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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】アンテナを含む電子装置
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/12 20060101AFI20240822BHJP
   H01Q 1/24 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
H01Q1/12 E
H01Q1/24 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508109
(86)(22)【出願日】2022-08-03
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 KR2022011478
(87)【国際公開番号】W WO2023018099
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】10-2021-0105677
(32)【優先日】2021-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0180895
(32)【優先日】2021-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ファン, スン ホ
(72)【発明者】
【氏名】イ, キョン ジェ
(72)【発明者】
【氏名】ソ, キョン イル
(72)【発明者】
【氏名】ユン, シン ホ
(72)【発明者】
【氏名】キム, スン ファン
【テーマコード(参考)】
5J047
【Fターム(参考)】
5J047AA06
5J047AA14
5J047AB06
5J047FD01
(57)【要約】
【課題】導電性部材に分節部分を含む電子装置を提供する。
【解決手段】本発明の電子装置は、第1方向を向く第1周縁及び第1方向に直交する第2方向を向く第2周縁を含む第1ハウジングと、第1ハウジングに対して回転可能に第1ハウジングに連結され、第1ハウジングと対向するときに第1周縁に対応する第3周縁及び第2周縁に対応する第4周縁を含む第2ハウジングと、電子装置の前面を形成し、第1ハウジング及び第2ハウジングに亘って配置されるフレキシブルディスプレイと、フレキシブルディスプレイの周りの少なくとも一部を囲みながらフレキシブルディスプレイと第4周縁との間に少なくとも一部が配置される誘電体と、誘電体とフレキシブルディスプレイとの間に位置する導電性部材と、第1ハウジング又は第2ハウジング内に配置された無線通信回路と、を備え、第4周縁は、第1導電性部分、第1非導電性部分、第2導電性部分、第2非導電性部分、及び第3導電性部分を含み、導電性部材は、第2ハウジングの第4周縁の第1非導電性部分及び第2非導電性部分にそれぞれ対応する第1分節部分及び第2分節部分を含み、無線通信回路は、第2ハウジングの第1導電性部分、第2導電性部分、及び/又は第3導電性部分のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。
【選択図】図2B

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
第1方向を向く第1周縁及び前記第1方向に直交する第2方向を向く第2周縁を含む第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに対して回転可能に前記第1ハウジングに連結され、前記第1ハウジングに対向するときに前記第1周縁に対応する第3周縁及び前記第2周縁に対応する第4周縁を含む第2ハウジングと、
前記電子装置の前面を形成し、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングに亘って配置されるフレキシブルディスプレイと、
前記フレキシブルディスプレイの周りの少なくとも一部を囲みながら前記フレキシブルディスプレイと前記第4周縁との間に少なくとも一部が配置される誘電体と、
前記誘電体と前記フレキシブルディスプレイとの間に位置する導電性物質を含む導電性部材と、
前記第1ハウジング又は前記第2ハウジング内に配置された無線通信回路と、を備え、
前記第4周縁は、第1導電性部分、第1非導電性部分、第2導電性部分、第2非導電性部分、及び第3導電性部分を含み、
前記導電性部材は、前記第2ハウジングの前記第4周縁の前記第1非導電性部分及び前記第2非導電性部分にそれぞれ対応する第1分節部分及び第2分節部分を含み、
前記無線通信回路は、前記第2ハウジングの前記第1導電性部分、前記第2導電性部分、及び/又は前記第3導電性部分のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記無線通信回路は、プリント回路基板に配置され、
前記導電性部材は、前記誘電体と前記プリント回路基板との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記導電性部材は、第1導電性部材部分、第2導電性部材部分、又は第3導電性部材部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1分節部分又は前記第2分節部分は、所定の誘電率を有する誘電体を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項5】
前記第1分節部分及び前記第2分節部分は、0.5mm以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項6】
前記フレキシブルディスプレイは、前記フレキシブルディスプレイの下に配置されるディスプレイ回路部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記導電性部材は、フレキシブル導電性接着層を含むテープであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第2導電性部材部分は、少なくとも1つの突出部を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの突出部は、複数個の第1突出部又は複数個の第2突出部を含むことを特徴とする請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの突出部は、第1突出部を含み、
前記第1突出部は、前記第1導電性部分に少なくとも一部が対向するように前記第1導電性部材部分の一端から延長されて形成されることを特徴とする請求項8に記載の電子装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つの突出部は、第2突出部を含み、
前記第2突出部は、前記第1導電性部分に隣接するように前記第1導電性部材部分の一端から前記第1導電性部分に向かって延長されて形成されることを特徴とする請求項8に記載の電子装置。
【請求項12】
前記第1導電性部材部分又は前記第3導電性部分は、少なくとも1つの突出部を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つの突出部は、第1突出部を含み、
前記第1突出部は、前記第1導電性部分に少なくとも一部が対向するように前記第1導電性部材部分の一端から延長されて形成されることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つの突出部は、第2突出部を含み、
前記第2突出部は、前記第1導電性部分に隣接するように前記第1導電性部材部分の一端から前記第1導電性部分に向かって延長されて形成されることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【請求項15】
前記第2導電性部分は、第1給電地点を含み、
前記第2導電性部材部分に含まれる第1突出部は、前記第1給電地点から離隔するように前記第2導電性部材部分の一地点に形成されることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナを含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は視覚的な情報を提供するためにディスプレイを含む。
【0003】
電子装置の外縁をなすハウジングの少なくとも一部はメタルフレームで形成され、無線通信回路はメタルフレームの少なくとも一部に給電することによって無線通信を行う。
【0004】
一方、バータイプ(bar type)の電子装置のみならず、フォルダブル(foldable)電子装置、ローラブル(rollable)電子装置などのような様々な形態の電子装置が発売されている。このようなフォルダブル電子装置又はローラブル電子装置には弾性を有するフォルダブルディスプレイが配置される。
【0005】
静電気放電によるディスプレイの性能低下を防止/減少するために、ディスプレイに隣接する位置に導電性部材が形成される。
【0006】
静電気放電によるディスプレイの性能低下を防止/減少するために、ディスプレイに隣接する位置に形成される導電性部材が配置される。この場合、メタルフレームの少なくとも一部をアンテナ放射体として用いるアンテナは、導電性部材とアンテナ放射体として用いられるメタルフレームの少なくとも一部との干渉によってアンテナ放射性能が劣化する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、静電気放電によるディスプレイの性能低下を防止するためにディスプレイに隣接する位置に形成される導電性部材に分節部分を含む電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による電子装置は、第1方向を向く第1周縁及び上記第1方向に直交する第2方向を向く第2周縁を含む第1ハウジングと、前記第1ハウジングに対して回転可能に前記第1ハウジングに連結され、前記第1ハウジングに対向するときに前記第1周縁に対応する第3周縁及び前記第2周縁に対応する前記第4周縁を含む第2ハウジングと、前記電子装置の前面を形成し、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングに亘って配置されるフレキシブル(flexible)ディスプレイと、前記フレキシブルディスプレイの周りの少なくとも一部を囲みながら前記フレキシブルディスプレイと前記第2ハウジングの第4周縁との間に少なくとも一部が配置される誘電体と、前記誘電体と前記フレキシブルディスプレイとの間に位置する導電性物質を含む導電性部材と、前記第1ハウジング又は前記第2ハウジング内に配置された無線通信回路と、を備え、前記第4周縁は、第1導電性部分、第1非導電性部分、第2導電性部分、第2非導電性部分、及び第3導電性部分を含み、前記導電性部材は、前記第2ハウジングの前記第4周縁の前記第1非導電性部分及び前記第2非導電性部分にそれぞれ対応する第1分節部分及び第2分節部分を含み、前記無線通信回路は、前記第2ハウジングの前記第1導電性部分、前記第2導電性部分、及び/又は前記第3導電性部分のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。
【0009】
一実施形態による電子装置は、第1方向を向く第1周縁及び前記第1方向に直交する第2方向を向く第2周縁を含むハウジングと、前記電子装置の前面を形成するディスプレイと、前記ディスプレイの周りの少なくとも一部を囲みながら前記ディスプレイと前記ハウジングの第2周縁との間に少なくとも一部が配置される誘電体と、前記誘電体と前記ディスプレイとの間に位置する導電性物質を含む導電性部材と、前記ハウジング内に配置された無線通信回路と、を備え、前記第2周縁は、第1導電性部分、第2導電性部分、及び前記第1導電性部分と前記第1導電性部分との間に配置された第1非導電性部分を含み、前記導電性部材は、前記ハウジングの前記第2周縁の前記第1非導電性部分に対応する第1分節部分を含み、前記無線通信回路は、前記第2周縁の前記第1導電性部分及び前記第2導電性部分のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送信及び/又は受信する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電子装置は、静電気放電によるディスプレイの性能低下を防止するためにディスプレイに隣接する位置に形成される導電性部材に分節部分を形成することによって、アンテナ放射性能の劣化を減少させることができ、また電子装置は、ディスプレイに隣接する位置に形成される導電性部材の少なくとも一部に、メタルフレームに隣接して配置される突出部を形成することによって、静電気放電からディスプレイを保護することができる。
【0011】
その他、本明細書によって直接的又は間接的に把握される様々な効果が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】一実施形態による電子装置の斜視図である。
図2A】一実施形態による図1の第2ハウジングをY-Y′で切った断面図である。
図2B】一実施形態による第2ハウジングの前面の一部を示す図である。
図3】一実施形態による導電性部材に分節部分が形成されるか否かによる電子装置による総放射効率を示すグラフである。
図4A】一実施形態による分節部分のない導電性部材が形成された場合に第2ハウジングに形成される電界分布を示す図である。
図4B】一実施形態による分節部分のある導電性部材が形成された場合に第2ハウジングに形成される電界分布を示す図である。
図5】一実施形態による導電性部材に形成される分節部分の個数による電子装置による総放射効率を示すグラフである。
図6】一実施形態による導電性部材の長さを変化させた場合の電子装置による総放射効率を示すグラフである。
図7】一実施形態による導電性部材に形成される分節部分と第2ハウジングに形成される非導電性部分との整列の有無による電子装置の総放射効率を示すグラフである。
図8A】一実施形態による導電性部材に含まれる分節部分の長さ/幅による電子装置の総放射効率を示すグラフである。
図8B】一実施形態による導電性部材の分節部分にハウジングの非導電性部分が重なる程度による電子装置の総放射効率を示すグラフである。
図9A】一実施形態による導電性部材を示す図である。
図9B】一実施形態による図9Aの導電性部材をA-A′で切った場合の電子装置の一部の断面図である。
図9C】一実施形態による図9Aの導電性部材をB-B′で切った場合の電子装置の一部の断面図である。
図10A】一実施形態による導電性部材を示す図である。
図10B】一実施形態による図10Aの導電性部材をC-C′で切った場合の電子装置の一部の断面図である。
図10C】一実施形態による図10Aの導電性部材をD-D′で切った場合の電子装置の一部の断面図である。
図11A】一実施形態による第1導電性部材部分及び/又は第3導電性部材部分に1つの第1突出部が形成された場合の第2ハウジングの一部を示す図である。
図11B】一実施形態による第1導電性部材部分及び/又は第3導電性部材部分に少なくとも2つの第1突出部が形成された場合の第2ハウジングの一部を示す図である。
図11C】一実施形態による第1導電性部材部分及び/又は第3導電性部材部分に少なくとも4つの第1突出部が形成された場合の第2ハウジングの一部を示す図である。
図12】一実施形態による第1突出部を含む導電性部材又は第2突出部を含む導電性部材が形成されるか否かによって誘電体及び導電性部分の少なくとも一部に沿って形成される放電経路を示す図である。
図13A】一実施形態による給電地点及びグラウンド地点が形成された電子装置を示す図である。
図13B】一実施形態による図13の電子装置に形成される電界分布を示す図である。
図14】様々な実施形態によるネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
図15】他の実施形態によるフレキシブルディスプレイ及び導電性部材を含む電子装置を示す図である。
図16A】一実施形態によるローラブルディスプレイを含む電子装置の第1状態を示す図である。
図16B】一実施形態によるローラブルディスプレイを含む電子装置の第2状態を示す図である。
図16C】一実施形態による図16Aの電子装置を軸E-E’に沿って切った場合の断面図である。
図17A】他の実施形態による電子装置の斜視図である。
図17B】一実施形態による図17Aの電子装置を軸F-F’に沿って切った場合の断面図である。
図18A】更に他の実施形態による電子装置を示す図である。
図18B】一実施形態による図18Aの電子装置を軸G-G’に沿って切った場合の断面図である。
図19A】一実施形態による単一の非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。
図19B】一実施形態による単一の非導電性部分及び側面非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。
図19C】一実施形態による複数個の非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。
図20A】一実施形態による誘電体に隣接するように配置された導電性部材を示す図である。
図20B】一実施形態によるディスプレイに隣接するように配置された導電性部材を示す図である。
図20C】一実施形態によるハウジングに隣接するように配置された導電性部材を示す図である。
図21A】一実施形態による複数の非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。
図21B】一実施形態による複数の非導電性部分を有するハウジング及び単一の分節部分を有する導電性部材を示す図である。
図21C】一実施形態による複数の非導電性部分及び側面非導電性部分を有するハウジング及び少なくとも1つの非導電性部分に対応する分節部分を有する導電性部材を示す図である。
図21D】他の実施形態による複数の非導電性部分及び側面非導電性部分を有するハウジング及び少なくとも1つの非導電性部分に対応する分節部分を有する導電性部材を示す図である。
図21E】一実施形態による導電性部材の長さの変化によるアンテナの放射効率を示す図である。
図22】一実施形態による3つ以上の非導電性部分を含むハウジング及び少なくとも1つの非導電性部分に対応する分節部分を有する導電性部材を示す図である。
図23A】他の実施形態による複数個の分節部分を含む導電性部材及び複数個の分節部分のうちの少なくとも一部に対応する非導電性部分を含むハウジングを示す図である。
図23B】他の実施形態による複数個の非導電性部分を含むハウジング及び複数個の非導電性部分のうちの少なくとも一部に対応する分節部分を含む導電性部材を示す図である。
図23C】他の実施形態による突出部が形成された導電性部材を示す図である。
図24A】一実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び導電性部材を示す図である。
図24B】一実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び非導電性部分のうちの少なくとも一部に対応する分節部分を含む導電性部材を示す図である。
図24C】他の実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び導電性部材を示す図である。
図24D】他の実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び非導電性部分のうちの少なくとも一部に対応する分節部分を含む導電性部材を示す図である。
図24E】一実施形態によるハウジングの非導電性部分及び導電性部材の分節部分の整列によるアンテナの放射性能を示す図である。
図25A】一実施形態による電子装置が展開状態(unfolded state)の場合にアンテナ放射体として活用される導電性部分に隣接するように形成された導電性部材を含む電子装置を示す図である。
図25B】一実施形態による電子装置が折りたたみ状態(folded state)の場合にアンテナ放射体として活用される導電性部分に隣接するように形成された導電性部材を含む電子装置を示す図である。
図25C】一実施形態による電子装置が展開状態及び折りたたみ状態でアンテナ放射体として活用される導電性部分に隣接するように形成された導電性部材を含む電子装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むものと理解されるべきである。
【0014】
図1は、一実施形態による電子装置100の斜視図である。
【0015】
図1を参照すると、電子装置100は、第1ハウジング110、第2ハウジング120、連結部材103、及び/又はディスプレイ140を含む。
【0016】
一実施形態によると、第1ハウジング110に対して第1方向(例:図1の+x軸方向)を向く第1軸(例:図1のx軸)を中心に回転可能に連結部材130を介して第1ハウジング110と第2ハウジング120とが結合される。一例において、第1ハウジング110と第2ハウジング120とが+x軸方向又は-x軸方向(又は“横方向”)を基準に折りたたみ(folding)可能な構造について示しているが、これに限定されるものではない。一実施形態によると、第1ハウジング110と第2ハウジング120とは、+y軸方向又は-y軸方向(又は“縦方向”)を基準に折りたたまれる。
【0017】
一実施形態によると、第1ハウジング110及び第2ハウジング120の後面(例:第1ハウジング110で-z軸方向に位置する面)は後面カバー(図示せず)で覆われる。一例において、後面カバーの少なくとも一部は非導電性物質で形成される。
【0018】
一実施形態によると、電子装置100の前面には第1ハウジング110及び第2ハウジング120に亘って配置されるディスプレイ140が配置される。一例において、ディスプレイ140は、電子装置100の前面の大半を占める。
【0019】
一実施形態によると、ディスプレイ140は、フレキシブル(flexible)ディスプレイを含む。一例において、電子装置100が折りたたみ状態の場合、ディスプレイ140は、第1ハウジング110と第2ハウジング120とがなす角度に応じてフレキシブルに曲げられる。
【0020】
一実施形態によると、第1ハウジング110は、第2方向(例:図1の+y軸方向)に延長される第1周縁110a、及び第2方向(例:図1の+y軸方向)に直交する第1方向(例:図1の+x軸方向)に延長される第2周縁110bを含む。
【0021】
一実施形態によると、第2ハウジング120は、第1ハウジング110と第2ハウジング120とが対向するとき(又は、電子装置100が折りたたみ状態の場合)(例:図1の100b)に第1周縁110aに対応する第3周縁120a及び第2周縁110bに対応する第4周縁120bを含む。
【0022】
一実施形態によると、電子装置100は、バータイプ(bar type)の電子装置に置き換えられる。一例において、バータイプの電子装置は、連結部材を含まず、第1ハウジング110及び第2ハウジング120が一体に形成されるハウジングを含む。従って、以下第2ハウジング120に関する説明は、バータイプの電子装置のハウジングに関する説明と実質的に同一であると理解することができる。
【0023】
図2Aは、一実施形態による図1の第2ハウジングをY-Y′で切った断面図である。
【0024】
図2Aを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120は、第4周縁120b(例:図2Bを参照)に含まれる導電性部分210及び第4周縁120bとベンディング部141との間に配置される誘電体230を含む。一実施形態によると、電子装置100がバータイプの電子装置の場合、第2ハウジング120はバータイプの電子装置のハウジングに該当する。他の例において、第2ハウジング120に関する説明は、第1ハウジング110に実質的にそのまま適用される。例えば、誘電体230は第1ハウジング110に配置され、誘電体230は第2周縁110bとベンディング部141との間に配置される。
【0025】
一実施形態によると、第2ハウジング120の一部は、導電性部分210に隣接するように形成された射出部290を含む。一実施形態による射出部290は非導電性物質で形成される。一実施形態によると、射出部290は、所定(又は特定)の誘電率を有する誘電体で形成される。
【0026】
一実施形態によると、誘電体230とベンディング部141との間には導電性部材(又は、導電性部分)240が配置される。一例において、導電性部材240の少なくとも一部は、導電性部材240の一面が第2ハウジング120の内部を向くように誘電体230に配置される。
【0027】
一実施形態によると、導電性部材240は、導電性接着テープ、又は導電性部分を含むFPCBを含む。一例において、導電性部材240は、フレキシブル(軟性)導電性接着層を含むテープである。
【0028】
一実施形態によると、ベンディング部141又はディスプレイ(例:図1でディスプレイ140)の下(例:-z軸方向)にディスプレイ回路部(DDI:display driver IC)が配置される。一例において、ディスプレイ回路部は、ディスプレイを駆動するための複数の回路及び素子を含む。
【0029】
一実施形態によると、導電性部材240は、ディスプレイ回路部を静電気放電(electro static discharge)から保護する。一例において、導電性部材240は、誘電体230の近くで発生する放電を導電性部分210に伝達する放電経路を形成してディスプレイ回路部の性能劣化を防止/減少する。
【0030】
図2Bは、一実施形態による第2ハウジングの前面の一部を示す図である。
【0031】
図2Bを参照すると、第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、及び/又は第3導電性部分213を含む。一方、以下の説明で、導電性部分は導電部又は導電領域、非導電性部分は非導電部又は分節部分に置き換えて理解することができる。
【0032】
一実施形態によると、第1導電性部分211、第2導電性部分212、又は第3導電性部分213は、金属性物質を含む。一例において、第1導電性部分211、第2導電性部分212、及び第3導電性部分213は、メタルハウジングの少なくとも一部に該当する。
【0033】
一実施形態によると、第1非導電性部分221又は第2非導電性部分222は、所定の誘電率を有する誘電体で形成される。一例において、第1非導電性部分221及び第2非導電性部分222は、誘電性物質で充填される。
【0034】
一実施形態によると、第1ハウジング110又は第2ハウジング120内に配置された無線通信回路(図示せず)は、第1給電地点P1及び/又は第2給電地点P2に給電することによって、第1導電性部分211又は第2導電性部分212のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。一例において、第2ハウジング120内のプリント回路基板に配置された無線通信回路は、第1導電性部分211、第2導電性部分212、又は第3導電性部分のうちの少なくとも1つに給電することによって無線信号を送信及び/又は受信する。
【0035】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部分211、第2導電性部分212、又は第3導電性部分213から電気的に分離されるように配置される。
【0036】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、第2導電性部材部分240-2、第2分節部分242、及び/又は第3導電性部材部分240-3を含む。
【0037】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1、第2導電性部材部分240-2、及び第3導電性部材部分240-3は、導電性物質を含む。一例において、第1導電性部材部分240-1、第2導電性部材部分240-2、及び第3導電性部材部分240-3は、導電性テープで形成される。
【0038】
一実施形態によると、第1分節部分241及び第2分節部分242は、非導電性物質を含む。一例において、第1分節部分241又は第2分節部分242は、所定の誘電率を有する誘電体で充填される。
【0039】
一実施形態によると、第1分節部分241の少なくとも一部は、第1非導電性部分221に対応するように形成される。他の例として、第2分節部分242の少なくとも一部は、第2非導電性部分222に対応するように形成される。一例において、第1分節部分241は第1非導電性部分221に対向するように導電性部材240の一地点に形成され、第2分節部分242は第2非導電性部分222に対向するように導電性部材240の他の一地点に形成される。
【0040】
一実施形態によると、第1非導電性部分221又は第2非導電性部分222のうちのいずれか1つのみ形成される場合、第1分節部分241又は第2分節部分242のうちでも第1非導電性部分221又は第2非導電性部分222のうちのいずれか1つに対応するいずれか1つのみ形成される。例えば、第4周縁120bに第1非導電性部分221が形成されて第2非導電性部分222が形成されない場合、導電性部材240には第1分節部分241が形成されて第2分節部分242が形成されない。他の例として、第4周縁120bに第1非導電性部分221が形成されずに第2非導電性部分222が形成される場合、導電性部材240には第1分節部分241が形成されずに第2分節部分242が形成される。
【0041】
図3は、一実施形態による導電性部材240に分節部分(241、242)が形成されるか否かによる電子装置100による総放射効率を示すグラフである。
【0042】
図3を参照すると、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成される場合は、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成されない場合に比べて寄生共振が移動することによって所定の帯域で放射効率が向上(又は、総放射効率の劣化が減少)する。
【0043】
一実施形態によると、第1導電性部分211は高周波数帯域(例:約2.2GHz~約3.2GHzの周波数帯域、high band)でアンテナ放射体として動作し、第2導電性部分212は中間周波数帯域(例:約1.4GHz~約2GHzの周波数帯域、mid band)でアンテナ放射体として動作する。但し、第1導電性部分211、第2導電性部分212、又は第3導電性部分213のうちのいずれか一部のみがアンテナ放射体として動作する場合に限定されるものではない。一例において、第1導電性部分211、第2導電性部分212、及び第3導電性部分213は、それぞれ無線通信回路から給電されて所定の周波数帯域でアンテナ放射体として動作する。例えば、第3導電性部分213は、無線通信回路から給電されて所定の周波数帯域でアンテナ放射体として動作する。
【0044】
一実施形態によると、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成される場合は、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成されない場合に比べて約2.5GHz~約3.2GHzの周波数帯域で第1導電性部分211又は第2導電性部分212を介したアンテナ総放射効率が向上する。一例において、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成される場合、寄生共振が移動することによって約2GHz以上の周波数帯域でアンテナ放射効率が向上(又は、総放射効率の劣化が減少)する。導電性部材240に分節部分(241、242)が形成される場合は、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成されない場合に比べて約1.4GHz~約1.8GHzの周波数帯域で第2導電性部分212又は第3導電性部分213を介したアンテナ総放射効率が向上する。一例において、導電性部材240に分節部分(241、242)が形成される場合、寄生共振が移動することによって約2GHz以下の周波数帯域でアンテナ放射効率が向上する。
【0045】
図4Aは、一実施形態による分節部分のない導電性部材240aが形成された場合に第2ハウジング120に形成される電界分布を示す図である。一例において、分節部分のない導電性部材240aは、第1導電部分241a及び第2導電部分242aを含む。図4Bは、一実施形態による分節部分のある導電性部材240が形成された場合に第2ハウジングに形成される電界分布を示す図である。一例において、分節部分のある導電性部材240は、第1分節部分241及び第2分節部分242を含む。
【0046】
図4A及び図4Bを参照すると、導電性部材240に分節部分が形成されない場合、導電性部分210の電界が導電性部材240にカップリングされて導電性部材240にも電界が形成される。一例において、導電性部材240にも電界が形成される場合、導電性部分210を介したアンテナ放射性能が劣化する。
【0047】
一実施形態によると、第2ハウジング120に分節部分のない導電性部材240aが配置される場合、第1領域410及び第2領域420のような電界分布が形成される。導電性部材240aは、非導電性部分を含まずに第1導電部分241a及び第2導電部分242aを含む。一例において、第2ハウジング120に分節部分のない導電性部材240aが配置される場合は、導電性部材240aにも電界が形成されることによって寄生共振が生じ、これにより電子装置100によるアンテナ放射性能が劣化する。
【0048】
一実施形態によると、第2ハウジング120に分節部分(241、242)のある導電性部材240が配置される場合、第3領域430及び第4領域440のような電界分布が形成される。一例において、第2ハウジング120に分節部分のある導電性部材240が配置される場合は、第2ハウジング120に分節部分のない導電性部材240aが配置される場合に比べて導電性部材240にカップリングされる量が減少することによって寄生共振が弱化又は除去される。
【0049】
図5は、一実施形態による導電性部材240に形成される分節部分の個数による電子装置100による総放射効率を示すグラフである。
【0050】
図5を参照すると、導電性部材240に形成される分節部分の個数によって電子装置100による総放射効率は変化する。
【0051】
一実施形態によると、導電性部材240に1つの分節部分(例:第1分節部分241又は第2分節部分242)が形成される場合は、導電性部材240に分節部分がない場合に比べて約1.65GHz~約2.3GHzの周波数帯域で電子装置100による総放射効率が向上する。
【0052】
一実施形態によると、導電性部材240に1つの分節部分のみが存在する場合は、約1.6GHz~約1.7GHzの周波数帯域で寄生共振が発生することによって電子装置100による総放射効率が減少(又は劣化)するが、導電性部材240の電気的長さを調節することで寄生共振を共振周波数帯域から離れるように変更することができる。
【0053】
図6は、一実施形態による導電性部材240の長さを変化させた場合の電子装置100による総放射効率を示すグラフである。
【0054】
図6を参照すると、導電性部材240の長さが第2導電性部分212の長さを基準に所定の値以上増加する場合、第1分節部分241及び第2分節部分242に重なった領域が増加することで、寄生共振周波数が約1.9GHzから約1.6GHzの周波数帯域に移動することにより寄生成分として作用する場合があり、これによって所定の帯域で総放射性能が劣化する。
【0055】
一実施形態によると、導電性部材240の長さが第2導電性部分212の長さと同じ場合に比べて、第2導電性部材部分240-2の長さが第2導電性部分212の長さよりも約3.0mm長い場合、約1GHz~約2GHzの周波数帯域で寄生共振が生じ、これによってアンテナの総放射性能が劣化する。他の例において、導電性部材240の長さが第2導電性部分212の長さよりも長くなっても約2GHz以上の周波数帯域では電子装置100による総放射効率に大きな影響がない。
【0056】
図7は、一実施形態による導電性部材240に形成される分節部分(241、242)と第2ハウジング120に形成される非導電性部分(221、222)との整列の有無による電子装置の総放射効率を示すグラフである。
【0057】
図7を参照すると、第1分節部分241と第1非導電性部分221との整列の有無及び第2分節部分242と第2非導電性部分222との整列の有無によって所定の帯域でアンテナの総放射効率が変化する。
【0058】
一実施形態によると、第1分節部分241と第1非導電性部分221とが整列されないか又は第2分節部分242と第2非導電性部分222とが整列されない場合、約600MHz~約950MHzの周波数帯域、約1.7GHz~約2.5GHzの周波数帯域、又は約4GHz~約5.4GHzの周波数帯域でアンテナの総放射性能が劣化する。一例において、第1分節部分241と第1非導電性部分221とが整列されないか又は第2分節部分242と第2非導電性部分222とが整列されない場合、約600MHz~約950MHzの周波数帯域で約0.5~約1.0dBだけ総放射効率が減少する。また、第1分節部分241と第1非導電性部分221とが整列されないか又は第2分節部分242と第2非導電性部分222とが整列されない場合、約1.7GHz~約2.5GHzの周波数帯域で約0.5~約1.0dBだけ総放射効率が減少する。また、第1分節部分241と第1非導電性部分221とが整列されないか又は第2分節部分242と第2非導電性部分222とが整列されない場合、約4GHz~約5.4GHzの周波数帯域で約0.5dBだけ総放射効率が減少する。
【0059】
図8Aは、一実施形態による導電性部材240に含まれる分節部分(241、242)の長さ(lengths)/幅(widths)による電子装置100の総放射効率を示すグラフである。図8Bは、一実施形態による導電性部材の分節部分にハウジングの非導電性部分が重なる程度による電子装置の総放射効率を示すグラフである。
【0060】
図8Aを参照すると、導電性部材240に含まれる分節部分(241、242)の長さが所定の値以上の場合、電子装置100による総放射効率は向上する。
【0061】
一実施形態によると、導電性部材240に含まれる分節部分(241、242)の長さが約0.5mm以上の場合、約1.6GHz~約1.8GHzの周波数帯域でアンテナの総放射性能が向上する。また、導電性部材240に含まれる分節部分(241、242)の長さが約0.5mm以上の場合、約2.4GHz~約2.7GHzの周波数帯域でアンテナの総放射性能が向上する。
【0062】
図8Bを参照すると、導電性部材240は、導電性部材240に含まれる第1分節部分241がハウジング(110、120)の第1非導電性部分221に少なくとも一部が重なるように配置される。
【0063】
一実施形態によると、導電性部材240が、第1分節部分241がハウジング(110、120)の第1非導電性部分221に所定程度以上一致するように配置されるほど、電子装置100によるアンテナの総放射効率は向上する。
【0064】
例えば、導電性部材240の第1分節部分241とハウジング(110、120)の第1非導電性部分221とが一致する場合、導電性部材240の第2導電性部材部分240-2が第1非導電性部分221に0.5mm重なる場合に比べて約1.6GHz~約1.8GHzの周波数帯域でアンテナの総放射効率が向上する。
【0065】
また、導電性部材240の第2導電性部材部分240-2が第1非導電性部分221に0.5mm重なる場合、導電性部材240の第2導電性部材部分240-2が第1非導電性部分221に1.5mm重なる場合に比べて約1.6GHz~約1.8GHzの周波数帯域でアンテナの総放射効率が向上する。
【0066】
図9Aは、一実施形態による導電性部材240を示す図である。図9Bは、一実施形態による図9Aの導電性部材240をA-A′で切った場合の電子装置100の一部の断面図である。図9Cは、一実施形態による図9Aの導電性部材240をB-B′で切った場合の電子装置100の一部の断面図である。
【0067】
図9A図9B、及び図9Cを参照すると、第2導電性部材部分240-2は、少なくとも1つの第1突出部910を含む。
【0068】
一実施形態によると、A-A′領域で第2導電性部材部分240-2は、第2導電性部分212から所定間隔で離隔される。
【0069】
一実施形態によると、B-B′領域で第2導電性部材部分240-2に含まれる第1突出部910は、第2導電性部分212に少なくとも一部が対向するように第2導電性部材部分240-2から延長されて形成される。一例において、第1突出部910の少なくとも一部は、第2導電性部分212とディスプレイ回路部との間に配置される。
【0070】
一実施形態によると、第1突出部910は、第2導電性部材部分240-2に隣接する位置で発生した放電が第2導電性部分212に流れるように放電経路を形成する。一例において、第1突出部910は、第2導電性部材部分240-2の他の部分に比べて第2導電性部分212に更に隣接して位置することによって静電気放電をより有効に防止することができる。
【0071】
図10Aは、一実施形態による導電性部材240を示す。図10Bは、一実施形態による図10Aの導電性部材240をC-C′で切った場合の電子装置100の一部の断面図である。図10Cは、一実施形態による図10Aの導電性部材240をD-D′で切った場合の電子装置100の一部の断面図である。
【0072】
図10A図10B、及び図10Cを参照すると、第2導電性部材部分240-2は、少なくとも1つの第2突出部1010を含む。
【0073】
一実施形態によると、C-C′領域で第2導電性部材部分240-2は、第2導電性部分212から所定間隔で離隔される。
【0074】
一実施形態によると、D-D′領域で第2導電性部材部分240-2に含まれる第2突出部1010は、第2導電性部分212に隣接するように第2導電性部材部分240-2から第2導電性部分212に向かって延長される。一例において、第2突出部1010は、第2導電性部材部分240-2からシームレス(seamless)に延長される。
【0075】
一実施形態によると、第2突出部1010は、第2導電性部材部分240-2に隣接する位置で発生した放電が第2導電性部分212に流れるように放電経路を形成する。一例において、第2突出部1010は、第2導電性部材部分240-2の他の部分に比べて第2導電性部分212に更に隣接して位置することによって静電気放電防をより有効に防止/減少することができる。
【0076】
図11Aは、一実施形態による第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3に1つの第1突出部910が形成された場合の第2ハウジング120の一部を示す図である。図11Bは、一実施形態による第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3に少なくとも2つの第1突出部910が形成された場合の第2ハウジング120の一部を示す図である。図11Cは、一実施形態による第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3に少なくとも4つの第1突出部910が形成された場合の第2ハウジング120の一部を示す図である。
【0077】
図11A図11B、及び図11Cを参照すると、第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3に少なくとも1つの第1突出部910が形成される。図示していないが、他の例として、第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3に少なくとも1つの第2突出部1010が形成される。
【0078】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3にはそれぞれ1つの第1突出部910が形成される。他の例において、第1導電性部材部分240-1に1つの第1突出部910が形成され、第3導電性部材部分240-3に少なくとも2つ以上の第1突出部910が形成される。
【0079】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3にはそれぞれ2つの第1突出部910が形成される。他の例において、第1導電性部材部分240-1に2つの第1突出部910が形成され、第3導電性部材部分240-3に4つの第1突出部910が形成される。
【0080】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1及び/又は第3導電性部材部分240-3にはそれぞれ4つの第1突出部910が形成される。
【0081】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1に形成された少なくとも1つの第1突出部910は、第1導電性部材部分240-1に隣接する位置で発生した放電が第1導電性部分211に流れるように放電経路を形成する。一例において、第1導電性部材部分240-1に形成された少なくとも1つの第1突出部910は、第1導電性部材部分240-1の他の部分に比べて第1導電性部分211に更に隣接して位置することによって静電気放電をより有効に防止/減少することができる。
【0082】
一実施形態によると、第3導電性部材部分240-3に形成された少なくとも1つの第1突出部910は、第3導電性部材部分240-3に隣接する位置で発生した放電が第3導電性部分213に流れるように放電経路を形成する。一例において、第3導電性部材部分240-3に形成された少なくとも1つの第1突出部910は、第3導電性部材部分240-3の他の部分に比べて第3導電性部分213に更に隣接して位置することによって静電気放電をより有効に防止/減少することができる。
【0083】
図12は、一実施形態による第1突出部910を含む導電性部材240又は第2突出部1010を含む導電性部材240が形成されるか否かによって誘電体230及び導電性部分210の少なくとも一部に沿って形成される放電経路を示す図である。
【0084】
図12を参照すると、導電性部材240が形成されない場合、誘電体230の近くで発生した静電気放電がディスプレイ回路部に流れるようになってディスプレイ140の性能が低下する。
【0085】
図12を参照すると、導電性部材240が形成された場合は、誘電体230の近くで発生した静電気の放電経路がディスプレイ回路部に向かうように形成されずに、導電性部材240及び導電性部分210の少なくとも一部に沿って形成され、これによってディスプレイ140の性能低下を防止又は減少させることができる。
【0086】
一実施形態によると、導電性部材240が形成されない場合、誘電体230の近くで発生した静電気放電がディスプレイ回路部に向かう第1放電経路1210が形成される。これによって、ディスプレイ140の性能が低下する。
【0087】
一実施形態によると、第1突出部910を含む導電性部材240が形成される場合、誘電体230の近くで発生した静電気放電がディスプレイ回路部に流れずに、導電性部材240及び導電性部分210の少なくとも一部に沿って流れるように第2放電経路1220が形成される。一例において、静電気の放電経路が導電性部材240及び導電性部分210の少なくとも一部に沿って形成される場合、静電気放電によるディスプレイ140の性能低下を防止又は減少させることができる。
【0088】
一実施形態によると、第2突出部1010を含む導電性部材240が形成される場合、誘電体230の近くで発生した静電気放電がディスプレイ回路部に流れずに、導電性部材240及び導電性部分210の少なくとも一部に沿って流れるように第3放電経路1230が形成される。一例において、静電気の放電経路が導電性部材240及び導電性部分210の少なくとも一部に沿って形成される場合、静電気放電によるディスプレイ140の性能低下を防止又は減少させることができる。
【0089】
図13Aは、一実施形態による給電地点(P1、P2)及びグラウンド地点(G1、G2)が形成された電子装置100を示す図である。図13Bは、一実施形態による図13の電子装置100に形成される電界分布を示す図である。
【0090】
図13A及び図13Bを参照すると、少なくとも1つの第1突出部910は電界強度の強い給電地点(P1、P2)から所定の距離だけ離隔された位置に形成される。図示していないが、第2突出部1010は、電界強度の強い給電地点(P1、P2)から所定の距離だけ離隔された位置に形成される。
【0091】
一実施形態によると、第2導電性部分212の一地点に第1給電地点P1が形成され、第2導電性部分212の他の一地点に第1グラウンド地点G1が形成される。他の例として、第3導電性部分213の一地点に第2給電地点P2が形成され、第3導電性部分213の他の一地点に第2グラウンド地点G2が形成される
【0092】
一実施形態によると、第2導電性部材部分240-2に形成された少なくとも1つの第1突出部910は、第1給電地点P1から離隔するように第2導電性部材部分240-2の一地点に形成される。これにより、第2導電性部材部分240-2に形成された第1突出部910の放電経路は第1給電地点P1による影響を減少させることができる。
【0093】
一実施形態によると、第3導電性部材部分240-3に形成された第1突出部910は、第2給電地点P2から離隔するように第3導電性部材部分240-3の一地点に形成される。これにより、第3導電性部材部分240-2に形成された第1突出部910の放電経路は第2給電地点P2によって影響を受けない。
【0094】
図14は、様々な実施形態によるネットワーク環境1400内の電子装置1401(例:図1の電子装置100)のブロック図である。
【0095】
図14を参照すると、ネットワーク環境1400で、電子装置1401は、第1ネットワーク1498(例:近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置1402と通信するか、又は第2ネットワーク1499(例:遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置1404若しくはサーバ1408のうちの少なくとも1つと通信する。一実施形態によると、電子装置1401は、サーバ1408を介して電子装置1404と通信する。一実施形態によると、電子装置1401は、プロセッサ1420、メモリ1430、入力モジュール1450、音響出力モジュール1455、ディスプレイモジュール1460、オーディオモジュール1470、センサモジュール1476、インタフェース1477、接続端子1478、ハプティクスモジュール1479、カメラモジュール1480、電力管理モジュール1488、バッテリ1489、通信モジュール1490、加入者識別モジュール1496、及びアンテナモジュール1497を含む。ある実施形態では、電子装置1401には、これらの構成要素のうちの少なくとも1つ(例:接続端子1478)が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素が追加される。ある実施形態では、これらの構成要素のうちの一部(例:センサモジュール1476、カメラモジュール1480、又はアンテナモジュール1497)は1つの構成要素(例:ディスプレイモジュール1460)に統合される。
【0096】
プロセッサ1420は、例えばソフトウェア(例:プログラム1440)を実行してプロセッサ1420に接続された電子装置1401の少なくとも1つの他の構成要素(例:ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御し、様々なデータ処理又は演算を行う。一実施形態によると、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ1420は他の構成要素(例:センサモジュール1476又は通信モジュール1490)から受信された命令又はデータを揮発性メモリ1432に記憶し、揮発性メモリ1432に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ1434に記憶する。一実施形態によると、プロセッサ1420は、メインプロセッサ1421(例:中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)又はそれとは独立して若しくは共に運用可能な補助プロセッサ1423(例:グラフィック処理装置、ニューラルプロセッシングユニット(NPU:neural processing unit)、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含む。例えば、電子装置1401がメインプロセッサ1421及び補助プロセッサ1423を含む場合、補助プロセッサ1423は、メインプロセッサ1421よりも低電力を使用するか、又は所定の機能に特化するように設定される。補助プロセッサ1423はメインプロセッサ1421とは別個に又はその一部として実装される。
【0097】
補助プロセッサ1423は、例えばメインプロセッサ1421がインアクティブ(例:スリープ)状態にある間にメインプロセッサ1421に代わって、又はメインプロセッサ1421がアクティブ(例:アプリケーション実行)状態にある間にメインプロセッサ1421と共に、電子装置1401の構成要素のうちの少なくとも1つの構成要素(例:ディスプレイモジュール1460、センサモジュール1476、又は通信モジュール1490)に関連付けられた機能又は状態の少なくとも一部を制御する。一実施形態によると、補助プロセッサ1423(例:イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーション)は機能的に関連のある他の構成要素(例:カメラモジュール1480又は通信モジュール1490)の一部として実装される。一実施形態によると、補助プロセッサ1423(例:ニューラルプロセッシングユニット)は人工知能モデルの処理に特化したハードウェア構造を含む。人工知能モデルは機械学習によって生成される。このような学習は、例えば人工知能モデルが行われる電子装置1401自体で行われるか、又は別途のサーバ(例:サーバ1408)によって行われる。学習アルゴリズムは、例えば教師あり学習(supervised learning)、教師なし学習(unsupervised learning)、半教師あり学習(semi-supervised learning)、又は強化学習(reinforcement learning)を含むが、上述した例に限定されない。人工知能モデルは、複数の人工神経網レイヤを含む。人工神経網は、ディープニューラルネットワーク(DNN:deep neural network)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、ディープQ-ネットワーク(deep Q-networks)、又は上記のうちの2つ以上の組み合わせのうちの1つであるが、上述した例に限定されない。人工知能モデルはハードウェア構造の他にも追加的に又は代替的にソフトウェア構造を含む。
【0098】
メモリ1430は、電子装置1401の少なくとも1つの構成要素(例:プロセッサ1420又はセンサモジュール1476)によって使用される様々なデータを記憶する。データは、例えばソフトウェア(例:プログラム1440)及びそれに関連付けられた命令に対する入力データ又は出力データを含む。メモリ1430は、揮発性メモリ1432又は不揮発性メモリ1434を含む。
【0099】
プログラム1440は、メモリ1430にソフトウェアとして記憶され、例えばオペレーティングシステム1442、ミドルウェア1444、又はアプリケーション1446を含む。
【0100】
入力モジュール1450は、電子装置1401の構成要素(例:プロセッサ1420)に使用される命令又はデータを電子装置1401の外部(例:ユーザ)から受信する。入力モジュール1450は、例えばマイク、マウス、キーボード、キー(例:ボタン)、又はデジタルペン(例:スタイラスペン)を含む。
【0101】
音響出力モジュール1455は、音響信号を電子装置1401の外部に出力する。音響出力モジュール1455は、例えばスピーカ又はレシーバを含む。スピーカはマルチメディア再生又は録音再生のような一般的な用途で使用される。レシーバは着信電話を受信するために使用される。一実施形態によると、レシーバはスピーカとは別個に又はその一部として実装される。
【0102】
ディスプレイモジュール1460は、電子装置1401の外部(例:ユーザ)に情報を視覚的に提供する。ディスプレイモジュール1460は、例えばディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクタ、及び該当装置を制御するための制御回路を含む。一実施形態によると、ディスプレイモジュール1460は、タッチを感知するように設定されたタッチセンサ、又はタッチによって発生する力の強度を測定するように設定された圧力センサを含む。
【0103】
オーディオモジュール1470は、音を電気信号に変換するか又は逆に電気信号を音に変換する。一実施形態によると、オーディオモジュール1470は、入力モジュール1450を介して音を獲得するか、或いは音響出力モジュール1455又は電子装置1401と直接若しくは無線で接続された外部の電子装置(例:電子装置1402)(例:スピーカ又はヘッドホン)を介して音を出力する。
【0104】
センサモジュール1476は、電子装置1401の作動状態(例:電力又は温度)又は外部の環境状態(例:ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。一実施形態によると、センサモジュール1476は、例えばジェスチャセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、又は照度センサを含む。
【0105】
インタフェース1477は、電子装置1401が外部の電子装置(例:電子装置1402)と直接又は無線で接続されるために使用される1つ以上の所定のプロトコルをサポートする。一実施形態によると、インタフェース1477は、例えばHDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカード(登録商標)インタフェース、又はオーディオインタフェースを含む。
【0106】
接続端子1478は、それを介して電子装置1401が外部の電子装置(例:電子装置1402)と物理的に接続されるコネクタを含む。一実施形態によると、接続端子1478は、例えばHDMI(登録商標)コネクタ、USBコネクタ、SDカード(登録商標)コネクタ、又はオーディオコネクタ(例:ヘッドホンコネクタ)を含む。
【0107】
ハプティクスモジュール1479は、電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚によって認知できる機械的刺激(例:振動又は動き)又は電気的刺激に変換する。一実施形態によると、ハプティクスモジュール1479は、例えばモータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含む。
【0108】
カメラモジュール1480は、静止画像及び動画像を撮影する。一実施形態によると、カメラモジュール1480は、1つ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、及びフラッシュを含む。
【0109】
電力管理モジュール1488は、電子装置1401に供給される電力を管理する。一実施形態によると、電力管理モジュール1488は、例えばPMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として実装される。
【0110】
バッテリ1489は、電子装置1401の少なくとも1つの構成要素に電力を供給する。一実施形態によると、バッテリ1489は、例えば再充電できない一次電池、再充電可能な二次電池、又は燃料電池を含む。
【0111】
通信モジュール1490は、電子装置1401と外部の電子装置(例:電子装置1402、電子装置1404、又はサーバ1408)との間の直接(例:有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルによる通信の遂行をサポートする。通信モジュール1490は、プロセッサ1420(例:アプリケーションプロセッサ)とは独立して運営され、直接(例:有線)通信又は無線通信をサポートする1つ以上のコミュニケーションプロセッサを含む。一実施形態によると、通信モジュール1490は、無線通信モジュール1492(例:セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、GNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)、有線通信モジュール1494(例:LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含む。これらの通信モジュールのうちの該当する通信モジュールは第1ネットワーク1498(例:ブルートゥース(登録商標)、WiFi(wireless fidelity)direct、又はIrDA(infrared data association)などの近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク1499(例:レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例:LAN又はWAN)などの遠距離通信ネットワーク)を介して外部の電子装置1404と通信する。これらの様々な種類の通信モジュールは、1つの構成要素(例:単一チップ)に統合されるか、又は互いに別の複数の構成要素(例:複数のチップ)で実装される。無線通信モジュール1492は、加入者識別モジュール1496に記憶された加入者情報(例:国際移動体加入者識別番号(IMSI))を用いて第1ネットワーク1498又は第2ネットワーク1499のような通信ネットワーク内で電子装置1401を確認又は認証する。
【0112】
無線通信モジュール1492は、4Gネットワーク以後の5Gネットワーク及び次世代通信技術、例えばNR接続技術(new radio access technology)をサポートする。NR接続技術は、高容量データの高速伝送(eMBB:enhanced mobile broadband)、端末電力最小化及び大量端末接続(mMTC:massive machine type communications)、又は超高信頼低遅延(URLLC:ultra-reliable and low-latency communications)をサポートする。無線通信モジュール1492は、例えば高いデータ伝送率の達成のために高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートする。無線通信モジュール1492は、高周波帯域における性能確保のための様々な技術、例えばビームフォーミング(beamforming)、大規模MIMO(massive MIMO(multiple-input and multiple-output))、全次元MIMO(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、又は大規模アンテナ(large scale antenna)などの技術をサポートする。無線通信モジュール1492は、電子装置1401、外部の電子装置(例:電子装置1404)、又はネットワークシステム(例:第2ネットワーク1499)に規定される様々な要求事項をサポートする。一実施形態によると、無線通信モジュール1492は、eMBB実現のためのPeak data rate(例:20Gbps以上)、mMTC実現のための損失Coverage(例:164dB以下)、又はURLLC実現のためのU-plane latency(例:ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)がそれぞれ0.5ms以下、又はラウンドトリップ1ms以下)をサポートする。
【0113】
アンテナモジュール1497は、信号若しくは電力を外部(例:外部の電子装置)に送信するか又は外部から受信する。一実施形態によると、アンテナモジュール1497は、サブストレート(例:PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含む。一実施形態によると、アンテナモジュール1497は複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含む。この場合、第1ネットワーク1498又は第2ネットワーク1499のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適した少なくとも1つのアンテナが、例えば通信モジュール1490によって複数のアンテナから選択される。信号又は電力は選択された少なくとも1つのアンテナを介して通信モジュール1490と外部の電子装置との間で送信又は受信される。ある実施形態によると、放射体以外に他の部品(例:RFIC(radio frequency integrated circuit))が追加的にアンテナモジュール1497の一部として形成される。
【0114】
様々な実施形態によると、アンテナモジュール1497はmmWaveアンテナモジュールを形成する。一実施形態によると、mmWaveアンテナモジュールは、プリント回路基板、プリント回路基板の第1面(例:下面)に若しくはそれに隣接して配置されて所定の高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートするRFIC、及びプリント回路基板の第2面(例:上面又は側面)に若しくはそれに隣接して配置されて上記所定の高周波帯域の信号を送信又は受信する複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含む。
【0115】
上記構成要素のうちの少なくとも一部は、周辺機器間の通信方式(例:バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))によって互いに接続されて信号(例:命令又はデータ)を交換する。
【0116】
一実施形態によると、命令又はデータは第2ネットワーク1499に接続されたサーバ1408を介して電子装置1401と外部の電子装置1404との間で送信又は受信される。外部の電子装置(1402又は1404)の各々は、電子装置1401と同じか又は異なる種類の装置である。一実施形態によると、電子装置1401で実行される動作の全部若しくは一部は外部の電子装置(1402、1404)又はサーバ1408のうちの1つ以上の外部の電子装置で実行される。例えば、電子装置1401が、ある機能若しくはサービスを自動的に、又はユーザ若しくは他の装置からの要求に反応して行う必要がある場合、電子装置1401は、機能若しくはサービスを自主的に実行させる代わりに、又は追加的に1つ以上の外部の電子装置にその機能若しくはそのサービスの少なくとも一部を行うように要求する。要求を受信した1つ以上の外部の電子装置は、要求された機能若しくはサービスの少なくとも一部、又は要求に関連付けられた追加機能若しくはサービスを実行し、その実行の結果を電子装置1401に伝達する。電子装置1401は、結果をそのまま又は追加的に処理して要求に対する応答の少なくとも一部として提供する。そのために、例えばクラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(MEC:mobile edge computing)、又はクライアント-サーバコンピューティング技術が用いられる。電子装置1401は、例えば分散コンピューティング又はモバイルエッジコンピューティングを用いて超低遅延サービスを提供する。他の実施形態において、外部の電子装置1404は、IoT(internet of things)機器を含む。サーバ1408は、機械学習及び/又は神経網を用いた知能型サーバである。一実施形態によると、外部の電子装置1404又はサーバ1408は第2ネットワーク1499内に含まれる。電子装置1401は、5G通信技術及びIoT関連技術に基づいて知能型サービス(例:スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、又はヘルスケア)に適用される。
【0117】
図15は、他の実施形態によるフレキシブルディスプレイ及び導電性部材を含む電子装置の分解斜視図を示す図である。
【0118】
図15を参照すると、電子装置1500は、第1ハウジング1510、第2ハウジング1520、ディスプレイ1540、導電性部材1550、誘電体1530、及び/又はディスプレイ回路部1541を含む。
【0119】
一実施形態によると、第1ハウジング1510に対して第1方向(例:図15の+y方向)を向く第1軸(例:図15のy軸)を中心に回転可能に連結部材を介して第1ハウジング1510と第2ハウジング1520とが結合される。
【0120】
一実施形態によると、第1ハウジング1510及び第2ハウジング1520の後面(例:第1ハウジング1510で-z軸方向に位置する面)は後面カバー(図示せず)で覆われる。一例において、後面カバーの少なくとも一部は非導電性物質で形成される。
【0121】
一実施形態によると、電子装置1500の前面(例:第1ハウジング1510で+z軸方向に位置する面)には第1ハウジング1510及び第2ハウジング1520に亘って配置されるディスプレイ1540が配置される。一例において、ディスプレイ1540は、電子装置100の前面の大半を占める。一実施形態によると、ディスプレイ1540は、縦の長さH1に比べて横の長さW1が長く形成されるが、これに限定されるものではない。
【0122】
一実施形態によると、ディスプレイ1540は、フレキシブル(flexible)ディスプレイを含む。一例において、電子装置1500が折りたたみ状態の場合、ディスプレイ1540は、第1ハウジング1510と第2ハウジング1520とがなす角度に応じてフレキシブルに曲げられる。
【0123】
一実施形態によると、第1ハウジング1510は、第2方向(例:図1の+x軸方向)に延長される第1周縁1510a、及び第2方向(例:図1の+x軸方向)に直交する第1方向(例:図1の+y軸方向)に延長される第2周縁1510bを含む。
【0124】
一実施形態によると、誘電体1530(例:図2Aの誘電体230)は、電子装置1500の第1ハウジング1510又は外観のうちの少なくとも一部を形成する。一例において、誘電体1530は、電子装置1500の外観のうちの一部を形成するデコ(deco)として参照される。
【0125】
一実施形態によると、導電性部材1550(例:図2Aの導電性部材240)は、誘電体1530とディスプレイ回路部1541との間に配置される。一実施形態によると、導電性部材1550は、第1導電性部材部分1551、第1分節部分1561、第2導電性部材部分1552、第2分節部分1562、及び/又は第3導電性部材部分1553を含む。
【0126】
一実施形態によると、第1導電性部材部分1551、第2導電性部材部分1552、及び/又は第3導電性部材部分1553は、導電性物質を含む。例えば、第1導電性部材部分1551、第2導電性部材部分1552、及び第3導電性部材部分1553は、導電性テープで形成される。他の例として、第1導電性部材部分1551、第2導電性部材部分1552、及び第3導電性部材部分1553は、誘電体上に蒸着の形態、ディスプレイ回路部1541上の別途の支持部材上の蒸着、FPCB(flexible printed circuit board)、メッキ、又はSUS(stainless use steel)のうちの少なくとも1つで形成される。
【0127】
一実施形態によると、第1分節部分1561及び第2分節部分1562は、非導電性物質を含む。一例において、第1分節部分1561又は第2分節部分1562は、所定の誘電率を有する誘電体で充填される。
【0128】
一実施形態によると、第1分節部分1561の少なくとも一部は、第1非導電性部分1521に対応するように形成される。他の例として、第2分節部分1562の少なくとも一部は、第2非導電性部分1522に対応するように形成される。一例において、第1分節部分1561は第1非導電性部分1521に対向するように導電性部材1550の一地点に形成され、第2分節部分1562は第2非導電性部分1522に対向するように導電性部材1550の他の一地点に形成される。
【0129】
一実施形態によると、第1非導電性部分1521又は第2非導電性部分1522のうちのいずれか1つのみが形成される場合、第1分節部分1561又は第2分節部分1562のうちでも第1非導電性部分1521又は第2非導電性部分1522のうちのいずれか1つに対応するいずれか1つのみが形成される。例えば、第2周縁1510bに第1非導電性部分1521が形成されて第2非導電性部分1522が形成されない場合、導電性部材1550には第1分節部分1561が形成されて第2分節部分1562が形成されない。他の例として、第2周縁1510bに第1非導電性部分1521が形成されずに第2非導電性部分1522が形成される場合、導電性部材1550には第1分節部分1561が形成されずに第2分節部分1562が形成される。これに対する具体的な説明は後述する。
【0130】
図16Aは、一実施形態によるローラブルディスプレイを含む電子装置の第1状態を示す図である。図16Bは、一実施形態によるローラブルディスプレイを含む電子装置の第2状態を示す図である。図16Cは、一実施形態による図16Aの電子装置を軸E-E’に沿って切った場合の断面図である。
【0131】
図16A及び図16Bを共に参照すると、一実施形態による電子装置1600の一面にはディスプレイ1640が位置する。以下、ディスプレイ1640が位置する面を前面と称する。一例において、ディスプレイ1640は、電子装置1600の前面の大半を占める。一実施形態によると、ディスプレイ1640は、平面形状及び曲面形状を含む。
【0132】
一実施形態による電子装置1600の前面には、ディスプレイ1640及びディスプレイ1640の周りのうちの少なくとも一部を囲むハウジング(1601、1602)が配置される。一実施形態によると、ハウジング(1601、1602)は、電子装置1600の前面の一部の領域、側面、及び後面を形成する。一実施形態によると、ハウジング(1601、1602)は、電子装置1600の側面の一部の領域及び後面を形成する。一実施形態によると、ハウジング(1601、1602)は、第1ハウジング1601及び第1ハウジング1601に対して移動可能な第2ハウジング1602を含む。
【0133】
一実施形態によると、ディスプレイ1640は、第2ハウジング1602に結合される第1部分1641及び第1部分1641から延長されて電子装置1600の内部に引き入れ可能な第2部分1642を含む。一実施形態によると、第2ハウジング1602の移動によって電子装置1600が第1状態1600Aから第2状態1600Bに切り替えられる場合、ディスプレイ1640の第2部分1642は電子装置1600の内部から外部に引き出される。一実施形態によると、第2ハウジング1602の移動によって電子装置1600が第2状態1600Bから第1状態1600Aに切り替えられる場合、ディスプレイ1640の第2部分1642は電子装置1600の内部に引き入れられる。
【0134】
一実施形態による第2ハウジング1602の第4周縁1620bは、第1導電性部分1611、第1非導電性部分1621、第2導電性部分1612、第2非導電性部分1622、第3導電性部分1613、第3非導電性部分1623、第4導電性部分1614、第4非導電性部分1624、及び/又は第5導電性部分1615を含む。一方、以下の説明で、導電性部分は導電部又は導電領域、非導電性部分は非導電部又は分節部分に置き換えて理解することができる。一実施形態によると、導電性部分1610は、非導電性部分1620によって離隔される。
【0135】
一実施形態によると、ハウジング(1601、1602)内に配置された無線通信回路(図示せず)は、第2ハウジング1602のうちの少なくとも一部に給電することによって導電性部分1610のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。例えば、ハウジング(1601、1602)内のプリント回路基板に配置された無線通信回路は、導電性部分1610のうちの少なくとも1つに給電することによって無線信号を送信及び/又は受信する。
【0136】
図16Cを参照すると、一実施形態による第2ハウジング1602は、導電性部分1610及び非導電性部分1620を含む。一実施形態による導電性部分1610は、図2Aの導電性部分210として参照される。
【0137】
一実施形態による導電性部材1650は、第2ハウジング1602又は第2ハウジング1602の第4周縁1620bとディスプレイ回路部1681との間に配置される。一実施形態によると、導電性部材1650は、誘電体1630とディスプレイ回路部1681との間に配置される。一実施形態によると、導電性部材1650は、誘電体1630(例:図2Aの誘電体230)とディスプレイ回路部1681との間で誘電体1630に隣接するように配置される。
【0138】
一実施形態によると、導電性部材1650(例:図2Aの導電性部材240)は、ディスプレイ回路部1681を静電気放電から保護する。一例において、導電性部材1650は、誘電体1630の近くで発生する放電を導電性部分1610に伝達する放電経路を形成してディスプレイ回路部1681の性能劣化を防止又は減少させることができる。
【0139】
図17Aは、他の実施形態による電子装置の斜視図である。図17Bは、一実施形態による図17Aの電子装置を軸F-F’に沿って切った場合の断面図である。
【0140】
図17Aを参照すると、一実施形態による電子装置1700は、第1面(又は“前面”)の少なくとも一部を形成するカバーガラス1740、ディスプレイ1742、及びハウジング1701を含む。一実施形態による電子装置1700は、タブレット(tablet)装置として参照される。
【0141】
一実施形態によると、電子装置1700の前面に実質的に直交する第2面(又は“側面”)は実質的にハウジング1701によって形成される。一実施形態によるハウジング1701は、例えば導電性物質(例:アルミニウム、ステンレススチール(STS)、又はマグネシウム)で形成された導電性部分1710及び/又は非導電性物質(例:ポリマー(polymer))で形成された非導電性部分1720を含む。例えば、ハウジング1701は、導電性部分1710及び/又は導電性部分1710の間を分節する非導電性部分1720を含む。
【0142】
一実施形態によるハウジング1701の第2周縁1720bは、第1導電性部分1711、第1非導電性部分1721、第2導電性部分1712、第2非導電性部分1722、及び/又は第3導電性部分1713を含む。一方、以下の説明で、導電性部分は導電部又は導電領域、非導電性部分は非導電部又は分節部分に置き換えて理解することができる。
【0143】
一実施形態によると、第1導電性部分1711、第2導電性部分1712、又は第3導電性部分1713は、金属性物質を含む。一例において、第1導電性部分1711、第2導電性部分1712、及び第3導電性部分1713は、メタルハウジングの少なくとも一部に該当する。
【0144】
一実施形態によると、第1非導電性部分1721又は第2非導電性部分1722は、所定の誘電率を有する誘電体で形成される。一例において、第1非導電性部分1721及び第2非導電性部分1722は、誘電性物質で充填される。
【0145】
一実施形態によると、ハウジング1701内に配置された無線通信回路(図示せず)は、ハウジング1701のうちの少なくとも一部に給電することによって第1導電性部分1711、第2導電性部分1712、又は第3導電性部分1713のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。例えば、ハウジング1701内のプリント回路基板に配置された無線通信回路は、第1導電性部分1711、第2導電性部分1712、又は第3導電性部分のうちの少なくとも1つに給電することによって無線信号を送信及び/又は受信する。
【0146】
図17A及び図17Bを共に参照すると、一実施形態による導電性部材1750(例:図2Aの導電性部材240)は、カバーガラス1740とディスプレイ回路部1741との間に配置される。一実施形態による導電性部材1750は、導電性部分1710とディスプレイ回路部1741との間に配置される。一実施形態によると、導電性部材1750は、第1導電性部分1711、第2導電性部分1712、又は第3導電性部分1713から電気的に分離されるように配置される。
【0147】
一実施形態によると、導電性部材1750は、ディスプレイ回路部1741を静電気放電から保護する。一例において、導電性部材1750は、誘電体(例:図2Aの誘電体230)の近くで発生する放電を導電性部分1710に伝達する放電経路を形成することによって、ディスプレイ回路部1741の性能劣化を防止又は減少させることができる。
【0148】
図18Aは、更に他の実施形態による電子装置を示す図である。図18Bは、一実施形態による図18Aの電子装置を軸G-G’に沿って切った場合の断面図である。
【0149】
図18Aを参照すると、一実施形態による電子装置1800は、第1ハウジング1801、ヒンジ構造H、ヒンジ構造Hを介して第1ハウジング1801に対して回転可能に結合された第2ハウジング1802、及びディスプレイ1840を含む。一実施形態によると、第1ハウジング1801は、第2ハウジング1802に対してヒンジ構造Hを中心に所定の角度Aだけ回転するように第2ハウジング1802に結合される。
【0150】
一実施形態によると、第1ハウジング1801は、電子装置1800の側面を形成する導電性部分1810及び非導電性部分1820を含む。一実施形態によると、導電性部分1810は、非導電性部分1820によって電気的に分離されるように配置される。
【0151】
一実施形態による第1ハウジング1801は、第1導電性部分1811、第1非導電性部分1821、第2導電性部分1812、第2非導電性部分1822、及び/又は第3導電性部分1813を含む。一方、以下の説明で、導電性部分は導電部又は導電領域、非導電性部分は非導電部又は分節部分に置き換えて理解することができる。
【0152】
一実施形態によると、ハウジング(1801、1802)内に配置された無線通信回路(図示せず)は、ハウジング(1801、1802)のうちの少なくとも一部に給電することによって導電性部分1810のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。例えば、ハウジング(1801、1802)内のプリント回路基板に配置された無線通信回路は、導電性部分1810のうちの少なくとも1つに給電することによって無線信号を送信及び/又は受信する。
【0153】
図18Bを参照すると、一実施形態による導電性部材1850(例:図2Aの導電性部材240)は、誘電体1830(例:図2Aの誘電体230)とディスプレイ回路部1841との間に配置される。一実施形態によると、導電性部材1850は、誘電体1830とディスプレイ回路部1841との間で誘電体1830に隣接するように配置される。一実施形態によると、誘電体1830は、ディスプレイ回路部1841又はディスプレイ(例:図7のディスプレイ1742)を保護するデコ(deco)として参照される。
【0154】
一実施形態によると、電子装置1800はガラスデコ1831を含む。一実施形態によると、ガラスデコ1831はディスプレイを保護するように形成される。一実施形態によると、ガラスデコ1831は導電性部材1850に隣接するように配置される。一実施形態によるガラスデコ1831は、所定の誘電率を有する誘電体で形成される。
【0155】
一実施形態によると、導電性部材1850は、ディスプレイ回路部1841を静電気放電から保護する。一例において、導電性部材1850は、誘電体(例:図2Aの誘電体230)の近くで発生する放電を導電性部分1810に伝達する放電経路を形成することによって、ディスプレイ回路部1841の性能劣化を防止又は減少させることができる。
【0156】
図19Aは、一実施形態による単一の非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。図19Bは、一実施形態による単一の非導電性部分及び側面非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。図19Cは、一実施形態による複数個の非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。
【0157】
図19A図19B、及び図19Cを共に参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の周縁のうちの一部は、複数個の導電性部分(211、212、213、214)及び少なくとも1つの非導電性部分(221、222、223)を含む。一実施形態によると、導電性部材240は、複数個の導電性部材部分(240-1、240-2、240-3、240-4)及び少なくとも1つの分節部分(241、242、243)を含む。
【0158】
図19Aを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211、第1非導電性部分221、及び第2導電性部分212を含む。一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、及び第2導電性部材部分240-2を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0159】
図19Bを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211、第1非導電性部分221、及び第2導電性部分212を含む。一実施形態による第2ハウジング120の第3周縁120aは、第2導電性部分212のうちの一部、第5非導電性部分225、及び第5導電性部分215を含む。一実施形態によると、第4周縁120bに直交し、且つ第3周縁120aに平行な第5周縁120eは、第1導電性部分211のうちの一部、第4非導電性部分224、及び第4導電性部分214を含む。
【0160】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、及び第2導電性部材部分240-2を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0161】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1の一端は、第4非導電性部分224に対応するように形成される。一実施形態によると、第2導電性部材部分240-2の一端は、第5非導電性部分225に対応するように形成される。
【0162】
図19Cを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、第3導電性部分213、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214を含む。
【0163】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、第2導電性部材部分240-2、第2分節部分242、第3導電性部材部分240-3、第3分節部分243、及び第4導電性部材部分240-4を含む。
【0164】
一実施形態によると、第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)は、導電性部材240の分節部分(241、242、243)にそれぞれ対応するように(respectively correspond)形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。他の例として、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、少なくとも一部が重なるように形成される。更に他の例として、第2ハウジング120の第2非導電性部分222と導電性部材240の第2分節部分242とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0165】
図20Aは、一実施形態による誘電体に隣接するように配置された導電性部材を示す図である。図20Bは、一実施形態によるディスプレイに隣接するように配置された導電性部材を示す図である。図20Cは、一実施形態によるハウジングに隣接するように配置された導電性部材を示す図である。
【0166】
図20A図20B、及び図20Cを共に参照すると、一実施形態による電子装置(例:図1の電子装置100)は、導電性部分210を含む第2ハウジング120、ディスプレイ140、ディスプレイ140の周りのうちの少なくとも一部を囲むように配置される誘電体230、及び誘電体230とディスプレイ140との間に配置された導電性部材240を含む。
【0167】
一実施形態によると、第2ハウジング120のうちの少なくとも一部は、所定の誘電率を有する射出部290を含む。一実施形態によると、射出部290は非導電性物質で形成される。
【0168】
一実施形態によると、誘電体230は、第2ハウジング120の周縁(例:図2Bの第4周縁120b)とディスプレイ140との間に配置される。
【0169】
図20Aを参照すると、一実施形態による導電性部材240は、誘電体230とディスプレイ140との間で誘電体230に隣接するように配置される。例えば、導電性部材240は、誘電体230のうちのディスプレイ140を向く一面に付着されるように配置される。
【0170】
図20Bを参照すると、一実施形態による導電性部材240は、誘電体230とディスプレイ140との間でディスプレイ140に隣接するように配置される。例えば、導電性部材240は、誘電体230のうちのディスプレイ140を向く一面に付着されるように配置される。
【0171】
一実施形態によると、導電性部材240は、接着部材247(又は、支持部材)を介してディスプレイ140のうちの誘電体230を向く一面に付着される。
【0172】
図20Cを参照すると、一実施形態による導電性部材240は、第2ハウジング120に隣接するように配置される。一実施形態によると、導電性部材240は、第2ハウジング120の周縁に隣接するように配置される。例えば、導電性部材240は、第2ハウジング120のうちの周縁(例:図2Bの第4周縁120b)に隣接して電子装置の内部を向く一面に付着されるように配置される。
【0173】
一実施形態によると、導電性部材240は、接着部材247(又は、支持部材)を介して第2ハウジング120のうちの周縁に隣接して電子装置の内部を向く一面に付着される。
【0174】
図21Aは、一実施形態による複数の非導電性部分を有するハウジング及び導電性部材を示す図である。図21Bは、一実施形態による複数の非導電性部分を有するハウジング及び単一の分節部分を有する導電性部材を示す図である。図21Cは、一実施形態による複数の非導電性部分及び側面非導電性部分を有するハウジング及び少なくとも1つの非導電性部分に対応する分節部分を有する導電性部材を示す図である。図21Dは、他の実施形態による複数の非導電性部分及び側面非導電性部分を有するハウジング及び少なくとも1つの非導電性部分に対応する分節部分を有する導電性部材を示す図である。図21Eは、一実施形態による導電性部材の長さの変化によるアンテナの放射効率を示す図である。
【0175】
図21A図21B図21C、及び図21Dを共に参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の周縁のうちの一部は、複数個の導電性部分(211、212、213、214)及び少なくとも1つの非導電性部分(221、222、223)を含む。一実施形態によると、導電性部材240は、複数個の導電性部材部分(240-1、240-2、240-3)及び少なくとも1つの分節部分(241、242)を含む。
【0176】
図21Aを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、及び第3導電性部分213の少なくとも一部を含む。一実施形態によると、導電性部材240は、第2ハウジング120の第2導電性部分212に対応する第1導電性部材部分240-1を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120の第2導電性部分212と導電性部材240の第1導電性部材部分240-1とは、互いに対応する位置に形成される。
【0177】
図21Bを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、及び第3導電性部分213の少なくとも一部を含む。
【0178】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、及び第2導電性部材部分240-2を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120の第2非導電性部分222と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは少なくとも一部が重なるように形成される。
【0179】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1の一端は、第2非導電性部分222に対応するように形成される。第1導電性部材部分240-1は、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、又は第2導電性部分212に対応するか又は重なる。第2導電性部材部分240-2は、第3導電性部分213に対応するか又は重なる。
【0180】
図21Cを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、第3導電性部分213の少なくとも一部を含む。一実施形態による第1ハウジング120の第3周縁120aは、第3導電性部分213の他の一部、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214の少なくとも一部を含む。
【0181】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、第2導電性部材部分240-2、第2分節部分242、及び第3導電性部材部分240-3を含む。
【0182】
一実施形態によると、第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)のうちの少なくとも一部は、導電性部材240の分節部分(241、242)に対応するように(respectively correspond)形成される。例えば、第2ハウジング120の第2非導電性部分222と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。他の例として、第2ハウジング120の第3非導電性部分223と導電性部材240の第2分節部分242とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0183】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1は、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、又は第2導電性部分212に対応するか又は重なる。第2導電性部材部分240-2は、第3導電性部分213に対応するか又は重なる。第3導電性部材部分240-3は、第4導電性部分214に対応するか又は重なる。
【0184】
図21Dを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、及び第3導電性部分213の少なくとも一部を含む。一実施形態による第2ハウジング120の第3周縁120aは、第3導電性部分213の一部、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120のうちの第4周縁120bに直交し、且つ第3周縁120aに実質的に平行な第5周縁120eは、第1導電性部分211のうちの一部、第4非導電性部分224、及び第5導電性部分215を含む。
【0185】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、及び第2導電性部材部分240-2を含む。
【0186】
一実施形態によると、第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)のうちの少なくとも一部は、導電性部材240の分節部分(241、242)に対応するように(respectively correspond)形成される。例えば、第2ハウジング120の第2非導電性部分222と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。他の例において、第2ハウジング120の第3非導電性部分223と導電性部材240の第2分節部分242とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0187】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1の一端は、第4非導電性部分224に対応するように形成される。一実施形態によると、第2導電性部材部分240-2の一端は、第3非導電性部分223に対応するように形成される。
【0188】
一実施形態によると、第1導電性部材部分240-1は、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、又は第2導電性部分212に対応するか又は重なる。第2導電性部材部分240-2は、第3導電性部分213に対応するか又は重なる。
【0189】
図21Eを参照すると、一実施形態による導電性部材240が一端から延長される延長部249を含むことによって、アンテナの放射性能が変化する。
【0190】
一実施形態によると、導電性部材240が第1分節部分241を有する場合、第1分節部分241を有しない場合に比べて寄生共振2201が発生する。一実施形態によると、導電性部材240が第1分節部分241を含む場合、所定の周波数帯域で寄生共振2201が発生することによってアンテナ放射性能が低下する。例えば、導電性部材240が第1分節部分241を含む場合、約1600MHz~約1700MHzの周波数帯域で寄生共振2201が発生することによってアンテナ放射性能が低下する。
【0191】
一実施形態によると、導電性部材240が第1分節部分241及び導電性部材240の一端から延長される延長部249を含む場合、延長部249を含まずに第1分節部分241のみを含む場合に発生する寄生共振2201が発生しない。
【0192】
一実施形態によると、導電性部材240が第1分節部分241及び延長部249を含むことによって、寄生共振2201の発生を防止/減少し、アンテナの性能低下を防止/減少することができる。
【0193】
図22は、一実施形態による3つ以上の非導電性部分を含むハウジング及び少なくとも1つの非導電性部分に対応する分節部分を有する導電性部材を示す図である。
【0194】
図22を参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、第3導電性部分213、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214の一部を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120の第3周縁120aは、第4導電性部分214のうちの一部を含む。
【0195】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、第2導電性部材部分240-2、第2分節部分242、又は第3導電性部材部分240-3を含む。
【0196】
一実施形態によると、第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)のうちの少なくとも一部は、導電性部材240の分節部分(241、242)に対応するように(respectively correspond)形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。他の例において、第2ハウジング120の第3非導電性部分223と導電性部材240の第2分節部分242とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0197】
図23Aは、他の実施形態による複数個の分節部分を含む導電性部材及び複数個の分節部分のうちの少なくとも一部に対応する非導電性部分を含むハウジングを示す図である。図23Bは、他の実施形態による複数個の非導電性部分を含むハウジング及び複数個の非導電性部分のうちの少なくとも一部に対応する分節部分を含む導電性部材を示す図である。図23Cは、他の実施形態による突出部が形成された導電性部材を示す図である。
【0198】
図23A図23Bを共に参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、及び/又は第3導電性部分213を含む。一実施形態によると、導電性部材240は、複数個の導電性部材部分(240-1、240-2、240-3、240-4)及び少なくとも1つの分節部分(241、242、243)を含む。
【0199】
図23Aを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、及び第3導電性部分213の少なくとも一部を含む。
【0200】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、第2導電性部材部分240-2、第2分節部分242、第3導電性部材部分240-3、第3分節部分243、及び第4導電性部材部分240-4を含む。
【0201】
一実施形態によると、導電性部材240の分節部分(241、242、243)のうちの少なくとも一部は、第2ハウジング120の非導電性部分(221、222)に対応するように(respectively correspond)形成される。一実施形態によると、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0202】
一実施形態によると、第2ハウジング120の第2非導電性部分222と導電性部材240の第3分節部分243とは、互いに対応する位置に形成される。例えば、第2ハウジング120の第2非導電性部分222と導電性部材240の第3分節部分243とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0203】
一実施形態によると、導電性部材240の第1導電性部材部分240-1は、第2ハウジング120の第1導電性部分211の少なくとも一部に重なるように形成される。一実施形態によると、導電性部材240の第2導電性部材部分240-2及び第3導電性部材部分240-3は、第2ハウジング120の第2導電性部分212の少なくとも一部に重なるように形成される。一実施形態によると、導電性部材240の第4導電性部材部分240-4は、第2ハウジング120の第3導電性部分213の少なくとも一部に重なるように形成される。
【0204】
一実施形態によると、導電性部材240の第2分節部分242は、第2ハウジング120の第2導電性部分212の少なくとも一部に対応するように形成される。
【0205】
図23Bを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、第2導電性部分212、第2非導電性部分222、第3導電性部分213、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214を含む。
【0206】
一実施形態によると、導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、第2導電性部材部分240-2、第2分節部分242、及び第3導電性部材部分240-3を含む。
【0207】
一実施形態によると、第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)のうちの少なくとも一部は、導電性部材240の分節部分(241、242)に対応するように(respectively correspond)形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。他の例として、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、少なくとも一部が重なるように形成される。更に他の例において、第2ハウジング120の第3非導電性部分223と導電性部材240の第2分節部分242とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0208】
一実施形態によると、導電性部材240の第1導電性部材部分240-1は、第2ハウジング120の第1導電性部分211の少なくとも一部に重なるように形成される。一実施形態によると、導電性部材240の第2導電性部材部分240-2の少なくとも一部は、第2ハウジング120の第2導電性部分212及び第3導電性部分213の少なくとも一部に重なるように形成される。一実施形態によると、導電性部材240の第3導電性部材部分240-3は、第2ハウジング120の第4導電性部分214の少なくとも一部に重なるように形成される。
【0209】
一実施形態によると、第2ハウジング120の第2非導電性部分222は、導電性部材240の第2導電性部材部分240-2の少なくとも一部に対応するように形成される。
【0210】
図23Cを参照すると、一実施形態による導電性部材240の第2導電性部材部分240-2は第1突出部2210を含み、第3導電性部材部分240-3は第2突出部2220を含む。
【0211】
一実施形態によると、第1突出部2210は、第2導電性部材部分240-2に隣接する位置で発生した放電が第2導電性部分212に流れるように放電経路を形成する。一例において、第1突出部2210は、第2導電性部材部分240-2が他の部分に比べて第2導電性部分212に更に隣接して位置するようにすることで、静電気放電をより有効に防止/減少することができる。
【0212】
一実施形態によると、第2突出部2220は、第3導電性部材部分240-3に隣接する位置で発生した放電が第3導電性部分213に流れるように放電経路を形成する。一例において、第2突出部2220は、第3導電性部材部分240-3が他の部分に比べて第3導電性部分213に更に隣接して位置するようにすることで、静電気放電をより有効に防止/減少することができる。
【0213】
図24Aは、一実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び導電性部材を示す図である。図24Bは、一実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び非導電性部分のうちの少なくとも一部に対応する分節部分を含む導電性部材を示す図である。図24Cは、他の実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び導電性部材を示す図である。図24Dは、他の実施形態による非導電性部分を含むハウジング及び非導電性部分のうちの少なくとも一部に対応する分節部分を含む導電性部材を示す図である。図24Eは、一実施形態によるハウジングの非導電性部分及び導電性部材の分節部分の整列によるアンテナの放射性能を示す図である。
【0214】
図24Aを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の第4周縁120bは、第1導電性部分211の少なくとも一部、第1非導電性部分221、及び第2導電性部分212の少なくとも一部を含む。一実施形態による第2ハウジング120の第3周縁120aは、第2導電性部分212のうちの他の一部、第2非導電性部分222、及び第3導電性部分213を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120のうちの第4周縁120bに直交し、且つ第3周縁120aに平行な第5周縁120eは、第1導電性部分211の他の一部、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214を含む。
【0215】
一実施形態によると、電子装置は、第2ハウジング120に隣接するように配置された導電性部材240を含む。
【0216】
一実施形態によると、無線通信回路(図示せず)は、第1導電性部分211及び第2導電性部分212に給電することによって、所定の周波数帯域の信号を送受信する。例えば、無線通信回路は、第1導電性部分211及び第2導電性部分212に給電することによって、第1導電性部分211及び第2導電性部分212をアンテナ放射体として活用する。
【0217】
一実施形態によると、無線通信回路は、第1導電性部分211の第1地点2411に給電することによって所定の周波数帯域の信号を送受信する。一実施形態によると、無線通信回路は、第2導電性部分212の第2地点2412に給電することによって所定の周波数帯域の信号を送受信する。
【0218】
一実施形態によると、第2ハウジング120の第1導電性部分211及び第2導電性部分212は、グラウンドに電気的に接続される。一実施形態によると、第1導電性部分211は、第1接地地点2421及び/又は第2接地地点2422を介してグラウンドに電気的に接続される。一実施形態によると、第2導電性部分212は、第3接地地点2423を介してグラウンドに電気的に接続される。
【0219】
一実施形態によると、第2ハウジング120の第1導電性部分211及び第2導電性部分212は、少なくとも1つの電子素子2440を介してグラウンドに電気的に接続される。一実施形態による少なくとも1つの電子素子2440は、マッチング回路、スイッチ、又はチューナ(tuner)のうちの1つとして参照される。例えば、少なくとも1つの電子素子2440はマッチング回路として参照され、マッチング回路を介して第1導電性部分211及び第2導電性部分212を介したアンテナ放射特性が制御される。但し、図24Aで、電子素子2440は、それぞれ異なる構造を有する複数個のマッチング回路として参照される。
【0220】
図24Aの給電構造及びグラウンドとの接続構造は、図24B図24C、及び図24Dでも同様に適用される。
【0221】
図24Bを参照すると、一実施形態による第2ハウジング120の一周縁は、第1導電性部分211、第1非導電性部分221、及び第2導電性部分212を含む。一実施形態による第2ハウジング120の第3周縁120aは、第2導電性部分212の一部、第2非導電性部分222、及び第3導電性部分213を含む。一実施形態によると、第2ハウジング120のうちの第4周縁120bに直交し、且つ第3周縁120aに平行な第5周縁120eは、第1導電性部分211の一部、第3非導電性部分223、及び第4導電性部分214を含む。
【0222】
一実施形態によると、第2ハウジング120に隣接するように配置された導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、及び第2導電性部材部分240-2を含む。
【0223】
一実施形態によると、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、互いに対応する位置に形成される。例えば、第2ハウジング120の第1非導電性部分221と導電性部材240の第1分節部分241とは、少なくとも一部が重なるように形成される。
【0224】
図24Cを参照すると、一実施形態による導電性部材240の一端は、第3非導電性部分223に対応するように形成される。一実施形態による導電性部材240の他端は、第2非導電性部分222に対応するように形成される。
【0225】
図24Dを参照すると、一実施形態による導電性部材240は、第1導電性部材部分240-1、第1分節部分241、及び第2導電性部材部分240-2を含む。
【0226】
一実施形態によると、導電性部材240のうちの第1導電性部材部分240-1の一端は、第3非導電性部分223に対応するように形成される。一実施形態によると、導電性部材240のうちの第2導電性部材部分240-2の一端は、第2非導電性部分222に対応するように形成される。一実施形態によると、導電性部材240の第1分節部分241は、第2ハウジング120の第1非導電性部分221に対応するように形成される。
【0227】
図24Eを参照すると、一実施形態によるアンテナの放射性能は、導電性部材240の分節部分と第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)との整列によって変化する。
【0228】
図24B図24C、及び図24Eを共に参照すると、一実施形態による導電性部材240の分節部分(241、242、又は243)と第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、又は223)とが対応するように形成されるにあたり、無線通信回路から給電される地点(例:第1地点2411)から離隔された部分で対応するように形成されるほどアンテナ放射効率が増加する。
【0229】
例えば、導電性部材240の第1分節部分241と第2ハウジング120の第1非導電性部分221とが対応するように形成される場合(例:図24B)に比べて、導電性部材240の一端が第3非導電性部分223に対応して他端が第2非導電性部分222に対応するように形成される場合(例:図24C)のアンテナの放射効率が増加する。
【0230】
一実施形態によると、導電性部材240の第1分節部分241のみが第2ハウジング120の第1非導電性部分221に対応するように形成される場合(例:図24B)又は導電性部材240の一端が第3非導電性部分223に対応して他端が第2非導電性部分222と対応するように形成される場合(例:図24C)に比べて、第1分節部分241が第1非導電性部分221に対応すると共に導電性部材240の一端が第3非導電性部分223に対応して他端が第2非導電性部分222に対応するように形成される場合(例:図24D)のアンテナ放射効率が高くなる。
【0231】
例えば、導電性部材240の第1分節部分241が第2ハウジング120の第1非導電性部分221に対応するように形成される場合(例:図24B)に比べて、第1分節部分241が第1非導電性部分221に対応すると共に導電性部材240の一端が第3非導電性部分223に対応して他端が第2非導電性部分222に対応するように形成される場合(例:図24D)のアンテナの放射効率が増加する。
【0232】
一実施形態によると、導電性部材240の一端が第3非導電性部分223に対応して他端が第2非導電性部分222に対応するように形成される場合(例:図24C)に比べて、第1分節部分241が第1非導電性部分221に対応すると共に導電性部材240の一端が第3非導電性部分223に対応して他端が第2非導電性部分222に対応するように形成される場合(例:図24D)のアンテナ放射効率が高くなる。
【0233】
一実施形態によると、導電性部材240の分節部分(241、242、又は243)と第2ハウジング120の非導電性部分(221、222、223)のうちの少なくとも一部とが互いに対応しないように形成されることによって、第1周波数帯域(例:LB(low band))の帯域幅が減少し、第2周波数帯域(例:MB(mid-band))のアンテナ放射性能は低下する。
【0234】
図25Aは、一実施形態による電子装置が展開状態(unfolded state)の場合にアンテナ放射体として活用される導電性部分に隣接するように形成された導電性部材を含む電子装置を示す図である。図25Bは、一実施形態による電子装置が折りたたみ状態(folded state)の場合にアンテナ放射体として活用される導電性部分に隣接するように形成された導電性部材を含む電子装置を示す図である。図25Cは、一実施形態による電子装置が展開状態及び折りたたみ状態でアンテナ放射体として活用される導電性部分に隣接するように形成された導電性部材を含む電子装置を示す図である。
【0235】
図25A図25B、及び図25Cを共に参照すると、一実施形態による導電性部材2540は、電子装置2500の折りたたみ又は展開状態に応じて、ハウジング(2510、2520)のうちの無線通信回路から給電されてアンテナ放射体として動作する領域及びディスプレイ回路部2541に隣接するように配置される。
【0236】
図25A図25Cの電子装置2500は、図15の電子装置1500として参照される。
【0237】
図25Aを参照すると、一実施形態による無線通信回路(図示せず)は、第1ハウジング2510のうちの第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に給電することによって、所定の周波数帯域の信号を送受信する。一実施形態による無線通信回路は、第1ハウジング2510のうちの第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に給電することによって、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512をアンテナ放射体として活用する。
【0238】
一実施形態によると、ディスプレイ回路部2541は、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接するように配置される。
【0239】
一実施形態によると、導電性部材2540(例:図2Aの導電性部材240)は、ディスプレイ回路部2541と第1導電性部分2511及び/又は第2導電性部分2512との間に配置される。一実施形態による導電性部材2540は、ディスプレイ回路部2541と第1導電性部分2511及び/又は第2導電性部分2512との間に配置されることによって、ディスプレイ回路部2541に対する静電気放電を防止/減少することができる。例えば、導電性部材2540は、誘電体(例:図2Aの誘電体230)から発生した静電気を導電性部材2540の一部、第1導電性部分2511、又は第2導電性部分2512に流れるようにすることで、静電気がディスプレイ回路部2541に伝達されることを防止/減少することができる。
【0240】
図25Bを参照すると、一実施形態による無線通信回路(図示せず)は、第1ハウジング2510のうちの第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に給電することによって、所定の周波数帯域の信号を送受信する。一実施形態による無線通信回路は、第1ハウジング2510のうちの第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に給電することによって、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512をアンテナ放射体として活用する。
【0241】
一実施形態によると、ディスプレイ回路部2541は、第2ハウジング2520の第5導電性部分2515及び第6導電性部分2516に隣接するように配置される。一実施形態によると、ディスプレイ回路部2541は、電子装置2500が折りたたみ状態(folded state)の場合、アンテナ放射体として活用される第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接する。
【0242】
一実施形態によると、導電性部材2540は、ディスプレイ回路部2541と第5導電性部分2515及び/又は第6導電性部分2516との間に配置される。
【0243】
一実施形態による導電性部材2540は、電子装置2500が折りたたみ状態の場合、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接するように配置される。一実施形態によると、導電性部材2540は、電子装置2500が折りたたみ状態の場合、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接するように配置されることによって、ディスプレイ回路部1541に対する静電気放電を防止/減少することができる。例えば、導電性部材2540は、誘電体(例:図2Aの誘電体230)から発生した静電気を導電性部材2540の一部、第5導電性部分2515、又は第6導電性部分2516に流れるようにすることで、静電気がディスプレイ回路部2541に伝達されることを防止/減少することができる。
【0244】
図25Cを参照すると、一実施形態による無線通信回路(図示せず)は、第1ハウジング2510の第1導電性部分2511、第2導電性部分2512、第2ハウジング2520の第5導電性部分2515、及び第6導電性部分2516に給電することによって所定の周波数帯域の信号を送受信する。一実施形態による無線通信回路は、第1ハウジング2510の第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512並びに第2ハウジング2520の第5導電性部分2515及び第6導電性部分2516に給電することによって、アンテナ放射体として活用する。
【0245】
一実施形態によると、ディスプレイ回路部2541は、第2ハウジング2520の第5導電性部分2515及び第6導電性部分2516に隣接するように配置される。一実施形態によると、ディスプレイ回路部2541は、電子装置2500が折りたたみ状態(folded state)の場合、アンテナ放射体として活用される第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接する。
【0246】
一実施形態によると、導電性部材2540は、ディスプレイ回路部2541と第5導電性部分2515及び/又は第6導電性部分2516との間に配置される。
【0247】
一実施形態による導電性部材2540は、ディスプレイ回路部2541と第5導電性部分2515及び/又は第6導電性部分2516との間に配置されることによって、ディスプレイ回路部1541に対する静電気放電を防止/減少することができる。例えば、導電性部材2540は、誘電体(例:図2Aの誘電体230)から発生した静電気を導電性部材2540の一部、第5導電性部分2515、及び/又は第6導電性部分2516に流れるようにすることで、静電気がディスプレイ回路部2541に伝達されることを防止/減少することができる。
【0248】
一実施形態による導電性部材2540は、電子装置が折りたたみ状態の場合、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接するように配置される。
【0249】
一実施形態によると、導電性部材2540は、電子装置が折りたたみ状態の場合、第1導電性部分2511及び第2導電性部分2512に隣接するように配置されることによって、ディスプレイ回路部1541に対する静電気放電を防止/減少することができる。例えば、導電性部材2540は、誘電体(例:図2Aの誘電体230)から発生した静電気を導電性部材2540の一部、第5導電性部分2515、又は第6導電性部分2516に流れるようにすることで、ディスプレイ回路部2541に伝達されないようにする。
【0250】
一実施形態による電子装置は、第1方向を向く第1周縁及び第1方向に直交する第2方向を向く第2周縁を含む第1ハウジングと、第1ハウジングに対して回転可能に連結部材を介して第1ハウジングに連結され、第1ハウジングに対向するときに第1周縁に対応する第3周縁及び第2周縁に対応する第4周縁を含む第2ハウジングと、電子装置の前面を形成し、第1ハウジング及び第2ハウジングに亘って配置されるフレキシブル(flexible)ディスプレイと、フレキシブルディスプレイの周りの少なくとも一部を囲みながらフレキシブルディスプレイと第2ハウジングの第4周縁との間に少なくとも一部が配置される誘電体と、誘電体とフレキシブルディスプレイとの間に位置する導電性物質を含む導電性部材と、第1ハウジング又は第2ハウジング内に配置された無線通信回路と、を備え、第4周縁は、第1導電性部分、第1非導電性部分、第2導電性部分、第2非導電性部分、及び第3導電性部分を含み、導電性部材は、第2ハウジングの第4周縁の第1非導電性部分及び第2非導電性部分にそれぞれ対応する第1分節部分及び第2分節部分を含み、無線通信回路は、第2ハウジングの第1導電性部分、第2導電性部分、及び/又は第3導電性部分のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。
【0251】
一実施形態によると、無線通信回路は、プリント回路基板に配置され、導電性部材は、誘電体とプリント回路基板との間に配置される。
【0252】
一実施形態によると、導電性部材は、第1導電性部材部分、第2導電性部材部分、又は第3導電性部材部分を含む。
【0253】
一実施形態によると、第1分節部分又は第2分節部分は、所定の誘電率を有する誘電体を含む。
【0254】
一実施形態によると、第1分節部分及び第2分節部分は、0.5mm以上の長さを有する。
【0255】
一実施形態によると、フレキシブルディスプレイは、フレキシブルディスプレイの下に配置されるディスプレイ回路部を更に含む。
【0256】
一実施形態によると、導電性部材は、フレキシブル導電性接着層を含むテープである。
【0257】
一実施形態によると、第2導電性部材部分は、少なくとも1つの突出部を含む。
【0258】
一実施形態によると、少なくとも1つの突出部は、複数個の第1突出部又は複数個の第2突出部を含む。
【0259】
一実施形態によると、少なくとも1つの突出部は、第1突出部を含み、第1突出部は、第1導電性部分に少なくとも一部が対向するように第1導電性部材部分の一端から延長されて形成される。
【0260】
一実施形態によると、少なくとも1つの突出部は、第2突出部を含み、第2突出部は、第1導電性部分に隣接するように第1導電性部材部分の一端から第1導電性部分に向かって延長されて形成される。
【0261】
一実施形態によると、第1導電性部材部分又は第3導電性部分は、少なくとも1つの突出部を含む。
【0262】
一実施形態によると、少なくとも1つの突出部は、第1突出部を含み、第1突出部は、第1導電性部分に少なくとも一部が対向するように第1導電性部材部分の一端から延長されて形成される。
【0263】
一実施形態によると、少なくとも1つの突出部は、第2突出部を含み、第2突出部は、第1導電性部分に隣接するように第1導電性部材部分の一端から第1導電性部分に向かって延長されて形成される。
【0264】
一実施形態によると、第2導電性部分は、第1給電地点を含み、第2導電性部材部分に含まれる第1突出部は、第1給電地点から離隔するように第2導電性部材部分の一地点に形成される。
【0265】
一実施形態による電子装置は、第1方向を向く第1周縁及び第1方向に直交する第2方向を向く第2周縁を含むハウジングと、電子装置の前面を形成するディスプレイと、ディスプレイの周りの少なくとも一部を囲みながらディスプレイとハウジングの第2周縁との間に少なくとも一部が配置された誘電体と、誘電体とディスプレイとの間に位置する導電性物質を含む導電性部材と、ハウジング内に配置された無線通信回路と、を備え、第2周縁は、第1導電性部分、第2導電性部分、及び第1導電性部分と第1導電性部分との間に配置された第1非導電性部分を含み、導電性部材は、ハウジングの第2周縁の第1非導電性部分に対応する第1分節部分を含み、無線通信回路は、第2周縁の第1導電性部分及び第2導電性部分のうちの少なくとも1つを用いて無線信号を送受信する。
【0266】
一実施形態によると、導電性部材は、第1導電性部材部分又は第2導電性部材部分を含む。
【0267】
一実施形態によると、第1分節部分は、所定の誘電率を有する誘電体を含む。
【0268】
一実施形態によると、ディスプレイは、ディスプレイの下に配置されるディスプレイ回路部を更に含む。
【0269】
一実施形態によると、第1導電性部材部分又は第3導電性部材部分は、少なくとも1つの突出部を含む。
【0270】
本明細書に開示した様々な実施形態による電子装置は様々な形態の装置である。電子装置は、例えば携帯用通信装置(例:スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、又は家電装置を含む。本発明の実施形態による電子装置は上述の機器に限定されない。
【0271】
本発明の様々な実施形態及びそれらに用いられた用語は、本明細書に記載された技術的特徴を特定の実施形態に限定するものではなく、該当する実施形態の様々な変更、均等物、又は代替物を含むものと理解されるべきである。図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素に対しては類似の符号が用いられる。アイテムに対応する名詞の単数形は、関連する文脈上明らかに異なることを示さない限り、アイテムの1つ又は複数個を含む。本明細書で、“A又はB”、“A及びBのうちの少なくとも1つ”、“A又はBのうちの少なくとも1つ”、“A、B、又はC”、“A、B、及びCのうちの少なくとも1つ”、及び“A、B、又はCのうちの少なくとも1つ”のような句の各々は、その句のうちの該当する句と共に並べられた項目のうちのいずれか1つ、又はそれらの可能な全ての組み合わせを含む。“第1”、“第2”、又は“1番目”若しくは“2番目”のような用語は、単に該当構成要素を他の構成要素と区別するために用いられ、該当する構成要素を他の側面(例:重要性又は順序)で限定するものではない。ある(例:第1)構成要素が他の(例:第2)構成要素に、“機能的に”若しくは“通信的に”という用語と共に、又はそのような用語なしで、“カップルド”若しくは”コネクテッド”と言及した場合、それはある構成要素が他の構成要素に直接的に(例:有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して接続されることを意味する。
【0272】
本明細書の様々な実施形態で用いられた用語“モジュール”は、ハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアで実装されたユニットを含み、例えばロジック、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と相互互換的に用いられる。モジュールは、一体で構成された部品又は1つ若しくはそれ以上の機能を行う部品の最小単位若しくはその一部である。例えば、一実施形態によると、モジュールはASIC(application-specific integrated circuit)の形態で実装される。
【0273】
本発明の様々な実施形態は、機械(machine)(例:電子装置1401)読み取り可能な記憶媒体(storage medium)(例:内蔵メモリ1436又は外付けメモリ1438)に記憶された1つ以上の命令を含むソフトウェア(例:プログラム1440)として実装される。例えば、機械(例:電子装置1401)のプロセッサ(例:プロセッサ1420)は、記憶媒体から記憶された1つ以上の命令のうちの少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行する。これは機械が呼び出された少なくとも1つの命令に従って少なくとも1つの機能を行うようにオペレートされることを可能にする。1つ以上の命令はコンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行されるコードを含む。機械読み取り可能な記憶媒体は、非一時的な(non-transitory)記憶媒体の形態で提供される。ここで、「非一時的」は記憶媒体が実在する(tangible)装置で、信号(signal)(例:電磁波)を含まないことを意味するのみであって、この用語はデータが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と一時的に記憶される場合とを区分しない。
【0274】
一実施形態によると、本明細書に開示した様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供される。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者及び購入者の間で取引される。コンピュータプログラム製品は、機械読み取り可能な記憶媒体(例:compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で配布されるか、又はアプリケーションストア(例:プレイストアTM)を介して若しくは2つのユーザデバイス(例:スマートフォン)の間で直接、オンラインで配信(例:ダウンロード又はアップロード)される。オンライン配信の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造会社のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機械読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時的に記憶されるか、又は一時的に生成される。
【0275】
様々な実施形態によると、上述した構成要素の各々の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は単数又は複数の個体を含み、複数の個体のうちの一部は他の構成要素に分離配置され得る。
【0276】
様々な実施形態によると、上述の該当構成要素のうちの1つ以上の構成要素若しくは動作が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素若しくは動作が追加され得る。追加的に又は代替的に、複数の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は1つの構成要素に統合され得る。この場合、統合された構成要素は複数の構成要素の各々の構成要素の1つ以上の機能を統合の前に複数の構成要素のうちの該当する構成要素によって行われていたものと同一又は類似するように行われる。様々な実施形態によると、モジュール、プログラム、又は他の構成要素によって行われる動作は、順次に、並列的に、反復的に、又はヒューリスティックに実行されるか、或いは動作のうちの1つ以上が他の順序で実行されるか、省略されるか、又は1つ以上の他の動作が追加される。
【符号の説明】
【0277】
100、1401、1402、1404、1500、1600、1700、1800、2500 電子装置
103 連結部材
110、1510、1801、2510 第1ハウジング
110a、1510a 第1周縁
110b、1510b、1720b 第2周縁
120、1520、1602、1802、2520 第2ハウジング
120a 第3周縁
120b、1620b 第4周縁
120e 第5周縁
130 連結部材
140、1540、1640、1742、1840 (フレキシブル)ディスプレイ
141 ベンディング部
210、1610、1710、1810 導電性部分
211、1611、1711、1811、2511 第1導電性部分
212、1612、1712、1812、2512 第2導電性部分
213、1613、1713、1813 第3導電性部分
214、1614 第4導電性部分
215、1615、2515 第5導電性部分
221、1521、1621、1721、1821 第1非導電性部分
222、1522、1622、1722、1822 第2非導電性部分
223、1623 第3非導電性部分
224、1624 第4非導電性部分
225 第5非導電性部分
230、1530、1630、1830 誘電体
240、240a、1550、1650、1750、1850、2540 導電性部材
240-1、1551 第1導電性部材部分
240-2、1552 第2導電性部材部分
240-3、1553 第3導電性部材部分
240-4 第4導電性部材部分
241、1561 第1分節部分
242、1562 第2分節部分
243、 第3分節部分
241a、242a 第1、第2導電部分
247 接着部材
249 延長部
290 射出部
410、420、430、440 第1~第4領域
910、2210 第1突出部
1010、2220 第2突出部
1210、1220、1230 第1~第3放電経路
1400 ネットワーク環境
1408 サーバ
1420 プロセッサ
1421 メインプロセッサ
1423 補助プロセッサ
1430 メモリ
1432 揮発性メモリ
1434 不揮発性メモリ
1436 内蔵メモリ
1438 外付けメモリ
1440 プログラム
1442 オペレーティングシステム
1444 ミドルウェア
1446 アプリケーション
1450 入力モジュール
1455 音響出力モジュール
1460 ディスプレイモジュール
1470 オーディオモジュール
1476 センサモジュール
1477 インタフェース
1478 接続端子
1479 ハプティクスモジュール
1480 カメラモジュール
1488 電力管理モジュール
1489 バッテリ
1490 通信モジュール
1492 無線通信モジュール
1494 有線通信モジュール
1496 加入者識別モジュール
1497 アンテナモジュール
1498、1499 第1、第2ネットワーク
1541、1681、1841、2541 ディスプレイ回路部
1600A、1600B 第1、第2状態
1601、1701 ハウジング
1620、1720、1820 非導電性部分
1641、1642 第1、第2部分
1740 カバーガラス
1831 ガラスデコ
2201 寄生共振
2411、2412 第1、第2地点
2421、2422、2423 第1~第3接地地点
2440 電子素子
2516 第6導電性部分
G1、G2 第1、第2グラウンド地点
H ヒンジ構造
P1、P2 第1、第2給電地点

図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9A
図9B
図9C
図10A
図10B
図10C
図11A
図11B
図11C
図12
図13A
図13B
図14
図15
図16A
図16B
図16C
図17A
図17B
図18A
図18B
図19A
図19B
図19C
図20A
図20B
図20C
図21A
図21B
図21C
図21D
図21E
図22
図23A
図23B
図23C
図24A
図24B
図24C
図24D
図24E
図25A
図25B
図25C
【国際調査報告】