(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-21
(54)【発明の名称】パーソナルケアカプセルの製造及び貯蔵
(51)【国際特許分類】
B65D 77/04 20060101AFI20240814BHJP
B65D 77/00 20060101ALI20240814BHJP
A61K 8/11 20060101ALN20240814BHJP
A61K 8/73 20060101ALN20240814BHJP
【FI】
B65D77/04 A
B65D77/00 A
A61K8/11
A61K8/73
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506931
(86)(22)【出願日】2022-08-02
(85)【翻訳文提出日】2024-03-07
(86)【国際出願番号】 US2022039186
(87)【国際公開番号】W WO2023014723
(87)【国際公開日】2023-02-09
(32)【優先日】2021-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513161449
【氏名又は名称】イーエルシー マネージメント エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ホン、マシュー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ヴィラッチ、ジル マリー
(72)【発明者】
【氏名】チェン、リタ ウェイ-ユー
(72)【発明者】
【氏名】レカノイン、マーク エミル
(72)【発明者】
【氏名】キャルヴァート、ティモシー ヒュー
(72)【発明者】
【氏名】マッタロッチャ、ジャンルカ
【テーマコード(参考)】
3E067
4C083
【Fターム(参考)】
3E067AA01
3E067AB81
3E067AC04
3E067BA02B
3E067BA02C
3E067BB14B
3E067BB14C
3E067FA04
3E067FC01
4C083AD302
4C083CC01
4C083DD14
4C083EE07
4C083EE09
(57)【要約】
パーソナルケアカプセルは、カプセルシェルと、その中に収容されたパーソナルケア流体と、を含む。パーソナルケアカプセルは、膜溶液をカプセルシェル型内で凍結させることと、アルギン酸ナトリウム中でカプセルシェルをすすぐことと、を伴う方法に従って製造される。複数のパーソナルケアカプセルのための貯蔵デバイスは、アクセス口を有する容器と、複数のカプセルレセプタクルを含むカプセルラックと、アクセス口を覆うように適合されたアクセス口キャップと、を含む。カプセルラックは、アクセス口を通って、貯蔵位置と使用位置との間を移動するように適合される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパーソナルケアカプセルのための貯蔵デバイスであって、
基部と、封入容積と、アクセス口と、を含む、容器と、
複数のカプセルレセプタクルを含むカプセルラックであって、前記アクセス口を通って、前記複数のカプセルレセプタクルの各々が、前記封入容積内に位置する貯蔵位置と、前記複数のカプセルレセプタクルのうちの少なくとも1つが、前記封入容積の外側に位置する使用位置との間を移動するように適合されている、カプセルラックと、を備える、貯蔵デバイス。
【請求項2】
前記カプセルラックが前記貯蔵位置にあるときに、前記アクセス口を覆うように適合されたアクセス口キャップを更に備える、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項3】
前記カプセルラックが前記貯蔵位置にあるときに、前記アクセス口キャップを前記容器に固定するように適合された固定機構を更に備える、請求項2に記載の貯蔵デバイス。
【請求項4】
各カプセルレセプタクルが、支持部材を含み、前記カプセルラックが、前記支持部材において前記カプセルレセプタクルの各々と動作可能に結合されたスパインを含む、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項5】
前記支持部材は、前記カプセルラックが、前記貯蔵位置から前記使用位置に移動する際に、排出を可能にするための少なくとも1つの穿孔を含む、請求項4に記載の貯蔵デバイス。
【請求項6】
前記カプセルラックが、前記カプセルレセプタクルの各々に接続されたスパインを含み、前記カプセルラックが、複数のレセプタクル高さを含み、単一のカプセルレセプタクルが、各レセプタクル高さに設けられ、前記カプセルレセプタクルが、単一の列を形成するように実質的に位置合わせされる、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項7】
前記容器が、複数のアクセス口及び複数の封入容積であって、前記複数のアクセス口の各々が、前記複数の封入容積のそれぞれ1つに関連付けられている、複数のアクセス口及び複数の封入容積を更に含み、
カプセルレセプタクルを含む複数のカプセルラックであって、各カプセルラックが、前記複数のアクセス口のそれぞれ1つに関連付けられ、各カプセルラックが、前記複数のアクセス口の前記それぞれ1つを通って、前記カプセルラックの前記カプセルレセプタクルの全てが、前記複数の封入容積の前記それぞれ1つの中に位置した状態の貯蔵位置と、前記カプセルラックの前記カプセルレセプタクルのうちの少なくとも1つが、前記複数の封入容積の前記それぞれ1つの外側に位置した状態の使用位置と、の間を移動するように適合されている、カプセルラックを更に備える、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項8】
前記複数のアクセス口の各々が、同じ高さに位置し、直線状に配設される、請求項7に記載の貯蔵デバイス。
【請求項9】
前記複数のアクセス口が、第1のサブセット及び第2のサブセットを含み、前記第1のサブセットが、第1の高さに位置し、前記第2のサブセットが、前記第1の高さよりも高い第2の高さに位置している、請求項7に記載の貯蔵デバイス。
【請求項10】
前記複数のカプセルラックが、第1のサイズのパーソナルケアカプセルを格納するように適合されたカプセルレセプタクルを有する第1のサブグループと、第2のサイズのパーソナルケアカプセルを格納するように適合されたカプセルレセプタクルを有する第2のサブグループと、を含む、請求項7に記載の貯蔵デバイス。
【請求項11】
前記基部が、前記容器への選択的接続のために適合されている、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項12】
前記基部が、平坦な表面上への配置のために適合されたスタンドを含み、前記スタンドが、前記容器を選択的に保持するように適合されたホルダに接続される、請求項11に記載の貯蔵デバイス。
【請求項13】
パーソナルケアカプセルを製造する方法であって、
約0.5~6%の乳酸カルシウムを含む膜溶液を調製することと、
前記膜溶液をカプセルシェル型に注入することと、
前記パーソナルケア溶液を前記カプセルシェル型内で凍結させることと、
前記パーソナルケア溶液を前記カプセル型からカプセルシェルとして取り外すことと、
前記カプセルシェルを約1.0~0.5%のアルギン酸ナトリウムに浸して、前記パーソナルケアカプセルを作製することと、
前記パーソナルケアカプセルを水中ですすぐことと、を含む、方法。
【請求項14】
前記パーソナルケアカプセルを貯蔵デバイスのカプセルラック上に配置することを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記パーソナルケアカプセルを前記貯蔵デバイスの容器内に位置する貯蔵溶液に浸漬することを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
パーソナルケア流体が、活性成分を含み、前記貯蔵溶液が、同じ活性成分を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
パーソナルケアカプセルであって、
0.5~6%の乳酸カルシウムを含むカプセルシェルであって、0.5グラム~5グラムのパーソナルケア流体の質量を収容することができる内部容積を有する、カプセルシェルと、
前記カプセルシェル内に収容された前記パーソナルケア流体であって、活性成分を含む、パーソナルケア流体と、を備える、パーソナルケアカプセル。
【請求項18】
前記カプセルシェルが、前記カプセルシェル内に収容された前記パーソナルケア流体の前記活性成分を示すインジケータを含む、請求項16に記載のパーソナルケアカプセル。
【請求項19】
前記カプセルシェルが、生分解性である、請求項16に記載のパーソナルケアカプセル。
【請求項20】
前記カプセルシェルが、約10~15mmの直径を有する、請求項16に記載のパーソナルケアカプセル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ボディケア製品に関し、具体的には、パーソナルケアカプセル、パーソナルケアカプセルを製造する方法、及びパーソナルケアカプセルのための貯蔵デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を概して提示することを目的とする。この背景技術の項に説明される範囲で、現在名前が挙げられている発明者らの研究、及び別様に出願時に先行技術として認定されていない説明の態様は、明示的にも暗示的にも本開示に対する先行技術として認められない。
【0003】
スキンケア製品又はヘアケア製品などのパーソナルケア製品のための送達及び貯蔵溶液は、数多くの設計上の考慮事項を考慮に入れなければならない。パーソナルケア製品は、それらの効力を維持する様式で貯蔵される必要がある。例えば、多くのスキンケア製品は、空気及び/又は他の密封されていない環境に曝露されると、酸化により劣化する。熱及びUV放射はまた、パーソナルケア製品の貯蔵寿命を短くする場合がある。パーソナルケア製品は、最適には、細菌に製品を汚染させない衛生的な様式で貯蔵される。例えば、最適には、ユーザは、ユーザの手からの細菌が製品の将来の適用を汚染することなく、パーソナルケア製品を適用することができる。同時に、パーソナルケア製品の貯蔵は、パーソナルケア製品へのアクセスを可能にし、それを容易にするものでなければならない。パーソナルケア貯蔵デバイスはまた、理想的には、リサイクル可能又は生分解性であることによって環境への害を低減する。
【0004】
したがって、改善された機能性を有する改善されたパーソナルケア貯蔵デバイスに対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0005】
開示されたパーソナルケアカプセル及び貯蔵デバイスは、最適には、上で考察された競合する設計上の考慮事項のバランスを取る。開示されたパーソナルケアカプセルは、高効力濃縮物を含有し、維持し、送達することができる。貯蔵デバイスは、パーソナルケアカプセルが劣化する力に曝露されることを制限すると同時に、パーソナルケアカプセルへの容易なアクセスを可能にする。パーソナルケアカプセルは、生分解性であり、貯蔵デバイスは、リサイクル可能であり、したがって環境に優しい。機能的であることに加えて、貯蔵デバイス及び開示されたパーソナルケアカプセルは、審美的に魅力がある。
【0006】
例によれば、複数のパーソナルケアカプセルのための貯蔵デバイスは、容器、カプセルラック、及びアクセス口キャップを含む。容器は、基部、封入容積、及びアクセス口を含む。カプセルラックは、複数のカプセルレセプタクルを含む。カプセルラックは、アクセス口を通って、複数のカプセルレセプタクルの各々が封入容積内に位置する貯蔵位置と、複数のカプセルレセプタクルのうちの少なくとも1つが封入容積の外側に位置する使用位置と、の間を移動するように適合される。アクセス口キャップは、カプセルラックが貯蔵位置にあるときにアクセス口を覆うように適合される。
【0007】
いくつかの形態では、貯蔵デバイスは、カプセルラックが貯蔵位置にあるときにアクセス口キャップを容器に固定するように適合された固定機構を含み得る。各カプセルレセプタクルは、支持部材を含み得、カプセルラックは、支持部材においてカプセルレセプタクルの各々と動作可能に結合されたスパインを含み得る。支持部材は、カプセルラックが貯蔵位置から使用位置に移動する際に排出を可能にする少なくとも1つの穿孔を含み得る。
【0008】
いくつかの形態では、カプセルラックは、カプセルレセプタクルの各々に接続されたスパインを含み得、カプセルラックは、複数のレセプタクル高さを含み得、単一のカプセルレセプタクルが、各レセプタクル高さに設けられ得る。カプセルレセプタクルは、単一の列を形成するように、実質的に位置合わせされ得る。
【0009】
更なる形態では、容器は、複数のアクセス口及び複数の封入容積を含み得、複数のアクセス口の各々が、複数の封入容積のそれぞれ1つに関連付けられる。容器は、カプセルレセプタクルを含む複数のカプセルラックを更に含み、各カプセルラックが、複数のアクセス口のそれぞれ1つに関連付けられ、各カプセルラックが、複数のアクセス口のそれぞれ1つを通って、カプセルラックのカプセルレセプタクルの全てが、複数の封入容積のそれぞれ1つの中に位置した状態の貯蔵位置と、カプセルラックのカプセルレセプタクルのうちの少なくとも1つが、複数の封入容積のそれぞれ1つの外側に位置した状態の使用位置と、の間を移動するように適合される。複数のアクセス口の各々は、同じ高さに位置し、直線状に配設され得る。
【0010】
他の形態では、複数のアクセス口は、第1のサブセット及び第2のサブセットを含み得、第1のサブセットは、第1の高さに位置し、第2のサブセットは、第1の高さよりも高い第2の高さに位置する。なお他の形態では、複数のカプセルラックは、第1のサイズのパーソナルケアカプセルを格納するように適合されたカプセルレセプタクルを有する第1のサブグループと、第2のサイズのパーソナルケアカプセルを格納するように適合されたカプセルレセプタクルを有する第2のサブグループと、を含み得る。
【0011】
いくつかの形態では、貯蔵デバイスは、容器への選択的接続のために適合された基部を含み得る。基部は、平坦な表面上への配置のために適合されたスタンドを含み得、スタンドは、容器を選択的に保持するように適合されたホルダに接続され得る。
【0012】
例によれば、パーソナルケアカプセルを製造する方法は、0.5~6%の乳酸カルシウムを含む膜溶液を調製すること、膜溶液をカプセルシェル型に注入すること、及びパーソナルケア溶液をカプセルシェル型内で凍結させることを含む。本方法は、パーソナルケア溶液をカプセル型からカプセルシェルとして取り外すこと、カプセルシェルを1.0~0.5%のアルギン酸ナトリウムに浸して、パーソナルケアカプセルを作製すること、及びパーソナルケアカプセルを水中ですすぐことを更に含む。
【0013】
いくつかの形態では、本方法は、パーソナルケアカプセルを凍結させて、貯蔵デバイスへの中に投入するための準備をすること、及び凍結したパーソナルケアカプセルを貯蔵デバイスのカプセルラック上に配置することを含み得る。本方法は、パーソナルケアカプセルを貯蔵デバイスの容器内に位置する貯蔵溶液に浸漬することを含み得る。パーソナルケア流体は、活性成分を含み得、貯蔵溶液は、同じ活性成分を含み得る。
【0014】
例によれば、パーソナルケアカプセルは、0.5~6%の乳酸カルシウムを含むカプセルシェルを含み、カプセルシェルは、0.5グラム~5グラムのパーソナルケア流体の質量を収容することができる内部容積を有する。パーソナルケア流体は、カプセルシェル内に収容され、パーソナルケア流体は、活性成分を含む。
【0015】
いくつかの形態では、カプセルシェルは、カプセルシェル内に収容されたパーソナルケア流体の活性成分を示すインジケータを含み得る。カプセルシェルは、生分解性であり得る。パーソナルケアカプセルシェルは、10~15mmの直径を有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本明細書で説明される図は、本明細書で開示されるシステム及び方法の様々な態様を描示する。各図は、本システム及び方法の態様の例を描示することを理解されたい。
【
図1】貯蔵位置における複数のパーソナルケアカプセルのための第1の例示的貯蔵デバイスの正面図であり、第1の例示的貯蔵デバイスは、基部を含み、パーソナルケアカプセルは、様々な実施形態による単一の列に配設される。
【
図2】様々な実施形態による、使用位置における
図1の例示的貯蔵デバイスの正面図である。
【
図3】様々な実施形態による、3つのカプセルラック及び吊り下げフレーム、同じ高さに位置する各カプセルラックのためのアクセス口を含む、第2の例示的貯蔵デバイスの正面図である。
【
図4】様々な実施形態による、吊り下げフレームに固定された複数のカプセルラック、異なる高さに位置する各カプセルラックのためのアクセス口を含む、第3の例示的貯蔵デバイスの正面図である。
【
図5】付加製造を使用して製造された第4の例示的貯蔵デバイスの正面図である。
【
図6】様々な実施形態による、パーソナルケアカプセルの断面図である。
【
図7】様々な実施形態による、膜溶液で充填されているカプセルシェル型を示す。
【
図8】様々な実施形態による、パーソナルケアカプセルを製造する方法を概略的に例解する。
【0017】
当業者であれば、図中の要素は簡略化及び明確化のために例解されており、必ずしも縮尺通りに描画されていないことを理解するであろう。例えば、図中の要素のうち、いくつかの寸法及び/又は相対的位置決めは、様々な実施例に対する理解を深めることに役立つよう、他の要素に対して誇張されている場合がある。また、商業的に実現可能な実施形態において有用又は必要である、一般的であるがよく理解されている要素は、これらの様々な実施形態の図を遮るものを少なくし易くするために、多くの場合は描示されていない。ある特定の動作及び/又はステップは、特定の発生順序で説明又は描示され得るが、当業者は、順序に関するそのような具体性が、実際には必要とされないと解釈するであろうことが更に理解されるであろう。本明細書で使用される用語及び表現は、異なる具体的な意味が本明細書に別途記載されている場合を除いて、上に記載されるように当業者によってそのような用語及び表現に与えられるような通常の技術的意味を有することも理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図を見てみると、
図1は、複数のパーソナルケアカプセル102(
図2に示される)のための貯蔵デバイス100を示す。貯蔵デバイス100は、基部106によって支持される容器104を有する。基部106は、容器104の下に位置し、バニティ上部などの平坦な表面の上部上に設置されるように適合される。容器104は、基部106と動作可能に接続され、容器104が基部106によって直立位置でしっかりとバランスを取るように、立っている基部106の上の中心に置かれる。
図1に示される基部106は、例えば、ユーザがパーソナルケアカプセル102を取り出している間に容器104を保持したい場合、容器104を基部106から取り外すことができるように、容器104への選択的接続を可能にする。基部106は、平坦な表面上への配置のために適合され得るスタンド107を含み、スタンドは、容器104を選択的に保持するように適合されたホルダ109に接続される。
図1に示されるホルダ109は、カップ形状であり、任意選択的に非対称の上縁部111を含み得る。他の配設では、ホルダ109は、対称な上縁部111、又は容器104を部分的若しくは完全に取り囲む異なる形状を有し得る。
【0019】
容器104は、アクセス口110を介してアクセス可能である封入容積108を有する。
図1に示される貯蔵デバイス100では、封入容積108は、略円筒形である外壁112によって形成される。本明細書に描示されていない他の配設では、封入容積108は、直方体、三角柱、五角柱などの種々の他の三次元形状のうちのいずれかを有する外壁112によって形成され得る。
図1に示される外壁112は、ガラス、又はアクリルなどのプラスチックから形成され得る。パーソナルケアカプセルが外壁112を通して視認可能であることを可能にするために、外壁112は、半透明又は光透過性であり得る。いくつかの手法では、UV放射がパーソナルケアカプセル102の貯蔵寿命を低減することを阻止するために、外壁112は、UVフィルタリングであり得る。本出願の目的のために、「パーソナルケア」は、少なくともスキンケア製品、ヘアケア製品、並びにメイクアップ及びカラー製品を含む製品を説明するものである。本出願の目的のために、「流体」又は「溶液」は、流体、液体、又は非流動性ゲル若しくはゼラチン状物質であり得る。
【0020】
特に
図2を参照すると、貯蔵溶液114は、封入容積108内に貯蔵され得る。
図1及び
図2のアクセス口110は、容器104の上部に位置する。本明細書に描示されていない他の配設では、アクセス口110は、容器104の側部又は下部に位置し得る。貯蔵デバイス100が貯蔵溶液114を収容する場合、アクセス口110は、貯蔵溶液114を保有しながら(すなわち、流出、漏出、又は別様に放出することなく)パーソナルケアカプセル102を容器104から取り外すことが可能にする様式で位置決めされ得る。例えば、アクセス口110が容器104の側面上に位置する場合、外壁112は、流出を阻止するためのリップ又は他の保有機構を含み得る。
【0021】
図1に示されるように、カプセルラック116は、容器104内に位置決めされ、複数のカプセルレセプタクル118を含む。
図1に描示される貯蔵位置では、複数のカプセルレセプタクル118の各々は、封入容積108内に位置する。カプセルラック116は、アクセス口110を通って、
図1に示される貯蔵位置から
図2に示される使用位置まで移動するように適合される。使用位置では、複数のカプセルレセプタクル118のうちの少なくとも1つは、封入容積108の外側に位置する。特に、使用位置では、ユーザは、パーソナルケアカプセル102をカプセルレセプタクル118から取り外すことができる。使用後、ユーザは、カプセルラック116を容器104内の貯蔵位置に戻し得る。
【0022】
貯蔵デバイス100が
図1に示される貯蔵位置にあるとき、アクセス口キャップ120は、アクセス口110を覆うように適合される。固定機構122は、アクセス口キャップ120を容器104に固定し得る。固定機構122は、貯蔵デバイス100が転倒した場合でも、又は移送の目的で、流出を阻止する。例えば、
図1では、アクセス口キャップ120は、固定機構122として働く容器104の外壁112との摩擦嵌合を有する。代替的に、アクセス口キャップ120は、ねじ式接続を介して外壁112にねじ込まれ得るか、又は、例えば、ロック若しくは留め金などの別個の係合機構によって外壁112に固定され得る。固定機構122は、パーソナルケアカプセル102へのアクセスが、固定機構122を開放することができる成人に限定されるように、子供に安全なものであり得る。
【0023】
図2に示されるように、カプセルラック116は、カプセルレセプタクル118の各々が動作可能に結合されたスパイン124を含む。スパイン124は、カプセルラック116がアクセス口110を通って移動するときに必要に応じて撓む及び屈曲することを可能にするために可撓性であり得、軸方向又は長手方向に延在し得る。各カプセルレセプタクル118は、パーソナルケアカプセル102を保持するように構成された支持部材126を含む。カプセルラック116は、貯蔵位置から使用位置へ、又はその逆に移動するとき、封入容積108内に収容される貯蔵溶液114を通って移動する。支持部材126は、排出を可能にし、この移動を容易にするために、少なくとも1つの穿孔又は貫通孔128を含み得る。少なくとも1つの穿孔128は、単一の開口であり得るか、又は複数の開口であり得る。特に、(おそらく、以前に使用されているパーソナルケアカプセルの結果として)カプセルレセプタクル118のうちの1つ以上が空であるとき、穿孔128は、支持部材126が貯蔵溶液114を保有し、その後ユーザが、別のパーソナルケアカプセルを取り出すときに、貯蔵溶液114を流出させることを阻止するのに役立つ。
【0024】
図2に示されるように、カプセルラック116は、複数のレセプタクル高さ132(132a、132b、132c...)を含み、これは、カプセルレセプタクル118のうちの1つ以上が、パーソナルケアカプセル102を保持するように適合される場所を意味する。レセプタクル高さ132は、スパイン124の上部又は下部から測定され得る。
図2に示される配設では、単一のカプセルレセプタクル118が各レセプタクル高さ132に設けられる。結果として、カプセルレセプタクル118は、単一の列を形成するように実質的に位置合わせされる。別の言い方をすれば、各カプセルレセプタクル118は、同一の径方向位置であるが、異なるレセプタクル高さ132(すなわち、スパイン124に沿った異なる長手方向又は軸方向位置)でスパイン124から延在する。
【0025】
図3は、貯蔵デバイス100に関して考察されたものと同様の特徴を有する代替的な貯蔵デバイス200を例解する。
図3に例解される貯蔵デバイス200は、貯蔵デバイス100と同様の特徴を含み得、それによって、
図3に例解される要素は、
図1~
図3に例解される実施形態に示される同様の参照番号に100を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は、実質的に詳細には説明されない。更に、貯蔵デバイス200に関して説明される特徴の任意の組み合わせ又は部分的な組み合わせが貯蔵デバイス100に組み込まれ得、その逆も可能であることが理解される。単一のカプセルラック116を支持するように構成された基部106の代わりに、貯蔵デバイス200は、複数のカプセルラック216(216a、216b、216c)を支持するように構成された基部206を有する。
図3に示される配設では、3つの容器204a、204b、及び204cが、基部206を通って延在し、その中に固定される。結果として、貯蔵デバイス200は、複数のアクセス口210(210a、210b、及び210c)及び複数の封入容積208(208a、208b、208c)を含み、複数のアクセス口210の各々は、複数の封入容積208のそれぞれ1つに関連付けられる。各カプセルラック216(216a、216b、及び216c)は、複数のアクセス口410のそれぞれ1つを通って、貯蔵位置と使用位置との間を移動するように適合される。
図3に示される配設では、複数のアクセス口210(210a、210b、210c)の各々は、同じ高さHに位置し、直線状に配設される。
【0026】
図4は、貯蔵デバイス100及び200に関して考察されたものと同様の特徴を有する代替的な貯蔵デバイス300を例解する。
図4に例解される貯蔵デバイス300は、貯蔵デバイス100及び200と同様の特徴を含み得、それによって、
図4に例解される要素は、
図1~
図3に例解される実施形態に示される同様の参照番号に100又は200を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は、実質的に詳細には説明されない。更に、貯蔵デバイス300に関して説明される特徴の任意の組み合わせ又は部分的な組み合わせが貯蔵デバイス100及び200に組み込まれ得、その逆も可能であることが理解される。
図4に示される配設では、複数の容器304(304a、304b、304c)は、階段状配設を有する。具体的には、複数の容器304の複数のアクセス口310は、アクセス口310の第1のサブセット344(ここでは、310a)、アクセス口310の第2のサブセット346(ここでは、310b)、及びアクセス口310の第3のサブセット348(ここでは、310c)を含む。
図4は、サブセット344、346、及び348の各々に単一のアクセス口310のみを含むが、2つ以上のアクセス口310が各サブセットに含まれ得る。第1のサブセット344は第1のサブセット高さ350aに位置し、第2のサブセット346は第2のサブセット高さ350bに位置し、第3のサブセット348は第3の高さ350cに位置する。
図4に示される配設では、第1のサブセット高さ350aは第2のサブセット高さ350bよりも低く、第2のサブセット高さ350bは第3のサブセット高さ350cよりも低い。しかしながら、他の配設では、相対的なサブセット高さは、機能性、製造可能性、及び審美性のための他のパターンを呈し得る。いくつかの配設では、第1のサブセット、第2のサブセット、及び第3のサブセットは、異なる活性成分を含有するパーソナルケアカプセルと関連付けられる。
【0027】
図4に示される配設では、複数の容器304の複数のカプセルラック316は、異なるサイズのパーソナルケアカプセル302を格納するように適合される。複数のカプセルラック316は、第1のサイズのパーソナルケアカプセル302aに関連付けられた第1のサブグループ352、第2のサイズのパーソナルケアカプセル302bに関連付けられた第2のサブグループ354、及び第3のサイズのパーソナルケアカプセル302cに関連付けられた第3のサブグループ356を含む。
図4は、サブグループ3352、354、及び356の各々に単一のアクセス口310のみを含むが、2つ以上のアクセス口310が各サブグループに含まれ得る。
図4では、第1のサブグループ352、第2のサブグループ354、及び第3のサブグループ356は、それぞれ、第1のサブセット344、第2のサブセット346、及び第3のサブセット348に関連付けられる。しかしながら、本明細書に示されていない他の配設では、アクセス口310の高さは、それぞれのカプセルラック316が格納されるように設計されるパーソナルケアカプセル302のサイズに対応していない場合がある。
【0028】
図5は、貯蔵デバイス100、200、及び300に関して考察されたものと同様の特徴を有する代替的な貯蔵デバイス400を例解する。
図5に例解される貯蔵デバイス400は、貯蔵デバイス100、200、及び300と同様の特徴を含み得、それによって、
図5に例解される要素は、
図1~
図4に例解される実施形態に示される同様の参照番号に100、200、又は300を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は、実質的に詳細には説明されない。更に、貯蔵デバイス300に関して説明される特徴の任意の組み合わせ又は部分的な組み合わせが貯蔵デバイス100、200、及び300に組み込まれ得、その逆も可能であることが理解される。
図5の貯蔵デバイス400は、3D印刷などの付加製造を使用して部分的に又は完全に製造され得る。貯蔵デバイス400は、貯蔵デバイス400の製造のためのファイルを作成するコンピュータ支援設計(computer-aided design、CAD)ソフトウェアによってデジタル的に定義され得る。このファイルは、材料の層を堆積させて、貯蔵デバイス400を形成する際にノズル若しくはプリントヘッドの経路を案内するか、又はレーザ若しくは電子ビームが、溶かす材料を選択的に溶融して、貯蔵デバイス400を形成する際にその経路を案内する。貯蔵デバイス400の形状は、製造コストを低減するために、機能的貯蔵デバイス400を作製するために必要な材料の量を最小化し得る。例えば、
図4に示される配設では、カプセルレセプタクル418は、各々、各カプセルレセプタクル418を作製するのに必要な材料の量を低減するクモの巣状の表面458を有する。
【0029】
図6は、パーソナルケアカプセル102、202、302のうちのいずれかと同様の特徴を含み得る例示的パーソナルケアカプセル502を例解しており、その逆も可能である。パーソナルケアカプセル502は、カプセルシェル568、及びカプセルシェル568内に収容されたパーソナルケア流体570を有する。カプセルシェル568は、0.5~6%の乳酸カルシウムを含み、生分解性である。カプセルシェル568は、約0.5グラム~5グラムのパーソナルケア流体570の質量を収容することができる内部容積を有する。カプセルシェル568の外径Dは、約10~15mmである。カプセルシェル568は、カプセルシェル568内に収容されたパーソナルケア流体570の活性成分を示すインジケータを含み得る。例えば、カプセルシェルは、一連の指示に従って、特定の活性成分を示すある特定の色を含むか、又は染色され得る。パーソナルケアカプセル502のサイズは、活性成分の適切な単回用量を送達するように最適化され得る。
【0030】
パーソナルケアカプセル502を製造するプロセスは、
図7及び
図8に示され、考察される。
図7は、カプセルシェル568が形成されるカプセルシェル型600を例解する。
図8に概略的に示されるように、パーソナルケアカプセル502を製造する方法800は、ステップ802に示されるように、0.5~6%の乳酸カルシウムを含む膜溶液を調製することを含む。ステップ804において、カプセルシェル型600などのカプセルシェル型に膜溶液を注入する。ステップ806において、膜溶液をカプセルシェル型内で凍結させる。ステップ808において、膜溶液をカプセルシェル568などのカプセルシェルとしてカプセル型から取り外す。ステップ810において、カプセルシェルを約1.0~0.5%のアルギン酸ナトリウムに浸して、パーソナルケアカプセル502を作製する。ステップ812において、パーソナルケアカプセル502を水中ですすぐ。
【0031】
方法800は、パーソナルケアカプセル602をカプセルラック(カプセルラック116などの)上に配置することを更に含み得る。方法800は、パーソナルケアカプセル502を、貯蔵デバイスの容器(容器104などの)内に位置する貯蔵溶液(貯蔵溶液114などの)に浸漬することを更に含み得る。パーソナルケア流体570は、活性成分を含み得、貯蔵溶液は、同じ活性成分を含み得る。これにより、浸透が、適用前にパーソナルケアカプセル502から活性成分を浸出させることを阻止し得る。
【0032】
以上の明細書では、具体的な実施形態が説明されている。しかしながら、当業者であれば、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形及び変更を行うことができることを理解する。したがって、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく、例解的な意味で考慮されるべきであり、全てのそのような変形は、本教示の範囲内に含まれることが意図される。加えて、説明された実施形態/実施例/実装形態は、相互排他的であると解釈されるべきではなく、その代わりに、そのような組み合わせが何らかの形で許容される場合、潜在的に組み合わせ可能であると理解されるべきである。言い換えれば、前述の実施形態/実施例/実装形態のうちのいずれかにおいて開示された任意の特徴は、他の前述の実施形態/実施例/実装形態のうちのいずれかに含まれ得る。
【0033】
利益、利点、問題に対する解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策を生じさせ得るか、又はより顕著にし得る任意の要素は、いずれか又は全ての特許請求の範囲の重要な、必要な、又は本質的な特徴又は要素として解釈されるものではない。特許請求される発明は、本出願の係属中になされた任意の補正を含む添付の特許請求の範囲及び発行された特許請求の範囲の、全ての均等物によってのみ定義される。
【0034】
更に、本明細書では、第1及び第2、上部及び下部などの関係用語は、1つの実体又は作用を別の実体又は作用から区別するためだけに使用される場合があり、そのような実体又は作用間の実際のそのような関係又は順序を必ずしも必要とせず、又は暗示するものではない。「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「含有する(contains)」、「含有している(containing)」という用語、又はそれらの任意の他の変種は、要素のリストを含む、有する、含む、含有するプロセス、方法、物品、又は装置が、それらの要素のみを含むのではなく、明示的に列挙されていない、又はそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有の他の要素を含み得るように、非排他的な包含を網羅することが意図される。「...を含む(comprises ... a)」、「...を有する(has ... a)」、「...を含む(includes ... a)」、「...を含有する(contains ... a)」に続く要素は、更なる制約なしに、その要素を含む、有する、含む、含有するプロセス、方法、物品、又は装置における追加の同一要素の存在を排除しない。「1つの(a)」及び「1つの(an)」という用語は、本明細書において明示的に別段の定めがない限り、1つ以上として定義される。「実質的に(substantially)」、「本質的に(essentially)」、「およそ(approximately)」、「約(about)」という用語、又はそれらの任意の他の変形は、当業者によって理解されるように近いものとして定義され、1つの非限定的な実施形態では、この用語は、10%以内、別の実施形態では5%以内、別の実施形態では1%以内、別の実施形態では0.5%以内であると定義される。本明細書で使用される「結合された(coupled)」という用語は、必ずしも直接ではなく、かつ必ずしも機械的ではないが、接続されていると定義される。ある特定の方式で「構成された」デバイス又は構造は、少なくともその方式で構成されるが、列挙されない方式で構成され得る。
【0035】
本特許出願の末尾にある特許請求の範囲は、「手段(means for)」又は「ステップ(step for)」のような文言が特許請求の範囲に明示的に列記されているなど、従来のミーンズプラスファンクションの文言が明示的に列記されていない限り、米国特許第112条(f)の下で解釈されることを意図していない。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパーソナルケアカプセルのための貯蔵デバイスであって、
基部と、封入容積と、アクセス口と、を含む、容器と、
複数のカプセルレセプタクルを含むカプセルラックであって、前記アクセス口を通って、前記複数のカプセルレセプタクルの各々が、前記封入容積内に位置する貯蔵位置と、前記複数のカプセルレセプタクルのうちの少なくとも1つが、前記封入容積の外側に位置する使用位置との間を移動するように適合されている、カプセルラックと、を備える、貯蔵デバイス。
【請求項2】
前記カプセルラックが前記貯蔵位置にあるときに、前記アクセス口を覆うように適合されたアクセス口キャップを更に備える、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項3】
前記カプセルラックが前記貯蔵位置にあるときに、前記アクセス口キャップを前記容器に固定するように適合された固定機構を更に備える、請求項2に記載の貯蔵デバイス。
【請求項4】
各カプセルレセプタクルが、支持部材を含み、前記カプセルラックが、前記支持部材において前記カプセルレセプタクルの各々と動作可能に結合されたスパインを含む、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項5】
前記支持部材は、前記カプセルラックが、前記貯蔵位置から前記使用位置に移動する際に、排出を可能にするための少なくとも1つの穿孔を含む、請求項4に記載の貯蔵デバイス。
【請求項6】
前記カプセルラックが、前記カプセルレセプタクルの各々に接続されたスパインを含み、前記カプセルラックが、複数のレセプタクル高さを含み、単一のカプセルレセプタクルが、各レセプタクル高さに設けられ、前記カプセルレセプタクルが、単一の列を形成するように実質的に位置合わせされる、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項7】
前記容器が、複数のアクセス口及び複数の封入容積であって、前記複数のアクセス口の各々が、前記複数の封入容積のそれぞれ1つに関連付けられている、複数のアクセス口及び複数の封入容積を更に含み、
カプセルレセプタクルを含む複数のカプセルラックであって、各カプセルラックが、前記複数のアクセス口のそれぞれ1つに関連付けられ、各カプセルラックが、前記複数のアクセス口の前記それぞれ1つを通って、前記カプセルラックの前記カプセルレセプタクルの全てが、前記複数の封入容積の前記それぞれ1つの中に位置した状態の貯蔵位置と、前記カプセルラックの前記カプセルレセプタクルのうちの少なくとも1つが、前記複数の封入容積の前記それぞれ1つの外側に位置した状態の使用位置と、の間を移動するように適合されている、カプセルラックを更に備える、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項8】
前記複数のアクセス口の各々が、同じ高さに位置し、直線状に配設される、請求項7に記載の貯蔵デバイス。
【請求項9】
前記複数のアクセス口が、第1のサブセット及び第2のサブセットを含み、前記第1のサブセットが、第1の高さに位置し、前記第2のサブセットが、前記第1の高さよりも高い第2の高さに位置している、請求項7に記載の貯蔵デバイス。
【請求項10】
前記複数のカプセルラックが、第1のサイズのパーソナルケアカプセルを格納するように適合されたカプセルレセプタクルを有する第1のサブグループと、第2のサイズのパーソナルケアカプセルを格納するように適合されたカプセルレセプタクルを有する第2のサブグループと、を含む、請求項7に記載の貯蔵デバイス。
【請求項11】
前記基部が、前記容器への選択的接続のために適合されている、請求項1に記載の貯蔵デバイス。
【請求項12】
前記基部が、平坦な表面上への配置のために適合されたスタンドを含み、前記スタンドが、前記容器を選択的に保持するように適合されたホルダに接続される、請求項11に記載の貯蔵デバイス。
【国際調査報告】