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特表2024-530993時間およびコード多重化パイロットシーケンスの送信
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-27
(54)【発明の名称】時間およびコード多重化パイロットシーケンスの送信
(51)【国際特許分類】
   H04J 13/18 20110101AFI20240820BHJP
   H04B 1/7075 20110101ALI20240820BHJP
   H04B 10/516 20130101ALI20240820BHJP
【FI】
H04J13/18
H04B1/7075
H04B10/516
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514003
(86)(22)【出願日】2021-09-03
(85)【翻訳文提出日】2024-04-26
(86)【国際出願番号】 EP2021074424
(87)【国際公開番号】W WO2023030656
(87)【国際公開日】2023-03-09
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500341779
【氏名又は名称】フラウンホーファー-ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン
(74)【代理人】
【識別番号】100085660
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 均
(74)【代理人】
【識別番号】100149892
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 弥生
(74)【代理人】
【識別番号】100185672
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 雅人
(72)【発明者】
【氏名】アンドレイ,ヨナタン
(72)【発明者】
【氏名】ヒンリクス,マルテ
(72)【発明者】
【氏名】ボーバー,カイ レンネルト
(72)【発明者】
【氏名】ユンクニッケル,フォルカー
【テーマコード(参考)】
5K102
【Fターム(参考)】
5K102AH23
5K102AH26
5K102RD28
(57)【要約】
パイロットシーケンスを送信、受信、および調整するため、ならびにチャネル特性を評価するための技法が提供される。パイロット信号はパイロットシーケンスを含む場合があり、パイロットシーケンスは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)と、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)であって、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(SAC)のシンボルが、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)のシンボルの間に挿入される、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)とを有する複数のシンボルを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)を、かつ等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)を選択することが可能である。各第1のコードおよび各第2のコードは、コードのセットの各コード(S、S)がコードのセットの少なくとも1つの他のコード(S、S)に直交するコードのセットから選択される場合がある。送信機によって送信されたコードに直交するコードを使用してシーケンスを送信する同じ技法が、別の送信機において実施される場合がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイロットシーケンス(SAC)を含むパイロット信号を送信するように構成された送信機であって、前記パイロットシーケンスが、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)であって、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセット(SAC)の前記シンボルが、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)の前記シンボルの間に挿入される、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)と
を有する複数のシンボルを含み、
前記送信機が、
等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すように、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)を、かつ
等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセット(S)を
選択するように構成され、
前記送信機が、コードのセットの各コード(S、S)がコードの前記セットの少なくとも1つの他のコード(S、S)に直交するコードの前記セットから各第1のコードおよび各第2のコードを選択するように構成される、
送信機。
【請求項2】
第1のシンボルレートと、所定の整数係数に従って前記第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートとの間で選択可能なシンボルレートで前記パイロットシーケンスを送信するように構成され、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットの数の和が、前記所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、前記所定の整数係数が1より大きい、請求項1に記載の送信機。
【請求項3】
前記所定の整数係数が2であるか、または整数指数で高められた2の累乗である、請求項2に記載の送信機。
【請求項4】
前記パイロットシーケンス内で、前記複数のシンボルが規則的な時間ベースに従って配置される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項5】
パイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するように構成された送信機であって、前記送信機が、複数のパイロットシーケンス(S、SAC)の中から前記パイロットシーケンスを選択するように構成され、前記複数のパイロットシーケンスが、少なくとも、
第1のパイロットシーケンス(S)と、
第2のパイロットシーケンス(SAC)と
を含み、
前記第1のパイロットシーケンス(S)が、前記第1のパイロットシーケンス(S)の複数のシンボル(A、A、A、A)を含み、
前記第2のパイロットシーケンス(SAC)が、前記第1のパイロットシーケンス(S)の前記シンボル(A、A、A、A)と、前記第1のパイロットシーケンス(S)の前記シンボル(A、A、A、A)の間に挿入された前記第2のパイロットシーケンス(SAC)のさらなるシンボル(C、C、C、C)とを含み、
前記送信機が、
前記第1のパイロットシーケンス(S)の前記シンボル(A、A、A、A)が等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すこと、および
前記第2のパイロットシーケンス(SAC)の前記シンボル(C、C、C、C)が等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを含み、等間隔のシンボルの各第2のセットが各第1のコード(S)とは異なるそれぞれの第2のコード(S)を表すこと
を定義するように構成され、
前記送信機が、コードのセットの各コードがコードの前記セット(S、S、S、S)の少なくとも1つの他の選択されていないコード(S、S)に直交するコードの前記セット(S、S、S、S)から、各第1のコード(S)および各第2のコード(S)を選択するように構成される、
送信機。
【請求項6】
前記複数のパイロットシーケンスが少なくとも1つの第3のパイロットシーケンスを含み、前記第3のパイロットシーケンスが前記第1のシーケンスの前記シンボルと前記第2のシーケンスの前記シンボルとを含み、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルと前記第2のパイロットシーケンスの前記シンボルとの間に1つまたは複数のさらなるシンボルが挿入され、その結果、前記送信機が少なくとも前記第1、前記第2、および前記第3のパイロットシーケンスから前記パイロットシーケンスを送信する、請求項5に記載の送信機。
【請求項7】
前記第1のパイロットシーケンスが、
第1のコードを表す等間隔のシンボルの第1のセットと、
第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットと
を含み、
前記第2のパイロットシーケンスが、
前記第1を表す等間隔のシンボルの第1のセットと、
前記第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットと
を含み、
前記第2のパイロットシーケンスが、第3のコードを表す等間隔のシンボルのさらなるセットも含む、
請求項5または6に記載の送信機]。
【請求項8】
第1のシンボルレートで前記第1のシーケンスを送信し、前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで前記第2のシーケンスを送信するように構成され、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、前記第2のパイロットシーケンスが前記第1のシーケンスのシンボルの総数よりも多いシンボルの総数を有する、請求項5から6のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項9】
前記第2のシンボルレートが前記第1のシンボルレートの倍数であり、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスと同じであり、前記第2のパイロットシーケンスが前記第1のシーケンスのシンボルの総数の倍数であるシンボルの総数を有する、
請求項5から8のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項10】
第1のシンボルレートで前記第1のパイロットシーケンスを送信し、所定の整数係数に従って前記第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスを送信するように構成され、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの数の和が、前記所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、前記所定の整数係数が1より大きい、請求項5から9のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項11】
前記所定の整数係数が2であるか、または整数指数で高められた2の累乗である、請求項10に記載の送信機。
【請求項12】
前記少なくとも1つの第1のシンボルレートと前記少なくとも1つの第2のシンボルレートとの間で選択するシグナリングを受信するように構成された、請求項8から11のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項13】
前記選択されたパイロットシーケンス内で、前記複数のシンボルが規則的な時間ベースに従って配置され、
前記第2のパイロットシーケンス内で、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルおよび前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルの間に挿入された前記さらなるシンボルが、規則的な時間ベースに従って配置される、
請求項5から12のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項14】
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットによって表された少なくとも1つの第1のコード、および等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットによって表された少なくとも1つの第2のコードが、互いにインターリーブされたときに、前記少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの追加コード、および前記少なくとも1つの第2のコードに直交する第2の追加コードによって形成された追加複合コードに直交する複合コードを形成し、その結果、前記追加複合コード内で、前記少なくとも1つの第1の追加コードおよび前記少なくとも1つの第2の追加コードが、各第1のコードのエントリおよび各直交する第1の追加コードのエントリの位置が対応するように各々とインターリーブされる、請求項5から13のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項15】
前記シンボルがバイナリ値であり、前記バイナリ値のうちの第1のものが0で示され、前記バイナリ値のうちの他のものが1であるとき、かつ前記バイナリ値が16進数で表されるとき、前記複合コードおよび/または前記追加複合コードが、以下のコード:
1024;0
6209128B710F43DC211296383A7DCB443EAC93CE1D2A26C5CFF9E1E87C62171BAE5055BC28AE1E4AA186004B5C13DCED4A9BD70CC04D4E27F041D7F6441778C14DAA8D59E2F7FB212356EB540F73779165D637779DBDB167521DF6B809E1A98A8BA5C4FA16A528269A149490BD5FFCE078BCCBB2BAFBA530A0C08463690EFFFF16
1024;1
6D0EE739128BF00FC3ECDAD569C8437231BB41636C399C1DDFFACD099B187865EE1BD767D34CAF5160825DBE0683A1142722B05354FCBB82B4E876B6AFF1C6EF7E3EB1950A9E66C7021EDB6E14AB8A74F399E5D9CF4F1E454C6028D28C4071D62DB50865B8F2116D55291DDC9190386802208584CA8A3C33A6C7A3377AA4FFFF16
1024;2
7AE47C0E6739038BF00FAD53A55511B72C8DCF44BF9C7C067422C97AA3C91A678125966451E755F341D18882DB7E6EFC4FEBC9A2B7932A43D47D23178F892971C1501701276A9ADE1EB86A5EA5D104941A3462E60D99588FF63AB39FC652E53F70E93A35F065BF32691242A99CDC11EFC6E8FB201484CC4AAA8CB038DCC8FFFF16
1024;3
DECC7AC07E2E650D03BB0FF452B35F6EEE5CD376328FBF87841D73F236AAA1C6E0777B1A91905618AA13B9F18F5221759137B20BCC624A5CD798D182D93C88692EBE3B7B10DA257E62D5E4A89585A5DE04A4182B98C20A6DA0A40BC54E4F3C69E7107709C021F5B545196EC640999CD7EC2B3CECFB201160CBB1AD434DC7FFFF16
1024;4
58E7CFCC7EC07A8E742DF8E4E194AA0CB53115232C0926B04298827D9C1226154CC609E87DDA936FA9F85393BF91664DCA8A6B57A16B223DA423D047281DCE7C9B16D7A1392414DAC8E18F550F77913AB5FE05BBF48B8FA2E7724FFBE085A6703C56F1D09A89C2C11D8A42596AC644A67737110B3C6CF960131FD96E53BCFFFF16
1024;5
433450EF5FC4EEC87A86835217A4992BC5F3CACEF2D4AC36D68FDDD8FDBD1CA5469D247996A86AA5E427D1F8545BCF2E99B225C2749FD61CC5CABBDC38702F5D490373294056B1ACE46D3061E82A174009BAB5416D33FB4B6F158885A0BB08323E47A31E81D00D4122761ACA5A596271B3EE0737890333AC7E179CE0AE99FFFF16
1024;6
AE99C33C50E7DFCC6EC085717C9A6F9B66D4BA0C353172EB5401D14FA218FD82E4A53EAAA3B1115715651C27D630AC6430D96672A2020B6829EB423DC3EBBFB028AAB13CF4D6C056499B1C65CF9668159740898D4D41EAF3037C10EAF74DD88C880DB98FDB168618757EA5BE1AC2DA669DB14BE6073F0EC3345B79E86317FFFF16
1024;7
6316AE1FC3B95025DFCF913B7AF684A6906399AA45F435CD8A1053052E09A2A105061C9D396AA48CEE97EDA71BA42EC853D9CF5B61F05D7CF4132E51BA02C4EBB8CCD050B642F4D338E9B158E35CCFAD6891973A714E4A44128EFC03EF6B0F34D8758F4A41CDDC577EE072FEA5BF1AB8252565B74BA1003E093833E28652FFFF16
またはそれらのダウンサンプルされたバージョンの中から選択される、請求項14に記載の送信機。
【請求項16】
前記複合コードが記憶ユニットに記憶され、前記送信機が、前記複合コードに従って、前記選択されたパイロットシーケンスによって表された前記コードを取り出すように構成される、請求項14または15に記載の送信機。
【請求項17】
前記複合コードが、前記第2のパイロットシーケンスに対応するか、または他の廃棄されたコードとインターリーブされた前記第2のパイロットシーケンスに対応する、請求項16に記載の送信機。
【請求項18】
前記送信機が、複数のコードが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスし、前記コードが、複数のコードが他のコードとインターリーブされて複合コードを形成するフォーマットに従って記憶され、その結果、前記選択されたパイロットシーケンスのために選択される前記コードが、前記複合コードの選択された位置から取得される、請求項1から17のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項19】
等間隔のシンボルの各セットに使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
前記選択されたシーケンスの前記シンボルが取得される前記選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、前記選択された複合コード内で選択される前記インターリーブされたコードをどのシフトが有するか
を示す、調整機からのシグナリングを受信するように構成された、請求項18に記載の送信機。
【請求項20】
前記送信機が、少なくともV個の異なるパイロットシーケンスが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスし、
P個の異なる選択されたパイロットシーケンスを送信するために、同じパイロット信号内のP個のパイロットシーケンススロット位置を定義するように構成され、前記P個の選択されたパイロットシーケンスの各々が、前記P個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにおいて送信され、
前記P個の選択されたパイロットシーケンスの各々が、前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスから取得され、その結果、前記P個のパイロットシーケンススロット位置と前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、前記少なくともP*V個の可能な組合せが所定の順序に従って列挙され、
前記送信機が、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付ける前記P個の選択された組合せを選択するシグナリングを受信するようにさらに構成される、
請求項1から19のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項21】
前記少なくともP*V個の可能な組合せが組合せインデックスに従って列挙され、前記P個の選択された組合せの各々の前記組合せインデックスがシグナリングされたインデックスから取得される、請求項20に記載の送信機。
【請求項22】
前記シグナリングされたインデックスが0とP*V-1との間の数を符号化する、請求項21に記載の送信機。
【請求項23】
前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスが0からV-1まで列挙され、前記P個のパイロットシーケンススロット位置が0からP-1まで列挙され、前記P個の選択された組合せが、前記シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置が、前記整数除算の整数結果および前記整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる、請求項22に記載の送信機。
【請求項24】
第2の送信機と同期するようにさらに構成され、その結果、前記送信機および前記第2の送信機が両方とも、前記送信機によって送信された等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットが、前記第2の送信機によって送信された等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットと同時であり、前記送信機によって送信された等間隔のシンボルの前記少なくとも1つのセットが、前記第2の送信機によって送信された等間隔のシンボルの前記少なくとも1つのセットによって表された前記少なくとも1つのコードに直交する少なくとも1つのコードを表すように、互いにインターリーブされたパイロットシーケンスを送信する、
請求項1から23のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項25】
コードの前記セットの各コードの各エントリが、1つの第1のバイナリ値または前記第1のバイナリ値とは異なる1つの第2のバイナリ値のいずれかであるバイナリ値を符号化する、請求項1から24のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項26】
コードの前記セット内の各コードが、コードの前記セット内のコードごとに、第1の論理値を有するエントリの数が任意の他の論理値の数と同じになるように「平衡特性」を有する、請求項1から25のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項27】
パルス振幅変調(PAM)変調に従って、前記選択されたパイロットシーケンスを送信する
ように構成された、請求項1から26のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項28】
前記PAM変調がPAM-2変調である、請求項27に記載の送信機。
【請求項29】
各シンボルが、それが第1のバイナリ値である場合は所定のタイムスロットに対する所定の波長での物理発光によって表され、またはそれが第2のバイナリ値である場合は前記所定のタイムスロットに対する発光の欠如として表されるように、前記選択されたパイロットシーケンスが変調に従って変調される、
請求項1から28のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項30】
ビーコン信号の受信を検出し、
前記ビーコン信号と同期した後に、前記選択されたパイロットシーケンスまたは前記第2のパイロットシーケンスを送信するように構成された、
請求項1から29のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項31】
前記送信機がワイヤレス送信機である、請求項1から30のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項32】
前記送信機が光送信機である、請求項1から31のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項33】
前記送信機が無線周波数(RF)送信機である、請求項1から31のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項34】
前記送信機が有線送信機である、請求項1から30のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項35】
前記送信機がモバイルデバイスである、請求項1から34のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項36】
前記送信機が定位置デバイスである、請求項1から34のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項37】
前記送信機が、調整機からシグナリングを受信するために前記調整機に配線される、請求項1から36のいずれか一項に記載の送信機。
【請求項38】
複数の送信機によって送信されるパイロット信号の異なるパイロットシーケンスの同時送信を調整するように構成された調整機であって、前記複数の送信機が、少なくとも1つの第1の送信機および1つの第2の送信機を含み、
前記調整機が、
前記第1の送信機に、少なくとも1つの第1のコード(S)および少なくとも1つの第2のコード(S)を含む複数のコード(S、S)であって、前記少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードがコードのセットのコードである、複数のコード(S、S)を、かつ
前記第2の送信機に、少なくとも1つの第1の追加コード(S)および少なくとも1つの第2の追加コード(S)を含む複数の追加コード(S、S)であって、前記少なくとも1つの第1の追加コード(S)および前記少なくとも1つの第2の追加コード(S)がコードの前記セットのコードであり、前記少なくとも1つの第1の追加コード(S)が前記少なくとも1つの第1のコード(S)に直交し、前記少なくとも1つの第2の追加コード(S)が前記少なくとも1つの第2のコード(S)に直交する、複数の追加コード(S、S)を
割り当てるように構成され、
前記調整機が、前記複数の送信機の送信機ごとに、少なくとも1つの第1のより低いシンボルレートおよび1つの第2のより高いシンボルレートを含む複数のシンボルレートの中から、少なくとも1つのシンボルレートを選択するように構成され、
前記調整機が、前記第1の送信機に、前記第1の送信機に割り当てられた前記少なくとも第1のコード(S)および前記少なくとも1つの第2のコード(S)をシグナリングし、前記第2の送信機に、前記第2の送信機に割り当てられた前記少なくとも1つの第1の追加コード(S)および前記少なくとも1つの第2の追加コード(S)をシグナリングするように構成され、
前記調整機が、前記選択されたシンボルレートを各送信機にシグナリングするように構成され、その結果、
前記第1のシンボルレートが前記第1の送信機向けに選択された場合、前記第1の送信機が、等間隔のシンボルの第1のセット(S)を含む第1のパイロットシーケンス(S)を送信し、
前記第2のシンボルレートが前記第1の送信機向けに選択された場合、前記第1の送信機が、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)と、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)とインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)とを含む第2のパイロットシーケンス(SAC)を送信し、
前記第1のシンボルレートが前記第2の送信機向けに選択された場合、前記第2の送信機が、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セット(S)を含む第1の追加パイロットシーケンス(S)を送信し、
前記第2のシンボルレートが前記第2の送信機向けに選択された場合、前記第2の送信機が、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)と、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(SEG)とインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セット(S)とを含む第2の追加パイロットシーケンス(SEG)を送信する、
調整機。
【請求項39】
前記第1の送信機および第2の送信機がビーコン信号に同期するように、前記複数の送信機に前記ビーコン信号を送信するようにさらに構成された、請求項38に記載の調整機。
【請求項40】
使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
前記選択されたシーケンスの前記シンボルが取得される前記選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、前記選択された複合コード内で選択される前記インターリーブされたコードをどの位置が有するか
を示すシグナリングを各送信機に送信するように構成された、請求項38から39のいずれか一項に記載の調整機。
【請求項41】
送信機ごとに、各々がP個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにあるP個の異なる選択されたパイロットシーケンスを送信するために、前記同じパイロット信号内のP>1個のパイロットシーケンススロット位置が定義され、
前記P個の異なる選択されたパイロットシーケンスの各々が、少なくともV>1個の異なる記憶されたパイロットシーケンスから取得され、その結果、前記P個のパイロットシーケンススロット位置と前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、前記少なくともP*V個の可能な組合せが所定の順序に従って列挙され、
前記調整機が、前記送信機向けに、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付ける前記P個の組合せを選択し、前記送信機に前記P個の選択された組合せをシグナリングするようにさらに構成される、
請求項38から40のいずれか一項に記載の調整機。
【請求項42】
前記少なくともP*V個の可能な組合せが組合せインデックスに従って列挙され、前記P個の選択された組合せの各々の前記組合せインデックスがシグナリングされたインデックスとしてシグナリングされる、請求項41に記載の調整機。
【請求項43】
前記シグナリングされたインデックスが0とP*V-1との間の数を符号化する、請求項42に記載の調整機。
【請求項44】
前記少なくともV個の異なるパイロットシーケンスが0からV-1まで列挙され、前記P個のパイロットシーケンススロット位置が0からP-1まで列挙され、前記P個の選択された組合せが、前記シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置が、前記整数除算の整数結果および前記整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる、請求項43に記載の調整機。
【請求項45】
前記第1および第2の送信機に配線される、請求項38から44のいずれか一項に記載の調整機。
【請求項46】
前記複数の送信機に配線されず、前記調整機が少なくとも1つの中継デバイスに配線され、前記調整機が、前記少なくとも1つの中継デバイスを介して前記複数の送信機に前記シグナリングを送信するように構成される、請求項38から44のいずれか一項に記載の調整機。
【請求項47】
送信機によって送信されたパイロット信号を受信するための受信機であって、前記受信機が、前記パイロット信号内のパイロットシーケンスから前記パイロット信号の位相情報を取得するように構成され、前記パイロットシーケンスが、互いにインターリーブされた等間隔のシンボルの複数のセットを含み、
前記受信機が、前記パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記複数のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する評価動作を実行し、それにより、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットの決定から位相情報を取得するために、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットを決定するように構成される、
受信機。
【請求項48】
前記受信機が、前記パイロットシーケンスを等間隔のシンボルの前記複数のセットと相互相関させ、それにより、前記相互相関を最大化するコードの前記セットから位相情報を取得するために、前記相互相関を最大化するコードの前記セットを見つけるように構成される、
請求項38に記載の受信機。
【請求項49】
等間隔のシンボルの各セットが、前記パイロットシーケンス内で、前記パイロット信号の前記位相を示すオフセットを有する、請求項38または39に記載の受信機。
【請求項50】
前記パイロットシーケンスが、複数のシンボルレートの中から選択されたシンボルレートで送信され、第1のシンボルレートにおける前記パイロットシーケンスが、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを有する第1のパイロットシーケンスであり、前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける前記パイロットシーケンスが、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットを有する第2のパイロットシーケンスであり、
前記受信機が、選択可能に、
前記第1のシンボルレートにおける前記第1のパイロットシーケンスの受信のみの場合、前記第1のシンボルレートで前記パイロットシーケンスをサンプリングし、それにより、前記第1のパイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の前記相関を評価し、
前記第2のシンボルレートにおける前記第2のパイロットシーケンスの受信の場合、
前記第2のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスをサンプリングし、前記第2のパイロットシーケンスと、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価するか、または
前記第1のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスをサンプリングし、前記第2のパイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する
ように構成される、請求項38から40のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項51】
エネルギー貯蔵量が所定のエネルギー閾値を下回る場合に前記第1のシンボルレートを選択し、前記エネルギー貯蔵量が前記所定のエネルギー閾値を上回る場合に前記第2のシンボルレートを選択するように構成された、請求項50に記載の受信機。
【請求項52】
前記パイロットシーケンスが、第2の送信機によって送信された追加パイロットシーケンスに重ね合わされ、前記追加パイロットシーケンスが、少なくとも
第1のシンボルレートで送信される第1の追加パイロットシーケンス(S)であって、前記第1の追加パイロットシーケンス(S)が等間隔のシンボル(E、E、E、E)の少なくとも1つの第1の追加セット(S)を含む、第1の追加パイロットシーケンス(S)、および
前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信される第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、前記第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボル(E、E、E、E)の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(G、G、G、G)の少なくとも1つの第2の追加セット(S)とを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG
のうちの1つであり、
等間隔のシンボル(A、A、A、A)の前記少なくとも1つの第1のセット(S)が、等間隔のシンボル(E、E、E、E)の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)によって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボル(C、C、C、C)の前記少なくとも1つの第2のセット(S)が、等間隔のシンボル(G、G、G、G)の前記少なくとも1つの第2の追加セット(S)によって表された少なくとも1つの第2の追加コードと直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
前記受信機が、前記追加パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの追加セットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する評価動作を実行し、それにより、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記追加セットの決定から位相情報を取得するために、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットを決定するように構成される、
請求項50から51のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項53】
複数の送信機によって同時に送信された複数のパイロット信号から受信された受信信号からチャネル情報を評価するように構成された受信機であって、前記複数の送信機が、少なくとも第1の送信機および第2の送信機を含み、その結果、
前記第1の送信機によって送信された第1のパイロット信号が、少なくとも、
第1のシンボルレートにおける第1のパイロットシーケンス(S)であって、前記第1のパイロットシーケンス(S)が等間隔のシンボル(A、A、A、A)の少なくとも1つの第1のセット(S)を含む、第1のパイロットシーケンス(S)と、
前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける第2のパイロットシーケンス(SAC)であって、前記第2のパイロットシーケンス(SAC)が等間隔のシンボル(A、A、A、A)の前記少なくとも1つの第1のセット(S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(C、C、C、C)の少なくとも1つの第2のセット(S)とを含む、第2のパイロットシーケンス(SAC)と
の間で選択されたパイロットシーケンスを含み、
前記第2の送信機によって送信された第2のパイロット信号が、少なくとも、
第1のシンボルレートで送信された第1の追加パイロットシーケンス(S)であって、前記第1の追加パイロットシーケンス(S)が等間隔のシンボル(E、E、E、E)の少なくとも1つの第1の追加セット(S)を含む、第1の追加パイロットシーケンス(S)と、
前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信された第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、前記第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボル(E、E、E、E)の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(G、G、G、G)の少なくとも1つの第2の追加セット(S)とを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)と
の間で選択された追加パイロットシーケンスを含み、
等間隔のシンボル(A、A、A、A)の前記少なくとも1つの第1のセット(S)が、等間隔のシンボル(E、E、E、E)の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)によって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボル(C、C、C、C)の前記少なくとも1つの第2のセット(S)が、等間隔のシンボル(G、G、G、G)の前記少なくとも1つの第2の追加セット(S)によって表された少なくとも1つの第2の追加コードに直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
前記受信機が、前記第1のシンボルレートまたは前記第2のシンボルレートであるシンボルレートで前記受信した信号をサンプリングし、前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関する情報および前記第2の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関する情報を取得するために、等間隔のシンボルの前記セットおよび追加セットの事前に記憶されたバージョン(S、S、SACEG)の両方と前記受信信号を相関させるように構成される、
受信機。
【請求項54】
前記受信機が、前記第2のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関するチャネル情報を取得するために、
前記受信信号と、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)の事前に記憶されたバージョン、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセット(S)の事前に記憶されたバージョンとインターリーブされた等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)の事前に記憶されたバージョン(SAC
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価するように構成される、
請求項53に記載の受信機。
【請求項55】
前記受信機が、前記第2のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関するチャネル情報を取得するために、
前記受信信号と、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョンとインターリーブされた等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン(SEG
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価するように構成される、
請求項53または54に記載の受信機。
【請求項56】
前記受信機が、前記第1のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関するチャネル情報を取得するために、
前記受信信号と、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセット(S)の事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価するように構成される、
請求項53から55のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項57】
前記受信機が、前記第1のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関するチャネル情報を取得するために、
前記受信信号と、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価するように構成される、
請求項53から56のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項58】
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの前記事前に記憶されたバージョンによって表された少なくとも1つの第1のコード、および等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットによって表された少なくとも1つの第2のコードの前記事前に記憶されたバージョンが、互いにインターリーブされたときに、前記少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの追加コード、および前記少なくとも1つの第2のコードに直交する第2の追加コードを含む追加複合コードに直交する複合コードを形成し、その結果、前記追加複合コード内で、前記少なくとも1つの第1の追加コードおよび前記少なくとも1つの第2の追加コードが、各第1のコードのエントリおよび各直交する第1の追加コードのエントリの位置が対応するように各々とインターリーブされる、請求項50から57のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項59】
前記複合コードおよび/または前記追加複合コードが、16進数で表されるとき、以下のコード:
1024;0
6209128B710F43DC211296383A7DCB443EAC93CE1D2A26C5CFF9E1E87C62171BAE5055BC28AE1E4AA186004B5C13DCED4A9BD70CC04D4E27F041D7F6441778C14DAA8D59E2F7FB212356EB540F73779165D637779DBDB167521DF6B809E1A98A8BA5C4FA16A528269A149490BD5FFCE078BCCBB2BAFBA530A0C08463690EFFFF16
1024;1
6D0EE739128BF00FC3ECDAD569C8437231BB41636C399C1DDFFACD099B187865EE1BD767D34CAF5160825DBE0683A1142722B05354FCBB82B4E876B6AFF1C6EF7E3EB1950A9E66C7021EDB6E14AB8A74F399E5D9CF4F1E454C6028D28C4071D62DB50865B8F2116D55291DDC9190386802208584CA8A3C33A6C7A3377AA4FFFF16
1024;2
7AE47C0E6739038BF00FAD53A55511B72C8DCF44BF9C7C067422C97AA3C91A678125966451E755F341D18882DB7E6EFC4FEBC9A2B7932A43D47D23178F892971C1501701276A9ADE1EB86A5EA5D104941A3462E60D99588FF63AB39FC652E53F70E93A35F065BF32691242A99CDC11EFC6E8FB201484CC4AAA8CB038DCC8FFFF16
1024;3
DECC7AC07E2E650D03BB0FF452B35F6EEE5CD376328FBF87841D73F236AAA1C6E0777B1A91905618AA13B9F18F5221759137B20BCC624A5CD798D182D93C88692EBE3B7B10DA257E62D5E4A89585A5DE04A4182B98C20A6DA0A40BC54E4F3C69E7107709C021F5B545196EC640999CD7EC2B3CECFB201160CBB1AD434DC7FFFF16
1024;4
58E7CFCC7EC07A8E742DF8E4E194AA0CB53115232C0926B04298827D9C1226154CC609E87DDA936FA9F85393BF91664DCA8A6B57A16B223DA423D047281DCE7C9B16D7A1392414DAC8E18F550F77913AB5FE05BBF48B8FA2E7724FFBE085A6703C56F1D09A89C2C11D8A42596AC644A67737110B3C6CF960131FD96E53BCFFFF16
1024;5
433450EF5FC4EEC87A86835217A4992BC5F3CACEF2D4AC36D68FDDD8FDBD1CA5469D247996A86AA5E427D1F8545BCF2E99B225C2749FD61CC5CABBDC38702F5D490373294056B1ACE46D3061E82A174009BAB5416D33FB4B6F158885A0BB08323E47A31E81D00D4122761ACA5A596271B3EE0737890333AC7E179CE0AE99FFFF16
1024;6
AE99C33C50E7DFCC6EC085717C9A6F9B66D4BA0C353172EB5401D14FA218FD82E4A53EAAA3B1115715651C27D630AC6430D96672A2020B6829EB423DC3EBBFB028AAB13CF4D6C056499B1C65CF9668159740898D4D41EAF3037C10EAF74DD88C880DB98FDB168618757EA5BE1AC2DA669DB14BE6073F0EC3345B79E86317FFFF16
1024;7
6316AE1FC3B95025DFCF913B7AF684A6906399AA45F435CD8A1053052E09A2A105061C9D396AA48CEE97EDA71BA42EC853D9CF5B61F05D7CF4132E51BA02C4EBB8CCD050B642F4D338E9B158E35CCFAD6891973A714E4A44128EFC03EF6B0F34D8758F4A41CDDC577EE072FEA5BF1AB8252565B74BA1003E093833E28652FFFF16
のうちの1つである、請求項58に記載の受信機。
【請求項60】
前記受信機が、前記コードの複数の事前に記憶されたバージョンが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスし、前記コードの前記事前に記憶されたバージョンが、複数のコードが他のコードとインターリーブされて複合コードを形成するフォーマットに従って記憶され、その結果、前記相関の前記評価のために選択される前記コードの前記事前に記憶されたバージョンが、前記複合コードの選択された位置から取得される、請求項47から59のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項61】
等間隔のシンボルの各セットに使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
前記選択されたシーケンスの前記シンボルが取得される前記選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、前記選択された複合コード内で選択される前記インターリーブされたコードをどのシフトが有するか
を示す、調整機からのシグナリングを受信するように構成された、請求項60に記載の受信機。
【請求項62】
等間隔のシンボルの前記セットの複数の事前に記憶されたバージョン間の前記相関を評価し、それにより、どのシンボルの前記セットが各送信機によって使用されるかを識別するように構成された、請求項47から61のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項63】
前記受信機がワイヤレス受信機である、請求項47から62のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項64】
前記受信機が光受信機である、請求項47から63のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項65】
複数の送信機によって同時に送信されるパイロットシーケンスを定義するための方法であって、前記方法が、
複数のコードおよび複数の追加コードを含むコードのセットを、前記複数の追加コードの各コードが複数のコードの関連するコードに直交するように定義するステップと、
前記複数のコードのうちの各第1のコードを前記複数のコードのうちの第2のコードに結合し、前記複数の追加コードのうちの各第1の追加コードを前記複数の追加コードのうちの第2の追加コードに結合するステップと、
第1の送信機が、第1のシンボルレートで、前記第1のコードを表す等間隔のシンボルのセットを有する第1のパイロットシーケンスを送信し、前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで、前記第1のコードを表す等間隔のシンボルの前記第1のセットと、前記第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットとを有する第2のパイロットシーケンスを送信するように構成されるように、前記複数のコードを割り当て、それらを前記第1の送信機にシグナリングするステップと、
第2の送信機が、第1のシンボルレートで、前記第1のコードを表す等間隔のシンボルのセットを有する第1の追加パイロットシーケンスを送信し、前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで、前記第1のコードを表す等間隔のシンボルの前記第1のセットと、それにインターリーブされた、前記第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットとを有する第2のパイロットシーケンスを送信するように構成されるように、前記複数の追加コードを割り当て、それらを前記第2の送信機にシグナリングするステップと
を含む、方法。
【請求項66】
前記複数のコードが互いにインターリーブされ、それにより、前記少なくとも1つの複数の追加コードをインターリーブすることによって形成された少なくとも1つの複合コードに直交する少なくとも1つの複合コードを形成する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
コードの前記セットの前記コードがGold+1コードである、請求項47から66のいずれか一項に記載の方法。
【請求項68】
コードの前記セット内の各コードが、コードの前記セット内のコードごとに、第1の論理値を有するエントリの数が前記第1の論理値とは異なる第2の論理値を有するエントリの数と同じになるように、「平衡特性」を享受する、請求項47から67のいずれか一項に記載の方法。
【請求項69】
各々がP個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにあるP個の異なる選択されたパイロットシーケンスを各送信機が送信するように、各送信機によって送信されたパイロット信号ごとに前記P個のパイロットシーケンススロット位置が定義され、
送信機ごとに、前記P個の異なる選択されたパイロットシーケンスの各々が、少なくともV個の異なるコードから取得され、その結果、前記P個のパイロットシーケンススロット位置と前記少なくともV個の異なるコードとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、前記少なくともP*V個の可能な組合せが所定の順序に従って列挙され、
その結果、前記送信機が、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付ける前記P個の選択された組合せを選択するシグナリングを受信することができる、
請求項47から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
前記少なくともP*V個の可能な組合せが組合せインデックスに従って列挙され、前記P個の選択された組合せの各々の前記組合せインデックスがシグナリングされたインデックス内で提供される、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記シグナリングされたインデックスが0とP*V-1との間の数を符号化する、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスが0からV-1まで列挙され、前記P個のパイロットシーケンススロット位置が0からP-1まで列挙され、前記P個の選択された組合せが、前記シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置が、前記整数除算の整数結果および前記整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
パイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するための方法であって、前記パイロットシーケンスが、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットであって、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットの前記シンボルが、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの前記シンボルの間に挿入される、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットと
を有する複数のシンボルを含み、
前記方法が、
等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すように、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットを、かつ
等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットを
定義するステップを含み、
前記方法が、コードのセットの各コードがコードの前記セットの少なくとも1つの他のコードに直交するコードの前記セットから各第1のコードおよび各第2のコードを選択するステップを含む、
方法。
【請求項74】
少なくとも第1のパイロットシーケンスおよび第2のパイロットシーケンスを含む複数のパイロットシーケンスの中から選択されたパイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するための方法であって、
前記第1のパイロットシーケンスが、前記第1のパイロットシーケンスの複数のシンボルを含み、
前記第2のパイロットシーケンスが、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルと、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルの間に挿入された前記第2のパイロットシーケンスのさらなるシンボルとを含み、
前記方法が、
前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すこと、および
前記第2のパイロットシーケンスの前記シンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを含み、等間隔のシンボルの各第2のセットが各第1のコードとは異なるそれぞれの第2のコードを表すこと
を定義するステップを含み、
前記方法が、コードのセットの各コードがコードの前記セットの少なくとも1つの他の選択されていないコードに直交するコードの前記セットから、各第1のコードおよび各第2のコードを選択するステップを含み、
前記方法が、前記選択されたパイロットシーケンスを送信するステップを含む、
方法。
【請求項75】
少なくとも1つの第1の送信機および1つの第2の送信機を含む複数の送信機によって送信される異なるパイロットシーケンスの同時パイロット信号を調整するための方法であって、
前記方法が、
前記第1の送信機に、少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードを含む複数のコードであって、前記少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードがコードのセットのコードである、複数のコードを、かつ
前記第2の送信機に、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードを含む複数の追加コードであって、前記少なくとも1つの第1の追加コードおよび前記少なくとも1つの第2の追加コードがコードの前記セットのコードであり、前記少なくとも1つの第1の追加コードが前記少なくとも1つの第1のコードに直交し、前記少なくとも1つの第2の追加コードが前記少なくとも1つの第2のコードに直交する、複数の追加コードを
割り当てるステップを含み、
前記方法が、前記複数の送信機の送信機ごとに、少なくとも1つの第1のより低いシンボルレートおよび1つの第2のより高いシンボルレートを含む複数のシンボルレートの中から、少なくとも1つのシンボルレートを選択するステップを含み、
前記方法が、その送信機に割り当てられたコードを各送信機にシグナリングし、前記選択されたシンボルレートを各送信機にシグナリングするステップを含み、その結果、
前記第1のシンボルレートが前記第1の送信機向けに選択された場合、前記第1の送信機が、等間隔のシンボルの第1のセットを含む第1のパイロットシーケンスを送信し、
前記第2のシンボルレートが前記第1の送信機向けに選択された場合、前記第1の送信機が、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットと、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとを含む第2のパイロットシーケンスを送信し、
前記第1のシンボルレートが前記第2の送信機向けに選択された場合、前記第2の送信機が、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットを含む第1の追加パイロットシーケンスを送信し、
前記第2のシンボルレートが前記第2の送信機向けに選択された場合、前記第2の送信機が、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セットと、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットとを含む第2の追加パイロットシーケンスを送信する、
方法。
【請求項76】
前記パイロット信号内のパイロットシーケンスからパイロット信号の位相情報を取得するための方法であって、前記パイロットシーケンスが、互いにインターリーブされた等間隔のシンボルの複数のセットを含み、
前記方法が、前記パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記複数のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価し、それにより、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットの決定から位相情報を取得するために、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットを決定するステップ
を含む、方法。
【請求項77】
複数の送信機によって同時に送信された複数のパイロット信号から受信された受信信号からチャネル情報を評価するための方法であって、前記複数の送信機が、少なくとも第1の送信機および第2の送信機を含み、その結果、
前記第1の送信機によって送信された第1のパイロット信号が、少なくとも、
第1のシンボルレートにおける第1のパイロットシーケンス(S)であって、前記第1のパイロットシーケンス(S)が等間隔のシンボル(A、A、A、A)の少なくとも1つの第1のセット(S)を含む、第1のパイロットシーケンス(S)と、
前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける第2のパイロットシーケンス(SAC)であって、前記第2のパイロットシーケンス(SAC)が等間隔のシンボル(A、A、A、A)の前記少なくとも1つの第1のセット(S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(C、C、C、C)の少なくとも1つの第2のセット(S)とを含む、第2のパイロットシーケンス(SAC)と
の間で選択されたパイロットシーケンスを含み、
前記第2の送信機によって送信された第2のパイロット信号が、少なくとも、
第1のシンボルレートで送信された第1の追加パイロットシーケンス(S)であって、前記第1の追加パイロットシーケンス(S)が等間隔のシンボル(E、E、E、E)の少なくとも1つの第1の追加セット(S)を含む、第1の追加パイロットシーケンス(S)と、
前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信された第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、前記第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボル(E、E、E、E)の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(G、G、G、G)の少なくとも1つの第2の追加セット(S)とを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)と
の間で選択された追加パイロットシーケンスを含み、
等間隔のシンボル(A、A、A、A)の前記少なくとも1つの第1のセット(S)が、等間隔のシンボル(E、E、E、E)の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S)によって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボル(C、C、C、C)の前記少なくとも1つの第2のセット(S)が、等間隔のシンボル(G、G、G、G)の前記少なくとも1つの第2の追加セット(S)によって表された少なくとも1つの第2の追加コードに直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
前記方法が、前記第1のシンボルレートまたは前記第2のシンボルレートであるシンボルレートで前記受信した信号をサンプリングし、前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関する情報および前記第2の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関する情報を取得するために、等間隔のシンボルの前記セットおよび追加セットの事前に記憶されたバージョン(S、SACEG)の両方と前記受信信号を相関させるステップを含む、
方法。
【請求項78】
プロセッサによって実行されると、請求項59から72のいずれか一項に記載の方法を前記プロセッサに制御させる命令を記憶する非一時的記憶ユニット(100)。
【請求項79】
前記複合コードが記憶ユニットに記憶され、前記受信機が、前記複合コードに従って、使用される前記少なくとも1つの第2のコードの前記事前に記憶されたバージョンによって表される前記コードを取り出すように構成される、請求項57から60のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項80】
前記受信機が無線周波数(RF)受信機である、請求項47から64および79のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項81】
前記受信機がモバイルデバイスである、請求項47から64および79および80のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項82】
前記受信機が定位置デバイスである、請求項47から64および79から80のいずれか一項に記載の受信機。
【請求項83】
前記受信機が調整機に配線される、請求項47から64および79から82のいずれか一項に記載の受信機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信機(例えば、光送信機などのワイヤレス送信機)、受信機、および調整機、ならびに関連する方法に関する。パイロットシーケンスを送信、受信、および調整するため、ならびにチャネル特性を評価するための技法が提供される。
【背景技術】
【0002】
現代の電気通信システムでは、幾人かのユーザ向けの物理伝送チャネルの特性を同時に推定するために、いわゆる推定シーケンス/シンボルが使用されることが多い。この目的のために、送信機および受信機に知られなければならないこれらのシーケンスのうちの1つまたはいくつかがチャネルを介して送信され、チャネルの歪み特性およびユーザ間のクロストークが受信信号から導出される。この場合、使用されるシーケンスは特定の特性を有するべきであり、すなわち、シーケンスの互いに対する直交性は意味があり、数学的に並列推定プロセスをきれいに分離することができるために共通である。
本発明は、主に、バイナリパルス振幅変調(PAM-2)を用いて時間領域内で動作するシステムに集中する。ここでは、バイナリ推定シーケンスも必要である。具体的には、将来の規格IEEE802.15.13のPM-PHYが検討されている。
これまで、送信機および受信機は、チャネル推定を実行するために同じクロックレートで動作しなければならなかった。しかしながら、エネルギーを節約するために、受信機が一部の時間にわたってより低いクロックレートで動作し、それでもチャネル推定を実行することができる場合、意味があるであろう。しかしながら、この場合、異なるクロックレートのシーケンス間の直交性が維持されなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
技術文献の研究は、この特定の問題に対するいかなる既知の解決策ももたらさなかった。
技術的観点から最も近いものは、直交可変拡散係数(OVSF)コード[1、4.3章]である。それらは、CDMAシステムにおける帯域拡散に使用される。しかしながら、それらはアダマール行列に基づき、それらの悪い相関特性に起因して、それらは所望のチャネル推定についての限られた範囲にしか適していない。
【0004】
参考文献
[1]「3GPP(登録商標) TS25.213,v16.0.0,Spreading and modulation(FDD)」、Tech.Rep.、2020年
[2]プレゼンテーション「Time Domain MIMO Channel Estimation for LiFi」、Jonathan Schostak、2021年
[3]R.Gold、「Optimal Binary Sequences for Spread Spectrum Multiplexing」、IEEE Transactions on Information Theory、vol.IT-3、no.4、1967年
【課題を解決するための手段】
【0005】
一態様によれば、パイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するように構成された送信機が提供され、パイロットシーケンスは、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットであって、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットのシンボルが、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットのシンボルの間に挿入される、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットと
を有する複数のシンボルを含み、
送信機は、
等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを、かつ
等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを
選択するように構成され、
送信機は、コードのセットの各コードがコードのセットの少なくとも1つの他のコードに直交するコードのセットから各第1のコードおよび各第2のコードを選択するように構成される。
【0006】
送信機は、第1のシンボルレートと、所定の整数係数に従って第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートとの間で選択可能なシンボルレートでパイロットシーケンスを送信することができるが、第1のパイロットシーケンスの時間長は第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの数の和は、所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、所定の整数係数は1より大きい。所定の整数係数は、2であってもよく、整数指数で高められた2の累乗であってもよい。
パイロットシーケンス内で、複数のシンボルは規則的な時間ベースに従って配置される場合がある
【0007】
送信機は、パイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信することができ、送信機は、複数のパイロットシーケンスの中からパイロットシーケンスを選択するように構成され、複数のパイロットシーケンスは、少なくとも、
第1のパイロットシーケンスと、
第2のパイロットシーケンスと
を含み、
第1のパイロットシーケンスは、第1のパイロットシーケンスの複数のシンボルを含み、
第2のパイロットシーケンスは、第1のパイロットシーケンスのシンボルと、第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に挿入された第2のパイロットシーケンスのさらなるシンボルとを含み、
送信機は、
第1のパイロットシーケンスのシンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すこと、および
第2のパイロットシーケンスのシンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを含み、等間隔のシンボルの各第2のセットが各第1のコードとは異なるそれぞれの第2のコードを表すこと
を定義することができ、
送信機は、コードのセットの各コードがコードのセットの少なくとも1つの他の選択されていないコードに直交するコードのセットから、各第1のコードおよび各第2のコードを選択することができる。
【0008】
複数のパイロットシーケンスは少なくとも1つの第3のパイロットシーケンスを含む場合があり、第3のパイロットシーケンスは第1のパイロットシーケンスのシンボルと第2のパイロットシーケンスのシンボルとを含み、第1のパイロットシーケンスのシンボルと第2のパイロットシーケンスのシンボルとの間に1つまたは複数のさらなるシンボルが挿入され、その結果、送信機は少なくとも第1、第2、および第3のパイロットシーケンスからパイロットシーケンスを送信する。
第1のパイロットシーケンスは、
第1のコードを表す等間隔のシンボルの第1のセットと、
第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットと
を含む場合があり、
第2のパイロットシーケンスは、
第1を表す等間隔のシンボルの第1のセットと、
第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットと
を含み、
第2のパイロットシーケンスは、第3のコードを表す等間隔のシンボルのさらなるセットも含む。
【0009】
送信機は、第1のシンボルレートで第1のシーケンスを送信し、第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで第2のシーケンスを送信することができ、第1のパイロットシーケンスの時間長は第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、第2のパイロットシーケンスは第1のシーケンスのシンボルの総数よりも多いシンボルの総数を有する。
第2のシンボルレートは第1のシンボルレートの倍数であり得、第1のパイロットシーケンスの時間長は第2のパイロットシーケンスと同じであり、第2のパイロットシーケンスは第1のシーケンスのシンボルの総数の倍数であるシンボルの総数を有する。
送信機は、第1のシンボルレートで第1のパイロットシーケンスを送信し、所定の整数係数に従って第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートで第2のパイロットシーケンスを送信することができるが、第1のパイロットシーケンスの時間長は第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの数の和は、所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、所定の整数係数は1より大きい。所定の整数係数は、2であってもよく、整数指数で高められた2の累乗であってもよい。
【0010】
送信機は、少なくとも1つの第1のシンボルレートと少なくとも1つの第2のシンボルレートとの間で選択するシグナリングを受信することができる。
選択されたパイロットシーケンス内で、複数のシンボルは規則的な時間ベースに従って配置される場合があり、
第2のパイロットシーケンス内で、第1のパイロットシーケンスのシンボルおよび第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に挿入されたさらなるシンボルは、規則的な時間ベースに従って配置される。
【0011】
送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットによって表された少なくとも1つの第1のコード、および等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットによって表された少なくとも1つの第2のコードが、互いにインターリーブされたときに、少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの追加コード、および少なくとも1つの第2のコードに直交する第2の追加コードによって形成された追加複合コードに直交する複合コードを形成するようであり得、その結果、追加複合コード内で、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードは、各第1のコードのエントリおよび各直交する第1の追加コードのエントリの位置が対応するように各々とインターリーブされる。
【0012】
送信機は、そのバイナリ値のうちの第1のバイナリ値が0で示され、そのバイナリ値のうちの他のバイナリ値が1であるとき、かつバイナリ値が16進で表されるとき、複合コードおよび/または追加複合コードが、以下のコード、またはそれらのダウンサンプルバージョンの中から選択されるようであり得る。
1024;0
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1024;1
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1024;2
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1024;3
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1024;4
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1024;5
433450EF5FC4EEC87A86835217A4992BC5F3CACEF2D4AC36D68FDDD8FDBD1CA5469D247996A86AA5E427D1F8545BCF2E99B225C2749FD61CC5CABBDC38702F5D490373294056B1ACE46D3061E82A174009BAB5416D33FB4B6F158885A0BB08323E47A31E81D00D4122761ACA5A596271B3EE0737890333AC7E179CE0AE99FFFF16
1024;6
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1024;7
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複合コードは記憶ユニットに記憶される場合があり、送信機は、複合コードに従って、選択されたパイロットシーケンスによって表されたコードを取り出すことができる。
複合コードは、第2のパイロットシーケンスに対応する場合があるか、または他の廃棄されたコードとインターリーブされた第2のパイロットシーケンスに対応する。
【0013】
送信機は、複数のコードが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスすることができ、コードは、複数のコードが他のコードとインターリーブされて複合コードを形成するフォーマットに従って記憶され、その結果、選択されたパイロットシーケンスのために選択されるコードは、複合コードの選択された位置から取得される。
送信機は、等間隔のシンボルの各セットに使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
選択されたシーケンスのシンボルが取得される選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、選択された複合コード内で選択されるインターリーブされたコードをどのシフトが有するか
を示す、調整機からのシグナリングを受信することができる。
【0014】
送信機は、少なくともV個の異なるパイロットシーケンスが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスすることができ、
P個の異なる選択されたパイロットシーケンスを送信するために、同じパイロット信号内のP個のパイロットシーケンススロット位置を定義するように構成され、P個の選択されたパイロットシーケンスの各々は、P個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにおいて送信され、
P個の選択されたパイロットシーケンスの各々は、少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスから取得され、その結果、P個のパイロットシーケンススロット位置と少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、少なくともP*V個の可能な組合せは所定の順序に従って列挙され、
送信機は、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付けるP個の選択された組合せを選択するシグナリングを受信するようにさらに構成される。
少なくともP*V個の可能な組合せは、組合せインデックスに従って列挙される場合があり、P個の選択された組合せの各々の組合せインデックスは、シグナリングされたインデックスから取得される。シグナリングされたインデックスは、0とP*V-1との間の数を符号化することができる。少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスは0からV-1まで列挙される場合があり、P個のパイロットシーケンススロット位置は0からP-1まで列挙され、P個の選択された組合せは、シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置は、整数除算の整数結果および整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる。
【0015】
送信機は第2の送信機とさらに同期させられる場合があり、その結果、送信機および第2の送信機は両方とも、送信機によって送信された等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットが、第2の送信機によって送信された等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットと同時であり、送信機によって送信された等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットが、第2の送信機によって送信された等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットによって表された少なくとも1つのコードに直交する少なくとも1つのコードを表すように、互いにインターリーブされたパイロットシーケンスを送信する。
コードのセットの各コードの各エントリは、1つの第1のバイナリ値または第1のバイナリ値とは異なる1つの第2のバイナリ値のいずれかであるバイナリ値を符号化することができる。
コードのセット内の各コードは、コードのセット内のコードごとに、第1の論理値を有するエントリの数が任意の他の論理値の数と同じになるように、「平衡特性」を有することができる。
【0016】
送信機は、パルス振幅変調PAM変調に従って、選択されたパイロットシーケンスを送信することができる。PAM変調は、PAM-2変調であってもよい。
選択されたパイロットシーケンスは、各シンボルが、それが第1のバイナリ値である場合は所定のタイムスロットに対する所定の波長での物理発光によって表され、またはそれが第2のバイナリ値である場合は所定のタイムスロットに対する発光の欠如として表されるように、変調に従って変調される場合がある。
送信機は、ビーコン信号の受信を検出し、ビーコン信号と同期した後に、選択されたパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスを送信することができる。
送信機は、ワイヤレス送信機であってもよい。送信機は、光送信機であってもよい。送信機は、無線周波数(RF)送信機であってもよい。送信機は、有線送信機であってもよい。送信機は、モバイルデバイスであってもよい。送信機は、定位置デバイスであってもよい。送信機は、調整機からシグナリングを受信するように調整機に配線されてもよい。
【0017】
一態様によれば、複数の送信機によって送信されるパイロット信号の異なるパイロットシーケンスの同時送信を調整するように構成された調整機が提供され、複数の送信機は、少なくとも1つの第1の送信機および1つの第2の送信機を含み、
調整機は、
第1の送信機に、少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードを含む複数のコードであって、少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードがコードのセットのコードである、複数のコードを、かつ
第2の送信機に、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードを含む複数の追加コードであって、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードがコードのセットのコードであり、少なくとも1つの第1の追加コードが少なくとも1つの第1のコードに直交し、少なくとも1つの第2の追加コードが少なくとも1つの第2のコードに直交する、複数の追加コードを
割り当てるように構成され、
調整機は、複数の送信機の送信機ごとに、少なくとも1つの第1のより低いシンボルレートおよび1つの第2のより高いシンボルレートを含む複数のシンボルレートの中から、少なくとも1つのシンボルレートを選択するように構成され、
調整機は、第1の送信機に、第1の送信機に割り当てられた少なくとも第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードをシグナリングし、第2の送信機に、第2の送信機に割り当てられた少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードをシグナリングするように構成され、
調整機は、選択されたシンボルレートを各送信機にシグナリングするように構成され、その結果、
第1のシンボルレートが第1の送信機向けに選択された場合、第1の送信機は、等間隔のシンボルの第1のセットを含む第1のパイロットシーケンスを送信し、
第2のシンボルレートが第1の送信機向けに選択された場合、第1の送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとを含む第2のパイロットシーケンスを送信し、
第1のシンボルレートが第2の送信機向けに選択された場合、第2の送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットを含む第1の追加パイロットシーケンスを送信し、
第2のシンボルレートが第2の送信機向けに選択された場合、第2の送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットと、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(SEG)とインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットとを含む第2の追加パイロットシーケンス(SEG)を送信する。
調整機は、第1の送信機および第2の送信機がビーコン信号に同期するように、複数の送信機にビーコン信号を送信することができる。
【0018】
調整機は、使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
選択されたシーケンスのシンボルが取得される選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、選択された複合コード内で選択されるインターリーブされたコードをどの位置が有するか
を示すシグナリングを各送信機に送信することができる。
送信機ごとに、各々がP個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにあるP個の異なる選択されたパイロットシーケンスを送信するために、同じパイロット信号内のP>1個のパイロットシーケンススロット位置が定義される場合があり、
P個の異なる選択されたパイロットシーケンスの各々は、少なくともV>1個の異なる記憶されたパイロットシーケンスから取得され、その結果、P個のパイロットシーケンススロット位置と少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、少なくともP*V個の可能な組合せは所定の順序に従って列挙され、
調整機は、送信機向けに、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付けるP個の組合せを選択し、送信機にP個の選択された組合せをシグナリングするようにさらに構成される。
【0019】
少なくともP*V個の可能な組合せは、組合せインデックスに従って列挙される場合があり、P個の選択された組合せの各々の組合せインデックスは、シグナリングされたインデックスとしてシグナリングされる。シグナリングされたインデックスは、0とP*V-1との間の数を符号化することができる。
少なくともV個の異なるパイロットシーケンスは0からV-1まで列挙される場合があり、P個のパイロットシーケンススロット位置は0からP-1まで列挙され、P個の選択された組合せは、シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置は、整数除算の整数結果および整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる。
調整機は、第1および第2の送信機に配線される場合がある。調整機は複数の送信機に配線されない場合があり、調整機は少なくとも1つの中継デバイスに配線され、調整機は、少なくとも1つの中継デバイスを介して複数の送信機にシグナリングを送信するように構成される。
【0020】
一態様によれば、送信機によって送信されたパイロット信号を受信するための受信機が提供され、受信機は、パイロット信号内のパイロットシーケンスからパイロット信号の位相情報を取得するように構成され、パイロットシーケンスは、互いにインターリーブされた等間隔のシンボルの複数のセットを含み、
受信機は、パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの複数のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する評価動作を実行し、それにより、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットの決定から位相情報を取得するために、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットを決定するように構成される。
【0021】
受信機は、パイロットシーケンスを等間隔のシンボルの複数のセットと相互相関させ、それにより、相互相関を最大化するコードのセットから位相情報を取得するために、相互相関を最大化するコードのセットを見つけることができる。等間隔のシンボルの各セットは、パイロットシーケンス内で、パイロット信号の位相を示すオフセットを有することができる。
パイロットシーケンスは、複数のシンボルレートの中から選択されたシンボルレートで送信される場合があり、第1のシンボルレートにおけるパイロットシーケンスは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを有する第1のパイロットシーケンスであり、第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおけるパイロットシーケンスは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを有する第2のパイロットシーケンスであり、
受信機は、選択可能に、
第1のシンボルレートにおける第1のパイロットシーケンスの受信のみの場合、第1のシンボルレートでパイロットシーケンスをサンプリングし、それにより、第1のパイロットシーケンスと等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価し、
第2のシンボルレートにおける第2のパイロットシーケンスの受信の場合、
第2のシンボルレートで第2のパイロットシーケンスをサンプリングし、第2のパイロットシーケンスと、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価するか、または
第1のシンボルレートで第2のパイロットシーケンスをサンプリングし、第2のパイロットシーケンスと等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する
ように構成される。
【0022】
受信機は、エネルギー貯蔵量が所定のエネルギー閾値を下回る場合に第1のシンボルレートを選択し、エネルギー貯蔵量が所定のエネルギー閾値を上回る場合に第2のシンボルレートを選択することができる。
パイロットシーケンスは、第2の送信機によって送信された追加パイロットシーケンスに重ね合わされる場合があり、追加パイロットシーケンスは、少なくとも
第1のシンボルレートで送信される第1の追加パイロットシーケンスであって、第1の追加パイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットを含む、第1の追加パイロットシーケンス、および
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信される第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットと、それにインターリーブされた、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットとを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG
のうちの1つであり、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットによって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットによって表された少なくとも1つの第2の追加コードと直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
受信機は、追加パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの追加セットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する評価動作を実行し、それにより、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの追加セットの決定から位相情報を取得するために、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットを決定するように構成される。
【0023】
受信機は、複数の送信機によって同時に送信された複数のパイロット信号から受信された受信信号からチャネル情報を評価することができ、複数の送信機は、少なくとも第1の送信機および第2の送信機を含み、その結果、
第1の送信機によって送信された第1のパイロット信号は、少なくとも、
第1のシンボルレートにおける第1のパイロットシーケンスであって、第1のパイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含む、第1のパイロットシーケンスと、
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける第2のパイロットシーケンスであって、第2のパイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、それにインターリーブされた、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとを含む、第2のパイロットシーケンスと
の間で選択されたパイロットシーケンスを含み、
第2の送信機によって送信された第2のパイロット信号は、少なくとも、
第1のシンボルレートで送信された第1の追加パイロットシーケンスであって、第1の追加パイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットを含む、第1の追加パイロットシーケンスと、
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信された第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットと、それにインターリーブされた、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットとを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)と
の間で選択された追加パイロットシーケンスを含み、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットによって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットによって表された少なくとも1つの第2の追加コードに直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
受信機は、第1のシンボルレートまたは第2のシンボルレートであるシンボルレートで受信信号をサンプリングし、第1の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報および第2の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報を取得するために、等間隔のシンボルのセットおよび追加セットの事前に記憶されたバージョン(S、SACEG)の両方と受信信号を相関させることができる。
【0024】
受信機は、第2のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョン、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの事前に記憶されたバージョンとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価することができる。
受信機は、第2のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットの事前に記憶されたバージョン、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットの事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットの事前に記憶されたバージョンとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットの事前に記憶されたバージョン(SEG
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価することができる。
【0025】
受信機は、第1のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価することができる。
受信機は、第1のシンボルレートでサンプリングする場合、少なくとも、
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットの事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットの事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つと
の間の相関を評価することができる。
【0026】
受信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンによって表された少なくとも1つの第1のコード、および等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットによって表された少なくとも1つの第2のコードの事前に記憶されたバージョンが、互いにインターリーブされたときに、少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの追加コード、および少なくとも1つの第2のコードに直交する第2の追加コードを含む追加複合コードに直交する複合コードを形成するようであり得、その結果、追加複合コード内で、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードは、各第1のコードのエントリおよび各直交する第1の追加コードのエントリの位置が対応するように各々とインターリーブされる。
複合コードは記憶ユニットに記憶される場合があり、受信機は、複合コードに従って、使用される少なくとも1つの第2のコードの事前に記憶されたバージョンによって表されるコードを取り出すように構成される。
受信機は、コードの複数の事前に記憶されたバージョンが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスすることができ、コードの事前に記憶されたバージョンは、複数のコードが他のコードとインターリーブされて複合コードを形成するフォーマットに従って記憶され、その結果、相関の評価のために選択されるコードの事前に記憶されたバージョンは、複合コードの選択された位置から取得される。
【0027】
受信機は、等間隔のシンボルの各セットに使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
選択されたシーケンスのシンボルが取得される選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、選択された複合コード内で選択されるインターリーブされたコードをどのシフトが有するか
を示す、調整機からのシグナリングを受信することができる。
受信機は、等間隔のシンボルのセットの複数の事前に記憶されたバージョン間の相関を評価し、それにより、どのシンボルのセットが各送信機によって使用されるかを識別することができる。
受信機は、ワイヤレス受信機であってもよい。受信機は、光受信機であってもよい。受信機は、無線周波数(RF)受信機であってもよい。受信機は、モバイルデバイスであってもよい。受信機は、定位置デバイスであってもよい。受信機は、調整機に配線されてもよい。
【0028】
一態様によれば、複数の送信機によって同時に送信されるパイロットシーケンスを定義するための方法が提供され、方法は、
複数のコードおよび複数の追加コードを含むコードのセットを、複数の追加コードの各コードが複数のコードの関連するコードに直交するように定義することと、
複数のコードのうちの各第1のコードを複数のコードのうちの第2のコードに結合し、複数の追加コードのうちの各第1の追加コードを複数の追加コードのうちの第2の追加コードに結合することと、
第1の送信機が、第1のシンボルレートで、第1のコードを表す等間隔のシンボルのセットを有する第1のパイロットシーケンスを送信し、第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで、第1のコードを表す等間隔のシンボルの第1のセットと、第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットとを有する第2のパイロットシーケンスを送信するように構成されるように、複数のコードを割り当て、それらを第1の送信機にシグナリングすることと、
第2の送信機が、第1のシンボルレートで、第1のコードを表す等間隔のシンボルのセットを有する第1の追加パイロットシーケンスを送信し、第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで、第1のコードを表す等間隔のシンボルの第1のセットと、それにインターリーブされた、第2のコードを表す等間隔のシンボルの第2のセットとを有する第2のパイロットシーケンスを送信するように構成されるように、複数の追加コードを割り当て、それらを第2の送信機にシグナリングすることと
を含む。
【0029】
複数のコードは互いにインターリーブされ、それにより、少なくとも1つの複数の追加コードをインターリーブすることによって形成された少なくとも1つの複合コードに直交する少なくとも1つの複合コードを形成することができる。コードは、Gold+1コードであってもよい。
方法は、コードのセット内の各コードが、コードのセット内のコードごとに、第1の論理値を有するエントリの数が第1の論理値とは異なる第2の論理値を有するエントリの数と同じになるように、「平衡特性」を享受するようであり得る。
各々がP個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにあるP個の異なる選択されたパイロットシーケンスを各送信機が送信するように、各送信機によって送信されたパイロット信号ごとにP個のパイロットシーケンススロット位置が定義される場合があり、
送信機ごとに、P個の異なる選択されたパイロットシーケンスの各々は、少なくともV個の異なるコードから取得され、その結果、P個のパイロットシーケンススロット位置と少なくともV個の異なるコードとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、少なくともP*V個の可能な組合せは所定の順序に従って列挙され、
その結果、送信機は、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付けるP個の選択された組合せを選択するシグナリングを受信することができる。
【0030】
少なくともP*V個の可能な組合せは、組合せインデックスに従って列挙される場合があり、P個の選択された組合せの各々の組合せインデックスは、シグナリングされたインデックス内で提供される。方法は、シグナリングされたインデックスが0とP*V-1との間の数を符号化するようなものであり得る。
少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスは0からV-1まで列挙される場合があり、P個のパイロットシーケンススロット位置は0からP-1まで列挙され、P個の選択された組合せは、シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置は、整数除算の整数結果および整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる。
【0031】
パイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するための方法が提供される場合があり、パイロットシーケンスは、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットであって、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットのシンボルが、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットのシンボルの間に挿入される、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットと
を有する複数のシンボルを含む場合があり、
方法は、
等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを、かつ
等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを
定義することを含み、
方法は、コードのセットの各コードがコードのセットの少なくとも1つの他のコードに直交するコードのセットから各第1のコードおよび各第2のコードを選択することを含む。
一態様によれば、少なくとも第1のパイロットシーケンスおよび第2のパイロットシーケンスを含む複数のパイロットシーケンスの中から選択されたパイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するための方法が提供され、
第1のパイロットシーケンスは、第1のパイロットシーケンスの複数のシンボルを含み、
第2のパイロットシーケンスは、第1のパイロットシーケンスのシンボルと、第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に挿入された第2のパイロットシーケンスのさらなるシンボルとを含み、
方法は、
第1のパイロットシーケンスのシンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すこと、および
第2のパイロットシーケンスのシンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを含み、等間隔のシンボルの各第2のセットが各第1のコードとは異なるそれぞれの第2のコードを表すこと
を定義することを含み、
方法は、コードのセットの各コードがコードのセットの少なくとも1つの他の選択されていないコードに直交するコードのセットから、各第1のコードおよび各第2のコードを選択することを含み、
方法は、選択されたパイロットシーケンスを送信することを含む。
【0032】
一態様によれば、少なくとも1つの第1の送信機および1つの第2の送信機を含む複数の送信機によって送信される異なるパイロットシーケンスの同時パイロット信号を調整するための方法が提供され、
方法は、
第1の送信機に、少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードを含む複数のコードであって、少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードがコードのセットのコードである、複数のコードを、かつ
第2の送信機に、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードを含む複数の追加コードであって、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードがコードのセットのコードであり、少なくとも1つの第1の追加コードが少なくとも1つの第1のコードに直交し、少なくとも1つの第2の追加コードが少なくとも1つの第2のコードに直交する、複数の追加コードを
割り当てることを含み、
方法は、複数の送信機の送信機ごとに、少なくとも1つの第1のより低いシンボルレートおよび1つの第2のより高いシンボルレートを含む複数のシンボルレートの中から、少なくとも1つのシンボルレートを選択することを含み、
方法は、その送信機に割り当てられたコードを各送信機にシグナリングし、選択されたシンボルレートを各送信機にシグナリングすることを含み、その結果、
第1のシンボルレートが第1の送信機向けに選択された場合、第1の送信機は、等間隔のシンボルの第1のセットを含む第1のパイロットシーケンスを送信し、
第2のシンボルレートが第1の送信機向けに選択された場合、第1の送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとを含む第2のパイロットシーケンスを送信し、
第1のシンボルレートが第2の送信機向けに選択された場合、第2の送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットを含む第1の追加パイロットシーケンスを送信し、
第2のシンボルレートが第2の送信機向けに選択された場合、第2の送信機は、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットと、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットとを含む第2の追加パイロットシーケンスを送信する。
【0033】
一態様によれば、パイロット信号内のパイロットシーケンスからパイロット信号の位相情報を取得するための方法が提供され、パイロットシーケンスは、互いにインターリーブされた等間隔のシンボルの複数のセットを含み、
方法は、パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの複数のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価し、それにより、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットの決定から位相情報を取得するために、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットを決定することを含む。
一態様によれば、複数の送信機によって同時に送信された複数のパイロット信号から受信された受信信号からチャネル情報を評価するための方法が提供され、複数の送信機は、少なくとも第1の送信機および第2の送信機を含み、その結果、
第1の送信機によって送信された第1のパイロット信号は、少なくとも、
第1のシンボルレートにおける第1のパイロットシーケンスであって、第1のパイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含む、第1のパイロットシーケンスと、
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける第2のパイロットシーケンスであって、第2のパイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、それにインターリーブされた、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットとを含む、第2のパイロットシーケンスと
の間で選択されたパイロットシーケンスを含み、
第2の送信機によって送信された第2のパイロット信号は、少なくとも、
第1のシンボルレートで送信された第1の追加パイロットシーケンスであって、第1の追加パイロットシーケンスが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットを含む、第1の追加パイロットシーケンスと、
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信された第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットと、それにインターリーブされた、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットとを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)と
の間で選択された追加パイロットシーケンスを含み、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セットによって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セットによって表された少なくとも1つの第2の追加コードに直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
方法は、第1のシンボルレートまたは第2のシンボルレートであるシンボルレートで受信信号をサンプリングし、第1の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報および第2の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報を取得するために、等間隔のシンボルのセットおよび追加セットの事前に記憶されたバージョンの両方と受信信号を相関させることを含む。
【0034】
プロセッサによって実行されると、前の態様による方法をプロセッサに制御させる命令を記憶する非一時的記憶ユニットが提供される場合がある。プロセッサによって実行されると、前または後の態様による方法をプロセッサに実行させる命令を記憶する非一時的記憶ユニットが提供される場合がある。
受信機(および任意の関連する方法)はまた、次いで評価される信号を受信するように構成される場合がある(方法には、信号、例えば受信信号を受信するステップが存在する)。
【0035】
送信機(および任意の関連する方法)はまた、パイロット信号(およびパイロットシーケンス)を送信するように構成される場合がある(方法には、信号、例えばパイロット信号を送信するステップが存在する)。
調整機(および任意の関連する方法)はまた、選択されたパイロット信号(およびパイロットシーケンス)をシグナリングし(方法には、割り当てられたコード、選択されたシンボルレートをシグナリングするステップが存在する)、ビーコンが提供されるとビーコンを送信するように構成される場合がある。
【0036】
パイロット信号はパイロットシーケンスを含む場合があり、パイロットシーケンスは、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットと、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットであって、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットのシンボルが、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットのシンボルの間に挿入される、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットと
を有する複数のシンボルを含み、
等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを、かつ
等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを
選択することが可能である。
各第1のコードおよび各第2のコードは、コードのセットの各コードがコードのセットの少なくとも1つの他のコードに直交するコードのセットから選択される場合がある。
送信機によって送信されたコードに直交するコードを使用してシーケンスを送信する同じ技法が、別の送信機において実施される場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1a】本開示による技法を示す図である。
図1b】本開示による技法を示す図である。
図2】本開示による技法を示す図である。
図3】本開示によるシステムを示す図である。
図4a】本開示によるシステムを示す図である。
図4b】本開示によるシステムを示す図である。
図5】本開示による手順を示す図である。
図6】本開示による技法を示す図である。
図7】本開示による技法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】

以下では、例えばチャネルインパルス応答もしくは光チャネルに関する他の情報(例えば、位相)を取得するための光シーケンス(例えば、光パイロット信号)、またはより一般的に、ワイヤレスパイロットシーケンス、例えばチャネルインパルス応答もしくは光チャネルに関する他の情報を取得するための無線周波数(RF)パイロットシーケンス(例えば、RF信号)、または他のワイヤレスシーケンス(例えば、超音波)が主に参照される。変調は、例えば、PAM-2であってもよい。パイロットシーケンスの各シンボルは、それが1である場合は所定のタイムスロットの間の所定の波長(もしくは波長範囲)における光(もしくは別の形態の波)の放射により、またはそれが0である場合は所定のタイムスロットの間の放射の欠如として表される場合があり、逆の場合もある。信号の状態は、時間基準が細分されるタイムスロットごとに変化する場合があり、タイムスロットは同じ時間長を有する。ここでは、一般に、シンボルが1つの単一ビット(すなわち、第1のバイナリ値および第1のバイナリ値とは異なる第2のバイナリ値のいずれかが符号化される)であり得ることが例示されることが多いが、いくつかの他の変調では、シンボルは(例えば、選択された特定の変調、およびそこから定義されたコンスタレーションに従って)2つ以上のビットを符号化することができ、例えば、PAM-4はタイムスロットごとに2ビットを符号化する。単一の連続する途切れないタイムスロットごとに、1つの単一シンボル(または複数の連続するシンボル)が送信される場合がある。各タイムスロットにおける波の状態(例えば、PAM-2における放射対非放射)に応じて、1つの単一シンボルが送信される場合があり、単一シンボルは1つの単一ビットである。あるいは、複数の直接連続するタイムスロットにおいて、1つのシンボルが送信される場合があり、単一シンボルは複数のビット(連続するタイムスロットの各々に対して1ビット)である。いくつかの例では、複数の直接連続するビットが1つの単一シンボルを形成する場合がある。一般に、以下の例は、異なるシンボルが異なるタイムスロット内で送信される時間領域送信を参照する。
【0039】
以下では、パイロットシーケンスについて説明する。パイロットシーケンスは、送信機(例えば、光フロントエンド)から受信機(例えば、受信機)に送信される既知のシーケンスであり得、その結果、受信機は、パイロットシーケンスの受信から、光チャネルのインパルス応答および/または他の特性を導出することができる。パイロットシーケンスは、特定の変調(例えば、PAM-2)に従って事前定義され得るシーケンス内の複数のシンボル(例えば、ビット)から構成される場合がある。パイロットシーケンスのシンボル(例えば、ビット)の各グループは、不連続シンボルによっても形成され得る(等間隔のシンボルの1つまたは複数のセットを含む)サブシーケンスであり得る。パイロットシーケンスごとに事前定義された1つまたは複数のサブシーケンスが存在する場合があり、パイロットシーケンスは、互いにインターリーブされた少なくとも1つのサブシーケンスまたは複数の異なるサブシーケンス(もしくは等間隔のシンボルのセット)によって構成される場合がある。異なるサブシーケンス(または等間隔のシンボルのセット)が同じパイロットシーケンス内でインターリーブされる場合、いくつかの例では、シンボルは第1のサブシーケンス(または等間隔のシンボルのセット)のシンボルであり、直前のシンボルおよび/または直後のシンボルは、第2のサブシーケンス(または等間隔のシンボルの異なるセット)のシンボルである。サブシーケンスはまた、等間隔のシンボルの1つまたは複数のセットを含む場合がある。異なるサブシーケンスが同じパイロットシーケンス内でインターリーブされる場合、いくつかの例では、2つの異なるインターリーブされたサブシーケンスの各々は、等間隔のシンボルのそれぞれのセットによって形成される場合がある(例では、等間隔のシンボルの異なるセットは、それらが重複しないように時間オフセットに従う場合がある)。コードは、時系列に沿って送信される複数のシンボル(例えば、ビット)によって表される場合がある。コードは、複数のサブシーケンスもしくは等間隔のシンボルのセットによって表される場合があり、または(例えば、サブシーケンスが複数のシンボルもしくはビットを含むとき)サブシーケンス自体によって表される場合があり、またはサブシーケンス(もしくは等間隔のシンボルの異なるセット)が複数のコードを表す場合がある。特定のパイロットシーケンスに使用される各コードは、事前定義され得るコードのセットの中から選択される場合がある。詳細には、直交コードのセットが使用される場合がある(コードのセットは、コードごとに、直交コードを有する場合がある)。送信機がパイロットシーケンスを送信するとき、使用される各コードは使用されない少なくとも1つのコードに直交する、なぜなら、それは同時に送信する別の送信機によって使用されるからである。一般に、送信機によってパイロットシーケンスに使用される第1のコードも、同じパイロットシーケンスに同じ送信機によって使用される第2のコードにも直交するが、その場合、コードのセットは、使用される第1のコードに直交する追加の未使用の第1のコードおよび第2のコードに直交する追加の未使用の第2のコードを有することが認められる(その結果、追加の送信機は、送信機によって使用されるコードに直交する追加のコードを有する追加のパイロットシーケンスを同時に送信することができる)。各パイロットシーケンスは、1つのコードまたは互いにインターリーブされ得る複数のコードを表すことができる。1つのサブシーケンスは、互いにインターリーブされた複数のコードを表すことができる。等間隔のシンボルの各セットは、1つのコードに関連付けられる場合がある。送信機によって送信されるパイロット信号は、複数の異なるパイロットシーケンス(例えば、8つのパイロットシーケンス)を含む場合があり、それらは「バリアント」とも呼ばれ、後続のパイロットシーケンススロット内で繰り返される(例では、すべての異なるバリアントは、第2のより高いシンボルレートまたは第1のより低いシンボルレートのいずれかで送信される)。
【0040】
本例は、等間隔のシンボルのセットを含むパイロットシーケンスを参照する。例えば、パイロットシーケンスは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの(すなわち、1つまたは複数の)セットを含む場合がある。等間隔のシンボルの各セットは、一定の時間にわたって互いに後続する時間インスタント(タイムスロット)において送信される、順序付けられた一連のシンボルを含む場合がある。Aが等間隔のシンボルのセットの第1のシンボルであり、AおよびAが等間隔のシンボルのセット内の後続のシンボルである場合、Aの送信は、Aの送信から時間距離□t12が経過した後に行われ、Aの送信は、Aの送信から同じ時間距離□t12が経過した後に行われる。シンボルA、A、Aなどは、バイナリ値であってもよい。A、A、Aなどの値は、シーケンス内のそれらの相互位置によって決定される場合がある。パイロットシーケンスは、A、A、Aなどの連続に加えて、異なる連続(等間隔のシンボルB、B、Bなどの異なるセット)も定義されるという意味で、シンボルの複数のセットを含むことが可能である。それは、例えば、パイロットシーケンス内で、シンボルB、B、Bなどが、等間隔のコードの他のセットのシンボルA、A、Aなどの間に1つずつ挿入されることであり得る。また、シンボルB、B、Bなどは、シンボルA、A、Aなどと同様に、距離□t12だけ等間隔であり得る。したがって、異なるタイムスロット内で、同じパイロットシーケンス内に異なる等間隔のスロットのシンボルが存在する場合があり、それにより、パイロットシーケンスA、B、A、B、A、Bなどが形成される。場合によっては、第1のシーケンスのシンボルA、A、Aなどに加えて(または、第2のシーケンスのシンボルA、B、A、B、A、Bの場合)、別のシーケンスのシンボルC、C、C(またはB、D、B、D、B、D、B、D)も第1のシーケンスのシンボルA、A、Aなど(またはA、B、A、B、A、Bなど)の間に挿入されるように、第2のパイロットシーケンスが生成される。第2のパイロットシーケンスのシンボルC、C、C(またはB、D、B、D、B、D、B、D)さえも、等間隔のシンボルの編成されたセットであり、その結果、Bの送信は、Bの送信から時間距離□t12が経過した後に行われ、Bの送信は、Bの送信から同じ時間距離□t12が経過した後に行われる(かつ/または、Dの送信は、Dの送信から時間距離□t12が経過した後に行われ、Dの送信は、Dの送信から同じ時間距離□t12が経過した後に行われる)。上記の技法は、シンボルの複数のセット、シンボルのセットごとの複数のシンボル、複数のパイロットシーケンスなどで一般化される場合がある。
【0041】
シンボルおよびパイロットシーケンスはコードを表すことができることに留意されたい。より一般的には、送信される各シンボルは、特定のコードの対応するエントリを表すと理解されてもよい。その結果、等間隔のシンボルの各セットは、対応するコードを表すことができる。コードは、ここでは、等間隔のコードの各セットにおけるエントリの位置に対応する位置における一連のエントリであると推測される。コードの各エントリは、シンボルによって一義的に表される場合があり、かつ/または各コードは、等間隔のコードの1つもしくは複数のセットによって表される場合がある。コード自体は、各シンボルが送信される特定のスロットの時間長を実際に考慮していないので、コードと等間隔のシンボルの対応するセットとの間の違いを推測することができる。したがって、コードは、一般に、コードが記憶ユニットに記憶されると、その間に対応するシンボルが送信されるタイムスロットの時間長に関する指示をもたないという意味で、シンボルレートに対して透過的である。コードに関連付けられた別の重要な概念は、コードがそれに関連付けられた直交コードを有する場合があることが可能であるという意味で、コードの直交性である。例えば、



であり、ここで、a=(a,a,a,...a)およびb=(b,b,b,...b)は、互いに直交する2つのコードであり、両方とも寸法Nを有する各エントリaおよびbの各値は、例えば、+1または-1のいずれかである)。一般に、2つの送信機が直交コードから取得された異なるシーケンスを同時に送信する場合、相互干渉は最小化される(各パイロットシーケンスの各シンボルは、送信されたシーケンスに対応するコード内のエントリの特定の位置に対応するタイムスロットの間に送信される場合がある)。各コードは寸法(例えばN)を有することができ、それはそのエントリの数であり得、それはシンボルのセット内のシンボルの数に対応する。特に、一般に、コードの異なるセットのシンボルが互いにインターリーブされてパイロットシーケンスを形成するのと同じ方式で異なるコードをインターリーブすることが可能である。より一般的には、各パイロットシーケンスは、互いにインターリーブされた複数のコードをモデルにする(またはそれらから生成される)場合がある。以下では、それが直交性に参照されるとき、それはパイロットシーケンスまたは等間隔のシンボルのセットによって表されたコード間の直交性を参照するので、パイロットシーケンスおよび等間隔のシンボルのセットにも適用され得ることは明らかである。また、いくつかのシーケンスがいくつかの記憶ユニットに記憶されるという事実は、コードが記憶ユニットに記憶されることと同じであると理解されてもよい。また、等間隔のシンボルのセットおよびパイロットシーケンスを生成するために、(例えば、記憶ユニットにアクセスすることによって取得された)コードが使用されることも明らかである。
【0042】
本明細書では、コードおよびエントリを示すために使用される表記は、簡潔にするために、等間隔のシンボルのセットおよびシンボルを示すために使用される表記と同じであることが多い。ここでの例のほとんどは、使用されるコードが通常N>>4、例えばN>15、すなわちN=64、N=128、N=256、N=516、N=1024、N=2048などである寸法を有するにもかかわらず、簡略化のために、寸法N=4のコードを例示することを参照することに留意されたい(Nは、一般に、整数指数で2をべき乗することによって取得される整数の2の累乗であり得る)。
直交コードの概念を使用して、発明者らは、送信機が別のコードに直交するコード(または複数のコードをインターリーブすることによって形成された複合コードなどのインターリーブされたコード)を選択することが容易に可能であるように、コードをインテリジェントにグループ化することが可能であることを理解しており、したがって、2つの異なる送信機は、互いに直交するコードを表すパイロットシーケンスを送信することができ、それによって相互干渉が最小化される。詳細には、以下のようにコードのセットを定義することが可能である。
【0043】
1)第1の送信機には、第1のコード(例えばA)が割り当てられ、第2の送信機には、第1のコード(A)に直交する第1の追加コード(例えばE)が割り当てられる。
2)第1の送信機には、第2のコード(例えばC)が割り当てられ、第2の送信機には、第2のコード(C)に直交する第2の追加コード(例えばG)が割り当てられる。
3)互いにインターリーブされると、第1のコード(A)および第2のコード(C)は、第1の追加コード(E)および第2の追加コード(G)をインターリーブすることによって形成された別のコード(E)に直交する別のコード(A)を形成する。
4)この手順は繰り返すことができ、初期コードから複合コードの複数の層が形成される。
【0044】
この例では、
・第1の送信機が減らされた数のシンボルを有する(例えばより低いシンボルレートで、例えば簡略化のためにN=4個のシンボルを有する)第1のパイロットシーケンスを送信するとき、第1の送信機は第1のコード(A)に基づいてシーケンスを送信し、同時に、第2の送信機は、
・第1のパイロットシーケンス(A)と第1の追加パイロットシーケンス(E)との間の干渉を最小化するために、第1の追加コード(E)に基づいて、減らされた数のシンボルを有する(同じより低いシンボルレートで、例えばN=4個のシンボルを有する)第1の追加パイロットシーケンスを送信することができるか、または
・第1の追加コード(E)を第2の追加コード(G)とインターリーブすることによって形成された追加複合コード(E)に基づいて、増やされた数のシンボルを有する(増やされた、例えば2倍のシンボルレートで、例えばN=8個のシンボルを有する)第2の追加パイロットシーケンスを送信することができ、それにより、第1のパイロットシーケンス(A)と第2の追加パイロットシーケンス(E)との間の干渉も最小化される。
・第1の送信機が増やされた数のシンボルを有する(例えば、より高いシンボルレートで、例えば簡略化のためにN=8個のシンボルを有する)第2のパイロットシーケンスを送信するとき、第1の送信機は、第1のコード(A)および第2のコード(C)によって形成された複合コード(A)に基づいてシーケンスを送信し、同時に、第2の送信機は、
・第2のパイロットシーケンス(A)と第1の追加パイロットシーケンス(E)との間の干渉を最小化するために、第1の追加コード(E)に基づいて、減らされた数のシンボルを有する(第1の送信機が送信しているシンボルレートより低いシンボルレートで、例えばN=4個のシンボルを有する)第1の追加パイロットシーケンスを送信することができるか、または
・第1の追加コード(E)を第2の追加コード(G)とインターリーブすることによって形成された追加複合コード(E)に基づいて、増やされた数のシンボルを有する(第1の送信機が送信しているシンボルレートと同じ増やされたシンボルレートで、例えばN=8個のシンボルを有する)第2追加のパイロットシーケンスを送信することができ、それにより、第2のパイロットシーケンス(A)と第2の追加パイロットシーケンス(E)との間の干渉も最小化される。
【0045】
基本的に、第1および第2の送信機は、同じパイロットシーケンススロットの間に、互いに直交するコードを主に有する異なるシーケンスを送信する。
一般に、同じパイロットシーケンススロット内で(例えば、より長いシーケンスとより短いシーケンスとの間で)送信されるシーケンスを送信するべきか否かが選択される場合、シンボルレートも選択される。この場合、例えば、第2の高シンボルレートのパイロットシーケンスの各タイムスロットの時間長が、第1の低シンボルレートのパイロットシーケンスの各タイムスロットの時間長に対して、第2のパイロットシーケンスのシンボルレートが第1のシンボルレートに対して増加するのと同じ比率である比率だけ減少するように、各タイムスロットの時間長は異なる。比率は、整数指数(2、4、8、16、32など)によって高められた2の累乗である整数であり得る。
【0046】
送信機の例では、使用されるすべての可能なコードを記憶する必要はない。例えば、第1の送信機は、第1の追加コードおよび第2の追加コードが第2の送信機によって使用されるので、必ずしもそれらも記憶する必要はない。第2の送信機にも同じことが当てはまり、第2の送信機も、第1のコードおよび追加コードが第1の送信機によって使用されるので、それらを記憶する必要がない。いくつかの例では、(例えば、初期化プロセスにおいて)例えば調整機により、第1および第2のコードが第1の送信機に割り当てられ、第1および第2の追加コードが第2の送信機に割り当てられる。いくつかの例では、使用されるコードのうちの少なくともいくつかは記憶ユニットに事前に記憶されるが、追加または代替として、使用されるコードのうちの少なくともいくつかは、(例えば、初期化手順中に)調整機によって各送信機に提供される。
【0047】
いくつかの例では、各送信機によって使用されるコードは、複合コードを生成するためにインターリーブ方式で記憶される場合がある。特に、第1の送信機は、コードがAの形で記憶され得るという意味で、インターリーブ方式で第1のコード(A)および第2のコード(C)をその中に記憶している場合がある。同様に、第2の送信機は、インターリーブ方式で第1の追加コード(E)および第2の追加コード(G)をその中に記憶している場合があり、それにより、Eの形の追加複合コードが記憶される。これらの場合、記憶装置の非常に有利な構成が取得され、複合コードAおよび追加複合コードEはまた、第2のより高いシンボルレートのパイロットシーケンスまたは追加の第2のより高いシンボルレートのパイロットシーケンスを生成するために使用される場合がある。したがって、各送信機に必要な記憶空間が少なくなる(また、コードが調整機から送信機にシグナリングされる初期化手順が実行される場合、シグナリングペイロードが削減される)。第1の送信機の場合、記憶された複合コードAから、第1のコード(A)および/または第2のコード(C)が、使用されるコードのエントリである複合コードAからのエントリ(A、A、A、Aおよび/またはC、C、C、C)を選択することによって取得されることのみが必要である。第2の送信機にも同じことが当てはまる。
【0048】
例では、
・少なくとも1つの第1のコードの場合、各第1のコードのエントリは、複合コードの等間隔の位置に配置され、
・少なくとも1つの第2のコードの場合、各第2のコードのエントリは、複合コードの等間隔の位置に配置される。
したがって、第1のパイロットシーケンスが選択された場合、各第1のシーケンスのシンボルは各第1のコードのエントリから取得され、第2のパイロットシーケンスが選択された場合、各第1のシーケンスのシンボルは第1のコードのエントリから取得され、各第2のシーケンスのシンボルは第2のコードのエントリから取得される。
【0049】
一般に、複合コードは、少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの追加コード、および少なくとも第2のコードに直交する少なくとも1つの第2の追加コードを含む追加複合コードに直交し、その結果、少なくとも1つの追加複合コード内で、少なくとも1つの第1の追加コードおよび少なくとも1つの第2の追加コードは、追加複合コード内で、各第1の追加コードのエントリが、複合コード内でそれぞれの直交する第1の追加コードのエントリに対応する位置にあり、各第2の追加コードのエントリが、複合コード内でそれぞれの直交する第2の追加コードのエントリに対応する位置にあるように各々とインターリーブされる。
【0050】
下記および上記の例では、第1および第2の送信機がモバイルデバイス(例えば、ユーザ機器)であるか、固定デバイス(例えば、基地局の一部、例えば、調整機側デバイス、または中継デバイス)であるかは無関係であり得る。図4aでは、第1および第2の送信機は、それぞれ、固定デバイス320a、320bである。図4bでは、第1および第2の送信機は、それぞれ、モバイルデバイス350a、350bである。図2は、第1の送信機(例えば、320a、350a)に割り当てられたコードと、第2の送信機(例えば、320b、350b)に割り当てられた追加コードとの間の違いを示す。図1a、図1b、図4a、図4bでは、コードを記憶する記憶ユニット100が参照される。ここでは、第1の送信機350aの記憶ユニット100aとして(例えば、インターリーブされた複合コードSABCDの形の)第1および/または第2のコードを記憶する記憶ユニット100と、第2の送信機350bの記憶ユニット100bとして(例えば、インターリーブされた追加複合コードSEFGHの形の)第1および/または第2の追加コードを記憶する記憶ユニット100との間が区別される。記憶ユニット100(100a、100b)は、記憶ユニット100が調整機内にあり得るので、第1または第2の送信機が固定デバイス(例えば、基地局側)であるとき、送信機320a、320bを欠く場合がある。
【0051】
したがって、以下の規則のうちの1つに従ってパイロットシーケンスを生成することが可能である。最初に、ワイヤレス送信機は、複数のパイロットシーケンスの中から生成され送信される1つのパイロットシーケンスを選択することができる。詳細には、パイロットシーケンスは、(第1の低減されたデータレートで送信され得る)第1のパイロットシーケンスと、(第1のデータレートよりも高い、例えば2倍の第2のフルデータレートであり得る)第2のパイロットシーケンスとの間で選択される場合がある。選択され得る第1のパイロットシーケンスは、複数のシンボルを含む。第2のパイロットシーケンスは、第1のパイロットシーケンスのシンボルと、第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に挿入(例えば、インターリーブ)され得る(第1のパイロットシーケンスのシンボルではない)さらなるシンボルとを含む場合がある。
【0052】
いくつかの例が以下に提供される。
1番目の例:
送信機(例えば、第1の送信機)は、送信されるパイロットシーケンスを以下から(以下の間で)選択する。
1)第1のパイロットシーケンスS=A
それは、第1のコード:S=Aを表すサブシーケンス:
(等間隔のシンボルのセット)
によって形成される。
2)第2のパイロットシーケンスSAC=A
それは、2つのサブシーケンス:
1つの第2のコード:S=Aを表すA、A、A、A(これらのシンボルは等間隔の記号のセットを形成する)
1つの第2のコード:S=Cを表すC、C、C、C(これらのシンボルは等間隔の記号のセットを形成する)
によって形成される。
【0053】
第2のパイロットシーケンスSACのシンボルC、C、C、Cは、第1のパイロットシーケンスSの固有のシンボルA、A、A、Aの間に挿入されてインターリーブされる。
言い換えれば、送信機は、第1のパイロットシーケンスSを送信するか、第2のパイロットシーケンスSACを送信するかを決定することができる。第1のパイロットシーケンスSは、ここでは4つのシンボル(例えば、4ビット)によって形成されると見なされ、A、A、A、およびAの各々はシンボル(例えば、ビット)である。したがって、第1のパイロットシーケンスSは、次々に送信される4つのシンボルのサブシーケンスによって形成される。
【0054】
送信機(例えば、第1の送信機)は、第2のパイロットシーケンスを送信することを決定した場合、シンボルA、A、Aのシーケンスを送信するだけではなく、それらとインターリーブされたシンボルC、C、C、Cも送信する。この場合、2つのサブシーケンスがあり、第1のサブシーケンスは、同じ相対時間距離で次々に送信されるという意味で、等間隔のシンボルのセットでもあるシンボルA、A、A、Aによって形成され、第2のサブシーケンスは、同じ時間距離で送信されるという意味で、等間隔のシンボルのセットでもあるシンボルC、C、C、Cによって形成される。特に、第2のパイロットシーケンスが選択された場合、それが送信されるとき、それはシーケンスA、C、A、C、A、C、A、Cによって構成される。この場合、パイロットシーケンスSACの各シンボルは第1のサブシーケンスから取られ、直前のシンボルおよび直後のシンボルは、異なる第2のサブシーケンスから取られる。特定のサブシーケンスの各シンボルが送信されるとき、同じシーケンスのさらなるシンボルを送信するための時間量は一定である。したがって、同じサブシーケンスのシンボルも等間隔である。
【0055】
2番目の例:
送信機(例えば、第1の送信機)は、送信されるパイロットシーケンスを以下から(以下の間で)選択する。
1)第1のパイロットシーケンスS=A
それは、第1のコード:S=Aを表すサブシーケンス:
、A、A、A(等間隔のシンボルのセット)
によって形成される。
2)サブシーケンス:
、B、B、B
等間隔のシンボルの3つのセット:
(コード:S=Bを表す)B、B、B、B
(コード:S=Cを表す)C、C、C、C
(コード:S=Dを表す)D、D、D、D
第2のコード:S=Aを表すA、A、A、A(等間隔のシンボルのセット)
によって形成される第2のパイロットシーケンスSABCD=A
【0056】
第2のパイロットシーケンスSABCDの固有のシンボルB、B、B、Bのサブシーケンスは、第1のパイロットシーケンスSの固有のシンボルA、A、A、Aのサブシーケンスとインターリーブされる。
言い換えれば、第1のパイロットシーケンスSと第2のパイロットシーケンスSABCDとの間で選択することが可能である。第1のパイロットシーケンスSが選択された場合、送信機は1番目の例のように送信することができる(上記参照)。
第2のシーケンスSABCDが選択された場合、第2のパイロットシーケンスは2つのサブシーケンスによって形成されると見なされる場合がある。シンボルの第1のサブシーケンスは、B、B、B、Bであり得、それは次に、等間隔のシンボルの3つのセット:
(コード:Sを表す)B、B、B、B
(コード:Sを表す)C、C、C、C
(コード:Sを表す)D、D、D、D
によって構成されると見なされる場合がある。
この場合も、等間隔のシンボルの各セットのシンボル(例えば、ビット)は、一定の時間距離で送信される。第2のパイロットシーケンスSABCDが構成される第2のシーケンスは、第1のパイロットシーケンスのサブシーケンスであるサブシーケンスA、A、A、Aであり得る。
【0057】
3番目の例:
送信機(例えば、第1の送信機)は、以下の間に送信されるパイロットシーケンスを選択する。
1)サブシーケンス:
、C、A、C、A、C、A、C
等間隔のシンボルの2つのセット:
第1のコード:S=Aを表すA、A、A、A
第1のコード:S=Cを表すC、C、C、C
によって形成される第1のパイロットシーケンスSAC=A
2)サブシーケンス:
、C、A、C、A、C、A、C
等間隔のシンボルの2つのセット:
第2のコード:S=Aを表すA、A、A、A
第2のコード:S=Cを表すC、C、C、C
、D、B、D、B、D、B、D
等間隔のシンボルの2つのセット:
第2のコード:S=Bを表すB、B、B、B
第2のコード:S=Dを表すD、D、D、D
によって形成される第2のパイロットシーケンスSABCD=A
【0058】
第2のパイロットシーケンスSABCDのシンボルのサブシーケンスB、D、B、D、B、D、B、Dは、第1のパイロットシーケンスSACのサブシーケンスA、C、A、C、A、C、A、Cとインターリーブされる。
言い換えれば、第1のパイロットシーケンスSACが選択された場合、サブシーケンスA、C、A、C、A、C、A、Cが送信される。そのサブシーケンスは、等間隔のシンボルの2つのセット、すなわち(コードSを表す)A、A、A、Aおよび(コードSを表す)C、C、C、Cによって構成されると見なされる場合がある。この場合、等間隔のシンボルの各セットの各シンボルは、等間隔のシンボルの同じセットの直前のシンボルおよび等間隔のシンボルの同じセットの後続のシンボルから一定の時間量後に送信される。
第2のパイロットシーケンスSABCDが選択された場合、シンボルのシーケンスA、B、C、D、A、B、C、D、A、B、C、D、A、B、C、Dが送信される。第2のパイロットシーケンスSABCDは、互いにインターリーブされた2つのサブシーケンスによって構成されると見なされる場合がある。第1のサブシーケンスは、第1のパイロットシーケンスのサブシーケンスA、C、A、C、A、C、A、Cである。(第2のパイロットシーケンスSABCDの固有のサブシーケンスである)第2のサブシーケンスは、B、D、B、D、B、D、B、Dである。特に、第2のサブシーケンス(すなわち、第2のパイロットシーケンスの固有のサブシーケンス)は、等間隔のシンボルの2つのセット:(コードSを表す)B、B、B、Bおよび(コードSを表す)D、D、D、Dによって形成されると見なされる場合がある。この場合でも、サブシーケンスは互いにインターリーブされ、等間隔のシンボルのセットも同じサブシーケンスにおいて互いにインターリーブされる。
【0059】
上記の例は一般化し得る。コードは、例えば、4つのシンボルのみを有する必要はない(例えば、1024個のシンボル、または一般に整数指数によって高められた2である別の数のシンボルが存在する場合がある)。さらに、コードは、直交コードのセットから選択される場合がある。送信機が最も適切なコードを決定することができるように、コードブック(例えば、直交コード)が記憶ユニットに記憶される場合がある。第1のパイロットシーケンスを送信するためのビットレート(または、より一般的には、シンボルレートもしくはデータレート)は、第2のパイロットシーケンスを送信するためのビットレート(シンボルレートまたはデータレート)とは異なる場合がある。一般論として、第2のパイロットシーケンスは、第1のパイロットシーケンスが送信されるデータレートよりも高いデータレートで送信される場合がある。例えば、上記の1番目の例では、第2のパイロットシーケンスSACは、第1のパイロットシーケンスが送信されるデータレートの2倍のビットレート(シンボルレートまたはデータレート)で送信される場合がある。2番目の例では、第2のパイロットシーケンスSABCDは、第1のパイロットシーケンスが送信されるビットレート(シンボルレートまたはデータレート)の4倍のビットレート(シンボルレートまたはデータレート)で送信される。3番目の例では、第2のパイロットシーケンスSABCDは、第1のパイロットシーケンスSACが送信されるビットレート(シンボルレートまたはデータレート)の2倍のビットレート(シンボルレートまたはデータレート)で送信される。
【0060】
一例が図1aによって提供される。ここで、記憶ユニット100は、S、S、S、S、SAC、SBD、SABCDなどの複数のコードを記憶する(またはいずれにせよ使用するように構成される)。上記の1番目の例では、送信機は、パイロットシーケンスS(第1のパイロットシーケンス)を送信することと、パイロットシーケンスSAC(第2のパイロットシーケンス)を送信することとの間で選択することができる。図1aに示されたように、各シンボルA、A、A、Aの送信間の時間距離は一定である。他方では、パイロットシーケンスSACが送信されるとき、送信機はコードSとインターリーブされて送信されるコードSのシンボルC、C、C、Cも送信しなければならないので、ビットレート(シンボルレート)は2倍である(上記で説明されたように、ここでは等間隔のシンボル2つのセットA、A、A、AおよびC、C、C、Cが送信される。上記の2番目の例では、(第2のパイロットシーケンスの役割を果たす)パイロットシーケンスSABCDは、(第1のパイロットシーケンスの役割を果たす)パイロット信号Sの送信のシンボルレートの4倍であるシンボルレートを有する。3番目の例では、(第2のパイロットシーケンスの役割を果たす)第2のパイロットシーケンスSABCDは、(第1のパイロットシーケンスの役割を果たす)パイロットシーケンスSACが送信されるシンボルレートに対して2倍のシンボルレートで送信される。図1aの例は図1bにおいて繰り返され、図1bは、第2の送信機によって送信され得る(または第2の送信機に割り当てられ得る)追加パイロットシーケンスを示す。
【0061】
図2は、パイロットシーケンスを生成する方法を示す。例では、第1のシーケンスは、Sの代わりにコードSからのみ取得することができ(例えば、第1のパイロットシーケンスは、第1のデータレートでB、B、B、Bのセットによって構成され)、第2のパイロットシーケンスは、SBDであり得る(例えば、コードS、Sをインターリーブすることによって形成され、シーケンスB、D、B、D、B、D、B、Dを形成し、したがってパイロットシーケンスSBDを構成する)。他の例では、S、SAC、SABCDのみが使用され、S、S、S、SBDなどは、パイロットシーケンスを生成する目的で廃棄される場合がある。
【0062】
サブシーケンスまたはシンボルまたは等間隔のシンボルのセットは、事前定義されたコード(例えば、直交コード)のコードブック(辞書)から取得できることに留意することが重要である。第1の送信機は、例えば、(S、S、S、S、SAC、SBD、SABCDであり得る1つのパイロットシーケンスを送信するために)コードS、S、S、Sを利用することができるが、第2の送信機は、他のコード(例えば、S、S、S、S、SEG、SFH、およびSEFGHの中から選択されたパイロットシーケンスを生成することができるS、S、S、S)を利用することができる。したがって、コードが直交する(例えば、互いに直交する)場合、2つの送信機によって送信されるパイロットシーケンス間の干渉は最小化される。詳細には、少なくとも第1の送信機によって使用されるコードSおよび第2の送信機によって使用されるコードSが互いに直交すると定義される場合がある。第1の送信機によって使用されるコードSおよび第2の送信機によって使用されるコードSが互いに直交する場合があると述べられてもよい。特に、SがSに直交し、SがSに直交する場合、SACもSEGに直交する。したがって、第1の送信機によって送信された第1のパイロットシーケンスがSであり、第1の送信機によって送信された第2のパイロットシーケンスがSACである場合、第2の送信機によって送信された第1のパイロットシーケンスSは、第1の送信機によって送信された第1のパイロットシーケンスSおよび第2のパイロットシーケンスSACの両方に直交し、また、第2の送信機によって送信された第2のパイロットシーケンスSEGは、第1の送信機によって送信された第1のパイロットシーケンスSおよび第1の送信機によって送信された第2のパイロットシーケンスSACの両方に直交する。
【0063】
いくつかの例では、第1の送信機によって使用されるSおよび第2の送信機によって使用されるSが互いに直交することが可能であり得る。同様に、第1の送信機によって使用されるSも、第2の送信機によって使用されるSに直交する場合がある。したがって、第1の送信機によって送信された任意のシーケンス(S、S、S、SAC、SBD、SABCD)は、第2の送信機によって送信され得る任意のパイロットシーケンス(S、S、S、S、SEG、SFH、SFGH)に直交する結果となる。したがって、それらのパイロットシーケンスを同時に送信する2つの異なる送信機間の干渉を最小化することが可能である。したがって、一組の送信機において、第1の送信機は、コードのグループ(例えば、S、S、S、SAC、SBD、SABCD)のみから割り当てられる場合があり、第2の送信機は、コードの異なるグループ(例えば、S、S、S、S、SEG、SFH、SEFGH)から割り当てられる場合があり、これは、第1の送信機に割り当てられたコードの各々が第2の送信機に割り当てられたコードの各々(または少なくとも同時に送信されたコード)に直交するときに特に有利である。したがって、各送信機は、直交コードの一般的なセットからの直交コードの固有のサブセットのみを利用することができ、その結果、異なる送信機は異なる直交コードで送信する。
【0064】
いくつかの例では、各送信機に使用されるコードのセット(またはコードのサブセット)がどれであるかが事前定義される。基本的に、コード間のランク付けが定義される場合がある。例えば、特定のシンボルレートでは、1つの特定のコードのみが使用され(例えば、Sは事前に確立することができ、S、S、Sは第1の送信機によって使用されず、Sは第2の送信機によって使用されるが、S、S、S、SEG、SFH、SEFGHは第2の送信機によって使用されない)、異なるシンボルレートでは(例えば、前のレートよりも高い第2のシンボルレートでは)、異なる特定のコード(例えば、第1の送信機によるSAC、および第2の送信機によるSEG)のみが使用されることが事前に確立される場合がある。したがって、その場合、選択は、第1の送信機の場合(第1のより低いシンボルレートで)パイロットシーケンスSを送信することと、(第2の2倍のシンボルレートで)SACを送信することとの間においてのみである(同様に、第2の送信機の場合SとSEGとの間である)。これは、決定が第1のシンボルレートと4倍大きいシンボルレートとの間である場合に(例えば、第1の送信機の場合にパイロットシーケンスSまたは第2のパイロットシーケンスSABCDを送信することと、第2の送信機の場合にSおよびSEFGHを送信することとの間で決定されるときに)定義される場合がある。したがって、いくつかの例では、(第1の送信機の場合の)コードS、S、SBDおよび/または(第2の送信機の場合の)S、S、S、SFHは、それらのコードをコードS、SAC、SABCD、S、SEG、SEFGHのいずれかとインターリーブすることによってパイロットシーケンスを生成するために使用されるにもかかわらず、特定のパイロットシーケンスであるためにそのように使用されることはない。
【0065】
例では、シンボルレートの選択は、その能力および/または状態に基づいて送信機によって行われる。例えば、送信機は、供給貯蔵量が所定の閾値よりも低い場合、(第2のより高いシンボルレートで)第2のパイロット信号を送信する代わりに、(より低いシンボルレートで)第1のパイロットシーケンスを送信することを決定することができる。他の場合、シンボルレートは(また、第1のパイロットシーケンスと第2のパイロットシーケンスとの間の選択も)、例えば、マスタデバイスによってシグナリングされる場合がある。マスタデバイスの要求は、例えば、送信機または受信機のエネルギー供給が最小閾値を下回ることに基づいて行われる場合がある。
【0066】
他の場合、第1のパイロットシーケンスと第2のパイロットシーケンスとの間(およびそれぞれのシンボルレートの間)の決定は、デバイスの物理能力に基づいて行われる場合がある。例えば、受信機が第2のより高いシンボルレートでパイロットシーケンスを受信および/または分析することが物理的に可能でない場合、第1のより低いシンボルレートで第1のパイロットシーケンスを送信することが好ましい。この場合でも、決定は、マスタデバイスによってシグナリングされたコマンドに基づいて行われる場合がある。
【0067】
また後述されるように、送信機は、モバイルデバイスであってもよく、固定デバイスであってもよい。送信機は、(特に、モバイルデバイスであるとき)(一般に、固定デバイスであり得る)マスタデバイスの少なくとも1つの受信機に接続されたクライアントデバイスであり得る。他方では、送信機は、代替として、マスタデバイスに関連付けられた(またはマスタデバイスに含まれる)デバイスであり得る固定デバイスであり得る。一般論として、それは、どのパイロットシーケンスおよびどのシンボルレートを使用するかを指令する中央ユニットであり得る。
【0068】
上記を参照すると、コードはGold+1コードのセットから取得され得ることに留意されたい。
詳細には、シンボルがビットであるとき、直交コードのセットのコードは、「平衡特性」または「ほぼ平衡特性」を享受するように選択される場合があり、それに従って、各コードは、コードのセット内のコードごとに、第1の論理値(例えば、第1のバイナリ値)を有するエントリの数が第1の論理値とは異なる第2の論理値(例えば、第2のバイナリ値)を有するエントリの数と同じであるように「平衡特性」を有する。
例によれば、第1のパイロットシーケンスおよび第2のパイロットシーケンスは、PAM-2[パルス振幅変調]変調に従って変調される場合がある[例えば、サブシーケンスの各ビットは、それが1である場合には所定のタイムスロットの間の所定の波長での光の放射によって表され、それが0である場合には所定のタイムスロットの間の放射の欠如として表され、逆の場合もある]。
【0069】
図3は、基地局302および少なくとも1つのモバイルデバイス350を含む分散システム300を示す。基地局302は、例えば調整機310と、例えば定位置デバイス320aおよび320bであり得る(異なる数の定位置デバイスが存在してもよい)複数の調整機側デバイス320とを含む場合がある。定位置デバイス320は、電気接続または無線接続390を介して調整機310と接続される場合がある。この例では、接続390は、スター型トポロジを有するものとして示されているが、他のトポロジ(例えば、バストポロジ、サイドツーサイドトポロジなど)が使用されてもよい。例では、基地局302は、単一のデバイス内に調整機310および少なくとも1つの定位置デバイス320を備える場合がある。少なくとも1つの定位置デバイスは、中継エンドポイント(REP)と見なされる場合がある。各定位置デバイス320は、光チャネル395を介して、少なくとも1つのモバイルデバイス350(例えば、図3のモバイルデバイス350a、または図4aおよび図4bの350aおよび350b)と光学的に接続される場合がある。モバイルデバイス350はエンドポイント(EP)であってもよく、基地局302とネットワークを形成することができる。定位置デバイス320およびモバイルデバイス350は、光チャネル395を介して通信するつもりである。したがって、定位置デバイス320およびモバイルデバイス350は、電気接続または無線接続を介して通信しない。
しかしながら、いくつかの例では、調整機マスタデバイス310を有する必要はなく、複数の定位置デバイス320を有する必要はなく、デバイス350は必ずしもモバイルデバイスではなく、定位置デバイス320は必ずしも固定位置にはないことに留意されたい。
【0070】
図3に示された要素は説明のためのものにすぎず、それらのうちのいくつかは存在しなくてもよいが、いくつかの他のユニットが存在してもよいことにも留意されたい。例えば、図3は、ペイロードを送信および受信することを可能にするユニットを示しておらず、それらは、本明細書のための対象ではないが、当然のことながら、デバイス320および350内に実装される。デバイス320は、調整機(マスタデバイス)310との電気接続または無線接続390を実行するための調整機側インターフェース322を含む場合がある。したがって、インターフェース322は、パイロットシーケンスを送信するための(ならびに/またはどのシンボルレートを使用するかを決定するための、ならびに/またはシンボルレートおよび/もしくは選択されたパイロットシーケンスをデバイス350にシグナリングするための)命令を定位置デバイス320に提供することができる。デバイス320(320a、320b)は、パイロットシーケンスを生成することができるパイロットシーケンス生成器324を含む場合がある。詳細には、パイロットシーケンス生成器324は、上述された第1のパイロットシーケンスおよび/または第2のパイロットシーケンスを構築することができ、第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスのいずれかを選択することができる。パイロットシーケンス生成器324の決定は、例えば、調整機310からの明示的なコマンドに基づいてもよく、他の基準に基づいてもよい。定位置デバイスは、パイロットシーケンスを定義するために使用され得るコードを記憶する記憶ユニット100を備える場合がある。記憶ユニット100は、まさしく図1aの例(上記参照)のようであり得、したがって繰り返されない。したがって、パイロットシーケンス生成器324は、どのパイロットシーケンスが使用されるかを決定することができる。デバイス320(320a、320b)は、光チャネル395を介してデバイス350に選択されたパイロットシーケンスを送信するための光インターフェース326を含む場合がある。したがって、光チャネル395を介して、第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスのいずれかが送信される場合がある。以下に説明されるように、単一のパイロット信号内で複数の異なる第1または第2のパイロットシーケンスを送信する可能性がある。
【0071】
デバイス350(例えば、モバイルデバイス)は、定位置デバイス326によって送信されたパイロットシーケンスを受信するための光インターフェース356を含む場合がある。したがって、光インターフェース226と356との間に光接続395が存在する。デバイス350は、デバイス350から取得されたパイロットシーケンス(パイロット信号)を分析することができるインパルス応答分析器358を含む場合がある。したがって、入力応答分析器358は、光チャネル395のインパルス応答および/または他の特性を分析することができる。モバイルデバイス350は、(例えば、図1aの場合と同様に)パイロットシーケンスおよび/またはコードが記憶される記憶ユニット100を含む場合がある。当然、インパルス応答分析器358がインパルス応答を取得したときに、モバイルデバイスは、インパルス応答の情報(または他のチャネル情報)の値を、同じ光チャネル395を介して基地局に再送信することができる(この最後の情報チェーンの接続は、図3には示されていない)。
【0072】
いくつかの例では、図3に示された2つの定位置デバイス320(320a、320b)は、協調動作を行うことができる。上記の例では、定位置デバイス320について、一般に基地局側では電力消費が重要ではないので、バッテリまたは他のエネルギー貯蔵ユニットは示されていない。それにもかかわらず、いくつかの例では、これも実行することができる。一般論として、定位置デバイス320の場合、それは内部状態に基づく決定事項よりも調整機310による決定事項であると推測される。それにもかかわらず、第1または第2のシーケンスは、例えば、(例えば、バッテリ充電が事前定義された最小閾値を下回ることをモバイルデバイス350がシグナリングした場合)モバイルデバイス350におけるバッテリの充電状態に基づいて選択される場合がある。
したがって、定位置デバイス320(320a、320b)またはより一般的に基地局302は、第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスのいずれかを選択的に送信する送信機であり得る。代替または追加として、送信機は、モバイルデバイス350(350a、350b)であり得る。この場合、モバイルデバイス350は、(前述されたパイロットシーケンス生成器324と同様に)上記のようにパイロットシーケンスを生成することができるパイロットシーケンス生成器354を含む場合がある。例えば、パイロットシーケンス生成器354は、パイロットシーケンスS、SAC、SABCDなどを使用するかどうかを決定することができる。コード記憶ユニット100が使用される場合もある。
【0073】
例では、送信機は、複数のシンボルを含むパイロットシーケンス(例えば、同じパイロット信号内の8個のパイロットシーケンスまたは異なる数の少なくとも1つもしくは複数のパイロットシーケンス)を含むパイロット信号を送信する送信機であり得る。複数のシンボルは、等間隔のシンボルの少なくとも1つのセット(例えば、SまたはSAC)と、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットのシンボルの間に挿入された等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(例えば、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットがSである場合はS、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットがSACである場合はSBD)とを含む場合がある。送信機は、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれのコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S、SAC)、または等間隔のシンボルの各第2のセットがそれぞれの第2のコードを表すように、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを選択することができる。例えば、等間隔のシンボルの各セットは、S、S、S、Sであり得、送信機は、受信機に送信される等間隔のシンボルの2つの第1のセットSおよびS(またはSおよびS)のいずれかを送信することを決定することができる。他の場合、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットは後続のSのみを含む場合があり、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットはシーケンスSのみを含む場合がある。別の送信機が送信する場合、他の送信機(第2の送信機)は、特に、第2の送信機によって選択されたコードが、第1の送信機によって同時に送信されたコードに直交する第1の追加コード(例えば、S、SAC)および第2の追加コード(S、SBD)である同様の動作を行うことができる。基本的に、詳細には、SをSと、SをSと、SをSと、SをSと置き換えることにより、上述されたのと同じ例(例えば、図1a、図1b、および図2について説明された例)が使用される場合がある。
【0074】
図3はまた、モバイルデバイス350全体に電力を供給することができるバッテリまたは(化学形態でエネルギーを貯蔵することができ、かつ/もしくはスーパーキャパシタなどのキャパシタであり得る)他の種類のエネルギー貯蔵ユニット362を示す。矢印363は、例えば、パイロットシーケンスを送信するために使用されるシンボルレートを決定するために使用され得る充電情報を指す。詳細には、充電が所定の充電閾値を下回る場合、第2のより高いシンボルレート(および第2のパイロットシーケンス)ではなく、第1のより低いシンボルレートでパイロットシーケンスを送信する(かつ第1のパイロットシーケンスを送信する)ことが好ましい場合がある(かつすべての後続のペイロードデータであり得る)。選択されたパイロットシーケンスは、チャネル395(例えば、光チャネル、または他のワイヤレスもしくは有線のチャネル)を介して定位置デバイス320に送信される場合があり、定位置デバイス320は、それらのインターフェース326(例えば、光インターフェース)を介してパイロットシーケンスを取得することができる。定位置デバイス320は、インターフェース326(例えば、光インターフェース)によって受信されたパイロットシーケンスを処理し、インパルス応答情報を取得することができるインパルス応答分析器328を含む場合がある。ここでは、インパルス応答情報または他のチャネル情報が調整機310に提供され得ることが示されている。詳細には、複数の定位置デバイス320が調整機310に接続されているとき、チャネル395(例えば、光チャネル)の性能をよりよく知ることが可能である。特に、充電が低く、デバイス350が受信機であるとき、サンプリング消費量を低減するために、低減されたシンボルレート(パイロットシーケンスが送信されたビットレートの半分などの低減されたビットレート)で受信されたパイロットシーケンス(パイロット信号)をサンプリングすることができる(その場合、送信機320によって送信されたパイロットシーケンスがSACである場合、デバイス350は、SまたはSのいずれかであるSACのサブサンプリングバージョンのみを読み取るが、いずれの場合も、インパルス応答または位相情報などのチャネルに関する他の情報を取得することが可能である)。
【0075】
図3の例では、デバイス320およびデバイス350の両方がパイロットシーケンスを送信する必要はない。パイロットシーケンスを送信する送信機が定位置デバイス320である場合、モバイルデバイス350はパイロットシーケンス生成器354を欠いてもよい。他方では、モバイルデバイス350がパイロットシーケンスを送信する送信機である場合、定位置デバイス320はパイロットシーケンス生成器324を欠いてもよい。他の例では、モバイルデバイス350は、必ずしもバッテリ充電の状態に基づいてシンボルレートを決定しない。他の例では、レートの選択(および/または第1のパイロットシーケンスと第2のパイロットシーケンスとの間の選択)は、他の基準に基づいて行われる場合がある。例えば、特定のレートおよび/または特定のパイロットシーケンスを要求するいくつかのシグナリングを、チャネル395(例えば、光チャネルまたは他のワイヤレスもしくは有線のチャネル)を介して送信するのは、調整機310であり得る。
【0076】
単一のモバイルデバイス350のみが存在する必要はないが、原則として決定されていないいくつかのデバイス(例えば、図4aおよび図4bの2つのモバイルデバイス350aおよび350b)が存在することができる。図4bのように、(そのパイロットシーケンスを送信する)デバイス350aの他に(そのパイロットシーケンスを送信する)別のデバイス350bが存在する場合、原則として干渉を引き起こす可能性があり得る。しかしながら、上述された戦略のおかげで(例えば、直交コードから開始して生成されたパイロットシーケンスSACおよびSEGを使用することにより)、パイロットシーケンスを同時に送信する異なるデバイス間の干渉が最小化される場合がある。
【0077】
受信機がデバイス320(320a、320b)であるかデバイス350であるかにかかわらず、受信機は、送信機によって送信されたパイロットシーケンスに基づいて入力応答を評価するように構成される。詳細には、受信機によって受信されたパイロットシーケンスは、フルデータレート(例えば、フルシンボルレートもしくはビットレート)または低減されたデータレート(低減されたシンボルレート、低減されたビットレートもしくはシンボルレート)のいずれかで送信機によって送信されると見なされる場合がある。例えば、フルシンボルレートは、第2のより高いシンボルレートであり得、低減されたシンボルレートは、第1のより低いデータレート(シンボルレート)であり得る。
【0078】
フルシンボルレートにおけるパイロットシーケンスは、第1の低減されたシンボルレートのシーケンス(例えば、A、A、A、A)および第2の低減されたシンボルレートのシーケンス(例えば、C、C、C、C)を含むと見なされる場合があるしたがって、受信機は、第2の低減されたシンボルレートでサンプリングすることにより、第1の低減されたシンボルレートのシーケンス(A、A、A、A)または第2の低減されたシンボルレートのシーケンス(C、C、C、C)を使用してチャネルインパルス応答を評価することができる。いくつかの例では、受信機は、
・低減されたシンボルレートでサンプリングすることによる第1の受信モードと、
・フルシンボルレートでサンプリングすることによる第2の受信モードであって、インパルス応答がパイロットシーケンスを使用して評価される、第2の受信モードと
の間で1つの受信モードを選択することができる。
受信機は、上記で定義されたコード(例えば、S、S、S、S、S、S、S、S、SAC、SBD)を利用することができ、したがって、第1のシンボルレートまたは第2のより高いシンボルレートのいずれかでパイロットシーケンスを受信することができる。
【0079】
送信機のために作られた例と同様に、受信機は、例えば、(例えば、情報363のような)充電の情報のおかげで、例えば、第1または第2のシンボルレート(フルデータレート)でサンプリングを実行することができる。同様に、受信機320または350は、例えば、送信機の充電状態を含む基準を考慮して、シンボルレートによって定義されたサンプリングを介して受信を実行することを決定することができる。
例では、受信機は、送信機によってどのパイロットシーケンスが送信されているかを必ずしも正確に知る必要はないが、受信信号(例えば、光信号)に基づいてそれを認識することができる。したがって、受信機が特定のパイロットシーケンスを受信するとき、受信機は、受信された信号と事前に記憶されたコードとの間の対応関係をチェックすることによってそれを認識することができる場合がある。
【0080】
基本的に、受信機は、低減されたシンボルレート(データレート)またはより具体的にはビットレートでサンプリングするとき、異なるシンボル間の所定の一定の時間距離をジャンプすることができ、例えば、特定のサブシーケンス(もしくはコード)のシンボルのみおよび/またはシンボルのみを取得することができる。サンプリングが瞬間の半分のオフセットを有する場合、異なるシーケンスがサンプリングされる。一例が図1aに提供される。例えば、パイロットシーケンスSACが第2の高サンプリングレートで送信されている場合、受信機は、例えば、
に対応する瞬間に、
に対応する瞬間に、
に対応する瞬間に、かつ
に対応する瞬間に
サンプリングするために、第1の低サンプリングレートでサンプリングすることができる。
したがって、パイロットシーケンスが第2の高サンプリングレートで送信されたSACであり、受信機がより低い第1のシンボルレートでサンプリングする場合、受信機は、サブシーケンスA、A、A、Aを取得するか、C、C、C、Cを取得する(サブシーケンスA、A、A、Aは失われる)のいずれかであり得る。受信機が第2の高シンボルレートでサンプリングする場合、受信機は、完全なパイロットシーケンスA、C、A、C、A、C、A、Cを取得する。
【0081】
パイロットシーケンスが図1aのようにSABCDであり、受信機が完全な最大の(第2の)シンボルレートでサンプリングする場合、完全なパイロットシーケンスSABCD=A、B、C、D、A、B、C、D、A、B、C、D、A、B、C、Dが受信される。受信機が半分のサンプリングレートでサンプリングする場合、受信機は、シーケンスSAC=A、C、A、C、A、C、A、C(シンボルB、D、B、D、B、D、B、Dは失われる)、またはシーケンスSBD=B、D、B、D、B、D、B、D(シンボルA、C、A、C、A、C、A、Cは失われる)のいずれかのみを受信する。それにもかかわらず、この場合でも、インパルス応答を評価することができ、サンプリングに必要なエネルギーはそれにもかかわらず低減される。(これは上記の3番目の例である)
【0082】
パイロットシーケンスSABCDが送信されている場合、受信機がさらに低減されたデータレート(シンボルレート)、例えば1/4(例えば、上記の2番目の例)でサンプリングすることも可能である。この場合、受信機は、例えばパイロットシーケンスS=A、A、A、Aによって構成されたパイロットシーケンスSABCDのダウンサンプルされたバージョンを取得する。しかしながら、オフセットの場合、パイロットシーケンスSABCDのダウンサンプルされたバージョンは、S=B、B、B、B、S=C、C、C、C、またはS=D、D、D、Dのいずれかである。それにもかかわらず、取得されたパイロットシーケンスのダウンサンプルされたバージョンであってもインパルス応答を評価することは依然として可能である。(ここで、「ダウンサンプルされたバージョン」は、他のコードの値が実際にサンプリングされ、その後に排出されることを必ずしも意味しないことに留意されたい。それは、データサンプルバージョンが単に低減されたシンボルレートでサンプリングすることによって取得されることであり得る)。
【0083】
本例は、多入力多出力(MIMO)または多入力単出力(MISO)アーキテクチャで使用される場合がある。(例えば、図3を参照して前述された)パイロットシーケンスの同時送信を実行することが可能である。異なる送信機が同期させられる場合があり、例えば、電気接続または無線接続を介してそれらを同期させる調整機マスタデバイス320により、2つの定位置デバイス320が最終的に互いに同期させられる場合がある。したがって、送信または受信するとき、2つのデバイス220は、最終的に互いに同期させられる場合がある。それにもかかわらず、送信機および受信機(例えば、320、350)の間に同期を有する可能性もある。これは、例えば、デバイス350がデバイス320と同期するように、それに従ってビーコン信号が一定の時間間隔で送信される同期プロトコルを介して取得される場合がある。(パイロット信号を受信することが意図されているので受信機の役割を果たす)デバイス320aおよび/または320bによって送信されたビーコン信号が(パイロット信号を送信することが意図されているので送信機の役割を果たす)デバイス350(350a、350b)によって受信されると、各デバイス350(350a、350b)はビーコン信号に同期し、ビーコン信号から取得された同期に従ってパイロット信号(パイロットシーケンス)を送信する。したがって、第1のデバイス350aは、パイロットシーケンス(例えば、SAC)を送信することができ、第2のデバイス350bは、互いに同期してインターリーブされたそのパイロットシーケンス(例えば、SEG)を送信することができる。デバイス320aおよび320bが互いに同期することも可能であり、この場合、デバイス320aおよび320bが同期して協調送信する(例えば、デバイス320aによって送信される第1のパイロットシーケンスSAC、およびデバイス320aによって送信される第2のパイロットシーケンスSEG)ように、調整機310が(例えば、両方のデバイス320aおよび320bに電気的に提供される共通のクロックを介して)それらを同期させることがより容易である。
【0084】
シンボルは、例えば、変調PAM-2を介して送信される場合があり、その結果、2つのバイナリ値(例えば、+1、-1、または代替として1もしくは0)のみが許容される場合がある(したがって、シンボルはビットと見なされる場合がある)。詳細には、ベースラインの迷走を防止するために平衡コードを有することが好ましく、したがって、直交コードのセットの各コードが、1である1の数と0の数との間の比を有する、いわゆる「平衡特性」を享受する代替コードを利用することが好ましい。
例えば、128、256、512、1024個のシンボル(例えば、ビット)、またはより一般的には2の累乗である数(もしくは場合によっては別の偶数)のコードを有することが可能である。単一の欠損内に少なくとも8つのコードが存在する場合、具体的にパイロットシーケンスを送信する最大56個の送信機を有することが可能である。
【0085】
上記の例では、コードのセットから「ありふれたコード」が除外される場合がある。例えば、常に1つのバイナリ値(例えば、1もしくは0、または+1もしくは-1)であるパイロットシーケンスは、一般に許可されない場合がある。また、第1のパイロットシーケンスのシーケンスも第2のパイロットシーケンスによって送信されるが、第2のパイロットシーケンスのシーケンスは第1のパイロットシーケンスによって送信されない。いくつかの例では、1つの単一シーケンスは、等間隔のシンボルの選択されたセットの繰り返しを含まない(例えば、Sが選択された場合、それは同じパイロットシーケンス内で繰り返されない)。追加または代替として、いくつかの例では、等間隔のシンボルの1つのセットが送信される場合、同時に送信する送信機のいずれも、等間隔のシンボルの同じセットを送信しない(しかし、その場合、それらは、送信機によって現在送信されている等間隔のシンボルのセットによって表されたコードに直交するコードを表す等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットを同時に送信することが好ましく、それらがより高いシンボルレートで送信する場合、それらは、送信機によって現在送信されている等間隔のシンボルのセットによって表されたコードに直交しないが、少なくとも1つの直交コードが各々他の送信機によって同時に送信されるコードに関連する他のシンボルも送信することができる)。
コードは、一般に擬似ランダムコードであり得る。
【0086】
記憶ユニット100(100a)に記憶された第1の送信機320aまたは350aのためのコードは、互いにインターリーブされたコードS、S、S、Sによって形成される単一の複合コードSABCDにのみ記憶される場合がある。送信される第1のシーケンスがS(A、A、A、A)である場合、第1のシーケンスは、複合コードSABCD内の他のコードとインターリーブされた(ここでもS=A、A、A、Aと示された)コードを表すことができる。また、コードS=C、C、C、C、S=B、B、B、B、S=D、D、D、Dは、インターリーブされたコードの各々の各エントリが同じコードの先行または後続するすべてのエントリに対して等間隔の位置にあるように、互いに、かつコードS(A、A、A、A)とインターリーブされる。基本的に、複合コードSABCD内の異なるコードは互いにオフセットされる。特に、SAC=A、C、A、C、A、C、A、CおよびSBD=B、D、B、D、B、D、B、Dは、複合コードSABCDにおいて互いにインターリーブされる2つの異なるコードであると見なすことも可能である。
【0087】
複合コードは、記憶ユニット100(例えば100a)に記憶される場合がある。例では、それは記憶ユニット100に記憶される複合コードSABCDである必要はないが、それは記憶ユニット100に記憶され得るコードS、S、S、S、またはコードSAC、SBDである必要もなく、そのために他のコードが取得される場合がある。
特に、特定の送信機(例えば、320a、350a)の記憶ユニット100は、S、S、S、S、SAC、SBC、SABCDのいずれかを記憶することができるが、例では、コードS、S、S、S、SEG、SFH、SEFGHの中の1つを記憶することを回避する(またはいずれにせよ使用しない)こともできる。これらの最後のコードは、異なる送信機(例えば、320b、350b)に提供され、例えば記憶ユニット100bに記憶される場合がある。したがって、第2の送信機は、上記のコードを送信する第1の送信機に対して異なるコードで送信することができる。したがって、第2の送信機によって送信される第1および第2の追加パイロットシーケンスを生成するために選択可能に使用される追加コードS、S、S、S、SEG、SFH、SEFGHは、第1および第2のパイロットシーケンスを生成するために第1の送信機によって使用されるそれぞれのコードS、S、S、S、SAC、SBC、SABCDと互いに直交する。例えば、SがSに直交し、SがSに直交し、SがSに直交し、SがSに直交する場合、SACもSEGに直交し、SABCDもSEFGHに直交し、それにより、互いに直交するコードが同時に送信されるときの干渉が最小化される。したがって、パイロットシーケンスSACおよびパイロットシーケンスSEGは、シンボルE、E、E、Eに対して同時にシンボルA、A、A、Aで送信されるので、パイロットシーケンスSACおよびSCGの直交性が保証される。それぞれ、シーケンスSBDおよびSFH、ならびにSABCDおよびSEFGHの直交性についても同じことが当てはまる。
【0088】
第1および第2のパイロットシーケンスに使用されるコードを記憶ユニット100にコードを効率的に記憶するための技法は以下の通りであり得る。
1)第2のパイロットシーケンスは、記憶される第2のパイロットシーケンス(コード)の各位置が、第2のパイロットシーケンスが選択された場合に送信されるシンボルに対応するように、所定の順序に従って(例えば、複合インターリーブコードとして)記憶される。
2)第1のパイロットシーケンスは、固定された所定の距離にある第2のパイロットシーケンス(複合コード)のいくつかの位置のみを選択することによって取得される。
記憶された第2のパイロットシーケンス内のシフトを変更することにより、異なるパイロットシーケンスが選択される場合がある。
【0089】
例えば、上記の1番目の例では、
1)第2のパイロットシーケンスSACは、SAC=A(複合インターリーブコード)として記憶ユニット100に記憶される場合がある。
2)第1のパイロットシーケンスSは、記憶ユニット100に記憶された第2のパイロットシーケンスSACの2つごとの位置を選択することによって取得される場合がある、すなわち、
a.A(第1の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第1のシンボルとして保持され、
b.B(第2の位置)が廃棄され、
c.A(第3の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第2のシンボルとして保持され、
d.B(第4の位置)が廃棄され、
e.A(第5の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第3のシンボルとして保持され、
f.B(第6の位置)が廃棄され、
g.A(第7の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第4のシンボルとして保持され、
h.B(第8の位置)が廃棄される。
したがって、第1のパイロットシーケンスがS=Aとして取得される。
【0090】
例えば、上記の2番目の例では、
1)第2のパイロットシーケンスSABCDは、
ABCD=A(複合インターリーブコード)
として記憶ユニット100に記憶される場合がある。
2)第1のパイロットシーケンスSは、記憶ユニット100に記憶された第2のパイロットシーケンスSABCDの4つごとの位置を選択することによって取得される場合がある、すなわち、
a.A(第1の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第1のシンボルとして保持され、
b.B(第2の位置)が廃棄され、
c.C(第3の位置)が廃棄され、
d.D(第4の位置)が廃棄され、
e.A(第5の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第2のシンボルとして保持され、
f.B(第6の位置)が廃棄され、
g.C(第7の位置)が廃棄され、
h.D(第8の位置)が廃棄され、
i.A(第9の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第3のシンボルとして保持され、
j.B(第10の位置)が廃棄され、
k.C(第11の位置)が廃棄され、
l.D(第12の位置)が廃棄され、
m.A(第13の位置)が第1のパイロットシーケンスSの第4のシンボルとして保持され、
n.B(第14の位置)が廃棄され、
o.C(第15の位置)が廃棄され、
p.D(第16の位置)が廃棄される。
したがって、第1のパイロットシーケンスがS=Aとして取得される。
【0091】
上記の3番目の例では、
1)第2のパイロットシーケンスSABCDはSABCD=A(複合インターリーブコード)として記憶ユニット100に記憶される場合がある。
2)第1のパイロットシーケンスSABは、記憶ユニット100に記憶された第2のパイロットシーケンスSABCDの2つごとの位置を選択することによって取得される場合がある、すなわち、
a.A(第1の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第1のシンボルとして保持され、
b.B(第2の位置)が廃棄され、
c.C(第3の位置)が第1のパイロットシーケンスSACの第2のシンボルとして保持され、
d.D(第4の位置)が廃棄され、
e.A(第5の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第3のシンボルとして保持され、
f.B(第6の位置)が廃棄され、
g.C(第7の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第4のシンボルとして保持され、
h.D(第8の位置)が廃棄され、
i.A(第9の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第5のシンボルとして保持され、
j.B(第10の位置)が廃棄され、
k.C(第11の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第6のシンボルとして保持され、
l.D(第12の位置)が廃棄され、
m.A(第13の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第7のシンボルとして保持され、
n.B(第14の位置)が廃棄され、
o.C(第15の位置)が第1のパイロットシーケンスSABの第8のシンボルとして保持され、
p.D(第16の位置)が廃棄される。
したがって、第1のパイロットシーケンスがSAC=Aとして取得される。
【0092】
具体例が以下に提供される。以下のシーケンスS1024;0...S1024,7の各々は、第2のコード(ここでは16進数で表される)であり得る。
1024;0
6209128B710F43DC211296383A7DCB443EAC93CE1D2A26C5CFF9E1E87C62171BAE5055BC28AE1E4AA186004B5C13DCED4A9BD70CC04D4E27F041D7F6441778C14DAA8D59E2F7FB212356EB540F73779165D637779DBDB167521DF6B809E1A98A8BA5C4FA16A528269A149490BD5FFCE078BCCBB2BAFBA530A0C08463690EFFFF16
【0093】
1024;1
6D0EE739128BF00FC3ECDAD569C8437231BB41636C399C1DDFFACD099B187865EE1BD767D34CAF5160825DBE0683A1142722B05354FCBB82B4E876B6AFF1C6EF7E3EB1950A9E66C7021EDB6E14AB8A74F399E5D9CF4F1E454C6028D28C4071D62DB50865B8F2116D55291DDC9190386802208584CA8A3C33A6C7A3377AA4FFFF16
【0094】
1024;2
7AE47C0E6739038BF00FAD53A55511B72C8DCF44BF9C7C067422C97AA3C91A678125966451E755F341D18882DB7E6EFC4FEBC9A2B7932A43D47D23178F892971C1501701276A9ADE1EB86A5EA5D104941A3462E60D99588FF63AB39FC652E53F70E93A35F065BF32691242A99CDC11EFC6E8FB201484CC4AAA8CB038DCC8FFFF16
【0095】
1024;3
DECC7AC07E2E650D03BB0FF452B35F6EEE5CD376328FBF87841D73F236AAA1C6E0777B1A91905618AA13B9F18F5221759137B20BCC624A5CD798D182D93C88692EBE3B7B10DA257E62D5E4A89585A5DE04A4182B98C20A6DA0A40BC54E4F3C69E7107709C021F5B545196EC640999CD7EC2B3CECFB201160CBB1AD434DC7FFFF16
【0096】
1024;4
58E7CFCC7EC07A8E742DF8E4E194AA0CB53115232C0926B04298827D9C1226154CC609E87DDA936FA9F85393BF91664DCA8A6B57A16B223DA423D047281DCE7C9B16D7A1392414DAC8E18F550F77913AB5FE05BBF48B8FA2E7724FFBE085A6703C56F1D09A89C2C11D8A42596AC644A67737110B3C6CF960131FD96E53BCFFFF16
【0097】
1024;5
433450EF5FC4EEC87A86835217A4992BC5F3CACEF2D4AC36D68FDDD8FDBD1CA5469D247996A86AA5E427D1F8545BCF2E99B225C2749FD61CC5CABBDC38702F5D490373294056B1ACE46D3061E82A174009BAB5416D33FB4B6F158885A0BB08323E47A31E81D00D4122761ACA5A596271B3EE0737890333AC7E179CE0AE99FFFF16
【0098】
1024;6
AE99C33C50E7DFCC6EC085717C9A6F9B66D4BA0C353172EB5401D14FA218FD82E4A53EAAA3B1115715651C27D630AC6430D96672A2020B6829EB423DC3EBBFB028AAB13CF4D6C056499B1C65CF9668159740898D4D41EAF3037C10EAF74DD88C880DB98FDB168618757EA5BE1AC2DA669DB14BE6073F0EC3345B79E86317FFFF16
【0099】
1024;7
6316AE1FC3B95025DFCF913B7AF684A6906399AA45F435CD8A1053052E09A2A105061C9D396AA48CEE97EDA71BA42EC853D9CF5B61F05D7CF4132E51BA02C4EBB8CCD050B642F4D338E9B158E35CCFAD6891973A714E4A44128EFC03EF6B0F34D8758F4A41CDDC577EE072FEA5BF1AB8252565B74BA1003E093833E28652FFFF16
【0100】
1024;0...S1024,7のすべてのエントリ(シンボル)のバイナリ値は、(例えば、受信機において相互相関を実行するときに)-1または+1のいずれかであり得るが、-1を0に変換し、+1を1に変換した後に(または-1を1に変換し、+1を0に変換した後に)16進表現が行われる場合があり、その結果、各4つのバイナリ値は16進数によって表される場合がある。
1024;0...S1024,7から、要求されたシンボルレートに従って、2(nは整数)ごとの位置を選択することにより、第1のパイロットシーケンスを取得することが可能である。シンボルレートが高いほど、(例えば、逆比例に従って)nは低くなる。
特に、第2のパイロットシーケンス(および上記で抽出された第1のパイロットシーケンス)としてのS1024;0...S1024,7も、コードの直交セットを構成し、S1024;0...S1024,7の各々は、コードのセットの任意の他のコードと直交する。特に、各送信機は、その記憶ユニット100(100a、100b)にS1024;0...S1024,7のうちの1つを記憶しており、各受信機は、相互相関(下記参照)を計算するためにその記憶ユニット100(100a、100b)にすべてのS1024;0...S1024,7を記憶している場合がある。
【0101】
1024;0...S1024,7の各々はまた、記憶ユニット100(100a、100b)に記憶され、そこからコードが取得される場合がある複合インターリーブコードと見なされる場合がある。複合コード内の異なるコードは、複合コード内の異なるシフトに関連付けられる場合がある。
1024;0...S1024,7の各々は、SABCD、SEFGHの各々の役割を果たすと見なされる場合がある。
場合によっては、S1024;0...S1024,7の代わりに、S1024;0...S1024,7のダウンサンプルされたバージョンのみを使用するために、それらのダウンサンプルされたバージョンが使用される場合がある(例えば、最大512個のエントリのコードしか必要としない場合、S1024;0...S1024,7の半分/サンプリングバージョンのみを記憶することが可能であり、ダウンサンプルされたバージョンは可能な複数のシフトに従って選択される場合がある)。場合によっては、S1024;0...S1024,7のシフトされたバージョン(例えば、シフトおよびダウンサンプルされたバージョン)は、記憶ユニットに記憶される複合コードとして使用される場合がある。
【0102】
いくつかの例では、送信機が、例えば事前定義された時間順序に従って、例えばパイロットシーケンススロットのシーケンス内で、複数のパイロットシーケンス(例えば8つのパイロットシーケンス)を送信することが提供される場合がある(図1aおよび図1bは1つのパイロットシーケンススロットを示し、それは繰り返される場合があり、8つの連続するパイロットシーケンススロットが存在する場合がある)。同じ送信のすべてのパイロットシーケンススロットは、互いに異なるパイロットシーケンスによって占有される場合があり、したがって「バリアント」と呼ばれる場合がある。同じ送信のすべてのパイロットシーケンススロットは、第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスのいずれかであるパイロットシーケンスによって占有される場合がある。
例えば、8つのパイロットシーケンススロット(スロット位置)および8つのバリアント(例えば、S1024;0から取得されるバリアント0、S1024,1から取得されるバリアント1、...、S1024,7から取得されるバリアント7)が存在する場合がある。
【0103】
いくつかの例では、どのパイロットシーケンスが使用されるかは、調整機310から送信機にシグナリングされる(送信機がデバイス320である場合、シグナリングは、電気接続または無線接続390を介して実行され、送信機がデバイス350である場合、シグナリングは、電気接続または無線接続390を介して実行され、デバイス350に到達するために、チャネル395(例えば、光チャネルまたは他のワイヤレスもしくは有線のチャネル)内のシグナリングによってデバイス320を介して中継される場合がある)。例えば、インデックスがシグナリングされる場合がある。インデックスは、例えば、0と63との間の値(または2の整数乗などの別の数)であり得る。シグナリングされるインデックスの一例が、以下の表1によって提供される。
表1


特に、上記の表1は、選択されたパイロットシーケンスが(例えば、1024個のシンボルによって構成される)第1のパイロットシーケンスであるか、(例えば、512、256、128、64個などのシンボルによって構成される)第2のパイロットシーケンスであるかを示していない。
【0104】
第1のパイロットシーケンスを使用するか、第2のパイロットシーケンスを使用するかは、パイロットシーケンスの送信に使用されるシンボルレート(ビットレート)に基づいて決定される場合がある。一例が以下の表によって提供される。
表2

【0105】
この表2では、シンボルレート(例えばビットレート)に基づいて、第1のパイロットシーケンスを使用するか、第2のパイロットシーケンスを使用するかが選択される。最後の列は、フルシンボルレートで、S1024;0...S1024,7のすべてのシンボル(エントリ)が第2のパイロットシーケンスを生成するために使用されることを示す。他の列は、低減されたシンボルレートで、第2のパイロットシーケンスの2ごとのシンボルのみを選択することによって第1のパイロットシーケンスが取得されることを示す。一般論として、シンボルレートが高いほど、パイロットシーケンス内のシンボルの数は多くなる(シンボルレートおよびパイロットシーケンス内のシンボルの数は比例して増加する場合がある)。他方では、シンボルレートが低いほど、パイロットシーケンス内のシンボルの2番目の数は大きくなる。
【0106】
より一般的には、同じパイロット信号内にP(例えば、P=8)個のパイロットシーケンススロット位置が存在する場合があり、その結果、P個の異なる第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスがP個のパイロットシーケンススロット位置において(例えば、1つずつ)送信される。P個の異なる第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンス(またはより一般的にはパイロットシーケンス)の各々は、記憶されたV個(ここでは、V=8個の異なる記憶された第2のパイロットシーケンス、例えば複合コード)を有する記憶された(例えば、記憶ユニット100に記憶された)セットから取得される。したがって、P個のパイロットシーケンススロット位置とV個の異なる記憶された第2のパイロットシーケンスとの間にはP*V個の可能な組合せが暗示され、P*V個の組合せは所定の順序に従って列挙される。シグナリングから、P個の選択された組合せに関する情報が取得される場合があり、P*V個の可能な組合せの中から、P個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択された第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンス(またはより一般的にはパイロットシーケンス)が関連付けられる。しかしながら、この情報は、第1のパイロットシーケンスを選択するか、第2のパイロットシーケンスを選択するかを説明しない。場合によっては、P=V=8である。
【0107】
したがって、使用するパイロットシーケンスを決定するために使用される2つの異なるタイプの情報が存在する場合がある。
1)0..63個のインデックスであり得、どの位置でパイロット信号のどのバリアントが使用されるかをシグナリングするが、それ自体は、第1のパイロットシーケンスが使用されるか、第2のパイロットシーケンスが使用されるかの情報を提供しない(例えば、調整機によって送信機にシグナリングされる)インデックス
2)(例えば、使用されるシンボルレートに関する情報であり得る)第1のパイロットシーケンスを選択するか、第2のパイロットシーケンスを選択するかを指示するシグナリング情報
【0108】
いくつかの例では、シグナリングは、使用される特定のコードを識別するためにどのシフトが取得され得るかを示すことができる。したがって、シグナリングは、複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および選択されたシーケンスのシンボルが取得される選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、選択された複合コード内で選択されるインターリーブされたコードをどのシフトが有するか、を示すことができる。他の例では、複合コードの第1のコードが特権(最大ランキング)を有するので、シフトはシグナリングされない。
【0109】
上記の概念の一例が図5に示されている。例は、どのシーケンスが送信機内のどの位置またはスロットで送信されるかを定義するための動作400を示す。この例では、可能なシーケンスのより主要なまたはより大きいグループから選択される複数の(例えば8個の)バリアントを有する場合がある。
動作はステップ502で始まり、ステップ504に進むことができる。ステップ504において、第1の位置スロット(例えば、スロット番号0)が選択される。ステップ506において、要求されたコードがここで識別される。識別された要求されたコードは、シグナリングから取得される場合がある。ステップ508において、要求されたコードが取り出される場合がある。例えば、コードが記憶ユニット100内で互いにインターリーブされる場合、特定の要求されたコードが取得される場合がある。例えば、(例えば、SABCDおよびSEFGH、または可能なS1024,0~S1024,7の中の)特定のシーケンスが識別される場合がある。ステップ510において、第1のパイロットシーケンスが選択されたか、第2のパイロットシーケンスが選択されたかを理解することが可能である。この情報は、例えば、使用されるシンボルレートから到来することができる。ケース512では、第1のシンボルレートが選択されているので、ステップ514において第1のパイロットシーケンス向けのシンボルが選択されることになる。あるいは、516において、第2のより高いシンボルレートが選択される場合がある。ここで、2つのさらなる選択肢があり得る。選択肢518は、選択されるシーケンスが記憶されたインターリーブされた複合コードと一致するときに発生し、その場合、すべてのシンボルが送信されることになる。選択肢520では、ステップ522においていくつかのシンボルが選択され、いくつかの他のシンボルは破棄される。例えば、表2に示されたように、シンボルレートが最も高く(表2では200MHz)、記憶された複合コード(A1024,0~A1024,7)のすべてのビットがパイロットシーケンスを生成するために使用されるときに、選択肢518が選ばれる場合があり、選択肢520は、完全な複合コードの1秒ごとのビットのみが選択されるように、第2のより高いレートが100MHzであるときであり得る。当然、選択肢512では、第1のパイロットシーケンスが選択されるとき、シンボルレートは選択肢518よりも低くなる(例えば、第2のより高いレートが第1のパイロットシーケンスの列よりも右側の列にあるという条件で、表2の最初の4つの列のいずれかを参照することができる)。すべての選択肢512、518、および520では、(第1であるか第2であるかにかかわらず)パイロットシーケンスは、現在のスロット位置で符号化される。ステップ526において、他のスロット位置が選択されるかどうか(例えば、同じパイロット信号内で送信されるP=8個のパイロットシーケンスの各々についてパイロットシーケンスがすでに見つかっているかどうか)がチェックされる。528において選択される他のオプションが存在する場合、ログされた位置がステップ530において更新され、方法500の新しい反復が、例えばステップ516から開始される。ステップ526において、符号化される他の位置スロットが存在しないと判定された場合、遷移532は最終ステップ534に向かって遷移する。
【0110】
受信機を参照すると、受信機は、主に、パイロットシーケンスを受信し、チャネル情報(例えば、位相情報、インパルス応答など)を取得するように構成された受信機として取得される場合があることに留意されたい。そのようなものとしていくつかが知られている技法を使用して、チャネル情報(例えば、位相情報、インパルス応答など)を取得するために、等間隔のシンボルのセットの事前に記憶されたバージョンを相関させるプロセスが実行される場合があり、他のいくつかもここで説明される。
【0111】
いくつかの例では、受信機は、パイロット信号内のパイロットシーケンスからパイロット信号の位相情報を取得することができ、パイロットシーケンスは、互いにインターリーブされた等間隔のシンボルの複数のセットを含む。受信機は、パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの複数のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する評価動作を実行することができ、それにより、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットの決定から位相情報を取得するために、パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードのセットを決定する。
【0112】
図6の例は、送信機における第1の動作610および受信機における少なくとも1つの第2の動作620を含む方法600を示す。(上記の送信機のいずれであってもよく、モバイルデバイスまたは定位置デバイスのいずれかであり得る)送信機は、特定のパイロットシーケンス(例えば、SAC)を有する特定のパイロット信号を送信する。この時点では、他のパイロットシーケンスが他の/異なるデバイスによって同時に送信されるかどうかは無関係である(いくつかの例では発生する場合があり、発生しない場合もある)。(上記の受信機のいずれであってもよく、モバイルデバイスまたは定位置デバイスのいずれかであり得る)受信機において、以下の方法620が実行される場合がある。ステップ622において、パイロットシーケンス(例えば、SAC)を有するパイロット信号が受信される場合がある。パイロットシーケンスは、例えば、(例えば、アナログデジタル変換器、ADCを介して)デジタル化される場合がある。ステップ624において、(そのデジタルバージョンの)パイロット信号は、(事前に記憶されたコードを表す)複数の事前に定義されたシーケンスと相互相関される場合がある。事前に定義されたシーケンスは、例えば、SおよびSであり得る。受信されたパイロット信号をSおよびSと相互相関させることにより、それぞれ、相関値CCおよびCCが取得される場合がある。ステップ626において、相互相関値を最大化する(例えば、SおよびSの中の)事前に定義されたシーケンスが見出される。例えば、相互相関値CCはCCよりも大きい(CC<CC)場合があり、したがって、シーケンスSがSよりも良好に受信されたことが認識される。他方では、CCがCCよりも大きい(CC>CC)場合、良好に受信されたシーケンスはSであると判定される。したがって、ステップ628において、相互相関を最大化する事前に定義されたシーケンスに基づいてチャネルに関する位相情報を取得することが可能である。例えば、(SがSよりも良好に受信されたことを意味する)CCがCCよりも大きい(CC>CC)場合、パイロット信号の位相は180°よりも0°に近いと見なすことが可能である。他方では、相関値CCが相関値CCよりも大きい(CC>CC)場合、位相は0°よりも180°に近いと見なすことが可能である。同じパイロット信号内に3つ以上のシーケンスがある場合、SACを用いた例の0°/180°の粒度よりも高い粒度(より良好な分解能)を有する位相に関する情報を有することが可能であるという意味で、この進行は実際に一般化することができる。例えば、パイロットシーケンスがシーケンスS、S、S、およびSを含む場合、位相が(CCが最も高い相互相関値である場合)0°、(CCが最も高い相互相関値を有する場合)90°、(CCが最も高い相互相関値を有する場合)180°、および(最も高い相互相関がCCである場合)270°により類似しているかどうかを理解することが可能である。したがって、異なるシーケンスは、例えば各シーケンスが有するオフセットに従って、異なる位相に対応する。
【0113】
いくつかの例では、受信機は、複数の送信機によって同時に送信された複数のパイロット信号から受信された受信信号からチャネル情報を評価することができ、複数の送信機は少なくとも第1の送信機および第2の送信機を含む。したがって、第1の送信機によって送信された第1のパイロット信号は、少なくとも、
第1のシンボルレートにおける第1のパイロットシーケンス(例えば、S)であって、第1のパイロットシーケンス(例えば、S)が等間隔のシンボル(例えば、A、A、A、A)の少なくとも1つの第1のセット(例えば、S)を含む、第1のパイロットシーケンス(例えば、S)と、
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける第2のパイロットシーケンス(例えば、SAC)であって、第2のパイロットシーケンス(例えば、SAC)が等間隔のシンボル(例えば、A、A、A、A)の少なくとも1つの第1のセット(例えば、S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(例えば、C、C、C、C)の少なくとも1つの第2のセット(例えば、S)とを含む、第2のパイロットシーケンス(例えば、SAC)と
の間で選択されたパイロットシーケンスを含み、
第2の送信機によって送信された第2のパイロット信号は、少なくとも、
第1のシンボルレートで送信された第1の追加パイロットシーケンス(例えば、S)であって、第1の追加パイロットシーケンス(例えば、S)が等間隔のシンボル(例えば、E、E、E、E)の少なくとも1つの第1の追加セット(例えば、S)を含む、第1の追加パイロットシーケンス(例えば、S)と、
第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートで送信された第2の追加パイロットシーケンス(SEG)であって、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)が、等間隔のシンボル(例えば、E、E、E、E)の少なくとも1つの第1の追加セット(例えば、S)と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(例えば、G、G、G、G)の少なくとも1つの第2の追加セット(例えば、S)とを含む、第2の追加パイロットシーケンス(SEG)と
の間で選択された追加パイロットシーケンスを含み、
等間隔のシンボル(例えば、A、A、A、A)の少なくとも1つの第1のセット(例えば、S)は、等間隔のシンボル(例えば、E、E、E、E)の少なくとも1つの第1の追加セット(例えば、S)によって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボル(例えば、C、C、C、C)の少なくとも1つの第2のセット(例えば、S)は、等間隔のシンボル(例えば、G、G、G、G)の少なくとも1つの第2の追加セット(例えば、S)によって表された少なくとも1つの第2の追加コードに直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
受信機は、第1のシンボルレートまたは第2のシンボルレートであるシンボルレートで受信信号をサンプリングし、第1の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報および第2の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報を取得するために、等間隔のシンボルのセットおよび追加セットの両方の事前に記憶されたバージョン(例えば、S、SACEG)と受信信号を相関させるように構成される。
【0114】
第2のシンボルレートでサンプリングする場合、(例えば、要素328または358における)受信機は、少なくとも、
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)の事前に記憶されたバージョン、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)の事前に記憶されたバージョンとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)の事前に記憶されたバージョン(SAC
のうちの少なくとも1つ
との間の相関、ならびに/または
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョンとインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン(SEG
のうちの少なくとも1つ
との間の相関
を評価することができる。
【0115】
追加または代替として、第2のシンボルレートでサンプリングする場合、(例えば、要素328または358における)受信機は、少なくとも、
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S)の事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つ
との間の相関、ならびに/または
第1の送信機と受信機との間のチャネルに関するチャネル情報を取得するために、
受信信号と、
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン、および
等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セット(S)の事前に記憶されたバージョン
のうちの少なくとも1つ
との間の相関
を評価することができる。
したがって、チャネルに関する情報(例えば、インパルス応答)を取得することが可能である。
【0116】
図7は、例えば、図6の例と組み合わせて使用されても使用されなくてもよい例を示す。この場合、2つの異なる送信機(例えば、図4aの送信機320aおよび320bならびに/または図4bの送信機350aおよび350bのうちの一方)は、協調して同期された方式で同時に送信することができ、各々がそのパイロットシーケンスを送信する。例えば、第1の送信機は、S、SAC、またはSABCDを送信することができ、第2の送信機は、例えば、上述された例に従ってS、SEG、SEFGHを送信する(例えば、2つの送信機によって送信されたパイロットシーケンスは、同じ長さの同じパイロットシーケンススロット内で同時に送信され、それらが異なるシンボルレートで送信される場合、より高いシンボルレートで送信する送信機は、より低いシンボルレートで送信する送信機による単一のパイロットシンボルの送信と同時に多数のシンボルを送信する)。ブロック721に示されたように、チャネル395では、第1の送信機によって送信された第1/第2のパイロットシーケンスおよび第2の送信機によって送信された第1/第2の追加パイロットシーケンスが互いに結合(重畳)され、したがって、受信機は、送信されたパイロットシーケンス(S/SAC/SABCDのうちの1つ)および追加シーケンス(S/SEG/SEFGHのうちの1つ)が互いに区別されるように単一の受信信号を受信する。したがって、受信機は、722において受信信号を受信する。その後、受信機は、受信信号と、S、SAC、SABCD、S、SEG、SEFGHなどの等間隔のシンボルの事前に定義されたセットとの間の相関を(例えば、相互相関を計算することによって)評価する。受信機がすべてのコードS、SAC、SABCD、S、SEG、SEFGHを試行することは、常に必要ではない。場合によっては、実際には、受信機は、各送信機が送信するシンボルレートの知識を有することができ、したがって、最も高いシンボルレートで送信されたパイロットシーケンスのサンプルレートでサンプリングすることができるか、または第1の低いシンボルレートのシーケンスを送信する送信機によって送信された低いシンボルレートのコードにサンプリングレートを定義することができる。例えば、第1の送信機が第1のパイロットシーケンスSを送信し、第2の送信機が第1の追加パイロットシーケンスSを送信することを受信機が知っている場合、受信機は、第1の低いサンプルレートで単にサンプリングすることができ、(SAC、SABCD、SEFG、およびSEFGHとの相互相関を評価せずに)受信信号SとSとの間の相互相関も評価することができる。
【0117】
例えば、第1および第2の送信機が、それぞれ、第2のパイロットシーケンスSACおよび第2の追加パイロットシーケンスSEGを送信することを受信機が知っている場合、受信機は、受信信号を等間隔のシンボルの以下の事前に定義されたセットのいずれかと相互相関させるかどうかを決定することができる(以下の3つの可能性のうちの1つのみまたはそれらのうちの2つのみを選択することも可能である)。
1.SACおよびSEG
2.S、S、S、S
3.S、S、SAC、S、S、SEG
がSに直交し、SがSに直交し、その結果SACがSEGに直交するという事実のおかげで、第1の送信機によって送信されたパイロットシーケンスと第2の送信機によって同時に送信されたパイロットシーケンスの両方の相互相関を評価することが可能である。
【0118】
第1の送信機および第2の送信機が異なるシンボルレートで送信する(例えば、第1の送信機が第1のより低いシンボルレートで第1のパイロットシーケンスSを送信し、同時に第2の送信機が第2のより高いシンボルレートで第2の追加パイロットシーケンスSEGを送信する)場合、受信機は(以下の3つの可能性のうちの1つのみ、またはそれらのうちの2つのみを選択することも可能である)、
1.(例えば、第1のシンボルレートもしくは第2のシンボルレートでサンプリングするときに)S、S、およびSとの受信信号の相互相関を評価する、または
2.(例えば、第1もしくは第2のシンボルレートでサンプリングするときに)受信信号とSおよびSEGとの間の相互相関を評価する、または
3.等間隔のシンボルSおよびSの同時セットによるサンプリング後の受信信号とSおよびSとの間の相互相関を評価し、(例えば、第1の低シンボルレートでサンプリングするときに)(Sの等間隔のシンボル、すなわちG、G、G、Gは、SのシンボルA、A、A、Aに破壊的に重ね合わされるので)等間隔のコードのセットSおよびSのシンボルが同時に送信されるタイムスロットの間のサンプリングを回避する
ことができる。
【0119】
第1の送信機および第2の送信機が同じ低いシンボルレートで送信する(例えば、第1の送信機が第1のパイロットシーケンスSを送信し、同時に第2の送信機が第1の追加パイロットシーケンスSを送信する)場合、受信機は、
1.SおよびSとの受信信号の相互相関を評価する、または
2.等間隔のシンボルの同時セットSおよびSとサンプリングを同期させることにより、受信信号とSまたはSのいずれかとの間の相互相関を評価する
ことができる。
【0120】
したがって、受信機は、第2のより高いシンボルレートでサンプリングするか、またはより低い第1のシンボルレートでサンプリングするかを決定することができ、送信機チャネルの情報を取得するために、(複数の送信機によって送信されたパイロットシーケンス間の結合(重畳)から取得された)受信信号と、等間隔のコードの複数のセットとの間で相互相関させる(またはさもなければ相関を評価する)ことができる。ステップ726において、相互相関を最大化する等間隔のシンボルの事前に定義されたセットが見つかる。図6の例におけるステップ626に関して上述されたものと同様の動作が実行される場合があり、それらはここでは繰り返さない。ステップ728において、チャネル情報が取得される場合がある。この場合、チャネル情報は、第1の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報および第2の送信機と受信機との間のチャネルに関する情報の両方であり得る。これは、例えば、第1の送信機が第2のシーケンスSACまたはSABCDを送信し、第2の送信機が第2の追加シーケンスSEGまたはSEFGHを送信するときに起こる場合がある。これは、図6のステップ628に関して上述された例に従うことができる。例えば、第1の送信機と受信機との間のチャネル情報は、Sの相互相関およびSACとの相互相関を評価することによって取得された位相情報を含む場合があり、Sとの相互相関がSとの相互相関よりも大きい場合、位相は180°よりも0°により類似していると見なされる(Sとの相互相関がSとの相互相関よりも大きいことが判明した場合、逆である)。同時に、例えば、等間隔のシンボルのセットSと等間隔のシンボルのセットSEGとの間の相互相関を評価して、受信信号との相互相関を最大化するものを見つけることにより、第2の送信機と受信機との間の類似のチャネル情報(例えば、位相情報)を取得することができる。受信機における処理は、ここでは720で示されている。
【0121】
図6および図7の例では(より一般的には、上述された送信機のいずれかによって送信されたパイロットシーケンスを受信する受信機についての例では)、通常、例えばアナログデジタル変換器(ADC)を使用して、受信信号(例えば、1つの送信機が受信したパイロット信号、または同時に送信され、互いに協調する複数のパイロットシーケンス間の結合(重畳)として取得された受信機信号)がデジタル化されるポイントが存在する。図3の例を参照すると、受信ユニット326が送信機350からパイロットシーケンスを受信するとき、信号はアナログバージョンまたはデジタルバージョンのいずれかで応答分析器328に提供されることが想定される場合がある。したがって、構成要素326または構成要素328のいずれかがアナログデジタル変換器を有する場合がある。送信機がデバイス320(320aおよび/または320b)であるときに同じことが当てはまる場合があり、受信機がデバイス350である場合、受信ユニット356はアナログ信号を入力応答分析器358に提供する(かつ入力応答分析器358は信号をデジタル化する)か、または受信ユニット356は、受信信号をデジタル化し、そのデジタル版バージョンを入力応答分析器358に提供する。図6を参照すると、デジタル化はステップ622と624との間で実行される場合があり、図6を参照すると、デジタル化は、ステップ722と724との間で実行される場合がある。要素328および358は「入力応答分析器」と呼ばれるが、それらは、一般に、受信信号(例えば、任意の送信機によって取得されたパイロットシーケンス)と送信されるコードの事前に定義されたセットとの間の相互相関を分析する分析器(または相関を評価するための他の手段)であり得ることに留意されたい。
【0122】
いくつかの例では、受信機は、どのパイロットシーケンスが送信されるかを知らず、どのコード(等間隔のシンボル)が使用されるかを知らない。これは、受信機が複数の異なるシンボルレートで受信信号を相互相関させることができることを意味する。したがって、受信機は、いくつの送信機が存在し、どのシンボルレートでそれらが現在送信しているかを判定することができる。
複数の送信機がそれらのパイロットシーケンスを(それらが送信する任意のシンボルレートで)送信している場合、それらは同期し協調して動作することができ、その結果、それらは(例えば、図7のステップ710および715において)同時タイムスロットの間に互いに直交するコードのシンボルを送信する。これは、送信機が3つ以上である場合でも当てはまる。例えば、受信機(例えば、320、320a、320b)または(任意の他のデバイスとは異なっていてもよく、送信機のうちの1つであってもよい)ビーコンデバイスは、(2つ以上の信号が存在する場合)異なる送信機および異なる受信機を同期させるビーコン信号を送信する。ビーコン信号を受信した後、送信機および受信機はすべて再同期し、パイロットシーケンスが送信される各シンボルが送信されるタイムスロットを(かつ各パイロットシーケンススロットも)決定する。
【0123】
(同じ長さを有するコードに対応する)同じ数のシンボルを有するシーケンスが、(例えば、同じパイロットシーケンススロット内で)同時に送信されることを推測することにより、上記のいくつかの例が提供されている。したがって、第1の送信機がコードSを送信する間に、第2の送信機がSに直交する第1の追加コードSを送信することが推測される場合がある。基本的に、それは、異なる直交シーケンスが同じシンボルレートで第1および第2の送信機によって送信され得る(それにより、同じ長さのコードのセットおよびシーケンスが選択される)ことであり得る。それにもかかわらず、上記の他の例に開示されたように、これは厳密には必要ではない。例えば、第1の送信機が第1のより低いシンボルレートで第1のパイロットシーケンスSを送信する間、第2の送信機は、互いにインターリーブされた等間隔のシーケンスの2つのセットSおよびSによって形成された第2のパイロットシーケンスSEGを送信することができる。これは一般に問題ではない。実際、第1の送信機によって送信された第1のパイロットシーケンスの各シンボルA、A、A、Aが送信されるタイムスロットの間に、それぞれ、2つの連続し隣接するシンボルE、G、E、G、E、G、E、Gが同時に送信される。より詳細には、シンボルAが第1のより低いシンボルレートで送信される間、Aが送信される同じタイムスロット内で、シンボルBおよびDの両方が、第2の最も高いシンボルレートで2つのタイムスロット内で送信される(第2の最も高いシンボルレートは、第1のより低いシンボルレートの倍数である)。例えば、第1の送信機がSを送信し、第2の送信機がSEFGHを送信するときも同じである。第2の送信機は、この場合、Sが送信されたシンボルレートよりも4倍高いシンボルレートでSEFGHを送信する。したがって、シンボルAが第1のより低いシンボルレートで1つのタイムスロット内で送信される間、(各々が、第2のパイロットシーケンスSFGHで第2の送信機によって送信された等間隔のシンボルの4つのセットS、S、S、Sのうちの1つのシンボルである)4つの連続するシンボルE、F、G、Hが送信される。
【0124】
第2のより高いシンボルレートで送信されたシーケンスが、第1の送信機によって第1のシーケンス内で送信された等間隔のシンボルのいかなるセットにも直交しない等間隔のシンボルの少なくとも1つのセットを含むときでも、第2のより高いシンボルレートで第2の送信機によって送信された少なくとも1つの追加コードが、第1の送信機によって第1のシーケンス内で同時に送信されたものに直交する等間隔のシンボルのセットのシンボルであるという条件で、これは、一般に受信機における問題ではない。例えば、SはSに直交し、SはSに直交するが、いくつかの例では、SがSに直交し、SがSに直交することは必要とされない。それにもかかわらず、互いに同時に、Sが第1のより低いシンボルレートで第1のパイロットシーケンス内で第1の送信機によって送信され、第2のシーケンスSEGが第2のより高いシンボルレートで第2の送信機によって送信される場合、AはシンボルEおよびGと同時に送信され、AはシンボルEおよびGと同時に送信されることが起こり、以下同様である。しかしながら、等間隔のシンボルのセットA、A、A、Aは、等間隔のシンボルのセットE、E、E、Eに直交するが、等間隔のシンボルのセットG、G、G、Gに直交しない。したがって、受信機において、(直交性のおかげで)E、E、E、Eが送信される「第2のシンボルレートの」タイムスロット内で干渉が最小化され、シンボルA、A、A、AとシンボルG、G、G、Gとの間の分解が発生する。これは、受信機において、以下の2つの場合に問題にならない。
【0125】
1.受信機が第2のより高いシンボルレートでサンプリングする場合、受信機は、いくつかのタイムスロットの間に同時に送信された(等間隔のシンボルの直交セットSおよびS)を認識するので、シンボルA、A、A、AがシンボルE、E、E、Eに重ね合わされたタイムスロット内にいかなる価値のあるシーケンスも見つけない。
2.受信機は、第1のより低いシンボルレートでサンプリングするが、第2のパイロットシーケンスSEGのシンボルE、E、E、Eが送信されるタイムスロットに同期する。
したがって、受信機は、シーケンスSおよびSを、それぞれ、第1の送信機および第2の送信機によって送信されたものとして認識することができ、インターリーブされたタイムスロットの間にいかなる価値のある送信も認識しない。
第1の送信機がSの形の第1のパイロットシーケンスを送信し、第2の送信機がSEFGHの形の第2のパイロットシーケンスを送信する場合に同じことが起こる。
一般論として、2つの送信機のみが同時に送信する必要はない。複数の送信機が同じタイムスロットの間に送信することができる。
【0126】
上記の例では、ワイヤレス送信機、詳細には光送信機によるパイロットシーケンスの送信が主に参照されている。光送信機の場合、通信ユニット(例えば、図3の326、356)は、光送信機(例えば、発光ダイオード、LED)によって形成される場合があり、光受信機は、例えばフォトトランジスタを含むことができる。LEDおよび光送信機は、(例えば、通信ユニット326および/または356であり得る)同じユニットに配置される場合がある。無線送信の場合、通信ユニット326および356は、無線周波数で送信および/または受信するアンテナであり得る。超音波の場合、通信ユニット326および356は、例えば、信号を送信するための超音波(音響波)を生成するように構成されたスピーカであり得、受信機は、受信ユニット用のマイクロフォンまたは他の音響受信機であり得る。また、この場合、それらは同じ通信ユニット(例えば326、356)内に共存することができる。チャネルがワイヤレスチャネルではなく有線チャネルである有線通信を有することも可能である。少なくとも1本のワイヤ(例えば、2本のワイヤ)が存在する場合があり、かつ/または少なくとも1本のケーブル(例えば、多数のケーブル)が存在する場合がある。この場合、チャネル395は非ワイヤレスチャネルである。
【0127】
上記の例では、調整機310は、コードの特定のセット(例えば、事前に定義されたシーケンス)を任意の送信機および/または任意の受信機に割り当てることができる。割当ては、いくつかの例では、使用されるいくつかの特定のコード(コードは各送信機および/または各受信機によってすでに知られている)をシグナリングすることによって作動される場合があり、初期化手順中であり得る。場合によっては、調整機310は、各送信機および/または各受信機に使用されるコードを明示的にシグナリングすることができる。これらの動作は、好ましくは初期化手順中に実行される場合がある。この場合、各受信機および/または各送信機にある記憶ユニット100(100a、100b)は、調整機310によってシグナリングされたコードを書き込むためにもアクセスされる場合がある。
【0128】
他の例では、調整機310は、電気接続390を介してデバイス320(320a、320b)(例えば、定位置デバイス)と接続される場合があり、この場合、詳細には、定位置デバイス320(320a、320b)が送信機350によって送信されたパイロットシーケンスを単に中継するか、または調整機310から電気接続390を介して取得されたパイロットシーケンスを再送信し、それを受信機350に再送信する場合、図3の記憶ユニット100(100a、100b)は、定位置デバイス320(320a、320b)内にローカルに存在しない場合もある。この場合、記憶ユニットは、したがって、調整機に対してローカルであり得、送信機または受信機は単にリレーで動作する。調整機310が送信機にコードを提供する場合、コードの提供はリレーを介しても実行することができる。例えば、これは図3の場合であり、調整機310は、受信機356において、電気無線接続390、定位置デバイス320(320a、320b)、チャネル395を介してモバイルデバイス350にコードを提供することができ、その結果、デバイス350は記憶ユニット100(110a)にコードを記憶する。
【0129】
上記の例では、調整機310は、コードの特定のセット(例えば、事前に定義されたシーケンス)を任意の送信機および/または任意の受信機に割り当てることができる。割当ては、いくつかの例では、使用されるいくつかの特定のコード(コードは各送信機および/または各受信機によってすでに知られている)をシグナリングすることによって取得される場合があり、初期化手順中であり得る。場合によっては、調整機デバイス310は、各送信機および/または各受信機に使用されるコードを明示的にシグナリングすることができる。これらの動作は、好ましくは初期化手順中に実行される場合がある。この場合、各受信機および/または各送信機にある記憶ユニット100(100a、100b)は、調整機310によってシグナリングされたコードを書き込むためにもアクセスされる場合がある。
【0130】
他の例では、調整機310は、電気接続390を介してデバイス320(320a、320b)(例えば、定位置デバイス)と接続される場合があり、この場合、詳細には、定位置デバイスが送信機350によって送信されたパイロットシーケンスを単に中継するか、または調整機310から電気接続390を介して取得されたパイロットシーケンスを再送信し、それを受信機350に再送信する場合、図3の記憶ユニット100(100a、100b)は、定位置デバイス320(320a、320b)内にローカルに存在しない場合もある。この場合、記憶ユニットは、したがって、調整機に対してローカルであり得、送信機または受信機は単にリレーで動作する。調整機310が送信機にコードを提供する場合、コードの提供はリレーを介しても実行することができる。例えば、これは図3の場合であり、調整機310は、受信機356において、電気無線接続390、定位置デバイス320(320a、320b)、チャネル395を介してモバイルデバイス350にコードを提供することができ、その結果、デバイス350は記憶ユニット100(110a)にコードを記憶する。
【0131】
例では、図3の接続390も一般化することができる。これは、調整機310が、電気接続を介して、無線周波数接続を介して、光接続を介して、有線接続(例えばケーブル接続)に接続される場合があることを意味する。いくつかの例では、接続390は、チャネル395における通信と区別されない場合があることに留意されたい。例えば、調整機は、図3図4a、および図4bのデバイス320a、320b、350、350a、350bとは異ならないデバイスであり得る。したがって、調整機は、必ずしもそれに接続された異なる定位置デバイスとスター接続を介して接続されなくてもよいが、調整機310はまた、(モバイルデバイスのグループであり得る)デバイスのグループ内のデバイスのうちの1つであってもよい。
【0132】
上記で説明されたように、調整機310は、必ずしも送信機もしくは受信機に電気的に接続される(または送信機もしくは受信機である)必要はない。調整機310は、特定のレート(例えば、第1のシンボルレートおよび/もしくは第2のシンボルレートまたは任意の他のシンボルレート)で送信する要求、ならびに/あるいは任意の特定のパイロットシーケンス(例えば、第1のパイロットシーケンス、第2のパイロットシーケンス、または任意の他のパイロットシーケンス)の任意の送信をシグナリングすることができる。受信機にも同じことが当てはまる。場合によっては、調整機310は、受信機が特定のシンボルレート(例えば、第1の信号レート、第2のシンボルレート、もしくは任意の他のシンボルレート)で動作すること、および/または、受信信号7を、シンボルの任意の事前に定義されたシーケンス(任意の事前に定義されたコード)と比較(例えば、相互相関)することにより、送信機によって送信されたシーケンスを読み取ることを要求することができる。
【0133】
考察
解決策に関して、本発明は、指定された方式に従って直交シーケンスを結合することにより、より高いクロックレートのためのさらなる直交シーケンスを生成する新しいタイプのシーケンスを提案する。この場合、異なるクロックグレードのシーケンス間の直交性が維持される。したがって、提案された方式は、さらに高いクロックレートで動作する将来のシステムにも拡張可能である。
【0134】
以下の例に基づいてシーケンスの生成が記載される。
1)選択可能な基本シーケンスのセットが選択される場合がある(S~S)。この場合、sおよびs、sおよびs、sおよびs、ならびにsおよびsは、互いに直交するシーケンスでなければならない。
2)選択されたシーケンスは、次に、図面に示された方式に従ってより長いシーケンスに結合される。
3)この方式は複数回繰り返される場合があり、シーケンスの長さは各例で2倍になるが、数は半分に分割される。
【0135】
1)で述べられたそれぞれの直交性、および直交性の定義


に起因して、sACおよびsEG、ならびにsBDおよびsFHは互いに直交し、sABCDおよびsEFGHについても同じことが当てはまる。
例えば、sACおよびsEGが送信機の2つのアンテナで(同期して)送信され、半分のレートで受信機において受信される場合、理想的なアンダーサンプリングの想定の下では、位相位置に応じて、sがsと重複して受信されるか、またはsがsと重複して受信される。したがって、この場合も直交性が維持される。
ここで、概念は、詳細にはN=64~N=1024のシーケンス長について使用および試験され、したがって適合可能である。加えて、これらのシミュレーションでは、それは、事前のローパスフィルタリングによる非理想的で現実的なアンダーサンプリングでも動作した。必要な直交性特性を満たす拡張Goldシーケンス[3]が基本シーケンスとして使用された。使用される基本シーケンスは、修士論文の付録に示されている。
【0136】
より低いクロックレート(第1の低減されたシンボルレート)で受信機を動作させる可能性は、幾人かのユーザの直交チャネル推定の能力を失うことなく、受信機のエネルギー消費を大幅に削減することを可能にする。この機能は、バッテリ動作デバイスに特に有用である。
シーケンスは規格で定義されており、適合するように使用されなければならない。潜在的には、同じ方式に従って他の直交する基本シーケンスを使用することが可能であり、それが特定のシーケンスだけでなくそれらの構築の一般的な方式も特許付与されるべき理由である。しかしながら、著者に知られている文献には、意図された目的に適したGoldシーケンス以外のバイナリシーケンスは存在しない。
本技法は、例えば、幾人かのユーザとのワイヤレスまたは有線通信システム、例えばLiFi、受動光ネットワーク、CATXイーサネットのチャネル推定およびバイナリ通信システムの分野で使用される場合がある。
パイロットシーケンスは、複数の送信する送信機と複数の受信する送信機との間のMIMOチャネルの位相および振幅応答を測定することを可能にする。MIMOパイロットは、事前に定義されたシーケンスから構成される。MIMOパイロットの場合、反復、FEC、およびラインコーディングが適用されるべきでないことが述べられる場合がある。
【0137】
例では、送信機は、以下に示されたように、送信されたパイロットシーケンスの各パイロットスロット内に0~8個のパイロットを含むものとする。パイロットシーケンス内のパイロットスロットの数は、PM PHYヘッダのMIMOパイロットスロットフィールドによって示された数に等しくなければならない。
【0138】

【0139】
各送信機は、特定のスロット内で正確に1つのパイロットバリアントを送信することができる。送信されるパイロットのスロットおよびバリアントの選択は、送信機インデックスに依存し、
スロット位置=floor(<送信機インデックス>/8)
バリアント=<送信機インデックス>modulo8
によって計算されるものとする
(floor(<送信機インデックス>/8)は、送信機インデックスと8または別の数との間の整数除算の整数結果であり、<送信機インデックス>modulo8は、その整数除算の余りである)。
これは、V個の位置スロットのスロットごとに、使用される特定の第1または第2の組合せを提供するシグナリングされたインデックスであり得るが、これは、第1のパイロットシーケンスを選択するか、第2のパイロットシーケンスを選択するかを示す情報ではない。
上記の表1は、バリアント、スロット位置、および送信機インデックスの間の関係を列挙している。送信機インデックスの送信機への割当ては、実装固有である。
【0140】
加えて、実際のパイロットシーケンスは、パイロットシーケンスを送信するために使用され、PHYヘッダ内のMCS IDフィールド内のMCSによって示されたOCR(シンボルレート)に応じて変化するものとする。
注-この構築方式は、受信機においてより低いOCR(可変サンプリング係数、VSF)を使用することを可能にするが、送信機のOCRによって決定された最大分解能でMIMOチャネルを推定することは依然として可能である。これは、すべての同時に送信されるMIMOパイロットが、任意のOCRにおいて直交することが保証されるからである。
上記の表2は、OCRおよびバリアントの各組合せに使用されるシーケンスを列挙している。i番目のバリアントについて、それぞれ、基本シーケンスS1024;iは、送信されるパイロットを構築するための基礎となる。OCRに基づいて、基本シーケンスの最初のビットから開始して、基本シーケンスのn個ごとのビットのみが送信されるものとし、n=24-OCRである。すべての他のビットは送信のために除外されるものとする。したがって、上記の表2は、第1のパイロットシーケンスを選択するか、第2のパイロットシーケンスを選択するかを示す情報が、シグナリングされたインデックスとは異なることを提供することができる。
【0141】
特定の送信機がパイロットを送信しないスロットでは、送信機は黙っている(silent)ままであるものとする。
例えば、以下の表は、MIMOパイロットを含めるために使用される、各々が8個のバリアントを有する2つのパイロットスロットを用いて16個の送信機を介して送信される単一のパイロットシーケンスを描写する。受信機は、このように、16個の送信する送信機と単一の受信する送信機との間のチャネルを推定することができる。
【0142】

【0143】
本技法に使用され得るいくつかの特徴:
-それらは、最も短い段階に拡張されたGoldシーケンスを使用する
-それらは、提示された方式を使用してシーケンスを組み合わせてより長い対応するものを作ることができる
-受信機においてより低いサンプルレートを使用することができる
-直交性が「段階」の間で維持される(a・b=Σa・b=0)
-想定される直交性:sに直交するs、sに直交するs、sに直交するs、sに直交するs
それにより、sEGに直交するsACならびにsFHに直交するsBDおよびsEFGHに直交するsABCDが生じる。
同期送信における理想的なサブサンプリングにより、直交性が維持される。
原理は、PM-PHYに必要な長さおよびセットサイズに適合させることができる。
【0144】
上記で説明されたように、受信機において、受信機の光フロントエンド(例えば326、356)からのアナログデータは、アナログデジタル変換器(ADC)を使用してデジタル領域に変換される。ADCの理想的なモデルは、無限に小さいタイムスパン内で入力信号をサンプリングし、したがって、平均化を実行せず、帯域幅を制限せず、または他の歪み効果を適用しない。(SABCDとして送信された)例示的な受信パイロットシーケンスは、理想的な条件(歪みなし、ノイズなし)での理想的なADC挙動をシミュレートして、半分の送信レート(または整数指数によって高められた2の累乗などの別の整数)で受信機によって再サンプリングされる場合がある。上記で説明されたように、これは、開始サンプルに応じて、より低いシンボルレートで2つの可能なシーケンスを生成し、原則として、それはSACまたはSBDのいずれかで取得される場合がある(SACまたはSBDのいずれかが取得される場合がある)。これは、以下の利用可能なメカニズムをもたらす:詳細には、パイロットシーケンスが完全な条件下で、遅延のみを適用する非歪みチャネルで送信されるとき、半分のシンボルレートで動作する受信機は、サブサンプリングされたシーケンスのうちの1つのシフトされたバージョンを受信する。2つのうちのどちらが受信されたか、および例えば相互相関によって見つけることができるシフト量に応じて、それは、送信されたシーケンスの位相位置を「1/送信機シンボルレート」秒の精度で求める(決定する)ことができる。提案されたパイロットシーケンスを構築するために、ボトムアップ手法がとられる場合があり、最も短いシーケンスが最初に生成され、次いでABAB方式を使用してより大きいシーケンスを形成するように組み合わされることを意味し、その例が図2に示されている。上記で説明されたように、A、A、...の各々は、(コードを表す)等間隔のシンボルのセットSに属するビット(シンボル)を示し、B、B、...は、(コードを表す)等間隔のシンボルのセットSに属するビット(シンボル)を示し、以下同様である。この例においてすべてのシーケンス長についての直交性を実現するために、シーケンスS、S、S、およびSは、コードの直交セット、ならびにS、S、S、およびSを構成するように選択される(少なくともSに直交するS、Sに直交するS、またはそれらのすべてがすべて互いに直交する場合がある)。これにより、シーケンスSACおよびSEG、ならびにSBDおよびSFHも、直交セットを形成することが保証される。最終段階では、SABCDおよびSEFGHも直交する。これは、この場合、ドット積を構築するときにシーケンスの同じ要素が加算されるからである。その結果、この例で必要とされるM=4個の直交シーケンスのK=2個のセットが存在し、ここで、Kは最も長いシーケンスの数であり、M=2L-1であり、Lは利用可能なシンボルレートの数を示す。PM-PHYのためのより高いシーケンス長に方式を適合させるために、Kは、最小セットサイズ、例えば、K=8に設定される場合がある。PM-PHYには5つの可能なクロック/シンボルレート(12.5、25、50、100、および200MHz)が存在する場合があり、LはL=5に設定される場合があり、それはM=2L-1=25-1=16をもたらす。
【0145】
最も短いシーケンスについて、長さN=64のPM-PHYの場合、それらはシーケンスの高帯域幅の直交するセットを生成するための単純だが効果的な技法を提供するので、+1を加算したGoldシーケンス(いわゆる「Gold+1」)が使用される。以下のステップがとられる場合がある。
1.長さN=63のGoldシーケンスは、次数r=6の生成多項式を必要とする。次数r=6の場合、7つの可能な多項式が存在し、そのうちの3つはプリミティブであり、Goldシーケンス生成に使用することができる。これら3つ2の多項式が以下に列挙され、N+2=65個のGoldシーケンスの3セットを生成するために使用することができる。
+x+1
+x+x+x+x+x+x+x+1
2.生成されたシーケンスを直交して平衡させるために、1が付加される。
3.シーケンスがそれらの平衡についてチェックされ、非平衡シーケンスが選別される。セットごとに16の非平衡シーケンスが存在するので、セットごとに65-16=49個のシーケンスが残る。
4.シーケンスは、16個の必要なセットを形成するためにグループ化される。Goldシーケンスの最初の2セットから、残りのシーケンスが各々(49-9)/8=5個の直交セットを形成することができるように、9個の最後のシーケンスは廃棄される。Goldシーケンスの最後のセットから、そのセットがVSFシーケンス用の残りの(49-1)/8=6個の直交セットを形成することができるように、まさに最後のシーケンスのみが廃棄される。
結果として得られたシーケンスの一例は、N=1024までのより長いシーケンスを形成して、S1024,0~S1024,0を取得するために、上述された方式を使用して組み合わせることができる。
【0146】
態様
上記の例の態様がここで再開され、他の特徴と統合される。角括弧内のテキストは、以下の態様ではオプションであることに留意されたい。シンボルはインデックスなしで示されている。
送信機/受信機は、好ましくは、送信機(例えば、光送信機または別のワイヤレスもしくは有線の送信機)であり得るが、それは別のワイヤレス送信機/受信機(上記)または有線送信機でもあり得る。
「ビットレート」を参照するとき、例えば特定の変調に従って、「シンボルレート」に一般化することも可能である。
【0147】
一態様によれば、送信機(例えば、光送信機または別のワイヤレスもしくは有線の送信機)[リレーまたはモバイルデバイスのいずれか]が提供され、送信機は、
[例えば、第1のデータレートで]第1のパイロットシーケンス、または
[例えば、第1のデータレートよりも高い第2のデータレートで]第2のパイロットシーケンス
を選択的に送信するように構成され、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]は、複数の[例えば、等しい/異なる]シンボルを含み[シンボルは、第1のパイロットシーケンスの1つのビットの一部分、または第1のパイロットシーケンスのより多くのビットの一部分を含み]、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]は、第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボル[4ビットのA/4ビットの「A」および4ビットの「C」]を含み、1つまたは複数のさらなるシンボル[例えば、1つまたは複数のビットの部分、例えば、4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]が[例えば反復的に]第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に[例えば、周期的および/または交互に]挿入される[第1のパイロットシーケンスのシンボルは第2のパイロットシーケンスのシンボルとは異なる場合がある][各シンボルはコードまたはコードの一部分であり得るが、請求項1の定義は、複数の連続するコードまたはコードの一部分として取得される各シーケンスに対してオープンである]。
【0148】
送信機は、
第1のパイロットシーケンス[AAAA]が第1のコードを表し、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC]が、
第1のコード[AAAA]を表す等間隔のシンボルの第1のセット[A A A A]と、
第2のコード[CCCC]を表す等間隔のシンボルの第2のセット[C C C C]と
を含む
ようであり得る。
【0149】
送信機は、
第1のパイロットシーケンス[ACAC ACAC]が、
第1のコード[AAAA]を表す等間隔のシンボルの第1のセット[A A A A]と、
第2のコード[CCCC]を表す等間隔のシンボルの第2のセットと[C C C C]と
を含み、
第2のパイロットシーケンス[ABCD ABCD ABCD ABCD]が、
第1のコードシーケンス[AAAA]を表す等間隔のシンボルの第1のセット[A A A A]と、
第2のコードシーケンス[CCCC]を表す等間隔のシンボルの第2のセット[C C C C]と
を含み、
第2のパイロットシーケンスが、第3のコード[BBBB、DDDD]を表す等間隔のシンボルのさらなるセット[B B B BであるがD D D Dも]も含む
ようであり得る。
【0150】
送信機は、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]において、複数の[例えば、等しい/異なる]シンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]が規則的な時間ベースに従って配置され、かつ/または
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]において、第1のパイロットシーケンスのシンボル[例えば、4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]ならびに第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に挿入されたさらなるシンボル[4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]が規則的な時間ベースに従って配置される
ようであり得る。
【0151】
送信機は、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]において、すべてのシンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]が、[例えば、それらは同じ長さのビットであるので]互いに対して同じ時間長を有する
ようであり得る。
【0152】
送信機は、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]において、第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]が、[例えば、それらは同じ長さのビットであるので]互いに対して同じ時間長を有する
ようであり得る。
【0153】
送信機は、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]において、第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のシンボル[4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]が、[例えば、それらは同じ長さのビットであるので]互いに対して同じ時間長を有する
ようであり得る。
【0154】
送信機は、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]において、第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]ならびに第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のシンボル[4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]が、[例えば、それらは同じ長さのビットであるので]互いに対して同じ時間長を有する
ようであり得る。
【0155】
送信機は、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボルの時間長の和が、第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のシンボルの時間長の和と同じであり、かつ/または
第2の[より高い]データレートが[例えば、2の累乗である整数係数に従って]第1の[より低い]データレートの倍数であり、かつ/または
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]内で符号化されたビット単位のデータの長さが、[例えば、2の累乗である整数係数に従って]第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]内で符号化されたビット単位のデータの長さの倍数である
ようであり得る。
【0156】
送信機は、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のビットレートが、[例えば、2の累乗である整数係数に従って]第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のビットレートの倍数である
ようであり得る。
【0157】
送信機は、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボルが、直交コードのセットから[決定論的にまたはそうでなく]取得された第1のコードを表し、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のシンボルが、直交コードのセットから[決定論的にまたはそうでなく]取得された少なくとも1つの第2のコードを表す
ようであり得る。
【0158】
送信機は、
第1のパイロットシーケンスが、[好ましくは直交する]コードのセットから取得された第1のコードを表し、
第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第1のセットが第1のコードを表し、
[第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第1のセットと重複せず、かつ/または好ましくは等間隔のビットの第1のセットに対してインターリーブされる場合があり、かつ/または好ましくは等間隔のビットの第1のセットと同じビット間隔を含む場合がある]第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第2のセットが、[好ましくは直交する]コードのセットから取得された第2のコードを表す
ようであり得る。
【0159】
送信機は、
第1のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第1のセットが、[好ましくは直交する]コードのセットから取得された第1のコードを表し、
第1のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第2のセットが、[好ましくは直交する]コードのセットから取得された第2のコードを表し、;
第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第1のセットが第1のコードを表し、
第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第2のセットが第2のコードを表し、
[第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第1のセットおよび等間隔のビットの第2のセットと重複せず、かつ/または好ましくは等間隔のビットの第1のセットおよび等間隔のビットの第2のセットに対してインターリーブされる場合があり、かつ/または好ましくは等間隔のビットの第1のセットおよび等間隔のビットの第2のセットと同じビット間隔を含む場合がある]第2のパイロットシーケンスの等間隔のビットの第3のセットが、[好ましくは直交する]コードのセットから取得された第3のコードを表す
ようであり得る。
【0160】
送信機は、
それに従って直交コードのセットの各コードが、
1の数と、
0の数と
の間の比を有する「平衡特性」または「ほぼ平衡特性」を享受するように、直交コードのセットのコードが選択され、
比は、「平衡特性」の場合は1であり、「ほぼ平衡特性」の場合は第1の閾値と第2の閾値との間である
ようであり得る。
【0161】
送信機は、
直交コードのセットの各コードがそれに従って自己相関ピークがメインピークの30%以下である自己相関関数を有する自己相関特性を享受するように、直交コードのセットのコードが選択される
ようであり得る。
【0162】
送信機は、
直交コードのセットのコードの対ごとに、それに従ってコードの対の2つのコード間の正規化された相互相関が-0.2と+0.2との間である相互相関特性を享受するように、直交コードのセットのコードが選択される
ようであり得る。
【0163】
送信機は、
PAM[パルス振幅変調]変調を使用して第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスを送信する
ようであり得る。
【0164】
送信機は、
第1のパイロットシーケンスおよび第2のパイロットシーケンスが、PAM-2[パルス振幅変調]変調に従って変調される[例えば、各シンボルが、それが1である場合には所定のタイムスロットの間の所定の波長での光の放射によって表され、それが0である場合には所定のタイムスロットの間の放射の欠如として表され、逆の場合もある]
ようであり得る。
【0165】
送信機は、調整機からシグナリング[例えば、モバイルデバイスの場合はワイヤレスシグナリング、送信機がリレーである場合は有線シグナリング]を受信し、シグナリングに基づいて第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロット信号を選択するように構成される場合がある。
【0166】
送信機は、シグナリングに基づいてビットレートを選択するように構成される場合がある。
【0167】
送信機は、いくつのコードがビットレート情報に応じて現在使用されているパイロットシーケンス内でインターリーブされるかを選択し、現在使用されているパイロットシーケンス内でインターリーブされる所与の[決定された]数のコードについて、コードのコードブックのうちのどの1つまたは複数のコードが、[例えば、シグナリングから取得された]送信機識別子情報に応じて[例えば、第1および第2の中から選択される]現在使用されているパイロットシーケンスに含まれるかを選択するように構成される場合がある。
【0168】
送信機は、第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]ならびに第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のシンボル[4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]が記憶ユニットに記憶されるようであり、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]のシンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]または第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]のシンボル[4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]をインターリーブすることによって選択された第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロット信号を生成するようにさらに構成される場合がある。
【0169】
送信機は、ビーコン信号の受信を検出し、ビーコン信号と同期した後に、第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスを送信するように構成される場合がある。
【0170】
送信機は、第2のパイロットシーケンスがどのように送信されるかを定義する送信順序に従って第2のパイロットシーケンスを記憶し、
第1のパイロットシーケンスのシンボルを選択し、第2のパイロットシーケンスのシンボルを廃棄することによって第1のパイロットシーケンスを取得するように構成される場合がある。
【0171】
送信機は、同じパイロット信号内で、パイロット信号の異なる[例えば、後続の]フィールド内の複数の異なる第1のパイロットシーケンスまたは異なる第2のパイロットシーケンスを送信するように構成される場合がある。
【0172】
送信機は、第1のパイロットシーケンスを選択するか、第2のパイロットシーケンスを選択するかを指示するシグナリング情報を取得するように構成される場合がある。
【0173】
送信機は、P個のパイロットシーケンススロット位置におけるP個の異なる第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスを送信するために、同じパイロット信号内のP個のパイロットシーケンススロット位置を提供するように構成される場合があり、
P個の異なる第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスの各々は、V個の異なる記憶された第2のパイロットシーケンスを有する記憶されたセットから取得され、
その結果、P個のパイロットシーケンススロット位置とV個の異なる記憶された第2のパイロットシーケンスとの間にP*V個の可能な組合せが暗示され、P*V個の可能な組合せは所定の順序に従って列挙され、
P個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択された第1のパイロットシーケンスまたは第2のパイロットシーケンスを関連付けるP個の組合せの中から、P個の選択された組合せに関する情報をシグナリングから受信するようにさらに構成される場合がある。
【0174】
送信機は、P*V個の可能な組合せが組合せインデックスに従って列挙され、P個の選択された組合せの各々の組合せインデックスがシグナリングされたインデックスから取得されるようであり得る。
【0175】
送信機は、シグナリングされたインデックスが0とP*Vとの間の数を符号化するようであり得る。
【0176】
送信機は、記憶されたV個の異なる記憶された第2のパイロットシーケンスが0からV-1まで列挙され、P個のパイロットシーケンススロット位置が0からP-1まで列挙されるようであり得、P個の選択された組合せは、シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置は、整数除算の整数結果および整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる。
【0177】
送信機は、第1のパイロットシーケンスを選択するか、第2のパイロットシーケンスを選択するかを示すシグナリング情報がシグナリングされたインデックスとは異なるようであり得る。
【0178】
送信機は、シグナリングされたインデックスが第1のパイロットシーケンスと第2のパイロットシーケンスとの間の選択に対して透過的であるようであり得る。
【0179】
送信機は、送信機およびさらなる送信機が互いにインターリーブされたパイロットシーケンスを送信するように、別の送信機と同期するようにさらに構成される場合がある。
少なくとも1つの送信機[リレーまたはモバイルデバイスのいずれか]から少なくとも1つの受信機[モバイルデバイスまたはリレーのいずれか]へのパイロットシーケンスの送信を調整するためのデバイス[調整機]が存在し、調整機は、少なくとも1つの送信機について、
[例えば、第1のデータレートで]第1のパイロットシーケンス、または
[例えば、第1のデータレートよりも高い第2のデータレートで]第2のパイロットシーケンス
を選択するように構成され、
第1のパイロットシーケンス[AAAA/ACAC ACAC]は[反復的に配置された]複数の[例えば、等しい/異なる]シンボル[例えば、4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]を含み、
第2のパイロットシーケンス[ACAC ACAC/ABCD ABCD ABCD ABCD]は第1のパイロットシーケンスのシンボル[4ビットのA/4ビットのAおよび4ビットのC]を含み、1つまたは複数のさらなるシンボル[4ビットのC/4ビットのBおよび4ビットのD]は、[例えば、反復的に]第1のパイロットシーケンスのシンボルの間に挿入される[場合によっては、第1のパイロットシーケンスのシンボルは第2のパイロットシーケンスのシンボルとは異なる場合があり][各シンボルはコードであり得るが、定義は、複数の連続するコードとして取得されている各シーケンスに対してオープンである]。
【0180】
デバイスは、第1の送信機に少なくとも1つの第1のコードを割り当て、第2の送信機に少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの第2のコードを割り当てるようにさらに構成される場合があり、その結果、第1のシーケンスは少なくとも1つの第1のコードから取得され、第2のシーケンスは少なくとも1つの第2のコードから取得される。
【0181】
デバイスは、第1の送信機(350a)および第2の送信機(350b)がビーコン信号に同期するように、第1の送信機(350a)および第2の送信機(350b)にビーコン信号を送信するようにさらに構成される場合がある。
【0182】
デバイスは、第1の送信機(350a)および第2の送信機(350b)に、互いにインターリーブ方式で送信することを命令するように構成される場合がある。
【0183】
一態様によれば、光送信機[モバイルデバイスまたはリレーのいずれか]からパイロットシーケンスの送信を受信するための受信機[リレーまたはモバイルデバイスのいずれか]が提供され、
受信機は、低減されたデータレートでサンプリングすることにより、フルデータレートで送信機によって送信され、第1の低減されたデータレートのシーケンス[AAAA]および第2の低減されたデータレートのシーケンス[CCCC]を含むパイロットシーケンス[ACAC ACAC]からのチャネルインパルス応答を評価するように構成され、受信機は、第1の低減されたデータレートのシーケンス[AAAA]または第2の低減されたデータレートのシーケンス[CCCC]を使用してチャネルインパルス応答を評価するように構成される。
【0184】
受信機は、
低減されたシンボルレートでサンプリングすることによる第1の受信モードと、
フルシンボルレートでサンプリングすることによる第2の受信モードであって、インパルス応答がパイロットシーケンス[ACAC ACAC]を使用して評価される、第2の受信モードと
の間で1つの受信モードを選択するように構成される場合がある。
【0185】
他の実装形態
ハードウェアまたはソフトウェアにおける実装形態は、電子的に読取り可能な制御信号を記憶しているデジタル記憶媒体、例えば、クラウドストレージ、フロッピーディスク、DVD、Blue-Ray、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリを使用して実行される場合があり、それらはそれぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと協働する(または協働することが可能である)。したがって、デジタル記憶媒体はコンピュータ可読であり得る。
本発明によるいくつかの例は、本明細書に記載された方法のうちの1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することが可能な電子的に読取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含む。
一般に、本発明の例は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装されてもよく、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、方法のうちの1つを実行する働きをする。プログラムコードは、例えば、機械可読キャリアに記憶される場合がある。
他の例は、機械可読キャリアに記憶された、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。言い換えれば、本発明の方法の例は、したがって、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
【0186】
本発明の方法のさらなる例は、したがって、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを記録して含むデータキャリア(またはデジタル記憶媒体もしくはコンピュータ可読媒体)である。本発明の方法のさらなる例は、したがって、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号シーケンスである。データストリームまたは信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成される場合がある。さらなる例は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するように構成または適合された処理手段、例えばコンピュータまたはプログラマブル論理デバイスを含む。さらなる例は、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムをインストールしたコンピュータを含む。
【0187】
いくつかの例では、本明細書に記載された方法の機能の一部またはすべてを実行するために、プログラマブル論理デバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)が使用される場合がある。いくつかの例では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載された方法のうちの1つを実行するために、マイクロプロセッサと協働することができる。一般に、方法は、任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
【0188】
上述された例は、本発明の原理についての単なる例示である。本明細書に記載された構成および詳細の修正および変形は当業者には明らかであることを理解されたい。したがって、本明細書の例の記載および説明として提示された特定の詳細によってではなく、近い将来の特許請求の範囲によってのみ制限されることが意図される。
図1a
図1b
図2
図3
図4a
図4b
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するように構成された送信機であって、前記送信機が、複数のパイロットシーケンス(S 、S AC )の中から前記パイロットシーケンスを選択するように構成され、前記複数のパイロットシーケンスが、少なくとも、
第1のパイロットシーケンス(S )と、
第2のパイロットシーケンス(S AC )と
を含み、
前記第1のパイロットシーケンス(S )が、前記第1のパイロットシーケンス(S )の複数のシンボル(A 、A 、A 、A )を含み、
前記第2のパイロットシーケンス(S AC )が、前記第1のパイロットシーケンス(S )の前記シンボル(A 、A 、A 、A )と、前記第1のパイロットシーケンス(S )の前記シンボル(A 、A 、A 、A )の間に挿入された前記第2のパイロットシーケンス(S AC )のさらなるシンボル(C 、C 、C 、C )とを含み、
前記送信機が、
前記第1のパイロットシーケンス(S )の前記シンボル(A 、A 、A 、A )が等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すこと、および
前記第2のパイロットシーケンス(S AC )の前記シンボル(C 、C 、C 、C )が等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを含み、等間隔のシンボルの各第2のセットが各第1のコード(S )とは異なるそれぞれの第2のコード(S )を表すこと
を定義するように構成され、
前記送信機が、コードのセットの各コードがコードの前記セット(S 、S 、S 、S )の少なくとも1つの他の選択されていないコード(S 、S )に直交する、コードの前記セット(S 、S 、S 、S )から、各第1のコード(S )および各第2のコード(S )を選択するように構成され、
前記送信機は、第1のシンボルレートで前記第1のパイロットシーケンスを送信し、所定の整数係数に従って前記第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスを送信するように構成され、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの数の和が、前記所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、前記所定の整数係数が1より大きく、
前記送信機は、パルス振幅変調(PAM)に従って、選択されたパイロットシーケンスを送信する、
送信機。
【請求項2】
前記複数のパイロットシーケンスが少なくとも1つの第3のパイロットシーケンスを含み、前記第3のパイロットシーケンスが前記第1のシーケンスの前記シンボルと前記第2のシーケンスの前記シンボルとを含み、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルと前記第2のパイロットシーケンスの前記シンボルとの間に1つまたは複数のさらなるシンボルが挿入され、その結果、前記送信機が少なくとも前記第1のパイロットシーケンス、前記第2のパイロットシーケンス、および前記第3のパイロットシーケンスから前記パイロットシーケンスを送信する、請求項1に記載の送信機。
【請求項3】
前記選択されたパイロットシーケンス内で、前記複数のシンボルが規則的な時間ベースに従って配置され、
前記第2のパイロットシーケンス内で、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルおよび前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルの間に挿入された前記さらなるシンボルが、規則的な時間ベースに従って配置される、
請求項1に記載の送信機。
【請求項4】
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットによって表された少なくとも1つの第1のコード、および等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットによって表された少なくとも1つの第2のコードが、互いにインターリーブされたときに、前記少なくとも1つの第1のコードに直交する少なくとも1つの追加コード、および前記少なくとも1つの第2のコードに直交する第2の追加コードによって形成された追加複合コードに直交する複合コードを形成し、その結果、前記追加複合コード内で、前記少なくとも1つの第1の追加コードおよび前記少なくとも1つの第2の追加コードが、各第1のコードのエントリおよび各直交する第1の追加コードのエントリの位置が対応するように各々とインターリーブされる、請求項1に記載の送信機。
【請求項5】
前記送信機が、複数のコードが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスし、前記コードが、複数のコードが他のコードとインターリーブされて複合コードを形成するフォーマットに従って記憶され、その結果、前記選択されたパイロットシーケンスのために選択される前記コードが、前記複合コードの選択された位置から取得され、
前記送信機はさらに、
等間隔のシンボルの各セットに使用されるコードごとに、
複数の記憶された複合コードのうちのどの複合コードが選択されるか、および
前記選択されたシーケンスの前記シンボルが取得される前記選択された複合コード内の等間隔のエントリのセットを識別するために、前記選択された複合コード内で選択される前記インターリーブされたコードをどのシフトが有するか
を示す、調整機からのシグナリングを受信するように構成された、請求項1に記載の送信機。
【請求項6】
前記送信機が、少なくともV個の異なるパイロットシーケンスが記憶された記憶ユニットを含むか、またはそれにアクセスし、
P個の異なる選択されたパイロットシーケンスを送信するために、同じパイロット信号内のP個のパイロットシーケンススロット位置を定義するように構成され、前記P個の選択されたパイロットシーケンスの各々が、前記P個のパイロットシーケンススロット位置のうちの1つにおいて送信され、
前記P個の選択されたパイロットシーケンスの各々が、前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスから取得され、その結果、前記P個のパイロットシーケンススロット位置と前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスとの間に少なくともP*V個の可能な組合せが暗示され、前記少なくともP*V個の可能な組合せが所定の順序に従って列挙され、
前記送信機が、それぞれのP個のパイロットシーケンススロット位置において送信されるP個の選択されたパイロットシーケンスを関連付ける前記P個の選択された組合せを選択するシグナリングを受信するようにさらに構成され、
前記少なくともP*V個の可能な組合せが組合せインデックスに従って列挙され、前記P個の選択された組合せの各々の前記組合せインデックスがシグナリングされたインデックスから取得され、
前記シグナリングされたインデックスが0とP*V-1との間の数を符号化し、
前記少なくともV個の異なる記憶されたパイロットシーケンスが0からV-1まで列挙され、前記P個のパイロットシーケンススロット位置が0からP-1まで列挙され、前記P個の選択された組合せが、前記シグナリングされたインデックスとPまたはVとの間の整数除算を実行することによって取得され、その結果、各位置が、前記整数除算の整数結果および前記整数除算の余りから取得された組合せに関連付けられる、請求項1に記載の送信機。
【請求項7】
コードの前記セットの各コードの各エントリが、1つの第1のバイナリ値または前記第1のバイナリ値とは異なる1つの第2のバイナリ値のいずれかであるバイナリ値を符号化する、請求項1に記載の送信機。
【請求項8】
コードの前記セット内の各コードが、コードの前記セット内のコードごとに、第1の論理値を有するエントリの数が任意の他の論理値の数と同じになるように「平衡特性」を有する、請求項1に記載の送信機。
【請求項9】
前記PAM変調がPAM-2変調である、請求項1に記載の送信機。
【請求項10】
各シンボルが、それが第1のバイナリ値である場合は所定のタイムスロットに対する所定の波長での物理発光によって表され、またはそれが第2のバイナリ値である場合は前記所定のタイムスロットに対する発光の欠如として表されるように、前記選択されたパイロットシーケンスが変調に従って変調される、
請求項1に記載の送信機。
【請求項11】
ビーコン信号の受信を検出し、
前記ビーコン信号と同期した後に、前記選択されたパイロットシーケンスまたは前記第2のパイロットシーケンスを送信するように構成された、
請求項1に記載の送信機。
【請求項12】
前記送信機が光送信機である、請求項1に記載の送信機。
【請求項13】
前記送信機が無線周波数(RF)送信機である、請求項1に記載の送信機。
【請求項14】
複数の送信機によって送信されるパイロット信号の異なるパイロットシーケンスの同時送信を調整するように構成された調整機であって、前記複数の送信機が、少なくとも1つの第1の送信機および1つの第2の送信機を含み、
前記調整機が、
前記第1の送信機に、少なくとも1つの第1のコード(S )および少なくとも1つの第2のコード(S )を含む複数のコード(S 、S )であって、前記少なくとも1つの第1のコードおよび少なくとも1つの第2のコードがコードのセットのコードである、複数のコード(S 、S )を、かつ
前記第2の送信機に、少なくとも1つの第1の追加コード(S )および少なくとも1つの第2の追加コード(S )を含む複数の追加コード(S 、S )であって、前記少なくとも1つの第1の追加コード(S )および前記少なくとも1つの第2の追加コード(S )がコードの前記セットのコードであり、前記少なくとも1つの第1の追加コード(S )が前記少なくとも1つの第1のコード(S )に直交し、前記少なくとも1つの第2の追加コード(S )が前記少なくとも1つの第2のコード(S )に直交する、複数の追加コード(S 、S )を
割り当てるように構成され、
前記調整機が、前記複数の送信機の送信機ごとに、少なくとも1つの第1のより低いシンボルレートおよび1つの第2のより高いシンボルレートを含む複数のシンボルレートの中から、少なくとも1つのシンボルレートを選択するように構成され、
前記調整機が、前記第1の送信機に、前記第1の送信機に割り当てられた前記少なくとも第1のコード(S )および前記少なくとも1つの第2のコード(S )をシグナリングし、前記第2の送信機に、前記第2の送信機に割り当てられた前記少なくとも1つの第1の追加コード(S )および前記少なくとも1つの第2の追加コード(S )をシグナリングするように構成され、
前記調整機が、前記選択されたシンボルレートを各送信機にシグナリングするように構成され、その結果、
前記第1のシンボルレートが前記第1の送信機向けに選択された場合、前記第1の送信機が、等間隔のシンボルの第1のセット(S )を含む第1のパイロットシーケンス(S )を送信し、
前記第2のシンボルレートが前記第1の送信機向けに選択された場合、前記第1の送信機が、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S )と、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S )とインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセット(S )とを含む第2のパイロットシーケンス(S AC )を送信し、
前記第1のシンボルレートが前記第2の送信機向けに選択された場合、前記第2の送信機が、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1の追加セット(S )を含む第1の追加パイロットシーケンス(S )を送信し、
前記第2のシンボルレートが前記第2の送信機向けに選択された場合、前記第2の送信機が、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1の追加セット(S )と、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセット(S EG )とインターリーブされた等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2の追加セット(S )とを含む第2の追加パイロットシーケンス(S EG )を送信し、
その結果、前記第1の送信機は、第1のシンボルレートで前記第1のパイロットシーケンスを送信し、所定の整数係数に従って前記第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスを送信し、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの数の和が、前記所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、前記所定の整数係数が1より大きく、
前記第1の送信機及び前記第2の送信機は、パルス振幅変調(PAM)に従って、選択されたパイロットシーケンスを送信する、
調整機。
【請求項15】
送信機によって送信されたパイロット信号を受信するための受信機であって、前記受信機が、前記パイロット信号内のパイロットシーケンスから前記パイロット信号の位相情報を取得するように構成され、前記パイロットシーケンスが、互いにインターリーブされた等間隔のシンボルの複数のセットを含み、
前記受信機が、前記パイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記複数のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する評価動作を実行し、それにより、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットの決定から位相情報を取得するために、前記パイロットシーケンスとの最も高い相関を有するコードの前記セットを決定するように構成され、
前記パイロットシーケンスが、パルス振幅変調(PAM)を介して、複数のシンボルレートの中から選択されたシンボルレートで送信され、第1のシンボルレートにおける前記パイロットシーケンスが、等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを有する第1のパイロットシーケンスであり、前記第1のシンボルレートよりも高い第2のシンボルレートにおける前記パイロットシーケンスが、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットを有する第2のパイロットシーケンスであり、
前記受信機が、選択可能に、
前記第1のシンボルレートにおける前記第1のパイロットシーケンスの受信のみの場合、前記第1のシンボルレートで前記パイロットシーケンスをサンプリングし、それにより、前記第1のパイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の前記相関を評価し、
前記第2のシンボルレートにおける前記第2のパイロットシーケンスの受信の場合、
前記第2のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスをサンプリングし、前記第2のパイロットシーケンスと、等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第2のセットとインターリーブされた等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価するか、または
前記第1のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスをサンプリングし、前記第2のパイロットシーケンスと等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの事前に記憶されたバージョンとの間の相関を評価する
ように構成される、受信機。
【請求項16】
複数の送信機によって同時に送信された複数のパイロット信号から受信された受信信号からチャネル情報を評価するように構成された受信機であって、前記複数の送信機が、少なくとも第1の送信機および第2の送信機を含み、その結果、
前記第1の送信機によって送信された第1のパイロット信号が、少なくとも、
第1のシンボルレートにおける前記第1のパイロットシーケンス(S )であって、前記第1のパイロットシーケンス(S )が等間隔のシンボル(A 、A 、A 、A )の少なくとも1つの第1のセット(S )を含む、前記第1のパイロットシーケンス(S )と、
第2のシンボルレートにおける前記第2のパイロットシーケンス(S AC )と
の間で選択されたパイロットシーケンスを含み、
前記第2の送信機によって送信された第2のパイロット信号が、少なくとも、
前記第1のシンボルレートで送信された第1の追加パイロットシーケンス(S )であって、前記第1の追加パイロットシーケンス(S )が等間隔のシンボル(E 、E 、E 、E )の少なくとも1つの第1の追加セット(S )を含む、第1の追加パイロットシーケンス(S )と、
前記第2のシンボルレートで送信された第2の追加パイロットシーケンス(S EG )であって、前記第2の追加パイロットシーケンス(S EG )が、等間隔のシンボル(E 、E 、E 、E )の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S )と、それにインターリーブされた、等間隔のシンボル(G 、G 、G 、G )の少なくとも1つの第2の追加セット(S )とを含む、第2の追加パイロットシーケンス(S EG )と
の間で選択された追加パイロットシーケンスを含み、
等間隔のシンボル(A 、A 、A 、A )の前記少なくとも1つの第1のセット(S )が、等間隔のシンボル(E 、E 、E 、E )の前記少なくとも1つの第1の追加セット(S )によって表された少なくとも1つの第1の追加コードに直交する少なくとも1つの第1のコードを表し、
等間隔のシンボル(C 、C 、C 、C )の前記少なくとも1つの第2のセット(S )が、等間隔のシンボル(G 、G 、G 、G )の前記少なくとも1つの第2の追加セット(S )によって表された少なくとも1つの第2の追加コードに直交する少なくとも1つの第2のコードを表し、
前記受信機が、前記第1のシンボルレートまたは前記第2のシンボルレートであるシンボルレートで前記受信した信号をサンプリングし、前記第1の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関する情報および前記第2の送信機と前記受信機との間の前記チャネルに関する情報を取得するために、等間隔のシンボルの前記セットおよび追加セットの事前に記憶されたバージョン(S 、S 、S 、S 、S AC 、S EG )の両方と前記受信信号を相関させるように構成される、
請求項15に記載の受信機。
【請求項17】
少なくとも第1のパイロットシーケンスおよび第2のパイロットシーケンスを含む複数のパイロットシーケンスの中から選択されたパイロットシーケンスを含むパイロット信号を送信するための方法であって、
前記第1のパイロットシーケンスが、前記第1のパイロットシーケンスの複数のシンボルを含み、
前記第2のパイロットシーケンスが、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルと、前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルの間に挿入された前記第2のパイロットシーケンスのさらなるシンボルとを含み、
前記方法が、
前記第1のパイロットシーケンスの前記シンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第1のセットを含み、等間隔のシンボルの各第1のセットがそれぞれの第1のコードを表すこと、および
前記第2のパイロットシーケンスの前記シンボルが等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットを含み、等間隔のシンボルの各第2のセットが各第1のコードとは異なるそれぞれの第2のコードを表すこと
を定義するステップを含み、
前記方法が、コードのセットの各コードがコードの前記セットの少なくとも1つの他の選択されていないコードに直交するコードの前記セットから、各第1のコードおよび各第2のコードを選択するステップを含み、
前記方法が、前記選択されたパイロットシーケンスを送信することを含み、
前記送信することは、第1のシンボルレートで前記第1のパイロットシーケンスを送信し、所定の整数係数に従って前記第1のシンボルレートの倍数である第2のシンボルレートで前記第2のパイロットシーケンスを送信することを含み、前記第1のパイロットシーケンスの時間長が前記第2のパイロットシーケンスの時間長と同じであり、
等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットのシンボル数と等間隔のシンボルの少なくとも1つの第2のセットの数の和が、前記所定の整数係数に従って等間隔のシンボルの前記少なくとも1つの第1のセットの倍数であり、前記所定の整数係数が1より大きく、
前記選択されたパイロットシーケンスは、パルス振幅変調(PAM)に従って、送信される、
方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
本例は、等間隔のシンボルのセットを含むパイロットシーケンスを参照する。例えば、パイロットシーケンスは、等間隔のシンボルの少なくとも1つの(すなわち、1つまたは複数の)セットを含む場合がある。等間隔のシンボルの各セットは、一定の時間にわたって互いに後続する時間インスタント(タイムスロット)において送信される、順序付けられた一連のシンボルを含む場合がある。Aが等間隔のシンボルのセットの第1のシンボルであり、AおよびAが等間隔のシンボルのセット内の後続のシンボルである場合、Aの送信は、Aの送信から時間距離Δ12が経過した後に行われ、Aの送信は、Aの送信から同じ時間距離Δ12が経過した後に行われる。シンボルA、A、Aなどは、バイナリ値であってもよい。A、A、Aなどの値は、シーケンス内のそれらの相互位置によって決定される場合がある。パイロットシーケンスは、A、A、Aなどの連続に加えて、異なる連続(等間隔のシンボルB、B、Bなどの異なるセット)も定義されるという意味で、シンボルの複数のセットを含むことが可能である。それは、例えば、パイロットシーケンス内で、シンボルB、B、Bなどが、等間隔のコードの他のセットのシンボルA、A、Aなどの間に1つずつ挿入されることであり得る。また、シンボルB、B、Bなどは、シンボルA、A、Aなどと同様に、距離Δ12だけ等間隔であり得る。したがって、異なるタイムスロット内で、同じパイロットシーケンス内に異なる等間隔のスロットのシンボルが存在する場合があり、それにより、パイロットシーケンスA、B、A、B、A、Bなどが形成される。場合によっては、第1のシーケンスのシンボルA、A、Aなどに加えて(または、第2のシーケンスのシンボルA、B、A、B、A、Bの場合)、別のシーケンスのシンボルC、C、C(またはB、D、B、D、B、D、B、D)も第1のシーケンスのシンボルA、A、Aなど(またはA、B、A、B、A、Bなど)の間に挿入されるように、第2のパイロットシーケンスが生成される。第2のパイロットシーケンスのシンボルC、C、C(またはB、D、B、D、B、D、B、D)さえも、等間隔のシンボルの編成されたセットであり、その結果、Bの送信は、Bの送信から時間距離Δ12が経過した後に行われ、Bの送信は、Bの送信から同じ時間距離Δ12が経過した後に行われる(かつ/または、Dの送信は、Dの送信から時間距離Δ12が経過した後に行われ、Dの送信は、Dの送信から同じ時間距離Δ12が経過した後に行われる)。上記の技法は、シンボルの複数のセット、シンボルのセットごとの複数のシンボル、複数のパイロットシーケンスなどで一般化される場合がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0069】
図3は、基地局302および少なくとも1つのモバイルデバイス350を含む分散システム300を示す。基地局302は、例えば調整機310と、例えば定位置デバイス320aおよび320bであり得る(異なる数の定位置デバイスが存在してもよい)複数の調整機側デバイス320とを含む場合がある。定位置デバイス310は、電気接続または無線接続390を介して調整機310と接続される場合がある。この例では、接続390は、スター型トポロジを有するものとして示されているが、他のトポロジ(例えば、バストポロジ、サイドツーサイドトポロジなど)が使用されてもよい。例では、基地局302は、単一のデバイス内に調整機310および少なくとも1つの定位置デバイス320を備える場合がある。少なくとも1つの定位置デバイスは、中継エンドポイント(REP)と見なされる場合がある。各定位置デバイス320は、光チャネル395を介して、少なくとも1つのモバイルデバイス350(例えば、図3のモバイルデバイス350a、または図4aおよび図4bの350aおよび350b)と光学的に接続される場合がある。モバイルデバイス350はエンドポイント(EP)であってもよく、基地局302とネットワークを形成することができる。定位置デバイス320およびモバイルデバイス350は、光チャネル395を介して通信するつもりである。したがって、定位置デバイス320およびモバイルデバイス350は、電気接続または無線接続を介して通信しない。
しかしながら、いくつかの例では、調整機マスタデバイス310を有する必要はなく、複数の定位置デバイス320を有する必要はなく、デバイス350は必ずしもモバイルデバイスではなく、定位置デバイス320は必ずしも固定位置にはないことに留意されたい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
上記の概念の一例が図5に示されている。例は、どのシーケンスが送信機内のどの位置またはスロットで送信されるかを定義するための動作500を示す。この例では、可能なシーケンスのより主要なまたはより大きいグループから選択される複数の(例えば8個の)バリアントを有する場合がある。
動作はステップ502で始まり、ステップ504に進むことができる。ステップ504において、第1の位置スロット(例えば、スロット番号0)が選択される。ステップ506において、要求されたコードがここで識別される。識別された要求されたコードは、シグナリングから取得される場合がある。ステップ508において、要求されたコードが取り出される場合がある。例えば、コードが記憶ユニット100内で互いにインターリーブされる場合、特定の要求されたコードが取得される場合がある。例えば、(例えば、SABCDおよびSEFGH、または可能なS1024,0~S1024,7の中の)特定のシーケンスが識別される場合がある。ステップ510において、第1のパイロットシーケンスが選択されたか、第2のパイロットシーケンスが選択されたかを理解することが可能である。この情報は、例えば、使用されるシンボルレートから到来することができる。ケース512では、第1のシンボルレートが選択されているので、ステップ514において第1のパイロットシーケンス向けのシンボルが選択されることになる。あるいは、516において、第2のより高いシンボルレートが選択される場合がある。ここで、2つのさらなる選択肢があり得る。選択肢518は、選択されるシーケンスが記憶されたインターリーブされた複合コードと一致するときに発生し、その場合、すべてのシンボルが送信されることになる。選択肢520では、ステップ522においていくつかのシンボルが選択され、いくつかの他のシンボルは破棄される。例えば、表2に示されたように、シンボルレートが最も高く(表2では200MHz)、記憶された複合コード(A1024,0~A1024,7)のすべてのビットがパイロットシーケンスを生成するために使用されるときに、選択肢518が選ばれる場合があり、選択肢520は、完全な複合コードの1秒ごとのビットのみが選択されるように、第2のより高いレートが100MHzであるときであり得る。当然、選択肢512では、第1のパイロットシーケンスが選択されるとき、シンボルレートは選択肢518よりも低くなる(例えば、第2のより高いレートが第1のパイロットシーケンスの列よりも右側の列にあるという条件で、表2の最初の4つの列のいずれかを参照することができる)。すべての選択肢512、518、および520では、(第1であるか第2であるかにかかわらず)パイロットシーケンスは、現在のスロット位置で符号化される。ステップ526において、他のスロット位置が選択されるかどうか(例えば、同じパイロット信号内で送信されるP=8個のパイロットシーケンスの各々についてパイロットシーケンスがすでに見つかっているかどうか)がチェックされる。528において選択される他のオプションが存在する場合、ログされた位置がステップ530において更新され、方法500の新しい反復が、例えばステップ516から開始される。ステップ526において、符号化される他の位置スロットが存在しないと判定された場合、遷移532は最終ステップ534に向かって遷移する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0112】
図6の例は、送信機における第1の動作610および受信機における少なくとも1つの第2の動作620を含む方法600を示す。(上記の送信機のいずれであってもよく、モバイルデバイスまたは定位置デバイスのいずれかであり得る)送信機は、特定のパイロットシーケンス(例えば、SAC)を有する特定のパイロット信号を送信する。この時点では、他のパイロットシーケンスが他の/異なるデバイスによって同時に送信されるかどうかは無関係である(いくつかの例では発生する場合があり、発生しない場合もある)。(上記の受信機のいずれであってもよく、モバイルデバイスまたは定位置デバイスのいずれかであり得る)受信機において、以下の方法620が実行される場合がある。ステップ622において、パイロットシーケンス(例えば、SAC)を有するパイロット信号が受信される場合がある。パイロットシーケンスは、例えば、(例えば、アナログデジタル変換器、ADCを介して)デジタル化される場合がある。ステップ624において、(そのデジタルバージョンの)パイロット信号は、(事前に記憶されたコードを表す)複数の事前に定義されたシーケンスと相互相関される場合がある。事前に定義されたシーケンスは、例えば、SおよびSであり得る。受信されたパイロット信号をSおよびSと相互相関させることにより、それぞれ、相関値CCおよびCC が取得される場合がある。ステップ626において、相互相関値を最大化する(例えば、SおよびSの中の)事前に定義されたシーケンスが見出される。例えば、相互相関値CCはCCよりも大きい(CC<CC)場合があり、したがって、シーケンスSがSよりも良好に受信されたことが認識される。他方では、CCがCCよりも大きい(CC>CC)場合、良好に受信されたシーケンスはSであると判定される。したがって、ステップ628において、相互相関を最大化する事前に定義されたシーケンスに基づいてチャネルに関する位相情報を取得することが可能である。例えば、(SがSよりも良好に受信されたことを意味する)CCがCCよりも大きい(CC>CC)場合、パイロット信号の位相は180°よりも0°に近いと見なすことが可能である。他方では、相関値CCが相関値CCよりも大きい(CC>CC)場合、位相は0°よりも180°に近いと見なすことが可能である。同じパイロット信号内に3つ以上のシーケンスがある場合、SACを用いた例の0°/180°の粒度よりも高い粒度(より良好な分解能)を有する位相に関する情報を有することが可能であるという意味で、この進行は実際に一般化することができる。例えば、パイロットシーケンスがシーケンスS、S、S、およびSを含む場合、位相が(CCが最も高い相互相関値である場合)0°、(CCが最も高い相互相関値を有する場合)90°、(CCが最も高い相互相関値を有する場合)180°、および(最も高い相互相関がCCである場合)270°により類似しているかどうかを理解することが可能である。したがって、異なるシーケンスは、例えば各シーケンスが有するオフセットに従って、異なる位相に対応する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0126】
上記の例では、ワイヤレス送信機、詳細には光送信機によるパイロットシーケンスの送信が主に参照されている。光送信機の場合、通信ユニット(例えば、図3の326、356)は、光送信機(例えば、発光ダイオード、LED)によって形成される場合があり、光受信機は、例えばフォトトランジスタを含むことができる。LEDおよび光受信機は、(例えば、通信ユニット326および/または356であり得る)同じユニットに配置される場合がある。無線送信の場合、通信ユニット326および356は、無線周波数で送信および/または受信するアンテナであり得る。超音波の場合、通信ユニット326および356は、例えば、信号を送信するための超音波(音響波)を生成するように構成されたスピーカであり得、受信機は、受信ユニット用のマイクロフォンまたは他の音響受信機であり得る。また、この場合、それらは同じ通信ユニット(例えば326、356)内に共存することができる。チャネルがワイヤレスチャネルではなく有線チャネルである有線通信を有することも可能である。少なくとも1本のワイヤ(例えば、2本のワイヤ)が存在する場合があり、かつ/または少なくとも1本のケーブル(例えば、多数のケーブル)が存在する場合がある。この場合、チャネル395は非ワイヤレスチャネルである。
【国際調査報告】