(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】ダブルダクトヘアドライヤー
(51)【国際特許分類】
A45D 20/12 20060101AFI20240822BHJP
【FI】
A45D20/12 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568499
(86)(22)【出願日】2023-04-14
(85)【翻訳文提出日】2023-11-03
(86)【国際出願番号】 CN2023088421
(87)【国際公開番号】W WO2024037004
(87)【国際公開日】2024-02-22
(31)【優先権主張番号】202210985554.6
(32)【優先日】2022-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523418052
【氏名又は名称】深▲せん▼淑格医▲療▼美容器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100130993
【氏名又は名称】小原 弘揮
(72)【発明者】
【氏名】李▲瑩▼▲瑩▼
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼作握
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼思佳
(72)【発明者】
【氏名】林盛▲標▼
【テーマコード(参考)】
3B040
【Fターム(参考)】
3B040CG00
(57)【要約】
本発明は、ヘアドライヤー技術分野に属し、具体的にはダブルダクトヘアドライヤーであり、シェルアセンブリを含む。その内部に駆動部品、熱伝導部品と空気出口部品が取り付けられ、内部部品を設置し、一字形に設置される。駆動部品は、シェルアセンブリの内部の右端に取り付けられ、デュアルエミッターのプラズマ技術によりプラスとマイナスのイオンを同時に放出し、毛髪に作用した後、プラスとマイナスの電荷を迅速に中和し、髪を滑らかで光沢のある状態にする。本発明は、一字形に設計されたダブル吹出口のダクトと整流により、ダクト内の風量の損失を低減し、風速と風量を増加させる。ダブル吹出口のダクト設計は、中空の溝を利用し、髪を2つの吹出口の真ん中にして、髪と風の接触面積を増加させ、乾燥効率を向上させる。また、ダブル吹出口の中空設計は、簡単なヘアスタイリング操作を行うことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダブルダクトヘアドライヤーであって、
内部に駆動部品(2)、熱伝導部品(3)および空気出口部品(4)が取り付けられ、内部部品を設置し、一字形に設置されるシェルアセンブリ(1)と、
シェルアセンブリ(1)の内部の右端に取り付けられ、デュアルエミッターのプラズマ技術によりプラスイオンとマイナスイオンを同時に放出し、毛髪に作用した後、プラスとマイナスの電荷を迅速に中和し、髪を滑らかで光沢のある状態にする駆動部品(2)と、
シェルアセンブリ(1)の内部の中央に取り付けられ、吹き出す風を加熱し、空気出口部品(4)からの空気を調整することができる熱伝導部品(3)と、
シェルアセンブリ(1)の内部の左端に取り付けられ、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させる空気出口部品(4)と
を備えることを特徴とするダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項2】
前記シェルアセンブリ(1)は、
内部に駆動部品(2)、熱伝導部品(3)および空気出口部品(4)が取り付けられ、内部部品を設置し、一字形に設置されるハウジング(11)と、
ハウジング(11)の内部の右端ポートに取り付けられ、外毛を遮断するフィルターメッシュ(12)と、
フィルターメッシュ(12)の右端に取り付けられるテールキャップマグネット(13)と、
テールキャップマグネット(13)の右端に取り付けられ、フィルターメッシュ(12)をハウジング(11)の内部の右端ポートに固定するテールキャップ(14)と、
テールキャップ(14)の外壁の右端に取り付けられ、ラインを排出できるテールストップ(15)と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項3】
前記ハウジング(11)は、
ハウジング(11)の外壁の右端に設置され、フィルターメッシュ(12)によって不純物を遮断するフィルター孔(111)
を含むことを特徴とする請求項2に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項4】
前記駆動部品(2)は、
ハウジング(11)の内部の右端に取り付けられ、2組に設けられ、内部に主機能PCB板(24)とモーター(25)を取り付けるブラケット(21)と、
下部ブラケット(21)の外壁に取り付けられるボタンPCB板(22)と、
ハウジング(11)のボタン穴に固定され、ボタンPCB板(22)に接続されるボタン(23)と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項5】
前記ブラケット(21)は、
2組のブラケット(21)の間の右端に取り付けられ、ボタンPCB板(22)に電気的に接続され、モード選択を可能にする主機能PCB板(24)と、
モーターシリコンスリーブ(28)の内部に取り付けられ、回転によって風力を発生させることができるモーター(25)と、
2組のブラケット(21)の左端の間に取り付けられ、最後に内部部品をハウジング(11)に押し込んだ後、ハウジング(11)の背面から2組のブラケット(21)の内部に取り付けられ、全体を固定する固定バックル(26)と、
フィルターメッシュ(12)の両端に取り付けられ、フィルターメッシュ(12)を固定することができるマグネット(27)と、
モーターブラケット(29)の内部に取り付けられ、モーター(25)を制限するモーターシリコンスリーブ(28)と、
左端は、空気出口部品(4)の内部の右端に取り付けられ、モーターシリコンスリーブ(28)を固定し、ヒーター(33)の取り付けを制限することができるモーターブラケット(29)と
を含むことを特徴とする請求項4に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項6】
前記主機能PCB板(24)の上端にプラズマ発生器が取り付けられ、2本のリード線を介してエアダクト(42)の上部の2つの穴に接続される
ことを特徴とする請求項5に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項7】
前記熱伝導部品(3)は、
雲母シート(32)と発熱線から構成され、エアダクト(42)の内部に固定され、雲母シート(32)の一端がモーターブラケット(29)の上端の溝に固定されるヒーター(33)
を含むことを特徴とする請求項1に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項8】
前記空気出口部品(4)は、
エアダクト(42)の内部に取り付けられ、エアダクト(42)の流体移動軌跡と流量を調整することができる偏向ブレード(31)と、
エアダクト(42)の左端に取り付けられ、内部設置の偏向ブレード(31)を介して風を垂直に吹き出すことができる上部カバー(41)と、
ハウジング(11)の内部の左端に取り付けられ、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させるエアダクト(42)と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項9】
前記上部カバー(41)は、
上部カバー(41)の前端の両側に取り付けられ、エアダクト(42)の吹出口に対応し、エアダクト(42)から吹き出された風を垂直に吹き出すことができる吹出口(411)
を含むことを特徴とする請求項8に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【請求項10】
前記上部カバー(41)はU字型に設置され、内部に髪を入れることができ、髪の乾燥とスタイリングができる
ことを特徴とする請求項8に記載のダブルダクトヘアドライヤー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はヘアドライヤー技術分野に関し、具体的にダブルダクトヘアドライヤーである。
【背景技術】
【0002】
高速ヘアドライヤーは徐々に市場の主流製品になる。通常のヘアドライヤーと異なり、高速ヘアドライヤーはブラシレスモーターを使用し、独自のモーター駆動のブレードにより、十分に強い風力に達し、髪を吹く時、速い乾燥効果を達成できる。ブラシレスモーターは、回転速度が高いだけでなく、風力がより大きく、騒音がより低く、寿命がより長い。しかし、市販の高速ヘアドライヤーは、同質化が深刻であり、ほとんどの高速ヘアドライヤーが「T」字形であり、ハンドルの底部から空気を入れ、ヘッダーから空気を出し、体積が大きく、機能が単一である。同時に、「T」字形のダクトの風量損失は大きい。女性は、ヘアドライヤー使用時、髪を乾かす必要性に加えて、ヘアスタイリングの必要性もある。しかし、既存のヘアドライヤーは、櫛などの工具でヘアスタイリングする必要がある。両手で櫛を操作し、非常に不便である。
従って、我々はダブルダクトヘアドライヤーを提案する。
【発明の概要】
【0003】
上記および/または既存のダブルダクトヘアドライヤーの問題に鑑み、本発明を提案した。
従って、本発明の目的は、ダブルダクトヘアドライヤーを提供することであり、一字形に設計されたダブル吹出口のダクトと整流によりダクト内の風量の損失を減少し、中空の溝を利用し、髪を2つの吹出口の真ん中にして、髪と風の接触面積を増加させ、乾燥効率を向上させる。また、ダブル吹出口の中空設計は、簡単なヘアスタイリング操作を行うことができ、上記問題を解決できる。
【0004】
上記の技術問題を解決するために、本発明の一態様により、本発明は次の技術的解決策を提供した:
ダブルダクトヘアドライヤーであり、下記を含む:
シェルアセンブリ。内部に駆動部品、熱伝導部品および空気出口部品が取り付けられ、内部部品を設置し、一字形に設置される;
駆動部品。シェルアセンブリの内部の右端に取り付けられ、デュアルエミッターのプラズマ技術によりプラスイオンとマイナスイオンを同時に放出し、毛髪に作用した後、プラスとマイナスの電荷を迅速に中和し、髪を滑らかで光沢のある状態にする;
熱伝導部品。シェルアセンブリの内部の中央に取り付けられ、吹き出す風を加熱し、空気出口部品からの空気を調整することができる;
空気出口部品。シェルアセンブリの内部の左端に取り付けられ、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させる。
【0005】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、前記シェルアセンブリは下記を含む:
ハウジング:内部に駆動部品、熱伝導部品および空気出口部品が取り付けられ、内部部品を設置し、一字形に設置される;
フィルターメッシュ:ハウジングの内部の右端ポートに取り付けられ、外毛を遮断する;
テールキャップマグネット:フィルターメッシュの右端に取り付けられる;
テールキャップ:テールキャップマグネットの右端に取り付けられ、フィルターメッシュをハウジングの内部の右端ポートに固定する;
テールストップ:テールキャップの外壁の右端に取り付けられ、ラインを排出できる。
【0006】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、前記ハウジングは下記を含む:
フィルター孔:ハウジングの外壁の右端に設置され、フィルターメッシュによって不純物を遮断する。
【0007】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、前記駆動部品は下記を含む:
ブラケット:ハウジングの内部の右端に取り付けられ、2組に設けられ、内部に主機能PCB板とモーターを取り付ける;
ボタンPCB板:下部ブラケットの外壁に取り付けられる;
ボタン:ハウジングのボタン穴に固定され、ボタンPCB板に接続される。
【0008】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、 前記ブラケットは下記を含む:
主機能PCB板:2組のブラケットの間の右端に取り付けられ、ボタンPCB板に電気的に接続され、モード選択を可能にする
モーター:モーターシリコンスリーブの内部に取り付けられ、回転によって風力を発生させることができる;
固定バックル:2組のブラケットの左端の間に取り付けられ、最後に内部部品をハウジングに押し込んだ後、ハウジングの背面から2組のブラケットの内部に取り付けられ、全体を固定する;
マグネット:フィルターメッシュの両端に取り付けられ、フィルターメッシュを固定することができる;
モーターシリコンスリーブ:モーターブラケットの内部に取り付けられ、モーターを制限する;
モーターブラケットの左端は、空気出口部品の内部の右端に取り付けられ、モーターシリコンスリーブを固定し、ヒーターの取り付けを制限することができる。
【0009】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、 前記主機能PCB板の上端にプラズマ発生器が取り付けられ、2本のリード線を介してエアダクトの上部の2つの穴に接続される。
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、 前記熱伝導部品は下記を含む:
ヒーター:雲母シートと発熱線から構成され、エアダクトの内部に固定され、雲母シートの一端がモーターブラケットの上端の溝に固定される。
【0010】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、 前記空気出口部品は下記を含む:
偏向ブレード:エアダクトの内部に取り付けられ、エアダクトの流体移動軌跡と流量を調整することができる;
上部カバー:エアダクトの左端に取り付けられ、内部設置の偏向ブレードを介して風を垂直に吹き出すことができる;
エアダクト:ハウジングの内部の左端に取り付けられ、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させる。
【0011】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、 前記上部カバーは下記を含む:
吹出口:上部カバーの前端の両側に取り付けられ、エアダクトの吹出口に対応し、エアダクトから吹き出された風を垂直に吹き出すことができる。
【0012】
本発明に記載のダブルダクトヘアドライヤーの好ましい実施形態として、 前記上部カバーはU字型に設置され、内部に髪を入れることができ、髪の乾燥とスタイリングができる。
既存技術に比べて:
シェルアセンブリを介して内部部品を取り付け、一字形に設置され、整流によりダクト内の風量の損失を減少し、風速と風量を増加させる;
駆動部品はデュアルエミッターのプラズマ技術によりプラスとマイナスのイオンを同時に放出し、毛髪に作用した後、プラスとマイナスの電荷を迅速に中和し、髪を滑らかで光沢のある状態にする;
吹き出す風を加熱し、空気出口部品からの空気を調整し、ブレードで風量を分流し、風流量のヘッド損失を低減し、風速と風量を増加させ、ヘッド損失によるノイズを低減し、良好な断熱・防火の機能を持っている;
空気出口部品は、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させる。ダブル吹出口のダクト設計は、中空の溝を利用し、髪を2つの吹出口の真ん中にして、髪と風の接触面積を増加させ、乾燥効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、本発明によって提供される全体分解構造の概略図である;
【
図2】
図2は、本発明によって提供される全体構造の概略図である;
【
図3】
図3は、本発明によって提供される空気出口部品の分解構造の概略図である;
【
図4】
図4は、本発明によって提供される全体断面構造の概略図である;
【
図5】
図5は、本発明によって提供される空気出口部品の右視構造の概略図である;
【
図6】
図6は、本発明によって提供される熱伝導部品の分解構造の概略図である;
【
図7】
図7は、本発明によって提供される駆動部品の分解構造の概略図である;
【
図8】
図8は、本発明によって提供されるハウジングの構造の概略図である;
【
図9】
図9は、本発明によって提供されるシェルアセンブリの分解構造の概略図である;
【
図10】
図10は、本発明によって提供される空気出口部品の分解構造の概略図である;
【
図11】
図11は、本発明によって提供されるエアダクトの接続構造の概略図である;
【
図12】
図12は、本発明によって提供されるモーターブラケットの構造の概略図である;
【
図13】
図13は、本発明によって提供される空気出口部品の断面風向の概略図である;
【
図14】
図14は、本発明によって提供される内部ダクトの断面風向の概略図である;
【
図15】
図15は、本発明によって提供される全体風向の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明的目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下に附図と合わせて本発明の実施形態を更に詳細に説明する。
【0015】
本発明は、ダブルダクトヘアドライヤーを提供し、一字形に設計されたダブル吹出口411のダクトと整流により、ダクト内の風量の損失を減少し、風速と風量を増加させる。ダブル吹出口411のダクト設計は、中空の溝を利用し、髪を2つの吹出口の真ん中にして、髪と風の接触面積を増加させ、乾燥効率を向上させる。また、ダブル吹出口の中空設計は、簡単なヘアスタイリング操作を行うことができる。
図1-5を参照。シェルアセンブリ1、駆動部品2、熱伝導部品3、空気出口部品4を含む;
【0016】
シェルアセンブリ1の内部に駆動部品2、熱伝導部品3および空気出口部品4を取り付け、シェルアセンブリ1を通して内部部品を設置し、一字形に設置し、整流によりダクト内の風量の損失を減少し、風速と風量を増加させる。シェルアセンブリ1は下記を含む:ハウジング11、フィルター孔111、フィルターメッシュ12、テールキャップマグネット13、テールキャップ14とテールストップ15。ハウジング11:内部に駆動部品2、熱伝導部品3および空気出口部品4が取り付けられ、内部部品を設置し、一字形に設置され、整流によりダクト内の風量の損失を減少し、風速と風量を増加させる。フィルター孔111:ハウジング11の外壁の右端に取り付けられ、フィルターメッシュ12によって不純物を遮断し、磁気吸引構造によりユーザーが分解・清掃しやすい。フィルターメッシュ12:ハウジング11の内部の右端ポートに取り付けられ、外毛を遮断する。テールキャップマグネット13:フィルターメッシュ12の右端に取り付けられ、フィルターメッシュ12を制限する。テールキャップ14:テールキャップマグネット13の右端に取り付けられ、フィルターメッシュ12をハウジング11の内部の右端ポートに固定する。テールストップ15:テールキャップ14の外壁の右端に取り付けられ、ラインを排出できる。フィルターメッシュ12でテールキャップ14に固定し、ネジで固定する。取り外し可能のフィルターメッシュ12の一部はハウジング11とブラケット21の隙間に固定される。マグネット27で磁気吸引して固定する。ユーザーが長時間使用する場合、フィルターメッシュ12はホコリなどを大量に吸着する。速やかにクリーニングする必要がある。でなければ、吸気口が詰まり、モーター25の動作を避け、磁気吸引構造によりユーザーが分解・清掃しやすい;
【0017】
駆動部品2はシェルアセンブリ1の内部の右端に取り付けられる。駆動部品2はデュアルエミッターのプラズマ技術によりプラスとマイナスのイオンを同時に放出し、毛髪に作用した後、プラスとマイナスの電荷を迅速に中和し、髪を滑らかで光沢のある状態にする。駆動部品2は下記を含む:ブラケット21、ボタンPCB板22、ボタン23、主機能PCB板24、モーター25、固定バックル26とマグネット27。ブラケット21:ハウジング11の内部の右端に取り付けられ、2組に設けられ、内部に主機能PCB板24とモーター25を取り付ける。ボタンPCB板22:下部ブラケット21の外壁に取り付けられ、ボタンPCB板22が主機能PCB板24に電気的に接続され、主機能PCB板24を操作できる。ボタン23:ハウジング11のボタン穴に固定され、ボタンPCB板22に接続される。主機能PCB板24:2組のブラケット21の間の右端に取り付けられ、ボタンPCB板22に電気的に接続され、モード選択を可能にして、モーター25に電気的に接続され、モーター25の開閉を制御できる。モーター25:モーターシリコンスリーブ28の内部に取り付けられ、回転によって風力を発生させることができる。固定バックル26:2組のブラケット21の左端の間に取り付けられ、最後に内部部品をハウジング11に押し込んだ後、ハウジング11の背面から2組のブラケット21の内部に取り付けられ、全体を固定する。マグネット27:フィルターメッシュ12の両端に取り付けられ、フィルターメッシュ12を固定することができる。主機能PCB板24の上端にプラズマ発生器が取り付けられ、2本のリード線を介してエアダクト42の上部の2つの穴に接続される。プラズマ発生器から出力される2本のリード線の先端はそれぞれプラスイオン発生器カーボンブラシとマイナスイオン発生器カーボンブラシである。モーターシリコンスリーブ28:モーターブラケット29の内部に取り付けられ、モーター25を制限する。モーターブラケット29の左端は、空気出口部品4の内部の右端に取り付けられ、モーターシリコンスリーブ28を固定し、ヒーター33の取り付けを制限することができる。モーター25はモーターシリコンスリーブ28で包まれ、一緒にモーターブラケット29に固定され、モーターシリコンスリーブ28の弾性によりモーターブラケット29と配合・固定される。モーターブラケット29にリミット段差があり、モーター25とモーターシリコンスリーブ28を位置決める。モーター25とモーターシリコンスリーブ28の下半部の固定ブラケット21にもリミット段差がある。上下リミット段差は共同でモーター25とモーターシリコンスリーブ28を位置決める;
【0018】
そのうち、モーターブラケット29とエアダクト42の配合部に左右穴があり、モーター25の配線、及びヒーター33と17主機能PCB板24の接続線に使用される。モーター25の配線とヒーター33の配線は、穴から通り抜けた後、シールで密封され、ダクト内部の密封性を確保する;
【0019】
髪は湿っぽい時に静電気を持っていないが、エアダクトの作用により水分が蒸発し、髪が相互に摩擦し、静電気を生成する。流体による摩擦は乱雑であるので、プラス電荷とマイナス電荷を生成する。高速ファンは、流速がより速く、静電気を引き起こしやすい。単一発射極のマイナスイオンは静電気のプラス電荷だけを中和する。残りのマイナス電荷は排斥により依然として髪の乱雑を引き起こす。デュアルエミッターのプラズマ技術によりプラスとマイナスのイオンを同時に放出し、毛髪に作用した後、プラスとマイナスの電荷を迅速に中和し、髪を滑らかで光沢のある状態にする。髪を乾かすプロセスだけでなく、ブロースタイリングにも同じ効果がある;
【0020】
熱伝導部品3は、シェルアセンブリ1の内部の中央に取り付けられ、吹き出す風を加熱し、空気出口部品4からの空気を調整し、ブレードで風量を分流し、風流量のヘッド損失を低減し、風速と風量を増加させ、ヘッド損失によるノイズを低減する。発熱部品が吹出口に向かっていならず、一定の距離があるため、防火効果が良い。熱伝導部品3は下記を含む:雲母シート32とヒーター33。ヒーター33は、雲母シート32と発熱線から構成され、エアダクト42の内部に固定され、雲母シート32の一端がモーターブラケット29の上端の溝に固定される;
【0021】
空気出口部品4は、シェルアセンブリ1の内部の左端に取り付けられ、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させる。ダブル吹出口のダクト設計は、中空の溝を利用し、髪を2つの吹出口の真ん中にして、髪と風の接触面積を増加させ、乾燥効率を向上させる。空気出口部品4は下記を含む:偏向ブレード31、上部カバー41、吹出口411とエアダクト42。偏向ブレード31は、エアダクト42の内部に取り付けられ、エアダクト42の流体移動軌跡と流量を調整することができる。偏向ブレード31はダブル吹出口をそれぞれ3つの小さな吹出口に分け、または偏向ブレード数を調整することで吹出口数を調整する。ダクトに3偏向ブレードを入れ、空気を偏向させて風向きを変え、吹出口の風向きが吹出口に対して垂直になり、ダブル吹出口の単位面積の風量を均一にして、ブレードにより風量を分流して風流量のヘッド損失を減少して風速と風量を増加させ、ヘッド損失によるノイズを低減する。使用時、流体は本体底部の吸気口から装置に入り、モーター25を経て、エアダクト42内部の発熱ラックを経て、偏向ブレード31によっていくつかに分けられ、最後に上部カバー41の2組の吹出口411から吹き出され、流体流動経路を完了する。上部カバー41は、エアダクト42の左端に取り付けられ、内部設置の偏向ブレード31によって風を垂直に吹き出す。吹出口411は、上部カバー41の前端の両側に取り付けられ、エアダクト42の吹出口に対応・配合し、エアダクト42から吹き出す風を垂直に吹き出す。上部カバー41はU字型に設置され、内部に髪を入れ、髪の乾燥とスタイリングができる。エアダクト42は、ハウジング11の内部の左端に取り付けられ、内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させる。髪を乾かす時、中空部の髪をクリップで留め、風向きの方向に吹くと、髪の水分の蒸発を加速できる。そのうち、中空部のサイズは調整できる。エアダクト42と偏向ブレード31を配合する時、ダクトの真ん中に隙間がある。上部カバー41で隙間を覆い、風漏れを避ける;
【0022】
そのうち、
図10に示す通り、エアダクト42の吹出口に円弧角があり、流体のヘッド損失を低減し、風速と風量を増加させ、風ノイズを減らす。円弧角のサイズが調整できる。すべて保護範囲内にある。
【0023】
具体的な使用では、本分野の技術者は装置の電源を入れ、ボタン23を押すことでボタンPCB板22を始動させる。主機能PCB板24は、選択されたモードで始動する。この際、モーター25とヒーター33は動作し始め、髪を上部カバー41の内部に置いて、髪を2つの吹出口の真ん中に詰め、髪と風の接触面積を増加させ、乾燥効率を向上させる。吹出口411は、流体が本体底部の吸気口から装置に入り、プラズマ発生器とモーター25を経て、エアダクト42内部の発熱ラックを経て、偏向ブレード31によっていくつかに分けられ、最後に上部カバー41の2組の吹出口411から吹き出される。この際、吹出口411から風を垂直に吹き出す。内部中空のダブル吹出口のダクト設計により、圧力差を形成し、負圧領域で周囲の空気を吸引し、吹出口の風速を増加させ、髪を乾かす。
【0024】
上文は実施形態を参考して本発明を記述したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な改良を行い、その部品を同等品に置き換えることができる。特に、構造的な矛盾がない限り、本発明で開示された実施形態の特徴は、任意の方法で相互に組み合わせて使用することができる。本説明書でこれらの組み合わせについて網羅的な説明がないのは、単にスペースを省略してリソースを節約するためである。従って、本発明は、本説明書で開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内のすべての技術的解決策を含む。
【符号の説明】
【0025】
シェルアセンブリ1、ハウジング11、フィルター孔111、フィルターメッシュ12、テールキャップマグネット13、テールキャップ14、テールストップ15、駆動部品2、ブラケット21、ボタン PCB板22、ボタン23、主機能PCB板24、モーター25、固定バックル26、マグネット27、モーターシリコンスリーブ28、モーターブラケット29、熱伝導部品3、雲母シート32、ヒーター33、空気出口部品4、偏向ブレード31、上部カバー41、吹出口411、エアダクト42。
【国際調査報告】