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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-27
(54)【発明の名称】ユーザ体感品質の再設定
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240820BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20240820BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/231
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504175
(86)(22)【出願日】2022-07-12
(85)【翻訳文提出日】2024-03-25
(86)【国際出願番号】 US2022036751
(87)【国際公開番号】W WO2023003720
(87)【国際公開日】2023-01-26
(31)【優先権主張番号】63/224,922
(32)【優先日】2021-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】523466972
【氏名又は名称】パルサ ワイヤレス コミュニケーションズ,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110003797
【氏名又は名称】弁理士法人清原国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ババエイ,アリレザ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法は、ユーザ機器(UE)が、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、UEが、設定パラメータに基づいて、BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成することと、UEが、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、QoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することと、を含む。
【選択図】図16
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法であって、
ユーザ機器(UE)が、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信するステップと、
前記UEが、前記設定パラメータに基づいて、前記BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成するステップと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信するステップであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記QoE設定に関連する変更を示す、ステップと、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介した送信のために作成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザ機器(UE)が、前記設定パラメータに基づいて、前記基地局(BS)への送信のための1つ以上の第2のユーザ体感品質(QoE)測定報告を作成することと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことと、を更に含む、請求項1に記載の方法であって、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第2のQoE測定報告は、破棄されず、
前記方法は、前記1つ以上の第2のQoE測定報告を送信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、第1のタイミングで送信されるようにスケジュールされ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージは、第2のタイミングで受信され、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングに更に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄するステップは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄するステップは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記少なくとも1つの第2のメッセージの前記処理時間は、前記ユーザ機器(UE)の能力に基づく、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄するステップは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む1つ以上のトランスポートブロックに関連する1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄するステップは、前記1つ以上のQoE報告に関連する1つ以上のシグナリング無線ベアラ(SRB)の1つ以上のバッファをフラッシュすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記スケジュールされた送信のための送信パラメータを示すアップリンクグラントを受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法であって、
ユーザ機器(UE)が、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信するステップと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信するステップであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ステップと、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートするステップと、を含む、方法。
【請求項24】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記カウンタは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記タイマは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を送信することを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、1つ以上の前記ユーザ体感品質(QoE)測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項23に記載の方法。
【請求項35】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項23に記載の方法。
【請求項36】
第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの少なくとも1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項23に記載の方法。
【請求項37】
前記ユーザ機器(UE)が、前記基地局(BS)から、前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことを更に含み、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記カウンタはリセットされず、前記タイマはリスタートされない、請求項23に記載の方法。
【請求項38】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項23に記載の方法。
【請求項40】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記カウンタをリセットするか、又は前記タイマをリスタートするステップは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項23に記載の方法。
【請求項42】
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を含む、ユーザ機器(UE)であって、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、
基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、
前記設定パラメータに基づいて、前記BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成することと、
前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記QoE設定に関連する変更を示す、ことと、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することと、を行わせる、ユーザ機器(UE)。
【請求項43】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介した送信のために作成される、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項44】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項43に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項45】
前記QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項44に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項46】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項45に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項47】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項43に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項48】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項49】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項50】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項51】
第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項52】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、
前記ユーザ機器(UE)が、前記設定パラメータに基づいて、前記基地局(BS)への送信のための1つ以上の第2のユーザ体感品質(QoE)測定報告を作成することと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことと、を更に行わせる、請求項42に記載のユーザ機器(UE)であって、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第2のQoE測定報告は、破棄されず、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、前記1つ以上の第2のQoE測定報告を送信することを更に行わせる、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項53】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項52に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項54】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項55】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項54に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項56】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、第1のタイミングで送信されるようにスケジュールされ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージは、第2のタイミングで受信され、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングに更に基づく、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項57】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項56に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項58】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項59】
前記少なくとも1つの第2のメッセージの前記処理時間は、前記ユーザ機器(UE)の能力に基づく、請求項58に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項60】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項61】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む1つ以上のトランスポートブロックに関連する1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュすることを含む、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項62】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記1つ以上のQoE報告に関連する1つ以上のシグナリング無線ベアラ(SRB)の1つ以上のバッファをフラッシュすることを含む、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項63】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、前記スケジュールされた送信のための送信パラメータを示すアップリンクグラントを受信することを、更に行わせる、請求項42に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項64】
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を含む、ユーザ機器(UE)であって、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、
基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、
前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートすることと、を行わせる、ユーザ機器(UE)。
【請求項65】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記カウンタは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項66】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項65に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項67】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記タイマは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項68】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項67に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項69】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を送信することを、更に行わせる、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項70】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項69に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項71】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項70に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項72】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項71に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項73】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、1つ以上の前記ユーザ体感品質(QoE)測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項69に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項74】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項69に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項75】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項76】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項77】
第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの少なくとも1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項78】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、
前記基地局(BS)から、前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことを更に行わせ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記カウンタはリセットされず、前記タイマはリスタートされない、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項79】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項78に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項80】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項81】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項80に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項82】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記カウンタをリセットすること、又は前記タイマをリスタートすることは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項64に記載のユーザ機器(UE)。
【請求項83】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法であって、
前記方法は、基地局が、ユーザ機器(UE)に、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを送信するステップを含む、方法であって、
1つ以上の第1のQoE測定報告が、前記設定パラメータに基づいて、前記基地局へのスケジュールされた送信のために作成され、
前記方法は、前記基地局が、前記UEに、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを送信するステップであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記QoE設定に関連する変更を示すステップ、を含み、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して破棄される、方法。
【請求項84】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介した送信のために作成される、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項84に記載の方法。
【請求項89】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項83に記載の方法。
【請求項90】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項83に記載の方法。
【請求項91】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項83に記載の方法。
【請求項92】
第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項83に記載の方法。
【請求項93】
前記基地局が、前記UEに、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを送信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことを更に含む、請求項83に記載の方法であって、
前記設定パラメータに基づいて、前記基地局への送信のための1つ以上の第2のユーザ体感品質(QoE)測定報告が作成され、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの送信に応答して、前記1つ以上の第2のQoE測定報告は、破棄されず、
前記方法は、前記1つ以上の第2のQoE測定報告を受信することを更に含む、請求項83に記載の方法。
【請求項94】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項83に記載の方法。
【請求項96】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、第1のタイミングで送信されるようにスケジュールされ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージは、第2のタイミングで受信され、および前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングに更に基づく、請求項83に記載の方法。
【請求項98】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項83に記載の方法。
【請求項100】
前記少なくとも1つの第2のメッセージの前記処理時間は、前記ユーザ機器(UE)の能力に基づく、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
請求項83に記載の方法であって、
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項83に記載の方法。
【請求項102】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む1つ以上のトランスポートブロックに関連する1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュすることを含む、請求項83に記載の方法。
【請求項103】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記1つ以上のQoE報告に関連する1つ以上のシグナリング無線ベアラ(SRB)の1つ以上のバッファをフラッシュすることを含む、請求項83に記載の方法。
【請求項104】
前記スケジュールされた送信のための送信パラメータを示すアップリンクグラントを送信することを更に含む、請求項83に記載の方法。
【請求項105】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法であって、
基地局が、ユーザ機器(UE)に、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを送信するステップと、
前記基地局が、前記UEに、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを送信するステップであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ステップと、を含み、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定若しくは報告に関連するカウンタがリセットされるか、又はQoE測定若しくは報告に関連するタイマがリスタートされる、方法。
【請求項106】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記カウンタは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項105に記載の方法。
【請求項108】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記タイマは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項105に記載の方法。
【請求項109】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を受信することを更に含む、請求項105に記載の方法。
【請求項111】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、1つ以上の前記ユーザ体感品質(QoE)測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項110に記載の方法。
【請求項115】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項110に記載の方法。
【請求項116】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項105に記載の方法。
【請求項117】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項105に記載の方法。
【請求項118】
第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの少なくとも1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項105に記載の方法。
【請求項119】
前記基地局が、前記ユーザ機器(UE)に、前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを送信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことを更に含み、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記カウンタはリセットされず、前記タイマはリスタートされない、請求項105に記載の方法。
【請求項120】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項105に記載の方法。
【請求項122】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記カウンタをリセットすること、又は前記タイマをリスタートすることは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項105に記載の方法。
【請求項124】
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を含む、基地局であって、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、基地局に、
ユーザ機器(UE)へ、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを送信することを行わせ、
1つ以上の第1のQoE測定報告が、前記設定パラメータに基づいて、前記基地局へのスケジュールされた送信のために作成され、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、
前記UEへ、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを送信することであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記QoE設定に関連する変更を示す、ことを更に行わせ、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して破棄される、基地局。
【請求項125】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介した送信のために作成される、請求項124に記載の基地局。
【請求項126】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項125に記載の基地局。
【請求項127】
前記QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項126に記載の基地局。
【請求項128】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項127に記載の基地局。
【請求項129】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項125に記載の基地局。
【請求項130】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項124に記載の基地局。
【請求項131】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項124に記載の基地局。
【請求項132】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項124に記載の基地局。
【請求項133】
第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項124に記載の基地局。
【請求項134】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、
前記UEへ、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを送信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことを更に行わせる、請求項124に記載の基地局であって、
前記設定パラメータに基づいて、前記基地局への送信のための1つ以上の第2のユーザ体感品質(QoE)測定報告が作成され、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの送信に応答して、前記1つ以上の第2のQoE測定報告は、破棄されず、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、前記1つ以上の第2のQoE測定報告を受信することを更に行わせる、請求項124に記載の基地局。
【請求項135】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項134に記載の基地局。
【請求項136】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項124に記載の基地局。
【請求項137】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項136に記載の基地局。
【請求項138】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、第1のタイミングで送信されるようにスケジュールされ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージは、第2のタイミングで受信され、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングに更に基づく、請求項124に記載の基地局。
【請求項139】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項138に記載の基地局。
【請求項140】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項124に記載の基地局。
【請求項141】
前記少なくとも1つの第2のメッセージの前記処理時間は、前記ユーザ機器(UE)の能力に基づく、請求項140に記載の基地局。
【請求項142】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項124に記載の基地局。
【請求項143】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記1つ以上のQoE測定報告を含む1つ以上のトランスポートブロックに関連する1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュすることを含む、請求項124に記載の基地局。
【請求項144】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、前記1つ以上のQoE報告に関連する1つ以上のシグナリング無線ベアラ(SRB)の1つ以上のバッファをフラッシュすることを含む、請求項124に記載の基地局。
【請求項145】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、前記スケジュールされた送信のための送信パラメータを示すアップリンクグラントを送信することを、更に行わせる、請求項124に記載の基地局。
【請求項146】
1つ以上のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を含む、基地局であって、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、
ユーザ機器(UE)へ、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを送信することと、
前記UEへ、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを送信することであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、を行わせ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの送信に応答して、QoE測定若しくは報告に関連するカウンタがリセットされるか、又はQoE測定若しくは報告に関連するタイマがリスタートされる、基地局。
【請求項147】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記カウンタは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項146に記載の基地局。
【請求項148】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項146に記載の基地局。
【請求項149】
前記ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連する前記タイマは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用される、請求項146に記載の基地局。
【請求項150】
前記主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である、請求項149に記載の基地局。
【請求項151】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を受信することを、更に行わせる、請求項146に記載の基地局。
【請求項152】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項151に記載の基地局。
【請求項153】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項152に記載の基地局。
【請求項154】
前記ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項153に記載の基地局。
【請求項155】
前記1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、1つ以上の前記ユーザ体感品質(QoE)測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項151に記載の基地局。
【請求項156】
前記1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、前記QoE設定に関連する識別子を含む、請求項151に記載の基地局。
【請求項157】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項156に記載の基地局。
【請求項158】
前記第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項156に記載の基地局。
【請求項159】
第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの少なくとも1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項146に記載の基地局。
【請求項160】
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記基地局に、
前記ユーザ機器(UE)へ、前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを送信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示す、ことを更に行わせ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記カウンタはリセットされず、前記タイマはリスタートされない、請求項146に記載の基地局。
【請求項161】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項160に記載の基地局。
【請求項162】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、前記1つ以上の第1のQoE測定報告の内容に影響する、請求項146に記載の基地局。
【請求項163】
前記ユーザ体感品質(QoE)設定に関連する前記変更は、1つ以上の無線関連パラメータの変更を含む、請求項162に記載の基地局。
【請求項164】
前記第1のユーザ体感品質(QoE)設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連し、
前記カウンタをリセットすること、又は前記タイマをリスタートすることは、前記第1のQoE設定が前記第1のサービスタイプ又は前記第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づく、請求項146に記載の基地局。
【請求項165】
基地局と、
ユーザ機器(UE)と、を含むシステムであって、
前記UEは、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を含み、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、前記基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、前記設定パラメータに基づいて、前記BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成することと、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記QoE設定に関連する変更を示す、ことと、前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することと、を行わせる、システム。
【請求項166】
基地局と、
ユーザ機器(UE)と、を含むシステムであって、
前記UEは、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を含み、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEに、前記基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートすることと、を行わせる、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)の定めにより、2021年7月23日に出願された米国仮特許出願第63/224,922号(「仮出願」)からの優先権を主張する。仮特許出願の内容は、参照により本明細書に組み込まれている。
【背景技術】
【0002】
本発明は、第5世代モバイルネットワークである5Gを対象とする。これは、1G、2G、3G、及び4Gネットワークに続く新しい世界的な無線規格である。5Gにより、マシン、オブジェクト、及びデバイスを接続するように設計されたネットワークが可能になる。
【0003】
本発明は、特に、ストリーミング、仮想/拡張現実(virtual/augmented reality、VR/AR)及びURLLCアプリケーションを含む様々なサービス及びアプリケーションのためのユーザ体感品質(Quality of Experience、QoE)の測定及び報告、並びにQoEの測定及び/又は報告、例えば、QoE測定報告及び/又はQoE報告プロセスの内容の影響を対象とする。
【発明の概要】
【0004】
実施形態において、本発明は、ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法を提供し、本方法は、ユーザ機器(user equipment、UE)が、基地局(base station、BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、UEが、設定パラメータに基づいて、BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成することと、UEが、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、QoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することと、を含む。
【0005】
別の実施形態において、本発明は、ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法を提供し、本方法は、ユーザ機器(UE)が、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、UEが、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートすることと、を含む。
【0006】
別の実施形態において、本発明は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を有するユーザ機器(UE)を提供し、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、UEに、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、設定パラメータに基づいて、BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成することと、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、QoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄する、ことと、を行わせる。
【0007】
別の実施形態において、本発明は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を有するユーザ機器(UE)を提供し、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、UEに、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートすることと、を行わせる。
【0008】
別の実施形態では、本発明は、ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法を提供する。本方法は、基地局がユーザ機器(UE)に、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを送信することとであって、設定パラメータに基づいて、基地局へのスケジュールされた送信のために、1つ以上の第1のQoE測定報告が作成される、ことと、基地局がUEに、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを送信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、QoE設定に関連する変更を示す、ことと、を含み、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告が破棄される。
【0009】
別の実施形態では、本発明は、ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法を提供し、本方法は、基地局がユーザ機器(UE)に、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを送信することと、基地局がUEに、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを送信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、を含み、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタがリセットされるか、又はQoE測定又は報告に関連するタイマがリスタートされる。
【0010】
別の実施形態では、本発明は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を有する、基地局を提供し、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、基地局に、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージをユーザ機器(UE)に送信することであって、設定パラメータに基づいて、基地局へのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告が作成される、ことと、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージをUEに送信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、QoE設定に関連する変更を示す、ことと、を行わせ、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告が破棄される。
【0011】
別の実施形態では、本発明は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を有する、基地局を提供し、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、基地局に、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージをユーザ機器(UE)に送信することと、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージをUEに送信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、を行わせ、少なくとも1つの第2のメッセージの送信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタはリセットされ、あるいはQoE測定又は報告に関連するタイマはリスタートされる。
【0012】
別の実施形態では、本発明は、基地局と、ユーザ機器(UE)と、を備えるシステムを提供する。UEは、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を含み、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、UEに、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、設定パラメータに基づいて、BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成することと、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、QoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することと、を行わせる。
【0013】
別の実施形態では、本発明は、基地局と、ユーザ機器(UE)と、を有するシステムを提供し、ユーザ機器(UE)は、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を含み、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、UEに、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信することと、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信することであって、少なくとも1つの第2のメッセージは、第1のQoE設定に関連する変更を示す、ことと、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートすることと、を行わせる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、移動通信システムの一例を示す。
図2A】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ユーザプレーンの無線プロトコルスタックの例を示す。
図2B】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、制御プレーンの無線プロトコルスタックの例を示す。
図3A】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンクにおけるトランスポートチャネルと論理チャネルとの間の例示的なマッピングを示す。
図3B】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、アップリンクにおけるトランスポートチャネルと論理チャネルとの間の例示的なマッピングを示す。
図3C】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、サイドリンクにおけるトランスポートチャネルと論理チャネルとの間の例示的なマッピングを示す。
図4A】本開示の様々な例示的実施形態うちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンクにおける物理チャネルとトランスポートチャネルとの間の例示的なマッピングを示す。
図4B】本開示の様々な例示的実施形態うちのいくつかのいくつかの態様による、アップリンクにおける物理チャネルとトランスポートチャネルとの間の例示的なマッピングを示す。
図4C】本開示の様々な例示的実施形態うちのいくつかのいくつかの態様による、サイドリンクにおける物理チャネルとトランスポートチャネルとの間の例示的なマッピングを示す。
図5A】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例を示す。
図5B】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例を示す。
図5C】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例を示す。
図5D】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例を示す。
図6】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンク、及びサイドリンクにおける例示的な物理信号を示す。
図7】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)状態及び異なるRRC状態間の移行の例を示す。
図8】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なフレーム構造及び物理リソースを示す。
図9】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、異なるキャリアアグリゲーションシナリオにおける例示的なコンポーネントキャリア構成を示す。
図10】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な帯域幅部分の構成及び切替を示す。
図11】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、4ステップの競合ベース及び競合フリーのランダムアクセスプロセスの例を示す。
図12】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、2ステップの競合ベース及び競合フリーのランダムアクセスプロセスの例を示す。
図13】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、同期信号及び物理ブロードキャストチャネル( Physical Broadcast Channel、PBCH)ブロック(SSB)の例示的な時間及び周波数構造を示す。
図14】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的なSSBバースト送信を示す。
図15】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、送信及び/又は受信のためのユーザ機器及び基地局の例示的な構成要素を示す。
図16】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す。
図17】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す。
図18】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す。
図19】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す。
図20】本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、移動通信システム100の例を示す。移動通信システム100は、モバイルネットワークオペレータ(Mobile Network Operator、MNO)、プライベートネットワークオペレータ、マルチプルシステムオペレータ(Multiple System Operator、MSO)、モノのインターネット(Internet of Things、IOT)ネットワークオペレータなどの無線通信システムオペレータによって運用され得、音声、データ(例えば、ワイヤレスインターネットアクセスなど)、メッセージ伝達、Vehicle to Everything(V2X)通信サービスなどの車両通信サービス、安全サービス、ミッションクリティカルなサービス、IoT、産業用IOT(industrial IOT、IIOT)などの住宅環境、商業環境、又は産業環境でのサービスなどのサービスを提供することができる。
【0016】
移動通信システム100は、遅延、信頼性、スループットなどの観点から異なる要件を備えたさまざまなタイプのアプリケーションを可能にすることができる。サポートされているアプリケーションの例としては、enhanced Mobile Broadband(eMBB)、Ultra-Reliable Low-Latency Communications(URLLC)、及びmassive Machine Type Communications(mMTC)などが挙げられる。eMBBは、高いピークデータレートでの安定した接続、並びにセル端ユーザ向けの中程度のレートでの安定した接続をサポートすることができる。URLLCは、遅延及び信頼性の観点で厳しい要件を有するアプリケーション、並びにデータレートの観点で中程度の要件を有するアプリケーションをサポートすることができる。mMTCアプリケーションの例としては、単に散発的にアクティブになり、小さいデータペイロードを送信する膨大な数のIoTデバイスのネットワークが挙げられる。
【0017】
移動通信システム100は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)部分及びコアネットワーク部分を含むことができる。図1に示す例は、それぞれ、RAN及びコアネットワークの例として、次世代RAN(NG-RAN)105及び5Gコアネットワーク(5GC)110を示す。RAN及びコアネットワークの他の例は、本開示の範囲から逸脱することなく実装され得る。RANの他の例としては、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(EUTRAN)、Universal Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)などが挙げられる。コアネットワークの他の例としては、Evolved Packet Core(EPC)、UMTS Core Network(UCN)などが挙げられる。RANは、無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)を実装し、ユーザ機器(UE)125とコアネットワークとの間に存在する。このような RATの例には、New Radio(NR)、Evolved Universal Terrestrial Radio Access(EUTRA)としても知られるLonG Term Evolution(LTE)、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)などが挙げられる。例示的な移動通信システム100のRATは、NRであってもよい。コアネットワークは、RANと1つ以上の外部ネットワーク(例えば、データネットワークなど)との間に存在し、モビリティ管理、認証、セッション管理、ベアラのセットアップ、及びさまざまなサービス品質(Quality of Services、QoS)の適用などの機能を担う。UE125とRAN(例えば、NG-RAN105)との間の機能層は、アクセス層(Access Stratum、AS)と称される場合があり、UE125とコアネットワーク(例えば、5GC110)との間の機能層は、非アクセス層(Non-access Stratum、NAS)と称される場合がある。
【0018】
UE125は、RAN内の1つ以上のノード、1つ以上の中継ノード、又は1つ以上の他のUEなどと通信するための無線送受信手段を含んでもよい。UEの例としては、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、コンピュータ、車両内の無線送信及び/又は受信ユニット、V2X又は車両間(V2V)デバイス、無線センサ、IoTデバイス、IIOTデバイスなどが挙げられるが、これらに限定されない。移動局(Mobile Station、MS)、端末機器、端末ノード、クライアントデバイス、モバイルデバイスなどの他の名称がUEについて使用される場合がある。
【0019】
RANは、UEとの通信のためのノード(例えば、基地局)を含むことができる。例えば、移動通信システム100のNG-RAN105は、UE125との通信のためのノードを備え得る。例えば、RANに使用されるRATに応じて、RANノードに異なる名前が使用されてもよい。RANノードは、UMTS RATを使用するRANにおいてノードB(NB)と称され得る。RANノードは、LTE/EUTRA RATを使用するRANにおいて進化型ノードB(eNB)と称され得る。図1の移動通信システム100の例示的な例に関して、NG-RAN105のノードは、次世代ノードB(gNB)115又は次世代進化型ノードB(ng-eNB)120のいずれか一方であり得る。本明細書では、基地局、RANノード、gNB、及びng-eNBという用語は同じ意味で使用され得る。gNB115は、NRユーザプレーンプロトコル終端及び制御プレーンプロトコル終端をUE125に向かって提供することができる。ng-eNB120は、E-UTRAユーザプレーンプロトコル終端及び制御プレーンプロトコル終端をUE125に向かって提供することができる。gNB115とUE125との間、又はng-eNB120とUE125との間のインターフェースは、Uuインターフェースと称され得る。Uuインターフェースは、ユーザプレーンプロトコルスタック及び制御プレーンプロトコルスタックを用いて確立され得る。Uuインターフェースの場合、基地局(例えば、gNB115又はng-eNB120)からUE125への方向は、ダウンリンクと称される場合があり、UE125から基地局(例えば、gNB115又はng-eNB120)への方向は、アップリンクと称される場合がある。
【0020】
gNB115及びng-eNB120は、Xnインターフェースによって相互接続され得る。Xnインターフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インターフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インターフェースを含むことができる。Xn-Uインターフェースのトランスポートネットワーク層は、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)トランスポート上に構築され、GPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol、GTP)は、ユーザプレーンプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)を伝送するためにユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)/IPの上で使用され得る。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証型配信を提供し、データ転送及びフロー制御をサポートすることができる。Xn-Cインターフェースのトランスポートネットワーク層は、IPの上のストリームコントロールトランスポートプロトコル(Stream Control Transport Protocol、SCTP)上に構築され得る。アプリケーション層シグナリングプロトコルは、XnAP(Xn Application Protocol)と称される場合がある。SCTP層は、アプリケーション層メッセージの配信を保証することができる。トランスポートIP層では、ポイントツーポイント送信を使用して、シグナリングPDUを配信できる。Xn-Cインターフェースは、Xnインターフェース管理、コンテキスト転送及びRANページングを含むUE モビリティ管理、並びにデュアル接続をサポートすることができる。
【0021】
gNB115及びng-eNB120はまた、NGインターフェースによって5GC110に接続することができ、より具体的には、NG-Cインターフェースによって5GC110のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)130に接続することができ、NG-Uインターフェースによって5GC110のユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)135に接続することができる。NG-Uインターフェースのトランスポートネットワーク層は、IPトランスポート上に構築することができ、GTPプロトコルをUDP/IPの上で使用して、NG-RANノード(例えば、gNB115又はng-eNB120)とUPF135との間でユーザプレーンPDUを搬送することができる。NG-Uは、NG-RANノードと UPFとの間でユーザプレーンPDUの非保証型配信を提供することができる。NG-Cインターフェースのトランスポートネットワーク層は、IPトランスポート上に構築され得る。シグナル伝達メッセージを確実に運搬するために、IPの上にSCTPを追加することができる。アプリケーション層シグナリングプロトコルは、NGAP(NG Application Protocol)と称される場合がある。SCTP層は、アプリケーション層メッセージの配信を保証することができる。運搬において、IP層のポイントツーポイント送信を使用して、シグナリングPDUを配信できる。NG-Cインターフェースは以下の機能を提供することができる。NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの運搬、ページング、PDUセッション管理、設定の転送、及び警告メッセージの送信。
【0022】
gNB115又はng-eNB120は、以下の機能のうちの1つ又は複数をホストすることができる。無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、接続モビリティ制御、アップリンクとダウンリンクの両方でのUEへのリソースの動的割り当て(スケジューリングなど)などの無線リソース管理機能;IP及びイーサネットヘッダの圧縮、暗号化、並びにデータの完全性保護;UEによって提供された情報からAMFへのルーティングを決定できない場合の、UE接続時のAMFの選択;(複数の)UPFへのユーザプレーンデータのルーティング;AMFへのコントロールプレーン情報のルーティング;接続のセットアップ及び解放;ページングメッセージのスケジューリング及び送信;(例えば、AMFから発信された)システムブロードキャスト情報のスケジューリング及び送信;モビリティ及びスケジューリングのための測定及び測定報告設定;アップリンクにおけるトランスポートレベルのパケットのマーキング;セッション管理;ネットワークスライシングのサポート;QoSフロー管理及びデータ無線ベアラへのマッピング;RRC非アクティブ状態のUEのサポート;NASメッセージのための配信機能;無線アクセスネットワークの共有;デュアル接続;NRと E-UTRAとの間の緊密な相互作用;並びにユーザプレーン5Gシステム(5GS)セルラーIoT(Cellular IoT、CIoT)の最適化のためのセキュリティ及び無線設定の維持。
【0023】
AMF130は、以下の機能の1つ以上をホストできる。NASシグナリング終端;NAS シグナリングセキュリティ;ASセキュリティ制御;3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのCNノード間シグナリング;アイドルモードのUE到達可能性(ページング再送の制御及び実行を含む);登録エリア管理;システム内モビリティ及びシステム間モビリティのサポート;アクセス認証;ローミング権のチェックを含むアクセス認証;モビリティ管理制御(サブスクリプション及びポリシー);ネットワークスライシングのサポート;セッション管理機能(Session Management Function、SMF)の選択;5GS CIoT最適化の選択。
【0024】
UPF135は、以下の機能の1つ以上をホストできる。RATモビリティ内/間のアンカーポイント(該当する場合);データネットワークへの相互接続の外部PDUセッションポイント;パケットのルーティング及び転送;ポリシールール施行のパケットインスペクション及びユーザプレーン部分;トラフィック使用状況レポート;データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類子;マルチホームPDUセッションをサポートするための分岐点;ユーザプレーンのQoS処理、例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート強制;アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(Service Data Flow、SDF)からQoSフローマッピング);ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガ。
【0025】
図1に示すように、NG-RAN105は、2つのUE125間(例えば、UE125AとUE125Bとの間)のPC5インターフェースをサポートすることができる。PC5インターフェースでは、2つのUE間の通信の方向(例えば、UE125AからUE125Bへ、又はその逆)は、サイドリンクと称される場合がある。PC5インターフェースを介したサイドリンク送信及び受信は、UEがどのRRC状態にあるかに関係なく、UE125がNG-RAN105のカバレッジ内にある場合、かつUE125がNG-RAN105のカバレッジ外にある場合にサポートされ得る。PC5インターフェースを介したV2Xサービスのサポートは、NRサイドリンク通信及び/又はV2Xサイドリンク通信によって提供され得る。
【0026】
PC5-Sシグナリングは、直接通信要求/受諾メッセージによるユニキャストリンクの確立に使用できる。UEは、例えば、V2Xサービスタイプに基づいて、PC5ユニキャストリンクの送信元層-2 IDを自己割り当てできる。ユニキャストリンク確立手順中に、UEは、PC5ユニキャストリンクの送信元層-2 IDをピアUE、例えば宛先IDが上位層から受信されたUEに送信することができる。送信元層-2 IDと宛先層-2 IDのペアは、ユニキャストリンクを一意に識別できる。受信側UEは、当該宛先IDが自分のものであることを確認し、送信元UEからのユニキャストリンク確立要求を受け入れることができる。PC5ユニキャストリンク確立手順中に、UEサイドリンクコンテキスト確立並びにAS層設定、機能交換などの目的で、アクセス層上のPC5-RRC手順が呼び出され得る。PC5-RRCシグナリングは、PC5ユニキャストリンクが確立されているUEのペア間で、UEの能力及びサイドリンク無線ベアラ設定などのAS層設定を交換でき得る。
【0027】
NRサイドリンク通信は、ASにおける送信元層-2 IDと宛先層-2 IDのペアについて、3種類の送信モード(例えば、ユニキャスト送信、グループキャスト送信、及びブロードキャスト送信)のうちの1つをサポートすることができる。ユニキャスト送信モードは、ペアについてのピアUE間の1つのPC5-RRC接続のサポート;サイドリンクにおけるピアUE間の制御情報及びユーザトラフィックの送受信;サイドリンクHARQフィードバックのサポート;サイドリンク送信電力制御のサポート;RLC肯定応答モード(Acknowledged Mode、AM)のサポート;及びPC5-RRC接続の無線リンク障害の検出によって特徴付けられ得る。グループキャスト送信は、サイドリンクにおけるグループに属するUE間のユーザトラフィックの送受信;及びサイドリンクHARQフィードバックのサポートによって特徴付けられ得る。ブロードキャスト送信は、サイドリンクにおけるUE間のユーザトラフィックの送受信によって特徴付けられ得る。
【0028】
送信元層-2 ID、宛先層-2 ID、及びPC5リンク識別子は、NRサイドリンク通信に使用され得る。送信元層-2 IDは、サイドリンク通信フレームの受信者であるデバイス又はデバイスのグループを識別するリンク層のアイデンティティであり得る。宛先層-2 IDは、サイドリンク通信フレームを発信するデバイスを識別するリンク層のアイデンティティであり得る。いくつかの例では、送信元層-2 ID及び宛先層-2 IDは、コアネットワーク内の管理機能によって割り当てられてもよい。送信元層-2 IDは、NRサイドリンク通信におけるデータの送信者を識別することができる。送信元層-2 IDは24ビット長であってもよく、MAC層で2つのビットストリングに分割され得る。1つのビットストリングは送信元層-2 IDのLSB部分(8 ビット)であり得、送信者の物理層に転送され得る。これは、サイドリンク制御情報内の目的のデータのソースを識別することができ、受信機の物理層でのパケットのフィルタリングに使用することができる。第2のビットストリングは、送信元層-2 IDのMSB部分(16ビット)であってもよく、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)ヘッダ内で搬送されてもよい。これは、受信機のMAC層でのパケットのフィルタリングに使用できる。宛先層-2 IDは、NRサイドリンク通信におけるデータのターゲットを識別することができる。NRサイドリンク通信の場合、宛先層-2 IDは24ビット長であってもよく、MAC層で 2つのビットストリングに分割され得る。1つのビットストリングは宛先層-2 IDのLSB部分(16ビット)であり、送信者の物理層に転送され得る。これは、サイドリンク制御情報内の目的のデータのターゲットを識別することができ、受信機の物理層でのパケットのフィルタリングに使用することができる。第2のビットストリングは、宛先層-2 IDのMSB部分(8ビット)であってもよく、MACヘッダ内で搬送されてもよい。これは、受信機のMAC層でのパケットのフィルタリングに使用できる。PC5リンク識別子は、PC5ユニキャストリンクの存続期間中、UE内のPC5ユニキャストリンクを一意に識別することができる。PC5リンク識別子は、サイドリンク無線リンク障害(Radio Link failure、RLF)宣言が行われ、PC5-RRC接続が解放されたPC5ユニキャストリンクを示すために使用され得る。
【0029】
図2A及び図2Bは、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ユーザプレーン及び制御プレーンの無線プロトコルスタックの例をそれぞれ示す。図2Aに示されるように、(UE125とgNB115との間の)Uuインターフェースのユーザプレーンのプロトコルスタックは、サービスデータアダプテーションプロトコル(Service Data Adaptation Protocol、SDAP)201及びSDAP211、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)202及びPDCP212、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)203及びRLC213、層2のMAC204サブ層及びMAC214サブ層、並びに物理(PHY)層205及びPHY215層(層1はL1とも称される)を含む。
【0030】
PHY205及びPHY215は、トランスポートチャネル244をMAC204及びMAC214サブ層に提供する。MAC204及びMAC214サブ層は、論理チャネル243をRLC203及びRLC213サブ層に提供する。RLC203及びRLC213サブ層は、RLCチャネル242をPDCP202及びPCP212サブ層に提供する。PDCP202及びPDCP212サブ層は、無線ベアラ241をSDAP201及びSDAP211サブ層に提供する。無線ベアラは、2つのグループ:ユーザプレーンデータ用のデータ無線ベアラ(DRB)及び制御プレーンデータ用のシグナリング無線ベアラ(SL SRB)に分類され得る。SDAP201及びSDAP211サブ層は、5GCへのQoSフロー240を提供する。
【0031】
MAC204又はMAC214サブ層の主なサービス及び機能としては、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング;1つ又は異なる論理チャネルに属する MACサービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)を、トランスポートチャネル上の物理層へ/から配信されるトランスポートブロック(Transport Block、TB)内への/からの多重化/逆多重化;情報レポートのスケジューリング;ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)によるエラー訂正(キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)の場合はセルごとに1つのHARQエンティティ);動的スケジューリングによるUE間の優先処理;論理チャネル優先順位付け(Logical Channel Prioritization、LCP)による1つのUEの論理チャネル間の優先処理;1つのUEの重複するリソース間の優先処理;及びパディングが挙げられる。単一のMACエンティティは、複数のヌメロロジー、送信タイミング、及びセルをサポートできる。論理チャネルの優先順位付け制御におけるマッピング制限は、論理チャネルがどの(複数の)ヌメロロジー、(複数の)セル、及び(複数の)送信タイミングを使用できるかを制御する。
【0032】
HARQ機能は、層1におけるピアエンティティ間の配信を保証することができる。物理層がダウンリンク/アップリンク空間多重化用に設定されていない場合、単一のHARQプロセスは1つのTBをサポートすることができ、物理層がダウンリンク/アップリンク空間多重化用に設定されている場合、単一のHARQプロセスは1つ又は複数のTBをサポートすることができる。
【0033】
RLC203又はRLC213サブ層は、3つの送信モード:トランスペアレントモード(Transparent Mode、TM);非確認型モード(Unacknowledged Mode、UM);及び確認型モード(Acknowledged Mode、AM)をサポートできる。RLC設定は、ヌメロロジー及び/又は送信期間に依存せずに論理チャネルごとであってもよく、自動再送要求(Automatic Repeat Request、ARQ)は、論理チャネルが設定されているヌメロロジー及び/又は送信期間のいずれかで動作することができる。
【0034】
RLC203又はRLC213サブ層の主なサービス及び機能は、送信モード(例えば、TM、UM、又はAMなど)に依存し、上位層PDUの転送;PDCP(UM及びAM)における番号付けとは独立したシーケンス番号付け;ARQによるエラー修正(AMのみ);RLC SDUのセグメント化(AM及びUM)及び再セグメント化(AMのみ);SDU(AM及びUM)の再組み立て;重複検出(AMのみ);RLC SDU廃棄(AM及びUM);RLCの再設立;及びプロトコルエラー検出(AMのみ)が挙げられ得る。
【0035】
RLC203又はRLC213サブ層内の自動再送要求は、以下の特性を有し得る:ARQは、RLCステータスレポートに基づいて、RLC SDU又はRLC SDUセグメントを再送信する;RLCステータスレポートのポーリングは、RLCで必要な場合に使用できる;RLC受信機はまた、欠落したRLC SDU又はRLC SDUセグメントを検出した後に、RLCステータスレポートをトリガすることもできる。
【0036】
PDCP202又はPDCP212サブ層の主なサービス及び機能としては、データの転送(ユーザプレーン又は制御プレーン);PDCPシーケンス番号(Sequence Number、SN)の保守、ロバストヘッダ圧縮(Robust Header Compression、ROHC)プロトコルを使用したヘッダの圧縮及び非圧縮;EHCプロトコルを使用したヘッダの圧縮及び非圧縮;暗号化及び暗号解読;完全性保護及び完全性検証、タイマベースのSDU破棄、スプリットベアラ用のルーティング、複製、並べ替え及び順番通りの配信、順番通りではない配信、並びに重複の破棄が挙げられ得る。
【0037】
SDAP201又はSDAP211の主なサービス及び機能には、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングと、ダウンリンクパケット及びアップリンクパケットの両方におけるQoSフローID(QFI)のマーキングと、が挙げられる。SDAPの単一プロトコルエンティティは、それぞれの個々のPDUセッションに対して設定され得る。
【0038】
図2Bに示すように、(UE125とgNB115との間の)Uuインターフェースの制御プレーンのプロトコルスタックは、上述したように、PHY層(層1)と、層2のMACサブ層、RLCサブ層、及びPDCPサブ層と、を含み、加えて、RRC206サブ層及びRRC216サブ層を含む。Uuインターフェース上のRRC206サブ層及びRRC216サブ層の主なサービス及び機能には、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャストと、5GC又はNG-RANによって開始されるページングと、UEとNG-RANと間のRRC接続の確立、維持、解除(キャリアアグリゲーションの追加、変更、解除、及びNR内又はE-UTRAとNRとの間のデュアルコネクティビティの追加、変更、解除を含む)と、鍵管理を含むセキュリティ機能と、SRB及びDRBの確立、設定、保守及び解除と、モビリティ機能(ハンドオーバ及びコンテキスト転送、UEセル選択及び再選択並びにセル選択及び再選択の制御、並びにInter-RATモビリティを含む)と、QoS管理機能と、UE測定報告及び報告の制御と、無線リンク障害の検出及び回復と、UEからNASへの/NASからUEへのメッセージ転送と、が挙げられる。NAS207及びNAS227層は、認証、モビリティ管理、セキュリティ制御などの機能を実行する(ネットワーク側のAMFで終端する)制御プロトコルである。
【0039】
Uuインターフェース上のRRCサブ層のサイドリンク固有のサービス及び機能には、システム情報又は専用シグナリングを介したサイドリンクリソース割り当ての設定と、UEサイドリンク情報の報告と、サイドリンクに関連する測定設定及び報告と、SLトラフィックパターン(複数可)に関するUE支援情報の報告と、が挙げられる。
【0040】
図3A図3B及び図3Cは、それぞれ、本開示の様々な例示的実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンク、及びサイドリンクにおける論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の例示的なマッピングを示す。異なる種類のデータ転送サービスがMACによって提供され得る。それぞれの論理チャネルタイプは、どのタイプの情報が転送されるかによって定義され得る。論理チャネルは、2つのグループ、制御チャネル及びトラフィックチャネルに分類され得る。制御チャネルは、制御プレーン情報の転送のみに使用され得る。ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)は、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンクチャネルである。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページングメッセージを伝送するダウンリンクチャネルである。共通制御チャネル(CCCH)は、UEとネットワークとの間で制御情報を送信するためのチャネルである。このチャネルは、ネットワークとのRRC接続を有さないUEに使用され得る。専用制御チャネル(DCCH)は、UEとネットワークとの間で専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用され得る。トラフィックチャネルは、ユーザプレーン情報の転送のみに使用され得る。専用トラフィックチャネル(DTCH)は、ユーザ情報を転送するための、1つのUEに専用のポイントツーポイントチャネルである。DTCHは、アップリンク及びダウンリンクの両方に存在し得る。サイドリンク制御チャネル(SCCH)は、1つのUEから他のUE(複数可)に制御情報(例えば、PC5-RRCメッセージ及びPC5-Sメッセージ)を送信するためのサイドリンクチャネルである。サイドリンクトラフィックチャネル(STCH)は、1つのUEから他のUE(複数可)にユーザ情報を送信するためのサイドリンクチャネルである。サイドリンクブロードキャスト制御チャネル(SBCCH)は、1つのUEから他のUE(複数可)にサイドリンクシステム情報をブロードキャストするためのサイドリンクチャネルである。
【0041】
ダウンリンクトランスポートチャネルタイプには、ブロードキャストチャネル(BCH)、ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)、及びページングチャネル(PCH)が挙げられる。BCHは、固定された事前定義されたトランスポートフォーマットと、単一のメッセージとして、又は異なるBCHインスタンスのビームフォーミングによってのいずれかで、セルのカバレッジエリア全体におけるブロードキャストであるための要件と、を特徴としてもよい。DL-SCHは、HARQのサポートと、変調、コーディング、送信電力を変更することによる動的リンク適応のサポートと、セル全体にブロードキャストされる可能性と、ビームフォーミングを使用する可能性と、動的リソース割り当て及び半静的リソース割り当ての両方のサポートと、UEの省電力を可能にするUE不連続受信(DRX)のサポートと、を特徴としてもよい。DL-SCHは、HARQのサポートと、変調、コーディング、送信電力を変更することによる動的リンク適応のサポートと、セル全体にブロードキャストされる可能性と、ビームフォーミングを使用する可能性と、動的リソース割り当て及び半静的リソース割り当ての両方のサポートと、UEの省電力を可能にするUEの不連続受信(DRX)のサポートと、を特徴としてもよい。PCHは、UEの省電力を可能にするUEの間欠受信(DRX)のサポート(DRXサイクルは、ネットワークによってUEに示される)と、単一のメッセージとして、又は異なるBCHインスタンスのビームフォーミングによって、セルのカバレッジエリア全体にブロードキャストするための要件と、トラフィック/その他の制御チャネルにも動的に使用することができる物理リソースにマッピングされることと、を特徴としてもよい。
【0042】
ダウンリンクでは、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間に、BCHにマッピングされ得るBCCHと、DL-SCHにマッピングされ得るBCCHと、PCHにマッピングされ得るPCCHと、DL-SCHにマッピングされ得るCCCHと、DL-SCHにマッピングされ得るDCCHと、DL-SCHにマッピングされ得るDTCHと、が存在し得る。
【0043】
アップリンクトランスポートチャネルのタイプには、アップリンク共有チャネル(UL-SCH)及びランダムアクセスチャネル(複数可)(RACH)が挙げられる。UL-SCHは、ビームフォーミングを使用する可能性と、送信電力を変更し、場合によっては変調及びコーディングを変更することによる動的リンク適応のサポートと、HARQのサポートと、動的リソース割り当て及び半静的リソース割り当ての両方のサポートと、を特徴としてもよい。RACHは、制限された制御情報と、衝突の危険性と、を特徴としてもよい。
【0044】
アップリンクでは、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間に、UL-SCHにマッピングされ得るCCCHと、UL-SCHにマッピングされ得るDCCHと、UL-SCHにマッピングされ得るDTCHと、が存在し得る。
【0045】
サイドリンクトランスポートチャネルのタイプには、サイドリンクブロードキャストチャネル(SL-BCH)及びサイドリンク共有チャネル(SL-BCH)が挙げられる。SL-BCHは、事前定義されたトランスポートフォーマットを特徴としてもよい。SL-SCHは、ユニキャスト送信、グループキャスト送信、及びブロードキャスト送信のサポートと、UEの自律的なリソース選択及びNG-RANによるスケジュールされたリソース割り当ての両方のサポートと、UEがNG-RANによってリソースを割り当てられる場合、動的リソース割り当て及び半静的リソース割り当ての両方のサポートと、HARQのサポートと、送信電力、変調、及びコーディングを変更することによる動的リンク適応のサポートと、を特徴としてもよい。
【0046】
サイドリンクでは、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間に、SL-SCHにマッピングされ得るSCCHと、SL-SCHにマッピングされ得るSTCHと、SL-BCHにマッピングされ得るSBCCHが、存在し得る。
【0047】
図4A図4B及び図4Cは、それぞれ、本開示の様々な例示的実施形態うちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンク、及びサイドリンクにおけるトランスポートチャネルと物理チャネルとの間の例示的なマッピングを示す。ダウンリンクの物理チャネルには、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)が挙げられる。PCH及びDL-SCHトランスポートチャネルは、PDSCHにマッピングされる。BCHトランスポートチャネルは、PBCHにマッピングされる。トランスポートチャネルは、PDCCHにマッピングされないが、ダウンリンク制御情報(DCI)は、PDCCHを介して送信される。
【0048】
アップリンクにおける物理チャネルには、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、及び物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)が挙げられる。UL-SCHトランスポートチャネルは、PUSCHにマッピングされ得、RACHトランスポートチャネルは、PRACHにマッピングされ得る。トランスポートチャネルは、PUCCHにマッピングされないが、アップリンク制御情報(UCI)は、PUCCHを介して送信される。
【0049】
サイドリンクの物理チャネルには、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)、及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)が挙げられる。物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)は、PSSCHのためにUEによって使用されるリソース及び他の送信パラメータを示すことができる。物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)は、データのTBそのものと、HARQ手順及びCSIフィードバックトリガなどの制御情報と、を送信してもよい。スロット内の少なくとも6つのOFDMシンボルがPSSCH送信に使用され得る。物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)は、PSSCH送信の意図された受信者であるUEから、送信を実行したUEへサイドリンクを介してHARQフィードバックを搬送してもよい。PSFCHシーケンスは、スロット内のサイドリンクリソースの終わり近くの2つのOFDMシンボルにわたって繰り返される1つのPRB内で送信され得る。SL-SCHトランスポートチャネルは、PSSCHにマッピングされ得る。SL-BCHは、PSBCHにマッピングされ得る。トランスポートチャネルは、PSFCHにマッピングされないが、サイドリンクフィードバック制御情報(SFCI)は、PSFCHにマッピングされ得る。トランスポートチャネルは、PSCCHにマッピングされないが、サイドリンク制御情報(SCI)は、PSCCHにマッピングされ得る。
【0050】
図5A図5B図5C及び図5Dは、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例を示す。PC5インターフェースのユーザプレーン用(すなわち、STCH用)のASプロトコルスタックは、SDAP、PDCP、RLC、MACサブ層、及び物理層からなり得る。ユーザプレーンのプロトコルスタックを図5Aに示す。PC5インターフェースにおけるSBCCH用のASプロトコルスタックは、以下の図5Bに示すように、RRC、RLC、MACサブ層、及び物理層からなり得る。PC5-Sプロトコルをサポートするために、図5Cに示すように、PC5-Sは、PC5-S用のSCCH用の制御プレーンプロトコルスタック内のPDCP、RLC、MACサブ層、及び物理層の最上位に位置する。PC5インターフェースのRRC用のSCCHの制御プレーンのASプロトコルスタックは、RRC、PDCP、RLC、MACサブ層、及び物理層からなる。RRC用のSCCH用の制御プレーンのプロトコルスタックを図5Dに示す。
【0051】
サイドリンク無線ベアラ(SLRB)は、次の2つのグループに分類され得る。ユーザプレーンデータ用のサイドリンクデータ無線ベアラ(SL DRB)及び制御プレーンデータ用のサイドリンクシグナリング無線ベアラ(SL SRB)。異なるSCCHを使用する別個のSL SRBは、PC5-RRCシグナリング及びPC5-Sシグナリングに対してそれぞれ設定され得る。
【0052】
MACサブ層は、PC5インターフェースを介して次のサービス及び機能を提供してもよい。無線リソース選択、パケットフィルタリング、所与のUEのアップリンク送信とサイドリンク送信との間の優先処理、及びサイドリンクCSI報告。MACの論理チャネル優先順位制限により、同じ宛先に属するサイドリンク論理チャネルのみが、宛先に関連付けられ得るすべてのユニキャスト、グループキャスト、及びブロードキャスト送信のMAC PDUに多重化され得る。パケットフィルタリングについて、送信元層-2 ID及び宛先層-2 IDの両方の部分を含むSL-SCH MACヘッダがMAC PDUに追加され得る。MACサブヘッダ内に含まれる論理チャネル識別子(LCID)は、送信元層-2 IDと宛先層-2 IDの組み合わせの範囲内で論理チャネルを一意に識別し得る。
【0053】
RLCサブ層のサービス及び機能は、サイドリンクに対してサポートされ得る。RLC非確認モード(UM)及び確認モード(AM)の両方は、ユニキャスト送信において使用され得るが、グループキャスト又はブロードキャスト送信においてはUMのみが使用され得る。UMについて、グループキャスト及びブロードキャストにおいては一方向送信のみがサポートされ得る。
【0054】
Uuインターフェース用のPDCPサブ層のサービス及び機能は、いくつかの制限付きでサイドリンクに対してサポートされ得る。アウトオブオーダー配信は、ユニキャスト送信に対してのみサポートされ得、複製は、PC5インターフェースにわたってサポートされない場合がある。
【0055】
SDAPサブ層は、PC5インターフェースにわたって次のサービス及び機能を提供し得る。QoSフローとサイドリンクデータ無線ベアラとの間のマッピング。宛先に関連付けられたユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャストのうちの1つに対して、宛先ごとに1つのSDAPエンティティが存在し得る。
【0056】
RRCサブ層は、PC5インターフェースにわたって次のサービス及び機能を提供し得る。ピアUE間のPC5-RRCメッセージの転送、2つのUE間のPC5-RRC接続の維持及び解除、並びにMAC又はRLCからの指示に基づくPC5-RRC接続のサイドリンク無線リンク障害の検出。PC5-RRC接続は、対応するPC5ユニキャストリンクが確立された後に確立されるとみなされる、送信元層-2 ID及び宛先層-2 IDのペアに対する2つのUE間の論理接続であり得る。PC5-RRC接続とPC5ユニキャストリンクとの間には1対1の対応関係があり得る。UEは、送信元層-2 ID及び宛先層-2 IDの異なるペアに対して、1つ以上のUE及び複数のPC5-RRC接続を有し得る。別個のPC5-RRC手順及びメッセージは、UEがUE能力及びSL-DRB設定を含むサイドリンク設定をピアUEに転送するために使用され得る。両方のピアUEは、サイドリンクの両方向で個別の双方向手順を使用して、自身のUE能力とサイドリンク設定とを交換し得る。
【0057】
図6は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンク、及びサイドリンクにおける物理信号の例を示す。復調参照信号(DM-RS)は、ダウンリンク、アップリンク、及びサイドリンクにおいて使用され得、チャネル推定に使用され得る。DM-RSは、UE固有の参照信号であり、ダウンリンク、アップリンク、又はサイドリンクにおいて物理チャネルと一緒に送信され得、チャネル推定及び物理チャネルのコヒーレント検出に使用され得る。位相追跡参照信号(PT-RS)は、ダウンリンク、アップリンク、サイドリンクにおいて使用され得、位相を追跡し、位相ノイズによる性能損失を軽減するために使用され得る。PT-RSは主に、システムパフォーマンスに対する共通位相誤差(CPE)の影響を推定し、最小限に抑えるために使用され得る。位相ノイズ特性により、PT-RS信号は、周波数領域では密度が低く、時間領域では密度が高くなり得る。PT-RSは、PT-RSが存在するようにネットワークが設定されている場合、DM-RSと組み合わせて生じてもよい。測位基準信号(PRS)は、様々な測位技術を使用する測位のためにダウンリンクにおいて使用され得る。PRSは、基地局からの受信信号を受信機内のローカルレプリカと相関させることにより、ダウンリンク送信の遅延を測定するために使用され得る。チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)は、ダウンリンク及びサイドリンクにおいて使用され得る。CSI-RSは、チャネル状態推定、モビリティ及びビーム管理のための参照信号受信電力(RSRP)測定、復調のための時間/周波数追跡などに使用され得る。CSI-RSは、UE固有に設定され得るが、複数のユーザが同じCSI-RSリソースを共有してもよい。UEは、CSIレポートを決定し、それをPUCCH又はPUSCHを使用して基地局へのアップリンクで送信することができる。CSIレポートは、サイドリンクMAC CEにおいて搬送され得る。プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)は、無線フレーム同期のために使用され得る。PSS及びSSSは、初期接続中のセル検索手順又はモビリティ目的に使用され得る。サウンディング参照信号(SRS)は、アップリンクチャネル推定のためにアップリンクにおいて使用され得る。CSI-RSと同様に、SRSは、他の物理チャネルがSRSと準併置して設定され、かつ送信することができるように、他の物理チャネルのQCL基準として機能し得る。サイドリンクPSS(S-PSS)及びサイドリンクSSS(S-SSS)は、サイドリンク同期のためにサイドリンクにおいて使用され得る。
【0058】
図7は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、無線リソース制御(RRC)状態及び異なるRRC状態間の移行の例を示す。UEは、3つのRRC状態、RRC接続状態710、RRCアイドル状態720、及びRRC非アクティブ状態730のうちの1つにあり得る。電源投入後、UEは、RRCアイドル状態720にあり得、UEは、初期アクセスを使用してRRC接続確立手順を介してネットワークとの接続を確立してデータ転送を実行し得る、かつ/又は音声通話を発信/受信し得る。RRC接続が確立されると、UEは、RRC接続状態710であり得る。UEは、RRC接続確立/解除手順740を使用して、RRCアイドル状態720からRRC接続状態710に、又はRRC接続状態710からRRCアイドル状態720に移行し得る。
【0059】
UEが頻繁に小さいデータを送信するときに、RRC接続状態710からRRCアイドル状態720への頻繁な移行によって生じるシグナリング負荷及び遅延を低減するために、RRC非アクティブ状態730が使用され得る。RRC非アクティブ状態730では、ASコンテキストは、UE及びgNBの両方によって記憶され得る。これにより、RRC非アクティブ状態730からRRC接続状態710への状態移行がより速くなり得る。UEは、RRC接続再開/非アクティブ化手順760を使用して、RRC非アクティブ状態730からRRC接続状態710に、又はRRC接続状態710からRRC非アクティブ状態730に移行し得る。UEは、RRC接続解除手順750を使用して、RRC非アクティブ状態730からRRCアイドル状態720に移行し得る。
【0060】
図8は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なフレーム構造及び物理リソースを示す。ダウンリンク、アップリンク、又はサイドリンク送信は、10個の1msサブフレームからなる10ms継続時間のフレームに編成され得る。それぞれのサブフレームは1、2、4、…個のスロットからなり得、サブフレームごとのスロットの数は、送信が行われるキャリアのサブキャリア間隔に依存し得る。スロット期間は、通常のサイクリックプレフィックス(CP)では14シンボル、拡張CPでは12シンボルであり、サブフレーム内に整数のスロットが存在するように、使用されるサブキャリア間隔の関数として時間的にスケーリングされ得る。図8は、時間及び周波数領域におけるリソースグリッドを示す。時間的に1つのシンボル及び周波数的に1つのサブキャリアを含むリソースグリッドのそれぞれの要素は、リソース要素(RE)と称する。リソースブロック(RB)は、周波数領域で12個の連続したサブキャリアとして定義され得る。
【0061】
いくつかの例では、非スロットベースのスケジューリングでは、パケットの送信は、スロットの一部にわたって、例えば、ミニスロットとも称され得る2、4、又は7個のOFDMシンボル中に生じ得る。ミニスロットは、URLLC及びライセンスのない帯域での動作などの低遅延アプリケーションに使用され得る。いくつかの実施形態では、ミニスロットは、サービスの高速かつ柔軟なスケジューリング(例えば、eMBBにわたるURLLCのプリエンプション)にも使用され得る。
【0062】
図9は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、異なるキャリアアグリゲーションシナリオにおける例示的なコンポーネントキャリア構成を示す。キャリアアグリゲーション(CA)では、2つ以上のコンポーネントキャリア(CC)が集約され得る。UEは、UEの能力に応じて、1つ以上のCCで同時に受信又は送信し得る。CAは、図9に示すように、同じ帯域内又は異なる帯域上の連続したCC及び不連続なCCの両方に対してサポートされ得る。gNB及びUEは、サービングセルを使用して通信し得る。サービングセルは、少なくとも1つのダウンリンクCCと関連付けられ得る(例えば、1つのダウンリンクCCのみと関連付けられてもよいか、又はダウンリンクCC及びアップリンクCCと関連付けられてもよい)。サービングセルは、プライマリセル(PCell)又はセカンダリcCell(SCell)であり得る。
【0063】
UEは、アップリンクタイミング制御手順を使用してアップリンク送信のタイミングを調整し得る。タイミングアドバンス(TA)を使用して、ダウンリンクフレームタイミングに対してアップリンクフレームタイミングを調整し得る。gNBは、所望のタイミングアドバンス設定を決定し、それをUEに提供し得る。UEは、提供されたTAを使用して、UEが観測したダウンリンク受信タイミングに対するアップリンク送信タイミングを決定し得る。
【0064】
RCC接続状態では、gNBは、L1同期を維持するためにタイミングアドバンスを維持する役割を担い得る。同じタイミングアドバンスが適用されるアップリンクを有し、同じタイミング参照セルを使用するサービングセルは、タイミングアドバンスグループ(TAG)にグループ化される。TAGは、設定されたアップリンクを有する少なくとも1つのサービングセルを含み得る。サービングセルのTAGへのマッピングは、RRCによって設定され得る。プライマリTAGの場合、特定の場合にSCellもタイミング参照セルとして使用される共有スペクトルチャネルアクセスを除き、UEは、PCellをタイミング参照セルとしても使用され得る。セカンダリTAGでは、UEは、このTAGのアクティブ化されたSCellのいずれかをタイミング参照セルとして使用してもよく、必要な場合を除き、それを変更しなくてもよい。
【0065】
タイミングアドバンスアップデートは、MAC CEコマンドを介してgNBによってUEに通知され得る。このようなコマンドは、L1が同期することができるかどうかを示し得るTAG固有のタイマをリスタートしてもよく、タイマが実行されている場合、L1は、同期していると見なされ得、それ以外の場合、L1は、非同期であると見なされ得る(この場合、アップリンク送信は、PRACHでのみ生じ得る)。
【0066】
CA用の単一のタイミングアドバンス能力を有するUEは、同じタイミングアドバンスを共有する複数のサービングセル(1つのTAGにグループ化された複数のサービングセル)に対応する複数のCC上で同時に受信かつ/又は送信し得る。CA用の複数のタイミングアドバンス能力を有するUEは、異なるタイミングアドバンスを有する複数のサービングセル(複数のTAGにグループ化された複数のサービングセル)に対応する複数のCC上で同時に受信かつ/又は送信し得る。NG-RANは、それぞれのTAGが少なくとも1つのサービングセルを含むことを保証し得る。非CA対応UEは、単一のCCで受信し得、1つのサービングセルのみ(1つのTAG内の1つのサービングセル)に対応する単一のCCで送信し得る。
【0067】
CAの場合における物理層のマルチキャリアの性質は、MAC層に対して顕在化され得、サービングセルごとに1つのHARQエンティティが必要になり得る。CAが設定されている場合、UEは、ネットワークとの1つのRRC接続を有し得る。RRC接続の確立/再確立/ハンドオーバにおいて、1つのサービングセル(例えば、PCell)は、NASモビリティ情報を提供し得る。UEの能力に応じて、SCellは、PCellと一緒にサービングセルのセットを形成するように設定され得る。UEに対して設定されたサービングセルのセットは、1つのPCell及び1つ以上のSCellからなり得る。SCellの再設定、追加、及び削除は、RRCによって実行され得る。
【0068】
デュアル接続シナリオでは、UEは、マスター基地局と通信するためのマスターセルグループ(MCG)、セカンダリ基地局と通信するためのセカンダリセルグループ(SCG)、並びに2つのMACエンティティ、マスター基地局との通信用のMCG用の1つのMACエンティティ及びセカンダリ基地局との通信用のSCG用の1つのMACエンティティを含む複数のセルが設定され得る。
【0069】
図10は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な帯域幅部分の構成及び切替を示す。UEは、所与のコンポーネントキャリア上の1つ以上の帯域幅部分(BWP)1010が設定され得る。いくつかの例では、1つ以上の帯域幅部分のうちの1つが一度にアクティブになり得る。アクティブ帯域幅部分は、セルの動作帯域幅内でUEの動作帯域幅を定義し得る。初期アクセスについて、セル内のUEの設定が受信されるまで、システム情報から決定される初期帯域幅部分1020が使用され得る。例えば、BWPスイッチング1040を介した帯域幅適応(BA)により、UEの送受信帯域幅は、セルの帯域幅ほど大きくなくてもよく、調整され得る。例えば、幅を変更するように命令してもよく(例えば、電力を節約するために活動が少ない期間中に縮小する)、位置を周波数領域内で移動してもよく(例えば、スケジュールの柔軟性を高めるため)、サブキャリア間隔を変更するよう命令してもよい(例えば、異なるサービスを許可するため)。第1のアクティブBWP1020は、PCellのRRC(再)設定時又はSCellのアクティブ化時のアクティブBWPであり得る。
【0070】
ダウンリンクBWP又はアップリンクBWPのセット内のダウンリンクBWP又はアップリンクBWPについて、それぞれ、UEには以下の設定パラメータが提供され得る。サイクリックプレフィックス、共通のRB及び多数の連続するRB、それぞれのBWP-IdによるダウンリンクBWP又はアップリンクBWPのセット内のインデックス、BWP共通パラメータのセット及びBWP専用パラメータのセット。BWPは、BWP用の設定されたサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックスに従って、OFDMヌメロロジーに関連付けられ得る。サービングセルの場合、UEは、設定されたダウンリンクBWPのうちのデフォルトのダウンリンクBWPによって提供され得る。UEにデフォルトのダウンリンクBWPが提供されない場合、デフォルトのダウンリンクBWPは、初期ダウンリンクBWPであってもよい。
【0071】
ダウンリンクBWPは、BWP非アクティビティタイマに関連付けられ得る。アクティブなダウンリンクBWPに関連付けられたBWP非アクティビティタイマが期限切れになり、デフォルトのダウンリンクBWPが設定されている場合、UEは、デフォルトBWPへのBWP切替を実行し得る。アクティブなダウンリンクBWPに関連付けられたBWP非アクティビティタイマが期限切れになり、デフォルトのダウンリンクBWPが設定されていない場合、UEは、初期ダウンリンクBWPへのBWP切替を実行し得る。
【0072】
図11は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、4ステップの競合ベース及び競合フリーのランダムアクセスプロセスの例を示す。図12は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、2ステップの競合ベース及び競合フリーのランダムアクセスプロセスの例を示す。ランダムアクセス手順は、例えば、多数のイベント:RRCアイドル状態からの初期アクセス、RRC接続再確立手順、アップリンク同期ステータスが「非同期」の場合、RRC接続状態中のダウンリンク又はアップリンクのデータ到着、利用可能なスケジューリング要求(SR)用のPUCCHリソースがない場合、RRC接続状態中のアップリンクデータの到着、SRの障害、同期再設定時(ハンドオーバなど)のRRCによる要求、RRC非アクティブ状態からの移行、セカンダリTAG用のタイムアラインメントを確立すること、他のシステム情報(SI)の要求、ビーム障害回復(BFR)、PCellでの一貫したアップリンクのリッスンビフォアトーク(LBT)障害によってトリガされ得る。
【0073】
2種類のランダムアクセス(RA)プロシージャ、MSG1を有する4ステップRAタイプ及びMSGAを有する2ステップRAタイプがサポートされ得る。両方のタイプのRA手順は、図11及び図12に示すように、競合ベースのランダムアクセス(CBRA)及び競合フリーのランダムアクセス(CFRA)をサポートし得る。
【0074】
UEは、ネットワーク構成に基づいて、ランダムアクセス手順の開始時にランダムアクセスのタイプを選択し得る。CFRAリソースが設定されていない場合、UEがRSRP閾値を使用して、2ステップRAタイプと4ステップRAタイプとの間で選択してもよい。4ステップRAタイプのCFRAリソースが設定されている場合、UEは、4ステップRAタイプを用いるランダムアクセスを実行し得る。2ステップRAタイプのCFRAリソースが設定されている場合、UEは、2ステップRAタイプを用いるランダムアクセスを実行し得る。
【0075】
4ステップRAタイプのMSG1は、PRACH上のプリアンブルからなり得る。MSG1送信後、UEは、設定されたウィンドウ内でネットワークからの応答を監視し得る。CFRAについて、MSG1送信用の専用プリアンブルは、ネットワークによって割り当てられてもよく、ネットワークからランダムアクセス応答(RAR)を受信すると、UEは、図11に示すようにランダムアクセス手順を終了してもよい。CBRAについて、ランダムアクセス応答を受信すると、UEは、ランダムアクセス応答においてスケジュールされたアップリンクグラントを使用してMSG3を送信してもよく、図11に示すように競合解決を監視し得る。MSG3(再)送信(複数可)後に競合解決が成功しなかった場合、UEは、MSG1送信に戻ってもよい。
【0076】
2ステップRAタイプのMSGAは、PRACH上にプリアンブルを、PUSCH上にペイロードを含み得る。MSGA送信後、UEは、設定されたウィンドウ内でネットワークからの応答を監視し得る。CFRAについて、専用プリアンブル及びPUSCHリソースは、MSGA送信用に設定され得、ネットワーク応答を受信すると、UEは、図12に示すようにランダムアクセス手順を終了してもよい。CBRAについて、ネットワーク応答の受信時に競合解決が成功した場合、UEは、図12に示すようにランダムアクセス手順を終了してもよく、一方、フォールバック指示がMSGBで受信された場合、UEは、フォールバック指示においてスケジュールされたアップリンクグラントを使用してMSG3送信を実行し、競合解決を監視してもよい。MSG3(再)送信(複数可)後に競合解決が成功しなかった場合、UEは、MSGA送信に戻ってもよい。
【0077】
図13は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、同期信号及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)の時間及び周波数構造の例を示す。SS/PBCHブロック(SSB)は、プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)からなり得、それぞれが1個のシンボル及び127個のサブキャリア(例えば、図13のサブキャリア番号56~182)を占有し、PBCHは、3個のOFDMシンボル及び240個のサブキャリアを横断するが、図13に示すように、1個のシンボル上にSSS用の未使用部分が中央に残されている。ハーフフレーム内のSSBの可能な時間位置は、サブキャリア間隔によって決定され得、SSBが送信されるハーフフレームの周期性は、ネットワークによって設定され得る。ハーフフレーム中に、異なるSSBが異なる空間方向に送信され得る(すなわち、異なるビームを使用して、セルのカバレージエリアに及ぶ)。
【0078】
PBCHは、セル検索及び初期アクセス手順中にUEによって使用されるマスター情報ブロック(MIB)を搬送するために使用され得る。UEは、他のシステム情報を受信するために、最初にPBCH/MIBを復号し得る。MIBは、システム情報ブロック1(SIB1)を取得するために必要なパラメータ、より具体的には、SIB1を搬送するPDSCHをスケジューリングするためのPDCCHの監視に必要な情報をUEに提供し得る。更に、MIBは、セルバードステータス情報を示し得る。MIB及びSIB1は、集合的に最小システム情報(SI)と称してもよく、SIB1は、残りの最小システム情報(RMSI)と称してもよい。他のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、…、SIB10、及びSIBpos)は、他のSIと称してもよい。他のSIは、DL-SCH上で定期的にブロードキャストされ得るか、(例えば、RRCアイドル状態、RRC非アクティブ状態、若しくはRRC接続状態にあるUEからの要求に応じて)DL-SCH上でオンデマンドでブロードキャストされ得るか、又は(例えば、ネットワークによって設定されている場合、RRC接続状態のUEからの要求に応じて、若しくは共通検索空間が設定されていないアクティブなBWPをUEが有する場合)DL上で専用の方法でRRC接続状態のUEへのDL-SCHに送信され得る。
【0079】
図14は、本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの、いくつかの態様による、例示的なSSBバースト送信を示す。SSBバーストはN個のSSBを含んでいてもよく、N個のSSBの各SSBはビームに対応していてもよい。SSBバーストは、周期(例えば、SSBバースト周期)に従って送信されてもよい。競合ベースのランダムアクセスプロセス中に、UEは、ランダムアクセスリソース選択プロセスを実行してもよく、この場合、UEは、RAプリアンブルを選択する前に、まずSSBを選択する。UEは、設定された閾値を超えるRSRPを有するSSBを選択してもよい。いくつかの実施形態では、設定された閾値を超えるRSRPを有するSSBが利用できない場合、UEは任意のSSBを選択してもよい。SSBには、ランダムアクセスプリアンブルのセットが関連付けられていてもよい。SSBを選択した後、UEは、SSBに関連するランダムアクセスプリアンブルのセットからランダムアクセスプリアンブルを選択してもよく、選択されたランダムアクセスプリアンブルを送信してランダムアクセスプロセスを開始してもよい。
【0080】
いくつかの実施形態では、N個のビームのうちのいずれかのビームをCSI-RSリソースに関連付けてもよい。UEは、CSI-RSリソースを測定してもよく、設定された閾値を超えるRSRPを有するCSI-RSを選択してもよい。UEは、選択したCSI-RSに対応するランダムアクセスプリアンブルを選択してもよく、選択したランダムアクセスプロセスを送信してランダムアクセスプロセスを開始してもよい。選択したCSI-RSに関連するランダムアクセスプリアンブルがない場合、UEは、選択したCSI-RSと疑似コロケーションされたSSBに対応するランダムアクセスプリアンブルを選択してもよい。
【0081】
いくつかの実施形態では、CSI-RSリソースのUE測定及びUE CSI報告に基づいて、基地局は送信設定指示(Transmission Configuration Indication、TCI)状態を決定してもよく、また、そのTCI状態をUEに示してもよく、この場合、UEは、(例えば、PDCCHを介した)ダウンリンク制御情報又は(例えば、PDSCHを介した)データの受信のために、示されたTCI状態を用いてもよい。UEは、データ又は制御情報の受信に適切なビームを使用するために、示されたTCI状態を使用してもよい。TCI状態の指示は、RRC構成を使用するか、又はRRCシグナリングと動的シグナリングの組み合わせ(例えば、MAC制御要素(MAC CE)を介して、及び/又は、ダウンリンク送信をスケジュールするダウンリンク制御情報内のフィールドの値に基づく)であってもよい。TCI状態は、CSI-RSなどのダウンリンク参照信号と、ダウンリンク制御チャネル又はデータチャネル(例えば、それぞれPDCCH又はPDSCH)に関連するDM-RSと、の間の疑似コロケーション(QCL)関係を示してもよい。
【0082】
いくつかの実施形態では、UEは、UE及び所与のサービングセルを対象とするDCIを有する、検出されたPDCCHに従って物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号するために、PDSCH設定パラメータを使用して、最大M個のTCI状態設定からなるリストで設定されてもよく、ここで、MはUE能力に依存してもよい。各TCI状態は、1つ又は2つのダウンリンク参照信号と、PDSCHのDM-RSポート、PDCCHのDM-RSポート、又はCSI-RSリソースのCSI-RSポートと、の間のQCL関係を設定するためのパラメータを含んでもよい。疑似コロケーション関係は、1つ以上のRRCパラメータによって設定されてもよい。各DL RSに対応する疑似コロケーションタイプは、‘QCL-タイプA’:{ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド};‘QCL-タイプB’:{ドップラーシフト、ドップラースプレッド};‘QCL-タイプC’:{ドップラーシフト、平均遅延};‘QCL-タイプD’:{空間受信パラメータ}、のいずれかの値を取ってもよい。UEは、TCI状態をDCIフィールドのコードポイントにマッピングするために使用されるアクティブ化コマンド(例えば、MAC CE)を受信してもよい。
【0083】
図15は、本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの、いくつかの態様による、送信及び/又は受信のためのユーザ機器及び基地局の例示的な構成要素を示す。図15のブロック及び機能のすべて又はサブセットは、基地局1505及びユーザ機器1500に存在してもよく、ユーザ機器1500及び基地局1505によって実行されてもよい。電磁信号の送信又は受信のためにアンテナ1510を使用してもよい。アンテナ1510は、1つ以上のアンテナ要素を含んでいてもよく、多入力多出力(Multiple-Input Multiple Output、MIMO)構成、多入力単出力(Multiple-Input Single-Output、MISO)構成、及び単入力多出力(Single-Input Multiple-Output、SIMO)構成などの異なる入出力アンテナ構成が可能となっていてもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ150は、数十又は数百のアンテナ要素による大規模MIMO構成が可能であってもよい。アンテナ1510は、ビームフォーミングなどの他のマルチアンテナ技術が可能であってもよい。いくつかの例では、また、UE1500の能力又はUE1500のタイプ(例えば、低複雑性(low-complexity)UE)に応じて、UE1500は単一のアンテナのみをサポートしてもよい。
【0084】
送受信部1520は、本明細書で記載されるようなアンテナ1510、無線リンクを介して双方向に通信してもよい。例えば、送受信部1520は、UEにおける無線送受信部を表してもよく、基地局における無線送受信部と双方向に通信してもよいし、その逆であってもよい。送受信部1520は、パケットを変調し、変調したパケットを送信のためにアンテナ1510に提供するための、また、アンテナ1510から受信したパケットを復調するための、モデムを含んでいてもよい。
【0085】
メモリ1530は、RAM及びROMを含んでいてもよい。メモリ1530は、実行されるとプロセッサに本明細書に記載の様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード1535を記憶してもよい。いくつかの例では、メモリ1530は、とりわけ、基本入出力システム(BIOS)を含んでいてもよく、BIOSは、周辺構成要素又は周辺デバイスとのやり取りなどの基本的なハードウェア又はソフトウェア動作を制御してもよい。
【0086】
プロセッサ1540は、演算能力を備えたハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック部品、ディスクリートハードウェア部品、又はそれらの任意の組み合わせ)を含んでもよい。いくつかの例では、プロセッサ1540は、メモリコントローラを使用してメモリを動作させるように構成されていてもよい。他の例では、メモリコントローラがプロセッサ1540に統合されていてもよい。プロセッサ1540は、メモリ(例えば、メモリ1530)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行して、UE1500又は基地局1505に様々な機能を実行させるように構成されていてよい。
【0087】
中央処理装置(CPU)1550は、メモリ1530内のコンピュータ命令によって指定される基本的な算術演算、論理演算、制御演算、及び入出力(I/O)演算を実行し得る。ユーザ機器1500及び/又は基地局1505は、グラフィックス処理ユニット(GPU)1560及び全地球測位システム(GPS)1570などの更なる周辺構成要素を含んでいてもよい。GPU1560は、ユーザ機器1500及び/又は基地局1505の処理性能を加速するための、メモリ1530の高速な操作及び変更のための特殊な回路である。GPS1570は、例えばユーザ機器1500の地理的位置に基づいて、位置ベースのサービス又は他のサービスを可能にするために使用されてもよい。
【0088】
例示的な実施形態によれば、ストリーミングサービスを含む様々なサービスに対するユーザ体感品質(QoE)の測定値収集が可能となり得る。例示的なQoE管理では、ストリーミングサービス、並びに拡張現実/仮想現実(AR/VR)及びURLLCの体験パラメータを収集してもよい。
【0089】
いくつかの例示的な実施形態では、QoE測定により、ユーザKPI情報、例えば、エンドツーエンド(E2E)信頼性の統計指標などの収集が可能となり得る。
【0090】
いくつかの例では、異なるタイプのUEが、異なるQoE要件を有してもよい。いくつかの例では、QoEパラメータは、UE特定的に、サービス関連のものとして定義されてもよい。いくつかの例では、QoEがネットワーク品質を評価する基準として使用されてもよい。以前は、ネットワークソリューションのパフォーマンス評価のために、スループット、容量、カバレッジなどの指標が一般的に用いられていた。例示的な実施形態は、関連エンティティ(例えば、UE、ネットワークエンティティ)を含む、QoE測定値収集のためのトリガ、設定、及び報告のメカニズムを可能し得る。
【0091】
いくつかの例では、シグナリングベース(signaling-based)及びマネジメントベース(management-based)のメカニズムが、QoE関連シグナリングに使用されてもよい。いくつかの例では、OAM又はCNから受信されるアプリケーション層測定設定を、透過的なコンテナ内にカプセル化してもよく、このコンテナをダウンリンクRRCメッセージでUEに転送してもよい。UEの上位層から受け取ったアプリケーション層の測定値は、透過的なコンテナにカプセル化し、アップリンクRRCメッセージでネットワークに送信してもよい。
【0092】
いくつかの例では、RANは、進行中のQoE測定/報告設定を解放してもよい(例えば、このQoE測定/報告をサポートしないネットワークにハンドオーバする場合に)。
【0093】
いくつかの例では、QoE測定及び/又は報告のために、エリアを定義及び/又は構成してもよい。いくつかの例では、エリアハンドリング(Area Handling)の場合、ネットワークは、UEがエリアの内側にあるか外側にあるかを監視し続けてもよく、それに応じて設定/設定の解放を行ってもよい。いくつかの例では、ネットワークは、UEがエリアの内側にあるか外側あるかを監視し続けてもよく、UEは、それに応じてQoEの開始、停止を管理してもよい。いくつかの例では、UEはエリアチェックを実行してもよく(UEはエリア設定を有していてもよい)、それに応じてQoEの開始、停止を管理してもよい。
【0094】
いくつかの例では、MBSに関して、RRC INACTIVE状態でのQoE測定がサポートされてもよい。いくつかの例では、MBSに関して、RRC IDLE状態でのQoE測定がサポートされてもよい。
【0095】
いくつかの例では、マネジメントベースのQoE設定は、シグナリングベースのQoE設定をオーバーライドできなくてもよい。
【0096】
いくつかの例では、QoE報告は、優先順位が他のSRB送信より低くなり得ることから、NR内の(現在のSRBとは別の)別個のSRBを介して送信されてもよい。
【0097】
いくつかの例では、UEに対する複数の同時QoE測定の設定及び報告がサポートされてもよい。
【0098】
いくつかの例では、RRCシグナリングは、QoE報告を一時停止又は再開することをUEに示すために、gNBによって使用されてもよい。
【0099】
いくつかの例では、一時停止/再開は、すべてのQoE報告に対するものであってもよいし、又はQoE設定ごとのものであってもよい。
【0100】
いくつかの例では、QoE測定は、RRCReconfigurationメッセージ内で設定されてもよい。
【0101】
いくつかの例では、QoE測定の設定は、RRCReconfigurationメッセージ内のOtherConfig情報要素内にあってもよい。
【0102】
いくつかの例では、QoE測定の設定は、複数の同時測定の設定が可能となるように、リスト(例えば、RRCリストパラメータ)を用いたものであってもよい。
【0103】
いくつかの例では、RRCについて、測定を識別するためにIDが使用されてもよい。いくつかの例では、このIDは、QoE参照ID(QoE reference ID)であってもよい。
【0104】
いくつかの例では、NRにおけるQoE報告の送信のために、SRB4が使用されてもよい。
【0105】
いくつかの例では、NRにおけるQoE報告の送信のために、RRCメッセージのMeasReportAppLayerが使用されてもよい。
【0106】
いくつかの例では、NRのQoEサポートには、トレース機能(Trace Function)によるアクティブ化、シグナリングベースの設定及びマネジメントベースの設定の両方、並びにAppLayer設定及び報告をサポートするRRC手順が含まれてもよい。
【0107】
いくつかの例では、UEは、gNBのコマンドに従ってもよく、NG-RANはRRCにより、いつでも、例えば負荷又は他の理由により必要な場合に、UEに対するアプリケーション層測定設定を解放してもよい。
【0108】
いくつかの例では、UEの非アクティブなアクセス層(AS)コンテキストが、QoEのためのUE AS設定を含んでいてもよい(例えば、これは、UEが非アクティブになったときに解放されなくてもよい)。
【0109】
いくつかの例では、UEからネットワークへのQoE報告の送信を一時的に停止するために、ネットワークからの「QoE一時停止」指示を使用してもよい。
【0110】
いくつかの例では、RAN過負荷時の「QoE報告一時停止指示」を介したQoE報告処理に関し、アプリケーション層は、UEがQoE一時停止指示を受信したときにQoE報告を記憶する役割を担ってもよい。
【0111】
いくつかの例では、RAN過負荷時の「QoE報告一時停止指示」によるQoE報告処理に関し、AS層は、UEがQoE一時停止指示を受信したときにQoE報告を記憶する役割を担ってもよい。
【0112】
いくつかの例では、RAN過負荷時の「QoE報告一時停止指示」によるQoE報告処理に関し、アプリケーション層から受信したQoEコンテナは、一時停止中に破棄されてもよい。
【0113】
いくつかの例では、アプリケーション層測定値収集機能により、UEからのアプリケーション層測定値の収集を可能してもよい。サポートされているサービスタイプの例としては、ストリーミングサービスなどのサービスのQoE測定値の収集が挙げられ得る。シグナリングベースの開始ケースとマネジメントベースの開始ケースの両方が使用されてもよい。シグナリングベースのケースでは、アプリケーション層測定値収集は、CNノードから特定のUEに向けて開始されてもよい。マネジメントベースのケースでは、アプリケーション層測定値収集は、(例えば、特定のUEを対象とすることなく)あるエリアを対象とするOAMから開始されてもよい。
【0114】
OAM又はCNから受信されるアプリケーション層測定設定を、透過的なコンテナ内にカプセル化してもよく、このコンテナをダウンリンクRRCメッセージでUEに転送してもよい。UEの上位層から受け取ったアプリケーション層の測定値は、透過的なコンテナにカプセル化し、アップリンクRRCメッセージでネットワークに送信してもよい。ネットワークは、UEに対するアプリケーション層測定設定を、いつでも解放してよい。
【0115】
いくつかの例では、URLLCサービスに関して、E2E遅延が重要となる場合があり、オペレータは遅延測定を監視及び保証し得る。
【0116】
いくつかの例では、QoE管理フレームワークは、シグナリングベースのQoEとマネジメントベースのQoEの2つの種類で存在してもよい。シグナリングベースのQoEでは、QoE測定設定(QMC)がRANノードに送達されてもよい。QMCは、測定のエリア範囲を指定してもよく、エリア範囲は、リスト又はセル/TA/TAI/PLMNを介して定義されてもよい。マネジメントベースのQoEでは、OAMがQMCをRANノードに送達してもよい。
【0117】
いくつかの例では、QoE測定値収集の開始及び停止をトリガする閾値ベースのメカニズムが使用されてもよい。いくつかの例では、時間ベースのイベントをQoE測定のアクティブ化に関して使用して、所定の時間の特定の期間内での柔軟なQoE測定アクティブ化を可能としてもよい。
【0118】
いくつかの例では、ネットワークから「一時停止」指示を受信したとき、UEはQoE報告を停止してもよいが、QoE測定は継続してもよい。
【0119】
いくつかの例では、ネットワークへのQoE報告の送信を一時的に停止するために、ネットワークからの「QoE一時停止」指示を使用してもよいが、「QoE一時停止」指示は、UEでのQoE測定値収集に影響しなくてもよい。例えば、UEは、進行中のQoE測定を継続してもよく、また、(例えば、UEに記憶されたQoE設定に従って)アプリケーション層で新しいQoE測定をトリガしてもよい。
【0120】
いくつかの例では、RANにおける過負荷の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージ)を関連するUEに送信することによって、UEからの報告を一時的に停止してもよい。RRCConnectionReconfigurationメッセージは、otherConfig内にアプリケーション層測定報告を一時的に停止するように設定されたmeasConfigAppLayerを含んでもよい。いくつかの例では、アクセス層は、一時停止要求を含むコマンドをアプリケーションに送信してもよい。報告コンテナ内のデータが使用されると、アプリケーションは報告を停止してもよく、更なる情報の記録を停止してもよい。その後、記録されたデータは、報告されるまで、又はUE要求セッションが終了するまで保持されてもよい。
【0121】
いくつかの例では、RANにおける過負荷状態が終わると、基地局は、RRCメッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージ)を関連するUEに送信することによって、UEからの報告をリスタートしてもよい。RRCConnectionReconfigurationメッセージは、otherConfig内にアプリケーション層測定報告をリスタートするように設定されたmeasConfigAppLayerを含んでもよい。アクセス層は、リスタート要求を含むコマンドをアプリケーションに送信してもよい。アプリケーションは、停止されていた場合には、報告と記録をリスタートしてよい。
【0122】
いくつかの例では、RANは、QoE測定値が報告されるセッションが完了したとき、又はUEがQoE測定をサポートしないネットワークにハンドオーバしているときに、既存のQoE測定設定を解放してもよい。NG-RANノードは、QoE測定が報告されるセッションが完了していることを条件として、QoE測定報告のために以前に設定されたUEに対するQoE測定設定の解放を命じて(issue)もよい。いくつかの例では、RANは、進行中のQoE測定設定、又はQoE報告設定を解放する必要があり得る(例えば、このQoE測定/報告をサポートしないネットワークにハンドオーバする場合に)。
【0123】
いくつかの例では、RANが過負荷の場合に、RANは既存のQoE測定設定を解放してもよい。いくつかの例では、スタンドアロン接続(standalone connectivity)におけるRAN過負荷の場合、RANは、新しいQoE測定設定を停止し、既存のQoE測定設定を解放し、QoE測定報告を一時停止してもよい。いくつかの例では、RRCシグナリングは、QoE報告を一時停止又は再開することをUEに示すために、gNBによって使用されてもよい。いくつかの例では、一時停止/再開は、すべてのQoE報告に対するものであってもよいし、又はQoE設定ごとのものであってもよい。いくつかの例では、UEは、報告を(例えば、所定の又は設定可能な期間にわたって)記憶してもよい。いくつかの例では、記憶される報告のサイズに制限があってもよい。
【0124】
いくつかの例では、RANは、UEからのQoE設定の解放を、関連するQoE測定セッションが進行中の時間を含め、いつでも、行うことが可能であってもよい。いくつかの例では、RANがUEにQoE設定を解放するように命令した場合に、UEはQoE設定を解放してもよく、このQoE設定に関する報告(任意の利用可能な報告及び未送信の報告を含む)を停止してもよい。
【0125】
いくつかの例では、RAN過負荷の場合、RANは、新しいQoE測定設定を停止し、既存のQoE測定設定を解放し、QoE測定報告を一時停止してもよい。いくつかの例では、UEに複数のQoE設定が設定されている場合、ネットワークは、一部の設定についてのみ報告を一時停止してもよい。いくつかの例では、例えばRAN過負荷の際に、UEからのQoE報告を一時的に停止するために、RANは、(例えば、MAC CEを使用して、又はDL RRCメッセージ内で)QoE報告一時停止コマンドをUEに送信してもよく、QoE報告一時停止コマンドは、報告を一時停止させるQoE設定(1つ以上)を示すものであってもよい。いくつかの例では、UEがQoE報告を一時停止した場合、UEは測定値の収集を継続してもよい。UEは、QoE測定結果の生成を継続してもよい。
【0126】
いくつかの例では、QoE設定に関する一時停止コマンド及び再開コマンドは、UEによってアプリケーション層に転送されてもよい。UEから一時停止指示を受け取った後、アプリケーション層は、RRC層への報告の送信を停止してもよく、UEから再開の指示を受け取った後に、それを継続してもよい。
【0127】
ユーザ体感品質(QoE)の測定と報告は、ストリーミング、仮想現実/拡張現実(VR/AR)、及びURLLCアプリケーションなど、様々なサービスやアプリケーションにとって重要な機能である。QoE設定パラメータの再設定は、QoE測定及び/又は報告、例えば、QoE測定報告の内容及び/又はQoE報告プロセスに影響し得る。既存のQoE測定/報告手順では、QoE設定の少なくとも一部が更新/変更/再設定される場合、UE及びネットワークのパフォーマンスの低下を引き起こす場合がある。既存のQoEパラメータの再設定に応答したQoE測定及び報告プロセスの改善に対する需要がある。例示的な実施形態によれば、既存のQoEパラメータの再設定に応答したQoE測定及び報告プロセスが改善される。
【0128】
図16に示されるように、例示的な実施形態では、UEは、設定パラメータを含む1つ以上の第1のメッセージをgNBから受信してよい。1つ以上の第1のメッセージは、1つ以上のRRCメッセージを含んでいてよい。いくつかの例では、基地局は、対応するオペレータのコアネットワーク(CN)又は保守運用(operation and maintenance、OAM)エンティティからQoE設定パラメータを受信してよい。設定パラメータは、1つ又は複数のQoE設定のQoE設定パラメータを含んでいてもよい。1つ又は複数のQoE設定は、第1のQoE設定を含んでいてよい。QoE設定パラメータは、QoE測定及び/又は報告のためにUEによって使用されてよい。1つ以上のQoE設定は、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに対応していてよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のメッセージを介したQoE設定パラメータの受信は、第1のQoE設定に関連するQoE測定及び/又は報告のアクティブ化を示してもよく、UEは、QoE設定パラメータ/1つ以上の第1のメッセージを受信したときに、QoE測定及び/又は報告を開始してよい。
【0129】
UEは、QoE設定パラメータに基づいて、1つ以上の第1のQoE測定報告を作成してよい。UEは、1つ以上のRRCメッセージを介して送信するための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成してもよい。例えば、UEは、1つ以上のトランスポートブロック内で1つ以上の第1のQoE測定報告を多重化するために、1つ以上のトランスポートブロックのスケジューリング情報/送信パラメータを含むアップリンクグラントを、(例えば、ダウンリンク制御チャネルを介して)受信してもよい。例えば、UEは、1つ以上のRRCメッセージを含む1つ以上のトランスポートブロックを作成してもよい。例えば、1つ以上のRRCメッセージは、1つ以上の第1のQoE測定報告を含む、1つ以上の情報要素(IE)(例えば、測定報告アプリケーション層 MeasReportAppLayer IE)を含んでもよい。1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)、例えば、SRB4に関連してもよい。QoE関連シグナリングベアラの優先順位は、制御論理チャネル(例えば、CCCH)に関連する第2のSRBの優先順位よりも低くてよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のQoE測定報告に含まれるQoE報告は、そのQoE報告に関連するQoE設定の識別子を含んでいてよい。例えば、第1のQOE設定の設定パラメータは、第1のQoE設定の識別子を示すパラメータを含んでいてもよく、1つ以上の第1のQoE測定報告は、第1のQoE設定の識別子を含むQoE測定報告を含んでいてもよい。
【0130】
UEは更に、(例えば、QoE測定報告を作成した後に)設定パラメータを含む1つ以上の第2のメッセージを受信してもよく、ここで、設定パラメータのうちの少なくとも1つの第1の設定パラメータの値は、変更及び/又は更新されていてよい。1つ以上の第2のメッセージの受信に応答して、かつ少なくとも1つの第1の設定の値が変更/更新されたことに基づいて、UEは、1つ以上の第1の作成済QoE測定報告を破棄してよい。
【0131】
いくつかの例では、図17に示されるように、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、QoE設定パラメータのうちのどの設定パラメータが変更/更新されたかに基づいてもよい。QoE設定パラメータのうちの1つ以上の第1の設定パラメータが変更/更新されたことに応答して、UEは、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄してもよい。QoE設定パラメータのうちの1つ以上の第2の設定パラメータが変更/更新されたことに応答して、UEは、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄しなくてもよい。例えば、1つ以上の第1の設定パラメータは、例えば、1つ以上の無線関連(radio-related)パラメータ又は測定関連パラメータなど、測定報告の内容に影響するものであってよい。1つ以上の第2のパラメータは、測定報告の内容に影響しないものであってよい。例えば、1つ以上の第2のパラメータは、QoE測定報告の周期を示す報告周期パラメータを含んでいてよい。
【0132】
例えば、UEは、gNBに送信するための、QoE設定パラメータに基づく1つ以上の第2の測定報告を作成してもよい。UEは、設定パラメータを含む1つ以上の第3のメッセージを受信してもよく、ここで、設定パラメータのうちの少なくとも1つの第2の設定パラメータが変更/更新されている。変更/更新された設定パラメータが1つ以上の第2の設定パラメータであることに基づいて、UEは、1つ以上の第2のQoE測定報告を破棄しなくてもよい。UEは、1つ以上の第2のQoE測定報告を送信してもよい。
【0133】
いくつかの例では、図18に示されるように、1つ以上のQoE測定報告を破棄すること、又は破棄しないことは、1つ以上のQoE報告が送信されるようにスケジュールされている第1のタイミング、及び1つ以上の第2のメッセージ(それによって、1つ以上の第1の設定パラメータが更新/変更される)が受信される第2のタイミングに基づいてもよい。例えば、第1のタイミングと第2のタイミングとの間の時間が閾値(例えば、1つ以上の第2のメッセージの処理時間)未満である場合、UEは、1つ以上のQoE報告を破棄しなくてよい。例えば、第1のタイミングと第2のタイミングとの間の時間が閾値(例えば、1つ以上の第2のメッセージの処理時間)を超える場合、UEは、1つ以上のQoE報告を破棄してよい。いくつかの例では、1つ以上のQoE測定報告を破棄すること、又は破棄しないことは、1つ以上の第2のメッセージの処理時間に基づいてよい。
【0134】
いくつかの例では、1つ以上のQoE測定報告を破棄すること、又は破棄しないことは、1つ以上のQoE測定報告に関連する1つ以上のQoE設定に基づいてよく、かつ/又は、1つ以上のサービスタイプ若しくはアプリケーションタイプが1つ以上のQoE設定に対応することに基づいてよい。
【0135】
いくつかの例では、1つ以上の第1のQoE報告を破棄することは、1つ以上の第1のQoE報告を含むトランスポートブロックをドロップすることを含んでもよい。UEは、1つ以上の第1のトランスポートブロックに関連するHARQバッファをフラッシュしてもよい。
【0136】
例示的な実施形態では、図19に示されるように、UEは、設定パラメータを含む1つ以上の第1のメッセージをgNBから受信してよい。1つ以上の第1のメッセージは、1つ以上のRRCメッセージを含んでいてよい。いくつかの例では、基地局は、対応するオペレータのコアネットワーク(CN)又は保守運用(operation and maintenance、OAM)エンティティからQoE設定パラメータを受信してよい。設定パラメータは、1つ又は複数のQoE設定のQoE設定パラメータを含んでいてもよい。1つ又は複数のQoE設定は、第1のQoE設定を含んでいてよい。QoE設定パラメータは、QoE測定及び/又は報告のためにUEによって使用されてよい。1つ以上のQoE設定は、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに対応していてよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のメッセージを介したQoE設定パラメータの受信は、第1のQoE設定に関連するQoE測定及び/又は報告のアクティブ化を示してもよく、UEは、QoE設定パラメータ/1つ以上の第1のメッセージを受信したときに、QoE測定及び/又は報告を開始してよい。
【0137】
UEは更に、(例えば、1つ以上の第1のメッセージを受信した後に)設定パラメータを含む1つ以上の第2のメッセージを受信してもよく、ここで、設定パラメータのうちの少なくとも1つの第1の設定パラメータの値は、変更及び/又は更新されていてよい。1つ以上の第2のメッセージの受信に応答して、かつ少なくとも1つの第1の設定の値が変更/更新されたことに基づいて、UEは、カウンタをリセットしてもよいし、タイマをリスタートしてもよい。いくつかの例では、カウンタは、QoE測定及び報告に関連してよく、例えば、QoE測定報告に関連するKPIを決定するためのものであってよい。いくつかの例では、タイマは、QoE測定及び報告に関連してよく、例えば、QoE KIPを決定するため、及び/又はQoE KPIを報告するためのものであってよい。
【0138】
UEは、1つ以上のRRCメッセージを介して、1つ以上の第1のQoE測定報告を送信してよい。例えば、1つ以上のRRCメッセージは、IE(例えば、測定報告アプリケーション層IE(MeasReportAppLayer IE))を含んでもよい。いくつかの例では、QoE測定報告は、対応するQoE設定に関連する識別子を含んでいてよい。1つ以上のメッセージ/第1のQoE測定報告は、QoE関連SRB、例えばSRB4に関連してもよい。QoE関連SRBは、ある優先順位に関連してよく、この優先順位は、1つ以上の制御チャネル論理チャネル(control channel logical channel)(例えば、CCCH)に関連する1つ以上の他のSRBの優先順位よりも低くてもよい。
【0139】
いくつかの例では、図20に示されるように、カウンタをリセットすること、又はタイマをリスタートすることは、QoE設定パラメータのうちのどの設定パラメータが変更/更新されたかに基づいてもよい。QoE設定パラメータのうちの1つ以上の第1の設定パラメータが変更/更新されたことに応答して、UEは、カウンタをリセットしてもよいし、又はタイマをリスタートしてもよい。QoE設定パラメータのうちの1つ以上の第1の設定パラメータが変更/更新されたことに応答して、UEは、カウンタをリセットしなくてもよいし、又はタイマをリスタートしなくてもよい。例えば、1つ以上の第1の設定パラメータは、例えば、1つ以上の無線関連パラメータ又は測定関連パラメータなど、測定報告の内容に影響するものであってよい。1つ以上の第2のパラメータは、測定報告の内容に影響しないものであってよい。例えば、1つ以上の第2のパラメータは、QoE測定報告の周期を示す報告周期パラメータを含んでいてよい。
【0140】
例えば、UEは、設定パラメータを含む1つ以上の第3のメッセージを受信してもよく、ここで、設定パラメータのうちの少なくとも1つの第2の設定パラメータが変更/更新されている。変更/更新された設定パラメータが1つ以上の第2の設定パラメータであることに基づいて、UEは、カウンタをリセットしなくてもよいし、又はタイマをリスタートしなくてもよい。
【0141】
いくつかの例では、カウンタをリセットすること、若しくはタイマをリスタートすること、又はカウンタをリセットしないこと、若しくはカウンタをリスタートしないことは、QoE設定、又はサービスタイプがQoE設定に対応することに基づいてよい。
【0142】
例示的な実施形態では、ユーザ機器(UE)は、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信してもよい。UEは、設定パラメータに基づいて、BSへの送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成してもよい。UEは、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信してもよい。少なくとも1つの第2のメッセージは、設定パラメータの少なくとも1つの第1の設定パラメータが変更されたことを示してもよい。UEは、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄してもよい。
【0143】
いくつかの例では、1つ以上の第1のQoE測定報告は、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介した送信のために作成されてもよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連してもよい。いくつかの例では、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4であってもよい。いくつかの例では、ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有してもよい。いくつかの例では、1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、1つ以上のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含んでもよい。
【0144】
いくつかの例では、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、QoE設定に関連する識別子を含んでもよい。
【0145】
いくつかの例では、設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連してもよい。
【0146】
いくつかの例では、第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化されてもよい。
【0147】
いくつかの例では、第1のQoE設定に関連する設定パラメータは、基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの1つから受信されてもよく、第1のQoE設定に関連する設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化されてもよい。
【0148】
いくつかの例では、UEは、設定パラメータに基づいて、BSへの送信のための1つ以上の第2のQoE測定報告を作成してもよい。UEは、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信してもよい。少なくとも1つの第3のメッセージは、設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示してもよい。少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、1つ以上の第2のQoE測定報告は、破棄されなくてもよい。UEは、1つ以上の第2のQoE測定報告を送信してもよい。いくつかの例では、少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含んでいてもよい。
【0149】
いくつかの例では、少なくとも1つの第1の設定パラメータは、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告の内容に影響してもよい。いくつかの例では、少なくとも1つの第1の設定パラメータは、1つ以上の無線関連パラメータを含んでもよい。
【0150】
いくつかの例では、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、第1のタイミングで送信されるようにスケジュールされてもよい。少なくとも1つの第2のメッセージは、第2のタイミングで受信されてもよい。1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、第1のタイミング及び第2のタイミングに更に基づいてもよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づいてもよい。いくつかの例では、少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間は、ユーザ機器(UE)の能力に基づいてもよい。
【0151】
いくつかの例では、第1のQoE設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連していてもよい。1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄することは、第1のQoE設定が第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づいてもよい。
【0152】
いくつかの例では、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、1つ以上のQoE測定報告を含む1つ以上のトランスポートブロックに関連する1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュすることを含んでもよい。
【0153】
いくつかの例では、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告を破棄することは、1つ以上のQoE報告に関連する1つ以上のシグナリング無線ベアラ(SRB)の1つ以上のバッファをフラッシュすることを含んでもよい。
【0154】
いくつかの例では、UEは、スケジュールされた送信のための送信パラメータを含むアップリンクグラントを受信してもよい。
【0155】
例示的な実施形態では、ユーザ機器(UE)は、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信してもよい。UEは、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信してもよい。少なくとも1つの第2のメッセージは、設定パラメータの少なくとも1つの第1の設定パラメータが変更されたことを示してもよい。UEは、少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートしてもよい。
【0156】
いくつかの例では、ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連するカウンタは、QoE主要性能指標(key performance indicator、KPI)を決定するために使用されてもよい。いくつかの例では、主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率(failure ratio)のうちの1つ以上である。
【0157】
いくつかの例では、ユーザ体感品質(QoE)測定及び報告に関連するタイマは、QoE主要性能指標(KPI)を決定するために使用されてもよい。いくつかの例では、主要性能指標(KPI)は、スループット、遅延、ジッタ、応答時間、アクセス時間、及び障害率のうちの1つ以上である。
【0158】
いくつかの例では、UEは、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、1つ以上の第1のQoE測定報告を送信してもよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連してもよい。いくつかの例では、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4であってもよい。いくつかの例では、ユーザ体感品質(QoE)関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有してもよい。いくつかの例では、1つ以上のリソース制御(RRC)メッセージは、1つ以上のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含んでもよい。いくつかの例では、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告は、QoE設定に関連する識別子を含んでもよい。
【0159】
いくつかの例では、設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連してもよい。
【0160】
いくつかの例では、第1のQoE設定に関連するユーザ体感品質(QoE)の測定及び報告は、少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化されてもよい。
【0161】
いくつかの例では、第1のQoE設定に関連する設定パラメータは、基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの少なくとも1つから受信されてもよく、第1のQoE設定に関連する設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化されてもよい。
【0162】
いくつかの例では、UEは、BSから、第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信してもよい。少なくとも1つの第3のメッセージは、設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示してもよい。少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、カウンタはリセットされなくてもよいし、タイマはリスタートされなくてもよい。いくつかの例では、少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含んでもよい。
【0163】
いくつかの例では、少なくとも1つの第1の設定パラメータは、1つ以上の第1のユーザ体感品質(QoE)測定報告の内容に影響してもよい。いくつかの例では、少なくとも1つの第1の設定パラメータは、1つ以上の無線関連パラメータを含んでもよい。
【0164】
いくつかの例では、第1のQoE設定は、第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連してもよい。カウンタをリセットすること、又はタイマをリスタートすることは、第1のQoE設定が第1のサービスタイプ又は第1のアプリケーションタイプに関連することに更に基づいてもよい。
【0165】
様々な例示的な実施形態に関して本開示で記載される例示的なブロック及びモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、又は本明細書に記載される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせによって実装又は実行されてよい。汎用プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械などが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの例では、プロセッサは、デバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成)を使用して実装されてよい。
【0166】
本開示に記載されている機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実装されてよい。機能を実装するために、命令又はコードをコンピュータ可読媒体に記憶又は送信してもよい。本明細書で開示される機能を実装するための他の例も、本開示の範囲内である。機能の実装は、物理的に同じ場所に配置された要素を介して行われてもよいし、又は(例えば、様々な場所に)分散させた要素を介して行われてもよく、これには、機能の各部分がそれぞれ異なる物理的位置で実装されるように分散することが含まれる。
【0167】
コンピュータ可読媒体としては、非一時的コンピュータ記憶媒体が挙げられるが、これに限定されない。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータによりアクセスされてよい。非一時的記憶媒体の例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROM又は他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ又は磁気ストレージデバイスなどが挙げられるが、これらに限定されない。非一時的媒体は、所望のプログラムコード手段(例えば、命令及び/又はデータ構造)を保持又は記憶するために使用されてよく、汎用コンピュータ若しくは専用コンピュータ、又は汎用プロセッサ若しくは専用プロセッサによりアクセスされてよい。いくつかの例では、ソフトウェア/プログラムコードは、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は、赤外線、高周波、マイクロ波などの無線技術を使用して、遠隔地の提供元(例えば、ウェブサイト、サーバなど)から送信されてもよい。このような例では、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、又は赤外線、高周波、マイクロ波などの無線技術は、媒体の定義の範囲内に含まれる。上記の例の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0168】
本開示で使用される、項目のリストにおける「又は」、「若しくは」という用語の使用は、包括的な(inclusive)リストを示す。項目のリストには、「~のうちの少なくとも1つ」又は「~のうちの1つ以上」などの語句が前置きされる場合がある。例えば、A、B、又はCのうちの少なくとも1つ、というリストは、A、又はB、又はC、又はAB(すなわち、A及びB)、又はAC、又はBC、又はABC(すなわち、A及びB及びC)を含む。また、本開示で使用される場合、条件のリストの前に「~に基づいて」という語句を付けることは、その条件群「のみに基づく」と解釈されるべきではなく、その条件群「に少なくとも部分的に基づく」と解釈されるものとする。例えば、「条件Aに基づく」と記載された結果は、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づくものであり得る。
【0169】
本明細書では、「含む(comprise、include、又はcontain)」という用語は、交換可能に使用され、同じ意味を有し得、また、包括的かつオープンエンドなものとして解釈されるべきである。「含む(comprise、include、又はcontain)」という用語は、要素のリストの前に使用される場合があり、少なくとも、リストに列挙された要素のすべてが存在する一方で、リストにない他の要素も存在し得ることを示し得る。例えば、AがBとCを含む場合、{B,C}と{B,C,D}の両方がAの範囲内に含まれる。
【0170】
本開示では、添付の図面と関連して、例示的な構成を記載しているが、これらの例示的な構成は、実装し得るすべての例を表すものでもないし、本開示の範囲内にあるすべての構成を表すものでもない。「例示的な」という用語は、「好ましい」又は「他の例と比較して有利な」と解釈されるべきではなく、「例示、事例、又は例」として解釈されるべきである。実施形態の記載及び図面を含む本開示を読むことによって、当業者には、本明細書に開示される技術が代替実施形態を使用して実装され得ることが理解されるであろう。当業者であれば、本明細書に記載の実施形態、又はそれらの実施形態の特定の特徴を組み合わせて、本開示に記載の技術を実施するための更なる他の実施形態に想到し得ることを理解するであろう。したがって、本開示は、本明細書に記載される例及び設計に限定されず、本開示には、本明細書に開示される原理及び新規な特徴と矛盾することのない最大限広い範囲が付与されるべきである。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図5D
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2024-06-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法であって、
ユーザ機器(UE)が、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信するステップと、
前記UEが、前記設定パラメータに基づいて、前記BSへのスケジュールされた送信のための1つ以上の第1のQoE測定報告を作成するステップと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信するステップであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ステップと、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを介した送信のために作成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)に関連する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記QoE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、SRB4である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
記QE関連シグナリング無線ベアラ(SRB)は、アップリンク共通制御チャネル論理チャネルに関連する第2のSRBよりも低い優先順位を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージは、前記1つ以上の第1のQoE測定報告を含む測定報告アプリケーション層情報要素(MeasReportappLayer IE)を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、前記第1のQoE設定に関連する識別子を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記設定パラメータは、1つ以上のサービスタイプ又はアプリケーションタイプに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のQoE設定に関連するQoE測定及び報告は、前記少なくとも1つの第1のメッセージの受信に応答してアクティブ化される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
z第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、前記基地局(BS)によって、オペレータのコアネットワーク(CN)及び保守運用(OAM)エンティティのうちの1つから受信され、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータは、透過的なコンテナ内にカプセル化される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザ機器(UE)が、前記設定パラメータに基づいて、前記基地局(BS)への送信のための1つ以上の第2のユーザ体感品質(QoE)測定報告を作成することと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第3のメッセージを受信することであって、前記少なくとも1つの第3のメッセージは、前記設定パラメータの少なくとも1つの第2の設定パラメータの値が変更されたことを示、前記少なくとも1つの第のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第2のQoE測定報告は、破棄されない、受信することと
前記少なくとも1つの第3のメッセージの受信に応答して、前記1つ以上の第2のQoE測定報告を送信することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つの第2の設定パラメータは、報告周期を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告は、第1のタイミングで送信されるようにスケジュールされ、
前記少なくとも1つの第2のメッセージは、第2のタイミングで受信され、
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングに更に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記少なくとも1つの第2のメッセージの処理時間に更に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの第2のメッセージの前記処理時間は、前記ユーザ機器(UE)の能力に基づく、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記1つ以上の第1のQoE測定報告を含む1つ以上のトランスポートブロックに関連する1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の第1のQoE測定報告を破棄するステップは、前記1つ以上の第1のQoE測定報告に関連する1つ以上のシグナリング無線ベアラ(SRB)の1つ以上のバッファをフラッシュすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記スケジュールされた送信のための送信パラメータを示すアップリンクグラントを受信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
ユーザ体感品質(QoE)再設定の方法であって、
ユーザ機器(UE)が、基地局(BS)から、QoE測定及び報告のための第1のQoE設定に関連する設定パラメータを含む少なくとも1つの第1のメッセージを受信するステップと、
前記UEが、前記BSから、前記第1のQoE設定に関連する前記設定パラメータを含む少なくとも1つの第2のメッセージを受信するステップであって、前記少なくとも1つの第2のメッセージは、前記第1のQoE設定に関連する変更を示す、ステップと、
前記少なくとも1つの第2のメッセージの受信に応答して、QoE測定又は報告に関連するカウンタをリセットするか、又はタイマをリスタートするステップと、を含む、方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2022年7月12日に出願され、現在は、米国特許法第371条に基づき米国で出願された、PCT/US2022/036751(「PCT出願」)の国内段階出願である。本「PCT出願」は、米国特許法第119条(e)の下、2021年7月23日に出願された米国仮特許出願第63/224,922号(「仮出願」)の優先権を主張する。PCT出願および仮特許出願のそれぞれの内容は、参照により本明細書に組み込まれている。

【国際調査報告】