(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-27
(54)【発明の名称】ユーザ機器識別情報をハンドリングすること
(51)【国際特許分類】
H04W 8/20 20090101AFI20240820BHJP
【FI】
H04W8/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024506946
(86)(22)【出願日】2022-07-29
(85)【翻訳文提出日】2024-04-01
(86)【国際出願番号】 EP2022071306
(87)【国際公開番号】W WO2023012048
(87)【国際公開日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/111087
(32)【優先日】2021-08-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】マス ロシキ, マリア ルイザ
(72)【発明者】
【氏名】オルソン, マグヌス
(72)【発明者】
【氏名】シュ, ウェンリャン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
無線通信ネットワークにおいて実行され、動作するように設定された、方法、装置およびシステムが提示される。例示的な実装形態では、方法が提供される。本方法は、無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)における第1のネットワークエンティティによって実行される。本方法は、第1のネットワークエンティティによって第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信することを含む。本方法は、要求に応答して、第1のネットワークエンティティによってCNDにおける第3のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送ることをさらに含む。第1のネットワークエンティティは、第3のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有のUE識別情報を受信する。本方法は、第1のネットワークエンティティによって第2のエンティティに、第2のエンティティに固有のUE識別情報を送ることをさらに含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)における第1のネットワークエンティティによって実行される方法(300)であって、前記方法が、
前記第1のネットワークエンティティによって第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信すること(S302)と、
前記要求に応答して、前記第1のネットワークエンティティによって前記CNDにおける第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送ること(S304)と、
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信すること(S306)と、
前記第1のネットワークエンティティによって前記第2のエンティティに、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を送ること(S308)と
を含み、
前記第2のエンティティがアプリケーション機能である、方法(300)。
【請求項2】
前記第1のネットワークエンティティがネットワーク公開機能(NEF)であり、前記第2のエンティティがアプリケーション機能(AF)であり、前記第3のネットワークエンティティが統合データ管理(UDM)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第2のエンティティから受信された、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、UEインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記UEにおけるアプリケーションクライアントにおけるアプリケーションポート識別情報とを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のネットワークエンティティによって、ネットワークアドレス変換(NAT)の後の前記UE IPアドレスと前記アプリケーションポート識別情報とを、NATの前のUE IPアドレスとアプリケーションポート識別情報とに変換することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第2のエンティティから受信された、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、前記UEについての、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、外部グループ識別子を要求するためのインジケータを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに送られた、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求が、前記第2のエンティティに関係する、アプリケーションポート識別子と、マシン型通信(MTC)プロバイダ情報と、サービス識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに送られた、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求は、前記第2のエンティティに固有のUEグループ識別情報が要求されることを指示するためのUEグループ指示を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信することが、前記UEについてのサブスクリプションを識別する外部識別子を受信することを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信することが、前記UEについての、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、外部グループ識別子を受信することを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求を送ることは、前記要求における識別子変換サブスクリプションデータタイプフィールドが、随意の外部グループ識別子を含むように拡張されることに基づく、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求を送ることは、前記第2のエンティティに関係するマシン型通信(MTC)プロバイダ情報および/またはサービス識別子が、識別子変換のためのデータサブ鍵として追加されることに基づく、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
ポリシ制御機能(PCF)とバインディングサポート機能(BSF)とが前記無線通信ネットワークにおいて展開されない場合、前記NEFが、UE IPアドレスを所有する、前記無線通信ネットワークにおけるセッション管理機能(SMF)を識別し、前記NEFによって前記AFに、前記UE識別情報を取得するようにとの前記要求に関係する情報を含む応答を送るために、前記SMFから、前記UE識別情報を取得する、請求項2、または請求項2から従属するときの請求項3から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記NEFによって前記SMFから、前記UE IPアドレスを取得することが、前記NEFによって前記SMFに送られた、前記UE IPアドレスと、MACアドレスと、IPドメインと、データネットワーク名(DNN)と、単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)とのうちの1つまたは複数を含む要求に基づく、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記NEFによって前記SMFから、前記UE識別情報を取得することが、前記UEのサブスクリプション永続識別子を取得することを含む、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記第3のネットワークエンティティにおいてプロビジョニングされる外部UE識別子およびグループ識別子が、前記無線通信ネットワークの前記コアネットワーク
内で一意である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
無線通信ネットワークにおける方法(400)であって、前記無線通信ネットワークが、前記無線通信ネットワークのCNDにおける第1のネットワークエンティティと、第2のエンティティとを備え、前記方法が、前記第2のエンティティによって実行され、
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有であるユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を送ること(S402)と、
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信すること(S404)と
を含み、
前記第2のエンティティがアプリケーション機能である、方法(400)。
【請求項17】
前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報が、前記第1のネットワークエンティティによって前記CNDにおける第3のネットワークエンティティから、前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに送られた、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求に基づいて、受信される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のネットワークエンティティがネットワーク公開機能(NEF)であり、前記第2のエンティティがアプリケーション機能(AF)である、請求項16または17に記載の方法。
【請求項19】
前記第3のネットワークエンティティが統合データ管理(UDM)である、請求項17と組み合わせた請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティに送られた、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、UEインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記UEにおけるアプリケーションクライアントにおけるアプリケーションポート識別情報とを含む、請求項16から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティに送られた、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、前記UEについての、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、外部グループ識別子を要求するためのインジケータを含む、請求項16から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)におけるネットワークエンティティによって実行される方法(500)であって、前記方法は、
アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成すること(S502)であって、前記外部UE識別情報が、前記UEについてのサブスクリプションを識別し、前記外部グループ識別子が、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、修正されたバージョンを生成すること(S502)と、
前記外部UE識別情報と前記外部グループ識別子とのうちの一方または両方の前記修正されたバージョンについてのトークンを生成すること(S504)と
を含む、方法(500)。
【請求項23】
前記ネットワークエンティティが統合データ管理(UDM)である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記外部UE識別情報と前記外部グループ識別子とのうちの一方または両方の前記修正されたバージョンが、前記無線通信ネットワークにおけるまたは前記無線通信ネットワークに結合されたエンティティに固有である、請求項22または23に記載の方法。
【請求項25】
少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、請求項1から24のいずれか一項に記載の方法を実行するように前記プロセッサを設定するプログラムコード部分を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項26】
コンピュータ可読記録媒体に記憶されるか、またはデータ信号中で符号化された、請求項25に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項27】
無線通信ネットワーク(100)のコアネットワークドメイン(CND)において動作するように適応された装置(502)であって、前記装置(502)が、
第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信することと、
前記要求に応答して、前記装置によって前記CNDにおける第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送ることと、
前記装置によって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信することと、
前記装置によって前記第2のエンティティに、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を送ることと
を行うように設定され、
前記第2のエンティティがアプリケーション機能である、装置(502)。
【請求項28】
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、請求項27に記載の装置(502)。
【請求項29】
無線通信ネットワーク(100)において動作するように適応された装置(512)であって、前記装置が、
前記装置によって前記無線通信ネットワーク(100)のコアネットワークドメイン(CND)における第1のネットワークエンティティに、前記装置に固有であるユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を送ることと、
前記装置によって前記第1のネットワークエンティティから、前記装置に固有の前記UE識別情報を受信することと
を行うように設定され、
前記装置がアプリケーション機能である、装置(512)。
【請求項30】
請求項16から21のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、請求項29に記載の装置(512)。
【請求項31】
無線通信ネットワーク(100)において動作するように適応された装置(522)であって、前記装置は、
アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成することであって、前記外部UE識別情報が、前記UEについてのサブスクリプションを識別し、前記外部グループ識別子が、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、修正されたバージョンを生成することと、
前記外部UE識別情報と前記外部グループ識別子とのうちの一方または両方の前記修正されたバージョンについてのトークンを生成することと
を行うように設定された、装置(522)。
【請求項32】
請求項22から24のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、請求項31に記載の装置(522)。
【請求項33】
請求項27または28に記載の装置(502)と、
請求項29または30に記載の装置(512)と、
請求項31または32に記載の装置(522)と
のうちのいずれか2つまたはそれ以上を備えるシステム(500)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線通信に関する。より詳細には、本開示の態様は、特に、公開サービスのためのアプリケーション機能固有外部ユーザおよびユーザグループ識別子の動的プロビジョニングに関する。これらの態様は、方法、コンピュータプログラム製品、装置およびシステムとして実装され得、特に、第4世代(4G)および第5世代(5G)ネットワークにおいて実装され得る。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、5G通信システムのための技術仕様(TS)を開発中である。3GPP TS23.501 V17.1.1(2021-06)は、5Gサービスベースアーキクテチャ(SBA)のアーキクテチャ態様を規定しており、TS23.502 V17.1.0(2021-06)においてプロシージャが説明されている。このSBAによれば、ネットワーク機能(NF)が、他のNFからのサービスを消費するためにサービスベース対話を使用する。サービス、およびそれらのサービスを作り出すNFの発見が、ネットワークリポジトリ機能(NRF)によって提供される。
【0003】
サービスベースインターフェースをもつ5Gアーキテクチャが、
図1において参照され得る。
【0004】
図1は、本明細書で説明される例による、無線通信ネットワーク100のブロック図を示す。この例では、5Gネットワークアーキテクチャは、非ローミングアーキテクチャに関係し得る。
【0005】
5Gコア制御プレーン(CP)においてサービスベースインターフェースを有することは、5GコアCPにおけるNFが、5GコアCPにおける他のNFよって消費されるサービスを提供することを暗示する。
【0006】
5G参照アーキテクチャの一部分が3GPPによって規定されている。本開示の例のためのいくつかのアーキテクチャコアネットワークエンティティ(ネットワーク機能(NF))およびコアネットワークインターフェースが以下を含み得る。
1) 例示的な端末デバイスとしてのユーザ機器(UE)102。UE102は、たとえば、(無線)アクセスネットワーク((R)AN)104を介してなど、アクセスネットワークドメイン(AND)を介して伸張する、ボイスオーバーIP呼のエンドポイント、あるいはビデオまたはオーディオストリーミングセッションのエンドポイントを構成する。
2) コアネットワークドメイン(CND)外に位置し、一般に、専用サービスプロビジョニングエンティティ(たとえば、オーバーザトップ(OTT)エンティティ)によって動作されるアプリケーションサーバとして、またはそのアプリケーションサーバ上に実装される、アプリケーション機能(AF)126。AF126は、Nafインターフェースを介してCNDと対話するように設定される。
概して、AFは、サービスを提供または消費するために、3GPPコアネットワークと対話する。AFの機能および目的は、仕様において、3GPPコアネットワークとのAFの対話に関してのみ規定されているが、一例として、AFは、アプリケーションサーバの一部であるか、または(1つまたは複数の)アプリケーションサーバに代わってコアネットワークと対話することができる。
3) ネットワーク公開機能(NEF)118がNnefインターフェースを有し、異なる機能をサポートする。詳細には、本明細書で概説されるいくつかの例のコンテキストでは、NEF118は、AF126のための、CNDへのエントリポイントとして働き得る。したがって、AF126は、NEF118を通してCNDと対話する。NEFは、コネクティビティサービスプロバイダ(CSP)としても知られる、モバイルネットワークオペレータ(MNO)への、アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)のためのエントリポイントである。NEFは、サービスベースインターフェース(SBI)上でのサービスとして、モバイルネットワーク能力およびイベントをASPに公開する。特に、NEFは、外部アプリケーション機能(AF)によって提供された情報を補完し、AF要求を許可し、内部-外部情報を変換する。AFは、オペレータまたはサードパーティのいずれかによって展開され得る。
4) セッション管理機能(SMF)114がN4インターフェースとNsmfインターフェースとを有する。SMF114は、セッション確立、修正および解放などのプロシージャ、ならびにポリシ関係機能をサポートする。特に、SMF114は、(たとえばイベント報告のために)ユーザプレーン機能(UPF)106を設定する。概して、SMFは、とりわけ、UPFエンティティの選択および制御の役目を果たす。その上、いくつかの例では、SMF114は、したがって、パケットフォワーディング制御プロトコル(PFCP)プロシージャを使用して、N4インターフェースを通してUPF106を設定する。
5) バインディングサポート機能(BSF)が、2つ以上のポリシ制御機能(PCF)を伴うシナリオにおいて、ユーザプロトコルデータユニット(PDU)セッションポリシセッションを担当するPCFを見つけるために使用される。
6) ユーザプレーン機能(UPF)106は、SMF114へのN4インターフェースと(R)AN104へのN3インターフェースとを有する。UPF106は、制御プレーン(CP)におけるSMF114から受信されたルールに基づいて、ユーザプレーン(UP)上のユーザプレーントラフィックのハンドリングをサポートする。特に、本明細書で概説される例では、UPF106は、したがって、パケット検査と、(たとえば、イベント検出および報告などの)異なる施行アクションとをサポートする。
7) ポリシ制御機能(PCF)122が、Npcfインターフェースを介して、(コア)ネットワーク(ドメイン)挙動を支配するための統合ポリシフレームワークをサポートする。詳細には、PCF122は、ポリシおよび課金制御(PCC)ルールを、たとえば、PCCルールに従って、サービストラフィックを検出し、ポリシおよび課金判断を施行するために、SMF114および/またはUPF106に提供する。PCFは、5Gコアにおける随意のエンティティである。
8) 統合データ管理(UDM)エンティティ124が、コアネットワークドメインにおいてデータ(たとえば、加入者情報)を集中的に記憶する。UDMは、特に、サブスクリプション管理とユーザ識別情報ハンドリングとを実施する。この機能を提供するために、UDMは、ユーザデータリポジトリに記憶され得る(認証データを含む)サブスクリプションデータを使用し、その場合、UDMは、アプリケーション論理を実装し、内部ユーザデータ記憶域を必要としない。
9) アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)112が、UE102のためのアクセスおよびモビリティをハンドリングする。
10) ネットワークリポジトリ機能(NRF)120が、無線通信ネットワーク100において提供される。NRFは、特に、以下の機能をサポートする。
- NRFはサービス発見機能をサポートする。NRFは、NFインスタンスからNF発見要求を受信し得、発見されたNFインスタンスの情報を提供し得る。
- さらに、NRFは、利用可能なNFインスタンスと、それらのNFインスタンスのサポートされるサービスとのNFプロファイルを維持し得る。
11) ネットワークスライス選択機能(NSSF)116が、UE102をサーブするネットワークスライスインスタンスのセットを選択することをサポートし得る。さらに、NSSF116は、場合によってはNRF120に照会することによって、UE102をサーブするために使用されるべきAMF112セットを決定するか、または設定に基づいて(1つまたは複数の)候補AMFのリストを決定し得る。
12) 認証サーバ機能(AUSF)110が、TS33.501において指定されているように、3GPPアクセスおよび信頼できない非3GPPアクセスのための認証をサポートする。AUSF110は、TS23.502において指定されているように、ネットワークスライス固有認証および許可をさらにサポートし得る。
13) データネットワーク(DN)108が、インターフェースN6を介してUPF106に結合される。DN108は、たとえば、オペレータサービス、インターネットアクセスまたはサードパーティサービスに関係し得る。
【0007】
PCFおよびBSFは、ネットワークによってサポートされるサービスに対して条件付けられる、展開されることも展開されないこともある、条件付きの5GC NFである。一例として、ボイスオーバーLongterm Evolution(VoLTE)は、PCFおよびBSFが展開されることを必要とする。
【0008】
ユーザPDUセッション確立において、ユーザPDUセッションを管理するSMFがPCFとのポリシ関連付けを確立するとき、PCFは、BSFにおいてPDUセッションを登録する。そのために、PCFは、サービス動作Nbsf_Management_Registerを使用し、その動作は、UEアドレスを必要とし、そのUEアドレスは、その場合、TS23.501 V17.1.1(2021-06)において規定されている、IPアドレス/プレフィックスまたはMACアドレスであり得る。サブスクリプション永続識別子(SUPI)も含まれ得る(詳細については、上記で言及されたTS23.502参照)。
【0009】
無線通信ネットワーク100中に備えられるエンティティ間のさらなる機能および結合が、たとえば、3GPP TS23.501 V17.1.1(2021-06)において見つけられ得る。
【0010】
アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)-コネクティビティサービスプロバイダ(CSP)の共同的ソリューション
3GPPは、異なるネットワーク能力をアプリケーションに公開するためのサービスを指定している。AFは、これらのサービスを消費するために3GPPコアネットワークと対話するNFである。AFは、それらのサービスを提供するNFに直接アクセスすることがオペレータによって可能にされない。AFは、外部公開フレームワークを使用し(3GPP TS23.501 V17.1.1(2021-06)中の節7.3参照)、NEFを介して、関連のあるNFと対話するものとする。
【0011】
AFとNEFとが対話するサービスの完全なリストが、3GPP TS23.501 V17.1.1(2021-06)およびTS23.502 V17.1.0(2021-06)において見つけられ得る。
【0012】
AFは、NEFに、特定のユーザPDUセッションサービスフローまたはアプリケーション、ユーザまたはユーザのグループを要求する。あるいは、それは、1人または複数の特定のユーザに関係しないことがあるが、あるDN、スライスに、またはすべてのCSPユーザに適用可能であり得る。サービス仕様は、各サービス動作の入力パラメータを指定する(TS23.502 V17.1.0(2021-06)参照)。要求のターゲットを指定するために使用され得る識別子は、サービス動作の間で変動し得る。使用される識別子の例は、ユーザインターネットプロトコル(IP)または媒体アクセス制御(MAC)アドレス(たとえばそれがあるPDUセッションを指すとき)、(たとえば加入者を指すための)一般公開サブスクリプション識別子(GPSI)、または(加入者のグループを指すための)外部グループ識別子である。
【0013】
仮定は、AFが、ユーザサービス接続の、およびしたがって、IP/MACアドレスの可視性を有し、AFが、要求が進行中のPDUセッションに関係するとき、それらを識別子として含むことができることである。
【0014】
5Gシステム(5GS)識別子
TS23.502 V17.1.0(2021-06)およびTS23.003 V17.2.0(2021-06)は、5GSにおいて使用されるいくつかの識別子を指定し、それらの中で、以下を指定する。
- SUPIは、グローバル一意5Gサブスクリプション永続識別子(SUPI)であり、これは、5Gシステムにおいて各加入者に割り当てられ、UDM/UDRにおいてプロビジョニングされるものとする。SUPIは、3GPPシステム内でのみ使用される。
- GPSIは、3GPPシステムの外部の異なるデータネットワークにおける3GPPサブスクリプションに対処するために、必要とされる。3GPPシステムは、GPSIと、対応するSUPIとの間の関連付けをサブスクリプションデータ内に記憶する。GPSIは、3GPPシステムの内部と外部の両方で使用される公開識別子である。GPSIは、移動局統合サービスデジタルネットワーク番号(MSISDN)または外部識別子のいずれかである、TS23.003 V17.2.0(2021-06)参照。
- 外部識別子は、国際モバイル加入者識別情報(IMSI)に関連付けられたサブスクリプションを識別する。IMSIに関連付けられたサブスクリプションは、1つまたはいくつかの外部識別子を有し得る。その識別子はグローバル一意である。
- 内部グループ識別子は、所与のネットワークからのSUPIのセット(たとえばマシン型通信(MTC)デバイス)を識別するネットワーク内部グローバル一意識別情報である。UDRにおけるUEについてのサブスクリプションデータは、加入者をグループに関連付け得る。UEが限られた数のグループに属することができる場合、その厳密な数は、ステージ3仕様において規定されている。
- 外部グループ識別子は、IMSIのグループに関連付けられた1つまたは複数のサブスクリプションからなるグループを識別する。その識別子はグローバル一意である。
【0015】
ネットワークアドレス変換
ネットワークアドレス変換(NAT)は、パケットがトラフィックルーティングデバイスを通過している間に、パケットのIPヘッダにおけるネットワークアドレス情報を修正することによって、あるIPアドレス空間を別のIPアドレス空間に再マッピングする方法である。NATは、IPv4アドレス消耗にもかかわらず、グローバルアドレス空間を温存する際の、普及しているおよび必須のツールになっている。
【0016】
インターネットトラフィックの大部分が、伝送制御プロトコル(TCP)またはユーザデータグラムプロトコル(UDP)を使用する。これらのプロトコルでは、返されるパケットに関するIPアドレスとポート情報との組合せが、対応するモバイルコアネットワーク宛先に明確にマッピングされ得るように、ポート番号が変更される。RFC2663が、このタイプのNATについて、ネットワークアドレスおよびポート変換(NAPT)という用語を使用する。これは、最も一般的なタイプのNATであり、一般的な使用における「NAT」という用語と同義になっている。
【0017】
NATは、N6インターフェース上で展開され、したがって、5Gコア(5GC)からDNに移るパケットは、それらのパケットのソースアドレスおよびポートが修正されることになり、DNから移って戻るパケットは、それらのパケットの宛先アドレスおよびポートが修正されることになる。そのシナリオでは、アプリケーションサーバがユーザデータパケットから抽出するソースIPアドレスは、モバイルコアに知られているソースIPアドレスと同じではなく、これは、5GCとのAF対話に影響を及ぼす。
【0018】
この問題は、3GPP仕様において認識されており、たとえば、米国特許出願公開第2014/0325091(A1)号において概説されているように、対処されている。これらのソリューションでは、NAT機能によって実施されるIPアドレスおよびポート変換の情報が、何らかの他のノードを介して直接、要求時に、ポリシコントローラ(PCF、またはポリシおよび課金ルール機能(PCRF))とBSFとに共有される。NATの後のアドレス/ポートとNATの前のアドレス/ポートとの関係は、それがAFによるサービス要求中に含まれるとき、第1のものを解決して第2のものにするために使用され得る。
【0019】
最先端のNATが、データをエクスポートするためにインターネットプロトコルフロー情報エクスポート(IPFIX)のような機構をサポートする。IPフロー情報エクスポート、別名IPFIXは、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)によって規格化された、NetFlow v9の拡張されたバージョンである。それは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ホスト名またはHTTPユニフォームリソースロケータ(URL)のような可変長フィールド、ならびにエンタープライズ規定フィールドをサポートする。IPFIXは、IPFIXコレクタとIPFIX分析器とを用いて、レイヤ3デバイスおよびファイアウォールからのフローデータを集め、分析することを可能にする。
【0020】
AFが、NEFとのAFの対話において特定の加入者または加入者のグループを識別することを必要とするサービスを消費するとき、AFは、外部で使用され得る識別子をプロビジョニングされる必要があり、それらは、GPSIおよび外部グループ識別子である。
【0021】
AFがサブスクリプションについての識別子をユーザIPアドレスから取得するためのサービスをどのように規定すべきかについて、いくつかのソリューションが、SAワーキンググループ(WG)2会議#143eの一部として3GPPにおいて議論されており、すなわち、既存のNEF APIを更新することが提案され、BSF中心ソリューションが提案された。その時点において、判断がなかったが、そのトピックに関する質問がSA WG3(セキュリティ)に送られた。SA WG3は、GPSIとしてMSISDNを使用することがセキュリティ問題を起こし、そのことが有効なオプションでないと述べている。
【発明の概要】
【0022】
したがって、上記のことに対処する必要がある。
【0023】
第1の態様によれば、無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)における第1のネットワークエンティティによって実行される方法が提供される。本方法は、第1のネットワークエンティティによって第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信することを含む。要求に応答して、第1のネットワークエンティティは、CNDにおける第3のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送る。第1のネットワークエンティティは、第3のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有のUE識別情報を受信する。第1のネットワークエンティティは、第2のエンティティに、第2のエンティティに固有のUE識別情報を送る。
【0024】
本開示の第2の態様では、無線通信ネットワークのCNDにおける第1のネットワークエンティティと、第2のエンティティとを備える無線通信ネットワークにおける方法が提供される。本方法は、第2のエンティティによって実行される。本方法は、第2のエンティティによって第1のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を送ることを含む。第2のエンティティは、第1のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有のUE識別情報を受信する。
【0025】
本開示の第3の態様では、無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)におけるネットワークエンティティによって実行される方法が提供される。本方法は、アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成することであって、外部UE識別情報が、UEについてのサブスクリプションを識別し、外部グループ識別子が、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、修正されたバージョンを生成することを含む。本方法は、外部UE識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンについてのトークンを生成することをさらに含む。
【0026】
少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法を実行するようにプロセッサを設定するプログラムコード部分を備えるコンピュータプログラム製品も提供される。本コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に記憶され得るか、またはデータ信号中で符号化され得る。
【0027】
さらに、無線通信ネットワークのCNDにおいて動作するように適応された装置が提供される。本装置は、第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信するように設定される。要求に応答して、本装置は、CNDにおける第3のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送るように設定される。本装置は、第3のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有のUE識別情報を受信するようにさらに設定される。本装置は、第2のエンティティに、第2のエンティティに固有のUE識別情報を送るようにさらに設定される。
【0028】
上記で説明された装置は、第1の方法態様の方法と、それの、本開示全体にわたって概説されるいずれかの(好ましい)例示的な実装形態とを実施するように設定され得る。
【0029】
無線通信ネットワークにおいて動作するように適応されたさらなる装置が提供される。本装置は、無線通信ネットワークのCNDにおける第1のネットワークエンティティに、本装置に固有であるユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を送るように設定される。本装置は、第1のネットワークエンティティから、本装置に固有のUE識別情報を受信するようにさらに設定される。本装置は、第2の方法態様の方法と、それの、本開示全体にわたって概説されるいずれかの(好ましい)例示的な実装形態とを実施するように設定され得る。
【0030】
無線通信ネットワークにおいて動作するように適応されたさらなる装置が提供される。本装置は、アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成するように設定される。外部UE識別情報は、UEについてのサブスクリプションを識別し、外部グループ識別子は、1つまたは複数のサブスクリプションを指す。本装置は、外部UE識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンについてのトークンを生成するようにさらに設定される。本装置は、第3の方法態様の方法と、それの、本開示全体にわたって概説されるいずれかの(好ましい)例示的な実装形態とを実施するように設定され得る。
【0031】
本明細書で提示されるシステムが、上記で説明されたいずれかの2つまたはそれ以上の装置を備える。
【0032】
本開示のさらなる態様、詳細および利点は、以下の例示的な実施形態の詳細な説明から、および図面から明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本開示の例の基礎を形成し得る、例示的な5Gネットワークアーキテクチャを示す図である。
【
図2】本開示の例による、AF固有UE識別情報(ID)取出しプロシージャを示す流れ図である。
【
図6】本開示の例による、システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、本開示の完全な理解を提供するために、具体的な詳細が記載される。本開示が、これらの具体的な詳細から逸脱する他の実施形態において実践され得ることが、当業者には明らかであろう。
【0035】
たとえば、以下の説明は、5G仕様による例示的なネットワーク設定に焦点を当てるが、本開示は全体を通してこの点について限定されない。本開示はまた、たとえば、(たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって規格化されたLong Term Evolution(LTE)仕様に従って)第4世代(4G)仕様に準拠するものなど、他のセルラまたは非セルラ無線通信ネットワークにおいて実装され得る。
【0036】
さらに、本明細書で説明されるステップ、サービスおよび機能は、個々のハードウェア回路を使用して、プログラムされたマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータとともに機能するソフトウェアを使用して、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、および/あるいは1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して、実装され得ることを当業者は諒解されよう。本開示が方法に関して説明されるとき、それがまた、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサに結合された1つまたは複数のメモリとにおいて具現され得、1つまたは複数のメモリが、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で開示されるステップ、サービスおよび機能を実施する、1つまたは複数のコンピュータプログラムを記憶することも諒解されよう。
【0037】
例示的な実装形態の以下の説明では、同じ参照番号は、同じまたは同様の構成要素を示す。
【0038】
公開サービスのためのAF固有外部ユーザおよびユーザグループ識別子の動的プロビジョニングのためのソリューションの詳細な説明は、以下の通りである。そのソリューションは、TS23.003 V17.2.0(2021-06)において規定されている外部識別子によって表される特定のUE IDと、要求される場合、同じくAF固有であり得る、TS23.003 V17.2.0(2021-06)において規定されている、UEについての外部グループ識別子とをAFにプロビジョニングすることを可能にする。
【0039】
AF固有UE IDまたは外部グループ識別子を取得した後に、AFは、NEF提供サービス(たとえばロケーション監視)を呼び出すことができることに留意されたい。
【0040】
図2は、AF固有UE IDを取得するための方法200の流れ図を示す。
【0041】
ステップS201(ステップ1)において、AF126は、Nnef_UeId_Getサービス動作を介してUE IDを取得することを要求する。要求メッセージは、UE IPアドレスおよび/またはMACアドレスであり得る、UEアドレスを含み得る。要求は、AFサービス識別子であり、および/またはMTCプロバイダ情報を含み得る、AF識別子を含み得る。要求は、この例では、アプリケーションポートID(クライアントおよびサーバ)とIPドメインとを含む。
【0042】
MTCプロバイダ情報は、任意のタイプのサービスプロバイダ(MTCまたは非MTC)あるいは企業または外部パーティによって、たとえば、それらの異なる顧客を区別するために、使用され得ることに留意されたい。
【0043】
この例では、NEF118は、NAT情報を受信し、たとえば、NEF118は、IPFIXコレクタを組み込んでおり、NATエクスポートデータを得、NEF118は、そのデータを使用して、NATの後のUE IPアドレスおよびアプリケーションポート(クライアント側)(AF要求における入力パラメータ)を、NATの前のUE IPアドレスに変換する。NEFは、5GC NFへの要求において、変換されたアドレスを使用する。
【0044】
AF要求は、UEについての外部グループ識別子を要求するためのインジケータを含み得る。
【0045】
ステップS202(ステップ2)において、NEF118は、AF要求を許可する。許可が与えられない場合、NEF118は、許可失敗を指示する結果値でAF126に返答する。他の場合、NEF118は、以下のステップを進める。
【0046】
NEF118は、欠落している場合、AFサービスIDまたはMTCプロバイダIDを追加する。
【0047】
ステップS203a(ステップ3a)およびステップ204a(ステップ4a)は、PCF122/BSF202が展開される例に関係する。この場合、NEF118は、UEのセッションバインディング情報を取得するために、Nbsf_Management_Discoveryサービス動作においてUEアドレスおよびIPドメインを使用する。BSFからのセッションバインディング情報においてSUPIが受信されない場合、NEF118は、UE IDが利用可能でないことを指示する結果値でAF126に返答する。
【0048】
ステップS203b(ステップ3b)およびステップ204b(ステップ4b)は、PCF122/BSF202が展開されない例に関係する。この場合、NEF118は、設定に基づくIPアドレスを所有するSMF114を識別し、加入者のSUPIをSMF114から取得するために、たとえばNsmf_PDUSession_Getと称する、新しいサービス動作を使用する。
【0049】
Nsmf_PDUSession_Get入力パラメータが、この例では、UEアドレス(IPアドレスおよび/またはMACアドレス)と、IPドメインと、DNNと、S-NSSAIとを含み、出力パラメータがSUPIを含む。
【0050】
ステップS205(ステップ5)において、NEF118は、Nudm_SDM_Getサービス動作を介してAF固有UE IDを取得するためにUDM124と対話する。要求メッセージはSUPIを含む。
【0051】
UDM124への要求は、この例では、入力パラメータとして、アプリケーションポートIDと、MTCプロバイダ情報と、AFサービス識別子とのうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
UDM124への要求は、AF固有UEグループIDも入力パラメータとして要求されることを指示するための、UEグループID指示を含み得る。
【0053】
NEF118は、提供されたMTCプロバイダ情報を確認し、それをオーバーライドして、設定に基づくNEF選択MTCプロバイダ情報にし得ることに留意されたい。NEF118が、存在しない場合、MTCプロバイダ情報をどのように決定するかは、いくつかの例では、実装形態に委ねられ得る(たとえば、要求元AFに基づく)。
【0054】
ステップS206(ステップ6)において、UDM124は、アプリケーションポートIDおよび/またはMTCプロバイダ情報および/またはAFサービス識別子に関連付けられた、UEについての外部識別子と(要求される場合)外部グループ識別子とで、NEF118に応答する。
【0055】
以下で示される表1および表2は、Nudm_SDM_Getサービス動作において要求されるデータを提供するための拡張の可能な実装について説明する。
- 識別子変換サブスクリプションデータタイプフィールドが、随意の外部グループ識別子として含むように拡張され得る(表1)。
- MTCプロバイダ情報および/またはAFサービス識別子が、識別子変換のためのデータサブ鍵として追加される(表2)。
【0056】
ステップS207(ステップ7)において、NEF118は、さらに、UDM124から受信された情報でAF126に応答する。
【0057】
ソリューションは、選択されたグラニュラリティレベルに応じて、アプリケーション、AFサービスまたはMTCプロバイダに固有であり得る外部UE IDおよび外部グループ識別子をサポートするために、加入者およびグループについてのUDMデータ管理を拡張することを必要とする。これらの識別子のグラニュラリティは、たとえば新しいMTCプロバイダオンボーディング時に、アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)と合意される必要がある。
【0058】
次いで、外部UE IDおよびグループ識別子は、それらを必要とし得るすべての加入者および加入者グループのために、ならびに各ASPと合意されたグラニュラリティで、UDMにおいてプロビジョニングされる。
- オンボーディングにおいて(グラニュラリティに応じて、アプリケーション、AFサービスまたはMTCプロバイダがオンボードされるとき):UDMにおいて規定されたすべての加入者およびグループについて、ならびに新しい加入者または加入者グループidが、それらを必要とし得るUDMにおいて追加されるときはいつでも。
- SUPIについての外部識別情報についての許可された要求がUDMにおいて受信されたとき、そのSUPIに関連付けられるときに加入者およびグループについての求めに応じて。外部UE IDおよびグループ識別子は、その瞬間において生成され、将来の要求のために記憶され得る(すなわち、外部UE IDおよびグループ識別子は、UDMにおいて動的にプロビジョニングされ得る)。
【0059】
UDMにおいてプロビジョニングされる必要がある外部UE IDおよびグループ識別子を生成するために、UDMにおけるまたはサポート機能における論理があり得、それにより、それらの外部UE IDおよびグループ識別子が、5GC内で一意であり、異なるアプリケーション、AFサービスまたはMTCプロバイダによって1つのSUPIに相関させることが可能でないことがある。
【0060】
図3は、本開示のいくつかの例による、方法300の流れ図を示す。
【0061】
(ステップS201に対応し得る)ステップS302において、第1のネットワークエンティティは、第2のエンティティから、UE識別情報を取得するようにとの要求を受信する。
【0062】
(ステップS205に対応し得る)ステップS304において、第1のネットワークエンティティは、要求に応答して、CNDにおける第3のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送る。
【0063】
(ステップS206に対応し得る)ステップS306において、第1のネットワークエンティティは、第3のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を受信する。
【0064】
(ステップS207に対応し得る)ステップS308において、第1のネットワークエンティティは、第2のエンティティに、第2のエンティティに固有のUE識別情報を送る。
【0065】
図4は、本開示のいくつかの例による、方法400の流れ図を示す。
【0066】
(ステップS201に対応し得る)ステップS402において、第2のエンティティは、第1のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を取得するようにとの要求を送る。
【0067】
(ステップS207に対応し得る)ステップS404において、第2のエンティティは、第1のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を受信する。
【0068】
図5は、本開示のいくつかの例による、方法500の流れ図を示す。いくつかの例では、方法500は、方法200において実装され得、UDM124によって実施され得る。
【0069】
ステップS502において、ネットワークエンティティは、アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成する。外部UE識別情報は、UEについてのサブスクリプションを識別し、外部グループ識別子は、1つまたは複数のサブスクリプションを指す。修正されたバージョンは、たとえば、事前設定されたマッピング、自動またはアルゴリズム修正などによって生成され得る。
【0070】
ステップS504において、ネットワークエンティティは、外部UE識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンについてのトークンを生成する。トークンは、任意のトークン化技術、たとえば、データセキュリティのために使用されるものによって、または非センシティブエレメント(トークン)を生成する任意の他の手段によって、生成され得る。
【0071】
いくつかの例では、SUPIと外部識別子との間のマッピングが、エンティティ(たとえばUDM)に記憶される。センシティブデータのフォーマットとトークン化されたデータのフォーマットとが、いくつかの例では、整合され得、外部識別子の規定が、それらがアプリケーション機能固有であるようにトークン化されるときでも再使用され得る。
【0072】
いくつかの例では、加入者SUPIについて、SUPIの装飾された(修正された)バージョンが、依然としてSUPIフォーマット内に収まり得るASP識別子を使用して生成され、次いで、トークン化アルゴリズムを使用して、そのバージョンについてのトークンが生成される。
【0073】
図6は、本開示のいくつかの例による、システム600のブロック図である。
【0074】
そのシステムは、この例では、装置602と、装置612と、装置622とを備える。
【0075】
装置602は、この例では、プロセッサ604と、メモリ606と、入力インターフェース608と、出力インターフェース610とを備える。
【0076】
装置602は、無線通信ネットワーク100のCNDにおいて動作するように適応される。装置602は、第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信するように設定される。さらに、装置602は、要求に応答して、CNDにおける第3のネットワークエンティティに、第2のエンティティに固有であるUE識別情報を第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送るように設定される。装置602は、第3のネットワークエンティティから、第2のエンティティに固有のUE識別情報を受信することと、第2のエンティティに、第2のエンティティに固有のUE識別情報を送ることとを行うようにさらに設定される。
【0077】
装置612は、この例では、プロセッサ614と、メモリ616と、入力インターフェース618と、出力インターフェース620とを備える。
【0078】
装置612は、無線通信ネットワーク100において動作するように適応される。装置は、無線通信ネットワークのCNDにおける第1のネットワークエンティティに、装置612に固有であるユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を送るように設定される。装置612は、第1のネットワークエンティティから、本装置に固有のUE識別情報を受信することを行うようにさらに設定される。
【0079】
装置622は、この例では、プロセッサ624と、メモリ626と、入力インターフェース628と、出力インターフェース630とを備える。
【0080】
装置622は、無線通信ネットワーク100において動作するように適応される。装置622は、アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成するように設定される。外部UE識別情報は、UEについてのサブスクリプションを識別し、外部グループ識別子は、1つまたは複数のサブスクリプションを指す。装置622は、外部UE識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンについてのトークンを生成するようにさらに設定される。
【0081】
従来技術では、3GPP TSG-WG SA2 会議#143E 電子会議、S2-2101307に準拠する外部識別子をAFにプロビジョニングするためのソリューションが、説明されていない。従来技術は、NATシナリオに対処すると主張するが、どのようにするかを指定することも、それについて準備することもされていない。
【0082】
本開示は、とりわけ、非IP PDUセッション(すなわち、AFがMACアドレスを提供し、UE IPアドレスを提供しない場合)に対処する。本開示はまた、AFが外部グループ識別子をプロビジョニングされる必要があるシナリオを解決し得る。本開示は、さらに、PCF/BSFが、ネットワークにおける随意のNFであり、展開されないことがあることを考慮に入れながら、BSFベースソリューションを提供する。本開示は、さらに、BSFが、GPSIを返しており、AF固有であるべき外部識別子のプロビジョンを解決することを仮定しない。
【0083】
本開示の例によれば、NEFは、多くのサービスにおける3GPPコアネットワークとの対話においてAFが必要とし得る、外部加入者および/または加入者グループ識別子をそのAFがプロビジョニングされるための、新しいサービスを提供する。
【0084】
AFは、入力として、以下を提供し得る。
- 要求のタイプ:GPSIが要求されているのか、外部グループ識別子が要求されているのか、その両方が要求されているのか
- IPタイプPDUセッションのためのクライアント側とサーバ側の両方におけるUE IPアドレスおよびポート、ならびに非IPイーサネットタイプPDUセッションのためのUE MACアドレス
- 5GCが要求側に固有の外部識別子を提供することができるような、異なるグラニュラリティレベルをもつASP識別子。それらのASP識別子は、アプリケーションポートIDと、AFサービス識別子と、MTCプロバイダ情報とのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0085】
5GCネットワークが上記のサービスを提供するために、本明細書で提示されるソリューションは以下を行い得る。
- AFサービス識別子、アプリケーションポートIDおよびMTCプロバイダごとの加入者GPSIを用いてUDMサブスクリプションデータを拡張すること、ならびにAFサービス識別子、アプリケーションポートIDおよびMTCプロバイダごとの外部グループ識別子を用いてUDM加入者グループデータを拡張すること、
- NEFが、アプリケーション、AFサービスまたはMTCに適用される、あるSUPIについてのGPSIをUDMに要求することができるように、UDMサービスを強化すること、およびまた、NEFが、SUPIによって識別された加入者が属するグループについての(1つまたは複数の)外部グループ識別子を要求することができるように、UDMサービスを強化すること、
- PCFおよびBSF(PCF/BSFは随意のNFである)を伴うネットワーク展開の代替として、NEFは、あるUEアドレスに対応するSUPIを取得するために、既存のBSFサービスを使用する、
- PCFおよびBSFが展開されないときのネットワーク展開の代替として、SMFは、NEFが、UEアドレスに対応するSUPIをSMFから取得するために使用する、新しいサービスを提供する。
【0086】
いくつかの例では、IPタイプPDUセッションのためのUEアドレスおよびアプリケーションポート(クライアント側およびサーバ側)を入力パラメータとして規定することによって、ネットワークアドレス変換(NAT)を伴うシナリオがサポートされ得る。ソリューションは、いくつかの例では、NEFが、実施される変換のNAT情報から取得することを必要とし得る。NEFは、次いで、(AFによって提供された)NATの後のUE IPアドレスおよびポートを、NATの前のUE IPアドレスおよびポートに変換し、BSFまたはSMFと、それらが理解するUE IPアドレスを使用して、対話することができる。
【0087】
本明細書で説明される例は、アプリケーション、AFサービスまたはMTCプロバイダに固有のGPSIと(1つまたは複数の)外部グループ識別子とのハンドリングを含めるように、UDM加入者および加入者グループ管理を拡張することを可能にする。さらに、サービス動作は、同じく外部グループ識別子の取出しをサポートするために、SUPIに基づいてUDMから加入者データを得るように拡張され得る。AFがUEアドレスから加入者または加入者グループについての有効な外部識別子を得るための新しいサービスが規定され得、ここで、UEアドレスとして、(i)AFは、IPタイプPDUセッションの場合、NATが展開されるいくつかのシナリオをサポートすることを可能にする、UEIPアドレスおよびポート(クライアント側およびサーバ側)を提供し、ならびに/または(ii)AFは、非IPイーサネットPDUセッションが行われる場合、MACアドレスを提供する。NEFは、NATからの情報を受信する(たとえば、IPFIXコレクタになる)ことと、(AFによって提供された)NATの後のUE IPアドレスおよびポートを、(NAT報告に記載の)NATの前のUE IPアドレスおよびポートに変換することとを行うように拡張され得る。さらに、UEアドレスと対応するSUPIを取得するための新しいSMFサービスが規定され得る(PCFおよびBSFなしのシナリオ)。ソリューションは、UEアドレスと対応するSUPIを取得するために、既存のBSFサービスを活用する(PCFおよびBSFを伴うシナリオにおいてのみ)。
【0088】
従来技術におけるソリューションと比較して、本開示による例は、アプリケーション/AFサービス/MTCプロバイダ固有外部識別子を提供することを可能にする。AFに与えられるおよびUDMを伴う新しいサービスにおいて入力としてこの情報を含めることによって、本明細書で概説される例は、カスタマイズされた外部識別子を提供するために強化される。識別ハンドリングを担当する、UDMは、(BSFが情報を直接提供するソリューションと比較して)所望される数と同数のユーザおよびグループ外部識別子をハンドリングし得る。
【0089】
さらにまた、本明細書で説明される例は、ネットワークアドレス変換シナリオをサポートする。AFがUEアドレスおよびポート(クライアント側およびサーバ側)を提供した場合、NEFは、それがネットワークアドレス変換サービス接続のNAT情報から受信した場合、NATの後のUEアドレスおよびポートから、NATの前のアドレスを導出することができる。
【0090】
本開示による例は、さらに、ユーザのグループを指すための外部識別子のプロビジョニングを、UDMにそれらの外部識別子を記憶することと、SUPIについて提供することとによって、解決する。この事例は前に対処されなかった。その事例は、UEアドレス所有者について、および、次いでまた、SUPI所有者について、UDMへの加入者データ要求において、外部グループ識別子を明示的に要求することを可能にすることによって、解決される。
【0091】
さらに、本明細書で概説される例は、PCF/BSFが展開されないシナリオをもサポートする。これは前に対処されなかった。それは、あるUEアドレスに対応するSUPIをSMFが提供するための新しいサービスを規定することによって、解決される。
【0092】
AFの間の補正を回避するために、AF固有識別子は、本明細書で説明された例に従って使用され得る。
【0093】
本開示が、多くの側面において変更され得る例示的な実施形態を参照しながら説明されたことが諒解されよう。したがって、本発明は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)における第1のネットワークエンティティによって実行される方法(300)であって、前記方法が、
前記第1のネットワークエンティティによって第2のエンティティから、ユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を受信すること(S302)と、
前記要求に応答して、前記第1のネットワークエンティティによって前記CNDにおける第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求を送ること(S304)と、
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信すること(S306)と、
前記第1のネットワークエンティティによって前記第2のエンティティに、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を送ること(S308)と
を含み、
前記第2のエンティティがアプリケーション機能である、方法(300)。
【請求項2】
前記第1のネットワークエンティティがネットワーク公開機能(NEF)であり、前記第2のエンティティがアプリケーション機能(AF)であり、前記第3のネットワークエンティティが統合データ管理(UDM)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第2のエンティティから受信された、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、UEインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記UEにおけるアプリケーションクライアントにおけるアプリケーションポート識別情報とを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のネットワークエンティティによって、ネットワークアドレス変換(NAT)の後の前記UE IPアドレスと前記アプリケーションポート識別情報とを、NATの前のUE IPアドレスとアプリケーションポート識別情報とに変換することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第2のエンティティから受信された、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、前記UEについての、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、外部グループ識別子を要求するためのインジケータを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに送られた、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求が、前記第2のエンティティに関係する、アプリケーションポート識別子と、マシン型通信(MTC)プロバイダ情報と、サービス識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに送られた、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求は、前記第2のエンティティに固有のUEグループ識別情報が要求されることを指示するためのUEグループ指示を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信することが、前記UEについてのサブスクリプションを識別する外部識別子を受信することを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信することが、前記UEについての、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、外部グループ識別子を受信することを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求を送ることは、前記要求における識別子変換サブスクリプションデータタイプフィールドが、随意の外部グループ識別子を含むように拡張されることに基づく、請求項
1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの前記要求を送ることは、前記第2のエンティティに関係するマシン型通信(MTC)プロバイダ情報および/またはサービス識別子が、識別子変換のためのデータサブ鍵として追加されることに基づく、請求項
1に記載の方法。
【請求項12】
無線通信ネットワークにおける方法(400)であって、前記無線通信ネットワークが、前記無線通信ネットワークのCNDにおける第1のネットワークエンティティと、第2のエンティティとを備え、前記方法が、前記第2のエンティティによって実行され、
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティに、前記第2のエンティティに固有であるユーザ機器(UE)識別情報を取得するようにとの要求を送ること(S402)と、
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティから、前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報を受信すること(S404)と
を含み、
前記第2のエンティティがアプリケーション機能である、方法(400)。
【請求項13】
前記第2のエンティティに固有の前記UE識別情報が、前記第1のネットワークエンティティによって前記CNDにおける第3のネットワークエンティティから、前記第1のネットワークエンティティによって前記第3のネットワークエンティティに送られた、前記第2のエンティティに固有である前記UE識別情報を前記第3のネットワークエンティティから取得するようにとの要求に基づいて、受信される、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のネットワークエンティティがネットワーク公開機能(NEF)であり、前記第2のエンティティがアプリケーション機能(AF)であ
り、前記第3のネットワークエンティティが統合データ管理(UDM)である、請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティに送られた、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、UEインターネットプロトコル(IP)アドレスと、前記UEにおけるアプリケーションクライアントにおけるアプリケーションポート識別情報とを含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項16】
前記第2のエンティティによって前記第1のネットワークエンティティに送られた、UE識別情報を取得するようにとの前記要求が、前記UEについての、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、外部グループ識別子を要求するためのインジケータを含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項17】
無線通信ネットワークのコアネットワークドメイン(CND)におけるネットワークエンティティによって実行される方法(500)であって、前記方法は、
アプリケーションサービスプロバイダ識別子を使用して、外部ユーザ機器(UE)識別情報と外部グループ識別子とのうちの一方または両方の修正されたバージョンを生成すること(S502)であって、前記外部UE識別情報が、前記UEについてのサブスクリプションを識別し、前記外部グループ識別子が、1つまたは複数のサブスクリプションを指す、修正されたバージョンを生成すること(S502)と、
前記外部UE識別情報と前記外部グループ識別子とのうちの一方または両方の前記修正されたバージョンについてのトークンを生成すること(S504)と
を含む、方法(500)。
【請求項18】
前記ネットワークエンティティが統合データ管理(UDM)である、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
前記外部UE識別情報と前記外部グループ識別子とのうちの一方または両方の前記修正されたバージョンが、前記無線通信ネットワークにおけるまたは前記無線通信ネットワークに結合されたエンティティに固有である、請求項
17に記載の方法。
【請求項20】
無線通信ネットワーク(100)のコアネットワークドメイン(CND)において動作するように適応された装置(502)であって、前記装置(502)が、
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、装置(502)。
【請求項21】
無線通信ネットワーク(100)において動作するように適応された装置(512)であって、前記装置が、
請求項12から16のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、装置(512)。
【請求項22】
無線通信ネットワーク(100)において動作するように適応された装置(522)であって、前記装置が、
請求項17から19のいずれか一項に記載の方法を実行するように設定された、装置(522)。
【国際調査報告】