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特表2024-531597容器ラベリング機用ラベリングアセンブリ
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  • 特表-容器ラベリング機用ラベリングアセンブリ 図1
  • 特表-容器ラベリング機用ラベリングアセンブリ 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】容器ラベリング機用ラベリングアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/40 20060101AFI20240822BHJP
【FI】
B65C9/40
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514734
(86)(22)【出願日】2022-09-02
(85)【翻訳文提出日】2024-05-02
(86)【国際出願番号】 EP2022074516
(87)【国際公開番号】W WO2023036713
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】102021000023057
(32)【優先日】2021-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510147581
【氏名又は名称】ピ・エ・ラベレルス・ソシエタ・ペル・アチオニ
【氏名又は名称原語表記】P.E. LABELLERS S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】バルディーニ,リッカルド
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095AA07
3E095BA02
3E095BA03
3E095CA01
3E095DA03
3E095DA33
3E095DA42
3E095DA48
3E095DA83
3E095EA34
3E095FA06
3E095FA29
(57)【要約】
容器ラベリング機用ラベリングアセンブリであって、ラベリングされる容器のコンベヤのフレームと関連付けることができるベースフレームワーク(2)を含む。ベースフレームワーク(2)は、コンベヤ上を移動している容器にラベル付けするためのラベリング手段(3)を支持する。少なくとも1つの制御/指令パネル(7)は、ラベリング手段(3)を制御および/または指令するための少なくとも1つのユーザインタフェースデバイスを支持する。制御/指令パネル(7)は、ベースフレームワーク(2)に対して、少なくとも1つの関節軸(11a)を中心に回転可能に移動可能な少なくとも1つの支持体(10)に取り付けられ、制御/指令パネル(7)をベースフレームワーク(2)の周囲で移動させることが可能となる、
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器ラベリング機用ラベリングアセンブリであって、
ラベリングされる容器のコンベヤのフレームと関連付けることができ、コンベヤ上を移動している容器にラベル付けするためのラベリング手段(3)を支持するベースフレームワーク(2)を含み、
ラベリング手段(3)を制御および/または指令するための少なくとも1つのユーザインタフェースデバイスを支持する少なくとも1つの制御/指令パネル(7)を備え、
制御/指令パネル(7)は、ベースフレームワーク(2)に対して、少なくとも1つの関節軸(11a)を中心に回転可能に移動可能な少なくとも1つの支持体(10)に取り付けられ、制御/指令パネル(7)をベースフレームワーク(2)の周囲で移動させることが可能となる、
ラベリングアセンブリ。
【請求項2】
関節軸(11a)が実質的に垂直に配向される、
請求項1に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項3】
支持体(10)は、ベースフレームワーク(2)の周囲占有空間に対して少なくとも部分的に横方向に突出する少なくとも1つの支持アーム(11)を含む、
請求項1に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項4】
支持アーム(11)は、その第1の端部において、関節軸(11a)を中心としてベースフレームワーク(2)にヒンジ止めされ、関節軸(11a)に対して実質的に半径方向に延びる少なくとも1つの部分(11b)を有し、
支持アーム(11)は、第1の端部とは反対側の第2の端部において制御/指令パネル(7)に接続される、
請求項1~3いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項5】
制御/指令パネル(7)は、支持アーム(11)の第2の端部に、少なくとも1つの回転軸(7a、7b)を中心に回転可能に接続される、
請求項1~4いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項6】
支持アーム(11)は、制御/指令パネル(7)と、ラベリング手段(3)とに接続する少なくとも1つの電気ケーブルのための少なくとも1つの通路チャネル(12)を画定する、
請求項1~5いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項7】
支持アーム(11)は、剛性材料で作られる少なくとも1つの管状体(13)によって構成される、
請求項1~6いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項8】
少なくとも1つの管状体(13)は、支持アーム(11)の第1の端部及び第2の端部に、上方に折り畳まれる末端部を有する、
請求項1~7いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項9】
支持アーム(11)は、ベースフレームワーク(2)によって画定され、ラベリング手段(3)が取り付けられる作業台(2a)の下方に位置する部分でベースフレームワーク(2)に関節連結される、
請求項1~8いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項10】
支持アーム(11)は、少なくとも1つのジョイントによって相互に連結される少なくとも2つの部分を含む、
請求項1~9いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項11】
少なくとも1つのユーザインタフェースデバイスは、ラベリング手段(3)の制御データを表示するための少なくとも1つのスクリーン(8)を含む、
請求項1~10いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項12】
少なくとも1つのユーザインタフェースデバイスは、少なくとも2つの横にある指令ボタン(9)を含み、それらは、ラベリング手段(3)によるジョギング動作の実行を指令するために、操作者の両手により同時に作動されるように設計される、
請求項1~11いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【請求項13】
スクリーン(8)と、支持体(10)のベースフレームワーク(2)に対する角度位置を検出するための検出手段(15)とに作動可能に接続される制御ユニット(14)を含み、
制御ユニット(14)は、検出手段(15)によって検出される支持体(10)の角度位置の関数として、支持体(10)が位置するラベリング手段(3)の領域に関連する制御データのスクリーン(8)による表示を指令するように適合される、
請求項1~12いずれかの1つまたはそれ以上に記載のラベリングアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器ラベリング機用ラベリングアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ボトルやバイアルなどの容器にラベルを貼ることができるラベリング機が知られている。
【0003】
通常、これらの機械は、ラベルを貼る容器のためのコンベヤを備えており、容器を前進経路に沿って前進させることが可能であり、この経路は、通常、回転カルーセルによって構成され、容器を支持するためのパン(pans)を周辺に備え、個々の容器をそれぞれの軸を中心に回転させるように適合されている。
【0004】
容器の前進経路に沿って、特にカルーセルの周囲には、カルーセル上を搬送中の容器にラベルを転写する1つまたは複数のラベリングユニットが配置されている。
【0005】
通常、ラベリングユニットには、コンベヤのフレームと連結可能なそれぞれのベースフレームワークがあり、このベースフレームワークに取り付けられたラベリング手段により、同じベースフレームワークに支持されたスプールに巻かれたラベルリボンから、移送ドラム(transfer drum)を使ってラベルを容器に貼り付けることが可能となる。移送ドラムの側面には吸引孔が設けられており、この吸引孔は、ラベルリボンと切断後のラベルをその側面に密着させた状態で保持できるようにするため、同じくベースフレームワークに取り付けられた真空ポンプに接続されている。
【0006】
通常、各ラベリングアセンブリには、専門用語で「ジョガー(jogger)」と呼ばれる移動指令(moving command)装置が取り付けられており、この装置は、操作者が携帯することができ、操作者が両手で持つことができるパネルまたは箱状の本体で構成され、必要最小限に削減された数の指令ボタンを備え、機械の制御パネルに物理的に位置することなく、操作者が、「ジョギング動作」として知られる単純で制御されたラベリング手段の可動部品の、通常、「ジョギング速度」として知られる極めて低い速度での動作を指令でき、例えば、搬送ドラムの時計回りまたは反時計回りの回転などの、試験中または保守作業中に有用な動作を実行する。
【0007】
通常、このような動作の実行を命令するために、ジョガーには、操作者の手が常に安全であることを保証するために、操作者が両手を使って同時に押さなければならない2つの横ボタンが、互いに反対側にある。
【0008】
ジョガーがラベリングアセンブリのベースフレームワークに対して移動可能であることを可能にし、その使用中に操作者がラベリングアセンブリに対して自由に動き回れるようにするために、ジョガーは、緩いスパイラルコイル状のワイヤによってラベリングアセンブリに接続されている。
【0009】
ラベリングアセンブリの他の制御は、キーパッドで操作者が利用できるようになっており、キーパッドは、ラベリングアセンブリに搭載され、ベースフレームワークに対して移動可能なジョガーとは異なり、代わりにラベリングアセンブリのベースフレームワークに固定される。
【0010】
例えば、キーパッドには、緊急ボタンに加え、操作者が真空ポンプやラベルの供給を制御できるボタンがある。
【0011】
ジョガーとキーパッドとが使用されているとき、いくつかの欠点が発生することがある。
【0012】
実際、その可動性から、ジョガーはしばしば落下による破損に見舞われる。
【0013】
さらに、ジョガーのワイヤの存在は、操作者が転倒したり、ジョガーが落下したりする原因となり得て、それは、操作者は、使用後、ジョガーをラベリングアセンブリの特別な座部に収納しないことがよくあり、その結果、操作者が不注意にジョガーのワイヤにぶつかることによって、つまずいたり、ワイヤを引き抜いたり、操作者がジョガーを置いた位置からジョガーが落下したりする危険性があるからである。
【0014】
また、キーパッドで利用可能な制御を操作するためには、操作者は、キーパッドに到達できるように、ラベリングアセンブリの一方の端から他方の端まで物理的に移動しなければならない。
【発明の概要】
【0015】
本発明の目的は、上述した態様の1つ以上において公知技術を改良することができる容器ラベリング機用ラベリングアセンブリを提供することである。
【0016】
この目標の範囲内で、本発明の目的は、操作者がつまずきや破損の危険なしにラベリングアセンブリ上で作業できる容器ラベリング機用ラベリングアセンブリを提供することである。
【0017】
本発明の別の目的は、作業者にとって便利で実用的な容器ラベリング機用ラベリングアセンブリを提供することである。
【0018】
本発明のさらなる目的は、既存の解決策に代わる方法で背景技術の欠点を克服することである。
【0019】
本発明のもう1つの目的は、信頼性が高く、実施が比較的容易で低コストの容器ラベリング機用ラベリングアセンブリを提供することである。
【0020】
この目標および以下で良く明らかになるこれらおよび他の目的は、従属請求項の特徴の1つ以上を任意に備えた、請求項1に記載の容器ラベリング機用ラベリングアセンブリによって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付図面に非限定的な例として示されている本発明による容器ラベリング機用ラベリングアセンブリの好ましいが排他的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
【0022】
図1図1は、本発明に係るラベリングアセンブリを上から見た平面図である。
図2図2は、本発明に係るラベリングアセンブリを上から見た別の平面図であり、制御/指令パネルが図1と異なる位置にある。
図3図3は、制御/指令パネルの支持アームの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図を参照すると、一般に参照符号1で指定される本発明によるラベリングアセンブリは、ラベリングされる容器のコンベヤ(図示せず)のフレームと関連付けることができるベースフレームワーク2を含む。
【0024】
ベースフレームワーク2は、コンテナ用コンベヤのフレームに一体的に連結することもできるし、又はそれに着脱自在に連結することもでき、その場合には、それ自体公知の方法で、移動および搬送用のトロリー(trolley)に取り付けることができることに留意すべきである。
【0025】
ベースフレームワーク2は、コンベヤ上を通過する容器にラベルを貼るためのラベリング手段3を支持しており、このラベリング手段3は、例えば、公知のように、スプール5aに巻かれたラベルリボン5から取り出したラベルを容器に貼ることを可能にする移送ドラム4を含んでもよい。
【0026】
好都合なことに、ラベリング手段3は、ベースフレームワーク2によって上方領域(upward region)が画定された作業台(worktable)2aに取り付けられている。
【0027】
本発明によれば、ラベリングアセンブリは、少なくとも1つの制御/指令パネル7を備え、この制御/指令パネル7は、少なくとも1つのユーザインタフェースデバイスを支持し、操作者がラベリングアセンブリの動作を制御および/または指令することを可能にし、特に、ラベリングアセンブリおよびその構成要素の動作、例えばラベルリボンの供給や真空ポンプの動作、を制御することを可能にし、および/またはジョギング動作の実行を指令することができ、したがって、ジョガーとキーパッドによってラベリングアセンブリでは別々に実行されている機能を、基本的に単一のデバイスにまとめることができる。
【0028】
特に、ユーザインタフェースデバイスは、有利なことに、ラベリングアセンブリの操作データを表示することを可能にする、都合よくプログラム可能な少なくとも1つのスクリーン8を含み、したがって、操作者は、ラベリングアセンブリの効果的な操作に必要なあらゆる制御データをスクリーン上に持つことができる。
【0029】
都合よく、スクリーン8はタッチスクリーンタイプとすることができ、操作者がスクリーン8の特定の領域に触れたり押したりすることで、ラベリングアセンブリに設定や指令を送ることができる。
【0030】
有利には、ユーザインタフェースデバイスは、スクリーン8に対して互いに反対側に配置された少なくとも2つの横にある指令ボタン9をさらに備え、この横方向指令ボタン9は、操作者による同時作動に続いて、ラベリング手段によるジョギング動作の実行を指令することを可能にし、その結果、操作者の手を安全な場所に配置する。
【0031】
また、本発明によれば、支持用の制御/指令パネル7は、有利には少なくとも1つの支持アーム11によって構成される少なくとも1つの支持体に取り付けられ、この支持体は、制御/指令パネル7をベースフレームワーク2の周囲で移動させることができるように、ベースフレームワーク2に対して、少なくとも1つの関節軸11aを中心に回転可能に移動することができ、好都合には実質的に垂直に配向される。
【0032】
特に、支持アーム11は、制御/指令パネル7をベースフレームワーク2に対して片持ち梁方式で支持するように、ベースフレームワーク2の周囲占有空間に対して少なくとも部分的に横方向に突出しており、支持アーム11を自身の関節軸11aを中心に揺動(oscillate)させることによって、制御/指令パネルをベースフレームワーク2の周囲に対して角度的に移動させることができるようになっている。
【0033】
より具体的には、支持アーム11は、その第1の端部において、上述の関節軸11aを中心としてベースフレームワーク2に好都合にヒンジ止めされ、その中間部分において、関節軸11aに対して実質的に半径方向に延びる少なくとも1つの部分11bを有する。
【0034】
好ましくは、支持アーム11は、その第1の端部で、作業台2aに対して下方領域に配置されたベースフレームワーク2の部分に回転可能に連結される。
【0035】
制御/指令パネル7は、好ましくは、支持アーム11の第1の端部とは反対側の第2の端部に順に接続され、互いに実質的に直角な1つまたは複数の回転軸7a、7bを中心に回転できるようになっており、操作者がスクリーン8を最適に見ることができるように、スクリーン8の傾きを調整できるようになっている。
【0036】
有利なことに、支持アーム11は、好ましくはその内部に、制御/指令パネル7とラベリング手段3との間に緩んだワイヤ(loose wire)が存在することを回避するように、例えば電力供給ケーブルおよび/または信号伝送ケーブルのような、制御/指令パネル7およびラベリング手段3に接続される図示しない少なくとも1つの電気ケーブルを収容するための少なくとも1つの通路チャネル12を画定する。
【0037】
より好ましくは、支持アーム11は、少なくとも1つの管状体13によって構成され、その軸方向空洞は、都合よく通路チャネル12を画定する。
【0038】
支持アーム11、より具体的には、支持アーム11を構成する管状体13は、例えば金属材料などの剛性材料で作られている。
【0039】
このようにして、制御/指令パネル7は、支持アーム11の角度位置によって規定される位置にのみ配置することができるので、操作者が正しいと思われる位置に常に置いておくことができる。
【0040】
図3に示すように、支持アーム11を構成する管状体13は、支持アーム11の第1の端部及び第2の端部に、上方に折り畳まれる末端部を有することができ、一方は、先に示したように、作業台2aの下方の位置でフレームワーク2に回転可能に連結され、他方は、図3に示すように制御/指令パネル7に連結される。
【0041】
有利には、ラベリングアセンブリは、さらに、例えば電子制御ユニットによって構成される制御ユニット14を備えており、この制御ユニットは、ベースフレームワーク2に都合よく取り付けられており、スクリーン8と、例えば角度位置変換器(angular position transducer)によって構成される、揺動軸(oscillation axis)11aを中心とする支持体10、より詳細にはベースフレームワーク2に対する支持アーム11の角度位置を検出するための検出手段15と、に作動可能に接続されている。
【0042】
特に、制御ユニット14は、検出手段15によって検出された支持体10の角度位置の関数として、支持体10が位置するラベリング手段3の領域に関連する制御データのスクリーン8による表示を指令するように構成されている。
【0043】
本発明によるラベリングアセンブリの使用方法は以下の通りである。
【0044】
ラベリングアセンブリの一方の側にいる操作者は、そのラベリングアセンブリのベースフレームワーク2から横方向に突出する支持アーム11に支持された制御/指令パネル7を使用して、その動作を制御または命令することができる。
【0045】
操作者は、位置を変えて、例えば、ラベリングアセンブリの反対側に移動する必要がある場合、支持アーム11を自身の関節軸11aを中心に回転させて、制御/指令パネル7をベースフレームワーク2の周りに角度的に移動させることができ、緩んだワイヤにぶつかったり、ラベリングアセンブリの構成部品にワイヤが絡まったりする危険なしに、制御/指令パネル7を新しい位置に移動することもできる。
【0046】
関節軸11aを中心に支持アーム11が取る角度位置に基づいて、支持アーム11が位置する特定の領域で操作者が必要とする可能性のある制御データが、制御/指令パネル7のスクリーン8に表示される。
【0047】
両手で2つの横にある指令ボタン9を操作することにより、操作者は、制御/指令パネル7を使用して、ラベリング手段3の可動部品によるジョギング動作の実行も命令することができる。
【0048】
実際には、本発明は、公知技術に関して、対応する制御/指令パネルのはるかに実用的で安全な使用を可能にするラベリングマシン用のラベリングアセンブリを提供することによって、意図された目的と目標を完全に達成することが判明した。
【0049】
さらに、ラベリングアセンブリが備える制御/指令パネルは、その独特の構造により、従来のジョガーの機能性を含むことに加えて、スクリーンによって従来のキーパッドの機能性を実現し、それを超えることができることが強調される。
【0050】
また、ラベリングアセンブリのベースフレームワークに対して回転可能な支持体に取り付けられているため、操作者が常に制御/指令パネルを利用することが可能であるが、危険な可能性のある緩んだワイヤが存在しないことにも留意すべきである。
【0051】
このように考案された本発明は、数多くの修正および変形が可能であり、そのすべては添付の特許請求の範囲に含まれる。
【0052】
したがって、例えば、支持アームは、任意に、少なくとも1つのジョイントによって相互に連結される少なくとも2つの中間部分によって構成することもできる。
【0053】
さらに、すべての細部は、技術的に同等な他の要素で代用することができる。
【0054】
実際には、採用する材料は、特定の用途に適合するものであればよく、また偶発的な寸法や形状は、要件や技術状況に応じて任意である。
【0055】
本出願が優先権を主張するイタリア特許出願第102021000023057号の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0056】
特許請求の範囲に記載された技術的特徴の後に参照符号が付されている場合、それらの参照符号は、特許請求の範囲の分かりやすさを向上させることのみを目的として付されており、したがって、そのような参照符号は、そのような参照符号によって例示的に特定される各要素の解釈に対して何ら限定的な効果を有するものではない。
図1
図2
図3
【国際調査報告】