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特表2024-531472電力供給関係を決定するためのネットワークデバイスおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】電力供給関係を決定するためのネットワークデバイスおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 69/00 20220101AFI20240822BHJP
   G06F 1/26 20060101ALI20240822BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20240822BHJP
【FI】
H04L69/00
G06F1/26 303
H04W88/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024512216
(86)(22)【出願日】2022-06-24
(85)【翻訳文提出日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 CN2022101034
(87)【国際公開番号】W WO2023024685
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】202110990376.1
(32)【優先日】2021-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】李 金峰
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 春媛
(72)【発明者】
【氏名】杜 冰心
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 生浩
【テーマコード(参考)】
5B011
5K067
【Fターム(参考)】
5B011DA01
5B011DB21
5B011EA10
5B011EB03
5B011FF02
5B011JB10
5B011KK11
5K067AA44
5K067DD27
5K067EE10
5K067KK05
(57)【要約】
本出願は、ネットワークデバイス及び電力供給関係を決定するための方法を提供し、電力技術の分野に関する。ネットワークデバイスは、複数の電力供給ユニットと、複数の無線周波数ユニットと、制御ユニットとを含む。複数の無線周波数ユニットの各々は、複数の電力供給ユニットのうちの少なくとも1つに接続されている。制御ユニットは、複数の電力供給ユニットと複数の無線周波数ユニットとの両方に接続されている。制御ユニットは、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、第1のキャリアは、複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第1の様式と一致する、ように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスであって、
複数の電力供給ユニットと、
複数の無線周波数ユニットであって、前記複数の無線周波数ユニットの各々は、前記複数の電力供給ユニットのうちの少なくとも1つに接続されている、複数の無線周波数ユニットと、
制御ユニットであって、前記複数の電力供給ユニットと前記複数の無線周波数ユニットに別々に接続され、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、前記第1のキャリアは、前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、前記第1のキャリア上の前記負荷が前記第1の様式で変化するとき、前記複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、前記第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、前記第1の様式と一致する、ように構成された制御ユニットと
を備えたことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項2】
前記第1の様式は、前記第1のキャリア上の前記負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、前記第1の負荷は、前記第2の負荷よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のネットワークデバイス。
【請求項3】
各周期において、前記第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、前記第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であることを特徴とする請求項2に記載のネットワークデバイス。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて、前記複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および前記第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定し、前記第1の消費電力は、前記第2の消費電力よりも大きく、前記第1の電力供給ユニットは、前記複数の電力供給ユニットのいずれかであり、前記複数の電力供給ユニットのうちの前記第1の電力供給ユニットが前記第1の消費電力にある前記時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある前記時間期間に対応し、前記第1の電力供給ユニットが前記第2の消費電力にある前記時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある前記時間期間に対応する場合、前記第1の電力供給ユニットが前記第1の対象電力供給ユニットであると決定するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御する前に、前記第1のキャリア上の送信されるサービスの量を決定し、送信されるサービスの前記量が閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項6】
前記制御ユニットは、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御する前に、送信されるサービスの前記量が前記閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行し、前記第2のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ようにさらに構成されたことを特徴とする請求項5に記載のネットワークデバイス。
【請求項7】
前記制御ユニットは、第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御し、前記第3のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、前記第3のキャリア上の前記負荷が前記第2の様式で変化するとき、前記複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第3のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第2の対象電力供給ユニットを決定し、前記第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、前記第2の様式と一致する、ようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項8】
前記制御ユニットは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する前記第1の対象電力供給ユニットに関する情報を制御デバイスに通知して、前記制御デバイスが前記無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項9】
電力供給関係を決定するための方法であって、
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するステップであって、前記第1のキャリアは、ネットワークデバイスにおける複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
前記第1のキャリア上の前記負荷が前記第1の様式で変化するとき、前記ネットワークデバイスにおける複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、前記第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、前記第1の様式と一致する、ステップと
を含むことを特徴とする電力供給関係を決定するための方法。
【請求項10】
前記第1の様式は、前記第1のキャリア上の前記負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、前記第1の負荷は、前記第2の負荷よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項11】
各周期において、前記第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、前記第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であることを特徴とする請求項10に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項12】
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定するステップは、
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて、前記複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および前記第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するステップであって、前記第1の消費電力は、前記第2の消費電力よりも大きく、前記第1の電力供給ユニットは、前記複数の電力供給ユニットのいずれかである、ステップと、
前記複数の電力供給ユニットのうちの前記第1の電力供給ユニットが前記第1の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある時間期間に対応し、前記第1の電力供給ユニットが前記第2の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある時間期間に対応する場合、前記第1の電力供給ユニットが前記第1の対象電力供給ユニットであると決定するステップと
を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項13】
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前記ステップの前に、
前記第1のキャリア上の送信されるサービスの量を決定するステップと、
送信されるサービスの前記量が閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項14】
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前記ステップの前に、
送信されるサービスの前記量が前記閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行するステップであって、前記第2のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項15】
第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御するステップであって、前記第3のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
前記第3のキャリア上の前記負荷が前記第2の様式で変化するとき、前記複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、第2の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、前記第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は前記第2の様式と一致する、ステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項16】
前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する前記第1の対象電力供給ユニットに関する情報を制御デバイスに通知して、前記制御デバイスが前記無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするステップをさらに含むことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項17】
プロセッサおよびメモリを含むネットワークデバイスであって、前記メモリは、ソフトウェアプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記ソフトウェアプログラムを実行して、前記ネットワークデバイスが請求項9乃至16のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にすることを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項18】
コンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行されるプログラムコードを記憶するように構成され、前記プログラムコードは、請求項9乃至16のいずれか一項に記載の方法を実施するために使用される命令を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼働すると、前記コンピュータは、請求項9乃至16のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にされるコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電力技術の分野に関し、特に、電力供給関係を決定するためのネットワークデバイスおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2021年8月26日に出願された「NETWORK DEVICE AND METHOD FOR DETERMINING POWER SUPPLY RELATIONSHIP」という名称の中国特許出願第202110990376.1号明細者の優先権を主張するものであり、その内容はここに引用することによりそのすべてが本出願中に盛り込まれているのもとする。
【0003】
基地局などのネットワークデバイスは、より多くの周波数帯域をカバーするため、基地局には周波数帯域ごとに無線周波数ユニットが別々に配置され、異なる電力供給ユニットを使用することによって電力供給が行われる。
【0004】
複数の無線周波数ユニットおよび複数の電力供給ユニットが存在するため、基地局が特定の無線周波数ユニットに対して電力供給オフまたは電力低減などの動作を行う必要がある場合、基地局は、どの電力供給ユニットが無線周波数ユニットに電力を供給するかを最初に決定する、すなわち、電力供給関係を決定する必要がある。
【0005】
従来技術では、電力供給関係は手動で決定される。例えば、無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットを決定することは、基地局の場所で回線を手動でチェックすることによって実装される。この方法は、多大な時間と多くの労力を要する、また、オペレータに比較的高い技術的要求を課すため、手動のチェックは誤りが生じ易い。
【発明の概要】
【0006】
本出願は、電力供給関係を決定するためのネットワークデバイスおよび方法を提供する。電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係は、無線周波数ユニットのキャリア上の負荷を規則に従って変化するように制御することによって、手動の関与なしに決定される。
【0007】
第1の態様によれば、本出願はネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、複数の電力供給ユニットと、複数の無線周波数ユニットと、制御ユニットとを含む。複数の無線周波数ユニットの各々は、複数の電力供給ユニットのうちの少なくとも1つに接続されている。制御ユニットは、複数の電力供給ユニットと複数の無線周波数ユニットとの両方に接続されている。
【0008】
制御ユニットは、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、第1のキャリアは、複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第1の様式と一致する、ように構成される。
【0009】
本出願の実施形態では、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係を取得するために、制御ユニットは、無線周波数ユニットのキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する。キャリア上の負荷の変化が、無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットの消費電力の変化を引き起こす。このようにして、制御ユニットは、各電力供給ユニットの消費電力の変化に基づいて、その消費電力の変化が第1の様式に一致する電力供給ユニットを選択し、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係を決定する。この方式は、手動の関与を必要とせず、時間および労力を節約し、電力供給関係の正確さを保証することができる。
【0010】
例えば、第1の様式は、第1のキャリア上の負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、第1の負荷は、第2の負荷よりも大きい。
【0011】
例えば、各周期において、第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒である。
【0012】
本明細書では、第1の負荷の持続時間と第2の負荷の持続時間は同じことがあり、これにより、制御を簡便にする。当然ながら、代替として、第1の負荷の持続時間と第2の負荷の持続時間は異なることがある。
【0013】
本出願の実装において、制御ユニットは、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するように構成され、第1の消費電力は、第2の消費電力よりも大きく、第1の電力供給ユニットは、複数の電力供給ユニットのいずれかであり、制御ユニットは、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応し、第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応する場合、第1の電力供給ユニットが第1の対象電力供給ユニットであると決定する。
【0014】
例えば、第1のキャリア上の負荷は周期的に変化する。各周期において、第1の負荷の持続時間は2秒であり、第2の負荷の持続時間は3秒である。この場合、第1のキャリア上の負荷は、以下の様式で変化する。第1のキャリアは、交互に、第1の負荷の下に2秒間、第2の負荷の下に3秒間ある。第1のキャリア上の負荷が上述の様式で変化するように制御される場合、第1の対象電力供給ユニットの消費電力も同じ変化傾向を示し、すなわち、第1の対象電力供給ユニットでは、交互に、第1の消費電力について2秒間、第2の消費電力について3秒間となる。
【0015】
したがって、第1の消費電力および第2の消費電力におけるそれぞれの電力供給ユニットの持続時間が決定される。持続時間がキャリア負荷に関して第1の負荷の持続時間および第2の負荷の持続時間と対応する場合、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係が決定されることが可能である。
【0016】
上述の電力供給関係を決定することが通常のサービス送信に与える影響を回避するために、制御ユニットは、サービス量が比較的少ないときに上述の動作を行うことにしてよい。
【0017】
例えば、制御ユニットは、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、第1のキャリア上で送信されるサービスの量を決定し、送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するようにさらに構成される。
【0018】
第1のキャリア上の送信されるサービスは、量が少なくても、本出願に記載された方式で送信された場合、通常のサービス伝送に影響を与えることがある。したがって、制御ユニットは、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行するようにさらに構成され、第2のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである。
【0019】
例えば、第1のキャリアの無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定した後、制御ユニットは、第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御し、第3のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、第3のキャリア上の負荷が第2の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第2の対象電力供給ユニットを決定し、第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第2の様式と一致する、ようにさらに構成される。
【0020】
例えば、制御ユニットは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットに関する情報を制御デバイスに通知して、制御デバイスが無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするようにさらに構成される。
【0021】
第2の態様によれば、本出願は、電力供給関係を決定するための方法を提供し、この方法は、
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するステップであって、第1のキャリアは、ネットワークデバイスにおける複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化するとき、ネットワークデバイスにおける複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第1の様式と一致する、ステップと
を含む。
【0022】
例えば、第1の様式は、第1のキャリア上の負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、第1の負荷は、第2の負荷よりも大きい。
【0023】
例えば、各周期において、第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒である。
【0024】
本出願の実装において、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1の対象電力供給ユニットを決定するステップは、
複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するステップであって、第1の消費電力は、第2の消費電力よりも大きく、第1の電力供給ユニットは、複数の電力供給ユニットのいずれかである、ステップと、
複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応し、第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応する場合、第1の電力供給ユニットが第1の対象電力供給ユニットであると決定するステップと
を含む。
【0025】
任意選択で、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、この方法は、
第1のキャリア上で送信されるサービスの量を決定するステップと、
送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するステップと
をさらに含む。
【0026】
任意選択で、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、この方法は、
送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行するステップであって、第2のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップをさらに含む。
【0027】
任意選択で、この方法は、
第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御するステップであって、第3のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
第3のキャリア上の負荷が第2の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第2の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は第2の様式と一致する、ステップと
をさらに含む。
【0028】
任意選択で、この方法は、
第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットに関する情報を制御デバイスに通知して、制御デバイスが無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするステップをさらに含む。
【0029】
第3の態様によれば、本出願はネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを稼働または実行して、ネットワークデバイスが第1の態様の任意の可能な実装で方法を実施することを可能にする。
【0030】
任意選択で、プロセッサは1つまたは複数あり、メモリは1つまたは複数ある。
【0031】
任意選択で、メモリはプロセッサと一体化されることがあり、またはメモリとプロセッサは別々に配置される。
【0032】
特定の実装処理では、メモリは、読み取り専用メモリ(read only memory, ROM)などの非一時的(non-transitory)メモリであり得る。メモリとプロセッサは、1つのチップ上に一体化されることがあり、または異なるチップ上に別々に配置されることがある。メモリのタイプ、ならびにメモリおよびプロセッサが配置される方式は、本出願の実施形態において限定されない。
【0033】
任意選択で、ネットワークデバイスは、パブリッククラウド上に展開されて、電力供給関係決定サービスを提供することがある。
【0034】
第4の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラム(製品)を提供する。コンピュータプログラム(製品)は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータによって稼働されたとき、コンピュータは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を行うことを可能にされる。
【0035】
第5の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されるプログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を実装するために使用される。
【0036】
第6の態様によれば、チップが提供される。チップは、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに記憶された命令をメモリから呼び出し、稼働して、チップが組み込まれた通信デバイスが第1の態様の任意の可能な実装における方法を実装することを可能にするように構成される。
【0037】
第7の態様によれば、別のチップが提供される。チップは、入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ、およびメモリを含む。入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ、およびメモリは、内部接続チャンネルを介して互いに接続されている。プロセッサは、メモリ内のコードを実行するように構成される。コードが実行されたとき、プロセッサは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を行うように構成される。
【0038】
第8の態様によれば、電力供給関係決定システムが提供される。システムは、ネットワークデバイス、および第1のシステムを含む。第1のシステムは、ユーザがネットワークデバイスを購入するために構成され、ネットワークデバイスは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を実装する。
【0039】
第9の態様によれば、別の電力供給関係決定システムが提供される。システムは、ネットワークデバイス、第2のシステム、およびネットワークデバイスを含む。第2のシステムは、ネットワークデバイスを管理および制御するように構成され、これらのネットワークデバイスは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を実装する。
【0040】
第10の態様によれば、さらに別の電力供給関係決定システムが提供される。システムは、ネットワークデバイスおよびネットワークデバイスを含む。これらのネットワークデバイスは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を実装する。
【0041】
第11の態様によれば、別の電力供給関係決定システムが提供される。システムは、ネットワークデバイス、第1のシステム、第2のシステム、およびネットワークデバイスを含む。第1のシステムは、ユーザがネットワークデバイスを購入するために構成され、第2のシステムは、ネットワークデバイスを管理および制御するように構成され、これらのネットワークデバイスは、第1の態様の任意の可能な実装における方法を実装する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。
図2】本出願の実施形態による電力供給関係を決定するための方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施形態による電力供給関係を決定するための方法のフローチャートである。
図4】本出願の実施形態によるネットワークデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本出願の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下では、添付の図面を参照しながら本出願の実装をさらに詳細に説明する。
【0044】
図1は、本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。図1を参照すると、ネットワークデバイスは、複数の電力供給ユニット10、複数の無線周波数ユニット20、および制御ユニット30を含む。
【0045】
図1に示されるように、複数の無線周波数ユニット20の各々は、複数の電力供給ユニット10のうちの1つに接続され、すなわち、各無線周波数ユニット20は、1つの電力供給ユニット10によって給電される必要があり、各電力供給ユニット10は、1つまたは複数の無線周波数ユニット20に電力を供給し得る。制御ユニット30は、複数の電力供給ユニット10と複数の無線周波数ユニット20との両方に接続されている。
【0046】
当然ながら、本出願では、各無線周波数ユニットは、1つの電力供給ユニットだけに接続されるようには制限されない。別の実装では、各無線周波数ユニットは、2つ以上の電力供給ユニットに接続され、すなわち、2つ以上の電力供給ユニットによって給電されることになる。
【0047】
例えば、ネットワークデバイスは基地局である。基地局は、複数の周波数帯、例えば、2G/3G、4G、および5Gをカバーする。複数の無線周波数ユニット20が、複数の周波数帯をサポートするために基地局に配置される。複数の無線周波数ユニット20のいずれか2つによってサポートされる周波数帯は、同じまたは異なるものである。
【0048】
例えば、電力供給ユニット10は、電力管理ユニット(power management units, PMUs)を含み、無線周波数ユニット20は、リモート無線ユニット(remote radio units, RRUs)を含み、制御ユニット30は、ベースバンドユニット(baseband units, BBUs)を含む。
【0049】
例えば、1つのPMUは、1つの主電力供給および1つのバックアップ電力供給を含む。
【0050】
例えば、制御ユニット30は、複数のBBUを含み、および各BBUは、いくつかのPMUおよびRRUに接続されている。
【0051】
本出願のこの実施形態の実装では、制御ユニット30は、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、第1のキャリアは、複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第1の様式と一致する、ように構成される。
【0052】
電力供給ユニットの消費電力は、第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化する時間期間における電力供給ユニットの消費電力の複数のサンプリング値を含み、各サンプリング値は、単位時間における電力供給ユニットの消費電力を表す。
【0053】
本出願の実施形態では、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係を取得するために、制御ユニットは、無線周波数ユニットのキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する。キャリア上の負荷の変化が、無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットの消費電力の変化を引き起こす。このようにして、制御ユニットは、各電力供給ユニットの消費電力の変化に基づいて、その消費電力の変化が第1の様式に一致する電力供給ユニットを選択し、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係を決定する。この方式は、手動の関与を必要とせず、時間および労力を節約し、電力供給関係の正確さを保証することができる。
【0054】
可能な実装において、第1の様式は、第1のキャリア上の負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、第1の負荷は、第2の負荷よりも大きい。これに対応して、第1の対象電力供給ユニットの消費電力も周期的に交替する。電力供給ユニットが第1の負荷の下にあるとき、電力供給ユニットの消費電力は高く、電力供給ユニットが第2の負荷の下にあるとき、電力供給ユニットの消費電力は低い。したがって、第1の対象電力供給ユニットは、各電力供給ユニットの消費電力に基づいて正確に決定されることが可能である。
【0055】
例えば、各周期において、第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒である。持続時間範囲が過度に短い場合、電力供給関係が正確に識別されることが困難になり得る。持続時間範囲が過度に長い場合、電力供給関係を決定することが遅くなり得る。
【0056】
本明細書では、第1の負荷の持続時間と第2の負荷の持続時間は同じことがあり、これにより、制御を簡便にする。当然ながら、代替として、第1の負荷の持続時間と第2の負荷の持続時間は異なることがある。
【0057】
別の可能な実装では、第1の様式は周期的でないことがある。例えば、第1の様式は、第1のキャリア上の負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で交替することを含むが、第1の負荷の持続時間が毎回異なり、または第2の負荷の持続時間が毎回異なる。
【0058】
例えば、第1の負荷は全負荷であり、すなわち、送信がキャリア上の単位時間当たり最大伝送量で行われ、第2の負荷は無負荷であり、すなわち、送信が単位時間当たりに行われない。
【0059】
本出願の実施形態では、電力供給関係を決定するとき、制御ユニットは、各時間期間において無線周波数ユニットに提供されるデータの量を制御することがある。例えば、第1の時間期間では、無線周波数ユニットにより送信されることが可能なデータの最大伝送量が無線周波数ユニットに提供されるため、無線周波数ユニットは第1の時間期間にデータを送信するために全負荷がかけられ、第2の時間期間では、無線周波数ユニットにデータが提供されないため、無線周波数ユニットは第2の時間期間に送信するデータがなく、これは、上述の無負荷に対応する。
【0060】
他の実装では、第1の負荷および第2の負荷のうちの少なくとも一方は、全負荷と無負荷の間であり得る。
【0061】
上述されたように、電力供給ユニット10はPMUを含む。PMUは、消費電力を検出するためのセンサコンポーネントを有する。制御ユニットは、センサコンポーネントからの検出結果を収集することによって電力供給ユニットの消費電力を取得し得る。
【0062】
本出願の実施形態では、制御ユニット30は、以下の方式で電力供給関係を決定し得る。
複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定し、第1の消費電力は、第2の消費電力よりも大きく、第1の電力供給ユニットは、複数の電力供給ユニットのいずれかであり、
複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応し、第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応する場合、第1の電力供給ユニットが第1の対象電力供給ユニットであると決定する。
【0063】
例えば、第1のキャリア上の負荷は周期的に変化する。各周期において、第1の負荷の持続時間は2秒であり、第2の負荷の持続時間は3秒である。この場合、第1のキャリア上の負荷は、以下の様式で変化する。第1のキャリアは、交互に、第1の負荷の下に2秒間、第2の負荷の下に3秒間ある。第1のキャリア上の負荷が上述の様式で変換するように制御される場合、第1の対象電力供給ユニットの消費電力も同じ変化傾向を示し、すなわち、第1の対象電力供給ユニットでは、交互に、第1の消費電力について2秒間、第2の消費電力について3秒間となる。
【0064】
したがって、第1の消費電力および第2の消費電力におけるそれぞれの電力供給ユニットの持続時間が決定される。持続時間がキャリア負荷に関して第1の負荷の持続時間および第2の負荷の持続時間と対応する場合、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係が決定されることが可能である。
【0065】
例えば、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するために、以下の方式が使用され得る。
【0066】
例えば、消費電力および負荷の値が、0と1に変換されて表現される。例えば、第1の消費電力および第1の負荷が1として表現され、第2の消費電力および第2の負荷が0として表現される。各時点において消費電力を表すビットと負荷を表すビットが同じである場合、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応すること、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応することが決定される。各時点において負荷を表すビットと消費電力を表すビットが異なる場合、上述の時間期間は対応していない。
【0067】
別の例では、消費電力および負荷の変化が波形図に変換される。例えば、第1の消費電力と第1の負荷が波形において同じ上位ビットに対応し、第2の消費電力と第2の負荷が波形において同じ下位ビットに対応する。消費電力の変化を示す波形と負荷の変化を示す波形とが一致する場合、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応し、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応することが決定される。各時点において負荷を表すビットと消費電力を表すビットが異なる場合、上述の時間期間は対応していない。
【0068】
上述の電力供給関係を決定することが通常のサービス送信に与える影響を回避するために、制御ユニットは、サービス量が比較的少ないときに上述の動作を行うことにしてよい。
【0069】
例えば、制御ユニット30は、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、第1のキャリア上で送信されるサービスの量を決定し、送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するようにさらに構成される。
【0070】
閾値は、ネットワークデバイスの毎日のサービス送信量に基づいて設定されることが可能であり、方法が実行されるとき、ネットワークデバイスの送信するサービスの量が比較的低いレベルにあることを保証する。
【0071】
第1のキャリア上の送信されるサービスは、量が少なくても、本出願に記載された方式で送信された場合、通常のサービス伝送に影響を与えることがある。したがって、制御ユニット30は、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行するようにさらに構成され、第2のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである。第1のキャリア上のサービスは、通常のサービス伝送を保証するように転送される。
【0072】
例えば、制御ユニット30は、サービスが第1のキャリアにアクセスすることを制限し、サービスが第2のキャリアに移行されるようにする。代替として、制御ユニット30は、能動的にサービスを第2のキャリアに引き渡す。
【0073】
任意選択で、制御ユニット30は、第1のキャリアの無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットを決定した後に、第2のキャリア上のサービスを第1のキャリアに戻すように移行するようにさらに構成される。
【0074】
本出願の実施形態では、制御ユニット30は、第1のキャリアの無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定する方式で、ネットワークデバイスにおける各無線周波数ユニットを横断して、各無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定し、電力供給トポロジを取得し得る。電力供給トポロジは、各無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の接続関係を含む。
【0075】
例えば、第1のキャリアの無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定した後、制御ユニットは、第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御し、第3のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、第3のキャリア上の負荷が第2の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第2の対象電力供給ユニットを決定し、第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第2の様式と一致する、ようにさらに構成される。
【0076】
例えば、第3のキャリアと上述の第2のキャリアは、同じキャリアまたは異なるキャリアである。
【0077】
例えば、第2の様式と上述の第1の様式は同じ規則であり、制御ユニットが制御を行うのを簡便にする。別の実装では、第2の様式と上述の第1の様式は異なる規則である。
【0078】
例えば、本出願では、キャリアは、例えば、C0、C1、…、Cnのように番号付けされることがあり、キャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットが順次決定される。
【0079】
例えば、制御ユニット30は、まず、キャリアCx上のサービスを別のキャリアに移行し、次いで、キャリアCxに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットを決定し、キャリアCxに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットが決定された後、別のキャリアに移行されているサービスをキャリアCxに戻すように移行する。同じ方式で、制御ユニット30は、キャリアCx+1を処理し、キャリアCx+1に対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットを決定する。最後に、各無線周波数ユニットに対応する電力供給ユニットが決定される。xは0からnの範囲の整数であり、nは正の整数である。
【0080】
上述されたように、本出願では、制御ユニットは、複数のBBUを含むことがあり、各BBUは、いくつかのRRUに接続される。この場合、各BBUは、接続されたRRUの電力供給関係を決定し得る。BBUに決定されたRRUの電力供給関係は要約され、RRUのうちの1つまたは上位層ネットワーク管理システムに報告され、RRUのうちの1つまたは上位層ネットワーク管理システムは、電力供給トポロジを生成する。
【0081】
例えば、制御ユニット30は、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットに関する情報を、制御デバイスに通知して、制御デバイスが無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするようにさらに構成される。
【0082】
本明細書における制御デバイスは、上述の上位層ネットワーク管理システムであり得る。
【0083】
本出願の実施形態では、電力供給トポロジは、各無線周波数ユニットと、対応する電力供給ユニットとの接続関係を指す。
【0084】
以下の表1は、電力供給トポロジの例を提供する。無線周波数ユニットによって提供されることが可能なキャリアは、いくつかの周波数帯:G、U、L、およびNRに対応している。Gは2Gに対応し、Uは3Gに対応し、Lは4Gに対応し、NRは5Gに対応する。
【0085】
【表1】
【0086】
表1を参照すると、各電力供給ユニットは1つまたは複数の無線周波数ユニットに対応している。例えば、PMU0#は、RRU0#およびRRU2#に対応し、PMU1#は、RRU1#、RRU4#、およびRRU5#に対応し、PMUn#は、RRU3#に対応する。加えて、電力供給トポロジ表は、各無線周波数ユニットに対応するキャリアをさらに示している。例えば、RRU0#はキャリアC0に対応し、RRU1#はキャリアC1に対応する。なお、RRUとキャリアとの間の対応は、BBUにすでに存在していることに留意されたい。
【0087】
本出願の実施形態では、電力供給トポロジを取得した後、制御ユニット30は、電力供給トポロジに基づいて電力供給管理を行い得る。例えば、指定された無線周波数ユニットの電力供給をオフにすることは、具体的には、まず、電力供給トポロジに基づいて無線周波数ユニットに対応する電力供給ユニットを決定し、次いで、電力供給ユニットを制御して無線周波数ユニットを電源オフにすることを含む。別の例では、指定されたキャリアの電力を低減することは、具体的には、まず、電力供給トポロジに基づいてキャリアの無線周波数ユニットに対応する電力供給ユニットを決定し、次いで、電力を低減するように電力供給ユニットを制御することを含む。制御ユニット30は、電力供給ユニットに指示を送信することによって、電力供給ユニットを制御し得る。
【0088】
上述の解決策によれば、ネットワークデバイスにおける各無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係が取得されることが可能であり、したがって、ネットワークデバイスの精密な電力準備や正確な消費電力モード切替えなどの動作が、電力供給関係に基づいて実装されることが可能である。
【0089】
図2は、本出願の実施形態による電力供給関係を決定するための方法のフローチャートである。この方法は、図1の制御ユニットによって行われる。図2を参照すると、この方法は以下のステップを含む。
【0090】
201:第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、第1のキャリアは、ネットワークデバイスにおける複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである。
【0091】
202:第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化するとき、ネットワークデバイスにおける複数の電力供給ユニットの消費電力を取得する。
【0092】
203.複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第1の様式と一致する。
【0093】
本出願の実施形態では、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係を取得するために、制御ユニットは、無線周波数ユニットのキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する。キャリア上の負荷の変化が、無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットの消費電力の変化を引き起こす。このようにして、制御ユニットは、各電力供給ユニットの消費電力の変化に基づいて、その消費電力の変化が第1の様式に一致する電力供給ユニットを選択し、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係を決定する。この方式は、手動の関与を必要とせず、時間および労力を節約し、電力供給関係の正確さを保証することができる。
【0094】
可能な実装において、第1の様式は、第1のキャリア上の負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、第1の負荷は、第2の負荷よりも大きい。これに対応して、第1の対象電力供給ユニットの消費電力も周期的に交替する。電力供給ユニットが第1の負荷の下にあるとき、電力供給ユニットの消費電力は高く、電力供給ユニットが第2の負荷の下にあるとき、電力供給ユニットの消費電力は低い。したがって、第1の対象電力供給ユニットは、各電力供給ユニットの消費電力に基づいて正確に決定されることが可能である。
【0095】
例えば、各周期において、第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒である。
【0096】
本明細書では、第1の負荷の持続時間と第2の負荷の持続時間は同じことがあり、これにより、制御を簡便にする。当然ながら、代替として、第1の負荷の持続時間と第2の負荷の持続時間は異なることがある。
【0097】
別の可能な実装では、第1の様式は周期的でないことがある。例えば、第1の様式は、第1のキャリア上の負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で交替することを含むが、第1の負荷の持続時間が毎回異なり、または第2の負荷の持続時間が毎回異なる。
【0098】
例えば、第1の負荷は全負荷であり、すなわち、送信がキャリア上の単位時間当たり最大伝送量で行われ、第2の負荷は無負荷であり、すなわち、送信が単位時間当たりに行われない。
【0099】
他の実装では、第1の負荷および第2の負荷のうちの少なくとも一方は、全負荷と無負荷の間であり得る。
【0100】
本出願のこの実施形態では、ステップ203は、
複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するステップであって、第1の消費電力は、第2の消費電力よりも大きく、第1の電力供給ユニットは、複数の電力供給ユニットのいずれかである、ステップと、
複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応し、第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応する場合、第1の電力供給ユニットが第1の対象電力供給ユニットであると決定するステップと
を含み得る。
【0101】
例えば、第1のキャリア上の負荷は周期的に変化する。各周期において、第1の負荷の持続時間は2秒であり、第2の負荷の持続時間は3秒である。この場合、第1のキャリア上の負荷は、以下の様式で変化する。第1のキャリアは、交互に、第1の負荷の下に2秒間、第2の負荷の下に3秒間ある。第1のキャリア上の負荷が上述の様式で変化するように制御される場合、第1の対象電力供給ユニットの消費電力も同じ変化傾向を示し、すなわち、第1の対象電力供給ユニットでは、交互に、第1の消費電力について2秒間、第2の消費電力について3秒間となる。
【0102】
したがって、第1の消費電力および第2の消費電力におけるそれぞれの電力供給ユニットの持続時間が決定される。持続時間がキャリア負荷に関して第1の負荷の持続時間および第2の負荷の持続時間と対応する場合、電力供給ユニットと無線周波数ユニットとの間の電力供給関係が決定されることが可能である。
【0103】
例えば、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するために、以下の方式が使用され得る。
【0104】
例えば、消費電力および負荷の値が、0と1に変換されて表現される。例えば、第1の消費電力および第1の負荷が1として表現され、第2の消費電力および第2の負荷が0として表現される。各時点において消費電力を表すビットと負荷を表すビットが同じである場合、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応すること、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応することが決定される。各時点において負荷を表すビットと消費電力を表すビットが異なる場合、上述の時間期間は対応していない。
【0105】
別の例では、消費電力および負荷の変化が波形図に変換される。例えば、第1の消費電力と第1の負荷が波形において同じ上位ビットに対応し、第2の消費電力と第2の負荷が波形において同じ下位ビットに対応する。消費電力の変化を示す波形と負荷の変化を示す波形とが一致する場合、複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第1の負荷の下にある時間期間に対応し、および第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、第1のキャリアが第2の負荷の下にある時間期間に対応することが決定される。各時点において負荷を表すビットと消費電力を表すビットが異なる場合、上述の時間期間は対応していない。
【0106】
上述の電力供給関係を決定することが通常のサービス送信に与える影響を回避するために、制御ユニットは、サービス量が比較的少ないときに上述の動作を行うことにしてよい。
【0107】
任意選択で、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、この方法は、
第1のキャリア上で送信されるサービスの量を決定するステップと、
送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するステップと
をさらに含む。
【0108】
第1のキャリア上の送信されるサービスは、量が少なくても、本出願に記載された方式で送信された場合、通常のサービス伝送に影響を与えることがある。したがって、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前に、この方法は、
送信されるサービスの量が閾値よりも小さいとき、第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行するステップであって、第2のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップをさらに含む。第1のキャリア上のサービスは、通常のサービス伝送を保証するように転送される。
【0109】
本出願の実施形態では、制御ユニット30は、第1のキャリアの無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定する方式で、ネットワークデバイスにおける各無線周波数ユニットを横断して、各無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定し、電力供給トポロジを取得し得る。電力供給トポロジは、各無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の接続関係を含む。
【0110】
例えば、第1のキャリアの無線周波数ユニットと電力供給ユニットとの間の電力供給関係を決定した後、この方法は、
第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御するステップであって、第3のキャリアは、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットを除く複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
第3のキャリア上の負荷が第2の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第2の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第2の様式と一致する、ステップと
をさらに含む。
【0111】
例えば、第3のキャリアと上述の第2のキャリアは、同じキャリアまたは異なるキャリアである。
【0112】
例えば、第2の様式と上述の第1の様式は同じ規則であり、制御ユニットが制御を行うのを簡便にする。別の実装では、第2の様式と上述の第1の様式は異なる規則である。
【0113】
例えば、本出願では、キャリアは、例えば、C0、C1、…、Cnのように番号付けされることがあり、キャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットが順次決定される。
【0114】
図3は、本出願の実施形態による電力供給関係を決定するための方法のフローチャートである。この方法は、図1の制御ユニットによって行われる。図3を参照すると、この方法は以下のステップを含む。
【0115】
211:キャリアCx上のサービスを別のキャリアに移行する。
【0116】
xは0からnの範囲の整数であり、nは正の整数である。
【0117】
212:キャリアCxに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットを決定する。
【0118】
213:キャリアCxに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットが決定された後、別のキャリアに移行されているサービスをキャリアCxに戻すように移行する。
【0119】
次いで、キャリアCx+1が同じ方式で処理され、すなわち、以下のステップが含まれる。
【0120】
214:キャリアCx+1上のサービスを別のキャリアに移行する
【0121】
215:キャリアCx+1に対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットを決定する。
【0122】
216:キャリアCx+1に対応する無線周波数ユニットに電力を供給する電力供給ユニットが決定された後、別のキャリアに移行されているサービスをキャリアCx+1に戻すように移行する。
【0123】
上述のステップS211~S216が循環的に行われ、最終的に各無線周波数ユニットに対応する電力供給ユニットが取得される。
【0124】
本出願では、制御ユニットは、複数のBBUを含むことがあり、各BBUは、いくつかのRRUに接続される。この場合、各BBUは、接続されたRRUの電力供給関係を決定し得る。BBUに決定されたRRUの電力供給関係は要約され、RRUのうちの1つまたは上位層ネットワーク管理システムに報告され、RRUのうちの1つまたは上位層ネットワーク管理システムは、電力供給トポロジを生成する。
【0125】
例えば、この方法は、
第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットに関する情報を、制御デバイスに通知して、制御デバイスが無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするステップをさらに含む。
【0126】
本明細書における制御デバイスは、上述の上位層ネットワーク管理システムであり得る。
【0127】
上述の実施形態で提供された電力供給関係を決定するための方法と、ネットワークデバイス実施形態とは、同じ概念に属する。具体的な実装処理については相互に参照されたい。詳細はここでは再度説明されない。
【0128】
図4は、本出願の例示的実施形態によるネットワークデバイス300の概略構造図である。図4に示されるネットワークデバイス300は、図2に示される電力供給関係を決定する方法に関係付けられた動作を行うように構成されている。ネットワークデバイス300は、一般的なバスアーキテクチャによって実装され得る。
【0129】
図4に示されるように、ネットワークデバイス300は、少なくとも1つのプロセッサ301、メモリ303、および少なくとも1つの通信インターフェース304を含む。
【0130】
プロセッサ301は、例えば、汎用中央処理装置(central processing unit, CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、グラフィックス処理ユニット(Graphics Processing Unit, GPU)、ニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit, NPU)、データ処理ユニット(Data Processing Unit, DPU)、マイクロプロセッサ、または本出願における解決策を実装するように構成された1つまたは複数の集積回路である。例えば、プロセッサ301は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、またはこれらの任意の組み合わせを含む。PLDは、例えば、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device, CPLD)、フィールドプログラマブルロジックゲートアレイ(field-programmable gate array, FPGA)、汎用アレイロジック(generic array logic, GAL)、またはこれらの任意の組み合わせであり得る。PLDは、本発明の実施形態で開示された内容を参照して説明された様々な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行し得る。代替として、プロセッサは、演算機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、またはDSPとマイクロプロセッサの組み合わせなどであり得る。
【0131】
任意選択で、ネットワークデバイス300は、バスをさらに含む。バスは、ネットワークデバイス300のコンポーネント間で情報を伝送するように構成される。バスは、周辺コンポーネント相互接続(peripheral component interconnect, 略してPCI)バス、または拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, 略してEISA)バスなどであり得る。バスは、アドレスバス、データバス、および制御バスなどに分類され得る。表現を簡単にするため、図4では1本の太線のみが表現に使用されているが、これは、1本のバスのみまたは1タイプのバスのみが存在することを意味しない。
【0132】
例えば、メモリ303は、 読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)もしくは静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的ストレージデバイス、またはランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)もしくは情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的ストレージデバイスであってよく、または、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)もしくは別の光ディスストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、ディスク記憶媒体、もしくは別の磁気記憶デバイスであってよく、または命令もしくはデータ構造の形態で期待されるプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されることが可能であり、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の他の媒体であってよい。しかしながら、メモリ303はこれらに限定されない。例えば、メモリ303は独立して存在し、バスを介してプロセッサ301に接続される。メモリ303は、代替として、プロセッサ301と一体化されることがある。
【0133】
通信インターフェース304は、トランシーバなどの任意の装置を使用し、別のデバイスまたは通信ネットワークと通信するように構成される。通信ネットワークは、イーサネット、無線アクセスネットワーク(RAN)、またはワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)などであり得る。通信インターフェース304は、有線通信インターフェースまたはワイヤレス通信インターフェースを含み得る。具体的には、通信インターフェース304は、イーサネット(Ethernet)インターフェース、高速イーサネット(Fast Ethernet, FE)インターフェース、ギガビットイーサネット(Gigabit Ethernet, GE)インターフェース、非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode, ATM)インターフェース、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)インターフェース、セルラネットワーク通信インターフェース、またはこれらの組み合わせであり得る。イーサネットインターフェースは、光インターフェース、電気インターフェース、またはこれらの組み合わせであり得る。本出願の実施形態では、通信インターフェース304は、ネットワークデバイス300によって別のデバイスと通信するために使用され得る。
【0134】
特定の実装では、実施形態において、プロセッサ301は、1つまたは複数のCPU、例えば、図4に示されるCPU0およびCPU1を含み得る。プロセッサの各々は、シングルCPU(single-CPU)プロセッサであってよく、またはマルチCPU(multi-CPU)プロセッサであってよい。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
【0135】
特定の実装では、実施形態において、ネットワークデバイス300は、複数のプロセッサ、例えば、図4に示されるプロセッサ301およびプロセッサ305を含み得る。プロセッサの各々は、シングルCPU(single-CPU)プロセッサであってよく、またはマルチCPU(multi-CPU)プロセッサであってよい。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
【0136】
特定の実装では、実施形態において、ネットワークデバイス300は、出力デバイスおよび入力デバイスをさらに含むことがある。出力デバイスはプロセッサ301と通信し、複数の方式で情報を表示し得る。例えば、出力デバイスは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、発光ダイオード(ight emitting diode, LED)表示デバイス、陰極線管(cathode ray tube, CRT)表示デバイス、またはプロジェクタ(projector)、などであり得る。入力デバイスはプロセッサ301と通信し、複数の方式でユーザ入力を受信し得る。例えば、入力デバイスは、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、またはセンサデバイスなどであり得る。
【0137】
いくつかの実施形態では、メモリ303は、本出願の解決策を実行するためのプログラムコード310を記憶するように構成され、プロセッサ301は、メモリ303に記憶されたプログラムコード310を実行し得る。言い換えれば、ネットワークデバイス300は、プロセッサ301およびメモリ303内のプログラムコード310を使用することによって、方法実施形態で提供される電力供給関係を決定するための方法を実装し得る。プログラムコード310は、1つまたは複数のソフトウェアモジュールを含み得る。任意選択で、プロセッサ301はまた、本出願の解決策を実行するためのプログラムコードまたは命令を記憶してもよい。
【0138】
特定の実施形態では、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス300は、上述の方法実施形態におけるネットワークデバイスに対応し得る。ネットワークデバイス300内のプロセッサ301は、メモリ303内の命令を読み取って、ネットワークデバイスにより行われる全部または一部の動作を図4に示されるネットワークデバイス300が行うことを可能にする。
【0139】
具体的には、プロセッサ301は、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、第1のキャリアは、複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、第1のキャリア上の負荷が第1の様式で変化するとき、複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、複数の電力供給ユニットの消費電力に基づいて複数の電力供給ユニットから、第1のキャリアに対応する無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、第1の様式と一致する、ように構成される。
【0140】
簡潔にするため、他の任意選択の実装はここでは再度説明されない。
【0141】
図2に示される電力供給関係を決定するための方法のステップは、ネットワークデバイス300のプロセッサ内のハードウェアの集積論理回路によって、またはソフトウェアの形態の命令を介して実装される。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接行われてよく、またはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって行われてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野で成熟した記憶媒体に配置され得る。記憶媒体は、メモリに配置される。プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わさって、上述の方法のステップを行う。繰り返しを避けるため、ここでは詳細は説明されない。
【0142】
本出願の実施形態はさらに、入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ、およびメモリを含む、チップを提供する。入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ、メモリは、内部接続経路を介して接続されている。プロセッサは、メモリ内のコードを実行するように構成される。コードが実行されたとき、プロセッサは、電力供給関係を決定するための上述の方法のいずれかを行うように構成される。
【0143】
プロセッサは、CPUであってよく、または別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート、トランジスタロジックデバイス、もしくはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってよいことを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、または任意の従来のプロセッサなどであってよい。プロセッサはARMアーキテクチャをサポートするプロセッサであってよいことに留意されたい。
【0144】
さらに、任意選択の実施形態において、プロセッサは1つまたは複数あり、メモリは1つまたは複数ある。任意選択で、メモリはプロセッサと一体化されることがあり、またはメモリとプロセッサは別々に配置される。メモリは、読み取り専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含み、命令およびデータをプロセッサに提供し得る。メモリは、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含み得る。例えば、メモリはさらに、参照ブロックおよび対象ブロックを記憶し得る。
【0145】
メモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであってよく、または揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、RAMであってよく、外部キャッシュとして機能する。限定的説明ではなく例として、多くの形態のRAM、例えば、SRAM、DRAM、SDRAM、DDR SDRAM、ESDRAM、SLDRAM、およびDR RAMなどが使用され得る。
【0146】
本出願の実施形態はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶する。コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータ命令がコンピュータデバイスによって実行されたとき、コンピュータデバイスは、電力供給関係を決定するための上述の方法を行うことを可能にされる。
【0147】
本出願の実施形態はさらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータデバイス上で稼働したとき、コンピュータデバイスは、電力供給関係を決定するための上述の方法を行うことを可能にされる。
【0148】
上述の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用することによって実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されたとき、実施形態の全部または一部がコンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ実行されたとき、本出願による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者線)またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、または、1つまたは複数の使用可能媒体を統合するデータストレージ、例えば、サーバもしくはデータセンタであり得る。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk))などであり得る。
【0149】
当業者は、実施形態のステップの全部または一部が、ハードウェアまたは関係付けられたハードウェアに指示するプログラムによって実装されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどであり得る。
【0150】
上述の説明は、本出願の任意選択の実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲は、これに限定されない。本出願に開示された技術的範囲内で当業者が容易に想到される変形または置換は、本出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスであって、
複数の電力供給ユニットと、
複数の無線周波数ユニットであって、前記複数の無線周波数ユニットの各々は、前記複数の電力供給ユニットのうちの少なくとも1つに接続されている、複数の無線周波数ユニットと、
制御ユニットであって、前記複数の電力供給ユニットと前記複数の無線周波数ユニットに別々に接続され、第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御し、前記第1のキャリアは、前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、前記第1のキャリア上の前記負荷が前記第1の様式で変化するとき、前記複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定し、前記第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、前記第1の様式と一致する、ように構成された制御ユニットと
を備えたことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項2】
前記第1の様式は、前記第1のキャリア上の前記負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、前記第1の負荷は、前記第2の負荷よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のネットワークデバイス。
【請求項3】
各周期において、前記第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、前記第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であることを特徴とする請求項2に記載のネットワークデバイス。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて、前記複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および前記第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定し、前記第1の消費電力は、前記第2の消費電力よりも大きく、前記第1の電力供給ユニットは、前記複数の電力供給ユニットのいずれかであり、前記複数の電力供給ユニットのうちの前記第1の電力供給ユニットが前記第1の消費電力にある前記時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある前記時間期間に対応し、前記第1の電力供給ユニットが前記第2の消費電力にある前記時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある前記時間期間に対応する場合、前記第1の電力供給ユニットが前記第1の対象電力供給ユニットであると決定するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御する前に、前記第1のキャリア上の送信されるサービスの量を決定し、送信されるサービスの前記量が閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項6】
前記制御ユニットは、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御する前に、送信されるサービスの前記量が前記閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行し、前記第2のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ようにさらに構成されたことを特徴とする請求項5に記載のネットワークデバイス。
【請求項7】
前記制御ユニットは、第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御し、前記第3のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアであり、前記第3のキャリア上の前記負荷が前記第2の様式で変化するとき、前記複数の電力供給ユニットの消費電力を取得し、前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第3のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第2の対象電力供給ユニットを決定し、前記第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、前記第2の様式と一致する、ようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項8】
前記制御ユニットは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する前記第1の対象電力供給ユニットに関する情報を制御デバイスに通知して、前記制御デバイスが前記無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするようにさらに構成されたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【請求項9】
電力供給関係を決定するための方法であって、
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御するステップであって、前記第1のキャリアは、ネットワークデバイスにおける複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
前記第1のキャリア上の前記負荷が前記第1の様式で変化するとき、前記ネットワークデバイスにおける複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、前記第1の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は、前記第1の様式と一致する、ステップと
を含むことを特徴とする電力供給関係を決定するための方法。
【請求項10】
前記第1の様式は、前記第1のキャリア上の前記負荷が第1の負荷と第2の負荷との間で周期的に交替することを含み、前記第1の負荷は、前記第2の負荷よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項11】
各周期において、前記第1の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であり、前記第2の負荷の持続時間範囲は2秒から5秒であることを特徴とする請求項10に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項12】
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する第1の対象電力供給ユニットを決定するステップは、
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて、前記複数の電力供給ユニットのうちの第1の電力供給ユニットが第1の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある時間期間に対応するか否か、および前記第1の電力供給ユニットが第2の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある時間期間に対応するか否かを決定するステップであって、前記第1の消費電力は、前記第2の消費電力よりも大きく、前記第1の電力供給ユニットは、前記複数の電力供給ユニットのいずれかである、ステップと、
前記複数の電力供給ユニットのうちの前記第1の電力供給ユニットが前記第1の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第1の負荷の下にある時間期間に対応し、前記第1の電力供給ユニットが前記第2の消費電力にある時間期間が、前記第1のキャリアが前記第2の負荷の下にある時間期間に対応する場合、前記第1の電力供給ユニットが前記第1の対象電力供給ユニットであると決定するステップと
を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項13】
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前記ステップの前に、
前記第1のキャリア上の送信されるサービスの量を決定するステップと、
送信されるサービスの前記量が閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上の前記負荷を前記第1の様式で変化するように制御するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項14】
第1のキャリア上の負荷を第1の様式で変化するように制御する前記ステップの前に、
送信されるサービスの前記量が前記閾値よりも小さいとき、前記第1のキャリア上のサービスを第2のキャリアに移行するステップであって、前記第2のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項15】
第3のキャリア上の負荷を第2の様式で変化するように制御するステップであって、前記第3のキャリアは、前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットを除く前記複数の無線周波数ユニットのいずれかのキャリアである、ステップと、
前記第3のキャリア上の前記負荷が前記第2の様式で変化するとき、前記複数の電力供給ユニットの消費電力を取得するステップと、
前記複数の電力供給ユニットの前記消費電力に基づいて前記複数の電力供給ユニットから、第2の対象電力供給ユニットを決定するステップであって、前記第2の対象電力供給ユニットの消費電力が変化する様式は前記第2の様式と一致する、ステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項16】
前記第1のキャリアに対応する前記無線周波数ユニットに電力を供給する前記第1の対象電力供給ユニットに関する情報を制御デバイスに通知して、前記制御デバイスが前記無線周波数ユニットの電力供給トポロジを生成することを可能にするステップをさらに含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の電力供給関係を決定するための方法。
【請求項17】
プロセッサおよびメモリを含むネットワークデバイスであって、前記メモリは、ソフトウェアプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記ソフトウェアプログラムを実行して、前記ネットワークデバイスが請求項9乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にすることを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項18】
コンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行されるプログラムコードを記憶するように構成され、前記プログラムコードは、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の方法を実施するために使用される命令を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】