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特表2024-531750取り出しフードを備えたラベリング機
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  • 特表-取り出しフードを備えたラベリング機 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】取り出しフードを備えたラベリング機
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/20 20060101AFI20240822BHJP
【FI】
B65C9/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516688
(86)(22)【出願日】2022-08-30
(85)【翻訳文提出日】2024-05-13
(86)【国際出願番号】 EP2022074078
(87)【国際公開番号】W WO2023041321
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】102021000023630
(32)【優先日】2021-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510147581
【氏名又は名称】ピ・エ・ラベレルス・ソシエタ・ペル・アチオニ
【氏名又は名称原語表記】P.E. LABELLERS S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】バルディーニ,リッカルド
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095AA07
3E095BA02
3E095CA01
3E095DA03
3E095DA24
3E095DA34
3E095DA42
3E095DA52
3E095DA83
3E095DA86
3E095FA06
3E095FA27
(57)【要約】
ラベリングされる容器(3)を前進経路に沿って移動させるためのコンベヤ(2)と、 容器(3)の前進経路に沿って、コンベヤ(2)上を通過する容器(3)にラベル(7)を貼るためのラベリング手段(6)を有する少なくとも1つのラベリングアセンブリ(5)と、を含むラベリング機。ラベリング手段(6)は、容器(3)に移される前にラベル(7)に接着剤を供給するように設計された少なくとも1つの接着剤塗布アセンブリ(10)を含む。少なくとも1つの取り出しフード(11)がラベリングアセンブリ(5)に取り付けられ、ラベリングアセンブリ(5)に対して、作動位置と、非作動位置との間を指令により移動可能なであり、作動位置において、接着剤塗布アセンブリ(10)の上方に配置され、非作動位置において、ラベリング手段(6)の作業領域の少なくとも部分的に外側に配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベリング機であって、
ラベリングされる容器(3)を前進経路に沿って移動させるためのコンベヤ(2)と、
容器(3)の前進経路に沿って、コンベヤ(2)上を通過する容器(3)にラベル(7)を貼るためのラベリング手段(6)を有する少なくとも1つのラベリングアセンブリ(5)と、を含み、
ラベリング手段(6)は、容器(3)に移される前にラベル(7)に接着剤を供給するように設計された少なくとも1つの接着剤塗布アセンブリ(10)を含み、
ラベリング機は、
ラベリングアセンブリ(5)に取り付けられ、ラベリングアセンブリ(5)に対して、作動位置と、非作動位置との間を指令により移動可能な少なくとも1つの取り出しフード(11)を含み、
取り出しフード(11)は、作動位置において、接着剤塗布アセンブリ(10)の上方に配置され、非作動位置において、ラベリング手段(6)の作業領域の少なくとも部分的に外側に配置される、
ラベリング機。
【請求項2】
取り出しフード(11)は、作動位置において、接着剤塗布アセンブリ(10)に近接して配置される、
請求項1に記載のラベリング機。
【請求項3】
取り出しフード(11)は、取り出しフード(11)によって収集された煙霧または蒸気を、ラベリングアセンブリ(5)の下部に向けて搬送する手段に接続されている、
請求項1および2の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項4】
ラベリングアセンブリ(5)は、ベースフレームワーク(12)を含み、このベースフレームワーク(12)は、その上に接着剤塗布アセンブリ(10)が取り付けられるワークトップ(12a)を形成し、
取り出しフード(11)は、ベースフレームワーク(12)によって支持され、作動位置と非作動位置との間の移動のために、ベースフレームワーク(12)に対して回転軸(11a)を中心に回転することができる、
請求項1~3の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項5】
取り出しフード(11)は、ワークトップ(12a)の下方に配置される取り出し装置(13)に接続されている、
請求項1~4の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項6】
取り出しフード(11)は、ワークトップ(12a)を通り、取り出し装置(13)の入口に接続された排出ダクト(14)に接続されている、
請求項1~5の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項7】
取り出しフード(11)は、回転軸(11a)を中心として、ワークトップ(12a)上に回転可能に取り付けられている支持要素(16)によって支持されている、
請求項1~6の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項8】
排出ダクト(14)は、支持要素(16)の内部に形成されている、
請求項1~7の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項9】
支持要素(16)は、管状体(17)を含み、
管状体(17)は、
ワークトップ(12a)の上方で実質的に垂直に延び、その下端において、それ自身の軸を中心に、ベースフレームワーク(12)に対して回転できるように、ワークトップ(12a)に取り付けられる少なくとも1つの第1の部分(17a)と、
一端において、第1の部分(17a)の上端に接続され、第1の部分(17a)に対して実質的に半径方向に延び、その他端において、取り出しフード(11)に接続される第2の部分(17b)と、を有する、
請求項1~8の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【請求項10】
取り出し装置(13)は、外部環境への排出のためのダクト(15)に接続される、
請求項1~9の1つまたはそれ以上に記載のラベリング機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベリング機に関する。
【背景技術】
【0002】
スプールに巻かれ、ラベルが連続して印刷された連続ラベルリボンを切断して得られたラベルを容器に貼付することができるラベリング機が知られている。
通常、この種のラベリング機は、回転するカルーセル(carousel)によって構成される、ラベリングされる容器のコンベヤを有し、このコンベヤは、個々の容器のための回転可能な支持プレートを備え、容器を対応する軸の周りに回転させることができ、その周囲には、カルーセル上を通過する容器にそれぞれのラベルを貼るように設計された1つまたは複数のラベリングアセンブリが配置されている。
【0003】
各ラベリングアセンブリは、一般に、ラベルリボンをそのスプールから巻き戻すように設計された巻き戻しアセンブリを有し、その出口には、巻き戻しアセンブリによって提供されたラベルリボンを受け取り、その側方表面に形成された吸引ポート(suction port)によって、自身の側方表面上に、接着保持するように設計された回転ドラムが配置されている。
【0004】
特に、いくつかの機械は、連続する2つのラベルの間の分離領域でラベルリボンを切断することを可能にするブレードを備えた、切断ドラムと呼ばれる第1のドラムと、カルーセルに到着するそれぞれの容器に付着させるために移動させるために、切断後に分離されたラベルを受け取る、移送ドラムと呼ばれる第2のドラムを相互に連続して備えている。
【0005】
他の機械では、巻き戻しアセンブリによって直接供給される単一のドラムがあり、これは切断・移送ドラムとして知られ、そこに取り付けられた刃によってラベルリボンを切断し、切断されたラベルを、対応する容器に移送することができる。
【0006】
ラベルリボンは、予め接着剤が塗布されたタイプのものであってもよく、したがって、容器に接触するように設計されたその面に、予め塗布された接着剤の部分を有していてもよく、代替案として、予め塗布された接着剤を有しないものであってもよく、この場合、接着剤塗布アセンブリがラベリング機に設けられ、ラベルが容器に移送される前に、ラベルの両端部に接着剤の2つの部分を塗布する。
【0007】
通常、接着剤塗布アセンブリは、移送ドラムまたは切断・移送ドラムに横方向に隣接する接着剤ローラによって構成される。
機械の運転中、接着剤ローラでは、接着剤や溶剤の煙霧(fume)や蒸気が発生し、これらは外部環境に排出されなければならない。
【0008】
この目的のために、接着剤と溶剤の煙霧と蒸気のための取り出しフード(extraction hood)が接着剤ローラの上方に配置されるのが一般的で、この取り出しフードは、溶剤蒸気をラベリングアセンブリの上方に運び、次いでカルーセルの上方に運び、外部環境に向けて放出することを可能にする排出ダクト(discharge duct)に接続されている。
【0009】
現状では、取り出しフードと排出ダクトはカルーセルのフレームに固定されている。
【0010】
しかしながら、前述のカルーセルの周囲に保護装置が存在し、容器へのラベルの貼付高さを変化させるために、カルーセルフレームに対してラベリングアセンブリの高さを調整できるようにする必要があるため、溶剤蒸気の正しい取り出しを確保するために最適とは言えない接着剤ローラからの距離に取り出しフードを配置せざるを得ない。
【0011】
取り出しフードを接着剤ローラの近くに配置することは、作業者によってラベリングアセンブリの上方から実行されることが不可欠であるラベリングアセンブリの構成部品の保守または交換のための介入の実行に障害を生じさせるという欠点を伴うことに留意すべきである。
【発明の概要】
【0012】
本発明の目的は、上述した1つ以上の側面において背景技術を改善することができるラベリング機を提供することである。
この目的の範囲内において、本発明の目的は、接着剤ローラで発生する溶剤蒸気の外部環境への最適な排出を保証することができるラベリング機を提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、作業者がラベリングアセンブリの構成要素に対して上方から便利に介入できるラベリング機を提供することである。
本発明の他の目的は、コンパクトで構造的に簡単に提供できるラベリング機を提供することである。
本発明の他の目的は、使用時の信頼性と安全性を最大限に保証できるラベリング機を提供することである。
【0014】
さらに、本発明の目的は、既存の解決策に代わる方法で背景技術の欠点を克服することである。
本発明の重要な目的は、純粋に費用の観点からも競争力のあるラベリング機を提供することである。
【0015】
この目的および以下でよく明らかになるこれらおよび他の目的は、従属請求項の特徴の1つ以上を任意に備えた請求項1に記載のラベリング機によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面に非限定的な例として示されている、本発明による機械の好ましいが排他的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
【0017】
図1図1は、本発明に係るラベリング機の斜視図である。
図2図2は、本発明に係るラベリング機のラベリングアセンブリの平面図である。
図3図3は、本発明に係るラベリング機の模式的かつ部分断面図であり、わかりやすくするため部品が省略されている。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図を参照すると、一般に参照符号1で指定される、本発明によるラベリング機は、ラベリングされる容器3を前進経路に沿って移動させるためのコンベヤ2を含み、このコンベヤ2は、例えば、個々の容器3を支持するための回転プレート4aを周辺に備えた回転カルーセル4によって構成される。
【0019】
容器3の前進経路に沿って、コンベヤ2上を通過する容器3にラベル7を貼るためのラベリング手段6を有する少なくとも1つのラベリングアセンブリ5がある。
特に、ラベリング手段6は、移送ドラムまたは切断・移送ドラムであってもよいドラム8を含み、スプール9aからピックアップされたラベルリボン9の切断から得られたラベル7を、それ自体公知の方法で容器に移送するために、容器3に面している。
【0020】
ラベリング手段6は、さらに、ドラム8の一部で容器3に移される前にラベル7に接着剤を供給するように設計された少なくとも1つの接着剤塗布アセンブリ10を含む。
【0021】
例えば、接着剤塗布アセンブリ10は、ドラム8の横方向に配置され、ドラム8によって巻き込まれたラベル7またはラベルリボン9に接触する接着剤ローラ10aを含む。
【0022】
ラベリング機は、ラベリングアセンブリ5に取り付けられ、ラベリングアセンブリ5に対して、図1および図2の実線で示す作動位置と、図2の破線で示す非作動位置との間を指令により移動可能な少なくとも1つの取り出しフード11を備えており、取り出しフード11は、作動位置において、接着剤塗布手段10から発生する蒸気または煙霧を効果的に除去できるように、接着剤塗布アセンブリ10の上方に配置され、非作動位置において、ラベリングアセンブリ5の保守、修理、またはフォーマット変更のための介入中に作業者の妨げにならないように、ラベリング手段6の作業領域の少なくとも部分的に外側に配置される。
【0023】
特に、取り出しフード11が非作動位置に移動されるとき、それは、例えばドラム8および接着剤塗布手段10が配置されるラベリング手段6の少なくとも領域の外側に位置してもよい。
【0024】
取り出しフード11は、例えば、接着剤塗布アセンブリ10に向けられるように設計され、接着剤塗布アセンブリ10から到達する蒸気または煙霧の収集を可能にする、開放された下面を備える、例えば、実質的に平面形状または他の適切な形状を有する覆い本体(covering body)を備える、それ自体公知の方法で構造化され得る。
【0025】
取り出しフード11は、さらに、好都合なことに、接着剤塗布アセンブリ10が作動位置にあるときに、少なくとも、接着剤塗布アセンブリ10を上部領域で覆うのに十分なサイズを有してもよい。
【0026】
有利なことに、取り出しフード11が作動位置にあるとき、接着剤塗布アセンブリ10によって生成される蒸気および煙霧の最適な収集を確実にするように、接着剤塗布アセンブリ10により近く、好ましくは接着剤ローラ10aから可能な限り最小の距離に配置される。
【0027】
好都合なことに、取り出しフード11は、取り出しフードによって収集された煙霧または蒸気を、ラベリングアセンブリ5の下部に向けて、より詳細には、以下によりよく説明されるように、ラベリング手段6の下方に向けて搬送することを可能にする搬送手段に接続されている。
【0028】
より詳細には、ラベリングアセンブリ5は、ベースフレームワーク12を含み、このベースフレームワーク12は、便利なことにその上部にワークトップ(worktop)12aを形成し、このワークトップ12a上に接着剤塗布アセンブリ10が取り付けられ、またラベリング手段6の他の構成要素も取り付けられる。
【0029】
ベースフレームワーク12は、カルーセル4のフレーム4bに固定されていてもよく、あるいはそれに着脱自在に関連していてもよく、この場合、図示しないそれ自体公知の搬送台車(carriage)によって支持されていてもよい。
特に、取り出しフード11は、ラベリングアセンブリ5のベースフレームワーク12によって好都合に支持され、作動位置と非作動位置との間の移動を可能にするために、ベースフレームワークに対して回転軸11aを中心に回転することができる。
【0030】
有利には、取り出しフード11の回転軸11aは、ワークトップ12aに対して実質的に垂直であり、取り出しフード11に対して偏心した位置に配置されている。
取り出しフード11は、さらに、取り出し装置13に接続されており、この取り出し装置13は、ワークトップ12aの下方に配置されており、取り出しフード11によって取り出された蒸気または煙霧を、ワークトップ12aの下方にある機械の領域で搬送することができるようになっている。
【0031】
特に、取り出しフード11は、ワークトップ12aを通り、取り出し装置13の入口に接続された排出ダクト14に接続されている。
【0032】
好都合なことに、取り出し装置13は、ラベリングアセンブリ5のベースフレームワーク12に取り付けることができ、あるいは、任意に、プレート4aが配置される平面の下方で、カルーセル4のフレーム4bにも取り付けることができ、この場合、排出ダクト14は、カルーセル4のフレーム4bの周壁をも通過するように延び、ラベリングアセンブリ5による容器3へのラベル7の貼付高さを変えることを可能にするために、少なくとも部分的に可撓性を有するように設けられるのが好都合である。
【0033】
その出口で、取り出し装置13は、好ましくは可撓性ホースによって構成される排出ダクト15に順に接続され、この排出ダクトは、取り出しフード11によって収集された蒸気または煙霧の外部環境への排出を可能にするために、部署(department)または施設の排出マニホールドに接続されるか、または他の方法でカルーセル4の上部領域に向かって延ばされる。
【0034】
図示された実施形態によれば、取り出しフード11は、ラベリング手段6の上方に、好都合には吊り下げられた状態で、支持要素16によって支持されており、この支持要素16は、回転軸11aを中心として、ラベリングアセンブリ5のベースフレームワーク12のワークトップ12a上に回転可能に取り付けられている。
排出ダクト14は、有利には支持要素16の内部に形成される。
【0035】
特に、支持要素16は、好都合なことに、管状体17によって提供され、この管状体17は、順に排出ダクト14を提供する。
より詳細には、管状体17は、ベースフレームワーク12のワークトップ12aの上方で実質的に垂直に延びる少なくとも1つの第1の部分17aを有するように、有利に輪郭付けられている。
その下端において、管状体17の第1の部分17aは、それ自身の軸を中心に、ベースフレームワーク12に対して回転できるように、ワークトップ12aに取り付けられ、それ自身の軸で、取り出しフード11の回転軸11aを形成する。
【0036】
管状体17は、さらに、少なくとも1つの第2の部分17bを有し、この第2の部分17bは、一端において、第1の部分17aの上端に接続され、第1の部分17aに対して実質的に半径方向に突出している。
順に、第2の部分17bは、その他端において、好ましくは、第2の部分17bから実質的に垂直に延びる管状体17の第3の部分17cによって、取り出しフード11に接続される。
【0037】
本発明によるラベリング機の使用方法は以下の通りである。
ラベリング機が作動しているとき、取り出しフード11は作動位置に配置され、そこでは、取り出しフード11は、接着剤塗布アセンブリ10から到達する蒸気および煙霧を最適な方法で収集し、排出ダクト14によって、それらが取り出し装置13によってラベリングアセンブリ5のワークトップ12aの下方にもたらされるまで下方に搬送され、その後、排出ダクト15を介して外部環境に向かって押し出されるように、接着剤塗布アセンブリ10に近接して配置される。
【0038】
ラベリング手段6に対する作業者の介入が必要な場合、例えば保守作業のため、あるいは単にドラム8を交換するためであっても、作業者は手動で取り出しフード11を作動位置から非作動位置に移動させ、回転軸11aを中心に回転させ、取り出しフード11を接着剤塗布手段10の領域、より一般的にはラベリング手段6の作業領域、の外側に位置させ、取り出しフード11の占有空間からラベリング手段6の上方に位置する空間を空け、その結果、作業者が上方からラベリング手段6に快適にアクセスできるようにする。
【0039】
実際に、本発明は、機械の運転中に、ラベルの接着剤塗布手段から発生する蒸気および煙霧を収集するための最適な位置に取り出しフードを配置することを可能にする一方で、保守、修理またはフォーマット変更のための介入中に作業者がラベル手段に快適にアクセスすることを可能にするラベリング機を提供するという、意図された目的および目標を達成することが見出された。
【0040】
このように考案された本発明は、多くの修正および変形が可能であり、そのすべてが添付の特許請求の範囲に含まれる。
したがって、例えば、作動位置から非作動位置への取り出しフードの移行を作動させるために、取り出しフードに機能的に接続され、作業者の命令によって作動可能な作動手段を設けることを何ら禁止するものではない。
【0041】
すべての細部はさらに、技術的に同等な他の要素で置き換えることができる。
実際には、採用される材料や、偶発的な形状や寸法は、要求や技術的な状況に応じて、どのようなものでもよい。
【0042】
本出願が優先権を主張するイタリア特許出願第102021000023630号の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
特許請求の範囲において言及された技術的特徴の後に参照符号が付されている場合、それらの参照符号は、特許請求の範囲の分かりやすさを向上させることのみを目的として付されており、したがって、そのような参照符号は、そのような参照符号によって例示的に特定される各要素の解釈に対して何ら限定的な効果を有するものではない。
図1
図2
図3
【国際調査報告】