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特表2024-531583カードトレイアセンブリ及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】カードトレイアセンブリ及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/72 20110101AFI20240822BHJP
   G06K 7/00 20060101ALN20240822BHJP
【FI】
H01R12/72
G06K7/00 056
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514559
(86)(22)【出願日】2022-09-06
(85)【翻訳文提出日】2024-03-05
(86)【国際出願番号】 CN2022117253
(87)【国際公開番号】W WO2023036125
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】202111044274.7
(32)【優先日】2021-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 剛
(72)【発明者】
【氏名】劉 臻
(72)【発明者】
【氏名】付 紹儒
【テーマコード(参考)】
5E223
【Fターム(参考)】
5E223AA01
5E223AA11
5E223AB02
5E223AB28
5E223AB37
5E223AC23
5E223BA07
5E223BA09
5E223CA17
5E223EC12
5E223EC18
5E223EC26
5E223EC32
5E223EC44
5E223EC47
5E223GB15
5E223GB44
5E223GB52
5E223GB57
5E223GC01
(57)【要約】
本出願は、カードトレイアセンブリ及び電子機器を開示し、カードトレイアセンブリは、位置決め筒(100)であって、第一の嵌合溝(110)、第二の嵌合溝(120)及び第一のガイド斜面(130)が設けられ、第一の嵌合溝(110)の内面が第二の嵌合溝(120)の内面に接続される位置決め筒(100)と、作用部(210)が設けられるカードトレイ(200)と、伸縮アセンブリであって、伸縮位置決め部材(300)及び弾性部材(400)を含み、伸縮位置決め部材(300)は、位置決め筒(100)に移動可能に設置され、その少なくとも一部は、位置決め筒(100)内に位置し、且つそれに位置決め凸部(310)が設けられ、弾性部材(400)の一端は、伸縮位置決め部材(300)に接続され、その他端は、固定端である伸縮アセンブリとを含み、位置決め凸部(310)と第一のガイド斜面(130)との嵌合作用で、作用部(210)及び弾性部材(400)は、伸縮位置決め部材(300)が第一の位置と第二の位置との間で回転するように駆動し、伸縮位置決め部材(300)が第一の位置にある時、位置決め凸部(310)は、第一の嵌合溝(110)と位置規制嵌合し、カードトレイ(200)は、延出状態にあり、伸縮位置決め部材(300)が第二の位置にある時、位置決め凸部(310)は、第二の嵌合溝(120)と位置規制嵌合し、カードトレイ(200)は、引っ込んだ状態にある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードトレイアセンブリであって、
位置決め筒(100)であって、前記位置決め筒(100)に第一の嵌合溝(110)、第二の嵌合溝(120)及び第一のガイド斜面(130)が設けられ、前記第一の嵌合溝(110)の内面は、前記第一のガイド斜面(130)を介して前記第二の嵌合溝(120)の内面に接続される位置決め筒(100)と、
作用部(210)が設けられるカードトレイ(200)と、
伸縮アセンブリであって、前記伸縮アセンブリは、伸縮位置決め部材(300)及び弾性部材(400)を含み、前記伸縮位置決め部材(300)は、前記位置決め筒(100)に移動可能に設置され、前記伸縮位置決め部材(300)の少なくとも一部は、前記位置決め筒(100)内に位置し、前記伸縮位置決め部材(300)に位置決め凸部(310)が設けられ、前記弾性部材(400)の一端は、前記伸縮位置決め部材(300)に接続され、前記弾性部材(400)の他端は、固定端である伸縮アセンブリとを含み、
前記位置決め凸部(310)と前記第一のガイド斜面(130)との嵌合作用で、前記作用部(210)及び前記弾性部材(400)は、前記伸縮位置決め部材(300)が第一の位置と第二の位置との間で回転するように駆動し、ここで、前記伸縮位置決め部材(300)が前記第一の位置にある場合、前記位置決め凸部(310)は、前記第一の嵌合溝(110)と位置規制嵌合し、前記カードトレイ(200)は、延出状態にあり、前記伸縮位置決め部材(300)が前記第二の位置にある場合、前記位置決め凸部(310)は、前記第二の嵌合溝(120)と位置規制嵌合し、前記カードトレイ(200)は、引っ込んだ状態にある、カードトレイアセンブリ。
【請求項2】
前記伸縮アセンブリは、伸縮駆動部材(500)をさらに含み、前記伸縮駆動部材(500)は、前記位置決め筒(100)に移動可能に設置され、前記伸縮駆動部材(500)の少なくとも一部は、前記位置決め筒(100)内に位置し、前記作用部(210)は、前記伸縮駆動部材(500)の端面に向き、前記伸縮駆動部材(500)に第二のガイド斜面(510)が設けられ、
前記位置決め凸部(310)と前記第一のガイド斜面(130)及び前記第二のガイド斜面(510)との嵌合作用で、前記作用部(210)及び前記弾性部材(400)は、前記伸縮位置決め部材(300)が前記第一の位置と前記第二の位置との間で回転するように駆動する、請求項1に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項3】
前記カードトレイアセンブリは、カードホルダ(600)をさらに含み、前記カードホルダ(600)に第一のロック部(610)が設けられ、前記カードトレイ(200)に第二のロック部(220)が設けられ、前記伸縮位置決め部材(300)が前記第二の位置にある場合、前記第一のロック部(610)は、前記第二のロック部(220)と位置規制嵌合する、請求項1に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項4】
前記カードトレイ(200)が位置する平面に垂直な方向において、前記カードホルダ(600)の正投影は、前記伸縮アセンブリの正投影と少なくとも部分的に重なる、請求項3に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項5】
前記伸縮位置決め部材(300)に第三のロック部(320)が設けられ、前記カードトレイ(200)に第四のロック部(230)が設けられ、前記伸縮位置決め部材(300)が前記第二の位置にある場合、前記第三のロック部(320)は、前記第四のロック部(230)と位置規制嵌合する、請求項1に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項6】
前記第三のロック部(320)は、前記位置決め凸部(310)と一体に設置され、前記第三のロック部(320)は、前記位置決め筒(100)の外周面に対して突出する、請求項5に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項7】
前記伸縮位置決め部材(300)が前記第二の位置にある場合、前記第三のロック部(320)が位置する平面は、前記カードトレイ(200)が位置する平面と平行である、請求項5に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項8】
前記カードトレイ(200)は、背中合わせする第一の面(240)と第二の面及び前記第一の面(240)と前記第二の面を接続する側面(250)を有し、前記第四のロック部(230)は、ロック溝であり、前記ロック溝の底面は、平面であり、且つ前記底面は、それぞれ前記第一の面(240)と前記第二の面に接続され、前記伸縮位置決め部材(300)が前記第二の位置にある場合、前記第三のロック部(320)と前記底面との間に隙間を有する、請求項5に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項9】
前記底面は、前記カードトレイ(200)が位置する平面と垂直である、請求項8に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項10】
電子機器であって、ハウジング(700)及びカードトレイアセンブリを含み、前記ハウジング(700)にカードトレイ孔が設けられ、前記カードトレイアセンブリは、前記カードトレイ孔に設置され、前記カードトレイアセンブリは、請求項1から9のいずれか1項に記載のカードトレイアセンブリである、電子機器。
【請求項11】
前記カードトレイ孔は、第一の収容孔(710)、第二の収容孔(720)及び第三の収容孔(730)を含み、前記第一の収容孔(710)の軸線は、前記第二の収容孔(720)の軸線と平行であり、前記第一の収容孔(710)は、前記第三の収容孔(730)を介して前記第二の収容孔(720)と連通し、
前記カードトレイ(200)は、載置部及び位置決め端部(260)を含み、前記位置決め端部(260)は、前記載置部の一端に設置され、前記位置決め端部(260)は、帯状部であり、前記位置決め端部(260)の自体の延伸方向に沿う一端に前記作用部(210)が設けられ、
前記伸縮位置決め部材(300)が前記第二の位置にある場合、前記位置決め端部(260)は、前記第三の収容孔(730)内に位置し、前記載置部は、前記第一の収容孔(710)と嵌合し、前記作用部(210)は、前記第二の収容孔(720)に向く、請求項10に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2021年09月07日に中国特許局で提出され、出願番号が202111044274.7であり、発明名称が「カードトレイアセンブリ及び電子機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的にカードトレイアセンブリ及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、市販の電子機器は、いずれもユーザ身分認識カード、メモリカードなどのカードを搭載し、電子機器の使用需要を満たし、それに応じて、カードを載置するためのカードトレイを設置する必要がある。
【0004】
しかしながら実際の応用において、カードトレイを電子機器から取り出す必要がある場合、従来のやり方は、取り出しピン又は類似の工具を取り出し孔内に挿入して駆動力を加えることにより、カードトレイを弾き出す。しかしながら、取り出しピンがユーザの手元にないか又は紛失し、且つ類似の工具を見つけられない場合、ユーザは、電子機器からカードトレイを取り出すことができず、ユーザの使用体験が比較的悪くなる。そのため、カードを載置するカードトレイをどのように電子機器から容易に取り出すかは、人々が注目する重要な問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例の目的は、電子機器のカードトレイが取り出しにくいという問題を解決することができるカードトレイアセンブリ及び電子機器を提供することである。
【0006】
上記の技術問題を解決するために、本出願は以下のように実現される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、カードトレイアセンブリを提供し、このカードトレイアセンブリは、
位置決め筒であって、前記位置決め筒に第一の嵌合溝、第二の嵌合溝及び第一のガイド斜面が設けられ、前記第一の嵌合溝の内面は、前記第一のガイド斜面を介して前記第二の嵌合溝の内面に接続される位置決め筒と、
前記カードトレイに作用部が設けられるカードトレイと、
伸縮アセンブリであって、前記伸縮アセンブリは、伸縮位置決め部材及び弾性部材を含み、前記伸縮位置決め部材は、前記位置決め筒に移動可能に設置され、前記伸縮位置決め部材の少なくとも一部は、前記位置決め筒内に位置し、前記伸縮位置決め部材に位置決め凸部が設けられ、前記弾性部材の一端は、前記伸縮位置決め部材に接続され、前記弾性部材の他端は、固定端である伸縮アセンブリとを含み、
前記位置決め凸部と前記第一のガイド斜面との嵌合作用で、前記作用部及び前記弾性部材は、前記伸縮位置決め部材が第一の位置と第二の位置との間で回転するように駆動し、ここで、前記伸縮位置決め部材が前記第一の位置にある場合、前記位置決め凸部は、前記第一の嵌合溝と位置規制嵌合し、前記カードトレイは、延出状態にあり、前記伸縮位置決め部材が前記第二の位置にある場合、前記位置決め凸部は、前記第二の嵌合溝と位置規制嵌合し、前記カードトレイは、引っ込んだ状態にある。
【0008】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供し、この電子機器は、ハウジング及びカードトレイアセンブリを含み、前記ハウジングにカードトレイ孔が設けられ、前記カードトレイアセンブリは、前記カードトレイ孔に設置され、前記カードトレイアセンブリは、上記カードトレイアセンブリである。
【発明の効果】
【0009】
本出願の実施例では、位置決め筒に第一の嵌合溝、第二の嵌合溝及び第一のガイド斜面が設けられ、カードトレイに作用部が設けられ、伸縮位置決め部材にそれぞれ第一の嵌合溝及び第二の嵌合溝に位置規制嵌合可能な位置決め凸部が設けられ、ユーザがカードトレイに作用力を加える時、カードトレイの作用部及び弾性部材は、共に伸縮位置決め部材に作用力を加える。作用部が伸縮位置決め部材に加える作用力がさらに大きい場合、伸縮位置決め部材が移動することにより、位置決め凸部を徐々に第一の嵌合溝から離脱させ、且つ第一のガイド斜面と嵌合し、それにより弾性部材の共同作用で伸縮位置決め部材が回転するように駆動することにより、位置決め凸部を第二の嵌合溝と嵌合させ、この時にカードトレイが引っ込んだ状態にあり、ユーザが再びカードトレイを押圧する時、伸縮位置決め部材が移動することにより、位置決め凸部を徐々に第二の嵌合溝から離脱させ、且つ第一のガイド斜面と嵌合し、それにより弾性部材の共同作用で伸縮位置決め部材が回転するように駆動することにより、位置決め凸部を第一の嵌合溝と嵌合させ、この時にカードトレイは、延出状態にある。以上から分かるように、このような構造を採用した後、ユーザは、カードトレイに作用力を加えるだけでカードトレイの取り付け及び取り出しを実現でき、取り出しピン又は類似の工具を必要とせず、従ってこの実施例では、カードトレイの取り出しがより容易である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の概略図である。
図2図1の分解図である。
図3図1の断面図である。
図4】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図5】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図6】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図7】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図8】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図9】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図10】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図11】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図12】本出願の第一の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図13図1に示す構造からカードホルダを除去した後の概略図である。
図14】本出願の第一の実施例が開示するハウジング及び位置決め筒の部分構造概略図である。
図15】本出願の第一の実施例が開示する伸縮駆動部材の構造概略図である。
図16】本出願の第一の実施例が開示するカードホルダの構造概略図である。
図17】本出願の第二の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図18】本出願の第二の実施例が開示する電子機器の一部の構造の異なる状態における概略図である。
図19図18に示す構造の一部の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0012】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能である。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0013】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例によるカードトレイアセンブリ及び電子機器を詳細に説明する。
【0014】
図1から図16を参照すると、本出願の実施例は、カードトレイアセンブリを開示し、このカードトレイアセンブリは、電子機器の一部として電子機器のカードを支持することができ、それは、電子機器のハウジング700に設置されるカードトレイ孔に設置されてもよい。カードトレイアセンブリは、位置決め筒100、カードトレイ200及び伸縮アセンブリを含み、位置決め筒100は、固定されて動かなくてもよく、カードトレイ200及び伸縮アセンブリは、いずれも伸縮運動することができる。
【0015】
位置決め筒100に第一の嵌合溝110、第二の嵌合溝120及び第一のガイド斜面130が設けられ、第一のガイド斜面130は、カードトレイ200の伸縮方向に対して傾斜角を有してもよく、第一の嵌合溝110の内面は、第一のガイド斜面130を介して第二の嵌合溝120の内面に接続される。選択的に、第一の嵌合溝110のカードトレイ200の伸縮方向における深さは、第二の嵌合溝120のカードトレイ200の伸縮方向における深さよりも大きく、第一の嵌合溝110は、帯状溝であってもよく、その延伸方向は、カードトレイ200の伸縮方向と平行であり、第二の嵌合溝120は、V型溝であってもよい。第一の嵌合溝110、第二の嵌合溝120及び第一のガイド斜面130の数は、いずれも一つであってもよく、少なくとも二つであってもよく、第一の嵌合溝110、第二の嵌合溝120及び第一のガイド斜面130がいずれも複数設置される場合、第一の嵌合溝110及び第二の嵌合溝120は、位置決め筒100の周方向に沿って交互に配列され、いずれか隣接する第一の嵌合溝110及び第二の嵌合溝120は、いずれも第一のガイド斜面130を介して接続される。
【0016】
カードトレイ200に作用部210が設けられ、カードトレイ200がユーザからの作用力を受けた時、カードトレイ200が移動し、その作用部210が伸縮アセンブリに接触して伸縮アセンブリに作用力を加えることにより、伸縮アセンブリを動かす。選択的に、伸縮アセンブリは、カードトレイ200におけるカードを載置するための部分の一側に設置されてもよく、それによりカードトレイ200の側方空間を利用して伸縮アセンブリを配置する。カードトレイアセンブリは、カードホルダ600をさらに含んでもよく、このカードホルダ600は、回路領域を設置してもよく、カードトレイ200上のカードは、この回路領域と嵌合することができ、それによりカードと電子機器の回路基板との間の通信接続を実現する。
【0017】
伸縮アセンブリは、伸縮位置決め部材300及び弾性部材400を含み、伸縮位置決め部材300は、位置決め筒100に移動可能に設置され、伸縮位置決め部材300の少なくとも一部は、位置決め筒100内に位置し、伸縮位置決め部材300に位置決め凸部310が設けられ、この位置決め凸部310は、伸縮位置決め部材300の外周面に設置され、且つこの外周面に対して突出してもよい。弾性部材400の一端は、伸縮位置決め部材300に接続され、弾性部材400の他端は、固定端であり、選択的に、弾性部材400は、バネであってもよく、弾性部材400の延伸方向は、カードトレイ200の伸縮方向と平行であってもよい。
【0018】
位置決め凸部310と第一のガイド斜面130との嵌合作用で、作用部210及び弾性部材400は、伸縮位置決め部材300が第一の位置と第二の位置との間で回転するように駆動し、つまり、作用部210が伸縮位置決め部材300に作用力を加える時、弾性部材400は、同時に伸縮位置決め部材300に作用力を加え、この時、位置決め凸部310が第一のガイド斜面130と嵌合すれば、作用部210と弾性部材400が共に加える方向と反対の作用力の作用で、伸縮位置決め部材300は、第一の位置と第二の位置との間で回転し、それにより第一の嵌合溝110と嵌合し、及び第二の嵌合溝120と嵌合する状態との間で切り替える。
【0019】
伸縮位置決め部材300が第一の位置にある場合、位置決め凸部310は、第一の嵌合溝110と位置規制嵌合し、カードトレイ200は、延出状態にあり、ここでの延出状態とは、カードトレイ200の少なくとも一部がハウジング700の外に位置する状態であり、この状態でユーザは、カードトレイ200上のカードを取り出し、又はカードをカードトレイ200に取り付けることができる。伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、位置決め凸部310は、第二の嵌合溝120と位置規制嵌合し、カードトレイ200は、引っ込んだ状態にあり、ここでの引っ込んだ状態は、カードトレイ200がハウジング700内に位置する状態を指す。
【0020】
本出願の実施例では、伸縮位置決め部材300にそれぞれ第一の嵌合溝110及び第二の嵌合溝120と位置規制嵌合可能な位置決め凸部310が設けられ、ユーザがカードトレイ200に作用力を加える時、カードトレイ200の作用部210及び弾性部材400は、共に伸縮位置決め部材300に作用力を加える。作用部210が伸縮位置決め部材300に加える作用力がさらに大きい場合、伸縮位置決め部材300が移動することにより、位置決め凸部310を徐々に第一の嵌合溝110から離脱させ、且つ第一のガイド斜面130と嵌合し、それにより弾性部材400の共同作用で伸縮位置決め部材300が回転するように駆動することにより、位置決め凸部310を第二の嵌合溝120と嵌合させ、この時にカードトレイ200は、引っ込んだ状態にあり、ユーザが再びカードトレイ200を押圧する時、伸縮位置決め部材300が移動することにより、位置決め凸部310を徐々に第二の嵌合溝120から離脱させ、且つ第一のガイド斜面130と嵌合し、それにより弾性部材400の共同作用で伸縮位置決め部材300が回転するように駆動することにより、位置決め凸部310を第一の嵌合溝110と嵌合させ、この時にカードトレイ200は、延出状態にある。以上から分かるように、このような構造を採用した後、ユーザは、カードトレイ200に作用力を加えるだけでカードトレイ200の取り付け及び取り出しを実現でき、取り出しピン又は類似の工具を必要とせず、従ってこの実施例では、カードトレイ200の取り出しがより容易である。
【0021】
さらに選択可能な実施例では、伸縮アセンブリは、伸縮駆動部材500をさらに含み、伸縮駆動部材500は、位置決め筒100に移動可能に設置され、伸縮駆動部材500の少なくとも一部は、位置決め筒100内に位置し、伸縮位置決め部材300の弾性部材400から離れた一端は、伸縮駆動部材500内に位置してもよく、作用部210は、伸縮駆動部材500の端面に向き、伸縮駆動部材500に第二のガイド斜面510が設けられ、第一のガイド斜面130及び第二のガイド斜面510は、いずれも位置決め凸部310の同じ側に位置し、両者は、同時に位置決め凸部310と嵌合することができる。選択的に、第二のガイド斜面510は、伸縮駆動部材500の周方向に配列され且つ順に接続される複数のV形面を含んでもよく、第二のガイド斜面510は、常に位置決め凸部310と嵌合してもよい。位置決め凸部310と第一のガイド斜面130及び第二のガイド斜面510との嵌合作用で、作用部210及び弾性部材400は、伸縮位置決め部材300が第一の位置と第二の位置との間で回転するように駆動する。
【0022】
伸縮駆動部材500の回転をより確実に規制するために、伸縮駆動部材500の外周面に一つ又は複数のガイド凸部520を設置してもよく、このガイド凸部520は、第一の嵌合溝110と嵌合してもよく、それにより第一の嵌合溝110を介して伸縮駆動部材500の回転を規制する。
【0023】
カードトレイ200が延出状態にある時、位置決め凸部310は、第一の嵌合溝110と嵌合し、ユーザがカードトレイ200を押圧することにより作用部210を介して伸縮駆動部材500に作用力を加える時、図4に示すように、位置決め凸部310が図5に示す第一の嵌合溝110から完全に離脱した状態に達するまで、位置決め凸部310は、第一の嵌合溝110の底面から徐々に離れ、この時に第一の嵌合溝110は、伸縮位置決め部材300の位置を規制しなくなり、第二のガイド斜面510は、依然として位置決め凸部310と嵌合し、同時に弾性部材400は、伸縮位置決め部材300に作用力を加えるため、伸縮位置決め部材300は、図6に示す状態に回転し、この時にユーザは、カードトレイ200を押圧しなくなり、弾性部材400は、伸縮位置決め部材300及び伸縮駆動部材500がカードトレイ200の延出方向に沿って移動するように駆動し、それにより図7に示す位置決め凸部310が第一のガイド斜面130と嵌合する状態に達し、弾性部材400の作用で、伸縮位置決め部材300は、回転し続け、それにより第二の嵌合溝120と嵌合し、即ち図8に示す状態になり、第二の嵌合溝120の規制作用により、弾性部材400は、カードトレイ200に作用力を加えなくなり、カードトレイ200は、引っ込んだ状態に保持することができる。
【0024】
ユーザがカードトレイ200を弾き出す必要がある場合、同様にカードトレイ200を押圧し、それにより作用部210を介して伸縮駆動部材500に作用力を加えることにより、位置決め凸部310が図9に示す第二の嵌合溝120から完全に離脱する状態に達するまで、位置決め凸部310が第二の嵌合溝120の底面から徐々に離れ、この時に第二の嵌合溝120は、伸縮位置決め部材300の位置を規制しなくなり、第二のガイド斜面510は、依然として位置決め凸部310と嵌合し、同時に弾性部材400は、伸縮位置決め部材300に作用力を加えるため、伸縮位置決め部材300は、図10に示す状態に回転し、この時にユーザは、カードトレイ200を押圧しなくなり、弾性部材400は、伸縮位置決め部材300及び伸縮駆動部材500がカードトレイ200の延出方向に沿って移動するように駆動し、それにより図11に示す位置決め凸部310が第一のガイド斜面130と嵌合する状態に達し、弾性部材400の作用で、伸縮位置決め部材300は、回転し続け、それにより第一の嵌合溝110に徐々に入り、即ち図12に示す状態になり、位置決め凸部310が第一の嵌合溝110の底面と嵌合するまで続け、第一の嵌合溝110の規制作用により、弾性部材400は、カードトレイ200に作用力を加えなくなり、カードトレイ200を延出状態に保持することができる。
【0025】
作用部210が伸縮位置決め部材300に作用力を直接加える方案に比べ、伸縮駆動部材500を追加した後、伸縮駆動部材500は、第二のガイド斜面510を介して伸縮位置決め部材300に作用力を加えることができ、それにより弾性部材400と共同作用することにより、伸縮位置決め部材300の回転をより確実に駆動し、伸縮位置決め部材300と第一のガイド斜面130が分離した後に確実に回転できないという状況がほぼ存在せず、従ってこの実施例は、ユーザがカードトレイ200をより迅速で、容易に取り出し及び取り付けやすい。
【0026】
位置決め凸部310が第二の嵌合溝120と嵌合する時、弾性部材400は、カードトレイ200に作用力を加えなくなり、この時にカードトレイ200とハウジング700などの部材との間の摩擦力によってカードトレイ200を引っ込んだ状態に保持することができるが、この摩擦力は、大きすぎてはならないため、カードトレイ200を引っ込んだ状態に確実に保持できないという問題が存在する。この問題を解決するために、カードホルダ600に第一のロック部610が設けられてもよく、カードトレイ200に第二のロック部220が設けられ、伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、第一のロック部610は、第二のロック部220と位置規制嵌合する。選択的に、第一のロック部610と第二のロック部220とのうちの一方は、突起であり、他方は、凹溝であり、それにより簡単な構造によって位置規制を実現する。ユーザがカードトレイ200に作用力を加えなくなり、同時に弾性部材400もカードトレイ200に作用力を加えることができない場合、第一のロック部610は、第二のロック部220と位置規制嵌合することができ、それによりカードトレイ200の位置が変化しにくくなり、さらに引っ込んだ状態を確実に保持する。ユーザがカードトレイ200を取り出したい時、ユーザが加えた作用力は、第一のロック部610と第二のロック部220との間の作用力を十分に克服し、それにより第一のロック部610と第二のロック部220との嵌合を解除することにより、後続の操作を実施する。
【0027】
選択的に、伸縮アセンブリ全体は、カードホルダ600の一側に位置してもよいが、カードホルダ600の周囲の空間を十分に利用するために、伸縮アセンブリとカードホルダ600をカードトレイ200が位置する平面に垂直な方向に少なくとも部分的に重ね合わせてもよく、即ち、カードトレイ200が位置する平面に垂直な方向において、カードホルダ600の正投影は、伸縮アセンブリの正投影と少なくとも部分的に重なる。このように設置することによりカードホルダ600の上方空間又は下方空間を十分に利用することができ、伸縮アセンブリが余分に占有する空間をより小さくし、カードトレイアセンブリ全体の構造がさらにコンパクトになる。
【0028】
上述したカードホルダ600を利用してカードトレイ200の位置を規制し、それを確実に引っ込んだ状態に保持する以外に、さらに伸縮位置決め部材300を利用してカードトレイ200の位置を規制し、それによりそれを確実に引っ込んだ状態に保持することができる。図17から図19に示すように、伸縮位置決め部材300に第三のロック部320が設けられ、カードトレイ200に第四のロック部230が設けられ、伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、第三のロック部320は、第四のロック部230と位置規制嵌合する。伸縮位置決め部材300が第二の位置にある時、第二の嵌合溝120は、伸縮位置決め部材300の位置を規制するため、第三のロック部320が第四のロック部230と位置規制嵌合する時、カードトレイ200と伸縮位置決め部材300は、ほぼ相対的に静止した状態を保持し、それによりカードトレイ200を確実に引っ込んだ状態に保持する。
【0029】
それに対して、上記カードホルダ600を利用してカードトレイ200の位置を規制する場合、第一のロック部610及び第二のロック部220は、カードホルダ600とカードトレイ200との間の空間を利用して設置してもよく、カードトレイアセンブリの構造は、さらにコンパクトになり、伸縮位置決め部材300を利用してカードトレイ200の位置を規制する場合、ユーザがカードトレイ200を押圧することに伴い、伸縮位置決め部材300の位置が一旦変化すると、第三のロック部320と第四のロック部230は、嵌合を迅速に解除し、それにより後続の操作を行い、従ってこの方案では、わざわざ力を入れてユーザがカードトレイ200を押圧して位置規制嵌合を解除する必要がなく、ユーザのカードトレイ200に対する操作がより一貫性がある。
【0030】
上記第三のロック部320は、位置決め凸部310と分離して設置されてもよいが、このように設置することにより第三のロック部320は、伸縮位置決め部材300と位置決め筒100との嵌合を干渉しやすく、これに基づき、他の実施例では、第三のロック部320は、位置決め凸部310と一体に設置され、第三のロック部320は、位置決め筒100の外周面に対して突出し、言い換えれば、第三のロック部320は、位置決め凸部310の伸縮位置決め部材300の中心線から離れる一側に積み重ねて設置される。この実施例は、一方では、第三のロック部320が伸縮位置決め部材300と位置決め筒100との嵌合に干渉することを避けでき、他方では、位置決め凸部310と第三のロック部320との重ね合わせ設置により伸縮位置決め部材300とカードトレイ200との間の距離を補うことができるため、第三のロック部320とカードトレイ200との間の位置規制嵌合を実現しやすい。
【0031】
第三のロック部320が位置決め凸部310と一体に設置される時、第三のロック部320は、位置決め筒100の外周面に対して突出するため、第三のロック部320を避けするために、電子機器のハウジング700に逃げ部740を設置してもよく、この逃げ部740は、逃げ溝であってもよく、それは、第三のロック部320に移動空間を提供することができる。
【0032】
選択的に、伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、第三のロック部320が位置する平面は、カードトレイ200が位置する平面に対して傾斜してもよく、又は伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、第三のロック部320が位置する平面は、カードトレイ200が位置する平面と平行である。後者の実施例では、伸縮位置決め部材300が第二の位置にある時、カードトレイ200に垂直な方向において、第三のロック部320のカードトレイ200に対する突出程度が比較的小さく、さらに第三のロック部320の厚さがカードトレイ200の厚さ以下である場合、第三のロック部320にカードトレイ200から突出する部分が存在せず、さらに第三のロック部320の近傍に他の部品を配置しやすい。さらに選択的に、伸縮位置決め部材300が第一の位置にある時、第三のロック部320が位置する平面とカードトレイ200が位置する平面との間の夾角は、45°であってもよく、無論他の角度であってもよく、本出願の実施例は、これを制限しない。
【0033】
第三のロック部320と第四のロック部230とのうちの一方は、突起であり、他方は、凹溝であり、それにより簡単な構造によって位置規制を実現する。さらに選択的に、カードトレイ200は、背中合わせする第一の面240と第二の面、及び第一の面240と第二の面とを接続する側面250を有し、第四のロック部230は、ロック溝であり、伸縮位置決め部材300は、単一方向に沿って回転することができるため、伸縮位置決め部材300が第一の位置と第二の位置との間で回転する過程において、第三のロック部320は、ロック溝を貫通する。ロック溝の底面は、曲面であってもよく、例えば弧形面であってもよいが、このようなロック溝は、加工しにくため、ロック溝の底面を平面に設置してもよく、この底面は、それぞれ第一の面240及び第二の面に接続され、伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、第三のロック部320と底面との間に隙間を有し、この隙間は、カードトレイ200と第三のロック部320との干渉を防止することができ、それにより伸縮位置決め部材300をよりスムーズに回転させる。
【0034】
上記ロック溝の底面は、傾斜して設置されてもよく、このように設置するとロック溝を加工しにくいだけでなく、この底面と第三のロック部320との間の隙間が比較的大きいため、カードトレイ200の構造強度の低下を引き起こす。これらの問題を解決するために、ロック溝の底面をカードトレイ200が位置する平面に垂直にしてもよく、それによりロック溝を加工しやすく、同時にこの底面のいずれか位置と第三のロック部320との間の隙間をいずれも比較的小さい範囲内に設定されてもよく、それによりカードトレイ200の構造強度を向上させる。
【0035】
位置決め筒100、伸縮位置決め部材300、弾性部材400及び伸縮駆動部材500は、いずれも一組だけ設置されてもよく、二組設置されてもよく、この二組の位置決め筒100、伸縮位置決め部材300、弾性部材400及び伸縮駆動部材500は、それぞれカードトレイ200の両側に位置し、それによりカードトレイ200にバランスがさらにとれた作用力を加え、カードトレイ200が弾き出される過程において歪みが発生することを防止する。
【0036】
本出願の実施例は、さらに電子機器を開示し、この電子機器は、ハウジング700及びカードトレイアセンブリを含み、ハウジング700にカードトレイ孔が設けられ、カードトレイアセンブリは、カードトレイ孔に設置され、このカードトレイアセンブリは、上記いずれかの実施例に記載のカードトレイアセンブリである。選択的に、位置決め筒100は、ハウジング700と別体に設置されてもよく、一体に設置されてもよく、本出願の実施例は、これを制限しない。選択的に、伸縮位置決め部材300に第一の柱体330が設けられ、ハウジング700に第二の柱体750が設けられ、弾性部材400の一端は、第一の柱体330に嵌設され、弾性部材400の他端は、第二の柱体750に嵌設され、それにより弾性部材400の取り付けを完了する。
【0037】
上記カードトレイ孔は、全体が連通する孔として設置されてもよく、この孔は、同時にカードトレイアセンブリの各部分に対応し、従ってこのカードトレイ孔のサイズが比較的大きく、ハウジング700の構造強度が比較的低くなる。別の選択可能な実施例では、カードトレイ孔は、第一の収容孔710、第二の収容孔720及び第三の収容孔730を含んでもよく、第一の収容孔710の軸線は、第二の収容孔720の軸線と平行であり、第一の収容孔710は、第三の収容孔730を介して第二の収容孔720と連通する。カードトレイ200は、載置部及び位置決め端部260を含み、載置部は、カードを載置するために用いられ、位置決め端部260は、載置部の一端に設置され、位置決め端部260は、帯状部であり、位置決め端部260の自体の延伸方向に沿う一端に作用部210が設けられる。伸縮位置決め部材300が第二の位置にある場合、位置決め端部260は、第三の収容孔730内に位置し、載置部は、第一の収容孔710と嵌合し、作用部210は、第二の収容孔720に向く。この実施例では、第一の収容孔710と第二の収容孔720との間にハウジング700の一部の構造が存在するため、第一の収容孔710、第二の収容孔720及び第三の収容孔730のそれぞれのサイズは、いずれも比較的小さく、ハウジング700の構造強度は、さらに高い。
【0038】
本出願の実施例が開示する電子機器は、スマートフォン、タブレットパソコン、電子書籍リーダー、ウェアラブルデバイス(例えばスマートウォッチ)、電子ゲーム機などの電子機器であってもよく、本出願の実施例は、電子機器の種類を具体的に限定しない。
【0039】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施形態に限らない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0040】
100 位置決め筒
110 第一の嵌合溝
120 第二の嵌合溝
130 第一のガイド斜面
200 カードトレイ
210 作用部
220 第二のロック部
230 第四のロック部
240 第一の面
250 側面
260 位置決め端部
300 伸縮位置決め部材
310 位置決め凸部
320 第三のロック部
330 第一の柱体
400 弾性部材
500 伸縮駆動部材
510 第二のガイド斜面
520 ガイド凸部
600 カードホルダ
610 第一のロック部
700 ハウジング
710 第一の収容孔
720 第二の収容孔
730 第三の収容孔
740 逃げ部
750 第二の柱体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【国際調査報告】