(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-21
(54)【発明の名称】モノのインターネットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設備
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20240814BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20240814BHJP
【FI】
H04M11/00 301
G06Q50/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023531494
(86)(22)【出願日】2022-08-05
(85)【翻訳文提出日】2023-05-23
(86)【国際出願番号】 CN2022110413
(87)【国際公開番号】W WO2024011683
(87)【国際公開日】2024-01-18
(31)【優先権主張番号】202210820563.X
(32)【優先日】2022-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】520448452
【氏名又は名称】浙大城市学院
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】兪雪永
(72)【発明者】
【氏名】胡毓寧
(72)【発明者】
【氏名】張泳
(72)【発明者】
【氏名】柳俊
(72)【発明者】
【氏名】王碩苹
【テーマコード(参考)】
5K201
5L050
【Fターム(参考)】
5K201AA05
5K201BA02
5K201BA18
5K201EA05
5K201EB07
5K201EC06
5K201ED04
5K201ED07
5K201EF10
5L050CC34
(57)【要約】
本発明はモノのインターネットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設
備を開示し、モノのインターネットの制御分野に関し、複数のスマート教室内にそれぞれ
インタラクティブ端末を配置し、且つネットワークケーブルを介して且つ複数のインタラ
クティブ端末とマスターサーバーを電気的に接続することにより、インタラクティブ端末
に関連されたすべての制御可能な電力消費設備のオン/オフ状態をリアルタイムにマスタ
ーサーバーに同期することができるため、関係担当者がすべてのスマート教室内の制御可
能な電力消費設備の運転状態をタイムリーで明確に把握し、制御しやすく、現場で設備の
運転状態を確認する必要はなく、モノのインターネットの接続を通じて、制御可能な電力
消費設備のオン/オフをリモート制御することができ、ある程度関連作業量を削減し、ス
マート教室内の設備管理の利便性を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のスマート教室とマスターサーバー(6)を含むモノのインターネットに基づくリ
モートインテリジェンス統合制御システム設備であり、
各前記スマート教室に、何れも複数の制御可能な電力消費設備が取り付けられ、前記制
御可能な電力消費設備は、スマート黒板(1)と、投影設備(2)と、撮影設備(3)と
、照明器具(4)と、を含み、各制御可能な電力消費設備に、何れもそれをオン/オフ状
態を制御するための電気制御ユニットが配置され、各前記スマート教室に、複数の電気制
御ユニットに接続されたインタラクティブ端末(5)がさらに取り付けられ、前記マスタ
ーサーバー(6)は、マシンルームに取り付けられ、複数の前記スマート教室に取り付け
られたインタラクティブ端末(5)は、いずれもネットワークケーブルを介してマスター
サーバー(6)に電気的に接続され、前記マスターサーバー(6)に、複数のスマート教
室内の制御可能な電力消費設備を制御するための制御システムが搭載され、前記制御シス
テムは、複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備を統合的に制御するためのバッ
クグラウンド管理端末と、単一のスマート教室内の制御可能な電力消費設備を制御するた
めの独立管理端末とを含み、
前記マスターサーバー(6)の内部に、クラウドコンピュータシステムがさらに搭載さ
れ、
前記バックグラウンド管理端末は、マシンルーム内に配置されたモニターを含み、前記
モニターは、マスターサーバー(6)に電気的に接続され、前記モニターに、教室リスト
表示欄、制御可能な電力消費設備表示欄、オン/オフ状態表示欄が表示され、
前記バックグラウンド管理端末及び独立管理端末は、いずれも関連APPが搭載された
移動端末を含み、前記移動端末は携帯電話、タブレットパソコンを含み、
スマート教室内の制御可能な電力消費設備の制御方法を含み、その制御方法は、
教師は使用する移動端末に搭載されたAPPを通じて、事前にマスターサーバー(6)
にスマート教室の使用要望を送信し、具体的な使用時間を明記するステップS1と、
マスターサーバー(6)は、該時間帯におけるスマート教室の使用申請状況に基づいて
、合理的な配分を行い、配分情報を教師の移動端末に返信するステップS2と、
予定な開始時間になると、マスターサーバー(6)は、その内部に格納されたスマート
教室の使用情報に基づいて、制御端末を介して関連するスマート教室内の複数の制御可能
な電力消費設備における電気制御ユニットと連絡を取り、教師が到着する前に、該スマー
ト教室内の制御可能な電力消費設備を事前に起動するステップS3と、
予定な終了時間になると、マスターサーバー(6)は、「継続して使用するかどうか」
という問い合わせコマンドを関連するスマート教室内のインタラクティブ端末(5)にア
クティブに送信し、該コマンドは投影設備(2)を通じてタッチパッド(101)上に投
影され、教師が「はい」を選択すると、5分遅れて再び該問い合わせコマンドを送信し、
教師が「いいえ」を選択すると、マスターサーバー(6)は、制御端末を制御することに
より、直ちにスマート教室内の制御可能な電力消費設備に対してシャットダウン操作を行
うステップS4と、
スマート教室の使用中に、監視担当者はモニター(または関連制御APPが搭載された
移動端末)を通じて、使用中の複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備の運転状
態をリアルタイムに監視するステップS5と、を含むことを特徴とするモノのインターネ
ットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設備。
【請求項2】
前記スマート黒板(1)は、中央部に配置されたタッチパッド(101)と、タッチパ
ッド(101)の左右両側に配置されたクリップボード(102)とを含み、前記投影設
備(2)は、スマート黒板(1)の正面上方に対応して配置されることを特徴とする請求
項1に記載のモノのインターネットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム
設備。
【請求項3】
前記タッチパッド(101)の表面は白色を呈し、前記クリップボード(102)の表
面は黒色を呈し、前記タッチパッド(101)とクリップボード(102)の表面はいず
れも粗い艶消し状構造に配置されることを特徴とする請求項2に記載のモノのインターネ
ットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設備。
【請求項4】
前記インタラクティブ端末(5)は、スマート教室内の教卓に取り付けられ、前記イン
タラクティブ端末(5)の内部に、処理ユニット(501)が固定するように取り付けら
れ、前記インタラクティブ端末(5)の内部に、処理ユニット(501)に電気的に接続
されたBluetoothモジュール(502)と無線送受信モジュール(503)が固
定するように取り付けられ、前記インタラクティブ端末(5)の正面に、制御盤(504
)が固定するように取り付けられ、且つ制御盤(504)の外表面に、制御ボタンとタッ
チスクリーン(505)が集約され、前記インタラクティブ端末(5)の頂部に、処理ユ
ニット(501)に電気的に接続された複数のデータ転送ポート(506)が固定するよ
うに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のモノのインターネットに基づくリ
モートインテリジェンス統合制御システム設備。
【請求項5】
前記インタラクティブ端末(5)の上下外端壁に、いずれも複数の通気格子が設けられ
、前記インタラクティブ端末(5)の内部に、通気格子と対応する放熱ファン(507)
が固定するように取り付けられ、且つ放熱ファン(507)は、外側フレームと、外側フ
レームの内部に配置されたモータを含み、前記モータの駆動軸に、ファンが固定するよう
に取り付けられ、前記外側フレームに、半導体放熱シート(508)が嵌着され、且つ半
導体放熱シート(508)の冷房端はインタラクティブ端末(5)の内端壁に向かって配
置され、前記半導体放熱シート(508)の放熱端はファンに向かって配置されることを
特徴とする請求項1に記載のモノのインターネットに基づくリモートインテリジェンス統
合制御システム設備。
【請求項6】
教師が制御端末を使用する方法を含み、その方法は、
教師はマスターサーバー(6)から送信された関連スマート教室の使用権限を取得した
後、インタラクティブ端末(5)内に搭載されたBluetoothモジュール(502
)または無線送受信モジュール(503)を通じて、移動端末とインタラクティブ端末(
5)との間の信号を接続させ、さらにスマート教室内の制御可能な電力消費設備を制御す
ることができるステップS1と、
教師はインタラクティブ端末(5)を通じてマシンルーム内のマスターサーバー(6)に
使用要望を送信し、マスターサーバー(6)内のクラウドコンピュータシステムを呼び出
すステップS2と、
クラウドコンピュータシステムは独立した仮想コンピュータを生成し、オンされた投影設
備(2)を通じてタッチパッド(101)に投影し、教師はインタラクティブ端末(5)
をデータ信号の中継ブリッジとし、マスターサーバー(6)におけるクラウドコンピュー
タシステムから生成された仮想コンピュータを使用するステップS3と、を含むことを特
徴とする請求項1に記載のモノのインターネットに基づくリモートインテリジェンス統合
制御システム設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモノのインターネットの制御分野に関し、具体的には、モノのインターネット
に基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設備に関する。
【背景技術】
【0002】
情報時代の発展に伴い、様々な視聴覚設備、投影設備、会議システムなどは各業界に進
出し始め、会議室、デジタル化教室などは、すでに以前の教壇や椅子、マイクではなく、
代わりに各種の先進的なマルチメディア会議や教育設備であり、多種の設備を使用するこ
とは必ず煩雑な操作をもたらす。例えば、多種の設備の電源を入れたり、ライトを消した
り、頻繁に各種の音声ビデオ信号を切り替えたり、投影画面を絶えず切り替えなければな
らないなど、このような状況下で、これらの設備を一括管理することができるとともに、
会議室や教室のさまざまなリソースを同時に制御できる「リモートインテリジェンス統合
制御システム」設備が生まれた。
【0003】
従来技術における複数の設備間で統合的に制御を行うために使用されている中央制御シ
ステムは、区域内設備の制御を実現することができるが、以下の欠点があり、
第1は、ほとんどの中央制御システムはローカル端末に制御されていることと、
第2は、制御対象の設備によって、制御方式は異なるため、ほとんどの設備は端末に制
御された後、現場で設備の運転状態を確認する必要があることと(特にワンタッチでオン
/オフした後、一部の設備が制御されていない可能性がある)、
第3は、制御端末で当前の設備運行状態を反応することができないこと。
【0004】
上記内容に基づいて、マルチメディア教室を例として、複数のマルチメディア教室シス
テムにおいて、授業前に担当者が各教室に来て本教室の制御端末を使って各制御された設
備を起動し、そして1つずつ設備の運行状態を確認し、授業が終わってから各教室を巡視
し、ワンタッチシステムでオフした後に制御されていない設備を閉め、大量の人力を無駄
になると同時に、本当の意味の中央制御システムによる一括制御管理に違反している。
【0005】
そこで、上記従来技術に存在するいくつかの課題を解決するために、モノのインターネ
ットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設備を提案する。
【解決しようとする課題】
【0006】
従来技術に存在する課題に対して、本発明の目的は、モノのインターネットに基づくリ
モートインテリジェンス統合制御システム設備を提供することにあり、複数のスマート教
室内にそれぞれインタラクティブ端末を配置し、且つネットワークケーブルを介して且つ
複数のインタラクティブ端末とマスターサーバーを電気的に接続することにより、インタ
ラクティブ端末に関連されたすべての制御可能な電力消費設備のオン/オフ状態をリアル
タイムにマスターサーバーに同期することができるため、関係担当者がすべてのスマート
教室内の制御可能な電力消費設備の運転状態をタイムリーで明確に把握し、制御しやすく
、現場で設備の運転状態を確認する必要はなく、モノのインターネットの接続を通じて、
制御可能な電力消費設備のオン/オフをリモート制御することができ、ある程度関連作業
量を削減し、スマート教室内の設備管理の利便性を向上させる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の技術的な手段を採用し、
モノのインターネットに基づくリモートインテリジェンス統合制御システム設備であり
、複数のスマート教室とマスターサーバーを含み、各スマート教室に、何れも複数の制御
可能な電力消費設備が取り付けられ、制御可能な電力消費設備は、スマート黒板と、投影
設備と、撮影設備と、照明器具と、を含み、各制御可能な電力消費設備に、何れもそれを
オン/オフ状態を制御するための電気制御ユニットが配置され、各スマート教室に、複数
の電気制御ユニットに接続されたインタラクティブ端末がさらに取り付けられ、マスター
サーバーは、マシンルームに取り付けられ、複数のスマート教室に取り付けられたインタ
ラクティブ端末は、いずれもネットワークケーブルを介してマスターサーバーに電気的に
接続され、マスターサーバーに、複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備を制御
するための制御システムが搭載され、制御システムは、複数のスマート教室内の制御可能
な電力消費設備を統合的に制御するためのバックグラウンド管理端末と、単一のスマート
教室内の制御可能な電力消費設備を制御するための独立管理端末とを含む。
【0008】
さらに、スマート黒板は、中央部に配置されたタッチパッドと、タッチパッドの左右両
側に配置されたクリップボードを含み、投影設備は、スマート黒板の正面上方に対応して
配置される。
【0009】
さらに、タッチパッドの表面は白色を呈し、クリップボードの表面は黒色を呈し、タッ
チパッドとクリップボードの表面はいずれも粗い艶消し状構造に配置される。
【0010】
さらに、インタラクティブ端末は、スマート教室内の教卓に取り付けられ、インタラク
ティブ端末の内部に、処理ユニットが固定するように取り付けられ、インタラクティブ端
末の内部に、処理ユニットに電気的に接続されたBluetoothモジュールと無線送
受信モジュールが固定するように取り付けられ、インタラクティブ端末の正面に、制御盤
が固定するように取り付けられ、且つ制御盤の外表面に、制御ボタンとタッチスクリーン
が集約され、インタラクティブ端末の頂部に、処理ユニットに電気的に接続された複数の
データ転送ポートが固定するように取り付けられる。
【0011】
さらに、マスターサーバーの内部に、クラウドコンピュータシステムがさらに搭載され
る。
【0012】
さらに、インタラクティブ端末の上下外端壁に、いずれも複数の通気格子が設けられ、
インタラクティブ端末の内部に、通気格子と対応する放熱ファンが固定するように取り付
けられ、且つ放熱ファンは、外側フレームと、外側フレームの内部に配置されたモータを
含み、前記モータの駆動軸に、ファンが固定するように取り付けられ、前記外側フレーム
に、半導体放熱シートが嵌着され、且つ半導体放熱シートの冷房端はインタラクティブ端
末の内端壁に向かって配置され、半導体放熱シートの放熱端はファンに向かって配置され
る。
【0013】
さらに、バックグラウンド管理端末は、マシンルーム内に配置されたモニターを含み、
モニターは、マスターサーバーに電気的に接続され、モニターに、教室リスト表示欄、制
御可能な電力消費設備表示欄、オン/オフ状態表示欄が表示される。
【0014】
さらに、バックグラウンド管理端末及び独立管理端末は、いずれも関連APPが搭載さ
れた移動端末を含み、前記移動端末は携帯電話、タブレットパソコンを含む。
【0015】
さらに、スマート教室内の制御可能な電力消費設備の制御方法を含み、その方法は、
教師は使用する移動端末に搭載されたAPPを通じて、事前にマスターサーバーにスマ
ート教室の使用要望を送信し、具体的な使用時間を明記するステップS1と、
マスターサーバーは、該時間帯におけるスマート教室の使用申請状況に基づいて、合理
的な配分を行い、配分情報を教師の移動端末に返信するステップS2と、
予定な開始時間になると、マスターサーバーは、その内部に格納されたスマート教室の
使用情報に基づいて、制御端末を介して関連するスマート教室内の複数の制御可能な電力
消費設備における電気制御ユニットと連絡を取り、教師が到着する前に、該スマート教室
内の制御可能な電力消費設備を事前に起動するステップS3と、
予定な終了時間になると、マスターサーバーは、「継続して使用するかどうか」という
問い合わせコマンドを関連するスマート教室内のインタラクティブ端末にアクティブに送
信し、該コマンドは投影設備を通じてタッチパッド上に投影され、教師が「はい」を選択
すると、5分遅れて再び該問い合わせコマンドを送信し、教師が「いいえ」を選択すると
、マスターサーバーは、制御端末を制御することにより、直ちにスマート教室内の制御可
能な電力消費設備に対してシャットダウン操作を行うステップS4と、
スマート教室の使用中に、監視担当者はモニター(または関連制御APPが搭載された
移動端末)を通じて、使用中の複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備の運転状
態をリアルタイムに監視するステップS5と、を含む。
【0016】
さらに、教師が制御端末を使用する方法を含み、その方法は、
教師はマスターサーバーから送信された関連スマート教室の使用権限を取得した後、イ
ンタラクティブ端末内に搭載されたBluetoothモジュールまたは無線送受信モジ
ュールを通じて、移動端末とインタラクティブ端末との間の信号を接続させ、さらにスマ
ート教室内の制御可能な電力消費設備を制御することができるステップS1と、
教師はインタラクティブ端末を通じてマシンルーム内のマスターサーバーに使用要望を送
信し、マスターサーバー内のクラウドコンピュータシステムを呼び出すステップS2と、
クラウドコンピュータシステムは独立した仮想コンピュータを生成し、オンされた投影設
備を通じてタッチパッドに投影し、教師はインタラクティブ端末をデータ信号の中継ブリ
ッジとし、マスターサーバーにおけるクラウドコンピュータシステムから生成された仮想
コンピュータを使用するステップS3と、を含む。
【有益な効果】
【0017】
既存技術と比べて、本発明は以下の技術効果を有し、
第1は、本願では、複数のスマート教室内にそれぞれインタラクティブ端末を配置し、
且つネットワークケーブルを介して且つ複数のインタラクティブ端末とマスターサーバー
を電気的に接続することにより、インタラクティブ端末に関連されたすべての制御可能な
電力消費設備のオン/オフ状態をリアルタイムにマスターサーバーに同期することができ
るため、関係担当者がすべてのスマート教室内の制御可能な電力消費設備の運転状態をタ
イムリーで明確に把握し、制御しやすく、現場で設備の運転状態を確認する必要はなく、
モノのインターネットの接続を通じて、制御可能な電力消費設備のオン/オフをリモート
制御することができ、ある程度関連作業量を削減し、スマート教室内の設備管理の利便性
を向上させる。
【0018】
第2は、映像を投影することが可能なタッチパッドを中央部に配置することにより、ス
マート教室内の学生の視覚効果を向上させることができ、タッチパッドとクリップボード
上で書き込み操作を行うことができるとともに、タッチパッドはタッチ制御の入力周辺機
器としても使用でき、スマート黒板の機能をより集積化させ、該装置の使用過程における
利便性をある程度向上させることができる。
【0019】
タッチパッドの表面を白色に設けることにより、黒色の油性ペンを用いて表面に書く際
に、より鮮明になり、投影の着色傾斜度を効果的に確保することができ、クリップボード
の表面を黒色に設けることにより、チョークを用いて表面に書き込み操作を行うことがで
き、タッチパッドとクリップボードは、明らかな黒と白のコントラストのため、多様な書
き込み操作を行うことができ、タッチパッドとクリップボードの表面をいずれも粗い艶消
し状構造に配置することにより、タッチパッドとクリップボードの表面の拡散反射効率を
高めることができ、さらに学生の書き内容と投影の鑑賞効果を効果的に向上させることが
できる。
【0020】
第4は、クラウドコンピュータシステムをマスターサーバーの内部に搭載することによ
り、該関連設備の使用中に、インタラクティブ端末を通じてマスターサーバー内部のクラ
ウドコンピュータシステムのコンポーネント仮想コンピュータを呼び出して使用すること
ができ、各スマート教室内に個別のホストを配置する必要がなく、効果的に設備の空き室
率を低減し、マスターサーバー内部のクラウドコンピュータシステムを採用して各スマー
ト教室内に独立したホストを配置する代わりに、権限を取得しない限り、インタラクティ
ブ端末はマスターサーバー内部のクラウドコンピュータシステムを呼び出すことができな
く、ホストが盗まれたり盗用されたりするのを効果的に回避することができる。
【0021】
第5は、放熱ファンをインタラクティブ端末の内部に取り付けることにより、放熱ファ
ン内部のサーボモータを通電して起動させることにより、その駆動軸におけるファンブレ
ードを回転させ、気流の流れを動かし、インタラクティブ端末内部の熱気流を外に排出す
るとともに、放熱ファンの外側フレームに取り付けられた半導体放熱シートを通電して起
動させ、その冷房端によってインタラクティブ端末内部に対して冷房の取り扱いを行い、
両者は互いに協力し合い、インタラクティブ端末内部の作業の安定性を効果的向上させる
。
【0022】
第6は、モニターをマスターサーバーに電気的に接続することにより、モニターに表示
される教室リスト表示欄、制御可能な電力消費設備表示欄、オン/オフ状態表示欄を通じ
て、関連スマート教室内の制御可能な電力消費設備に対してリアルタイム監視及び制御を
行い、統合制御を通じて、該システム内の各設備の制御の利便性を向上させる。
【0023】
第7は、独立管理端末に関連するAPPを教師が使用する移動端末に搭載することによ
り、教師がスマート教室内の設備の使用及び制御を柔軟に行うのに便利であると同時に、
バックグラウンド管理端末に関連するAPPを関係担当者が使用する移動端末に搭載する
ことにより、関係担当者が複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備をリアルタイ
ムに制御するのに便利であり、該システムの制御過程における利便性を効果的に向上させ
る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図2】本発明の複数のスマート教室内のクラウドコンピュータシステム同時呼び出す際の概略図。
【
図3】本発明のクラウドコンピュータシステムのデータインタラクション図である。
【
図4】本発明のスマート教室内の構造概略図である。
【
図7】本発明のインタラクティブ端末の構造概略図である。
【
図8】本発明のインタラクティブ端末内部の構造概略図である。
【
図9】本発明のモニターの表示ページの概略図である。
【
図10】本発明の制御システムのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施例における図面を結合して、本発明の実施例における技術案を明確に
、完全に説明する。明らかに、記載された実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、すべ
ての実施例ではなく、本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく
得た他のすべての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0026】
本発明の説明において、用語「上」、「下」、「内」、「外」、「上端/下端」などが
示す方位または位置関係は、図面に示す方位または位置関係に基づくものであり、単に、
本発明の説明を容易にするため、説明を簡略化するためであって、指した装置または要素
が特定の方位、特定の方位で構成され、操作されなければならないことを示すまたは暗示
するのではなく、したがって、本発明に対する制限とは理解できない。さらに、「第1」
、「第2」という用語は、説明の目的のためだけに使用され、相対的な重要性を示したり
暗示したりするために理解されていない。
【0027】
本発明の説明において、特に明確な規定と限定がない限り、用語「取付」、「設置」、
「セット/接続」、「接続」などは、広義に理解されるべきであり、例えば「接続」は、
固定接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、または一体的に接続して
もよく、機械的接続でもよいし、電気的接続でもよい、直接的に接続してもよいし、中間
媒体を介して間接的に接続してもよいし、2つの要素の内部の接続でもよい。当業者であ
れば、本発明における上記用語の具体的な意味を具体的に理解することができる。
【0028】
(実施形態1)
図1-
図10をご参照ください、モノのインターネットに基づくリモートインテリジェ
ンス統合制御システム設備であり、複数のスマート教室とマスターサーバー6を含み、各
スマート教室に、何れも複数の制御可能な電力消費設備が取り付けられ、制御可能な電力
消費設備は、スマート黒板1と、投影設備2と、撮影設備3と、照明器具4と、を含み、
各制御可能な電力消費設備に、何れもそれをオン/オフ状態を制御するための電気制御ユ
ニットが配置され、各スマート教室に、複数の電気制御ユニットに接続されたインタラク
ティブ端末5がさらに取り付けられ、マスターサーバー6は、マシンルームに取り付けら
れ、複数のスマート教室に取り付けられたインタラクティブ端末5は、いずれもネットワ
ークケーブルを介してマスターサーバー6に電気的に接続され、マスターサーバー6に、
複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備を制御するための制御システムが搭載さ
れ、制御システムは、複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備を統合的に制御す
るためのバックグラウンド管理端末と、単一のスマート教室内の制御可能な電力消費設備
を制御するための独立管理端末とを含む。
【0029】
該システム設備を使用する際には、複数のスマート教室内にそれぞれインタラクティブ
端末5を配置し、且つネットワークケーブルを介して且つ複数のインタラクティブ端末5
とマスターサーバー6を電気的に接続することにより、インタラクティブ端末5に関連さ
れたすべての制御可能な電力消費設備のオン/オフ状態をリアルタイムにマスターサーバ
ー6に同期することができるため、関係担当者がすべてのスマート教室内の制御可能な電
力消費設備の運転状態をタイムリーで明確に把握し、制御しやすく、現場で設備の運転状
態を確認する必要はなく、モノのインターネットの接続を通じて、制御可能な電力消費設
備のオン/オフをリモート制御することができ、ある程度関連作業量を削減し、スマート
教室内の設備管理の利便性を向上させる。
【0030】
図4と
図6をご参照ください、スマート黒板1は、中央部に配置されたタッチパッド1
01と、タッチパッド101の左右両側に配置されたクリップボード102を含み、投影
設備2は、スマート黒板1の正面上方に対応して配置され、該システム設備を使用する際
には、中央部に配置されたタッチパッド101は、投影設備2を通じて投影操作を行い、
黒板やテレビの代わりにスマート黒板1を採用し、教育用具の統合に有利であり、映像を
投影することが可能なタッチパッド101を中央部に配置することにより、スマート教室
内の学生の視覚効果を向上させることができ、タッチパッド101とクリップボード10
2上で書き込み操作を行うことができるとともに、タッチパッド101はタッチ制御の入
力周辺機器としても使用でき、スマート黒板1の機能をより集積化させ、該装置の使用過
程における利便性をある程度向上させることができる。
【0031】
図6をご参照ください、タッチパッド101の表面は白色を呈し、クリップボード10
2の表面は黒色を呈し、タッチパッド101とクリップボード102の表面はいずれも粗
い艶消し状構造に配置され、該システム設備を使用する際には、タッチパッド101の表
面を白色に設けることにより、黒色の油性ペンを用いて表面に書く際に、より鮮明になり
、投影の着色傾斜度を効果的に確保することができ、クリップボード102の表面を黒色
に設けることにより、チョークを用いて表面に書き込み操作を行うことができ、タッチパ
ッド101とクリップボード102は、明らかな黒と白のコントラストのため、多様な書
き込み操作を行うことができ、タッチパッド101とクリップボード102の表面をいず
れも粗い艶消し状構造に配置することにより、タッチパッド101とクリップボード10
2の表面の拡散反射効率を高めることができ、さらに学生の書き内容と投影の鑑賞効果を
効果的に向上させることができる。
【0032】
図4、
図7と
図8をご参照ください、インタラクティブ端末5は、スマート教室内の教
卓に取り付けられ、インタラクティブ端末5の内部に、処理ユニット501が固定するよ
うに取り付けられ、インタラクティブ端末5の内部に、処理ユニット501に電気的に接
続されたBluetoothモジュール502と無線送受信モジュール503が固定する
ように取り付けられ、インタラクティブ端末5の正面に、制御盤504が固定するように
取り付けられ、且つ制御盤504の外表面に、制御ボタンとタッチスクリーン505が集
約され、インタラクティブ端末5の頂部に、処理ユニット501に電気的に接続された複
数のデータ転送ポート506が固定するように取り付けられ、該システム設備を使用する
際には、インタラクティブ端末5に取り付けられた処理ユニット501は、データを簡単
に処理し、マスターサーバー6との間のデータインタラクションを完了し、インタラクテ
ィブ端末5の内部に取り付けられたBluetoothモジュール502と無線送受信モ
ジュール503は、他の設備との間でデータ接続および転送を行うことができる。
【0033】
マスターサーバー6の内部に、クラウドコンピュータシステムがさらに搭載され、該シ
ステム設備を使用する際には、クラウドコンピュータシステムをマスターサーバー6の内
部に搭載することにより、当該関連設備の使用中に、インタラクティブ端末5を通じてマ
スターサーバー6内部のクラウドコンピュータシステムのコンポーネント仮想コンピュー
タを呼び出して使用することができ、各スマート教室内に個別のホストを配置する必要が
なく、効果的に設備の空き室率を低減し、マスターサーバー6内部のクラウドコンピュー
タシステムを採用して各スマート教室内に独立したホストを配置する代わりに、権限を取
得しない限り、インタラクティブ端末5はマスターサーバー6内部のクラウドコンピュー
タシステムを呼び出すことができなく、ホストが盗まれたり盗用されたりするのを効果的
に回避することができる。
【0034】
図8をご参照ください、インタラクティブ端末5の上下外端壁に、いずれも複数の通気
格子が設けられ、インタラクティブ端末5の内部に、通気格子と対応する放熱ファン50
7が固定するように取り付けられ、且つ放熱ファン507は、外側フレームと、外側フレ
ームの内部に配置されたモータを含み、前記モータの駆動軸に、ファンが固定するように
取り付けられ、前記外側フレームに、半導体放熱シート508が嵌着され、且つ半導体放
熱シート508の冷房端はインタラクティブ端末5の内端壁に向かって配置され、半導体
放熱シート508の放熱端はファンに向かって配置され、該システム設備を使用する際に
は、インタラクティブ端末5による大量の情報データインタラクティブにより、インタラ
クティブ端末5内部の回路素子の発熱量が急増し、インタラクティブ端末5内部の熱の外
部への消散の迅速性を保障するために、インタラクティブ端末5の内部に取り付けられた
放熱ファン507通電して起動させ、放熱ファン507内部のサーボモータを通電して起
動させることによりその駆動軸におけるファンブレードを回転させ、気流の流れを動かし
、インタラクティブ端末5内部の熱気流を外に排出するとともに、放熱ファン507の外
側フレームに取り付けられた半導体放熱シート508を通電して起動させ、その冷房端に
よってインタラクティブ端末5内部に対して冷房の取り扱いを行い、両者は互いに協力し
合い、インタラクティブ端末5内部の作業の安定性を効果的向上させる。
【0035】
図9をご参照ください、バックグラウンド管理端末は、マシンルーム内に配置されたモ
ニターを含み、モニターは、マスターサーバー6に電気的に接続され、モニターに、教室
リスト表示欄、制御可能な電力消費設備表示欄、オン/オフ状態表示欄が表示され、該シ
ステム設備を使用する際には、モニターをマスターサーバー6に電気的に接続することに
より、モニターに表示される教室リスト表示欄、制御可能な電力消費設備表示欄、オン/
オフ状態表示欄を通じて、関連スマート教室内の制御可能な電力消費設備に対してリアル
タイム監視及び制御を行い、統合制御を通じて、該システム内の各設備の制御の利便性を
向上させる。
【0036】
図1と
図3をご参照ください、バックグラウンド管理端末及び独立管理端末は、いずれ
も関連APPが搭載された移動端末を含み、前記移動端末は携帯電話、タブレットパソコ
ンを含み、該システム設備を使用する際には、独立管理端末に関連するAPPを教師が使
用する移動端末に搭載することにより、教師がスマート教室内の設備の使用及び制御を柔
軟に行うのに便利であると同時に、バックグラウンド管理端末に関連するAPPを関係担
当者が使用する移動端末に搭載することにより、関係担当者が複数のスマート教室内の制
御可能な電力消費設備をリアルタイムに制御するのに便利であり、該システムの制御過程
における利便性を効果的に向上させる。
【0037】
図10をご参照ください、スマート教室内の制御可能な電力消費設備の制御方法を含み
、その方法は、
教師は使用する移動端末に搭載されたAPPを通じて、事前にマスターサーバーにスマ
ート教室の使用要望を送信し、具体的な使用時間を明記するステップS1と、
マスターサーバーは、該時間帯におけるスマート教室の使用申請状況に基づいて、合理
的な配分を行い、配分情報を教師の移動端末に返信するステップS2と、
予定な開始時間になると、マスターサーバー6は、その内部に格納されたスマート教室
の使用情報に基づいて、制御端末を介して関連するスマート教室内の複数の制御可能な電
力消費設備における電気制御ユニットと連絡を取り、教師が到着する前に、該スマート教
室内の制御可能な電力消費設備を事前に起動するステップS3と、
予定な終了時間になると、マスターサーバー6は、「継続して使用するかどうか」とい
う問い合わせコマンドを関連するスマート教室内のインタラクティブ端末5にアクティブ
に送信し、該コマンドは投影設備2を通じてタッチパッド101上に投影され、教師が「
はい」を選択すると、5分遅れて再び該問い合わせコマンドを送信し、教師が「いいえ」
を選択すると、マスターサーバー6は、制御端末を制御することにより、直ちにスマート
教室内の制御可能な電力消費設備に対してシャットダウン操作を行うステップS4と、
スマート教室の使用中に、監視担当者はモニター(または関連制御APPが搭載された
移動端末)を通じて、使用中の複数のスマート教室内の制御可能な電力消費設備の運転状
態をリアルタイムに監視するステップS5と、を含む。
【0038】
図3をご参照ください、教師が制御端末を使用する方法を含み、その方法は、
教師はマスターサーバー6から送信された関連スマート教室の使用権限を取得した後、
インタラクティブ端末5内に搭載されたBluetoothモジュール502または無線
送受信モジュール503を通じて、移動端末とインタラクティブ端末5との間の信号を接
続させ、さらにスマート教室内の制御可能な電力消費設備を制御することができるステッ
プS1と、
教師はインタラクティブ端末5を通じてマシンルーム内のマスターサーバー6に使用要望
を送信し、マスターサーバー6内のクラウドコンピュータシステムを呼び出すステップS
2と、
クラウドコンピュータシステムは独立した仮想コンピュータを生成し、オンされた投影設
備2を通じてタッチパッド101に投影し、教師はインタラクティブ端末5をデータ信号
の中継ブリッジとし、マスターサーバー6におけるクラウドコンピュータシステムから生
成された仮想コンピュータを使用するステップS3と、を含む。
【0039】
以上、本発明の好ましい具体的な実施形態のみである、しかし、本発明の保護範囲はこ
れに限定されるものではない。本発明の開示された技術的範囲内において、本発明の技術
的アプローチ及びその改良されたアイデアに基づいて同等の置換又は変更を加える当業者
は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号のご説明】
【0040】
1、スマート教室;101、タッチパッド;102、クリップボード;2、投影設備;3
、撮影設備;4、照明器具;5、インタラクティブ端末;501、処理ユニット;502
、Bluetoothモジュール;503、無線送受信モジュール;504、制御盤;5
05、タッチスクリーン;506、データ転送ポート;507、放熱ファン;508、半
導体放熱シート;6、マスターサーバー。
【国際調査報告】