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特表2024-531325体内の神経を遮断又は調節するための電極装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】体内の神経を遮断又は調節するための電極装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 18/14 20060101AFI20240822BHJP
【FI】
A61B18/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024509314
(86)(22)【出願日】2021-08-18
(85)【翻訳文提出日】2024-04-08
(86)【国際出願番号】 KR2021010977
(87)【国際公開番号】W WO2023022253
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0108840
(32)【優先日】2021-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522076206
【氏名又は名称】ディープキュア インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【弁理士】
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【弁理士】
【氏名又は名称】久松 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】ペク,ドゥ ジン
(72)【発明者】
【氏名】ジョ,ソク ヒョン
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160KK03
4C160KK12
4C160KK38
4C160MM32
4C160NN01
(57)【要約】
体内の神経を遮断又は調節するための電極装置において、シャフトを備える本体と、前記シャフトの一端部から引出されるように形成され、前記体内の管の少なくとも一部の神経を遮断又は調節する電極ユニットと、前記電極ユニットの末端と結合され、前記電極ユニットを前記体内の管に接触させるようにガイドする電極ガイドと、前記電極ガイドを前進及び後進させるように構成される電極ガイド駆動ユニットと、前記電極ガイド駆動ユニットと連動されて前記電極ユニットを前進及び後進させるように構成される電極駆動ユニットとを含み、前記電極駆動ユニットは、前記電極ユニットの一端と連結される張力維持ユニットと、前記張力維持ユニットと連結され、前記張力維持ユニットを前進及び後進させる移動部とを含み、前記張力維持ユニットは、前記電極ユニットに張力を提供する第1のバネ部と、前記第1のバネ部を伸ばして前記張力を生成するレバー部とを含むことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
体内の神経を遮断又は調節するための電極装置において、
シャフトを備える本体と、
前記シャフトの一端部から引出されるように形成され、前記体内の管の少なくとも一部の神経を遮断又は調節する電極ユニットと、
前記電極ユニットの末端と結合され、前記電極ユニットを前記体内の管に接触させるようにガイドする電極ガイドと、
前記電極ガイドを前進及び後進させるように構成される電極ガイド駆動ユニットと、
前記電極ガイド駆動ユニットと連動されて前記電極ユニットを前進及び後進させるように構成される電極駆動ユニットとを含み、
前記電極駆動ユニットは、
前記電極ユニットの一端と連結される張力維持ユニットと、
前記張力維持ユニットと連結され、前記張力維持ユニットを前進及び後進させる移動部とを含み、
前記張力維持ユニットは、
前記電極ユニットに張力を提供する第1のバネ部と、
前記第1のバネ部を伸ばして前記張力を生成するレバー部とを含む、電極装置。
【請求項2】
前記移動部は、前記張力維持ユニットと連結された状態で前記電極ガイドが前記体内の管の周りに巻き付けられるまで前記張力維持ユニットを前進させた後、前記張力維持ユニットとの連結を解除する、請求項1に記載の電極装置。
【請求項3】
前記張力維持ユニットは、
一側において突出した突出部をさらに含み、
前記レバー部は、前記第1のバネ部の張力を生成するために前記突出部を後進させる第1のストッパ部を含む、請求項2に記載の電極装置。
【請求項4】
前記突出部が前記第1のストッパ部によって後進されながら前記電極ユニットが前記管に接触される、請求項3に記載の電極装置。
【請求項5】
前記移動部は、
前記張力維持ユニットと連結するための連結部と、
前記連結部に形成され、前記移動部が前記張力維持ユニットを前進させるためのピンと
をさらに含み、
前記電極駆動ユニットは、
前記ピンが前進移動するための前進レールをさらに含む、請求項2に記載の電極装置。
【請求項6】
前記電極駆動ユニットは、前記移動部が前記張力維持ユニットとの連結を解除した後、前記電極ガイドを前記体内の管の周りから離脱させるために前記ピンが後進移動するための後進レールをさらに含む、請求項5に記載の電極装置。
【請求項7】
前記前進レール及び前記後進レールの長さは同一である、請求項6に記載の電極装置。
【請求項8】
前記移動部は、
前記電極ガイド駆動ユニットと連結される支持部と、
前記連結部を回転可能にするヒンジ部と
をさらに含み、
前記電極駆動ユニットは、
前記前進レール及び前記後進レールを連結する連結レールをさらに含み、
前記ピンが前記連結レールを移動する際、前記ヒンジ部が回転することで前記連結部が前記張力維持ユニットと解除される、請求項6に記載の電極装置。
【請求項9】
前記電極駆動ユニットは、前記ピンが後進移動する際、前記ピンが前記連結レールに再び移動することを防止するために、前記支持部と前記連結部を連結する第2のバネ部をさらに含む、請求項8に記載の電極装置。
【請求項10】
前記電極駆動ユニットは、前記ピンが後進移動する際、前記ピンが前記連結レールに再び移動することを防止するために、前記ピンが前記連結レールを介して前記後進レールに位置する際、前記連結レールを遮断する第2のストッパ部をさらに含む、請求項8に記載の電極装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体内の神経を遮断又は調節するための電極装置に関する。
【背景技術】
【0002】
神経遮断術は、非正常に過剰に活性化された自律神経系を制御するために特定の神経を損傷させる施術のことを言う。例えば、腎臓神経遮断術は、腎臓に向かう腎臓交感神経を損傷させることで高血圧と心臓疾患を治療し、肺神経遮断術は、肺に向かう副交感神経を損傷させることで肺疾患を治療することができる。
【0003】
神経は、通常、血管、気管支などのような管の外壁に巻き付けられており、このような管の外壁に巻き付けられて神経の信号を測定したり、当該神経に電気刺激を伝達したり、様々なエネルギーを伝達して神経を損傷又は破壊させることが必要となることがある。
【0004】
例えば、腎動脈に施術を行う場合、施術対象となる主腎動脈(main renal artery)の直径は5~7mmであり、直径が1~2mmである副腎動脈(accessory renal artery)を対象にすることもある。また、神経が分布している管は人によってその大きさが様々であり、位置によってその大きさが変わる。
【0005】
このような施術を実施するにおいて、カテーテルの末端に形成される電極を含む構成要素を、管の外壁に巻き付けられるように精巧に位置させることが重要である。具体的に、神経を効果的に遮断あるいは調節するためには、神経が分布している管の外壁を周方向に巻き付けなければならず、管に電極が形成された構成要素を巻き付ける状態で配置する動作が確実で且つ迅速に行われる必要がある。特に、外部の刺激で損傷し易い体内の管を損傷させないよう、電極が形成された構成要素を体内の管の外壁に安全に密着させることが重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一目的は、上述した従来技術の問題点を解決するためのものであり、電極が体内の管の周りに巻き付けられるようガイドする構成を有する電極装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、外部の刺激で損傷し易い体内の管を損傷させることなく、電極が形成された構成要素を体内の管の外壁に密着させることのできる電極装置を提供することである。
【0008】
但し、本実施例が解決しようとする技術的課題は、上記したような技術的課題に限定されるものではなく、また他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した技術的課題を解決するための技術的手段として、本発明の一実施例は、体内の神経を遮断又は調節するための電極装置において、シャフトを備える本体と、前記シャフトの一端部から引出されるように形成され、前記体内の管の少なくとも一部の神経を遮断又は調節する電極ユニットと、前記電極ユニットの末端と結合され、前記電極ユニットを前記体内の管に接触させるようにガイドする電極ガイドと、前記電極ガイドを前進及び後進させるように構成される電極ガイド駆動ユニットと、前記電極ガイド駆動ユニットと連動されて前記電極ユニットを前進及び後進させるように構成される電極駆動ユニットとを含み、前記電極駆動ユニットは、前記電極ユニットの一端と連結される張力維持ユニットと、前記張力維持ユニットと連結され、前記張力維持ユニットを前進及び後進させる移動部とを含み、前記張力維持ユニットは、前記電極ユニットに張力を提供する第1のバネ部と、前記第1のバネ部を伸ばして前記張力を生成するレバー部とを含む、電極装置を提供しても良い。
【0010】
上述した課題を解決するための手段は、単なる例示であり、本発明を制限する意図で解釈されてはならない。上述した例示的な実施例の他にも、図面及び発明の詳細な説明に記載された追加の実施例が存在し得る。
【発明の効果】
【0011】
上述した本発明の課題を解決するための手段の何れか1つによれば、電極駆動ユニットは、電極ガイドが管に密接するように位置された後、電極ユニットを管の外壁に徐々に密着させることによって、外部の刺激で損傷し易い体内の管を損傷させることなく、電極が形成された構成要素を管の外壁に安全で且つ正確に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施例に係る電極装置の側面図である。
図2図1に示す電極ガイドが電極ユニットをガイドして血管に巻き付けられるように位置した状態を示す図である。
図3a】本発明の一実施例に係る電極ガイドの動作過程を示す図である。
図3b】本発明の一実施例に係る電極ガイドの動作過程を示す図である。
図3c】本発明の一実施例に係る電極ガイドの動作過程を示す図である。
図3d】本発明の一実施例に係る電極ガイドの動作過程を示す図である。
図3e】本発明の一実施例に係る電極ガイドの動作過程を示す図である。
図4図2に示す節部の一部の分解斜視図である。
図5図1に示す本体の内部に配置される電極ガイド駆動ユニットの断面図である。
図6a】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6b】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6c】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6d】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6e】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6f】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6g】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6h】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図6i】本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図である。
図7】本発明の他の実施例に係る電極駆動ユニットを説明するための例示的な図である。
図8a】本発明の一実施例に係るレバー部を説明するための例示的な図である。
図8b】本発明の一実施例に係るレバー部を説明するための例示的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0014】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味し、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除するものではないと理解されなければならない。
【0015】
以下、添付された図面を参照しながら、本発明の一実施例を詳しく説明することとする。
【0016】
図1は、本発明の一実施例に係る電極装置の側面図である。図2は、図1に示す電極ガイドが電極ユニットをガイドして血管に巻き付けられるように位置した状態を示す図であり、図3a乃至図3eは、本発明の一実施例に係る電極ガイドの動作過程を示す図である。図4は、図2に示す節部の一部の分解斜視図であり、図5は、図1に示す本体の内部に配置される電極ガイド駆動ユニットの断面図である。図6a乃至図6iは、本発明の一実施例に係る電極駆動ユニットの動作過程を示す図であり、図7は、本発明の他の実施例に係る電極駆動ユニットを説明するための例示的な図である。図8a及び図8bは、本発明の一実施例に係るレバー部を説明するための例示的な図である。
【0017】
図1を参照すると、電極装置100は、本体110と、電極ユニット120と、電極ガイド130と、本体110の内部に形成される電極ガイド駆動ユニット140と、電極駆動ユニット150とを含む。
【0018】
本体110は、一方向に伸びるシャフト111と、シャフト111と連結されて施術者が把持できるように形成されるグリップ部112と、グリップ部112に形成されて電極ガイド130の動作を操作するガイド操作部113と、グリップ部112に形成されて電極ユニット120のエネルギー伝達を操作する電極操作部114とを含んでいても良い。
【0019】
本体110の内部には、電極ユニット120及び電極ガイド130を駆動し、制御する要素が配置されても良い。例えば、本体110の内部には、電極ガイド130を駆動し、制御する電極ガイド駆動ユニット140と、電極ユニット120を駆動し、制御する電極駆動ユニット150とが配置されても良い。
【0020】
電極ユニット120は、シャフト111の一端部から引出されるように形成され、施術者の操作などによって体内の管を含む組織に分布した神経の少なくとも一部を遮断あるいは調節するように構成される。電極ユニット120は、シャフト111の内部に収容されていて、電極装置100が作動する際に後述する電極ガイド130によって外部に引出されても良い。
【0021】
図2を参照すると、電極ユニット120は、ベース部121と、電極部122と、センサ部123とを含んでいても良い。電極装置100は、体内の管又は管状の組織Vの外面に電極が巻き付けられ、電極部122を介してエネルギーを伝達しても良く、そのために、ベース部121は、可撓性の軟性回路基板(Flexible PCB)であっても良い。
【0022】
電極部122は、ベース部121上で互いに平行に伸びる2つの電極により構成されても良い。ベース部121及び電極部122は、体内の管などを円周方向に伸びて巻き付けるように構成されても良い。
【0023】
電極部122は、神経を遮断(block or denervation)あるいは調節(control or modulation)するために、例えば、ステンレススチール、金などのように人体に無害で且つ電気を伝達できる素材からなっていても良い。
【0024】
また、電極部122は、エネルギーソース生成器からの様々なタイプのエネルギーを伝達しても良い。例えば、高周波エネルギー(radio-frequency(RF) energy)、電気エネルギー、レーザエネルギー、超音波エネルギー(ultrasonic energy)、集束超音波エネルギー(high-intensity focused ultrasound energy)、極低温エネルギー(cryogenic energy)、及びその他の熱エネルギーが利用されても良い。
【0025】
また、電極部122は、高周波エネルギーを伝達するための軟性回路基板(Flexible PCB)、超音波エネルギーを伝達するためのトランスデューサ、高い高電圧エネルギーを伝達するための金属電極などに具現され、神経を損傷させるためのエネルギーを伝達しても良い。
【0026】
また、ベース部121上には、センサ部123が形成されても良い。一例において、センサ部123は、体内の管などに接触して温度を測定する熱電対(thermocouple)であっても良く、センサ部123は、電極装置100によって神経切断術が施される際、施術部位の温度をモニタリングしても良い。他の例において、センサ部123は、管の神経の信号を測定しても良い。
【0027】
センサ部123は、例えば、銅(copper)及びコンスタンタン(constantan)の対により構成された熱電対であっても良い。
【0028】
電極ガイド130は、電極ユニット120を体内の管に接触させる機能を行う。電極ガイド130は、電極ユニット120と結合され、電極ユニット120を体内の管に接触させるワインディング状態に変形されるようにガイドする。
【0029】
図2乃至図4を参照すると、電極ガイド130は、複数の節部131を備える。複数の節部131は、電極ユニット120を挟んで体内の管Vの周りに巻き付けられるように曲線のワインディング経路を形成しても良い。図2図3c及び図3dに示された状態が、曲線のワインディング経路に沿って複数の節部131が完全に引出されて配置された状態であっても良い。
【0030】
また、図3a乃至図3eを参照すると、電極ガイド130は、チップジョイント132と、ワイヤ133とをさらに含んでいても良い。チップジョイント132は、電極ユニット120を支持し、順次に連結された複数の節部131の末端に結合されても良い。
【0031】
チップジョイント132は、複数の節部131よりも先にシャフト111の一端部から引出されても良い。図3dに示すように、チップジョイント132は、体内の管Vに近接するように位置されても良く、電極ユニット120との干渉を防止したり、体内の管に巻き付けられる面を極大化するよう、末端に行くほど幅又は厚さが薄くなるテーパ形状を有しても良い。チップジョイント132には、電極ユニット120の端部が締結されて固定されても良い。
【0032】
ワイヤ133は、複数の節部131を順次に貫通するように形成されても良い。図4を参照すると、ワイヤ133を貫通するために、節部131には、長さ方向へワイヤ孔131cが形成されても良い。
【0033】
ワイヤ孔131cを順次に貫通したワイヤ133の端部は、チップジョイント132に結合されて固定されても良く、ワイヤ133は、ワイヤ孔131c内において長さ方向へ各節部131に対してスライド可能である。
【0034】
これにより、ワイヤ133は、複数の節部131及びチップジョイント132がワインディング経路上に配置されるようにガイドし、複数の節部131及びチップジョイント132を管Vに巻き付けられる方向へ引張る力を提供することができる。
【0035】
ワイヤ133は、複数の節部131と共にシャフト111の一端部から突出されるように動作されても良い。このとき、節部131が突出される量よりも、ワイヤ133が突出される量の方が小さくなるように設計されることができるので、これにより、ワイヤ133は、複数の節部131を曲線の経路を有するように引張る力を提供することができる。
【0036】
節部131は、ヒンジ部131aと、ワインディング支持部131bとを備えても良い。ヒンジ部131aは、隣り合う関節と回転可能に連結するための構成であり、節部131が並んで連結される長さ方向へ一側又は両側に形成されても良い。
【0037】
図4に示すように、ヒンジ部131aは、長さ方向と交差する方向に回転軸を形成し、隣り合う節部131のヒンジ部131aと連結されても良い。各ヒンジ部131aには、回転軸が形成される方向にヒンジピン(不図示)が挿入されることで締結されても良い。
【0038】
ワインディング支持部131bは、ワインディング経路上において複数の節部131を支持するための構成であり、隣り合う節部131と互いに支持されるよう長さ方向の一側又は両側に形成されても良い。
【0039】
図2及び図4に示すように、ワインディング支持部131bは、電極ガイド130の内側(節部131が巻き付けられる)方向へヒンジ部131aと隣り合う位置に形成されても良い。
【0040】
ワインディング支持部131bは、例えば、予め設定された角度及び面積を有する面からなっていても良く、隣り合うワインディング支持部131bと面接触して支持されることにより、電極ガイド130のワインディングされた形態が固定されても良い。
【0041】
ワインディング支持部131b及びワイヤ孔131cは、ヒンジ部131aの回転中心から体内の管Vに向かう内側に離れた位置に形成されても良い。
【0042】
電極ガイド130に比べて相対的にワイヤ133が後方へ引かれた場合(ワイヤ133がシャフト111から引出される長さが節部131に比べて小さい場合)、ワイヤ133には、電極ガイド130をワインディングする方向へ張力が加えられても良い。それに対し、ワインディング支持部131bは、電極ガイド130がワインディングされることを抑制する方向へ節部131の互いを支持する力を提供している。ワイヤ133とワインディング支持部131bとが互いに反対方向へ力のバランスをなすことによって、電極ガイド130がワインディング経路上で固定されることができる。
【0043】
また、電極ガイド130は、第1の節群131xと、第2の節群131yとを含んでいても良い。つまり、複数の節部131は、互いに異なる長さを有する第1の節群131xと第2の節群131yとに分けられても良い。
【0044】
長さの違いにより、第1の節群131xは第1の曲率半径を形成し、第2の節群131yは第1の曲率半径よりも大きい第2の曲率半径を形成することができる。図3dから分かるように、相対的に短い長さを有する節部(第1の節群131x)が小さい曲率半径を形成し、長い長さを有する節部(第2の節群131y)が大きい曲率半径を形成することができる。
【0045】
チップジョイント132に近い側に配置された節部131によってより小さい曲率半径の経路を形成すれば、図3dに示すように、体内の管とシャフト111との間の空間にチップジョイント132が進入する経路が作られることができる。そして、節部131を含む電極ガイド130が全体的に螺旋状を有しても良い。
【0046】
図3a乃至図3eを参照すると、電極ガイド130は、電極ユニット120と共にシャフト111の内部に収容されていて、施術のために一端部から前方Fに向けて曲線のワインディング経路を形成しながら突出されても良い。
【0047】
例えば、複数の節部131は、順次に引出されながら、ワイヤ133との変位差によって、曲線のワインディング経路に沿って移動され、全体的に管Vに巻き付けられる状態になっても良い。
【0048】
さらに、電極ガイド130は管の外周面と離れて位置され、電極ガイド130の巻き付けられた内側に配置される電極ユニット120が管Vの外周面に密着されても良い。
【0049】
複数の節部131は、電極ガイド駆動ユニット140によって、シャフト111から引出されながら管Vに巻き付けられる方向にワインディングされても良い。よって、電極ガイド130の動作する空間が最小化されることができ、狭小な空間でも安全で且つ正確に神経を遮断又は調節する動作が実施されることができる。
【0050】
図5を参照すると、電極ガイド駆動ユニット140は、電極ガイド130を前進及び後進させるように構成されても良く、フレーム141と、モータ部142と、ロッドブロック143と、ワイヤブロック144と、可変連結部145とを含んでいても良い。
【0051】
フレーム141は、本体の内部に固定されるように設けられても良く、前後方向に伸びるガイドスロット又はガイドシャフトなどを備えても良い。
【0052】
モータ部142は、フレーム141に連結され、フレーム141に回転可能に支持される回転軸142aを回転させても良い。モータ部142は、例えば、電気エネルギーの伝達を受けて回転軸142aを回転させても良い。
【0053】
ロッドブロック143の一端部は、節部131に連結されても良い。ロッドブロック143は、モータ部142によって前進及び後進されても良い。具体的に、ロッドブロック143は、前後方向に伸び、ネジ山が形成された回転軸142aと噛み合って前進及び後進されても良い。
【0054】
ロッドブロック143は、シャフト111の内部に配置され、一方向(前後方向)に伸びるように形成され、節部131を支持するロッド143aと、フレーム141のガイドスロット又はガイドシャフトなどにスライド可能に結合される凹凸構成などを備えても良い。
【0055】
上記した回転軸142a及びモータ部142の構成の他にも、本発明に係る電極ガイド駆動ユニット140は、様々なリニアアクチュエーション方式によってロッドブロック143を前後方向に移動させるように構成されても良い。例えば、電極ガイド駆動ユニット140は、空圧、油圧又は電動方式を含むシリンダ方式のリニアアクチュエータ、又はピエゾ/超音波方式のリニアアクチュエータなどを含んでいても良い。
【0056】
ワイヤブロック144は、ワイヤ133を支持するように形成され、ロッドブロック143と連動されて前進及び後進されても良い。ワイヤブロック144は、ガイドスロット又はガイドシャフトなどにスライド可能に挿入される凹凸構成と、回転軸142aをスライド可能に収容するスライド孔144aを備え、ロッドブロック143と並んで前進及び後進されても良い。
【0057】
可変連結部145は、ロッドブロック143とワイヤブロック144とを互いに連結し、ロッドブロック143とワイヤブロック144との距離を可変しても良い。そのために、可変連結部145は、ロッドリンク145aと、ワイヤリンク145bと、ヒンジピン145cと、ピンスロット145dとを備えても良い。
【0058】
ロッドリンク145aとワイヤリンク145bは、それぞれロッドブロック143とワイヤブロック144に回転可能に連結されても良い。また、ロッドリンク145aとワイヤリンク145bは、互いに回転可能にヒンジピン145cによって連結されても良い。
【0059】
ピンスロット145dは、ヒンジピン145cをスライド可能に収容するように形成される。具体的に、ピンスロット145dは、前後方向と予め設定された傾斜角をなして伸びるように形成される。ピンスロット145dは、フレーム141に形成されても良い。
【0060】
一方、電極ユニット120は、電極駆動ユニット150によってシャフト111から引出され、電極ガイド130によって管Vに巻き付けられる方向にワインディングされても良い。具体的に、電極ユニット120は、電極ガイド130と共に曲線のワインディング経路に沿って前進していて、シャフト111から完全に引出されて配置された状態である際に、電極駆動ユニット150の制御によって体内の管Vに徐々に密着されても良い。よって、電極ユニット120は、体内の管Vを損傷させることなく、体内の管Vに安定的に密着して神経を遮断又は調節する動作が実施されることができる。
【0061】
図6aを参照すると、電極駆動ユニット150は、電極ガイド駆動ユニット140と連動されて電極ユニット120を前進及び後進させるように構成されても良い。電極駆動ユニット150は、張力維持ユニット151と、移動部152と、前進レール153と、後進レール154と、前進レール153及び後進レール154を連結する連結レール155と、第2のストッパ部156とを含んでいても良い。ここで、前進レール153及び後進レール154の長さは同一であっても良い。
【0062】
張力維持ユニット151は、電極ユニット120の一端と連結され、電極ユニット120に張力を提供しても良い。張力維持ユニット151は、第1のバネ部151aと、一側において上部へ突出した突出部151bと、レバー部151cと、他側において電極連結部151dとを含んでいても良い。
【0063】
突出部151bは、レバー部151cによって後進されても良く、後述するように、レバー部151cの後進によって、第1のバネ部151aは、電極ユニット120に張力を提供しても良い。
【0064】
具体的に、レバー部151cは、第1のバネ部151aを伸ばして張力を生成しても良い。
【0065】
レバー部151cは、第1のストッパ部151c1を含んでいても良く、第1のストッパ部151c1は、第1のバネ部151aの張力を生成するために突出部151bを後進させても良い。
【0066】
レバー部151cは、電極駆動ユニット150と電極ガイド駆動ユニット140の前進移動が完了した後、第1のストッパ部151c1によって突出部151bを後進させることで第1のバネ部151aの長さを伸ばしても良い。
【0067】
例えば、レバー部151cは、モータ(不図示)により駆動され、第1のストッパ部151c1を自動で後進させても良い。他の例において、レバー部151cは、第1のストッパ部151c1に連結されたリンクを介して第1のストッパ部151c1を手動で後進させても良い。
【0068】
本発明によれば、張力維持ユニット151と移動部152の連結が解除された後、レバー部151cの自動又は手動駆動を通じて第1のバネ部151aの張力を徐々に電極ユニット120に伝達し、これにより、電極ユニット120が管Vに安全に密着することができる。
【0069】
電極連結部151dは、電極ユニット120の一側と連結されて第1のバネ部151aの張力を電極ユニット120に伝達しても良い。例えば、突出部151bが第1のストッパ部151c1によって後進されながら電極ユニット120が管Vに接触されても良い。
【0070】
移動部152は、張力維持ユニット151と連結された状態で電極ガイド130が体内の管Vの周りに巻き付けられるまで張力維持ユニット151を前進させた後、張力維持ユニット151との連結を解除しても良い。
【0071】
移動部152は、張力維持ユニット151と連結されるための連結部152aと、ピン152bと、支持部152cと、ヒンジ部152dとを含んでいても良い。
【0072】
ピン152bは、連結部152aの一側に形成されても良く、前進レール153に沿って前進移動するか、後進レール154に沿って後進移動しても良い。よって、移動部152は、ピン152bを介して張力維持ユニット151と共に前進レール153に沿って前進移動することができ、張力維持ユニット151との連結が解除された後は、後進レール154に沿って後進移動することができる。
【0073】
支持部152cは、電極ガイド駆動ユニット140と連結されても良い。例えば、支持部152cは、ワイヤブロック144と連結されても良い。
【0074】
ヒンジ部152dは、連結部152aを回転可能にし、ピン152bが前進レール153から連結レール155に移動する際、ヒンジ部152dが回転することで連結部152aが張力維持ユニット151と解除されても良い。よって、連結部152aが張力維持ユニット151と解除された後は、電極ユニット120と電極ガイド130とは各々移動することができる。
【0075】
第2のストッパ部156は、ピン152bが後進移動する際、ピン152bが連結レール155に再び移動することを防止することができる。第2のストッパ部156は、ピン152bが連結レール155を介して後進レール154に位置する際、連結レール155を遮断しても良い。
【0076】
以下、図6a乃至図6iを参照しながら電極駆動ユニット150による電極ユニット120の駆動を検討することとする。図6a乃至図6iは、図3a乃至図3eの状態に対応する状態であっても良い。
【0077】
図6aの電極駆動ユニット150及び電極ガイド駆動ユニット140は、前進移動を開始する直前であるか、後進移動が終わった直後であっても良い。よって、図3aに示すように、電極ユニット120及び電極ガイド130は、体内の管Vの周りに巻き付けられる直前であるか、体内の管Vの周りに巻き付けられた後に巻き付ける前の状態に移動した直後であっても良い。つまり、電極装置100によって神経切断術が施される直前であるか、施された直後であっても良い。
【0078】
図6bを参照すると、電極駆動ユニット150は、前進移動する電極ガイド駆動ユニット140と共に前進レール153が提供する経路に沿って前進移動しても良い。電極駆動ユニット150及び電極ガイド駆動ユニット140の前進により、図3b及び図3cに示すように、電極ユニット120及び電極ガイド130は、シャフト111から前方Fに向けて引出されて体内の管Vの周りに巻き付けられるよう、ワインディング状態に変形されることができる。
【0079】
具体的に、モータ部142の駆動により電極ガイド駆動ユニット140が前進する際、移動部152を介して張力維持ユニット151も前進移動する。
【0080】
つまり、電極ガイド駆動ユニット140が前進移動することに従い、電極ガイド駆動ユニット140と連結された移動部152のピン152bが前進レール153に沿って前進移動しても良い。このとき、電極ガイド130がシャフト111から前方Fに向けて引出され、移動部152と連結された張力維持ユニット151が前進移動することによって、電極連結部151dに一端が連結された電極ユニット120もシャフト111から引出されても良い。
【0081】
図6cを参照すると、電極ガイド駆動ユニット140が前進移動を完了すれば、移動部152のピン152dが連結レール155を移動することに従い、ヒンジ部152dが回転することによって、連結部152aと張力維持ユニット151が解除されても良い。
【0082】
電極ガイド駆動ユニット140と共に移動部152のピン152bが前進レール153の提供する経路の先まで移動することに従い、図3cに示すように、電極ユニット120と電極ガイド130が共に体内の管Vに近接するようにワインディングされても良い。このとき、電極ガイド130は、曲線のワインディング経路に沿って複数の節部131が完全に引出されて配置された状態であっても良い。
【0083】
図6d及び図6eを参照すると、張力維持ユニット151は、移動部152との連結が解除された後、突出部151bがレバー部151cの第1のストッパ部151c1によって後進されても良い。つまり、第1のストッパ部151c1がレバー部151cのモータ又は手動駆動によって突出部151bを後進させながら第1のバネ部151aの長さを所定距離(D1→D2)伸ばしても良い。第1のバネ部151aの長さが伸びて張力が生成されることに従い、図3dに示すように、電極ユニット120が体内の管Vに接触されても良い。
【0084】
具体的に、図6d及び図6eに示すように、張力維持ユニット151が、移動部152との連結が解除された後、突出部151bが第1のストッパ部151c1によって後進されることに従い、第1のバネ部151aの長さが所定距離(D1→D2)増加しても良く、電極ユニット120に張力が提供されて電極ユニット120が体内の管Vに密着されても良い。つまり、張力維持ユニット151と移動部152との連結が解除されることに従い、張力維持ユニット151の突出部151bが後進されながら電極連結部151dの一側と電極ガイド駆動ユニット140の一側との距離は所定距離(d1→d2)増加しても良い。
【0085】
体内の管Vに接触された電極ユニット120は、神経を損傷させるためのエネルギーを伝達して神経切断術を実施しても良い。
【0086】
また、本発明によれば、電極ユニット120が管Vに密着した後も、施術者がレバー部151cを介して電極ユニット120の前進又は後進駆動を調節することに従い、電極ユニット120が体内の管Vに密着される程度を調整することができる。
【0087】
このとき、施術者は、電極ガイド130の駆動操作なしに、電極駆動ユニット150のレバー部151cの操作だけで電極ユニット120の管Vに対する密着程度を調節することができる。つまり、電極ガイド130の駆動が完了した後、レバー部151cを介して電極ユニット120の管Vに対する密着程度を繰り返して調整することができる。
【0088】
よって、電極ユニット120が体内の管Vに正確で且つ安全に密着されて神経切断術を実施することができる。
【0089】
その後、図6fを参照すると、レバー部151cの第1のストッパ部151c1が元のところに戻ってくることに従い、第1のバネ部151aの状態を戻しても良い。
【0090】
具体的に、レバー部151cの操作によって第1のストッパ部151c1が再び元のところに戻ってくることに従い、突出部151bも元のところに戻ってくることによって、第1のバネ部151aの長さが再び所定距離(D2→D1)減少しても良い。
【0091】
よって、第1のバネ部151aに生成されていた張力が全て減少し、図3cに示すように、電極ガイド130と離れて体内の管Vに密着されていた電極ユニット120が再び電極ガイド130に付着することができる。
【0092】
図6g及び図6hを参照すると、第1のストッパ部151c1と共に突出部151bが元のところに戻ってきた後、移動部152が後進移動しても良い。移動部152は、電極ガイド駆動ユニット150と共に後進レール154に沿って後進移動することによって、図3eに示すように、電極ガイド130を体内の管Vの周りから離脱させることができる。
【0093】
具体的に、電極ガイド駆動ユニット140が後進移動することに従い、電極ガイド駆動ユニット140と連結された移動部152のピン152bが後進レール154に沿って後進移動しながら、連結部152aの他側が張力維持ユニット151の電極連結部151dと会って張力維持ユニット151を後進移動させても良い。
【0094】
電極駆動ユニット150は、ピン152bが後進移動する際、第2のストッパ部156で連結レール155を遮断することで、ピン152bが再び連結レール155に移動することを防止することができる。例えば、第2のストッパ部156は、ピン152bが連結レール155に移動できるように第2のストッパ部156を圧縮し、ピン152bが後進レール154に位置する際に第2のストッパ部156の状態を戻すバネを含んでいても良い。
【0095】
電極ガイド駆動ユニット140と電極駆動ユニット150が後進移動することに従い、図3eに示すように、電極ユニット120と電極ガイド130がシャフト111に向けて後方Bに移動しても良い。
【0096】
電極ガイド駆動ユニット140と電極駆動ユニット150の後進移動が完了すれば、図6iに示すように、移動部152のピン152bが前進レール153に配置された状態、即ち、待機状態であっても良い。このとき、電極ユニット120と電極ガイド130も同様に、図3aに示すように、待機シャフト111から引出される前の待機状態であっても良い。
【0097】
図7を参照すると、他の実施例に係る電極駆動ユニット150は、支持部152cと連結部152aを連結する第2のバネ部157をさらに含んでいても良い。電極駆動ユニット150は、ピン152bが後進移動する際、第2のバネ部157を利用することで、ピン152bが連結レール155に再び移動することを防止することができる。
【0098】
よって、電極駆動ユニット150は、連結レール155を遮断するストッパ部なしに支持部152cと連結部152aを連結する第2のバネ部157を介してピン152bが後進移動する際、連結レール155に再び移動することを防止することができる。
【0099】
図8aを参照すると、電極駆動ユニット150のレバー部151cは、第1のストッパ部151c1と連結されるリンク151c2をさらに含んでいても良い。
【0100】
レバー部151cは、第1のストッパ部151c1の一側と連結されて長さ方向に伸びるリンク151c2を含んでいても良い。施術者は、リンク151c2を親指を利用して第1のストッパ部151c1を直接制御しても良い。
【0101】
図8bを参照すると、レバー部151cは、第1のストッパ部151c1の一側と連結されて「┐」状に伸びるリンク151c2を含んでいても良い。施術者は、「┐」状に伸びたリンク151c2を人差し指を利用して第1のストッパ部151c1を制御しても良い。
【0102】
上述したように、施術者がリンク151c2を介して第1のストッパ部151c1を制御することで、電極ユニット120が体内の管Vに密着される程度を容易に調節することができる。
【0103】
本発明に係るリンク151c2の形状は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。つまり、レバー部151cは、施術者が所望する位置で第1のストッパ部151c1を手動で操作できるよう様々な形状に設計されたリンク151c2を含んでいても良い。
【0104】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態に容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されても良く、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されても良い。
【0105】
本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。
図1
図2
図3a
図3b
図3c
図3d
図3e
図4
図5
図6a
図6b
図6c
図6d
図6e
図6f
図6g
図6h
図6i
図7
図8a
図8b
【国際調査報告】