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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】ケーブルグランド用の適応型シール
(51)【国際特許分類】
   H02G 15/013 20060101AFI20240822BHJP
   H02G 15/02 20060101ALI20240822BHJP
   F16C 1/10 20060101ALI20240822BHJP
   F16C 1/26 20060101ALI20240822BHJP
   F16L 5/10 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
H02G15/013
H02G15/02
F16C1/10 B
F16C1/26 A
F16L5/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561101
(86)(22)【出願日】2022-08-25
(85)【翻訳文提出日】2023-10-03
(86)【国際出願番号】 US2022041475
(87)【国際公開番号】W WO2023034105
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】63/238,289
(32)【優先日】2021-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511102583
【氏名又は名称】ハッベル・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】HUBBELL INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】40 Waterview Drive, Shelton, Connecticut 06484-1000, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ローレンス・マレー ロナーガン
【テーマコード(参考)】
3J032
5G375
【Fターム(参考)】
3J032AB22
3J032AB25
3J032BC06
3J032BC07
5G375BA02
5G375BB02
5G375BB29
5G375CB07
5G375DA31
5G375DB04
(57)【要約】
ケーブルグランド用の適応型シールであって、遠位面を画定する圧縮部分及び近位面を画定する挿入部分を含む本体であって、圧縮部分が、挿入部分の外径よりも大きい外径を有する、本体と、近位面にある複数の挿入開口部と、遠位面から延びる複数のチューブであって、各々、閉鎖端を有し、各々、本体の遠位端から閉鎖端まで、少なくとも部分的に直径が先細である、複数のチューブと、複数のチャネルであって、各々、本体の挿入開口部のうちの1つと、チューブのそれぞれの1つの閉鎖端のうちの1つとの間に画定されている、複数のチャネルと、を含み、本体及び複数のチューブが、弾性材料の単一の部品として一体的に形成されている、ケーブルグランド用の適応型シール。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルグランド用の適応型シールであって、
近位面及び遠位面を有する本体と、
前記本体の前記近位面内の挿入開口部と、
前記本体の前記遠位面と一体的に形成され、前記遠位面から延びるチューブであって、遠位端を有する、チューブと、
前記本体の前記挿入開口部と前記チューブの前記遠位端との間に画定されたチャネルであって、前記チャネルが、前記挿入開口部における近位内径、及び前記遠位端における遠位内径を有し、前記近位内径が、前記遠位内径よりも大きい、チャネルと、を備える、適応型シール。
【請求項2】
前記チューブの前記遠位端が閉鎖されている、請求項1に記載の適応型シール。
【請求項3】
前記遠位端が、前記遠位端を切断又は穿刺することによって開放するように適応されている、請求項1に記載の適応型シール。
【請求項4】
前記本体の前記近位面内の第2の挿入開口部と、
前記本体の前記遠位面と一体的に形成され、前記本体の前記遠位面から延びる第2のチューブであって、第2の遠位端を有する、第2のチューブと、
前記第2の挿入開口部と前記第2の遠位端との間に画定された第2のチャネルと、を更に備える、請求項1に記載の適応型シール。
【請求項5】
前記本体が、前記遠位面を画定する圧縮部分と、前記近位面を画定する挿入部分と、を含み、前記圧縮部分が、前記挿入部分の外径よりも大きい外径を有する、請求項4に記載の適応型シール。
【請求項6】
前記チューブ及び前記第2のチューブの各々を受容するように適応された孔を含むリテーナを更に備える、請求項4に記載の適応型シール。
【請求項7】
前記チューブは、前記本体の前記遠位面から前記遠位端まで、少なくとも部分的に直径が先細である、請求項1に記載の適応型シール。
【請求項8】
前記本体が円筒形である、請求項1に記載の適応型シール。
【請求項9】
前記チューブの外側が、前記本体の円筒形外面から半径方向内側に配置されている、請求項8に記載の適応型シール。
【請求項10】
ケーブルグランド用の適応型シールであって、
遠位面を画定する圧縮部分及び近位面を画定する挿入部分を含む本体であって、前記圧縮部分が、前記挿入部分の外径よりも大きい外径を有する、本体と、
前記近位面内の複数の挿入開口部と、
前記遠位面から延びる複数のチューブであって、各々、閉鎖端を有し、各々、前記本体の遠位端から前記閉鎖端まで、少なくとも部分的に直径が先細である、複数のチューブと、
複数のチャネルであって、各々、前記本体の前記挿入開口部のうちの1つと、前記チューブのそれぞれの1つの前記閉鎖端のうちの1つとの間に画定されている、複数のチャネルと、を備え、
前記本体及び前記複数のチューブが、弾性材料の単一の部品として一体的に形成されている、適応型シール。
【請求項11】
前記閉鎖端の各々が、前記それぞれの閉鎖端を切断又は穿刺することによって開放するように適応されている、請求項10に記載の適応型シール。
【請求項12】
前記本体が円筒形である、請求項10に記載の適応型シール。
【請求項13】
ケーブルグランドであって、
入口コンポーネントと、
前記入口コンポーネントにねじ込み可能に係合されたバックナットと、
少なくとも部分的に前記入口コンポーネント内にあるシールであって、前記シールが、近位面及び遠位面を有する本体と、前記本体の前記近位面内の挿入開口部と、前記本体の前記遠位面から延び、閉鎖端を有するチューブと、前記本体の前記挿入開口部と前記チューブの前記閉鎖端との間に画定されたチャネルと、を含む、シールと、を備える、ケーブルグランド。
【請求項14】
前記チャネルが、前記挿入開口部における近位内径、及び前記閉鎖端における遠位内径を有し、前記近位内径が、前記遠位内径よりも大きい、請求項13に記載のケーブルグランド。
【請求項15】
前記シールの前記本体が、前記遠位面を画定する圧縮部分と、前記近位面を画定する挿入部分と、を含み、前記圧縮部分が、前記挿入部分の外径よりも大きい外径を有する、請求項13に記載のケーブルグランド。
【請求項16】
前記シールが、複数の前記挿入開口部と、複数の前記チューブと、を含む、請求項13に記載のケーブルグランド。
【請求項17】
前記本体及び前記複数のチューブが、弾性材料の単一の部品として一体的に形成されている、請求項16に記載のケーブルグランド。
【請求項18】
前記閉鎖端が、前記閉鎖端を切断又は穿刺することによって開放するように適応されている、請求項13に記載のケーブルグランド。
【請求項19】
前記閉鎖端が開放された後、前記ケーブルグランドは前記バックナットを通してケーブルを受容するようになっており、前記ケーブルの導体が、前記挿入開口部内に、前記チャネルを通って、及び前記チューブを通って延びている、請求項18に記載のケーブルグランド。
【請求項20】
スピゴットと、ミドルナットと、を更に備える、請求項13に記載のケーブルグランド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ケーブルグランドに関し、より具体的には、ケーブルグランドで使用するための適応型ダイヤフラムシールに関する。
【背景技術】
【0002】
ケーブルグランドアセンブリは、特に危険な環境において、壁又は隔壁の開口を通過するケーブル又は導管の周りをシールするために一般的に使用されている。例えば、ケーブルグランドアセンブリを使用して、電気機器を格納するジャンクションボックスなどのエンクロージャに入るケーブルの周りをシールすることができる。ケーブルグランドは、エンクロージャへの流体の出入りを防ぎ、ジャンクションブロック内で発生するあらゆる爆発を封じ込めるための防炎経路を提供する。
【0003】
ケーブルグランドは、一般に、グランドアセンブリを通って延びるケーブルを囲んで、ケーブル導体又はコアの周りに防炎シールを提供するシール装置を採用している。一般的なシール装置は、グランドアセンブリの2つの部分が一緒にねじ込まれるときに、ポッティングチャンバ内のケーブルの周りに係合してシールするように内側に押されるシール化合物である。シール化合物は、扱うことが困難であり、空隙を有する不完全なシールをもたらす場合がある。シール化合物はまた、硬化に時間がかかり、例えば、最大24時間かかり、これは、設置の完了を著しく遅らせる。別の解決策は、ケーブルコネクタのゲージに固有の高価なツールで孔を個別にパンチする必要がある固体シリコーンシールである。
【0004】
他の2つの既知の解決策は、ダイヤフラムグランド及び圧縮グランドである。ダイヤフラムグランドにおいては、ダイヤフラムシールグランドが、ケーブルの内側シースに防炎バリアを形成する。ケーブルの導体間の空洞は、火炎の伝達を防ぐために効果的に充填されなければならない。バリアは、可撓性ゴム膜によって形成され、可撓性ゴム膜は、その下のプラスチックケージによって支持されなければならない。それらは一緒になって、特に柔らかい材料で作られ得るケーブルの内側シースに過度に損傷を引き起こすことなく、火炎の力に耐える。しかしながら、このグランドが機能的に機能するためには、いくつかのコンポーネントが必要である。圧縮シールは、入口及びそれに対して作用するミドルナットの力によってケーブルの内側シースに対して圧縮される。それは単一のコンポーネントであるが、欠点は、それが過度に圧縮され、このためケーブルに損傷を引き起こす場合があることである。
【0005】
改善されたシール構成及びそれを用いたケーブルグランドが必要である。本発明は、先行技術におけるこれら及びその他の問題を解決する。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的は、化合物が硬化するのを待つことなく、即時のバリアを提供するシール装置を提供することである。更なる目的は、誰でも扱え、空隙又は不適切な導体間隔のリスクを回避するシール装置を提供することである。
【0007】
本開示による1つの例示的な実施形態では、ケーブルグランド用の適応型シールが提供され、適応型シールは、近位面及び遠位面を有する本体と、本体の近位面内の挿入開口部と、本体の遠位面と一体的に形成され、遠位面から延びるチューブであって、遠位端を有する、チューブと、本体の挿入開口部とチューブの遠位端との間に画定されたチャネルであって、チャネルが、挿入開口部における近位内径、及び遠位端における遠位内径を有し、近位内径が、遠位内径よりも大きい、チャネルと、を備える。
【0008】
いくつかの実施形態では、チューブの遠位端は閉鎖されており、遠位端は、遠位端を切断又は穿刺することによって開放するように適応されている。
【0009】
適応型シールは、本体の近位面内の第2の挿入開口部と、本体の遠位面と一体的に形成され、本体の遠位面から延びる第2のチューブであって、第2の遠位端を有する、第2のチューブと、第2の挿入開口部と第2の遠位端との間に画定された第2のチャネルと、を更に備え得る。
【0010】
いくつかの実施形態では、本体は、遠位面を画定する圧縮部分と、近位面を画定する挿入部分と、を含み、圧縮部分は、挿入部分の外径よりも大きい外径を有する。いくつかの実施形態では、適応型シールは、チューブ及び第2のチューブの各々を受容するように適応された孔を含むリテーナを更に備える。いくつかの実施形態では、チューブは、本体の遠位面から遠位端まで、少なくとも部分的に直径が先細である。
【0011】
ケーブルグランド用の適応型シールが更に提供され、適応型シールは、遠位面を画定する圧縮部分及び近位面を画定する挿入部分を含む本体であって、圧縮部分が、挿入部分の外径よりも大きい外径を有する、本体と、近位面内の複数の挿入開口部と、遠位面から延びる複数のチューブであって、各々、閉鎖端を有し、各々、本体の遠位端から閉鎖端まで、少なくとも部分的に直径が先細である、複数のチューブと、複数のチャネルであって、各々、本体の挿入開口部のうちの1つと、チューブのそれぞれの1つの閉鎖端のうちの1つとの間に画定されている、複数のチャネルと、を備え、本体及び複数のチューブが、弾性材料の単一の部品として一体的に形成されている。いくつかの実施形態では、閉鎖端の各々は、それぞれの閉鎖端を切断又は穿刺することによって開放するように適応されている。
【0012】
ケーブルグランドが更に提供され、ケーブルグランドは、入口コンポーネントと、入口コンポーネントにねじ込み可能に係合されたバックナットと、少なくとも部分的に入口コンポーネント内にあるシールであって、シールが、近位面及び遠位面を有する本体と、本体の近位面内の挿入開口部と、本体の遠位面から延び、閉鎖端を有するチューブと、本体の挿入開口部とチューブの閉鎖端との間に画定されたチャネルと、を含む、シールと、を備える。ケーブルグランドは、スピゴットと、ミドルナットと、を更に備え得る。
【0013】
いくつかの実施形態では、チャネルは、挿入開口部における近位内径、及び閉鎖端における遠位内径を有し、近位内径は、遠位内径よりも大きい。
【0014】
いくつかの実施形態では、シールの本体は、遠位面を画定する圧縮部分と、近位面を画定する挿入部分と、を含み、圧縮部分は、挿入部分の外径よりも大きい外径を有する。
【0015】
いくつかの実施形態では、シールは、複数の挿入開口部と、複数のチューブと、を含む。本体及び複数のチューブは、弾性材料の単一の部品として一体的に形成されている。
【0016】
ケーブルグランドをシールする方法が更に提供され、方法は、遠位面を画定する圧縮部分及び近位面を画定する挿入部分を含む本体と、近位面内の複数の挿入開口部と、遠位面から延びる複数のチューブであって、各々、閉鎖端を有する、チューブと、複数のチャネルであって、各々、本体の挿入開口部のうちの1つと、チューブのそれぞれの1つの閉鎖端のうちの1つとの間に画定されている、複数のチャネルと、を備える、適応型シールを提供するステップを含む。方法は、チューブのうちの少なくとも1つを選択的に開放するステップと、導体を、挿入開口部のうちの1つを通して挿入し、本体を通し、チューブの開放端から出すステップと、を更に含む。方法は、シールをケーブルグランド内に配置することと、ケーブルグランドを閉鎖することと、を更に含む。いくつかの実施形態では、ケーブルグランドのスピゴットは、圧縮部分に圧力を加え、ケーブルグランド内にシールを保持する。
【0017】
以下の詳細な説明を添付の図面と関連させて考察することにより、本開示がよりよく理解されるようになるにつれて、本開示のより完全な理解、及び本開示に付随する多くの利点が容易に得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図2図1に示されるケーブルグランドの側面図である。
図3図1に示されるケーブルグランドの分解図である。
図4図1に示されるケーブルグランドのシールの等角図である。
図5A図4に示されるシールの側面図である。
図5B図4に示されるシールの別の側面図である。
図6図1に示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図7A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図7B図7Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図8A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図8B図8Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図9A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図9B図9Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図10A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図10B図10Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図11A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図11B図11Aに示されるケーブルグランドの分解図である。
図11C図11Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図12A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図12B図12Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図12C図12Aに示されるケーブルグランドのシールの等角図である。
図13A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図13B図13Aに示されるケーブルグランドの側面断面図である。
図13C図13Aに示されるケーブルグランドのシールの等角図である。
図14A】本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランドの等角図である。
図14B図14Aに示されるケーブルグランドの分解図である。
図14C図14Aに示されるケーブルグランドのシールの分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本開示は、本開示の一部を形成する、添付の図面に関連して示される本開示の以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解され得る。本開示が本明細書に記載及び/又は示される特定のデバイス、方法、条件、又はパラメータに制限されず、本明細書で使用される用語が単に例として特定の実施形態を記載するためのものであり、特許請求される開示を制限することを意図するものではないことを理解されたい。
【0020】
また、本明細書で使用され、添付の特許請求の範囲を含む場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、複数を含み、特定の数値への言及は、文脈上別段明らかに指示されない限り、少なくともその特定の値を含む。本明細書では、範囲は、「約」又は「およそ」ある特定の値から、及び/又は「約」又は「およそ」別の特定の値までのように表現され得る。そのような範囲が表現される場合、別の実施形態は、そのある特定の値から、及び/又はその他の特定の値まで、を含む。同様に、値が近似値として表現される場合、先行詞の「約」を使用することによって、特定の値は別の実施形態を形成することが理解されよう。また、例えば、水平、垂直、頂部、上部、下部、底部、左側、及び右側などの全ての空間基準は、説明することのみを目的としており、本開示の範囲内で変化させることができることも理解される。
【0021】
図1~3は、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド100の等角図、側面図、及び分解図をそれぞれ示している。ケーブルグランド100は、入口110(又は入口コンポーネント)と、バックナット120と、を含む。バックナット120は、入口110にねじ込み可能に接続される。いくつかの実施形態では、入口110及びバックナット120は、真鍮などの金属で作られている。本開示の例示的な実施形態による適応型シール140は、入口110内に取り外し可能に配置される。ケーブルグランド100は、スピゴット130を更に含み得る。バックナット120の回転は、スピゴット130をシール140に対して係合させて、シール140を入口110及び/又はケーブルグランド100内に保持する。
【0022】
図4は、シール140の等角図である。シール140は、近位面143及び遠位面145を有する本体142を含む。例示的な実施形態では、本体142は、圧縮部分144及び挿入部分146によって画定される。本体142は、好ましくは円筒形である。挿入部分146は、近位面143内に1つ又は複数の開口部150を含む。圧縮部分144は、挿入部分146の外径よりも大きい外径を有し得る。直径の差は、圧縮面147を画定する圧縮部分144と挿入部分146との間に段差を生じる。スピゴット130は、挿入部分146を少なくとも部分的に取り囲み、圧縮部分144の圧縮面147に対して係合する。
【0023】
シール140は、本体142の遠位面145から突出する1つ又は複数のチューブ160又はダイヤフラムを更に含む。本体142及びチューブ160は、シリコーンなどの弾性材料から作られた単一の部品として一体的に形成されている。各開口部150は、対応するチューブ160を有する。以下で更に詳細に説明するように、各チューブ160は、それぞれの開口部150からチューブ160の遠位端まで延びるチャネルを画定するように、少なくとも部分的に中空である。ケーブルの導体(又はコア)は、各々、それぞれの開口部150を通って挿入され、それぞれのチューブ160内に入り、それぞれのチューブ160を通る。チューブ160は、様々な範囲の導体サイズに対応し得る。いくつかの実施形態では、チューブ160は、1.5~4.0mmの直径を有する導体を収容する。他の実施形態では、チューブ160は、4.0mm~6.0mm又はそれ以上の直径を有する導体を収容する。
【0024】
図5A及び5Bは、図4に示されるシール140の側面図である。チューブ160は、近位端160aから遠位端160bまで、少なくとも部分的に直径が先細であり得る。例示的な実施形態では、チューブ160は、遠位面145に隣接する先細部分と、一定又はほぼ一定の直径を有する遠位部分と、を含む。例示的な実施形態では、チューブ160の遠位端160bは、使用されるまで、最初は閉鎖されている。導体は、開口部150を介してチューブ160の全て又は一部のみに選択的に導入され、それらを通って延びていてもよい。
【0025】
いくつかの実施形態では、チューブ160は、その中に導体を貫通させること、すなわち、導体を本体142及びチューブ160を通して開口部150に挿入して、閉鎖遠位端160bを貫通させることによって、開放され得る。そのようないくつかの実施形態では、チューブ160は、遠位端160bではなくチャネル内にある穿刺可能な閉鎖部を有し得る。閉鎖部を貫通することは、より大きなゲージ導体に好適であり得るが、これに限定されない。
【0026】
好ましい実施形態では、図5Bに示されるように、チューブ160は、位置161又は位置163などの、チューブ160に沿った所定の位置で切断され得る。チューブ160がより大きな直径を有する位置161での切断は、より大きなゲージケーブルに好適であり得、一方、チューブ160がより小さな直径を有する位置163での切断は、より狭いゲージケーブルに所望であり得る。切断位置161及び163は、例示にすぎない。いくつかの実施形態では、チューブ160は、その長さに沿って任意の所望の位置で切断され得る。いくつかの実施形態では、チューブ160は、導体の様々なゲージのための推奨切断位置を識別するチューブの外面上の表示を含み得る。
【0027】
図6は、シール140を含むケーブルグランド100の側面断面図である。図示されるように、チャネルは、各開口部150から各対応するチューブ160に延びるシール140を通って画定される。例示的な実施形態では、各チャネルは、少なくとも部分的に本体142を通って延びる一定の直径を有する第1の部分162を有する。他の実施形態では、第1の部分162は、その長さに沿って直径が先細であり得る。遠位面145において、又は遠位面145を超えて、チャネルは、遠位部分166に続く先細部分164を有する。
【0028】
チャネルは、特定のゲージ又は最大ゲージの導体を受容するようにサイズ設定され得る。シール140の圧縮部分144は、選択的に圧縮されてもよく、その結果、設置中に半径方向内側に選択的に移動されてもよい。いくつかの実施形態では、ケーブルグランド100は、例えば、ケーブルグランド100の外側のマーカーに従って、固定された程度に閉鎖されている(及びシール140が圧縮されている)。いくつかの実施形態では、より大きなチャネル及びチューブは、追加の圧縮でより狭いゲージ導体を収容できる。しかしながら、圧縮シールとは異なり、チューブ160は、圧縮に関係なく導体の周りをシールするため、一般に、シールを形成するために特定の圧縮は必要ではない。
【0029】
本開示によるケーブルグランドは、異なる用途に適合するように、異なるサイズ、形状、及び構成を有し得る。更に、本発明によるシールは、任意の数のチューブ及びチャネル並びに異なる直径のチューブ及びチャネルを含み得る。図1~6に示される実施形態は、19個のチューブ160を含む。この実施形態は、19個の導体を収容することができるが、チューブ160の全てを使用する必要はない。任意の未使用のチューブ160は、切断されず、閉鎖されたままであり得る。シールは、チューブ160が切断されていないときでも維持される。更に、未使用のチャネルは、圧縮部分144の圧縮中に少なくとも部分的に閉鎖され得る。
【0030】
図7A及び7Bは、それぞれ、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド200の等角図及び側面断面図である。ケーブルグランド200は、入口210と、バックナット220と、を含む。本開示の例示的な実施形態による適応型シール240は、入口210内に取り外し可能に配置される。ケーブルグランド200は、スピゴット230を更に含む。この例示的な実施形態では、シール240は、12個の対応する開口部250を有する12個のチューブ260を含む。
【0031】
図8A及び8Bは、それぞれ、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド300の等角図及び側面断面図である。ケーブルグランド300は、入口310と、バックナット320と、を含む。本開示の例示的な実施形態による適応型シール340は、入口310内に取り外し可能に配置される。ケーブルグランド300は、スピゴット330を更に含む。この例示的な実施形態では、シール340は、5個の対応する開口部350を有する5個のチューブ360を含む。
【0032】
図9A及び9Bは、それぞれ、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド400の等角図及び側面断面図である。ケーブルグランド400は、入口410と、バックナット420と、を含む。本開示の例示的な実施形態による適応型シール440は、入口410内に取り外し可能に配置される。ケーブルグランド400は、スピゴット430を更に含む。この例示的な実施形態では、シール440は、7個の対応する開口部450を有する7個のチューブ460を含む。
【0033】
図10A及び10Bは、それぞれ、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド500の等角図及び側面断面図である。ケーブルグランド500は、入口510と、バックナット520と、を含む。本開示の例示的な実施形態による適応型シール540は、入口510内に取り外し可能に配置される。ケーブルグランド500は、スピゴット530を更に含む。この例示的な実施形態では、シール540は、10個の対応する開口部550を有する10個のチューブ560を含む。
【0034】
図11Aは、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド600の等角図である。当業者が理解するように、ケーブルグランド600は、シース付きケーブルに好適であり得るが、これに限定されない。シース付きケーブル用のケーブルグランドの例は、米国特許第6,812,406号に開示され、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。ケーブルグランド600は、入口610と、ミドルナット618と、バックナット620と、を含む。ケーブルグランド600は、複数の導体614を有するケーブル612を受容することが示されている。
【0035】
図11Bは、ケーブル612を備えたケーブルグランド600の分解図を示している。ケーブルグランド600は、本開示によるシール640と、シール640に対する係合のためのスピゴット630と、を含む。シール640は、複数の適応型シール、すなわち、複数の導体を受容するためのものである。バックナットシール622及びバックナットクランプ624は、ミドルナット618とバックナット620との間に設けられてもよい。ケーブル612は、シース615(例えば、ケーブルアーマー又は編組)を有し得る。アーマークランプ616は、シース615に固定を提供する。シール640は、ケーブル612の導体614を受容するための複数のチューブ660を含む。
【0036】
ケーブル612は、バックナット620から入口610まで(又はその逆に)、ケーブルグランド600を通って延びている。設置中、ケーブル612は、導体614が見えるように接続される。シール640のチューブ660の一部又は全ては、設置者によって(例えば、切断によって)選択的に開放され、導体614は、シール640を通って供給される。チューブ660は、それらの長さに沿って導体614のゲージに応じて、同じ位置又は異なる位置で切断され得る。次いで、ケーブルグランド600は、入口610、ミドルナット618、及びバックナット620と係合することによって閉鎖される。ミドルナット618は、アーマークランプ616及びスピゴット630を介して適応型シール640に圧縮力を付与する。次いで、ケーブル612を直ちに通電させることができる。
【0037】
図11Cは、ケーブルグランド600の側面断面図を示している。導体614は、シール640を通って、入口610の外に延びている。シール640は、スピゴット630によって圧縮され得る。導体614のゲージ及び/又は未使用のチューブ660(もしあれば)の数に応じて、シール640は、適切なシールを確実にするために、より多く又はより少なく圧縮されてもよい(又はまったく圧縮されていなくてもよい)。チューブ660は、入口610の内面に隣接してもよく、好ましくは、その間に空間を有していてもよい。導体614の圧縮を回避するために空間が所望されることがある。しかしながら、空間は、好ましくは、チューブ660が圧力下で崩壊又は反転することができないように十分に小さい。
【0038】
図1~11Cに示されるケーブルグランドは、各々、シールの個々のチューブ内に複数の導体を受容する複数の適応型シールを含む。多重適応型シールは、任意のケーブルとともに使用されてもよいが、導体間の火炎の伝播を防止する能力を有しないケーブル(例えば、効果的に充填されていないケーブルと称されることがある)、及び/又は火炎の伝播抵抗特性が不確実であるケーブルに特に有用である。他の実施形態では、適応型シールは、ケーブルの内側シースの周りをシールする単一の適応型シールであり得る。単一の適応型シールは、導体間の火炎の伝播を防止する能力を有するケーブル(例えば、効果的に充填されたケーブルと称されることがある)、及び/又は個々の導体間のシールが不必要又は所望されない任意のケーブルに有用である。当業者は、ケーブル自体の周り(個々の導体の周りではない)のシールが、導体間の効果的な充填/敷設でケーブルが製造されるときに十分であり得ることを理解するであろう。図12A~13Cは、本開示の例示的な実施形態による、かかるシールの例を示している。
【0039】
図12Aは、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド700の等角図である。当業者が理解するように、ケーブルグランド700は、シース付きケーブルに好適であり得るが、これに限定されない。ケーブルグランド700は、入口710と、ミドルナット718と、バックナット720と、を含む。ケーブルグランド700は、複数の導体714を有するケーブル712とともに示されている。
【0040】
図12Bは、ケーブルグランド700の側面断面図を示している。ケーブルグランド700は、本開示によるシール740と、シール740に対して係合するスピゴット730と、を含む。図12Cに示されるように、シール740は、シリコーンなどの弾性材料の単一の部品として一緒に形成された圧縮部分744及びチューブ760を含む。図12Bに示されるように、バックナットシール722及びバックナットクランプ724は、ミドルナット718とバックナット720との間に設けられてもよい。ケーブル712は、シース715(例えば、ケーブルアーマー又は編組)を有し得る。アーマークランプ716は、シース715に固定を提供する。この例示的な実施形態では、シール740は、単一のケーブル又は導体の周りに係合するための単一の適応型シールである。
【0041】
ケーブル712は、バックナット720から入口710まで(又はその逆に)、ケーブルグランド700を通って延びている。例示的な実施形態では、シール740は、様々なケーブルサイズを収容するように適応された遠位開口を有するチューブ760で製造されてもよく、又はチューブ760は、設置者によって選択的に切断される閉鎖遠位端を有してもよい。ケーブル712は、シール740を通して供給される。次いで、ケーブルグランド700は、入口710、ミドルナット718、及びバックナット720と係合することによって閉鎖される。
【0042】
ミドルナット718は、アーマークランプ716及びスピゴット730を介して適応型シール740に圧縮力を付与する。次いで、ケーブル712を直ちに通電させることができる。適応型シール740は、例えば、試験中に、又はケーブルグランド700が取り付けられているエンクロージャ内での爆発の場合に、チューブ760がそれ自体の上で反転するのを防ぐために必要以上に圧縮される必要はない。いくつかの実施形態では、ケーブルグランド700は、外側(例えば、入口710の外側)に、様々なケーブルサイズに必要な圧縮を達成するためにケーブルグランド700をどのくらい締め付けるかを示す複数のマーカーを含む。
【0043】
図13Aは、本開示の例示的な実施形態による、ケーブルグランド800の等角図である。当業者が理解するように、ケーブルグランド800は、シース付きケーブルに好適であり得るが、これに限定されない。ケーブルグランド800は、入口810と、ミドルナット818と、バックナット820と、を含む。ケーブルグランド800は、複数の導体814を有するケーブル812とともに示されている。
【0044】
図13Bは、ケーブルグランド800の側面断面図を示している。ケーブルグランド800は、本開示によるシール840と、シール840に対して係合するスピゴット830と、を含む。図13Cに示されるように、シール840は、シリコーンなどの弾性材料の単一の部品として一緒に形成された圧縮部分844及びチューブ860を含む。図13Bに示されるように、バックナットシール822及びバックナットクランプ824は、ミドルナット818とバックナット820との間に設けられてもよい。ケーブル812は、シース815(例えば、ケーブルアーマー又は編組)を有し得る。アーマークランプ816は、シース815に固定を提供する。この例示的な実施形態では、シール840は、単一のケーブル又は導体の周りに係合するための単一の適応型シールである。
【0045】
ケーブル812は、バックナット820から入口810までケーブルグランド800を通って延びている。前の実施形態と同様に、シール840は、様々なケーブルサイズを収容するように適応された遠位開口を有するチューブ860で製造されてもよく、又はチューブ860は、設置者によって選択的に切断される閉鎖遠位端を有してもよい。ケーブル812は、シール840を通して供給される。次いで、ケーブルグランド800は、入口810、ミドルナット818、及びバックナット820と係合することによって閉鎖される。
【0046】
ミドルナット818は、アーマークランプ816及びスピゴット830を介して適応型シール840に圧縮力を付与する。次いで、ケーブル812を直ちに通電させることができる。前の実施形態と同様に、適応型シール840は、チューブ860がそれ自体の上で反転するのを防ぐために必要以上に圧縮される必要はない。更に、ケーブルグランド800をどのくらい締め付けるかを示すために、ケーブルグランド800の外側にマーカーを設けてもよい。
【0047】
図14Aは、本開示の別の例示的な実施形態による、ケーブルグランド900の等角図である。ケーブルグランド900は、入口910と、バックナット920と、を含む。バックナット920は、入口910にねじ込み可能に接続される。本開示の例示的な実施形態による適応型シール940は、入口910内に取り外し可能に配置される。ケーブルグランド900は、スピゴット930を更に含み得る。
【0048】
図14B及び14Cは、それぞれ、ケーブルグランド900及びシール940の分解図である。シール940は、複数の開口部950を有する本体942を含む。シール940は、複数のチューブ960を更に含む。本体942及びチューブ960は、シリコーンなどの弾性材料から作られた単一の部品として一体的に形成される。各開口部950は、対応するチューブ960を有する。例示的な実施形態では、シール940は、任意のリテーナ970と係合して、チューブ960に追加の構造的支持を提供する。リテーナ970は、チューブ960を受容する複数の開口部972(孔)を含む。本体942及びリテーナ970は、ともに協働して、圧縮部分を形成する。バックナット920の回転は、スピゴット930をリテーナ970に対して係合させて、圧縮によってシール940を入口910及び/又はケーブルグランド100内に保持する。
【0049】
前の実施形態と同様に、チューブ960は、様々なサイズの導体を受容するために、選択的に切断又は穿刺されてもよい。いくつかの用途では、チューブ960は、大きな導体を収容するために、チューブ960の基部で完全に切断され得る。本出願では、リテーナ970の対応する開口部972は、導体とのシールを形成し得る。
【0050】
本開示によるシールは、一般に、ケーブルグランドの入口内及び/又は入口とミドルナット若しくはバックナットとの間にあるものとして示されており、説明されているが、これらの構成は、例示にすぎない。本開示によるシールは、ケーブルグランド内の他の場所に配置されてもよく、異なるタイプのケーブルグランド若しくは継手で使用されてもよく、又は代替的に、ケーブルグランド若しくは継手の端部に(例えば、ねじ込み可能に)接続するアダプタハウジング内に収容されてもよい。そのようなアダプタハウジングは、本明細書に記載される実施形態のいずれかとともに使用され得る。例えば、第1のシールがケーブルグランドに使用され、そのシールが後で誤ったタイプのシールであると判断された場合、又はそれ以外で、不適切である、損傷している、若しくは不適切に取り付けられている場合、ケーブルグランド全体を交換するのではなく、第2のシールを備えたアダプタハウジングを追加してもよい。これは、例えば、複数の適応型シールが必要なとき(例えば、ケーブルが「効果的に充填されていない」場合)、設置者が不注意に単一の適応型シールを使用した場合に発生し得る。
【0051】
本開示はまた、先行技術の欠点を克服する、本明細書に開示される適応型シールを使用してケーブルグランドをシールする方法を提供する。ケーブルグランドをシールする方法は、本体を含む適応型シールを提供するステップを含む。本体は、遠位面を画定する圧縮部分及び近位面を画定する挿入部分と、近位面内の複数の挿入開口部と、遠位面から延びる複数のチューブであって、各々、閉鎖端を有する、チューブと、複数のチャネルであって、各々、本体の挿入開口部のうちの1つと、チューブのそれぞれの1つの閉鎖端のうちの1つとの間に画定されている、複数のチャネルと、を含む。方法は、チューブのうちの少なくとも1つを選択的に開放するステップと、導体を、挿入開口部のうちの1つを通して挿入し、本体を通し、チューブの開放端から出すステップと、を更に含む。方法は、チューブのうちの2つ以上、又は全てを開放することを更に含み得る。方法は、シールをケーブルグランド内に配置することと、ケーブルグランドを閉鎖することと、を更に含む。いくつかの実施形態では、ケーブルグランドのスピゴットは、圧縮部分に圧力を加え、ケーブルグランド内にシールを保持する。
【0052】
図面全体を通して示されるように、同様の参照番号は、同様の又は対応する部分を示す。本開示の例示的な実施形態は、上記に説明及び例示されてきたが、これらは、本開示の例示であり、限定するものとはみなされないことを理解されたい。本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、追加、削除、置換、及び他の修正が行われ得る。したがって、本開示は、前述の説明によって限定されるとみなされるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図11C
図12A
図12B
図12C
図13A
図13B
図13C
図14A
図14B
図14C
【国際調査報告】