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  • 特表-分割式エアロゾル生成装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】分割式エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20240822BHJP
   A24F 40/95 20200101ALI20240822BHJP
   A24F 40/46 20200101ALI20240822BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/95
A24F40/46
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516458
(86)(22)【出願日】2022-08-30
(85)【翻訳文提出日】2024-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2022115910
(87)【国際公開番号】W WO2023040655
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】202111076123.X
(32)【優先日】2021-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519403945
【氏名又は名称】深▲せん▼麦時科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】楊 輝
(72)【発明者】
【氏名】張 幸福
(72)【発明者】
【氏名】林 喬士
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA02
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC12
4B162AC22
4B162AC32
4B162AC33
4B162AC34
4B162AC44
(57)【要約】
分割式エアロゾル生成装置はエアロゾル生成ユニットと、電流源給電ユニットと、を含み、エアロゾル生成ユニットはエアロゾルを生成することに用いられ、エアロゾル生成ユニットは少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを含み、電流源給電ユニットはエアロゾル生成ユニットに接続され、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを充電することに用いられる。電流源給電ユニットを給電装置として用い、同時に少なくとも一つのハイブリッドキャパシタをエアロゾル生成ユニットの電源として用い、これにより、電流源給電ユニットが超大電流を出力して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを充電するため、充電時間を短縮し、充電効率を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成ユニットと、電流源給電ユニットと、を含む分割式エアロゾル生成装置であって、
前記エアロゾル生成ユニットはエアロゾルを生成することに用いられ、前記エアロゾル生成ユニットは少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを含み、
前記電流源給電ユニットは前記エアロゾル生成ユニットに接続され、前記少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを充電することに用いられることを特徴とする分割式エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記エアロゾル生成ユニットは、少なくとも一つの発熱体と、第1制御回路と、を含み、
前記少なくとも一つの発熱体はエアロゾルマトリックスを低温で焼成し、エアロゾルを生成することに用いられ、
前記第1制御回路の一端は前記少なくとも一つの発熱体に接続され、前記第1制御回路の他端は前記少なくとも一つのハイブリッドキャパシタに接続され、前記発熱体への電力供給の開始および停止を制御することに用いられ、
ここで、前記少なくとも1つのハイブリッドキャパシタは、前記少なくとも1つの発熱体に電力を供給するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項3】
複数の前記発熱体は並列又は直列に配置され、複数の前記ハイブリッドキャパシタは並列又は直列に設置されることを特徴とする請求項2に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記エアロゾル生成ユニットは、ハウジングと、第1充電インターフェースと、を含み、
前記ハウジングには収容空間が設置され、前記収容空間は前記エアロゾルマトリックス及び前記少なくとも1つの発熱体を収容することに用いられ、
前記第1充電インターフェースは前記第1制御回路及び前記電流源給電ユニットを接続することに用いられ、前記電流源給電ユニットが前記第1制御回路を介して前記少なくとも一つのハイブリッドキャパシタに給電することを特徴とする請求項2に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記収容空間と前記少なくとも一つのハイブリッドキャパシタは前記エアロゾル生成ユニットの両端にそれぞれ設置され、前記第1充電インターフェースが前記ハウジングの側壁に設置されることを特徴とする請求項4に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記電流源給電ユニットは充電室と、放電インターフェースと、充電素子と、第2制御回路と、を含み、
前記充電室は前記エアロゾル生成ユニットを収容することに用いられ、
前記放電インターフェースは前記第1充電インターフェースに接続され、
前記充電素子は充電電圧を提供することに用いられ、
前記第2制御回路は前記充電素子及び前記放電インターフェースに接続され、前記充電素子が前記放電インターフェースを介して前記少なくとも一つのハイブリッドキャパシタに前記充電電圧を放出するように制御することを特徴とする請求項4に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記充電室に開口部が設置され、前記エアロゾル生成ユニットが前記開口部を介して前記充電室内に設置され、前記放電インターフェースが前記充電室の前記開口部から離れた側壁に設置されることを特徴とする請求項6に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記充電素子は、ハイブリッドキャパシタまたは充電式電池であることを特徴とする請求項7に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記電流源給電ユニットはさらに第2充電インターフェースを含み、
前記第2充電インターフェースは、外部電源が第2制御回路を介して充電素子を充電するように、前記第2制御回路に接続されることを特徴とする請求項8に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記第1制御回路は前記少なくとも一つのハイブリッドキャパシタの初期パラメータ値を決定し、前記電流源給電ユニットは、前記少なくとも一つのハイブリッドコンデンサのパラメータ値が予め設定された値に達するように、前記エアロゾル生成ユニットを充電し、
ここで、初期パラメータ値は初期電圧、初期電荷量、初期容量及び初期エネルギーのううちの任意の一つを含み、パラメータ値は電荷量、容量、充電時間及びエネルギーのうちの任意の一つを含むことを特徴とする請求項9に記載の分割式エアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電子霧化装置の技術分野に関し、具体的には分割式エアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
新しい技術として、電子霧化装置は、タバコ油を加熱するか、低温で紙巻きタバコを焼く方式により、従来の燃焼型シガレットに代わるものである。電子霧化装置の動作温度が低く、且つ生成された煙に含まれる有害成分は従来の燃焼型シガレットより遥かに少ないため、電子霧化装置を用いてタバコによる人体への悪影響を大幅に回避することができ、より健康的な喫煙方式となる。
【0003】
現在市販されているエアロゾル生成装置は主に2つのタイプに分けられ、一つは液体のエアロゾルマトリックスを加熱する電子霧化装置であり、もう一つは固体のエアロゾル生成マトリックスを低温で加熱するが燃焼させない電子霧化装置である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、エアロゾル生成装置の充電には一般的に定電圧源を使用しているが、定電圧源は充電周期の後半部に長い時間をかけて小さな電流で充電する必要があり、充電時間が長すぎるという欠点を有する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願は分割式エアロゾル生成装置を提供し、エアロゾル生成装置はエアロゾル生成ユニットと、電流源給電ユニットと、を含み、エアロゾル生成ユニットはエアロゾルを生成することに用いられ、エアロゾル生成ユニットは少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを含み、電流源給電ユニットはエアロゾル生成ユニットに接続され、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを充電することに用いられる。
【0006】
任意選択的に、エアロゾル生成ユニットは少なくとも一つの発熱体と、第1制御回路と、を含み、少なくとも一つの発熱体はエアロゾルマトリックスを低温で焼成し、エアロゾルを生成することに用いられ、第1制御回路の一端は少なくとも一つの発熱体に接続され、第1制御回路の他端は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタに接続され、発熱体への電力供給の開始および停止を制御することに用いられ、ここで、少なくとも1つのハイブリッドキャパシタは、少なくとも1つの発熱体に電力を供給するために使用される。
【0007】
任意選択的に、複数の発熱体は並列又は直列に配置され、複数のハイブリッドキャパシタは並列又は直列に設置される。
【0008】
任意選択的に、エアロゾル生成ユニットはハウジングと、第1充電インターフェースと、を含み、ハウジングには収容空間が設置され、収容空間はエアロゾルマトリックス及び少なくとも1つの発熱体を収容することに用いられ、第1充電インターフェースは第1制御回路及び電流源給電ユニットを接続することに用いられ、電流源給電ユニットが第1制御回路を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタに給電する。
【0009】
任意選択的に、収容空間と少なくとも一つのハイブリッドキャパシタはエアロゾル生成ユニットの両端にそれぞれ設置され、第1充電インターフェースがハウジングの側壁に設置される。
【0010】
任意選択的に、電流源給電ユニットは充電室と、放電インターフェースと、充電素子と、第2制御回路と、を含み、充電室はエアロゾル生成ユニットを収容することに用いられ、放電インターフェースは第1充電インターフェースに接続され、充電素子は充電電圧を提供することに用いられ、第2制御回路は充電素子及び放電インターフェースに接続され、充電素子が放電インターフェースを介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタに充電電圧を放出するように制御する。
【0011】
任意選択的に、充電室に開口部が設置され、それによりエアロゾル生成ユニットが開口部を介して充電室内に設置され、放電インターフェースが充電室の開口部から離れた側壁に設置される。
【0012】
任意選択的に、充電素子は、ハイブリッドキャパシタまたは充電式電池である。
【0013】
任意選択的に、電流源給電ユニットはさらに第2充電インターフェースを含み、第2充電インターフェースは第2制御回路に接続され、それにより外部電源が第2制御回路を介して充電素子を充電する。
【0014】
任意選択的に、第1制御回路は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタの初期パラメータ値を決定し、電流源給電ユニットがエアロゾル生成ユニットを充電し、それにより少なくとも一つのハイブリッドキャパシタのパラメータ値が予め設定された値に達し、ここで、初期パラメータ値は初期電圧、初期電荷量、初期容量及び初期エネルギーの任意の一つを含み、パラメータ値は電荷量、容量、充電時間及びエネルギーのうちの任意の一つを含む。
【0015】
本出願の有益な効果は以下のとおりである。従来技術とは異なり、本出願は分割式エアロゾル生成装置を提供し、該分割式エアロゾル生成装置はエアロゾル生成ユニット及び電流源給電ユニットを含み、エアロゾル生成ユニットはエアロゾルを生成するために使用され、エアロゾル生成ユニットは少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを含み、電流源給電ユニットはエアロゾル生成ユニットに接続され、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタを充電することに用いられる。本出願には給電装置として電流源給電ユニットを使用し、同時にエアロゾル生成ユニットの電源としてハイブリッドキャパシタを使用し、これにより、電流源給電ユニットが大電流を出力してハイブリッドキャパシタを充電して、充電時間を短縮し、充電効率を向上させる。
【0016】
上述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、例示及び説明に過ぎず、本出願を限定するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施形態の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は、本出願のいくつかの実施形態にすぎない。当業者であれば創造的な努力なしにこれらの図面から他の図面を得ることができる。
図1】本出願の分割式エアロゾル生成装置の一実施形態の構造模式図である。
図2図1のエアロゾル生成ユニットの一実施形態の構造模式図である。
図3図2の電流源給電ユニットの一実施形態の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
当業者が本出願の技術的解決策をよりよく理解できるようにするために、本出願によって提供される分割式エアロゾル生成装置を、図面および特定の実施形態と併せて以下にさらに詳細に説明する。理解できるように、説明する実施形態は、本出願の実施形態の一部にすぎず、それらのすべてではない。本出願の実施形態に基づき、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得したすべての他の実施形態は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0019】
本出願における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序を説明するのではなく、異なるオブジェクトを区別するために使用される。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は装置は、列挙したステップ又はユニットに限定されず、選択的に列挙していないステップ又はユニットを更に含み、又は選択的にこれらの過程、方法、製品又は装置固有の他のステップ又はユニットを更に含む。
【0020】
新しい技術として、電子霧化装置は、タバコ油を加熱するか、低温で紙巻きタバコを焼く方式により、従来の燃焼型シガレットに代わるものである。電子霧化装置の動作温度が低く、且つ生成された煙に含まれる有害成分は従来の燃焼型シガレットより遥かに少ないため、電子霧化装置を用いてタバコによる人体への悪影響を大幅に回避することができ、より健康的な喫煙方式となる。
【0021】
現在市販されている電子霧化装置は主に2つのタイプに分けられ、一つはタバコ油を蒸発させて喫煙可能な煙霧を生成する電子霧化タバコ器具であり、もう一つは低温加熱非燃焼の方式でタバコエアロゾル生成マトリックスを加熱して喫煙可能な煙霧を形成するエアロゾル生成装置ものである。
【0022】
エアロゾル生成装置は、一般的に加熱器、例えば、加熱シートをエアロゾル生成マトリックスに挿入してエアロゾル生成マトリックスを加熱し、加熱温度を制御することにより、エアロゾル生成マトリックス中の成分を揮発させて煙霧を発生させて人に吸入させる。従来技術においてエアロゾル生成用のポータブル低温焼成一体型器具システムに用いられる電源は、いずれもリチウムイオン電池であり、安全性が低い、耐用年数が短い、充電時間が長い等の問題がある。同時に、従来技術では器具システムを充電する場合、通常定電圧源を用いて充電を行うが、定電圧源は充電周期の後半で小さな電流で充電するのに長い時間がかかり、充電時間が長すぎるという欠点を有する。
【0023】
本出願は、分割式エアロゾル生成装置の電源安全性が低い、耐用年数が短い、充電時間が長い等の問題を解決する分割式エアロゾル生成装置を提供する。
【0024】
図1に示すとおり、図1は本出願の分割式エアロゾル生成装置の一実施形態の構造模式図である。図1に示すように、分割式エアロゾル生成装置1はエアロゾル生成ユニット10及び電流源給電ユニット20を含む。
【0025】
ここで、エアロゾル生成ユニット10はエアロゾルを生成することに用いられ、エアロゾル生成ユニット10は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を含む。電流源給電ユニット20はエアロゾル生成ユニット10に接続され、エアロゾル生成ユニット10の少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電することに用いられる。
【0026】
本実施形態のハイブリッドキャパシタ11は通常のコンデンサ又はリチウム電池とは異なり、ハイブリッドキャパシタ11は充放電電流が大きく、且つ耐用年数が長いという利点を有し、エアロゾル生成ユニット10はハイブリッドキャパシタ11を電源として使用し、超大電流で充電することができ、充電時間を短縮し、電源の安全性及び電源サイクル寿命を向上させる。
【0027】
電流源給電ユニット20は定電流源であり、充電周期の後半に小さな電流で長時間充電する定電圧源とは異なり、電流源給電ユニット20は充電周期全体にわたって一定(constant)の電流を維持して充電し、電流源給電ユニット20によるエアロゾル生成ユニット10への充電時間を短縮し、充電効率を向上させる。
【0028】
図1と併せて、図2をさらに参照すると、図2図1におけるエアロゾル生成ユニットの一実施形態の構造模式図である。図2に示すように、エアロゾル生成ユニット10は、ハウジング12と、発熱体13と、第1制御回路14と、を備える。ここで、発熱体13、第1制御回路14及びハイブリッドキャパシタ11はハウジング12内に設置される。
【0029】
ここで、ハウジング12に収容空間15が設置され、収容空間15はエアロゾルマトリックス16及び発熱体13を収容することに用いられる。任意選択的に、本実施形態では、ハウジング12は直方体であり、収容空間15とハイブリッドキャパシタ11はそれぞれエアロゾル生成ユニット10の両端に設置され、第1制御回路14は収容空間15とハイブリッドキャパシタ11との間に設置され、発熱体13及びハイブリッドキャパシタ11に接続される。
【0030】
任意選択的に、他の実施形態では、ハウジング12は、円筒形または他の形状のハウジングであってもよい。任意選択的に、他の実施形態において、収容空間15とハイブリッドキャパシタ11はハウジング12の同じ側に設置され、且つ第1制御回路14はハウジング12の他側に設置されてもよい。又は、収容空間15及び第1制御回路14はハウジング12の一方の側に設置され、且つハイブリッドキャパシタ11がハウジング12の他方の側に設置される。
【0031】
ここで、発熱体13は、エアロゾルマトリックス16を低温で焼成してエアロゾルを生成することに用いられる。選択的に、本実施形態では、エアロゾル生成ユニット10は一つの発熱体13を含んでもよく、発熱体13の一端がエアロゾルマトリックス16を低温で焼成するためにエアロゾルマトリックス16に近接して設置され、発熱体13の他端は第1制御回路14に接続される。
【0032】
選択的に、他の実施形態では、エアロゾル生成ユニット10は複数の発熱体13を含んでもよく、複数の発熱体13は直列または並列に接続される。
【0033】
具体的には、複数の発熱体13が直列に設置される場合、複数の発熱体13の一端がエアロゾルマトリックス16に近接して設置され、各発熱体13の他端が順に隣接する発熱体13の他端に接続され、最後の発熱体13の他端が第1制御回路14に接続される。複数の発熱体13が並列に設置される場合、各発熱体13の一端はエアロゾルマトリックス16に近接して設置され、各発熱体13の他端はいずれも第1制御回路14に接続される。
【0034】
ここで、ハイブリッドキャパシタ11は発熱体13に給電することに用いられる。任意選択的に、本実施形態では、エアロゾル生成ユニット10は一つのハイブリッドキャパシタ11を含み、ハイブリッドキャパシタ11の一端が第1制御回路14に接続される。
【0035】
任意選択的に、他の実施形態では、エアロゾル生成ユニット10は複数のハイブリッドキャパシタ11を含み、複数のハイブリッドキャパシタ11は直列または並列に接続される。
【0036】
具体的には、複数のハイブリッドキャパシタ11が直列に設置される場合、各ハイブリッドキャパシタ11の一端は順に隣接するハイブリッドキャパシタ11の一端に接続され、最後のハイブリッドキャパシタ11の他端は第1制御回路14に接続される。複数のハイブリッドキャパシタ11が並列に設置される場合、各ハイブリッドキャパシタ11の一端はいずれも第1制御回路14に接続される。
【0037】
ここで、第1制御回路14の一端は発熱体13に接続され、第1制御回路14の他端はハイブリッドキャパシタ11に接続され、第1制御回路14はハイブリッドキャパシタ11の充放電を制御することにより、発熱体13への電力供給の開始および停止を制御する。
【0038】
図1に示すように、エアロゾル生成ユニット10はさらに第1充電インターフェース17を含み、第1充電インターフェース17は第1制御回路14と電流源給電ユニット20を接続することに用いられ、それにより電流源給電ユニット20が第1制御回路14を介してハイブリッドキャパシタ11に給電する。
【0039】
具体的には、第1充電インターフェース17はハウジング12の側壁に設置され、さらにエアロゾル生成ユニット10の側壁に設置され、それにより電流源給電ユニット20が第1充電インターフェース17に接続され、第1制御回路14との接続を実現する。
【0040】
図1図2と併せて、さらに図3を参照すると、図3図1における電流源給電ユニットの一実施形態の構造模式図である。図3に示すように、電流源給電ユニット20は電流源ハウジング21、充電室22、放電インターフェース23、第2制御回路24及び充電素子25を含む。
【0041】
ここで、電流源ハウジング21の一端に充電室22が形成され、放電インターフェース23が充電室22内に設置され、第2制御回路24及び充電素子25が電流源ハウジング21内に設置される。
【0042】
充電室22はエアロゾル生成ユニット10を収容することに用いられる。充電室22には開口部(図示せず)が設けられ、それによりエアロゾル生成ユニット10が開口部を介して充電室22内に設置されることができる。
【0043】
放電インターフェース23は充電室22の開口部から離れた側壁に設置され、放電インターフェース23は第1充電インターフェース17に接続され、それによりエアロゾル生成ユニット10が電流源給電ユニット20に接続される。
【0044】
充電素子25は、ハイブリッドキャパシタ11に電力を供給するための充電電圧を提供するために使用される。また、本実施形態では、充電素子25はハイブリッドキャパシタ又は充電式電池であってもよく、具体的には、充電式電池はリチウム電池であってもよい。
【0045】
第2制御回路24は充電素子25と放電インターフェース23に接続され、それにより充電素子25が放電インターフェース23を介して少なくとも1つのハイブリッドキャパシタ11に充電電圧を放出するように制御する。
【0046】
ここで、電流源給電ユニット20がエアロゾル生成ユニット10を充電する場合、テップは以下のとおりである。
(1)第1制御回路14は少なくとも1つのハイブリッドキャパシタ11の初期パラメータ値を決定する。
(2)電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、即ちエアロゾル生成ユニット10を充電する。
(3)第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11のパラメータ値が予め設定された値に達したと判断し、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0047】
ここで、初期パラメータ値は初期電圧、初期電荷量、初期容量及び初期エネルギーの任意の一つを含み、パラメータ値は電荷量、容量、充電時間及びエネルギーのうちの任意の一つを含む。ここで、初期電圧の単位はボルト(V)であり;初期電荷量及び電荷量の単位と同じであり、いずれもクーロン(C)であり;初期容量と容量の単位は同じであり、いずれもミリアンペア/時間(mA/h)であり;初期エネルギーとエネルギーの単位は同一であり、いずれもワット/時間(W/h)であり;充電時間の単位はワット/時間(W/h)である。
【0048】
具体的には、第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期電圧を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の電荷量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0049】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期電圧を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の容量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0050】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期エネルギーを決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の充電時間が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0051】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期エネルギーを決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体のエネルギーが予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0052】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期エネルギーを決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の電荷量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0053】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期エネルギーを決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の容量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0054】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期電荷量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の充電時間が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0055】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期電荷量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体のエネルギーが予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0056】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期電荷量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の電荷量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0057】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期電荷量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の容量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0058】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期容量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の充電時間が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0059】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期容量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体のエネルギーが予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0060】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期容量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の電荷量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0061】
第1制御回路14は少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の初期容量を決定した後、電流源給電ユニット20は第1制御回路14を介して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電し、少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11全体の容量が予め設定された値に達すると、電流源給電ユニット20は充電を停止する。
【0062】
図3に示すように、電流源給電ユニット20はさらに第2充電インターフェース26を含む。第2充電インターフェース26は第2制御回路24に接続され、それにより外部電源が第2制御回路24を介して充電素子25を充電する。
【0063】
任意選択的に、外部電源は定電圧源又は定電流源であってもよい。
【0064】
本出願は電流源給電ユニット20を給電装置として用い、同時に少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11をエアロゾル生成ユニット10の電源として用い、これにより、電流源給電ユニット20が超大電流を出力して少なくとも一つのハイブリッドキャパシタ11を充電するため、充電時間を短縮し、充電効率を向上させ、同時に電源の安全性及び電源サイクル寿命を向上させる。
【0065】
以上は本出願の実施形態のみであり、本出願の特許範囲を制限するものではなく、本出願明細書及び図面内容を利用して行われる等価構造又は等価フロー変換、又は直接的又は間接的に他の関連技術分野に応用され、いずれも同様に本出願の特許請求の範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
【国際調査報告】