(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】湾曲部と挿入管の接続構造及び内視鏡
(51)【国際特許分類】
A61B 1/00 20060101AFI20240822BHJP
【FI】
A61B1/00 714
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024515883
(86)(22)【出願日】2022-12-05
(85)【翻訳文提出日】2024-03-12
(86)【国際出願番号】 CN2022136470
(87)【国際公開番号】W WO2023103934
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】202123058884.0
(32)【優先日】2021-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524003448
【氏名又は名称】広州瑞派医療器械有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU RED PINE MEDICAL INSTRUMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】12/F,No.87 Luoxuan Avenue,Guangzhou International Bio-island,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong 510000,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】易 鋒
(72)【発明者】
【氏名】黎 静
(72)【発明者】
【氏名】譚 暁鋒
【テーマコード(参考)】
4C161
【Fターム(参考)】
4C161FF30
4C161FF32
4C161JJ06
4C161JJ11
(57)【要約】
湾曲部と挿入管の接続構造(100)及び内視鏡であって、湾曲部と挿入管の接続構造(100)は、湾曲部(110)と、接続管(120)と、挿入管(130)とを含み、湾曲部(110)には、第1係着部(111)が設けられ、第1係着部(111)は、湾曲部(110)の周方向に位置し、接続管(120)は、湾曲部(110)に嵌着され、且つ接続管(120)には、第2係着部(121)が設けられ、第2係着部(121)は、接続管(120)の周方向に位置し、第1係着部(111)が第2係着部(121)にスナップフィットされることで、湾曲部(110)は、接続管(120)に接続され、挿入管(130)は、接続管(120)に接着されている。上記湾曲部と挿入管の接続構造(100)及び内視鏡は、接続管(120)が湾曲部(110)に嵌着されるとともに、スナップフィットによって接続され、それにより、第1係着部(111)と第2係着部(121)が外力を受けて破断する確率を低下させることに有利であり、湾曲部と挿入管の接続構造(100)の全体構造の安定性を保証する。また、接続管(120)が挿入管(130)に接着されることで、湾曲部(110)と挿入管(130)を間接的に接続することにより、直接的に接着することによって安定性が高くなくて湾曲部(110)の脱落を引き起こすリスクを避けることに有利である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲部と挿入管の接続構造であって、
湾曲部と、接続管と、挿入管とを含み、
前記湾曲部には、第1係着部が設けられ、前記第1係着部は、前記湾曲部の周方向に位置し、
前記接続管は、前記湾曲部に嵌着され、且つ前記接続管には、第2係着部が設けられ、前記第2係着部は、前記接続管の周方向に位置し、前記第1係着部が前記第2係着部にスナップフィットされることで、前記湾曲部は、前記接続管に接続され、
前記挿入管は、前記接続管に接着されている、ことを特徴とする湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項2】
前記第1係着部と第2係着部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1係着部は、前記湾曲部の周方向に沿って間隔をあけて設置され、少なくとも2つの前記第2係着部は、前記接続管の周方向に沿って間隔をあけて設置され、且つ少なくとも2つの前記第1係着部は、少なくとも2つの前記第2係着部と一対一で対応して設置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項3】
前記第1係着部は、係着柱であり、前記第2係着部は、係着孔であり、前記係着柱の断面輪郭は、前記係着孔の開口形状にマッチングし、或いは、
前記第1係着部は、係着孔であり、前記第2係着部は、係着柱であり、前記係着孔の開口形状は、前記係着柱の断面輪郭にマッチングする、ことを特徴とする請求項2に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項4】
前記係着柱には、ガイド斜面が設けられ、前記ガイド斜面は、前記係着柱前記係着孔に進入させるように案内するために用いられる、ことを特徴とする請求項3に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項5】
少なくとも2つの前記係着柱は、少なくとも第1係着柱及び第2係着柱を含み、少なくとも2つの前記係着孔は少なくとも第1係着孔及び第2係着孔を含み、前記第1係着柱は、前記第1係着孔にスナップフィットされ、前記第2係着柱は、前記第2係着孔にスナップフィットされ、前記第1係着柱の断面輪郭は、前記第2係着柱の断面輪郭と異なり、前記第1係着孔の開口形状は、前記第2係着孔の開口形状と異なる、ことを特徴とする請求項2に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項6】
前記第1係着柱の断面輪郭は、前記湾曲部の軸方向に沿って延在する腰状であり、前記第1係着孔の開口形状は、前記接続管の軸方向に沿って延在する腰状であり、前記第2係着柱の断面輪郭は、円形であり、前記第2係着孔の開口形状は、円形である、ことを特徴とする請求項5に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項7】
前記湾曲部には、第1環状接続部が設けられ、前記第1環状接続部は、前記湾曲部に接続され、且つ前記湾曲部の軸方向に沿って延在し、前記第1係着部は、前記第1環状接続部の周方向に位置し、前記接続管には、第2環状接続部が設けられ、前記第2環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2係着部は、前記第2環状接続部の周方向に位置し、前記第2環状接続部の外径は、前記第1環状接続部の内径よりも小さく、前記第1環状接続部は、前記第2環状接続部に外嵌され、前記接続管は、前記第1環状接続部に接合され、且つ前記接続管の外壁は、前記第1環状接続部の外壁と滑らかに移行する、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項8】
前記第2環状接続部の外壁と前記第1環状接続部の内壁との間に、シーラントが塗布されている、ことを特徴とする請求項7に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項9】
前記接続管には、第3環状接続部がさらに設けられ、前記第3環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2環状接続部と前記第3環状接続部は、それぞれ前記接続管の対向する両端に位置し、前記挿入管には、第4環状接続部が設けられ、前記第4環状接続部は、前記挿入管に接続され、且つ前記挿入管の軸方向に沿って延在し、前記第4環状接続部の外径は、前記第3環状接続部の内径よりも小さく、前記第3環状接続部は、前記第4環状接続部に外嵌され、前記挿入管は、前記第3環状接続部に接合され、且つ前記挿入管の外壁は、前記第3環状接続部の外壁と滑らかに移行し、前記第4環状接続部の外壁と前記第3環状接続部の内壁との間に、構造用接着剤が塗布されている、ことを特徴とする請求項7に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項10】
前記湾曲部には、第1環状接続部が設けられ、前記第1環状接続部は、前記湾曲部に接続され、且つ前記湾曲部の軸方向に沿って延在し、前記第1係着部は、前記第1環状接続部の周方向に位置し、前記接続管には、第2環状接続部が設けられ、前記第2環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2係着部は、前記第2環状接続部の周方向に位置し、前記第1環状接続部の外径は、前記第2環状接続部の内径よりも小さく、前記第2環状接続部は、前記第1環状接続部に外嵌され、前記湾曲部は、前記第2環状接続部に接合され、且つ前記湾曲部の外壁は、前記第2環状接続部の外壁と滑らかに移行する、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項11】
前記第1環状接続部の外壁と前記第2環状接続部の内壁との間に、シーラントが塗布されている、ことを特徴とする請求項10に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項12】
前記接続管には、第3環状接続部がさらに設けられ、前記第3環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2環状接続部と前記第3環状接続部は、それぞれ前記接続管の対向する両端に位置し、前記挿入管には、第4環状接続部が設けられ、前記第4環状接続部は、前記挿入管に接続され、且つ前記挿入管の軸方向に沿って延在し、前記第4環状接続部の外径は、前記第3環状接続部の内径よりも小さく、前記第3環状接続部は、前記第4環状接続部に外嵌され、前記挿入管は、前記第3環状接続部に接合され、且つ前記挿入管の外壁は、前記第3環状接続部の外壁と滑らかに移行し、前記第4環状接続部の外壁と前記第3環状接続部の内壁との間に、構造用接着剤が塗布されている、ことを特徴とする請求項10に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか1項に記載の湾曲部と挿入管の接続構造を含む、ことを特徴とする内視鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に関し、特に湾曲部と挿入管の接続構造及び内視鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
医療技術の発展に伴い、内視鏡技術が登場した。内視鏡は、病理変化の状況を観察するために、人体内の臓器などの、手が届きにくい場所を目視検査するために用いられる。通常、内視鏡は、長い形の挿入管を含み、挿入管の操作者に近い一端にハンドルを有し、長い形の挿入管の遠位端において内蔵カメラなどの視覚検査装置を有する。人体内部における内視鏡を操作するために、内視鏡は、湾曲可能な湾曲部を含み、湾曲部の湾曲によって湾曲部の端部の先端部の向きを調整して、観察視角を変える。
【0003】
従来技術では、挿入管は、編み管であり、挿入管とプラスチックの湾曲部は、接着方式によって接続される。しかし、湾曲部に採用される材料の接着性能が極めて悪いため、接着の方式は、湾曲部が挿入管から脱落することを引き起こしやすく、接着効果が悪く、湾曲部が挿入管から脱落してから人体臓器の内部に残留することを引き起こしやすく、医療事故の発生を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに基づき、湾曲部と挿入管の接続安定性を効果的に向上させ、湾曲部の脱落を避け、医療事故の発生確率を低下させることができる湾曲部と挿入管の接続構造及び内視鏡を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記湾曲部と挿入管の接続構造は、湾曲部と、接続管と、挿入管とを含み、前記湾曲部には、第1係着部が設けられ、前記第1係着部は、前記湾曲部の周方向に位置し、前記接続管は、前記湾曲部に嵌着され、且つ前記接続管には、第2係着部が設けられ、前記第2係着部は、前記接続管の周方向に位置し、前記第1係着部が前記第2係着部にスナップフィットされることで、前記湾曲部は、前記接続管に接続され、前記挿入管は、前記接続管に接着されている。
【0006】
上記湾曲部と挿入管の接続構造は、装着の過程において、接続管を湾曲部に嵌着し、且つ第1係着部を第2係着部にスナップフィットさせ、挿入管を接続管に接着する。第1係着部が湾曲部の周方向に設けられ、第2係着部が接続管の周方向に設けられるため、接続管と湾曲部とが嵌着されているとともに、スナップフィットによって接続され、それにより、第1係着部と第2係着部が外力を受けて破断する確率を低下させることに有利であり、湾曲部と挿入管の接続構造の全体構造の安定性を保証する。また、接続管が挿入管に接着されて、湾曲部と挿入管を間接的に接続することにより、直接的に接着することによって安定性が高くなくて湾曲部の脱落を引き起こすリスクを回避することに有利であり、さらに湾曲部と挿入管の接続安定性を保証することに有利であり、内視鏡の使用時に湾曲部が挿入管から脱落することによって医療事故の発生を引き起こす確率を低下させ、さらに内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0007】
一実施例では、前記第1係着部と第2係着部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1係着部は、前記湾曲部の周方向に沿って間隔をあけて設置され、少なくとも2つの前記第2係着部は、前記接続管の周方向に沿って間隔をあけて設置され、且つ少なくとも2つの前記第1係着部は、少なくとも2つの前記第2係着部と一対一で対応して設置されている。
【0008】
一実施例では、前記第1係着部は、係着柱であり、前記第2係着部は、係着孔であり、前記係着柱の断面輪郭は、前記係着孔の開口形状にマッチングする。
【0009】
一実施例では、前記第1係着部は、係着孔であり、前記第2係着部は、係着柱であり、前記係着孔の開口形状は、前記係着柱の断面輪郭にマッチングする。
【0010】
一実施例では、前記係着柱には、ガイド斜面が設けられ、前記ガイド斜面は、前記係着柱を前記係着孔に進入させるように案内するために用いられる。
【0011】
一実施例では、少なくとも2つの前記係着柱は、少なくとも第1係着柱及び第2係着柱を含み、少なくとも2つの前記係着孔は少なくとも第1係着孔及び第2係着孔を含み、前記第1係着柱は、前記第1係着孔にスナップフィットされ、前記第2係着柱は、前記第2係着孔にスナップフィットされ、前記第1係着柱の断面輪郭は、前記第2係着柱の断面輪郭と異なり、前記第1係着孔の開口形状は、前記第2係着孔の開口形状と異なる。
【0012】
一実施例では、前記第1係着柱の断面輪郭は、前記湾曲部の軸方向に沿って延在する腰状であり、前記第1係着孔の開口形状は、前記接続管の軸方向に沿って延在する腰状であり、前記第2係着柱の断面輪郭は、円形であり、前記第2係着孔の開口形状は、円形である。
【0013】
一実施例では、前記湾曲部には、第1環状接続部が設けられ、前記第1環状接続部は、前記湾曲部に接続され、且つ前記湾曲部の軸方向に沿って延在し、前記第1係着部は、前記第1環状接続部の周方向に位置し、前記接続管には、第2環状接続部が設けられ、前記第2環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2係着部は、前記第2環状接続部の周方向に位置し、前記第2環状接続部の外径は、前記第1環状接続部の内径よりも小さく、前記第1環状接続部は、前記第2環状接続部に外嵌され、前記接続管は、前記第1環状接続部に接合され、且つ前記接続管の外壁は、前記第1環状接続部の外壁と滑らかに移行する。
【0014】
一実施例では、前記第2環状接続部の外壁と前記第1環状接続部の内壁との間に、シーラントが塗布されている。
【0015】
一実施例では、前記湾曲部には、第1環状接続部が設けられ、前記第1環状接続部は、前記湾曲部に接続され、且つ前記湾曲部の軸方向に沿って延在し、前記第1係着部は、前記第1環状接続部の周方向に位置し、前記接続管には、第2環状接続部が設けられ、前記第2環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2係着部は、前記第2環状接続部の周方向に位置し、前記第1環状接続部の外径は、前記第2環状接続部の内径よりも小さく、前記第2環状接続部は、前記第1環状接続部に外嵌され、前記湾曲部は、前記第2環状接続部に接合され、且つ前記湾曲部の外壁は、前記第2環状接続部の外壁と滑らかに移行する。
【0016】
一実施例では、前記第1環状接続部の外壁と前記第2環状接続部の内壁との間に、シーラントが塗布されている。
【0017】
一実施例では、前記接続管には、さらに第3環状接続部が設けられ、前記第3環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2環状接続部と前記第3環状接続部は、それぞれ前記接続管の対向する両端に位置し、前記挿入管には、第4環状接続部が設けられ、前記第4環状接続部は、前記挿入管に接続され、且つ前記挿入管の軸方向に沿って延在し、前記第4環状接続部の外径は、前記第3環状接続部の内径よりも小さく、前記第3環状接続部は、前記第4環状接続部に外嵌され、前記挿入管は、前記第3環状接続部に接合され、且つ前記挿入管の外壁は、前記第3環状接続部の外壁と滑らかに移行し、前記第4環状接続部の外壁と前記第3環状接続部の内壁との間に、構造用接着剤が塗布されている。
【0018】
内視鏡は、上記のいずれか1項に記載の湾曲部と挿入管の接続構造を含む。
【0019】
上記内視鏡は、装着の過程において、接続管を湾曲部に嵌着し、且つ第1係着部を第2係着部にスナップフィットさせ、挿入管を接続管に接着する。第1係着部が湾曲部の周方向に設けられ、第2係着部が接続管の周方向に設けられるため、接続管と湾曲部とが嵌着されているとともに、スナップフィットによって接続され、それにより、第1係着部と第2係着部が外力を受けて破断する確率を低下させることに有利であり、湾曲部と挿入管の接続構造の全体構造の安定性を保証する。また、接続管が挿入管に接着されて、湾曲部と挿入管を間接的に接続することにより、直接的に接着することによって安定性が高くなくて湾曲部の脱落を引き起こすリスクを回避することに有利であり、さらに湾曲部と挿入管の接続安定性を保証することに有利であり、内視鏡の使用時に湾曲部が挿入管から脱落することによって医療事故の発生を引き起こす確率を低下させ、さらに内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0020】
本願の一部を構成する図面は本発明に対する更なる理解を提供するために用いられ、本発明の概略的な実施例及びその説明は本発明を解釈するために用いられ、本発明に対する不当な限定を構成しない。
本発明の実施例中の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例の説明中に使用する必要がある図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明中の図面は本発明の一部の実施例だけであり、当業者にとって、創造的な労働をしない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】一実施例に係る湾曲部と挿入管の接続構造の装着後の模式図である。
【
図2】一実施例に係る湾曲部と挿入管の接続構造の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態について詳しく説明する。以下の説明において、本発明を十分に理解するために、多くの具体的な細部を説明する。しかしながら、本発明は、ここで説明される実施形態とは異なる多くの他の形態で実施することができ、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく類似な改善を行うことができる。したがって、本発明は以下に開示される具体的な実施例に限定されるものではない。
【0023】
本発明の説明において、理解すべきものとして、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などが指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本発明を説明しやすく且つ説明を簡略化するためのものだけであり、言及される装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作しなければならないことを意味又は示唆するものではなく、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0024】
なお、用語「第1」、「第2」は説明の目的だけであり、相対的な重要性を意味又は示唆し、又は説明された技術的特徴の数を示唆すると理解されるものではない。従って、「第1」、「第2」で限定された特徴は、少なくとも1つの該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明示的かつ具体的に制限されない限り、「複数」の意味は少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどである。
【0025】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、広義に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続であってもよいし、一体になってもよい。また、機械的に接続されていてもよいし、電気的に接続されていてもよい。また、直接的に接続されていてもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよく、2つの素子内部の連通又は2つの素子の相互作用関係であってもよい。本発明における上記用語の具体的な意味は、特定の状況に応じて当業者には理解されるであろう。
【0026】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」にあることは、第1及び第2の特徴が直接に接触してもよいし、第1及び第2の特徴が中間媒体を介して間接的に接触してもよい。また、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の真上又は斜め上にあるか、あるいは、第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも大きいことを示すだけであってもよい。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直下又は斜め下にあるか、あるいは第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも小さいことを示すだけであってもよい。
【0027】
なお、一方の素子が他方の素子に「固定される」、「設けられる」と呼ばれる場合、他方の素子に直接存在してもよく、又は介在する要素が存在してもよい。一方の素子が他方の素子に「接続される」と考えられる場合、他方の素子に直接接続されてもよく、又は介在する要素が存在してもよい。本明細書で使用される用語「垂直」、「水平」、「上」、「下」、「左」、「右」及び類似の表現は説明の目的だけであり、唯一の実施形態を示すものではない。
【0028】
一実施例では、
図1と
図2を参照すると、湾曲部と挿入管の接続構造100は、湾曲部110、接続管120及び挿入管130を含む。湾曲部110には、第1係着部111が設けられ、第1係着部111は、湾曲部110の周方向に位置する。接続管120は、湾曲部110に嵌着され、且つ接続管120には、第2係着部121が設けられ、第2係着部121は、接続管120の周方向に位置し、第1係着部111が第2係着部121にスナップフィットされることで、湾曲部110は、接続管120に接続される。挿入管130は、接続管120に接着されている。
【0029】
上記湾曲部と挿入管の接続構造100は、装着の過程において、接続管120を湾曲部110に嵌着し、且つ第1係着部111を第2係着部121にスナップフィットさせ、挿入管130を接続管120に接着する。第1係着部111が湾曲部110の周方向に設けられ、第2係着部121が接続管120の周方向に設けられるため、接続管120と湾曲部110とが嵌着されているとともに、スナップフィットによって接続され、それにより、第1係着部111と第2係着部121が外力を受けて破断する確率を低下させることに有利であり、湾曲部と挿入管の接続構造100の全体構造の安定性を保証する。また、接続管120が挿入管130に接着されて、湾曲部110と挿入管130を間接的に接続することにより、直接的に接着することによって安定性が高くなく、湾曲部110の脱落を引き起こすリスクを回避することに有利であり、さらに湾曲部110と挿入管130の接続安定性を保証することに有利であり、内視鏡の使用時に湾曲部110が挿入管130から脱落することによって医療事故の発生を引き起こす確率を低下させ、さらに内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0030】
さらに、
図1と
図2を参照すると、第1係着部111と第2係着部121は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの第1係着部111は、湾曲部110の周方向に沿って間隔をあけて設置され、少なくとも2つの第2係着部121は、接続管120の周方向に沿って間隔をあけて設置されている。
【0031】
具体的には、
図2を参照すると、第1係着部111は、4つあり、4つの第1係着部111は、湾曲部110の周方向に沿って間隔をあけて設置されている。第2係着部121は、4つあり、4つの第2係着部121は、接続管120の周方向に沿って間隔をあけて設置されている。このように、スナップフィット接続の操作便利性を向上させることに有利であり、湾曲部110と接続管120の取付に便利である。一方で、接続箇所における応力を分散させることに有利であり、湾曲部110と接続管120の周方向での接続安定性を向上させ、湾曲部110の緩みと落下を避け、内視鏡による検査過程において医療事故が発生することを防止する。本実施例では、第1係着部111と第2係着部121の数について、1種のみが提供されるが、これに限定されない。
【0032】
さらに、
図1と
図2を参照すると、少なくとも2つの第1係着部111は、少なくとも2つの第2係着部121と一対一で対応して設置されている。このように、さらに湾曲部110と接続管120の周方向での接続安定性を向上させることに有利である。
【0033】
一実施例では(未図示)、第1係着部111は、係着柱122であり、第2係着部121は、係着孔112である。係着柱122の断面輪郭は、係着孔112の開口形状にマッチングする。このように、係着柱122と係着孔112の接続により、スナップフィット接続の安定性を保証することに有利であり、且つ、形状がマッチングする係着柱122と係着孔112は、緩みを避けることに有利であり、さらに内視鏡の全体品質を向上させる。
【0034】
或いは、他の実施例では、
図1と
図2を参照すると、第1係着部111は、係着孔112であり、第2係着部121は、係着柱122であり、係着孔112の開口形状は、係着柱122の断面輪郭にマッチングする。このように、係着柱122と係着孔112の接続により、スナップフィット接続の安定性を保証することに有利であり、且つ、形状がマッチングする係着柱122と係着孔112は、緩みを避けることに有利であり、さらに内視鏡の全体品質を向上させる。
【0035】
一実施例では、
図1と
図2を参照すると、係着柱122には、ガイド斜面が設けられている。ガイド斜面は、係着柱122を係着孔112に進入させるように案内するために用いられる。このように、湾曲部110と接続管120の接続時に、係着柱122が係着孔112に入ることに便利であり、接続管120と湾曲部110のスナップフィット接続の便利性を向上させる。
【0036】
一実施例では、
図1と
図2を参照すると、少なくとも2つの係着柱122は、少なくとも第1係着柱123及び第2係着柱124を含み、少なくとも2つの係着孔112は、少なくとも第1係着孔113及び第2係着孔114を含む。第1係着柱123は、第1係着孔113にスナップフィットされ、第2係着柱124は、第2係着孔114にスナップフィットされている。第1係着柱123の断面輪郭は、第2係着柱124の断面輪郭と異なり、第1係着孔113の開口形状は、第2係着孔114の開口形状と異なる。このように、第1係着柱123と第2係着柱124の異なる形状を区別とすることで、湾曲部110が一定の方向に接続管120に接続されることに有利であり、湾曲部110と接続管120が位置ずれて接続されることを避け、内視鏡の全体品質を向上させることに有利である。
【0037】
具体的には、第1係着柱123は、1つあり、第2係着柱124は、3つあり、1つの第1係着柱123と3つの第2係着柱124は、間隔をあけて接続管120の周方向に設置されている。対応的に、第1係着孔113は、1つあり、第2係着孔114は、3つあり、1つの第1係着孔113と3つの第2係着孔114は、間隔をあけて湾曲部110の周方向に設置されている。このように、湾曲部110が装着時に逆に装着されることを避け、さらに湾曲部110の装着の便利性と装着効率を向上させる。
【0038】
一実施例では、
図1と
図2を参照すると、第1係着柱123の断面輪郭は、湾曲部110の軸方向に延在する腰状であり、第1係着孔113の開口形状は、接続管120の軸方向に沿って延在する腰状である。第2係着柱124の断面輪郭は、円形であり、第2係着孔114の開口形状は、円形である。本実施例では、係着柱122と係着孔112の形状について、1種のみが提供されるが、これに限定されない。
【0039】
また、湾曲部110の軸方向を理解かつ説明するために、
図2を例として、湾曲部110の軸方向は、
図2において直線S
1上のいずれかの矢印が指す方向である。なお、接続管120と湾曲部110は、同軸に接続される。挿入管130と接続管120は、同軸に接続される。
【0040】
具体的には、
図1と
図2を参照すると、湾曲部110は、POM(ポリメタノール)部材であり、接続管120は、PC(ポリカーボネート)管であり、挿入管130は、編み管である。このように、製造材料のコストが低く、且つ無毒無害であり、生産コストを低下させることに有利であり、製品の経済効果を向上させる一方、アレルギーなどの二次傷害の発生を避け、内視鏡の使用品質を向上させる。本実施例では、湾曲部110、接続管120及び挿入管130の材質について、1種のみが提供されるが、これに限定されない。
【0041】
一実施例では、
図2を参照すると、湾曲部110には、第1環状接続部115が設けられ、第1環状接続部115は、湾曲部110に接続され、且つ湾曲部110の軸方向に沿って延在し、第1係着部111は、第1環状接続部115の周方向に位置し、接続管120には、第2環状接続部125が設けられ、第2環状接続部125は、接続管120に接続され、且つ接続管120の軸方向に沿って延在し、第2係着部121は、第2環状接続部125の周方向に位置し、第2環状接続部125の外径は、第1環状接続部115の内径よりも小さく、第1環状接続部115は、第2環状接続部125に外嵌され、接続管120は、第1環状接続部115に接合され、且つ接続管120の外壁は、第1環状接続部115の外壁と滑らかに移行する。このように、湾曲部110が接続管120に接続された後、両者の外壁は、滑らかに移行し、構造の平滑性を向上させることに有利であり、人体の臓器に入るとき、臓器組織に傷つけることを避け、さらに、内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0042】
さらに、第2環状接続部125の外壁と第1環状接続部115の内壁との間に、シーラントが設けられている。このように、第1環状接続部115と第2環状接続部125は、スナップフィットによって、接着を補助とする態様で接続され、さらに先湾曲部110と接続管120との接続安定性を向上させることに有利であり、湾曲部110が接続管120から脱落することを避けるとともに、密封性を保証し、さらに内視鏡の全体品質を向上させる。
【0043】
他の実施例では、湾曲部110には、第1環状接続部115が設けられ、第1環状接続部115は、湾曲部110に接続され、且つ湾曲部110の軸方向に沿って延在し、第1係着部111は、第1環状接続部115の周方向に位置し、接続管120には、第2環状接続部125が設けられ、第2環状接続部125は、接続管120に接続され、且つ接続管120の軸方向に沿って延在し、第2係着部121は、第2環状接続部125の周方向に位置し、第1環状接続部115の外径は、第2環状接続部125の内径よりも小さく、第2環状接続部125は、第1環状接続部115に外嵌され、湾曲部110は、第2環状接続部125に接合され、且つ湾曲部110の外壁は、第2環状接続部125の外壁と滑らかに移行する。このように、湾曲部110が接続管120に接続された後、両者の外壁は、滑らかに移行し、構造の平滑性を向上させることに有利であり、人体の臓器に入るとき、臓器組織に傷つけることを避け、さらに、内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0044】
さらに、第1環状接続部115の外壁と第2環状接続部125の内壁との間に、シーラントが塗布されている。第1環状接続部115と第2環状接続部125は、スナップフィット接続と接着の組み合わせの態様で接続され、さらに湾曲部110と接続管120との接続安定性を向上させることに有利であり、さらに湾曲部110が接続管120から脱落することを避けるとともに、密封性を保証し、さらに内視鏡の全体品質を向上させる。
【0045】
一実施例では、
図2を参照すると、接続管120には、さらに第3環状接続部126が設けられ、第3環状接続部126は、接続管120に接続され、且つ接続管120の軸方向に沿って延在し、第2環状接続部125と第3環状接続部126は、それぞれ接続管120の対向する両端に位置し、挿入管130には、第4環状接続部131が設けられ、第4環状接続部131は、挿入管130に接続され、且つ挿入管130の軸方向に沿って延在し、第4環状接続部131の外径は、第3環状接続部126の内径よりも小さく、第3環状接続部126は、第4環状接続部131に外嵌され、挿入管130は、第3環状接続部126に接合され、且つ挿入管130の外壁は、第3環状接続部126の外壁と滑らかに移行し、第4環状接続部131の外壁と第3環状接続部126の内壁との間に、構造用接着剤が塗布されている。このように、さらに構造の平滑性を保証することに有利であり、人体の臓器に入るとき、臓器組織に傷つけることを避け、さらに、内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0046】
一実施例では、内視鏡(未図示)は、上記の実施例に係る湾曲部と挿入管の接続構造100を含む。
【0047】
上記内視鏡は、装着の過程において、接続管120を湾曲部110に嵌着し、且つ第1係着部111を第2係着部121にスナップフィットさせ、挿入管130を接続管120に接着する。第1係着部111が湾曲部110の周方向に設けられ、第2係着部121が接続管120の周方向に設けられるため、接続管120と湾曲部110とが嵌着されているとともに、スナップフィットによって接続され、それにより、第1係着部111と第2係着部121が外力を受けて破断する確率を低下させることに有利であり、湾曲部と挿入管の接続構造100の全体構造の安定性を保証する。また、接続管120が挿入管130に接着されて、湾曲部110と挿入管130を間接的に接続することにより、直接的に接着することによって安定性が高くなく、湾曲部110の脱落を引き起こすリスクを回避することに有利であり、さらに湾曲部110と挿入管130の接続安定性を保証することに有利であり、内視鏡の使用時に湾曲部110が挿入管130から脱落することによって医療事故の発生を引き起こす確率を低下させ、さらに内視鏡の全体の使用品質を向上させる。
【0048】
以上説明した実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせることが可能であり、説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴の全ての可能な組み合わせについては説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、本明細書に記載される範囲内であると考えられるべきである。
【0049】
上記の実施例は、本願のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、その叙述は具体的かつ詳細であるが、本願の発明の範囲を限定するものとして理解されるべきではない。当業者であれば、本願の思想から逸脱することなく、本願の範囲に含まれるいくつかの変形および改善を行うことができることに留意されたい。したがって、本願の特許の範囲は、添付の特許請求の範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0050】
100 湾曲部と挿入管の接続構造、110 湾曲部、111 第1係着部、112 係着孔、113 第1係着孔、114 第2係着孔、115 第1環状接続部、120 接続管、121 第2係着部、122 係着柱、123 第1係着柱、1231 ガイド斜面、124 第2係着柱、125 第2環状接続部、126 第3環状接続部、130 挿入管、131 第4環状接続部
【手続補正書】
【提出日】2024-03-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲部と挿入管の接続構造であって、
湾曲部と、接続管と、挿入管とを含み、
前記湾曲部には、第1係着部が設けられ、前記第1係着部は、前記湾曲部の周方向に位置し、
前記接続管は、前記湾曲部に嵌着され、且つ前記接続管には、第2係着部が設けられ、前記第2係着部は、前記接続管の周方向に位置し、前記第1係着部が前記第2係着部にスナップフィットされることで、前記湾曲部は、前記接続管に接続され、
前記挿入管は、前記接続管に接着されている、ことを特徴とする湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項2】
前記第1係着部と
前記第2係着部は、いずれも少なくとも2つあり、少なくとも2つの前記第1係着部は、前記湾曲部の周方向に沿って間隔をあけて設置され、少なくとも2つの前記第2係着部は、前記接続管の周方向に沿って間隔をあけて設置され、且つ少なくとも2つの前記第1係着部は、少なくとも2つの前記第2係着部と一対一で対応して設置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項3】
前記第1係着部は、係着柱であり、前記第2係着部は、係着孔であり、前記係着柱の断面輪郭は、前記係着孔の開口形状にマッチングし、或いは、
前記第1係着部は、係着孔であり、前記第2係着部は、係着柱であり、前記係着孔の開口形状は、前記係着柱の断面輪郭にマッチングする、ことを特徴とする請求項2に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項4】
前記係着柱には、ガイド斜面が設けられ、前記ガイド斜面は、前記係着柱を前記係着孔に進入させるように案内するために用いられる、ことを特徴とする請求項3に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項5】
少なくとも2つの前記係着柱は、少なくとも第1係着柱及び第2係着柱を含み、少なくとも2つの前記係着孔は少なくとも第1係着孔及び第2係着孔を含み、前記第1係着柱は、前記第1係着孔にスナップフィットされ、前記第2係着柱は、前記第2係着孔にスナップフィットされ、前記第1係着柱の断面輪郭は、前記第2係着柱の断面輪郭と異なり、前記第1係着孔の開口形状は、前記第2係着孔の開口形状と異なる、ことを特徴とする請求項2に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項6】
前記第1係着柱の断面輪郭は、前記湾曲部の軸方向に沿って延在する腰状であり、前記第1係着孔の開口形状は、前記接続管の軸方向に沿って延在する腰状であり、前記第2係着柱の断面輪郭は、円形であり、前記第2係着孔の開口形状は、円形である、ことを特徴とする請求項5に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項7】
前記湾曲部には、第1環状接続部が設けられ、前記第1環状接続部は、前記湾曲部に接続され、且つ前記湾曲部の軸方向に沿って延在し、前記第1係着部は、前記第1環状接続部の周方向に位置し、前記接続管には、第2環状接続部が設けられ、前記第2環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2係着部は、前記第2環状接続部の周方向に位置し、前記第2環状接続部の外径は、前記第1環状接続部の内径よりも小さく、前記第1環状接続部は、前記第2環状接続部に外嵌され、前記接続管は、前記第1環状接続部に接合され、且つ前記接続管の外壁は、前記第1環状接続部の外壁と滑らかに移行する、ことを特徴とする請求項
1に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項8】
前記第2環状接続部の外壁と前記第1環状接続部の内壁との間に、シーラントが塗布されている、ことを特徴とする請求項7に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項9】
前記接続管には、第3環状接続部がさらに設けられ、前記第3環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2環状接続部と前記第3環状接続部は、それぞれ前記接続管の対向する両端に位置し、前記挿入管には、第4環状接続部が設けられ、前記第4環状接続部は、前記挿入管に接続され、且つ前記挿入管の軸方向に沿って延在し、前記第4環状接続部の外径は、前記第3環状接続部の内径よりも小さく、前記第3環状接続部は、前記第4環状接続部に外嵌され、前記挿入管は、前記第3環状接続部に接合され、且つ前記挿入管の外壁は、前記第3環状接続部の外壁と滑らかに移行し、前記第4環状接続部の外壁と前記第3環状接続部の内壁との間に、構造用接着剤が塗布されている、ことを特徴とする請求項7に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項10】
前記湾曲部には、第1環状接続部が設けられ、前記第1環状接続部は、前記湾曲部に接続され、且つ前記湾曲部の軸方向に沿って延在し、前記第1係着部は、前記第1環状接続部の周方向に位置し、前記接続管には、第2環状接続部が設けられ、前記第2環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2係着部は、前記第2環状接続部の周方向に位置し、前記第1環状接続部の外径は、前記第2環状接続部の内径よりも小さく、前記第2環状接続部は、前記第1環状接続部に外嵌され、前記湾曲部は、前記第2環状接続部に接合され、且つ前記湾曲部の外壁は、前記第2環状接続部の外壁と滑らかに移行する、ことを特徴とする請求項
1に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項11】
前記第1環状接続部の外壁と前記第2環状接続部の内壁との間に、シーラントが塗布されている、ことを特徴とする請求項10に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項12】
前記接続管には、第3環状接続部がさらに設けられ、前記第3環状接続部は、前記接続管に接続され、且つ前記接続管の軸方向に沿って延在し、前記第2環状接続部と前記第3環状接続部は、それぞれ前記接続管の対向する両端に位置し、前記挿入管には、第4環状接続部が設けられ、前記第4環状接続部は、前記挿入管に接続され、且つ前記挿入管の軸方向に沿って延在し、前記第4環状接続部の外径は、前記第3環状接続部の内径よりも小さく、前記第3環状接続部は、前記第4環状接続部に外嵌され、前記挿入管は、前記第3環状接続部に接合され、且つ前記挿入管の外壁は、前記第3環状接続部の外壁と滑らかに移行し、前記第4環状接続部の外壁と前記第3環状接続部の内壁との間に、構造用接着剤が塗布されている、ことを特徴とする請求項10に記載の湾曲部と挿入管の接続構造。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか1項に記載の湾曲部と挿入管の接続構造を含む、ことを特徴とする内視鏡。
【国際調査報告】