(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】カメラアクチュエータおよびこれを含むカメラ装置
(51)【国際特許分類】
G03B 5/00 20210101AFI20240822BHJP
G03B 30/00 20210101ALI20240822BHJP
G03B 19/12 20210101ALI20240822BHJP
G03B 17/17 20210101ALI20240822BHJP
H04N 23/50 20230101ALI20240822BHJP
【FI】
G03B5/00 J
G03B30/00
G03B19/12
G03B17/17
H04N23/50
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024507007
(86)(22)【出願日】2022-08-08
(85)【翻訳文提出日】2024-02-05
(86)【国際出願番号】 KR2022011769
(87)【国際公開番号】W WO2023018144
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】10-2021-0104539
(32)【優先日】2021-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100216839
【氏名又は名称】大石 敏幸
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジェクン
【テーマコード(参考)】
2H054
2H101
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2H054BB02
2H101FF08
2K005AA06
2K005CA34
5C122EA41
5C122FB03
5C122FB15
5C122GE11
5C122GE18
5C122HA82
(57)【要約】
本発明の実施例は第1端子部を有する第1基板を含む第1アクチュエータ;前記第1アクチュエータと結合され、第2基板と第3基板を含む第2アクチュエータ;およびイメージセンサが配置される第1単位メイン基板、前記第1基板と対応するように配置される第2単位メイン基板および前記第3基板と対応するように配置される第3単位メイン基板;を有するメイン基板;を含み、前記第3基板は第2端子部および第3端子部のうち少なくとも一つを含み、前記第3単位メイン基板は前記第2端子部および前記第3端子部のうち前記少なくとも一つとソルダリングされるカメラ装置を開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端子部を有する第1基板を含む第1アクチュエータ;
前記第1アクチュエータと結合され、第2基板と第3基板を含む第2アクチュエータ;および
イメージセンサが配置される第1単位メイン基板、前記第1基板と対応するように配置される第2単位メイン基板および前記第3基板と対応するように配置される第3単位メイン基板;を有するメイン基板;を含み、
前記第3基板は第2端子部および第3端子部のうち少なくとも一つを含み、
前記第3単位メイン基板は前記第2端子部および前記第3端子部のうち前記少なくとも一つとソルダリングされる、カメラ装置。
【請求項2】
前記第2端子部は前記第2基板上に配置され、
前記第3端子部は前記第3基板上に配置される、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記第2単位メイン基板は前記第1端子部と結合される第1メイン端子部を含む、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項4】
前記第3単位メイン基板は前記第3端子部とソルダリングされる第3メイン端子部を含む、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項5】
前記第2単位メイン基板は前記第2端子部とソルダリングされる第2メイン端子部を含む、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項6】
前記第3単位メイン基板は前記第2端子部とソルダリングされる第2メイン端子部を含む、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項7】
第1端子部を有する第1基板を含む第1アクチュエータ;
前記第1アクチュエータと結合され、第2端子部を有する第2基板を含む第2アクチュエータ;および
イメージセンサが配置される第1単位メイン基板と前記第1単位メイン基板で折り曲げられて前記第1アクチュエータの前記第1基板上に配置される第2単位メイン基板を含むメイン基板;を含み、
前記第2単位メイン基板は前記第1端子部と対応する位置に形成される第1メイン端子部と前記第2端子部と対応する位置に形成される第2メイン端子部を含み、
前記第1メイン端子部は前記第1端子部と電気的に結合され、
前記第2メイン端子部は前記第2端子部と電気的に結合され、
前記第2単位メイン基板は前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの第1側部に配置される、カメラ装置。
【請求項8】
前記第2単位メイン基板に対向する第3単位メイン基板;を含み、
前記第3単位メイン基板は前記第1アクチュエータの第2側部に配置される、請求項7に記載のカメラ装置。
【請求項9】
前記第1メイン端子部は前記第1アクチュエータの前記第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置し、
前記第2メイン端子部は前記第2アクチュエータの前記第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置する、請求項7に記載のカメラ装置。
【請求項10】
前記第1アクチュエータはプリズムと結合し、
前記第2アクチュエータはレンズと結合する、請求項7に記載のカメラ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカメラアクチュエータおよびこれを含むカメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラは被写体を写真や動画で撮影する装置であり、携帯用デバイス、ドローン、車両などに装着されている。カメラ装置またはカメラモジュールは映像の品質を高めるために使用者の動きによるイメージの揺れを補正したり防止する映像安定化(Image Stabilization、IS)機能、イメージセンサとレンズの間の間隔を自動調節してレンズの焦点距離を整列するオートフォーカス(Auto Focusing、AF)機能、ズームレンズ(zoom lens)を通じて遠距離の被写体の倍率を増加または減少させて撮影するズーミング(zooming)機能を有することができる。
【0003】
一方、イメージセンサは高画素に行くほど解像度が高くなって画素(Pixel)の大きさが小さくなるが、画素が小さくなるほど同じ時間の間受け入れる光の量が減少することになる。したがって、高画素カメラであるほど暗い環境でシャッター速度が遅くなることにより現れる手振れによるイメージの揺れ現象がさらにひどく現れ得る。映像安定化IS技術のうち代表的なものとして、光の経路を変化させることによって動きを補正する技術である光学式映像安定化(optical image stabilizer、OIS)技術がある。
【0004】
一般的なOIS技術によると、ジャイロセンサ(gyrosensor)等を通じてカメラの動きを感知し、感知された動きに基づいてレンズをティルティングまたは移動させたりレンズとイメージセンサを含むカメラ装置をティルティングまたは移動させることができる。レンズまたはレンズとイメージセンサを含むカメラ装置がOISのためにティルティングまたは移動する場合、レンズまたはカメラ装置周辺にティルティングまたは移動のための空間が追加的に確保される必要がある。
【0005】
一方、OISのためのアクチュエータはレンズ周辺に配置され得る。この時、OISのためのアクチュエータは光軸Zに対して垂直な二軸、すなわちX軸ティルティングを担当するアクチュエータとY軸ティルティングを担当するアクチュエータを含むことができる。
【0006】
ただし、超スリムおよび超小型のカメラ装置のニーズにより、OISのためのアクチュエータを配置するための空間上の制約が大きく、レンズまたはレンズとイメージセンサを含むカメラ装置自体がOISのためにティルティングまたは移動できる十分な空間が保障され難い場合がある。また、高画素カメラであるほど受光する光の量を増やすためにレンズのサイズが大きくなることが好ましいが、OISのためのアクチュエータが占める空間によってレンズのサイズを大きくすることに限界があり得る。
【0007】
また、カメラ装置内にズーミング機能、AF機能およびOIS機能がすべて含まれる場合、OIS用マグネットとAF用またはZoom用マグネットが互いに近接するように配置されて磁界干渉を起こす問題もある。
【0008】
また、カメラ装置内の基板間の電気的連結が衝撃などによる影響で信頼性が低下する問題点が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする技術的課題は、衝撃などにも信頼性が改善された電気的連結を有する回路基板を有するカメラアクチュエータおよびカメラ装置を提供することである。
【0010】
また、本発明は回路設計が容易に基板間の電気的連結がなされたカメラ装置を提供することができる。
【0011】
また、本発明は超スリム、超小型および高解像カメラに適用可能なカメラアクチュエータおよびカメラ装置を提供することができる。
【0012】
また、本発明は駆動コイルの形状を通じてレンズアセンブリの移動距離を改善するカメラアクチュエータおよびカメラ装置を提供することができる。
【0013】
実施例で解決しようとする課題はこれに限定されるものではなく、以下で説明する課題の解決手段や実施形態から把握され得る目的や効果も含まれると言える。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の実施例に係るカメラ装置は、第1端子部を有する第1基板を含む第1アクチュエータ;前記第1アクチュエータと結合され、第2基板と第3基板を含む第2アクチュエータ;およびイメージセンサが配置される第1単位メイン基板、前記第1基板と対応するように配置される第2単位メイン基板および前記第3基板と対応するように配置される第3単位メイン基板;を有するメイン基板;を含み、前記第3基板は第2端子部および第3端子部のうち少なくとも一つを含み、前記第3単位メイン基板は前記第2端子部および前記第3端子部のうち前記少なくとも一つとソルダリングされる。
【0015】
前記第2端子部は前記第2基板上に配置され、前記第3端子部は前記第3基板上に配置され得る。
【0016】
前記第2単位メイン基板は前記第1端子部と結合される第1メイン端子部を含むことができる。
【0017】
前記第3単位メイン基板は前記第3端子部とソルダリングされる第3メイン端子部を含むことができる。
【0018】
前記第2単位メイン基板は前記第2端子部とソルダリングされる第2メイン端子部を含むことができる。
【0019】
前記第3単位メイン基板は前記第2端子部とソルダリングされる第2メイン端子部を含むことができる。
【0020】
また、実施例でカメラ装置は、第1端子部を有する第1基板を含む第1アクチュエータ;
前記第1アクチュエータと結合され、第2端子部を有する第2基板を含む第2アクチュエータ;およびイメージセンサが配置される第1単位メイン基板と前記第1単位メイン基板で折り曲げられて前記第1アクチュエータの前記第1基板上に配置される第2単位メイン基板を含むメイン基板;を含み、前記第2単位メイン基板は前記第1端子部と対応する位置に形成される第1メイン端子部と前記第2端子部と対応する位置に形成される第2メイン端子部を含み、前記第1メイン端子部は前記第1端子部と電気的に結合され、前記第2メイン端子部は前記第2端子部と電気的に結合され、前記第2単位メイン基板は前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの第1側部に配置され得る。
【0021】
前記第2単位メイン基板に対向する第3単位メイン基板;を含み、前記第3単位メイン基板は前記第1アクチュエータの第2側部に配置され得る。
【0022】
前記第1メイン端子部は前記第1アクチュエータの前記第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置し、前記第2メイン端子部は前記第2アクチュエータの前記第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置し得る。
【0023】
前記第1アクチュエータはプリズムと結合し、前記第2アクチュエータはレンズと結合することができる。
【0024】
前記第2メイン端子部は前記第2端子部の一部を露出される溝を含むことができる。
【0025】
前記第2メイン端子部と前記第2端子部を電気的に連結する伝導性部材を含むことができる。
【0026】
前記伝導性部材は前記第2メイン端子部、前記第2メイン端子部の接合溝および前記第2端子部と結合され得る。
【0027】
前記第1メイン端子部は前記第1端子部と電気的に連結され得る。
【0028】
前記第1メイン端子部は前記第1端子部とコネクタによって連結され得る。
【0029】
前記第2単位メイン基板は、光軸方向に沿って前記第1基板部と接する第2側面領域;前記光軸方向に沿って前記第2基板部と接する第1側面領域;および前記第1側面領域と前記第2側面領域の間に配置される連結領域;を含むことができる。
【0030】
前記連結領域はフレキシブル印刷回路基板からなり、内側に段差を有することができる。
【0031】
前記第2単位メイン基板は前記第2基板と重なる領域が重ならない領域より大きくてもよい。
【0032】
他の実施例に係るカメラモジュールは第1カメラアクチュエータ;前記第1カメラアクチュエータと結合される第2カメラアクチュエータ;およびイメージセンサが実装され前記第2カメラアクチュエータの側面を囲むメイン基板部;を含み、前記第2カメラアクチュエータは側面に配置される第2基板部;を含み、前記第2基板部は前記メイン基板部によって露出される第1露出領域を有し、前記メイン基板部は前記第2基板部の外側に配置され前記第1露出領域に沿って配置される第2メイン端子部(または第3メイン端子部)を含む。
【0033】
前記メイン基板部は、前記第2カメラアクチュエータと光軸に沿って重なる第1単位メイン基板;および前記第1単位メイン基板から前記第2カメラアクチュエータの側面に延びる第2、3単位メイン基板;を含むことができる。
【0034】
前記第2、3単位メイン基板は少なくとも一部の領域で前記第2基板部より垂直方向に厚さがさらに大きくてもよい。
【0035】
前記第2、3単位メイン基板は前記第2基板部と対向する基板内側面および前記基板内側面の反対面である基板外側面を含むことができる。
【0036】
前記第2メイン端子部(または第3メイン端子部)は前記基板外側面に配置され得る。
【0037】
前記第2メイン端子部(または第3メイン端子部)は前記基板内側面に配置され得る。
【0038】
前記第2基板部は前記第2メイン端子部(または第3メイン端子部)と垂直方向に少なくとも一部が重なる第2端子部(または第3端子部);を含むことができる。
【0039】
前記第2メイン端子部(または第3メイン端子部)は前記第2端子部(または第3端子部)の外側に配置され得る。
【0040】
前記第2端子部(または第3端子部)は前記第1露出領域および前記第1露出領域以外の領域である第1非露出領域に配置され得る。
【0041】
前記第2端子部(または第3端子部)の長さは前記第2メイン端子部(または第3メイン端子部)の長さより小さくてもよい。
【0042】
前記第2、3単位メイン基板は前記光軸を基準として対向する第2単位メイン基板と第3単位メイン基板を含むことができる。
【0043】
前記第2単位メイン基板および前記第3単位メイン基板のうち少なくとも一つは前記第1カメラアクチュエータを囲むように延長され得る。
【0044】
前記第1カメラアクチュエータは側面に配置される第1基板部;を含むことができる。
【0045】
前記第1基板部は前記メイン基板部によって露出される第2露出領域を有し、前記メイン基板部は前記第1基板部の外側に配置され前記第2露出領域に沿って配置される第1メイン端子部を含むことができる。
【0046】
前記第2、3単位メイン基板は、光軸方向に沿って前記第2基板部と接する第1側面領域;前記光軸方向に沿って前記第1基板部と接する第2側面領域;および前記第1側面領域と前記第2側面領域の間に配置される連結領域;を含むことができる。
【0047】
前記連結領域はフレキシブル印刷回路基板からなり、内側に段差を有することができる。
【0048】
前記第1基板部は前記第1メイン端子部と垂直方向に少なくとも一部が重なる第1端子部;を含むことができる。
【0049】
前記第1メイン端子部は前記第1端子部の外側に配置され得る。
【0050】
前記第1端子部は前記第2露出領域および前記第2露出領域以外の領域である第2非露出領域に配置され得る。
【0051】
前記第1メイン端子部は前記第2メイン端子部(または第3メイン端子部)と前記光軸方向に少なくとも一部が重なり得る。
【発明の効果】
【0052】
本発明の実施例によると、衝撃などにも信頼性が改善された電気的連結を有する回路基板を有するカメラアクチュエータおよびカメラ装置を具現することができる。
【0053】
また、本発明は回路設計が容易に基板間の電気的連結がなされたカメラ装置を具現することができる。
【0054】
また、複数のアクチュエータを含むカメラ装置で基板間の電気的連結がなされる領域を減らして接合工程を減らすことができる。
【0055】
また、両面の接合溝(例、パッド)を設けて接合工程が改善されたカメラ装置を具現することができる。
【0056】
また、超スリム、超小型および高解像カメラに適用可能なカメラアクチュエータおよびカメラ装置を具現することができる。
【0057】
特に、カメラ装置の全体的なサイズを増やすことなくOIS用アクチュエータを効率的に配置することができる。
【0058】
本発明の実施例によると、X軸方向のティルティングおよびY軸方向のティルティングが互いに磁界干渉を起こさず、安定した構造でX軸方向のティルティングおよびY軸方向のティルティングが具現され得、AF用またはズーミング(zooming)用アクチュエータとも互いに磁界干渉を起こさないため精密なOIS機能を具現することができる。
【0059】
本発明によると、超スリム、超小型および高解像カメラに適用可能なカメラアクチュエータおよびカメラ装置を具現することができる。
【0060】
本発明の多様かつ有益な長所と効果は前述した内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【
図2】実施例に係るカメラ装置の分解斜視図である。
【
図4】実施例に係る第1カメラアクチュエータの分解斜視図である。
【
図5】第1シールド缶および基板が除去された実施例に係る第1カメラアクチュエータの斜視図である。
【
図8】実施例に係る第2カメラアクチュエータの斜視図である。
【
図9】実施例に係る第2カメラアクチュエータの分解斜視図である。
【
図11】実施例に係る回路基板を図示した概略図である。
【
図12】第1カメラアクチュエータと第2カメラアクチュエータが分離された斜視図である。
【
図13a】実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の斜視図である。
【
図13b】一実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図である。
【
図13c】変形例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図である。
【
図13d】他の実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図である。
【
図13e】他の実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図である。
【
図15】実施例に係る回路基板を広げた内側平面図である。
【
図16】実施例に係る回路基板を広げた外側平面図である。
【
図17】実施例に係る第2駆動部(一部除外)の一側から見た斜視図である。
【
図18】実施例に係る第2駆動部(一部除外)の他側から見た斜視図である。
【
図19】実施例に係る第1駆動部(一部除外)の一側から見た斜視図である。
【
図20】実施例に係る第1駆動部(一部除外)の他側から見た斜視図である。
【
図21】実施例に係る回路基板、第1基板部および第2基板部を広げた外側平面図である。
【
図24】導電部材未塗布時の回路基板と第2基板部を図示した図面である。
【
図25】導電部材塗布時の回路基板と第2基板部を図示した図面である。
【
図26】他の実施例に係る回路基板、第1基板部および第2基板部を広げた外側平面図である。
【
図27a】他の実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の斜視図である。
【
図28】他の実施例に係るカメラ装置の側面図である。
【
図29】
図28でII’で切断された方向から見た断面図である。
【
図30】実施例に係るカメラ装置が適用された移動端末機の斜視図である。
【
図31】実施例に係るカメラ装置が適用された車両の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0062】
本発明は多様な変更を加えることができ多様な実施例を有することができるところ、特定実施例を図面に例示して説明しようとする。しかし、これは本発明を特定の
実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0063】
第2、第1等のように序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われ得るが、構成要素は用語によって限定されはしない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく第2構成要素は第1構成要素と命名され得、同様に第1構成要素も第2構成要素と命名され得る。および/またはという用語は複数の関連した記載された項目の組み合わせまたは複数の関連した記載された項目のうちいずれかの項目を含む。
【0064】
或る構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたりまたは接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、或る構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0065】
本出願で使った用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたのが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0066】
特に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含んでここで使われるすべての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有している。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0067】
以下、添付された図面を参照して実施例を詳細に説明するものの、図面符号にかかわらず同一または対応する構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。
【0068】
図1は実施例に係るカメラ装置の斜視図であり、
図2は実施例に係るカメラ装置の分解斜視図であり、
図3は
図1でAA’で切断された断面図である。
【0069】
図1および
図2を参照すると、実施例に係るカメラ装置1000はカバーCV、第1カメラアクチュエータ1100、第2カメラアクチュエータ1200、および回路基板1300からなり得る。ここで、第1カメラアクチュエータ1100は「第1アクチュエータ」で、第2カメラアクチュエータ1200は「第2アクチュエータ」で混用され得る。
【0070】
カバーCVは第1カメラアクチュエータ1100および/または第2カメラアクチュエータ1200を覆うことができる。カバーCVにより第1カメラアクチュエータ1100と第2カメラアクチュエータ1200間の結合力が改善され得る。
【0071】
さらに、カバーCVは電磁波の遮断を遂行する材質からなり得る。これにより、カバーCV内の第1カメラアクチュエータ1100と第2カメラアクチュエータ1200を容易に保護することができる。
【0072】
そして、第1カメラアクチュエータ1100はOIS(OP1tical Image Stabilizer)アクチュエータであり得る。
【0073】
実施例として、第1カメラアクチュエータ1100は光の経路を変更することができる。実施例として、第1カメラアクチュエータ1100は内部の光学部材(例えば、ミラーまたはプリズム)を通じて光経路を垂直に変更することができる。このような構成によって、移動端末機の厚さが減少しても光経路の変更を通じて移動端末機の厚さより大きいレンズ構成が移動端末機内に配置されて倍率、オートフォーカス(AF)およびOIS機能が遂行され得る。
【0074】
第1カメラアクチュエータ1100は光経路を第1方向から第3方向に変更することができる。本明細書で光軸方向は第3方向またはZ軸方向であり、イメージセンサに提供される光の進行方向に対応する。
【0075】
追加的に、第1カメラアクチュエータ1100は所定の鏡筒(図示されず)に配置されたレンズを含むことができる。例えば、前記レンズは固定焦点距離レンズ(fixed focal length les)を含むことができる。このような固定焦点距離レンズ(fixed focal length les)は「単一焦点距離レンズ」または「単レンズ」と称されてもよい。
【0076】
第2カメラアクチュエータ1200は第1カメラアクチュエータ1100の後端に配置され得る。第2カメラアクチュエータ1200は第1カメラアクチュエータ1100と結合することができる。そして、相互間の結合は多様な方式によってなされ得る。
【0077】
また、第2カメラアクチュエータ1200はズーム(Zoom)アクチュエータまたはAF(Auto Focus)アクチュエータであり得る。例えば、第2カメラアクチュエータ1200は一つまたは複数のレンズを支持し、所定の制御部の制御信号によりレンズを動かしてオートフォーカス機能またはズーム機能を遂行することができる。
【0078】
回路基板1300は第2カメラアクチュエータ1200の後端に配置され得る。回路基板1300は第2カメラアクチュエータ1200および第1カメラアクチュエータ1100と電気的に連結され得る。また、回路基板1300は複数個であり得る。
【0079】
このような回路基板1300は第2カメラアクチュエータ1200の第2ハウジングと連結され、イメージセンサが設けられ得る。さらに、回路基板1300にはフィルタを含むベース部が装着されてもよい。これに対する説明は後述する。
【0080】
実施例に係るカメラ装置は単一または複数のカメラ装置からなってもよい。例えば、複数のカメラ装置は第1カメラ装置と第2カメラ装置を含むことができる。また、前述した通り、カメラ装置は「カメラモジュール」、「カメラデバイス」、「撮像装置」、「撮像モジュール」、「撮像機器」などと混用され得る。
【0081】
そして、第1カメラ装置は単一または複数のアクチュエータを含むことができる。例えば、第1カメラ装置は第1カメラアクチュエータ1100と第2カメラアクチュエータ1200を含むことができる。
【0082】
そして、第2カメラ装置は所定のハウジング(図示されず)に配置され、レンズ部を駆動できるアクチュエータ(図示されず)を含むことができる。アクチュエータはボイスコイルモータ、マイクロアクチュエータ、シリコンアクチュエータなどであり得、静電方式、サーマル方式、バイモルフ方式、静電気力方式などの多様な方式で応用され得、これに限定されるものではない。また、本明細書でカメラアクチュエータはアクチュエータなどで言及することができる。また、複数個のカメラ装置からなるカメラ装置は移動端末機などの多様な電子機器内に実装され得る。
【0083】
図3を参照すると、実施例に係るカメラ装置はOIS機能をする第1カメラアクチュエータ1100およびズーミング(zooming)機能およびAF機能をする第2カメラアクチュエータ1200を含むことができる。
【0084】
光は第1カメラアクチュエータ1100の上面に位置した開口領域を通じてカメラ装置内に入射し得る。すなわち、光は光軸方向(例えば、X軸方向)に沿って第1カメラアクチュエータ1100の内部に入射し、光学部材を通じて光経路が垂直な方向(例えば、Z軸方向)に変更され得る。そして、光は第2カメラアクチュエータ1200を通過し、第2カメラアクチュエータ1200の一端に位置するイメージセンサISに入射し得る(PATH)。
【0085】
本明細書で、底面は第1方向で一側を意味する。そして、第1方向は図面上X軸方向であり、第2軸方向などと混用され得る。第2方向は図面上Y軸方向であり、第1軸方向などと混用され得る。第2方向は第1方向と垂直な方向である。また、第3方向は図面上Z軸方向であり、第3軸方向などと混用され得る。第1方向および第2方向にすべて垂直な方向である。ここで、第3方向(Z軸方向)は光軸の方向に対応し、第1方向(X軸方向)と第2方向(Y軸方向)は光軸に垂直な方向であり、第2カメラアクチュエータによりティルティングされ得る。これに対する詳しい説明は後述する。また、以下において、第2カメラアクチュエータ1200に対する説明で光軸方向は光経路に対応し第3方向(Z軸方向)であり、これを基準として以下で説明する。
【0086】
そして、このような構成によって、実施例に係るカメラ装置は光の経路を変更して第1カメラアクチュエータおよび第2カメラアクチュエータの空間的限界を改善することができる。すなわち、実施例に係るカメラ装置は、光の経路変更に対応してカメラ装置の厚さが最小化しながら光経路を拡張することができる。さらに、第2カメラアクチュエータは拡張された光経路で焦点などを制御して高い範囲の倍率を提供することもできることを理解しなければならない。
【0087】
また、実施例に係るカメラ装置は第1カメラアクチュエータを通じて光経路の制御を通じてOISを具現することができ、これに伴い、ディーセント(decent)やティルト(tilt)現象の発生を最小化し、最上の光学的特性を示すことができる。
【0088】
さらに、第2カメラアクチュエータ1200は光学系とレンズ駆動部を含むことができる。例えば、第2カメラアクチュエータ1200は第1レンズアセンブリ、第2レンズアセンブリ、第3レンズアセンブリおよびガイドピンのうち少なくとも一つ以上が配置され得る。
【0089】
また。第2カメラアクチュエータ1200はコイルとマグネットを具備して高倍率ズーミング(zooming)機能を遂行することができる。
【0090】
例えば、第1レンズアセンブリと第2レンズアセンブリは、コイル、マグネットとガイドピンを通じて移動する移動レンズ(moving lens)であり得、第3レンズアセンブリは固定レンズであり得るが、これに限定されるものではない。例えば、第3レンズアセンブリは光を特定位置に結像する集光子(focator)の機能を遂行でき、第1レンズアセンブリは集光子である第3レンズアセンブリで結像された像を他の所に再結像させる変倍子(variator)機能を遂行することができる。一方、第1レンズアセンブリでは被写体との距離または像距離が多く変わって倍率の変化が大きい状態であり得、変倍子である第1レンズアセンブリは光学系の焦点距離または倍率変化に重要な役割をすることができる。一方、変倍子である第1レンズアセンブリで結像される像点は位置により若干差があり得る。したがって、第2レンズアセンブリは変倍子によって結像された像に対する位置補償機能をすることができる。例えば、第2レンズアセンブリは変倍子である第1レンズアセンブリで結像された像点を実際イメージセンサ位置に正確に結像させる役割を遂行する補償子(compensator)機能を遂行することができる。例えば、第1レンズアセンブリと第2レンズアセンブリはコイルとマグネットの相互作用による電磁力で駆動され得る。前述した内容は後述するレンズアセンブリに適用され得る。
【0091】
一方、本発明の実施例によりOIS用アクチュエータとAFまたはZoom用アクチュエータが配置される場合、OIS駆動時にAFまたはZoom用マグネットとの磁界干渉が防止され得る。第1カメラアクチュエータ1100の第1駆動マグネットが第2カメラアクチュエータ1200と分離されて配置されるので、第1カメラアクチュエータ1100と第2カメラアクチュエータ1200間の磁界干渉が防止され得る。本明細書で、OISは手振れ補正、光学式イメージ安定化、光学式イメージ補正、振れ補正などの用語と混用され得る。
【0092】
図4は、実施例に係る第1カメラアクチュエータの分解斜視図である。
【0093】
図4を参照すると、実施例に係る第1カメラアクチュエータ1100は第1シールド缶(図示されず)、第1ハウジング1120、ムーバー1130、回転部1140、第1駆動部1150を含む。
【0094】
ムーバー1130はホルダ1131とホルダ1131に装着される光学部材1132を含むことができる。そして、回転部1140は回転プレート1141、回転プレート1141と互いに結合力を有する第1磁性体1142、回転プレート1141内に位置する第2磁性体1143を含む。また、第1駆動部1150は第1駆動マグネット1151、第1駆動コイル1152、第1ホールセンサ部1153および第1基板部1154を含む。
【0095】
第1シールド缶(図示されず)は第1カメラアクチュエータ1100の最外側に位置して後述する回転部1140と第1駆動部1150を囲むように位置することができる。
【0096】
このような第1シールド缶(図示されず)は外部で発生した電磁波を遮断または低減することができる。これに伴い、回転部1140または第1駆動部1150で誤作動の発生が減少し得る。
【0097】
第1ハウジング1120は第1シールド缶(図示されず)の内部に位置することができる。また、第1ハウジング1120は後述する第1基板部1154の内側に位置することができる。第1ハウジング1120は第1シールド缶(図示されず)と互いに差し込まれるか合わせられて締結され得る。
【0098】
第1ハウジング1120は複数個のハウジング側部からなり得る。第1ハウジング側部1121、第2ハウジング側部1122、第3ハウジング側部1123、第4ハウジング側部1124を含むことができる。
【0099】
第1ハウジング側部1121と第2ハウジング側部1122は互いに対向するように配置され得る。また、第3ハウジング側部1123と第4ハウジング側部1124は第1ハウジング側部1121と第2ハウジング側部1122の間に配置され得る。
【0100】
第3ハウジング側部1123は第1ハウジング側部1121、第2ハウジング側部1122および第4ハウジング側部1124と接することができる。そして、第3ハウジング側部1123は第1ハウジング1120で下側部として底面を含むことができる。
【0101】
そして、第1ハウジング側部1121は第1ハウジングホール1121aを含むことができる。第1ハウジングホール1121aには後述する第1コイル1152aが位置することができる。
【0102】
また、第2ハウジング側部1122は第2ハウジングホール1122aを含むことができる。そして、第2ハウジングホール1122aには後述する第2コイル1152bが位置することができる。
【0103】
第1コイル1152aと第2コイル1152bは第1基板部1154と結合することができる。実施例として、第1コイル1152aと第2コイル1152bは第1基板部1154と電気的に連結されて電流が流れることができる。このような電流は第1カメラアクチュエータがX軸を基準としてティルティングできる電磁力の要素である。
【0104】
また、第3ハウジング側部1123は第3ハウジングホール1123aを含むことができる。第3ハウジングホール1123aには後述する第3コイル1152cが位置することができる。第3コイル1152cは第1基板部1154と結合することができる。そして、第3コイル1152cは第1基板部1154と電気的に連結されて電流が流れることができる。このような電流は第1カメラアクチュエータがY軸を基準としてティルティングできる電磁力の要素である。
【0105】
第4ハウジング側部1124は第1ハウジング溝1124aを含むことができる。第1ハウジング溝1124aに対向する領域に後述する第1磁性体1142が配置され得る。これに伴い、第1ハウジング1120は回転プレート1141と磁力などによって結合することができる。
【0106】
また、実施例に係る第1ハウジング溝1124aは第4ハウジング側部1124の内側面または外側面に位置することができる。これに伴い、第1磁性体1142も第1ハウジング溝1124aの位置に対応するように配置され得る。
【0107】
また、第1ハウジング1120は第1~第4ハウジング側部1121~1224により形成される収容部1125を含むことができる。収容部1125にはムーバー1130が位置することができる。
【0108】
ムーバー1130はホルダ1131とホルダ1131に装着される光学部材1132を含む。
【0109】
ホルダ1131は第1ハウジング1120の収容部1125に装着され得る。ホルダ1131は第1ハウジング側部1121、第2ハウジング側部1122、第3ハウジング側部1123、第4ハウジング側部1124にそれぞれ対応する第1プリズム外側面~第4プリズム外側面を含むことができる。
【0110】
第4ハウジング側部1124と対向する第4プリズム外側面には第2磁性体1143が装着され得る装着溝が配置され得る。
【0111】
光学部材1132はホルダ1131に装着され得る。このために、ホルダ1131は装着面を有することができ、装着面は収容溝によって形成され得る。光学部材1132は内部に配置される反射部を含むことができる。ただし、これに限定されるものではない。そして、光学部材1132は外部(例えば、物体)から反射した光をカメラ装置内部に反射することができる。換言すると、光学部材1132は反射した光の経路を変更して第1カメラアクチュエータおよび第2カメラアクチュエータの空間的限界を改善することができる。これにより、カメラ装置は厚さが最小化しながら光経路を拡張して高い範囲の倍率を提供することもできることを理解しなければならない。
【0112】
回転部1140は回転プレート1141、回転プレート1141と互いに結合力を有する第1磁性体1142、回転プレート1141内に位置する第2磁性体1143を含む。
【0113】
回転プレート1141は前述したムーバー1130および第1ハウジング1120と結合することができる。回転プレート1141は内部に位置する追加的な磁性体(図示されず)を含むことができる。
【0114】
また、回転プレート1141は光軸と隣接するように配置され得る。これにより、実施例に係るアクチュエータは後述する第1、2軸ティルトにより光経路の変更を容易に遂行できる。
【0115】
回転プレート1141は第1方向(X軸方向)に離隔配置される第1突出部と第2方向(Y軸方向)に離隔配置される第2突出部を含むことができる。また、第1突出部と第2突出部は互いに反対方向に突出し得る。これに対する詳しい説明は後述する。
【0116】
また、第1磁性体1142は複数個のヨークを含み、複数個のヨークは回転プレート1141を基準として対向するように位置することができる。実施例として、第1磁性体1142は対向する複数個のヨークからなり得る。そして、回転プレート1141は複数個のヨークの間に位置することができる。
【0117】
第1磁性体1142は前述した通り、第1ハウジング1120内に位置することができる。また、前述した通り、第1磁性体1142は第4ハウジング側部1124の内側面または外側面に装着され得る。例えば、第1磁性体1142は第4ハウジング側部1124の外側面に形成された溝に装着され得る。または第1磁性体1142は前述した第1ハウジング溝1124aに装着され得る。
【0118】
そして、第2磁性体1143はムーバー1130、特にホルダ1131の外側面に位置することができる。このような構成によって、回転プレート1141は内部の第2磁性体1143と第1磁性体1142間の磁力による結合力で第1ハウジング1120およびムーバー1130と容易に結合することができる。本発明で、第1磁性体1142と第2磁性体1143の位置は互いに移動され得る。
【0119】
第1駆動部1150は第1駆動マグネット1151、第1駆動コイル1152、第1ホールセンサ部1153および第1基板部1154を含む。
【0120】
第1駆動マグネット1151は複数個のマグネットを含むことができる。実施例として、第1駆動マグネット1151は第1マグネット1151a、第2マグネット1151bおよび第3マグネット1151cを含むことができる。
【0121】
第1マグネット1151a、第2マグネット1151bおよび第3マグネット1151cは、それぞれホルダ1131の外側面に位置することができる。そして、第1マグネット1151aと第2マグネット1151bは互いに対向するように位置することができる。また、第3マグネット1151cはホルダ1131の外側面のうち底面上に位置することができる。これに対する詳しい説明は後述する。
【0122】
第1駆動コイル1152は複数個のコイルを含むことができる。実施例として、第1駆動コイル1152は第1コイル1152a、第2コイル1152bおよび第3コイル1152cを含むことができる。
【0123】
第1コイル1152aは第1マグネット1151aと対向するように位置することができる。これにより、第1コイル1152aは前述した通り、第1ハウジング側部1121の第1ハウジングホール1121aに位置することができる。
【0124】
また、第2コイル1152bは第2マグネット1151bと対向するように位置することができる。これにより、第2コイル1152bは前述した通り、第2ハウジング側部1122の第2ハウジングホール1122aに位置することができる。
【0125】
第1コイル1152aは第2コイル1152bと対向するように位置することができる。すなわち、第1コイル1152aは第2コイル1152bと第1方向(X軸方向)を基準として対称に位置することができる。これは第1マグネット1151aと第2マグネット1151bにも同一に適用され得る。すなわち、第1マグネット1151aと第2マグネット1151bは第1方向(X軸方向)を基準として対称に位置することができる。また、第1コイル1152a、第2コイル1152b、第1マグネット1151aおよび第2マグネット1151bは第2方向(Y軸方向)に少なくとも一部が重なるように配置され得る。このような構成によって、第1コイル1152aと第1マグネット1151a間の電磁力と第2コイル1152bと第2マグネット1151b間の電磁力でX軸ティルティングが一側に傾くことなく正確になされ得る。
【0126】
第3コイル1152cは第3マグネット1151cと対向するように位置することができる。これにより、第3コイル1152cは前述した通り、第3ハウジング側部1123の第3ハウジングホール1123aに位置することができる。第3コイル1152cは第3マグネット1151cと電磁力を発生させることによって、ムーバー1130および回転部1140を第1ハウジング1120を基準としてY軸ティルティングを遂行できる。
【0127】
ここで、X軸ティルティングはX軸を基準としてティルトされることを意味し、Y軸ティルティングはY軸を基準としてティルトされることを意味する。
【0128】
第1ホールセンサ部1153は複数個のホールセンサを含むことができる。ホールセンサは後述する「センサユニット」に対応し、これと混用する。実施例として、第1ホールセンサ部1153は第1ホールセンサ1153a、第2ホールセンサ1153bおよび第3ホールセンサ1153cを含むことができる。
【0129】
第1ホールセンサ1153aは第1コイル1152aの内側に位置することができる。そして、第2ホールセンサ1153bは第1ホールセンサ1153aと第1方向(X軸方向)および第3方向(Z軸方向)に対称に配置され得る。また、第2ホールセンサ1153bは第2コイル1152bの内側に位置することができる。
【0130】
第1ホールセンサ1153aは第1コイル1152aの内側で磁束変化を感知することができる。そして、第2ホールセンサ1153bは第2コイル1152bで磁束変化を感知することができる。これにより、第1、2マグネット1151a、1151bと第1、2ホールセンサ1153a、1153b間の位置センシングが遂行され得る。実施例に係る第1カメラアクチュエータは例えば、第1、2ホールセンサ1153a、1153bを通じて位置を感知してより正確なX軸ティルトを制御することができる。
【0131】
また、第3ホールセンサ1153cは第3コイル1152cの内側に位置することができる。第3ホールセンサ1153cは第3コイル1152cの内側で磁束変化を感知することができる。これで、第3マグネット1151cと第3ホールセンサ1153bc間の位置センシングが遂行され得る。実施例に係る第1カメラアクチュエータはこれを通じてY軸ティルトを制御することができる。このような第1~第3ホールセンサは少なくとも一つ以上であり得る。
【0132】
第1基板部1154は第1駆動部1150の下部に位置することができる。第1基板部1154は第1駆動コイル1152、第1ホールセンサ部1153と電気的に連結され得る。例えば、第1基板部1154は第1駆動コイル1152、第1ホールセンサ部1153とSMTに結合され得る。ただし、このような方式に限定されるものではない。
【0133】
第1基板部1154は第1シールド缶(図示されず)と第1ハウジング1120の間に位置して、第1シールド缶および第1ハウジング1120と結合することができる。結合方式は前述した通り、多様になされ得る。そして、前記結合を通じて第1駆動コイル1152と第1ホールセンサ部1153が第1ハウジング1120の外側面内に位置することができる。
【0134】
このような第1基板部1154は硬性印刷回路基板(Rigid PCB)、軟性印刷回路基板(Flexible PCB)、硬軟性印刷回路基板(RigidFlexible PCB)等の電気的に連結され得る配線パターンがある回路基板を含むことができる。ただし、このような種類に限定されるものではない。
【0135】
図5は第1シールド缶および基板が除去された実施例に係る第1カメラアクチュエータの斜視図であり、
図6は
図5でBB’で切断された断面図であり、
図7は
図5にCC’で切断された断面図である。
【0136】
図5~
図7を参照すると、第1コイル1152aは第1ハウジング側部1121に位置することができる。
【0137】
そして、第1コイル1152aと第1マグネット1151aは互いに対向して位置することができる。第1マグネット1151aは第1コイル1152aと第2方向(Y軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。
【0138】
また、第2コイル1152bの第2ハウジング側部1122に位置することができる。これにより、第2コイル1152bと第2マグネット1151bは互いに対向して位置することができる。第2マグネット1151bは第2コイル1152bと第2方向(Y軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。
【0139】
また、第1コイル1151aと第2コイル1152bは第2方向(Y軸方向)に重なり得る。また、第1マグネット1151aと第2マグネット1151bは第2方向(Y軸方向)に重なり得る。このような構成によって、ホルダの外側面(第1ホルダ外側面および第2ホルダ外側面)に加えられる電磁力が第2方向(Y軸方向)に平行軸上に位置してX軸ティルトが正確かつ精密に遂行され得る。
【0140】
また、第4ホルダ外側面には第1収容溝(図示されず)が位置することができる。そして、第1収容溝には第1突出部PR1a、PR1bが配置され得る。これに伴い、X軸ティルトを遂行する場合、第1突出部PR1a、PR1bがティルトの基準軸(または回転軸)としてあり得る。これにより、回転プレート1141、ムーバー1130が左右に移動することができる。
【0141】
第2突出部PR2は前述した通り、第4ハウジング側部1124の内側面の溝に装着され得る。そして、Y軸ティルトを遂行する場合、第2突出部PR2をY軸ティルトの基準軸として回転プレートおよびムーバーが回転することができる。
【0142】
実施例によると、このような第1突出部と第2突出部によって、OISが遂行され得る。
【0143】
図6を参照すると、Y軸ティルトが遂行され得る。すなわち、第1方向(X軸方向)に回転しながらOIS具現がなされ得る。
【0144】
実施例として、ホルダ1131の下部に配置される第3マグネット1151cは第3コイル1152cと電磁力を形成して第1方向(X軸方向)にムーバー1130をティルティングまたは回転させることができる。
【0145】
具体的には、回転プレート1141は第1ハウジング1120内の第1磁性体1142とムーバー1130内の第2磁性体1143により第1ハウジング1120およびムーバー1130と結合され得る。そして、第1突出部PR1は第1方向(X軸方向)に離隔して第1ハウジング1120により支持され得る。
【0146】
そして、回転プレート1141はムーバー1130に向かって突出した第2突出部PR2を基準軸(または回転軸)として回転またはティルティングすることができる。すなわち、回転プレート1141は第2突出部PR2を基準軸としてY軸ティルトを遂行できる。
【0147】
例えば、第3装着溝に配置された第3マグネット1151cと第3基板側部上に配置された第3コイル1152c間の第1電磁力F1A、F1Bによりムーバー1130をX軸方向に第1角度θ1で回転(X1->X1a or X1b)しながらOIS具現がなされ得る。第1角度θ1は±1°~±3°であり得る。ただし、これに限定されるものではない。
【0148】
以下、多様な実施例に係る第1カメラアクチュエータで電磁力は記載された方向に力を生成してムーバーを動かしたり、他の方向に力を生成しても記載された方向にムーバーを動かすことができる。すなわち、記載された電磁力の方向はマグネットとコイルによって発生してムーバーを動かす力の方向を意味する。
【0149】
図7を参照すると、X軸ティルトが遂行され得る。すなわち、第2方向(Y軸方向)に回転しながらOIS具現がなされ得る。
【0150】
Y軸方向にムーバー1130がティルティングまたは回転(またはX軸ティルト)しながらOIS具現がなされ得る。
【0151】
実施例として、ホルダ1131に配置される第1マグネット1151aおよび第2マグネット1151bは、それぞれが第1コイル1152aおよび第2コイル1152bと電磁力を形成して第2方向(Y軸方向)に回転プレート1141およびムーバー1130をティルティングまたは回転させることができる。
【0152】
回転プレート1141は第1突出部PR1を基準軸(または回転軸)として第2方向に回転またはティルティング(X軸ティルト)することができる。
【0153】
例えば、第1装着溝に配置された第1、2マグネット1151a、1151bと第1、2基板側部上に配置された第1、2コイル1152a、1152b間の第2電磁力F2A、F2Bにより、ムーバー1130をY軸方向に第2角度θ2回転(Y1->Y1a、Y1b)しながらOIS具現がなされ得る。第2角度θ2は±1°~±3°であり得る。ただし、これに限定されるものではない。
【0154】
また、前述した通り、第1、2マグネット1151a、1151bと第1、2コイル部1152a、1152bによる電磁力は第3方向または第3方向の反対方向に作用し得る。例えば、電磁力はムーバー1130の左側部で第3方向(Z軸方向)に発生し、ムーバー1130の右側部で第3方向(Z軸方向)の反対方向に作用し得る。これにより、ムーバー1130は第1方向を基準として回転することができる。または第2方向に沿って移動することができる。
【0155】
このように、実施例に係る第1アクチュエータは、ホルダ内の第1駆動マグネットとハウジングに配置される第1駆動コイル間の電磁力によって回転プレート1141およびムーバー1130を第1方向(X軸方向)または第2方向(Y軸方向)に回転制御することによって、OIS具現時にディーセント(decent)やティルト(tilt)現象の発生を最小化し、最上の光学的特性を提供することができる。また、前述した通り、「Y軸ティルト」は第1方向(X軸方向)に回転またはティルトすることに対応し得る。また、「X軸ティルト」は第2方向(Y軸方向)に回転またはティルトすることに対応し得る。
【0156】
図8は実施例に係る第2カメラアクチュエータの斜視図であり、
図9は実施例に係る第2カメラアクチュエータの分解斜視図であり、
図10は
図8でDD’で切断された断面図である。
【0157】
図8~
図10を参照すると、実施例に係る第2カメラアクチュエータ1200はレンズ部1220、第2ハウジング1230、第2駆動部1250、ベース部1260、第2基板部1270および接合部材1280を含むことができる。さらに、第2カメラアクチュエータ1200は第2シールド缶(図示されず)、弾性部(図示されず)および接合部材(図示されず)をさらに含むことができる。
【0158】
第2シールド缶(図示されず)は第2カメラアクチュエータ1200の一領域(例えば、最外側)に位置して、後述する構成要素(レンズ部1220、第2ハウジング1230、第2駆動部1250、ベース部1260、第2基板部1270およびイメージセンサIS)を囲むように位置することができる。
【0159】
このような第2シールド缶(図示されず)は外部で発生した電磁波を遮断または低減することができる。これに伴い、第2駆動部1250で誤作動の発生が減少し得る。
【0160】
レンズ部1220は第2シールド缶(図示されず)内に位置することができる。レンズ部1220は第3方向(Z軸方向または光軸方向)に沿って移動することができる。これに伴い、前述したAF機能またはズーム機能が遂行され得る。
【0161】
また、レンズ部1220は第2ハウジング1230内に位置することができる。これにより、レンズ部1220は少なくとも一部が第2ハウジング1230内で光軸方向または第3方向(Z軸方向)に沿って移動することができる。
【0162】
具体的には、レンズ部1220はレンズ群1221および移動アセンブリ1222を含むことができる。
【0163】
まず、レンズ群1221は少なくとも一つ以上のレンズを含むことができる。また、レンズ群1221は複数個であり得るが、以下では、一つを基準として説明する。
【0164】
レンズ群1221は移動アセンブリ1222と結合されて移動アセンブリ1222に結合された第4マグネット1252aおよび第5マグネット1252bで発生した電磁力によって第3方向(Z軸方向)に移動することができる。
【0165】
実施例として、レンズ群1221は第1レンズ群1221a、第2レンズ群1221bおよび第3レンズ群1221cを含むことができる。第1レンズ群1221a、第2レンズ群1221bおよび第3レンズ群1221cは光軸方向に沿って順次配置され得る。さらに、レンズ群1221は第4レンズ群1221dをさらに含むことができる。第4レンズ群1221dは第3レンズ群1221cの後端に配置され得る。
【0166】
第1レンズ群1221aは第2-1ハウジングと結合して固定され得る。換言すると、第1レンズ群1221aは光軸方向に沿って移動しなくてもよい。
【0167】
第2レンズ群1221bは第1レンズアセンブリ1222aと結合して第3方向または光軸方向に移動することができる。第1レンズアセンブリ1222aおよび第2レンズ群1221bの移動で倍率調整が遂行され得る。
【0168】
第3レンズ群1221cは第2レンズアセンブリ1222bと結合して第3方向または光軸方向に移動することができる。第3レンズ群1221の移動で焦点調整またはオートフォーカスが遂行され得る。
【0169】
ただし、このようなレンズ群の個数に限定されるものではなく、前述した第4レンズ群1221dがないか、または第4レンズ群1121d以外の追加レンズ群などがさらに配置され得る。
【0170】
移動アセンブリ1222はレンズ群1221を囲む開口領域を含むことができる。このような移動アセンブリ1222はレンズアセンブリと混用して使う。そして、移動アセンブリ1222はレンズ群1221と多様な方法によって結合され得る。また、移動アセンブリ1222は側面に溝を含むことができ、前記溝を通じて第4マグネット1252aおよび第5マグネット1252bと結合することができる。前記溝には結合部材などが塗布され得る。
【0171】
また、移動アセンブリ1222は上端および後端に弾性部(図示されず)と結合され得る。これにより、移動アセンブリ1222は第3方向(Z軸方向)に移動するのに弾性部(図示されず)から支持され得る。すなわち、移動アセンブリ1222の位置が維持されながら第3方向(Z軸方向)に維持され得る。弾性部(図示されず)は板スプリングなどの多様な弾性素子からなり得る。
【0172】
移動アセンブリ1222は第2ハウジング1230内に位置して、第1レンズアセンブリ1222aと第2レンズアセンブリ1222bを含むことができる。
【0173】
第2レンズアセンブリ1222bで第3レンズ群が装着される領域は第1レンズアセンブリ1222aの後端に位置することができる。換言すると、第2レンズアセンブリ1222bで第3レンズ群1221cが装着される領域は第1レンズアセンブリ1222aで第2レンズ群1221bが装着される領域とイメージセンサの間に位置することができる。
【0174】
第1レンズアセンブリ1222aと第2レンズアセンブリ1222bにはそれぞれ第1ガイド部G1と第2ガイド部G2と対向することができる。第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は後述する第2ハウジング1230の第1側部と第2側部に位置することができる。これに対する詳しい説明は後述する。
【0175】
そして、第1レンズアセンブリ1222aと第2レンズアセンブリ1222bの外側面には第2駆動マグネットが装着され得る。例えば、第2レンズアセンブリ1222bの外側面には第5マグネット1252bが装着され得る。第1レンズアセンブリ1222aの外側面には第4マグネット1252aが装着され得る。
【0176】
第2ハウジング1230はレンズ部1220と第2シールド缶(図示されず)の間に配置され得る。そして、第2ハウジング1230はレンズ部1220を囲むように配置され得る。
【0177】
第2ハウジング1230は第2-1ハウジング1231および第2-2ハウジング1232を含むことができる。第2-1ハウジング1231は第1レンズ群1221aと結合し、前述した第1カメラアクチュエータとも結合することができる。第2-1ハウジング1231は第2-2ハウジング1232の前方に位置することができる。
【0178】
そして、第2-2ハウジング1232は第2-1ハウジング1231の後端に位置することができる。第2-2ハウジング1232の内部にレンズ部1220が装着され得る。
【0179】
第2ハウジング1230(または第2-2ハウジング1232)は側部にホールが形成され得る。前記ホールには第4コイル1251aおよび第5コイル1251bが配置され得る。前記ホールは前述した移動アセンブリ1222の溝に対応するように位置することができる。
【0180】
実施例として、第2ハウジング1230(特に、第2-2ハウジング1232)は第1側部1232aと第2側部1232bを含むことができる。第1側部1232aと第2側部1232bは互いに対応して位置することができる。例えば、第1側部1232aと第2側部1232bは第3方向を基準として対称に配置され得る。第1側部1232aと第2側部1232bには第2駆動コイル1251が位置することができる。そして、第1側部1232aと第2側部1232bの外側面には第2基板部1270が装着され得る。換言すると、第1側部1232aの外側面には第2基板1271が位置し、第2側部1232bの外側面には第3基板1272が位置することができる。
【0181】
さらに、第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は第2ハウジング1230(特に、第2-2ハウジング1232)の第1側部1232aと第2側部1232bに位置することができる。
【0182】
第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は互いに対応して位置することができる。例えば、第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は第3方向(Z軸方向)を基準として対向して位置することができる。また、第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は第2方向(Y軸方向)に少なくとも一部が互いに重なり得る。
【0183】
第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は少なくとも一つの溝(例、ガイド溝)またはリセスを含むことができる。そして、溝またはリセスには第1ボールB1または第2ボールB2が装着され得る。これにより、第1ボールB1または第2ボールB2は第1ガイド部G1のガイド溝または第2ガイド部G2のガイド溝内で第3方向(Z軸方向)に移動することができる。
【0184】
または第1ボールB1または第2ボールB2が第2ハウジング1230の第1側部1232aの内側に形成されたレールまたは第2ハウジング1230の第2側部1232bの内側に形成されたレールに沿って第3方向に移動することができる。
【0185】
これにより、第1レンズアセンブリ1222aと第2レンズアセンブリ1222bは第3方向に移動することができる。
【0186】
実施例によると、第1ボールB1は第1レンズアセンブリ1222aまたは第2レンズアセンブリ1222bの上側部に配置され得る。そして、第2ボールB2は第1レンズアセンブリ1222aまたは第2レンズアセンブリ1222bの下側部に配置され得る。例えば、第1ボールB1は第2ボールB2の上部に位置することができる。したがって、位置により、第1ボールB1は第1方向(X軸方向)に沿って第2ボールB2と少なくとも一部が重なり得る。
【0187】
また、第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は第1リセスRS1と対向する第1ガイド溝GG1a、GG2aを含むことができる。また、第1ガイド部G1と第2ガイド部G2は第2リセスRS2と対向する第2ガイド溝GG1b、GG2bを含むことができる。第1ガイド溝GG1a、GG2aと第2ガイド溝GG1b、GG2bは第3方向(Z軸方向)に延びた溝であり得る。そして、第1ガイド溝GG1a、GG2aと第2ガイド溝GG1b、GG2bは互いに異なる形状の溝であり得る。例えば、第1ガイド溝GG1a、GG2aは側面が傾斜した溝であり、第2ガイド溝GG1b、GG2bは側面が底面に垂直な溝であり得る。
【0188】
第5マグネット1252bは第5コイル1251bと対向するように位置することができる。また、第4マグネット1252aは第4コイル1251aと対向するように位置することができる。
【0189】
弾性部(図示されず)は第1弾性部材(図示されず)および第2弾性部材(図示されず)を含むことができる。第1弾性部材(図示されず)は移動アセンブリ1222の上面と結合され得る。第2弾性部材(図示されず)は移動アセンブリ1222の下面と結合することができる。また、第1弾性部材(図示されず)と第2弾性部材(図示されず)は前述した通り、板スプリングで形成され得る。また、第1弾性部材(図示されず)と第2弾性部材(図示されず)は移動アセンブリ1222の移動に対する弾性を提供することができる。ただし、前述した位置に限定されるものではなく、弾性部は多様な位置に配置され得る。
【0190】
そして、第2駆動部1250はレンズ部1220を第3方向(Z軸方向)に移動させる駆動力を提供することができる。このような第2駆動部1250は第2駆動コイル1251および第2駆動マグネット1252を含むことができる。さらに、第2駆動部1250は第2ホールセンサ部をさらに含むことができる。第2ホールセンサ部1253は少なくとも一つの第4ホールセンサ1253aを含み、第2駆動コイル1251の内側または外側に位置することができる。
【0191】
第2駆動コイル1251および第2駆動マグネット1252の間に形成された電磁力で移動アセンブリが第3方向(Z軸方向)に移動することができる。
【0192】
第2駆動コイル1251は第4コイル1251aおよび第5コイル1251bを含むことができる。第4コイル1251aおよび第5コイル1251bは第2ハウジング1230の側部に形成されたホール内に配置され得る。そして、第4コイル1251aおよび第5コイル1251bは第2基板部1270と電気的に連結され得る。これにより、第4コイル1251aおよび第5コイル1251bは第2基板部1270を通じて電流などの供給を受けることができる。
【0193】
そして、第2駆動コイル1251はヨーク等を通じて第2基板部1270と結合することができる。さらに、実施例として、第2駆動コイル1251は第2基板部1270とともに固定要素である。これとは異なり、第2駆動マグネット1252は第1、2アセンブリとともに光軸方向(Z軸方向)に移動する移動要素である。
【0194】
第2駆動マグネット1252は第4マグネット1252aおよび第5マグネット1252bを含むことができる。第4マグネット1252aおよび第5マグネット1252bは移動アセンブリ1222の前述した溝に配置され得、第4コイル1251aおよび第5コイル1251bに対応するように位置することができる。そして、第2駆動マグネット1252は後述するヨークとともに第1、2レンズアセンブリ(または移動アセンブリ)と結合することができる。
【0195】
ベース部1260はレンズ部1220とイメージセンサISの間に位置することができる。ベース部1260はフィルタなどの構成要素が固定され得る。また、ベース部1260は前述したイメージセンサを囲むように配置され得る。このような構成によって、イメージセンサは異物などから自由となるので、素子の信頼性が改善され得る。ただし、以下の一部の図面ではこれを除去して説明する。
【0196】
また、第2カメラアクチュエータ1200はズーム(Zoom)アクチュエータまたはAF(Auto Focus)アクチュエータであり得る。例えば、第2カメラアクチュエータは一つまたは複数のレンズを支持し、所定の制御部の制御信号によりレンズを動かしてオートフォーカス機能またはズーム機能を遂行することができる。
【0197】
そして、第2カメラアクチュエータは固定ズームまたは連続ズームであり得る。例えば、第2カメラアクチュエータはレンズ群1221の移動を提供することができる。
【0198】
それだけでなく、第2カメラアクチュエータは複数個のレンズアセンブリからなり得る。例えば、第2カメラアクチュエータは第1レンズアセンブリ1222a、第2レンズアセンブリ1222b以外に第3レンズアセンブリ(図示されず)、およびガイドピン(図示されず)のうち少なくとも一つ以上が配置され得る。これについては前述した内容が適用され得る。これにより、第2カメラアクチュエータは第2駆動部を通じて高倍率ズーミング機能を遂行することができる。例えば、第1レンズアセンブリ1222aと第2レンズアセンブリ1222bは第2駆動部とガイドピン(図示されず)を通じて移動する移動レンズ(moving lens)であり得、第3レンズアセンブリ(図示されず)は固定レンズであり得るが、これに限定されるものではない。例えば、第3レンズアセンブリ(図示されず)は光を特定位置に結像する集光子(focator)の機能を遂行でき、第1レンズアセンブリは集光子である第3レンズアセンブリ(図示されず)で結像された像を他の所に再結像させる変倍子(variator)機能を遂行することができる。一方、第1レンズアセンブリでは被写体との距離または像距離が多く変わって倍率の変化が大きい状態であり得、変倍子である第1レンズアセンブリは光学系の焦点距離または倍率変化に重要な役割をすることができる。一方、変倍子である第1レンズアセンブリで結像される像点は位置により若干差があり得る。これにより、第2レンズアセンブリは変倍子によって結像された像に対する位置補償機能をすることができる。例えば、第2レンズアセンブリは変倍子である第2レンズアセンブリ1222bで結像された像点を実際イメージセンサ位置に正確に結像させる役割を遂行する補償子(compensator)機能を遂行することができる。ただし、以下の図面を基準として本実施例の構成について説明する。
【0199】
イメージセンサは第2カメラアクチュエータの内側にまたは外側に位置することができる。実施例では、図示した通り、イメージセンサが第2カメラアクチュエータの外側に位置することができる。例えば、イメージセンサは回路基板上に位置することができる。イメージセンサは光を受信し、受光した光を電気信号に変換することができる。また、イメージセンサは複数個のピクセルがアレイ形態からなり得る。そして、イメージセンサは光軸上に位置することができる。
【0200】
第2基板部1270は第2ハウジングの側部と接することができる。例えば、第2基板部1270は第2ハウジング特に、第2-2ハウジングの第1側部の外側面(第1側面)および第2側部の外側面(第2側面)上に位置し、第1側面および第2側面と接することができる。
【0201】
そして、実施例に係るカメラ装置で第2駆動部は、レンズ部1220の第1レンズアセンブリ1222aと第2レンズアセンブリ1222bを第3方向(Z軸方向)に沿って移動させる駆動力F3A、F3B、F4A、F4Bを提供することができる。このような第2駆動部は前述した通り、第2駆動コイル1251および第2駆動マグネット1252を含むことができる。そして、第2駆動コイル1251および第2駆動マグネット1252間に形成された電磁力でレンズ部1220が第3方向(Z軸方向)に沿って移動することができる。
【0202】
この時、第4コイル1251aおよび第5コイル1251bは第2ハウジング1230の側部(例えば、第1側部と第2側部)に形成されたホール内に配置され得る。そして、第5コイル1251bは第2基板1271と電気的に連結され得る。第4コイル1251aは第3基板1272と電気的に連結され得る。これにより、第4コイル1251aおよび第5コイル1251bは第2基板部1270を通じて回路基板1300の回路基板上の駆動ドライバから駆動信号(例えば、電流)の供給を受けることができる。
【0203】
この時、第4コイル1251aと第4マグネット1252a間の電磁力F3A、F3Bにより第4マグネット1252aが装着された第1レンズアセンブリ1222aが第3方向(Z軸方向)に沿って移動することができる。また、第1レンズアセンブリ1222aに装着された第2レンズ群1221bも第3方向に沿って移動することができる。
【0204】
そして、第5コイル1251bと第5マグネット1252b間の電磁力F4A、F4Bにより、第5マグネット1252bが装着された第2レンズアセンブリ1222bが第3方向(Z軸方向)に沿って移動することができる。また、第2レンズアセンブリ1222bに装着された第3レンズ群1221cも第3方向に沿って移動することができる。
【0205】
これに伴い、前述した通り、第2レンズ群1221bと第3レンズ群1221cの移動で光学系の焦点距離または倍率変化がなされ得る。実施例として、第2レンズ群1221bの移動で倍率変化がなされ得る。換言すると、ズーミング(zooming)がなされ得る。また、第3レンズ群1221cの移動で焦点が調整され得る。換言すると、オートフォーカス(auto focusing)がなされ得る。このような構成によって、第2カメラアクチュエータは固定ズームまたは連続ズームであり得る。
【0206】
図11は、実施例に係る回路基板を図示した概略図である。
【0207】
図11を参照すると、前述した通り、実施例に係る回路基板1300は「メイン基板部」であり、以下、このような用語で説明する。
【0208】
メイン基板部1300は第1単位メイン基板1310および第2、3単位メイン基板1320、1330を含むことができる。第1単位メイン基板1310はベースの下部に位置し、ベースと結合することができる。また、第1単位メイン基板1310にはイメージセンサISが配置され得る。そして、第1単位メイン基板1310とイメージセンサIsは電気的に連結され得る。
【0209】
また、第2、3単位メイン基板1320、1330はベースの側部に位置することができる。特に、第2、3単位メイン基板1320、1330はベースの第1側部に位置することができる。これにより、第2、3単位メイン基板1320、1330は第1側部に隣接するように位置した第4コイルと隣接するように位置して電気的連結が容易になされ得る。
【0210】
さらに、回路基板1300は側面に位置した固定基板(図示されず)を追加で含むことができる。これにより、回路基板1300が柔軟材質からなっても固定基板によって剛性を維持しながらベースと結合することができる。
【0211】
回路基板1300の第2、3単位メイン基板1320、1330は第2駆動部1250の側部に位置することができる。回路基板1300は第1駆動部および第2駆動部と電気的に連結され得る。例えば、電気的連結はSMTからなり得る。ただし、このような方式に限定されるものではない。
【0212】
このような回路基板1300は硬性印刷回路基板(Rigid PCB)、軟性印刷回路基板(Flexible PCB)、硬軟性印刷回路基板(Rigid Flexible PCB)等の電気的に連結され得る配線パターンがある回路基板を含むことができる。ただし、このような種類に限定されるものではない。これに対する具体的な説明は後述する。
【0213】
そして、第2、3単位メイン基板1320、1330にはコネクタ部CNが連結され得る。コネクタ部CNを通じてカメラ装置または回路基板は外部の電子装置と電気的に連結され得る。例えば、コネクタ部CNは端末機などの電子装置のプロセッサなどと電気的に連結され得る。
【0214】
また、回路基板1300は端末機内の他のカメラモジュールまたは端末機のプロセッサと電気的に連結され得る。これを通じて、前述したカメラアクチュエータおよびこれを含むカメラ装置は端末機内で多様な信号を送受信することができる。
【0215】
図12は、第1カメラアクチュエータと第2カメラアクチュエータが分離された斜視図である。
【0216】
図12を参照すると、第2カメラアクチュエータ1200は第1カメラアクチュエータ1100の後端に位置することができる。
【0217】
これにより、第1カメラアクチュエータ1100と第2カメラアクチュエータ1200は互いに対向する面を有することができる。例えば、第1カメラアクチュエータ1100の第1面と第2カメラアクチュエータ1200の第2面が互いに対向するものとして説明する。そして、第1面は前述した第5ハウジング側部の外側面に対応し、第1カメラアクチュエータ1100の後面であり、第2面は第2カメラアクチュエータ1200の前面であり得る。第1面と第2面には接合部材などが塗布され得る。また、第1面と第2面は突起/溝構造を通じて結合され得る。これにより、第1カメラアクチュエータ1100と第2カメラアクチュエータ1200が互いに結合することができる。
【0218】
図13aは実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の斜視図であり、
図13bは一実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図であり、
図13cは変形例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図であり、
図13dは他の実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図であり、
図13eは他の実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の連結を説明する概念図であり、
図14は実施例に係る回路基板の斜視図であり、
図15は実施例に係る回路基板を広げた内側平面図であり、
図16は実施例に係る回路基板を広げた外側平面図であり、
図17は実施例に係る第2駆動部(一部除外)の一側から見た斜視図であり、
図18は実施例に係る第2駆動部(一部除外)の他側から見た斜視図であり、
図19は実施例に係る第1駆動部(一部除外)の一側から見た斜視図であり、
図20は実施例に係る第1駆動部(一部除外)の他側から見た斜視図である。
【0219】
図13aを参照すると、実施例に係るメイン基板部(「回路基板」に対応)1300は前述した第2カメラアクチュエータの側面を少なくとも一部囲むことができる。例えば、メイン基板部1300は第2カメラアクチュエータの側面と接することができる。
【0220】
そして、実施例に係る第2基板部1270は第2カメラアクチュエータの側面に配置され得る。例えば、第2基板部1270は第2カメラアクチュエータの側面と接することができる。
【0221】
そして、実施例に係る第1基板部1154は第1カメラアクチュエータの側面に配置され得る。例えば、第1基板部1154は第1カメラアクチュエータの側面に接することができる。
【0222】
詳しくは、メイン基板部1300はイメージセンサが実装され得る。メイン基板部1300は第2カメラアクチュエータと光軸方向(Z軸方向)に沿って重なる第1単位メイン基板1310および第1単位メイン基板1310から第2カメラアクチュエータの側面に延びる第2、3単位メイン基板1320、1330を含むことができる。第1単位メイン基板1310にはイメージセンサが実装され得る。特に、第2、3単位メイン基板は光軸または光軸方向を基準として対向する第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330を含むことができる。
【0223】
また、実施例に係る第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330のうち少なくとも一つは第1カメラアクチュエータを囲むように光軸方向に沿って延長され得る。以下では、第3単位メイン基板1330が第1カメラアクチュエータを囲むように光軸方向に沿って延長され得る。例えば、第3単位メイン基板1330は第1カメラアクチュエータと第2方向(Y軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。
【0224】
第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330のうちいずれか一つは前述したコネクタ部CNと連結され得る。
【0225】
また、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330はメイン基板部1300の端部とそれぞれ連結されて第3方向(Z軸方向)に延長され得る。すなわち、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330はメイン基板部1300で折り曲げられて第3方向に延長され得る。
【0226】
メイン基板部1300、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330は一体にまたは分離された構造であり得る。
【0227】
さらに、メイン基板部1300、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330は複数個の層からなり得る。さらに、メイン基板部1300、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330は内部に回路パターンのためのホールまたは複数の層からなり得る。
【0228】
例えば、メイン基板部1300、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330は硬性印刷回路基板、柔軟印刷回路基板が複数個の層に配置され得る。例えば、メイン基板部1300は柔軟印刷回路基板、硬性印刷回路基板、柔軟印刷回路基板が順に積層された構造であり得る。また、メイン基板部1300、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330でフレキシブル印刷回路基板が配置された領域には補強材または補強板が追加で配置され得る。例えば、メイン基板部1300で上部または下部に補強板が追加で配置され得る。
【0229】
また、本明細書で、第2単位メイン基板または第3単位メイン基板は柔軟印刷回路基板からなり得る。そして、第2単位メイン基板または第3単位メイン基板で硬性印刷回路基板が柔軟印刷回路基板の内側および/または外側に配置され得る。この時、第1側面領域および第2側面領域は第2単位メイン基板または第3単位メイン基板で硬性印刷回路基板が配置される領域に対応し得る。
【0230】
そして、第2基板部1270は第2基板1271および第3基板1272を含むことができる。第2基板1271は第2単位メイン基板1320と対向し、第2単位メイン基板1320と一部接することができる。また、第3基板1272は第3単位メイン基板1330と対向し、第3単位メイン基板1330と一部接することができる。
【0231】
第2基板1271および第3基板1272は光軸または光軸方向を基準として互いに対称に配置され得る。さらに、第2基板1271および第3基板1272はそれぞれが第4コイルおよび第5コイルと電気的に連結され得る。また、第2基板1271および第3基板1272はそれぞれが第2カメラアクチュエータの側面と互いに対向することができる。
【0232】
第1基板部1154は第1カメラアクチュエータの底面に配置される第1サブ基板1154aおよび第1カメラアクチュエータの側面にそれぞれ配置される第2サブ基板1154bと第3サブ基板1154cを含むことができる。
【0233】
第1サブ基板1154aは前述した通り、第1カメラアクチュエータの下部に配置され、第1カメラアクチュエータと第1方向(X軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。
【0234】
第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは第1カメラアクチュエータの側面を囲むことができる。そして、第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは第1カメラアクチュエータの側面と少なくとも一部接することができる。
【0235】
このような第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは互いに光軸または光軸方向を基準として対称に配置され得る。第2サブ基板1154bは前述した第1ハウジング側部と隣接するように配置され得る。そして、第3サブ基板1154cは前述した第2ハウジング側部と隣接するように配置され得る。
【0236】
また、第2サブ基板1154bは第2基板1271と隣接するように配置され得る。例えば、第2サブ基板1154bは第2基板1271と光軸方向に沿って少なくとも一部が重なり得る。
【0237】
そして、第3サブ基板1154cは第3基板1272と隣接するように配置され得る。例えば、第3サブ基板1154cは第3基板1272と光軸方向に沿って少なくとも一部が重なり得る。さらに、第3サブ基板1154cは第3単位メイン基板1330と少なくとも一部接することができる。また、第3サブ基板1154cは第3単位メイン基板1330により囲まれ得る。
【0238】
追加的に、第1カメラアクチュエータは第1端子部を有する第1基板1154b、1154cを含むことができる。第1端子部は後述する第3単位メイン基板1330とソルダリングされ得る。本明細書で第1アクチュエータの第1基板は第2サブ基板1154bと第3サブ基板1154cのうちいずれか一つであり得る。例えば、第1アクチュエータの第1基板は第2サブ基板1154bであり得る。
【0239】
また、第2カメラアクチュエータ1200は第1カメラアクチュエータと結合され得る。そして、第2カメラアクチュエータ1200は第2基板と第3基板を含むことができる。第2基板は第2カメラアクチュエータ1200の第2基板1271を意味する。そして、第2カメラアクチュエータ1200の第3基板は第3基板1272を意味する。
【0240】
また、第2基板1271と第3基板1272のうちいずれか一つは第2端子部および第3端子部を含むことができる。例えば、第2カメラアクチュエータの第3基板(第2基板、1272)は第2端子部および第3端子部のうち少なくとも一つを含むことができる。前述した第1アクチュエータの第1基板1154bの第1端子部は第1端子部SG4に対応し得る。そして、第2アクチュエータの第3基板1272で第2端子部および第3端子部は第2端子部(または第3端子部)SG2に対応し得る。このような第2端子部(または第3端子部)SG2を通じてイメージセンサが配置されるメイン基板部(第1単位メイン基板)と接する第2単位メイン基板または第3単位メイン基板と接することができる。
【0241】
さらに、第2、3端子部SG2は第2基板1271または第3基板1272のうち少なくとも一つに配置され得る。以下の多様な実施例で、第2、3端子部SG2は第2基板1271または第3基板1272に多様な場合に配置され得る。さらに、第2基板1271と第3基板1272は連結基板を通じて電気的に連結され得る。これにより、
図13dまたは
図13eでのように、第2、3端子部SG2が第2基板1271に配置されるか、第3基板1272に配置され得る。さらに、これに対応して、第2、3メイン端子部SG1は第2メイン基板1320と第3メイン基板1330のうち少なくとも一つに配置され得る。
【0242】
図11bを追加で参照すると、第2単位メイン基板1320は第1基板1154bと対応するように光軸方向に沿って延長され得る。換言すると、第2単位メイン基板1320は第1基板1154bと対応するように配置され得る。そして、第3単位メイン基板1330は第3基板1272に対応するように配置され得る。これにより、第3単位メイン基板1330は第3基板1272に対応する領域まで延長され得る。これにより、第2単位メイン基板1320は第3単位メイン基板1330より光軸方向に長さが少なくとも大きいか同じであり得る。
【0243】
また、本実施例で、第2、3端子部SG2それぞれは第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330それぞれに配置され得る。これにより、第2端子部と第3端子部は光軸を基準として互いに対称に配置され得る。さらに、第2基板1271と第3基板1272はズームまたはオートフォーカス(AF)のために第1レンズアセンブリと第2レンズアセンブリそれぞれを光軸方向に移動させることができる。
【0244】
さらに、第2単位メイン基板1320は第1メイン端子部SG3と第2メイン端子部SG1を含むことができる。ここで、前記第2メイン端子部SG1は第2基板1271上の第2端子部SG2と連結され得る。
【0245】
そして、第3単位メイン基板1330は第3基板1272の第2端子部SG2と連結される第3メイン端子部SG1を含むことができる。
【0246】
すなわち、第2、3端子部SG2で第2端子部SG2は第2基板1271上に配置され、第3端子部SG2は第3基板1272上に配置され得る。
【0247】
また、前述した通り、第2単位メイン基板1320は第1端子部SG4と結合されるまたはソルダリングされる第1メイン端子部SG3を含むことができる。また、第3単位メイン基板1330は第3端子部SG2と結合されるまたはソルダリングされる第3メイン端子部SG1を含むことができる。
【0248】
さらに、第2単位メイン基板1320は第2端子部SG2と結合されるまたはソルダリングされる第2メイン端子部SG1を含むことができる。また、第3単位メイン基板1330は第3端子部SG2と結合される第3メイン端子部SG1を含むことができる。第2方向に沿って、第3メイン端子部SG1、第3端子部SG2、第2端子部SG2および第2メイン端子部SG1が順次配置され得る。さらに、第2、3メイン端子部SG1は互いに光軸を基準として対称に配置され得る。また、第2、3端子部SG2は互いに光軸を基準として対称に配置され得る。
【0249】
また、本明細書で、第1端子部SG4は第1メイン端子部SG3と電気的に連結され得る。そして、第2端子部SG2は第2メイン端子部SG1と電気的に連結され得る。そして、第3端子部SG2は第3メイン端子部SG1と電気的に連結され得る。このような電気的な連結は後述した内容が適用され得る。
【0250】
例えば、第1メイン端子部SG3は第1アクチュエータの第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置することができる。すなわち、第1端子部SG4と第1メイン端子部SG3はそれぞれが第1基板1154bの外側面および第2単位メイン基板1320の外側面に位置することができる。
【0251】
また、第2、3メイン端子部SG1は第2アクチュエータの第1側部(または第2側部)の外側面と対向する面の反対面に位置することができる。すなわち、第2 2、3端子部SG2と第2、3メイン端子部SG1はそれぞれが第2、3基板1271、1272の外側面および第2、3単位メイン基板1320、1330の外側面に位置することができる。
【0252】
図13cを参照すると、変形例として、第1基板1154bの第1端子部SG4は第2単位メイン基板1320の第1メイン端子部SG3と対応するように位置することができる。そして、第2端子部SG2は第2基板1271に配置され得る。
【0253】
この時、第2単位メイン基板1320はイメージセンサが配置される第1単位メイン基板1310で折り曲げられて光軸方向に延びた部分であり得る。すなわち、第2単位メイン基板1320は第1単位メイン基板1310と一体であり得る。第2単位メイン基板1320は第2メイン基板であり得、第1単位メイン基板1310は第1メイン基板であり得る。
【0254】
そして、第2単位メイン基板1320は前述した通り、第1端子部SG4と対応する位置に形成された第1メイン端子部SG3と、第2端子部SG2と対応する位置に形成された第2メイン端子部SG1を含むことができる。すなわち、メイン基板の設計が単純になされ得る。さらに、メイン基板の製作費用などが容易に減少し得る。他の内容は本明細書の説明に適用される内容が同一に適用され得る。例えば、本実施例により第1レンズアセンブリおよび第2レンズアセンブリのうち一つのみ光軸方向に沿って移動してもよい。
【0255】
図13dを参照すると、他の実施例で、第1基板1154bの第1端子部SG4は第2単位メイン基板1320の第1メイン端子部SG3と対応するように位置することができる。そして、第2、3端子部SG2は第3基板1272に配置され得る。
【0256】
換言すると、第2基板1271には第2、3端子部が位置しないこともある。そして、第3基板1272には第2、3端子部SG2が配置され、第3単位メイン基板1330には第2、3メイン端子部SG1が配置され得る。第2、3メイン端子部SG1は第2、3端子部SG2に対応するように位置することができる。
【0257】
そして、第2、3端子部SG2は第2、3メイン端子部SG1とソルダリングされたり、結合されたり、コネクタ等を通じて連結され得る。以下、他の内容は本明細書の説明に適用される内容が同一に適用され得る。
【0258】
図13eを参照すると、さらに他の実施例で、第1基板1154bの第1端子部SG4は第2単位メイン基板1320の第1メイン端子部SG3と対応するように位置することができる。そして、第2、3端子部SG2は第2基板1271に配置され得る。
【0259】
換言すると、第2基板1271には第2、3端子部が位置することができる。そして、第3基板1272が存在しないこともある。
【0260】
さらに、第2基板1271には第2、3端子部SG2が配置され、第2単位メイン基板1320には第2、3メイン端子部SG1が配置され得る。第2、3メイン端子部SG1は第2、3端子部SG2に対応するように位置することができる。
【0261】
また、第2単位メイン基板1320に対向する第3単位メイン基板1330がさらに配置され得る。この時、第3単位メイン基板1330は第1アクチュエータの第2側部に配置され得る。第2側部は前述した第1側部の反対領域を意味する。
【0262】
そして、第1メイン端子部SG3は第1アクチュエータの第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置することができる。そして、第2メイン端子部SG1は第2アクチュエータの前記第1側部の外側面と対向する面の反対面に位置することができる。
【0263】
これにより、前述した多様な実施例で、第1アクチュエータは光学部材(プリズム)と結合し、第2アクチュエータはレンズと結合することができる。ただし、構造により、その反対に第1アクチュエータはレンズと結合し、第2アクチュエータはプリズムと結合してもよい。
【0264】
さらに、第2、3メイン端子部SG1は第2、3端子部SG2の一部を露出される溝を含むことができる。また、第1メイン端子部SG3は第1端子部SG4の一部を露出される溝を含むことができる。換言すると、第2、3端子部SG2は第2、3メイン端子部SG1により露出され得る。これは後述する第1露出領域に対応し得る。そして、第1端子部SG4は第1メイン端子部SG3により露出され得る。これは後述する第2露出領域に対応し得る。
【0265】
さらに、導電部材または伝導性部材によって、各メイン端子部と端子部が電気的に連結され得る。例えば、第1メイン端子部は第1端子部と伝導性部材によって連結され得る。これは第2、3端子部と第2、3端子部にも同一に適用され得る。例えば、伝導性部材は第2メイン端子部、第2メイン端子部の接合溝および第2端子部と結合することができる。
【0266】
さらに、第1メイン端子部SG3と第1端子部SG4はコネクタによって連結されてもよい。これは各メイン端子部と各端子部に適用され得る。
【0267】
そして、第2、3端子部SG2は第2、3メイン端子部SG1とソルダリングされたり、結合されたり、コネクタ等を通じて連結され得る。以下、他の内容は本明細書の説明に適用される内容が同一に適用され得る。
【0268】
図14をさらに詳察すると、実施例に係る第2、3単位メイン基板のうち第3単位メイン基板1330は光軸方向に沿って延び、第2方向に第2基板部1270と少なくとも一部接する第1側面領域RA1と光軸方向に沿って延び、第2方向に第1基板部1154と少なくとも一部接する第2側面領域RA2および第1側面領域RA1と第2側面領域RA2の間に配置される第2連結領域BA2を含むことができる。また、第2、3単位メイン基板(第3単位メイン基板)は第1側面領域RA1と第1単位メイン基板1310の間に配置される第1連結領域BA1をさらに含むことができる。そして、前述した通り、第1側面領域RA1および第2側面領域RA2は第2単位メイン基板1320または第3単位メイン基板1330で硬性印刷回路基板が柔軟回路基板の内側および/または外側に配置される領域に対応し得る。
【0269】
本明細書で、第2単位メイン基板は第1端子部(SG4に対応)と結合する(またはソルダリングされる/連結される)第1メイン端子部または第1メイン端子部SG3を含むことができる。また、第3単位メイン基板は第3端子部(SG2に対応)と結合する(または「ソルダリングされる」、「連結される」)第3メイン端子部または第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1を含むことができる。すなわち、第1メイン端子部は第1メイン端子部SG3に対応し、第3端子部は第2端子部(または第3端子部)SG2に対応し得る。
【0270】
実施例に係る第1側面領域RA1は第4、5コイルと第2方向(Y軸方向)に沿って重なり得る。また、第2側面領域RA2は第1、2コイルと第2方向(Y軸方向)に沿って重なり得る。
【0271】
そして、第1連結領域BA1、第1側面領域RA1、第2連結領域BA2および第2側面領域RA2が第1単位メイン基板1310から順次遠ざかり得る。すなわち、第2、3単位メイン基板(第3単位メイン基板)で第2側面領域RA2、第2連結領域BA2、第1側面領域RA1および第1連結領域BA1が光軸方向(Z軸方向)に沿って順次配置され得る。
【0272】
第1連結領域BA1および第2連結領域BA2は第1側面領域RA1および第2側面領域RA2と異なる材質からなり得る。または前述した通り、第1連結領域BA1および第2連結領域BA2は硬性印刷回路基板なしに柔軟(フレキシブル)印刷回路基板からなり得る。または第1連結領域BA1および第2連結領域BA2は第1側面領域RA1および第2側面領域RA2対比柔軟であり得る。例えば、第1連結領域BA1および第2連結領域BA2はフレキシブル印刷回路基板FPCBであり、第1側面領域RA1および第2側面領域RA2はリジッド印刷回路基板RPCBであるかリジッド印刷回路基板が追加で配置された領域であり得る。このような構成によって、フレキシブル印刷回路基板で衝撃などを吸収するので、実施例に係るカメラモジュールは電子装置の揺れなどの動きにも前述した基板(回路基板、第1基板部、第2基板部)の断線または分離が遮断され得る。さらに、第2連結領域BA2も内側に段差を有することができる。これにより、第1アクチュエータおよび第2アクチュエータとメイン基板(例、第2単位メイン基板)間の結合力が向上し得る。
【0273】
また、実施例に係る第1連結領域BA1および第2連結領域BA2は第1側面領域RA1および第2側面領域RA2と段差を有することができる。例えば、第1連結領域BA1および第2連結領域BA2は第1側面領域RA1および第2側面領域RA2と第2方向(Y軸方向)に所定距離離隔され得る。
【0274】
さらに、第1側面領域RA1と第2側面領域RA2は第2方向(Y軸方向)に所定距離離隔され得る。これにより、第2連結領域BA2は段差を有することができる。そして、前述した通り、第2連結領域BA2はフレキシブル印刷回路基板からなって第1側面領域RA1と第2側面領域RA2間の離隔に柔軟な基板設計が可能となり得る。
【0275】
また、第1側面領域RA1は光軸方向に沿って第2基板部と接することができる。また、第2側面領域RA2は光軸方向に沿って第1基板部と接することができる。
【0276】
図15および
図16をさらに詳察すると、第2、3単位メイン基板1320、1330は第2基板部1270と対向する基板内側面1330aおよび基板内側面1330aの反対面である基板外側面1330bを含むことができる。
【0277】
基板内側面1330aは前述した通り、第2基板または第3サブ基板と対向することができる。これにより、基板内側面1330aは前述した通り、第2基板または第3サブ基板と一部接することができる。
【0278】
そして、第1側面領域RA1には第1側面ホール1330h1を含むことができる。第1側面ホール1330h1は第2カメラアクチュエータの突起等を通じて第2基板および第2カメラアクチュエータと結合することができる。また、第2側面領域RA2には第2側面ホール1330h2を含むことができる。第2側面ホール1330h2は第1カメラアクチュエータの突起等を通じて第3サブ基板および第1カメラアクチュエータと結合することができる。
【0279】
基板外側面1330bには第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1が配置され得る。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は基板外側面1330bで縁に沿って配置され得る。本明細書で接合溝(第1~第1端子部)は配置された基板と電気的に連結される領域であって、電極パターンが外部に露出され得る。例えば、接合溝で露出された電極パターンが多様な回路素子または隣接基板と連結され得る。
【0280】
実施例として、第1側面領域RA1の光軸方向に長さL1は第2側面領域RA2の光軸方向に長さL2より大きくてもよい。例えば、第2単位メイン基板は第2基板(1272)1)と重なる領域(例えば、第2方向に沿って)が重ならない領域より大きくてもよい。
【0281】
また、第1側面領域RA1の光軸方向に長さL1は第1側面領域RA1の第1方向に長さL3より大きくてもよい。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第1側面領域RA1の縁のうち短辺ではない長辺に配置され得る。このような構成によって、第2、3単位メイン基板で電気的に連結された第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の配置空間が容易に確保され得る。これにより、短絡の発生が容易に防止され、多様な電気的設計が可能となり得る。
【0282】
また、基板外側面1330bには第1メイン端子部SG3が配置され得る。また、第2側面領域RA2の光軸方向に長さL2は第2側面領域RA2の光軸方向に長さL4より大きくてもよい。そして、第1メイン端子部SG3は第2側面領域RA2の縁のうち短辺ではない長辺に配置され得る。これにより、短絡の発生が抑制されて電気的設計が容易になされ得る。そして、後述するように第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1が第2単位メイン基板または第3単位メイン基板に配置され、第2端子部(または第3端子部)SG2が第2基板1271または第3基板1272に配置され得る。すなわち、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330のうちいずれか一つに配置され得る。そして、第2端子部(または第3端子部)SG2は第2カメラアクチュエータの第2基板1271および第3基板1272のうちいずれか一つに配置され得る。そして、第1メイン端子部SG3と第1端子部SG4はメイン基板部から距離が遠いため、第2、3単位メイン基板に位置せず多様なコネクタ連結第1基板部と連結され得る。
【0283】
また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は基板内側面1330aに配置され得る。前述した通り、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は基板内側面1330aの縁に配置され得る。例えば、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320または第3単位メイン基板1330の基板内側面1330aの縁に配置され得る。また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は基板内側面1330aで第1側面領域RA1の縁のうち長辺に配置され得る。さらに、変形例として、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は基板内側面1330aで第1側面領域RA1の縁のうち長辺および/または短辺に配置されてもよい。
【0284】
また、第1メイン端子部SG3は第2、3単位メイン基板の基板内側面に配置され得る。第1メイン端子部SG3は第2単位メイン基板1320または第3単位メイン基板1330の基板内側面1330aに配置され得る。例えば、前述した通り、第1メイン端子部SG3は第3単位メイン基板1330の基板内側面1330aの縁に配置され得る。そして、第1メイン端子部SG3は基板内側面1330aで第2側面領域RA2の縁のうち長辺に配置され得る。同様に、第1メイン端子部SG3は基板内側面1330aで第2側面領域RA2の縁のうち長辺および/または短辺に配置され得る。例えば、第1メイン端子部SG3は基板内側面1330aで第2側面領域RA2の縁のうち短辺に配置されて、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と延長方向が互いにずれ得る。例えば、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第1側面領域RA1で第1方向(X軸方向)に沿って延びるが、第1メイン端子部SG3は第2側面領域RA2で光軸方向または第3方向(Z軸方向)に延長され得る。このように第2単位メイン基板1320または第3単位メイン基板1330を通じてメイン基板部は第1カメラアクチュエータおよび第2カメラアクチュエータと電気的に連結され得る。これにより、駆動ドライバICをメイン基板部に一つ以上実装することができる。すなわち、駆動ドライバの実装個数が容易に調節され得る。ひいては、一つの第2、3単位メイン基板で第1カメラアクチュエータおよび第2カメラアクチュエータと電気的に連結されて、個別的な電気的連結構造が削除されて接合工程が単純化され、接合による衝撃脆弱性も減らすことができる。
【0285】
すなわち、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1および第1メイン端子部SG3は第2、3単位メイン基板で基板内側面1330aと基板外側面1330bに配置され得る。このような構成によって、後述する導電部材(または伝導性部材)を通じて第1基板部または第2基板部と第2、3単位メイン基板と容易に結合され、向上した結合力を提供することができる。後述する導電部材は伝導性材質の多様な物質からなり得る。例えば、導電部材は金属を含むことができる。ただし、このような材質に限定されるものではない。
【0286】
図17および
図18を参照すると、実施例に係る第2基板部1270は前述した通り、第2基板1271および第3基板1272を含むことができる。第3基板1272の外側面1272aには第2端子部(または第3端子部)SG2が配置され得る。
【0287】
そして、第1基板1271および第3基板1272は第2、3単位メイン基板1320、1330の内側に配置され得る。これにより、第2端子部(または第3端子部)SG1は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の内側に配置され得る。
【0288】
そして、第2基板1271の内側面1271bには第4コイル1251aが配置され得る。第2基板1271の内側面1271bには第4コイル1251aが実装されて電気的に連結され得る。また、第3基板1272の内側面1272bには第5コイル1251bが配置され得る。第3基板1272の内側面1272bには第5コイル1251bが実装されて電気的に連結され得る。
【0289】
第2基板1271の外側面1271aは第2単位メイン基板1320と対向することができる。第3基板1272の外側面1272aは第3単位メイン基板1330と対向することができる。
【0290】
図19および
図20を参照すると、そして、第1サブ基板1154aは第1カメラアクチュエータの側面に配置される第2サブ基板1154bと第3サブ基板1154cと連結され得る。第1基板部1154で第1サブ基板1154a、第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは一体または分離された構造であり得る。また、第1サブ基板1154a、第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは回路パターン等を通じて連結され得る。そして、第1サブ基板1154a、第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cのうちいずれか一つにプロセッサ、ドライバICなどが配置され得る。そして、前記プロセッサ、ドライバICは第1サブ基板1154a、第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cに実装された各コイルに電流を供給することができる。
【0291】
実施例に係る第1サブ基板1154aには第3コイル1152cが配置され得る。また、第2サブ基板1154bには第1コイル1152aが配置され得る。また、第1サブ基板1154cには第2コイル1152bが配置され得る。
【0292】
また、第2サブ基板1154cは外側面が前述した第3単位メイン基板1154cの内側面と対向することができる。また、第2サブ基板1154cは第3単位メイン基板1154cの内側面と一部接することができる。
【0293】
図21は実施例に係る回路基板、第1基板部および第2基板部を広げた外側平面図であり、
図22は
図21でK1部分の拡大図であり、
図23は
図21でK2部分の拡大図である。
【0294】
図21~
図23を参照すると、第2基板部1270はメイン基板部1310により露出される第1露出領域EA1を含むことができる。また、第2基板部1270は第1露出領域EA1以外の第1非露出領域UEA1を含むことができる。第1非露出領域UEA1は第2基板部1270が第2方向(Y軸方向)に第3単位メイン基板1330と重なる領域であり得る。
【0295】
また、前述した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2基板部1270の外側に配置され得る。さらに、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第1露出領域EA1に配置され得る。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の外側面は内側に膨らんでいるかまたは外側に凹んでいてもよい(CS1)。このような構成によって、導電部材が第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1内に容易に充填され得る。
【0296】
そして、第2端子部(または第3端子部)SG2は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の内側に配置され得る。例えば、第2端子部(または第3端子部)SG2は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の下部に位置することができる。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2端子部(または第3端子部)SG2と第2方向(Y軸方向)に重なり得る。
【0297】
第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の第1方向(X軸方向)に長さL6が第2端子部(または第3端子部)SG2の第1方向(X軸方向)に長さL5より小さくてもよい。このような構成によって、導電部材が第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2に塗布される場合、内部に導電部材が流れ落ちないことができる。さらに、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2は相互間に導電部材によって容易に結合することができる。
【0298】
そして、第2基板部(第3基板1272)は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と垂直方向または第1方向(X軸方向)に第2端子部(または第3端子部)SG2と少なくとも一部が重なり得る。
【0299】
また、第3サブ基板1154cはメイン基板部1310により露出される第2露出領域EA2を含むことができる。また、第3サブ基板1154cは第2露出領域EA2以外の第2非露出領域UEA2を含むことができる。第2非露出領域UEA2は第3サブ基板1154cが第2方向(Y軸方向)に第3単位メイン基板1330と重なる領域であり得る。または第2、3単位メイン基板(第3単位メイン基板)は少なくとも一部の領域で第3サブ基板1154cより第1方向(X軸方向)に長さまたは厚さが小さくてもよい。
【0300】
また、前述した第1メイン端子部SG3は第3サブ基板1154cの外側に配置され得る。さらに、第1メイン端子部SG3は第2露出領域EA2に配置され得る。例えば、第1メイン端子部SG3は第2露出領域EA2の縁に沿って配置され得る.第1メイン端子部SG3の外側面は内側に膨らんでいるかまたは外側に凹んでいてもよい(CS2)。このような構成によって、導電部材が第1メイン端子部SG3内に容易に充填され得る。
【0301】
そして、第1端子部SG4は第1メイン端子部SG3の内側に配置され得る。例えば、第1端子部SG4は第1メイン端子部SG3の下部に位置することができる。第1メイン端子部SG3は第1端子部SG4と第2方向(Y軸方向)に重なり得る。
【0302】
第1メイン端子部SG3の第1方向(X軸方向)に長さL7が第1端子部SG4の第1方向(X軸方向)に長さL8より小さくてもよい。このような構成によって、導電部材が第1メイン端子部SG3と第1端子部SG4に塗布される場合、内部に導電部材が流れ落ちないことができる。さらに、第1メイン端子部SG3と第1端子部SG4は相互間に導電部材によって容易に結合することができる。
【0303】
第1端子部SG4は第1基板部(第3サブ基板)で第1メイン端子部SG3と垂直方向(X軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。または第3サブ基板1154cは第1メイン端子部SG3と垂直方向または第1方向(X軸方向)に第1端子部SG4と少なくとも一部が重なり得る。
【0304】
また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2端子部(または第3端子部)SG2の外側に配置され得る。そして、第1メイン端子部SG3は第1端子部SG4の外側に配置され得る。ここで、基板または接合溝間の内側はメイン基板部1300から第1カメラアクチュエータまたは第2カメラアクチュエータに向かった方向であり得る。反対に、外側は第1カメラアクチュエータからメイン基板に向かった方向または第2カメラアクチュエータからメイン基板に向かった方向であり得る
さらに、第2端子部(または第3端子部)SG2は第1露出領域EA1および第1非露出領域UEA1に配置され得る。また、第1端子部SG4は第2露出領域EA2および第2非露出領域UEA2に配置され得る。
【0305】
また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は幅が第2端子部(または第3端子部)SG2の幅と異なるか同一であり得る。ここで、幅は光軸方向に長さであり得る。例えば、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の幅は第2端子部(または第3端子部)SG2の幅より小さくてもよい。これにより、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2は第2方向(Y軸方向)に一部が重なり、他の一部で重ならないことができる。そして、前述した構成によって、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1および第2端子部(または第3端子部)SG2に導電部材が塗布される場合、隣接した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1に延びて隣接した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1間の電気的連結(short)の発生が抑制され得る。
【0306】
図24は導電部材未塗布時の回路基板と第2基板部を図示した図面であり、
図25は導電部材塗布時の回路基板と第2基板部を図示した図面である。
【0307】
図24および
図25を参照すると、前述した通り、第3単位メイン基板1330は第2方向(Y軸方向)に第3基板1272上に配置され得る。前述した通り、第3基板1272の外側面は第3単位メイン基板1330の内側面1330aと接することができる。
【0308】
前述した通り、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第1方向(X軸方向)に長さL6は第2端子部(または第3端子部)SG2の第1方向(X軸方向)に長さL5より小さくてもよい。換言すると、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2端子部(または第3端子部)SG2と第2方向(Y軸方向)に重なり得る。さらに、第3基板1272の第1露出領域には第2端子部(または第3端子部)SG2が配置され得る。ただし、第1露出領域は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2方向(Y軸方向)にずれるか重ならなくてもよい。
【0309】
導電部材SDは第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1、第2端子部(または第3端子部)SG2上に配置され得る。さらに、導電部材SDは第3単位メイン基板1330の基板外側面1330bに位置した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1上に配置され得る。また、導電部材SDは第3単位メイン基板1330の基板内側面1330aに位置した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2の間に配置され得る。これは第1メイン端子部と第1端子部にも同一に適用され得る。
【0310】
図26は他の実施例に係る回路基板、第1基板部および第2基板部を広げた外側平面図であり、
図27aは他の実施例に係る回路基板、第1駆動部(一部除外)および第2駆動部(一部除外)の斜視図であり、
図27bは
図27aを一方向から見た図面であり、
図28は他の実施例に係るカメラ装置の側面図であり、
図29は
図28でII’で切断された方向から見た断面図である。
【0311】
図26~
図29を参照すると、他の実施例に係るメイン基板部1300は第2カメラアクチュエータの側面を少なくとも一部囲むことができる。例えば、メイン基板部1300は第2カメラアクチュエータの側面と接することができる。そして、実施例に係る第2基板部1270は第2カメラアクチュエータの側面に配置され得る。例えば、第2基板部1270は第2カメラアクチュエータの側面と接することができる。また、実施例に係る第1基板部1154は第1カメラアクチュエータの側面に配置され得る。例えば、第1基板部1154は第1カメラアクチュエータの側面に接することができる。
【0312】
変形例として、メイン基板部1300は第2カメラアクチュエータの側面と接し、第1カメラアクチュエータの側面と接しなくてもよい。
【0313】
本実施例で、メイン基板部1300は前述した通り、イメージセンサが実装され得る。メイン基板部1300は第2カメラアクチュエータと光軸方向(Z軸方向)に沿って重なる第1単位メイン基板1310および第1単位メイン基板1310から第2カメラアクチュエータの側面に延びる第2、3単位メイン基板1320、1330を含むことができる。第1単位メイン基板1310にはイメージセンサが実装され得る。特に、第2、3単位メイン基板は光軸または光軸方向を基準として対向する第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330を含むことができる。または第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330のうちいずれか一つのみ含むことができる。
【0314】
また、実施例に係る第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330のうち少なくとも一つは第1カメラアクチュエータを囲むように光軸方向に沿って延長され得る。以下では、第3単位メイン基板1330が第1カメラアクチュエータを囲むように光軸方向に沿って延長され得る。例えば、第3単位メイン基板1330は第1カメラアクチュエータと第2方向(Y軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。
【0315】
第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330のうちいずれか一つは前述したコネクタ部CNと連結され得る。
【0316】
また、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330はメイン基板部1300の端部とそれぞれ連結されて第3方向(Z軸方向)に延長され得る。すなわち、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330はメイン基板部1300で折り曲げられて第3方向に延長され得る。また、メイン基板部1300、第2単位メイン基板1320および第3単位メイン基板1330は一体にまたは分離された構造であり得る。
【0317】
そして、第2基板部1270は第2基板1271および第3基板1272を含むことができる。第2基板1271は第2単位メイン基板1320と対向し、第2単位メイン基板1320と一部接することができる。また、第3基板1272は第3単位メイン基板1330と対向し、第3単位メイン基板1330と一部接することができる。
【0318】
第2基板1271および第3基板1272は光軸または光軸方向を基準として互いに対称に配置され得る。さらに、第2基板1271および第3基板1272はそれぞれが第4コイルおよび第5コイルと電気的に連結され得る。また、第2基板1271および第3基板1272はそれぞれが第2カメラアクチュエータの側面と互いに対向することができる。
【0319】
さらに、第1基板部1154は第1カメラアクチュエータの底面に配置される第1サブ基板1154aおよび第1カメラアクチュエータの側面にそれぞれ配置される第2サブ基板1154bと第3サブ基板1154cを含むことができる。
【0320】
第1サブ基板1154aは前述した通り、第1カメラアクチュエータの下部に配置され、第1カメラアクチュエータと第1方向(X軸方向)に少なくとも一部が重なり得る。
【0321】
第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは第1カメラアクチュエータの側面を囲むことができる。そして、第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは第1カメラアクチュエータの側面と少なくとも一部接することができる。
【0322】
このような第2サブ基板1154bおよび第3サブ基板1154cは互いに光軸または光軸方向を基準として対称に配置され得る。第2サブ基板1154bは前述した第1ハウジング側部と隣接するように配置され得る。そして、第3サブ基板1154cは前述した第2ハウジング側部と隣接するように配置され得る。
【0323】
また、第2サブ基板1154bは第2基板1271と隣接するように配置され得る。例えば、第2サブ基板1154bは第2基板1271と光軸方向に沿って少なくとも一部が重なり得る。
【0324】
そして、第3サブ基板1154cは第3基板1272と隣接するように配置され得る。例えば、第3サブ基板1154cは第3基板1272と光軸方向に沿って少なくとも一部が重なり得る。さらに、第3サブ基板1154cは第3単位メイン基板1330と少なくとも一部接することができる。また、第3サブ基板1154cは第3単位メイン基板1330により囲まれ得る。
【0325】
本実施例で、第2単位メイン基板1320は第2カメラアクチュエータの第2基板1271と接し、第2基板1271と電気的に連結され得る。これにより、第2基板1271上のコイルが第2単位メイン基板1320と電気的に連結されてメイン基板部1300内のドライバから電流の供給を受けることができる。
【0326】
そして、前述した第3単位メイン基板ではない、第2単位メイン基板の基板内側面は第1基板と対向することができる。これにより、第2単位メイン基板の基板内側面は前述した通り、第2基板と一部接することができる。そして、第3単位メイン基板の基板内側面はまたは第3サブ基板と連結され得る。この時、第3単位メイン基板はコネクタCNE等の連結端子を通じて第3サブ基板と電気的に連結され得る。これとは異なり、本実施例で、第2単位メイン基板の基板内側面(および/または基板外側面)には前述した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)が配置され得る。そして、第2基板1271の外側面には第2端子部(または第3端子部)が配置され得る。そして、第2単位メイン基板の第2メイン端子部(または第3メイン端子部)と第1基板の第2端子部(または第3端子部)には配置位置を除いて前述した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)および第2端子部(または第3端子部)に対する内容が同一に適用され得る。
【0327】
また、他の実施例に係る第2、3単位メイン基板のうち第2単位メイン基板1320は光軸方向に沿って第2基板部1270と少なくとも一部接する第1側面領域RA1および第1側面領域RA1と第1単位メイン基板1310の間に配置される第1連結領域BA1を含むことができる。
【0328】
第1連結領域BA1は第1側面領域RA1と異なる材質からなり得る。または第1連結領域BA1は第1側面領域RA1対比柔軟であり得る。例えば、第1連結領域BA1はフレキシブル印刷回路基板であり、第1側面領域RA1はリジッド印刷回路基板であり得る。このような構成によって、実施例に係るカメラモジュールは電子装置の揺れなどの動きにも前述した基板(回路基板、第1基板部、第2基板部)の断線または分離が遮断され得る。さらに、第1連結領域9BA1)は内側で段差を有し得る。
【0329】
また、他の実施例に係る第1側面領域RA1は第4、5コイルと第2方向(Y軸方向)に沿って重なり得る。
【0330】
さらに、第3単位メイン基板1330は第1カメラアクチュエータまで延びて第2カメラアクチュエータおよび第1カメラアクチュエータと第2方向に重なり得る。第3単位メイン基板1330は第1カメラアクチュエータの第3サブ基板1154cとコネクタCNE方式などで連結されて前述した第1メイン端子部を含まないことができる。
【0331】
そして、前述した通り、第2単位メイン基板1320の基板外側面には第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1が配置され得る。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320の基板外側面で縁に沿って配置され得る。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)および後述する第2端子部(または第3端子部)は隣接するように配置された基板と電気的に連結される領域であり、電極パターンが外部に露出され得る。例えば、接合溝で露出された電極パターンが多様な回路素子または隣接基板と連結され得る。
【0332】
また、第1側面領域RA1の光軸方向に長さは第2側面領域RA2の光軸方向に長さより大きくてもよい。また、第1側面領域RA1の光軸方向に長さは第1側面領域RA1の第1方向に長さより大きくてもよい。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第1側面領域RA1の縁のうち短辺ではない長辺に配置され得る。このような構成によって、第2、3単位メイン基板で電気的に連結された第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の配置空間が容易に確保され得る。これにより、短絡の発生が容易に防止され、多様な電気的設計が可能となり得る。
【0333】
また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320の基板内側面に配置され得る。前述した通り、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320の基板内側面の縁に配置され得る。また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320の基板内側面で第1側面領域RA1の縁のうち長辺に配置され得る。すなわち、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2単位メイン基板1320で基板内側面と基板外側面に配置され得る。このような構成によって、後述する導電部材を通じて第1基板部または第2基板部と第2、3単位メイン基板と容易に結合され、向上した結合力を提供することができる。
【0334】
実施例に係る第2基板部1270は前述した通り、第2基板1271および第3基板1272を含むことができる。第2基板1271の外側面には第2端子部(または第3端子部)SG2が配置され得る。
【0335】
そして、第1基板部1271および第3基板1272は第2、3単位メイン基板1320、1330の内側に配置され得る。これにより、第2端子部(または第3端子部)SG1は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の内側に配置され得る。第2端子部(または第3端子部)SG1と第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2方向(Y軸方向)に所定距離離隔配置され得る。
【0336】
そして、第2基板1271の内側面1271bには第4コイル1251aが配置され得る。第2基板1271の内側面1271bには第4コイル1251aが実装されて電気的に連結され得る。また、第3基板1272の内側面1272bには第5コイル1251bが配置され得る。第3基板1272の内側面1272bには第5コイル1251bが実装されて電気的に連結され得る。
【0337】
第2基板1271の外側面1271aは第2単位メイン基板1320と対向することができる。第2基板1271の外側面は第3単位メイン基板1330と対向することができる。
【0338】
また、第1サブ基板1154aは第1カメラアクチュエータの側面に配置される第2サブ基板1154bと第3サブ基板1154cと連結され得る。
【0339】
実施例に係る第1サブ基板1154aには第3コイル1152cが配置され得る。また、第2サブ基板1154bには第1コイル1152aが配置され得る。また、第1サブ基板1154cには第2コイル1152bが配置され得る。
【0340】
また、第2サブ基板1154cは外側面が前述した第3単位メイン基板1154cの内側面と対向することができる。また、第2サブ基板1154cは第3単位メイン基板1154cの内側面と一部接することができる。
【0341】
第2基板部1270はメイン基板部1310により露出される第1露出領域EA1を含むことができる。また、第2基板部1270は第1露出領域EA1以外の第1非露出領域UEA1を含むことができる。例えば、第2基板1271は第1露出領域EA1を含むことができる。第1非露出領域UEA1は第2基板部1270が第2方向(Y軸方向)に第3単位メイン基板1330(または第2単位メイン基板1320と重なる領域であり得る。
【0342】
また、前述した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2基板部1270の外側に配置され得る。さらに、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第1露出領域EA1に配置され得る。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の外側面は内側に膨らんでいるかまたは外側に凹んでいてもよい。このような構成によって、導電部材SDが第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1内に容易に充填され得る。
【0343】
そして、第2端子部(または第3端子部)SG2は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の内側に配置され得る。例えば、第2端子部(または第3端子部)SG2は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の下部に位置することができる。第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2端子部(または第3端子部)SG2と第2方向(Y軸方向)に重なり得る。
【0344】
第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1の第1方向(X軸方向)に長さが第2端子部(または第3端子部)SG2の第1方向(X軸方向)に長さより小さくてもよい。このような構成によって、導電部材SDが第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2に塗布される場合、内部に導電部材SDが流れ落ちないことができる。さらに、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2は相互間に導電部材SDにより容易に結合することができる。
【0345】
導電部材SDは第1方向に膨らんでおり、第2単位メイン基板1320の両面(基板内側面と基板外側面)に位置した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1を囲むように第1方向に凹んでいる溝を有することができる。このような構成によって、接合工程による接合力を改善することができる。さらに、導電部材の漏れを防止することができる。
【0346】
このような第2端子部(または第3端子部)SG2は第2基板1271に配置され得る。さらに、第2端子部(または第3端子部)SG2は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1に隣接するように配置され得る。そして、第2基板部(第3基板1272)は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と垂直方向または第1方向(X軸方向)に第2端子部(または第3端子部)SG2と少なくとも一部が重なり得る。
【0347】
また、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2端子部(または第3端子部)SG2の外側に配置され得る。さらに、第2端子部(または第3端子部)SG2は第1露出領域EA1および第1非露出領域UEA1に配置され得る。また、第1端子部SG4は第2露出領域EA2および第2非露出領域UEA2に配置され得る。ここで、基板または接合溝間の内側はメイン基板部1300から第1カメラアクチュエータまたは第2カメラアクチュエータに向かった方向であり得る。反対に、外側は第1カメラアクチュエータからメイン基板に向かった方向または第2カメラアクチュエータからメイン基板に向かった方向であり得る。
【0348】
そして、前述した通り、第2単位メイン基板1320は第2方向(Y軸方向)に第2基板1271上に配置され得る。前述した通り、第2基板1271の外側面は第2単位メイン基板1320の内側と接することができる。
【0349】
そして、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1は第2端子部(または第3端子部)SG2と第2方向(Y軸方向)に重なり得る。さらに、第3基板1272の第1露出領域には第2端子部(または第3端子部)SG2が配置され得る。ただし、第1露出領域は第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2方向(Y軸方向)にずれるか重ならなくてもよい。
【0350】
これにより、導電部材SDは第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1、第2端子部(または第3端子部)SG2上に配置され得る。さらに、導電部材SDは第2単位メイン基板1320の基板外側面に位置した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1上に配置され得る。また、導電部材SDは第2単位メイン基板1320の基板内側面に位置した第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1と第2端子部(または第3端子部)SG2の間に配置され得る。
【0351】
さらに、第2基板1271と第2単位メイン基板1320間の電気的連結が切れることを防止するために、第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1および導電部材SDの外側には保護カバーが位置することができる。例えば、複数の第2メイン端子部(または第3メイン端子部)SG1および複数の導電部材SDのうち少なくとも一つの外側には保護部材が位置することができる。これにより、保護部材は外部衝撃によって導電部材SDの損傷を抑制することができる。
【0352】
図30は、実施例に係るカメラ装置が適用された移動端末機の斜視図である。
【0353】
図30を参照すると、実施例の移動端末機1500は後面に提供されたカメラ装置1000、フラッシュモジュール1530、自動焦点装置1510を含むことができる。
【0354】
カメラ装置1000はイメージ撮影機能および自動焦点機能を含むことができる。例えば、カメラ装置1000はイメージを利用した自動焦点機能を含むことができる。
【0355】
カメラ装置1000は撮影モードまたは画像通話モードでイメージセンサによって得られる静止映像または動画の画像フレームを処理する。
【0356】
処理された画像フレームは所定のディスプレイ部に表示され得、メモリに保存され得る。移動端末機ボディーの前面にもカメラ(図示されず)が配置され得る。
【0357】
例えば、カメラ装置1000は第1カメラ装置1000Aと第2カメラ装置1000Bを含むことができ、第1カメラ装置1000AによりAFまたはズーム機能と共にOIS具現が可能となり得る。また、第2カメラ装置1000bによりAF、ズームおよびOIS機能がなされ得る。この時、第1カメラ装置1000Aは前述した第1カメラアクチュエータおよび第2カメラアクチュエータをすべて含むので、光経路変更を通じてカメラ装置の小型化が容易になされ得る。
【0358】
フラッシュモジュール1530は内部に光を発光する発光素子を含むことができる。フラッシュモジュール1530は移動端末機のカメラ作動または使用者の制御によって作動し得る。
【0359】
自動焦点装置1510は発光部として表面光放出レーザー素子のパッケージ中の一つを含むことができる。
【0360】
自動焦点装置1510はレーザーを利用した自動焦点機能を含むことができる。自動焦点装置1510はカメラ装置1000のイメージを利用した自動焦点機能が低下する条件、例えば10m以下の近接または暗い環境で主に使用され得る。
【0361】
自動焦点装置1510は垂直キャビティ表面放出レーザーVCSEL半導体素子を含む発光部と、フォトダイオードのような光エネルギーを電気エネルギーに変換する受光部を含むことができる。
【0362】
図31は、実施例に係るカメラ装置が適用された車両の斜視図である。
【0363】
例えば、
図31は実施例に係るカメラ装置1000が適用された車両運転補助装置を具備する車両の外観図である。
【0364】
図31を参照すると、実施例の車両700は、動力源によって回転する車輪13FL、13FR、所定のセンサを具備することができる。センサはカメラセンサ2000であり得るがこれに限定されるものではない。
【0365】
カメラ2000は実施例に係るカメラ装置1000が適用されたカメラセンサであり得る。実施例の車両700は、前方映像または周辺映像を撮影するカメラセンサ2000を通じて映像情報を獲得でき、映像情報を利用して車線未識別状況を判断し、未識別時に仮想の車線を生成することができる。
【0366】
例えば、カメラセンサ2000は車両700の前方を撮影して前方映像を獲得し、プロセッサ(図示されず)はこのような前方映像に含まれたオブジェクトを分析して映像情報を獲得することができる。
【0367】
例えば、カメラセンサ2000が撮影した映像に車線、隣接車両、走行妨害物、および間接道路表示物に該当する中央分離帯、縁石、街路樹などのオブジェクトが撮影された場合、プロセッサはこのようなオブジェクトを検出して映像情報に含ませることができる。この時、プロセッサはカメラセンサ2000を通じて検出されたオブジェクトとの距離情報を獲得して映像情報をさらに補完することができる。
【0368】
映像情報は映像に撮影されたオブジェクトに関する情報であり得る。このようなカメラセンサ2000はイメージセンサと映像処理モジュールを含むことができる。
【0369】
カメラセンサ2000はイメージセンサ(例えば、CMOSまたはCCD)により得られる静止映像または動画を処理することができる。
【0370】
映像処理モジュールはイメージセンサを通じて獲得された静止映像または動画を加工して必要な情報を抽出し、抽出された情報をプロセッサに伝達することができる。
【0371】
この時、カメラセンサ2000はオブジェクトの測定正確度を向上させ、車両700とオブジェクトとの距離などの情報をさらに確保できるようにステレオカメラを含むことができるがこれに限定されるものではない。
【0372】
以上、実施例を中心に説明したが、これは単に例示に過ぎず、本発明を限定するものではなく、本発明が属する分野の通常の知識を有する者であれば本実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲で、以上に例示されていない種々の変形と応用が可能であることが分かるであろう。例えば、実施例に具体的に示された各構成要素は変形して実施できるものである。そして、このような変形と応用に関係した相違点は添付された請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0144】
また、第1ハウジング1120は第1~第4ハウジング側部1121~1124により形成される収容部1125を含むことができる。収容部1125にはムーバー1130が位置することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0245
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0245】
メイン基板部1300は第1単位メイン基板1310および第2、3単位メイン基板1320、1330を含むことができる。第1単位メイン基板1310はベースの下部に位置し、ベースと結合することができる。また、第1単位メイン基板1310にはイメージセンサISが配置され得る。そして、第1単位メイン基板1310とイメージセンサISは電気的に連結され得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0289
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0289】
また、第2、3メイン端子部SG1は第2アクチュエータの第1側部(または第2側部)の外側面と対向する面の反対面に位置することができる。すなわち、第2、3端子部SG2と第2、3メイン端子部SG1はそれぞれが第2、3基板1271、1272の外側面および第2、3単位メイン基板1320、1330の外側面に位置することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0318
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0318】
実施例として、第1側面領域RA1の光軸方向に長さL1は第2側面領域RA2の光軸方向に長さL2より大きくてもよい。例えば、第2単位メイン基板は第2基板(1272)と重なる領域(例えば、第2方向に沿って)が重ならない領域より大きくてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0367
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0367】
第1連結領域BA1は第1側面領域RA1と異なる材質からなり得る。または第1連結領域BA1は第1側面領域RA1対比柔軟であり得る。例えば、第1連結領域BA1はフレキシブル印刷回路基板であり、第1側面領域RA1はリジッド印刷回路基板であり得る。このような構成によって、実施例に係るカメラモジュールは電子装置の揺れなどの動きにも前述した基板(回路基板、第1基板部、第2基板部)の断線または分離が遮断され得る。さらに、第1連結領域(BA1)は内側で段差を有し得る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0396
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0396】
例えば、カメラ装置1000は第1カメラ装置1000Aと第2カメラ装置1000Bを含むことができ、第1カメラ装置1000AによりAFまたはズーム機能と共にOIS具現が可能となり得る。また、第2カメラ装置1000BによりAF、ズームおよびOIS機能がなされ得る。この時、第1カメラ装置1000Aは前述した第1カメラアクチュエータおよび第2カメラアクチュエータをすべて含むので、光経路変更を通じてカメラ装置の小型化が容易になされ得る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0404
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0404】
カメラセンサ2000は実施例に係るカメラ装置1000が適用されたカメラセンサであり得る。実施例の車両700は、前方映像または周辺映像を撮影するカメラセンサ2000を通じて映像情報を獲得でき、映像情報を利用して車線未識別状況を判断し、未識別時に仮想の車線を生成することができる。
【国際調査報告】