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特表2024-531177殺有害生物剤としての2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】殺有害生物剤としての2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 491/048 20060101AFI20240822BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20240822BHJP
   A01N 43/90 20060101ALI20240822BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20240822BHJP
   A01M 1/20 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
C07D491/048 CSP
C07D519/00 301
A01N43/90 102
A01P7/04
A01M1/20 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024508351
(86)(22)【出願日】2022-08-10
(85)【翻訳文提出日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 EP2022072481
(87)【国際公開番号】W WO2023017094
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202111036124
(32)【優先日】2021-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520222106
【氏名又は名称】シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 七重
(74)【代理人】
【識別番号】100212509
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 知子
(72)【発明者】
【氏名】シケルヴァル ヴィカス
(72)【発明者】
【氏名】ミューレバッハ ミシェル
(72)【発明者】
【氏名】ヒューター オットマー フランツ
(72)【発明者】
【氏名】シュトラー アンドレ
(72)【発明者】
【氏名】エメリー ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】サスマル スワルネンドゥ
【テーマコード(参考)】
2B121
4H011
【Fターム(参考)】
2B121AA11
2B121CC02
2B121EA26
2B121FA20
4H011AC01
4H011BB10
(57)【要約】
本発明は、式(I)
(式中、QがQa、Qb又はQc
である)の2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン誘導体に関する。例示的な化合物は、例えば6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P1)
である。さらに、本発明は、式(I)の化合物を含む農薬組成物、これらの組成物の調製、及び、農業又は園芸における、特に昆虫といった節足動物、軟体動物、線虫又は代表的なダニ目(Acarina)を含む動物有害生物を駆除、予防又は防除するための化合物又は組成物の使用に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】
(式中、
Qは、式Qa、Qb及びQc
【化2】
(式中、矢印は、三環式環の窒素原子に対する結合点を示す)
からなる群から選択される基であり;
並びに、
A、A1及びA2は、相互に独立して、CH又はNであり;
Xは、S、SO、又はSO2であり;
1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;
3、R4、R5及びR6は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R910)又は-N(R9)C(=O)R10であり;
9及びR10は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;
7及びR8は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R11)C(=O)R12であり;並びに
11及びR12は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである)。
【請求項2】
式I-1の化合物:
【化3】
(式中、X、R1、R3、R4、R9及びR10は、請求項1における式Iに定義されているとおりである)により表される、請求項1に記載の式Iの化合物、又は、式I-1の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
【請求項3】
3及びR4は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;好ましくは、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はメチルであり;より好ましくは、R9は水素又はメチルであり、及び、R10はメチルである、請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項4】
4は水素であり、及び、R3は、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物;又は、R3は水素であり、及び、R4は、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である、式I-1の化合物。
【請求項5】
式I-2の化合物:
【化4】
(式中、X、R1、R5、R6、R9及びR10は、請求項1における式Iに定義されているとおりである)により表される、請求項1に記載の式Iの化合物、又は、式I-2の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
【請求項6】
5及びR6は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;好ましくは、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はメチルであり、より好ましくは、R9は水素又はメチルであり、及び、R10はメチルである、請求項1又は請求項5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
6は水素であり、及び、R5は、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である、請求項1、請求項5又は請求項6のいずれか一項に記載の化合物;又は、R5は水素であり、及び、R6は、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である、式I-2の化合物。
【請求項8】
式I-3の化合物:
【化5】
(式中、A、A1、A2、X、R1、R7、R8、R11及びR12は、請求項1における式Iに定義されているとおりである)により表される、請求項1に記載の式Iの化合物、又は、式I-3の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
【請求項9】
7及びR8は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R11)C(=O)R12であり;並びに、R11及びR12は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;好ましくは、R11及びR12は、相互に独立して、水素又はメチルであり;より好ましくは、R11は水素又はメチルであり、及び、R12はメチルである、請求項1又は請求項8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
8は水素であり、及び、R7は、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である、請求項1、請求項8又は請求項9のいずれか一項に記載の化合物;又は、R7は水素であり、及び、R8は、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である、式I-3の化合物。
【請求項11】
AはNである、請求項1、請求項8、請求項9又は請求項10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
1及びA2は共にCHである、請求項1、請求項8、請求項9、請求項10又は請求項11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
1及びA2は共にNである、請求項1、請求項8、請求項9、請求項10又は請求項11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
1はNであり、及び、A2はCHであり;又は、A1はCHであり、及び、A2はNである、請求項1、請求項8、請求項9、請求項10又は請求項11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
XはS又はSO2であり;好ましくは、XはSO2であり;及び、R1はエチル又はシクロプロピルメチルであり;好ましくは、R1はエチルである、請求項1~14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
式I-4の化合物:
【化6】
(式中、
Q1は、式Q1a、Q1b及びQ1c
【化7】
(式中、矢印は、三環式環の窒素原子に対する結合点を示す)
からなる群から選択される基であり;
並びに、A、A1、A2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、請求項1における式Iに定義されているとおりである)により表される、請求項1に記載の式Iの化合物、又は、式I-4の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
【請求項17】
6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P1);
6-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P2);
6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P3);及び
6-(6-シクロプロピル-3-エチルスルホニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P4)
からなる群から選択される、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項18】
請求項1~17のいずれか一項に記載の殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の式(I)の化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド、並びに、任意に、助剤又は希釈剤を含む、組成物。
【請求項19】
昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物を駆除及び防除する方法であって、有害生物、有害生物の生息地又は有害生物による攻撃を受けやすい植物に、殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の、請求項1~17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド、又は、請求項18に記載の組成物を適用するステップを含む、方法。
【請求項20】
昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物による攻撃から植物繁殖材料を保護する方法であって、前記繁殖材料又は前記繁殖材料が植えられる場所を請求項18に記載の組成物で処理するステップを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、硫黄置換基を含有する殺有害生物的に活性な、特に殺虫的に活性な複素環式誘導体、その調製プロセス、これらの化合物を含む組成物、並びに、節足動物及び特に昆虫又は代表的なダニ目を含む動物有害生物を防除するためのその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
硫黄含有置換基を有する複素環式芳香環化ジヒドロピロロン及びフタルイミド誘導体が、例えばJ.Org.Chem.2003,62,8240、及び、Bull.Chem Soc.Chim.Belg.1997,106,151といった文献に記載されている。しかしながら、これらの文献はいずれも殺有害生物効果を有することを記載していない。硫黄含有置換基を有する構造的に異なる殺有害生物活性複素環式誘導体が、例えば国際公開第2012/012086848号、国際公開第2013/018928号、国際公開第2019/131575号、及び、国際公開第2020/013147号に記載されている。
【0003】
意外なことに、硫黄含有置換基を有する一定の新規殺有害生物活性誘導体は、殺有害生物剤として好ましい特性を有することがここに見出された。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は従って、式Iの化合物
【化1】
(式中、
Qは、式Qa、Qb及びQc
【化2】
(式中、矢印は、三環式環の窒素原子に対する結合点を示す)
からなる群から選択される基であり;
並びに、
A、A1及びA2は、相互に独立して、CH又はNであり;
Xは、S、SO、又はSO2であり;
1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;
3、R4、R5及びR6は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R910)又は-N(R9)C(=O)R10であり;
9及びR10は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;
7及びR8は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R11)C(=O)R12であり;並びに
11及びR12は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
を提供する。
【0005】
本発明はまた、式Iの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体及びN-オキシドを提供する。
【発明を実施するための形態】
【0006】
少なくとも1つの塩基性中心(basic centre)を有する式Iの化合物は、例えば、酸付加塩、例えば無機強酸、例えば鉱酸、例えば過塩素酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸又はハロゲン化水素酸との酸付加塩、強有機カルボン酸、例えば非置換であるか又は例えばハロゲンで置換されるC1~C4アルカンカルボン酸、例えば酢酸、例えば飽和又は不飽和ジカルボン酸、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸又はフタル酸、例えばヒドロキシカルボン酸、例えばアスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸又はクエン酸、又は例えば安息香酸との酸付加塩、又は有機スルホン酸、例えば非置換であるか又は例えばハロゲンで置換されるC1~C4アルカン-又はアリールスルホン酸、例えばメタン-又はp-トルエンスルホン酸との酸付加塩を形成することができる。少なくとも1つの酸性基を有する式Iの化合物は、例えば、塩基との塩、例えば無機塩、例えばアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩又はマグネシウム塩、又はアンモニア又は有機アミンとの塩、例えばモルホリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ-、ジ-又はトリ-低級アルキルアミン、例えばエチル-、ジエチル-、トリエチル-又はジメチルプロピルアミン、又はモノ-、ジ-又はトリヒドロキシ-低級アルキルアミン、例えばモノ-、ジ-又はトリエタノールアミンを形成することができる。
【0007】
各事例において、本発明に係る式(I)の化合物は、遊離形態、N-オキシドとしての酸化型、又は、例えば農学的に使用可能な塩形態といった塩形態である。
【0008】
N-オキシドは、第三級アミンの酸化型又は窒素含有芳香族複素環式化合物の酸化型である。これらは、例えば、書籍“Heterocyclic N-oxides”,A.Albini and S.Pietra,CRC Press,Boca Raton 1991に記載されている。
【0009】
本発明に係る式Iの化合物はまた、塩形成の最中に形成され得る水和物をも含む。
【0010】
置換基それら自体がさらに置換されていると記載されている場合、これは、これらが、1個以上の同等又は異なる置換基、例えば1~4個の置換基を有していることを意味する。通常、3個以下のこのような任意の置換基が、同時に存在する。2個以下のこのような置換基が、同時に存在することが好ましい(すなわち、この基は、1又は2個の記載されている置換基で置換されている)。追加の置換基が、シクロアルキル又はフェニルなどのより大きな基である場合、このような任意の置換基の一方のみが存在していることがもっとも好ましい。例えばアルキルといった基が置換されていると記載されている場合、これは、例えばアルキルチオ中のアルキルといった他の基の一部である基を含む。
【0011】
本明細書において用いられるところ、「C1~Cnアルキル」という用語は、炭素原子のいずれかを介して結合する1~n個の炭素原子を有する飽和直鎖又は分岐炭化水素基を指し、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、n-ペンチル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル又は1-エチル-2-メチルプロピル基のいずれか1つである。
【0012】
本明細書において用いられるところ、「C1~Cnハロアルキル」という用語は、炭素原子のいずれかを介して結合する1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基(上記のとおり)を指し、ここで、これらの基における水素原子のいくつか又はすべては、フッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素により置換されていてもよく、すなわち、例えば、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2-フルオロエチル、2-クロロエチル、2-ブロモエチル、2-ヨードエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、2-フルオロプロピル、3-フルオロプロピル、2,2-ジフルオロプロピル、2,3-ジフルオロプロピル、2-クロロプロピル、3-クロロプロピル、2,3-ジクロロプロピル、2-ブロモプロピル、3-ブロモプロピル、3,3,3-トリフルオロプロピル、3,3,3-トリクロロプロピル、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、1-(フルオロメチル)-2-フルオロエチル、1-(クロロメチル)-2-クロロエチル、1-(ブロモメチル)-2-ブロモエチル、4-フルオロブチル、4-クロロブチル、4-ブロモブチル又はノナフルオロブチルのいずれか1つである。従って、用語「C1~C2フルオロアルキル」は、1、2、3、4又は5個のフッ素原子を有するC1~C2アルキル基を指し、例えば、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、1,1,2,2-テトラフルオロエチル又はペンタフルオロエチルのいずれか1つである。
【0013】
本明細書において用いられるところ、「C1~Cnアルコキシ」という用語は、酸素原子を介して結合する1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基(上記のとおり)を指し、すなわち、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、1-メチルエトキシ、n-ブトキシ、1-メチルプロポキシ、2-メチルプロポキシ又は1,1-ジメチルエトキシのいずれか1つである。
【0014】
本明細書において用いられるところ、「C1~Cnハロアルコキシ」という用語は、フッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素で部分的又は完全に置換されている上記のC1~Cnアルコキシ基を指し、すなわち、例えば、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、2-クロロエトキシ、2-ブロモエトキシ、2-ヨードエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2-クロロ-2-フルオロエトキシ、2-クロロ-2,2-ジフルオロエトキシ、2,2-ジクロロ-2-フルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2-フルオロプロポキシ、3-フルオロプロポキシ、2,2-ジフルオロプロポキシ、2,3-ジフルオロプロポキシ、2-クロロプロポキシ、3-クロロプロポキシ、2,3-ジクロロプロポキシ、2-ブロモプロポキシ、3-ブロモプロポキシ、3,3,3-トリフルオロプロポキシ、3,3,3-トリクロロプロポキシ、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、1-(フルオロメチル)-2-フルオロエトキシ、1-(クロロメチル)-2-クロロエトキシ、1-(ブロモメチル)-2-ブロモエトキシ、4-フルオロブトキシ、4-クロロブトキシ又は4-ブロモブトキシのいずれか1つである。
【0015】
本明細書において用いられるところ、「C1~Cnシアノアルキル」という用語は、シアノ基で置換されている、1~n個の炭素原子(上記のとおり)を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し、例えば、シアノメチレン、シアノエチレン、1,1-ジメチルシアノメチル、シアノメチル、シアノエチル、シアノイソプロピル及び1-ジメチルシアノメチルである。
【0016】
「C1~Cnシアノアルコキシ」という用語は、1~n個の炭素原子(上記のとおり)を有するが、酸素原子を介して結合している直鎖又は分岐飽和シアノアルキル基を指す。
【0017】
本明細書において用いられるところ、「C3~C6シクロアルキル」という用語は、シクロプロパン、シクロブタン、シクロプロパン、シクロペンタン及びシクロヘキサンなどの3~6員シクロイルキル(cycloylkyl)基を指す。
【0018】
「C3~Cnシクロアルキル」などの用語に続く接尾辞「-C1~Cnアルキル」(ここで、nは1~6の整数)は、本明細書において用いられるところ、C3~Cnシクロアルキルで置換されている直鎖又は分岐飽和アルキル基を指す。C3~Cnシクロアルキル-C1~Cnアルキルの一例は、例えば、シクロプロピルメチルである。
【0019】
本明細書において用いられるところ、シアノにより単置換された「C3~C6シクロアルキル」という用語は、シアノ基により置換された、3~6員シクロイルキル(cycloylkyl)基(上記のとおり)を指す。シアノにより単置換されたC3~C6シクロアルキルの一例は1-シアノシクロプロピルである。
【0020】
ハロゲンは、一般にフッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。これは、対応して、ハロアルキルなどの他の意味との組み合わせでハロゲンにも適用される。
【0021】
本発明に係る一定の実施形態が、以下に記載のとおり提供されている。
【0022】
実施形態1は、上記に定義されている、式Iの化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供する。
【0023】
実施形態2は、実施形態1に係る化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供し、ここで、QはQaであり、並びに、以下に記載されているX、R1、R3、R4、R9及びR10に係る好ましい値を有する。
【0024】
実施形態3は、実施形態1に係る化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供し、ここで、QはQbであり、並びに、以下に記載されているX、R1、R5、R6、R9及びR10に係る好ましい値を有する。
【0025】
実施形態4は、実施形態1に係る化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供し、ここで、QはQcであり、並びに、以下に記載されているA、A1、A2、X、R1、R7、R8、R11及びR12に係る好ましい値を有する。
【0026】
実施形態1~4に関して、X、R1、A、A1、A2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12の好ましい値は、いずれかのこれらの組み合わせで、以下に記載のとおりである。
【0027】
好ましくは、XはS又はSO2である。
【0028】
もっとも好ましくは、XはSO2である。
【0029】
好ましくは、R1は、C1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルである。
【0030】
より好ましくは、R1はエチル又はシクロプロピルメチルである。
【0031】
もっとも好ましくは、R1はエチルである。
【0032】
好ましくは、R3及びR4は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R9)C(=O)R10である。
【0033】
より好ましくは、R3及びR4は、相互に独立して、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0034】
さらにより好ましくは、R4は水素であり、及び、R3は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3であり;又は
3は水素であり、及び、R4は、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0035】
もっとも好ましくは、R4は水素であり、及び、R3は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3であり;又は
3は水素であり、及び、R4は、トリフルオロメチル、ハロゲン、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0036】
好ましくは、R5及びR6は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R9)C(=O)R10である。
【0037】
より好ましくは、R5及びR6は、相互に独立して、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0038】
さらにより好ましくは、R6は水素であり、及び、R5は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3であり;又は
5は水素であり、及び、R6は、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0039】
もっとも好ましくは、R6は水素であり、及び、R5は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3であり;又は
5は水素であり、及び、R6は、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0040】
好ましくは、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルである。
【0041】
より好ましくは、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はメチルである。
【0042】
もっとも好ましくは、R9は水素又はメチルであり、及び、R10はメチルである。
【0043】
好ましくは、AはCH又はNである。
【0044】
もっとも好ましくは、AはNである。
【0045】
好ましくは、A1はCH又はNである。
【0046】
好ましくは、A2はCH又はNである。
【0047】
また、A1がCHであり、及び、A2がNである場合が好ましい。
【0048】
また、A1がNであり、及び、A2がCHである場合が好ましい。
【0049】
1及びA2が共にNである場合がさらに好ましい。
【0050】
もっとも好ましくは、A1及びA2は共にCHである。
【0051】
好ましくは、R7及びR8は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R11)C(=O)R12である。
【0052】
より好ましくは、R7及びR8は、相互に独立して、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0053】
さらにより好ましくは、R8は水素であり、及び、R7は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3であり;又は
7は水素であり、及び、R8は、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0054】
もっとも好ましくは、R8は水素であり、及び、R7は、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3であり;又は
7は水素であり、及び、R8は、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0055】
好ましくは、R11及びR12は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルである。
【0056】
より好ましくは、R11及びR12は、相互に独立して、水素又はメチルである。
【0057】
もっとも好ましくは、R11は水素又はメチルであり、及び、R12はメチルである。
【0058】
本発明に係るさらなる実施形態が、以下に記載のとおり提供されている。
【0059】
式Iの化合物の好ましい群は、式I-1の化合物
【化3】
(式中、X、R1、R3、R4、R9及びR10は、上記の式Iに定義されているとおりである)、又は、式I-1の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドにより表される。
【0060】
式I-1の化合物の好ましい一群において、R1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;XはS又はSO2であり;R3及びR4は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;好ましくは、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はメチルであり;より好ましくは、R9は水素又はメチルであり、及び、R10はメチルである。
【0061】
式I-1の化合物の他の好ましい群において、R1はエチル又はシクロプロピルメチルであり、好ましくは、R1はエチルであり;XはS又はSO2であり、好ましくは、XはSO2であり;並びに、R3及びR4は、相互に独立して、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0062】
本明細書に記載の式I-1の化合物、及び、式I-1の化合物の好ましい実施形態のすべてにおいては、別段の規定がある場合を除き、X、R1、R3、R4、R9及びR10は、上記の式Iに定義されているとおりである。
【0063】
式I-1の化合物の他の好ましい実施形態は、R1がエチルであり;及び、XがSO2であるものである。
【0064】
また、R4が水素であり、及び、R3が、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-1の化合物;又は、R3が水素であり、及び、R4が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-1の化合物が好ましい。
【0065】
4が水素であり、及び、R3が、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-1の化合物;又は、R3が水素であり、及び、R4が、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-1の化合物がさらに好ましい。
【0066】
式Iの化合物の他の好ましい群は、式I-2の化合物
【化4】
(式中、X、R1、R5、R6、R9及びR10は、上記の式Iに定義されているとおりである)、又は、式I-2の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドにより表される。
【0067】
式I-2の化合物の好ましい一群において、R1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;XはS又はSO2であり;R5及びR6は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;好ましくは、R9及びR10は、相互に独立して、水素又はメチルであり、より好ましくは、R9は水素又はメチルであり、及び、R10はメチルである。
【0068】
式I-2の化合物の他の好ましい群において、R1はエチル又はシクロプロピルメチルであり、好ましくは、R1はエチルであり;XはS又はSO2であり、好ましくは、XはSO2であり;R5及びR6は、相互に独立して、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0069】
本明細書に記載の式I-2の化合物、及び、式I-2の化合物の好ましい実施形態のすべてにおいては、別段の規定がある場合を除き、X、R1、R5、R6、R9及びR10は、上記の式Iに定義されているとおりである。
【0070】
式I-2の化合物の他の好ましい実施形態は、R1がエチルであり;及び、XがSO2であるものである。
【0071】
また、R6が水素であり、及び、R5が、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-2の化合物;又は、R5が水素であり、及び、R6が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-2の化合物が好ましい。
【0072】
6が水素であり、及び、R5が、水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-2の化合物;又は、R5が水素であり、及び、R6が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-2の化合物がさらに好ましい。
【0073】
式Iの化合物の他の好ましい群は、式I-3の化合物
【化5】
(式中、A、A1、A2、X、R1、R7、R8、R11及びR12は、上記の式Iに定義されているとおりである)、又は、式I-3の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドにより表される。
【0074】
式I-3の化合物の好ましい一群において、AはCH又はNであり;A1はCH又はNであり;A2はCH又はNであり;R1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;XはS又はSO2であり;R7及びR8は、相互に独立して、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、又は-N(R11)C(=O)R12であり;並びに、R11及びR12は、相互に独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;好ましくは、R11及びR12は、相互に独立して、水素又はメチルであり;より好ましくは、R11は水素又はメチルであり、及び、R12はメチルである。
【0075】
式I-3の化合物の他の好ましい群において、AはCH又はNであり、好ましくは、AはNであり;A1はCH又はNであり;A2はCH又はNであり;R1はエチル又はシクロプロピルメチルであり、好ましくは、R1はエチルであり;XはS又はSO2であり、好ましくは、XはSO2であり;R7及びR8は、相互に独立して、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である。
【0076】
本明細書に記載の式I-3の化合物、及び、式I-3の化合物の好ましい実施形態のすべてにおいては、別段の規定がある場合を除き、A、A1、A2、X、R1、R7、R8、R11及びR12は、上記の式Iに定義されているとおりである。
【0077】
式I-3の化合物の他の好ましい実施形態は、R1がエチルであり;及び、XがSO2であるものである。
【0078】
また、R8が水素であり、及び、R7が、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-3の化合物;又は
7が水素であり、及び、R8が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-3の化合物が好ましい。
【0079】
8が水素であり、及び、R7が、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-3の化合物;又は
7が水素であり、及び、R8が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-3の化合物がさらに好ましい。
【0080】
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい一群は、式I-3の化合物、又は、式I-3の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-3a)の化合物であり、ここで、AはCHである。
【0081】
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、式I-3の化合物、又は、式I-3の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-3b)の化合物であり、ここで、AはNである。
【0082】
本実施形態に係る化合物のさらに他の好ましい群は、式I-3の化合物、又は、式I-3の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-3c)の化合物であり、ここで、A1はCHであり、及び、A2はNである。
【0083】
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい群は、式I-3の化合物、又は、式I-3の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-3d)の化合物であり、ここで、A1はNであり、及び、A2はCHである。
【0084】
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい群は、式I-3の化合物、又は、式I-3の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-3e)の化合物であり、ここで、A1及びA2は共にNである。
【0085】
式I-3の化合物、又は、式I-3の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、本実施形態に係る式(I-3f)の化合物が最も好ましく、ここで、A1及びA2は共にCHである。
【0086】
式Iの化合物の他の好ましい群は、式I-4の化合物
【化6】
(式中、
Q1は、式Q1a、Q1b及びQ1c
【化7】
(式中、矢印は、三環式環の窒素原子に対する結合点を示す)
からなる群から選択される基であり;
並びに、A、A1、A2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、上記の式Iに定義されているとおりである)、又は、式I-4の化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドにより表される。
【0087】
本明細書に記載の式I-4の化合物、及び、式I-4の化合物の好ましい実施形態のすべてにおいては、別段の規定がある場合を除き、A、A1、A2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、上記の式Iに定義されているとおりである。
【0088】
式I-4の化合物の好ましい一群は、式I-4の化合物、又は、式I-4の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4a)の化合物であり、ここで、QはQ1aであり、R4は水素であり、及び、R3は、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R910)又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;又は
QはQ1aであり、R3は水素であり、及び、R4は、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R910)又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
【0089】
4が水素であり、及び、R3が、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-4aの化合物;又は、R3が水素であり、及び、R4が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-4aの化合物がさらに好ましい。
【0090】
式I-4の化合物の他の好ましい群は、式I-4の化合物、又は、式I-4の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4b)の化合物であり、ここで、QはQ1bであり、R6は水素であり、及び、R5は、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R910)又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;又は
QはQ1bであり、R5は水素であり、及び、R6は、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R910)又は-N(R9)C(=O)R10であり;並びに、R9及びR10は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
【0091】
6が水素であり、及び、R5が、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-4bの化合物;又は、R5が水素であり、及び、R6が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-4bの化合物がさらに好ましい。
【0092】
式I-4の化合物の他の好ましい群は、式I-4の化合物、又は、式I-4の化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c)の化合物であり、ここで、QはQ1cであり、R8は水素であり、及び、R7は、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R11)C(=O)R12であり;並びに、R11及びR12は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;又は
QはQ1cであり、R7は水素であり、及び、R8は、水素、ハロゲン、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノで単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、シアノ、C1~C4アルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ又は-N(R11)C(=O)R12であり;並びに、R11及びR12は、相互に独立して、水素、C1~C4アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
【0093】
8が水素であり、及び、R7が、水素、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-4cの化合物;又は
7が水素であり、及び、R8が、トリフルオロメチル、1,1-ジフルオロエチル、-OCHF2、-OCH2CHF2、-OCH2CF3、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、トリフルオロメトキシ、-CHF2、-OC(CH32CN、-NHC(O)CH3又は-NCH3C(O)CH3である式I-4cの化合物がさらに好ましい。
【0094】
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい一群は、式I-I-4cの化合物、又は、式I-I-4cの化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c-1)の化合物であり、ここで、AはCHである。
【0095】
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、式I-I-4cの化合物、又は、式I-I-4cの化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c-2)の化合物であり、ここで、AはNである。
【0096】
本実施形態に係る化合物のさらに他の好ましい群は、式I-I-4cの化合物、又は、式I-I-4cの化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c-3)の化合物であり、ここで、A1はCHであり、及び、A2はNである。
【0097】
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい群は、式I-I-4cの化合物、又は、式I-I-4cの化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c-4)の化合物であり、ここで、A1はNであり、及び、A2はCHである。
【0098】
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい群は、式I-I-4cの化合物、又は、式I-I-4cの化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c-5)の化合物であり、ここで、A1及びA2は共にNである。
【0099】
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、式I-I-4cの化合物、又は、式I-I-4cの化合物の好ましい実施形態のいずれかのものである、式(I-4c-6)の化合物であり、ここで、A1及びA2は共にCHである。
【0100】
本発明に係る化合物は、とりわけ、昆虫に対して植物を保護するための有利なレベルの生物学的活性、又は、農芸化学的有効成分として用いられるための優れた特性(例えば、高い生物学的活性、有利な活性範囲、高い安全性プロファイル、向上した物理化学的特性、又は、高い生分解性又は環境プロファイル)を含むいずれかの数の有益性を有し得る。特に、一定の式(I)の化合物は、特にミツバチ、単生ミツバチ及びマルハナバチなどの受粉媒介者といった非標的節足動物に対して有利な安全性プロファイルを示し得ることが意外なことに見出された。もっとも具体的には、セイヨウミツバチ(Apis mellifera)である。
【0101】
他の態様において、本発明は、式(I)、(I-1)、(I-2)、(I-3)及び(I-4)の化合物(上記)で実施形態において定義されている、殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的若しくは殺軟体動物的に有効な量の式(I)の化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド、及び、任意に、助剤又は希釈剤を含む組成物を提供する。
【0102】
さらなる態様において、本発明は、有害生物、有害生物の生息地、又は、有害生物による攻撃を受けやすい植物に、式(I)、(I)、(I-1)、(I-2)、(I-3)及び(I-4)の化合物(上記)で実施形態のいずれかにおいて定義されている、殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の式(I)の化合物、又は、その農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド、又は、上記に定義されている組成物を適用するステップを含む、昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物を駆除及び防除する方法を提供する。
【0103】
さらなる態様において、本発明は、昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物による攻撃から植物繁殖材料を保護する方法であって、繁殖材料、又は、繁殖材料が植えられる場所を、上記に定義されている組成物で処理するステップを含む方法を提供する。
【0104】
本発明に係る式Iの化合物の調製プロセスは、基本的に当業者に公知の方法により実施される。より具体的には、式Iの化合物のサブグループ(式中、XはSO(スルホキシド)及び/又はSO2(スルホン)である)は、酸化剤の中でも、例えば、メタクロロ過安息香酸(mCPBA)、過酸化水素、オキソン、過ヨウ素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸tert-ブチルなどの試薬が用いられる、対応する式Iのスルフィド化合物(式中、XはSである)の酸化反応により入手し得る(スキーム1a、1b及び2)。
スキーム1a:
【化8】
スキーム1b:
【化9】
スキーム2:
【化10】
この酸化反応は一般に、溶剤の存在下で実施される。この反応において用いられる溶剤の例としては、ジクロロメタン及びクロロホルムなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素;メタノール及びエタノールなどのアルコール;酢酸;水;並びに、これらの混合物が挙げられる。この反応において用いられる酸化剤の量は、一般に、スルホキシド化合物Iを生成するための1モルのスルフィド化合物Iを基準として、1~3モル、好ましくは、1~1.2モルであり、及び、好ましくは、スルホン化合物Iを生成するための1モルのスルフィド化合物Iを基準として、2~2.2モルの酸化剤である。このような酸化反応は、例えば国際公開第2013/018928号において開示されている。
【0105】
式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)は、式VIIの化合物及び式VIIIの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりであり、及び、LG3はハロゲン(又は、トリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)を、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウム又は水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド又はアセトニトリルなどの適切な溶剤中、0~150℃の温度、任意にマイクロ波の照射下で反応させることにより調製し得る(スキーム3)。或いは、式Iの化合物(式中、Qは、上記式Iに定義されているとおりである)は、式VIIの化合物及び式VIIIの化合物(式中、Qは、上記式Iに定義されているとおりであり、及び、LG3はハロゲン(又は、トリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)、好ましくは、ブロモ又はヨードである)を、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウム又はカリウムt-ブトキシドなどの塩基の存在下、銅触媒、例えばヨウ化銅(I)といった金属触媒の存在下、任意に、リガンド、例えばジアミンリガンド(例えばN,N’-ジメチルエチレンジアミン又はトランス-シクロヘキシルジアミン)又はジベンジリデンアセトン(dba)又は1,10-フェナントロリンの存在下に、30~180℃の温度、任意に、マイクロ波の照射下で、又は、例えば酢酸パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(Pd(dba)2)又はトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3(任意に、クロロホルム付加物の形態)といったパラジウム触媒、又は、例えばt-BuBrettPhos Pd G3[(2-ジ-t-ブチルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホン酸若しくはBrettPhos Pd G3[(2-ジ-シクロヘキシルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホン酸などのパラジウムプレ触媒の存在下、及び、任意に、リガンド、例えばSPhos、t-BuBrettPhos又はキサントホスの存在下に、60~120℃の温度で、任意に、マイクロ波の照射下で、反応させることにより調製し得る。上記の反応は、トルエン、ジメチルホルムアミドDMF、N-メチルピロリドンNMP、ジメチルスルホキシドDMSO、ジオキサン、テトラヒドロフランTHFなどの溶剤の存在下に実施し得、例えば、国際公開第2012031004号、国際公開第2009042907号、及び、Synthetic Communications 2011,41:67-72といった文献に記載されている。
スキーム3:
【化11】
【0106】
或いは、式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)は、式VIの化合物(式中、LG2は、例えばBr、Cl又はI(好ましくはブロモ)といった脱離基であり、並びに、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)及び式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)を、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウム又は水素化ナトリウム、N,N-ジイソプロピルエチルアミン又はKOtBuなどの塩基の存在下、及び、エタノール、メタノール、ジオキサン、トルエン、DMF、DMA、DMSO、THFなどの溶剤の存在下、0~150℃の温度、任意にマイクロ波の照射下で反応させることにより調製し得る。このような反応は、求核置換、及び、その後の環化を介して進行し、例えば国際公開第2009042907号といった文献においても報告されている。
【0107】
或いは、式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)は、式Xの化合物(式中、Qは、式Iに定義されているとおりである)を、例えばオキシ塩化リンの存在下、任意に、トルエン又はキシレンなどの溶剤又は希釈剤の存在下に、0~180℃、好ましくは20~120℃の温度で環化することにより調製可能である。
【0108】
スキーム4:
【化12】
式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iに定義されているとおりである)はまた、トリエチルアミン、N,N-ジイソプロピル-エチルアミン又はピリジンなどの塩基の存在下、任意に、触媒(4-ジメチルアミノピリジンDMAPなど)の存在下、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N-ジメチル-ホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド、アセトニトリル、酢酸エチル又はトルエンなどの不活性溶剤中、0~50℃の温度における、式Xa(式中、Qは上記の式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、X0はハロゲン、好ましくは塩素であり、又は、X0はX01若しくはX02である)の環化によって調製可能である(スキーム4)。ピリジン及びトリエチルアミンなどの一定の塩基は、塩基及び溶剤の両方として好都合に採用し得る。
【0109】
式Xaの化合物(式中、Qは、上記式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、X0はハロゲン、好ましくは塩素であり、又は、X0はX01又はX02である)は、当業者に公知の方法、及び、例えばTetrahedron,2005,61(46),10827-10852に記載の方法による式Xの化合物(Qは上記式Iに定義されているとおりである)の活性化によって調製可能である。活性化種Xa(式中、Qは上記式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、X0はハロゲン、好ましくは塩素である)の形成が好ましい。例えば、化合物Xa(式中、X0がハロゲン、好ましくは塩素である)は、触媒量のN,N-ジメチルホルムアミドDMFの存在下、塩化メチレンCH2Cl2又はテトラヒドロフランTHFなどの不活性溶剤中、20~100℃、好ましくは25℃の温度における、例えば塩化オキサリル(COCl)2又は塩化チオニルSOCl2によるXの処理によって形成される。或いは、例えば1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドEDC又はジシクロヘキシルカルボジイミドDCCによる式Xの化合物の処理で、ピリジン又はテトラヒドロフランTHFなどの不活性溶剤中、任意に、トリエチルアミンなどの塩基の存在下に、50~180℃の温度で、活性化種Xa(式中、X0は、それぞれX01又はX02である)が生成される。
【0110】
式VIIの化合物は、式VIの化合物(式中、LG2は、例えばBr、Cl又はI(好ましくは、ブロモ)といった脱離基であり、並びに、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)を、アンモニア又は例えばNH4OHといったアンモニアの代用物と、エタノール、メタノール、ジオキサン、トルエン、DMF、DMA、DMSO及びTHFなどの溶剤の存在下に、0~150℃の温度、任意に、マイクロ波の照射下で反応させることにより調製可能である。
【0111】
式Xの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)は、式IXのアミノ化合物(又は、式IX-bocの化合物、及び、次いで、反応後におけるBOC官能基の脱保護)(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)による式VIの化合物(式中、LG2は、例えばBr、Cl又はI(好ましくはブロモ)といった脱離基であり、並びに、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)の求核置換反応、これに続く、式XVIIの中間体エステル(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)のインサイチュ加水分解により調製可能である。
【化13】
【0112】
インサイチュで生成された加水分解されていない式XVIIのエステル化合物は単離し得ると共に、例えばNaOH、LiOH、Ba(OH)2といった好適な塩基の存在下における鹸化反応を介して転換して式Xのカルボン酸をも形成可能である。式VIの化合物の式Xの化合物への転換は、とりわけ、水素化ナトリウム、KOtBu、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドなどの塩基の存在下、及び、ジオキサン、DMF、DMA、DMSO、THFなどの溶剤の存在下に、-30~150℃の温度で実施可能である。式VIの化合物(式中、LG2は、例えばBr、Cl又はI(好ましくはブロモ)といった脱離基であり、並びに、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)は、式Vの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)のラジカルにより誘起されるベンジルハロゲン化により調製可能である。このような反応は当業者に周知であり、とりわけ、Br2、NBS、Cl2、NISなどの求電子性ハロゲン化試薬の存在下、及び、例えばAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)、過酸化ベンゾイルといったラジカル開始剤の存在下、又は、光化学条件下、及び、20℃~溶剤の沸点の範囲の温度、及び、トルエン、キシレン、アセトニトリル、ヘキサン、ジクロロエタン又は四塩化炭素などの溶剤の存在下で実施され得る。このような反応はウォールチーグラー臭素化の名称で知られており、例えばSynthesis,2015,47,1280-1290、及び、J.Am.Chem.Soc.,1963,85(3),pp 354-355といった文献において報告されている。
【0113】
式Vの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)は、式IVaの化合物(式中、LG1は、ハロゲンBr、Cl、I、好ましくはClであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)を、他のメチルホウ酸同等物、とりわけ、トリメチルボロキシン又はメチルトリフルオロホウ酸カリウムとの反応を例えば含むスズキ反応により調製され得る。この反応は、炭酸ナトリウム、リン酸三カリウム又はフッ化セシウムのような塩基の存在下、例えばジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチル-ホルムアミド、1,2-ジメトキシエタンと水との混合物若しくはジオキサン/水混合物若しくはトルエン/水混合物のような溶剤又は溶剤混合物中、好ましくは不活性雰囲気下において、パラジウム系触媒、例えばテトラキス(トリフェニル-ホスフィン)パラジウム(0)、(1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロ-パラジウム-ジクロロメタン(1:1錯体)又はクロロ(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)(XPhosパラダサイクル)により触媒され得る。反応温度は、好ましくは室温~反応混合物の沸点の範囲であることが可能であり、又は、反応はマイクロ波の照射下で行われ得る。このようなスズキ反応は、当業者に周知であり、例えばJ.Organomet.Chem.576,1999,147-168においてレビューされている。
【0114】
或いは、式Vの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)は、スキーム3aに従って調製可能である。
スキーム3a
【化14】
【0115】
スキーム3aにおいて、式Vの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)は、例えば硫酸又はルイス酸、例えばSc(OTf)3又はFeCl3といった酸触媒の存在下における、式V-aの化合物とR-OH(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)との反応を含む、エステル化反応を介して、式V-aの化合物から調製可能である。このような反応は当業者に周知であり、フィッシャーエステル化反応の名称で知られており、例えば.Org.Chem.,2006,71,3332-3334、Chem.Commun.,1997,351-352、及び、Synthesis,2008,3407-3410といった文献中において報告されている。このようなエステル化反応はまた、式IIIの化合物をTMSCHN2と反応させて式Vの化合物(式中、Rはメチルである)を形成することにより実施可能であり、Angew.Chem.Int.Ed.2007,46,7075に報告されている。式V-aの化合物は、式V-bの化合物の酸化反応により調製可能である。このような反応は当業者に周知である。このような変換を促進させる試薬の例としては、金属水酸化物又はAg2O(トレンス試薬の名称で知られている)の存在下における、オキソン、KMnO4、NaClO2(ピニック酸化の名称で知られている)、AgNO3が挙げられる。このような反応は文献において公知であり、及び、例えばActa Chem.Scand.1973,27:888-890;Tetrahedron 1981,37(11):2091-2096;Ber.Deut.Chem.Gessel.,15(1882),pp.1635-1639;Org.Synth.1953,33,94に記載されている。式V-bの化合物は、式IVaの化合物の式Vの化合物への転換に係るスキーム3に記載されているものと同様の手法を介して、式V-cの化合物から調製可能である。式V-cの化合物は、とりわけ、ヨウ素、臭素、塩素、N-クロロスクシンイミド、N-ブロモスクシンイミドなどのハロゲン化試薬を用いる、ハロゲン化及びインサイチュ酸化反応を介して、式V-dの化合物から調製可能である。或いは、ハロゲン化を行うことが可能であると共に、その後のステップにおいて、酸化反応を、酸化試薬を用いて式V-dの化合物から2ステップで式V-cの化合物を形成することで実行することが可能である。式V-dの化合物は、CAS登録番号72768-97-9で文献において公知である。
【0116】
式IVaの化合物(式中、LG1は、ハロゲンBr、Cl、I、好ましくは、Clであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)は、ハロゲン化水素酸H-LG1及び銅塩Cu-LG1(式中、LG1は、ハロゲン、例えばBr、Cl又はI(好ましくはCl)である)の存在下、ザンドマイヤータイプ反応条件下において、式IVの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)と亜硝酸tert-ブチルt-BuONO、亜硝酸イソアミル又は亜硝酸ナトリウムなどの亜硝酸塩とを反応させることにより調製可能である(スキーム3)。この変換は、アセトニトリル、又は、1,2-ジクロロエタンのようなハロゲン化溶剤、又は、水などの不活性溶剤中、0~150℃の温度、好ましくは、室温~反応混合物の沸点の範囲の温度で行われることが好ましい。式IVの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は、パラジウム触媒(例えば:酢酸パラジウム(II))などの金属触媒の存在下、アルコール(ROH)溶剤(任意に、共溶剤の存在下)(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)、及び、任意に、ホスフィンリガンドの存在下、及び、任意に、塩基の存在下、0~180℃の温度において、式IIIの化合物を一酸化炭素(CO)(通常は加圧下)と反応させる、カルボニル化反応を含む、例えば国際公開第2016/020286号に見出される方法により、式IIIの化合物(式中、LG1はハロゲン、好ましくはBr、Cl又はIである)から調製可能である。式IIIの化合物(式中、LG1はハロゲン、好ましくはBr、Cl又はIである)は、例えば、式IIの化合物と、N-クロロスクシンイミド(NCS)、N-ブロモ-ハロスクシンイミド(NBS)又はN-ヨードスクシンイミド(NIS)などのハロゲン化試薬、又は、代わりに塩素、臭素又はヨウ素とを反応させる、ハロゲン化反応により調製可能である。このようなハロゲン化反応は、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、酢酸、エーテル、アセトニトリル又はN,N-ジメチルホルムアミドなどの不活性溶剤中、20~200℃の温度、好ましくは、室温~100℃の温度で実施される。
【0117】
式VIの化合物
【化15】
(式中、LG2は、例えばBr、Cl又はIといった脱離基であり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は新規であり、本発明に係る式Iの化合物の調製のために特別に開発されたものであり、従って、本発明のさらなる目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式VIの化合物に関して有効である。好ましくは、LG2はブロモ又はクロロであり;さらにより好ましくは、LG2はブロモである。好ましくは、RはC1~C6アルキルであり;さらにより好ましくは、Rはメチル又はエチルである。
【0118】
或いは、式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)は、スキーム5に従って調製可能である。
スキーム5:
【化16】
【0119】
スキーム5において、式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)は、式Xの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりである)から、上記のスキーム4に記載されている方法により調製可能である(スキーム6)。式Xの化合物は、式XIIの化合物と式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)とを、還元性アミノ化条件下で反応させることにより調製可能である(スキーム6)。この反応は、とりわけ、例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムといった還元剤の存在下、及び、任意に、トリフルオロ酢酸、ギ酸、酢酸等などの酸の存在下、及び、0℃~溶剤の沸点の範囲の温度で実施可能である。この反応は、エタノール、メタノール、ジオキサン又はテトラヒドロフランなどの不活性溶剤の存在下で実施可能である。式XIIの化合物から式Iの化合物への2ステップ転換を含むこのような反応は、例えばBioorganic&Medicinal Chemistry Letters 26(2016)5947-5950といった文献に記載されている。
【0120】
式XIIの化合物は、式XIの化合物(式中、LG2は、クロロ、ブロモ又はヨード、好ましくは、ブロモであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)から、加水分解、及び、その後の分子内環化反応によって調製可能である。この反応は、塩基性条件下で金属水酸化物を用いて、例えば、Synlett 1992,(6),531-533に報告されているとおり、ジオキサン、テトラヒドロフラン又は水などの溶剤の存在下、及び、20~150℃の範囲の温度で水性水酸化ナトリウムを用いて、又は、Tetrahedron 62(2006)9589-9602に報告されているとおり、水性酸性条件下で、例えば、水、ジオキサン、又は、ジクロロエタンなどのハロゲン化溶剤などの溶剤の存在下で、酢酸、塩酸又は硫酸を用いて、実施可能である。式XIの化合物(式中、LG2は、クロロ、ブロモ又はヨード、好ましくはブロモであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)は、式Vの化合物から式VIの化合物への転換についてスキーム3に記載されているものと類似の方法により、式Vの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニル基である)から調製可能である。
スキーム6:
【化17】
【0121】
或いは、上記の式Iの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)は、上記の式XVの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)から、カルボニル官能基の選択的還元を介して調製可能である(スキーム7)。
スキーム7:
【化18】
【0122】
この反応は、例えばNaBH4、LiAlH4、パラジウム炭素といった還元剤の存在下、水素の存在下、又は、例えばNaBH4、続いて、トリエチルシランといった2種の還元剤の組合せの存在下で実施可能である。このような反応は、例えば米国特許出願公開第20100160303号明細書に記載されている。上記の式XVの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)は、上記の式XIVの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)から、式Xの化合物の式Iの化合物への転換についてスキーム4に記載されているとおり、加水分解反応、及び、その後の環化反応により調製可能である。式XIVの化合物(式中、Qは上記の式Iで定義されているとおりであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は、式XIIIの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)と、式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)とを、スキーム4に既に記載されているアミド化反応により反応させることにより調製可能である。式XIIIの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は、式Vの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)のベンジル酸化により調製可能である。この反応は、KMNO4、nBu4MnO4、K228などの酸化性試薬の存在下、酸素の存在下において、又は、光化学条件下で、酸素の存在下、及び、20℃~溶剤の沸点の範囲の温度において実施可能である。この反応は、アセトニトリル、酢酸エチル、DMSO、ジクロロエタンなどの不活性溶剤の存在下で実施可能である。このような反応は、例えばSynthesis,2017,49,4007-4016、Synthesis,2006,1757-1759、及び、IOSR Journal of Applied Chemistry,2014,7,16-27といった文献において公知である。
【0123】
或いは、式Iの化合物(式中、Qは上記の式Iにおいて定義されているとおりである)は、式XVIIの化合物(式中、Qは上記の式Iにおいて定義されているとおりであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)の環化反応により調製可能である(スキーム8)。
スキーム8:
【化19】
【0124】
反応は、カリウムtert-ブトキシド、リチウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム及び類似する他のものなどの塩基の存在下、及び、-20℃~溶剤の沸点の範囲の温度、及び、テトラヒドロフラン、ジオキサン、DMFなどの不活性溶剤の存在下で実施可能である。このような反応は、Synlett 2006(4):591-594に報告されている。式XVIIの化合物(式中、Qは上記の式Iにおいて定義されているとおりであり、及び、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は、式XVIの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)と、式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)とを、光延条件下で反応させることにより調製可能である。このような反応は当業者に周知であると共に、とりわけ、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン又はポリマー担持トリフェニルホスフィンなどのホスフィン試薬の存在下、及び、ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレートなどのアゾジカルボキシレート試薬の存在下、及び、0℃~100℃の温度、及びアセトニトリル、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、トルエンなどの不活性溶剤の存在下で実施可能である。このような反応は、例えばSynthesis,1981(1),1-28において報告されている。式XVIの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は、式XIIIの化合物(式中、Rは、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)と還元剤とを反応させることにより調製可能である。反応は、還元試薬、例えば、とりわけ、水素化アルミニウムリチウム(DIBAL-H)、又は、ジボラン、ボランテトラヒドロフランなどのボランなどの金属水素化物を、0℃~150℃の温度、及び、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの不活性溶剤の存在下で用いることにより実施可能である。このような反応は、Tetrahedron Letters,1982,23,2475-2478に報告されている。
【0125】
式XVII-aの化合物
【化20】
(式中、
Qは上記の式Iに定義されているとおりであり、及び、Raは、水素、C1~C6アルキル、ベンジル又はフェニルである)は新規であり、特に、本発明に係る式Iの化合物の調製のために開発され、従って、さらなる本発明の目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式XVII-aの化合物に関しても有効である。好ましくは、Raは水素又はC1~C6アルキルであり;さらにより好ましくは、Raは、水素、メチル又はエチルである。
【0126】
式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)は、式XIXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)のtert-ブチル基の脱保護反応により調製され得る(スキーム9)。
スキーム9:
【化21】
【0127】
この反応は、トリフルオロ酢酸、塩酸又は硫酸及び他のものなどの酸触媒の存在下で実施可能である。式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)は、好適な塩基t-BuOHの存在下、及び、カップリング剤の存在下、任意に、ルイス酸の存在下、及び、不活性溶剤の存在下、50℃~溶剤の沸点の温度における、式XVIIIの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)と、有機アジドとの反応により調製され得る。この反応は、T3Pなどのカップリング剤の存在下で、又は、SOCl2、若しくは、塩化オキサリル、若しくは、式Xの化合物の式Xaの化合物への転換に係るスキーム6に記載されている他のカップリング剤によるカルボン酸の活性化を介して実施可能である。有機アジドの例としては、TMSN3、アジ化ナトリウム又はトシルアジドが挙げられ、及び、好適な溶剤はトルエン、キシレン、THF又はアセトニトリルであり得る。好適なルイス酸の例としては、とりわけ、Zn(OTf)2、Sc(OTf)2、又はCu(OTf)2が挙げられ得る。式XIXの化合物はまた、式XVIIIの化合物と、ジフェニルホスホリルアジドとを、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン及び類似する他のものなどの有機塩基の存在下、並びに、tert-ブタノールの存在下、及び、例えば、とりわけ、ジクロロメタン、ジクロロエタン、又は、テトラヒドロフランなどの環式エーテルなどのハロゲン化溶剤といった不活性溶剤中、及び、50℃~溶剤の沸点の範囲の温度で反応させることにより調製可能である。カルボン酸をアミンに変換するこのような反応は、クルチウス反応の名称で当業者に周知であり、Org.Lett.,2005,7,4107-4110;Journal of Medicinal Chemistry,49(12),3614-3627;2006、J.Am.Chem.Soc.,1972,94(17),pp 6203-6205において報告されている。式IXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)はまた、式XXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)から、ホフマン転位反応により調製され得る。この反応は、例えば水性水酸化ナトリウム若しくは水酸化カリウムなどの金属水酸化物、又は、DBU(1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセ-7-エン)などの有機塩基といった塩基の存在下、及び、塩素、臭素又はN-ブロモ-ハロスクシンイミドなどの求電子性ハロゲン化試薬の存在下、及び、20℃~溶剤の沸点の範囲の温度で実施可能である。このような反応は、ホフマン転位の名称で公知であると共に、例えばChem.Ber.1881,14,2725といった文献において報告されている。式XXの化合物(式中、Qは式Iで定義されているとおりである)は、スキーム4に記載されているカルボン酸活性化剤の存在下における、式XVIIIの化合物と、例えばNH4OH、NH3といったアンモニア、又は、他のアンモニア代替物との反応により調製可能である。
【0128】
式XVIIIの化合物(式中、QはQaであり、ここで、R3、R4、X及びR1は式Iに定義されているとおりである)のサブグループは、式XVIII-aの化合物(スキーム8)として定義可能である。このような式XVIII-aの化合物は、文献において公知であるか、又は、これらは、例えば国際公開第2017/061497号及び国際公開第2018/052136号に記載されているものと同様の方法及び条件を用いて、スキーム8に従って調製可能である。
スキーム8:
【化22】
【0129】
式XVIIIの化合物(式中、QはQbであり、ここで、R5、R6、X及びR1は式Iに定義されているとおりである)のサブグループは、式XVIII-bの化合物(スキーム9a)と定義可能である。このような式XVIII-bの化合物は、文献において公知であるか、又は、これらは、例えば、国際公開第2019162174A1号に記載されているものと同様の方法及び条件を用いて、スキーム9aに従って調製可能である。
スキーム9a:
【化23】
【0130】
或いは、式XVIII-bの化合物(式中、R1、X、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)は、例えば国際公開第2009095253A1号といった文献に記載されているものと同様の方法及び条件を用いてスキーム9bに従うことにより調製可能である。
スキーム9b:
【化24】
【0131】
式IXの化合物(式中、QはQbであり、ここで、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、及び、XはSO2である)のサブグループは、式IX-bの化合物(式中、R1、R5及びR6は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)(スキーム9c)として定義可能である。このような式IX-bの化合物(式中、R1、R5及びR6は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)は、スキーム9cに従って調製可能である。
スキーム9c:
【化25】
【0132】
スキーム9cにおいて、式IX-bの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)は、式XXXXIの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)から、tert-ブトキシカルボニル基の脱保護を介して調製可能である。このような反応は、他の酸触媒、とりわけ、トリフルオロ酢酸、塩酸などの酸触媒の存在下、及び、任意に、とりわけ、ジクロロメタン、トルエン、トリフルオロトルエンなどの溶剤の存在下で実施可能である。式XXXXIの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)は、スキーム1aに記載のものと同様の手法に従うことにより、式XXXXIの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSである)の酸化を介して調製可能である。式XXXXIの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSである)は、任意に、例えば炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムといったアルカリ金属炭酸塩、又は、水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、又は、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、又は、ナトリウム若しくはカリウムtert-ブトキシドなどの好適な塩基の存在下、不活性溶剤中、好ましくは25~120℃の温度における、
式XXXXaの試薬
1-SH(XXXXa)
又はその塩(式中、R1は式Iに定義されているとおりである)による、式XXXIXの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、PG1は、例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイルといったアミノ保護基であり、及び、LG6は脱離基、好ましくはCl、Br又はIである)の置換反応又はクロスカップリング反応により調製可能である。用いられる溶剤の例としては、テトラヒドロフランTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル及び1,4-ジオキサンなどのエーテル、トルエン及びキシレンなどの芳香族炭化水素、アセトニトリルなどのニトリル、又は、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド、N-メチル-2-ピロリドンNMP又はジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶剤が挙げられる。式XXXXaの化合物の塩の例としては、以下の式の化合物
1-S-M(XXXXb)
(式中、R1は上記に定義されているとおりであり、及び、Mは、例えば、ナトリウム又はカリウムである)が挙げられる。式XXXXaの化合物からの式XXXXbの化合物のこのような調製プロセスは、例えば、国際公開第16/091731号に見出すことが可能である。
【0133】
或いは、R1-SH(XXXXa)又はR1-SM(XXXXb)を用いる式XXXIXの化合物から式XXXXIの化合物を形成するこの反応は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などのパラジウム触媒の存在下、キサントホスなどのホスフィンリガンドの存在下、N,N-ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下、及び、例えばキシレンといった不活性溶剤の存在下、100~160℃、好ましくは140℃の温度で、Tetrahedron 2005,61,5253-5259に記載されているとおり実施可能である。式XXXXIの化合物への式XXXIXの化合物の転換の最中、アミノ保護基PG1は、上記の反応条件下で開裂されるか、又は、その後に、当業者に周知である好適な試薬を用いて開裂可能であり、例えばアセチル保護基は、他の塩基、とりわけ、NaOH、KOH、Cs2CO3、K2CO3を用いる塩基性条件下で開裂可能である。
【0134】
式XXXIXの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、PG1は、例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイルといったアミノ保護基であり、並びに、LG6は脱離基、好ましくはCl、Br又はIである)は、任意に、とりわけ、トリエチルアミン、4-ジメチルアミノピリジン塩基の存在下、及び、とりわけ、ジクロロメタン、アセトニトリル、トルエン、テトラヒドロフランなどの溶剤の存在下における、式XXXVIIIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、PG1は、例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイルといったアミノ保護基であり、並びに、LG6は脱離基、好ましくはCl、Br又はIである)及びジ-tert-ブチルデカルボネート(di-tert-butyl decarbonate)の反応により調製可能である。式XXXVIIIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、PG1は、例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイルといったアミノ保護基であり、並びに、LG6は脱離基、好ましくはCl、Br又はIである)は、式XXXVIIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、並びに、PG1は、例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイルといったアミノ保護基である)と、とりわけ、N-クロロスクシンイミド、N-ブロモスクシンイミド、N-ヨードスクシンイミドなどの好適なハロゲン化試薬とを、とりわけ、ジクロロメタン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、DMFなどの溶剤の存在下において反応させることにより調製可能である。このような反応は当業者に周知である。式XXXVIIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、並びに、PG1は、例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイルといったアミノ保護基である)は、式XXXVIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)と、好適なアミノ保護基試薬とを、例えば、ピリジンの存在下で塩化アセチルを用いて反応させることにより調製可能である。
【0135】
式XXXVIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)は、式XXXIVの化合物と、とりわけ、ヒドロキシルアミン-O-スルホン酸、O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミンなどのアミノ化試薬との、式XXXVの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)を形成するN-アミノ化反応、これに続く、とりわけ、水素化ナトリウム、KOH、NaOH、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの塩基の存在下、及び、とりわけ、ジクロロメタン、ジクロロエタン、メタノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどの溶剤の存在下における式XXXVの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)の分子内環化を含む、2ステップで式XXXIVの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)から調製可能である。このような2ステップ反応は、例えばTetrahedron Letters(2014),55(43),5963-5966に記載されているとおり、文献に報告されている。
【0136】
式XXXIVの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりである)は、金属触媒の存在下におけるアセトニトリルアニオン均等物との反応で、式XXXIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、並びに、LG5は、ハロゲン(又は、トリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)から調製可能である。多様なアセトニトリルアニオン均等物をこのような反応において用いることが可能である。その例は、Mitiga ef.al.(Chem.Lett.1984,15 11)に記載されているとおり、スティル反応条件下で式(XXXI)の化合物とカップリング可能であるトリ-nブチルスタンニルアセトニトリル、又は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、キサントホスPd G3([(4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネート)などのパラジウム触媒、及び、例えばキサントホス又はP(i-Bu)3といったリガンド、例えばZnF2といったフッ化物源の存在下、DMFなどの双極性非プロトン性溶剤中、80~120℃の温度における、トリメチルシリルアセトニトリルである。このような反応は、文献において充分な先例がある(例えばHartwig ef. al.を参照のこと(J.Am.Chem.Soc.2002,124,9330、及び、J.Am.Chem.Soc.2005,727,15824))(スキーム9c)。シアノ酢酸カリウム又はシアノ酢酸ナトリウムなどの金属シアノ酢酸塩もまた、アセトニトリルアニオン均等物として使用可能であり、及び、とりわけ、[Pd2(dba)3](トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))、[Pd(アリル)Cl]2(アリルパラジウム(II)クロリドダイマーなどのパラジウム触媒の存在下、とりわけ、SPhos、キサントホス又はP(i-Bu)3又はP(tert-ブチル)3などのリガンドの存在下でカップリング反応を生じさせる。このような反応は、文献において公知であり、例えばAngew.Chem.Int.Ed.2011,50,4470-4474に記載されている。
【0137】
式XXXIの化合物から式XXXIVの化合物を調製するさらに他の方法を以下に示す(スキーム9c-1)。
スキーム9c-1:
【化26】
【0138】
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウム又は水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド又はエトキシド、カリウムtert-ブトキシドなどの塩基の存在下、任意に、パラジウム(例えばPd(PPh32Cl2を含む)又は銅(例えばCuIを含む)触媒下、例えばトルエン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、Ν,Ν-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド、N-メチル-2-ピロリドンNMP又はジメチルスルホキシドDMSOなどの適切な溶剤中、任意に、例えばテトラブチルアンモニウムブロミド又はトリエチルベンジル塩化アンモニウムTEBACなどの相間移動触媒PTCの存在下、室温~180℃の温度における、式XXXIの化合物(式中、R5及びR6は、式Iに定義されているとおりであり、並びに、LG5は、ハロゲン(又は、トリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)と、式XXXIIの試薬(式中、RはC1~C6アルキルである)との反応は、式XXXIIIの化合物(式中、R5及びR6上記の式Iに記載されているとおりであり、並びに、RはC1~C6アルキルである)をもたらし得る。同様の化学が、例えばSynthesis 2010,No.19,3332-3338に記載されている。
【0139】
式XXXIVの化合物(式中、R5及びR6は、上記の式Iに記載されているとおりである)は、当業者に公知である条件下(例えば以下のものなどの条件を使用:メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン又はジオキサン中の水性水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウム、室温又は還流以下の条件;これに続く、標準的な水性酸条件下、又は、例えば、HCl若しくはパラトルエンスルホン酸の存在下における酸性条件下での反応混合物の酸性化
)における、式XXXIIIの化合物(式中、R5及びR6上記の式Iに記載されているとおりであり、並びに、RはC1~C6アルキルである)の鹸化/脱カルボキシル化により調製され得る。或いは、Ν,Ν-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド、N-メチル-2-ピロリドン又はジメチルスルホキシドDMSOなどの溶剤中、任意に、追加の水の存在下における、例えば塩化リチウム又は塩化ナトリウム由来の好ましくは塩素アニオンといったハロゲン化物アニオンによる式XXXIIIの化合物の処理でも、式XXXIVの化合物を生成し得る。このような変換(クラプコO-脱アルキル化/脱カルボキシル化)に係る反応温度は、20℃~反応混合物の沸点の範囲であることが好ましく、又は、この反応は、マイクロ波の照射下で実施され得る。同様の化学が、例えばSynthesis 2010,No.19,3332-3338に記載されている。
【0140】
或いは、式IX-bの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)は、スキーム9dに従って調製可能である。スキーム9dにおいて、式IX-bの化合物(式中、R5、R6及びR1は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO2である)は、式XXXXIIIの化合物(式中、R5及びR6は式Iに定義されているとおりである)から、式IX-bの化合物への式XXXVIIの化合物の転換についてスキーム9cにおいて記載されているものと同様の手法に従って調製可能である。
スキーム9d:
【化27】
【0141】
式XXXXIIIの化合物(式中、R5及びR6は式Iに定義されているとおりである)は、式XXXXIIの化合物を形成するヒドロキシルアミンとの反応、式XXXXIIaの化合物を形成するアセチル化反応、式XXXXIIbの化合物を形成する塩基触媒オキサジアゾール合成、及び、最後に、式XXXXIIIの化合物への分子内環化/転位を含む4ステップ法を介して、式XXXIVの化合物(式中、R5及びR6は式Iに定義されているとおりである)から調製可能である。このような反応は、例えば国際公開第2012146657号、国際公開第2012146659号、又は、Tetrahedron Letters(2017),58(3),202-205に記載されている文献に報告されている。式XXXIVの化合物は、式XXXIの化合物からスキーム9cに記載されているとおり調製可能である。
【0142】
式IXの化合物(式中、QはQcであり、ここで、R7、R8、X、R1、A、A1及びA2は式Iに定義されているとおりである)のサブグループは、式IX-cの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A、A1及びA2は、式Iに定義されているとおりである)と定義可能である。式IX-cの化合物は、式XVIIIの化合物(式中、QはQcであり、ここで、R7、R8、X、R1、A、A1及びA2は式Iに定義されているとおりである)のサブグループである式XVIII-cの化合物から、スキーム9に従って調製可能である。式XVIII-cの化合物は、文献において公知であるか、又は、これらは、例えば、国際公開第2016/142326A1号及び国際公開第2016091731A1号に記載されているものと同様の方法に従って調製可能である。
【化28】
【0143】
式IXの化合物(式中、QはQcであり、ここで、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに定義されているとおりであり、並びに、AはNである)のサブグループは、式IX-c-1の化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりである)と定義可能である。式IX-c-1の化合物は、スキーム9eに従って調製可能である。
スキーム9e:
【化29】
【0144】
式IX-c-1の化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりである)は、任意に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウム又はカリウムtert-ブトキシドなどの塩基の存在下、及び、任意に、金属触媒、例えばヨウ化銅(I)、銅粉末、硫酸銅といった銅触媒の存在下、及び、任意に、例えばジアミンリガンド(例えばN,N’-ジメチルエチレンジアミン又はトランス-シクロヘキシルジアミン)若しくはジベンジリデンアセトン(dba)若しくは1,10-フェナントロリンといったリガンドの存在下、30~180℃の温度、任意にマイクロ波の照射下、密閉条件、又は、例えば酢酸パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(Pd(dba)2)若しくはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3、任意にクロロホルム付加物の形態)、若しくは、例えばtert-BuBrettPhosPd G3[(2-ジ-tert-ブチルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネート若しくはBrettPhos Pd G3[(2-ジ-シクロヘキシルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネートといったパラジウムプレ触媒といったパラジウム触媒、及び、任意に、例えばSPhos、t-BuBrettPhos又はキサントホスといったリガンドの存在下、60~120℃の温度、任意にマイクロ波の照射下において、式XXXXIXの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりであり、及び、ここで、LG8は、ハロゲン、好ましくは、ブロモ又はクロロである)と、アンモニア、水性アンモニア又はアンモニア代替物、例えばNH4OH(又は、tert-ブチルカルバメートのような保護されたアンモニアを用い、次いで、生成物の形成後にこれを脱保護することにより)とを反応させることにより調製可能である。上記の反応は、トルエン、ジメチルホルムアミドDMF、N-メチルピロリジンNMP、ジメチルスルホキシドDMSO、ジオキサン、テトラヒドロフランTHFなどの溶剤の存在下に実施し得、例えばTetrahedron(1987),43(21),4931-46、Organic Letters(2013),15(14),3734-3737、Organic Letters(2015),17(23),5934-5937、及び、国際公開第2004035549A1号といった文献に記載されている。
【0145】
式XXXXIXの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりであり、並びに、ここで、LG3はハロゲン、好ましくは、ブロモ又はクロロである)は、式XXXXVIIIの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりである)と、POCl3、POBr3又はトリクロロアセトニトリルなどのハロゲン化試薬とを、ヘテロアリールN-オキシドをハロ官能基化誘導体に変換可能である他のハロゲン化試薬、とりわけ、トリフェニルホスフィンの存在下で反応させることにより調製可能である。このような反応は文献において周知であり、例えばTetrahedron Letters(2014),55(51),7130-7132、Tetrahedron(2005),61(38),9042-9051、及び、European Journal of Organic Chemistry(2016),2016(8),1606-1611において記載されている。式XXXXVIIIの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりである)は、式XXXXVIIの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりである)と、他の酸化試薬、とりわけ、尿素-H22、m-CPBAなどの酸化試薬とを、とりわけ、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどの溶剤の存在下で反応させることにより調製可能である。このような反応は文献において周知であり、例えばOrganic Letters(2018),20(8),2346-2350、Dalton Transactions(2014),43(21),8054-8061、及び、Chemische Berichte(1992),125(8),1965-6において記載されている。式XXXXVIIの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりである)は、式XXXXVIの化合物(式中、R7、R8、X、R1、A1及びA2は式Iに記載されているとおりであり、並びに、ここで、LG7は、ハロゲン(又は、トリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)から、式XXXXIの化合物への式XXXIXの化合物の転換に係るスキーム9cに記載の手法に従って調製可能である。
【0146】
式Iの化合物(式中、QはQaであり、並びに、R1、X、R3及びR4は、上記の式Iに定義されているとおりである)は、式I-aの化合物と定義可能である。このような式I-aの化合物は、スキーム10に従って調製可能である。
スキーム10:
【化30】
【0147】
スキーム10における特定の状況において、R3が-N(R9)C(=O)R10(式中、R9及びR10は式Iに定義されているとおりである)である場合、式I-aの化合物(式中、R1、R3及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO又はSO2である)は、式XXXXXa-1の化合物(式中、R1及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、XはSO又はSO2であり、並びに、Xbは、例えば、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは、塩素又は臭素)といった脱離基であり、又は、トリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)から、HN(R9)C(=O)R10(式中、R9及びR10は式Iに定義されているとおりである)への試薬R3-H(XXXXXIa)均等物を伴う反応(C-N結合形成)により調製され得る。このような反応は、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下、トルエン、ジメチルホルムアミドDMF、N-メチルピロリジンNMP、ジメチルスルホキシドDMSO、ジオキサン、テトラヒドロフランTHF等などの不活性溶剤中、任意に、例えば酢酸パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(Pd(dba)2)若しくはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3、任意に、クロロホルム付加物の形態)、又は、例えばtert-BuBrettPhosPd G3[(2-ジ-tert-ブチルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネート若しくはBrettPhos Pd G3[(2-ジ-シクロヘキシルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネートなどのパラジウムプレ触媒といった触媒の存在下、及び、任意に、例えばSPhos、t-BuBrettPhos又はキサントホスといったリガンドの存在下、60~120℃の温度、任意にマイクロ波の照射下において行われる。
【0148】
スキーム10における特定の状況において、R3が-N(R910)(式中、R9及びR10は式Iに定義されているとおりである)である場合、式I-aの化合物(式中、R1、R3及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO又はSO2である)は、式XXXXXa-1の化合物(式中、R1及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、XはSO又はSO2であり、並びに、Xbは、例えば、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは、塩素又は臭素)といった脱離基であり、又は、トリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)から、HN(R910)又はその塩(ハロゲン化水素酸塩、好ましくは塩酸塩若しくは臭化水素酸塩塩、又は、トリフルオロ酢酸塩、又は、いずれかの他の均等物塩など)(式中、R9及びR10は式Iに定義されているとおりである)への試薬R3-H(XXXXXIa)均等物を伴う反応(C-N結合形成)により調製され得る。このような反応は通例、アルコール、アミド、エステル、エーテル、ニトリル及び水などの不活性溶剤中、特に好ましいくは、メタノール、エタノール、2,2,2-トリフルオロエタノール、プロパノール、イソプロパノール、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エチル、トルエン、水又はこれらの混合物中、0~150℃の温度、任意にマイクロ波の照射下、又は、オートクレーブを用いる加圧条件下、任意に、銅粉末、ヨウ化銅(I)若しくは硫酸銅(任意に、水和物の形態)又はこれらの混合物などの銅触媒の存在下、任意に、例えばジアミンリガンド(例えばN,N’-ジメチルエチレンジアミン又はトランス-シクロヘキシルジアミン)又はジベンジリデンアセトン(dba)又は1,10-フェナントロリンといったリガンドの存在下、及び、任意に、リン酸カリウムなどの塩基の存在下で行われる。
【0149】
試薬HN(R910)又はHN(R9)COR10(式中、R9及びR10は式Iに定義されているとおりである)は、公知であるか、市販されているか、又は、当業者に公知の方法により調製され得る。
【0150】
或いは、式I-aの化合物(式中、R1、R3及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、XはSO若しくはSO2である)は、例えば、式XXXXXa-1の化合物(式中、R1及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、XはSO又はSO2であり、並びに、Xbは、例えば、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは、塩素又は臭素)といった脱離基であり、又は、トリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)と式(XXXXXI)の化合物(式中、R3は式Iに定義されているとおりであり、及び、Yb1は、例えばB(OH)2又はB(ORb12(ここで、Rb1は、C1~C4アルキル基であることが可能であり、又は、2つの基ORb1が、ホウ素原子と一緒になって、5員環(例えばボロン酸ピナコールエステル)を形成していることが可能である)などのホウ素由来官能基であることが可能である)とを反応させるステップを含むスズキ反応によって調製され得る。この反応は、炭酸ナトリウム、リン酸三カリウム又はフッ化セシウムのような塩基の存在下、例えばジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチル-ホルムアミド、1,2-ジメトキシエタンと水との混合物若しくはジオキサン/水の混合物若しくはトルエン/水の混合物といった溶剤又は溶剤混合物、好ましくは、不活性雰囲気下で、例えばテトラキス(トリフェニル-ホスフィン)パラジウム(0)、(1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロ-パラジウム-ジクロロメタン(1:1錯体)又はクロロ(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)(XPhosパラダサイクル)といったパラジウム系触媒により触媒され得る。反応温度は、好ましくは、室温~反応混合物の沸点の範囲であることが可能であり、又は、この反応は、マイクロ波の照射下で実施され得る。このようなスズキ反応は当業者に周知であり、例えば、J.Organomet.Chem.576,1999,147-168においてレビューされている。
【0151】
好適な酸化剤による、式XXXXXa-1の化合物(式中、XはSO又はSO2である)への式XXXXXa-1の化合物(式中、R1及びR4は式Iに定義されているとおりであり、並びに、ここで、XはSであり、並びに、Xbは、例えば、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは、塩素又は臭素)といった脱離基であり、又は、トリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の酸化は、スキーム1aにおいて上記に既述の条件下で達成され得る。
【0152】
多数の式(XXXXXI)及び(XXXXXIa)の化合物が市販されているか、又は、当業者により調製可能である。
【0153】
或いは、式Iの化合物(式中、XはSO又はSO2である)は、ステップの順番を変更すること(すなわち、鈴木又はC-N結合形成を介したXXXXXa-1(XはSである)からI-a(XはSである)のシーケンスを実行し、これに続いて、I-a(XはSO又はSO2である)を形成する酸化ステップを実行すること)により上記のものと同一の化学を伴って、式XXXXXa-1の化合物(式中、XはSである(スルフィド))から調製され得る。
【0154】
或いは、式I-aの化合物(式中、R1、X、R3及びR4は、上記の式Iに定義されているとおりである)は、スキーム11に従って調製され得る。
スキーム11:
【化31】
【0155】
式XXXXXa-1の化合物から式I-aの化合物をもたらすスキーム10において既述の化学は、式XXXXXa-2の化合物(式中、既述のすべての置換基の定義は有効なままである)からの式I-aの化合物の調製に係るもの(スキーム11)と同様に適用可能である。
【0156】
式Iの化合物(式中、QはQbであり、並びに、R1、X、R5及びR6は、上記の式Iに定義されているとおりである)は、式I-aaの化合物と定義可能である。このような式I-aaの化合物は、スキーム12及び13に従って調製可能である。式I-aの化合物の調製についてスキーム10及びスキーム11に記載の化学は、スキーム12及びスキーム13における式I-aaの化合物の調製と同様に適用可能である。
スキーム12:
【化32】
スキーム13:
【化33】
【0157】
式Iの化合物(式中、QはQcであり、並びに、R1、X、A、A1、A2、R7及びR8は、上記の式Iに定義されているとおりである)は、式I-aaaの化合物と定義可能である。このような式I-aaaの化合物は、スキーム14及び15に従って調製可能である。式I-aの化合物の調製についてスキーム10及びスキーム11に記載の化学は、スキーム14及びスキーム15における式I-aaaの化合物の調製と同様に適用可能である。
スキーム14:
【化34】
スキーム15:
【化35】
【0158】
手法又は反応条件に応じて、反応体は塩基の存在下で反応に供することが可能である。好適な塩基の例は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属アミド、アルカリ金属又はアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属又はアルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属ジアルキルアミド又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属アルキルシリルアミド、アルキルアミド、アルキレンジアミド、遊離又はN-アルキル化飽和又は不飽和シクロアルキルアミン、塩基性複素環、水酸化アンモニウム及び炭素環式アミンである。挙げられる例は、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水素化カリウム、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、水素化カルシウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、N-シクロヘキシル-N,N-ジメチルアミン、N,N-ジエチルアニリン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、キヌクリジン、N-メチルモルホリン、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム及び1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)である。
【0159】
反応剤は、そのままで、すなわち溶媒又は希釈剤を加えずに互いに反応され得る。しかしながら、ほとんどの場合、不活性溶媒又は希釈剤又はこれらの混合物を加えることが有利である。反応が塩基の存在下で行われる場合、トリエチルアミン、ピリジン、N-メチルモルホリン又はN,N-ジエチルアニリンなどの過剰に用いられる塩基は、溶媒又は希釈剤としても働き得る。
【0160】
反応は、約-80℃~約+140℃、好ましくは約-30℃~約+100℃の温度範囲、多くの場合、室温から約+80℃の範囲で行われるのが有利である。
【0161】
従来の方法で、本発明に係る他の置換基によって式Iの出発化合物の1つ以上の置換基を置換することによって、並びに、酸化、アルキル化、還元、アシル化などの反応及び当業者に公知である他の方法による化合物の後変性によって、式Iの化合物はそれ自体公知である方法で他の式Iの化合物に転換可能である。
【0162】
それぞれ好適な反応条件及び出発材料の選択に応じて、例えば1つの反応工程において、1つの置換基を本発明に係る別の置換基で単に置換することが可能であるか、又は複数の置換基は、同じ反応工程において、本発明に係る他の置換基で置換され得る。
【0163】
式Iの化合物の塩は、それ自体公知の方法で調製され得る。従って、例えば、式Iの化合物の酸付加塩は、好適な酸又は好適なイオン交換試薬による処理によって得られ、塩基による塩は、好適な塩基又は好適なイオン交換試薬による処理によって得られる。
【0164】
式Iの化合物の塩は、例えば、好適な塩基性化合物又は好適なイオン交換試薬による処理によって遊離化合物Iの酸付加塩に、及び例えば好適な酸又は好適なイオン交換試薬による処理によって塩基による塩に慣例的な方法で転化され得る。
【0165】
式Iの化合物の塩は、例えば、塩化銀を形成する無機塩が不溶性であり、従って反応混合物から沈殿する好適な溶媒中において、例えば塩酸塩などの無機酸塩を酸のナトリウム塩、バリウム塩又は銀塩などの好適な金属塩、例えば酢酸銀で処理することにより、式Iの化合物の他の塩、酸付加塩、例えば他の酸付加塩にそれ自体公知の方法で転化され得る。
【0166】
手順又は反応条件に応じて、塩形成特性を有する式Iの化合物が、遊離形態又は塩の形態で得られる。
【0167】
式Iの化合物及び必要に応じてその互変異性体は、それぞれ遊離形態若しくは塩形態において、分子中に現れる不斉炭素原子の数、絶対及び相対配置に応じて、及び/又は分子中に現れる非芳香族二重結合の配置に応じて、例えば対掌体及び/若しくはジアステレオマーなどの純粋な異性体の形態において、或いは鏡像異性体混合物、例えばラセミ体、ジアステレオマー混合物又はラセミ体混合物などの異性体混合物として、可能な異性体の1つの形態で又はこれらの混合物として存在することができ;本発明は、純粋な異性体に関し、可能なすべての異性体混合物にも関し、立体化学の詳細がそれぞれ特に記載されていない場合でも、上記及び下記においてこの意味でそれぞれ理解されるべきである。
【0168】
式Iの化合物のジアステレオマー混合物又はラセミ混合物は、いずれの出発材料及び手順が選択されたかに応じて得られる遊離形態又は塩形態において、例えば分別結晶化、蒸留及び/又はクロマトグラフィーにより、成分の物理化学的差異に基づいて純粋なジアステレオマー又はラセミ体に公知の方法で分離され得る。
【0169】
同様の方法で得られるラセミ体などの鏡像異性体混合物は、公知の方法により、例えば光学活性溶媒からの再結晶化により、キラル吸着剤におけるクロマトグラフィー、例えば好適な微生物を用いたアセチルセルロースにおける高速液体クロマトグラフィ(HPLC)により、例えば1つのみの鏡像異性体が複合されるキラルクラウンエーテルを用いた、包接化合物の形成を介した特定の固定化酵素による開裂により、又はジアステレオマー塩への転化により、例えば塩基性最終生成物ラセミ体をカルボン酸、例えばショウノウ酸、酒石酸又はリンゴ酸又はスルホン酸、例えばカンファースルホン酸などの光学活性酸と反応させ、このように得られるジアステレオマー混合物を例えば異なる溶解度に基づく分別結晶によって分離して、好適な物質、例えば塩基性物質の作用により、所望の鏡像異性体がそれから放出され得るジアステレオマーを得ることにより、光学対掌体に分解され得る。
【0170】
純粋なジアステレオマー又は鏡像異性体は、本発明に従い、好適な異性体混合物を分離することによるだけでなく、ジアステレオ選択的又はエナンチオ選択的合成の一般に知られている方法、例えば立体化学特性を有する出発材料を用いて、本発明に係る方法を行うことによっても得られる。
【0171】
N-オキシドは、酸無水物、例えば無水トリフルオロ酢酸の存在下で式Iの化合物を好適な酸化剤、例えばH22/尿素付加物と反応させることによって調製され得る。このような酸化は、例えば、J.Med.Chem.,32(12),2561-73,1989又は国際公開第2000/15615号といった文献から公知である。
【0172】
個々の成分が異なる生物学的活性を有する場合、それぞれ生物学的により有効な異性体、例えば鏡像異性体又はジアステレオマー又は異性体混合物、例えば鏡像異性体混合物又はジアステレオマー混合物を単離又は合成することが有利である。
【0173】
式Iの化合物及び必要に応じてその互変異性体は、それぞれ遊離形態又は塩形態において、必要に応じて水和物の形態において得ることもでき、及び/又は他の溶媒、例えば固体形態で存在する化合物の結晶化に使用され得た溶媒を含む。
【0174】
以下の表A-1~A-3、B-1~B-3、C-1~C-3、D-1~D-3、E-1~E-3及びF-1~F-3に係る式Iの化合物は、上記の方法に従って調製可能である。以下に続く実施例は、本発明を例示すると共に、式Ia-Qa~Ib-Qcの化合物形態の好ましい式Iの化合物を示すことを意図している。
【0175】
以下の表は、本発明の特定の化合物を示す。
【0176】
以下の表A-1~A-3は本発明の特定の化合物を示す。
【0177】
【化36】
表A-1は、式Ia-Qaの14種の化合物A-1.001~A-1.014を提供するものであり、ここで、XはSであり、R1はエチルであり、及び、R3は表Mに定義されているとおりである。
【0178】
【表1】
【0179】
表A-2は、式Ia-Qaの14種の化合物A-2.001~A-2.014を提供するものであり、ここで、XはSOであり、R1はエチルであり、及び、R3は表Mに定義されているとおりである。
【0180】
表A-3は、式Ia-Qaの14種の化合物A-3.001~A-3.014を提供するものであり、ここで、XはSO2であり、R1はエチルであり、及び、R3は表Mに定義されているとおりである。
【0181】
以下の表B-1~B-3は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
【0182】
【化37】
表B-1は、式Ib-Qaの14種の化合物B-1.001~B-1.014を提供するものであり、ここで、XはSであり、R1はエチルであり、及び、R4は表Nに定義されているとおりである。
【0183】
【表2】
【0184】
表B-2は、式Ib-Qaの14種の化合物B-2.001~B-2.014を提供するものであり、ここで、XはSOであり、R1はエチルであり、及び、R4は表Nに定義されているとおりである。
【0185】
表B-3は、式Ib-Qaの14種の化合物B-3.001~B-3.014を提供するものであり、ここで、XはSO2であり、R1はエチルであり、及び、R4は表Nに定義されているとおりである。
【0186】
以下の表C-1~C-3は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
【0187】
【化38】
表C-1は、式Ia-Qbの14種の化合物C-1.001~C-1.014を提供するものであり、ここで、XはSであり、R1はエチルであり、及び、R5は表Oに定義されているとおりである。
【0188】
【表3】
【0189】
表C-2は、式Ia-Qbの18種の化合物C-2.001~C-2.018を提供するものであり、ここで、XはSOであり、R1はエチルであり、及び、R5は表Oに定義されているとおりである。
【0190】
表C-3は、式Ia-Qbの18種の化合物C-3.001~C-3.018を提供するものであり、ここで、XはSO2であり、R1はエチルであり、及び、R5は表Oに定義されているとおりである。
【0191】
以下の表D-1~D-3は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
【0192】
【化39】
表D-1は、式Ib-Qbの14種の化合物D-1.001~D-1.014を提供するものであり、ここで、XはSであり、R1はエチルであり、及び、R6は表P1に定義されているとおりである。
【0193】
【表4】
【0194】
表D-2は、式Ib-Qbの18種の化合物D-2.001~D-2.018を提供するものであり、ここで、XはSOであり、R1はエチルであり、及び、R6は表P1に定義されているとおりである。
【0195】
表D-3は、式Ib-Qbの18種の化合物D-3.001~D-3.018を提供するものであり、ここで、XはSO2であり、R1はエチルであり、及び、R6は表P1に定義されているとおりである。
【0196】
以下の表E-1~E-3は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
【0197】
【化40】
表E-1は、式Ia-Qcの14種の化合物E-1.001~E-1.014を提供するものであり、ここで、XはSであり、R1はエチルであり、及び、R7は表Qに定義されているとおりである。
【0198】
【表5】
【0199】
表E-2は、式Ia-Qcの14種の化合物E-2.001~E-2.014を提供するものであり、ここで、XはSOであり、R1はエチルであり、及び、R7は表Qに定義されているとおりである。
【0200】
表E-3は、式Ia-Qcの14種の化合物E-3.001~E-3.014を提供するものであり、ここで、XはSO2であり、R1はエチルであり、及び、R7は表Qに定義されているとおりである。
【0201】
以下の表F-1~F-3は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
【0202】
【化41】
表F-1は、式Ib-Qcの14種の化合物F-1.001~F-1.014を提供するものであり、ここで、XはSであり、R1はエチルであり、及び、R8は表Rに定義されているとおりである。
【0203】
【表6】
【0204】
表F-2は、式Ib-Qcの14種の化合物F-2.001~F-2.014を提供するものであり、ここで、XはSOであり、R1はエチルであり、及び、R8は表Rに定義されているとおりである。
【0205】
表F-3は、式Ib-Qcの14種の化合物F-3.001~F-3.014を提供するものであり、ここで、XはSO2であり、R1はエチルであり、及び、R8は表Rに定義されているとおりである。
【0206】
本発明に係る式Iの化合物は、低い施用量でも有害生物防除の分野で予防的に及び/又は治療的に有益な有効成分であり、これは、非常に好ましい殺生物スペクトルを有し、温血動物種、魚類及び植物によって良好な耐容性を示される。本発明に係る有効成分は、昆虫又はダニ目(Acarina)の代表例などの通常の感受性の動物有害生物だけでなく、耐性がある動物有害生物のすべて又は個々の発育段階に対しても作用する。本発明に係る有効成分の殺虫性又は殺ダニ性活性は、直接的に顕在化(すなわち、直ぐに、又は、例えば脱皮中といった一定時間の経過後のみに生じる有害生物の殺処分)されるか、又は、間接的に顕在化(例えば、産卵量及び/又は孵化率の低減、少なくとも50~60%の殺処分割合(死亡率)に相当する良好な活性)されることが可能である。
【0207】
上記の動物有害生物の例は以下のとおりである:
ダニ目(Acarina)から、例えば、
アカリツス属(Acalitus spp)、アカルス属(Aculus spp)、アカリカルス属(Acaricalus spp)、アセリア属(Aceria spp)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ナガヒメダニ属(Argas spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、ブレビパルパス属(Brevipalpus spp.)、ブリオビア属(Bryobia spp)、カリピトリメルス属(Calipitrimerus spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス属(Dermatophagoides spp)、エオテトラニカス属(Eotetranychus spp)、エリオフィエス属(Eriophyes spp.)、ヘミタルソネムス属(Hemitarsonemus spp)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、オリゴニクス属(Olygonychus spp)、カズキダニ属(Ornithodoros spp.)、ポリファゴタルソネ・ラタス(Polyphagotarsone latus)、パノニクス属(Panonychus spp.)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、フィトネムス属(Phytonemus spp)、ポリファゴタロソネムス属(Polyphagotarsonemus spp)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属(Sarcoptes spp.)、ステネオタルソネムス属(Steneotarsonemus spp)、ホコリダニ属(Tarsonemus spp.)及びテトラニクス属(Tetranychus spp.);
シラミ目(Anoplura)から、例えば、
ブタジラミ属(Haematopinus spp.)、リノグナツス属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)及びフィロキセラ属(Phylloxera spp.);
鞘翅目(Coleoptera)から、例えば、
アグリオテス属(Agriotes spp.)、アンフィマロン・マジャレ(Amphimallon majale)、セマダラコガネ(Anomala orientalis)、アントノムス属(Anthonomus spp.)、マグソコガネ属(Aphodius spp)、アスチラス・アトロマクラタス(Astylus atromaculatus)、アテニウス属(Ataenius spp)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、セロトマ属(Cerotoma spp)、コノデルス属(Conoderus spp)、コスモポリテス属(Cosmopolites spp.)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)、クルクリオ属(Curculio spp.)、シクロセファラ属(Cyclocephala spp)、デルメステス属(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属(Diabrotica spp.)、アブデルスツノカブトムシ(Diloboderus abderus)、エピラクナ属(Epilachna spp.)、エレムヌス属(Eremnus spp.)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、コーヒーノミキクイムシ(Hypothenemus hampei)、ラグリア・フイロサ(Lagria vilosa)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemLineata)、リッソルホプトルス属(Lissorhoptrus spp.)、リオゲニス属(Liogenys spp)、マエコラスピス属(Maecolaspis spp)、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)、メガセリス属(Megascelis spp)、メリゲテス・アエネウス(Melighetes aeneus)、メロロンタ属(Melolontha spp.)、マイオクロウス・アルマツス(Myochrous armatus)、オリカエフィルス属(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス属(Otiorhynchus spp.)、フィロファガ属(Phyllophaga spp)、フリクチヌス属(Phlyctinus spp.)、ポピリア属(Popillia spp.)、プシリオデス属(Psylliodes spp.)、リソマツス・アウブチリス(Rhyssomatus aubtilis)、リゾペルタ属(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科(Scarabeidae)、シトフィルス属(Sitophilus spp.)、シトトルガ属(Sitotroga spp.)、ソマチカス属(Somaticus spp)、スフェノフォラス属(Sphenophorus spp)、ステルネクススブ・シグナツス(Sternechus subsignatus)、ゴミムシダマシ属(Tenebrio spp.)、トリボリウム属(Tribolium spp.)及びトロゴデルマ属(Trogoderma spp.);
双翅目(Diptera)から、例えば、
ヤブカ属(Aedes spp.)、ハマダラカ属(Anopheles spp)、アンテリゴナ・ソカタ(Antherigona soccata)、オリーブミバエ(Bactrocea oleae)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、ブラジシア属(Bradysia spp)、クロバエ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス属(Ceratitis spp.)、オビキンバエ属(Chrysomyia spp.)、イエカ属(Culex spp.)、クテレブラ属(Cuterebra spp.)、ダクス属(Dacus spp.)、デリア属(Delia spp)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ガストロフィラス属(Gastrophilus spp.)、ゲオミザ・トリプンクタタ(Geomyza tripunctata)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、ヒフバエ属(Hypoderma spp.)、ヒッポボスカ属(Hyppobosca spp.)、リリオミザ属(Liriomyza spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、メラナグロミザ属(Melanagromyza spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、オルセオリア属(Orseolia spp.)、キモグリバエ(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、ホルビア属(Phorbia spp.)、ラゴレチス属(Rhagoletis spp)、リベリア・クアドリファシアタ(Rivelia quadrifasciata)、スカテラ属(Scatella spp)、キノコバエ属(Sciara spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、タニア属(Tannia spp.)及びガガンボ属(Tipula spp.);
半翅目(Hemiptera)から、例えば、
アカントコリス・スカブラトル(Acanthocoris scabrator)、アクロステルナム属(Acrosternum spp)、ウススジカスミカメムシ(Adelphocoris lineolatus)、アンブリペルタ・ニチダ(Amblypelta nitida)、バチコエリア・タラシナ(Bathycoelia thalassina)、ブリサス属(Blissus spp)、トコジラミ属(Cimex spp.)、クラビグララ・トメントシコリス(Clavigralla tomentosicollis)、クレオンチアデス属(Creontiades spp)、ジスタンチエラ・テオブロマ(Distantiella theobroma)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジスデルクス属(Dysdercus spp.)、エデッサ属(Edessa spp)、ユーキスツス属(Euschistus spp.)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、エウリガステル属(Eurygaster spp.)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属(Leptocorisa spp.)、メクラカメムシ属(Lygus spp)、マルガロデス属(Margarodes spp)、ムルガンチア・ヒストリオニク(Murgantia histrionic)、ネオメガロトムス属(Neomegalotomus spp)、タバコカスミカメムシ(Nesidiocoris tenuis)、ネザラ属(Nezara spp.)、ニシウス・シムランス(Nysius simulans)、オエバルス・インスラリス(Oebalus insularis)、ピエスマ属(Piesma spp.)、ピエゾドルス属(Piezodorus spp)、ロドニウス属(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノファラ属(Scotinophara spp.)、チアンタ属(Thyanta spp)、サシガメ属(Triatoma spp.)、ヴァチガ・イルデンス(Vatiga illudens);
アシルトシウム・ピスム(Acyrthosium pisum)、アダルゲス属(Adalges spp)、アガリアナ・エンシゲラ(Agalliana ensigera)、アゴノセナ・タルギオニイ(Agonoscena targionii)、アレウロジクス属(Aleurodicus spp)、アレウロカンツス属(Aleurocanthus spp)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロッコスス(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデス・ブラシカエ(Aleyrodes brassicae)、フタテンミドリヨコバイ(Amarasca biguttula)、アムリトズス・アトキンソニ(Amritodus atkinsoni)、アノニジエラ属(Aonidiella spp.)、アリマキ科(Aphididae)、ワタアブラムシ属(Aphis spp.)、アスピジオツス属(Aspidiotus spp.)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、バクテリセラ・コッケレリ(Bactericera cockerelli)、ベミシア属(Bemisia spp)、ブラキカウズス属(Brachycaudus spp)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属(Cacopsylla spp)、ニンジンフタオアブラムシ(Cavariella aegopodii Scop.)、セロプラスタ属(Ceroplaster spp.)、クリソムファルス・アオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、シカデラ属(Cicadella spp)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、クリプトミズス属(Cryptomyzus spp)、シカデュリナ属(Cicadulina spp)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ダルブルス・マイジス(Dalbulus maidis)、ジアレウロデス属(Dialeurodes spp)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)、ジサフィス属(Dysaphis spp)、エンポアスカ属(Empoasca spp.)、リンゴワタムシ(Eriosoma larigerum)、エリスロネウラ属(Erythroneura spp.)、ガスカルジア属(Gascardia spp.)、グリカスピス・ブリンブレコンベイ(Glycaspis brimblecombei)、ヒアダフィス・シュードブラシカエ(Hyadaphis pseudobrassicae)、ヒアロプテルス属(Hyalopterus spp)、ヒペロミズス・パリズス(Hyperomyzus pallidus)、リュウガンズキンヨコバイ(Idioscopus clypealis)、ヤコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)、ラオデルファクス属(Laodelphax spp.)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、レピドサフェス属(Lepidosaphes spp.)、ニセダイコンアブラムシ(Lopaphis erysimi)、リオゲニス・マイジス(Lyogenys maidis)、マクロシフム属(Macrosiphum spp.)、マハナルヴァ属(Mahanarva spp)、メタカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、ミンズス・クルズス(Myndus crudus)、ミズス属(Myzus spp.)、ネオトキソプテラ属(Neotoxoptera sp)、ツマグロヨコバイ属(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ属(Nilaparvata spp.)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri Mats)、オドナスピス・ルタエ(Odonaspis ruthae)、オレグマ・ラニゲラ・ゼンター(Oregma lanigera Zehnter)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、ペルキンシエラ属(Perkinsiella spp)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属(Phylloxera spp)、プラノコッカス属(Planococcus spp.)、シューダウラカスピス属(Pseudaulacaspis spp.)、シュードコッカス属(Pseudococcus spp.)、ワタノミハムシ(Pseudatomoscelis seriatus)、プシラ属(Psylla spp.)、プルビナリア・エチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラズピジオツス属(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ロパロシフム属(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属(Saissetia spp.)、スカホイデウス属(Scaphoideus spp.)、スチザフィス属(Schizaphis spp.)、シトビオン属(Sitobion spp.)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、スピシスチルス・フェスチヌス(Spissistilus festinus)、タロファガス・プロセルピナ(Tarophagus Proserpina)、トキソプテラ属(Toxoptera spp)、トリアレウロデス属(Trialeurodes spp)、トリジスカス・スポロボリ(Tridiscus sporoboli)、トリオニムス属(Trionymus spp)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、ジギナ・フラミゲラ(Zygina flammigera)、ジギニジア・スクテラリス(Zyginidia scutellaris);
膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、
ヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、アルゲ属(Arge spp)、ハキリアリ属(Atta spp.)、セフス属(Cephus spp.)、ジプリオン属(Diprion spp.)、マツハバチ科(Diprionidae)、シマトウヒハバチ(Gilpinia polytoma)、ホプロカンパ属(Hoplocampa spp.)、ケアリ属(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属(Neodiprion spp.)、シュウカクアリ属(Pogonomyrmex spp)、スレノプシス・インビクタ(Slenopsis invicta)、ソレノプシス属(Solenopsis spp.)及びベスパ属(Vespa spp.);
等翅目(Isoptera)から、例えば、
コプトテルメス属(Coptotermes spp)、コルニテルネス・クムランス(Corniternes cumulans)、インシシテルメス属(Incisitermes spp)、マクロテルメス属(Macrotermes spp)、マストテルメス属(Mastotermes spp)、ミクロテルメス属(Microtermes spp)、ヤマトシロアリ属(Reticulitermes spp.);ソレノプシス・ゲミナテ(Solenopsis geminate)
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、
アクレリス属(Acleris spp.)、アドキソフィエス属(Adoxophyes spp.)、アエゲリア属(Aegeria spp.)、アグロティス属(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属(Amylois spp.)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチップス属(Archips spp.)、アルギレスチア属(Argyresthia spp)、アルギロタエニア属(Argyrotaenia spp.)、アウトグラファ属(Autographa spp.)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマラダメイガ(Cadra cautella)、モモシンクイガ(Carposina nipponensis)、チロ属(Chilo spp.)、コリストネウラ属(Choristoneura spp.)、クリソテウチア・トピアリア(Chrysoteuchia topiaria)、ブドウホソハマキ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス属(Cnaphalocrocis spp.)、クネファシア属(Cnephasia spp.)、コチリス属(Cochylis spp.)、コレオフォラ属(Coleophora spp.)、コリアス・レスビア(Colias lesbia)、ワタアカキリバ(Cosmophila flava)、クラムブス属(Crambus spp)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、シダリマ・ペルスペクタリス(Cydalima perspectalis)、シジア属(Cydia spp.)、ジアファニア・ペルスペクタリス(Diaphania perspectalis)、ジアトラエア属(Diatraea spp.)、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス属(Earias spp.)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属(Ephestia spp.)、エピノチア属(Epinotia spp)、エスチグメネ・アクレア(Estigmene acrea)、エチエラ・ジンキネラ(Etiella zinckinella)、ユーコスマ属(Eucosma spp.)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属(Euproctis spp.)、ユークソア属(Euxoa spp.)、フェルチア・ジャクリフェリア(Feltia jaculiferia)、グラホリタ属(Grapholita spp.)、ヘディア・ヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオティス属(Heliothis spp.)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヘルペトグラマ属(Herpetogramma spp)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、モロコシマダラメイガ(Lasmopalpus lignosellus)、レウコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス属(Lithocollethis spp.)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、ロキソステゲ・ビフィダリス(Loxostege bifidalis)、リマントリア属(Lymantria spp.)、リオネチア属(Lyonetia spp.)、マラコソマ属(Malacosoma spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、ミチムナ属(Mythimna spp)、ノクツア属(Noctua spp)、オペロフテラ属(Operophtera spp.)、オルニオデス・インディカ(Orniodes indica)、アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、パメネ属(Pammene spp.)、パンデミス属(Pandemis spp.)、マツキリガ(Panolis flammea)、パパイペマ・ネブリス(Papaipema nebris)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiela)、コーヒーハモグリバエ(Perileucoptera coffeella)、シューダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、ピエリス属(Pieris spp.)、コナガ(Plutella xylostella)、プレイス属(Prays spp.)、シュードプルシア属(Pseudoplusia spp)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、リチア・アルビコスタ(Richia albicosta)、シルポファガ属(Scirpophaga spp.)、セサミア属(Sesamia spp.)、スパルガノチス属(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属(Spodoptera spp.)、シレプタ・デロガテ(Sylepta derogate)、シナンテドン属(Synanthedon spp.)、タウメトポエア属(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス属(Tortrix spp.)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トマトキバガ(Tuta absoluta)及びスガ属(Yponomeuta spp.);
食毛目(Mallophaga)から、例えば、
ダマリネア属(Damalinea spp.)及びケモノハジラミ属(Trichodectes spp.);
直翅目(Orthoptera)から、例えば、
ゴキブリ属(Blatta spp.)、チャバネゴキブリ属(Blattella spp.)、ケラ属(Gryllotalpa spp.)、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae)、トノサマバッタ属(Locusta spp.)、ネオクルチラ・ヘキサダクチラ(Neocurtilla hexadactyla)、ワモンゴキブリ属(Periplaneta spp.)、スカプテリスカス属(Scapteriscus spp)及びコオロギ属(Schistocerca spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)から、例えば、
リポセリス属(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、
ナガノミ属(Ceratophyllus spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)及びケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis);
総翅目(Thysanoptera)から、例えば、
カリオトリプス・ファセオリ(Calliothrips phaseoli)、ハナアザミウマ属(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属(Heliothrips spp)、ヘルシノトリプス属(Hercinothrips spp.)、パルテノトリプス属(Parthenothrips spp)、シルトトリプス・アウランチィ(Scirtothrips aurantii)、ダイズアザミウマ(Sericothrips variabilis)、タエニオトリプス属(Taeniothrips spp.)、アザミウマ属(Thrips spp);
シミ目(Thysanura)から、例えば、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)。
【0208】
本発明に係る有効成分は、特に植物、特に有用な植物及び農業、園芸及び森林における観賞植物又はこのような植物の果実、花、葉、茎、塊茎又は根などの器官において発生する上記のタイプの有害生物を防除、すなわち抑制又は破壊するのに使用され得、場合によっては、後の時点で形成される植物器官でさえ、これらの有害生物から保護されたままである。
【0209】
好適な標的作物は、特に、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ又はソルガムなどの穀物;テンサイ又は飼料用ビートなどのビート;果実、例えばリンゴ、セイヨウナシ、プラム、モモ、アーモンド、サクランボ又は液果類、例えばイチゴ、ラズベリー又はブラックベリーなどの仁果類、核果類又は柔らかい果物;インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメ又はダイズなどのマメ科作物;ナタネ、カラシナ、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ヤシ、ヒマ、カカオ又はアメリカホドイモ(ground nut)などの油脂作物;カボチャ、キュウリ又はメロンなどのウリ科植物;ワタ、アマ、麻又はジュートなどの繊維植物;オレンジ、レモン、グレープフルーツ又はタンジェリンなどの柑橘類の果物;ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ又はピーマンなどの野菜類;アボカド、シナモン又はショウノウなどのクスノキ科(Lauraceae)の植物;及びさらにタバコ、堅果類、コーヒー、ナス、サトウキビ、茶、コショウ、ブドウ、ホップ、オオバコ科の植物及びラテックス植物である。
【0210】
本発明の組成物及び/又は方法は、花、潅木、闊葉樹及び常緑樹を含むいずれかの観賞用及び/又は野菜作物でも用いられ得る。
【0211】
例えば、本発明は、以下の観賞用種:アゲラタム属の種(Ageratum spp.)、アロンソア属の種(Alonsoa spp.)、アネモネ属の種(Anemone spp.)、アニソドンテアカプセニシス(Anisodontea capsenisis)、アンテミス属の種(Anthemis spp.)、アンチルリヌム属の種(Antirrhinum spp.)、アステル属の種(Aster spp.)、ベゴニア属の種(Begonia spp.)(例えば、B.エラチオール(B.elatior)、B.セムペルフロレンス(B.semperflorens)、B.チュベレウクス(B.tubereux))、ブーゲンビレア属の種(Bougainvillea spp.)、ブラキコメ属の種(Brachycome spp.)、ブラシカ属の種(Brassica spp.)(観賞用)、カルセオラリア属の種(Calceolaria spp.)、トウガラシ(Capsicum annuum)、ニチニチソウ(Catharanthus roseus)、カンナ属の種(Canna spp.)、ヤグルマギク属の種(Centaurea spp.)、キク属の種(Chrysanthemum spp.)、シネラリア属の種(Cineraria spp.)(C.マリチメ(C.maritime))、コレオプシス属の種(Coreopsis spp.)、クラッスラコッキネア(Crassula coccinea)、タバコソウ(Cuphea ignea)、ダリア属の種(Dahlia spp.)、デルフィニウム属の種(Delphinium spp.)、ケマンソウ(Dicentra spectabilis)、ドロテアンツス属の種(Dorotheantus spp.)、トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)、レンギョウ属の種(Forsythia spp.)、フクシア属の種(Fuchsia spp.)、ゼラニウムグナファリウム(Geranium gnaphalium)、ガーベラ属の種(Gerbera spp.)、センニチコウ(Gomphrena globosa)、ヘリオトロピウム属の種(Heliotropium spp.)、ヘリアンツス属の種(Helianthus spp.)、ハイビスカス属の種(Hibiscus spp.)、ホルテンシア属の種(Hortensia spp.)、ハイドランジア属の種(Hydrangea spp.)、ヒポエステスフィロスタシア(Hypoestes phyllostachya)、インパチエンス属の種(Impatiens spp.)(アフリカホウセンカ(I.Walleriana))、イレシネス属の種(Iresines spp.)、カランコエ属の種(Kalanchoe spp.)、ランタナ(Lantana camara)、ハナアオイ(Lavatera trimestris)、カエンキセワタ(Leonotis leonurus)、ユリ属の種(Lilium spp.)、メセンムリアンテマム属の種(Mesembryanthemum spp.)、ミムラス属の種(Mimulus spp.)、ヤグルマハッカ属の種(Monarda spp.)、ネメシア属の種(Nemesia spp.)、タゲテス属の種(Tagetes spp.)、ダイアンサス属の種(Dianthus spp.)(カーネーション)、カンナ属の種(Canna spp.)、オキザリス属の種(Oxalis spp.)、ベリス属の種(Bellis spp.)、ペラルゴニウム属の種(Pelargonium spp.)(アイビーゼラニウム(P.peltatum)、モンテンジクアオイ(P.Zonale))、スミレ属の種(Viola spp.)(パンジー)、ペチュニア属の種(Petunia spp.)、フロックス属の種(Phlox spp.)、プレクトランツス属の種(Plecthranthus spp.)、ポインセチア属の種(Poinsettia spp.)、パルテノキスス属の種(Parthenocissus spp.)(アメリカヅタ(P.quinquefolia)、ツタ(P.tricuspidata))、プリムラ属の種(Primula spp.)、キンポウゲ属(Ranunculus spp.)、ツツジ属の種(Rhododendron spp.)、バラ属の種(Rosa spp.)(バラ)、ルドベキア属の種(Rudbeckia spp.)、アフリカスミレ属の種(Saintpaulia spp.)、サルビア属の種(Salvia spp.)、スカエボラアエモラ(Scaevola aemola)、シザンサスウィセトネンシス(Schizanthus wisetonensis)、セダム属の種(Sedum spp.)、ナス属の種(Solanum spp.)、スルフィニア属の種(Surfinia spp.)、タゲテス属の種(Tagetes spp.)、ニコチニア属の種(Nicotinia spp.)、バーベナ属の種(Verbena spp.)、ヒャクニチソウ属の種(Zinnia spp.)及び他の花壇用植物のいずれかにおいて用いられ得る。
【0212】
例えば、本発明は、以下の野菜種:ネギ属の種(Allium spp.)(ニンニク(A.sativum)、タマネギ(A.cepa)、エシャロット(A.oschaninii)、リーキ(A.Porrum)、ワケギ(A.ascalonicum)、ネギ(A.fistulosum))、チャービル(Anthriscus cerefolium)、セロリ(Apium graveolus)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、ビート(Beta vulgarus)、ブラシカ属の種(Brassica spp.)(ヤセイカンラン(B.Oleracea)、ハクサイ(B.Pekinensis)、カブ(B.rapa))、トウガラシ(Capsicum annuum)、ヒヨコマメ(Cicer arietinum)、エンダイブ(Cichorium endivia)、チコルム属の種(Cichorum spp.)(チコリー(C.intybus)、エンダイブ(C.endivia))、スイカ(Citrillus lanatus)、ククミス属の種(Cucumis spp.)(サフラン(C.sativus)、メロン(C.melo))、ククルビタ属の種(Cucurbita spp.)(ペポカボチャ(C.pepo)、西洋カボチャ(C.maxima))、シアナラ属の種(Cyanara spp.)(アーティチョーク(C.scolymus)、カルドン(C.cardunculus))、ニンジン(Daucus carota)、フェンネル(Foeniculum vulgare)、オトギリソウ属の種(Hypericum spp.)、レタス(Lactuca sativa)、トマト属の種(Lycopersicon spp.)(トマト(L.esculentum)、トマト(L.lycopersicum))、ハッカ属の種(Mentha spp.)、バジル(Ocimum basilicum)、パセリ(Petroselinum crispum)、インゲンマメ属の種(Phaseolus spp.)(ムシトリスミレ(P.vulgaris)、ベニバナインゲン(P.coccineus))、エンドウ(Pisum sativum)、ダイコン(Raphanus sativus)、マルバダイオウ(Rheum rhaponticum)、マンネンロウ属の種(Rosemarinus spp.)、サルビア属の種(Salvia spp.)、キバナバラモンジン(Scorzonera hispanica)、ナス(Solanum melongena)、ホウレンソウ(Spinacea oleracea)、バレリアネラ属の種(Valerianella spp.)(ノヂシャ(V.locusta)、V.エリオカルパ(V.eriocarpa))及びソラマメ(Vicia faba)のいずれかにおいて用いられ得る。
【0213】
好ましい観賞用種としては、セントポーリア、ベゴニア、ダリア、ガーベラ、アジサイ、クマツヅラ、バラ属(Rosa)、カランコエ属(Kalanchoe)、ポインセチア、アスター、ヤグルマギク属(Centaurea)、キンケイギク属(Coreopsis)、ヒエンソウ属(Delphinium)、ヤグルマハッカ属(Monarda)、フロックス属(Phlox)、ルドベキア属(Rudbeckia)、セダム属(Sedum)、ペチュニア、ビオラ属(Viola)、ホウセンカ、ゼラニウム、キク属(Chrysanthemum)、キンポウゲ属(Ranunculus)、フクシア、サルビア、セイヨウアジサイ、ローズマリー、セージ、セイヨウオトギリソウ、ミント、シシトウガラシ、トマト及びキュウリが挙げられる。
【0214】
本発明に係る有効成分は、綿、野菜、トウモロコシ、イネ及びダイズ作物における、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ジアブロチカバルテアタ(Diabrotica balteata)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、コナガ(Plutella xylostella)及びエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)の防除に特に好適である。本発明に係る有効成分は、ヨトウガ(Mamestra)(好ましくは野菜におけるもの)、コドリンガ(Cydia pomonella)(好ましくはリンゴにおけるもの)、エンポアスカ属(Empoasca)(好ましくは野菜、ブドウ園におけるもの)、レプチノタルサ属(Leptinotarsa)(好ましくはジャガイモにおけるもの)及びニカメイガ(Chilo supressalis)(好ましくはイネにおけるもの)の防除に特に好適である。
【0215】
本発明に係る有効成分は、綿、野菜、トウモロコシ、イネ及びダイズ作物における、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ジアブロチカバルテアタ(Diabrotica balteata)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、コナガ(Plutella xylostella)及びエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)の防除に特に好適である。本発明に係る有効成分は、ヨトウガ(Mamestra)(好ましくは野菜におけるもの)、コドリンガ(Cydia pomonella)(好ましくはリンゴにおけるもの)、エンポアスカ属(Empoasca)(好ましくは野菜、ブドウ園におけるもの)、レプチノタルサ属(Leptinotarsa)(好ましくはジャガイモにおけるもの)及びニカメイガ(Chilo supressalis)(好ましくはイネにおけるもの)の防除に特に好適である。
【0216】
さらなる態様において、本発明はまた、植物寄生性線虫(内部寄生性-、半内部寄生性-及び外部寄生性線虫)、特に、根こぶ線虫、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria)及び他のメロイドギネ属(Meloidogyne)の種;シスト形成線虫、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)及び他のグロボデラ属の種(Globodera)種;ムギシストセンチュウ(Heterodera avenae)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、テンサイシストセンチュウ(Heterodera schachtii)、クローバシストセンチュウ(Heterodera trifolii)、及び他のシストセンチュウ属(Heterodera)の種;シードガル(Seed gall)線虫、アングイナ属(Anguina)の種;クキセンチュウ及びハガレセンチュウ、アフェレンコイデス属(Aphelenchoides)の種;刺毛線虫(Sting nematode)、ベロノライムスロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)及び他のベロノライムス属(Belonolaimus)の種;マツザイ線虫、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)及び他のブルサフェレンクス属(Bursaphelenchus)の種;ワセンチュウ、クリコネマ(Criconema)種、クリコネメラ(Criconemella)種、クリコネモイデス(Criconemoides)種、メソクリコネマ(Mesocriconema)種;茎及び鱗茎線虫、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)、クキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)及び他のジチレンクス属(Ditylenchus)の種;キリセンチュウ、ドリコドルス(Dolichodorus)種;ラセンセンチュウ、ヘリオコチレンクスムルチシンクツス(Heliocotylenchus multicinctus)及び他のヘリコチレンクス属(Helicotylenchus)の種;サヤセンチュウ及びサヤワセンチュウ(Sheath and sheathoid nematode)、ヘミシクリオホラ属(Hemicycliophora)種及びヘミクリコネモイデス属(Hemicriconemoides)種;ヒルスマンニエラ属(Hirshmanniella)の種;ヤリセンチュウ、ホプロアイムス属(Hoploaimus)の種;ニセネコブセンチュウ、ナコブス属(Nacobbus)の種;ハリセンチュウ、ロンギドルスエロンガツス(Longidorus elongatus)及び他のロンギドルス属(Longidorus)の種;ピンセンチュウ、ネグサレセンチュウ属(Pratylenchus)の種;ネグサレセンチュウ、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクスクルビタツス(Pratylenchus curvitatus)、プラチレンクスグーデイイ(Pratylenchus goodeyi)及び他のネグサレセンチュウ属(Pratylenchus)の種;ネモグリセンチュウ、バナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)及び他のネモグリセンチュウ属(Radopholus)の種;ニセフクロセンチュウ、ロチレンクスロブスツス(Rotylenchus robustus)、トチレンクスレニホルミス(Rotylenchus reniformis)及び他のロチレンクス(Rotylenchus)種;スクテロネマ属(Scutellonema)の種;ユミハリ線虫、トリコドルスピリミチブス(Trichodorus primitivus)及び他のトリコドルス属(Trichodorus)の種、パラトリトリコドルス属(Paratrichodorus)の種;イシュクセンチュウ、ナミイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)、チレンコルヒンクスドゥビウス(Tylenchorhynchus dubius)及び他のチレンコルヒンクス属(Tylenchorhynchus)の種;ミカンネセンチュウ、チレンクルス属(Tylenchulus)の種;オオハリセンチュウ、キシフィネマ属(Xiphinema)の種などの植物寄生性線虫;並びに、スバングイナ属の種(Subanguina spp.)、ヒプソペリネ属の種(Hypsoperine spp.)、マクロポストニア属の種(Macroposthonia spp.)、メリニウス属の種(Melinius spp.)、プンクトデラ属の種(Punctodera spp.)及びキニスルシウス属の種(Quinisulcius spp.)などの他の植物寄生性線虫種による植物及びその一部に対する損害を防止する方法に関し得る。
【0217】
本発明の化合物はまた、軟体動物に対しても活性を有し得る。その例としては、例えば、スクミリンゴガイ科(Ampullariidae);アリオン属(Arion)(コウラクロナメクジ(A.ater)、A.サーカムスクリプツス(A.circumscriptus)、A.ホルテンシス(A.hortensis)、A.ルーファス(A.rufus));オナジマイマイ科(Bradybaenidae)(ブラジバエナフルチクム(Bradybaena fruticum));オウシュウマイマイ属(Cepaea)(ニワノオウシュウマイマイ(C.hortensis)、モリマイマイ(C.Nemoralis));オクロジナ(ochlodina);デロセラス属(Deroceras)(D.アグレスチス(D.agrestis)、D.エムピリコルム(D.empiricorum)、D.ラエヴェ(D.laeve)、D.レチクラツム(D.reticulatum));ディスクス属(Discus)(D.ロツンダツス(D.rotundatus));ユーオムファリア属(Euomphalia);ガルバ属(Galba)(G.トルンクラタ(G.trunculata));ヘリセリア属(Helicelia)(H.イタラ(H.itala)、H.オブヴィア(H.obvia));マイマイ科(Helicidae)(ヘリシゴナアルブストルム(Helicigona arbustorum));ヘリコディスクス属(Helicodiscus);ヘリクス属(Helix)(H.アペルタ(H.aperta));リマックス属(Limax)(L.シネレオニゲル(L.cinereoniger)、キイロナメクジ(L.flavus)、チャコウラナメクジ(L.marginatus)、マダラコウラナメクジ(L.maximus)、L.テネルス(L.tenellus));モノアライガイ属(Lymnaea);ミラックス属(Milax)(ニワコウラナメクジ(M.gagates)、M.マルギナツス(M.marginatus)、M.ソウェルビイ(M.sowerbyi));オペアス属(Opeas);リンゴガイ属(Pomacea)(スクミリンゴガイ(P.canaticulata));ミジンマイマイ属(Vallonia)及びザニトイデス属(Zanitoides)が挙げられる。
【0218】
「作物」という用語は、例えば、毒素産生細菌、特にバチルス属(Bacillus)の細菌に由来する公知のような1つ又は複数の選択的に作用する毒素を合成することができるように、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物も含むことが理解されるべきである。
【0219】
このようなトランスジェニック植物によって発現され得る毒素としては、例えば、セレウス菌(Bacillus cereus)又はバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)に由来する殺虫タンパク質;又はδ-エンドトキシン、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1又はCry9Cなど、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫タンパク質又は植物性殺虫タンパク質(Vip)、例えばVip1、Vip2、Vip3又はVip3A;又は細菌コロニー形成線虫、例えばフォトラブダス・ルミネセンス(Photorhabdus luminescens)、キセノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などのフォトラブダス属(Photorhabdus spp.又はキセノラブダス属(Xenorhabdus spp.)の殺虫タンパク質;サソリ毒素、クモ形類毒素、ハチ毒素及び他の昆虫に特有の神経毒素など、動物によって産生される毒素;ストレプトマイセス属(Streptomycetes)毒素など、真菌によって産生される毒素、エンドウレクチン、オオムギレクチン又はユキノハナレクチンなどの植物レクチン;凝集素;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤などのプロティナーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリオジンなどのリボソーム不活性化タンパク質(RIP);3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-UDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤、HMG-COA-レダクターゼなどのステロイド代謝酵素、ナトリウムチャネル又はカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、幼若ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ及びグルカナーゼが挙げられる。
【0220】
本発明に関して、δ-エンドトキシンは、例えば、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1又はCry9C又は植物性殺虫タンパク質(Vip)、例えばVip1、Vip2、Vip3又はVip3A、また、明確に、ハイブリッド毒素、切断毒素及び改変毒素によって理解される。ハイブリッド毒素は、それらのタンパク質の異なるドメインの新たな組み合わせによって組み換えにより産生される(例えば、国際公開第02/15701号を参照されたい)。切断毒素、例えば切断Cry1Abが公知である。改変毒素の場合、天然毒素の1つ又は複数のアミノ酸が置換される。このようなアミノ酸置換では、好ましくは、天然に存在しないプロテアーゼ認識配列が、毒素に挿入され、例えばCry3A055の場合、カテプシン-G-認識配列が、Cry3A毒素に挿入される(国際公開第03/018810号を参照されたい)。
【0221】
このような毒素又はこのような毒素を合成することが可能なトランスジェニック植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第0374753号明細書、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0427529号明細書、欧州特許出願公開第451878号明細書及び国際公開第03/052073号に開示されている。
【0222】
このようなトランスジェニック植物の調製の方法は、当業者に一般に知られており、例えば上記の刊行物に記載されている。CryI型のデオキシリボ核酸及びそれらの調製は、例えば、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0367474号明細書、欧州特許出願公開第0401979号明細書及び国際公開第90/13651号から公知である。
【0223】
トランスジェニック植物に含まれる毒素は、害虫に対する耐性を植物に与える。このような昆虫は、昆虫の分類群において見られるが、甲虫(鞘翅目(Coleoptera))、双翅昆虫(双翅目(Diptera))及び蛾(鱗翅目(Lepidoptera))において特に一般的に見られる。
【0224】
殺虫剤耐性(insecticidal resistance)をコードし、1つ又は複数の毒素を発現する1つ又は複数の遺伝子を含むトランスジェニック植物が公知であり、それらのいくつかが市販されている。このような植物の例は、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種);YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種);YieldGard Plus(登録商標)(Cry1Ab及びCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種);Starlink(登録商標)(Cry9C毒素を発現するトウモロコシ品種);Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素及び除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るための酵素ホスフィノトリシンN-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種);NuCOTN 33B(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種);Bollgard I(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種);Bollgard II(登録商標)(Cry1Ac及びCry2Ab毒素を発現するワタ品種);VipCot(登録商標)(Vip3A及びCry1Ab毒素を発現するワタ品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種);NatureGard(登録商標)、Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11アワノメイガ(CB)形質)及びProtecta(登録商標)である。
【0225】
このようなトランスジェニック作物のさらなる例は以下のとおりである:
1.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France)製のBt11トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。切断Cry1Ab毒素のトランスジェニック発現により、ヨーロッパアワノメイガ(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)及びセサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性を与えられた遺伝子組み換えトウモロコシ。Bt11トウモロコシは、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るために酵素PATも遺伝子組み換えにより発現する。
【0226】
2.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France)製のBt176トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。Cry1Ab毒素のトランスジェニック発現により、ヨーロッパアワノメイガ(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)及びセサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性を与えられた遺伝子組み換えトウモロコシ。Bt176トウモロコシは、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るために酵素PATも遺伝子組み換えにより発現する。
【0227】
3.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France)製のMIR604トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。改変Cry3A毒素のトランスジェニック発現により、耐虫性にされたトウモロコシ。この毒素は、カテプシン-G-プロテアーゼ認識配列の挿入によって修飾されたCry3A055である。このようなトランスジェニックトウモロコシ植物の調製が、国際公開第03/018810号に記載されている。
【0228】
4.Monsanto Europe S.A.(270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium)製のMON 863トウモロコシ、登録番号C/DE/02/9。MON 863は、Cry3Bb1毒素を発現し、特定の鞘翅目(Coleoptera)昆虫に対する耐性を有する。
【0229】
5.Monsanto Europe S.A.(270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium)製のIPC 531ワタ、登録番号C/ES/96/02。
【0230】
6.Pioneer Overseas Corporation(Avenue Tedesco,7 B-1160 Brussels,Belgium)製の1507トウモロコシ、登録番号C/NL/00/10。特定の鱗翅目(Lepidoptera)昆虫に対する耐性を得るためにタンパク質Cry1F及び除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るためにPATタンパク質の発現のための遺伝子組み換えトウモロコシ。
【0231】
7.Monsanto Europe S.A.(270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium)製のNK603×MON 810トウモロコシ、登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝子組み換え品種NK603及びMON 810を交配することによる従来法で育種した雑種トウモロコシ品種からなる。NK603×MON 810トウモロコシは、除草剤Roundup(登録商標)(グリホサートを含有する)に対する耐性を与える、アグロバクテリウム属(Agrobacterium sp.)菌株CP4から得られるタンパク質CP4 EPSPS及びヨーロッパアワノメイガを含む特定の鱗翅目(Lepidoptera)に対する耐性をもたらす、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)から得られるCry1Ab毒素も遺伝子組み換えにより発現する。
【0232】
昆虫耐性植物のトランスジェニック作物は、BATS(Zentrum fuer Biosicherheit und Nachhaltigkeit,Zentrum BATS,Clarastrasse 13,4058 Basel,Switzerland)Report 2003,(http://bats.ch)にも記載されている。
【0233】
「作物」という用語は、例えば、いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP、例えば欧州特許出願公開第0392225号明細書を参照されたい)など、選択的作用を有する抗病原性物質を合成することができるように、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物も含むことが理解されるべきである。このような抗病原性物質及びこのような抗病原性物質を合成することが可能なトランスジェニック植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第0392225号明細書、国際公開第95/33818号及び欧州特許出願公開第0353191号明細書から公知である。このようなトランスジェニック植物を産生する方法は、当業者に一般に知られており、例えば上記の刊行物に記載されている。
【0234】
作物は、真菌(例えば、フザリウム属(Fusarium)、炭疽病又はフィトフトラ属(Phytophthora))、細菌(例えば、シュードモナス属(Pseudomonas))又はウイルス(例えば、ジャガイモ葉巻病ウイルス、トマト黄化壊疽ウイルス、キュウリモザイクウイルス)病原体に対する耐性を高めるためにも改良され得る。
【0235】
作物は、ダイズシスト線虫などの線虫に対する高い抵抗性を有するものも含む。
【0236】
非生物的ストレスに耐性である作物は、例えば、NF-YB又は当技術分野において公知である他のタンパク質の発現により、干ばつ、高塩分、高温、低温、霜又は光線に対する高い耐性を有するものを含む。
【0237】
このようなトランスジェニック植物によって発現され得る抗病原性物質としては、例えば、ナトリウムチャネル又はカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、例えばウイルス性KP1、KP4又はKP6毒素;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP;例えば、欧州特許出願公開第0392225号明細書を参照されたい);微生物によって産生される抗病原性物質、例えばペプチド抗生物質又は複素環式抗生物質(例えば、国際公開第95/33818号を参照されたい)又は植物病原体防御に関与するタンパク質又はポリペプチド因子(国際公開第03/000906号に記載されている、いわゆる「植物病害抵抗性遺伝子」)が挙げられる。
【0238】
本発明に係る組成物のさらなる使用分野は、貯蔵品及び貯蔵室の保護及び原料(木材及び織物など)、床仕上げ材及び建築物の保護及び衛生分野において、特に上記のタイプの有害生物からのヒト、家畜及び生産性家畜の保護である。
【0239】
本発明は、有害生物(蚊及び他の病原媒介動物など;http://www.who.int/malaria/vector_control/irs/en/も参照されたい)を防除する方法も提供する。一実施形態において、有害生物を防除する方法は、本発明の組成物を標的有害生物、その生息地又は表面若しくは基材にブラシ塗布、ローラ塗布、噴霧、塗布又は浸漬によって施用する工程を含む。例として、壁、天井又は床面などの表面のIRS(屋内残留噴霧)施用が、本発明の方法によって想定されている。別の実施形態において、このような組成物を網、衣類、寝具、カーテン及びテントの形態(又はこれらの製造に使用され得る形態)の不織布又は布帛材料などの基材に施用することが想定されている。
【0240】
一実施形態において、このような有害生物を防除する方法は、有効な残存性の有害生物防除活性を表面又は基材に与えるように、殺有害生物的に有効な量の本発明の組成物を標的有害生物、その生息地又は表面若しくは基材に施用する工程を含む。このような施用は、本発明の殺有害生物組成物をブラシ塗布、ローラ塗布、噴霧、塗布又は浸漬することによって行われ得る。例として、壁、天井又は床面などの表面におけるIRS施用は、有効な残存性の有害生物防除活性を表面に与えるように、本発明の方法によって想定されている。別の実施形態において、網、衣類、寝具、カーテン及びテントの形態(又はこれらの製造に使用され得る形態)の布帛材料などの基材における有害生物の残存性防除のためにこのような組成物を施用することが想定されている。
【0241】
処理される不織布、布帛又は網を含む基材は、綿、ラフィア、ジュート、亜麻、サイザル、麻布若しくは羊毛などの天然繊維又はポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリルなどの合成繊維で作製され得る。ポリエステルが特に好適である。織物処理の方法は、例えば、国際公開第2008/151984号、国際公開第2003/034823号、米国特許第5631072号明細書、国際公開第2005/64072号、国際公開第2006/128870号、欧州特許第1724392号明細書、国際公開第2005113886号又は国際公開第2007/090739号から公知である。
【0242】
本発明に係る組成物のさらなる使用分野は、すべての観賞用樹木並びにあらゆる種類の果樹及び堅果の成る木の樹幹注入/幹処理の分野である。
【0243】
樹幹注入/幹処理の分野において、本発明に係る化合物は、上記の鱗翅目(Lepidoptera)及び鞘翅目(Coleoptera)の木材穿孔性(wood-boring)昆虫、特に以下の表A及びBに列挙される木材穿孔性昆虫(woodborer)に対して特に好適である。
【0244】
【表7】
【0245】
【表8】


【0246】
本発明は、例えば、甲虫、イモムシ、ヒアリ、ワタフキカイガラムシ(ground pearl)、ヤスデ、ダンゴムシ、ダニ、ケラ、カイガラムシ、コナカイガラムシ、マダニ、アワフキムシ、サウザンキンクバッグ(southern chinch bug)及び地虫を含む、芝草中に存在し得る任意の昆虫有害生物を防除するのに使用され得る。本発明は、卵、幼虫、若虫及び成虫を含む、生活環の様々な段階の昆虫有害生物を防除するのにも使用され得る。
【0247】
特に、本発明は、地虫(コガネカブト属(Cyclocephala spp.)(例えば、マスクドコガネムシ(masked chafer)、C.ルリダ(C.lurida))、リゾトログス属(Rhizotrogus spp.)(例えば、ヨーロピアンコガネムシ、R.マハリス(R.majalis))、コチヌス属(Cotinus spp.)(例えば、アオコフキコガネ、C.ニチダ(C.nitida))、ポピリア属(Popillia spp.)(例えば、マメコガネ(Japanese beetle)、マメコガネ(P.japonica))、フィロファガ属(Phyllophaga spp.)(例えば、コガネムシ(May/June beetle))、アテニウス属(Ataenius spp.)(例えば、ブラック・ターフグラス・アテニウス(Black turfgrass ataenius)、A.スプレツルス(A.spretulus))、マラデラ属(Maladera spp.)(例えば、アカビロウドコガネ、M.カスタネア(M.castanea))及びトマルス属(Tomarus spp.)など)、ワタフキカイガラムシ(マルガロデス属(Margarodes spp.))、ケラ(タウニー(tawny)、サウザン(southern)及び短翅型;スカプテリスクス属(Scapteriscus spp.)、ケラ(Gryllotalpa africana))及びレザージャケット(leatherjacket)(ヨーロピアンクレーンフライ(European crane fly)、ガガンボ属(Tipula spp.))を含む、芝草の根を餌とする昆虫有害生物を防除するのに使用され得る。
【0248】
本発明は、ヨトウムシ(ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)及び一般的なヨトウムシ(common armyworm)(プセウダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)など)、ネキリムシ、ゾウムシ(スフェノホルス属(Sphenophorus spp.)、シバオサゾウムシ(S.venatus verstitus)及びS.パルブルス(S.parvulus)など)及びソッドウェブワーム(sod webworm)(クラムブス属(Crambus spp.)及び熱帯ソッドウェブワーム(tropical sod webworm)、ケナシクロオビクロノメイガ(Herpetogramma phaeopteralis)など)を含む、藁に住む芝草の昆虫有害生物を防除するのにも使用され得る。
【0249】
本発明は、ヒメコガネナガカメムシ(サウザンキンクバッグ、ブリスス・インスラリス(Blissus insularis)など)、ギョウギシバ(Bermudagrass)のダニ(エリオフィエス・シノドニエンシス(Eriophyes cynodoniensis))、アフリカヒゲシバ(rhodesgrass)のコナカイガラムシ(チガヤシロオカイガラムシ(Antonina graminis))、2本線のあるアワフキムシ(two-lined spittlebug)(プロサピア・ビシンクタ(Propsapia bicincta))、ヨコバイ、ネキリムシ(ヤガ科(Noctuidae))及びムギミドリアブラムシを含む、地上に生息し、芝草の葉を餌とする昆虫有害生物を防除するのにも使用され得る。
【0250】
本発明は、芝生にアリ塚を作製するアカヒアリ(Solenopsis invicta)など、芝草の他の有害生物を防除するのにも使用され得る。
【0251】
衛生分野において、本発明に係る組成物は、カタダニ(hard tick)、ヒメダニ(soft tick)、疥癬ダニ、ツツガムシ、ハエ(サシバエ及び舐性(licking)のハエ)、寄生性のハエ幼虫、シラミ、ケジラミ、ハジラミ及びノミなどの外部寄生生物に対して有効である。
【0252】
このような寄生生物の例は以下のとおりである:
シラミ目(Anoplurida)のうち、ブタジラミ属(Haematopinus spp.)、ホソジラミ属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)及びケジラミ属(Phtirus spp.)、ソレノポテス属(Solenopotes spp.)。
【0253】
ハジラミ目(Mallophagida)のうち、トリメノポン属(Trimenopon spp.)、タンカクハジラミ属(Menopon spp.)、トリノトン属(Trinoton spp.)、ボビコラ属(Bovicola spp.)、ウェルネッキエラ属(Werneckiella spp.)、レピケントロン属(Lepikentron spp.)、ダマリナ属(Damalina spp.)、トリコデクテス属(Trichodectes spp.)及びフェリコラ属(Felicola spp.)。
【0254】
双翅目(Diptera)並びにその亜目であるネマトセリナ亜目(Nematocerina)及び短角亜目(Brachycerina)のうち、例えばヤブカ属(Aedes spp.)、ハマダラカ属(Anopheles spp.)、イエカ属(Culex spp.)、ブヨ属(Simulium spp.)、ツノマユブユ属(Eusimulium spp.)、サシチョウバエ属(Phlebotomus spp.)、ルツォミヤ属(Lutzomyia spp.)、キュリコイデス属(Culicoides spp.)、メクラアブ属(Chrysops spp.)、ヒボミトラ属(Hybomitra spp.)、キイロアブ属(Atylotus spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、ゴマフアブ属(Haematopota spp.)、フィリポミア属(Philipomyia spp.)、ブラウラ属(Braula spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、トゲアシメマトイ属(Hydrotaea spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、ヘマトビア属(Haematobia spp.)、モレリア属(Morellia spp.)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、オオクロバエ属(Calliphora spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、オビキンバエ属(Chrysomyia spp.)、ヴォールファールトニクバエ属(Wohlfahrtia spp.)、ニクバエ属(Sarcophaga spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、ウシバエ属(Hypoderma spp.)、ウマバエ属(Gasterophilus spp.)、シラミバエ属(Hippobosca spp.)、シカシラミバエ属(Lipoptena spp.)及びヒツジシラミバエ属(Melophagus spp.)。
【0255】
ノミ目(Siphonapterida)のうち、例えばヒトノミ属(Pulex spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)、ネズミノミ属(Xenopsylla spp.)、ナガノミ属(Ceratophyllus spp.)。
【0256】
異翅目(Heteropterida)のうち、例えばトコジラミ属(Cimex spp.)、サシガメ属(Triatoma spp.)、ロドニウス属(Rhodnius spp.)、パンストロギルス属(Panstrongylus spp.)。
【0257】
ゴキブリ目(Blattarida)のうち、例えばトウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネゴキブリ(Blattelagermanica)及びスペラ属(Supella spp.)。
【0258】
ダニ亜綱(Acaria(Acarida))並びにマダニ亜目(Metastigmata)及び中気門亜目(Mesostigmata)のうち、例えばナガヒメダニ属(Argas spp.)、カズキダニ属(Ornithodorus spp.)、オトビウス属(Otobius spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、カクマダニ属(Dermacentor spp.)、チマダニ属(Haemophysalis spp.)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、デルマニスス属(Dermanyssus spp.)、ライリエチア属(Raillietia spp.)、ニューモニスス属(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属(Sternostoma spp.)及びバロア属(Varroa spp.)。
【0259】
ダニ目(Actinedida)(前気門類(Prostigmata))及びカイチュウ目(Acaridida)(コナダニ亜目(Astigmata))のうち、例えばアカラピス属(Acarapis spp.)、ツメダニ属(Cheyletiella spp.)、オルニソケイレチア属(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属(Myobia spp.)、ヒツジツメダニ属(Psorergatesspp.)、ニキビダニ属(Demodex spp.)、ツツガムシ属(Trombicula spp.)、リストロホルス属(Listrophorus spp.)、コナダニ属(Acarus spp.)、チロファグス属(Tyrophagus spp.)、ゴミコナダニ属(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属(Hypodectes spp.)、プテロリクス属(Pterolichus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ミミヒゼンダニ属(Otodectes spp.)、ヒゼンダニ属(Sarcoptes spp.)、ショウセンコウヒゼンダニ属(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属(Cytodites spp.)及びラミノシオプテス属(Laminosioptes spp.)。
【0260】
本発明に係る組成物は、木材、織物、プラスチック、接着剤、のり、塗料、紙及び厚紙、皮革、床仕上げ材及び建築物などの材料の場合、昆虫の寄生から保護するのにも好適である。
【0261】
本発明に係る組成物は、例えば、以下の有害生物に対して使用され得る:ヨーロッパイエカミキリ(Hylotrupes bajulus)、クロロホルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、キセストビウム・ルホビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌスペクチコルニス(Ptilinuspecticornis)、デンドロビウム・ペルチネクス(Dendrobium pertinex)、マツザイシバンムシ(Ernobius mollis)、オオナガシバンムシ(Priobium carpini)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、アフリカヒラタキクイムシ(Lyctus africanus)、アメリカヒラタキクイムシ(Lyctus planicollis)、ナラヒラタキクイムシ(Lyctus linearis)、リクツス・プベセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンテスルギコリス(Minthesrugicollis)、キシルボルス属種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン属種(Tryptodendron spec.)、アパテ・モナクス(Apate monachus)、ボストリクス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクス・ブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン属種(Sinoxylon spec.)及びチビタケナガシンクイムシ(Dinoderus minutus)などの甲虫並びにさらにコルリキバチ(Sirex juvencus)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas taignus)及びウロセルス・アウグル(Urocerus augur)などの膜翅類の昆虫(hymenopteran)並びにカロテルメス・フラヴィコリス(Kalotermes flavicollis)、ニシインドカンザイシロアリ(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメス・インディコラ(Heterotermes indicola)、キアシシロアリ(Reticulitermes flavipes)、レティクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメス・ルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、ムカシシロアリ(Mastotermes darwiniensis)、ネバダオオシロアリ(Zootermopsis nevadensis)及びイエシロアリ(Coptotermes formosanus)などのシロアリ並びにセイヨウシミ(Lepisma saccharina)などのシミ。
【0262】
本発明に係る化合物は、未変性の形態で殺有害生物剤として使用可能であるが、これらは、一般に、種々の方法でキャリア、溶剤及び表面活性物質などの配合助剤を用いて組成物に配合される。配合物は、例えば、散粉粉末、ゲル、水和剤、水分散性顆粒、水分散性錠剤、発泡性ペレット、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、水中油型エマルジョン、油性フロアブル、水性分散体、油性分散体、サスポエマルジョン、カプセル懸濁液、乳化性顆粒、可溶性液体、水溶性濃縮物(キャリアとして水又は水和性の有機溶剤を含む)、含浸ポリマーフィルムの形態又は例えばthe Manual on Development and Use of FAO and WHO Specifications for Pesticides,United Nations,First Edition,Second Revision(2010)から公知である他の形態といった種々の物理的形態であり得る。このような配合物は、直接用いられるか又は使用前に希釈され得る。希釈は、例えば、水、液体肥料、微量元素、生物学的生体、油又は溶剤により行うことが可能である。
【0263】
配合物は、例えば、微細固形分、顆粒、溶液、分散体又はエマルジョンの形態で組成物を得るために、有効成分を配合助剤と混合することにより調製可能である。有効成分は、微細固形分、鉱油、植物性油若しくは動物性油、植物性変性油若しくは動物性変性油、有機溶剤、水、表面活性物質又はこれらの組み合わせなどの他の補助剤とも配合可能である。
【0264】
有効成分は、きわめて微細なマイクロカプセル中にも含まれ得る。マイクロカプセルは、多孔性キャリア中に有効成分を含有する。これにより、有効成分を、制御された量(例えば、緩効性)で環境中に放出させることが可能である。マイクロカプセルは、通常、0.1~500ミクロンの直径を有する。これらは、有効成分をカプセル重量基準で約25~95重量%の量で含有する。有効成分は、一塊の固体の形態、固体若しくは液体分散体中の微細な粒子の形態又は好適な溶液の形態であり得る。封入メンブランは、例えば、天然若しくは合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン又は化学変性ポリマー及びキサントゲン酸デンプン又は当業者に公知である他のポリマーを含むことが可能である。代わりに、きわめて微細なマイクロカプセルは、基剤の固体マトリックス中に微細粒子の形態で有効成分を含有して形成され得るが、マイクロカプセル自体は、封入されていない。
【0265】
本発明に係る組成物の調製に好適である配合助剤は、それら自体公知である。液体キャリアとしては、水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、ブチレンカーボネート、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、アビエチン酸ジエチレングリコール、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、エチレンカーボネート、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、α-ピネン、d-リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、グリセロールアセテート、グリセロールジアセテート、グリセロールトリアセテート、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、メシチルオキシド、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール、プロピオン酸、プロピル乳酸塩、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p-キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール及びアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N-メチル-2-ピロリドンなどの高分子量アルコール等が用いられ得る。
【0266】
好適な固体キャリアは、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石クレイ、シリカ、アタパルジャイトクレイ、キースラガー、石灰岩、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿殻、コムギ粉、ダイズ粉、軽石、木粉、粉砕したクルミの殻、リグニン及び同様の物質である。
【0267】
多数の表面活性物質は、固体及び液体配合物の両方において、特に使用前にキャリアで希釈可能である配合物で有利に用いられ得る。表面活性物質は、アニオン性、カチオン性、ノニオン性又は高分子であり得、これらは、乳化剤、湿潤剤若しくは懸濁剤として又は他の目的のために用いられ得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、ジエタノールアンモニウムラウリルスルフェートなどのアルキルスルフェートの塩;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルアリールスルホネートの塩;ノニルフェノールエトキシレートなどのアルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコールエトキシレートなどのアルコール/アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどのセッケン;ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホネートの塩;ジ(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸塩のジアルキルエステル;ソルビトールオレアートなどのソルビトールエステル;ラウリルトリメチル塩化アンモニウムなどの第4級アミン、ポリエチレングリコールステアレートなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックコポリマー;並びにモノ-及びジ-アルキルホスフェートエステルの塩;並びに例えばMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual,MC Publishing Corp.,Ridgewood New Jersey(1981)に記載のさらなる物質が挙げられる。
【0268】
有害生物防除配合物において用いられ得るさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘度調整剤、懸濁剤、染料、抗酸化剤、発泡剤、吸光剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤又はpH調整剤及び緩衝剤、腐食抑制剤、芳香剤、湿潤剤、取り込み増強剤、微量元素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、不凍剤、殺菌剤並びに液体及び固体肥料が挙げられる。
【0269】
本発明に係る組成物は、植物性油又は動物性油、鉱油、このような油のアルキルエステル又はこのような油及び油誘導体の混合物を含む添加剤を含むことが可能である。本発明に係る組成物における油添加剤の量は、一般に、適用される混合物に基づいて0.01~10%である。例えば、油添加剤は、噴霧混合物が調製された後、噴霧タンク中に所望の濃度で添加することが可能である。好ましい油添加剤は、鉱油又は例えばナタネ油、オリーブ油若しくはヒマワリ油といった植物性油、乳化植物油、例えばメチル誘導体といった植物性油のアルキルエステル又は魚油若しくは牛脂などの動物性油を含む。好ましい油添加剤は、C8~C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12~C18脂肪酸のメチル誘導体であり、例えばラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステル(それぞれラウリン酸メチル、パルミチン酸メチル及びオレイン酸メチル)を含む。多くの油誘導体は、the Compendium of Herbicide Adjuvants,10th Edition,Southern Illinois University,2010から公知である。
【0270】
本発明の組成物は、一般に、0.1~99重量%、特に0.1~95重量%の本発明の化合物と、1~99.9重量%の配合助剤(これは、0~25重量%の表面活性物質を含むことが好ましい)とを含む。商業用の製品は、濃縮物として配合されることが好ましいことがあり得るが、エンドユーザーは、通常、希釈配合物を利用することとなる。
【0271】
適用量は、幅広い範囲内で様々であり、土壌の性質、適用方法、作物植物、防除される有害生物、主な気象条件並びに適用方法、適用時期及び標的作物によって左右される他の要因に応じる。一般的なガイドラインのとおり、化合物は、1~2000l/ha、特に10~1000l/haの量で適用され得る。
【0272】
好ましい配合物は、以下の組成(重量%)を有することが可能である。
乳化性濃縮物:
有効成分:1~95%、好ましくは60~90%
表面活性薬剤:1~30%、好ましくは5~20%
液体キャリア:1~80%、好ましくは1~35%
【0273】
粉剤:
有効成分:0.1~10%、好ましくは0.1~5%
固体キャリア:99.9~90%、好ましくは99.9~99%
【0274】
懸濁液濃縮物:
有効成分:5~75%、好ましくは10~50%
水:94~24%、好ましくは88~30%
表面活性薬剤:1~40%、好ましくは2~30%
【0275】
水和剤:
有効成分:0.5~90%、好ましくは1~80%
表面活性薬剤:0.5~20%、好ましくは1~15%
固体キャリア:5~95%、好ましくは15~90%
【0276】
顆粒:
有効成分:0.1~30%、好ましくは0.1~15%
固体キャリア:99.5~70%、好ましくは97~85%
【0277】
以下の例は、本発明をさらに例示するが、限定するものではない。
【0278】
【表9】
【0279】
複合物を補助剤と十分に混合し、混合物を好適なミルで十分に粉砕して、水で希釈して所望の濃度の懸濁液を得ることが可能である水和剤を得る。
【0280】
【表10】
【0281】
複合物を補助剤と十分に混合し、混合物を好適なミルで十分に粉砕して、種子処理に直接用いることが可能である粉末を得る。
【0282】
【表11】
【0283】
植物の保護に使用可能である、いずれかの必要とされる希釈度のエマルジョンは、水で希釈することによりこの濃縮物から入手が可能である。
【0284】
【表12】
【0285】
直ちに使用可能な粉剤は、複合物をキャリアと混合し、この混合物を好適なミル中において粉砕することにより得られる。このような粉末は、種子の乾燥粉衣にも用いることができる。
【0286】
【表13】
【0287】
複合物を補助剤と混合及び粉砕し、この混合物を水で湿らせる。混合物を押し出し、次いで空気流中において乾燥させる。
【0288】
【表14】
【0289】
ミキサ中において、微細に粉砕した複合物を、ポリエチレングリコールで湿らせたカオリンに均一に適用する。粉塵を発生させないコーティングされた顆粒がこれにより得られる。
【0290】
【表15】
【0291】
微細に粉砕した複合物を補助剤と完全に混合して懸濁液濃縮物を得、これから、水で希釈することにより、いずれかの所望の希釈度の懸濁液を得ることが可能である。このような希釈を用いて、生存している植物並びに植物繁殖材料を、噴霧、注ぎかけ又は浸漬により、微生物による寄生に対して処理及び保護することが可能である。
【0292】
【表16】
【0293】
微細に粉砕した複合物を補助剤と完全に混合して懸濁液濃縮物を得、これから、水で希釈することにより、いずれかの所望の希釈度の懸濁液を得ることが可能である。このような希釈を用いて、生存している植物並びに植物繁殖材料を、噴霧、注ぎかけ又は浸漬により、微生物による寄生に対して処理及び保護することが可能である。
【0294】
緩効性カプセル懸濁液
28部の複合物を2部の芳香族溶剤及び7部のトルエンジイソシアネート/ポリメチレン-ポリフェニルイソシアネート混合物(8:1)と混合する。この混合物を、1.2部のポリビニルアルコール、0.05部の脱泡剤及び51.6部の水の混合物中において、所望の粒径が達成されるまで乳化する。このエマルジョンに5.3部の水中の2.8部の1,6-ジアミノヘキサンの混合物を添加する。混合物を重合反応が完了するまで撹拌する。得られるカプセル懸濁液を、0.25部の増粘剤及び3部の分散剤を添加することにより安定化させる。カプセル懸濁液配合物は、28%の有効成分を含有する。中型カプセルの直径は、8~15ミクロンである。得られる配合物を、この目的に好適である装置中において、水性懸濁液として種子に適用する。
【0295】
配合タイプとしては、エマルジョン濃縮物(EC)、懸濁液濃縮物(SC)、サスポエマルジョン(SE)、カプセル懸濁液(CS)、水分散性顆粒(WG)、乳化性顆粒(EG)、エマルジョン、油中水型(EO)、エマルジョン、水中油型(EW)、マイクロエマルジョン(ME)、油分散体(OD)、油混和性フロアブル(OF)、油混和性液体(OL)、可溶性濃縮物(SL)、超低体積懸濁液(SU)、超低体積液体(UL)、工業用濃縮物(TK)、分散性濃縮物(DC)、水和剤(WP)、可溶性顆粒(SG)又は農業的に許容可能な補助剤と組み合わされるいずれかの技術的に好ましい配合物が挙げられる。
【実施例
【0296】
調製例:
「Mp」は融点(℃)を意味する。フリーラジカルはメチル基を表す。1H NMR計測値はBrucker 400MHz分光計で記録し、化学シフトはTMS標準を基準としたppmで示されている。スペクトルは明記のとおり重溶媒中において計測した。以下のLCMS方法のいずれか1つを用いて化合物の特徴付けを行った。各化合物について得た固有のLCMS値は、保持時間(「Rt」、分で記録)、及び、実測の分子イオン(M+H)+又は(M+H)-であった。
【0297】
LCMS法:
方法1:
スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオン又は陰イオン、フルスキャン、キャピラリ:3.00kV、コーン範囲:41V、ソース温度:150℃、脱溶剤温度:500℃、コーンガス流:50L/Hr、脱溶剤ガス流:1000L/Hr、質量範囲:110~800Da)及びWaters製H-クラスUPLC:クォータナリーポンプ、被加熱カラムコンパートメント及びダイオード-アレイ検出器を備える、Waters製質量分光計(SQDシングル四重極型質量分光計)で記録した。カラム:Acquity UPLC HSS T3 C18、1.8μm、30×2.1mm、温度:40℃、DAD波長範囲(nm):200~400、溶剤勾配:A=水+5%アセトニトリル+0.1% HC(O)OH、B=アセトニトリル+0.05% HC(O)OH:勾配:0分 10%B;0.~0.2分 10~50%B;0.2~0.7分 50~100%B;0.7~1.3分 100%B;1.3~1.4分 100~10%B;1.4~1.6分 10%B;流量(mL/min)0.6。
【0298】
方法2:
スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオン又は陰イオン、MS2 Scan、キャピラリ:4.00kV、フラグメンタ:100V、脱溶媒和温度:350℃、ガス流:11L/min、ネブライザガス:45psi、質量範囲:110~1000Da)及びAgilent製1200 Series HPLC:クォータナリーポンプ、被加熱カラムコンパートメント及びダイオード-アレイ検出器を備えるAgilent Technologies製質量分光計(6410トリプル四重極型質量分析計)で記録した。カラム:KINETEX EVO C18、2.6μm、50×4.6mm、温度:40℃、DAD波長範囲(nm):210~400、溶剤勾配:A=水+5%アセトニトリル+0.1% HC(O)OH、B=アセトニトリル+0.1% HC(O)OH:勾配:0分 10%B、90%A;0.9~1.8分 100%B;1.8~2.2分 100~10%B;2.2~2.5分 10%B;流量(mL/min)1.8。
【0299】
方法3:
スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽極及び陰極性スイッチ)、キャピラリ:0.8kV、コーン範囲:25V、抽出器:V(QDa検出器に対する抽出器電圧無し)ソース温度:120℃、脱溶剤温度:600℃、コーンガス流:50L/h、脱溶剤ガス流:1000L/h、質量範囲:110~850Da)及びWaters製Acquity UPLC:Quaternary solvent manager、被加熱カラムコンパートメント、ダイオード-アレイ検出器を備えるWaters製質量分光計(Acquity QDa質量分光計)で記録した。カラム:Waters製UPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:40℃、PDA波長範囲(nm):230~400、溶剤勾配:A=水+0.1%ギ酸:アセトニトリル:95:5v/v、B=アセトニトリル+0.05%ギ酸:勾配:0分~1.0分、10%B~90%A;1.0分~4.50分 10%~100%B;4.51分~5.30分、100%B、0%A;5.31分~5.50分 100%~10%B;5.51分~6.00分、10%B、90%A;流量(ml/min)0.6。
【0300】
方法4:
スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオン又は陰イオン、MS2 Scan、キャピラリ:7.00kV、フラグメンタ:120V、脱溶媒和温度:350℃、ガス流:11L/min、ネブライザガス:40psi、質量範囲:110~1000Da)及びAgilent製1200 Series HPLC:クォータナリーポンプ、被加熱カラムコンパートメント及びダイオード-アレイ検出器を備えるAgilent Technologies製質量分光計(6410トリプル四重極型質量分析計)で記録した。カラム:KINETEX EVO C18、2.6μm、50×4.6mm、温度:40℃、検出器VWD波長:254nm、溶剤勾配:A=水+5%アセトニトリル+0.1% HC(O)OH、B=アセトニトリル+0.1% HC(O)OH:勾配:0分 10%B、90%A;0.9~1.8分 100%B;1.8~2.2分 100~10%B;2.2~2.5分 10%B;流量(mL/min)1.8。
【0301】
実施例P1:6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P1)の調製
【化42】
ステップA1:(2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)メタノール(中間体I-1)の調製
【化43】
2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒド(CAS656-42-8)(15g、76.56mmol)のメタノール(75mL)中の0℃に冷却した溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(4.57g、114.84mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、塩化アンモニウム水溶液で失活させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧中で濃縮して、(2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)メタノールを無色の液体として得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:1.91(br s,1H),4.69(br s,2H),7.03-7.09(m,2H),7.14(s,1H).
【0302】
ステップA2:6-クロロ-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒド(中間体I-2)の調製
【化44】
(2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)メタノール(上記のとおり調製した中間体I-1)(10g、50.49mmol)のアセトニトリル(60mL)中の溶液に、N-クロロスクシンイミド(17.20g、126.24mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、シクロヘキサンで倍散し、ブフナー漏斗でろ過し、ろ液を減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、純粋な6-クロロ-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒドを無色の液体として得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:7.22(s,1H),7.66(s,1H),10.41(s,1H).
【0303】
ステップA3:2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒド(中間体I-3)の調製
【化45】
6-クロロ-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒド(上記のとおり調製した中間体I-2)(1g、4.30mmol)のトルエン(10mL)中の溶液に、メチルボロン酸(1.14g、17.22mmol)、続いて、炭酸カリウム(1.78g、12.92mmol)の水(3mL)中の溶液を、窒素でパージしながら、10分間かけて添加した。1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(0.18g、0.21mmol)を添加し、反応混合物90℃で15時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧中で濃縮した。反応塊を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、続いて、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒドを茶色の油として得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:2.72(s,3H),6.99(s,1H),7.56(s,1H),10.27(s,1H).
【0304】
ステップA4:2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(中間体I-4)の調製
【化46】
硝酸銀(0.57g、3.22mmol)の水(6.8mL)中の溶液に、水酸化ナトリウム(0.33g、8.06mmol)の水(6.8mL)中の溶液を、室温で滴下した。この反応混合物に、2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルバルデヒド(上記のとおり調製した中間体I-3)(0.34g、1.61mmol)を20分の時間をかけて数回に分けて添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了した後、反応混合物をセライトでろ過し、ろ液を2N塩酸水溶液で酸性化した。形成した固体をろ過し、冷水で洗浄し、減圧中で乾燥させて、2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸を白色の固体として得た。LCMS(方法2):Rt=1.42分間、m/z=215(M-H)-1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm:2.54(s,3H),7.41(s,1H),7.77(s,1H).
【0305】
ステップA5:エチル2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-5)の調製
【化47】
2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(上記のとおり調製した中間体I-4)(0.23g、1.01mmol)のエタノール(10mL)中の溶液を、室温で15分間撹拌した。この反応塊に、硫酸(0.02mL、0.40mmol)を滴下した(発熱が観察された)。反応混合物を60℃で12時間加熱した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮してエチル2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートを得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:1.41(t,3H),2.64(s,3H),4.37(q,2H),6.97(s,1H),7.67(s,1H).
【0306】
ステップA6:エチル6-(ブロモメチル)-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-6)の調製
【化48】
エチル2,2-ジフルオロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-5)(0.25g、0.97mmol)のベンゾトリフルオリド(3mL)中の溶液に、N-ブロモスクシンイミド(0.196g、1.06mmol)及びアゾビスイソブチロニトリル(0.016g、0.097mmol)を室温で添加した。反応混合物を90℃で3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、エチル6-(ブロモメチル)-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートをガム状の塊として得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:1.39-1.47(m,3H),4.38-4.45(m,2H),4.97(s,2H),7.20(s,1H),7.71(s,1H).
【0307】
ステップB1:エチル6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(中間体I-7)の調製
【化49】
5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミン(4.0g、25mmol)のエタノール(40mL)中の溶液に、エチル3-ブロモ-2-オキソ-プロパノエート(3.7mL、30mmol)及び重炭酸ナトリウム(4.1g、49mmol)を室温で添加した。反応塊を85℃で4時間加熱した。完了した後、反応塊を氷冷水に添加し、形成した固体をブフナー漏斗でろ過してエチル6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレートを得た。この材料をそのまま次のステップにおいて用いた。LCMS(方法2):Rt=1.35分間、m/z=259(M+H)+
【0308】
ステップB2:エチル3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(中間体I-8)の調製
【化50】
エチル6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-7)(8.5g、33mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(85mL)中の溶液に、1-クロロピロリジン-2,5-ジオン(5.3g、40mmol)を室温で添加した。反応塊を40℃で4時間加熱した。完了した後、反応塊を氷冷水で失活させ、形成した固体をブフナー漏斗でろ過し、減圧中で乾燥させて、エチル3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレートを固体として得た。LCMS(方法2):Rt=1.45分間、m/z=293(M+H)+
【0309】
ステップB3:エチル3-エチルスルファニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(中間体I-9)の調製
【化51】
エチル3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-8)(6.0g、21mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(60mL)中の0℃に冷却した溶液に、ソジオチオエタン(2.1g、25mmol)を室温で添加した。反応塊を室温で5時間撹拌した。完了した後、反応塊を氷冷水に添加し、形成した固体をブフナー漏斗でろ過し、減圧中で乾燥させてエチル3-エチルスルファニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレートを得た。この材料をそのまま次のステップにおいて用いた。LCMS(方法2):Rt=1.49分間、m/z=319(M+H)+
【0310】
ステップB4:エチル3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(中間体I-10)の調製
【化52】
エチル3-エチルスルファニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-9)(6.5g、20mmol)のエタノール(65mL)中の0℃に冷却した溶液に、3-クロロ過安息香酸(11g、45mmol、70質量%)を添加した。反応混合物を0℃で4時間撹拌した。反応塊を水(50mL)で希釈し、2N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化した。水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の30~40%酢酸エチル)により精製してエチル3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレートを得た。LCMS(方法2):Rt=1.43分間、m/z=351(M+H)+
【0311】
ステップB5:3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボン酸(中間体I-11)の調製
【化53】
エチル3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-10)(4.2g、12mmol)のテトラヒドロフラン(42mL)中の溶液に、水酸化リチウム一水和物(1.00g、24mmol)の水(17mL)中の溶液を、0~5℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を2N塩酸水溶液で酸性化し、形成した固体をブフナー漏斗でろ過し、減圧中で乾燥させて3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボン酸を得た。この材料をそのまま次のステップにおいて用いた。LCMS(方法2):Rt=0.37分間、m/z=323(M+H)+1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm:1.27(t,3H),3.77(q,2H),7.95(dd,1H),8.10(d,1H),9.34(s,1H).
【0312】
ステップB6:tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(中間体I-12)及び3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミン(中間体I-13)の調製
【化54】
3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボン酸(上記のとおり調製した中間体I-11)(4.1g、13mmol)のtert-ブタノール(8.2mL)中の溶液に、トリエチルアミン(2.1g、120mmol)を室温で添加し、反応塊を90℃で10分間加熱した。次いで、これに、ジフェニルリン酸アジド(5.7g、20mmol)を15分間かけて滴下し、反応混合物をさらに、90℃で40分間撹拌した。反応塊を室温に冷却し、氷冷水(100mL)及び塩水(50mL)で失活させ、生成物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。組み合わせた有機層を、ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の酢酸エチル)により精製して、純粋なtert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]カルバメート及び3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミンをそれぞれ得た。
【0313】
tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(中間体I-12):LCMS(方法2):Rt=1.49分間、m/z=392(M-H)-1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm:1.21-1.34(m,3H),1.48(s,9H),3.74(d,2H),7.85-7.94(m,2H),9.05(s,1H),9.60(s,1H).
【0314】
3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミン(中間体I-13):LCMS(方法2):Rt=1.22分間、m/z=294(M+H)+1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm:1.17(t,3H),3.42(q,2H),6.37(s,2H),7.56(d,1H),7.71(dd,1H),8.77(s,1H).
【0315】
ステップB7:tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(中間体I-12)の調製
【化55】
3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-アミン(上記のとおり調製した中間体I-13)(1g、3.23mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の0℃に冷却した溶液に水素化ナトリウム(0.310g、7.12mmol)を添加し、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。tert-ブトキシカルボニルtert-ブチルカーボネート(0.94mL、3.88mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液を0℃で添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。完了した後、反応混合物を氷水で失活させ、生成物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の10~70%酢酸エチル)により精製して、tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]カルバメートを白色の固体として得た。LCMS(方法2):Rt=1.51分間、m/z=392(M-H)-。
【0316】
ステップC-1:エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-14)の調製
【化56】
tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-12)(0.3g、0.724mmol)のアセトニトリル(10mL)中の溶液に、エチル6-(ブロモメチル)-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-6)(0.295g、0.869mmol)及び炭酸セシウム(0.472g、1.44mmol)を室温で添加した。反応混合物を50℃で3時間加熱し、次いで、水で希釈し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回洗浄し、次いで、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の10~50%酢酸エチル)により精製して、エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートをガムとして得た。LCMS(方法1):Rt=1.34分間、m/z=658.41(M+Na)+。
【0317】
ステップC-2:エチル6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-15)の調製
【化57】
エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-14)(0.431g、0.6442mmol)のトリフルオロ酢酸(3mL、38.6mmol)中の溶液を室温で3時間撹拌した。完了した後、反応塊を重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。水性層を酢酸エチル(2回)で抽出し、組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮してエチル6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートを得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=1.25分間、m/z=536(M+H)+。
【0318】
ステップC-3:6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(中間体I-16)の調製
【化58】
エチル6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-15)(0.3g、0.532mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.094g、2.129mmol)の水(2mL)中の溶液を10℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、1N塩酸水溶液で酸性化し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水(2回)、続いて、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮して6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸を得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=1.13分間、m/z=508(M+H)+。
【0319】
ステップC-4:6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P1)の調製
【化59】
6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(上記のとおり調製した中間体I-16)(0.39g、0.7302mmol)のピリジン(2mL)中の0℃に冷却した溶液に、オキシ塩化リン(0.1375mL、1.460mmol)を添加した。混合物を室温とし、窒素雰囲気下で2時間撹拌した。反応塊を2N塩酸水溶液(15mL)で酸性化し、生成物を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の50%酢酸エチル)により精製して、6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オンを白色の固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.13分間、m/z=490(M+H)+。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:1.55(t,3H),3.89(q,2H),5.10(s,2H),7.29(s,1H),7.62(s,1H),7.68(dd,1H),7.82(d,1H),9.27(s,1H).
【0320】
実施例P2:6-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P2)の調製
【化60】
ステップ-1:3-エチルスルファニルキノリン(中間体I-17)の調製
【化61】
窒素で10分間脱気した3-ブロモキノリン(5.2g、25mmol)のトルエン(52mL)中の溶液に、ソジオチオエタン(2.5g、30mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(15mL、87mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.5g、1.6mmol)及び4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(1.6g、2.7mmol)を添加した。反応混合物を再度、窒素でさらに5分間脱気し、次いで、100℃で3時間加熱し、さらに80℃で一晩加熱した。反応塊を水で失活させ、生成物を酢酸エチル(2回)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~15%酢酸エチル)により精製して、3-エチルスルファニルキノリンを油として得た。LCMS(方法1):Rt=1.03分間、m/z=190(M+H)+
【0321】
ステップ-2:3-エチルスルホニル-1-オキシド-キノリン-1-イウム(中間体I-18)の調製
【化62】
3-エチルスルファニルキノリン(上記のとおり調製した中間体I-17)(2.8g、15mmol)のジクロロメタン(40mL)中の溶液に、3-クロロ過安息香酸(12g、47mmol、70質量%)を添加し、反応塊を室温で一晩撹拌した。反応塊を水で希釈し、次いで、飽和重炭酸ナトリウム溶液で塩基性化した。水性相をジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の40%酢酸エチル)により精製して3-エチルスルホニル-1-オキシド-キノリン-1-イウムを得た。LCMS(方法1):Rt=0.55分間、m/z=238(M+H)+
【0322】
ステップ-3:2-クロロ-3-エチルスルホニル-キノリン(中間体I-19)の調製
【化63】
0℃に冷却した3-エチルスルホニル-1-オキシド-キノリン-1-イウム(上記のとおり調製した中間体I-18)(2.59g、10.93mmol)に、塩化ホスホリル(25.93mL)を窒素雰囲気下で滴下した。反応混合物を室温に温め、窒素雰囲気下で2時間撹拌した。反応混合物を氷冷水に注ぎ入れ、生成物を酢酸エチル(3×60mL)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~40%酢酸エチル)により精製して2-クロロ-3-エチルスルホニル-キノリンを得た。LCMS(方法1):Rt=1.01分間、m/z=256/258(M+H)+
【0323】
ステップ-4:3-エチルスルホニルキノリン-2-アミン(中間体I-20)の調製
【化64】
2-クロロ-3-エチルスルホニル-キノリン(上記のとおり調製した中間体I-19)(2g、7.82mmol)のテトラヒドロフラン(12mL)中の溶液に、Eyela容器中において、硫酸銅(II)(0.249g、1.56mmol)、銅(0.099g、1.56mmol)及び水酸化アンモニウム(13.71g、117.3mmol)を室温で添加した。Eyela容器を閉じ、混合物を105℃で6時間撹拌した。完了してから、装置を室温に冷却し、圧力を注意深く開放した。反応塊を水で希釈し、生成物を酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の50%酢酸エチル)により精製して、3-エチルスルホニルキノリン-2-アミンを固体として得た。LCMS(方法2):Rt=0.48分間、m/z=237(M+H)+
【0324】
ステップ-5:tert-ブチルN-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)カルバメート(中間体I-21)の調製
【化65】
3-エチルスルホニルキノリン-2-アミン(上記のとおり調製した中間体I-20)(1.20g、5.08mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中の溶液に、0℃で、水素化ナトリウム(0.467g、11.7mmol、60質量%)を添加した。0℃で30分間撹拌した後、tert-ブトキシカルボニルtert-ブチルカーボネート(1.33g、6.09mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の溶液を0℃で添加した。反応混合物を室温に温め、3時間撹拌した。完了してから、反応塊を氷水で失活させ、生成物を酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の40%酢酸エチル)により精製して、tert-ブチルN-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)カルバメートを薄い黄色の固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.06分間、m/z=281[(M+H)+-56]。
【0325】
ステップ-6:エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-22)の調製
【化66】
tert-ブチルN-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-21)(0.450g、1.338mmol)のアセトニトリル(20mL)中の溶液に、エチル6-(ブロモメチル)-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-6)(0.54g、1.67mmol)及び炭酸セシウム(0.65g、2.00mmol)を、窒素雰囲気下で添加した。混合物を50℃で3.5時間加熱した。反応塊を水(50mL)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮して、エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートをガムとして得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=1.37分間、m/z=479[(M+H)+-100]。
【0326】
ステップ-7:エチル6-[[(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-23)の調製
【化67】
エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-22)(0.855g、1.48mmol)のトリフルオロメチルベンゼン(10mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.79mL、22.2mmol)を0℃で添加した。反応塊を室温で10時間撹拌した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、水(50mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)で失活させた。水性層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、エチル6-[[(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートを白色の固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.35分間、m/z=479(M+H)+
【0327】
ステップ-8:6-[[(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(中間体I-24)の調製
【化68】
エチル6-[[(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-23)(0.49g、1.024mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.1809g、4.096mmol)の水(3.5mL)中の溶液を室温で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。追加の水酸化リチウム一水和物(0.042g、1.024mmol)を添加し、撹拌をさらに18時間継続した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、1N塩酸水溶液で酸性化し、生成物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。組み合わせた有機層を水(50mL)、続いて、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮して、6-[[(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸をオフホワイトの固体として得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=1.10分間、m/z=451(M+H)+
【0328】
ステップ-9:6-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P2)の調製
【化69】
6-[[(3-エチルスルホニル-2-キノリル)アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(上記のとおり調製した中間体I-24)(0.40g、0.894mmol)のピリジン(2mL)中の溶液に、0℃で、オキシ塩化リン(0.168mL、1.79mmol)を添加した。反応混合物を、0~10℃で40分間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応塊を氷冷水(60mL)で失活させ、生成物を酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、6-(3-エチルスルホニル-2-キノリル)-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オンを白色の固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.07分間、m/z=433(M+H)+。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:1.38(t,3H),3.55(q,2H),5.09(s,2H),7.25(s,1H),7.60(s,1H),7.78(td,1H),7.96(ddd,1H),8.09(d,1H),8.14(d,1H),9.02(s,1H).
【0329】
実施例P3:6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P3)の調製
【化70】
ステップ-1:tert-ブチル2-シアノ-2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]アセテート(中間体I-25)の調製
【化71】
2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(10.0g、55.1mmol)のジメチルスルホキシド(50mL)中の撹拌溶液に、炭酸カリウム(11.4g、82.6mmol)、続いて、tert-ブチル2-シアノアセテート(9.33g、66.1mmol)を室温で添加した。反応塊を100℃で5時間撹拌した。完了した後、反応塊を氷冷水で失活させ、10分間撹拌した。形成した沈殿物をブフナー漏斗でろ過し、n-ペンタンで洗浄し、減圧中で乾燥させて、tert-ブチル2-シアノ-2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]アセテートを黄色の固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.09分間、m/z=285(M-H)-
【0330】
ステップ-2:2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]アセトニトリル(中間体I-26)の調製
【化72】
tert-ブチル2-シアノ-2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]アセテート(上記のとおり調製した中間体I-25)(10.00g、34.94mmol)のアセトニトリル(100mL)中の撹拌溶液に、4-メチル-ベンゼンスルホン酸(3.04g、17.47mmol)を室温で添加した。反応塊を87℃で1時間撹拌した。混合物を氷冷水(100mL)で失活させ、生成物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の20%酢酸エチル)により精製して、2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]アセトニトリルを黄色の結晶として得た。LCMS(方法1):Rt=1.00分間、m/z=187(M+H)+
【0331】
ステップ-3:2-[1-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-1-イウム-2-イル]アセトニトリル;2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネート(中間体I-27)の調製
【化73】
エチルN-(メシチルスルホニル)オキシアセトイミデート(5.0g、17.52mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に、0℃で、過塩素酸(2.147mL、21.34mmol)を滴下し、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。氷冷水を反応塊に添加し、次いで、これをジクロロメタン(2×25mL)で抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過して、アミノ2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネート(I-27a)の溶液を得た。この新たに調製したアミノ2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネート(I-27a)のジクロロメタン(50mL)中の溶液に、2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]アセトニトリル(上記のとおり調製した中間体I-26)(2.17g、11.66mmol)を室温で滴下した。反応塊を室温で16時間撹拌した。完了した後、混合物を、2-[1-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-1-イウム-2-イル]アセトニトリル;2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネートのジクロロメタン中の溶液として、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=0.99分間、m/z=202(M)+
【0332】
ステップ-4:6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミン(中間体I-28)の調製
【化74】
2-[1-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-1-イウム-2-イル]アセトニトリル;2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネート(上記のとおり調製した中間体I-27)(7g、17.44mmol)のジクロロメタン(50mL)中の撹拌溶液に、メタノール(35mL)及び炭酸カリウム(4.820g、34.88mmol)を室温で添加した。反応塊を室温で4時間撹拌し、次いで、氷冷水で失活させ、有機層を分離した。水性層を酢酸エチル(2×80mL)で抽出し、組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを固体として得た。LCMS(方法1):Rt=0.97分間、m/z=202(M+H)+
【0333】
ステップ-5:N-[6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アセトアミド(中間体I-29)の調製
【化75】
6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミン(上記のとおり調製した中間体I-28)(2.58g、12.83mmol)のピリジン(25mL)中の溶液に、0℃で、塩化アセチル(1.86mL、25.65mmol)を滴下し、反応混合物を0~10℃で1時間、窒素雰囲気下に撹拌した。反応塊を水及び酢酸エチルで希釈し、次いで、有機層を分離した。水性層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、組み合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~40%酢酸エチル)により精製してN-[6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アセトアミドを得た。LCMS(方法1):Rt=0.99分間、m/z=244(M+H)+
【0334】
ステップ-6:N-[3-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アセトアミド(中間体I-30)の調製
【化76】
N-[6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アセトアミド(上記のとおり調製した中間体I-29)(2.63g、10.83mmol)のアセトニトリル(26.3mL)中の溶液に、1-ヨードピロリジン-2,5-ジオン(2.92g、12.99mmol)を数回に分けて添加し、反応塊を室温で1.5時間撹拌した。完了した後、反応塊を水で希釈し、生成物を酢酸エチル(2回)で抽出した。組み合わせた有機層をチオ硫酸ナトリウム溶液、続いて、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮して、N-[3-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アセトアミドを固体として得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=1.01分間、m/z=370(M+H)+
【0335】
ステップ-7:tert-ブチルN-アセチル-N-[3-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(中間体I-31)の調製
【化77】
N-[3-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アセトアミド(上記のとおり調製した中間体I-30)(3.77g、10.23mmol)のアセトニトリル(35mL)中の溶液に、0℃で、4-ジメチルアミノピリジン(0.127g。1.02mmol)、続いて、ジ-tert-ブチルジカルボネート(2.76g、12.27mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。反応塊を減圧中で濃縮し、氷冷水で失活させ、生成物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。組み合わせた有機層を飽和重炭酸塩溶液の溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、tert-ブチルN-アセチル-N-[3-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメートを黄色の固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.21分間、m/z=370[(M+H)+-100]。
【0336】
ステップ-8:tert-ブチルN-[3-エチルスルファニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(中間体I-32)の調製
【化78】
tert-ブチルN-アセチル-N-[3-ヨード-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-31)(4.41g、9.40mmol)の無水1,4-ジオキサン(40mL)中の溶液に、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(4.18mL、24.44mmol)及び(5-ジフェニル-ホスファニル-9,9-ジメチル-キサンテン-4-イル)-ジフェニル-ホスファン(0.435g、0.752mmol)を、室温で、窒素でパージしながら、5分間かけて添加した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.602g、0.658mmol)を添加し、溶液を窒素でさらに5分間脱気し、次いで、ソジオチオエタン(1.63g、18.80mmol)を窒素雰囲気下で添加し、反応混合物を105℃で5時間撹拌した。反応塊を酢酸エチルで希釈し、セライトでろ過し、残渣を酢酸エチルで洗浄した。ろ液を水、続いて、塩水で洗浄し、有機層を分離した。水性層を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~20%酢酸エチル)により精製して、tert-ブチルN-[3-エチルスルファニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメートをガムとして得た。LCMS(方法1):Rt=1.23分間、m/z=306[(M+H)+-56]。
【0337】
ステップ-9:tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(中間体I-33)の調製
【化79】
tert-ブチルN-[3-エチルスルファニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-32)(3.21g、8.88mmol)のアセトニトリル(30mL)中の溶液に、0℃で、3-クロロ過安息香酸(4.82g、19.5mmol、70質量%)を添加した。混合物を0~10℃で1.5時間撹拌した。反応塊を減圧中で濃縮した(水浴温度を25℃未満に維持した)。残渣を水(60mL)で希釈し、2N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化した。水性相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(60mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。粗化合物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]をオフホワイトの固体として得た。粗生成物を、そのまま次のステップに用いた。LCMS(方法1):Rt=1.14分間、m/z=338[(M+H)+-56]。
【0338】
ステップ-10:エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-34)の調製
【化80】
tert-ブチルN-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-33)(0.60g、1.52mmol)のアセトニトリル(10mL)中の溶液に、炭酸セシウム(0.746g、2.28mmol)及びエチル6-(ブロモメチル)-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-6)(0.616g、1.90mmol)を室温で添加した。混合物を50℃で3.5時間加熱し、次いで、氷冷水(30mL)で失活させ、生成物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮して、エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートをガムとして得た。LCMS(方法2):Rt=1.66分間、m/z=536[(M+H)+-100]。
【0339】
ステップ-11:エチル6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(中間体I-35)の調製
【化81】
エチル6-[[tert-ブトキシカルボニル-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-34)(1.22g、1.92mmol)のトリフルオロメチルベンゼン(10mL)中の溶液に、0℃で、トリフルオロ酢酸(2.32mL、28.8mmol)を添加し、混合物を室温で12時間撹拌した。反応塊を減圧中で濃縮し、水(50mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で中和した。水性層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、エチル6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレートをガムとして得た。LCMS(方法1):Rt=1.22分間、m/z=536(M+H)+。
【0340】
ステップ-12:6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(中間体I-36)の調製
【化82】
エチル6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボキシレート(上記のとおり調製した中間体I-35)(0.751g、1.403mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.123g、2.80mmol)の水(3.5mL)中の溶液を、室温で一晩かけて添加した。追加の水酸化リチウム一水和物(0.123g、2.80mmol)を添加し、撹拌を室温でさらに6時間継続した。完了した後、反応塊を減圧中で濃縮し、1N塩酸水溶液で酸性化し、生成物を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。組み合わせた有機層を水(20mL)、続いて、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の80%酢酸エチル)により精製して6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸を得た。LCMS(方法1):Rt=1.10分間、m/z=508(M+H)+
【0341】
ステップ-13:6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(化合物P3)の調製
【化83】
6-[[[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]アミノ]メチル]-2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボン酸(上記のとおり調製した中間体I-36)(0.332g、0.654mmol)のピリジン(1.66mL)中の溶液に、0℃で、オキシ塩化リン(0.12mL、1.309mmol)を添加し、反応塊を0~10℃で25分間、窒素雰囲気下で撹拌した。混合物を氷冷水(60mL)で失活させ、生成物を酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧中で濃縮した。粗生成物をcombiflash(シリカゲル、シクロヘキサン中の0~30%酢酸エチル)により精製して、6-[3-エチルスルホニル-6-(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル]-2,2-ジフルオロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オンをオフホワイトの固体として得た。LCMS(方法1):Rt=1.23分間、m/z=490(M+H)+。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm:1.43(t,3H),3.66(q,2H),5.01(s,2H),7.24(s,1H),7.61(s,1H),7.65(dd,1H),8.24(d,1H),8.83(s,1H).
【0342】
【表17】


【0343】
本発明に係る組成物の活性は、他の殺虫的、殺ダニ的及び/又は殺菌・殺カビ的に有効な成分を加えることにより、相当な広範化、及び、流行している状況に対する適応が可能である。式Iの化合物と、他の殺虫的、殺ダニ的及び/又は殺菌・殺カビ的有効成分との混合物はまた、より広い意味で、相乗的活性とも説明可能であるさらに意外な利点を有し得る。例えば、植物によるより優れた耐性、低い殺草性、異なる成長段階で昆虫を防除可能であること、又は、例えば粉砕若しくは混合の最中といったその製造の最中、その保管の最中若しくはその使用の最中におけるより良好な挙動である。
【0344】
ここで、有効成分に対する好適な添加物は、例えば、以下の分類の有効成分が代表的である:有機リン化合物、ニトロフェノール誘導体、チオ尿素、幼虫ホルモン、ホルムアミジン、ベンゾフェノン誘導体、尿素、ピロール誘導体、カルバメート、ピレスロイド、塩素化炭化水素、アシル尿素、ピリジルメチレンアミノ誘導体、マクロライド、ネオニコチノイド及びバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)調製物。
【0345】
式Iの化合物と有効成分との以下の混合物が好ましい(略記「TX」は、「本発明の表A-1~A-3、B-1~B-3、C-1~C-3、D-1~D-3、E-1~E-3、F-1~F-3、及び表Pに記載されている化合物からなる群から選択される1種の化合物」を意味する):
石油(代替名)(628)から構成される物質群から選択される補助剤+TX;
アバメクチン+TX、アセキノシル+TX、アセタミプリド+TX、アセトプロール+TX、アクリナトリン+TX、アシノナピル+TX、アフィドピロペン+TX、アフォキソラネル+TX、アラニカルブ+TX、アレトリン+TX、α-シペルメトリン+TX、アルファメトリン+TX、アミドフルメト+TX、アミノカルブ+TX、アゾシクロチン+TX、ベンスルタップ+TX、ベンゾキシメート+TX、ベンズピリモキサン+TX、ベータシフルトリン+TX、ベータ-シペルメトリン+TX、ビフェナゼート+TX、ビフェントリン+TX、ビナパクリル+TX、ビオアレトリン+TX、Sビオアレトリン+TX、ビオレスメトリン+TX、ビストリフルロン+TX、ブロフラニリド+TX、ブロフルトリネート+TX、ブロモホス-エチル+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、カズサホス+TX、カルバリル+TX、カルボスルファン+ TX、カルタップ+TX、CAS番号:1632218-00-8+TX、CAS番号:1808115-49-2+TX、CAS番号:2032403-97-5+TX、CAS番号:2044701-44-0+TX、CAS番号:2128706-05-6+TX、CAS番号:2095470-94-1+TX、CAS番号:2377084-09-6+TX、CAS番号:1445683-71-5+TX、CAS番号:2408220-94-8+TX、CAS番号:2408220-91-5+TX、CAS番号:1365070-72-9+TX、CAS番号:2171099-09-3+TX、CAS番号:2396747-83-2+TX、CAS番号:2133042-31-4+TX、CAS番号:2133042-44-9+TX、CAS番号:1445684-82-1+TX、CAS番号:1445684-82-1+TX、CAS番号:1922957-45-6+TX、CAS番号:1922957-46-7+TX、CAS番号:1922957-47-8+TX、CAS番号:1922957-48-9+TX、CAS番号:2415706-16-8+TX、CAS番号:1594624-87-9+TX、CAS番号:1594637-65-6+TX、CAS番号:1594626-19-3+TX、CAS番号:1990457-52-7+TX、CAS番号:1990457-55-0+TX、CAS番号:1990457-57-2+TX、CAS番号:1990457-77-6+TX、CAS番号:1990457-66-3+TX、CAS番号:1990457-85-6+TX、CAS番号:2220132-55-6+TX、CAS番号:1255091-74-7+TX、CAS番号:RNA(コロラドハムシ(Leptinotarsa decemLineata)-特異的組換え二本鎖干渉GS2)+TX、CAS番号:2719848-60-7+TX、CAS番号:1956329-03-5+TX、クロラントラニリプロール+TX、クロルダン+TX、クロルフェナピル+TX、クロロプラレトリン+TX、クロマフェノジド+TX、クレンピリン+TX、クロエトカルブ+TX、クロチアニジン+TX、2-クロロフェニルNメチルカルバメート(CPMC)+TX、シアノフェンホス+TX、シアントラニリプロール+TX、シクラニリプロール+TX、シクロブトリフルラム+TX、シクロプロトリン+TX、シクロキサプリド+TX、シエノピラフェン+TX、シエトピラフェン(又はエトピラフェン)+TX、シフルメトフェン+TX、シフルトリン+TX、シハロジアミド+TX、シハロトリン+TX、シペルメトリン+TX、シフェノトリン+TX、シプロフラニリド+TX、シロマジン+TX、デルタメトリン+TX、ジアフェンチウロン+TX、ジアリホス+TX、ジブロム+TX、ジクロロメゾチアズ+TX、ジフロビダジン+TX、ジフルベンズロン+TX、ジンプロピリダズ+TX、ジナクチン+TX、ジノカップ+TX、ジノテフラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、エマメクチン(又はエマメクチン安息香酸塩)+TX、エンペントリン+TX、イプシロン-モンフルオロトリン+TX、イプシロン-メトフルトリン+TX、エスフェンバレレート+TX、エチオン+TX、エチプロール+TX、エトフェンプロックス+TX、エトキサゾール+TX、ファムフール+TX、フェナザキン+TX、フェンフルトリン+TX、フェンメゾジチアズ+TX、フェニトロチオン+TX、フェノブカルブ+TX、フェノチオカルブ+TX、フェノキシカルブ+TX、フェンプロパトリン+TX、フェンピロキシメート+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオン+TX、酢酸フェンチン+TX、フェンバレレート+TX、フィプロニル+TX、フロメトキン+TX、フロニカミド+TX、フルアクリピリム+TX、フルアザインドリジン+TX、フルアズロン+TX、フルベンジアミド+TX、フルベンゾイミン+TX、フルクロルジニリプロール+TX、フルシトリネート+TX、フルシクロクスロン+TX、フルシトリネート+TX、フルエンスルホン+TX、フルフェネリム+TX、フルフェンプロックス+TX、フルフィプロール+TX、フルヘキサホン+TX、フルメトリン+TX、フルオピラム+TX、フルペンチオフェノックス+TX、フルピラジフロン+TX、フルピリミン+TX、フルララネル+TX、フルバリネート+TX、フルキサメタミド+TX、ホスチアゼート+TX、ガンマ-シハロトリン+TX、グアジピル+TX、ハロフェノジド+TX、ハルフェンプロックス+TX、ヘプタフルトリン+TX、ヘキシチアゾクス+TX、ヒドラメチルノン+TX、イミシアホス+TX、イミダクロプリド+TX、イミプロトリン+TX、インダザピロキサメト+TX、インドキサカルブ+TX、ヨードメタン+TX、イプロジオン+TX、イソシクロセラム+TX、イソチオエート+TX、イベルメクチン+TX、カッパ-ビフェントリン+TX、カッパ-テフルトリン+TX、ラムダ-シハロトリン+TX、レピメクチン+TX、ロチラネル+TX、ルフェヌロン+TX、
メタフルミゾン+TX、メタアルデヒド+TX、メタム+TX、メトミル+TX、メトキシフェノジド+TX、メトフルトリン+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルベート+TX、ミルベメクチン+TX、モンフルオロトリン+TX、ニクロサミド+TX、ニコフルプロール+TX、ニテンピラム+TX、ニチアジン+TX、オメトエート+TX、オキサミル+TX、オキサゾスルフィル+TX、パラチオンエチル+TX、ペルメトリン+TX、フェノトリン+TX、ホスホカルブ+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピリミカルブ+TX、ピリミホス-エチル+TX、ピリミホス-メチル+TX、多角体ウイルス+TX、プラレトリン+TX、プロフェノホス+TX、プロフルトリン+TX、プロパルギット+TX、プロペタンホス+TX、プロポキスル+TX、プロチオホス+TX、プロトリフェンビュ-ト+TX、ピフルブミド+TX、ピメトロジン+TX、ピラクロホス+TX、ピラフルプロール+TX、ピリダベン+TX、ピリダリル+TX、ピリフルキナゾン+TX、ピリミジフェン+TX、ピリミノストロビン+TX、ピリプロール+TX、ピリプロキシフェン+TX、レスメトリン+TX、サロラネル+TX、セラメクチン+TX、シラフルオフェン+TX、スピネトラム+TX、スピノサド+TX、スピロブディフェン+TX、スピロジクロフェン+TX、スピロメシフェン+TX、スピロピジオン+TX、スピロテトラマト+TX、スピドキサマト+TX、スルホキサフロール+TX、テブフェノジド+TX、テブフェンピラド+TX、テブピリミフォス+TX、テフルトリン+TX、テメホス+TX、テトラクロラントラニリプロール+TX、テトラジホン+TX、テトラメトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、テトラナクチン+TX、テトラニリプロール+TX、シータ-シペルメトリン+TX、チアクロプリド+TX、チアメトキサム+TX、チオシクラム+TX、チオジカルブ+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオスルタップ+TX、チゴラネル+TX、チオールアントラニリプロール+TX、チオキサザフェン+TX、トルフェンピラド+TX、トキサフェン+TX、トラロメトリン+TX、トランスフルトリン+TX、トリアザメート+TX、トリアゾホス+TX、トリクロルホン+TX、トリクロロネート+TX、トリクロルホン+TX、トリフルエンフロナート+TX、トリフルメゾピリム+TX、チクロピラゾフロル+TX、ゼータ-シペルメトリン+TX、海藻抽出物及びメラッセ由来の発酵生成物+TX、海藻抽出物及び尿素を含むメラッセ由来の発酵生成物+TX、アミノ酸+TX、カリウム及びモリブデン及びEDTAキレート化マンガン+TX、海藻抽出物及び発酵植物生成物+TX、海藻抽出物及び植物ホルモンを含む発酵植物生成物+TX、ビタミン+TX、EDTAキレート化銅+TX、亜鉛+TX、及び鉄+TX、アザジラクチン+TX、バチルス・アイザワイ(Bacillus aizawai)+TX、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)AQ746(NRRL受入番号B-21618)+TX、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)+TX、バチルス・クルスタキ(Bacillus kurstaki)+TX、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)AQ726(NRRL受入番号B-21664)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(NRRL受入番号B-30087)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)AQ717(NRRL受入番号B-21662)+TX、バチルス属の種(Bacillus sp.)AQ178(ATCC受入番号53522)+TX、バチルス属の種(Bacillus sp.)AQ175(ATCC受入番号55608)+TX、バチルス属の種(Bacillus sp.)AQ177(ATCC受入番号55609)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)不特定の+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ153(ATCC受入番号55614)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ30002(NRRL受入番号B-50421)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ30004(NRRL受入番号B-50455)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ713(NRRL受入番号B-21661)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ743(NRRL受入番号B-21665)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AQ52(NRRL受入番号B-21619)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32(NRRL受入番号B-21530)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspec.kurstaki)BMP123+TX、ビューベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)+TX、D-リモネン+TX、グラニュロウイルス+TX、ハーピン+TX、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多角体ウイルス+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多角体ウイルス+TX、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)核多角体ウイルス+TX、ヘリオチス・プンクチゲラ(Heliothis punctigera)核多角体ウイルス+TX、メタリジウム属の種(Metarhizium spp.)+TX、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620(NRRL受入番号30547)+TX、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)A3-5(NRRL受入番号30548)+TX、ニームツリー(Neem tree)系生成物+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)+TX、パスツーリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)+TX、パスツーリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)+TX、パスツーリア・ラモサ(Pasteuria ramosa)+TX、パスツーリア・ソルネイ(Pasteuria thornei)+TX、パスツーリア・ウスガエ(Pasteuria usgae)+TX、P-シメン+TX、コナガ(Plutella xylostella)グラニュローシスウイルス+TX、コナガ(Plutella xylostella)核多角体ウイルス+TX、多角体ウイルス+TX、ピレトラム+TX、QRD420(テルペノイドブレンド)+TX、QRD452(テルペノイドブレンド)+TX、QRD460(テルペノイドブレンド)+TX、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)+TX、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)AQ719(NRRL受入番号B-21663)+TX、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)核多角体ウイルス+TX、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus)(NRRL受入番号30232)+TX、ストレプトマイセス属の種(Streptomyces sp.)(NRRL受入番号B-30145)+TX、テルペノイドブレンド+TX、及びベルチシリウム属の種(Verticillium spp.)+TX;
ベトキサジン[CCN]+TX、ジオクタン酸銅(IUPAC名)(170)+TX、硫酸銅(172)+TX、シブトリン[CCN]+TX、ジクロン(1052)+TX、ジクロロフェン(232)+TX、エンドタール(295)+TX、フェンチン(347)+TX、消石灰[CCN]+TX、ナバム(566)+TX、キノクラミン(714)+TX、キノナミド(1379)+TX、シマジン(730)+TX、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)及び水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+TXからなる物質の群から選択される殺藻剤;
アバメクチン(1)+TX、クルホメート(1011)+TX、シクロブトリフルラム+TX、ドラメクチン(代替名)[CCN]+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、エプリノメクチン(代替名)[CCN]+TX、イベルメクチン(代替名)[CCN]+TX、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+TX、モキシデクチン(代替名)[CCN]+TX、ピペラジン[CCN]+TX、セラメクチン(代替名)[CCN]+TX、スピノサド(737)及びチオファネート(1435)+TXからなる物質の群から選択される駆虫剤;
クロラロース(127)+TX、エンドリン(1122)+TX、フェンチオン(346)+TX、ピリジン-4-アミン(IUPAC名)(23)及びストリキニン(745)+TXからなる物質の群から選択される殺鳥剤;
1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン(IUPAC名)(1222)+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+TX、8-ヒドロキシキノリンスルフェート(446)+TX、ブロノポール(97)+TX、ジオクタン酸銅(IUPAC名)(170)+TX、水酸化銅(IUPAC名)(169)+TX、クレゾール[CCN]+TX、ジクロロフェン(232)+TX、ジピリチオン(1105)+TX、ドジシン(1112)+TX、フェナミノスルフ(1144)+TX、ホルムアルデヒド(404)+TX、ヒドラルガフェン(代替名)[CCN]+TX、カスガマイシン(483)+TX、塩酸カスガマイシン水和物(483)+TX、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)(IUPAC名)(1308)+TX、ニトラピリン(580)+TX、オクチリノン(590)+TX、オキソリン酸(606)+TX、オキシテトラサイクリン(611)+TX、カリウムヒドロキシキノリンスルフェート(446)+TX、プロベナゾール(658)+TX、ストレプトマイシン(744)+TX、セスキ硫酸ストレプトマイシン(744)+TX、テクロフタラム(766)+TX、及びチオメルサール(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される殺菌剤;
リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV(代替名)(12)+TX、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)(代替名)(13)+TX、アムブリセイウス属の種(Amblyseius spp.)(代替名)(19)+TX、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV(代替名)(28)+TX、アングルス・アトムス(Anagrus atomus)(代替名)(29)+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)(代替名)(33)+TX、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)(代替名)(34)+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)(代替名)(35)+TX、アウトグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV(代替名)(38)+TX、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)(代替名)(48)+TX、バチルス・スフェリカス・ネイデ(Bacillus sphaericus Neide)(学名)(49)+TX、バチルス・チューリンゲンシス・ベルリナー(Bacillus thuringiensis Berliner)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp. aizawai)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp. israelensis)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種ジャポネンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスタキ(Bacillus thuringiensis subsp. kurstaki)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp. tenebrionis)(学名)(51)+TX、ビューベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)(代替名)(53)+TX、ビューベリア・ブロングニアルティ(Beauveria brongniartii)(代替名)(54)+TX、クリソペラ・カルネア(Chrysoperla carnea)(代替名)(151)+TX、ツマアカオオテントウムシ(Cryptolaemus montrouzieri)(代替名)(178)+TX、コドリンガ(Cydia pomonella)GV(代替名)(191)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(代替名)(212)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(代替名)(254)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(学名)(293)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(代替名)(300)+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)NPV(代替名)(431)+TX、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギディス(H.megidis)(代替名)(433)+TX、サカハチテントウ(Hippodamia convergens)(代替名)(442)+TX、レプトマスティクス・ダクチロピィ(Leptomastix dactylopii)(代替名)(488)+TX、マクロロフス・カリギノスス(Macrolophus caliginosus)(代替名)(491)+TX、マメストラ・ブラッシカエ(Mamestra brassicae)NPV(代替名)(494)+TX、メタフィクス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)(代替名)(522)+TX、メタリジウム・アニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)(学名)(523)+TX、メタリジウム・アニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)(学名)(523)+TX、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV(代替名)(575)+TX、オリウス属の種(Orius spp.)(代替名)(596)+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(代替名)(613)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(代替名)(644)+TX、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)マルチキャプシド核多核体病ウイルス(学名)(741)+TX、スタイナーネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ・グラッセリ(Steinernema glaseri)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)(代替名)(742)+TX、スタイナーネマ属の種(Steinernema spp.)(代替名)(742)+TX、トリコグラムマ属の種(Trichogramma spp.)(代替名)(826)+TX、チフロドロムス・オシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)(代替名)(844)及びバーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)(代替名)(848)+TXからなる物質の群から選択される生物剤;
ヨードメタン(IUPAC名)(542)及びメチルブロミド(537)+TXからなる物質の群から選択される土壌滅菌剤;
アホレート[CCN]+TX、ビサジル(代替名)[CCN]+TX、ブスルファン(代替名)[CCN]+TX、ジフルベンズロン(250)+TX、ジマチフ(代替名)[CCN]+TX、ヘメル[CCN]+TX、ヘンパ[CCN]+TX、メテパ[CCN]+TX、メチオテパ[CCN]+TX、メチルアホレート[CCN]+TX、モルジド[CCN]+TX、ペンフルロン(代替名)[CCN]+TX、テパ[CCN]+TX、チオヘンパ(代替名)[CCN]+TX、チオテパ(代替名)[CCN]+TX、トレタミン(代替名)[CCN]及びウレデパ(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される化学滅菌剤;
(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート及び(E)-デカ-5-エン-1-オール(IUPAC名)(222)+TX、(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(829)+TX、(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール(IUPAC名)(541)+TX、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(779)+TX、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(285)+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エナール(IUPAC名)(436)+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(437)+TX、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート(IUPAC名)(438)+TX、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン(IUPAC名)(448)+TX、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アール(IUPAC名)(782)+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール(IUPAC名)(783)+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(784)+TX、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(283)+TX、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(780)+TX、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(781)+TX、14-メチルオクタデカ-1-エン(IUPAC名)(545)+TX、4-メチルノナン-5-オール及び4-メチルノナン-5-オン(IUPAC名)(544)+TX、アルファ-ムルチストリアチン(代替名)[CCN]+TX、ブレビコミン(代替名)[CCN]+TX、コドレルア(代替名)[CCN]+TX、コドレモン(代替名)(167)+TX、キュールア(代替名)(179)+TX、ディスパールア(277)+TX、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(286)+TX、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(287)+TX、ドデカ-8+TX、10-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(284)+TX、ドミニカルア(代替名)[CCN]+TX、4-メチルオクタン酸エチル(IUPAC名)(317)+TX、オイゲノール(代替名)[CCN]+TX、フロンタリン(代替名)[CCN]+TX、Gossyplure(登録商標)(代替名;ヘキサデカ-7,11-ジエン-1-イル-アセテート)の(Z,E)及び(Z,Z)異性体の1:1混合物(420)+TX、グランドルア(421)+TX、グランドルアI(代替名)(421)+TX、グランドルアII(代替名)(421)+TX、グランドルアIII(代替名)(421)+TX、グランドルアIV(代替名)(421)+TX、ヘキサルア[CCN]+TX、イプスジエノール(代替名)[CCN]+TX、イプセノール(代替名)[CCN]+TX、ジャポニルア(代替名)(481)+TX、リネアチン(代替名)[CCN]+TX、リトルア(代替名)[CCN]+TX、ループルア(代替名)[CCN]+TX、メドルア[CCN]+TX、メガトモ酸(代替名)[CCN]+TX、メチルオイゲノール(代替名)(540)+TX、ムスカルア(563)+TX、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(588)+TX、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(589)+TX、オルフラルア(代替名)[CCN]+TX、オリクタルア(代替名)(317)+TX、オストラモン(代替名)[CCN]+TX、シグルア[CCN]+TX、ソルジジン(代替名)(736)+TX、スルカトール(代替名)[CCN]+TX、テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(785)+TX、トリメドルア(839)+TX、トリメドルアA(代替名)(839)+TX、トリメドルアB1(代替名)(839)+TX、トリメドルアB2(代替名)(839)+TX、トリメドルアC(代替名)(839)及びトランク-コール(trunc-call)(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される昆虫フェロモン;
2-(オクチルチオ)エタノール(IUPAC名)(591)+TX、ブトピロノキシル(933)+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)(936)+TX、アジピン酸ジブチル(IUPAC名)(1046)+TX、フタル酸ジブチル(1047)+TX、コハク酸ジブチル(IUPAC名)(1048)+TX、ジエチルトルアミド[CCN]+TX、ジメチルカルベート[CCN]+TX、フタル酸ジメチル[CCN]+TX、エチルヘキサンジオール(1137)+TX、ヘキサアミド[CCN]+TX、メトキン-ブチル(1276)+TX、メチルネオデカンアミド[CCN]+TX、オキサメート[CCN]及びピカリジン[CCN]+TXからなる物質の群から選択される昆虫忌避剤;
ビス(トリブチルスズ)オキシド(IUPAC名)(913)+TX、ブロモアセトアミド[CCN]+TX、ヒ酸カルシウム[CCN]+TX、クロエトカルブ(999)+TX、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+TX、硫酸銅(172)+TX、フェンチン(347)+TX、リン酸第二鉄(IUPAC名)(352)+TX、メタアルデヒド(518)+TX、メチオカルブ(530)+TX、ニクロサミド(576)+TX、ニクロサミド-オールアミン(576)+TX、ペンタクロロフェノール(623)+TX、ナトリウムペンタクロロフェノキシド(623)+TX、タジムカルブ(1412)+TX、チオジカルブ(799)+TX、酸化トリブチルスズ(913)+TX、トリフェンモルフ(1454)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)及び水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+TX、ピリプロール[394730-71-3]+TXからなる物質の群から選択される殺軟体動物剤;
AKD-3088(化合物コード)+TX、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1045)+TX、1,2-ジクロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1062)+TX、1,2-ジクロロプロパン及び1,3-ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+TX、1,3-ジクロロプロペン(233)+TX、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1065)+TX、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルローダニン(IUPAC名)(980)+TX、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸(IUPAC名)(1286)+TX、6-イソペンテニルアミノプリン(代替名)(210)+TX、アバメクチン(1)+TX、アセトプロール[CCN]+TX、アラニカルブ(15)+TX、アルジカルブ(16)+TX、アルドキシカルブ(863)+TX、AZ60541(化合物コード)+TX、ベンクロチアズ[CCN]+TX、ベノミル(62)+TX、ブチルピリダベン(代替名)+TX、カズサホス(109)+TX、カルボフラン(118)+TX、二硫化炭素(945)+TX、カルボスルファン(119)+TX、クロロピクリン(141)+TX、クロルピリホス(145)+TX、クロエトカルブ(999)+TX、シクロブトリフルラム+TX、サイトカイニン(代替名)(210)+TX、ダゾメット(216)+TX、DBCP(1045)+TX、DCIP(218)+TX、ジアミダホス(1044)+TX、ジクロフェンチオン(1051)+TX、ジクリホス(代替名)+TX、ジメトエート(262)+TX、ドラメクチン(代替名)[CCN]+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、エプリノメクチン(代替名)[CCN]+TX、エトプロホス(312)+TX、二臭化エチレン(316)+TX、フェナミホス(326)+TX、フェンピラド(代替名)+TX、フェンスルホチオン(1158)+TX、ホスチアゼート(408)+TX、ホスチエタン(1196)+TX、フルフラール(代替名)[CCN]+TX、GY-81(開発コード)(423)+TX、ヘテロホス[CCN]+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、イサミドホス(1230)+TX、イサゾホス(1231)+TX、イベルメクチン(代替名)[CCN]+TX、キネチン(代替名)(210)+TX、メカルホン(1258)+TX、メタム(519)+TX、メタム-カリウム(代替名)(519)+TX、メタム-ナトリウム(519)+TX、臭化メチル(537)+TX、メチルイソチオシアネート(543)+TX、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+TX、モキシデクチン(代替名)[CCN]+TX、クワ暗斑病菌(Myrothecium verrucaria)組成物(代替名)(565)+TX、NC-184(化合物コード)+TX、オキサミル(602)+TX、ホレート(636)+TX、ホスファミドン(639)+TX、ホスホカルブ[CCN]+TX、セブホス(代替名)+TX、セラメクチン(代替名)[CCN]+TX、スピノサド(737)+TX、テルバム(代替名)+TX、テルブホス(773)+TX、テトラクロロチオフェン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1422)+TX、チアフェノックス(代替名)+TX、チオナジン(1434)+TX、トリアゾホス(820)+TX、トリアズロン(代替名)+TX、キシレノール[CCN]+TX、YI-5302(化合物コード)及びゼアチン(代替名)(210)+TX、フルエンスルホン[318290-98-1]+TX、フルオピラム+TXからなる物質の群から選択される殺線虫剤;
エチルキサントゲン酸カリウム[CCN]及びニトラピリン(580)+TXからなる物質の群から選択される硝化阻害剤;
アシベンゾラル(6)+TX、アシベンゾラル-S-メチル(6)+TX、プロベナゾール(658)及びオオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物(代替名)(720)+TXからなる物質の群から選択される植物活性化剤;
2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン(IUPAC名)(1246)+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+TX、アルファ-クロロヒドリン[CCN]+TX、リン化アルミニウム(640)+TX、アンツー(880)+TX、三酸化二ヒ素(882)+TX、炭酸バリウム(891)+TX、ビスチオセミ(912)+TX、ブロディファコウム(89)+TX、ブロマジオロン(アルファ-ブロマジオロンを含む)+TX、ブロメタリン(92)+TX、シアン化カルシウム(444)+TX、クロラロース(127)+TX、クロロファシノン(140)+TX、コレカルシフェロール(代替名)(850)+TX、クマクロール(1004)+TX、クマフリル(1005)+TX、クマテトラリル(175)+TX、クリミジン(1009)+TX、ジフェナコウム(246)+TX、ジフェチアロン(249)+TX、ジファシノン(273)+TX、エルゴカルシフェロール(301)+TX、フロクマフェン(357)+TX、フルオロアセトアミド(379)+TX、フルプロパダイン(1183)+TX、フルプロパダイン塩酸塩(1183)+TX、ガンマ-HCH(430)+TX、HCH(430)+TX、シアン化水素(444)+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、リンダン(430)+TX、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+TX、臭化メチル(537)+TX、ノルボルミド(1318)+TX、ホサセチム(1336)+TX、ホスフィン(IUPAC名)(640)+TX、リン[CCN]+TX、ピンドン(1341)+TX、亜ヒ酸カリウム[CCN]+TX、ピリヌロン(1371)+TX、シリロシド(1390)+TX、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+TX、シアン化ナトリウム(444)+TX、フルオロ酢酸ナトリウム(735)+TX、ストリキニーネ(745)+TX、硫酸タリウム[CCN]+TX、ワルファリン(851)及びリン化亜鉛(640)+TXからなる物質の群から選択される殺鼠剤;
2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート(IUPAC名)(934)+TX、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン(IUPAC名)(903)+TX、ファルネソール及びネロリドール(代替名)(324)+TX、MB-599(開発コード)(498)+TX、MGK264(開発コード)(296)+TX、ピペロニルブトキシド(649)+TX、ピプロタール(1343)+TX、プロピル異性体(1358)+TX、S421(開発コード)(724)+TX、セサメクス(1393)+TX、セサモリン(1394)及びスルホキシド(1406)+TXからなる物質の群から選択される共力剤;
アントラキノン(32)+TX、クロラロース(127)+TX、ナフテン酸銅[CCN]+TX、オキシ塩化銅(171)+TX、ジアジノン(227)+TX、ジシクロペンタジエン(化学名)(1069)+TX、グアザチン(422)+TX、酢酸グアザチン(422)+TX、メチオカルブ(530)+TX、ピリジン-4-アミン(IUPAC名)(23)+TX、チラム(804)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、ナフテン酸亜鉛[CCN]及びジラム(856)+TXからなる物質の群から選択される動物忌避剤;
イマニン(代替名)[CCN]及びリバビリン(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される殺ウイルス剤;
酸化第二水銀(512)+TX、オクチリノン(590)及びチオファネート-メチル(802)+TXからなる物質の群から選択される創傷保護剤;
1,1-ビス(4-クロロ-フェニル)-2-エトキシエタノール+TX、2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート+TX、2-フルオロ-N-メチル-N-1-ナフチルアセトアミド+TX、4-クロロフェニルフェニルスルホン+TX、アセトプロール+TX、アルドキシカルブ+TX、アミジチオン+TX、アミドチオエート+TX、アミトン+TX、シュウ酸水素アミトン+TX、アミトラズ+TX、アラマイト+TX、酸化第一ヒ素+TX、アゾベンゼン+TX、アゾトエート+TX、ベノミル+TX、ベノキサ-ホス+TX、ベンジルベンゾエート+TX、ビキサフェン+TX、ブロフェンバレレート+TX、ブロモ-シクレン+TX、ブロモホス+TX、ブロモプロピレート+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、ブトキシカルボキシム+TX、ブチルピリダベン+TX、多硫化カルシウム+TX、カンフェクロール+TX、カルバノレート+TX、カルボフェノチオン+TX、シミアゾール+TX、チノ-メチオナート+TX、クロルベンシド+TX、クロルジメホルム+TX、クロルジメホルムヒドロクロリド+TX、クロルフェネトール+TX、クロルフェンソン+TX、クロロフェンスルフィド+TX、クロロベンジラート+TX、クロロメブホルム+TX、クロロメチウロン+TX、クロロプロピレート+TX、クロルチオホス+TX、シネリンI+TX、シネリンII+TX、シネリンス+TX、クロサンテル+TX、クマホス+TX、クロタミトン+TX、クロトキシホス+TX、クフラエブ+TX、シアントエート+TX、DCPM+TX、DDT+TX、デメフィオン+TX、デメフィオン-O+TX、デメフィオン-S+TX、デメトン-メチル+TX、デメトン-O+TX、デメトン-O-メチル+TX、デメトン-S+TX、デメトン-S-メチル+TX、デメトン-S-メチルスルホン+TX、ジクロフルアニド+TX、ジクロルボス+TX、ジクリホス+TX、ジエノクロル+TX、ジメホクス+TX、ジネクス+TX、ジネクス-ジクレキシン+TX、ジノカップ-4+TX、ジノカップ-6+TX、ジノクトン+TX、ジノペントン+TX、ジノスルホン+TX、ジノテルボン+TX、ジオキサチオン+TX、ジフェニルスルホン+TX、ジスルフィラム+TX、DNOC+TX、ドフェナピン+TX、ドラメクチン+TX、エンドチオン+TX、エピリノメクチン+TX、エトエート-メチル+TX、エトリムホス+TX、フェナザフロル+TX、酸化フェンブタスズ+TX、フェノチオカルブ+TX、フェンピラド+TX、フェン-ピロキシメート+TX、フェンピラザミン+TX、フェンソン+TX、フェントリファニル+TX、フルベンジミン+TX、フルシクロクスロン+TX、フルエネチル+TX、フルオルベンシド+TX、FMC 1137+TX、ホルメタネート+TX、ホルメタネートヒドロクロリド+TX、ホルムパラネート+TX、ガンマ-HCH+TX、グリオジン+TX、ハルフェンプロックス+TX、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート+TX、イソカルボホス+TX、ジャスモリンI+TX、ジャスモリンII+TX、ジョドフェンホス+TX、リンダン+TX、マロノベン+TX、メカルバム+TX、メホスフォラン+TX、メスルフェン+TX、メタクリホス+TX、臭化メチル+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルベート+TX、ミルベマイシンオキシム+TX、ミパホクス+TX、モノクロトホス+TX、モルホチオン+TX、モキシデクチン+TX、ナレド+TX、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン+TX、ニフルリジド+TX、ニッコマイシン+TX、ニトリラカルブ+TX、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体+TX、オメトエート+TX、オキシデプロホス+TX、オキシジスルホトン+TX、pp’-DDT+TX、パラチオン+TX、ペルメトリン+TX、フェンカプトン+TX、ホサロン+TX、ホスホラン+TX、ホスファミドン+TX、ポリクロロテルペン+TX、ポリナクチン+TX、プロクロノール+TX、プロマシル+TX、プロポキスル+TX、プロチダチオン+TX、プロトエート+TX、ピレトリンI+TX、ピレトリンII+TX、ピレトリン+TX、ピリダフェンチオン+TX、ピリミテート+TX、キナルホス+TX、キンチオホス+TX、R-1492+TX、ホスグリシン+TX、ロテノン+TX、シュラダン+TX、セブホス+TX、セラメクチン+TX、ソファミド+TX、SSI-121+TX、スルフィラム+TX、スルフラミド+TX、スルホテプ+TX、硫黄+TX、ジフロビダジン+TX、タウ-フルバリネート+TX、TEPP+TX、テルバム+TX、テトラジホン+TX、テトラスル+TX、チアフェノックス+TX、チオカルボキシム+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオキノックス+TX、ツリンギエンシン+TX、トリアミホス+TX、トリアラテン+TX、トリアゾホス+TX、
トリアズロン+TX、トリフェノホス+TX、トリナクチン+TX、バミドチオン+TX、バニリプロール+TX、ベトキサジン+TX、ニオクタノン酸銅+TX、硫酸銅+TX、シブトリン+TX、ジクロン+TX、ジクロロフェン+TX、エンドタール+TX、フェンチン+TX、消石灰+TX、ナバム+TX、キノクラミン+TX、キノンアミド+TX、シマジン+TX、酢酸トリフェニルスズ+TX、水酸化トリフェニルスズ+TX、クルホメート+TX、ピペラジン+TX、チオファネート+TX、クロラロース+TX、フェンチオン+TX、ピリジン-4-アミン+TX、ストリキニン+TX、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド+TX、8-硫酸ヒドロキシキノリン+TX、ブロノポール+TX、水酸化銅+TX、クレゾール+TX、ジピリチオン+TX、ドジチン+TX、フェナミノスルフ+TX、ホルムアルデヒド+TX、ヒドラルガフェン+TX、カスガマイシン+TX、カスガマイシンヒドロクロリド水和物+TX、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)+TX、ニトラピリン+TX、オクチリノン+TX、オキソリン酸+TX、オキシテトラサイクリン+TX、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム+TX、プロベナゾール+TX、ストレプトマイシン+TX、ストレプトマイシンセスキスルフェート+TX、テクロフタラム+TX、チオメルサール+TX、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV+TX、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)+TX、 アムブリセイウス属の種(Amblyseius spp.)+TX、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV+TX、アングルス・アトムス(Anagrus atomus)+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)+TX、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)+TX、オートグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV+TX、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)+TX、ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)+TX、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)+TX、コドリンガ(Cydia pomonella)GV+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)+TX、ヘテロルハブジチス・バクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギジス(H.megidis)+TX、ヒポダミア・コンベルゲンス(Hippodamia convergens)+TX、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)+TX、マクロロフス・カリギノスス(Macrolophus caliginosus)+TX、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV+TX、メタフィクス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)+TX、メタリジウム・アニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)+TX、メタリジウム・アニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)+TX、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV+TX、ヒメハナカメムシ属の種(Orius spp.)+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)+TX、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)+TX、ステイネルネマカルポ・カプサエ(Steinernema carpocapsae)+TX、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)+TX、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)+TX、ステイネルネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)+TX、ステイネルネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)+TX、ステイネルネマ・スカプテリスキ(Steinernema scapterisci)+TX、ステイネルネマ属の種(Steinernema spp.)+TX、トリコグラマ属の種(Trichogramma spp.)+TX、チフロドロムス・オクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)+TX、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)+TX、アホレート+TX、ビサジル+TX、ブスルファン+TX、ジマチフ+TX、ヘメル+TX、ヘムパ+TX、メテパ+TX、メチオテパ+TX、メチルアホレート+TX、モルジド+TX、ペンフルロン+TX、テパ+TX、チオヘムパ+TX、チオテパ+TX、トレタミン+TX、ウレデパ+TX、(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテートと(E)-デカ-5-エン-1-オール+TX、(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート+TX、(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール+TX、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エナール+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート+TX、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン+TX、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アール+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート+TX、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート+TX、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート+TX、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート+TX、
14-メチルオクタデカ-1-エン+TX、4-メチルノナン-5-オール及び4-メチルノナン-5-オン+TX、アルファ-ムルチストリアチン+TX、ブレビコミン+TX、コドレルレ+TX、コドレモン+TX、クエルレ+TX、ジスパールア+TX、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート+TX、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート+TX、ドデカ-8+TX、10-ジエン-1-イルアセテート+TX、ドミニカルア+TX、エチル4-メチルオクタノエート+TX、オイゲノール+TX、フロンタリン+TX、グランドルア+TX、グランドルアI+TX、グランドルアII+TX、グランドルアIII+TX、グランドルアIV+TX、ヘキサルア+TX、イプスジエノール+TX、イプセノール+TX、ジャポニルア+TX、リネアチン+TX、リトルア+TX、ループルア+TX、メドルア+TX、メガトモ酸+TX、メチルオイゲノール+TX、ムスカルア+TX、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート+TX、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート+TX、オルフラルア+TX、オリクタルア+TX、オストラモン+TX、シグルア+TX、ソルジジン+TX、スルカトール+TX、テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート+TX、トリメドルア+TX、トリメドルアA+TX、トリメドルアB1+TX、トリメドルアB2+TX、トリメドルアC+TX、トランク-コール(trunc-call)+TX、2-(オクチルチオ)-エタノール+TX、ブタピロノキシル+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)+TX、ジブチルアジペート+TX、フタル酸ジブチル+TX、ジブチルコハク酸塩+TX、ジエチルトルアミド+TX、ジメチルカルベート+TX、ジメチルフタレート+TX、エチルヘキサンジオール+TX、ヘキサミド+TX、メトキン-ブチル+TX、メチルネオデカンアミド+TX、オキサメート+TX、ピカリジン+TX、1-ジクロロ-1-ニトロエタン+TX、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)-エタン+TX、1,2-ジクロロプロパンと1,3-ジクロロプロペン+TX、1-ブロモ-2-クロロエタン+TX、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)酢酸エチル+TX、2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルリン酸塩+TX、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート+TX、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート+TX、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート+TX、2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール+TX、2-クロロビニルジエチルホスフェート+TX、2-イミダゾリドン+TX、2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン+TX、2-メチル(プロプ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート+TX、2-チオシアナトエチルラウレート+TX、3-ブロモ-1-クロロプロプ-1-エン+TX、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート+TX、4-メチル(プロプ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート+TX、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート+TX、アセチオン+TX、アクリロニトリル+TX、アルドリン+TX、アロサミジン+TX、アリキシカルブ+TX、α-エクジソン+TX、リン化アルミニウム+TX、アミノカルブ+TX、アナバシン+TX、アチダチオン+TX、アザメチホス+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタエンドトキシン+TX、バリウムヘキサフルオロシリケート+TX、バリウムポリスルフィド+TX、バルトリン+TX、バイエル22/190+TX、バイエル22408+TX、ベータ-シフルトリン+TX、ベータ-シペルメトリン+TX、バイオエタノメトリン+TX、ビオパーメトリン+TX、ビス(2-クロロエチル)エーテル+TX、ホウ砂+TX、ブロムフェンビンホス+TX、ブロモ-DDT+TX、ブフェンカルブ+TX、ブタカルブ+TX、ブタチオホス+TX、ブトネート+TX、ヒ酸カルシウム+TX、シアン化カルシウム+TX、二硫化炭素+TX、四塩化炭素+TX、カルタップヒドロクロリド+TX、セバジン+TX、クロルビシクレン+TX、クロルダン+TX、クロルデコン+TX、クロロホルム+TX、クロルピクリン+TX、クロルホキシム+TX、クロルプラゾホス+TX、cis-レスメトリン+TX、シスメトリン+TX、クロシトリン+TX、アセト亜ヒ酸銅+TX、ヒ酸銅+TX、オレイン酸銅+TX、クミトエート+TX、氷晶石+TX、CS708+TX、シアノフェンホス+TX、シアノホス+TX、シクレトリン+TX、シチオエート+TX、d-テトラメトリン+TX、DAEP+TX、ダゾメット+TX、デカルボフラン+TX、ジアミダホス+TX、ジカプトン+TX、ジクロロフェンチオン+TX、ジクレシル+TX、ジシクラニル+TX、ディルドリン+TX、ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルホスフェート+TX、ジロール+TX、ジメフルトリン+TX、ジメタン+TX、ジメトリン+TX、ジメチルビンホス+TX、ジメチラン+TX、ジノプロプ+TX、ジノサム+TX、ジノセブ+TX、ジオフェノラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、ジチクロホス+TX、DSP+TX、エクジステロン+TX、EI 1642+TX、EMPC+TX、EPBP+TX、エタホス+TX、エチオフェンカルブ+TX、ギ酸エチル+TX、エチレンジブロミド+TX、ジクロロエタン+TX、エチレンオキシド+TX、EXD+TX、フェンクロルホス+TX、フェネタカルブ+TX、フェニトロチオン+TX、フェノキサクリム+TX、フェンピリトリン+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオン-エチル+TX、フルコフロン+TX、ホスメチラン+TX、ホスピレート+TX、ホスチエタン+TX、フラチオカルブ+TX、フレトリン+TX、グアザチン+TX、酢酸グアザチン+TX、ナトリウムテトラチオカルボネート+TX、ハルフェンプロックス+TX、HCH+TX、HEOD+TX、ヘプタクロール+TX、ヘテロホス+TX、HHDN+TX、シアン化水素+TX、ヒキンカルブ+TX、IPSP+TX、イサゾホス+TX、イソベンザン+TX、イソドリン+TX、イソフェンホス+TX、イソラン+TX、イソプロチオラン+TX、イソキサチオン+TX、幼虫ホルモンI+TX、幼虫ホルモンII+TX、幼虫ホルモンIII+TX、ケレバン+TX、キノプレン+TX、ヒ酸鉛+TX、レプトホス+TX、リリムホス+TX、リチダチオン+TX、m-クメニルメチルカルバメート+TX、リン化マグネシウム+TX、マジドクス+TX、メカルホン+TX、メナゾン+TX、塩化第一水銀+TX、メスルフェンホス+TX、メタム+TX、メタム-カリウム+TX、メタム-ナトリウム+TX、メタンフッ化スルホニル+TX、メトクロトホス+TX、メトプレン+TX、メトトリン+TX、メトキシクロル+TX、メチルイソチオシアネート+TX、メチルクロロホルム+TX、塩化メチレン+TX、メトキサジアゾン+TX、ミレックス+TX、ナフタロホス+TX、ナフタレン+TX、NC-170+TX、ニコチン+TX、ニコチンスルフェート+TX、ニチアジン+TX、ノルニコチン+TX、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルエチルホスホノチオエート+TX、O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオエート+TX、O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオエート+TX、O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート+TX、オレイン酸+TX、パラ-ジクロロベンゼン+TX、
パラチオン-メチル+TX、ペンタクロロフェノール+TX、ラウリン酸ペンタクロロフェニル+TX、PH60-38+TX、フェンカプトン+TX、ホスニクロル+TX、ホスフィン+TX、ホキシム-メチル+TX、ピリメタホス+TX、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体+TX、亜ヒ酸カリウム+TX、カリウムチオシアネート+TX、プレコセンI+TX、プレコセンII+TX、プレコセンIII+TX、ピリミドホス+TX、プロフルトリン+TX、プロメカルブ+TX、プロチオホス+TX、ピラゾホス+TX、ピレスメトリン+TX、カッシア+TX、キナルホス-メチル+TX、キノチオン+TX、ラホキサニド+TX、レスメスリン+TX、ロテノン+TX、カデトリン+TX、リアニア+TX、リアノジン+TX、サバジラ+TX、シュラダン+TX、セブホス+TX、SI-0009+TX、チアプロニル+TX、亜ヒ酸ナトリウム+TX、シアン化ナトリウム+TX、フッ化ナトリウム+TX、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム+TX、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩+TX、セレン酸ナトリウム+TX、チオシアン酸ナトリウム+TX、スルコフロン+TX、スルコフロン-ナトリウム+TX、フッ化スルフリル+TX、スルプロホス+TX、タール油+TX、タジムカルブ+TX、TDE+TX、テブピリムホス+TX、テメホス+TX、テラレスリン+TX、テトラクロロエタン+TX、チクロホス+TX、チオシクラム+TX、チオシクラム水素オキサレート+TX、チオナジン+TX、チオスルタップ+TX、チオスルタップ-ナトリウム+TX、トラロメトリン+TX、トランスパーメトリン+TX、トリアザメート+TX、トリクロルメタホス-3+TX、トリクロロナト+TX、トリメタカルブ+TX、トルプロカルブ+TX、トリクロピリカルブ+TX、トリプレン+TX、ベラトリジン+TX、ベラトリン+TX、XMC+TX、ゼータメトリン+TX、亜鉛ホスフィド+TX、ゾラプロホス+TX、メペルフルトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、ビス(トリブチルスズ)オキシド+TX、ブロモアセタミド+TX、リン酸第二鉄+TX、ニクロスアミド-オラミン+TX、酸化トリブチルスズ+TX、ピリモルフ+TX、トリフェンモルフ+TX、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン+TX、1,3-ジクロロプロペン+TX、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド+TX、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルローダニン+TX、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸+TX、6-イソペンテニルアミノプリン+TX、2-フルオロ-N-(3-メトキシフェニル)-9H-プリン-6-アミン+TX、ベンクロチアズ+TX、サイトカイニン+TX、DCIP+TX、ルフラール+TX、イサミドホス+TX、カイネチン+TX、ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物+TX、テトラクロロチオフェン+TX、キシレノルス+TX、ゼアチン+TX、エチルキサントゲン酸カリウム+TX、アシベンゾラル+TX、アシベンゾラル-S-メチル+TX、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物+TX、アルファ-クロロヒドリン+TX、アンツ+TX、炭酸バリウム+TX、ビスチオセミ+TX、ブロジファクム+TX、ブロマジオロン+TX、ブロメタリン+TX、クロロファシノン+TX、コレカルシフェロール+TX、クマクロール+TX、クマフリル+TX、クマテトラリル+TX、クリミジン+TX、ジフェナクム+TX、ジフェチアロン+TX、ジファシノン+TX、エルゴカルシフェロール+TX、フロクマフェン+TX、フルオロアセタミド+TX、フルプロパジン+TX、フルプロパジンヒドロクロリド+TX、ノルボルミド+TX、ホスアセチム+TX、リン+TX、ピンドン+TX、ピリヌロン+TX、シリロシド+TX、-フルオロ酢酸ナトリウム+TX、硫酸タリウム+TX、ワルファリン+TX、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート+TX、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン+TX、ファルネソール及びネロリドール+TX、ベルブチン+TX、MGK264+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピプロタール+TX、プロピル異性体+TX、S421+TX、セサメックス+TX、セサスモリン+TX、スルホキシド+TX、アントラキノン+TX、ナフテン酸銅+TX、オキシ塩化銅+TX、ジシクロペンタジエン+TX、チラム+TX、ナフテン酸亜鉛+TX、ジラム+TX、イマニン+TX、リバビリン+TX、クロロインコナジド+TX、酸化水銀(II)+TX、チオファネート-メチル+TX、アザコナゾール+TX、ビテルタノール+TX、ブロムコナゾール+TX、シプロコナゾール+TX、ジフェノコナゾール+TX、ジニコナゾール+TX、エポキシコナゾール+TX、フェンブコナゾール+TX、フルキンコナゾール+TX、フルシラゾール+TX、フルトリアホール+TX、フラメトピル+TX、ヘキサコナゾール+TX、イマザリル+TX、イミベンコナゾール+TX、イプコナゾール+TX、メトコナゾール+TX、ミクロブタニル+TX、パクロブトラゾール+TX、ペフラゾエート+TX、ペンコナゾール+TX、プロチオコナゾール+TX、ピリフェノックス+TX、プロクロラズ+TX、プロピコナゾール+TX、ピリソキサゾール+TX、シメコナゾール+TX、テブコナゾール+TX、テトラコナゾール+TX、トリアジメホン+TX、トリアジメノール+TX、トリフルミゾール+TX、トリチコナゾール+TX、アンシミドール+TX、フェナリモル+TX、ヌアリモル+TX、ブピリメート+TX、ジメチリモール+TX、エチリモール+TX、ドデモルフ+TX、フェンプロピジン+TX、フェンプロピモルフ+TX、スピロキサミン+TX、トリデモルフ+TX、シプロジニル+TX、メパニピリム+TX、ピリメタニル+TX、フェンピクロニル+TX、フルジオキソニル+TX、ベナラキシル+TX、フララキシル+TX、-メタラキシル-+TX、Rメタラキシル+TX、オフレース+TX、オキサジキシル+TX、カルベンダジム+TX、デバカルブ+TX、フベリダゾール-+TX、チアベンダゾール+TX、クロゾリネート+TX、ジクロゾリン+TX、ミクロゾリン-+TX、プロシミドン+TX、ビンクロゾリン+TX、ボスカリド+TX、カルボキシン+TX、フェンフラム+TX、フルトラニル+TX、メプロニル+TX、オキシカルボキシン+TX、ペンチオピラド+TX、チフルザミド+TX、ドジン+TX、イミノクタジン+TX、アゾキシストロビン+TX、ジモキシストロビン+TX、エネストロブリン+TX、フェナミンストロビン+TX、フルフェノキシストロビン+TX、フルオキサストロビン+TX、クレソキシム-メチル+TX、メトミノストロビン+TX、トリフロキシストロビン+TX、オリザストロビン+TX、ピコキシストロビン+TX、ピラクロストロビン+TX、ピラメトストロビン+TX、ピラオキシストロビン+TX、フェルバム+TX、マンコゼブ+TX、マンネブ+TX、メチラム+TX、プロピネブ+TX、ジネブ+TX、カプタホール+TX、キャプタン+TX、フルオロイミド+TX、ホルペット+TX、トリルフルアニド+TX、ボルドー液+TX、酸化銅+TX、マンカッパー+TX、オキシン-銅+TX、ニトロタル-イソプロピル+TX、エディフェンホス+TX、イプロベンホス+TX、ホスジフェン+TX、トルコホス-メチル+TX、アニラジン+TX、ベンチアバリカルブ+TX、ブラストサイジン-S+TX、クロロネブ+TX、クロロタロニル+TX、シフルフェナミド+TX、シモキサニル+TX、ジクロシメット+TX、ジクロメジン+TX、ジクロラン+TX、ジエトフェンカルブ+TX、ジメトモルフ-+TX、フルモルフ+TX、ジチアノン+TX、
エタボキサム+TX、エトリジアゾール+TX、ファモキサドン+TX、フェンアミドン+TX、フェノキサニル+TX、フェリムゾン+TX、フルアジナム+TX、フルオピコリド+TX、フルスルファミド+TX、フルキサピロキサド+TX、フェンヘキサミド+TX、ホセチル-アルミニウム+TX、ヒメキサゾール+TX、イプロバリカルブ+TX、シアゾファミド+TX、メタスルホカルブ+TX、メトラフェノン+TX、ペンシクロン+TX、フタリド+TX、ポリオキシン+TX、プロパモカルブ+TX、ピリベンカルブ+TX、プロキナジド+TX、ピロキロン+TX、ピリオフェノン+TX、キノキシフェン+TX、キントゼン+TX、チアジニル+TX、トリアゾキシド+TX、トリシクラゾール+TX、トリホリン+TX、バリダマイシン+TX、バリフェナレート+TX、ゾキサミド+TX、マンジプロパミド+TX、フルベネテラム+TX、イソピラザム+TX、セダキサン+TX、ベンゾビンジフルピル+TX、ピジフルメトフェン+TX、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド+TX、イソフルシプラム+TX、イソチアニル+TX、ジピメチトロン+TX、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロロ[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル+TX、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン+TX、フルインダピル+TX、クメトキシストロビン(ジアキシアングジュンジ(jiaxiangjunzhi))+TX、ルベンミキシアナン(lvbenmixianan)+TX、ジクロベンチアゾクス+TX、マンデストロビン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン+TX、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール+TX、オキサチアピプロリン+TX、tert-ブチルN-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、ピラジフルミド+TX、インピルフルキサム+TX、ツロールプロカルブ+TX、メフェントリフルコナゾール+TX、イプフェントリフルコナゾール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソキサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホン酸+TX、ブタ-3-イニルN-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、チルN-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート+TX、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン+TX、ピリダクロメチル+TX、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン+TX、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン+TX、アミノピリフェン+TX、アメトクトラジン+TX、アミスルブロム+TX、ペンフルフェン+TX、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド+TX、フロリルピコキサミド+TX、フェンピコキサミド+TX、テブフロキン+TX、イププルフェノキン+TX、キノフメリン+TX、イソフェタミド+TX、エチル1-[[4-[[2-(トリフルオロメチル)-1,3-ジオキソラン-2-イル]メトキシ]フェニル]メチル]ピラゾール-3-カルボキシレート+TX(国際公開第2020/056090号に記載の方法から調製し得る)、エチル1-[[4-[(Z)-2-エトキシ-3,3,3-トリフルオロ-プロプ-1-エノキシ]フェニル]メチル]ピラゾール-3-カルボキシレート+TX(国際公開第2020/056090号に記載の方法から調製し得る)、メチルN-[[4-[1-(4-シクロプロピル-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピラゾール-4-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート+TX(国際公開第2020/097012号に記載の方法から調製し得る)、メチルN-[[4-[1-(2,6-ジフルオロ-4-イソプロピル-フェニル)ピラゾール-4-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート+TX(国際公開第2020/097012号に記載の方法から調製し得る)、6-クロロ-3-(3-シクロプロピル-2-フルオロ-フェノキシ)-N-[2-(2,4-ジメチルフェニル)-2,2-ジフルオロ-エチル]-5-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド+TX(国際公開第2020/109391号に記載の方法から調製し得る)、6-クロロ-N-[2-(2-クロロ-4-メチル-フェニル)-2,2-ジフルオロ-エチル]-3-(3-シクロプロピル-2-フルオロ-フェノキシ)-5-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド+TX(国際公開第2020/109391号に記載の方法から調製し得る)、6-クロロ-3-(3-シクロプロピル-2-フルオロ-フェノキシ)-N-[2-(3,4-ジメチルフェニル)-2,2-ジフルオロ-エチル]-5-メチル-ピリダジン-4-カルボキサミド+TX(国際公開第2020/109391号に記載の方法から調製し得る)、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、ベンゾチオストロビン+TX、フェナマクリル+TX、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)+TX、フルオピラム+TX、フルフェノキサジアザム+TX、フルチアニル+TX、フルオピモミド+TX、
ピラプロポイン+TX、ピカルブトラゾクス+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、メチルテトラプロール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、α-(1,1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-5-ピリミジンメタノール+TX、フルオキサピプロリン+TX、エノキサストロビン+TX、メチル(Z)-3-メトキシ-2-[2-メチル-5-[4-(トリフルオロメチル)トリアゾール-2-イル]フェノキシ]プロプ-2-エノエート+TX、メチル(Z)-3-メトキシ-2-[2-メチル-5-(4-プロピルトリアゾール-2-イル)フェノキシ]プロプ-2-エノエート+TX、メチル(Z)-2-[5-(3-イソプロピルピラゾール-1-イル)-2-メチル-フェノキシ]-3-メトキシ-プロプ-2-エノエート+TX、メチル(Z)-3-メトキシ-2-[2-メチル-5-(3-プロピルピラゾール-1-イル)フェノキシ]プロプ-2-エノエート+TX、メチル(Z)-3-メトキシ-2-[2-メチル-5-[3-(トリフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]フェノキシ]プロプ-2-エノエート+TX(これらの化合物は、国際公開第2020/079111号に記載の方法から調製し得る)、メチル(Z)-2-(5-シクロヘキシル-2-メチル-フェノキシ)-3-メトキシ-プロプ-2-エノエート+TX、メチル(Z)-2-(5-シクロペンチル-2-メチル-フェノキシ)-3-メトキシ-プロプ-2-エノエート+TX(これらの化合物は、国際公開第2020/193387号に記載の方法から調製し得る)、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-チオキソ-4H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、トリネキサパック+TX、クモキシストロビン+TX、チョンションマイシン(zhongshengmycin)+TX、チオジアゾール銅+TX、亜鉛チアゾール+TX、アメクトトラクチン+TX、イプロジオン+TX、セボクチルアミン+TX;N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2015/155075号に記載の方法により調製され得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(この化合物は、IPCOM000249876Dに記載の方法により調製され得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2018/228896号に記載の方法により調製され得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2019/110427号に記載の方法により調製され得る);N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/153380号に記載の方法により調製され得る);1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/025510号に記載の方法により調製され得る);1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール+TX(これらの化合物は、国際公開第2016/156085号に記載の方法により調製され得る);N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド+TX、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン+TX。この段落中の化合物は、国際公開第2017/055473号、国際公開第2017/055469号、国際公開第2017/093348号及び国際公開第2017/118689号に記載の方法により調製され得る;2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法により調製され得る);2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法により調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法により調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法により調製され得る);(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボ
キシレート+TX(この化合物は、国際公開第2014/006945号に記載の方法により調製され得る);2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン+TX(この化合物は、国際公開第2011/138281号に記載の方法により調製され得る);N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド+TX;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド+TX(この化合物は、国際公開第2018/153707号に記載の方法により調製され得る);N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX;
N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(この化合物は、国際公開第2016/202742号に記載の方法により調製され得る);2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX(この化合物は、国際公開第2014/095675号に記載の方法により調製され得る);(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン+TX、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/220485号に記載の方法により調製され得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX(この化合物は、国際公開第2018/065414号に記載の方法により調製され得る);エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX(この化合物は、国際公開第2018/158365号に記載の方法により調製され得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX(これらの化合物は、国際公開第2018/202428号に記載の方法により調製され得る)から選択される生物学的有効物質;
以下を含む微生物:アシネトバクター・ルオフィイ(Acinetobacter lwoffii)+TX、アクレモニウム・アルテルナタム(Acremonium alternatum)+TX+TX、アクレモニウム・セファロスポリウム(Acremonium cephalosporium)+TX+TX、アクレモニウム・ジオスピリ(Acremonium diospyri)+TX、アクレモニウム・オブカラバタム(Acremonium obclavatum)+TX、アドキソフィイス・オラナ(Adoxophyes orana)グラニュロウイルス(AdoxGV)(Capex(登録商標))+TX、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)菌株K84(Galltrol-A(登録商標))+TX、アルテルナリア・アルテルナータ(Alternaria alternate)+TX、アルテルナリア・カッシア(Alternaria cassia)+TX、アルテルナリア・デストルエンス(Alternaria destruens)(Smolder(登録商標))+TX、アムペロマイセス・キスクアリス(Ampelomyces quisqualis)(AQ10(登録商標))+TX、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)AF36(AF36(登録商標))+TX、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)NRRL21882(Aflaguard(登録商標))+TX、アスペルギルス属の種(Aspergillus spp.)+TX、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)+TX、アゾスピリルム属(Azospirillum)+TX、(MicroAZ(登録商標)+TX、TAZO B(登録商標))+TX、アゾトバクター属(Azotobacter)+TX、アゾトバクター・クロオクカム(Azotobacter chroocuccum)(Azotomeal(登録商標))+TX、アゾトバクター・シスツ(Azotobacter cysts)(Bionatural Blooming Blossoms(登録商標))+TX、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)+TX、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)+TX、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)菌株CM-1+TX、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)菌株AQ746+TX、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)菌株HB-2(Biostart(商標)Rhizoboost(登録商標))+TX、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)菌株3086(EcoGuard(登録商標)+TX、Green Releaf(登録商標))+TX、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)(BioSafe(登録商標)+TX、BioNem-WP(登録商標)+TX、VOTiVO(登録商標))+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)菌株I-1582+TX、バチルス・マセランス(Bacillus macerans)+TX、バチルス・マリスモルツイ(Bacillus marismortui)+TX、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)+TX、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)菌株AQ726+TX、バチルス・パピラエ(Bacillus papillae)(Milky Spore Powder(登録商標))+TX、バチルス・プミルス属の種(Bacillus pumilus spp.)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)菌株GB34(Yield Shield(登録商標))+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)菌株AQ717+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)菌株QST 2808(Sonata(登録商標)+TX、Ballad Plus(登録商標))+TX、バチルス・スパヘリクス(Bacillus spahericus)(VectoLex(登録商標))+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)菌株AQ175+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)菌株AQ177+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)菌株AQ178+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST 713(CEASE(登録商標)+TX、Serenade(登録商標)+TX、Rhapsody(登録商標))+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST 714(JAZZ(登録商標))+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株AQ153+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株AQ743+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST3002+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST3004+TX、バチルス・サブチリス変種アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var.amyloliquefaciens)菌株FZB24(Taegro(登録商標)+TX、Rhizopro(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)Cry2Ae+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)Cry1Ab+TX、バチルス・チューリンゲンシスアイザワイ(Bacillus thuringiensis aizawai)GC91(Agree(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシスイスラエレンシス(Bacillus thuringiensis israelensis)(BMP123(登録商標)+TX、Aquabac(登録商標)+TX、VectoBac(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・クルスターキ(Bacillus thuringiensis kurstaki)(Javelin(登録商標)+TX、Deliver(登録商標)+TX、CryMax(登録商標)+TX、Bonide(登録商標)+TX、Scutella WP(登録商標)+TX、Turilav WP(登録商標)+TX、Astuto(登録商標)+TX、Dipel WP(登録商標)+TX、Biobit(登録商標)+TX、Foray(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・クルスターキ(Bacillus thuringiensis kurstaki)BMP 123(Baritone(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・クルスターキ(Bacillus thuringiensis kurstaki)HD-1(Bioprotec-CAF/3P(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)菌株BD#32+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)菌株AQ52+TX、バチルス・チューリンゲンシス変種アイザワイ(Bacillus thuringiensis var.aizawai)(XenTari(登録商標)+TX、DiPel(登録商標))+TX、バクテリア属の種(bacteria spp.)(GROWMEND(登録商標)+TX、GROWSWEET(登録商標)+TX、Shootup(登録商標))+TX、クラビパクター・ミシガンシス(Clavipacter michiganensis)のバクテリオファージ(AgriPhage(登録商標))+TX、Bakflor(登録商標)+TX、
ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)(Beaugenic(登録商標)+TX、Brocaril WP(登録商標))+TX、ベアウベリア・バッシアナGHA(Beauveria bassiana GHA)(Mycotrol ES(登録商標)+TX、Mycotrol O(登録商標)+TX、BotaniGuard(登録商標))+TX、ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(Engerlingspilz(登録商標)+TX、Schweizer Beauveria(登録商標)+TX、Melocont(登録商標))+TX、ボーベリア属の種(Beauveria spp.)+TX、ボトリチスシネリア(Botrytis cineria)+TX、ダイズ根粒菌(Bradyrhizobium japonicum)(TerraMax(登録商標))+TX、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)+TX、バチルス・チューリンゲンシス・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis tenebrionis)(Novodor(登録商標))+TX、BtBooster+TX、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(Deny(登録商標)+TX、Intercept(登録商標)+TX、Blue Circle(登録商標))+TX、バークホルデリア・グラジイ(Burkholderia gladii)+TX、バークホルデリア・グラジオリ(Burkholderia gladioli)+TX、バークホルデリア属の種(Burkholderia spp.)+TX、カナディアンチスルファンガス(Canadian thistle fungus)(CBH Canadian Bioherbicide(登録商標))+TX、カンジダ・ブチリ(Candida butyri)+TX、カンジダ・ファマタ(Candida famata)+TX、カンジダ・フルクツス(Candida fructus)+TX、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)+TX、カンジダ・グイリエルモンヂイ(Candida guilliermondii)+TX、カンジダ・メリビオシカ(Candida melibiosica)+TX、カンジダ・オレフィラ(Candida oleophila)菌株O+TX、カンジダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)+TX、カンジダ・ペリクロサ(Candida pelliculosa)+TX、カンジダ・プルケリマ(Candida pulcherrima)+TX、カンジダ・レウカウフィイ(Candida reukaufii)+TX、カンジダ・サイトアナ(Candida saitoana)(Bio-Coat(登録商標)+TX、Biocure(登録商標))+TX、カンジダ・サケ(Candida sake)+TX、カンジダ属の種(Candida spp.)+TX、カンジダ・テニウス(Candida tenius)+TX、セデセア・ドラビサエ(Cedecea dravisae)+TX、セルモナス・フラビゲナ(Cellulomonas flavigena)+TX、カエトミウム・コクリオデス(Chaetomium cochliodes)(Nova-Cide(登録商標))+TX、カエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)(Nova-Cide(登録商標))+TX、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)菌株PRAA4-1T(Grandevo(登録商標))+TX、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)+TX、クラドスポリウム・オキシスポルム(Cladosporium oxysporum)+TX、クラドスポリウム・クロロセファルム(Cladosporium chlorocephalum)+TX、クラドスポリウム属の種(Cladosporium spp.)+TX、クラドスポリウム・テヌイシマム(Cladosporium tenuissimum)+TX、クロノスタキス・ロゼア(Clonostachys rosea)(EndoFine(登録商標))+TX、コレトトリカム・アクタタム(Colletotrichum acutatum)+TX、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)(Cotans WG(登録商標))+TX、コニオチリウム属の種(Coniothyrium spp.)+TX、クリプトコッカス・アルビダス(Cryptococcus albidus)(YIELDPLUS(登録商標))+TX、クリプトコッカス・フミコラ(Cryptococcus humicola)+TX、クリプトコッカス・インフィルモミニアツス(Cryptococcus infirmo-miniatus)+TX、クリプトコッカス・ラウレンチイ(Cryptococcus laurentii)+TX、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)グラニュロウイルス(Cryptex(登録商標))+TX、クプリアビダス・カムピネンシス(Cupriavidus campinensis)+TX、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)グラニュロウイルス(CYD-X(登録商標))+TX、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)グラニュロウイルス(Madex(登録商標)+TX、Madex Plus(登録商標)+TX、Madex Max/Carpovirusine(登録商標))+TX、エビコウヤクタケ(Cylindrobasidium laeve)(Stumpout(登録商標))+TX、シリンドロクラジウム属(Cylindrocladium)+TX、デバリオマイセス・ハンセニイ(Debaryomyces hansenii)+TX、ドレックスレラ・ハワイイネンシス(Drechslera hawaiinensis)+TX、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)+TX、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)+TX、エントモフトラ・ビルレンタ(Entomophtora virulenta)(Vektor(登録商標))+TX、エピコッカム・ニグラム(Epicoccum nigrum)+TX、エピコッカム・プルプラセンス(Epicoccum purpurascens)+TX、エピコッカム属の種(Epicoccum spp.)+TX、フィロバシジウム・フロリホルメ(Filobasidium floriforme)+TX、フザリウム・アクミナタム(Fusarium acuminatum)+TX、フザリウム・クラミドスポルム(Fusarium chlamydosporum)+TX、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)(Fusaclean(登録商標)/Biofox C(登録商標))+TX、フザリウム・プラリフェラタム(Fusarium proliferatum)+TX、フザリウム属の種(Fusarium spp.)+TX、グララクトマイセス・ゲオトリクム(Galactomyces geotrichum)+TX、グリオクラジウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum)(Primastop(登録商標)+TX、Prestop(登録商標))+TX、グリオクラジウム・ロセウム(Gliocladium roseum)+TX、グリオクラジウム属の種(Gliocladium spp.)(SoilGard(登録商標))+TX、グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)(Soilgard(登録商標))+TX、グラニュロウイルス属(Granulovirus)(Granupom(登録商標))+TX、ハロバシルス・ハロフィルス(Halobacillus halophilus)+TX、ハロバシルス・リトラリス(Halobacillus litoralis)+TX、ハロバシルス・トルエペリ(Halobacillus trueperi)+TX、ハロモナス属の種(Halomonas spp.)+TX、ハロモナススブグラシエ・スコラ(Halomonas subglaciescola)+TX、ハロビブリオ・バリアビリス(Halovibrio variabilis)+TX、ハンセニアスポラ・ウバルム(Hanseniaspora uvarum)+TX、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多核体ウイルス(Helicovex(登録商標))+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多角体ウイルス(Gemstar(登録商標))+TX、イソフラボン-ホルモノネチン(Myconate(登録商標))+TX、クロエケラアピクラタ(Kloeckera apiculata)+TX、クロエケラ属の種(Kloeckera spp.)+TX、ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganteum)(Laginex(登録商標))+TX、オンシツコナジラミ(Lecanicillium longisporum)(Vertiblast(登録商標))+TX、レカニシリウム・ムスカリウム(Lecanicillium muscarium)(Vertikil(登録商標))+TX、マイマイガ(Lymantria dispar)核多角体ウイルス(Disparvirus(登録商標))+TX、マリノコッカス・ハロフィルス(Marinococcus halophilus)+TX、メイラ・ゲウラコニギイ(Meira geulakonigii)+TX、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)(Met52(登録商標))+TX、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)(Destruxin WP(登録商標))+TX、メチニコビア・フルチコラ(Metschnikowia fruticola)(Shemer(登録商標))+TX、メチニコビア・プルケリマ(Metschnikowia pulcherrima)+TX、ミクロドキウム・ジメルム(Microdochium dimerum)(Antibot(登録商標))+TX、ミクロモノスポラ・コエルレア(Micromonospora coerulea)+TX、ミクロモノスポラ・コエルレア(Micromonospora coerulea)+TX、ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea)+TX、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620(Muscudor(登録商標))+TX、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)菌株A3-5+TX、ミコルヒザエ属の種(Mycorrhizae spp.)(AMykor(登録商標)+TX、Root Maximizer(登録商標))+TX、ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)菌株AARC-0255(DiTera(登録商標))+TX、BROS PLUS(登録商標)+TX、オフィオストマ・ピリフェルム(Ophiostoma piliferum)菌株D97(Sylvanex(登録商標))+TX、パエシロマイセス・ファリノスス(Paecilomyces farinosus)+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(PFR-97(登録商標)+TX、PreFeRal(登録商標))+TX、パエシロマイセス・リナシヌス(Paecilomyces linacinus)(Biostat WP(登録商標))+TX、パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacin
us)菌株251(MeloCon WG(登録商標))+TX、パエニバチルス・ポリミクサ(Paenibacillus polymyxa)+TX、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)(BlightBan C9-1(登録商標))+TX、パントエア属の種(Pantoea spp.)+TX、パスツーリア属の種(Pasteuria spp.)(Econem(登録商標))+TX、パスツーリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)+TX、ペニシリウム・オーランチオグリセウム(Penicillium aurantiogriseum)+TX、ペニシリウム・ビライ(Penicillium billai)(Jumpstart(登録商標)+TX、TagTeam(登録商標))+TX、ペニシリウム・ブレビコンパクタム(Penicillium brevicompactum)+TX、ペニシリウム・フレクエンタンス(Penicillium frequentans)+TX、ペニシリウム・グリセオフルバム(Penicillium griseofulvum)+TX、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)+TX、ペニシリウム属の種(Penicillium spp.)+TX、ペニシリウム・ビリディカタム(Penicillium viridicatum)+TX、フレビオプシス・ギガンテアン(Phlebiopsis gigantean)(Rotstop(登録商標))+TX、リン溶解菌(Phosphomeal(登録商標))+TX、フィトフトラ・クリプトギア(Phytophthora cryptogea)+TX、フィトフトラ・パルミボラ(Phytophthora palmivora)(Devine(登録商標))+TX、ピチア・アノマラ(Pichia anomala)+TX、ピチア・グイレルモンディイ(Pichia guilermondii)+TX、ピチア・メンブランファイエンス(Pichia membranaefaciens)+TX、ピチア・オニキス(Pichia onychis)+TX、ピチア・スチピテス(Pichia stipites)+TX、
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)+TX、シュードモナス・アウレオファシエンス(Pseudomonas aureofasciens)(Spot-Less Biofungicide(登録商標))+TX、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)+TX、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)(AtEze(登録商標))+TX、シュードモナス・コルゲート(Pseudomonas corrugate)+TX、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)菌株A506(BlightBan A506(登録商標))+TX、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)+TX、シュードモナス・リアクタンス(Pseudomonas reactans)+TX、シュードモナス属の種(Pseudomonas spp.)+TX、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)(Bio-Save(登録商標))+TX、シュードモナス・ビリジフラバ(Pseudomonas viridiflava)+TX、蛍光菌(Pseudomons fluorescens)(Zequanox(登録商標))+TX、シュードジマ・フロクロッサ(Pseudozyma flocculosa)菌株PF-A22 UL(Sporodex L(登録商標))+TX、プッシニア・カナリクラタ(Puccinia canaliculata)+TX、プッシニア・トラスペオス(Puccinia thlaspeos)(Wood Warrior(登録商標))+TX、ピシウムパロエカンドルム((Pythium paroecandrum)+TX、ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum)(Polygandron(登録商標)+TX、Polyversum(登録商標))+TX、ピシウム・ペリプロクム(Pythium periplocum)+TX、ラネラアク・アチリス(Rhanella aquatilis)+TX、ラネラ属の種(Rhanella spp.)+TX、根粒菌(Dormal(登録商標)+TX、Vault(登録商標))+TX、リゾクトニア属の種(Rhizoctonia)+TX、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)菌株AQ719+TX、ロドスポリジウム・ディオボバタム(Rhodosporidium diobovatum)+TX、ロドスポリジウム・トルロイデス(Rhodosporidium toruloides)+TX、ロドトルラ属の種(Rhodotorula spp.)+TX、ドトトルラ・グルチニス(Rhodotorula glutinis)+TX、ロドトルラ・グラミニス(Rhodotorula graminis)+TX、ロドトルラ・ムシラグノサ(Rhodotorula mucilagnosa)+TX、ロドトル・ラルブラ(Rhodotorula rubra)+TX、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)+TX、サリノコッカス・ロセウス(Salinococcus roseus)+TX、スクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor)+TX、スクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor)(SARRITOR(登録商標))+TX、シタリジウム属の種(Scytalidium spp.)+TX、シタリジウム・ウレジニコラ(Scytalidium uredinicola)+TX、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)核多角体ウイルス(Spod-X(登録商標)+TX、Spexit(登録商標))+TX、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)+TX、セラチアプリムシカ(Serratia plymuthica)+TX、セラチア属の種(Serratia spp.)+TX、ソルダリア・フィミコラ(Sordaria fimicola)+TX、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)核多核体ウイルス(Littovir(登録商標))+TX、スポロボロミセス・ロセウス(Sporobolomyces roseus)+TX、ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)+TX、ストレプトマイセス・アヒグロスコピクス(Streptomyces ahygroscopicus)+TX、ストレプトマイセス・アルバドンカス(Streptomyces albaduncus)+TX、ストレプトマイセス・エクサホリアテス(Streptomyces exfoliates)+TX、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus)+TX、ストレプトマイセス・グリセオプラヌス(Streptomyces griseoplanus)+TX、ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)(Mycostop(登録商標))+TX、ストレプトマイセス・リディクス(Streptomyces lydicus)(Actinovate(登録商標))+TX、ストレプトマイセス・リディクス(Streptomyces lydicus)WYEC-108(ActinoGrow(登録商標))+TX、ストレプトマイセス・ビオラセウス(Streptomyces violaceus)+TX、チレチオプシス・ミノル(Tilletiopsis minor)+TX、チレチオプシス属の種(Tilletiopsis spp.)+TX、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)(T34 Biocontrol(登録商標))+TX、トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)(Tenet(登録商標))+TX、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)(Plantmate(登録商標))+TX、トリコデルマ・ハマツム(Trichoderma hamatum)TH 382+TX、トリコデルマ・ハルジアヌムリファイ(Trichoderma harzianum rifai)(Mycostar(登録商標))+TX、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)T-22(Trianum-P(登録商標)+TX、PlantShield HC(登録商標)+TX、RootShield(登録商標)+TX、Trianum-G(登録商標))+TX、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)T-39(Trichodex(登録商標))+TX、トリコデルマ・インハマツム(Trichoderma inhamatum)+TX、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)+TX、トリコデルマ属の種(Trichoderma spp.)LC 52(Sentinel(登録商標))+TX、トリコデルマ・リグノルム(Trichoderma lignorum)+TX、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)+TX、トリコデルマ・ポリスポルム(Trichoderma polysporum)(Binab T(登録商標))+TX、トリコデルマ・タクシ(Trichoderma taxi)+TX、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)+TX、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)(旧名グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)GL-21)(SoilGuard(登録商標))+TX、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)+TX、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)菌株ICC 080(Remedier(登録商標))+TX、トリコスポロン・プルランス(Trichosporon pullulans)+TX、トリコスポロン属の種(Trichosporon spp.)+TX、トリコテシウム属の種(Trichothecium spp.)+TX、トリコテシウム・ロセウム(Trichothecium roseum)+TX、アカエガマノホタケ(Typhula phacorrhiza)菌株94670+TX、アカエガマノホタケ(Typhula phacorrhiza)菌株94671+TX、ウロクラディウム・アトラム(Ulocladium atrum)+TX、ウロクラディウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)(Botry-Zen(登録商標))+TX、ウスチラゴ・マイディス(Ustilago maydis)+TX、様々な細菌及び補助微量栄養素(Natural II(登録商標))+TX、様々な真菌(Millennium Microbes(登録商標))+TX、ベルチシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)+TX、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)(Mycotal(登録商標)+TX、Vertalec(登録商標))+TX、Vip3Aa20(VIPtera(登録商標))+TX、ビルギバクリルス・マリスモルツイ(Virgibaclillus marismortui)+TX、キサントモナス カムペストリスpv.ポアエ(Xanthomonas campestris pv.Poae)(Camperico(登録商標))+TX、ゼノラブダス・ボビエニイ(Xenorhabdus bovienii)+TX、ゼノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus);
以下を含む植物抽出物:松油(Retenol(登録商標))+TX、アザジラクチン(Plasma Neem Oil(登録商標)+TX、AzaGuard(登録商標)+TX、MeemAzal(登録商標)+TX、Molt-X(登録商標)+TX、植物性の昆虫成長制御剤(Botanical IGR)(Neemazad(登録商標)+TX、Neemix(登録商標))+TX、ナタネ油(Lilly Miller Vegol(登録商標))+TX、アメリカアリタソウ(Chenopodium ambrosioides near ambrosioides)(Requiem(登録商標))+TX、キク属(Chrysanthemum)抽出物(Crisant(登録商標))+TX、ニーム油の抽出物(Trilogy(登録商標))+TX、シソ科植物(Labiatae)の精油(Botania(登録商標))+TX、クローブローズマリーペパーミント及びタイム油の抽出物(Garden insect killer(登録商標))+TX、グリシンベタイン(Greenstim(登録商標))+TX、ニンニク+TX、レモングラス油(GreenMatch(登録商標))+TX、ニーム油+TX、イヌハッカ(Nepeta cataria)(キャットニップ油)+TX、イヌハッカ(Nepeta catarina)+TX、ニコチン+TX、オレガノ油(MossBuster(登録商標))+TX、ゴマ科植物(Pedaliaceae)油(Nematon(登録商標))+TX、除虫菊+TX、シャボンノキ(Quillaja saponaria)(NemaQ(登録商標))+TX、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)(Regalia(登録商標)+TX、Sakalia(登録商標))+TX、ロテノン(Eco Roten(登録商標))+TX、ミカン科植物(Rutaceae)抽出物(Soleo(登録商標))+TX、ダイズ油(Ortho ecosense(登録商標))+TX、ティーツリー油(Timorex Gold(登録商標))+TX、タイム油+TX、AGNIQUE(登録商標)MMF+TX、BugOil(登録商標)+TX、ローズマリーゴマペパーミントタイム及びシナモン抽出物の混合物(EF 300(登録商標))+TX、クローブローズマリー及びペパーミント抽出物の混合物(EF 400(登録商標))+TX、クローブペパーミントニンニク油及びミントの混合物(Soil Shot(登録商標))+TX、カオリン(Screen(登録商標))+TX、褐藻類の貯蔵グルカン(Laminarin(登録商標));
以下のものを含むフェロモン:クロネハイイロヒメハマキ(blackheaded fireworm)フェロモン(3M Sprayable Blackheaded Fireworm Pheromone(登録商標))+TX、コドリンガ(Codling Moth)フェロモン(Paramount dispenser-(CM)/Isomate C-Plus(登録商標))+TX、グレープベリーモス(Grape Berry Moth)フェロモン(3M MEC-GBM Sprayable Pheromone(登録商標))+TX、ハマキガ科のガ(Leafroller)フェロモン(3M MEC-LR Sprayable Pheromone(登録商標))+TX、Muscamone(Snip7 Fly Bait(登録商標)+TX、Starbar Premium Fly Bait(登録商標))+TX、ナシヒメシンクイ(Oriental Fruit Moth)フェロモン(3M oriental fruit moth sprayable pheromone(登録商標))+TX、スカシバガ科のガ(Peachtree Borer)フェロモン(Isomate-P(登録商標))+TX、トマトピンワーム(Tomato Pinworm)フェロモン(3M Sprayable pheromone(登録商標))+TX、Entostat粉末(ヤシの木からの抽出物)(Exosex CM(登録商標))+TX、(E+TX,Z+TX,Z)-3+TX,8+TX,11テトラデカトリエニルアセテート+TX、(Z+TX,Z+TX,E)-7+TX,11+TX,13-ヘキサデカトリエナール+TX、(E+TX,Z)-7+TX,9-ドデカジエン-1-イルアセテート+TX、2-メチル-1-ブタノール+TX、酢酸カルシウム+TX、Scenturion(登録商標)+TX、Biolure(登録商標)+TX、Check-Mate(登録商標)+TX、ラバンズリル・セネシオアート(Lavandulyl senecioate);
以下を含むマクロ生物:アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)+TX、エルビアブラバチ(Aphidius ervi)(Aphelinus-System(登録商標))+TX、アセロファガス・パパイヤ(Acerophagus papaya)+TX、フタモンテントウ(Adalia bipunctata)(Adalia-System(登録商標))+TX、フタモンテントウ(Adalia bipunctata)(Adaline(登録商標))+TX、フタモンテントウ(Adalia bipunctata)(Aphidalia(登録商標))+TX、アゲニアスピス・シトリコラ(Ageniaspis citricola)+TX、アゲニアスピス・フシコリス(Ageniaspis fuscicollis)+TX、アンブリセイウス・アンデルソニ(Amblyseius andersoni)(Anderline(登録商標)+TX、Andersoni-System(登録商標))+TX、アンブリセイウス・カリフォルニクス(Amblyseius californicus)(Amblyline(登録商標)+TX、Spical(登録商標))+TX、アンブリセイウス・ククメリス(Amblyseius cucumeris)(Thripex(登録商標)+TX、Bugline cucumeris(登録商標))+TX、アンブリセイウス・ファラキス(Amblyseius fallacis)(Fallacis(登録商標))+TX、スワルスキーカブリダニ(Amblyseius swirskii)(Bugline swirskii(登録商標)+TX、Swirskii-Mite(登録商標))+TX、ケナガカブリダニ(Amblyseius womersleyi)(WomerMite(登録商標))+TX、アミツス・ヘスペリヅム(Amitus hesperidum)+TX、アナグルス・アトムス(Anagrus atomus)+TX、アナギルス・フスシベントリス(Anagyrus fusciventris)+TX、アナギルス・カマリ(Anagyrus kamali)+TX、Anagyrus loecki+TX、アナギルス・シュードコッカス(Anagyrus pseudococci)(Citripar(登録商標))+TX、アニセツス・ベネフィクス(Anicetus benefices)+TX、ゾウムシコガネコバチ(Anisopteromalus calandrae)+TX、アントコリス・ネモラリス(Anthocoris nemoralis)(Anthocoris-System(登録商標))+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)(Apheline(登録商標)+TX、Aphiline(登録商標))+TX、アフェリヌス・アシキス(Aphelinus asychis)+TX、アフィジウス・コレマニ(Aphidius colemani)(Aphipar(登録商標))+TX、エルビアブラバチ(Aphidius ervi)(Ervipar(登録商標))+TX、アフィジウス・ギフエンシス(Aphidius gifuensis)+TX、アフィジウス・マトリカリアエ(Aphidius matricariae)(Aphipar-M(登録商標))+TX、アフィドレテス・アフィディマイザ(Aphidoletes aphidimyza)(Aphidend(登録商標))+TX、アフィドレテス・アフィディマイザ(Aphidoletes aphidimyza)(Aphidoline(登録商標))+TX、アフィチス・リングナネンシス(Aphytis lingnanensis)+TX、アフィチス・メリヌス(Aphytis melinus)+TX、アプロストセツス・ヘゲノウィイ(Aprostocetus hagenowii)+TX、アセタ・コリアリア(Atheta coriaria)(Staphyline(登録商標))+TX、マルハナバチ属の種(Bombus spp.)+TX、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)(Natupol Beehive(登録商標))+TX、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)(Beeline(登録商標)+TX、Tripol(登録商標))+TX、セファロノミア・ステファノデリス(Cephalonomia stephanoderis)+TX、チノコルス・ニグリツス(Chilocorus nigritus)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(Chrysoline(登録商標))+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(Chrysopa(登録商標))+TX、クリソペルラ・ルフィラブリス(Chrysoperla rufilabris)+TX、シロスピルス・インゲヌウス(Cirrospilus ingenuus)+TX、シロスピルス・クアドリストリアツス(Cirrospilus quadristriatus)+TX、シトロスチクス・フィロクニストイデス(Citrostichus phyllocnistoides)+TX、クロステロセルス・カマエレオン(Closterocerus chamaeleon)+TX、クロステロセルス属(Closterocerus spp.)+TX、コシドキセノイデス・ペルミヌツス(Coccidoxenoides perminutus)(Planopar(登録商標))+TX、コッコファグス・コウペリ(Coccophagus cowperi)+TX、コッコファグス・リシムニア(Coccophagus lycimnia)+TX、キアシサムライコマユバチ(Cotesia flavipes)+TX、コナガサムライコマユバチ(Cotesia plutellae)+TX、ツマアカオオテントウムシ(Cryptolaemus montrouzieri)(Cryptobug(登録商標)+TX、Cryptoline(登録商標))+TX、キムネタマキスイ(Cybocephalus nipponicus)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(Minusa(登録商標))+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(Diminex(登録商標))+TX、デルファスツス・カタリナエ(Delphastus catalinae)(Delphastus(登録商標))+TX、デルファスツス・プシルス(Delphastus pusillus)+TX、ジアカスミモルファ・クラウシイ(Diachasmimorpha krausii)+TX、ジアカスミモルファ・ロンギカウダタ(Diachasmimorpha longicaudata)+TX、ジアパルシス・ジュクンダ(Diaparsis jucunda)+TX、ジアホレンシルツス・アリガレンシス(Diaphorencyrtus aligarhensis)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(Miglyphus(登録商標)+TX、Digline(登録商標))+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(DacDigline(登録商標)+TX、Minex(登録商標))+TX、ディベルシネルブス属(Diversinervus spp.)+TX、エンカルシア・シトリナ(Encarsia citrina)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(Encarsia max(登録商標)+TX、Encarline(登録商標)+TX、En-Strip(登録商標))+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(Enermix(登録商標))+TX、エンカルシア・グアデロウパエ(Encarsia guadeloupae)+TX、エンカルシア・ハンティエンシス(Encarsia haitiensis)+TX、ホソヒラタアブ(Episyrphus balteatus)(Syrphidend(登録商標))+TX、エレトモセリス・シフォニニ(Eretmoceris siphonini)+TX、エレトモセルス・カリフォルニクス(Eretmocerus californicus)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(Ercal(登録商標)+TX、Eretline e(登録商標))+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(Bemimix(登録商標))+TX、エレトモセルス・ハヤチ(Eretmocerus hayati)+TX、
エレトモセルス・ムンヅス(Eretmocerus mundus)(Bemipar(登録商標)+TX、Eretline m(登録商標))+TX、エレトモセルス・シフォニニ(Eretmocerus siphonini)+TX、エキソコムス・クアドリプスツラツス(Exochomus quadripustulatus)+TX、フェルチエラ・アカリスガ(Feltiella acarisuga)(Spidend(登録商標))+TX、フェルチエラ・アカリスガ(Feltiella acarisuga)(Feltiline(登録商標))+TX、フォピウス・アリサヌス(Fopius arisanus)+TX、フォピウス・セラチチボルス(Fopius ceratitivorus)+TX、ホルモノネチン(Wirless Beehome(登録商標))+TX、アリガタシマアザミウマ(Franklinothrips vespiformis)(Vespop(登録商標))+TX、ガレンドロムス・オクシデンタリス(Galendromus occidentalis)+TX、ゴニオズス・レグネリ(Goniozus legneri)+TX、シマメイガコマユバチ(Habrobracon hebetor)+TX、ナミテントウ(Harmonia axyridis)(HarmoBeetle(登録商標))+TX、ヘテロラブディティス属(Heterorhabditis spp.)(Lawn Patrol(登録商標))+TX、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)(NemaShield HB(登録商標)+TX、Nemaseek(登録商標)+TX、Terranem-Nam(登録商標)+TX、Terranem(登録商標)+TX、Larvanem(登録商標)+TX、B-Green(登録商標)+TX、NemAttack(登録商標)+TX、Nematop(登録商標))+TX、ヘテロラブディティス・メジディス(Heterorhabditis megidis)(Nemasys H(登録商標)+TX、BioNem H(登録商標)+TX、Exhibitline hm(登録商標)+TX、Larvanem-M(登録商標))+TX、サカハチテントウ(Hippodamia convergens)+TX、ヒポアスピス・アクレイファー(Hypoaspis aculeifer)(Aculeifer-System(登録商標)+TX、Entomite-A(登録商標))+TX、ヒポアスピス・ミルス(Hypoaspis miles)(Hypoline m(登録商標)+TX、Entomite-M(登録商標))+TX、ルバリア・レウコスポイデス(Lbalia leucospoides)+TX、レカノイデウス・フロシシムス(Lecanoideus floccissimus)+TX、レモファグス・エラブンヅス(Lemophagus errabundus)+TX、レプトマスチデア・アブノルミス(Leptomastidea abnormis)+TX、レプトマスティクス・ダクチロピィ(Leptomastix dactylopii)(Leptopar(登録商標))+TX、レプトマスチクス・エポナ(Leptomastix epona)+TX、リンドルス・ロファンタエ(Lindorus lophanthae)+TX、リポレクシス・オレグマエ(Lipolexis oregmae)+TX、ルシリア・カエサル(Lucilia caesar)(Natufly(登録商標))+TX、リシフレブス・テスタケイペス(Lysiphlebus testaceipes)+TX、マクロロフス・カリギノスス(Macrolophus caliginosus)(Mirical-N(登録商標)+TX、Macroline c(登録商標)+TX、Mirical(登録商標))+TX、メソセイウルス・ロンギペス(Mesoseiulus longipes)+TX、メタフィクス・フラブス(Metaphycus flavus)+TX、メタフィクス・ロウンスブリイ(Metaphycus lounsburyi)+TX、ミクロムス・アングラツス(Micromus angulatus)(Milacewing(登録商標))+TX、ミクロテリス・フラブス(Microterys flavus)+TX、ムスシディフラクス・ラポトレルス(Muscidifurax raptorellus)及びスパランギア・カメロニ(Spalangia cameroni)(Biopar(登録商標))+TX、ネオドリイヌス・チフロシバエ(Neodryinus typhlocybae)+TX、ミヤコカブリダニ(Neoseiulus californicus)+TX、ネオセイウルス・ククメリス(Neoseiulus cucumeris)(THRYPEX(登録商標))+TX、ネオセイウルス・ファラシス(Neoseiulus fallacis)+TX、ネシディオコリス・テヌイス(Nesideocoris tenuis)(NesidioBug(登録商標)+TX、Nesibug(登録商標))+TX、オフィラ・アエネセンス(Ophyra aenescens)(Biofly(登録商標))+TX、シノビハナカメムシ(Orius insidiosus)(Thripor-I(登録商標)+TX、Oriline i(登録商標))+TX、エルヒメハナカメムシ(Orius laevigatus)(Thripor-L(登録商標)+TX、Oriline l(登録商標))+TX、オリウス・マジュスクルス(Orius majusculus)(Oriline m(登録商標))+TX、タイリクヒメハナカメムシ(Orius strigicollis)(Thripor-S(登録商標))+TX、パウエシア・ジュニペロルム(Pauesia juniperorum)+TX、ペディオビウス・ホベオレツス(Pediobius foveolatus)+TX、ファスマルハブディティス・ヘルマフロディタ(Phasmarhabditis hermaphrodita)(Nemaslug(登録商標))+TX、フィマスティクス・コフェア(Phymastichus coffea)+TX、フィトセイウルス・マクロピルス(Phytoseiulus macropilus)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(Spidex(登録商標)+TX、Phytoline p(登録商標))+TX、ポディスス・マクリベントリス(Podisus maculiventris)(Podisus(登録商標))+TX、シューダクテオン・クルバツス(Pseudacteon curvatus)+TX、シューダクテオン・オブツスス(Pseudacteon obtusus)+TX、シューダクテオン・トリクスピス(Pseudacteon tricuspis)+TX、シューダフィクス・マクリペンニス(Pseudaphycus maculipennis)+TX、シュードレプトマスティクス・メキシカーナ(Pseudleptomastix mexicana)+TX、
サイラエファグス・ピロスス(Psyllaephagus pilosus)+TX、サイタリア・コンコロル(Psyttalia concolor)(複合体)+TX、クアドラスティクス属の種(Quadrastichus spp.)+TX、リゾビウス・ロファンタエ(Rhyzobius lophanthae)+TX、ベダリアテントウ(Rodolia cardinalis)+TX、オオクビキレガイ(Rumina decollate)+TX、セミエラケア・ペティオラツス(Semielacher petiolatus)+TX、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)(Ervibank(登録商標))+TX、スタイナーネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(Nematac C(登録商標)+TX、Millenium(登録商標)+TX、BioNem C(登録商標)+TX、NemAttack(登録商標)+TX、Nemastar(登録商標)+TX、Capsanem(登録商標))+TX、スタイナーネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)(NemaShield(登録商標)+TX、Nemasys F(登録商標)+TX、BioNem F(登録商標)+TX、Steinernema-System(登録商標)+TX、NemAttack(登録商標)+TX、Nemaplus(登録商標)+TX、Exhibitline sf(登録商標)+TX、Scia-rid(登録商標)+TX、Entonem(登録商標))+TX、スタイナーネマ・クラッセイ(Steinernema kraussei)(Nemasys L(登録商標)+TX、BioNem L(登録商標)+TX、Exhibitline srb(登録商標))+TX、スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)(BioVector(登録商標)+TX、BioVektor(登録商標))+TX、スタイナーネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)(Nematac S(登録商標))+TX、スタイナーネマ属の種(Steinernema spp.)+TX、スタイナーネマチド属の種(Steinernematid spp.)(Guardian Nematodes(登録商標))+TX、ステトルス・プンクチルム(Stethorus punctillum)(Stethorus(登録商標))+TX、タマリキシア・ラジアタ(Tamarixia radiate)+TX、テトラスティクス・セティファー(Tetrastichus setifer)+TX、トリポビウス・セミルテウス(Thripobius semiluteus)+TX、トリムス・シネンシス(Torymus sinensis)+TX、タマゴヤドリバチ(Trichogramma brassicae)(Tricholine b(登録商標))+TX、タマゴヤドリバチ(Trichogramma brassicae)(Tricho-Strip(登録商標))+TX、ヨトウタマゴバチ(Trichogramma evanescens)+TX、トリコグラムマ・ミヌツム(Trichogramma minutum)+TX、アワノメイガタマゴバチ(Trichogramma ostriniae)+TX、トリコグラムマ・プラトネリ(Trichogramma platneri)+TX、トリコグラムマ・プレチオスム(Trichogramma pretiosum)+TX、キアシキイロヒラタヒメバチ(Xanthopimpla stemmator);
以下を含む他の生物剤:アブシジン酸+TX、bioSea(登録商標)+TX、コンドロステレウム・プルプレウム(Chondrostereum purpureum)(Chontrol Paste(登録商標))+TX、コレトトリクム・グレオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides)(Collego(登録商標))+TX、オクタン酸銅(Cueva(登録商標))+TX、デルタトラップ(Trapline d(登録商標))+TX、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)(ハルピン)(ProAct(登録商標)+TX、Ni-HIBIT Gold CST(登録商標))+TX、エクストラバージンオリーブ油の天然副生成物由来の脂肪酸(FLIPPER(登録商標))+TX、リン酸第二鉄(Ferri-phosphate)(Ferramol(登録商標))+TX、ファネルトラップ(Trapline y(登録商標))+TX、Gallex(登録商標)+TX、Grower’s Secret(登録商標)+TX、ホモブラシノリド(Homo-brassonolide)+TX、リン酸鉄(Lilly Miller Worry Free Ferramol Slug & Snail Bait(登録商標))+TX、MCP hailトラップ(Trapline f(登録商標))+TX、ミクロクトヌス・ヒペロダエ(Microctonus hyperodae)+TX、ミコレプトジスクス・テレストリス(Mycoleptodiscus terrestris)(Des-X(登録商標))+TX、BioGain(登録商標)+TX、Aminomite(登録商標)+TX、Zenox(登録商標)+TX、フェロモントラップ(Thripline ams(登録商標))+TX、炭酸水素カリウム(MilStop(登録商標))+TX、脂肪酸のカリウム塩(Sanova(登録商標))+TX、ケイ酸カリウム溶液(Sil-Matrix(登録商標))+TX、ヨウ化カリウム+チオシアン酸カリウム(Enzicur(登録商標))+TX、SuffOil-X(登録商標)+TX、クモ毒+TX、ノセマ・ロクスタエ(Nosema locustae)(Semaspore Organic Grasshopper Control(登録商標))+TX、粘着トラップ(Trapline YF(登録商標)+TX、Rebell Amarillo(登録商標))+TX及びトラップ(Takitrapline y+b(登録商標))+TX;
(1)以下の群から選択される抗細菌剤:
(1.1)その例は以下のとおりであるバクテリア:Certis USA LLC(三井物産株式会社の子会社)からのバチルス・モハベンシス(Bacillus mojavensis)菌株R3B(受入番号NCAIM(P)B001389)(国際公開第2013/034938号)+TX;バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特にNRRL受入番号50185を有する菌株BU F-33(BASF製のCARTISSA(登録商標)製品の一部として入手可能、EPA登録番号71840-19)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特に菌株QST713/AQ713(Bayer CropScience LP,USからのSERENADE OPTI又はSERENADE ASOとして入手可能、NRRL受入番号B21661を有する、米国特許第6,060,051号明細書)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株BU1814(BASF SE製のVELONDIS(登録商標)PLUS、VELONDIS(登録商標)FLEX及びVELONDIS(登録商標)EXTRAとして入手可能)+TX;受入番号DSM10271を有するバチルス・サブチリス・var.アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var.amyloliquefaciens)菌株FZB24(NovozymesからTAEGRO(登録商標)又はTAEGRO(登録商標)ECO(EPA登録番号70127-5)として入手可能)+TX;Certis USA LLC(三井物産株式会社の子会社)からのバチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)CX-9060+TX;バチルス属の一種(Bacillus sp.)、特に菌株D747(クミアイ化学工業株式会社製のDOUBLE NICKEL(登録商標)として入手可能)、受入番号FERM BP-8234を有する、米国特許第7,094,592号明細書+TX;受入番号NRRL B-50972又は受入番号NRRL B-67129を有するパエニバシラス属の一種(Paenibacillus sp.)菌株、国際公開第2016/154297号+TX;パエニバチルス・ポリミクサ(Paenibacillus polymyxa)、特に菌株AC-1(例えばGreen Biotech Company Ltd.製のTOPSEED(登録商標))+TX;パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、特に菌株E325(受入番号NRRL B-21856)(Northwest Agri Products製のBLOOMTIME BIOLOGICAL(商標)FD BIOPESTICIDEとして入手可能)+TX;Sourcon Padenaからのシュードモナス・プロラディクス(Pseudomonas proradix)(例えばPRORADIX(登録商標))+TX;並びに
(1.2)その例は以下のとおりである真菌:アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、特に菌株DSM14940の分芽胞子、菌株DSM 14941の分芽胞子又は菌株DSM14940及びDSM14941の分芽胞子の混合物(例えば、bio-ferm,CH製のBOTECTOR(登録商標)及びBLOSSOM PROTECT(登録商標))+TX;シュードザイマ・アフィジス(Pseudozyma aphidis)(Yissum Research Development Company of the Hebrew University of Jerusalemによる国際公開第2011/151819号に開示されている)+TX;Lesaffre et Compagnie,FRからのサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、特に菌株CNCM番号1-3936、CNCM番号1-3937、CNCM番号1-3938又はCNCM番号1-3939(国際公開第2010/086790号);
(2)以下の群から選択される生物学的殺菌・殺カビ剤:
(2.1)その例は以下のとおりであるバクテリア:アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)菌株K84(例えばAgBioChem,CA製のGALLTROL-A(登録商標))+TX;アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)菌株K1026(例えばBASF SE製のNOGALL(商標))+TX;受入番号DSM10271を有するバチルス・サブチリス・var.アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var.amyloliquefaciens)菌株FZB24(NovozymesからTAEGRO(登録商標)又はTAEGRO(登録商標)ECO(EPA登録番号70127-5)として入手可能)+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特に菌株D747(クミアイ化学工業株式会社からDouble Nickel(商標)として入手可能、受入番号FERM BP-8234を有する、米国特許第7,094,592号明細書)+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)菌株F727(菌株MBI110としても公知である)(NRRL受入番号B-50768、国際公開第2014/028521号)(Marrone Bio Innovations製のSTARGUS(登録商標))+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)菌株FZB42、受入番号DSM 23117(ABiTEP,DEからRHIZOVITAL(登録商標)として入手可能)+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)アイソレートB246(例えばUniversity of Pretoria製のAVOGREEN(商標))+TX;バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、特に受入番号ATCC55406を有する菌株SB3086、国際公開第2003/000051号(NovozymesからECOGUARD(登録商標)Biofungicide及びGREEN RELEAF(商標)として入手可能)+TX+TX;バチルス・リケニホルミスFMCH001(Bacillus licheniformis FMCH001)及びバチルス・サブチリスFMCH002(Bacillus subtilis FMCH002)(FMC Corporation製のQUARTZO(登録商標)(WG)及びPRESENCE(登録商標)(WP))+TX;バチルス・メチロトロフィカス(Bacillus methylotrophicus)菌株BAC-9912(Chinese Academy of Sciences’ Institute of Applied Ecology製)+TX;Certis USA LLC(三井物産株式会社の子会社)からのバチルス・モハベンシス(Bacillus mojavensis)菌株R3B(受入番号NCAIM(P)B001389)(国際公開第2013/034938号)+TX;バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)、アイソレート、受入番号B-30890を有する(Certis USA LLC(三井物産株式会社の子会社)からBMJ TGAI(登録商標)又はWG及びLifeGard(商標)として入手可能)+TX;バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特に菌株QST2808(Bayer CropScience LP,USからSONATA(登録商標)として入手可能、受入番号NRRL B-30087を有する、米国特許第6,245,551号明細書に記載)+TX;バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特に菌株GB34(Bayer AG,DEからYield Shield(登録商標)として入手可能)+TX;バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特にNRRL受入番号50185を有する菌株BU F-33(BASFからのCARTISSA製品の一部として入手可能、EPA登録番号71840-19)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特に菌株QST713/AQ713(Bayer CropScience LP,USからSERENADE OPTI又はSERENADE ASOとして入手可能、NRRL受入番号B21661を有する、米国特許第6,060,051号明細書に記載)+TX;バチルス・サブチリスY1336(Bacillus subtilis Y1336)(Bion-Tech,TaiwanからBIOBAC(登録商標)WPとして入手可能、登録番号4764、5454、5096及び5277で、台湾において生物学的殺菌・殺カビ剤として登録されている)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株MBI 600(BASF SEからSUBTILEXとして入手可能)、受入番号NRRL B-50595を有する、米国特許第5,061,495号明細書+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株GB03(Bayer AG,DEからKodiak(登録商標)として入手可能)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株BU1814(BASF SEからVELONDIS(登録商標)PLUS、VELONDIS(登録商標)FLEX及びVELONDIS(登録商標)EXTRAとして入手可能)+TX;Certis USA LLC(三井物産株式会社の子会社)からのバチルス・サブチリスCX-9060(Bacillus subtilis CX-9060)+TX;バチルス・サブチリスKTSB(Bacillus subtilis KTSB)菌株(Donaghys製のFOLIACTIVE(登録商標))+TX;バチルス・サブチリスIAB/BS03(Bacillus subtilis IAB/BS03)(STK Bio-Ag Technologies製のAVIV(商標)、Idai Nature製のPORTENTO(登録商標))+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株Y1336(Bion-Tech,Taiwan製のBIOBAC(登録商標)WPとして入手可能、登録番号4764、5454、5096及び5277で、台湾において生物学的殺菌・殺カビ剤として登録されている)+TX;BASF SEからのパエニバチル・スエピフィチカス(Paenibacillus epiphyticus)(国際公開第2016/020371号)+TX;BASF SEからのパエニバチルス・ポリミクサプランタルム(Paenibacillus polymyxa ssp.plantarum)(国際公開第2016/020371号)+TX;受入番号NRRL B-50972又は受入番号NRRL B-67129を有するパエニバシラス属の一種(Paenibacillus sp.)菌株、国際公開第2016/154297号+TX;シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)菌株AFS009、受入番号NRRL B-50897を有する、国際公開第2017/019448号(例えば、AgBiome Innovations,US製のHOWLER(商標)及びZIO(登録商標))+TX;シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、特に菌株MA342(例えばBioagri and KoppertによるCEDOMON(登録商標)、CERALL(登録商標)及びCEDRESS(登録商標))+TX;シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)菌株A506(例えばNuFarmによるBLIGHTBAN(登録商標)A506)+TX;シュードモナス・プロラディクス(Pseudomonas proradix)(例えばSourcon Padena製のPRORADIX(登録商標))+TX;ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)菌株K61(ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus)菌株K61としても公知である)(受入番号DSM7206)(VerderaからのMYCOSTOP(登録商標)、BioWorks製のPREFENCE(登録商標)、Crop Protection 2006,25,468-475を参照されたい)+TX;ストレプトマイセス・リディクス(Streptomyces lydicus)菌株WYEC108(ストレプトマイセス・リディクス(Streptomyces lydicus)菌株WYCD108USとしても公知である)(Novozymes製のACTINO-IRON(登録商標)及びACTINOVATE(登録商標))+TX;並びに
(2.2)その例は以下のとおりである真菌:アムペロマイセス・キスクアリス(Ampelomyces quisqualis)、特に菌株AQ 10(例えばIntrachemBio ItaliaによるAQ 10(登録商標))+TX;受入番号CNCM1-807を有するアムペロマイセス・キスクアリス(Ampelomyces quisqualis)菌株AQ10(例えば、IntrachemBio ItaliaによるAQ 10(登録商標))+TX;アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)菌株NRRL 21882(Syngenta/ChemChina製のAFLA-GUARD(登録商標)として知られる製品)+TX;アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、特に菌株DSM14940の分芽胞子+TX;アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、特に菌株DSM 14941の分芽胞子+TX;アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、特に菌株DSM14940及びDSM 14941の分芽胞子の混合物(例えばbio-ferm,CHによるBotector(登録商標))+TX;ケトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum)(受入番号CABI 353812)(例えばAgriLifeによるBIOKUPRUM(商標))+TX;カエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)(RivaleによるRIVADIOM(登録商標)として入手可能)+TX;クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)、菌株H39、受入番号CBS122244を有する、米国特許出願公開第2010/0291039号明細書(Stichting Dienst Landbouwkundig Onderzoek)+TX;コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、特に菌株CON/M/91-8(受入番号DSM9660、例えばBayer CropScience Biologics GmbH製のContans (登録商標))+TX;クリプトコッカス・フラベセンス(Cryptococcus flavescens)、菌株3C(NRRL Y-50378)(B2.2.99)+TX;ダクチラリア・カンジダ(Dactylaria Candida)+TX;ジロホスホラ・アロペクリ(Dilophosphora alopecuri)(TWIST FUNGUS(登録商標)として入手可能)+TX;フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、菌株Fo47(Natural Plant ProtectionによるFUSACLEAN(登録商標)として入手可能)+TX;グリオクラジウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum)(同義語:クロノスタキス・ロゼアf.カテヌラータ(Clonostachys rosea f.catenulate))菌株J1446(例えばLallemandによるPrestop(登録商標))+TX;グリオクラジウム・ロセウム(Gliocladium roseum)(クロノスタキスロゼア・fロゼア(Clonostachys rosea f rosea)としても公知である)、特に菌Adjuvants Plusからの株321U、Xueに開示されている菌株ACM941(Efficacy of Clonostachys rosea strain ACM941 and fungicide seed treatments for controlling the root tot complex of field pea, Can Jour Plant Sci 83(3):519-524)又は菌株IK726(Jensen DF,et al.Development of a biocontrol agent for plant disease control with special emphasis on the near commercial fungal antagonist Clonostachys rosea strain ‘IK726’,Australas Plant Pathol.2007,36:95-101)+TX;菌株KV01のレカニシリウム・レカニイ(Lecanicillium lecanii)(過去には、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)として公知)分生子(例えばKoppert/ArystaによるVertalec(登録商標))+TX;メツシュニコウィア・フルクチコラ(Metschnikowia fructicola)、特に菌株NRRL Y-30752、(B2.2.3)+TX;ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea)+TX;ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)、特に菌株A3-5(受入番号NRRL 30548)+TX;BASF SEからのペニシリウム・ステッキイ(Penicillium steckii)(DSM27859、国際公開第2015/067800号)+TX;ペニシリウム・ベルミクラツム(Penicillium vermiculatum)+TX;カミカワタケ(Phlebiopsis gigantea)菌株VRA 1992(Danstar Ferment製のROTSTOP(登録商標)C)+TX;ピチ・アアノマラ(Pichia anomala)、菌株WRL-076(NRRL Y-30842)、米国特許第7,579,183号明細書+TX;シュードジマ・フロクロッサ(Pseudozyma flocculosa)、菌株PF-A22 UL(Plant Products Co., CAによるSPORODEX(登録商標)Lとして入手可能)+TX;サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、特に菌株LASO2(Agro-Levures et Derives)、菌株LAS117細胞壁(Lesaffre製のCEREVISANE(登録商標)、BASF SE製のROMEO(登録商標))、Lesaffre et Compagnie,FRからの菌株CNCM番号1-3936、CNCM番号1-3937、CNCM番号1-3938、CNCM番号1-3939(国際公開第2010/086790号)+TX;シンプリシリウム・ラノソニヴェウム(Simplicillium lanosoniveum)+TX;タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)、菌株V117b+TX;トリコデルマ・アスペレロイデスJM41R(Trichoderma asperelloides JM41R)(受入番号NRRL B-50759)(BASF SE製のTRICHO PLUS(登録商標))+TX;トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)、特に、菌株kd(例えばAndermatt BiocontrolからのT-Gro)+TX;トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)、特に菌株SKT-1、受入番号FERM P-16510を有する(例えばクミアイ化学工業株式会社製のECO-HOPE(登録商標))、菌株T34(例えばBiocontrol Technologies S.L.,ESによるT34 Biocontrol)又はIsagroからの菌株ICC 012+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、特に菌株SC1(受入番号CBS 122089を有する、国際公開第2009/116106号及び米国特許第8,431,120号明細書(Bi-PA))、菌株77B(Andermatt BiocontrolからのT77)又は菌株LU132(例えばAgrimm Technologies LimitedからのSentinel)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株CNCM 1-1237(例えばAgrauxine,FRからのEsquive(登録商標)WP)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株番号V08/002387+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株NMI番号V08/002388+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株NMI番号V08/002389+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株NMI番号V08/002390+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株LC52(例えばAgrimm Technologies LimitedによるTenet)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株ATCC 20476(IMI 206040)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株T11(IMI352941/CECT20498)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株SKT-1(FERM P-16510)、特開平11-253151号公報+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株SKT-2(FERM P-16511)、特開平11-253151号公報+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、菌株SKT-3(FERM P-17021)、特開平11-253151号公報+TX;トリコデルマ・フェルティル(Trichoderma fertile)(例えばBASF製の製品TrichoPlus)+TX;トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)(旧名T.ヴィリデ(T.viride))、
菌株ICC080(IMI CC 392151 CABI、例えばAGROBIOSOL DE MEXICO,S.A.DE C.V.によるBioDerma)+TX;トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)(旧名T.ヴィリデ(T.viride))、菌株ICC 080(IMI CC 392151 CABI)(AGROBIOSOL DE MEXICO,S.A.DE C.V.によるBIODERMA(登録商標)として入手可能)+TX;トリコデルマ・ハルマツム(Trichoderma harmatum)+TX;受入番号ATCC 28012を有するトリコデルマ・ハルマツム(Trichoderma harmatum)+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)菌株T-22(例えばAndermatt Biocontrol又はKoppertからのTrianum-P)又は菌株Cepa SimbT5(Simbiose Agro)+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム・リファイT39(Trichoderma harzianum rifai T39)(例えばMakhteshim,US製のTrichodex(登録商標))+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、菌株ITEM 908(例えばKoppertからのTrianum-P)+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、菌株TH35(例えばMycontrolによるRoot-Pro)+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、菌株DB 103(Dagutat BiolabによりT-GRO(登録商標)7456として入手可能)+TX;トリコデルマ・ポリスポルム(Trichoderma polysporum)、菌株IMI 206039(例えばBINAB Bio-Innovation AB,SwedenによるBinab TF WP)+TX;受入番号Ts3550を有するトリコデルマ・ストロマチクム(Trichoderma stromaticum)(例えばCEPLAC,BrazilによるTricovab)+TX;トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)(グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)としても公知である)、特に菌株GL-21(例えばCertis,USによるSoilGard)+TX;トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)菌株G-41、過去にグリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)として公知(受入番号ATCC 20906)(例えば、BioWorks,US製のROOTSHIELD(登録商標)PLUS WP及びTURFSHIELD(登録商標)PLUS WP)+TX;トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、菌株TV1(例えばKoppertによるTrianum-P)+TX;トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、特に菌株B35(Pietr et al.,1993,Zesz.Nauk.A R w Szczecinie 161:125-137)+TX;トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)菌株ICC 012(トリコデルマ・ハルジアヌムICC012(Trichoderma harzianum ICC012)としても公知である)、受入番号CABI CC IMI 392716を有する、トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)(旧名T.ヴィリデ(T.viride))菌株ICC 080、受入番号IMI 392151(例えば、Isagro USA, Inc.製のBIO-TAM(商標)及びAgrobiosol de Mexico,S.A.de C.V.によるBIODERMA(登録商標))の混合物+TX;受入番号NM 99/06216を有するウロクラディウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)菌株U3(例えば、Botry-Zen Ltd,New ZealandによるBOTRY-ZEN(登録商標)及びBioWorks,Inc.製のBOTRYSTOP(登録商標))+TX;バーティシリウム・アルボアトルム(Verticillium albo-atrum)(旧名V.ダーリエ(V.dahliae))、受入番号WCS850を有する菌株WCS850、Central Bureau for Fungi Culturesに寄託されている(例えば、Tree Care Innovations製のDUTCH TRIG(登録商標))+TX;ベルチシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)+TX;
(3)以下の群から選択される植物の成長及び/又は植物の健康を改善する効果を有する生物学的防除剤:
(3.1)その例は以下のとおりであるバクテリア:アゾスピリルム・ブラシレンセ(Azospirillum brasilense)(例えば、KALO,Inc.製のVIGOR(登録商標))+TX;アゾスピリルム・リポフェルム(Azospirillum lipoferum)(例えば、TerraMax,Inc.製のVERTEX-IF(商標))+TX;アゾリゾビウム・カウリノダンス(Azorhizobium caulinodans)、特に菌株ZB-SK-5+TX;アゾトバクター・クロオコッカム(Azotobacter chroococcum)、特に菌株H23+TX;アゾトバクター・ビネランジイ(Azotobacter vinelandii)、特に菌株ATCC 12837+TX;アゾトバクター・ビネランジイ(Azotobacter vinelandii)及びクロストリジウム・パステウリアナム(Clostridium pasteurianum)の混合物(AgrinosからINVIGORATE(登録商標)として入手可能)+TX;バチルス・アミロリケファシエンスpm414(Bacillus amyloliquefaciens pm414)(Biofilm Crop Protection製のLOLI-PEPTA(登録商標))+TX;バチルス・アミロリケファシエンスSB3281(Bacillus amyloliquefaciens SB3281)(ATCC #PTA-7542、国際公開第2017/205258号)+TX;バチルス・アミロリケファシエンスTJ1000(Bacillus amyloliquefaciens TJ1000)(NovozymesからQUIKROOTS(登録商標)として入手可能)+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特に菌株IN937a+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特に菌株FZB42(例えばABiTEP,DE製のRHIZOVITAL(登録商標))+TX;バチルス・アミロリケファシエンスBS27(Bacillus amyloliquefaciens BS27)(受入番号NRRL B-5015)+TX;バチルス・セレウス(Bacillus cereus)科の構成員EE128(NRRL番号B-50917)+TX;バチルス・セレウス(Bacillus cereus)科の構成員EE349(NRRL番号B-50928)+TX;バチルス・セレウス(Bacillus cereus)、特に菌株BP01(ATCC 55675、例えばArysta Lifescience,US製のMEPICHLOR(登録商標))+TX;バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特に菌株CNMC 1-1582(例えばBASF SE製のVOTIVO(登録商標))+TX;バチルス・マイコイデスBT155(Bacillus mycoides BT155)(NRRL番号B-50921)+TX;バチルス・マイコイデスEE118(Bacillus mycoides EE118)(NRRL番号B-50918)+TX;バチルス・マイコイデスEE141(Bacillus mycoides EE141)(NRRL番号B-50916)+TX;バチルス・マイコイデスBT46-3(Bacillus mycoides BT46-3)(NRRL番号B-50922)+TX;バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特に菌株QST2808(受入番号NRRL番号B-30087)+TX;バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特に菌株GB34(例えばBayer Crop Science,DE製のYIELD SHIELD(登録商標))+TX;バチルス・シアメンシス(Bacillus siamensis)、特に菌株KCTC 13613T+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特に菌株QST713/AQ713(NRRL受入番号B-21661を有し、及び米国特許第6,060,051号明細書に記載、Bayer CropScience LP,USからSERENADE(登録商標)OPTI又はSERENADE(登録商標)ASOとして入手可能)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特に菌株AQ30002(受入番号NRRL B-50421を有し、及び米国特許出願公開第13/330,576号明細書に記載)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特に菌株AQ30004(並びにNRRL B-50455及び米国特許出願公開第13/330,576号明細書に記載)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株BU1814、(BASF SEからTEQUALIS(登録商標)として入手可能)、枯草菌rm303(Bacillus subtilis rm303)(Biofilm Crop Protection製のRHIZOMAX(登録商標))+TX;バチルス・チューリンゲンシスBT013A(Bacillus thuringiensis BT013A)(NRRL番号B-50924)(バチルス・チューリンゲンシス4Q7(Bacillus thuringiensis 4Q7)としても公知である)+TX;バチルス・リケニホルミスFMCH001(Bacillus licheniformis FMCH001)及びバチルス・サブチリスFMCH002(Bacillus subtilis FMCH002)の混合物(FMC CorporationからQUARTZO(登録商標)(WG)、PRESENCE(登録商標)(WP)として入手可能)+TX;バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特に菌株MBI 600(例えばBASF SE製のSUBTILEX(登録商標))+TX;バチルス・テキレンシス(Bacillus tequilensis)、特に菌株NII-0943+TX;ダイズ根粒菌(Bradyrhizobium japonicum)(例えばNovozymes製のOPTIMIZE(登録商標))+TX;デルフイア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、特に菌株RAY209(例えばBrett Young SeedsからのBIOBOOST(登録商標))+TX;メソリゾビウム・シセリ(Mesorhizobium cicer)(例えば、BASF SEからのNODULATOR)+TX;ラクトバチルス属の一種(Lactobacillus sp.)(例えばLactoPAFI製のLACTOPLANT(登録商標))+TX;ヘアリーベッチ根粒菌(Rhizobium leguminosarium biovar viciae)(例えば、BASF SEからのNODULATOR)+TX;シュードモナス・プロラディクス(Pseudomonas proradix)(例えばSourcon Padena製のPRORADIX(登録商標))+TX;緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、特に菌株PN1+TX;リゾビウム・レグミノサルム(Rhizobium leguminosarum)、特にbv.viceae菌株Z25(受入番号CECT 4585)+TX;パエニバチルス・ポリミクサ(Paenibacillus polymyxa)、特に菌株AC-1(例えばGreen Biotech Company Ltd.製のTOPSEED(登録商標))+TX;セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、特に菌株SRM(受入番号MTCC 8708)+TX;アルファルファ根粒菌(Sinorhizobium meliloti)菌株NRG-185-1(Bayer CropScience製のNITRAGIN(登録商標)GOLD)+TX;チオバチルス属の一種(Thiobacillus sp.)(例えばCropaid Ltd UK製のCROPAID(登録商標))+TX;並びに
(3.2)その例は以下のとおりである真菌:プルプレオチリウム・リラシヌム(Purpureocillium lilacinum)(過去には、パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)として知られている)菌株251(AGAL 89/030550、例えばBayer CropScience Biologics GmbHからのBioAct)+TX;ペニシリウム・ビライイ(Penicillium bilaii)、菌株ATCC 22348(例えばAcceleron BioAg製のJumpStart(登録商標))、タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)、菌株V117b+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)菌株CNCM 1-1237(例えばAgrauxine,FR製のEsquive(登録商標)WP)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、例えば菌株B35(Pietr et al.,1993,Zesz.Nauk.A R w Szczecinie 161:125-137)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)菌株LC52(トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)菌株LU132としても公知である、例えばAgrimm Technologies LimitedからのSentinel)+TX;国際特許出願PCT/イタリア特許出願公開第2008/000196号明細書に記載のトリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)菌株SC1+TX;トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)菌株kd(例えばAndermatt BiocontrolからのT-Gro)+TX;トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)菌株Eco-T(Plant Health Products,ZA)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)菌株T-22(例えばAndermatt Biocontrol又はKoppertからのTrianum-P)+TX;ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)菌株AARC-0255(例えばValent Biosciences製のDiTera(商標))+TX;ペニシリウム・ビライイ(Penicillium bilaii)菌株ATCC ATCC20851+TX;ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum)菌株M1(ATCC38472、例えばBioprepraty,CZからのPolyversum)+TX;トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)菌株GL-21(例えばCertis,USA製のSoilGard(登録商標))+TX;バーティシリウム・アルボアトルム(Verticillium albo-atrum)(旧名V.ダーリエ(V.dahliae))菌株WCS850(CBS276.92、例えばTree Care InnovationsからのDutch Trig)+TX;トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、特に菌株番号V08/002387、菌株番号NMI番号V08/002388、菌株番号NMI番号V08/002389、菌株番号NMI番号V08/002390+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)菌株ITEM 908、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、菌株TSTh20+TX;トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)菌株1295-22+TX;ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum)菌株DV74+TX;リゾポゴン・アミロポゴン(Rhizopogon amylopogon)(例えばHelena Chemical CompanyからのMyco-Solに含まれている)+TX;リゾポゴン・フルビグレバ(Rhizopogon fulvigleba)(例えばHelena Chemical CompanyからのMyco-Solに含まれている)+TX;トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)菌株GI-3+TX;
(4)以下から選択される殺虫的に有効な生物学的防除剤
(4.1)その例は以下のとおりであるバクテリア:アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)菌株K84(AgBiochem Inc.からのGalltrol)+TX;バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特に菌株PTS-4838(例えばValent Biosciences,USからのAVEO)+TX;バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特に菌株CNMC1-1582(例えばBASF SE製のVOTIVO(登録商標))+TX;Bacillus mycoides,isolate J.(例えばCertis USA LLC(三井物産株式会社の子会社)からのBmJ)+TX;バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)であって、特にSerotype H5a5b菌株2362(菌株ABTS-1743)(例えばValent BioSciences,US製のVECTOLEX(登録商標))+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)、特に菌株ABTS-1857(SD-1372、例えばValent BioSciences製のXENTARI(登録商標))+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)、特にserotype H-7(例えばValent BioSciences,US製のFLORBAC(登録商標)WG)+TX;バチルス・チューリンゲンシスイスラエレンシス(Bacillus thuringiensis israelensis)菌株BMP 144(例えばBecker Microbial Products,ILによるAQUABAC(登録商標))+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)(serotype H-14)菌株AM65-52(受入番号ATCC 1276)(例えばValent BioSciences,USによるVECTOBAC(登録商標))+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)菌株GC-91+TX;バチルス・チューリンゲンシスvar.コルメリ(Bacillus thuringiensis var.Colmeri)(例えばChangzhou Jianghai Chemical FactoryによるTIANBAOBTC)+TX;バチルス・チューリンゲンシスvar.ジャポネンシス(Bacillus thuringiensis var.japonensis)菌株Buibui+TX;Becker Microbial Products,ILからのバチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株BMP 123+TX;Becker Microbial Products,ILによるバチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株BMP 123、例えばBayer CropScienceからのBARITONE+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株HD-1(例えばValent BioSciences,US製のDIPEL(登録商標)ES)+TX;バチルス・チューリンゲンシスvar.クルスターキ(Bacillus thuringiensis var. kurstaki)菌株EVB-113-19(例えば、AEF Global製のBIOPROTEC(登録商標))+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株ABTS351+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株PB 54+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株SA 11、(Certis,USからのJAVELIN)+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株SA 12(Certis,USからのTHURICIDE)+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株EG2348(Certis,USからのLEPINOX)+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)菌株EG 7841(Certis,USからのCRYMAX)+TX;バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)菌株NB176(SD-5428、例えばBioFa DE製のNOVODOR(登録商標)FC)+TX;ブレビバチルス・ラテロスポラス(Brevibacillus laterosporus)(Ecolibrium BiologicalsからのLATERAL)+TX;バークホルデリア属の種(Burkholderia spp.)、特にバークホルデリア・リノジェンシス(Burkholderia rinojensis)菌株A396(バークホルデリア・リノジェンシス(Burkholderia rinojensis)菌株MBI 305としても公知である)(受入番号NRRL B-50319+TX;国際公開第2011/106491号及び国際公開第2013/032693号+TX;例えばMarrone Bio Innovations製のMBI206 TGAI及びZELTO(登録商標)+TX;クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、特に菌株PRAA4-1T(MBI-203+TX;例えばMarrone Bio Innovations製のGRANDEVO(登録商標))+TX;レカニシリウム・ムスカリウムVe6(Lecanicillium muscarium Ve6)(KoppertからのMYCOTAL)+TX;パエニバチルス・ポピリエ(Paenibacillus popilliae)(旧名バチルスポピリエ(Bacillus popilliae)+TX;例えばSt.Gabriel Laboratories製のMILKY SPORE POWDER(商標)及びMILKY SPORE GRANULAR(商標)+TX;パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)菌株Pn1(Syngenta/ChemChinaからのCLARIVA)+TX;セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)(例えばWrightson SeedsによるINVADE(登録商標))+TX;セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、特に菌株SRM(受入番号MTCC 8708)+TX;トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)(NovozymesからのTRICHODERMAX)+TX;ボルバキア・ピピエンティス(Wolbachia pipientis)ZAP菌株(例えば、MosquitoMate製のZAP MALES(登録商標))+TX;並びに
(4.2)例が以下のものである真菌:ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)菌株ATCC 74040(例えばIntrachem Bio Italia製のNATURALIS(登録商標))+TX;ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)菌株GHA(受入番号ATCC74250、例えばLaverlam International Corporation製のBOTANIGUARD(登録商標)ES及びMYCONTROL-O(登録商標))+TX;ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)菌株ATP02(受入番号DSM24665)+TX;SePROからのイサリア・フモソロセア(Isaria fumosorosea)(過去には、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)として知られている)菌株Apopka 97)PREFERAL+TX;メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)3213-1(NRRL受入番号67074で寄託されている)(国際公開第2017/066094号+TX;Pioneer Hi-Bred International)+TX;メタリジウム・ロベルツィイ(Metarhizium robertsii)15013-1(NRRL受入番号67073で寄託されている)+TX;メタリジウム・ロベルツィイ(Metarhizium robertsii)23013-3(NRRL受入番号67075で寄託されている)+TX;パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)菌株251(Certis,USからのMELOCON)+TX;ズーフトラ・ラジカンス(Zoophtora radicans)+TX;
(5)以下からなる群から選択されるウイルス:リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)(リンゴコカクモンハマキ)グラニュローシスウイルス(GV)+TX;コドリンガ(Cydia pomonella)(コドリンガ)グラニュローシスウイルス(GV)+TX;オオタバコガ(Helicoverpa armigera)(オオタバコガ(cotton bollworm))核多角体病ウイルス(NPV)+TX;シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)(シロイチモジヨトウ)mNPV+TX;スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)(ツマジロクサヨトウ)mNPV+TX;エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)(エジプトヨトウ)NPV+TX;
(6)以下から選択される、植物又は植物部位又は植物組織に「接種株」として付加可能であり、その特定の特性のために、植物の成長及び植物の健康を促進させるバクテリア及び真菌:アグロバクテリウム(Agrobacterium spp.)+TX;アゾリゾビウム・カウリノダンス(Azorhizobium caulinodans)+TX;アゾスピリルム属の種(Azospirillum spp.)+TX;アゾトバクター属の種(Azotobacter spp.)+TX;ブラジリゾビウム属の種(Bradyrhizobium spp.)+TX;バークホルデリア属の種(Burkholderia spp.)、特にバークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(過去には、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)として公知である)+TX;ギガスポラ属の種(Gigaspora spp.)又はギガスポラ・モノスポルム(Gigaspora monosporum)+TX;グロムス属の種(Glomus spp.)+TX;キツネタケ属の種(Laccaria spp.)+TX;ラクトバチルスブクネリ(Lactobacillus buchneri)+TX;パラグロムス属の種(Paraglomus spp.)+TX;コツブタケ(Pisolithus tinctorus)+TX;シュードモナス属の種(Pseudomonas spp.)+TX;リゾビウム属の種(Rhizobium spp.)、特にクローバー根粒菌(Rhizobium trifolii)+TX;ショウロ属の種(Rhizopogon spp.)+TX;ニセショウロ属の種(Scleroderma spp.)+TX;ヌメリイグチ属の種(Suillus spp.)+TX;ストレプトマイセス属の種(Streptomyces spp.)+TX;
(7)以下から選択される、生物学的防除剤として使用可能である、タンパク質及び二次代謝産物を含む微生物により形成された植物抽出物及び生成物:ニンニク(Allium sativum)(Eco-SprayからのNEMGUARD)+TX;ADAMAからのBRALIC)+TX;Armour-Zen+TX;ニガヨモギ(Artemisia absinthium)+TX;アザジラクチン(例えばCertis,USからのAZATIN XL)+TX;Biokeeper WP+TX;アブラナ科(Brassicaceae)抽出物、特にアブラナ粉末又はマスタード粉末+TX;カッシア・ニグリカンス(Cassia nigricans)+TX;ケラストルス・アングラツス(Celastrus angulatus)+TX;ケンポジウム・アンテルミンチクム(Chenopodium anthelminticum)+TX;キチン+TX;セイヨウオシダ(Dryopteris filix-mas)+TX;スギナ(Equisetum arvense)+TX;Fortune Aza+TX;Fungastop+TX;Heads Up(キヌア(Chenopodium quinoa)サポニン抽出物)+TX;PROBLAD(ルピナス種子由来の天然のBladポリペプチド)、Certis EU+TX;FRACTURE(ルピナス種子由来の天然のBladポリペプチド)、FMC+TX;ジョチュウギク/ピレトリン+TX;クアッシア・アマラ(Quassia amara)+TX;コナラ属(Quercus)+TX;キラヤ属(Quillaja)抽出物(BASFからのQL AGRI 35)+TX;オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物(Marrone BioからのREGALLIA/REGALIA MAXX)+TX;「Requiem(商標)Insecticide」+TX;ロテノン+TX;リアニア/リアノジン+TX;ヒレハリソウ(Symphytum officinale)+TX;タンジー(Tanacetum vulgare)+TX;チモール+TX;ゲラニオールと混合したチモール(Eden ResearchからのCEDROZ)+TX;ゲラニオール及びオイゲノールと混合したチモール(Eden ResearchからのMEVALONE)+TX;Triact 70+TX;TriCon+TX;キンレンカ(Tropaeulum majus)+TX;メラレウカ・アルテルニフォリア(Melaleuca alternifolia)抽出物(STKからのTIMOREX GOLD)+TX;セイヨウイラクサ(Urtica dioica)+TX;ベラトリン+TX;及びセイヨウヤドリギ(Viscum album)+TX;並びに
ベノキサコール+TX、クロキントセット(クロキントセットメキシルを含む)+TX、シプロスルファミド+TX、ジクロルミド+TX、フェンクロラゾール(フェンクロラゾール-エチルを含む)+TX、フェンクロリム+TX、フルキソフェニム+TX、フリラゾール+TX、イソキサジフェン(イソキサジフェン-エチルを含む)+TX、メフェンピル(メフェンピル-ジエチルを含む)+TX、メトカミフェン+TX及びオキサベトリニル+TXなどの毒性緩和剤。
【0346】
上記の混合物は、有害生物を防除する方法に使用可能であり、この方法は、上記の混合物を含む組成物を有害生物又はその環境に適用する工程を含むが、手術又は治療による人又は動物の身体の治療の方法及び人又は動物の身体において実施される診断方法を除く。
【0347】
表A-1~A-3、B-1~B-3、C-1~C-3、D-1~D-3、E-1~E-3及びF-1~F-3並びに表Pから選択される式Iの化合物と、上記の1種以上の有効成分を含む混合物は、例えば、単一のレディミックス形態において、「タンクミックス」など、単一の有効成分の別個の配合物から組成される組み合わされたスプレー混合物として、及び、逐次、すなわち数時間又は数日間などのかなり短い期間で次々に施用される場合、単一の有効成分の併用で施用可能である。表A-1~A-3、B-1~B-3、C-1~C-3、D-1~D-3、E-1~E-3及びF-1~F-3並びに表Pから選択される式Iの化合物と上記の有効成分との適用順序は、本発明の実施に重要ではない。
【0348】
本発明に係る組成物は、安定剤、例えば非エポキシ化又はエポキシ化植物油(例えば、エポキシ化ヤシ油、ナタネ油又は大豆油)、消泡剤、例えばシリコーン油、防腐剤、粘性調節剤、結合剤及び/又は粘着付与剤、肥料又は特定の効果を得るための他の有効成分、例えば殺菌剤、殺真菌剤、殺線虫剤、植物活性化剤、殺軟体動物剤又は除草剤などのさらなる固体又は液体助剤も含み得る。
【0349】
本発明に係る組成物は、例えば、固体有効成分を粉砕し、篩にかけ、及び/又は圧縮することにより、助剤の非存在下において、及び例えば有効成分を1つ又は複数の助剤と均質混合し、及び/又は粉砕することにより、少なくとも1つの助剤の存在下においてそれ自体公知の方法で調製される。この組成物の調製のためのこれらの方法及びこれらの組成物の調製のための化合物Iの使用も本発明の主題である。
【0350】
この組成物のための施用方法、すなわち噴霧、霧化、散布、はけ塗り、粉衣、拡散又は注ぎかけ(これらは、一般的な状況における意図される目的に合わせて選択されるべきである)など、上記のタイプの有害生物を防除する方法及び上記のタイプの有害生物を防除するための組成物の使用が、本発明の他の主題である。典型的な濃度の比率は、0.1~1000ppm、好ましくは、0.1~500ppmの有効成分である。1ヘクタール当たりの施用量は、一般に、1ヘクタール当たり1~2000gの有効成分、特に10~1000g/ha、好ましくは、10~600g/haである。
【0351】
作物保護の分野における施用の好ましい方法は、植物の茎葉への施用(葉面施用)であり、該当する有害生物による寄生の危険性に合わせて施用頻度及び施用量を選択することができる。代わりに、有効成分は、植物の生息地に液体組成物を潅注することにより、又は固体形態の有効成分を植物の生息地、例えば土壌中に例えば粒剤の形態で導入すること(土壌施用)により、根系(全身作用)を介して植物に到達することができる。水稲植物の場合、このような粒剤は、水田に計量供給され得る。
【0352】
本発明の化合物及びその組成物は、上記のタイプの有害生物からの、植物繁殖材料、例えば果実、塊茎又は穀粒などの種子又は苗の保護にも好適である。繁殖材料は、植え付けの前にこの化合物で処理され得、例えば、種子は、種まきの前に処理され得る。代わりに、この化合物は、種子仁を液体組成物に浸漬することによって又は固体組成物の層を塗布することによって種子仁に塗付され得る(コーティング)。繁殖材料が施用の場所に植え付けられる場合、この組成物を例えばドリルまき時に畝間に施用することも可能である。植物繁殖材料のためのこれらの処理方法及びこのように処理された植物繁殖材料は、本発明のさらなる主題である。典型的な処理率は、植物及び防除される有害生物/真菌に応じて決まり、一般に、100kgの種子当たり1~200グラム、好ましくは、100kgの種子当たり5~150グラム(100kgの種子当たり10~100グラムなど)である。
【0353】
種子という用語は、真正種子、種子片、吸枝、トウモロコシ粒、鱗茎、果実、塊茎、穀粒、根茎、挿し木、挿し芽などを含むが、これらに限定されないあらゆる種類の種子及び植物の珠芽を包含し、好ましい実施形態において、真正種子を意味する。
【0354】
本発明は、式(I)の化合物で被覆若しくは処理されるか又はそれを含有する種子も含む。「で被覆又は処理されるか及び/又はそれを含有する」という用語は、一般に、有効成分が、ほとんどの場合、施用時に種子の表面上にあるが、施用方法に応じて、成分の一部が、程度の差はあるが、種子材料中に浸透し得ることを示す。前記種子製品が(再度)植え付けられるとき、有効成分を吸収し得る。実施形態において、本発明により、式(I)の化合物が付着された植物繁殖材料が利用可能とされている。さらに、これにより、式(I)の化合物で処理された植物繁殖材料を含む組成物が利用可能とされている。
【0355】
種子処理は、種子粉衣、種子粉衣、種子散粉、種子液浸及び種子ペレット化などの技術分野において公知であるすべての好適な種子処理技術を含む。式(I)の化合物の種子処理適用は、吹付けなどのいずれか公知の方法により、又は、播種の前若しくは種子の播種/植え付けの最中における種子の散粉により実施可能である。
【0356】
生物学的実施例:
以下の実施例により本発明を例示する。本発明の特定の化合物は、低施用量で効力が高いことにより公知の化合物と区別可能であり、これは、実施例において概述されている実験手法を用い、必要に応じて例えば50ppm、24ppm、12.5ppm、6ppm、3ppm、1.5ppm、0.8ppm又は0.2ppmといったより少ない施用量を用いて、当業者により検証可能である。
【0357】
実施例B1:ニカメイガ(Chilo suppressalis)(ニカメイチュウ)に対する活性
人工餌料の入った24ウェルマイクロタイタープレートを、ピペットにより、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、プレートに、L2幼虫を外寄生させた(ウェル当たり6~8匹)。サンプルを、未処理のサンプルと比して、外寄生の6日後に、死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害について評価した。死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害のカテゴリの少なくとも1つが未処理のサンプルよりも高い場合に、テストサンプルによるニカメイガ(Chilo suppressalis)の防除がもたらされている。
【0358】
以下の化合物が、200ppmの施用量で少なくとも80%の防除をもたらした:P1、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17。
【0359】
実施例B2:ジアブロチカバルテアタ(Diabrotica balteata)(コーンルートワーム)に対する活性
24ウェルマイクロタイタープレート中における寒天層の上に置いたトウモロコシの芽を、吹付けにより10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、プレートに、L2幼虫(ウェル毎に6~10匹)を外寄生させた。未処理のサンプルと比して、外寄生の4日後に、サンプルを死亡率及び成長阻害について評価した。
【0360】
以下の化合物が、200ppmの施用量で、2種のカテゴリ(死亡率又は成長阻害)の少なくとも一方において少なくとも80%の効果をもたらした:P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17。
【0361】
実施例B3:ユースキスツスヘロス(Euschistus heros)(ネオトロピカルブラウンスティンクバグ(Neotropical Brown Stink Bug))に対する活性
24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上のダイズの葉に、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥後、葉にN2若虫を外寄生させた。未処理のサンプルと比して、外寄生の5日後に、サンプルを死亡率及び成長阻害について評価した。
【0362】
以下の化合物が、200ppmの施用量で、2つのカテゴリの少なくとも一方(死亡率又は成長阻害)において、少なくとも80%の効果をもたらした:P2、P4、P11、P15。
【0363】
実施例B4:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性 摂食/接触活性
ヒマワリの葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天の上に置き、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に様々な齢数のアブラムシの個体群を寄生させた。サンプルを、寄生の6日後に死亡率について評価した。
【0364】
以下の化合物が200ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:P1、P2、P3、P4、P12、P14。
【0365】
実施例B5:コナガ(Plutella xylostella)(コナガ)に対する活性
人工餌料の入った24ウェルマイクロタイタープレートを、ピペットにより、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、コナガの卵をプラスチック製のステンシルを介してゲル吸い取り紙上にピペットし、プレートをこれで閉じた。未処理のサンプルと比較して、外寄生から8日後に、サンプルを死亡率及び成長阻害について評価した。
【0366】
以下の化合物が、200ppmの施用量で、2つのカテゴリの少なくとも一方(死亡率又は成長阻害)において、少なくとも80%の効果をもたらした:P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17。
【0367】
実施例B6:エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)(エジプトヨトウ)に対する活性
綿の葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上に置き、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に5匹のL1幼虫を寄生させた。サンプルを、未処理のサンプルと比して、外寄生の3日後に、死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害について評価した。死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害のカテゴリの少なくとも1つが未処理のサンプルよりも高い場合に、テストサンプルによるエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)の防除がもたらされている。
【0368】
以下の化合物が、200ppmの施用量で少なくとも80%の防除をもたらした:P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17。
【国際調査報告】