(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】現場検証基盤の供給者好循環評価方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0207 20230101AFI20240822BHJP
【FI】
G06Q30/0207
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024509084
(86)(22)【出願日】2022-08-16
(85)【翻訳文提出日】2024-03-13
(86)【国際出願番号】 KR2022012159
(87)【国際公開番号】W WO2023022459
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0107758
(32)【優先日】2021-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0101409
(32)【優先日】2022-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524023505
【氏名又は名称】パク ムンクァン
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク ムンクァン
【テーマコード(参考)】
5L030
【Fターム(参考)】
5L030BB07
(57)【要約】
現場検証基盤の供給者好循環評価方法が開示される。この方法は、ユーザのモバイル端末で実行されるモバイルアプリケーションが、有形又は無形の商品を供給する店舗から店舗位置の含まれた店舗情報を取得するステップと、モバイルアプリケーションが、モバイル端末の位置が店舗位置と一致しながら当該店舗が事前登録済みの店舗である場合、ユーザに当該店舗に対する評価権限を付与するステップと、モバイルアプリケーションが、評価権限を付与されたユーザの評価による店舗評価結果を管理サーバにアップロードするステップと、管理サーバが、評価権限を付与されたユーザの店舗評価以前又は以後にユーザにリワードを支給管理するステップと、管理サーバが、アップロードされた店舗評価結果をオンラインで公開する店舗広報サービスを提供するステップと、を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのモバイル端末で実行されるモバイルアプリケーションが、有形又は無形の商品を供給する店舗から店舗位置の含まれた店舗情報を取得するステップと、
モバイルアプリケーションが、モバイル端末の位置が店舗位置と一致しながら当該店舗が事前登録済みの店舗である場合、ユーザに当該店舗に対する評価権限を付与するステップと、
モバイルアプリケーションが、評価権限を付与されたユーザの評価による店舗評価結果を管理サーバにアップロードするステップと、
管理サーバが、評価権限を付与されたユーザの店舗評価以前又は以後にユーザにリワードを支給管理するステップと、
管理サーバが、アップロードされた店舗評価結果をオンラインで公開する店舗広報サービスを提供するステップと、を含む、現場検証基盤の供給者好循環評価方法。
【請求項2】
店舗情報取得ステップは、店舗情報の記録されたバーコードをスキャンして店舗情報を取得するか、或いは店舗内の機器から店舗情報を無線取得する、請求項1に記載の現場検証基盤の供給者好循環評価方法。
【請求項3】
モバイルアプリケーションが、評価権限を付与されたユーザから即時評価及び予約評価のうちいずれか一つの選択を受けるステップと、
モバイルアプリケーションが、ユーザから即時評価が選択されると、ユーザに店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供するステップと、
モバイルアプリケーションが、ユーザから予約評価が選択されると、一定期間内に限ってユーザに店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供するステップと、をさらに含み、
リワード支給ステップは、即時評価が選択された場合には店舗評価以後にリワードを支給し、予約評価が選択された場合には店舗評価以前にリワードを支給する、請求項1に記載の現場検証基盤の供給者好循環評価方法。
【請求項4】
管理サーバが、予約評価が選択された場合、一定期間内に店舗評価結果がアップロードされなければ、ユーザにペナルティを付与するステップをさらに含む、請求項3に記載の現場検証基盤の供給者好循環評価方法。
【請求項5】
リワード支給ステップは、店舗評価以前にリワードを支給し、
モバイルアプリケーションが、ユーザに評価権限が付与された時点から一定期間内にユーザからの要求がある場合に店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供するステップと、
管理サーバが、一定期間内に店舗評価結果がアップロードされなければ、ユーザにペナルティを付与するステップと、をさらに含む、請求項3に記載の現場検証基盤の供給者好循環評価方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイルアプリケーションを利用したサービス提供技術に係り、特に、消費者と供給者の相互利益のためのサービス提供技術に関する。
【背景技術】
【0002】
韓国登録特許第10-2304627号公報には、オフライン店舗への訪問を誘導するためのリワードシステムについて開示されている。このシステムは、オフライン店舗ごとに積立金を優先的に策定し、利用者がオフライン店舗を訪問して商品購入を介してもらった購入領収書をもって購買認証を行うと、所定の積立金を支給し、支給された積立金を多様な購入先で利用できるようにすることにより、利用者にオフライン店舗の訪問を誘導して店舗の売上向上に役立てることができるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2304627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザ(消費者)をして、店舗(供給者)に対する自発的な評価とそれによる店舗広報が好循環できるようにする方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一様相による現場検証基盤の供給者好循環評価方法は、ユーザのモバイル端末で実行されるモバイルアプリケーションが、有形又は無形の商品を供給する店舗から店舗位置の含まれた店舗情報を取得するステップと、モバイルアプリケーションが、モバイル端末の位置が店舗位置と一致しながら当該店舗が事前登録済みの店舗である場合、ユーザに当該店舗に対する評価権限を付与するステップと、モバイルアプリケーションが、評価権限を付与されたユーザの評価による店舗評価結果を管理サーバにアップロードするステップと、管理サーバが、評価権限を付与されたユーザの店舗評価以前又は以後にユーザにリワードを支給管理するステップと、管理サーバが、アップロードされた店舗評価結果をオンラインで公開する店舗広報サービスを提供するステップと、を含むことができる。
【0006】
現場検証基盤の供給者好循環評価方法は、モバイルアプリケーションが、評価権限を付与されたユーザから即時評価及び予約評価のうちいずれか一つの選択を受けるステップと、モバイルアプリケーションが、ユーザから即時評価が選択されると、ユーザに店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供するステップと、モバイルアプリケーションが、ユーザから予約評価が選択されると、一定期間内に限ってユーザに店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供するステップと、をさらに含むことができる。そして、リワード支給ステップは、予約評価が選択された場合には店舗評価以前にリワードを支給することができる。
【0007】
現場検証基盤の供給者好循環評価方法は、管理サーバが、予約評価が選択された場合、一定期間内に店舗評価結果がアップロードされなければ、ユーザにペナルティを付与するステップをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、ユーザの店舗評価に対する信頼性を確保しながらも、ユーザの評価参加を誘引して評価と広報が能動的に好循環できるようにし、店舗評価に対する信頼性を確保できるようにする効果を創出する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】一実施形態による現場検証基盤の供給者好循環評価システムのブロック図である。
【
図2】一実施形態によるモバイル端末のブロック図である。
【
図3】一実施形態によるモバイル端末で行われるフローチャートである。
【
図4】一実施形態によるモバイル端末で行われるフローチャートである。
【
図5】一実施形態による管理サーバで行われるフローチャートである。
【
図6】他の実施形態による管理サーバで行われるフローチャートである。
【
図7】サーバ用コンピューティングデバイスの構成例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
前述した、そして追加的な本発明の様相は、添付図面を参照して説明される好適な実施形態によってさらに明確になるであろう。以下では、本発明をこのような実施形態によって通常の技術者が容易に理解し再現することができるように詳細に説明する。
【0011】
図1は、一実施形態による現場検証基盤の供給者好循環評価システムのブロック図である。モバイル端末100は、ユーザ(消費者)が携帯している通信可能なコンピューティングデバイスであって、スマートフォンを例として挙げることができる。モバイル端末100には、現場検証基盤の供給者評価のためのモバイルアプリケーション(以下では、「評価アプリ」という)200がインストールされて実行されることができる。そして、ユーザは、有形又は無形の商品を販売(供給)する店舗(供給者)に訪問して商品を購入する消費者をいう。
【0012】
管理サーバ300は、一つ以上のサーバ用コンピューティングデバイスを含んで構成されるサーバシステムであって、Windows(登録商標)系オペレーティングシステムやMacOS(登録商標)、Java(登録商標)、UNIX(登録商標)、又はLINUX(登録商標)を含むか、或いはこれに含まれていない多様なオペレーティングシステムの下で動作されることができる。このような管理サーバ300は、モバイル端末100とデータ通信するが、具体的には、評価アプリ200との連動を介してユーザなどによって行われた店舗評価結果をデータベースに格納管理し、ユーザに店舗評価結果をウェブ(Web)又はアプリを介してオンラインで公開して店舗を広報する店舗広報サービスが行われるようにする。
【0013】
図2は、一実施形態によるモバイル端末のブロック図である。モバイル端末100は、格納部110、ディスプレイ部120、通信部130、GPS受信部140、カメラ部150、RFIDリーダ部160、NFCリーダ部170、ビーコン受信部180、及び端末制御部190のうちの少なくとも一つを含む。格納部110には、モバイル端末100の運用のための命令語、データ、プログラムなどが格納されていてもよく、評価アプリ200も、プログラムコード形態で記録されて管理されてもよい。ディスプレイ部120は、ユーザが評価アプリ200を使用できるようにする画面を提供するものであって、画面出力だけでなく、ユーザからの入力も受け入れることができるタッチスクリーンであってもよい。通信部130は、管理サーバ300とのデータ送受信のための通信モジュールであり、GPS受信部140は、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS信号を受信する受信機であって、周知の通りである。
【0014】
カメラ部150、RFIDリーダ部160、NFCリーダ部170、及びビーコン受信部180も、それ自体としては既によく知られているものであって、本開示では、店舗に設けられたQR(Quick Response)コード(登録商標)などのバーコードやRFIDタグやNFCタグやビーコンから店舗情報を取得するための手段として使用される。すなわち、店舗情報は、店舗内に設けられたQRコードやRFID(Radio Frequency IDentification)タグ又はNFC(Near Field Communication)タグなどに記録されており、カメラ部150、RFIDリーダ部160、又はNFCリーダ部170を介して取得することができ、店舗内に設置されたビーコンの無線送信信号をビーコン受信部180を介して受信し、その受信信号から店舗情報を取得することもできる。以上は例示的なものであって、店舗情報は既に知られている他の手段或いは今後に登場する新規手段を介して取得されることができる。
【0015】
端末制御部190は、モバイル端末100を全般的に制御するものであって、一つ以上のプロセッサを含む。端末制御部190のプロセッサは、格納部110に格納された評価アプリ200をローディングして実行させることにより、ユーザが評価アプリ200を用いることができるようにし、このため、ユーザは、評価アプリ200を用いて、自分が訪問した店舗を評価し、その評価情報を管理サーバ300にアップロードすることができ、管理サーバ300のオンラインプラットフォーム上に公開される店舗別評価情報も確認することができる。
【0016】
以下、
図3乃至
図6を介して現場検証基盤の供給者好循環評価方法に対する実施形態について説明する。
図3及び
図4は、モバイル端末で実行される評価アプリ200によって行われるフローチャートであり、
図5は、管理サーバによって行われるフローチャートである。しかし、評価アプリ200と管理サーバ300がそれぞれ独立してステップを行うという意味ではなく、少なくとも一部のステップでは相互連動して当該過程を行うことができる。
【0017】
図3について説明する。評価アプリ200は、モバイル端末100のハードウェア資源を用いて店舗情報を取得する(S100)。このとき、用いられるハードウェア資源は、カメラ部150、RFIDリーダ部160、NFCリーダ部170、又はビーコン受信部180であってもよく、それ以外の他のものであってもよい。店舗情報には店舗位置データが含まれており、店舗名(供給者名)等の店舗識別情報も含まれていてもよい。そして、評価アプリ200は、モバイル端末100の位置データも取得する(S110)。この際、用いられるハードウェア資源は、GPS受信部140であり得るが、これに限定されない。S110は、S100が先に行われた後に後続で行われるステップであってもよく、S100以前のステップであってもよく、順序を問わずにS100とS110がそれぞれ独立して行われてもよい。
【0018】
評価アプリ200は、S100における店舗情報を介して確認された店舗位置とS110における端末位置とが一致するかを比較確認する(S120)。つまり、端末位置が店舗位置に属しているかを比較確認するのである。このとき、端末位置の誤差を考慮して、所定の誤差範囲内で端末位置が店舗位置と一致するかを比較確認することができる。また、評価アプリ200は、S120で当該店舗が登録店舗であるか否かを判断する。一実施形態において、管理サーバ300は、登録店舗に関する情報を予めデータベースとして管理しており、評価アプリ200は、店舗情報に属する店舗識別情報をもって、管理サーバ300に登録店舗であるか否かを照会要求して登録店舗であるか否かを判断することができる。
【0019】
S120を介して端末位置が店舗位置と一致してユーザが店舗に位置していることが確認され、当該店舗が登録店舗であると確認された場合、評価アプリ200は、ユーザに当該店舗に対する評価権限を付与する(S130)。これにより、ユーザは、現場訪問した店舗に対して評価アプリ200を介して評価を行うことができ、評価アプリ200は、ユーザの評価によって得られた店舗評価情報を管理サーバ300にアップロードする(S140)。一方、S120で端末位置が店舗位置と異なるか、或いは当該店舗が登録店舗ではないと確認される場合、評価アプリ200は、ユーザに評価不可を知らせることができる(S150)。
【0020】
図4について説明する。
図4は、
図3のS130とS140との間で行われる手順である。評価アプリ200は、評価権限を付与されたユーザに店舗に対して即時評価を行うか、それとも予約評価を行うかを選択するようにし、ユーザが即時評価を選択する場合には、店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供して、ユーザが店舗評価を実施できるようにし、ユーザが予約評価を選択する場合には、ユーザに評価権限が付与された時点から店舗評価を行うことができる一定期間を許与し、その許与された一定期間内に何時でもユーザの要求があれば、店舗評価のためのユーザインターフェースを画面提供して、ユーザが店舗評価を実施できるようにする(S200)(S210)(S220)。
【0021】
一方、
図4に示すように、ユーザが即時評価又は予約評価を選択するのではなく、選択なしにいずれか一つにのみ定められていてもよい。すなわち、評価権限を付与されたユーザは、即時評価を行わなければならないか、それとも与えられた一定期間内にのみ評価を行えばよいのである。
【0022】
図5について説明する。
図5は、上述した即時評価の場合に行われるものであり得る。管理サーバ300は、評価アプリ200からアップロードされた店舗評価情報を受信し、その受信した店舗評価情報をデータベース(DB)に格納して管理する(S300)。管理サーバ300は、ユーザに店舗評価に対する補償としてリワードを支給するが、評価アプリ200を介してユーザにリワードを支給する(S310)。リワードは、当該店舗で現金のように使用可能なクーポンやポイントなどであり得るが、これに限定されない。そして、管理サーバ300は、データベースとして管理される店舗評価情報を、ウェブやアプリなどを介してオンラインで公開する店舗広報サービスを提供する(S320)。
【0023】
図6について説明する。
図6は、上述した予約評価の場合に行われるものであり得る。管理サーバ300は、店舗評価権限を付与されたユーザにリワードを支給する(S400)。リワードは、上述した通りである。管理サーバ300は、評価アプリ200からユーザに許与された一定期間内に店舗評価情報が受信されれば、その受信された店舗評価情報をデータベースに格納して管理する(S410)(S420)。そして、管理サーバ300は、データベースとして管理される店舗評価情報を、ウェブやアプリ等を介してオンラインで公開する店舗広報サービスを提供する(S430)。一方、一定期間内に店舗評価情報が受信されなければ、すなわち評価アプリ200から店舗評価情報がアップロードされなければ、管理サーバ300は、ユーザにペナルティを付与する(S440)。ペナルティは、ユーザの評価アプリ200の利用権限を制限するものであってもよく、会員制である場合には、会員等級を下方調整するものであってもよく、支給されたリワードを回収するものであってもよい。このようなペナルティは例示的なものであり、ペナルティ方式は特に制限されない。
【0024】
以上によれば、店舗訪問が認証されたユーザに限ってのみ店舗評価が行われるので、現場訪問をしていない悪意的ユーザによる評価操作を防止することができるため、評価の信頼性を高めることができ、訪問ユーザの自発的評価参加とそれによる店舗の広報が好循環的に行われることができる。
【0025】
図7は、サーバ用コンピューティングデバイスの構成例示図である。管理サーバによって行われる方法は、一つ以上のサーバ用コンピューティングデバイスによって行われることができ、具体的には、コンピューティングデバイスに属する一つ以上のプロセッサによって行われることができる。
図7に示すように、コンピューティングデバイス500は、プロセッサ510、メモリ520、格納装置530、入出力インターフェース540、及び通信インターフェース550を含むことができる。プロセッサ510は、CPU(central processing unit)、GPU(graphical processing unit)、又はこれと類似した一つ以上のプロセシングコアを備えたマイクロプロセッサを含むことができる。メモリ520には、データ、プロセッサ510による実行のためのプログラムが格納できる。メモリ520は、一つ以上の揮発性及び不揮発性メモリを含むことができ、内部又は分散型メモリであり得る。格納装置530は、データベース用であってもよく、非一時的(non-transitory)ストレージを含むことができる。格納装置530は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、光ディスク、磁気光学ディスク、ユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブなどの少なくとも一部を含むことができる。
【0026】
入出力インターフェース540は、ユーザが入力を提供し、出力を受信し、他のコンピューティングデバイスとデータをやり取りすることができるようにする一つ以上の入力及び/又は出力デバイスを含むことができる。入出力インターフェース540は、マウス、キーパッド又はキーボード、カメラ、光学式スキャナ、ネットワークインターフェース、モデム、その他の周知のI/O装置であってもよく、これらの組み合わせを含んでもよい。入出力インターフェース540は、グラフィックエンジン、ディスプレイ、一つ以上の出力ドライバ(例えば、ディスプレイドライバ)、一つ以上のオーディオスピーカ、及び一つ以上のオーディオドライバのうちの少なくとも一部を含むことができる。通信インターフェース550は、コンピューティングデバイス500と一つ以上の他のコンピューティング装置とのネットワーク通信(例えば、パケット基盤通信)のための一つ以上のインターフェースを提供することができる。例えば、通信インターフェース550は、イーサネット(登録商標)や他の有線基盤ネットワークを介して通信するためのネットワークインターフェース制御器(NIC)又はネットワークアダプタ、或いはWiFiのように無線ネットワークを介して通信するためのWireless NIC又は無線アダプタを含むことができる。
【0027】
一方、バス(bus)は、コンピューティングデバイスの構成を互いに接続するハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの全てを含むことができる。例えば、バスは、AGP(Accelerated Graphics Port)又は他のグラフィックバス、EISA(Enhanced Industry Standard Architecture)バス、FSB(front-side bus)、HT(hypertransport)インターコネクト、ISA(Industry Standard Architecture)バス、INFINIBANDインターコネクト、LPC(low-pin-count)バス、メモリバス、MAC(Micro Channel Architecture)バス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCIe(PCI-Express)バス、SATA(serial technology attachment)バス、VL(VESA Local、VESA:Video Electronics Standard Association Local)バス、他の適切なバス、又はその組み合わせを含むことができる。以上の
図7の構成は、例示的なものであって、コンピューティングデバイスは、
図7の構成の少なくとも一部のみを含むことができ、それ以外に図示されていない他の構成も含むことができるのは言うまでもない。
【0028】
これまで本発明についてその好適な実施形態を中心に考察した。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱することなく変形形態で実現できることを理解することができるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点から考慮されるべきである。本発明の範囲は前述した説明ではなく、請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にあるすべての差異点は本発明に含まれたものと解釈されるべきである。
【国際調査報告】