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特表2024-530566非アクティブまたはアイドル無線モバイル端末のためのページング構成および電力節減
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-23
(54)【発明の名称】非アクティブまたはアイドル無線モバイル端末のためのページング構成および電力節減
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20240816BHJP
   H04W 68/02 20090101ALI20240816BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W68/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577902
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-03-07
(86)【国際出願番号】 CN2021125327
(87)【国際公開番号】W WO2023065221
(87)【国際公開日】2023-04-27
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ドン, フェイ
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ヘ
(72)【発明者】
【氏名】ガオ, ユアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG11
(57)【要約】
無線端末デバイスにおけるページング構成および電力節減のための方法およびデバイスが開示される。開示された方法は、無線端末デバイスによって実行され得る。方法は、無線ネットワークからページングサブグループ構成情報を受信することと、ページングサブグループ構成情報および無線端末デバイスのページングサブグループモードに基づいて、ページングサブグループ識別子を決定することと、ページングサブグループ識別子がページング機会の到着前に示されているかどうかに基づいて、ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することとを含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末デバイスによって実行される方法であって、前記方法は、
無線ネットワークからページングサブグループ構成情報を受信することと、
前記ページングサブグループ構成情報および前記無線端末デバイスのページングサブグループモードに基づいて、ページングサブグループ識別子を決定することと、
前記ページングサブグループ識別子がページング機会の到着前に示されているかどうかに基づいて、前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記ページングサブグループ構成情報は、前記無線ネットワークから1つ以上の制御メッセージを介して信号伝達され、前記ページングサブグループ構成情報は、
無線端末のネットワークIDから導出された識別子を有するページングサブグループの第1の最大数、
前記無線端末の前記ネットワークIDから導出されたサブグループ識別子を有するページングサブグループの組の第2の最大数、
ネットワークによって割り当てられるページングサブグループのための識別子の数、または
前記無線端末デバイスが存在するサービングセルが前記無線端末の前記ネットワークIDに基づくページングサブグループ化をサポートするかどうかの指示
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線端末デバイスの前記ページングサブグループモードは、前記無線端末デバイスが前記無線端末デバイスのネットワーク識別子を使用して前記無線端末デバイスのための前記ページングサブグループ識別子を決定するように適合されていることを示す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ページングサブグループ識別子を決定することは、前記無線端末デバイスのネットワーク識別子を使用して前記無線端末デバイスによって前記ページングサブグループ識別子を決定することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分は、前記無線ネットワークからの割り当てから導出されたページングサブグループIDによって占有される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記下位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分と下位区分とは、UEのネットワークIDに基づくサブグループ識別子を有する所定数のページングサブグループだけオフセットされる、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分は、前記無線ネットワークによる割り当てから導出されたページングサブグループIDによって占有される、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分と下位区分とは、前記ネットワークによって割り当てられた所定数のページングサブグループだけオフセットされる、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記無線端末デバイスがネットワーク割り当てページングサブグループ識別子をさらにサポートすると決定することと、
前記無線ネットワークから、ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子を取得することと、
前記ページングサブグループ識別子を第1のレベルの識別子と第2のレベルの識別子との組み合わせとして決定することと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のレベルの識別子は、前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、
前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、
前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記無線端末デバイスの前記ページングサブグループモードは、前記無線端末デバイスが前記無線ネットワークからの割り当てに基づいて前記ページングサブグループ識別子を決定するように適合されていることを示し、
前記ページングサブグループ構成情報は、ネットワークによって割り当てられたページングサブグループ識別子をさらに備えている、請求項2に記載の方法。
【請求項15】
前記ページングサブグループ識別子を決定することは、前記ネットワークによって割り当てられたページングサブグループ識別子を使用して前記無線端末デバイスによって前記ページングサブグループ識別子を決定することを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分は、UEのネットワークIDから導出されたページングサブグループIDによって占有される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分は、UEのネットワークIDから導出されたページングサブグループIDによって占有される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記下位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記無線端末デバイスがUEのネットワークIDに基づくページングサブグループ識別子をさらにサポートすると決定することと、
前記ページングサブグループ識別子を第1のレベルの識別子と第2のレベルの識別子との組み合わせとして決定することと
をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のレベルの識別子は、前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、
第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のレベルの識別子が前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備えていることと、
第2のレベルの識別子が前記無線端末デバイスによって前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えていることと
をさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することは、
前記ページング機会の前に前記無線ネットワークから信号伝達メッセージを受信することと、
前記信号伝達メッセージに従って、前記ページングサブグループ識別子がアクティブ化されているかどうかを決定することと、
前記ページングサブグループ識別子がアクティブ化されている場合にのみ、前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすることと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記信号伝達メッセージは、サブグループビットマップインジケータを使用して、アクティブ化されたページングサブグループ識別子を示す、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記信号伝達メッセージは、コードポイントを使用して、アクティブ化されたページングサブグループ識別子を示す、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
プロセッサとメモリとを備えている請求項1から25のいずれか一項に記載の無線端末デバイスであって、前記プロセッサは、前記メモリからコンピュータコードを読み取り、請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、無線端末デバイス。
【請求項27】
コンピュータコードを記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータコードは、請求項1から25のいずれか一項に記載の前記無線端末デバイスのプロセッサによって実行されると、請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を前記無線端末デバイスに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項28】
無線端末デバイスをページングするために無線アクセスネットワークノードによって実行される方法であって、前記方法は、
前記無線端末がページングされるべきである場合、前記無線端末デバイスに関連付けられたページング機会の時間位置を決定することと、
マルチ分割ページングサブグループ識別子空間の2つ以上の別々の区分のうちの1つ内での前記無線端末デバイスのページングサブグループ識別子を決定することと、
前記ページング機会の前に信号伝達メッセージを伝送することと
を含み、
前記信号伝達メッセージは、
前記ページングサブグループ識別子が他のページングサブグループ識別子の中でアクティブ化されていることを前記無線端末デバイスに示し、
前記ページング機会を監視するために前記無線端末デバイスにウェイクアップさせる、方法。
【請求項29】
プロセッサとメモリとを備えている請求項28に記載の無線アクセスネットワークノードであって、前記プロセッサは、前記メモリからコンピュータコードを読み取り、請求項28に記載の方法を実装するように構成されている、無線アクセスネットワークノード。
【請求項30】
コンピュータコードを記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータコードは、請求項28に記載の前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサによって実行されると、請求項28に記載の方法を前記無線アクセスネットワークノードに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線通信ネットワーク技術に関し、特に、無線端末デバイスにおけるページング構成および電力節減に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムでは、ページング機構が無線アクセスネットワークノードと無線端末デバイスとの間のアクティブ通信を始めるために使用され得、無線端末デバイスは、そうでなければアイドル状態にある。無線端末デバイスがそのアイドル状態からウェイクアップしてページング情報をチェックする頻度は、端末デバイスの電力消費および電池消耗に直接影響を与える。したがって、誤ったページングアラーム状況の割合を減らすことが望ましく、誤ったページングアラーム状況において、無線端末デバイスは、ページング情報を監視するためにウェイクアップするが、それが対象にされていないことを発見するのみである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示は、無線端末デバイスにおけるページング構成および電力節減に関する。
【0004】
一実施形態において、無線端末デバイスによって実行される方法が開示される。方法は、無線ネットワークからページングサブグループ構成情報を受信することと、ページングサブグループ構成情報および無線端末デバイスのページングサブグループモードに基づいて、ページングサブグループ識別子を決定することと、ページングサブグループ識別子がページング機会の到着前に示されているかどうかに基づいて、ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することとを含み得る。
【0005】
別の実施形態において、無線端末デバイスをページングするために無線アクセスネットワークノードによって実行される方法が開示される。方法は、無線端末がページングされるべきである場合、無線端末デバイスに関連付けられたページング機会を決定することと、2分割ページングサブグループ識別子空間の2つの合同だが別個の区分のうちの1つの中での無線端末デバイスのページングサブグループ識別子を決定することとを含む。方法は、ページング機会の前に信号伝達メッセージを伝送して、ページングサブグループ識別子が他のページングサブグループ識別子の中でアクティブ化されていることを無線端末デバイスに示し、ページング機会を監視するために無線端末デバイスをウェイクアップさせることをさらに含み得る。
【0006】
別の実施形態において、プロセッサおよびメモリを備えている無線端末デバイスまたはアクセスネットワークノードが開示される。プロセッサは、上記の方法のいずれかを実装するためにメモリからコンピュータコードを読み取るように構成され得る。
【0007】
さらに別の実施形態において、コンピュータコードが記憶された非一時的コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体を備えているコンピュータプログラム製品が開示される。コンピュータコードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに上記の方法のいずれか1つを実装させることができる。
【0008】
上記の実施形態およびそれらの実装の他の側面および代替形態は、以下の図面、説明、および特許請求の範囲においてより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、無線アクセスネットワーク、コアネットワーク、およびデータネットワークを備えている例示的な無線通信ネットワークを示している。
【0010】
図2図2は、複数の無線端末と、無線通信インターフェースを介して互いに通信する無線アクセスネットワークノードとを含む例示的な無線アクセスネットワークを示している。
【0011】
図3図3は、時間領域および周波数領域の両方における例示的な無線通信リソースグリッドを示している。
【0012】
図4図4は、例示的なページング機会およびページングメッセージを含む例示的なページングサイクルを示している。
【0013】
図5図5は、ページングサイクルにおけるページングフレーム、ページング機会、およびページングメッセージの例示的な配置を示している。
【0014】
図6図6は、ページンググループ構成およびページング手順のための例示的な論理フローを示している。
【0015】
図7図7は、例示的なシングルレベルページンググループ化スキームを示している。
【0016】
図8図8は、別の例示的なシングルレベルページンググループ化スキームを示している。
【0017】
図9図9は、例示的な2レベルページンググループ化スキームを示している。
【0018】
図10図10は、別の例示的な2レベルページンググループ化スキームを示している。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本開示に記載された実装および/または実施形態の技術および例は、無線ネットワークからのページングサービスを利用する無線端末デバイスの電力消費を減らすために使用され得る。「例示的な(exemplary)」という用語は、「の例(an example of)」を意味するために使用され、特に明記しない限り、理想的または好ましい例、実装、または実施形態を意味しない。セクションヘッダは、開示された実装の理解を容易にするために本開示において使用され、セクションの各々で開示された技術を対応するセクションのみに限定することを意図するものではない。開示された実装は、様々な異なる形態でさらに具現化され得、したがって、本開示または特許請求される主題の範囲は、以下に記載される実施形態のいずれにも限定されないと解釈されることが意図される。様々な実装は、方法、デバイス、構成要素、システム、製品、または非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体として具現化され得る。したがって、本開示の実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせの形態を取ることができる。
【0020】
本開示は、無線アクセスネットワークに関連する方法、システム、およびデバイスに関し、より具体的に、無線ネットワークからサービスを受信する無線端末デバイスにおいて、ページングされたときの電力消費の低減を容易にする実装に関する。本開示は、セルラネットワークシステムのいくつかの特定の世代における例示的な実装を提供するが、基礎となる原理は、他の世代のセルラネットワークシステムおよび他の一般的な非セルラ無線ネットワークシステムに適用可能である。
【0021】
(無線ネットワークの概要)
図1に100として示されている例示的な無線通信ネットワークは、無線端末またはユーザ機器(UE)110、111、および112、キャリアネットワーク102、様々なサービスアプリケーション140、および他のデータネットワーク150を含み得る。キャリアネットワーク102は、例えば、アクセスネットワーク120および121、およびコアネットワーク130を含み得る。キャリアネットワーク110は、UE110、UE111、およびUE112間、UEとサービスアプリケーション140との間、またはUEと他のデータネットワーク150との間で、音声、データ、および他の情報(まとめてデータトラフィックと呼ばれる)を伝送するように構成され得る。アクセスネットワーク120および121は、通信セッションの一方の側のUEおよび他方の側のコアネットワーク130と相互作用するための様々な無線アクセスネットワークノード(基地局とも呼ばれるWANN)として構成され得る。コアネットワーク130は、通信セッションを制御し、ネットワークアクセス管理およびトラフィックルーティングを実行するように構成された様々なネットワークノードを含み得る。サービスアプリケーション140は、コアネットワーク130の外部に配置されているがそれに接続されている様々なアプリケーションサーバによってホストされ得る。同様に、他のデータネットワーク150も、コアネットワーク130に接続され得る。
【0022】
図1の無線通信ネットワーク100では、UEは、無線アクセスネットワークを介して互いに通信し得る。例えば、UE110およびUE112は、同じアクセスネットワーク120に接続され、それを介して通信し得る。UEは、アクセスネットワークおよびコアネットワークの両方を介して互いに通信し得る。例えば、UE110は、アクセスネットワーク120に接続され得る一方で、UE111は、アクセスネットワーク121に接続され得、したがって、UE110およびUE111は、アクセスネットワーク120および121、およびコアネットワーク130を介して互いに通信し得る。UEは、コアネットワーク130を介してサービスアプリケーション140およびデータネットワーク150とさらに通信し得る。さらに、UEは、113によって示されるように、サイドリンク通信を介して互いに直接通信し得る。
【0023】
図2は、無線インターフェース204を介してUE110およびUE112にサービス提供するWANN202を含む無線アクセスネットワーク120の例示的なシステム図をさらに示している。UE110およびUE112の各々は、無線通信ネットワーク100にアクセスするためのSIM/USIMモジュールなどのモバイルアクセスユニットをインストールされたモバイルまたは固定端末デバイスであり得る。UE110およびUE112は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ、車載通信機器、路側通信機器、センサデバイス、スマートアプライアンス(テレビ、冷蔵庫、オーブンなど)、またはネットワークを介して無線で通信し得る他のデバイスを含むがこれらに限定されない端末デバイスとして実装され得る。これらのデバイスのいくつか、特に電池で動作するデバイスのために、電力消費を低く抑えることが重要であり得る。図2に示すように、UE112などのUEの各々は、WANN120またはUE110などの別のUEとの無線通信を実現するために、1つ以上のアンテナ208に結合された送受信機回路206を含み得る。送受信機回路206は、プロセッサ210にも結合され得、プロセッサ210は、メモリ212または他の記憶デバイスにも結合され得る。メモリ212は、一時的または非一時的であり得、プロセッサ210によって読み取られて実行されると、本明細書に記載の方法の様々なものをプロセッサ210に実装させるコンピュータ命令またはコードを記憶し得る。
【0024】
同様に、WANN120は、基地局または他の無線ネットワークアクセスポイントを含み得、基地局または他の無線ネットワークアクセスポイントは、無線インターフェース204を介して1つ以上のUEと無線で通信すること、およびコアネットワーク130と通信し得る。例えば、WANN120は、限定されることなく、2G基地局、3G nodeB、LTE eNB、4G LTE基地局、5G NR基地局、5G中央ユニット基地局、または5G分散ユニット基地局の形態で実装され得る。これらのWANNの各タイプは、対応する無線ネットワーク機能の組を実行するように構成され得る。WANN202は、UE110およびUE112との無線通信を実現するために、様々な形態のアンテナタワー218を含み得る1つ以上のアンテナ216に結合された送受信機回路214を含み得る。送受信機回路214は、メモリ222または他の記憶デバイスにさらに結合され得る1つ以上のプロセッサ220に結合され得る。メモリ222は、一時的または非一時的であり得、プロセッサ220によって読み取られて実行されると、本明細書に記載されたWANN120の様々な機能をプロセッサ220に実装させる命令またはコードを記憶し得る。
【0025】
無線インターフェース204のための無線伝送リソースは、周波数、時間、および空間リソースを含む。例えば、無線通信に利用可能な利用可能周波数および時間リソース(あるいは無線リソース、または無線伝送リソースとも呼ばれる)は、図3に300として示されている。伝送リソース300は、ダウンリンク(DL)またはアップリンク(UL)データまたは制御情報を搬送するために割り当てられ得る時間領域リソースおよび周波数領域リソースを含む。伝送リソース300は、より柔軟な伝送リソースのスケジューリング、構成、および割り当てをサポートするために、複数の区分にさらに分割され得る。例えば、時間領域では、伝送リソース300は、M個の区分に分割され得、周波数領域では、伝送リソース300は、N個の区分に分割され得る。このように、伝送リソース300は、M×N個のリソース区分を含むリソースグリッドと考えられ得る。MおよびNの両方は、正の整数である。図3において、312および314は、2つの例示的な区分として示されている。図3のリソース区分への伝送リソース300の編成は、より効率的なリソース割り当て、構成、および利用を容易にする。
【0026】
無線リソース300の時間および周波数の分割は、様々な階層レベルで行われ得る。図3は、特定のレベルでの例示的な分割を示しているにすぎない。時間および周波数リソースの構成および識別は、任意のレベルで行われ得る。例えば、無線リソース300は、リソースブロック(RB)に分割され得、RBは、WANNと通信するためにUEに割り当て可能な無線リソースの最小単位を表す。各RBは、時間および周波数の両方において、別々に識別可能かつ構成可能なサブユニットにさらに分割され得る。例えば、周波数領域では、RBは、構成可能なサブキャリア間隔を有する構成可能な数のサブキャリアに分割され得る。時間領域では、RBは、構成可能な時間長を有するタイムスロットを占有し得、タイムスロットは、いくつかの時間単位にさらに分割され得、いくつかの時間単位の各々は、例えば、直交周波数分割多重(OFDM)または他の変調方式におけるシンボルに対応する。周波数領域におけるサブキャリアおよび時間領域におけるシンボルを含む各ユニットは、識別可能かつ構成可能な無線リソース300の最小ユニットを表すリソース要素(RE)と呼ばれ得る。無線リソース300は、より高いレベルで割り当てられ、構成され得る。例えば、時間領域では、サブフレームは、所定数(例えば、7)のタイムスロットを含むことができ、フレームは、所定数(例えば、2)のサブフレームを含み得る。別の例では、周波数領域におけるいくつかのRBにおけるサブキャリアのブロックは、様々な周波数チャネルとして編成され得、様々な周波数チャネルの各々は、データおよび制御情報を伝送することにおいて異なる目的のために割り当てられる。これらの周波数チャネルは、アップリンク周波数チャネル(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)など)およびダウンリンク周波数チャネル(例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PDCCH)など)を含み得るが、これらに限定されるものではない。「周波数チャネル」という用語は、特定の周波数範囲のサブキャリアの集合を指すために使用されるが、「チャネル」という用語自体は、周波数領域に限定されないリソースユニットのより広い概念を指すために使用され得る。
【0027】
上記の説明は時間および周波数リソース300に焦点を当てているが、無線伝送における複数のアンテナおよびビームフォーミングを利用することに基づく空間多重化と組み合わせられ得る。そのような空間リソースの割り当ておよび構成は、無線リソース割り当ておよび構成全体の一部であり得る。本開示に含まれる様々な実装の根底にある原理は、時間、周波数、および空間次元の全てを含む無線リソース割り当ておよび構成に適用可能であるように意図されている。上述した無線リソースは、後述されるように、様々なページング機能のために構成または割り当てられ得る。
【0028】
(アイドル状態のUEのための電力節減およびページング機構)
図1の無線通信システム100および他の無線通信システムでは、UEは、アクティブ状態(またはモード)またはアイドル(または非アクティブ、またはスリープ)状態のいずれかで動作し得る。UEは、UEとアクセスネットワークとの間にアクティブな通信セッションがあるとき、アクティブモードにある。そうでなければ、UEは、アイドル状態または非アクティブ状態にあり得る。UEがアイドルである場合、UEは、電力消費を減らし、電池消耗を最小限に抑えるために、その動作の大部分をオフにし得る。しかしながら、UEは、アクティブな通信セッションに入る必要があるかどうかを監視するために、(事前構成されているか、または信号伝達によって)時々ウェイクアップするなどの制限された機能を実行し続け得る。アクティブな通信セッションに入る必要がある場合、UEはアクティブ状態に遷移する。そうでなければ、UEはアイドル状態に戻り、再び監視するためにウェイクアップすべき次の時間を待つ。様々な世代のセルラ無線ネットワークにおいて、UEは、無線リソース制御(RRC)アクティブ状態またはRRCアイドル状態にあり得る。
【0029】
例えば、図1のキャリアネットワーク102は、特定のUEへのまたはその特定のUEからの通信が必要とされるとき、またはそれが要求されるとき(例えば、UE110との通信が、112などの他のUEによって、キャリアネットワーク102の任意の他の構成要素によって、またはデータネットワーク150またはサービスアプリケーション140によって要求されたとき)、無線インターフェースを介してアクセスネットワークを使用して図1のその特定のUE110に警告するために、ページング機構を利用し得る。ページング機構のいくつかの実装では、無線アクセスネットワークノードは、事前構成された、または動的に構成された周波数および時間リソースでページング構成情報をブロードキャストするように構成され得る。無線アクセスネットワークノードのトラッキングエリアにあるか、そうでなければ無線アクセスネットワークノードに登録されているUEは、対応して、アイドル状態にあるとき、これらの周波数リソースおよび時間リソースを監視するためにウェイクアップするように構成され得る。ページング構成情報は、例えば、ページング情報を搬送するために割り当てられた1つ以上の後続のネットワークリソースの識別を含み得る。そして、UEは、ページング構成情報において識別されたネットワークリソースにおいてページング情報を受信し得る。
【0030】
上記の例示的なページング機構のいくつかの特定の実装は、不連続受信(DRX)に基づくことができる。DRXでは、UEによるページング構成情報および対応するページング情報の監視は、DRXサイクルまたはページングサイクルと呼ばれるサイクルで管理され得る。ページング構成情報は、ページングダウンリンク制御情報(DCI)メッセージで搬送され得る。ページング構成情報によって識別されるページング情報は、ページングメッセージに含まれ得る。図4は、ページングサイクル410の典型的な実装を示している。各ページングサイクルにおいて、アイドル状態または非アクティブ状態の無線アクセスネットワークノードのトラッキングエリア内のUEは、図4に示す特定の時間にページングDCI412を監視するためにウェイクアップし得る。したがって、ページングDCIは、代替的に、ページング機会(PO)と呼ばれ得る。一例として、ページングDCI412は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で伝送され得る。いくつかの特定の実装では、ページングDCI412のフォーマットは、DCIフォーマット1_0を含み得る。
【0031】
ページングDCI412を監視および受信するためにウェイクアップした後、UEは、ページングDCI412に含まれるネットワークリソース構成およびスケジューリング情報に従ってページングメッセージ414をさらに受信し得る。ページングメッセージ414は、例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で搬送され得る。ページングメッセージは、特定のUEをターゲットにし得る。特定のターゲットUEの識別情報がページングメッセージに含まれ得る。第5世代無線セルラネットワークにおけるターゲットUEのそのような識別の例は、第5世代システム一時モバイル加入識別子(5G-S-TMSI)として実装され得る。UEは、受信されたページングメッセージ414を処理し、ページングメッセージ414において指定されたターゲットUEの識別子が、自身のネットワークIDと一致するかどうかを決定することによって、ページングメッセージ414によってターゲットにされているかどうかを決定し得る。ターゲットにされている場合、ページングメッセージをさらに処理し、ページングメッセージに応答する。そうでなければ、スリープ状態に戻り、次のPO(またはページングDCI)で再びウェイクアップするのを待つ。
【0032】
ページングサイクル410の間、様々なUEをターゲットにする複数のページング要求が存在し得る。適応において、図5に示されているように、ページングサイクル410は、図5の502、504、506によって示されているように、複数のページングフレーム(N個、ページングサイクルごとのページングフレームの構成された数を表す)にさらに分割され得る。各ページングフレームは、図5のページングフレーム502に関して、510,512および514によって示されるように、複数のPO(N個、ページングフレームごとのページング機会またはページングDCIの構成された数を表す)で構成され得る。各ページングフレームは、対応して、図5におけるページングフレーム502に関して、520、522、および524によって示されているように、ページングDCIによって構成されたNまたは他の数のページングメッセージを含み得る。
【0033】
図4または図5のページング構成では、UEが全てのPOを監視し、次いで対応するページングメッセージを識別および処理するように構成されている場合、UEは、ウェイクアップし、ページングメッセージがいくつかの他のUEをターゲットにしていることを発見するのみである可能性が高い。そのようなPOは、UEのために誤った警報を構成し、UEのためにかなりの量の不必要な電力消費および電池消耗をもたらすであろう。電力消費を減らすために、いくつかの実装では、無線アクセスネットワークノードのトラッキングエリア内の潜在的なUEは、グループに分割され得、各グループは、POの一部に関連付けられ得る。したがって、いくつかのUEは、ページングサイクルにおける特定のページングフレームの特定のPOを監視するためのグループを形成するように構成され得る。このグループに属さない他のUEは、電力を節減するためにこの特定のPOを通してスリープする。同様に、UEの別のグループは、ページングサイクルのページングフレームの別の特定のPOを監視するためにウェイクアップするだけであるように構成され、残りのUEは、ページングフレームのこのPOを通してスリープするように構成され得る。言い換えれば、ページングフレームにおける各POは、潜在的なUEのグループに関連付けられ得る。そのような実装では、UEは、UEが属するUEグループに関連付けられたPOにおいてのみウェイクアップし、他のPOを通してスリープし得る。
【0034】
いくつかのさらなる実装では、同じPOを監視するように構成されたUEの各グループは、電力節減をさらに容易にするためにサブグループに分割され得る。例えば、UEがサブグループに分割されると、ネットワークは、UEグループに対応するPOを伝送する前、そのPOにおいてページングされるUEが属するサブグループを示すための信号伝達メッセージをさらに伝送し得る。そのような信号伝達メッセージの監視は、UEにおける最小限の機能サポートのみを必要とし得る(例えば、UEグループ内のUEは、信号伝達メッセージを監視するために完全にウェイクアップする必要はない)。したがって、信号伝達メッセージによって関係があるとされたPOに関連付けられたUEグループ内のUEのサブグループのみが、POおよびページングメッセージを受信するためにウェイクアップする必要があり、それによって、関係があるとされた(またはアクティブ化された)サブグループ外のUEの電力消費がさらに減らされる。
【0035】
(電力節減のためのUEのサブグループ化)
ページング目的のためにUEページンググループをサブグループに分割され得る様々な方法が、以下により詳細に記載される。いくつかの実装では、UEは、本明細書の開示においてUE IDと呼ばれるそれらのネットワーク識別子に基づいてサブグループ化され得る。例えば、UE IDベースのサブグループ化では、特定のUEが属するUEページンググループに伴うUEページングサブグループのサブグループ識別子は、例えば、UEの5G-S-TMSIに基づいて計算され得る。無線アクセスネットワークノードおよびUEの両方に知られている任意の様々な所定の必要に応じたアルゴリズムのうちの1つが、UE識別子をページングサブグループ識別子に独特に変換することにおける使用のために選択され得る。
【0036】
いくつかの他の実装では、UEのサブグループ化は、図1のコアネットワーク(CN)130によって決定され得る。例えば、UEのサブグループ識別子は、コアネットワークによって、例えば、第5世代セルラ無線ネットワークにおけるアクセス管理機能(AMF)ネットワークノードによって割り当てられ得る。CNによるそのようなUEページングサブグループ化は、CNベースのUEサブグループ化と呼ばれる得、例えば、ページング確率、電力プロファイル、および/またはUEの他の特性に基づかれ得る。上記のいずれかのタイプのページングサブグループ化決定方法では、各サブグループ識別子は、UEページンググループに伴うUEのサブグループを表すことができる。
【0037】
いくつかの実装では、各RAN(またはその中の無線アクセスネットワークノード)は、UE IDベースのページングサブグループの最大数(Nsgによって表される)を(例えば、RANの能力に基づいて)決定する役割を担うことができ、一方、CNは、CNによって割り当てられるUEページングサブグループの最大数(NCNによって表される)を決定する役割を担うことができる。
【0038】
一般に、UE IDが一般にUEページング確率に関して多くの情報を含まないこともあるので、UE IDベースのUEサブグループ化はややランダムであると見なされ得る。一方、CNベースのUEサブグループ化は、ページング確率などのUE特性にさらに基づかれ得る。このように、CNベースのUEサブグループ化は、ページング確率などのページングに関連するネットワーク特性に関して、同様のUEを一緒にサブグループ化する利点を含み得る。
【0039】
いくつかの実装では、UE IDベースのUEサブグループ化およびCNベースのUEサブグループ化の両方が、RANのためにサポートされ得る。そのような実装では、UE IDベースのUEサブグループとCNベースのUEサブグループとの総数は、UEグループに伴うUEサブグループの最大数(Nmaxによって表される)に制限され得る。いくつかの実装では、いくつかのUEは、UE IDベースのサブグループ化のみをサポートし得るか、またはCNによるサブグループIDの割り当てられないこともあるが、他のUEは、UE IDベースのサブグループ化をサポートすることに加えて、またはその代わりに、CNからのサブグループ割り当てを受け入れ得る。
【0040】
UE-IDおよびCN割り当ての両方に基づくUEページングサブグループ化の実装では、CNは、ページングサブグループにいくつかのUEを割り当て得る可能性が高く、そのページングサブグループは、RANに関して、それらのUE-IDによりそのサブグループ内に偶然入るいくつかの他のUEも含み得る。その結果、特定のUEサブグループ識別子に対応するUEサブグループは、CNによって割り当てられるUEとランダムUE-IDのUEとの両方を含み得る。言い換えれば、特定のサブグループへのUEのCN割り当ては、(例えば、UEページング確率の観点から)特定のサブグループにおいて類似のUEを有することを目的とし得るが、実際のUEサブグループは、最終的に、UEが劇的に異なるページング確率を有することになり得る。そのような実装では、混合ページング確率を有するページングサブグループにおけるより低いページング確率を有するUEは、より高い誤警報比および望ましくない電力消費および電池消耗を被り得る。
【0041】
加えて、コアネットワークは異なる能力を有するRANを管理し得、UEは様々なRANのトラッキングエリア間を頻繁に移動し得るので、CNベースのサブグループ化をサポートするUEのための全体的なUEサブグループ割り当てをCNが実行する必要がある可能性が高い。したがって、CNによって割り当てられ得るUEサブグループの数は、より低い能力を有するいくつかの特定のRANによってサポートされることができ、より低い能力を有するいくつかの特定のRANによって決定されようなUEページングサブグループの最大数より大きくなる場合がある。
【0042】
UE-IDベースのサブグループ化および/またはCNベースのサブグループ化のいずれかまたは両方のためのページングサブグループ識別子決定のための後述する様々なさらなる実装は、(例えば、ページング確率の観点から)類似のUEに独特のページングサブグループ識別をもたらすスキームを提供するように設計されている。そのようなページングサブグループ識別は、シングルレベルまたはマルチレベルのいずれかのグループ化スキームで実装され得る。開示されたスキームは、CNによって決定されたものと同様のページング特性を有するUEが、特定のサブグループ識別の下で、ランダムな特性を有する他のUEを伴わずにサブグループ化される可能性がより高くなり、それによって、電力消費および電池消耗が減らされ、少なくともいくつかのUEのための不必要なPO監視およびページングメッセージ処理が回避される。
【0043】
図6は、本開示に記載された様々なページングサブグループ化機構を実現するための例示的な一般的な論理フロー600を示す。図6の602によって示されるように、ネットワーク側610は、最初に、ページングサブグループ化戦略をブロードキャスト、グループキャスト、またはユニキャストし、UE620がそのページングサブグループIDを決定するための他の補足情報データ項目を伝送し得、これは、シングルレベルサブグループIDまたはマルチレベルサブグループIDのいずれかであり得る。そのような情報は、ページンググループ情報、ページングサイクル情報、ページングフレーム情報、およびPO構成情報などの他のページング情報、およびサブグループ化決定を実行するためにUEによって使用され得る任意の他の情報を含み得る。そのような情報は、無線ネットワークから、例えば、UEのためのサービングセルの無線アクセスネットワークノードを介して、単一の制御メッセージとして、またはメッセージの集合として伝送され得る。これらのメッセージは、単一の信号伝達タイプまたは混合タイプであり得、単一または混合の制御またはデータチャネルを介して伝送され得、ブロードキャスト、グループキャスト、またはユニキャストメッセージのうちの1つまたは任意の組み合わせであり得る。そのような情報は、ページングサブグループ構成情報と総称され得る。そのような情報項目は、UEによって受信され、ステップ604において、そのページングサブグループIDを取得するために使用され得る。ページングサブグループIDは、(同じPOのための他のサブグループIDとともに)ページングフレーム中のPOに関連付けられ得る。RRCアイドル/非アクティブモード中、UEは、ステップ606によって示されるように、そのページングサブグループIDに従ってPOを通してウェイクアップするか、または監視またはスリープし得る。UEがPOを監視するためにウェイクアップするか、またはPOを通してスリープするための具体的な例示的な手順は、以下を含み得る:
・ステップ(a):UEは、POの前にメッセージを受信して、このメッセージで搬送されるページングサブグループ情報または指示をチェックし得る。ステップ(b)に進む。
・ステップ(b):メッセージで搬送されたサブグループ情報または指示が図6のステップ2で取得されたサブグループIDと一致する場合、ステップ(c)に進み、そうでない場合、ステップ(d)に進む。
・ステップ(c):UEは、POを監視するためにウェイクアップする。
・ステップ(d):UEは、POを監視するためにウェイクアップしない(またはPOを通してスリープする)。
【0044】
ステップ(a)で使用されるメッセージは、様々なタイプの制御メッセージとして実装され得る。例えば、DCIメッセージとして実装され得る。そのようなDCIメッセージは、対応するPOを受信するためにウェイクアップする必要があり得るページンググループ内のページングサブグループに関する情報を搬送し得る。そのような情報は、例えば、以下のものとして含まれ得る:
・ビットマップ:各ビットは、1つのページングサブグループまたはページングサブグループ組を表す(以下の説明における2レベルサブグループ化例のページングサブグループ組を参照)。ビットが1(または0)に設定されている場合、それは、後続するページング情報がそれが表すサブグループまたはサブグループ組のためであることを意味する。
・代替的に、コードポイント:例えば、コード0000 0000は、ID=0のサブグループまたはサブグループ組を表すことができ、コード0000 0001は、ID=1のサブグループまたはサブグループ組を表すことができるなど。
【0045】
(シングルレベルサブグループ化)
いくつかの例示的な実装では、各サブグループIDがページングサブグループID空間内に単一の識別値を含むシングルレベルサブグループ化スキームが使用され得る。例えば、全てのページングサブグループは、対応するサブグループIDで連続して番号付けされ得る。そのようなシングルレベルのサブグループ化スキームでは、UE IDベースのページングサブグループとCNによって割り当てられるページングサブグループとは、混合されるのではなく、分離され得る。例えば、シングルレベルのページングサブグループID空間は、2つの別々の区分に分岐させられ、または分割され得、1つは、UE IDベースのサブグループのためであり、もう1つは、CNによって割り当てられるサブグループのためである。
【0046】
第1の例では、UE IDベースのサブグループは、シングルレベルページングサブグループID空間において、CNによって割り当てられるUEページングサブグループによって形成された区分よりID番号が低いページングUEサブグループの区分を形成し得る。第2の例では、UE IDベースのサブグループは、シングルレベルページングサブグループID空間において、CNによって割り当てられるUEページングサブグループによって形成された区分よりID番号が大きいページングUEサブグループの区分を形成し得る。いくつかの他の例では、2つのページングサブグループID分割は、それらが混合しない限り、シングルレベルページングサブグループID空間で分岐させられるのではなく、他の所定のパターンでインターリーブまたは配置され得る(すなわち、各区分は、ページングサブグループID空間の複数の部分として分散させられ得、区分の各部分は、UE IDベースのサブグループ化のみをサポートするUE、およびCNによって割り当てられるサブグループ化のみをサポートするUEの両方のサブグループIDを含まない)。
【0047】
(第1の例示的なシングルレベルサブグループ化)
第1の例を具体的に図7に示している。図7に示すように、ページングUEサブグループID空間700は、区分702および704に分岐させられている。区分702は、UE IDに基づいて決定されたサブグループIDを有するUEページングサブグループを含み、区分704は、CNによって割り当てられるUEページングサブグループを含む。この2つの区分は、例えば連続して番号付けされたページングサブグループIDを含むシングルレベルUEのページングサブグループID空間700を形成する。図7の例では、各区分は3つのUEページングサブグループを含むものとして示されているが、ページングサブグループID空間内の各区分内のUEページングサブグループの数は、これに限定されず、他の任意の数であり得る。
【0048】
この第1の例では、UEは、以下の方法でそのページングサブグループIDを決定し得る。最初に、RANは、図6のステップ602において、RANによって構成および管理されているUE IDベースのユーザサブグループの総数Nsgをブロードキャストし得る(NumberofPagingGroup-UEID)。そのような情報は、全てのUEによって受信され得る。CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートし、CNによって割り当てられるサブグループオフセットの値をCNから取得したUEは、代わりに、CNによって割り当てられるページングサブグループIDオフセットをNsgだけシフトさせることによって、そのページングサブグループIDを導出し、それによって、導出されたページングサブグループIDは、図7のページングサブグループID空間700のCNによって割り当てられる上位区分704内に入る。例えば、CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートし、CNによって割り当てられるサブグループオフセットの値をCNから取得したUEは、そのページングサブグループIDを以下のように導出し得る:
ページングサブグループID=CNによって割り当てられるサブグループオフセット+Nsg
式中、上述したように、Nsgは、図7の702によって示されるように、UEページングサブグループID空間700のより低い値の区分を占有するUE IDベースのページングサブグループの数を表す。
【0049】
この第1の例のいくつかの状況において、CNによって割り当てられるサブグループオフセットとNsgとの合計がNmaxより大きい場合(いくつかの実装では、Nmaxは、構成可能またはハード指定のいずれかであり得る、RANによってサポートされているページングサブグループの最大数を表す)、CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートし、CNによって割り当てられるサブグループオフセットの値をCNから取得したUEは、そのページングサブグループIDを以下のように導出し得る:
ページングサブグループID=Mod(CNによって割り当てられるサブグループオフセット,Nmax-Nsg)+Nsg
ここで、mod(a,b)は、a/bの剰余を返すモジュロ演算を表す。
【0050】
本質的に、UE IDベースのページングサブグループのための区分702においてNsg個のグループが確保された後、ページングサブグループID空間700内のCNによって割り当てられるサブグループのためのページングサブグループID区分704がRANによってサポートされるページングサブグループの最大総数を超過しないように、この例示的なスキームは、CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートするUEによって使用され得るサブグループの数をNmax-Nsgに制限する。この制限された数のページングサブグループIDは、CNによって割り当てられるサブグループオフセットによって循環的に再使用される。言い換えれば、Nmax-Nsgだけ異なるCNによって割り当てられるオフセットは、CNによって割り当てられる区分704において同じページングサブグループIDを与えられ得る。
【0051】
さらに、この第1の例示的なシングルレベルのページングサブグループ化機構に関して、UE IDベースのサブグループ化をサポートするか、またはCNによって割り当てられるページングサブグループIDオフセットを備えていないUEは、以下のようにそのページングサブグループIDを導出し得る:
ページングサブグループID=mod(floor(UE_ID/(N×N)),Nsg
式中、
・UE_IDは、上述したように、UE ID空間の所定のサイズ、例えば1024で循環させられた5G-S-TMSIなどのUEネットワークIDを使用して決定されたUE識別情報を表す。言い換えれば、UE_ID=mod(5G-S-TMSI,1024)。
・Nは、上述したように、ページングサイクルT(例えば、DRXページングサイクル)における総ページングフレームの数を表す。
・Nは、上述したように、ページングフレーム(PF)におけるページング機会(PO)の事前定義された数を表す。
・Nsgは、上述したように、UE IDベースのページングサブグループの総数を表す。
【0052】
本質的に、UE IDベースのサブグループ化をサポートするUEは、Nsg個のページングサブグループに分割される。これらのNsg個のページングサブグループのサブグループIDは、図7のシングルレベルサブグループID空間700の下位区分702を占有する。UEは、そのUE_IDに基づいてインターリーブしながら、これらのNsg個のサブグループに分配される。言い換えれば、UE_IDがN×Nだけ異なるUEは、同じページングサブグループに属し、N×NはページングサイクルにおけるPOの総数を表す。
【0053】
(第2の例示的なシングルレベルサブグループ化)
上記の第2の例を図8に具体的に示す。図8に示すように、ページングUEサブグループID空間800は、区分802および804に分岐させられている。より高いページングサブグループIDを有する区分804は、UE IDに基づいて決定されたIDを有するUEページングサブグループを含み、より低いページングサブグループIDを有する区分802は、CNによって割り当てられるUEページングサブグループを含む。この2つの区分は、例えば連続して番号付けされたページングサブグループIDを含むシングルレベルUEのページングサブグループID空間800を形成する。図8の例では、各区分は3つのUEページングサブグループを含むものとして示されているが、ページングサブグループID空間内の各区分内のUEページングサブグループの数はこれに限定されず、他の任意の数であり得る。
【0054】
この第2の例では、UEは、以下の方法でそのページングサブグループIDを決定し得る。最初に、RANは、図6のステップ602において、RANによって構成および管理されているUE IDベースのユーザサブグループの総数Nsgをブロードキャストし得る(NumberofPagingSubgroup-UEID)。そのような情報は、全てのUEによって受信し得る。CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートし、CNによってサブグループIDを割り当てられたUEは、図8の802および以下に示すように、実際のページングサブグループIDとしてCNによって割り当てられるサブグループIDを単に使用し得る:
ページングサブグループID=CNによって割り当てられるページングサブグループID
【0055】
この第2の例のいくつかの状況では、CNによって割り当てられるサブグループの数とNsgとの合計がRANによってサポートされるページングサブグループの最大数Nmaxより大きい場合、CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートし、CNによってサブグループIDが割り当てられたUEは、そのページンググループIDを以下のように導出し得る:
ページングサブグループID=mod(CNによって割り当てられるサブグループID,Nmax-Nsg
【0056】
本質的に、UE IDベースのページングサブグループのために区分804においてNsg個のサブグループが確保された後、ページングサブグループID区分802および804がRANによってサポートされるページングサブグループの最大総数を超過しないようにするために、この例示的なスキームは、CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートするUEによって使用され、サブグループIDに割り当てられ得るサブグループの数をNmax-Nsgに制限しする。制限された数のページングサブグループIDは、CNによって割り当てられるサブグループIDによって、CNによって割り当てられるページングサブグループの実際のページングサブグループIDとして循環的に再使用される。言い換えれば、Nmax-Nsgだけ異なるCNによって割り当てられるIDは、図8のCNによって割り当てられる区分802内で同じページングサブグループIDを与えられ得る。
【0057】
この例示的な実装のいくつかの変形例では、CNによって割り当てられるページングサブグループの数NCNが予め決定され得、CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートし、CNによってサブグループIDが割り当てられたUEは、対応して、CNによって割り当てられるサブグループIDに従って、以下によって記述される方法でNCNを循環的に再使用することによってその実際のページングサブグループIDを導出し得る:
ページングサブグループID=mod(CNによって割り当てられるサブグループID,NCN
【0058】
この第2の例では、UE IDベースのサブグループ化をサポートするUE、および/またはCNによってページングサブグループIDを割り当てられていないUEは、以下に従ってその実際のサブグループIDを導出し得る:
ページングサブグループID=mod(floor(UE_ID/(N×N)),Nsg)+NCN
【0059】
本質的に、この第2の例では、UE IDベースのサブグループ化をサポートし、CNによってサブグループIDを割り当てられていないUEは、Nsg個のページングサブグループに分割される。これらのNsg個のページングサブグループのサブグループIDは、図8のシングルレベルサブグループID空間800の上位区分804を占有する。これらのUEは、そのUE_IDに基づいてインターリーブしながら、これらのNsg個のサブグループに分配される。言い換えれば、UE_IDがN×Nだけ異なるUEは、同じページングサブグループに属し、N×Nは、ページングサイクルにおけるPOの総数を表す。UE IDベースのサブグループ化をサポートし、CNによってサブグループIDが割り当てられていないUEの実際のページングサブグループIDは、上記の例示的な式で指定されているように、NCNだけさらにアップシフトさせられることによって、シングルレベルページングサブグループID空間800の上位区分804に入る。
【0060】
上記の様々な例示的なシングルレベルページングサブグループグループ化スキームでは、CNによって割り当てられるサブグループIDオフセットが、割り当てられ、したがって、それはCNに知られている。UE_IDは、CNにさらに知られている。したがって、CNは、上記と同様のスキームに従って、特定のUEのための実際のページングサブグループIDを導出し得る。
【0061】
上記の様々な例のページングサブグループID決定式またはアルゴリズムは、単に例として示されているにすぎない。サブグループIDを決定するために、他の式が使用され得る。上記の本質的な考え方は、サブグループID空間を区分または部分に分離することであり、各区分または部分は、UE IDまたはCN割り当てのいずれかに基づくが両方に基づくものではないサブグループIDのために使用される。UEの実際のサブグループIDは、上記の式または他の決定論的式のいずれかの直接値である必要はない。例えば、追加のマッピングを使用して、上記の特定の式または他の式から計算された値を実際のサブグループ指定に変換し得る。
【0062】
(マルチレベルサブグループ化)
いくつかの他の例示的な実装では、マルチレベルサブグループ化スキームが、設計され得、マルチレベルサブグループ化スキームにおいて、サブグループIDデータ構造が、ページングサブグループを指定するために使用される。各グループIDデータ構造は、ページングサブグループを共同で指定する複数のタイプのページングサブグループ識別データ項目のうちの1つ以上を含み得る。特に、2レベルサブグループIDデータ構造は、ページングサブグループを共同して独特に指定する2つのサブグループID識別データ項目のうちの1つ以上を含み得る。第1の識別データ項目は、(ページングサブグループの組を識別するための)サブグループ組IDと呼ばれ、第2の識別データ項目は、(サブグループ組内での識別情報を表す)サブグループIDと呼ばれることができる。実際の2レベルサブグループIDデータ構造は、以下の例でさらに詳細に説明するように、2つの識別データ項目の一方または2つの識別データ項目の両方を含み得る。
【0063】
(第1の例示的な2レベルサブグループ化)
第1の例示的な2レベルのサブグループ化スキームでは、RANに関して、UEのサブグループIDデータ構造のサブグループ組IDは、CNによって直接割り当てられてもよく、UEのサブグループIDデータ構造のサブグループIDは、図9に示すように、UE_IDを使用して計算され得る。
【0064】
サブグループIDデータ構造のサブグループIDデータは、例えば、以下のように導出し得る:
サブグループID=mod(floor(UE_ID/(N×N)),Nsg
【0065】
サブグループ組IDデータ項目のCN割り当ては、図9において、サブグループ組#0およびサブグループ組#1に関して、902および904として示されている。図9は2つのサブグループ組を示しているにすぎないが、実際の実装はそのように限定されない。このスキームでは、CNによって割り当てられる任意の数のサブグループ組が存在し得る。サブグループID組#0内のサブグループIDデータ項目は、図9では910、912、914として示され、サブグループID組#1内のサブグループIDデータ項目は、図9では920、922、924として示されている。
【0066】
この例示的な実装では、特定のUEに関して、そのサブグループIDデータ構造は、以下の方法で、上記のサブグループIDデータ項目のいずれか一方または両方を含み得る:
・UE IDベースのサブグループ化をサポートし、CNによって割り当てられるサブグループ組IDを備えていないUEのサブグループIDデータ構造は、上記の式に従って決定されたUE IDベースのサブグループIDデータ項目のみを含み得る。
・CNによってサブグループ組IDが割り当てられ、UE IDベースのサブグループ化もサポートするUEのサブグループIDデータ構造は、CNによって割り当てられるサブグループ組ID、および上記の式に従って取得されたサブグループIDデータ項目の両方を含み得る。
・CNによってサブグループ組IDを割り当てられているが、UE IDベースのサブグループ化をサポートしていないUEのサブグループIDデータ構造は、CNによって割り当てられるサブグループ組IDのみを含み得る。
【0067】
(第2の例示的な2レベルサブグループ化)
第2の例示的な2レベルサブグループ化スキームでは、RANに関して、UEのサブグループIDデータ構造のサブグループ組IDは、UE_IDから導出され得、UEのサブグループIDデータ構造のサブグループIDは、図10に示すように、CNによって割り当てられ、CNから取得され得る。サブグループ組IDは、例えば、以下のように計算し得る:
サブグループ組ID=mod(floor(UE_ID/(N×N)),Nsg
【0068】
上記の式に従って計算され得るサブグループ組IDデータ項目は、図10のサブグループ組#0およびサブグループ組#1に関して1002および1004として示されている。図10は2つのサブグループ組を示しているにすぎないが、実際の実装はそのように限定されない。RANによってサポートされる任意の数(Nsgなど)のサブグループ組が存在し得る。サブグループID組#0内のCNによって割り当てられるサブグループIDデータ項目は、図10では1010、1012、および1014として示され、サブグループID組#1内のサブグループIDデータ項目は、図10では1020、1022、および1024として示されている。
【0069】
この例示的な実装では、特定のUEに関して、そのサブグループIDデータ構造は、以下の方法で、上記のサブグループIDデータ項目のいずれか一方または両方を含み得る:
・UE IDベースのサブグループ化をサポートするUE、および/またはCNによって割り当てられるサブグループ組IDを備えていないUEのサブグループIDデータ構造は、上記の式を使用して決定されたUE IDベースのサブグループ組IDのみを含み得る。
・CNによってサブグループIDが割り当てられ、UE IDベースのサブグループ化もサポートするUEのサブグループIDデータ構造は、CNによって割り当てられるサブグループID、および上記の式を使用して決定されたサブグループ組IDの両方を含み得る。
・CNによってサブグループIDを割り当てられているが、UE IDベースのサブグループ化をサポートしていないUEのサブグループIDデータ構造は、CNによって割り当てられるサブグループIDのみを含み得る。
【0070】
(信号伝達)
図6の論理フロー600に戻って、ステップ602において、ネットワーク側によってブロードキャストまたは伝送されるサブグループ化戦略およびサブグループ情報は、いくつかの例示的な実装では、以下のフィールドまたはデータ項目のうちの1つ以上を含むシステム情報ブロックを介して搬送され得る。
【0071】
例えば、システム情報ブロックは、UE IDベースのサブグループ化がサービングセルのために利用可能であることを明示的に示すためにイネーブルされ得る第1のフラグを含み得る。システム情報ブロック内の第1のフラグおよび他の補足情報項目は、以下のうちの1つ以上を含み得る:
・Nsg:サービングセルにおいてサポートされるUE IDベースのページングサブグループの最大数。
・Nsg_set:サービングセルにおいてサポートされるUE IDベースのページングサブグループ組の最大数。
・UEIDPagingSubgrouping:サービングセルがUE IDベースのサブグループ化をサポートしているかどうかを示す。
・DCIFormat:UE IDベースのサブグループ化をサポートすることを示すDCIフォーマット。
【0072】
別の例として、システム情報ブロックは、CNによって割り当てられるサブグループ化がサービングセルのために利用可能であることを明示的に示すためにイネーブルされ得る第2のフラグを含み得る。システム情報ブロック内の第2のフラグおよび他の補足情報項目は、以下のうちの1つ以上を含み得る:
・SupportCNassignedSubgroup:サービングセルがCNによって割り当てられるサブグループ化をサポートするかどうかを示す。
・Ncn:サービングセルにおいてサポートされるCNによって割り当てられるページングサブグループの最大数。
・Ncn_set:サービングセルにおいてサポートされるUE IDベースのページングサブグループ組の最大数。
・DCIFormat:CNによって割り当てられるサブグループ化をサポートすることを示すDCIフォーマット。
【0073】
別の例として、システム情報ブロックは、CNによって割り当てられるサブグループ化がサービングセルのために利用可能であることを暗黙的に示すためにイネーブルされ得るいくつかの指示を含み得る。いくつかの実装では、Nmax-Nsgが0より大きい場合、CNによって割り当てられるサブグループ化がサポートされていることを意味し、(Nmax-Nsg)の値はCNによって割り当てられるサブグループの総数を表す。
【0074】
いくつかの実装では、アクセスネットワークは、F1インターフェースを介して通信する中央ユニットシステムと分散ユニットシステムとの組み合わせ(すなわち、CU-DU分割)として実装され得る。ページング情報を生成するために、POの前、ページングサブグループ情報に関するDUとCUとの間の信号伝達を実行し得る。そのような信号伝達情報は、例えば、サブグループID情報、サブグループ組ID情報、および/またはサブグループIDオフセット値(CNによって割り当てられている)のうちの1つ以上を含み得る。
【0075】
上記の説明および添付の図面は、特定の例示的な実施形態および実装を提供する。しかしながら、記載された主題は、様々な異なる形態で具現化され得、したがって、包含または特許請求される主題は、本明細書に記載された任意の例示的な実施形態に限定されないと解釈されることが意図される。特許請求される、または包含される主題の合理的に広い範囲が意図される。とりわけ、例えば、主題は、コンピュータコードを記憶するための方法、デバイス、構成要素、システム、または非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体として具現化され得る。したがって、実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、記憶媒体、またはそれらの任意の組み合わせの形態を取ることができる。例えば、上述した方法の実施形態は、メモリに記憶されたコンピュータコードを実行することによって、メモリおよびプロセッサを含む構成要素、デバイス、またはシステムによって実装され得る。
【0076】
本明細書および特許請求の範囲を通して、用語は、明示的に記載された意味を超えて文脈において示唆または暗示される微妙な意味を有し得る。同様に、本明細書で使用される「一実施形態/実装では」という語句は、必ずしも同じ実施形態を指すものではなく、本明細書で使用される「別の実施形態/実装では」という語句は、必ずしも異なる実施形態を指すものではない。例えば、特許請求される主題は、全体的または部分的に例示的な実施形態の組み合わせを含むことが意図される。
【0077】
一般に、用語は、文脈における使用から少なくとも部分的に理解し得る。例えば、本明細書で使用される「および」、「または」、または「および/または」などの用語は、そのような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存し得る様々な意味を含み得る。典型的に、A、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合の「または」は、ここでは包括的な意味で使用されるA、BおよびC、およびここでは排他的な意味で使用されるA、BまたはCを意味することが意図される。さらに、本明細書で使用される「1つ以上」という用語は、文脈に少なくとも部分的に依存して、任意の特徴、構造、または特性を単数の意味で説明するために使用され得るか、または、特徴、構造、または特性の組み合わせを複数の意味で説明するために使用され得る。同様に、「a」、「an」、または「the」などの用語は、文脈に少なくとも部分的に依存して、単数形の用法を伝えるか、または複数形の用法を伝えると理解し得る。さらに、「に基づいて」という用語は、必ずしも排他的な要因の組を伝えることを意図していないと理解され得、代わりに、文脈に少なくとも部分的に依存して、必ずしも明示的に説明されていない追加の要因の存在を可能にし得る。
【0078】
本明細書を通して、特徴、利点、または同様の文言への言及は、本解決策によって実現され得る特徴および利点の全てが、その任意の単一の実装に含まれるべきであるかまたは含まれることを意味するものではない。むしろ、特徴および利点に言及する文言は、実施形態に関連して記載される特定の特徴、利点、または特性が本解決策の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解される。したがって、本明細書全体にわたる特徴および利点の説明、および同様の文言は、必ずしもそうとは限らないが、同じ実施形態を指し得る。
【0079】
さらに、本解決策の記載された特徴、利点、および特性は、1つ以上の実施形態において任意の適切な方法で組み合わせられ得る。当業者は、本明細書の説明に照らして、特定の実施形態の特定の特徴または利点の1つ以上なしで本解決策が実施され得ることを認識するであろう。他の例では、本解決策の全ての実施形態には存在しないこともある特定の実施形態において、追加の特徴および利点を認識し得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末デバイスによって実行される方法であって、前記方法は、
無線ネットワークからページングサブグループ構成情報を受信することと、
前記ページングサブグループ構成情報および前記無線端末デバイスのページングサブグループモードに基づいて、ページングサブグループ識別子を決定することと、
ページング機会に対応する前記ページングサブグループ識別子が前記ページング機会の到着前に示されているかどうかに基づいて、前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記ページングサブグループ構成情報は、前記無線ネットワークから1つ以上の制御メッセージを介して信号伝達され、前記ページングサブグループ構成情報は、
無線端末のネットワークIDから導出された識別子を有するページングサブグループの第1の合計数、
前記無線端末の前記ネットワークIDから導出されたサブグループ識別子を有するページングサブグループの組の第2の最大数、
ネットワークによって割り当てられページングサブグループ別子を有するページングサブグループの数、または
前記無線端末デバイスが存在するサービングセルが前記無線端末の前記ネットワークIDに基づくページングサブグループ化をサポートするかどう
のうちの少なくとも1つを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線端末デバイスの前記ページングサブグループモードは、前記無線端末デバイスが前記無線端末デバイスのネットワーク識別子を使用して前記無線端末デバイスのための前記ページングサブグループ識別子を決定するように適合されているか、または、前記無線ネットワークから前記ページングサブグループ識別子を受信すべきかを示す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ページングサブグループモードが前記ページングサブグループ識別子が前記無線端末デバイスのネットワーク識別子を使用して前記無線端末デバイスによって決定されるべきことを示す場合、
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の第1区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の第2の区分は、前記無線ネットワークからの割り当てから導出されたページングサブグループIDによって占有される、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1区分は、下位区分であり、前記第2区分は、上位区分であり、前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記下位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されているまたは、
前記第1区分は、上位区分であり、前記第2区分は、下位区分であり、前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1区分が下位区分である場合、前記2分割ページングサブグループ識別子空間上位区分と下位区分とは、UEのネットワークIDに基づくサブグループ識別子を有する所定数のページングサブグループだけオフセットされる、または、
前記第1区分が上位区分である場合、前記2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分と下位区分とは、前記ネットワークによって割り当てられた所定数のページングサブグループだけオフセットされる、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記無線端末デバイスがネットワーク割り当てページングサブグループ識別子をさらにサポートすると決定することと、
前記無線ネットワークから、ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子を取得することと、
前記ページングサブグループ識別子を第1のレベルの識別子と第2のレベルの識別子との組み合わせとして決定することと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のレベルの識別子は、前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、または、
前記第1のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記無線端末デバイスの前記ページングサブグループモードは、前記無線端末デバイスが前記無線ネットワークからの割り当てに基づいて前記ページングサブグループ識別子を決定するように適合されていることを示し、
前記ページングサブグループ構成情報は、ネットワークによって割り当てられたページングサブグループ識別子をさらに備えている、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記ページングサブグループ識別子を決定することは、前記ネットワークによって割り当てられたページングサブグループ識別子を使用して前記無線端末デバイスによって前記ページングサブグループ識別子を決定することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の第1区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の第2区分は、UEのネットワークIDから導出されたページングサブグループIDによって占有される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1区分は、下位区分であり、前記第2区分は、上位区分であり、前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、または、
前記第1区分は、上位区分であり、前記第2区分は、下位区分であり、前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記下位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記無線端末デバイスがUEのネットワークIDに基づくページングサブグループ識別子をさらにサポートすると決定することと、
前記ページングサブグループ識別子を第1のレベルの識別子と第2のレベルの識別子との組み合わせとして決定することと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のレベルの識別子は、前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、または、
前記第1のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記ネットワークによって割り当てられた識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することは、
前記ページング機会の前に前記無線ネットワークから信号伝達メッセージを受信することと、
前記信号伝達メッセージに従って、前記ページングサブグループ識別子がアクティブ化されているかどうかを決定することと、
前記ページングサブグループ識別子がアクティブ化されている場合にのみ、前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすることと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記信号伝達メッセージは、サブグループビットマップインジケータまたはコードポイントを使用して、アクティブ化されたページングサブグループ識別子を示す、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
プロセッサとメモリとを備えている請求項に記載の無線端末デバイスであって、前記プロセッサは、前記メモリからコンピュータコードを読み取り、請求項に記載の方法を実装するように構成されている、無線端末デバイス。
【請求項18】
無線端末デバイスをページングするために無線アクセスネットワークノードによって実行される方法であって、前記方法は、
前記無線端末がページングされるべきである場合、前記無線端末デバイスに関連付けられたページング機会の時間位置を決定することと、
マルチ分割ページングサブグループ識別子空間の2つ以上の別々の区分のうちの1つ内での前記無線端末デバイスのページングサブグループ識別子を決定することと、
前記ページング機会の前に信号伝達メッセージを伝送することと
を含み、
前記信号伝達メッセージは、
前記ページングサブグループ識別子が他のページングサブグループ識別子の中でアクティブ化されていることを前記無線端末デバイスに示し、
前記ページング機会を監視するために前記無線端末デバイスにウェイクアップさせる、方法。
【請求項19】
プロセッサとメモリとを備えている請求項18に記載の無線アクセスネットワークノードであって、前記プロセッサは、前記メモリからコンピュータコードを読み取り、請求項18に記載の方法を実装するように構成されている、無線アクセスネットワークノード。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
上記の実施形態およびそれらの実装の他の側面および代替形態は、以下の図面、説明、および特許請求の範囲においてより詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線端末デバイスによって実行される方法であって、前記方法は、
無線ネットワークからページングサブグループ構成情報を受信することと、
前記ページングサブグループ構成情報および前記無線端末デバイスのページングサブグループモードに基づいて、ページングサブグループ識別子を決定することと、
前記ページングサブグループ識別子がページング機会の到着前に示されているかどうかに基づいて、前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することと
を含む、方法。
(項目2)
前記ページングサブグループ構成情報は、前記無線ネットワークから1つ以上の制御メッセージを介して信号伝達され、前記ページングサブグループ構成情報は、
無線端末のネットワークIDから導出された識別子を有するページングサブグループの第1の最大数、
前記無線端末の前記ネットワークIDから導出されたサブグループ識別子を有するページングサブグループの組の第2の最大数、
ネットワークによって割り当てられるページングサブグループのための識別子の数、または
前記無線端末デバイスが存在するサービングセルが前記無線端末の前記ネットワークIDに基づくページングサブグループ化をサポートするかどうかの指示
のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記無線端末デバイスの前記ページングサブグループモードは、前記無線端末デバイスが前記無線端末デバイスのネットワーク識別子を使用して前記無線端末デバイスのための前記ページングサブグループ識別子を決定するように適合されていることを示す、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記ページングサブグループ識別子を決定することは、前記無線端末デバイスのネットワーク識別子を使用して前記無線端末デバイスによって前記ページングサブグループ識別子を決定することを含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分は、前記無線ネットワークからの割り当てから導出されたページングサブグループIDによって占有される、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記下位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分と下位区分とは、UEのネットワークIDに基づくサブグループ識別子を有する所定数のページングサブグループだけオフセットされる、項目5に記載の方法。
(項目8)
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分は、前記無線ネットワークによる割り当てから導出されたページングサブグループIDによって占有される、項目4に記載の方法。
(項目9)
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分と下位区分とは、前記ネットワークによって割り当てられた所定数のページングサブグループだけオフセットされる、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記無線端末デバイスがネットワーク割り当てページングサブグループ識別子をさらにサポートすると決定することと、
前記無線ネットワークから、ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子を取得することと、
前記ページングサブグループ識別子を第1のレベルの識別子と第2のレベルの識別子との組み合わせとして決定することと
をさらに含む、項目3に記載の方法。
(項目12)
前記第1のレベルの識別子は、前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、
前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記第1のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、
前記第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、項目11に記載の方法。
(項目14)
前記無線端末デバイスの前記ページングサブグループモードは、前記無線端末デバイスが前記無線ネットワークからの割り当てに基づいて前記ページングサブグループ識別子を決定するように適合されていることを示し、
前記ページングサブグループ構成情報は、ネットワークによって割り当てられたページングサブグループ識別子をさらに備えている、項目2に記載の方法。
(項目15)
前記ページングサブグループ識別子を決定することは、前記ネットワークによって割り当てられたページングサブグループ識別子を使用して前記無線端末デバイスによって前記ページングサブグループ識別子を決定することを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分は、UEのネットワークIDから導出されたページングサブグループIDによって占有される、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記上位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記ページングサブグループ識別子は、2分割ページングサブグループ識別子空間の上位区分の中にあり、
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の下位区分は、UEのネットワークIDから導出されたページングサブグループIDによって占有される、項目15に記載の方法。
(項目19)
前記2分割ページングサブグループ識別子空間の前記下位区分は、ページングサブグループ識別子の所定の最大数を備え、前記所定の最大数は、前記無線ネットワークによって構成されている、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記無線端末デバイスがUEのネットワークIDに基づくページングサブグループ識別子をさらにサポートすると決定することと、
前記ページングサブグループ識別子を第1のレベルの識別子と第2のレベルの識別子との組み合わせとして決定することと
をさらに含む、項目15に記載の方法。
(項目21)
前記第1のレベルの識別子は、前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備え、
第2のレベルの識別子は、前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えている、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記第1のレベルの識別子が前記無線端末デバイスによって前記無線端末デバイスのネットワーク識別子から導出されたページングサブグループ組識別子を備えていることと、
第2のレベルの識別子が前記無線端末デバイスによって前記ネットワークによって割り当てられたサブグループ識別子から導出された組内サブグループ識別子を備えていることと
をさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすべきかどうかを決定することは、
前記ページング機会の前に前記無線ネットワークから信号伝達メッセージを受信することと、
前記信号伝達メッセージに従って、前記ページングサブグループ識別子がアクティブ化されているかどうかを決定することと、
前記ページングサブグループ識別子がアクティブ化されている場合にのみ、前記ページング機会を監視するためにウェイクアップすることと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記信号伝達メッセージは、サブグループビットマップインジケータを使用して、アクティブ化されたページングサブグループ識別子を示す、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記信号伝達メッセージは、コードポイントを使用して、アクティブ化されたページングサブグループ識別子を示す、項目23に記載の方法。
(項目26)
プロセッサとメモリとを備えている項目1から25のいずれか一項に記載の無線端末デバイスであって、前記プロセッサは、前記メモリからコンピュータコードを読み取り、項目1から25のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、無線端末デバイス。
(項目27)
コンピュータコードを記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータコードは、項目1から25のいずれか一項に記載の前記無線端末デバイスのプロセッサによって実行されると、項目1から25のいずれか一項に記載の方法を前記無線端末デバイスに実装させる、コンピュータプログラム製品。
(項目28)
無線端末デバイスをページングするために無線アクセスネットワークノードによって実行される方法であって、前記方法は、
前記無線端末がページングされるべきである場合、前記無線端末デバイスに関連付けられたページング機会の時間位置を決定することと、
マルチ分割ページングサブグループ識別子空間の2つ以上の別々の区分のうちの1つ内での前記無線端末デバイスのページングサブグループ識別子を決定することと、
前記ページング機会の前に信号伝達メッセージを伝送することと
を含み、
前記信号伝達メッセージは、
前記ページングサブグループ識別子が他のページングサブグループ識別子の中でアクティブ化されていることを前記無線端末デバイスに示し、
前記ページング機会を監視するために前記無線端末デバイスにウェイクアップさせる、方法。
(項目29)
プロセッサとメモリとを備えている項目28に記載の無線アクセスネットワークノードであって、前記プロセッサは、前記メモリからコンピュータコードを読み取り、項目28に記載の方法を実装するように構成されている、無線アクセスネットワークノード。
(項目30)
コンピュータコードを記憶している非一時的コンピュータ読み取り可能なプログラム媒体を備えているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータコードは、項目28に記載の前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサによって実行されると、項目28に記載の方法を前記無線アクセスネットワークノードに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】