(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】フラワースティックのための家庭用充填キット
(51)【国際特許分類】
A24C 5/42 20060101AFI20240822BHJP
A24C 5/01 20200101ALI20240822BHJP
A24F 15/01 20200101ALI20240822BHJP
【FI】
A24C5/42
A24C5/01
A24F15/01
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2024512086
(86)(22)【出願日】2022-08-24
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 IB2022057939
(87)【国際公開番号】W WO2023026215
(87)【国際公開日】2023-03-02
(32)【優先日】2021-08-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521015187
【氏名又は名称】フラット プラネット リミテッド
【氏名又は名称原語表記】FLAT PLANET LIMITED
【住所又は居所原語表記】Room 1407 Rightful Centre, 11-12 Tak Hing St., Kowloon, Hong Kong, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ビッカートン,マシュー ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】シンプソン,マイケル リー
【テーマコード(参考)】
4B144
【Fターム(参考)】
4B144CG04
4B144CL13
(57)【要約】
家庭用充填キットは基本的にフラワースティックパック、パックホルダ、及びタンパを備える。ユーザはフラワースティックパックから始め、パックをパチンと開け、パックホルダに挿入し、フラワースティックが充填位置で露出され得るようにパックの開いた蓋をホルダのスロットを通ってスライドするように配置する。ユーザは、パックホルダのリザーバ内に天然消耗品を堆積させ、付属のフラワーフリッカを使用して材料をタンピング管内に操作し、タンパを使用して材料をフラワースティックに押し込む。ユーザはパックをホルダから取り外し、蓋を閉めて充填された管を保存する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填することに使用される家庭用充填キットシステムであって、
パックホルダと、
タンパと、
蓋及びフラワースティックを更に備えたフラワースティックパックと
を備えたシステム。
【請求項2】
フラワーフリッカを更に備えた、請求項1のシステム。
【請求項3】
前記タンパが前記フラワーフリッカを受け入れ格納するように適合され、
前記フラワーフリッカが前記タンパから取り外し可能である、請求項2のシステム。
【請求項4】
前記タンパの一部分の形状が前記リザーバの断面の形状に一致する、請求項2のシステム。
【請求項5】
前記パックホルダが更に、
リザーバと、
複数のタンピング管と、
前記フラワースティックパックを受け入れるように構成されたキャビティと、
前記蓋の位置を調整するように構成されたスロットと
を備える、請求項1のシステム。
【請求項6】
前記パックホルダが更にフィンガウィンドウを備える、請求項5のシステム。
【請求項7】
前記タンピング管がある量の天然消耗品を受け入れるように適合される、請求項5のシステム。
【請求項8】
前記キャビティ及び前記スロットが、前記蓋が開位置にあるフラワースティックパックを受け入れるように構成され、
前記パックが前記ホルダに挿入されている間、前記蓋が開いた状態にされる、請求項5のシステム。
【請求項9】
前記キャビティが、変形されるパック内にフラワースティックを並べるように構成される、請求項5のシステム。
【請求項10】
前記フラワースティックがそれぞれ充填端部を有し、
前記充填端部が前記蓋の方を向いており、ある量の天然消耗品を受け入れるように適合される、請求項1のシステム。
【請求項11】
前記パックホルダの前記タンピング管が前記フラワースティックの前記充填端部と整列する、請求項1のシステム。
【請求項12】
前記タンパが更に複数の突出部を備え、
前記突出部が前記パックホルダの前記タンピング管と締まり嵌めをなす、請求項1のシステム。
【請求項13】
前記タンパが前記リザーバの形状と一致する、請求項1のシステム。
【請求項14】
前記フラワースティックパックの前記蓋が、
前記パックの前部のパック表面の有孔部を切り離すこと、
プレカットされた継ぎ目より上に前記表面を持ち上げること、
前記表面を予め形成されたスコアラインに沿って折り返すこと
によって形成される、請求項1のシステム。
【請求項15】
前記フラワースティックパックが更に隔壁を備える、請求項1のシステム。
【請求項16】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填することに使用されるパックホルダであって、
リザーバと、
複数のタンピング管と、
フラワースティックパックを受け入れるように構成された下側キャビティと、
前記蓋の位置を調整するように構成されたスロットと
を備えたパックホルダ。
【請求項17】
フィンガウィンドウを更に備えた、請求項16のパックホルダ。
【請求項18】
前記タンピング管がある量の天然消耗品を受け入れるように適合される、請求項16のパックホルダ。
【請求項19】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填することに使用されるフラワースティックパックであって、
蓋と、
それぞれが充填端部を有する複数のフラワースティックとを備え、
前記充填端部が前記蓋の方を向いており、ある量の天然消耗品を受け入れるように適合されるフラワースティックパック。
【請求項20】
隔壁を更に備えた、請求項19のパック。
【請求項21】
前記蓋が、
前記パックの前部のパック表面の有孔部を切り離すこと、
いくつかのプレカットされた継ぎ目に沿って前記表面を持ち上げること、
前記表面を予め形成されたヒンジに沿って折り返すこと
によって形成される、請求項19のパック。
【請求項22】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填する方法であって、
フラワースティックパックを開けること、
前記パックをパックホルダに挿入すること、
ある量の天然消耗品を前記パックホルダのリザーバ内に置くこと、
前記消耗品を、フラワーフリッカを用いて複数のタンピング管内に操作すること、
前記消耗品を、タンパを用いて複数のフラワースティックに詰め込むこと、
フィンガウィンドウを介して前記パックを作動させることによって前記パックを前記パックホルダから取り外すこと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明者:マシュー・ジェームス・ビッカートン及びマイケル・リー・シンプソン
発明の名称:フラワースティックのための家庭用充填キット
代理人番号:FPLNT-PCT03
関連出願の相互参照
この出願は、2021年8月24日に出願された先の米国出願第63/236,608号に対する優先権の利益を主張し、その全内容は参照により本開示に組み込まれる。
【0002】
スティック/カートリッジ及び加熱装置の構造及び充填に関する特許開示が、2019年7月11日に出願された「Flower Cartridge Crimping and Filling for Herb Delivery」と題する米国出願第16/509,469号(US2020/0015516A1として公開)、2019年7月11日に出願された「Flower Cartridge for Herb Delivery」と題する国際出願第PCT/US2019/41499号(WO2020014550A4として公開)、2021年7月31日に出願された「Dual Convection and Conduction Oven for Flower Stick」と題する出願第PCT/US2021/044095号(WO2022026938A2として公開)、2019年7月11日に出願された「Flower Cartridge for Herb Delivery」と題する出願第17/259,461号(US2021/0244085A1として公開)に見られることがあり、その全内容は参照により本開示に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
本発明は、吸入目的で熱非燃焼加熱及び気化器デバイスで使用するための天然消耗品を含むフラワースティックをユーザが自己充填するためのデバイス及び方法を対象とする。
【0004】
従来技術では、そのようなヒータや気化器のユーザは、天然消耗品の業者が提供する充填スティックに限定されており、業者は市販又は非市販の多くの品種の中から特定の種類の消耗品を充填することが多い。従来の充填プロセスでは一度に500本のスティックを充填するため、エンドユーザが容易にアクセスできないある程度の設備が必要になる。これに対して、ユーザは自身の使い捨てフラワースティックの再利用及び詰め替えを試みてきたが、これは一般的に不便かつ煩雑であり、一貫性のない経験をもたらした。
【0005】
本発明により、ユーザは空のフラワースティックを入手し、自宅又はその他の環境で快適にかつプライバシーを保ちながら、自分が選択した消耗品を充填することが可能になる。更に、消耗品の用量と強度をカスタマイズできること、及び消耗品が新鮮なうちに充填できることなどの利点もある。
【発明の概要】
【0006】
家庭用充填キットは基本的にフラワースティックパック、パックホルダ、及びタンパを備える。ユーザはフラワースティックパックから始め、パックをパチンと開けてパックホルダに挿入し、フラワースティックが充填位置で露出され得るようにパックの開いた蓋をホルダのスロットを通ってスライドするように配置する。ユーザは、パックホルダのリザーバ内に天然消耗品を堆積させ、付属のフラワーフリッカを使用して材料をタンピング管内に操作し、タンパを使用して材料をフラワースティックに押し込む。ユーザはパックをホルダから取り外し、蓋を閉めて充填された管を保存する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本明細書に開示される様々な実施形態のこれら及び他の特徴及び利点は、以下の説明及び図面を参照するとよりよく理解されるであろう。図面中の同様の番号は、全体を通して同様の部分を指す。
【0008】
【
図1】タンパが取り付けられたパックホルダにフラワースティックパックが挿入された例示的な家庭用充填キットの斜視図である。
【
図3】いくつかの消耗品がパックホルダのリザーバ内に配置される、操作中の家庭用充填キットの斜視図である。
【
図4A】蓋が部分的に開いた位置にある開いたフラワースティックパックを示す。
【
図4B】有孔部が見える未開封のフラワースティックパックの正面図である。
【
図4C】蓋蝶番が見える未開封のフラワースティックパックの背面図である。
【
図5】パック内のスティックの配列の実施形態である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書で参照する図面は、本発明の好適な実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定するためのものではない。
【0010】
図1は、少なくともパックホルダ10、タンパ11、フラワースティックパック12で構成される家庭用充填キットのある実施形態の図面であり、フラワースティックパック12は、複数のフラワースティック14がパック内に配置されたスナップ式の蓋13を備えたカートンである。蓋は開位置で示されており、パックホルダによって引き止められる。パックは、保管や輸送を容易にするために再び閉じられ、未充填のスティックに破片が入るのを防いだり、充填済みのスティックの鮮度を保ったりすることがある。
【0011】
図2は、組み合わさる家庭用充填キットの様々な要素の分解図である。パックホルダ10は、少なくとも開蓋構成又は閉蓋構成のいずれかでフラワースティックパック12を保持するように適合されたキャビティ22、スロット23、フィンガウィンドウ26、リザーバ24、タンピング管25で構成される。好ましい実施形態では、ホルダ10は高密度又はABSプラスチック製であるが、金属などの任意の適切な材料が使用されることがある。ホルダは、その内容物を視覚的に示すために、透明又は半透明の材料で作られることがある。
【0012】
タンパ11は、リザーバ24の曲率と一致する概略外形を有し、タンピング管25と隙間嵌めをなすように適合された突出部27を含む。また、タンパ11はフラワーフリッカ21を格納する。
【0013】
フラワースティックパック12は、フラワースティック14の充填端部が上を向く開位置で示されている。隔壁28がパックを10本のスティックに分割し、スティックは、パックの壁がスティックを押し込むときのわずかな圧縮によって固定される。
【0014】
フラワースティックパックを開けると、スナップ式パッケージにより形成される蓋は横に曲がり、スティックが現れる。パックは、パックがパックホルダに置かれたときにフラワースティックがパックホルダのタンピング管と整列するように、内側にフラワースティックが硬直した姿勢で配置されたスナップ式パッケージを備える。パックを開けると、ボール紙は通常の取り扱いや磨耗により変形し、スティックが充填位置から外れることがある。しかしながら、ホルダがパックに構造補強を提供するため、パックホルダに挿入するとパックは安定化し、スティックは正しい位置に配置されることがある。
【0015】
パックの例示的な実施形態は、2×10に配置された20本の空の/未充填のスティックを含み、これは先の開示ではフラワーカートリッジと称されることもある。スティックの他の配置又は数も想定される。特に、16本の空のスティックが充填されると、2.0グラムの天然消耗品を保持することができる。空のスティックは、各スティックの充填端部(又は、関連する先の開示で知られている挿入端部)が上を向くようにパック内に配置される。
【0016】
ユーザがフラワースティックを充填したい場合、天然消耗品を受け入れるのに使用されるタンピング管を備えたパックホルダを使用する必要がある。例示的な実施形態は、スティックの充填端部と正確に並ぶように構成された20本のタンピング管を含む。ホルダは、カバーが開位置にあるフラワースティックパックをぴったりと受けるように構成されたキャビティと、パックがホルダ内にスライドするときに蓋の位置を調整するように構成されたスロットを含む。蓋はスロットと同じ場所で折り返すように構成されている。
【0017】
ホルダは更に、フラワースティックパックがパックホルダに完全に挿入されると、タンピング管がフラワースティックと整列するように、タンピング管が底部に配置されたリザーバを含む。タンピング管のサイズは、挿入時にタンピング管と隙間嵌めをなすように、タンパの突出部のサイズと一致する。管の底部もフラワースティックの充填端部と隙間嵌めをなして、タンピング時の消耗品の損失を最小限に抑える。
【0018】
図3は、フラワーフリッカ21で操作又は処理され得るいくつかの天然消耗品30がリザーバ内に堆積される充填プロセスを示している。
【0019】
パックがホルダに挿入され、充填端部が露出されると、ユーザは所望の量の天然消耗品をホルダのリザーバに入れる。ブラシ又はへらを使用して、消耗品をタンピング管に掃き入れやすくすることがある。例示的な実施形態では、このリザーバは底部が湾曲形状であり、天然消耗品が捕捉される鋭いエッジやコーナを含まない。
【0020】
タンパにはフラワーフリッカが取り付けられており、タンパからの取り外しを容易にするハンドル付きの形状で、幅及び輪郭がリザーバの断面の幅及び輪郭と一致する。ユーザは、天然消耗品をタンピング管内に操作するのを助けるために、この器具を取り外すことがある。輪郭が一致しているため、フラワースティックに詰め込むことができない場合に、リザーバに残る余った消耗品を最小限に抑えることができる。
【0021】
所望の量の消耗品が管内に配置されたとき、タンパをリザーバに挿入し、天然消耗品をフラワースティックに押し込む。タンパがリザーバの輪郭に当たって静止すると、突出部はスティックの充填端部の頂部のレベルに到達し、天然消耗品の最大圧縮が達成される。例示的な実施形態では、突出部は管よりわずかに(0.5~1mm)長く、その結果、粉砕されたフラワーは充填端部の頂部のわずかに下に押される。タンパが取り外されると、圧縮されている天然消耗品は充填端部の頂部とほぼ同じレベルまで跳ね返り、消耗品が露出する平らな又は平坦な表面が作成されることになる。
【0022】
プロセスが完了すると、フラワースティックパックをホルダから取り外し、充填されたスティックを将来使用するために蓋を閉めることがある。パックを蓋で押したり引いたりするとパックから剥がれたり、破損する恐れがあるため、フィンガウィンドウ26が設けられる。ユーザは、フィンガウィンドウからパックを押し出すことでパックをホルダから容易に取り外すことがある。
【0023】
例示的な実施形態では、フラワースティックパックは紙のフラワースティックチューブで作られ、カートンはボール紙で作られる。パックホルダ及びタンパは、高密度プラスチック、金属、又はその他の任意の適切な材料で作られている。任意の適切な数のスティックをパックに含めることがある。
【0024】
別の実施形態では、パックホルダは、格納を補助し、パックを変形から保護するために、フラワースティックパックが蓋が閉位置にある状態でホルダに挿入されるのに十分な隙間を有して構築されることがある。
【0025】
別の実施形態では、パックホルダに取り付け可能に構成されたカバーに取り付け可能なスコップ、へら、又はブラシを備えるフラワーフリッカが開示される。カバーはタンパとして機能するように構成されており、充填及びタンピングに備えるために取り外されることがある。スコップはカバータンパから取り外し可能であり、消耗品を空のスティックに掃き入れるのに使用される。フラワーフリッカの幅は、パックホルダの上部キャビティの幅と同じかそれより小さい。
【0026】
別の実施形態では、取り外し可能なカバーを備えたタンパが開示される。カバー内にはシムが配設されており、タンパとしても機能するように構成される。このシムはカバーから取り外され、パックホルダに挿入されて、一部のタンピング管を部分的に覆うことがある。この実施形態は、有利には消耗品の入手可能性又は鮮度を維持したいという要望などのユーザの好みに基づいて管の一部分のみの充填を可能にする。
【0027】
図4Aは、蓋13が部分的に開いた状態のフラワースティックパック12を示している。
【0028】
ユーザは通常、蓋が閉じられ、継ぎ目40に取り付けられた状態で新しいパックを受け取る。ユーザがパックをパチンと開けると、蓋はフラワースティックを部分的又は全体的に覆う形状にスイングすることになるが、完全に閉じた又は開いたままにはならない。これは、パックに蓋を取り付けるボール紙のヒンジ部分の特性である。パックホルダ10の利点は明らかに、パックの挿入時に蓋を押し戻さなければならないことによるものである。
【0029】
図4B及び
図4Cは、フラワースティックパックの特定の構造態様を示している。パック表面には、前部のミシン目41に沿って穴が空けられている。ヒンジスコアライン42がパックの後部の長さに沿って延びる。継ぎ目40は、パックの両側に沿ってミシン目41からヒンジスコアライン42まで延びる。
【0030】
これらのフィーチャはプレカット又は予め形成されている。これらは共に、蓋13の輪郭を描く。パックは、天然消耗品を含まずに空の状態で出荷され、ユーザに届けられるため、他の傷みやすい食料品のように密封したり収縮包装したりする必要はない。ミシン目により、追加の包装をしなくてもパックを閉じたままにすることができる。継ぎ目により、蓋を作動させるときにパックを簡単に開けることができる。
【0031】
パック表面のヒンジスコアラインは、所望の場所にヒンジが確実に作成され、パックが挿入されるときにパックホルダのスロットと引き続き位置が揃うように、切目入れ又は目打ちによって作られる。
【0032】
図5は、パック内のフラワースティックの数及びそれらの幾何学的配置の様々な実施形態を示している。パックは、より正確にはパックホルダの助けによる充填中にその形状を保持する必要があるため、パックの形状を最適に維持できる特定の実施形態が具体的に想定される。それらには、2個組、一列に並べられた4個組、正方形をなす4個組、2×4の長方形で形成された8個組、2-1-2-1-2スタックで形成された8個組、及び2×8の長方形で形成された16個組が含まれる。全ての配置では、パックの両側からの圧縮下でスティックの形状を保持するために、スティックを並べる(隣接するスティックの壁が接触する)必要があることに留意されたい。
【0033】
この明細書で引用される全ての刊行物及び特許出願は、あたかも個々の刊行物又は特許出願が具体的かつ個別に参照により組み込まれることが示されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
【0034】
本発明を例示的な実施形態を参照して説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ得ること、及びその要素を等価物で置き換え得ることは当業者によって理解されるであろう。更に、その本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料を教示に適合させるために、多くの修正が行われることがある。したがって、本発明は、この発明を実施するための最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲に含まれる全ての実施形態を含むことになることが意図されている。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填することに使用される家庭用充填キットシステムであって、
パックホルダと、
タンパと、
蓋及びフラワースティックを更に備えたフラワースティックパックと
を備えたシステム。
【請求項2】
フラワーフリッカを更に備えた、請求項1のシステム。
【請求項3】
前記タンパが前記フラワーフリッカを受け入れ格納するように適合され、
前記フラワーフリッカが前記タンパから取り外し可能である、請求項2のシステム。
【請求項4】
前記パックホルダが更に、
リザーバと、
複数のタンピング管と、
前記フラワースティックパックを受け入れるように構成されたキャビティと、
前記蓋の位置を調整するように構成されたスロットと
を備える、請求項1のシステム。
【請求項5】
前記タンパの一部分の形状がリザーバの断面の形状に一致する、請求項2のシステム。
【請求項6】
前記パックホルダが更にフィンガウィンドウを備える、請求項
4のシステム。
【請求項7】
前記タンピング管がある量の天然消耗品を受け入れるように適合される、請求項
4のシステム。
【請求項8】
前記キャビティ及び前記スロットが、前記蓋が開位置にある前記フラワースティックパックを受け入れるように構成され、
前記パックが前記ホルダに挿入されている間、前記蓋が開いた状態にされる、請求項
4のシステム。
【請求項9】
前記キャビティが、変形されるパック内にフラワースティックを並べるように構成される、請求項
4のシステム。
【請求項10】
前記フラワースティックがそれぞれ充填端部を有し、
前記充填端部が前記蓋の方を向いており、ある量の天然消耗品を受け入れるように適合される、請求項1のシステム。
【請求項11】
前記パックホルダの前記タンピング管が前記フラワースティックの前記充填端部と整列する、請求項
5のシステム。
【請求項12】
前記タンパが更に複数の突出部を備え、
前記突出部が前記パックホルダの前記タンピング管と締まり嵌めをなす、請求項
5のシステム。
【請求項13】
前記タンパが前記リザーバの形状と一致する、請求項
5のシステム。
【請求項14】
前記フラワースティックパックの前記蓋が、
前記パックの前部のパック表面の有孔部を切り離すこと、
プレカットされた継ぎ目より上に前記表面を持ち上げること、
前記表面を予め形成されたスコアラインに沿って折り返すこと
によって形成される、請求項1のシステム。
【請求項15】
前記フラワースティックパックが更に隔壁を備える、請求項1のシステム。
【請求項16】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填することに使用されるパックホルダであって、
リザーバと、
複数のタンピング管と、
フラワースティックパックを受け入れるように構成された下側キャビティと、
蓋の位置を調整するように構成されたスロットと
を備えたパックホルダ。
【請求項17】
フィンガウィンドウを更に備えた、請求項16のパックホルダ。
【請求項18】
前記タンピング管がある量の天然消耗品を受け入れるように適合される、請求項16のパックホルダ。
【請求項19】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填することに使用されるフラワースティックパックであって、
蓋と、
それぞれが充填端部を有する複数のフラワースティックとを備え、
前記充填端部が前記蓋の方を向いており、ある量の天然消耗品を受け入れるように適合されるフラワースティックパック。
【請求項20】
隔壁を更に備えた、請求項19のパック。
【請求項21】
前記蓋が、
前記パックの前部のパック表面の有孔部を切り離すこと、
いくつかのプレカットされた継ぎ目に沿って前記表面を持ち上げること、
前記表面を予め形成されたヒンジに沿って折り返すこと
によって形成される、請求項19のパック。
【請求項22】
空のフラワースティックに天然消耗品を充填する方法であって、
フラワースティックパックを開けること、
前記パックをパックホルダに挿入すること、
ある量の天然消耗品を前記パックホルダのリザーバ内に置くこと、
前記消耗品を、フラワーフリッカを用いて複数のタンピング管内に操作すること、
前記消耗品を、タンパを用いて複数のフラワースティックに詰め込むこと、
フィンガウィンドウを介して前記パックを作動させることによって前記パックを前記パックホルダから取り外すこと
を含む方法。
【国際調査報告】