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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-23
(54)【発明の名称】乾燥装置および洗濯乾燥一体機
(51)【国際特許分類】
   D06F 58/24 20060101AFI20240816BHJP
   F26B 9/00 20060101ALI20240816BHJP
   D06F 58/26 20060101ALI20240816BHJP
【FI】
D06F58/24
F26B9/00 Z
D06F58/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514384
(86)(22)【出願日】2022-08-31
(85)【翻訳文提出日】2024-03-01
(86)【国際出願番号】 CN2022116387
(87)【国際公開番号】W WO2023030421
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111023112.5
(32)【優先日】2021-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111450553.3
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524080531
【氏名又は名称】深▲セン▼洛克▲創▼新科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN ROBOROCK INNOVATION TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】ROOM 1802, BUILDING D1, NANSHAN ZHIYUAN, NO. 1001 XUEYUAN AVENUE, CHANGYUAN COMMUNITY, TAOYUAN STREET, NANSHAN DISTRICT, SHENZHEN, GUANGDONG 518000, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】李 行
(72)【発明者】
【氏名】段 ▲傳▼林
(72)【発明者】
【氏名】▲ヤン▼ ▲亜▼▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】黄 積佰
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 志▲敏▼
(72)【発明者】
【氏名】王 哲
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 明
(72)【発明者】
【氏名】林 成▲虎▼
(72)【発明者】
【氏名】方 俊俊
(72)【発明者】
【氏名】▲斉▼ 杭
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 明
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 通
(72)【発明者】
【氏名】全 ▲剛▼
【テーマコード(参考)】
3B166
3L113
【Fターム(参考)】
3B166AA01
3B166AA02
3B166AB22
3B166AB24
3B166AB30
3B166AE01
3B166AE02
3B166BA43
3B166BA55
3B166BA82
3B166CA02
3B166CA03
3B166CB01
3B166CB11
3B166EA03
3B166EA12
3B166EA34
3B166EB03
3B166EB17
3B166EC02
3B166EC13
3B166ED01
3B166ED02
3B166ED05
3B166GA07
3B166GA12
3B166JM02
3B166JM03
3L113AA06
3L113AB03
3L113AC58
3L113AC68
3L113BA14
3L113DA02
3L113DA10
(57)【要約】
本発明は、ドラムからの湿った空気を除湿モジュール(20)に循環して排出するための循環モジュール(10)と、循環気流を除湿乾燥してドラムに排出するための除湿モジュール(20)と、乾燥した再生気流を除湿モジュール(20)に排出して除湿モジュール(20)の少なくとも一部を除湿乾燥し、その除湿能力を回復させるための再生モジュール(30)とを備える乾燥装置および洗濯乾燥一体機を開示し、前記乾燥装置の循環モジュール(10)、除湿モジュール(20)および再生モジュール(30)はほぼ同一平面内に配置される。本発明の乾燥装置は標準サイズの洗濯乾燥一体機内にコンパクトに統合され、効率的な循環除湿再生機能により、除湿乾燥を連続的かつ効率的に行い、省エネ・省時間を実現することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯乾燥一体機のドラムに連通され、回転により前記ドラムからの湿った空気を循環気流に形成して除湿モジュール(20)に排出して除湿を行うための循環モジュール(10)と、
それぞれ前記循環モジュール(10)および前記ドラムに連通され、循環移動により循環モジュール(10)からの循環気流を除湿乾燥させ、乾燥した循環気流を前記ドラムに排出するための前記除湿モジュール(20)と、
前記除湿モジュール(20)に連通され、乾燥した再生気流を前記除湿モジュール(20)に排出し、前記除湿モジュール(20)の少なくとも一部を除湿乾燥させ、その除湿能力を回復させるための再生モジュール(30)と、を備え、
前記乾燥装置の前記循環モジュール(10)、前記除湿モジュール(20)および前記再生モジュール(30)は、ほぼ同一の平面に配置される、洗濯乾燥一体機の、乾燥装置。
【請求項2】
前記乾燥装置が所在する平面は前記ドラムの上方または下方に水平に設けられ、前記ドラムの回転軸に平行である、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記乾燥装置内の循環モジュール(10)の回転軸、除湿モジュール(20)の回転軸、再生モジュール(30)の回転軸中の少なくとも2つの回転軸は互いに平行であり、ドラムの回転軸にほぼ垂直である、請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記循環モジュール(10)と前記除湿モジュール(20)の回転軸は、前記ドラムの回転軸とねじれ且つ垂直であり、前記ドラムの回転軸の両側に分けて配置され、
前記再生モジュール(30)は、前記循環モジュール(10)の一方側に設けられ、除湿モジュール(20)とともに前記ドラムの回転軸の両側にそれぞれ位置する、請求項3に記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記乾燥装置は、前記循環モジュール(10)および前記ドラムに連通され、前記ドラムからの湿った空気を前記循環モジュール(10)に進入させる通路として使用される空気入口通路(102)をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記乾燥装置が所在する平面は前記ドラムの上方に水平に設けられる場合、前記空気入口通路(102)は前記ドラムの左後方または右後方に設けられ、それに連通された前記循環モジュール(10)も対応してドラムの左後方上部または右後方上部に設けられる、請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記除湿モジュール(20)および前記ドラムに連通され、除湿後の乾燥循環気流を前記ドラムに進入させる通路として使用される空気出口通路(203)をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項8】
前記乾燥装置が所在する平面は前記ドラムの下方に水平に設けられる場合、前記空気入口通路(102)は順次洗濯乾燥一体機の底部、後部および上部に沿って延在し、前記ドラム空気出口および循環ファン101の空気入口に連通される、請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項9】
前記乾燥装置が所在する平面はドラムの下方に水平に設けられる場合、前記空気出口通路(203)は洗濯乾燥一体機の底部、後部および上部に沿って延在し、除湿モジュール(20)の空気出口および前記ドラムの空気入口に連通される、請求項7に記載の乾燥装置。
【請求項10】
前記乾燥装置が所在する平面はドラム後方に垂直に設けられ、前記ドラムの回転軸に垂直である、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項11】
前記循環モジュール(10)と除湿モジュール(20)の回転軸は、前記ドラムの回転軸に平行であり、前記ドラムの回転軸の両側にそれぞれ分けて配置され、
前記再生モジュール(30)は、前記循環モジュール(10)の一方側に設けられ、除湿モジュール(20)とともに前記ドラムの回転軸の両側にそれぞれ位置する、請求項10に記載の乾燥装置。
【請求項12】
前記ドラムの回転軸に垂直な方向に延在し、前記ドラムの空気出口および前記循環モジュール(10)の空気入口に連通され、前記ドラムからの湿った空気を前記循環モジュール(10)に進入させる通路として使用される空気入口通路(102)をさらに備える、請求項10または11に記載の乾燥装置。
【請求項13】
前記ドラムの回転軸に平行な方向に延在し、前記除湿モジュール(20)の空気出口および前記ドラムの空気入口に連通され、除湿後の乾燥循環気流を前記ドラムに進入させる通路として使用される空気出口通路(203)をさらに備える、請求項10または11に記載の乾燥装置。
【請求項14】
前記再生モジュール(30)の再生空気入口(3011)および再生空気出口(3012)はいずれも大気に連通される、請求項1~13のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項15】
再生モジュール(30)の再生空気出口に連通され、前記再生モジュール(30)から排出した前記再生気流を凝縮して低温乾燥気流を形成する凝縮モジュール(40)をさらに備える、請求項1~13のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項16】
前記凝縮モジュール(40)の空気出口は大気または前記再生モジュール(30)の再生空気入口(3011)に連通される、請求項15に記載の乾燥装置。
【請求項17】
前記循環モジュール(10)の前記空気入口通路(102)に設けられ、前記ドラムからの気流中のファズおよび/または不純物を濾過するために使用される濾過アセンブリ(60)をさらに備える、請求項5、6、8、12または13のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項18】
前記空気入口通路(102)は、前記洗濯乾燥一体機の前端を通過するように設けられ、前記空気入口通路(102)に設けられた前記濾過アセンブリ(60)は、前記洗濯乾燥一体機の前端面板に着脱可能に設けられる、請求項17に記載の乾燥装置。
【請求項19】
前記乾燥装置のハウジングは、前記洗濯乾燥一体機の4つのフレーム辺に対応する位置に、それぞれ少なくとも1つの取付部(509)が一体成形され、前記乾燥装置は前記取付部(509)を介して前記洗濯乾燥一体機の筐体に剛性的に固定される、請求項1~18のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項20】
前記乾燥装置のハウジングと前記洗濯乾燥一体機の前記ドラムの間にはフレキシブル接続が採用される、請求項1~19のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項21】
前記循環モジュール(10)と乾燥装置の空気入口通路(102)の間、および/または前記空気入口通路(102)とドラムの間、および/または前記除湿モジュール(20)と前記循環モジュール(10)の間、および/または前記除湿モジュール(20)と乾燥装置の空気出口通路(203)の間、および/または前記空気出口通路(203)と前記ドラムの間の少なくとも1つのアセンブリの間の接続箇所にはフレキシブル接続が採用される、請求項20に記載の乾燥装置。
【請求項22】
前記乾燥装置にパッケージハウジング(50)が設けられ、
前記パッケージハウジング(50)は、
前記除湿モジュール(20)を配置するためのターンテーブル下部ハウジング(501)、前記循環モジュール(10)を配置するための循環下部ハウジング(502)、前記凝縮モジュール(40)を配置するための凝縮下部ハウジング(503)、および前記再生モジュール(30)を配置するための再生下部ハウジング(504)を含む下部ハウジングと、
前記除湿モジュール(20)を配置するためのターンテーブル上部ハウジング(505)、前記循環モジュール(10)を配置するための循環上部ハウジング(506)、前記凝縮モジュール(40)を配置するための凝縮上部ハウジング(507)を含む上部ハウジングと、を備え、
前記各下部ハウジングは1つの全体下部ハウジングとして一体成形され、またはそれぞれ複数の別々の下部ハウジング部材として形成され、
前記各上部ハウジングはそれぞれ複数の別々の上部ハウジング部材として形成される、請求項1~21のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項23】
前記ターンテーブル下部ハウジング(501)は、洗濯機フレームに固定かつ堅固に接続され、少なくとも1つの他の各下部ハウジングは別々または一体成形されて前記ドラムの外側ドラムに固定かつ堅固に接続される、請求項22に記載の乾燥装置。
【請求項24】
前記ターンテーブル下部ハウジング(501)とすべての振動発生アセンブリの間にはフレキシブル接続が採用される、請求項21または23に記載の乾燥装置。
【請求項25】
洗濯用のドラム、および請求項1~24のいずれか1項に記載の乾燥装置を備え、前記乾燥装置は前記ドラムに連通されて前記ドラム内の湿った空気を除湿乾燥するために使用される、洗濯乾燥一体機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、出願番号202111023112.5、出願日2021年9月1日、および出願番号202111450553.3、出願日2021年11月30日の中国特許出願に基づく優先権を主張し、それらのすべての内容は参照により本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、家庭用電器の分野に関し、具体的に、乾燥装置および洗濯・乾燥機能を有する洗濯乾燥一体機に関する。
【背景技術】
【0003】
人々の生活水準の向上に伴い、科学技術や製品性能のレベルが上がり続ける現状で、家庭内で使用する家電製品には、家庭一川でますます増えている使用需要を満たして、人手不足を解消するための機能がより一層求められている。
【0004】
家庭内で最も時間のかかる肉体労働のひとつである洗濯については、洗う、干す、収納する、整理するといった一連の作業が必要である。従来の洗濯機は洗濯機能のみを担い、干し、乾燥、収納、整理には依然として人の手が必要である。業界で新しく発売された洗濯乾燥一体機は、洗濯と乾燥の機能を一体化してワンタッチスタートすればよく、洗濯工程が完了した後に衣類の乾燥処理を行うため、干しや収納にかかる人件費を大幅に削減することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
既存の洗濯乾燥一体機の乾燥システムは、吸湿モジュール(蒸発器またはヒートポンプ)を用いて洗濯乾燥機ドラムの湿った空気を加熱吸湿し、高温空気を得た後に再び洗濯乾燥機ドラムに入り、衣類中の水分を蒸発させることで乾燥させるものである。しかし、既存の蒸発器またはヒートポンプの全体温度は一定であり、湿った空気の蒸発過程中、湿った空気に対する吸湿モジュールの吸湿能力が低下し、吸湿効率が低く、乾燥時間が長く、消費電力が高いという問題がある。特に、空気温度が低い環境では、湿った空気の温度も低下するため、蒸発器の温度が吸湿温度に達しにくく、吸湿効率がさらに低下し、乾燥時間が長くなり、消費電力もより高くなるため、吸湿モジュールに循環再生機能を付加し、吸湿モジュールの高温低湿特性を連続的に維持し、連続的かつ効率的に除湿乾燥を容易にし、電力と時間を節約する必要がある。
【0006】
また、業界標準により、洗濯乾燥一体機の全体サイズは通常一定であり、限られたスペースに、より多くの機能的な部品を装着し、上記の機能を確実に実現することが課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の目的は、先行技術の上記問題を解決するために、洗濯機スペースの限られた全体サイズの中で、洗濯、乾燥、再生サイクルの各機能を高集積度で実現し、全運転工程を効率化、時間短縮、省エネ化して作業時間およびエネルギー消費を大幅に節約した高集積度の洗濯乾燥一体機を提供することである。
【0008】
上記の問題を解決するために、本出願は、洗濯乾燥一体機の乾燥装置を提供し、洗濯乾燥一体機のドラムに連通され、循環移動によりドラムからの湿った空気を循環気流に形成し除湿モジュール20に排出して除湿するための循環モジュール10と、前記循環モジュール10およびドラムにそれぞれ連通され、循環回転移動により循環モジュール10からの循環気流を除湿乾燥し、乾燥した循環気流をドラムに排出するための除湿モジュール20と、前記除湿モジュール20に連通され、回転により乾燥した再生気流を除湿モジュール20に排出して、除湿モジュール20の少なくとも一部を除湿乾燥し、その除湿能力を回復させるための再生モジュール30と、を備え、前記乾燥装置の循環モジュール10、除湿モジュール20および再生モジュール30は実質的に同一平面内にある。
【0009】
任意に、前記乾燥装置が所在する平面はドラムの上方または下方に水平に設けられ、ドラムの回転軸と平行である。
【0010】
好ましくは、前記乾燥装置内の循環モジュール10の回転軸、除湿モジュール20の回転軸、再生モジュール30中の少なくとも2つの回転軸は互いに平行であり、ドラムの回転軸に垂直である。
【0011】
好ましくは、前記循環モジュール10と除湿モジュール20の回転軸は、ドラムの回転軸とねじれ且つ垂直で、ドラムの回転軸の両側に分けて配置しているように構成される。
【0012】
好ましくは、前記再生モジュール30は前記循環モジュール10の一方側に設けられ、除湿モジュール20とともにドラムの回転軸の両側にそれぞれ配置される。
【0013】
任意に、前記乾燥装置は、前記循環モジュール10およびドラムに連通され、ドラムからの湿った空気が前記循環モジュール10に入る通路として使用される空気入口通路102をさらに備える。
【0014】
任意に、前記乾燥装置が所在する平面はドラムの上方に水平に設けられる場合、前記空気入口通路102はドラム左後方または右後方に設けられ、それに連通される前記循環モジュール10も対応してドラム左後方上部または右後方上部に設けられる。
【0015】
任意に、除湿モジュール20およびドラムに連通され、除湿後の乾燥循環気流がドラムに入る通路として使用される空気出口通路203をさらに備える。
【0016】
任意に、前記乾燥装置が所在する平面はドラムの下方に水平に設けられる場合、前記空気入口通路102は順次、洗濯乾燥一体機の底部、後部および上部に沿って延在し、ドラム空気出口と循環ファン101空気入口に連通される。
【0017】
好ましくは、前記乾燥装置が所在する平面はドラムの下方に水平に設けられる場合、前記空気出口通路203は、洗濯乾燥一体機の底部、後部および上部に沿って延在し、除湿モジュール20の空気出口とドラム空気入口に連通されるように構成される。
【0018】
任意に、前記乾燥装置が所在する平面はドラム後方に垂直に設けられ、ドラムの回転軸に垂直である。
【0019】
好ましくは、前記循環モジュール10と除湿モジュール20の回転軸はドラムの回転軸に平行であり、ドラムの回転軸の両側に分けて配置し、前記再生モジュール30は前記循環モジュール10の一方側に設けられ、除湿モジュール20とともにドラムの回転軸の両側にそれぞれ位置する。
【0020】
任意に、ドラムの回転軸の方向に垂直に延在し、ドラムの空気出口および循環モジュール10空気入口に連通され、ドラムからの湿った空気が前記循環モジュール10に入る通路として使用される空気入口通路102をさらに備える。
【0021】
任意に、ドラムの回転軸の方向に平行に延在し、除湿モジュール20空気出口およびドラム空気入口に連通され、除湿後の乾燥循環気流がドラムに入る通路として使用される空気出口通路203をさらに備える。
【0022】
任意に、前記再生モジュール30の再生空気入口3011および再生空気出口3012はいずれも大気に連通される。
【0023】
任意に、前記の乾燥装置は、再生モジュール30の再生空気出口に連通され、再生モジュール30から排出した再生気流を凝縮して低温乾燥気流を形成するための凝縮モジュール40をさらに備える。
【0024】
任意に、前記凝縮モジュール40の空気出口は大気または前記再生モジュール30の再生空気入口3011に連通される。
【0025】
任意に、前記の乾燥装置は、前記循環モジュール10の空気入口通路102に設けられ、ドラムからの気流中のファズおよび/または不純物を濾過するための濾過アセンブリ60をさらに備える。
【0026】
任意に、前記空気入口通路102は、洗濯乾燥一体機の前端を通過するように設けられ、前記空気入口通路102に設けられた濾過アセンブリ60は洗濯乾燥一体機の前端面板に着脱可能に設けられる。
【0027】
任意に、前記乾燥装置のハウジングは、洗濯乾燥一体機の4つのフレーム辺に対応する位置に、それぞれ少なくとも1つの取付部509が一体成形され、前記乾燥装置は前記取付部509を介して洗濯乾燥一体機筐体に剛性的に固定される。
【0028】
好ましくは、前記乾燥装置のハウジングと洗濯乾燥一体機のドラムの間はフレキシブル接続が採用される。
【0029】
任意に、前記循環モジュール10と乾燥装置の空気入口通路102の間、および/または前記空気入口通路102とドラムの間、および/または前記除湿モジュール20と前記循環モジュール10の間、および/または前記除湿モジュール20と乾燥装置の空気出口通路203の間、および/または前記空気出口通路203とドラムの間の少なくとも1つのアセンブリ間の接続箇所にはフレキシブル接続が採用される。
【0030】
任意に、前記乾燥装置は、パッケージハウジング50を備え、前記パッケージハウジング50は、除湿モジュール20を配置するためのターンテーブル下部ハウジング501、循環モジュール10を配置するための循環下部ハウジング502、凝縮モジュール40を配置するための凝縮下部ハウジング503、および再生モジュール30を配置するための再生下部ハウジング504を含む下部ハウジングと、除湿モジュール20を配置するためのターンテーブル上部ハウジング505、循環モジュール10を配置するための循環上部ハウジング506、凝縮モジュール40を配置するための凝縮上部ハウジング507を含む上部ハウジングと、を備え、ここで、各下部ハウジングは1つの全体下部ハウジングとして一体成形され、またはそれぞれ複数の別々の下部ハウジング部材として形成され、各上部ハウジングはそれぞれ複数の別々の上部ハウジング部材として形成される。
【0031】
任意に、前記ターンテーブル下部ハウジング501は洗濯機フレームに固定かつ堅固に接続され、他の各下部ハウジングは別々にまたは一体成形されてドラムの外側ドラムに固定かつ堅固に接続される。
【0032】
好ましくは、前記ターンテーブル下部ハウジング501とすべての振動発生アセンブリの間にはにフレキシブル接続が採用される。
【0033】
本発明による別の態様は、洗濯用のドラム、および前記の乾燥装置を備え、前記乾燥装置は前記ドラムに連通されて、ドラム内の湿った空気を除湿乾燥する洗濯乾燥一体機を提供する。
【0034】
本出願の乾燥装置は、標準サイズの洗濯乾燥一体機内にコンパクトに組み込まれ、洗濯乾燥一体機全体を大型化することなく、除湿、再生機能をサイクルに密着させて連続的かつ効率的に除湿乾燥を行い、省エネ・省時間を実現することが可能である。
【0035】
本出願の実施例または従来技術中の技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例で使用される図面を簡単に説明するが、明らかに、以下で説明される図面は本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者は、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1a】本出願の洗濯乾燥一体機の乾燥装置の全体構造を示す模式図であり、乾燥装置の組立構造の上面図である。
図1b】本出願の洗濯乾燥一体機の乾燥装置の全体構造を示す模式図であり、乾燥装置アセンブリの分解構造図である。
図1c】本出願の洗濯乾燥一体機の乾燥装置の全体構造を示す模式図であり、洗濯乾燥一体機中の乾燥装置の取付位置を示す図である。
図2】本出願の洗濯乾燥一体機の乾燥モジュールの位置を示す構造図である。
図3】乾燥モジュールの空気入口通路の位置を示す模式図である。
図4】本出願の洗濯乾燥一体機の別の実施例の乾燥モジュールの位置を示す構造図である。
図5】本出願の洗濯乾燥一体機のさらに別の実施例の乾燥モジュールの位置を示す構造図である。
図6】本発明の実施例の乾燥モジュールのパッケージハウジング下部ハウジングの構造図である。
図7】本発明の実施例の除湿モジュール上部ハウジングの構造を示す模式図である。
図8】本発明の乾燥モジュールと洗濯機フレームの接続構造を示す図である。
図9】本発明の乾燥モジュールと洗濯機ドラムの接続構造を示す図である。
図10a】本出願の洗濯乾燥一体機の再生モジュールの構造を示す模式図であり、再生モジュールの組立構造図である。
図10b】本出願の洗濯乾燥一体機の再生モジュールの構造を示す模式図であり、再生モジュールの分解構造図である。
図11】本出願の洗濯乾燥一体機の再生モジュールの閉ループ再生循環構造を示す模式図である。
図12a】本発明の実施例の再生空気入口接続部材の構造を示す模式図であり、再生空気入口接続部材の接続構造を示す模式図である。
図12b】本発明の実施例の再生空気入口接続部材の構造を示す模式図であり、は再生空気入口接続部材の内部構造を示す模式図である。
図13】本発明の実施例の再生ファン空気出口接続部材の構造を示す模式図であり、ここで、図13aは再生ファン空気出口接続部材の接続構造を示す模式図であり、図13bは再生ファン空気出口接続部材の内部構造を示す模式図である。
図14】本発明の乾燥モジュールの循環モジュール上部ハウジングアセンブリを示す模式図である。
図15】本発明の乾燥モジュールの循環モジュール下部ハウジングアセンブリを示す模式図である。
図16a】本発明の実施例の循環モジュールの除湿循環過程を示す模式図である。
図16b】本発明の実施例の循環モジュールの除湿循環過程を示す模式図である。
図17】本出願の洗濯乾燥一体機の給水モジュールを示す模式図である。
図18】本発明の洗濯機の乾燥モジュール空気入口通路の接続を示す模式図である。
図19】本発明の濾過アセンブリの構造を示す模式図である。
図20】本発明の濾過アセンブリのノズルの構造を示す模式図である。
図21】本発明の濾過アセンブリのノズルの位置を示す模式図である。
図22】本発明の濾過アセンブリの凝縮ノズルの位置を示す模式図である。
図23】本発明の除湿モジュールの構造を示す模式図である。
図24】除湿モジュールシールパッケージの分解構造図である。
図25】本発明の除湿モジュール下部ハウジングの構造を示す模式図である。
図26】本発明の除湿ターンテーブル上部ハウジングの構造を示す模式図である。
図27a】本発明の乾燥モジュールの除湿ターンテーブルの内部構造を示す模式図であり、除湿ターンテーブルの分解構造を示す模式図である。
図27b】本発明の乾燥モジュールの除湿ターンテーブルの内部構造を示す模式図であり、除湿ターンテーブルの組立構造を示す模式図である。
図28】シールリングがターンテーブル下部ハウジングに設けられる場合の構造を示す模式図である。
図29】除湿ターンテーブルの振動減衰構造を示す模式図である。
図30】本発明の実施例の除湿ターンテーブルの周辺駆動装置の構造を示す模式図である。
図31a】本発明の実施例の除湿モジュールのフレキシブルローラの構造を示す模式図である。
図31b】本発明の実施例の除湿モジュールのフレキシブルローラの構造を示す模式図である。
図32】本発明の実施例の除湿モジュールの補助ローラの構造を示す模式図である。
図33】本発明の乾燥モジュール加熱モジュールのシール構造を示す模式図である。
図34】本発明の乾燥モジュールの加熱モジュールのメッシュプレート構造を示す模式図である。ここで、図34aは加熱モジュール空気出口のメッシュプレートの構造を示す模式図であり、図34bは加熱モジュール空気入口の構造を示す模式図である。
図35】本発明の乾燥モジュールの加熱モジュールのヒーター構造を示す模式図である。ここで、図35aはヒーターとメッシュプレートの相対位置を示す模式図であり、図35bはヒーターのレイアウトを示す構造図である。
図36】本発明の乾燥装置の凝縮モジュールのハウジングを示す模式図である。
図37a】好ましい実施例の凝縮器スポイラーアセンブリを示す模式図であり、スポイラー構造を持たない凝縮器ハウジング構造を示す。
図37b】好ましい実施例の凝縮器スポイラーアセンブリを示す模式図であり、スポイラー構造を持つ凝縮器ハウジング構造を示す。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、図面を参照しながら本出願が提供する洗濯乾燥一体機の乾燥装置の具体的な実施形態を詳細に説明する。
【0038】
本出願の目的、技術的手段および利点をより明確にするために、以下、具体的な実施例と併せて、図面を参照しながら本出願をより詳細に説明する。しかし、これらの説明は例示に過ぎず、本出願の範囲を限定するものではないことを理解されたい。また、以下の説明において、本出願の概念の不必要な混乱を避けるために、周知構造や技術についての説明が省略される。
【0039】
図1は本出願の洗濯乾燥一体機の乾燥装置の全体構造を示す模式図である。
【0040】
図1に示すように、本出願の洗濯乾燥一体機は主に洗濯用のドラムA、乾燥気流を発生させる乾燥装置B、および給排水を実現する給水アセンブリCとを備える。
【0041】
ドラムAは内側ドラムおよび外側ドラムを含み、内側ドラムは駆動部に伝達可能に接続されて、前記内側ドラムを回転させるように駆動し、衣類の洗濯機能を実現する。
【0042】
乾燥装置Bは順次機能モジュールである循環モジュール10、除湿モジュール20、および再生モジュール30を備える。好ましい実施例では、乾燥装置Bに凝縮モジュール40および濾過アセンブリ60がさらに設けられる。
【0043】
好ましくは、少なくとも循環モジュール10、除湿モジュール20、再生モジュール30はほぼ一平面内に配置され、乾燥装置Bの全体厚さをできるだけ低減させ、洗濯乾燥一体機の内部空間を節約することができる。凝縮モジュール40が設けられる場合、凝縮モジュール40も除湿モジュール20と再生モジュール30が所在する平面内に設けられることが好ましい。しかしながら、本発明はここに限定されなく、洗濯乾燥一体機の空間が許せば、凝縮モジュール40は再生モジュール30と非同一平面内に設けられることも可能である。
【0044】
洗濯乾燥一体機の給水アセンブリCは1つの水入口C0、複数の給水口(例えばドラム給水口C1、濾過メッシュを清掃するための濾過メッシュ給水口C2、凝縮器給水口C3など)、および1つの排水口C4を有する。ここで、水入口C0は外部水源に連通され、外部水源から洗濯乾燥一体機全体に、ドラム洗濯給水、濾過メッシュ自浄給水、凝縮器凝縮用水などを供給する。排水口C4は外部空間に連通され、洗濯乾燥一体機から発生する汚水を機器外部に排出する。
【0045】
以下、乾燥装置Bの構成要素を具体的に説明する。
【0046】
循環モジュール10は、循環ファン101、空気入口通路102、および循環空気接続部材103を備え、洗濯機ドラムから湿った空気を吸い込み、循環気流を形成して除湿モジュール20に排出して除湿し、空気中の水分を除去し、乾燥空気になった後、洗濯機ドラム内に戻す。空気入口通路102はそれぞれドラムAおよび循環ファン101に連通され、洗濯乾燥一体機ドラムA内の湿った空気が循環ファン101に容易に入る。
【0047】
循環ファン101は回転により循環気流を発生し、循環空気接続部材103を介して循環気流を除湿モジュール20に供給して除湿作業を行う。一実施例では、循環ファン101は、好ましくは水平方向に設けられ、下方ドラムAからの湿った気流を水平方向の循環気流に転換し、水平に設けられた除湿モジュール20内に入力する。
【0048】
好ましくは、循環ファン101の上流に濾過アセンブリが設けられ、除湿モジュール20に入ったファズや不純物を濾過するために使用される。例えば、空気入口通路102や洗濯機ドラムの空気出口通路において、濾過アセンブリが設けられてもよい。
【0049】
循環空気接続部材103は循環ファン101と除湿モジュール20の間に設けられて、両者を連通して両者間に循環気流ダクトを形成する。
【0050】
除湿モジュール20は除湿ターンテーブル200および空気出口通路203を備え、ここで、除湿モジュール20は除湿部201および再生部202をさらに備える。
【0051】
除湿ターンテーブル200は、回転するターンテーブル(円盤状)またはリング(円環状)または往復移動可能な平面構造として形成され得る。除湿ターンテーブル200は水分を吸収できる材料で形成され、循環気流中の水分を十分に吸収し、循環気流が乾燥気流になるように使用される。
【0052】
除湿モジュール20は機能によって少なくとも除湿部201と再生部202の2つの部分に分けられ、両者はそれぞれ扇形であり、組み合わせて円盤または円環状を形成する。一実施例では、好ましくは、除湿部201の扇形面積は再生部202の扇形面積よりも大きく、より多くの領域が循環気流中の水分を吸収する。もちろん、除湿部201と再生部202の間に冷却クッション部を設けて、再生部で加熱されたターンテーブル部分が冷却された後、除湿部に入り、吸湿効率をさらに向上させることが可能である。
【0053】
除湿部201は循環空気接続部材103を介して循環ファン101に連通され、循環ファン101からの湿った循環気流を受ける。除湿ターンテーブル200は除湿部201で循環気流中の水分を吸収し、循環気流を乾燥させ、除湿ターンテーブル200自身が水分を吸収して湿潤状態となる。
【0054】
再生部202が所在する領域に好ましくは加熱モジュールが設けられ、加熱乾燥により除湿ターンテーブル200上の水分を乾燥させて除去し、高温高湿の気流を生成する。除湿ターンテーブル200が除湿部201で大量の水分を吸収した後、再生部202に移動する時、水分を加熱乾燥させて除去し、除湿ターンテーブル200が乾燥し、除湿部201に回転する時、循環気流中の水分をより良好に吸収する。したがって、再生部202は除湿ターンテーブル200の吸湿機能を回復させる能力を有する。
【0055】
以上のように、除湿ターンテーブル200は循環気流を通過させ、除湿部201で循環ファン101からの循環気流中の水分を吸収し、再生部202に移動した後、除湿部201で除湿ターンテーブル200が吸収した水分を除去できるため、除湿ターンテーブル200の乾燥状態を維持し、循環気流中の水分を継続的に吸収することができる。
【0056】
空気出口通路203は除湿モジュール20の外側に設けられ、除湿モジュール20およびドラムAに連通され、除湿した後の乾燥循環気流がドラムAに流れてドラムA中の衣類を乾燥させる。
【0057】
任意に、前記の除湿部および/または空気出口通路などの位置に湿度検出装置を設けて、これらの位置での空気湿度を検出して制御装置に送信し、制御装置は循環ファン、除湿ターンテーブルおよび/または再生ファンの回転数、空気流速を制御してもよい。
【0058】
再生モジュール30は、再生ファン301および加熱モジュール302を備える。再生モジュール30は、除湿モジュール20の再生部202に連通され、再生部202が所在する領域の除湿ターンテーブル200の水分を除去し、除湿ターンテーブル200を乾燥状態に回復させ、高温高湿の気流を生成するように構成される。さらに、再生モジュール30は再生気流を発生させ、該再生部202で発生した高温高湿気流を運んで排出し、低湿度の乾燥気流を再生部202に入力して、再生部202の領域中の除湿ターンテーブル200の水分を継続的に除去し、その吸湿機能を回復させる。
【0059】
任意に、乾燥装置Bは再生モジュール30の下流に凝縮モジュール40がさらに設けられ、再生モジュール30の再生空気出口に連通され、再生空気出口から排出した高温高湿の再生気流を凝縮して低温乾燥気流を形成し、凝縮モジュール40の空気出口から大気に排出させ、洗濯乾燥一体機が配置されている空間の大気温度および湿度に悪影響を与えることを防止することができる。または、好ましくは、凝縮モジュール40の空気出口は再生モジュール30の再生空気入口に連通され、生成した低温乾燥気流を再生ファン301に輸送し、再び再生モジュール30に進入して再生循環を実現する。
【0060】
本発明の1つの選択可能な実施例では、循環ファン101の空気入口の上流位置に濾過アセンブリ60が設けられ、好ましくは空気入口通路102に設けられ、ドラムから除湿モジュール20に流れた気流中のファズや不純物を濾過し、ファズや不純物が除湿モジュール20に、特に除湿ターンテーブル200に侵入するのを防ぎ、除湿ターンテーブル200の目詰まりにより除湿効果に悪影響を与えることを防止することができ、さらに、除湿ターンテーブル200に付着したファズが回転過程で再生部に運ばれると、再生部に加熱モジュールが設けられるので、これらの糸くずが着火しやすくなる。
【0061】
本発明では、任意に、除湿ターンテーブルは円筒構造、すなわち除湿円筒として形成することもでき、それに応じて、ターンテーブルハウジングも円筒構造として形成される。このような場合、循環モジュールと再生モジュールの設置方法は様々で、例えば、循環モジュールと再生モジュールをそれぞれ除湿円筒の内側と外側に設けたり、循環モジュールと再生モジュールを除湿円筒の内側または外側に設けたりすることも可能である。
【0062】
以下、循環モジュールと再生モジュールをそれぞれ除湿円筒の内側と外側に設ける実施例を例にして詳細に説明する。
【0063】
循環モジュールは除湿円筒の内部に設けられ、除湿モジュール全体が循環ファン周辺に嵌設され、循環ファンの空気入口は洗濯機ドラムに連通され、除湿円筒は洗濯機ドラムからの湿った気流を除湿する。除湿円筒の内壁は循環ファンからの湿った空気を吸い込み、除湿円筒で除湿乾燥した後、除湿円筒の外壁から排出する。それに応じて、再生モジュールは除湿円筒周辺に設けられ、除湿円筒の外側領域を乾燥除湿し、再生してその除湿能力を回復させる。この時、除湿円筒の内側領域は除湿部となり、除湿円筒の外側領域は再生部となり、それに応じて、除湿循環の循環経路は、ドラム-循環ファン-除湿円筒内部-除湿円筒外壁である。
【0064】
任意に、上記と反対の経路に従って循環し、すなわち循環モジュールを除湿円筒周辺に設け、再生モジュールを除湿円筒内部に設けてもよい。それに応じて、除湿循環の循環経路は、ドラム-循環ファン-除湿円筒外壁-除湿円筒内部である。
【0065】
図2は本出願の洗濯乾燥一体機の乾燥装置の位置構造図である。
【0066】
図2に示すように、本発明の1つの好ましい実施例では、乾燥装置Bは洗濯乾燥一体機の洗濯ドラムの上方に設けられる。
【0067】
上記のように、乾燥装置B内の少なくとも循環モジュール10、除湿モジュール20、再生モジュール30中の2つがほぼ同一平面内、すなわちドラムの回転軸に平行な平面内に設けられる。好ましい実施例では、洗濯機の高さをできるだけ小さくするために、乾燥装置Bは洗濯乾燥一体機ドラムの上方に水平に設けられ、すなわち、乾燥装置B内の少なくとも循環モジュール10の回転軸、除湿モジュール20の回転軸、再生モジュール30の回転軸は互いに平行であり、洗濯機上部ハウジングまたは洗濯乾燥一体機ドラムの回転軸に垂直である。
【0068】
このような場合、洗濯乾燥一体機の全体高さはドラム直径とドラム上方に置かれた除湿モジュール20(そのハウジングを含む)の厚さに依存し、循環モジュール10、再生モジュール30、凝縮モジュール40などはドラム側面上方に設けられ得る(ドラムは近似水平円筒形であるため、側面上方に循環ファン、再生ファン、凝縮器を取り付けるためのより大きな垂直方向空間がある)。
【0069】
さらに、除湿ターンテーブル200と循環ファン101の直径が比較的大きく、乾燥装置Bの大部分の平面領域を占めるため、好ましくは、除湿ターンテーブル200と循環ファン101はその回転軸がドラムの回転軸とねじれ且つほぼ垂直であり、または夾角をなし、ドラムの回転軸の両側に分けて配置されている。このように、乾燥装置Bおよびドラムに連通された空気入口通路102、空気出口通路203の位置および経路をより便利に設定することができ、循環空気の循環経路をよりスムーズにし、循環乾燥効率を向上させることができる。また、この配置構造では、除湿ターンテーブル200、循環ファン101をより合理的にドラム上部空間に配置することができ、全体から見た機器の高さを低くすることができる。
【0070】
本実施例では、再生ファン301の直径を循環ファン101の直径よりも小さく設定し、循環ファン101の直径を除湿ターンテーブル200の直径よりも小さく設定するが、主にターンテーブルの吸湿効率を上げるために循環気流は高い流速と流量が必要であるからである。したがって、好ましくは、再生ファン301を循環ファン101の一方側に設け、除湿ターンテーブル200とともにドラムの回転軸の両側を占有することにより、洗濯乾燥一体機内部の限られた空間を有効に活用し、循環空気と再生空気の経路設定およびスムーズな送風を容易にすることが可能である。
【0071】
本実施例では、乾燥装置Bは洗濯乾燥一体機ドラムの上部に水平に設けられ、乾燥装置の空気入口通路102(すなわちドラムの空気出口通路)は好ましい経路を経由してドラムAの空気出口および循環ファン101の空気入口に連通され、洗濯乾燥一体機ドラムA内の湿った空気の循環ファン101への進入をより円滑かつ迅速に行う。同様に、空気出口通路203は好ましい経路を経由して除湿モジュール20の空気出口およびドラムAの空気入口に連通され、除湿後の乾燥循環気流のドラムAへの進入を円滑かつ迅速に行って、ドラムA中の衣類を乾燥させることができる。
【0072】
図3は本発明の実施例の乾燥装置の空気入口通路の位置を示す模式図である。
【0073】
図3aに示すように、乾燥装置の空気入口通路102はドラム左後方に設けられ、他の各部材は上記の説明を参照すればよい。
【0074】
別の実施例では、任意に、乾燥装置の空気入口通路102は、図3bに示すようにドラム右後方に設けられてもよい。この場合、乾燥装置の他の部材の位置も適切に変化し、例えば空気入口通路102に直接または間接的に接続された循環ファンの位置をドラム右後方上部に設定し、空気入口通路102に容易に連通され、同時に機器全体の入口水回路の計画および設定を単純化することもでき、例えば濾過メッシュ自浄水回路は図3aに示すようにドラムを横断する必要がなくなる。
【0075】
図4は本出願の洗濯乾燥一体機の別の実施例の乾燥装置の位置を示す構造図である。
【0076】
図4に示すように、本出願の別の実施例では、任意に、前記乾燥装置Bが所在する平面はドラム後部に垂直に設けられ、ドラムの回転軸にほぼ垂直である。この場合、乾燥装置B内の各モジュールである循環モジュール10、除湿モジュール20、再生モジュール30、凝縮モジュール40は好ましくはドラムの回転軸にほぼ垂直な平面内に設けられる。さらに、除湿ターンテーブル200および循環ファン101はその回転軸がドラムの回転軸に平行であり、ドラムの回転軸の両側に分けて配置されている。同様に、再生ファン301は循環ファン101の一方側に設けられ、除湿ターンテーブル200とともにドラムの回転軸の両側を占有する。
【0077】
さらに、本実施例では、乾燥装置Bの空気入口通路102はドラム径方向に沿って延在しドラム上部の空気出口および循環ファン101の空気入口に連通される。空気出口通路203はドラム軸方向に沿って延在して除湿モジュール20の空気出口およびドラム前端の空気入口に連通される。
【0078】
図5は本出願の洗濯乾燥一体機のさらに別の実施例の乾燥装置の位置を示す構造図である。
【0079】
図5に示すように、本出願の別の実施例では、任意に、乾燥装置BはドラムAの下部に設けられる。この場合、乾燥装置B内の循環モジュール10、除湿モジュール20、再生モジュール30、凝縮モジュール40は好ましくはドラムの回転軸に平行な平面内に設けられる。さらに、除湿ターンテーブル200および循環ファン101はその回転軸がドラムの回転軸にほぼ垂直であり、または夾角をなし、ドラムの回転軸の両側に分けて配置されている。同様に、再生ファン301は循環ファン101の一方側に設けられ、除湿ターンテーブル200とともにドラムの回転軸の両側を占有する。
【0080】
さらに、本実施例では、乾燥装置Bの空気入口通路102は順次洗濯乾燥一体機の底部、後部および/または上部に沿って延在し、ドラムの空気出口および循環ファン101の空気入口に連通される。空気出口通路203は洗濯乾燥一体機の後部に沿って延在して除湿モジュール20の空気出口およびドラムの空気入口に連通される。
【0081】
以下、本発明の洗濯乾燥一体機の乾燥装置Bのパッケージハウジング構造を説明する。
【0082】
図6は、本出願の乾燥装置のパッケージハウジングの下部ハウジングを示す構造図である。
【0083】
図6を参照すると、本発明では、乾燥装置B全体のパッケージハウジング50は下部ハウジングおよび上部ハウジングを備える。ここで、下部ハウジングに除湿ターンテーブル200を配置するためのターンテーブル下部ハウジング501、循環ファン101を配置するための循環下部ハウジング502、凝縮器401を配置するための凝縮下部ハウジング503、再生ファン301を配置するための再生下部ハウジング504が設けられる。これらの下部ハウジング部材は、一体的な下部ハウジングとして一体成形されてもよいし、別々の複数の部材ハウジングとして形成されてもよい。
【0084】
上部ハウジングは、別々に設けられたターンテーブル上部ハウジング505、循環上部ハウジング506、凝縮上部ハウジング507などを備える。以下、これらのハウジング部材を詳細に説明する。
【0085】
図6は、本発明の実施例の乾燥装置のパッケージハウジングの下部ハウジングの構造図である。
【0086】
図6に示すように、本発明の1つの具体的な実施例では、好ましくは、乾燥装置Bの各下部ハウジング部材は一体的な下部ハウジングとして一体成形され、該下部ハウジングの洗濯乾燥一体機ハウジングエッジに対応する位置に、乾燥装置B全体を洗濯機フレームに固定するための1つまたは複数の取付部509が設けられる。
【0087】
この実施例では、乾燥装置の一体型下部ハウジングにそれぞれターンテーブル取付領域501’、循環取付領域502’、凝縮取付領域503’および再生取付領域504’が設けられる。ここで、循環ファンは、ファンインペラ、それぞれインペラとモータを覆う循環上部ハウジング506、および循環取付領域502’を含む。再生ファン301は一体型ファンであり得、この場合、乾燥装置のハウジングに取付空間を確保すればよい。
【0088】
本発明のこの実施例では、乾燥装置は、一体型下部ハウジングを備え、乾燥装置全体が下部ハウジングおよび/または上部ハウジング上の取付部509を介して洗濯機外枠に固定的に取り付けられ、好ましくは、ドラム出口通路および入口通路の乾燥装置に連通された部分に柔軟ベローズが設けられてドラム振動の乾燥装置への伝達を防止する。
【0089】
図6を参照すると、本発明の別の実施例では、任意に、乾燥装置Bの各アセンブリは別々に組み立てられてもよく、この場合、乾燥装置Bの下部ハウジングは別々に形成されたターンテーブル下部ハウジング501、循環下部ハウジング502、凝縮下部ハウジング503、再生下部ハウジング504などの複数の部材ハウジングを備え、すなわち乾燥装置は上記の各ハウジングを組み立てることにより構成される。
【0090】
さらに、本実施例では、これらのアセンブリハウジングはドラムの外側ドラムに固定かつ堅固に接続され、洗濯、乾燥過程中、ドラムの移動に伴って振動する。この場合、除湿ターンテーブルは脆いため、振動により除湿ターンテーブルに影響を与え、乾燥過程中、継続的に回転するアセンブリにより破損する可能性がある。
【0091】
本発明のさらに別の実施例では、任意に、乾燥装置Bの各アセンブリは別々に組み立てられてもよく、さらに、ターンテーブル下部ハウジング501が洗濯機フレームに固定かつ堅固に接続され、他のアセンブリハウジング(循環下部ハウジング502、凝縮下部ハウジング503、再生下部ハウジング504など)は別々にまたは一体的に、ドラムの外側ドラムに固定かつ堅固に接続され、または洗濯機フレームに選択的に接続される。
【0092】
このように設定することで、他のアセンブリに対するドラム振動の影響が除湿ターンテーブルよりも小さいため、除湿ターンテーブルの破損を効果的に低減できる同時に、一体成形された乾燥装置の下部ハウジングのコストを下げることができる。さらに、このような場合、除湿モジュール20の空気入口(ターンテーブル下部ハウジング501と循環モジュール10の接続箇所)と、空気出口(ターンテーブル上部ハウジング505と洗濯機ドラムの接続箇所、空気出口通路203に連通される)の接続箇所には、好ましくはフレキシブル接続が採用され(例えばコルゲートホースを介する)、さらにドラムの振動が他のアセンブリを介して除湿ターンテーブルに伝導されるのを防ぎ、振動破損を回避することができる。
【0093】
さらに、好ましくは、再生モジュール30中の加熱モジュール302に連通された再生空気出口接続部材3014と再生空気出口3012にはフレキシブル接続が採用されてもよく(例えばコルゲートホースを介する)、すなわち、除湿ターンテーブルハウジングとすべての振動を発生するアセンブリ間の配管にはフレキシブル接続が採用され、振動伝導を遮断し、除湿ターンテーブルに対する振動の破損を低減することができる。
【0094】
図7は、本出願の乾燥装置のパッケージハウジングの上部ハウジングの構造図である。
【0095】
図7に示すように、本発明の1つの具体的な実施例では、好ましくは、乾燥装置Bの上部ハウジングは、別々のターンテーブル上部ハウジング505、循環上部ハウジング506、凝縮上部ハウジング507などとして形成される。
【0096】
ここで、ターンテーブル上部ハウジング505の内部に上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3が設けられ、上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3がターンテーブル上部ハウジング505で除湿ターンテーブルを少なくとも除湿部201、再生部202の2つの領域に仕切り、好ましくは、再生部202の面積が除湿部201よりも小さい。
【0097】
本発明の実施例では、乾燥装置は主に洗濯機フレーム、洗濯機ドラムの2つの部材により、乾燥装置と洗濯機本体を接続および固定する。以下、本発明の乾燥装置と洗濯機の接続構造を詳細に説明する。
【0098】
図8は、本発明の乾燥装置と洗濯機フレームの接続構造を示す。
【0099】
以下、乾燥装置が洗濯機の頂部に設けられる実施例を例にして該接続構造を説明するが、本発明はここに限定されない。
【0100】
この好ましい実施例では、乾燥装置は一体的なモジュールとして洗濯機フレームの頂部に取り付けられ、乾燥装置の上部ハウジング、下部ハウジングから突出した取付部509により洗濯機筐体の頂部フロントホルダ、左右ホルダおよび後筐体に固定され、システム全体の安定性を確保する同時に、配線・配管のレイアウトのための空間を提供する。
【0101】
乾燥装置の取付部509は、好ましくは乾燥装置の下部ハウジングおよび/または上部ハウジングのエッジに取付固定を容易にするために複数の重ね合わせ部(またはラグ)が設けられて、洗濯機のフレームに重ね合わせてロック固定することで、乾燥装置全体の取付固定を実現する。
【0102】
図8に示すように、洗濯機フレーム頂部の4つのフレーム辺の対応の位置に、それぞれ少なくとも1つの取付部509が設けられ、これらの取付部509は乾燥装置の下部ハウジングおよび/または上部ハウジングに一体成形され、洗濯機フレームに適切に重ね合わせて締結設置することにより、乾燥装置全体の取付固定を実現し、ドラムの外側ドラムに直接剛性的に接続することがなく、ドラムの動作過程中の振動が乾燥装置、特に除湿ターンテーブル200に伝達されるのを回避するすることができる。
【0103】
図9および図15は、本発明の乾燥装置と洗濯機ドラムの接続構造を示す。
【0104】
図9に示すように、乾燥装置の下部ハウジングと洗濯機ドラム間の接続部にはコルゲートホースなどのフレキシブル接続が採用される。具体的には、ドラムの振動が硬質の空気出口通路203に伝達され、さらに乾燥装置全体に伝達されるのを回避する。
【0105】
上記のように、本発明中の循環モジュール10の空気入口通路102はそれぞれドラムAおよび循環ファン101に連通されて、洗濯乾燥一体機のドラムA内の湿った空気が循環ファン101に容易に進入することができる。本発明の実施例では、図15に示すように、好ましくは、該空気入口通路102と洗濯機ドラムもコルゲートホースなどのフレキシブル接続が採用され、ドラムの振動が硬質の空気入口通路102に伝達され、さらに乾燥装置全体に伝達されるのを回避することができる。
【0106】
なお、本発明の上記実施例における乾燥装置と洗濯機フレームおよび洗濯機ドラムの接続構造は、乾燥装置の下部ハウジングが一体成形される実施例に適用され得、乾燥装置の下部ハウジングが別々に組み立てられる実施例にも適用され得る。
【0107】
上記のように、本発明の乾燥装置の位置設定方法は様々であり、例えばそれぞれ洗濯機ドラムの上部、後部および下部に設けられてもよく、それに応じて、乾燥装置の空気入口通路102も複数の位置、例えば洗濯機ドラムの左後側、右後側、上部、前側などに設けられてもよい。
【0108】
本発明のいくつかの好ましい実施例では、乾燥装置の空気入口通路102は洗濯機ドラムの前側(すなわち洗濯機ドラムの開口側)に設けられてもよく、または洗濯機ドラムの前側を通過し、例えば、ドラム左後方からドラム左前側に延在するように配置されてもよい。
【0109】
この場合、変形構造設計が可能であり、例えば空気入口通路102が洗濯機ドラムの前側にある場合に前置き濾過メッシュを設けて、洗濯機の前面板から手動で濾過メッシュを取り出すことができる。手動で濾過メッシュを取り出すことになるので、最適な手段では、濾過メッシュが設けられた濾過メッシュボックスを洗濯機の前面板のある個所に配置し、乾燥装置の空気入口通路102(すなわちドラム空気出口ダクト)は実際に濾過メッシュボックスによって切断され、空気入口通路102の少なくとも一部(該部分が開放されており、ダクト壁が濾過メッシュボックスとシールで突き合わせる)は、洗濯機機器の前面板に近づき、手動で濾過メッシュを取り出しやすい。
【0110】
図10は、本出願の洗濯乾燥一体機の再生モジュールの構造を示す模式図である。ここで、図10aは再生モジュールの組立構造図であり、図10bは再生モジュールの分解構造図である。
【0111】
図1および図10を参照すると、本発明の乾燥装置中の再生モジュール30は、再生ファン301および加熱モジュール302を備える。
【0112】
再生ファン301は、乾燥した再生気流を加熱モジュール302に輸送し、除湿ターンテーブル200の再生部202で生成した高温多湿気流を運んで排出するために使用される。再生ファン301の空気入口、つまり再生空気入口3011は任意に大気に連通され、大気中の乾燥空気を再生ファン301に入力し、再生気流を生成する。再生ファン301の空気出口(図示しない)は加熱モジュール302に連通され、再生気流は加熱モジュール302によって加熱された後、高温乾燥の再生気流になり、加熱モジュール302に近い除湿ターンテーブル再生部202に対して除湿脱水作業を行う。
【0113】
再生モジュール30に再生空気入口3011および再生空気出口3012が設けられる。具体的に、再生空気入口3011は乾燥空気源、例えば大気に連通され、再生ファン301に乾燥空気を入力するために使用される。再生空気出口3012は大気または凝縮モジュール40に連通されて、再生部202の領域で生成した高温高湿の再生気流を大気または凝縮モジュール40に排出するために使用される。任意に、再生空気出口3012は除湿ターンテーブル200の再生部202の領域のハウジングに設けられる。
【0114】
具体的な実施例では、好ましくは、再生モジュール30は再生空気出口接続部材3014をさらに備え、再生ファン301および加熱モジュール302に連通され、その一端が再生ファン301の空気出口にシールに連通され、他端が加熱モジュール302にシールに連通され、加熱モジュール302の扇形面に合わせる開口形状を形成する。
【0115】
加熱モジュール302は再生ファン301の下流位置に設けられ、再生ファン301で生成した再生気流を加熱して昇温させる。1つの具体的な実施例では、加熱モジュール302は再生部202が所在する領域に設けられ、さらに再生部202の領域の除湿ターンテーブル200を加熱して乾燥させ、除湿ターンテーブル200で吸収した水分を加熱して高温多湿気流に蒸発させる。任意に、再生ファン301の上流位置に予熱モジュール(図示しない)を設け、再生ファン301に入った再生空気を一定の温度まで予熱し、該予熱した再生空気は再生ファン301を介して加熱モジュール302に入った後、より早く所定温度まで加熱され、再生部の除湿ターンテーブルへの再生回復能力を向上させることができる。
【0116】
上記のように、図10図13を参照すると、本発明の実施例では、再生空気入口接続部材3013-再生ファン301-再生空気出口接続部材3014-加熱モジュール302-凝縮器401から構成される再生循環により、再生空気は該再生循環システムで流動し、乾燥低温気流を再生部202に継続的に入力し、加熱モジュール302による再生部202の加熱によって生成した高温高湿気流を運んで入れ替え、大気または凝縮器401に排出し、再び低温乾燥気流に転換し、再生部202の除湿機能を再生して回復させ、除湿ターンテーブル200を連続的に除湿する。
【0117】
再生モジュール30中の再生気流の循環経路は、異なる接続構造によって閉ループ循環でも開ループ循環であってもよく、以下、具体的に説明する。
【0118】
図10を参照すると、開ループ循環の実施例では、再生空気入口3011と再生空気出口3012はいずれも大気に連通され、この場合、再生気流の循環経路は、大気(乾燥)-再生空気入口3011-再生ファン301-再生ファン301空気出口-加熱モジュール302(高温)-再生部202(高温高湿)-再生空気出口3012-大気である。
【0119】
もう1つの好ましい実施例では、再生空気出口3012の下流に凝縮モジュール40がさらに設けられ、凝縮モジュール40の空気入口に連通される。この時、凝縮モジュール40は、再生空気出口3012から排出した高温高湿の再生気流を凝縮して低温乾燥気流を形成し、凝縮モジュール40の空気出口から大気に排出し、洗濯乾燥一体機の配置空間の大気温度および湿度に悪影響を与えることを防止することができる。ここで、凝縮モジュール40で高温高湿の再生気流から凝縮して生成した凝縮水は凝縮モジュール40の凝縮水出口から排出される。
【0120】
図11は、本出願の洗濯乾燥一体機の再生モジュールの閉ループ再生循環構造の模式図である。
【0121】
図11に示すように、閉ループ循環の実施例では、再生空気出口3012の下流に凝縮モジュール40が設けられ、凝縮モジュール40の空気入口に連通され、凝縮モジュール40の空気出口は再生空気入口3011に連通される。この場合、再生気流の循環経路は、凝縮モジュール40空気出口(低温乾燥)-再生空気入口3011-再生ファン301-再生ファン301空気出口-加熱モジュール302(高温)-再生部202(高温高湿)-再生空気出口3012-凝縮モジュール40空気入口-凝縮モジュール40(低温乾燥)であり、最後に再生ファンの空気入口、つまり再生空気入口3011に戻る。
【0122】
ここで、凝縮モジュール40は、再生空気出口3012から排出した高温高湿の再生気流を凝縮して低温乾燥気流を形成するために使用される。凝縮モジュール40中の高温高湿の再生気流から凝縮して生成した凝縮水は凝縮モジュール40の凝縮水出口から排出される。
【0123】
図12は、本発明の実施例の再生空気入口接続部材の構造を示す模式図であり、ここで、図12aは再生空気入口接続部材の接続構造を示す模式図であり、図12bは再生空気入口接続部材の内部構造を示す模式図である。
【0124】
図12を参照すると、本発明の実施例では、再生ファン301の空気入口は、再生モジュール30の再生空気入口3011である。再生空気入口接続部材3013は、通気用の2端口を有するダクト部材として形成され、水平方向に開口した水平端口3013-3と垂直方向に開口した垂直端口3013-4を有する。したがって、再生空気入口接続部材3013全体は水平開口から垂直開口に移行する湾曲形状であり、よりコンパクトに、凝縮モジュール40および再生ファン301にシールに連通されて気流の整流を行う。
【0125】
ここで、水平端口3013-3は再生ファン301(再生空気入口3011)に連通され、好ましくは、垂直方向から水平の再生ファン301に連通されるために、水平方向にほぼ円形の開口として形成される。垂直端口3013-4は凝縮器401に連通され、再生ファン301が大気または凝縮モジュール40から低温乾燥気流を吸い込み、再生空気の冷却および降湿を実現する。好ましくは、該端口3013-4は、水平方向から垂直の凝縮器401の空気出口に連通されるために、垂直方向にほぼ矩形の開口として形成される。
【0126】
本発明の実施例では、再生空気入口接続部材3013は一体的に形成されてもよく、任意に、図12bに示すように、上下の2つの部品3013-1と3013-2として形成され、それぞれ加工完了後、溶接工程を用いて成形されてもよい。この場合、上部の部品3013-1は凝縮モジュール40のハウジングに連通され、下部の部品3013-2は乾燥装置下部ハウジングの凝縮取付領域503’に連通される。
【0127】
再生空気入口接続部材3013は特定の外形を用いることで、製造性を確保しつつ風道の向きの調整とシール効果を実現することができる。
【0128】
図13は、本発明の実施例の再生空気出口接続部材の構造を示す模式図であり、ここで、図13aは再生空気出口接続部材の接続構造を示す模式図であり、図13bは再生空気出口接続部材の内部構造を示す模式図である。
【0129】
図13を参照すると、本発明の実施例では、再生ファン301の空気出口に再生空気出口接続部材3014が設けられ、該接続部材3014を介して除湿モジュール20の再生部202に接続される。好ましくは、再生空気出口接続部材3014は水平方向に通気用の2つの端口を有するダクト部材として形成され、再生ファン301および除湿モジュール20と同一平面内に設けられ、占用空間を減らし、再生ファン301と再生部202がより緊密に接続される。
【0130】
再生空気出口接続部材3014は好ましくは水平方向に通気する2つの端口を有し、全体形状は、小さい端口から大きい端口に向かって徐々に広がるフレア状である。ここで、小さい端口3014-3は、再生ファン301(空気出口)にシールに連通され、大きい端口3014-4は再生部202にシールに連通されるように設けられ、好ましくは、大きい端口3014-4の開口形状は再生部202の外形に合わせて、両者のシール連通を実現する。例えば、再生部202の外形が円弧状である実施例では、大きい端口3014-4も同様に円弧状の開口として形成される。
【0131】
このように、シールに連通された再生空気出口接続部材3014により、再生ファン301は低温乾燥気流を再生部202(加熱モジュール302が所在する領域)に排出し、再生部202で生成した高温高湿気流を運んで入れ替え、再生部202の冷却降湿を実現し、再生部202の除湿機能を再生して回復させる。再生部202で生成した高温高湿気流は、再生空気出口3012から大気または凝縮器401に輸送される。
【0132】
本発明の実施例では、再生空気出口接続部材3014は一体的に形成されてもよく、任意に、図13bに示すように、上下の2つの部品3014-1および3014-2として形成され、それぞれ加工完了後、溶接工程を用いて成形されてもよい。この場合、上部の部品3014-1は再生部202の上部ハウジングに連通され、下部の部品3014-2は乾燥装置下部ハウジングのターンテーブル取付領域501’に連通される。
【0133】
再生空気出口接続部材3014は特定の外形を有し、製造性を確保した上で風道向きの調整、増圧およびシール効果を実現することができる。
【0134】
以下、本発明の乾燥装置中の循環モジュール10の構造及び機能を説明する。
【0135】
図1に示すように、循環モジュール10は循環ファン101、空気入口通路102、循環空気接続部材103、循環下部ハウジング502(または乾燥装置下部ハウジングの循環取付領域502’)、循環上部ハウジング506を備える。循環モジュール10は洗濯機ドラムから湿った空気を吸い込み、循環空気を形成して除湿モジュール20に排出して除湿し、空気中の水分を除去し、乾燥空気として洗濯機ドラム内に戻される。
【0136】
循環ファン101は回転により循環気流を生成し、循環空気接続部材103を介して循環気流を除湿モジュール20に送り、除湿作業を行う。乾燥装置が水平に設けられた実施例では、循環ファン101は好ましくは除湿モジュール20とほぼ同一平面内に設けられ、空気入口通路102は該平面にほぼ垂直に設けられ、ドラム方向からの湿った気流を除湿モジュール20の平面内で回転する循環気流に転換して除湿モジュール20内に入力する。
【0137】
空気入口通路102はそれぞれドラムAおよび循環ファン101に連通され、洗濯乾燥一体機ドラムA内の湿った空気が循環ファン101に入る。好ましくは、循環モジュール10はドラムAの上方に設けられる時、前記空気入口通路102はほぼ垂直方向に設けられ、洗濯乾燥一体機ドラムA内の湿った空気が下から上へ循環ファン101内に入る。さらに、好ましくは、空気入口通路102はコルゲートホースなどの柔軟ダクトを採用して洗濯機ドラムに接続され、このように、図15に示すように、洗濯機ドラムの振動が乾燥装置に伝達して乾燥装置の振動を引き起こすことがない。
【0138】
循環空気接続部材103は循環ファン101と除湿モジュール20の間に設けられて、両者を連通して両者間に循環気流ダクトを形成する。循環空気接続部材103に2つの端口が設けられ、1つの端口は循環ファン101の空気出口に連通され、もう1つの端口は除湿ターンテーブル200に連通される。好ましくは、除湿ターンテーブル200に連通された端口は、除湿ターンテーブル200の円盤外形に合わせるように設計され、除湿ターンテーブル200の下部または上部に連通され、このように、循環ファン101から排出した循環空気は除湿ターンテーブル200の下部または上部から入り、ターンテーブル200を通過して除湿ターンテーブル200の上部または下部に流れ、さらに除湿ターンテーブル200の内部の除湿部201を流れて循環し、除湿部201で循環空気中の水分を吸収する。
【0139】
以下、循環ファン101の構造アセンブリを説明する。
【0140】
図14は、本発明の乾燥装置の循環モジュール上部ハウジングアセンブリの模式図である。図14aは上部ハウジングアセンブリ分解図であり、図14bは上部ハウジングアセンブリ組立図である。
【0141】
図14を参照すると、循環ファン101はモータ1011およびインペラ1012を備える。
【0142】
循環上部ハウジング506はウォームシェル状を有し、ウォームシェル形状は図14に示され、ウォームシェル上面に配線固定クリップと配管固定クリップが設けられる。ウォームシェルは、流体設計の要件を満たすために独自に成形され、除湿モジュール20に適切な空気量と空気流速を提供して気流を誘導するための循環気流ダクトとして機能する。
【0143】
モータ1011はインペラ1012を駆動して高速に回転させて循環空気を発生させる。モータ1011は例えばネジなどによって循環上部ハウジング506に固定される。インペラ1012は複数の羽根を有する円環状に形成され、モータにより駆動されて高速回転の循環空気を発生させる。
【0144】
図15は、本発明の乾燥装置の循環モジュール下部ハウジングアセンブリの模式図である。
【0145】
図15に示すように、循環モジュール下部ハウジングアセンブリは循環下部ハウジング502として独立して形成されてもよく、循環取付領域502’を有する乾燥装置下部ハウジングとして一体に形成されてもよい。循環上部ハウジング506と循環モジュール下部ハウジングアセンブリはシールストリップ(図14、循環ファンシールストリップ104)およびネジを介してシールに固定され、この時、シールストリップを固定するために、循環モジュール下部ハウジングアセンブリに対応の皿孔が設けられる。
【0146】
図15に示すように、循環モジュール下部ハウジングアセンブリとドラムの間はベローズなどのフレキシブル接続が採用され、ドラムの振動が硬質空気入口通路102に伝達され、さらに乾燥装置全体に伝達されるのを防止することができる。
【0147】
図15は、ある取付方法を例示的に示すが、もちろん、これに限定されず、空気入口通路102におけるベローズ1021は位置決めピンによって押圧板1022に固定され、ネジによって押圧板を固定することでベローズの固定を達成し、ベローズにより循環ファンハウジングとドラムのフレキシブル接続が実現される。
【0148】
図16は、本発明の実施例の循環モジュールの除湿循環過程模式図である。
【0149】
図16aおよび図16bを参照すると、循環モジュール10は除湿モジュール20とともに除湿循環を形成し、循環空気の流れ方向が図16bの矢印に示されるように循環気流がドラム内からドラム空気出口通路(濾過メッシュが設けられ)を介してコルゲートホース(矢印1)に入り、循環ファン空気入口(空気入口通路102)を介して、循環ファン空気出口から除湿ターンテーブル200の下側(矢印2)に流れ、除湿ターンテーブル200の下側から除湿ターンテーブル200を通過してその上側(矢印3)に流れ、除湿ターンテーブル200の上側空間を流れ(矢印4)、空気出口通路203に到達し(矢印5)、その後、空気出口通路203の接続部材を通過してドラムに循環して入る(矢印6)。以上は気流の一例であり、実際に、気流は循環ファン空気入口から循環ファン空気出口を介して除湿ターンテーブルの上側に流れ、上側から下へ除湿ターンテーブルを通過して下側に到達し、下側空間を流れて空気出口通路に入り、最後にドラムに循環して入る。
【0150】
図17は、本出願の洗濯乾燥一体機の給水アセンブリの模式図である。
【0151】
図17に示すように、以下、本出願の洗濯乾燥一体機の給水アセンブリCをさらに説明し、洗濯乾燥一体機の給水アセンブリCは、1つの水入口C0、複数の給水口(例えばドラム給水口C1、濾過メッシュ給水口C2、凝縮器給水口C3など)、および1つの排水口C4を有する。
【0152】
水入口C0は外部水源に連通され、外部水源から洗濯乾燥一体機全体にドラム洗濯給水、濾過メッシュ自浄給水、凝縮器凝縮用水などを供給するために使用される。排水口C4は外部空間に連通され、洗濯乾燥一体機で生成した汚水を機器外部に排出させる。
【0153】
1つの具体的な実施例では、給水アセンブリCの1つの水入口C0は水道管に連通され、該水入口C0はそれぞれ、洗濯機ドラムおよび/または洗浄液ボックスに給水するためのドラム給水口C1と、濾過メッシュ自浄噴水管に給水するための濾過メッシュ給水口C2と、凝縮器に低温水を提供し、乾燥装置の再生循環に凝縮水を提供する凝縮器給水口C3という3つの給水口C1、C2およびC3に接続される。
【0154】
以上、本発明の選択可能な実施例を説明したが、本発明はこれに限定されなく、より少ない給水口を設けて給水構造と機能を簡略化または統合してもよい。例えば、凝縮器を設けない場合、凝縮器給水口C3を設ける必要がない。または、濾過メッシュ自浄給水と凝縮器給水の両方が乾燥装置の機能性アセンブリであることを考慮し、両者の給水口を1つの給水口に統合して構造の複雑化を抑制することも可能である。他の場合、3より多くの給水口を設けて、より多くの洗浄または冷却機能を実現することは、本発明の保護範囲内に含まれる。
【0155】
上記給水アセンブリCに電磁弁スイッチが設けられ、それぞれ該複数の給水口の開閉を制御し、ドラムへの給水タイミング、洗浄液ボックスへの給水タイミング、凝縮用水または濾過メッシュ清掃用水の給水タイミングを制御することができる。
【0156】
図18は、洗濯機の乾燥装置空気入口通路の接続を示す模式図である。
【0157】
図18に示すように、乾燥装置の空気入口通路102は循環ファン101とドラムAの間に連通され、循環ファンの作用下で、ドラム内の湿った空気を除湿ターンテーブル200の除湿部201に誘導させて除湿を行う。
【0158】
本発明の1つの選択可能な実施例では、循環ファン101の空気入口上流位置に濾過アセンブリ60が設けられ、好ましくは空気入口通路102に設けられ、ドラムから除湿モジュール20へ流れた空気中のファズや不純物を濾過して、ファズや不純物が除湿モジュール20、特に除湿ターンテーブル200に侵入し、除湿ターンテーブル200の目詰まりにより除湿効果に影響を与えるのを防ぎ、さらに、除湿ターンテーブル200に付着したファズが回転過程で再生部に運ばれると、再生部の加熱モジュールによりこれらの糸くずが着火しやすい。
【0159】
以下、濾過アセンブリ60の内部構造を詳細に説明する。
【0160】
図19は、本発明の濾過アセンブリの構造を示す模式図である。
【0161】
図19に示すように、濾過アセンブリ60は、濾過メッシュ601、少なくとも1つの清掃ノズル602およびノズル給水管603を備え、空気入口通路102内に空気入口方向に沿って順次設けられ、洗濯機ドラムからの空気がまずフィルタ601を通過し、空気に含まれる糸くずや不純物を濾過する。また、清掃ノズル602は清掃水を噴霧して濾過メッシュ601を清掃し、濾過メッシュ601に付着した糸くずや不純物を除去し、その濾過能力を回復させ、ドラムからの空気を連続的に濾過する。ノズル給水管603は濾過メッシュ給水口C2に連通されて、清掃ノズル602に外部水源からの清掃水を供給する。
【0162】
本発明の1つの選択可能な実施例では、濾過アセンブリ60に清掃水流路(図示しない)がさらに設けられる。清掃水流路は好ましくは濾過メッシュ601の非濾過面6012一方側に設けられ、洗濯機排水口C4に連通される。このように、自浄水がノズル給水管603からノズルに達した後、濾過メッシュの濾過面6011をフラッシングして濾過メッシュに付着した糸くずや不純物をフラッシングし、自浄水が濾過メッシュをフラッシングした後、洗濯機排水口C4へ流れ、機器外部に排出される。任意に、自浄水流が洗濯機機器外部に独立して排出されるように、清掃水流路に1つ独立した排水口C5を設けてもよい。
【0163】
好ましくは、清掃ノズル602はノズル給水管603から濾過メッシュ601にかけて徐々に扁平状になるようにで設けられ、それに応じて、濾過メッシュ601の幅は空気入口通路102の幅全体を実質的にカバ―し、濾過効果を向上させることが可能である。さらに、清掃水が濾過メッシュ601の幅全体をカバーし、濾過メッシュ601の自浄効果を向上させることができる。
【0164】
さらに、任意に、濾過メッシュ601は空気入口通路102内で傾斜して延在する形状であり、このような形状により、空気の濾過面積を増加させ、小さい濾過面積による目詰まりが気流通過効率に影響を与えることを防止することができる一方、濾過メッシュの自浄過程中、きれいではないところがあれば、後の気流通過効率に影響を与えることがなく、さらに、濾過メッシュ601の傾斜角度は空気入口通路102の内壁に対して0~80°、好ましくは5~45°の角度に設定し、濾過メッシュの自浄フラッシング面積がそれに応じて大きくなり、糸くずなどが濾過メッシュ穴に埋め込まれて容易にフラッシングされないことを効果的に防止することができる。
【0165】
図19から分かるように、ドラムからの湿気流がまず濾過メッシュの一面(糸くずなどを遮断するための濾過面と定義できる)を通過し、その後濾過メッシュを通過して上方へ、除湿ターンテーブル200の除湿部201に連続的に流れる。自浄水がノズル給水管603から清掃ノズル602を介して噴霧され、濾過メッシュ601の濾過面をフラッシングし、それに付着した糸くずなどを除去する。
【0166】
別の実施例では、清掃ノズル602は、濾過メッシュの非濾過面6012に設けられてもよく、自浄過程中、ノズル602は気流の流れ方向と反対の方向に向かって濾過メッシュに一定の流速の水流を噴出し、すなわち濾過メッシュに対して一定の衝撃力を与え、濾過メッシュの非濾過面6012から濾過メッシュに噴水して、濾過メッシュに付着した糸くずを洗い流す。
【0167】
図19では、矢印1は濾過メッシュを通過する自浄水の流れ方向を示し、矢印2はドラムからの湿気流の流れ方向を示す。ここで、清掃ノズル602は、空気入口方向と反対であり、噴出した自浄水が空気入口の方向と反対の方向に流れ、濾過メッシュ601上の糸くずや不純物をより徹底的に清掃することに有利である。この実施例では、自浄水は空気入口の方向と反対の方向であり、濾過メッシュの濾過面6011に沿ってもよいし、濾過メッシュの非濾過面6012に沿ってもよく、濾過面においてフラッシングする時、水流の流速と流量が比較的に小さく、非濾過面6012においてフラッシングする時、水流の流速と流量が比較的大きく、水流の流れ方向と濾過メッシュの延在面は例えば40~90°の夾角をなし、濾過メッシュの孔に埋め込まれた糸くずを洗い流す。
【0168】
図20は、本発明の濾過アセンブリのノズル構造を示す模式図である。
【0169】
図20を参照すると、清掃ノズル602は、ノズル給水管603に接続された接続部6021、アヒル口状の延在部6022を備える。ここで、接続部6021は、ノズル給水管603に接続され、延在部6022は接続部から延在し始め、高さ方向に徐々に縮小し、幅方向に徐々に増大し、下向きにほぼ扁平な水流を形成する。
【0170】
さらに、好ましくは、清掃ノズル602の延在部6022(水出口)の幅は濾過メッシュの幅以上または若干小さく(例えば90%の幅)に設定され、濾過メッシュをできるだけ全面に清掃する。
【0171】
図21は、本発明の濾過アセンブリのノズル位置を示す模式図である。
【0172】
図21に示すように、濾過メッシュ601は空気入口通路102に沿って傾斜して設けられ、空気入口方向と反対の面は濾過面6011であり、すなわちドラムからの空気中の糸くずや不純物は該濾過面6011側に大量に濾過されて蓄積されることになる。したがって、濾過メッシュ自浄の作用面も、好ましくは濾過メッシュの濾過面6011に設けられる。該目的を達成するために、清掃ノズル602は好ましくは濾過メッシュ601の濾過面6011側に設けられ、さらに好ましくは、濾過メッシュ601に沿って傾斜角度で傾斜して設けられる。このようにすれば、ノズル給水管603が提供する清掃水が清掃ノズル602から噴出された後、濾過面6011に噴霧される。
【0173】
別の実施例では、任意に、清掃ノズル602は、濾過メッシュ601の2つの側面(濾過面6011および濾過面に対向する非濾過面6012)に面して設けられることにより、濾過メッシュの2つの側面を同時に清掃および噴霧することが可能である。より好ましくは、それぞれ濾過メッシュの濾過面6011および非濾過面6012に面して2つの清掃ノズル602を設け、濾過メッシュの2つの側面を同時に洗浄して、洗浄効率および清掃強度を得ることが可能である。この場合、例えば、まず1つの清掃ノズル602から噴水して非濾過面6012を清掃し、設定時間を経った後、もう1つの清掃ノズル602が噴水して濾過面6011を清掃し、または同時に起動してもよい。これによれば、濾過メッシュの清掃効果をさらに向上させることができる。
【0174】
好ましくは、清掃ノズル602は通常、乾燥装置の動作停止時に濾過メッシュの清掃動作を開始するように設定し、清掃ノズルが噴水して濾過メッシュを清掃する場合、空気入口通路102内の空気の水分量が増加し、乾燥装置の動作に影響を与えるのを回避することができる。さらに、清掃ノズル602は、乾燥装置の動作開始前に清掃および噴水を開始し、これによれば濾過メッシュ上の糸くずや不純物を完全に除去した後、ドラム空気入口から乾燥装置の乾燥動作を開始する。清掃ノズル602の清掃噴水動作時間は予設時間であってもよいし、検出モジュールを設け、濾過メッシュ601上の糸くずや不純物が完全に除去されたかどうかを検出してもよく、完全に除去されたと検出すると、清掃ノズル602の噴水清掃を停止させるように制御する。
【0175】
任意に、清掃ノズルの位置に清掃水検出装置がさらに設けられ、清掃水の流量、速度、濾過メッシュの清掃状態などのパラメータを検出して制御装置に送信し、制御装置は清掃水の噴霧や遮断、噴霧頻度、噴霧速度などを制御する。
【0176】
図22は、本発明の濾過アセンブリの凝縮ノズル位置を示す模式図である。
【0177】
好ましい実施例では、濾過アセンブリ60に、空気入口通路102の外壁に設けられた凝縮ノズル605がさらに設けられ、空気入口通路102の外壁へ噴水して予備凝縮を行う。ドラムから空気入口通路102を通って乾燥装置に入る湿った空気は多量の水分を含み、その温度は通常常温以上である。空気入口通路102内の湿った空気を予備凝縮することで、循環気流中の水蒸気を液体水に凝縮し、予設流路(例えば空気入口通路102の外壁の外側にジャケットを嵌設して凝縮水流路空間を形成する)を介して機器から排出することができるので、循環気流中の水分を予め低減して乾燥装置の除湿効率を高め、除湿時間を短縮し、省エネを実現する。もちろん、該予備凝縮ノズル605から空気入口通路102の内壁に直接に注水してもよく、水が内壁をゆっくりと流れて空気入口通路の壁を低温状態に確実に維持し、さらに空気入口通路を流れる気流を凝縮させることも可能である。
【0178】
本実施例では、ドラム出口の空気入口通路102の凝縮作用は、凝縮ノズル605から空気入口通路102のダクト外壁に水をゆっくりと噴射し、ダクト壁の一定の低温に維持し、ダクトを流れた高温多湿気流を凝縮させる効果を得る。したがって、通常、乾燥装置が動作を開始すると、凝縮ノズル605は、ドラム内の衣類の乾燥が終了し、乾燥装置の動作が停止するまで噴水凝縮動作を開始し、または、乾燥階段の初期で開始し、後期で停止してもよいので、初期には気流中の水分量が高く、予備凝縮により気流中の水分量が減少し、乾燥効率が向上する。
【0179】
好ましくは、該空気入口通路102の外側に外管が嵌設され、凝縮ノズル605は該外管と空気入口通路102の外壁の間に設けられ、空気入口通路102のダクト外壁と嵌設外管の内壁の間に水流空間が形成され、凝縮水を独立した排水ダクトを介して洗濯機から排出するか、またはドラムの外側ドラムに流れ、ドラムの出水通路と統合し、洗濯機排水ダクトを介して排出するように誘導し、これによれば、ダクト外壁に水を噴霧する同時に、この部分の凝縮水が取り残されないようにすることができる。
【0180】
任意に、凝縮ノズルの位置に凝縮水検出装置がさらに設けられ、凝縮水の流量、速度を検出して制御装置に送信し、制御装置は凝縮水の噴霧や遮断、噴霧速度などを制御する。
【0181】
本発明のもう1つの選択可能な実施例では、清掃ノズルを設けなくてもよく、それに応じて、空気入口通路102に着脱可能の濾過メッシュ601を設け、ユーザは該濾過メッシュ601を取り外して洗浄した後、空気入口通路102に組み付ける。ユーザが濾過メッシュを容易に着脱するために、好ましくは、空気入口通路102の経路を、洗濯機前端面板または側面板に設けられた着脱可能なボックスを通るように設定し、濾過メッシュ601は該着脱可能なボックスに設けられ、ユーザは該ボックスを容易に開けて濾過メッシュを取り出して洗浄した後、ボックスに戻して閉めることができる。
【0182】
図23は、本発明の除湿モジュールの構造を示す模式図である。
【0183】
図23に示すように、本発明の乾燥装置は主に除湿モジュール20から構成され、除湿モジュール20は上から下へ順次ターンテーブル上部ハウジング505、除湿ターンテーブル200、ターンテーブル下部ハウジング501を備える。ターンテーブル下部ハウジング501、ターンテーブル上部ハウジング505間はクリップ、ボルト、接着剤などによって固定される。
【0184】
さらに、除湿モジュール20は除湿部201、再生部202の2つの機能領域をさらに含み、2つの機能領域はターンテーブル上部ハウジング505、ターンテーブル下部ハウジング501およびその間の仕切り部材によって仕切りおよび隔離される。ここで、ターンテーブル上部ハウジング505、ターンテーブル下部ハウジング501にそれぞれ再生部仕切り部材が設けられ、ハウジング内部空間を少なくとも除湿部201、再生部202の2つの領域に仕切って、両者の相対的なシールを保持する。除湿ターンテーブル200は、ターンテーブル上部ハウジング505、ターンテーブル下部ハウジング501によって封止空間内にパッケージされ、ターンテーブル下部ハウジング501の中心にある軸受で固定されて回転する。
【0185】
ターンテーブル上部ハウジング505の内部空間は除湿ターンテーブル200の除湿部201に対応し、循環空気が流れるために使用される。ターンテーブル上部ハウジング505に設けられた加熱モジュール302は除湿ターンテーブル200の再生部202に対応し、再生空気が流れるために使用される。ターンテーブル下部ハウジング501は除湿ターンテーブル200の除湿部201および再生部202に対応し、ターンテーブル下部ハウジング501は下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1によって除湿部201と再生部202に仕切られる。
【0186】
図23を参照すると、除湿モジュール20のハウジング部材は、下部ハウジング再生領域組立部材202-2および上部ハウジング再生領域組立部材202-3を備え、少なくとも除湿ターンテーブルの再生部202と除湿部201を仕切って両者の相対的なシールを保持し、すなわち、仕切り部材を通って除湿部201に流れる再生部202の気流をできるだけ少なく、仕切り部材を通って再生部に流れる除湿部の気流もできるだけ少なくする。
【0187】
下部ハウジング再生領域組立部材202-2はターンテーブル下部ハウジング501に接続され、ターンテーブル下部ハウジング501と除湿ターンテーブル200間の移動可能なシール接触を実現する。具体的に、下部ハウジング再生領域組立部材202-2は好ましくは上下2つ設けられ、ターンテーブル下部ハウジング501に近い下部ハウジング再生領域組立部材202-2は硬質取付部材であり、ターンテーブル下部ハウジング501に固定され、除湿ターンテーブル200に近い下部ハウジング再生領域組立部材202-2は柔軟シールであり、除湿ターンテーブル200と移動可能にシール接触する。もちろん、取付方法によって、以上の硬質取付部材と柔軟シールを入れ替えることが可能である。下部ハウジング再生領域組立部材202-2は、再生部202の対応する領域と一致する形状、例えば扇形を有し、ターンテーブル下部ハウジング501の下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1に容易に固定され、下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1とともに再生部202の空間をシールに規定する。
【0188】
上部ハウジング再生領域組立部材202-3はターンテーブル上部ハウジング505に接続され、ターンテーブル上部ハウジング505と除湿ターンテーブル200間の移動可能なシール接触を実現する。具体的に、上部ハウジング再生領域組立部材202-3は好ましくは上、下2つ設けられ、ターンテーブル上部ハウジング505に近い上部ハウジング再生領域組立部材202-3は硬質取付部材であり、ターンテーブル上部ハウジング505に固定され、除湿ターンテーブル200に近い上部ハウジング再生領域組立部材202-3は柔軟シールであり、除湿ターンテーブル200と移動可能にシール接触する。上部ハウジング再生領域組立部材202-3は、再生部202の対応する領域と一致する形状、例えば扇形を有し、ターンテーブル上部ハウジング505の上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3に容易に固定され、上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3とともに再生部202の空間をシールに規定する。また、加熱モジュール302は、ターンテーブル上部ハウジング505が所在する円盤平面の扇形切り欠け領域(再生部202に対応する領域)に固定され、熱シールを介してターンテーブル上部ハウジング505と熱シールを形成する。
【0189】
図24は、除湿モジュールシールパッケージの分解構造図である。
【0190】
図24に示すように、本発明の実施例では、ターンテーブル上部ハウジング505とターンテーブル下部ハウジング501はシールに固定的に接続され、除湿ターンテーブル200はその内部にシールにパッケージされ、例えば、軟質ゴム材質のハウジングシールリング206を通じて、ターンテーブル上部ハウジング505とターンテーブル下部ハウジング501間のシール接続を実現する。
【0191】
任意に、ハウジングシールリング206はゴムパッドまたはシリコーンパッドであり、上下部ハウジングに、ネジと金属押圧シートによって固定される。具体的に、ターンテーブル上部ハウジング505とターンテーブル下部ハウジング501のターンテーブル部分(除湿ターンテーブル200に接続された部分)にシールリング5の取付凹部が設けられ、ターンテーブル上部ハウジング505とターンテーブル下部ハウジング501が係合した後、ボルトで固定され、ターンテーブル領域全体のシールを実現するために使用される。
【0192】
図25は、本発明の除湿モジュール下部ハウジングの構造を示す模式図である。
【0193】
図25に示すように、除湿モジュールのターンテーブル下部ハウジング501は循環ファン101に連通され、循環空気(湿った気流)がターンテーブル下部ハウジング501の開口から除湿ターンテーブル200の下方空間(ターンテーブル下部ハウジング501によって規定された空間)に入って循環流動し、さらに上向きに除湿ターンテーブル200を通過して除湿ターンテーブル200の上方空間(ターンテーブル上部ハウジング505で規定された空間)に入り、湿った循環空気は除湿部201の領域を通過し、除湿ターンテーブルによって脱水乾燥される。
【0194】
ターンテーブル下部ハウジング501に少なくとも2つの下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1(再生部仕切り部材)、および少なくとも1つの下部ハウジング除湿領域仕切り部材501-2(除湿部仕切り部材)が設けられる。下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1は、ターンテーブル下部ハウジング501の再生部202の対応の領域に形成され、小さい扇形形状を有し、ターンテーブル下部ハウジング501中において少なくとも再生部202と除湿部201を仕切って両者の相対的なシールを維持する。下部ハウジング除湿領域仕切り部材501-2(除湿部仕切り部材)はターンテーブル下部ハウジング501の除湿部201の対応の領域に形成され、大きな扇形形状を有し、ターンテーブル下部ハウジング501中の除湿部201の領域はターンテーブル周方向に沿って少なくとも2つの部分に仕切られ、除湿部201領域中の循環気流を仕切って、該除湿部仕切り部材により、循環気流は循環ファンから除湿ターンテーブルとターンテーブル下部ハウジング501の空間に入った後、少なくとも2つの部分に仕切られ、気流遠心力により、除湿ターンテーブルの大径部のみに気流が作用し、円の中心付近では気流が小さくなり、吸湿効率に影響を与えることを回避する。
【0195】
図26は、本発明ターンテーブル上部ハウジングの構造を示す模式図である。
【0196】
ターンテーブル上部ハウジング505は、除湿ターンテーブル200に対応する円盤状であり、互いに仕切られた上部ハウジング除湿領域505-1(除湿モジュールの除湿部201に対応)と上部ハウジング再生領域505-2(除湿モジュールの再生部202に対応)を含む。ターンテーブル上部ハウジング505に上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3が設けられ、上部ハウジング除湿領域505-1(除湿モジュールの除湿部201に対応)および上部ハウジング再生領域505-2を仕切って相対的なシールを維持する。また、ターンテーブル上部ハウジング505の周方向外側に、空気出口通路203に接続された循環空気出口505-4が設けられ、除湿モジュール20とドラムAに連通され、除湿後の乾燥循環気流がドラムAに流れてドラムA中の衣類を乾燥させる。
【0197】
別の実施例では、下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1と上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3に選択的にまたは両方ともシールが設けられ、該シールはターンテーブル200と間隔を空けるか干渉することができ、ターンテーブル200の回転過程中、除湿部201と再生部202間の気密性を確保する。例えば、下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1にシールウールトップが固定的に設けられ、上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3にシールが設けられず、シールウールトップはターンテーブル200と干渉し、上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3の端面はターンテーブル200から0.2~5mmの隙間を空け、または下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1と上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3に両方ともターンテーブル200と干渉するシールウールトップが設けられ、または下部ハウジング再生領域仕切り部材501-1と上部ハウジング再生領域仕切り部材505-3に両方ともシール軟質ゴムが設けられるか、またはシールを設けず、シール軟質ゴムまたは仕切り部材端面とターンテーブル200の隙間を0.2~5mmに保持してシール性をできるだけ確保する。
【0198】
図1および図26を参照すると、ターンテーブル上部ハウジング505の上部ハウジング再生領域505-2に、分離した加熱モジュール302が設けられ、加熱モジュール302の本体はターンテーブル上部ハウジング505から離れて設けられ、加熱モジュール302の下端面はターンテーブル上部ハウジング505に連通され、再生空気の対流空間を形成する。好ましくは、加熱モジュール302はターンテーブル上部ハウジング505が所在する円盤平面内に設けられ、除湿モジュール20の全体高さを減少する。図1および図26に示すように、ターンテーブル上部ハウジング505は円盤状であり、小さい部分の扇形領域は分離した加熱モジュール302を収容し、該加熱モジュール30の周辺に再生ファン301に連通されたヒーター空気入口302-1があり、再生ファン301からの乾燥再生空気を受け、それを加熱して高温乾燥再生空気を生成し、加熱モジュール302は扇形面の下端面にターンテーブル上部ハウジング505に連通されたヒーター空気出口302-2があり、高温乾燥再生空気を除湿ターンテーブル200の再生部202に排出して、再生部202領域における除湿ターンテーブル200中の水分を除去する。
【0199】
ターンテーブル上部ハウジング505上の加熱モジュール302は再生ファン301に連通され、再生空気は加熱モジュール302のヒーター空気入口302-1から加熱モジュール302の内部空間に入り、ヒーター空気出口302-2を通過した後、下向きに加熱モジュール302を通して加熱され、除湿ターンテーブル200を通過して除湿ターンテーブル200の下方空間(ターンテーブル下部ハウジング501で規定された空間)に対流し循環流動して、再生部202領域における除湿ターンテーブルを乾燥脱水する。
【0200】
一選択可能な実施例では、再生ファン空気出口は加熱モジュール302の側面空気入口に連通され、ほぼ扇形の加熱モジュール302の半径にほぼ垂直な方向に再生気流を吹き込む。
【0201】
図27は、本発明の乾燥装置の除湿ターンテーブルの内部構造を示す模式図である。
【0202】
図27aは除湿ターンテーブルの分解構造を示す模式図であり、図27bは除湿ターンテーブルの組立構造を示す模式図である。
【0203】
図27に示すように、除湿ターンテーブル200は、分子篩200-1、駆動輪200-2、補助回転リング200-3、およびシールリング200-5を備える。ここで、分子篩200-1は除湿ターンテーブル200の中心領域に形成され、駆動輪200-2、補助回転リング200-3およびターンテーブルシールリング200-5は分子篩200-1の厚さ方向に沿って分子篩周辺にならんで配置される。
【0204】
駆動輪200-2は、分子篩200-1を囲んで形成され、その円周外側に駆動歯が設けられ、駆動モータに伝達可能に協働し、モータの駆動下で分子篩200-1を回転させる。
【0205】
補助回転リング200-3は駆動輪200-2の下方に設けられ、分子篩200-1を囲み、フレキシブルローラ200-4に接触して相対的に転動し、分子篩200-1の円滑な回転を補助する。具体的に、補助回転リング200-3は、ターンテーブルハウジング内部に設けられた少なくとも1つのフレキシブルローラ200-4に連動して転動し、除湿ターンテーブルの正常回転を補助し、摩擦力を低減させる。
【0206】
好ましくは、除湿モジュール20に少なくとも1つのフレキシブルローラ200-4がさらに設けられ、ターンテーブルハウジング内側に設けられて補助回転リング200-3に転動可能に接触し、除湿ターンテーブルの正常回転を補助して、摩擦力を低減させる。好ましくは、フレキシブルローラ200-4は柔軟で変形可能であり、除湿ターンテーブルが回転軸に対してずれた時、補助回転リング200-3は、補助回転リングとフレキシブルローラ200-4の当接によりターンテーブルの回転摩擦力が発生することなく、フレキシブルローラ200-4を圧縮して変形させることが可能である。
【0207】
任意に、除湿ターンテーブルの位置にターンテーブル検出装置が設けられ、除湿ターンテーブルの回転数を監視して制御装置に送信し、それにより乾燥動作で除湿ターンテーブルの継続的な回転を確保することで、加熱モジュールが1つの領域を連続的に加熱して除湿ターンテーブルを焦がすことを回避することができる。
【0208】
ターンテーブルシールリング200-5は補助回転リング200-3の下方に設けられ、分子篩200-1を囲み、除湿ターンテーブル200とターンテーブルハウジング間の回転可能なシールを実現する。ターンテーブルシールリング200-5は柔軟で変形可能な材料であり、特に耐食、吸水による過度的な膨張がない材料、例えばウールトップ、発泡体、軟質ゴムなどである。除湿ターンテーブル200がターンテーブルハウジングに取り付けられた後、ターンテーブルシールリング200-5の大きさは、ターンテーブルハウジングの内壁と一定の空間をもって重なり合うように形成され、ターンテーブルシールリング200-5とターンテーブルハウジング内壁の締まりばめを実現し、ターンテーブルシールリング200-5は弾性変形の作用下で回転可能なシール接触効果が達成され、循環気流が除湿ターンテーブル200とターンテーブルハウジング間の隙間から通過するのを防止でき、洗濯機ドラムからの湿った気流のほとんどは、除湿ターンテーブル周辺とターンテーブルハウジング間の隙間から漏れることなく、除湿ターンテーブルを通過して吸湿される。
【0209】
もちろん、以上の駆動輪200-2、補助回転リング200-3、シールリング200-5の並列順序は任意であり、以上の3つの部分はそれぞれ異なる機能を実現するから、以上の3つの部分は並列して配置されればよく、具体的な順序に限定されない。
【0210】
図28は、シールリングがターンテーブル下部ハウジングに設けられた構造を示す模式図である。
【0211】
図28に示すように、もう1つの選択可能な実施例では、ターンテーブルシールリング200-5もターンテーブル下部ハウジング501に固定され、ターンテーブルシールリング200-5の大きさは、除湿ターンテーブル200の周辺と一定の空間をもって重なり合うように形成され、ターンテーブルシールリング200-5と除湿ターンテーブル200周辺の締まりばめを実現し、理由は上記と同じである。このような場合、ターンテーブル下部ハウジング501とターンテーブル上部ハウジング505の接続箇所の周辺に、ターンテーブルシールリング200-5が設けられ、ターンテーブル上下部ハウジングの接続箇所をシールする一方、除湿ターンテーブル200を回転可能にシールする。
【0212】
図29は除湿ターンテーブルの振動減衰構造を示す模式図である。
【0213】
図29に示すように、除湿ターンテーブル200の分子篩200-1の材料特性は比較的脆く、回転過程中、洗濯機の振動またはハウジングとの衝突により容易に破損してしまう。したがって、分子篩200-1の振動を最大限に低減するために、振動破損を避けるために、分子篩200-1に対して振動減衰処理を行う必要がある。
【0214】
本発明の実施例では、分子篩200-1の振動減衰構造は、周方向振動減衰部材200-6および/または中心振動減衰部材200-7を備え、以下、詳細に説明する。
【0215】
周方向振動減衰部材200-6は柔軟な材料、例えば発泡体などで形成され、分子篩200-1と駆動輪200-2の間に設けられて分子篩200-1周辺を囲み、分子篩200-1の外輪とターンテーブル下部ハウジング501およびターンテーブル上部ハウジング505の内輪の間にクッションを形成して、回転する過程中、分子篩がハウジングと衝突して破損するのを防止する。
【0216】
図29を参照すると、除湿ターンテーブル200は中心穴を有し、ターンテーブル下部ハウジング501の中心の回転軸501-3に対応して嵌設されて、中心軸の周りに回転する。
【0217】
中心振動減衰部材200-7は、円環状であり、分子篩200-1とターンテーブル下部ハウジング501の間に形成されてターンテーブル下部ハウジング501の回転軸501-3に嵌設され、分子篩200-1とターンテーブル下部ハウジング501の間に振動クッションを形成するために使用される。ターンテーブル下部ハウジング501は通常、洗濯機フレームと直接接続され(剛性接続またはフレキシブル接続)、洗濯機の振動はターンテーブル下部ハウジング501に容易に伝達されるので、上記中心振動減衰部材200-7により、ターンテーブル下部ハウジング501の振動による分子篩200-1の損傷を効果的に緩和できる同時に挟持固定効果を強化することもできる。
【0218】
なお、分子篩200-1の円周振動減衰および/または端面振動減衰を同時に設定する必要がなく、一方の振動減衰構造を設けて所望の振動減衰効果が得られれば、いずれかの振動減衰構造のみを設定することができる。
【0219】
除湿ターンテーブル200の分子篩200-1は、吸湿材料を用いて形成され、材料の水分吸着量、水分蒸発量、殺菌性、機械安定性などの性能を考慮する必要がある。任意に、本発明の分子篩200-1は、塩化リチウム、シリコンゴム、変性シリコンゴム、ゼオライト、活性アルミナ、13X(ナトリウムX型)分子篩などの中の1つを選択することができる。
【0220】
上記各種材料の性能はそれぞれ以下のとおりである。
a.塩化リチウム
利点:1.吸着量が大きい、2.除湿効果がよい、3.再生エネルギー消費が低い、4.殺菌効果が良好である。
欠点:1.周辺装置への漏れ液の腐食、2.低湿度時の除湿能力が悪い。
b.シリコンゴム
利点:吸着過程で安定性が良い。
欠点:1.熱安定性が悪い、2.吸着能力を改善する必要がある、3.機械安定性が悪い。
c.変性シリコンゴム
利点:吸着性能と熱安定性の向上。
欠点:プロセスが複雑で高価である。
d.ゼオライト
利点:1.高温および低温での吸着性が良い、2.熱安定性が良い。
欠点:1.通常条件下では吸着量が小さい、2.再生消費エネルギーが高い。
e.活性アルミナ
利点:再生率が適切である。
欠点:吸着能力が低い。
f.13X(ナトリウムX型)分子篩
利点:吸水性が良い。
欠点:脱着性が悪い。
【0221】
本発明の実施例では、除湿モジュール20に駆動装置がさらに設けられ、駆動モータおよび伝達部材を備え、除湿ターンテーブル200を回転させるように駆動する。
【0222】
駆動装置207は、設定位置および駆動方法によって、周辺駆動装置207または中心駆動装置208の2つに分けられ、以下で詳細に説明する。
【0223】
図30は、本発明の実施例の除湿ターンテーブルの周辺駆動装置の構造を示す模式図である。
【0224】
図30に示すように、周辺駆動装置207は、周辺駆動モータ207-1と周辺伝達歯車207-2を備える。周辺駆動装置207は除湿ターンテーブル200の周辺に回転可能に設けられ、周辺駆動により除湿ターンテーブル200を回転させるように駆動する。
【0225】
周辺駆動の場合、除湿ターンテーブル200の周辺に歯車状の駆動輪200-2が嵌設され、周辺伝達歯車207-2は好ましくは周辺駆動モータ207-1の動力軸に嵌設され、駆動輪200-2の歯車と回転可能に噛み合って、周辺駆動モータ207-1の駆動下で、除湿ターンテーブル200を回転させる。
【0226】
任意に、駆動モータ207-1、周辺伝達歯車207-2および駆動輪200-2は直接に接触して接続せず、ラックアンドピニオン、プーリーベルトなどの駆動ベルトによって伝達可能に接続されてもよい。
【0227】
中心駆動装置208(図示しない)は除湿ターンテーブル200の中心に回転可能に接続され、中心駆動により除湿ターンテーブル200を回転させるように駆動する。中心駆動装置208は、中心駆動モータ208-1および中心伝達軸208-2を備える。
【0228】
中心駆動の場合、除湿ターンテーブル200の周辺に歯車状の駆動輪200-2が嵌設されず、中心伝達軸208-2を除湿ターンテーブル200の中心に固定的に接続し、中心駆動モータ208-1の駆動下で、除湿ターンテーブル200を回転させる。任意に、中心伝達軸208-2に外歯車が固定的に設けられ、除湿ターンテーブル200の中心穴に内歯車が設けられ、この内外歯車が互いに密接に食い込み、除湿ターンテーブル200と中心伝達軸208-2を介して中心駆動モータ208-1の伝達を達成することができる。
【0229】
図31は、本発明の実施例の除湿モジュールのフレキシブルローラの構造を示す模式図である。
【0230】
図31a、図31bを参照すると、除湿ターンテーブル200の周辺に少なくとも1つのフレキシブルローラ200-4が設けられ、除湿ターンテーブルの正常移動(回転または移動)を補助して摩擦力を低減する。好ましくは、フレキシブルローラ200-4はターンテーブルハウジング内側に設けられて補助回転リング200-3に転動可能に接触し、例えば、ターンテーブル下部ハウジング501の内輪が外側に突出した取付部に設けられる。複数のフレキシブルローラ200-4はターンテーブルハウジングの内壁面に配置され、除湿ターンテーブル200は複数のフレキシブルローラ200-4に直接接触し、移動過程中、除湿ターンテーブル200の位置が大きくずれないようにすることが可能である。
【0231】
好ましくは、フレキシブルローラ200-4は柔軟で変形可能であり、除湿ターンテーブルが回転軸または移動軌道に対してずれた時、補助回転リング200-3とフレキシブルローラ200-4の当接によりターンテーブルの回転摩擦力が発生することなく、補助回転リング200-3はフレキシブルローラ200-4を圧縮して変形させることができる。フレキシブルローラ200-4の直径が可変であり、またはフレキシブルローラ200-4の回転中心位置が調整可能であり、フレキシブルローラ200-4とターンテーブルハウジングの接触点から除湿ターンテーブル200の回転中心までの距離が調整可能である。
【0232】
このように、フレキシブルローラ200-4とターンテーブルハウジングの押し付けが発生する際に、押し付け点とフレキシブルローラ200-4回転軸間の距離が可変である。移動過程中における除湿ターンテーブル200全体のターンテーブルハウジング内輪との摺動摩擦を解消することができる一方、フレキシブルローラ200-4の直径は可変であるので、除湿ターンテーブル200が不均一に回転するときのターンテーブルハウジング内輪との衝突衝撃が発生し、その結果、除湿ターンテーブル200に衝撃を与えて除湿ターンテーブル200が損傷することを回避することができる。
【0233】
フレキシブルローラ200-4の数は好ましくは6個であり、除湿ターンテーブル200の外周に均一に分布している。もちろん、本発明はこれに限定されなく、実際のニーズに応じて他の数を設定すればよい。
【0234】
もう1つの選択可能な実施例では、フレキシブルローラ200-4が設けられているかどうかにかかわらず、ターンテーブルハウジングにローラ軌道または軌道溝(図示しない)が設けられ、軌道溝は除湿ターンテーブル200の中心または全周への制限を行い、除湿ターンテーブル200を予設位置により安定的に保持することができる。
【0235】
図32は、本発明の実施例の除湿モジュールの補助ローラの構造を示す模式図である。
【0236】
図32に示すように、ターンテーブル下部ハウジング501内の底面の最外周に、ターンテーブル下部ハウジング501と除湿ターンテーブル200の間に1つまたは複数の補助ローラ200-8がさらに設けられ、除湿ターンテーブル200の移動過程中における除湿ターンテーブル200とターンテーブル下部ハウジング501間の摩擦を解消するために使用される。
【0237】
好ましくは、補助ローラ200-8は変形不可能な剛性ローラとして形成され、移動過程中直径が変化しない。
【0238】
図33は、本発明の乾燥モジュールの加熱モジュールのシール構造を示す模式図である。
【0239】
図33に示すように、加熱モジュール302はターンテーブル上部ハウジング505の上部ハウジング再生領域505-2に設けられ、ターンテーブル上部ハウジング505から離れて設けられる。
【0240】
加熱モジュール302とターンテーブル上部ハウジング505の間は好ましくは断熱材料を用いて隔離してシールされる。具体的に、加熱モジュール302とターンテーブル上部ハウジング505の間に第1シール302-3が設けられ、加熱モジュール302の外部輪廓に沿って設けられ、好ましくは断熱または断熱材料を用いて形成され、加熱モジュール302とターンテーブル上部ハウジング505間の熱伝導を隔離する。
【0241】
第1シール302-3の上面に、任意に、第2シール302-4がさらに設けられ、加熱モジュール302とターンテーブル上部ハウジング505の間を断熱および衝突緩和する。第2シール302-4は、好ましくは変性可能なゴム材料、例えば発泡体、シリコンゴムまたは軟質ゴムを採用し、第1シール302-3を覆い、加熱モジュール302の外部輪廓に沿って設けられ、加熱モジュール302とターンテーブル上部ハウジング505の間を固定および断熱するために使用され、同時に加熱モジュール302とターンテーブル上部ハウジング505の間の接触衝突を緩和する。
【0242】
加熱モジュールの温度が高いため、加熱モジュールがターンテーブル上部ハウジング505に直接接触すると、経時的にターンテーブル上部ハウジング505の変形ややけどの原因となる。ターンテーブル上部ハウジング505と加熱モジュール302の間に第1シール302-3および第2シール302-4が設けられ、1つの温度伝達クッション領域が形成される。
【0243】
図34は、本発明の乾燥モジュールの加熱モジュールのメッシュプレートの構造を示す模式図である。ここで、図34aは加熱モジュール空気出口としてのメッシュプレートの構造を示す模式図であり、図34bは加熱モジュール空気入口の構造を示す模式図である。
【0244】
図34に示すように、ターンテーブル上部ハウジング505は円盤状であり、一部の扇形領域は分離した加熱モジュール302を収容し、該加熱モジュール302の周辺に再生ファン301に連通されたヒーター空気入口302-1が設けられ、再生ファン301からの乾燥再生空気を受け、高温乾燥再生空気に加熱し、加熱モジュール302は扇形面の下端面にターンテーブル上部ハウジング505に連通されたヒーター空気出口302-2が設けられ、高温乾燥再生空気を除湿ターンテーブル200の再生部202に排出し、除湿ターンテーブル200を通過して除湿ターンテーブル200の下方空間(ターンテーブル下部ハウジング501で規定された空間)に対流して循環流動し、再生部202領域の除湿ターンテーブルを乾燥脱水する。
【0245】
この選択可能な実施例では、加熱モジュール302は扇形構造として形成され、上下壁と半径方向に沿った2つの側壁によって空間が形成され、加熱モジュール302は、ヒーター空気出口302-2に設けられたメッシュプレート303、メッシュプレート303の下に位置するヒーター304、下壁の1つの側壁から外側に延在する温度コントローラー305を備える。
【0246】
加熱モジュール302は再生ファン301に連通され、再生空気は加熱モジュール302のヒーター空気入口302-1から加熱モジュール302の内部空間に入り、ヒーター空気出口302-2を介してメッシュプレート303を吹き抜け、その後メッシュプレート303の空気穴から下向きにヒーター304を吹き抜け、ヒーター304で加熱された後、再生部のターンテーブル部分に流れ、これにより再生部のターンテーブル部分の水分を加熱脱着させる効果が達成される。
【0247】
好ましくは、メッシュプレート303の複数の空気穴の配置形状は、ヒーター304の形状と一致であり、メッシュプレート303を通った空気のほとんどまたは全部がヒーター304を通過し、空気が加熱されていなくても加熱モジュールの効率が低下することを回避することができる。
【0248】
メッシュプレート303の複数の空気穴の直径は、加熱モジュール302の周辺に沿って加熱モジュール302の中心方向に向かって徐々に小さくなるか、または小さくなる傾向があることが好ましい。これは、再生空気が加熱モジュール302の周辺でのヒーター空気入口302-1に入るとき、空気流速が高く、空気穴の直径が大きいと空気穴を容易に通過でき、加熱モジュール302に近い中心位置では、加熱モジュール302の空間が徐々に狭くなり、空気流速が遅くなり、空気穴の直径が小さいと、できるだけ多くの再生空気が空気穴を通過することができるからである。
【0249】
図35は、本発明の乾燥モジュールの加熱モジュールのヒーターの構造を示す模式図である。ここで、図35aはヒーターとメッシュプレートの相対位置を示す模式図であり、図35bはヒーターのレイアウトを示す構造図である。
【0250】
図35に示すように、ヒーター304は、メッシュプレート303空気穴の空気出口経路に設けられ、ほとんどまたは全部の空気穴をほぼ覆う。さらに、ヒーターとメッシュプレートは所定の距離を空け、すなわちメッシュプレート303に近接して設けられ、空気穴からの空気が均一に加熱され、同時ヒーターが空気穴を通過する空気に対して過度の抵抗を生じないようにする。
【0251】
好ましくは、ヒーター304は空気穴の真下に設けられ、加熱モジュールの半径延在方向にわずかにずれる。このように、風が加熱モジュールの半径に沿って内側に吹き且つ空気穴を通過するとき、矢印で示した半径方向に速度を持つことになるので、わずかにずれると、空気穴を通過する風がヒーターに向け、気流に対するヒーターの加熱効率を向上させることができる。
【0252】
図35bに示すように、加熱モジュール302の1つの側壁に温度コントローラー取付部が外側に延在して設けられ、そこにヒーターの温度またはメッシュプレート17からの気流温度を監視するための温度コントローラー305が取り付けられる。
【0253】
好ましくは、温度コントローラー取付部に1つの熱伝導性シート305-1が設けられ、温度コントローラー305が熱伝導性シート内に設けられ、すなわち熱伝導性シート305-1は温度コントローラー305を覆い、ヒーターの温度が熱伝導により最初に熱伝導性シート305-1に伝導され、温度コントローラー305は熱伝導性シート305-1の温度を直接検出することにより、加熱モジュール内の空気温度を安定的に検出することができる。これは、空気が熱を運んで加熱モジュール空間で乱れまたは乱流を形成し、該領域の温度が不安定になるため、熱伝導性シート305-1を設けない場合、温度コントローラー305が検出した温度は飛び飛びで非常に不安定になり、ヒーター304の効果的な制御には不利であるからである。
【0254】
任意に、温度コントローラー305は制御装置に接続され、制御装置はヒーターの加熱電力および時間、再生ファンと除湿ターンテーブルの回転数などを制御して、加熱開始期間のと温度持続期間に正確的な温度制御を達成する。
【0255】
図1を参照すると、乾燥装置Bは再生モジュール30の下流に凝縮モジュール40が設けられ、再生モジュール30の再生空気出口3012は凝縮モジュール40の凝縮器空気入口405に連通され、再生空気出口3012から排出した高温高湿の再生気流を凝縮器401に入力して凝縮させ、低温乾燥気流を形成し、凝縮モジュール40の凝縮器空気出口406から大気に排出することにより、洗濯乾燥一体機の設置空間の大気温度および湿度に悪影響を与えることを防止することができる。または、好ましくは、凝縮モジュール40の凝縮器空気出口406は再生モジュール30の再生空気入口3011に連通され、生成した低温乾燥気流を再生ファン301に輸送し、再生循環のために再生モジュール30に再び入る。
【0256】
図1では、さらに凝縮器401の冷却水入口401-1、冷却水出口401-2、凝縮水出口401-3が示される。ここで、冷却水入口401-1は外部冷水源に接続され、冷却水出口401-2は任意にドラム水出口に連通され、両者が協働して、凝縮器配管からの凝縮用の冷却水の供給と排出を行う。凝縮水出口401-3は、除湿ターンテーブルから脱着した水蒸気中の水を液体水に凝縮させて凝縮器ハウジングから排出するものである。
【0257】
図36は、本発明の乾燥装置凝縮モジュールのハウジングの模式図である。
【0258】
図36に示すように、凝縮モジュールは、凝縮器401、凝縮器上部ハウジング402、凝縮器下部ハウジング403を備え、好ましくは、シール404をさらに備える。ここで、凝縮器は保持棒および制限部材によって凝縮器下部ハウジング403に嵌合し、凝縮器上部ハウジングは下向きに凝縮器周囲のシール404を押し付けてシール効果を発揮させる。任意に、凝縮器上部ハウジング402、凝縮器下部ハウジング403の一方(例えば凝縮器下部ハウジング403)に凹部が設けられ、他方のハウジングに突起が設けられ、前記凹部内にシール404(例えばシーリングガスケット)を収容し、突起を凹部に押し付けてシールを達成する。
【0259】
図36において、矢印は再生部からの高温高湿気流(ヒーターで加熱され、水分が除湿ターンテーブルから脱着され)が除湿ターンテーブル下面と除湿ターンテーブル下部ハウジング間の空間から矢印に沿って凝縮器ハウジングに流れ、凝縮させて除去される様子を示す。
【0260】
図37は、好ましい実施例における凝縮器スポイラーアセンブリを示す模式図である。ここで、図37aはスポイラーアセンブリのない凝縮器ハウジングの構造を示し、図37bはスポイラーアセンブリの凝縮器ハウジングの構造を示す。
【0261】
図37aを参照すると、スポイラーアセンブリのない凝縮器ハウジングでは、凝縮循環の気流方向は、高温高湿の空気が凝縮器空気入口405から凝縮器401が所在する凝縮領域に入り、凝縮除湿後に乾燥空気となり、凝縮器空気出口406から凝縮器を出てくる。スポイラーアセンブリのない場合、凝縮器底部から凝縮器401を通らず凝縮器空気出口406に直接流れる湿った空気があり、結果としてこの部分の湿った気流が凝縮されず、凝縮乾燥効果が悪くなる。
【0262】
この問題を解決するために、図37bを参照すると、凝縮器ハウジング内(上部ハウジングおよび/または下部ハウジング)の凝縮空気の進行方向に1つまたは複数のスポイラーアセンブリ407、例えばバッフルや突起などが設けられ、凝縮空気の進行方向を変えるアセンブリの形状は任意であり、凝縮器を流れる湿った気流をスポイラーして、湿気流を凝縮器に十分に接触させ、湿ったガスが凝縮器を通らず凝縮モジュールから直接出てくることを回避することができる。本発明の実施例では、スポイラーアセンブリ407は凝縮空気の進行方向の一方側または両側に設けられてもよい。
【0263】
本発明のもう1つの選択可能な実施例では、再生循環の下流に凝縮モジュール40を設けることに加えて、ドラムの空気出口と除湿ターンテーブルの間(例えば空気入口通路102)に予備凝縮モジュールを設け、比較的高温の高温多湿気流を一度凝縮して含水量を減らし、除湿ターンテーブルに入った後、再び吸湿処理を行ってもよい。
【0264】
任意に、該予備凝縮モジュールは独立した凝縮モジュールとして形成されてもよく、その凝縮器空気入口および凝縮器空気出口はそれぞれドラム空気出口および循環ファン空気入口に連通される。
【0265】
別の実施例では、該予備凝縮モジュールは凝縮ジャケットの構造として形成されてもよく、ドラム空気出口ダクトに凝縮ジャケットを嵌設し、ドラム空気出口ダクト外壁と凝縮ジャケット内壁の間に水流空間を形成し、前記凝縮ノズルによりドラム空気出口ダクトの外壁にゆっくりと水を噴霧し、ダクト壁の継続的な低温を維持し、ダクトを流れる高温多湿気流を凝縮して水を除去する。凝縮ジャケット内の冷却水はドラムの外側ドラムまたは洗濯機出口ダクトに流入することができる。
【0266】
なお、本出願の上記具体的な実施形態は本出願の原理を例示的に説明または解釈するためにのみ使用され、本出願を限定するものではない。したがって、本出願の精神および範囲から逸脱することなくなされた任意の修正、同等置換、改善などは、すべて本出願の保護範囲内に含まれる。また、本出願の特許請求の範囲は、添付された請求項の範囲および限界、またはその範囲および限界と同等の形態に該当するすべての変形および修正を対象とすることを意図している。
【符号の説明】
【0267】
洗濯乾燥一体機:
A ドラム
B 乾燥モジュール
C 給水モジュール
1 洗濯機フレーム
【0268】
乾燥装置B:
10 循環モジュール
20 除湿モジュール
30 再生モジュール
40 凝縮モジュール
【0269】
給水アセンブリC:
C0 1つの水入口
複数の給水口(ドラム給水口C1、濾過メッシュ給水口C2、凝縮器給水口C3など)
C4 1つの排水口
【0270】
循環モジュール10:
101 循環ファン
102 空気入口通路
103 循環空気接続部材
104 循環ファンシールストリップ
1021 ベローズ
1022 押圧板
循環ファン101:
1011 モータ
1012 インペラ
506 循環ファン上部ハウジング
502 循環ファン下部ハウジング
502’ 乾燥モジュール下部ハウジングの循環ファン取付領域
【0271】
除湿モジュール20:
200 除湿ターンテーブル
201 除湿部
202 再生部
203 空気出口通路
206 ハウジングシールリング
501 ターンテーブル下部ハウジング
505 ターンテーブル上部ハウジング
207 周辺駆動装置
208 中心駆動装置
【0272】
除湿部201:
501-2 下部ハウジング除湿領域仕切り部材
再生部202:
202-3 上部ハウジング再生領域組立部材
202-2 下部ハウジング再生領域組立部材
ターンテーブル下部ハウジング501:
501-1 下部ハウジング再生領域仕切り部材
501-2 下部ハウジング除湿領域仕切り部材
501-3 回転軸
ターンテーブル上部ハウジング505:
505-1 上部ハウジング除湿領域
505-2 上部ハウジング再生領域
505-3 上部ハウジング再生領域仕切り部材
505-4 循環空気出口
除湿ターンテーブル200:
200-1 分子篩
200-2 駆動輪
200-3 補助回転リング
200-4 フレキシブルローラ
200-5 ターンテーブルシールリング
200-6 周方向振動減衰部材
200-7 中心振動減衰部材
200-8 補助ローラ
周辺駆動装置207:
207-1 周辺駆動モータ
207-2 周辺伝達歯車
中心駆動装置208:
208-1 中心駆動モータ
208-2 中心伝達軸
【0273】
再生モジュール30:
301 再生ファン
302 加熱モジュール
3011 再生空気入口
3012 再生空気出口
再生空気入口接続部材3013:
3013-1、3013-2 上下2つの部品
3013-3 水平端口
3013-4 垂直端口
再生空気出口接続部材3014:
3014-1、3014-2 上下2つの部品
3014-3 小さい端口
3014-4 大きい端口
加熱モジュール302:
302-1 ヒーター空気入口
302-2 ヒーター空気出口
302-3 第1シール
302-4 第2シール
303 メッシュプレート
304 加熱管
305 温度コントローラー
305-1 熱伝導性シート
【0274】
凝縮モジュール40:
401 凝縮器
402 凝縮器上部ハウジング
403 凝縮器下部ハウジング
404 シール
405 凝縮器空気入口
406 凝縮器空気出口
407 スポイラーアセンブリ
401-1 冷却水入口
401-2 冷却水出口
401-3 凝縮水出口
【0275】
パッケージハウジング50:
下部ハウジング:
501 ターンテーブル下部ハウジング
502 循環下部ハウジング
503 凝縮下部ハウジング
504 再生下部ハウジング
509 取付部
501’ ターンテーブル取付領域
502’ 循環取付領域
503’ 凝縮取付領域
504’ 再生取付領域
上部ハウジング:
505 ターンテーブル上部ハウジング
506 循環上部ハウジング
507 凝縮上部ハウジング
【0276】
濾過アセンブリ60:
601 濾過メッシュ
602 清掃ノズル
603 ノズル給水管
605 凝縮ノズル
6011 濾過面
6012 非濾過面
ノズル602:
6021 接続部
6022 延在部
図1a
図1b
図1c
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10a
図10b
図11
図12a
図12b
図13a
図13b
図14a
図14b
図15
図16a
図16b
図17
図18
図19
図20
図21
図22a
図22b
図23
図24
図25
図26
図27a
図27b
図28
図29
図30
図31a
図31b
図32
図33
図34a
図34b
図35a
図35b
図36
図37a
図37b
【手続補正書】
【提出日】2024-03-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯乾燥一体機のドラムに連通され、回転により前記ドラムからの湿った空気を循環気流に形成して除湿モジュールに排出して除湿を行うための循環モジュールと
記循環モジュールおよび前記ドラムにそれぞれ連通され、循環移動により前記循環モジュールからの循環気流を除湿乾燥させ、乾燥した循環気流を前記ドラムに排出するための前記除湿モジュールと
前記除湿モジュールに連通され、乾燥した再生気流を前記除湿モジュールに排出し、前記除湿モジュールの少なくとも一部を除湿乾燥させ、前記除湿モジュールの除湿能力を回復させるための再生モジュールと、を備え、
記循環モジュール、前記除湿モジュールおよび前記再生モジュールは、ほぼ同一の平面に配置される、前記洗濯乾燥一体機の、乾燥装置。
【請求項2】
前記平面は前記ドラムの上方または下方水平な平面であり、前記ドラムの回転軸に平行である、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記循環モジュールの回転軸、前記除湿モジュールの回転軸、前記再生モジュールの回転軸のうちの少なくとも2つの回転軸は互いに平行であり、前記ドラムの回転軸にほぼ垂直である、請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記循環モジュールの回転軸と前記除湿モジュールの回転軸は、前記ドラムの回転軸とねじれの位置且つ垂直であり、それぞれが前記ドラムの回転軸の両側に分けて配置され、
前記再生モジュールは、前記循環モジュールの一方側に設けられ、前記再生モジュールの回転軸と前記除湿モジュールの回転軸は、前記ドラムの回転軸の両側にそれぞれ分けて配置される、請求項3に記載の乾燥装置。
【請求項5】
記循環モジュールおよび前記ドラムに連通され、前記ドラムからの湿った空気を前記循環モジュールに進入させる通路として使用される空気入口通路をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項6】
記平面前記ドラムの上方水平な平面である場合、前記空気入口通路は前記ドラムの左後方または右後方に設けられ、それに連通された前記循環モジュールも対応して前記ドラムの左後方上部または右後方上部に設けられる、請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記除湿モジュールおよび前記ドラムに連通され、除湿後の乾燥循環気流を前記ドラムに進入させる通路として使用される空気出口通路をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の乾燥装置。
【請求項8】
記平面前記ドラムの下方水平な平面である場合、前記空気入口通路は、前記洗濯乾燥一体機の底部、後部および上部の順に沿って延在し、前記ドラムの空気出口および前記循環モジュールが備える循環ファンの空気入口に連通される、請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項9】
記平面前記ドラムの下方水平な平面である場合、前記空気出口通路は、前記洗濯乾燥一体機の底部、後部および上部の順に沿って延在し、前記除湿モジュールの空気出口および前記ドラムの空気入口に連通される、請求項7に記載の乾燥装置。
【請求項10】
記平面は、ドラム後方垂直な平面であり、前記ドラムの回転軸に垂直である、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項11】
前記循環モジュールの回転軸と前記除湿モジュールの回転軸は、前記ドラムの回転軸に平行であり、前記ドラムの回転軸の両側にそれぞれ分けて配置され、
前記再生モジュールは、前記循環モジュールの一方側に設けられ、前記再生モジュールの回転軸と前記除湿モジュールの回転軸前記ドラムの回転軸の両側にそれぞれ分けて配置される、請求項10に記載の乾燥装置。
【請求項12】
前記ドラムの回転軸に垂直な方向に延在し、前記ドラムの空気出口および前記循環モジュールの空気入口に連通され、前記ドラムからの湿った空気を前記循環モジュールに進入させる通路として使用される空気入口通路をさらに備える、請求項10または11に記載の乾燥装置。
【請求項13】
前記ドラムの回転軸に平行な方向に延在し、前記除湿モジュールの空気出口および前記ドラムの空気入口に連通され、除湿後の乾燥循環気流を前記ドラムに進入させる通路として使用される空気出口通路をさらに備える、請求項10または11に記載の乾燥装置。
【請求項14】
前記再生モジュールの再生空気入口および再生空気出口はいずれも大気に連通される、請求項に記載の乾燥装置。
【請求項15】
前記再生モジュールの再生空気出口に連通され、前記再生モジュールから排出した前記再生気流を凝縮して低温乾燥気流を形成する凝縮モジュールをさらに備える、請求項に記載の乾燥装置。
【請求項16】
前記凝縮モジュールの空気出口は大気または前記再生モジュールの再生空気入口に連通される、請求項15に記載の乾燥装置。
【請求項17】
前記循環モジュールの前記空気入口通路に設けられ、前記ドラムからの気流中のファズおよび/または不純物を濾過するために使用される濾過アセンブリをさらに備える、請求項に記載の乾燥装置。
【請求項18】
前記ドラムの回転軸に垂直な方向に延在し、前記ドラムの空気出口および前記循環モジュールの空気入口に連通され、前記ドラムからの湿った空気を前記循環モジュールに進入させる通路として使用される空気入口通路をさらに備え、
前記循環モジュールの前記空気入口通路に設けられ、前記ドラムからの気流中のファズおよび/または不純物を濾過するために使用される濾過アセンブリをさらに備える、請求項10に記載の乾燥装置。
【請求項19】
前記空気入口通路は、前記洗濯乾燥一体機の前端を通過するように設けられ、前記空気入口通路に設けられた前記濾過アセンブリは、前記洗濯乾燥一体機の前端面板に着脱可能に設けられる、請求項17に記載の乾燥装置。
【請求項20】
前記空気入口通路は、前記洗濯乾燥一体機の前端を通過するように設けられ、前記空気入口通路に設けられた前記濾過アセンブリは、前記洗濯乾燥一体機の前端面板に着脱可能に設けられる、請求項18に記載の乾燥装置。
【請求項21】
さらにハウジングが設けられ、前記ハウジングは、前記洗濯乾燥一体機の4つのフレーム辺に対応する位置に、それぞれ少なくとも1つの取付部が一体成形され、前記取付部を介して前記洗濯乾燥一体機の筐体に固定される、請求項に記載の乾燥装置。
【請求項22】
さらにハウジングが設けられ、前記ハウジングと前記洗濯乾燥一体機の前記ドラムの間にはフレキシブル接続が採用される、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項23】
前記循環モジュールおよび前記ドラムに連通され、前記ドラムからの湿った空気を前記循環モジュールに進入させる通路として使用される空気入口通路と、前記除湿モジュールおよび前記ドラムに連通され、除湿後の乾燥循環気流を前記ドラムに進入させる通路として使用される空気出口通路とをさらに備え、
前記循環モジュールと前記空気入口通路の間、および/または前記空気入口通路と前記ドラムの間、および/または前記除湿モジュールと前記循環モジュールの間、および/または前記除湿モジュールと前記空気出口通路の間、および/または前記空気出口通路と前記ドラムの間の少なくとも1つのアセンブリの間の接続箇所にはフレキシブル接続が採用される、請求項22に記載の乾燥装置。
【請求項24】
さらにパッケージハウジングが設けられ、
前記パッケージハウジングは
前記除湿モジュールを配置するためのターンテーブル下部ハウジング、前記循環モジュールを配置するための循環下部ハウジング、前記凝縮モジュールを配置するための凝縮下部ハウジング、および前記再生モジュールを配置するための再生下部ハウジングを含む下部ハウジングと、
前記除湿モジュールを配置するためのターンテーブル上部ハウジング、前記循環モジュールを配置するための循環上部ハウジング、前記凝縮モジュールを配置するための凝縮上部ハウジングを含む上部ハウジングと、を備え、
記下部ハウジングは、前記ターンテーブル下部ハウジング、前記循環下部ハウジング、前記凝縮下部ハウジングおよび前記再生下部ハウジングが1つの全体下部ハウジングとして一体成形され、またはそれぞれ別々の、複数の下部ハウジング部材として形成され、
記上部ハウジングは、前記ターンテーブル上部ハウジング、前記循環上部ハウジングおよび前記凝縮上部ハウジングがそれぞれ別々の、複数の上部ハウジング部材として形成される、請求項15に記載の乾燥装置。
【請求項25】
前記ターンテーブル下部ハウジングは、前記洗濯乾燥一体機のフレームに固定かつ接続され、前記循環下部ハウジング、前記凝縮下部ハウジングおよび前記再生下部ハウジングは、一体成形されて、または、少なくとも1つが別々に成形されて前記ドラムの外側ドラムに固定かつ接続される、請求項24に記載の乾燥装置。
【請求項26】
前記ターンテーブル下部ハウジングとすべての振動発生アセンブリの間にはフレキシブル接続が採用される、請求項24または25に記載の乾燥装置。
【請求項27】
洗濯用のドラム、および請求項1に記載の乾燥装置を備え、前記乾燥装置は前記ドラムに連通されて前記ドラム内の湿った空気を除湿乾燥するために使用される、洗濯乾燥一体機。
【国際調査報告】