターゲット検出方式を含むことと、
前記第二のリソース情報が第三の検出に基づいて決定される場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のリソース情報がランダム選択リソースを含む場合に、前記第一のリソース情報が前記第一の検出と、第二の検出と、m-T33とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三の検出の時間長は、前記第一の検出の検出時間長及び前記第二の検出の検出時間長よりも大きく、mは、第一のデータの選択又は再選択したリソースの時間単位を表し、T33は、予め設定される時間長である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のリソース情報は、
前記端末の電力量が第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第二のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報がm-T33に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、且つ第三のターゲット対象に対応する電力量以下である場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
前記端末の電力量が前記第三のターゲット対象に対応する電力量よりも大きい場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は第二の検出と第一の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、前記第三のターゲット対象に対応する電力量は、前記第二のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第二のターゲット対象に対応する電力量は、前記第一のターゲット対象に対応する電力量よりも大きく、前記第一のターゲット対象と、前記第二のターゲット対象と、前記第三のターゲット対象とは、異なる電力量レベル又は異なる省電力モードである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第一のリソース情報が前記端末のDRX構成に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
第三の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定されることと、
第三の予め設定される条件を満たさない場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、
前記第三の予め設定される条件は、前記DRXがイネーブルされないことと、DRX持続時間の時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間長が第二の予め設定される時間長よりも小さいことと、DRX持続時間の割合が第一の予め設定される割合よりも大きいことと、DRXオフ時間の時間割合が第二の予め設定される割合よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第二のデータの関連情報は、
周期的サービスであるかどうかと、
周期予約をイネーブルするかどうかと、
選択又は再選択したリソース情報と、
再評価又はプリエンプトしたリソース情報とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第一のリソース情報は、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルするか、又は周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスである場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第二の検出と前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることと、
前記第二のデータが周期予約をイネーブルしていないか、又は非周期的サービスであり、且つ前記第二のデータが第一の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報が前記第二のデータの第一の検出と、前記第二のデータの第二の検出と、前記第一のデータの第二の検出とのうちの少なくとも一つに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たし、ここで、前記第一の予め設定される条件は、第二の検出が存在することと、到着時間が予測可能であることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報と同じであることと、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの選択又は再選択したリソース情報に対応する検出結果のうちの少なくとも一部の検出結果を採用することとのうちのいずれか一つを満たし、
又は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報に関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のリソース情報が前記第二のデータの再評価又はプリエンプトしたリソース情報と同じであることを満たす、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以上である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソース排除を行うことと、
前記第一のデータの優先度が第二のデータの優先度以下である場合に、前記第二のデータの検出結果に基づいてリソースを検出することとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
第二の予め設定される条件を満たす場合に、前記第一のリソース情報は、前記第二のデータの関連情報に関連し、
ここで、前記第二の予め設定される条件は、
前記第一のデータと前記第二のデータとの優先度差分値又は優先度差分値の絶対値が第一の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの遅延バジェット差分値又は遅延バジェット差分値の絶対値が第二の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと第二のデータとのリソーストリガー時間間隔が第三の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとの周期差分値又は周期差分値の絶対値が第四の閾値よりも小さいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね数が第五の閾値よりも大きいことと、
前記第一のデータと前記第二のデータとのリソース重ね割合が第六の閾値よりも大きいことと、
前記第二のデータに対応する検出ウィンドウが前記第一のデータの選択又は再選択したリソースの前に位置することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第一のリソース情報が、前記第一のデータが周期的サービスであるかどうか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にするかどうかに関連する場合に、前記第一のリソース情報は、
前記第一のデータが周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にする場合に、前記第一のリソース情報が第一の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と第二の検出とに基づいて決定されることと、
前記第一のデータが非周期的サービスであるか、又は前記第一のデータが周期予約を有効にしていない場合に、前記第一のリソース情報が第二の検出に基づいて決定され、又は前記第一の検出と前記第二の検出とに基づいて決定されることとのうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することは、
前記端末が、プロトコルにより約定され、ネットワーク側機器により予め構成され、ネットワーク側機器により構成され、ネットワーク側機器により指示され、端末側機器により構成され、端末側機器により予め構成され、又は端末側機器により指示される第二のターゲット情報に基づいて、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定することを含み、
前記第二のターゲット情報は、前記第一のデータの優先度と、前記第一のデータの遅延と、前記第一のデータのパケット遅延バジェットPDBと、前記第一のデータのサービス品質QoSパラメータと、チャネルビジー率CBRと、チャネル占有率CRと、リファレンス信号受信パワーRSRPと、リファレンス信号受信品質RSRQと、リファレンス信号強度指示RSSIと、前記端末の省電力モードと、前記端末の電力量レベルと、DRX構成と、ハイブリッド自動再送要求応答とのうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項14】
前記端末が前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する前に、前記方法は、
前記第一のデータの優先度を決定することをさらに含み、
ここで、前記第一のデータの優先度が第七の閾値よりも高い場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定し、前記第一のデータの優先度が前記第七の閾値以下である場合に、前記第一のデータの再評価又はプリエンプトした第一のリソース情報を決定する操作を実行しない、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含む端末であって、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、請求項1から14のいずれか1項に記載の伝送処理方法におけるステップを実現する、端末。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正の内容】
図7
【国際調査報告】