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特表2024-530434ネットワーク機能ディスカバリを容易にするためのネットワークノード及び当該ネットワークノードにおける方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-21
(54)【発明の名称】ネットワーク機能ディスカバリを容易にするためのネットワークノード及び当該ネットワークノードにおける方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/04 20090101AFI20240814BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240814BHJP
   H04W 92/24 20090101ALI20240814BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20240814BHJP
   H04L 43/20 20220101ALI20240814BHJP
   H04L 41/0659 20220101ALI20240814BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20240814BHJP
   H04L 67/563 20220101ALI20240814BHJP
【FI】
H04W24/04
H04W88/14
H04W92/24
H04W28/06 110
H04L43/20
H04L41/0659
H04L67/02
H04L67/563
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504569
(86)(22)【出願日】2022-07-28
(85)【翻訳文提出日】2024-03-22
(86)【国際出願番号】 CN2022108556
(87)【国際公開番号】W WO2023006022
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/109869
(32)【優先日】2021-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ズオ, チェンチャン
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ユンジー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD17
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、第1のネットワーク機能(NF)における方法(200)を提供する。方法(200)は、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を、第2のNFに送信すること(210)を含む。当該サブスクリプション要求は、通知のための代替NFを発見するために使用されるNFリポジトリ機能(NRF)のURI、又は第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のNF(ネットワーク機能)における方法(200)であって、
第2のNFへ、前記第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を送信すること(210)を含み、前記サブスクリプション要求は、
オリジナルNFがもはや利用可能でない場合のコールバックのために、前記通知のための代替NFを発見するために使用されるNRF(NFリポジトリ機能)のURI(ユニフォームリソース識別子)を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法(200)であって、前記URIは、前記サブスクリプション要求のメッセージボディに含まれる、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法(200)であって、前記URIは、前記サブスクリプション要求内のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)カスタムヘッダに含まれる、方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法(200)であって、前記サブスクリプション要求は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含む、方法。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法(200)であって、前記第1のNF及び前記代替NFの各々は、NFコンシューマであり、前記第2のNFは、NFプロデューサである、方法。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法(200)であって、前記第2のNFは、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)である、方法。
【請求項7】
第2のNF(ネットワーク機能)における方法(300)であって、
第1のNFから、前記第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を受信すること(310)を含み、前記サブスクリプション要求は、オリジナルNFがもはや利用可能でない場合のコールバックのために、前記通知のための代替NFを発見するために使用されるNRF(NFリポジトリ機能)のURI(ユニフォームリソース識別子)を含む、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法(300)であって、前記URIは、前記サブスクリプション要求のメッセージボディ、又は前記サブスクリプション要求内のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)カスタムヘッダに含まれる、方法。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の方法(300)であって、
前記URIを使用して、前記代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求を前記NRFへ送信することと、
前記代替NFのNFプロファイルを、前記NRFから受信することと、
前記通知を前記代替NFへ送信することと、
を更に含む、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法(300)であって、前記NFディスカバリ要求は、前記第1のNFの障害又は前記第1のNFへの前記通知の配信における障害を検出したことに応じて送信される、方法。
【請求項11】
請求項9又は10に記載の方法(300)であって、前記サブスクリプション要求は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含み、前記NFディスカバリ要求は、前記バインディングインジケーションに基づいて前記代替NFを発見するためのものである、方法。
【請求項12】
請求項7又は8に記載の方法(300)であって、
前記第1のNFと前記第2のNFとの間のSCP(サービス通信プロキシSCP)へ、前記URIを含む前記通知を送信することを更に含む、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法(300)であって、前記URIは、前記通知内のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)カスタムヘッダに含まれる、方法。
【請求項14】
請求項12又は13に記載の方法(300)であって、前記サブスクリプション要求は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含み、前記通知は、前記バインディングインジケーションを更に含む、方法。
【請求項15】
請求項7乃至14のいずれか一項に記載の方法(300)であって、前記URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API(アプリケーションプログラミングインタフェース)URIである、方法。
【請求項16】
請求項7乃至15のいずれか一項に記載の方法(300)であって、前記第1のNF及び前記代替NFの各々は、NFコンシューマであり、前記第2のNFは、NFプロデューサである、方法。
【請求項17】
請求項7乃至16のいずれか一項に記載の方法(300)であって、前記第2のNFは、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)である、方法。
【請求項18】
第1のNF(ネットワーク機能)と第2のNFとの間のSCP(サービス通信プロキシ)における方法(500)であって、前記方法(500)は、
前記第1のNFに転送されるべき通知であって、前記第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む前記通知を、前記第2のNFから受信すること(510)と、
前記情報を使用して、前記ネットワークスライスと関連付けられたNRF(NFリポジトリ機能)のURI(ユニフォームリソース識別子)を、NSSF(ネットワークスライス選択機能)から取得すること(520)と、
前記通知のための代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求を、前記URIを使用することによって前記NRFへ送信すること(530)と、
前記代替NFのNFプロファイルを、前記NRFから受信すること(540)と、
前記通知を前記代替NFへ送信すること(550)と、
を含む、方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法(500)であって、前記第1のNFへの前記通知の配信における障害を検出したことに応じて、前記URIが取得される、及び/又は前記NFディスカバリ要求が送信される、方法。
【請求項20】
請求項18又は19に記載の方法(500)であって、前記通知は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含み、前記NFディスカバリ要求は、前記バインディングインジケーションに基づいて前記代替NFを発見するためのものである、方法。
【請求項21】
請求項18乃至20のいずれか一項に記載の方法(500)であって、前記情報は、S-NSSAI(単一ネットワークスライス選択支援情報)である、及び/又は前記URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API(アプリケーションプログラミングインタフェース)URIである、方法。
【請求項22】
請求項18乃至21のいずれか一項に記載の方法(500)であって、前記第1のNF及び前記代替NFの各々は、NFコンシューマであり、前記第2のNFは、NFプロデューサである、方法。
【請求項23】
請求項18乃至22のいずれか一項に記載の方法(500)であって、前記第2のNFは、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)である、方法。
【請求項24】
ネットワークノード(1400)であって、通信インタフェース(1410)、プロセッサ(1420)及びメモリ(1430)を備え、前記メモリ(1430)は、前記プロセッサ(1420)によって実行可能な命令を含み、当該プロセッサによって当該命令が実行可能であることによって前記ネットワークノード(1400)は、第1のNF(ネットワーク機能)を実装する場合に、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法(200)を実行する、又は、第2のNFを実装する場合に、請求項7乃至17のいずれか一項に記載の方法(300, 400)を実行する、又は、SCP(サービス通信プロキシ)を実装する場合に、請求項18乃至23のいずれか一項に記載の方法(500)を実行する、ように動作する、ネットワークノード。
【請求項25】
コンピュータ読取可能命令が格納されたコンピュータ読取可能記憶媒体(1430)であって、前記コンピュータ読取可能命令は、ネットワークノード(1400)のプロセッサ(1420)によって実行されると、第1のNF(ネットワーク機能)を実装する場合に、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法(200)を実行する、又は、第2のNFを実装する場合に、請求項7乃至17のいずれか一項に記載の方法(300, 400)を実行する、又は、SCP(サービス通信プロキシ)を実装する場合に、請求項18乃至23のいずれか一項に記載の方法(500)を実行するように、前記ネットワークノード(1400)を構成する、コンピュータ読取可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年7月30日に出願された「NETWORK NODES AND METHODS FOR FACILITATING NETWORK FUNCTION DISCOVERY」と題されたPCT国際出願PCT/CN2021/109869号の優先権を主張し、その全体が本明細書において援用される。
【0002】
本開示は、通信技術に関するものであり、より具体的には、ネットワーク機能(NF)ディスカバリを容易にするための、ネットワークノード及び当該ネットワークノードにおける方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
第5世代(5G)システムでは、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)、ポリシー制御機能(PCF:Policy Control function)、ネットワークエクスポージャ機能(NEF:Network Exposure Function)、ショートメッセージサービス機能(SMSF:Short Message Service Function)、及び統合データ管理(UDM:Unified Data Management)等のNFは、AmfStatusChangeSubscribe動作を介してアクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)状態変更イベントに対してサブスクリプションを行いうるとともに、NFは、本明細書において全体が援用される第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)技術規格(TS)29.518、V17.2.0に従って、通知を受信するためのコールバック・ユニフォームリソース識別子(URI)を提供しうる。特に、TS 29.518における表6.1.6.2.2-1は、以下のタイプSubscriptionDataの定義を与える:
【0004】
全体が本明細書で援用される3GPP TS 29.500, V17.3.0によれば、NFは、バインディングインジケーションを提供してもよう、これは、AMFが、例えばNFがもはや利用可能又は到達可能ではない場合に、バインディングリソース内の代替エンドポイントへ通知を送信しうることを示す。
【0005】
図1は、AMFステータス変更通知の例示的手順を示す。図示されるように、1.1において、NFは、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示すバインディングインジケーションとを含む。1.2において、AMFは、サブスクリプション応答(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Response)で応答する。1.3において、AMFは、NFの障害又はNFへの通知の配信における障害を検出する(例えば、所定の時間長にわたって、NFから応答が受信されない、又はNFが利用可能若しくは到達可能ではない)。この場合、AMFは、バインディングインジケーションに基づいて通知を受信するための代替NFを発見する必要がある。具体的には、1.4において、AMFは、ターゲットNFセットIDがset1.xxxset.5gc.mnc012.mcc30に設定された状態で、ディスカバリ要求(Nnrf_NFDiscover Request)をNFリポジトリ機能(NRF)へ送信する。1.5において、NRFは、ターゲットNFセット内の1つ以上のNFインスタンスの1つ以上のNFプロファイルで応答する。その後、AMFは、1つ以上のNFインスタンスから代替NFを選択し、当該代替NFへ通知を送信しうる。
【0006】
しかしながら、いくつかのNFは、ネットワーク展開に依存して、ネットワークスライス固有のものでありうるか、又はネットワークスライス間で共有されうる。例えば、3つのネットワークスライス(スライス#1、スライス#2、及びスライス#3)を有するネットワーク展開において、AMFは3つ全てのネットワークスライス間で共有されうる一方、NRF(NRF#1)はスライス#1専用であり、別のNRF(NRF#2)はスライス#2とスライス#3との間で共有される。この場合、図1の上記ステップ1.4において、AMFは、NRF(NRF#1及びNRF#2)のうちのいずれがNFディスカバリのために使用されるべきかを知らないことがあり、これは、いずれのNRFにNFが属するのかをAMFが知らないことがあるためである。
【発明の概要】
【0007】
本開示の目的は、上記の問題を解決することが可能な、ネットワークノード及び当該ネットワークノードにおける方法を提供することである。
【0008】
本開示の第1の態様によれば、第1のNFにおける方法が提供される。本方法は、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を、第2のNFへ送信することを含む。サブスクリプション要求は、当該通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURI、又は第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【0009】
一実施形態では、URI又は情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディに含まれうる。
【0010】
一実施形態では、URI又は情報は、サブスクリプション要求内のハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)カスタムヘッダに含まれうる。
【0011】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRFアプリケーションプログラミングインタフェース(API)URIでありうる、又は、情報は、単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)でありうる。
【0012】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうる。
【0013】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0014】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0015】
本開示の第2の態様によれば、第2のNFにおける方法が提供される。本方法は、第1のNFから、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を受信することを含む。当該サブスクリプション要求は、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを含む。
【0016】
一実施形態では、URIは、サブスクリプション要求のメッセージボディ内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ内に含まれうる。
【0017】
一実施形態では、本方法は、代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求を、URIを使用してNRFへ送信することと、代替NFのNFプロファイルを、NRFから受信することと、通知を代替NFへ送信することと、を更に含みうる。
【0018】
一実施形態では、NFディスカバリ要求は、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて送信されうる。
【0019】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0020】
一実施形態では、本方法は、第1のNFと第2のNFとの間のサービス通信プロキシ(SCP)へ、URIを含む通知を送信することを更に含みうる。
【0021】
一実施形態では、URIは、通知内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0022】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0023】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0024】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0025】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0026】
本開示の第3の態様によれば、第2のNFにおける方法が提供される。本方法は、第1のNFから、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を受信することを含む。サブスクリプション要求は、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【0027】
一実施形態では、情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディ内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ内に含まれうる。
【0028】
一実施形態では、本方法は、当該情報を使用して、ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIを、ネットワークスライス選択機能(NSSF)から取得することを更に含みうる。
【0029】
一実施形態では、本方法は、当該URIを使用して、通知のための代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求をNRFへ送信することと、代替NFのNFプロファイルをNRFから受信することと、通知を代替NFへ送信することと、を更に含みうる。
【0030】
一実施形態では、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0031】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0032】
一実施形態では、本方法は、URIを含む通知を、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ送信することを更に含みうる。
【0033】
一実施形態では、URIは、通知内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0034】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0035】
一実施形態では、本方法は、情報を含む通知を、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ送信することを更に含みうる。
【0036】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0037】
一実施形態では、情報は、S-NSSAIでありうる。
【0038】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0039】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0040】
本開示の第4の態様によれば、第1のNFと第2のNFとの間のSCPにおける方法が提供される。本方法は、第1のNFに転送されるべき通知であって、1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む通知を、第2のNFから受信することと、当該情報を使用して、当該ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIをNSSFから取得することと、当該URIを使用して、通知のための代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求をNRFへ送信することと、代替NFのNFプロファイルをNRFから受信することと、通知を代替NFへ送信することと、を含む。
【0041】
一実施形態では、第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0042】
一実施形態では、当該通知は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0043】
一実施形態では、情報はS-NSSAIでありうる、及び/又はURIはNFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0044】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0045】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0046】
本開示の第5の態様によれば、ネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、通信インタフェースと、プロセッサと、メモリとを備える。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含み、当該プロセッサによって当該命令が実行可能であることによって、ネットワークノードは、第1のNFを実装する場合に、上記第1の態様による方法を実行する、又は第2のNFを実装する場合に、上記第2又は第3の態様による方法を実行する、又はSCPを実装する場合に、上記第4の態様による方法を実行する、ように動作する。
【0047】
本開示の第6の態様によれば、コンピュータ読取可能な記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能な記憶媒体は、それに格納されたコンピュータ読取可能な命令を有する。コンピュータ読取可能命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されると、第1のNFを実装する場合に、上記第1の態様による方法を実行する、又は第2のNFを実装する場合に、上記第2又は第3の態様による方法を実行する、又はSCPを実装する場合に、上記第4の態様による方法を実行するように、ネットワークノードを構成する。
【0048】
本開示の実施形態では、第1のNFは、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を、第2のNFへ送信しうる。当該サブスクリプション要求は、当該通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURI、又は第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含みうる。このようにして、代替NFを発見するために使用されるべき適切なNRFが、例えば、第1のNFもはや利用可能でない又は到達可能でない場合のNF再選択のために、見つけられうる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
上記及び他の目的、特徴及び利点は、以下の図面を参照した以下の実施形態の説明からより明らかになるであろう。
【0050】
図1図1は、AMFステータス変更通知の例示的な手順を示すシーケンス図である。
図2図2は、本開示の一実施形態による第1のNFにおける方法を示すフローチャートである。
図3図3は、本開示の一実施形態による第2のNFにおける方法を示すフローチャートである。
図4図4は、本開示の別の実施形態による第2のNFにおける方法を示すフローチャートである。
図5図5は、本開示の一実施形態によるSCPにおける方法を示すフローチャートである。
図6図6は、本開示の一実施形態によるAMFステータス変更通知の例示的な手順を示すシーケンス図である。
図7図7は、本開示の別の実施形態によるAMFステータス変更通知の例示的な手順を示すシーケンス図である。
図8図8は、本開示の更に別の実施形態によるAMFステータス変更通知の例示的な手順を示すシーケンス図である。
図9図9は、本開示の更に別の実施形態によるAMFステータス変更通知の例示的な手順を示すシーケンス図である。
図10図10は、本開示の更に別の実施形態によるAMFステータス変更通知の例示的な手順を示すシーケンス図である。
図11図11は、本開示の一実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図12図12は、本開示の別の実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図13図13は、本開示の更に別の実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図14図14は、本開示の更に別の実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
本開示では、ネットワーク機能(又はNF)は、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、又は適切なプラットフォーム上で(例えばクラウドインフラストラクチャ上で)インスタンス化された仮想化機能として実装されうる。
【0052】
本明細書において、「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」等への言及は、記載される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含みうることを示すが、全ての実施形態が当該特定の特徴、構造、又は特性を含む必要はない。更に、そのようなフレーズは、必ずしも同じ実施形態を参照するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態に関連して説明される場合、明示的に説明されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、又は特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると言える。
【0053】
「第1」及び「第2」等の用語は、種々の要素を説明するために本明細書で使用されうるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用される場合、「及び/又は」との用語は、関連する列挙された用語のうちの1つ以上の任意の及び全ての組み合わせを含む。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態を限定することを意図したものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、コンテキストが明らかにそれ以外を示さない限り、複数形も含むことが意図される。用語「含む、備える(comprises)」、「含む、備える(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む、備える(includes)」、及び/又は「含む、備える(including)」は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、要素、及び/又はコンポーネント等の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、要素、及び/又はコンポーネント、又はそれらの組み合わせの存在又は追加を除外するものではないことを更に理解されたい。
【0054】
以下の説明及び請求項では、別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
【0055】
図2は、本開示の一実施形態による方法200を示すフローチャートである。方法200は、第1のNF(例えば、NFコンシューマ)によって実行されうる。
【0056】
ブロック210で、第1のNFは、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を、第2のNFへ送信する。当該サブスクリプション要求は、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを含む。代替的又は追加的には、当該サブスクリプション要求は、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報(以下、「スライス情報」と称される)を含む。
【0057】
ここで、第2NFは、NFプロデューサ(例えば、AMF)でありうる。代替NFは、第1のNFと同じネットワークスライスに属すると仮定されるNFコンシューマでありうる。
【0058】
一例では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。スライス情報は、単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI:Single Network Slice Selection Assistance Information)でありうる。
【0059】
一例では、URI又はスライス情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディ(例えば、Java Script Object Notation(JSON)ボディ)に含まれうる。例えば、URIは、タイプSubscriptionDataに含まれうる。この場合、表1におけるタイプSubscriptionDataの定義は、以下の表2に示されるように、属性「nrfDiscUri」を含むように拡張されうる:
【0060】
別の例では、URI又はスライス情報は、サブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。例えば、新しいHTTPカスタムヘッダ「3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback」が導入されうる。特に、TS 29.500における表5.2.3.2.1-1は、以下の表3に示されるように、3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callbackヘッダを含むように拡張されることができる:
【0061】
追加的には、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうる。一例では、スライス情報は、3gpp-Sbi-Bindingヘッダ又は新たに定義されたヘッダに含まれうる。
【0062】
図3は、本開示の実施形態による方法300を示すフローチャートである。方法300は、第2のNF、例えばNFプロデューサ(例えばAMFでありうる)において実行されうる。
【0063】
ブロック310で、第2のNFは、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を、第1のNFから受信する。当該サブスクリプション要求は、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを含む。
【0064】
ここで、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうる。
【0065】
一例では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。URIは、サブスクリプション要求のメッセージボディ(例えば、上記の表2を参照)に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ(例えば、「3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback」ヘッダ、上記の表3を参照)に含まれうる。
【0066】
一例では、例えば、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて(例えば、所定の時間長にわたって第1のNFから応答が受信されない場合に、又はNFが利用可能又は到達可能でない場合に)、第2のNFは、URIを使用して、代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求をNRFへ送信し、その後、代替NFのNFプロファイルをNRFから受信し、代替NFへ通知を送信しうる。ここで、ブロック310において受信されるサブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するために使用されうる。
【0067】
別の例では、第1のNFと第2のNFとの間の(即ち、SCPを介した)間接通信の場合、第2のNFは、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ通知を送信しうる。当該通知は、NRFのURIを含みうる。ここで、URIは、当該通知内のHTTPカスタムヘッダ(例えば、TS 29.500の表5.2.3.2.1-1に規定された3gpp-Sbi-Nrf-Uriヘッダ)に含まれてもよい。更に、ブロック310において受信されるサブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0068】
図4は、本開示の一実施形態による方法400を示すフローチャートである。方法400は、第2のNF、例えばNFプロデューサ(例えばAMFでありうる)において実行されうる。
【0069】
ブロック410で、第2のNFは、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を、第1のNFから受信する。当該サブスクリプション要求は、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報(以下、「スライス情報」と称される)を含む。
【0070】
ここで、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうる。
【0071】
一例では、スライス情報はS-NSSAIでありうる。スライス情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディ(例えば、JSONボディ、又はSubscriptionData)内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ(例えば、3gpp-Sbi-Bindingヘッダ、又は新たに定義されたヘッダ)内に含まれうる。
【0072】
一例では、第2のNFは、スライス情報を使用して(例えば、Nnssf_NSSelection_Getを使用することによって)、ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIを、NSSFから取得しうる。ここで、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0073】
一例では、第2のNFは、URIを使用して、代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求をNRFへ送信し、その後、代替NFのNFプロファイルをNRFから受信し、代替NFへ通知を送信しうる。ここで、ブロック410において受信されるサブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するために使用されうる。
【0074】
ここで、第1のNFの障害、又は第1のNFへの通知の配信におけるう障害を検出したことに応じて(例えば、所定の時間長にわたって第1のNFから応答が受信されない場合に、又はNFが利用可能若しくは到達可能でない場合に)、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0075】
別の例では、第1のNFと第2のNFとの間の(即ち、SCPを介した)間接通信の場合、第2のNFは、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ通知を送信しうる。当該通知は、NRFのURIを含みうる。ここで、URIは、当該通知内のHTTPカスタムヘッダ(例えば、TS 29.500の表5.2.3.2.1-1に規定された3gpp-Sbi-Nrf-Uriヘッダ)に含まれてもよい。あるいは、当該通知は、スライス情報を含みうる。更に、ブロック410において受信されるサブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0076】
図5は、本開示の一実施形態による方法500を示すフローチャートである。方法500は、第1のNF(例えば、NFコンシューマ)と第2のNF(例えば、AMFでありうる、NFプロデューサ)との間のSCPにおいて実行されうる。
【0077】
ブロック510において、SCPは、第1のNFに転送されるべき通知を、第2のNFから受信する。当該通知は、第1のNFが属するネットワークスライスの情報(以下、「スライス情報」と称される)を含む。ここで、スライス情報はS-NSSAIでありうる。
【0078】
ブロック520において、SCPは、スライス情報を使用して(例えば、Nnssf_NSSelection_Getを使用することによって)、ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIを、NSSFから取得しうる。ここで、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0079】
ブロック530において、SCPは、通知のための代替NF(例えば、NFコンシューマ)を発見するためのNFディスカバリ要求を、当該URIを使用することによってNRFへ送信する。
【0080】
ここで、ブロック510において受信される通知は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するために使用されうる。
【0081】
一例では、ブロック520における動作及び/又はブロック530における動作は、例えば、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて(例えば、所定の時間長にわたって第1のNFから応答が受信されない場合に、又はNFが利用可能でない若しくは到達可能でない場合に)実行されうる。
【0082】
ブロック540において、SCPは、代替NFのNFプロファイルを、NRFから受信する。
【0083】
ブロック550において、SCPは、通知を当該代替NFへ送信する。
【0084】
以下では、上記の方法200~500について、図6乃至10に示されるようなAMFステータス変更通知の例示的な手順を参照して更に説明する。これらの手順において、(NFコンシューマとしての)NFは、(NFプロデューサとしての)AMFからのAMFステータス変更通知へのサブスクリプションを行う。本開示の実施形態は、AMFステータス変更通知に限定されず、TS 29.518の第6.2.6.2.2節に規定されたAmfEventSubscriptionを使用するAMFイベント公開サービス等の、他のAMF通知へのサブスクリプション、又はより一般的には任意のNFプロデューサからの任意の通知へのサブスクリプションに対して適用可能であることに留意されたい。
【0085】
図6は、NFとAMFとの間の直接通信を用いた、AMFステータス変更通知の例示的な手順を示す。図示されるように、6.1aにおいて、NFは、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、そのメッセージボディ(例えば、nrfDiscUri)内に、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを更に含む。あるいは、6.1bにおいて、NFは、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は更に、HTTPカスタムヘッダ(例えば、3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback)内に、通知のための代替NFを発見するために使用されるNRFのURI(例えば、nnrf-disc: "https://nrf1.operator.com/nnrf-disc/v1/")を更に含む。
【0086】
6.2において、AMFは、サブスクリプション応答(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Response)で応答する。6.3において、AMFは、NFの障害又はNFへの通知の配信における障害を検出する。6.4において、AMFは、ターゲットNFセットIDがset1.xxxset.5gc.mnc012.mcc30に設定された状態で、URIを使用してNRFへディスカバリ要求(nrf_NFDiscover Request)を送信する。6.5において、NRFは、ターゲットNFセット内の1つ以上のNFインスタンスの1つ以上のNFプロファイルで応答する。その後、AMFは、1つ以上のNFインスタンスから代替NFを選択し、当該代替NFへ通知を送信しうる。
【0087】
図7は、NFとAMFとの間の直接通信を用いた、AMFステータス変更通知の例示的な手順を示す。図示されるように、7.1aにおいて、NFは、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、そのメッセージボディ(例えば、sliceInfo)内に、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報(以下ではスライス情報と称され、例えば、S-NSSAI)を更に含む。あるいは、7,1bにおいて、NFは、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、HTTPカスタムヘッダ(例えば、Slice-Info)内に、スライス情報(例えば、S-NSSAI)を更に含む。
【0088】
7.2において、AMFは、サブスクリプション応答(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Response)で応答する。7.3において、AMFは、NFの障害又はNFへの通知の配信における障害を検出する。7.4において、AMFは、スライス情報と関連付けられたNRFのURIを求める要求(Nnssf_NSSelection_Get)を、NSSFへ送信する。7.5において、NSSFは、Nnssf_NSSelection_Get Response内のURI(例えば、nrfDiscUri)で応答する。7.6において、AMFは、ターゲットNFセットIDがset1.xxxset.5gc.mnc012.mcc30に設定された状態で、URIを使用してNRFへディスカバリ要求(nrf_NFDiscover Request)を送信する。7.7において、NRFは、ターゲットNFセット内の1つ以上のNFインスタンスの1つ以上のNFプロファイルで応答する。その後、AMFは、1つ以上のNFインスタンスから代替NFを選択し、当該代替NFへ通知を送信しうる。なお、ステップ7.4は、7.3で障害が検出される前に実行されてもよく、ステップ7.6は、障害の検出に応じて実行されてもよい。
【0089】
図8は、NFとAMFとの間のSCPを介した間接通信を用いた、AMFステータス変更通知の例示的な手順を示す。図示されるように、8.1aにおいて、NFは、SCPを介して、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、そのメッセージボディ(例えば、nrfDiscUri)内に、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを更に含む。代替的には、8.1bにおいて、NFは、SCPを介して、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は更に、HTTPカスタムヘッダ(例えば、3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback)内に、通知のための代替NFを発見するために使用されるNRFのURI(例えば、nnrf-disc: "https://nrf1.operator.com/nnrf-disc/v1/")を更に含む。
【0090】
8.2において、AMFは、SCPを介して、サブスクリプション応答(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Response)で応答する。8.3において、AMFは、通知をSCPへ送信する。当該通知は、バインディングインジケーション及びURIを(例えば、3gpp-Sbi-Nrf-Uri内に)含む。8.4において、SCPは、NFの障害又はNFへの通知の配信における障害を検出する。8.5において、SCPは、ターゲットNFセットIDがset1.xxxset.5gc.mnc012.mcc30に設定された状態で、URIを使用してNRFへディスカバリ要求(nrf_NFDiscover Request)を送信する。8.6において、NRFは、ターゲットNFセット内の1つ以上のNFインスタンスの1つ以上のNFプロファイルで応答する。その後、SCPは、1つ以上のNFインスタンスから代替NFを選択し、当該代替NFへ通知を送信しうる。
【0091】
図9は、NFとAMFとの間のSCPを介した間接通信を用いた、AMFステータス変更通知の例示的な手順を示す。図示されるように、9.1aにおいて、NFは、SCPを介して、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、そのメッセージボディ(例えば、sliceInfo)内に、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報(以下ではスライス情報と称され、例えば、S-NSSAI)を更に含む。代替的には、9.1bにおいて、NFは、SCPを介して、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、HTTPカスタムヘッダ(例えば、Slice-Info)内に、スライス情報(例えば、S-NSSAI)を更に含む。
【0092】
9.2において、AMFは、SCPを介して、サブスクリプション応答(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Response)で応答する。9.3において、AMFは、スライス情報と関連付けられたNRFのURIを求める要求(Nnssf_NSSelection_Get)を、NSSFへ送信する。9.4において、NSSFは、Nnssf_NSSelection_Get Response内のURI(例えば、nrfDiscUri)で応答する。9.5において、AMFは、通知をSCPへ送信する。当該通知は、バインディングインジケーション及びURIを(例えば、3gpp-Sbi-Nrf-Uri内に)含む。9.6において、SCPは、NFの障害又はNFへの通知の配信における障害を検出する。9.7において、SCPは、ターゲットNFセットIDがset1.xxxset.5gc.mnc012.mcc30に設定された状態で、URIを使用してNRFへディスカバリ要求(nrf_NFDiscover Request)を送信する。9.8において、NRFは、ターゲットNFセット内の1つ以上のNFインスタンスの1つ以上のNFプロファイルで応答する。その後、SCPは、1つ以上のNFインスタンスから代替NFを選択し、当該代替NFへ通知を送信しうる。
【0093】
図10は、NFとAMFとの間のSCPを介した間接通信を用いた、AMFステータス変更通知の例示的な手順を示す。図示されるように、10.1aにおいて、NFは、SCPを介して、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、そのメッセージボディ(例えば、sliceInfo)内に、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報(以下ではスライス情報と称され、例えば、S-NSSAI)を更に含む。代替的には、10.1bにおいて、NFは、SCPを介して、サブスクリプション要求(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Request)をAMFへ送信する。当該要求は、コールバックURI(amfStatusUri)と、バインディングレベル bl=nf-set及びNFセットID nfset=set1.xxxset.5gc.mnc012.mcc300を示す(3gpp-Sbi-Bindingにおける)バインディングインジケーションとを含む。当該要求は、HTTPカスタムヘッダ(例えば、Slice-Info)内に、スライス情報(例えば、S-NSSAI)を更に含む。
【0094】
10.2において、AMFは、SCPを介して、サブスクリプション応答(Namf_Communication_AMFStatusChangeSubscribe Response)で応答する。10.3において、AMFは、通知をSCPへ送信する。当該通知は、バインディングインジケーション及びスライス情報(例えば、S-NSSAI)を含む。10.4において、SCPは、NFの障害又はNFへの通知の配信における障害を検出する。10.5において、SCPは、スライス情報と関連付けられたNRFのURIを求める要求(Nnssf_NSSelection_Get)を、NSSFへ送信する。10.6において、NSSFは、Nnssf_NSSelection_Get Response内のURI(例えば、nrfDiscUri)で応答する。10.7において、SCPは、ターゲットNFセットIDがset1.xxxset.5gc.mnc012.mcc30に設定された状態で、URIを使用してNRFへディスカバリ要求(nrf_NFDiscover Request)を送信する。10.8において、NRFは、ターゲットNFセット内の1つ以上のNFインスタンスの1つ以上のNFプロファイルで応答する。その後、SCPは、1つ以上のNFインスタンスから代替NFを選択し、当該代替NFへ通知を送信しうる。
【0095】
上述の方法200に対応して、ネットワークノードが提供される。図11は、本開示の一実施形態によるネットワークノード1100のブロック図である。ネットワークノード1100は、第1のNFを実装するように構成されうる。
【0096】
ネットワークノード1100は、図2に関連して上述した方法200を実行するように動作する。ネットワークノード1100は、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を第2のNFへ送信するように構成された送信ユニット1110を備える。サブスクリプション要求は、当該通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURI、又は第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【0097】
一実施形態では、URI又は情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディに含まれうる。
【0098】
一実施形態では、URI又は情報は、サブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0099】
一実施形態では、URIがNF発見サービスのためのNRF API URIでありうるか、又は情報がS-NSSAIでありうる。。
【0100】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうる。
【0101】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0102】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0103】
ユニット1110は、純ハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ又はマイクロプロセッサと、ソフトウェアを格納するための適切なソフトウェア及びメモリと、上記で説明され、例えば図2に示された動作を実行するように構成された、プログラマブルロジックデバイス(PLD)又は(1つ以上の)他の電子コンポーネント又は処理回路と、のうちの1つ以上によって実装されうる。
【0104】
上述の方法300又は400に対応して、ネットワークノードが提供される。図12は、本開示の一実施形態によるネットワークノード1200のブロック図である。ネットワークノード1200は、第2のNFを実装するように構成されうる。
【0105】
ネットワークノード1200は、図3に関連して上述した方法300を実行するように動作しうる。ネットワークノード1200は、第1のNFから、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を受信するように構成された受信ユニット1210を備えうる。当該サブスクリプション要求は、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを含む。
【0106】
一実施形態では、URIは、サブスクリプション要求のメッセージボディ内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ内に含まれうる。
【0107】
一実施形態では、ネットワークノード1200は、URIを使用して、代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求をNRFへ送信するように構成された送信ユニットを更に備えうる。受信ユニット1210は更に、NRFから、代替NFのNFプロファイルを受信するように構成されうる。送信ユニットは更に、通知を代替NFへ送信するように構成されうる。
【0108】
一実施形態では、NFディスカバリ要求は、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて送信されうる。
【0109】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0110】
一実施形態では、ネットワークノード1200は、第1のNFと第2のNFとの間のサービス通信プロキシ(SCP)へ、URIを含む通知を送信するように構成された送信ユニットを更に備えうる。
【0111】
一実施形態では、URIは、通知内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0112】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0113】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0114】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0115】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0116】
代替的には、ネットワークノード1200は、図4に関連して上述した方法400を実行するように動作しうる。ネットワークノード1200は、第1のNFから、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を受信するように構成された受信ユニット1210を備えうる。サブスクリプション要求は、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【0117】
一実施形態では、情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディ内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ内に含まれうる。
【0118】
一実施形態では、ネットワークノード1200は、当該情報を使用して、ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIをNSSFから取得するように構成された取得ユニットを更に備えうる。
【0119】
一実施形態では、ネットワークノード1200は、URIを使用して、通知のための代替NFを発見することを求めるNFディスカバリ要求をNRFへ送信するように構成された送信ユニットを更に備えうる。受信ユニット1210は更に、NRFから、代替NFのNFプロファイルを受信するように構成されうる。送信ユニットは更に、通知を代替NFへ送信するように構成されうる。
【0120】
一実施形態では、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0121】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0122】
一実施形態では、ネットワークノード1200は、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ、URIを含む通知を送信するように構成された送信ユニットを更に備えうる。
【0123】
一実施形態では、URIは、通知内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0124】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0125】
一実施形態では、ネットワークノード1200は、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ、情報を含む通知を送信するように構成された送信ユニットを更に備えうる。
【0126】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0127】
一実施形態では、情報は、S-NSSAIでありうる。
【0128】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0129】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0130】
ユニット1210は、純ハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ又はマイクロプロセッサと、ソフトウェアを格納するための適切なソフトウェア及びメモリと、上記で説明され、例えば図3又は4に示された動作を実行するように構成された、プログラマブルロジックデバイス(PLD)又は(1つ以上の)他の電子コンポーネント又は処理回路と、のうちの1つ以上によって実装されうる。
【0131】
上述の方法500に対応して、ネットワークノードが提供される。図13は、本開示の一実施形態によるネットワークノード1300のブロック図である。ネットワークノード1300は、第1のNFと第2のNFとの間のSCPを実装するように構成されうる。
【0132】
ネットワークノード1300は、図5に関連して上述した方法500を実行するように動作しうる。ネットワークノード1300は、第1のNFへ転送されるべき通知を第2のNFから受信するように構成された受信ユニット1310を備える。当該通知は、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。ネットワークノード1300は、当該情報を使用して、NSSFから、ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIを取得するように構成された取得ユニット1320を更に備える。ネットワークノード1300は、URIを使用して、通知のための代替NFを発見することを求めるNFディスカバリ要求をNRFへ送信するように構成された送信ユニット1330を備える。受信ユニット1310は更に、NRFから、代替NFのNFプロファイルを受信するように構成される。送信ユニット1330は更に、通知を代替NFへ送信するように構成される。
【0133】
一実施形態では、第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0134】
一実施形態では、当該通知は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0135】
一実施形態では、情報はS-NSSAIでありうる、及び/又はURIはNFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0136】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0137】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0138】
ユニット1310及び1330は、純ハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ又はマイクロプロセッサと、ソフトウェアを格納するための適切なソフトウェア及びメモリと、上記で説明され、例えば図5に示された動作を実行するように構成された、プログラマブルロジックデバイス(PLD)又は(1つ以上の)他の電子コンポーネント又は処理回路と、のうちの1つ以上によって実装されうる。
【0139】
図14は、本開示の別の実施形態によるネットワークノード1400のブロック図である。
【0140】
ネットワークノード1400は、通信インタフェース1410と、プロセッサ1420と、メモリ1430とを備える。
【0141】
メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第1のNFを実装する場合に、例えば図2に関連して前述した手順の動作を実行するように動作する、命令を含みうる。特に、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第1のNFを実装する場合に、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を第2のNFへ送信するように動作する、命令を含みうる。サブスクリプション要求は、当該通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURI、又は第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【0142】
一実施形態では、URI又は情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディに含まれうる。
【0143】
一実施形態では、URI又は情報は、サブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0144】
一実施形態では、URIがNF発見サービスのためのNRF API URIでありうるか、又は情報がS-NSSAIでありうる。。
【0145】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうる。
【0146】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0147】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0148】
代替的には、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによって、ネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、例えば図3に関連して前述した手順の動作を実行するように動作する、命令を含む。特に、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うことを求めるサブスクリプション要求を第1のNFから受信するように動作する、命令を含みうる。当該サブスクリプション要求は、通知のための代替NFを発見するために使用されるべきNRFのURIを含む。
【0149】
一実施形態では、URIは、サブスクリプション要求のメッセージボディ内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ内に含まれうる。
【0150】
ある実施形態では、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、URIを使用して、代替NFを発見することを求めるNFディスカバリ要求をNRFへ送信し、NRFから、代替NFのNFプロファイルを受信し、通知を代替NFへ送信するように動作する、命令を更に含みうる。
【0151】
一実施形態では、NFディスカバリ要求は、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて送信されうる。
【0152】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0153】
ある実施形態では、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることにってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、URIを含む通知を、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ送信するように動作する、命令を更に更に含みうる。
【0154】
一実施形態では、URIは、通知内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0155】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0156】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0157】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0158】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0159】
代替的には、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによって、ネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、例えば図4に関連して前述した手順の動作を実行するように動作する、命令を含む。特に、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うことを求めるサブスクリプション要求を第1のNFから受信するように動作する、命令を含みうる。サブスクリプション要求は、第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む。
【0160】
一実施形態では、情報は、サブスクリプション要求のメッセージボディ内に、又はサブスクリプション要求内のHTTPカスタムヘッダ内に含まれうる。
【0161】
一実施形態では、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、情報を使用して、NSSFから、ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIを取得するように動作する、命令を更に含みうる。
【0162】
一実施形態では、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、URIを使用して、通知のための代替NFを発見することを求めるNFディスカバリ要求をNRFへ送信し、代替NFのNFプロファイルをNRFから受信し、通知を代替NFへ送信するように動作する、命令を更に含みうる。
【0163】
一実施形態では、第1のNFの障害又は第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0164】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0165】
ある実施形態では、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることにってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、URIを含む通知を、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ送信するように動作する、命令を更に更に含みうる。
【0166】
一実施形態では、URIは、通知内のHTTPカスタムヘッダに含まれうる。
【0167】
一実施形態では、URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0168】
ある実施形態では、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることにってネットワークノード1400が、第2のNFを実装する場合に、情報を含む通知を、第1のNFと第2のNFとの間のSCPへ送信するように動作する、命令を更に更に含みうる。
【0169】
一実施形態では、サブスクリプション要求は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、通知は、バインディングインジケーションを更に含みうる。
【0170】
一実施形態では、情報は、S-NSSAIでありうる。
【0171】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0172】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0173】
代替的には、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによって、ネットワークノード1400が、SCPを実装する場合に、例えば図5に関連して前述した手順の動作を実行するように動作する、命令を含む。特に、メモリ1430は、プロセッサ1420によって実行可能な命令であって、当該プロセッサによって実行可能であることによってネットワークノード1400が、
第1のNFと第2のNFとの間のSCPを実装する場合に、第1のNFに転送されるべき通知であって、1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む通知を、第2のNFから受信し、当該情報を使用して、当該ネットワークスライスと関連付けられたNRFのURIをNSSFから取得し、当該URIを使用して、通知のための代替NFを発見することを求めるNFディスカバリ要求をNRFへ送信し、代替NFのNFプロファイルをNRFから受信し、通知を代替NFへ送信するように動作する、命令を含みうる。
【0174】
一実施形態では、第1のNFへの通知の配信における障害を検出したことに応じて、URIが取得されうる、及び/又はNFディスカバリ要求が送信されうる。
【0175】
一実施形態では、当該通知は、代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含みうるとともに、NFディスカバリ要求は、バインディングインジケーションに基づいて代替NFを発見するためのものでありうる。
【0176】
一実施形態では、情報はS-NSSAIでありうる、及び/又はURIはNFディスカバリサービスのためのNRF API URIでありうる。
【0177】
一実施形態では、第1のNF及び代替NFの各々は、NFコンシューマでありうるとともに、第2のNFは、NFプロデューサでありうる。
【0178】
一実施形態では、第2のNFは、AMFでありうる。
【0179】
本開示は更に、不揮発性メモリ又は揮発性メモリ(例えば、非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、及びハードドライブ)の形態の、少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、
プロセッサ1420によって実行された場合に、ネットワークノード1400に、例えば図2図3図4又は図5に関連して前述した手順の動作を実行させる、コード/コンピュータ読取可能命令を含む。
【0180】
コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムモジュール内に構造化されたコンピュータプログラムコードとして構成されてもよい。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムモジュール内に構造化されたコンピュータプログラムコードとして構成されてもよい。
【0181】
プロセッサは、単一のCPU(中央演算処理装置)でありうるが、2つ以上の処理ユニットを備えてもよい。例えば、プロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ及び/又は関連するチップセット及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)等の専用マイクロプロセッサを含みうる。プロセッサは、キャッシュ目的のためのボードメモリを備えてもよい。コンピュータプログラムは、プロセッサに結合されたコンピュータプログラム製品において担持されうる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが格納される非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体を含みうる。例えば、コンピュータプログラム製品は、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、又はEEPROMであってもよく、上記のコンピュータプログラムモジュールは、代替の実施形態ではメモリの形態で種々のコンピュータプログラム製品に分散されうる。
【0182】
本開示について、その実施形態を参照して上述してきた。当業者であれば、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の変形、変更及び追加を行うことが可能であることを理解されたい。したがって、本開示の範囲は、上記の特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によってのみ定められる。
【0183】
本開示は更に、3GPP TS 29.500に基づく以下の実施形態を提供する。
--------------------------------------------------------------------------------
5.2.3.2.1 全般
3GPP NFサービスは、以下の表5.2.3.2.1-1に規定されるHTTPカスタムヘッダをサポートするものとする。表5.2.3.2-1には、各カスタムヘッダの説明と、それらを含める時期に関する規範的要件も示されている。

5.2.3.2.x 3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback
本ヘッダは、NFディスカバリサービスのためのNRF API URIを含む。第6.5.3.2節を参照。
ヘッダの符号化はIETF RFC 7230 [12]に規定されているとおりのABNFに従う。
3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback= "3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback" ":" parameter *( OWS ";" parameter)
parameter = parametername ":" RWS parametervalue
parametername = "nnrf-disc"/ token
注: tokenは将来の拡張性のために規定されている.
parametervalue = DQUOTE URI DQUOTE
URIはIETF RFC 3986 [14]のURI定義に準拠しなければならない.
例: Header with NRF NF Discovery Service:
3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callback: nnrf-disc: "https://nrf1.operator.com/nnrf-disc/v1/"

--------------------------------------------------------------------------------
6.5.3.2 サービスコンシューマとしてのステートレスNF
1. NFサービスコンシューマが、別のNFサービスプロデューサからの通知に対して(明示的又は黙示的に)サブスクリプションを行う場合、NFサービスコンシューマは、サブスクリプションリソースにおいてコールバックURIを提供することに加えて、関連する通知がNF(サービス))セット内の代替NFサービスコンシューマに送信されることを可能にするために、3GPP TS 23.501 [3]の第6.3.1.0節及び3GPP TS 23.502 [4]の第4.17.12.4節に規定されるように、バインディングインジケーションをNFサービスプロデューサに提供しうる。NFコンシューマは、NFサービスコンシューマの再選択のために使用される3gpp-Sbi-Nrf-Uri-CallbackヘッダにおいてNRF API URIを提供しうる。

2. NFサービスプロデューサ又はSCPは、NF(サービス)セット内のNFサービスコンシューマを発見するために、Nnrf_NFDiscoveryサービスを使用しうる。NRF API URIがビュレット(bullet)1の3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callbackヘッダで受信された場合、NRF API URIが、再選択のために使用されるものとする。

3. NFサービスプロデューサは、HTTP要求メッセージで、更新されたバインディング情報を受信することを介して(即ち、バインディングレベルに対応するバインディングエンティティが変更された場合に)、又は通知に対するエラー応答を介して、リンクレベルの障害(例えば、NFからの応答なし)を介して、又はNFサービスコンシューマが登録解除されたというNRFからの通知を介して、NFサービスコンシューマの変更を知りうる。HTTPエラー応答は、新たなNFサービスコンシューマを指す3xxリダイレクト応答でありうる。
注1: バインディングレベルに対応するもの以外のバインディングエンティティが変更された場合、それは、セッションのレジリエンス情報(resilience information)が変更されたことを示し、即ち、多かれ少なかれ、コンシューマインスタンスが通知/コールバック要求メッセージを処理することが可能であり、NFサービスプロデューサは、通知/コールバックURIを変更することを期待されない。
注2: バインディングインジケーション(Binding Indication)が受諾応答メッセージに含まれる場合、NFサービスプロデューサは、当該バインディングインジケーションを保存するが、NFサービスコンシューマの変更があるかどうかを判定するためにそれをチェックしない。したがって、NFサービスプロデューサは、NFサービスコンシューマの変更を知るまで、後続の要求のためにその現在の通知/コールバックURIを使用し続け、その時点において、NFサービスプロデューサは、最後に受信されたバインディング情報を、異なるインスタンスを再選択するために使用する。

4. NFサービスコンシューマの変更を知った場合、及び新たなNFサービスコンシューマが知られていない場合、NFサービスプロデューサは、3GPP TS 23.527 [38]の第6.6節に規定されるように、新たなNFサービスコンシューマを選択するものとする。バインディング情報が利用可能であり、かつ、バインディングメカニズムがNFサービスプロデューサによってサポートされる場合、再選択は、3GPP TS 23.527 [38]の6.6.2節、3GPP TS 23.501 [3]の第6.3.1.0節、及び3GPP TS 23.502 [4]の第4.17.12.4節に規定されるように、バインディング情報に基づくものとする。バインディング情報が利用可能ではない、又はバインディングメカニズムがNFサービスプロデューサによってサポートされない場合、再選択は、3GPP TS 23.527 [38]の第6.6.3節に規定されるように実行される。

5. NFサービスコンシューマの変更を知った場合、NFサービスプロデューサ又はSCPは、3GPP TS 23.527 [38]の第6.6節に規定されるように、通知/コールバックURIのオーソリティ部分を、新NFサービスコンシューマ情報に置き換え、かつ、その後の通信においてそのURIを使用するものとする。

6. NFサービスコンシューマが変更された場合、及び、新NFサービスコンシューマが、上記のビュレット5に規定せるように通知の処理をサポートしない場合、新NFサービスコンシューマは、新たな通知URIを用いてNFサービスプロデューサを更新するものとする。明示的なサブスクリプションの場合、これは、NFサービスプロデューサのAPIに応じて、既存のサブスクリプションを更新することによって、又は新たなサブスクリプションを作成することによって達成される。黙示的なサブスクリプションの場合、これは、サービス更新要求メッセージを介して実行される。

7. 新NFサービスコンシューマは、NFサービスプロデューサへのサービス要求又は通知応答メッセージに、更新されたバインディングインジケーションを含めうる。

8. NF(サービス)セット内の各NFサービスコンシューマは、NFサービスプロデューサからの通知を受信する準備ができているものとし、これは、上記のビュレット5に従って構築された通知URIへの通知を、それ自体のアドレスを用いてオーソリティ部分として扱うこと、上記のビュレット6で通知された通知URIへの通知を扱うこと、又は新NFサービスコンシューマを指し示すHTTP 3xxリダイレクト若しくは別のHTTPエラーを用いて返信すること、のいずれかによる。

9. NFサービスプロデューサは、NF(サービス)セット内の任意のNFサービスコンシューマから関連するサービスのリソースの更新を受信する準備ができているものとする。

10. SCPが、通知/コールバック要求のターゲットNFサービスコンシューマが利用可能でないことを検出した場合、SCPは、利用可能であり、かつ、SCPによってサポートされるときには、ルーティングバインディングインジケーションに基づいて、又はNFサービスプロデューサによって提供されるときには、3gpp-Sbi-Discoveryヘッダに依存することによって、新NFサービスコンシューマを選択しうる。3GPP TS 23.527 [38]の第6.6節を参照。

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6.10.7 間接通信で送信される通知及びコールバック要求
間接通信を使用して送信される通知及びコールバック要求は、通知又はコールバックサービス動作(Annex Bを参照)の名称、及び1より大きい場合にはAPIメジャーバージョンを含む3gpp-Sbi-Callbackヘッダを含むものとする。

SCPは、サービス要求が通知又はコールバック要求であることを、このヘッダの存在から導き出しうる。

注: これは、例えば認可のために(アクセストークンは通知/コールバックでは使用されない、第6.7.3節を参照)、他のサービス要求と比較して区別化された処理を、通知及びコールバック要求に対して適用するためにSCPによって使用されうる。

NFプロデューサは、NFコンシューマから3gpp-Sbi-Nrf-Uri-Callbackヘッダ(第6.5.3.2節を参照)で以前に受信された場合、NFコンシューマ再選択のためのNRF API URIを3gpp-Sbi-Nrf-Uriヘッダに含めるものとする。SCPは、再選択が必要とされる場合に代替NFコンシューマを発見するためにNRF API URIを使用するものとする。
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図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-03-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のNF(ネットワーク機能)における方法(200)であって、
第2のNFへ、前記第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を送信すること(210)を含み、前記サブスクリプション要求は、
オリジナルNFがもはや利用可能でない場合のコールバックのために、前記通知のための代替NFを発見するために使用されるNRF(NFリポジトリ機能)のURI(ユニフォームリソース識別子)を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法(200)であって、前記URIは、前記サブスクリプション要求のメッセージボディに含まれる、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法(200)であって、前記URIは、前記サブスクリプション要求内のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)カスタムヘッダに含まれる、方法。
【請求項4】
請求項に記載の方法(200)であって、前記サブスクリプション要求は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含む、方法。
【請求項5】
請求項に記載の方法(200)であって、前記第1のNF及び前記代替NFの各々は、NFコンシューマであり、前記第2のNFは、NFプロデューサである、方法。
【請求項6】
請求項に記載の方法(200)であって、前記第2のNFは、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)である、方法。
【請求項7】
第2のNF(ネットワーク機能)における方法(300)であって、
第1のNFから、前記第2のNFからの通知に対してサブスクリプションを行うためのサブスクリプション要求を受信すること(310)を含み、前記サブスクリプション要求は、オリジナルNFがもはや利用可能でない場合のコールバックのために、前記通知のための代替NFを発見するために使用されるNRF(NFリポジトリ機能)のURI(ユニフォームリソース識別子)を含む、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法(300)であって、前記URIは、前記サブスクリプション要求のメッセージボディ、又は前記サブスクリプション要求内のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)カスタムヘッダに含まれる、方法。
【請求項9】
請求項に記載の方法(300)であって、
前記URIを使用して、前記代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求を前記NRFへ送信することと、
前記代替NFのNFプロファイルを、前記NRFから受信することと、
前記通知を前記代替NFへ送信することと、
を更に含む、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法(300)であって、前記NFディスカバリ要求は、前記第1のNFの障害又は前記第1のNFへの前記通知の配信における障害を検出したことに応じて送信される、方法。
【請求項11】
請求項に記載の方法(300)であって、前記サブスクリプション要求は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含み、前記NFディスカバリ要求は、前記バインディングインジケーションに基づいて前記代替NFを発見するためのものである、方法。
【請求項12】
請求項に記載の方法(300)であって、
前記第1のNFと前記第2のNFとの間のSCP(サービス通信プロキシSCP)へ、前記URIを含む前記通知を送信することを更に含む、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法(300)であって、前記URIは、前記通知内のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)カスタムヘッダに含まれる、方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法(300)であって、前記サブスクリプション要求は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含み、前記通知は、前記バインディングインジケーションを更に含む、方法。
【請求項15】
請求項に記載の方法(300)であって、前記URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API(アプリケーションプログラミングインタフェース)URIである、方法。
【請求項16】
請求項に記載の方法(300)であって、前記第1のNF及び前記代替NFの各々は、NFコンシューマであり、前記第2のNFは、NFプロデューサである、方法。
【請求項17】
請求項に記載の方法(300)であって、前記第2のNFは、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)である、方法。
【請求項18】
第1のNF(ネットワーク機能)と第2のNFとの間のSCP(サービス通信プロキシ)における方法(500)であって、前記方法(500)は、
前記第1のNFに転送されるべき通知であって、前記第1のNFが属するネットワークスライスに関する情報を含む前記通知を、前記第2のNFから受信すること(510)と、
前記情報を使用して、前記ネットワークスライスと関連付けられたNRF(NFリポジトリ機能)のURI(ユニフォームリソース識別子)を、NSSF(ネットワークスライス選択機能)から取得すること(520)と、
前記通知のための代替NFを発見するためのNFディスカバリ要求を、前記URIを使用することによって前記NRFへ送信すること(530)と、
前記代替NFのNFプロファイルを、前記NRFから受信すること(540)と、
前記通知を前記代替NFへ送信すること(550)と、
を含む、方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法(500)であって、前記第1のNFへの前記通知の配信における障害を検出したことに応じて、前記URIが取得される、及び/又は前記NFディスカバリ要求が送信される、方法。
【請求項20】
請求項18に記載の方法(500)であって、前記通知は、前記代替NFの再選択のためのバインディングインジケーションを更に含み、前記NFディスカバリ要求は、前記バインディングインジケーションに基づいて前記代替NFを発見するためのものである、方法。
【請求項21】
請求項18に記載の方法(500)であって、前記情報は、S-NSSAI(単一ネットワークスライス選択支援情報)である、及び/又は前記URIは、NFディスカバリサービスのためのNRF API(アプリケーションプログラミングインタフェース)URIである、方法。
【請求項22】
請求項18に記載の方法(500)であって、前記第1のNF及び前記代替NFの各々は、NFコンシューマであり、前記第2のNFは、NFプロデューサである、方法。
【請求項23】
請求項18に記載の方法(500)であって、前記第2のNFは、AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)である、方法。
【請求項24】
ネットワークノード(1400)であって、通信インタフェース(1410)、プロセッサ(1420)及びメモリ(1430)を備え、前記メモリ(1430)は、前記プロセッサ(1420)によって実行可能な命令を含み、当該プロセッサによって当該命令が実行可能であることによって前記ネットワークノード(1400)は、第1のNF(ネットワーク機能)を実装する場合に、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法(200)を実行する、又は、第2のNFを実装する場合に、請求項7乃至17のいずれか一項に記載の方法(300, 400)を実行する、又は、SCP(サービス通信プロキシ)を実装する場合に、請求項18乃至23のいずれか一項に記載の方法(500)を実行する、ように動作する、ネットワークノード。
【請求項25】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令は、ネットワークノード(1400)のプロセッサ(1420)によって実行されると、第1のNF(ネットワーク機能)を実装する場合に、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法(200)を実行する、又は、第2のNFを実装する場合に、請求項7乃至17のいずれか一項に記載の方法(300, 400)を実行する、又は、SCP(サービス通信プロキシ)を実装する場合に、請求項18乃至23のいずれか一項に記載の方法(500)を実行するように、前記ネットワークノード(1400)を構成する、コンピュータプログラム
【国際調査報告】