IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ チャイナ・テレコム・コーポレーション・リミテッドの特許一覧

特表2024-530462アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体
<>
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図1
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図2
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図3
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図4
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図5
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図6
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図7
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図8
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図9
  • 特表-アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-21
(54)【発明の名称】アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/086 20230101AFI20240814BHJP
   H04W 74/0833 20240101ALI20240814BHJP
   H04W 72/04 20230101ALI20240814BHJP
【FI】
H04W28/086
H04W74/0833
H04W72/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506492
(86)(22)【出願日】2022-07-25
(85)【翻訳文提出日】2024-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2022107701
(87)【国際公開番号】W WO2023011238
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】202110898462.X
(32)【優先日】2021-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】515003145
【氏名又は名称】チャイナ・テレコム・コーポレーション・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CHINA TELECOM CORPORATION LIMITED
【住所又は居所原語表記】31, JINRONG STREET, XICHENG DISTRICT, BEIJING 100033, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ベイ
(72)【発明者】
【氏名】ジュー, ジエンチー
(72)【発明者】
【氏名】ショー, シャオミン
(72)【発明者】
【氏名】シエ, ウェイリャン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, チンヤン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の実施形態は、アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体を提供し、通信技術分野に関する。この方法は、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信することを含み、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む。ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースとスライス/スライスグループ/共通ランダムアクセスとの関係を示し、アクセスネットワークスライスにより優れたランダムアクセスリソース構成を提供する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信することを含み、
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む
ことを特徴とするアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定することと、
前記端末デバイスが前記使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を開始することとを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項3】
前記関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項4】
前記スライスグループは、
前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、
スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、
ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される
ことを特徴とする請求項3に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項5】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項6】
前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む
ことを特徴とする請求項5に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項7】
前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する
ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項8】
N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、
Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である
ことを特徴とする請求項7に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項9】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項10】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項11】
ネットワークデバイスがランダムアクセス構成情報を送信することを含み、前記ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む
ことを特徴とするアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項12】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記セルにある端末デバイスがスライス関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定するために使用されている
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項13】
前記スライス関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項14】
前記スライスグループは、
前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、
スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、
ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される
ことを特徴とする請求項13に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項15】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項16】
前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む
ことを特徴とする請求項15に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項17】
前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する
ことを特徴とする請求項16に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項18】
N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、
Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である
ことを特徴とする請求項17に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項19】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項20】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項21】
受信モジュールを含む端末デバイスであって、
前記受信モジュールは、ネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセスランダムアクセス構成情報を受信するように構成され、前記ランダムアクセス構成情報は、前記端末デバイスがあるセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項22】
構成情報送信モジュールを含むネットワークデバイスであって、
前記構成情報送信モジュールは、ランダムアクセスランダムアクセス構成情報を送信するように構成され、前記ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項23】
プロセッサによって実行されると、請求項1~20のいずれかに記載のランダムアクセスリソースの隔離方法を実現するコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
1つ以上のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムを記憶する記憶装置と、を含む電子デバイスであって、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ以上のプロセッサにより実行されると、前記1つ以上のプロセッサが請求項1~20のいずれか1項に記載のランダムアクセスリソースの隔離方法を実現する
ことを特徴とする電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互引用】
【0001】
本開示は、2021年8月5日に出願された出願番号が202110898462.Xであり、名称が「アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、デバイス及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容は引用により全て本文に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示は、通信技術分野に関し、具体的に、アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、ネットワークデバイス、端末デバイス、電子デバイス及びコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
5Gネットワークスライスは、異なるサービス要件を持つユーザーに差別化されるサービスを提供し、高度な差別化5G垂直応用シーンの需要を満たすことができる。
【0004】
現在、RAN(RadioAccess Network)側のスライスに対する標準化作業が行われており、ここで、RAN側のスライスに基づくRA(RandomAccess、ランダムアクセス)メカニズムの定義を含む。RAN側のスライスのランダムアクセスメカニズムを定義するには、スライス専用ランダムアクセスリソース及び共通ランダムアクセスリソースを構成する必要がある。
【0005】
なお、上記背景技術部分に開示されている情報は、本開示の背景の理解を強化するためにのみ使用されるので、当業者に知られている先行技術を構成していない情報を含むことができる。
【発明の概要】
【0006】
本開示の実施形態の目的は、アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法、ネットワークデバイス、端末デバイス、電子デバイス及びコンピュータ可読媒体を提供することである。
【0007】
本開示の他の特性及び利点は、以下の詳細な説明によって明らかになるか、又は本開示の実践によって部分的に習得されるであろう。
【0008】
本開示の実施形態の第1の態様は、アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法を提供し、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信することを含み、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む。
【0009】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記方法は、さらに、前記端末デバイスが関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定することと、前記端末デバイスが前記使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を開始することとを含む。
【0010】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記スライスグループは、前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される。
【0012】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0013】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0014】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0015】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0016】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0017】
第1の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0018】
本開示の実施形態の第2の態様は、アクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法を提供し、ネットワークデバイスがランダムアクセス構成情報を送信することを含み、前記ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む。
【0019】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記セルにある端末デバイスがスライス関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定するために使用されている。
【0020】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記スライス関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記スライスグループは、前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される。
【0022】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0023】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0024】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0025】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0026】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0027】
第2の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0028】
本開示の実施形態の第3の態様は、受信モジュールを含む端末デバイスを提供し、受信モジュールは、ネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信するように構成され、前記ランダムアクセス構成情報は、前記端末デバイスがあるセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む。
【0029】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記端末デバイスは、さらに、アクセス処理モジュールを含み、アクセス処理モジュールは、関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定し、前記使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を介するように構成される。
【0030】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記スライスグループは、前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される。
【0032】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0033】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0034】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0035】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0036】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0037】
第3の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0038】
本開示の実施形態の第4の態様は、構成情報送信モジュールを含むネットワークデバイスを提供し、構成情報送信モジュールは、ランダムアクセス構成情報を送信するように構成され、前記ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む。
【0039】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記セルにある端末デバイスがスライス関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定するために使用されている。
【0040】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記スライス関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記スライスグループは、前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される。
【0042】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0043】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0044】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0045】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0046】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0047】
第4の態様により、いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0048】
本開示の実施形態の第5の態様により、上述の実施形態の第1の態様で説明したアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法を実装するためにプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読媒体が提供される。
【0049】
本開示の実施形態の第6の態様によれば、1つ以上のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると1つ又は複数のプロセッサが上記実施形態の第1の態様に記載されたアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法を実現するように、1つ又は複数のプログラムを記憶する記憶装置とを含む電子デバイスを提供する。
【0050】
以上の一般的な説明及び後述の詳細な説明は例示的及び解釈的なものにすぎず、本開示を限定するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0051】
ここで図面は明細書に組み込まれ、本開示に適合する実施形態を示し、明細書とともに本開示の原理を説明するために使用される。明らかに、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施形態にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
図1】本開示の例示的な実施形態におけるアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法の適用シーンの概略図である。
図2】本開示の例示的な実施形態におけるアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法のフローチャートである。
図3】本開示のいくつかの例示的な実施形態におけるRO共有スキームにおけるプリアンブルシーケンスの概略図である。
図4】本開示のいくつかの例示的な実施形態におけるスライス専用RAリソースと共通RAリソースに対応するROが周波数分割である概略図である。
図5】本開示のいくつかの例示的な実施形態におけるスライス専用RAリソースと共通RAリソースに対応するROが時間分割である概略図である。
図6】本開示のいくつかの例示的な実施形態におけるスライス専用RAリソースと共通RAリソースに対応するROが時間分割及び周波数分割である概略図である。
図7】本開示の一実施形態におけるRO共有とRO非共有の混合スキームの概略図である。
図8】本開示の一実施形態における端末デバイスの構成図である。
図9】本開示の一実施形態におけるネットワークデバイスの構成図である。
図10】本開示の例示的な実施形態における電子デバイスの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
次に、図面を参照して、例示的な実施形態についてより詳細に説明する。しかし、例示的な実施形態は様々な形態で実施することができ、本明細書で説明する例に限定されると理解されるべきではない。対照的に、これらの実施形態は、本開示をより包括的かつ完全にし、例示的な実施形態の構想を当業者に全面的に伝えるように提供される。
【0053】
さらに、説明された特徴、構造、又は特性は、任意の適切な方法で1つ又は複数の実施形態に組み込むことができる。以下の説明では、本開示の実施形態の十分な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が提供される。しかしながら、当業者であれば、特定の詳細のうちの1つ又は複数ではなく、本開示の技術的アプローチを実施することができ、又は他の方法、コンポーネント、装置、ステップなどを採用することができることを認識するであろう。他の場合、本開示の態様がぼやけないように、公知の方法、装置、実装、又は動作を詳細に図示又は説明しない。
【0054】
図面に示すブロック図は機能エンティティにすぎず、物理的に独立したエンティティに対応する必要はありません。すなわち、これらの機能エンティティは、ソフトウェア形式で実装されてもよく、1つ以上のハードウェアモジュール又は集積回路で実装されてもよく、異なるネットワーク及び/又はプロセッサデバイス及び/又はマイクロコントローラデバイスで実装されてもよい。
【0055】
図面に示されたフローチャートは例示的な説明にすぎず、すべてのコンテンツと操作/ステップを含める必要はなく、説明された順序で実行する必要もありません。たとえば、操作/ステップによっては分解することもできますが、操作/ステップによってはマージ又は部分的にマージすることができるので、実際に実行する順序が実際の状況に応じて変化する可能性がある。
【0056】
以下、図面を用いて本開示の実施形態における技術的構成について詳細に説明する。
【0057】
図1は、本開示の例示的な実施形態におけるアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法の適用シーンの概略図を示す。
【0058】
図1に示すように、この応用シーン100は、端末デバイス120(又は通信端末、ユーザー端末)と通信することができる装置であるネットワークデバイス110を含むことができる。ネットワークデバイス110は、特定の地理的領域に通信オーバーレイを提供することができ、オーバーレイ領域内に位置する端末デバイスと通信することができる。あるいは、ネットワークデバイス110は、LTEシステムにおける進化型基地局(EvolutionalNode B、eNB又はeNodeB)であってもよく、あるいは基地局などの5Gネットワークにおけるネットワークデバイスであってもよい。
【0059】
この応用シーン100は、ネットワークデバイス110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末デバイス120をさらに含む。端末デバイス120は、4G無線ネットワーク又は5G無線ネットワークにおけるユーザー端末である。なお、端末デバイス120は、ポータブルコンピュータ、スマートフォン、車載端末、タブレットコンピュータであってもよい。
【0060】
さらに、この例示的な実施形態では、端末デバイス120がネットワークデバイス110により送信されたランダムアクセス構成情報を受信し、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む。つまり、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含むことができ、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含むことができ、また、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースが共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含むことができる。
【0061】
例えば、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースがスライス1及び/又はスライス2に使用されることを指示する情報を含むことができ、ランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースがスライス1及び共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含むことができ、ランダムアクセス構成情報にスライスが定義されていなく、又は特殊値0である場合、このランダムアクセス構成情報は、端末デバイス120があるセルのランダムアクセスリソースが共通ランダムアクセスに使用されることを指示する。
【0062】
例示的な実施形態における技術的態様によれば、ネットワークデバイス、例えば基地局は、ランダムアクセス構成情報をブロードキャストし、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースとスライス/スライスグループ/共通ランダムアクセスとの関係を指示し、ランダムアクセス構成情報を介してスライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとのソフト隔離とハード隔離を柔軟に実現することができ、異なるスライスサービス要件とネットワークサービス負荷の動的変化に適応する、一方、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとのソフトな隔離は、ランダムアクセスリソースの断片化を低減するとともに、後続伝送スライス専用QoS(Qualityof Service、サービス品質)/QoE(Quality of Experience、体験品質)サービスを提供することができ、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースのハード隔離は、アクセスネットワークスライスにより優れたランダムアクセスリソース構成を提供し、異なる顧客のニーズを満たすことができる。
【0063】
図2は、本開示のいくつかの例示的な実施形態におけるアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法のフローチャートを示す図である。本開示の実施形態におけるアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法の実行主体は、図1の端末デバイス120などのような計算能力を有する端末デバイスであってもよい。このアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法は、ステップS210を含み、例示的な実施形態におけるアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法について、以下に図面に関連して詳細に説明する。
【0064】
図2に示すように、ステップS210において、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信し、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む。
【0065】
例示的な実施形態では、ネットワークデバイス110は、ランダムアクセス構成情報を送信し、ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報を含み、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110から送信されたランダムアクセス構成情報を受信し、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む。
【0066】
ネットワークデバイス110を基地局とする場合、基地局110はランダムアクセス構成情報をブロードキャストし、ブロードキャストされたランダムアクセス構成情報(例:RACH―ConfigCommon、RACH―ConfigCommonTwoStepRA、RACH―ConfigDedicated)に情報要素を追加し、追加された情報要素は、ランダムアクセスリソースが使用可能なスライス/スライスグループ/共通ランダムアクセスを指示し、ランダムアクセスリソースのソフト隔離とハード隔離を実現する。
【0067】
以下、いくつかの例示的な実施形態を参照してランダムアクセス構成情報を詳しく説明する。
【0068】
実施形態一:
ランダムアクセス構成情報には、ランダムアクセスリソースがスライス1及び/又はスライス2に使用されることを指示する情報が含まれ、又は、ブロードキャストされたランダムアクセス構成情報に定義がなく、例えば新規の情報要素がなく、又は新規の情報要素の値が特殊値0である場合、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースが共通ランダムアクセスリソースに使用されることができることを指示する。
【0069】
実施形態二:
ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス1と共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、これにより、ランダムアクセスリソースのソフト隔離を実現する。
【0070】
実施形態三:
ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースが目標スライス/スライスグループ、例えば、スライス1/スライスグループ1のみに使用されることを指示する情報を含み、これにより、ランダムアクセスリソースのハード隔離を実現する。
【0071】
ステップS220では、端末デバイスは、関連パラメータ及びランダムアクセス構成情報に応じて、使用対象ランダムアクセスリソースを決定する。
【0072】
例示的な実施形態では、関連パラメータは、スライスのために関連パラメータを構成することができ、関連パラメータは、:S―NSSAI(SingleNetwork Slice SelectionAssistance Information、単一ネットワークスライス選択補助情報)、スライスグループ及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。関連パラメータがスライス又はスライスグループのパラメータである場合、端末デバイスは、スライス又はスライスグループのパラメータに応じて、ランダムアクセス構成情報で示すスライス専用ランダムアクセスリソースから、対応するランダムアクセスリソースを使用対象ランダムリソースとして選択する。
【0073】
例えば、スライス又はスライスグループのパラメータが1、即ち、スライス1又はスライスグループが1である場合、端末デバイスは、スライス1又はスライスグループ1に応じて、スライス専用ランダムアクセスリソースから、対応するランダムアクセスリソースを使用対象ランダムリソースとして選択する。
【0074】
さらに、スライスグループは、以下のように決定され、コアネットワークなどのネットワークデバイスがNAS(NonAccess StRAtum、非アクセス層)シグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を端末デバイスに通知し、スライスグループとしてSST(Slice/Servicetype、スライス/サービスタイプ)を使用し、スライスグループとしてUAC(UEAccess Control、ユーザーアクセス制御)を使用している。例えば、ネットワークデバイスは、NASシグナリングを介して、端末デバイスに、S-NSSAIが1、2、3に対応するのがスライスグループ1であり、S-NSSAIが4、5、6に対応するがスライスグループ2であるS-NSSAIとスライスグループとの間の関係を通知する。
【0075】
ステップS230では、端末デバイスは、使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を開始する。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態では、端末デバイス120は、関連パラメータ及びランダムアクセス構成情報に応じて決定された使用対象ランダムアクセスリソースをに基づいて、ネットワークデバイス110に対してランダムアクセスを開始する。
【0077】
図2の例示的な実施形態における技術的態様によれば、ネットワークデバイス、例えば基地局がランダムアクセス構成情報をブロードキャストすることにより、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースとスライス/スライスグループ/共通ランダムアクセスとの関係を示し、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとのソフト隔離とハード隔離をランダム接続構成情報により柔軟に実現することができ、異なるスライスサービス要件とネットワークサービス負荷の動的変化に適応する、一方、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとのソフトな隔離は、ランダムアクセスリソースの断片化を低減するとともに、後続の転送スライス専用QoS(Qualityof Service、サービス品質)/QoE(Quality of Experience、体験品質)サービスを提供することができ、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースのハード隔離は、アクセスネットワークスライスにより優れたランダムアクセスリソース構成を提供し、異なる顧客のニーズを満たすことができる。
【0078】
以下、図面3~7を参照して、具体的な実施形態を利用して本願の実施形態を詳しく説明する。
【0079】
実施形態一:RO(RandomAccess Channel Occasion、ランダムアクセス機会)共有のスキームである。
【0080】
この実施形態では、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとは、ROを共有し、且つ、スライス専用ランダムアクセスリソースは、共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0081】
この実施形態では、ランダムアクセス構成情報は、スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0082】
図3は、本開示のいくつかの例示的な実施形態におけるRO共有のスキームにおけるプリアンブルシーケンスの概略図を示す。具体的には、図3を参照して、共通RAリソースは、1)共通4-stepRAに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス、及び/又は、2)共通2-stepRAに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、
スライス専用RAリソースは、3)スライス4-stepRAに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス、及び/又は、4)スライス2-stepRAに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0083】
されに、この実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされている。
【0084】
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、
ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0085】
この実施形態における技術的態様によれば、スライス専用RAリソースと共通RAリソースとは、同じランダムアクセス機会ROで異なるプリアンブルシーケンスを用いて区別し、スライス/スライスグループサービスにより多くの伝送機会を提供し、遅延を低減することができる。
【0086】
実施形態二:ランダムアクセス機会ROを共有しないスキーム
この実施形態では、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースのランダムアクセス機会ROは、
スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0087】
図4に示すように、スライス専用RAリソースと共通RAリソースとが対応するROは、時間領域と周波数領域で周波数分割される。図5に示すように、スライス専用RAリソースと共通RAリソースとが対応するROは、時間領域と周波数領域で時間分割される。図6に示すように、スライス専用RAリソースと共通RAリソースとが対応するROは、時間領域と周波数領域で時間と周波数分割され、すなわち時間分割+周波数分割されている。
【0088】
この実施形態における技術案によれば、スライス専用RAリソースと共通RAリソースは、異なるROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有することにより、ランダムアクセス競合の確率を低減し、アクセス成功率を高めることができる。
【0089】
実施形態三:混合方式の実施形態
この実施形態では、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は共通ランダムアクセスリソースの一部とは、ランダムアクセス機会ROを共有し、且つ、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0090】
図7に示すように、共通RAリソースとスライス1RAリソースは、同じROを使用し、異なるプリアンブルシーケンスを使用する。スライス2RAリソースと共通RA+スライス1RAリソースとは、異なるROを使用し、同じプリアンブルシーケンスを使用する。
【0091】
この実施形態の技術的態様によれば、スライス専用RAリソースと共通RAリソースの一部とは、同じROを使用し、異なるプリアンブルシーケンスを使用して区別し、他の一部は、異なるROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有し、スライス専用RAリソースと共通RAリソースのROとプリアンブルシーケンスを柔軟に構成することにより、ネットワーク負荷と多様なサービスのニーズにより適切に適応することができる。
【0092】
なお、上述の図面は、本開示の例示的な実施形態における方法に含まれる処理の概略的な説明であり、限定目的ではない。上述した図面に示された処理は、これらの処理の時系列を示したり制限したりするものではないことは理解しやすい。また、これらの処理は、例えば複数のモジュールにおいて同期又は非同期に実行されてもよいことも理解しやすい。
【0093】
以下、本願のデバイスの実施形態を説明し、これがアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法を実行する。
【0094】
図8は、本願の実施形態における端末デバイスの構成図を示す。
【0095】
図8示しように、端末デバイス800は、受信モジュール810を含み、受信モジュール810は、ネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセスランダムアクセス構成情報を受信するように構成され、前記ランダムアクセス構成情報は、前記端末デバイスがあるセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む。
【0096】
いくつかの例示的な実施形態では、前記端末デバイス800は、さらに、アクセス処理モジュール820を含み、アクセス処理モジュール820は、関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて、使用対象ランダムアクセスリソースを決定し、前記使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を開始するように構成される。
【0097】
いくつかの例示的な実施形態では、前記関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態では、前記スライスグループは、前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される。
【0099】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0100】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0101】
いくつかの例示的な実施形態では、前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0102】
いくつかの例示的な実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0103】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0104】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0105】
本開示の例示的な実施形態の端末デバイスの各機能モジュールは、上述のランダムアクセスリソースの隔離方法の例示的な実施形態のステップに対応するので、本開示の端末デバイスの実施形態において開示されていない詳細については、本開示の上述のランダムアクセスリソースの隔離方法の実施形態を参照する。
【0106】
図9は、本願の実施形態におけるネットワークデバイスの構成図を示す。
【0107】
図9に示すように、ネットワークデバイス900は、構成情報送信モジュール910を含み、構成情報送信モジュール910は、ランダムアクセスランダムアクセス構成情報を送信するように構成され、前記ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む。
【0108】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記セルにある端末デバイスがスライス関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定するために使用されている。
【0109】
いくつかの例示的な実施形態では、前記スライス関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
いくつかの例示的な実施形態では、前記スライスグループは、前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される。
【0111】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる。
【0112】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む。
【0113】
いくつかの例示的な実施形態では、前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する。
【0114】
いくつかの例示的な実施形態では、N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、ここで、Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である。
【0115】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である。
【0116】
いくつかの例示的な実施形態では、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する。
【0117】
本開示の例示的な実施形態のネットワークデバイスの各機能モジュールは、上述のランダムアクセスリソースの隔離方法の例示的な実施形態のステップに対応するので、本開示のネットワークデバイスの実施形態において開示されていない詳細については、本開示の上述のランダムアクセスリソースの隔離方法の実施形態を参照する。
【0118】
なお、上述の詳細な説明では、動作実行のための装置のいくつかのモジュール又はユニットについて言及したが、このような分割は強制的なものではない。実際には、本開示の実施形態によれば、上述した2つ以上のモジュール又はユニットの特徴及び機能は、1つのモジュール又はユニットにおいて具体化することができる。逆に、上述した1つのモジュール又はユニットの特徴と機能は、さらに複数のモジュール又はユニットに分けて具体化することができる。
【0119】
また、添付図面では、本開示における方法の各ステップを特定の順序で説明しているが、これは、これらのステップをその特定の順序で実行しなければならない、又は、所望の結果を達成するためにすべてのステップを実行しなければならないことを要求したり暗示したりするものではない。追加又は代替として、いくつかのステップを省略したり、複数のステップを1つのステップ実行にマージしたり、1つのステップを複数のステップ実行に分解したりすることができる。
【0120】
以上の実施形態の説明により、当業者は理解しやすいが、本明細書で説明する例示的な実施形態はソフトウェアによって実現することができ、また必要なハードウェアをソフトウェアに結合することによって実現することができる。したがって、本開示の実施形態における技術的態様は、1つの不揮発性記憶媒体(CD-ランダムアクセスタイミングROM、USBディスク、モバイルハードディスクなどであってもよい)に格納されてもよいソフトウェア製品の形態で具現化されてもよいし、1つのコンピューティングデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、モバイル端末、又はネットワークデバイスなどであってもよい)が本開示の実施形態における方法を実行するように命令することを含むネットワーク上に格納されてもよい。
【0121】
本開示の例示的な実施形態では、上記の方法を実現することができるコンピュータ記憶媒体も提供する。本明細書に記載の方法を実現できるプログラム製品が格納されている。いくつかの可能性のある実施形態では、本開示の様々な態様は、端末デバイス上で実行されている場合に、本明細書の「例示的方法」セクションに記載された本開示の様々な例示的な実施形態に従ったステップを、端末デバイスに実行させるために使用されるプログラム製品の形態として実装することもできる。
【0122】
上述のプログラム製品は、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ランダムアクセスタイミングROM)を使用することができ、プログラムコードを含み、パーソナルコンピュータなどの端末デバイス上で動作することができる。しかしながら、本開示のプログラム製品はこれに限定されるものではなく、本ファイルにおいて、読み取り可能な記憶媒体は、システム、装置、又はデバイスの実行を指示するか、又はそれらと組み合わせて使用することができるプログラムを含む、又は記憶する有形の任意の媒体であってもよい。
【0123】
上述のプログラム製品は、1つ以上の読み取り可能媒体の任意の組み合わせを採用することができる。可読媒体は、可読信号媒体であってもよいし、可読記憶媒体であってもよい。読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体的なシステム、装置、又はデバイス、又はこれらの任意の組み合わせであってよいが、これらに限定されない。読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)としては、1本以上のワイヤによる電気的接続、ポータブルディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(ランダムアクセス)、読み取り専用メモリ(ランダムアクセスタイミングROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPランダムアクセスタイミングROM又はフラッシュ)、光ファイバー、読み取り専用メモリ付きポータブルコンパクトディスク(CDランダムアクセスタイミングROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0124】
コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドにおいて、又は可読プログラムコードを搬送波の一部として伝搬されるデータ信号で構成することができる。このような伝搬データ信号は、電磁信号、光信号、又は前述の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない様々な形態をとることができる。また、可読信号媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用される、又は命令実行システム、装置、又はデバイスと共に使用されるプログラムを送信、伝播、又は伝送する、可読記憶媒体以外の任意の可読媒体であってもよい。
【0125】
読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、無線、有線、光ファイバーケーブル、RFなど、又は前述の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない、任意の適切な媒体を使用して送信することができる。
【0126】
本開示の動作を実行するためのプログラムコードは、オブジェクト指向プログラミング言語(Java、C++など)、及び従来の手続き型プログラミング言語(C言語などの従来の手続き型プログラミング言語)を含む。プログラムコードは、完全にユーザーコンピューティングデバイス上で実行されてもよいし、部分的にユーザーデバイス上で実行されてもよいし、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザーコンピューティングデバイス上で実行されてもよいし、部分的にリモートコンピューティングデバイス上で実行されてもよいし、完全にリモートコンピューティングデバイス又はサーバー上で実行されてもよい。リモートコンピューティングデバイスの場合、リモートコンピューティングデバイスは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザーコンピューティングデバイスに接続されてもよく、又は外部コンピューティングデバイスに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して接続する)。
【0127】
さらに、本開示の例示的な実施形態では、上述の方法を実現することができる電子デバイスを提供する。
【0128】
当業者は、本開示の様々な態様がシステム、方法、又はプログラム製品として実現できることを理解することができる。したがって、本開示の様々な態様は、完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態(ファームウェア、マイクロコードなどを含む)、又はハードウェアとソフトウェアの態様が結合された実施形態として具体的に実現することができ、ここでは総称して「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ぶことができる。
【0129】
以下、図10を参照して、本開示のこの実施形態に係る電子デバイス1000について説明する。図10に示す電子デバイス1000は単なる一例であり、本開示の実施形態の機能及び使用範囲に何ら制限を与えるものではない。
【0130】
図10に示すように、電子デバイス1000は汎用コンピューティング装置として表現される。電子デバイス1000のコンポーネントは、これらに限定されないが、上記少なくとも1つの処理ユニット710、上記少なくとも1つの記憶ユニット720、記憶ユニット720及び処理ユニット710を含む異なるシステムコンポーネントを接続するバス730を含むことができる。
【0131】
ここで、上記記憶ユニットは、上記処理ユニット710により実行可能なプログラムコードを記憶しており、上記処理ユニット710は、本明細書の上記「方法例」セクションに記載の本開示の様々な実施形態におけるステップを実行するようにしてもよい。例えば、上述の処理ユニット710は、図2に示すように、S210において、ネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信し、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含み、S220において、関連パラメータ及びランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定し、230において、使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を開始する。
【0132】
例示的には、上述の処理ユニット710は、上述のような実施形態におけるランダムアクセスリソースの隔離方法を実行することもできる。
【0133】
記憶ユニット720は、ランダムアクセス記憶ユニット(ランダムアクセス)7201及び/又はキャッシュ記憶ユニット7202などの揮発性記憶ユニットの形態の可読媒体を含むことができ、さらに読み取り専用記憶ユニット(ランダムアクセスタイミングROM)7203を含むこともできる。
【0134】
記憶ユニット720はまた、オペレーティングシステム、1つ又は複数のアプリケーション、他のプログラムモジュール、及びプログラムデータを含むが、これらの例のそれぞれ又はいくつかの組み合わせにはネットワーク環境の実装が含まれる可能性があるプログラムモジュール7205のセット(少なくとも1つ)を有するプログラム/ユーティリティ7204を含むことができるが、これらに限定されない。
【0135】
バス730は、メモリセルバス又はメモリセルコントローラ、周辺バス、グラフィカルアクセラレーションポート、処理ユニット、又は複数のバス構造のうちの任意のバス構造を使用するローカルバスを含む、いくつかのクラスのバス構造のうちの1つ又は複数を表すことができる。
【0136】
電子デバイス1000はまた、キーボード、ポインティングデバイス、Bluetoothデバイスなどの1つ又は複数の外部デバイス790と通信することができ、また、ユーザーが電子デバイス1000と対話できるようにする1つ又は複数のデバイスと通信することができ、及び/又は、電子デバイス1000が1つ又は複数の他のコンピューティングデバイスと通信できるようにする任意のデバイス(ルータ、モデムなど)と通信することができる。この通信は、入出力(I/O)インタフェース750を介して行うことができる。また、電子デバイス1000は、ネットワークアダプタ760を介して、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、及び/又はインターネットなどのパブリックネットワークと通信することもできる。図示するように、ネットワークアダプタ760は、バス730を介して電子デバイス1000の他のモジュールと通信する。図示していないが、マイクロコード、デバイスドライブ、冗長処理ユニット、外部ディスクドライブアレイ、ランダムアクセスIDシステム、テープドライブ、データバックアップストレージシステムなどを含むがこれらに限定されない、他のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールを電子デバイス1000と組み合わせて使用することができることを理解すべきである。
【0137】
以上の実施形態の説明により、当業者は理解しやすいが、本明細書で説明する例示的な実施形態はソフトウェアによって実現することができ、また必要なハードウェアをソフトウェアに結合することによって実現することができる。したがって、本開示の実施形態における技術的態様は、1つのコンピューティングデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、端末デバイス、又はネットワークデバイスなどであってもよい)を含む複数の命令を含む不揮発性記憶媒体(CD-ランダムアクセスタイミングROM、USBディスク、モバイルハードディスクなどであってもよい)に格納することができるソフトウェア製品の形態で具現化することができる本開示の実施形態における方法を実行する。
【0138】
また、上述の図面は、本開示の例示的な実施形態における方法に含まれる処理の概略的な説明であり、限定目的ではない。上述した図面に示された処理は、これらの処理の時系列を示したり制限したりするものではないことは理解しやすい。また、これらの処理は、例えば複数のモジュールにおいて同期又は非同期に実行されてもよいことも理解しやすい。
【0139】
当業者は、明細書を考慮し、ここに開示された発明を実践した後、本開示の他の実施例を容易に思いつくであろう。本出願は、本開示の一般的な原理に従い、本開示に開示されていない本技術分野における公知の常識又は慣用技術手段を含む、本開示の任意の変形、用途又は適応性変化をカバーすることを目的とする。明細書及び実施形態は例示としてのみ扱われ、本開示の真の範囲及び精神は請求項によって指摘される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-03-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信することを含み、
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含む
ことを特徴とするアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定することと、
前記端末デバイスが前記使用対象ランダムアクセスリソースに基づいてランダムアクセス要求を開始することとを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項3】
前記関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項4】
前記スライスグループは、
前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、
スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、
ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される
ことを特徴とする請求項3に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項5】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項6】
前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む
ことを特徴とする請求項5に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項7】
前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する
ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項8】
N<1の場合、1つの同期信号SSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、0から連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、R+Q+R1から連続して番号付けされ、
N>=1の場合、1つのSSBが1/N個のランダムアクセス機会ROにマッピングされ、前記R個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/Nから連続して番号付けされ、前記Q個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+Rから連続して番号付けされ、前記R1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Qから連続して番号付けされ、前記Q1個のプリアンブルシーケンスは、n・Ntotal preamble/N+R+Q+R1から連続して番号付けされ、
Ntotal preambleは、ランダムアクセスに利用可能なプリアンブルシーケンスの総数を示し、nは0以上N-1以下である
ことを特徴とする請求項7に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項9】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項10】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する
ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項11】
ネットワークデバイスがランダムアクセス構成情報を送信することを含み、前記ランダムアクセス構成情報は、少なくとも1つのセルのランダムアクセスリソースの構成情報であり、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含む
ことを特徴とするアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項12】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記セルにある端末デバイスがスライス関連パラメータ及び前記ランダムアクセス構成情報に応じて使用対象ランダムアクセスリソースを決定するために使用されている
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項13】
前記スライス関連パラメータは、単一ネットワークスライス選択補助情報S-NSSAI、スライスグループ、及びスライスなし関連構成情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項14】
前記スライスグループは、
前記ネットワークデバイスが非アクセス層NASシグナリングを介してS-NSSAIとスライスグループとの関係を前記端末デバイスに通知すること、
スライス/サービスタイプSSTをスライスグループとして使用すること、又は、
ユーザーアクセス制御UACをスライスグループとして使用することのいずれかで決定される
ことを特徴とする請求項13に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項15】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、ランダムアクセス機会ROを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、前記共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは異なる
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項16】
前記ランダムアクセス構成情報は、さらに、前記スライス専用ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンス及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに対応するプリアンブルシーケンスを含む
ことを特徴とする請求項15に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項17】
前記共通ランダムアクセスリソースは、共通4-ステップランダムアクセスに対するR個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又は共通2-ステップランダムアクセスに対するQ個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースは、スライス4-ステップランダムアクセスに対するR1個の競合に基づくプリアンブルシーケンス及び/又はスライス2-ステップランダムアクセスに対するQ1個の競合に基づくプリアンブルシーケンスに対応する
ことを特徴とする請求項16に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項18】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとは、プリアンブルシーケンスを共有し、前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとのランダムアクセス機会ROは、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが時間分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割のランダムアクセス機会ROを使用すること、又は、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースと前記共通ランダムアクセスリソースとが周波数分割及び時間分割のランダムアクセス機会ROを使用することのいずれかの関係である
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項19】
前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースが前記スライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、前記スライス専用ランダムアクセスリソースの一部及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの一部は、ランダムアクセス機会ROを共有し、異なるプリアンブルシーケンスを使用し、
前記スライス専用ランダムアクセスリソースの別の部分及び/又は前記共通ランダムアクセスリソースの別の部分は、異なるランダムアクセス機会ROを使用し、プリアンブルシーケンスを共有する
ことを特徴とする請求項11に記載のアクセスネットワークスライスのランダムアクセスリソースの隔離方法。
【請求項20】
プロセッサによって実行されると、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されたランダムアクセス構成情報を受信し、前記ランダムアクセス構成情報は、前記ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセス及び/又は共通ランダムアクセスに使用されることを指示する情報を含むことを実現するコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
この実施形態では、ランダムアクセス構成情報は、ランダムアクセスリソースがスライス専用ランダムアクセスリソース及び/又は共通ランダムアクセスリソースに使用されることを指示する情報を含み、スライス専用ランダムアクセスリソースと共通ランダムアクセスリソースとは、ROを共有し、且つ、スライス専用ランダムアクセスリソースは、共通ランダムアクセスリソースのプリアンブルシーケンスとは、様々な構成である
【国際調査報告】