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特表2024-531755照明装置およびこれを備えた車両ランプ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】照明装置およびこれを備えた車両ランプ
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20240822BHJP
   F21S 43/249 20180101ALI20240822BHJP
   F21S 43/239 20180101ALI20240822BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240822BHJP
【FI】
F21S2/00 431
F21S43/249
F21S43/239
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516717
(86)(22)【出願日】2022-09-16
(85)【翻訳文提出日】2024-03-14
(86)【国際出願番号】 KR2022013860
(87)【国際公開番号】W WO2023043253
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】10-2021-0125300
(32)【優先日】2021-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【弁理士】
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100216839
【弁理士】
【氏名又は名称】大石 敏幸
(74)【代理人】
【識別番号】100228980
【弁理士】
【氏名又は名称】副島 由加里
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】イム,アイジン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソンジン
【テーマコード(参考)】
3K244
【Fターム(参考)】
3K244AA05
3K244BA08
3K244BA48
3K244CA03
3K244DA01
3K244DA19
3K244DA27
3K244EA02
3K244EA19
3K244ED25
3K244GA05
3K244GA14
3K244GA17
(57)【要約】
本発明の実施例に開示された照明装置は、基板と、前記基板上に配置され、複数の反射パターンを有する第1反射層と、前記基板上に配置される光源と、前記第1反射層上に配置されるレジン層と、前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、前記複数のホールの配列形態は、前記複数の反射パターンの配列形態と同じである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板上に配置され、複数の反射パターンを有する第1反射層と、
前記基板上に配置される光源と、
前記第1反射層上に配置されるレジン層と、
前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、
前記複数のホールの配列形態は、前記複数の反射パターンの配列形態と同じである、照明装置。
【請求項2】
前記複数のホールの配列形態は、n個の列を含み、
前記複数の反射パターンの配列形態は、m個の列を含み、
前記mおよびnは、1以上の整数であり、互いに同じか異なる、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数のホールは、n列のうち第1列の第1番目のホールと第2番目のホールおよびn列のうち第2列の第1番目のホールと第2番目のホールを含み、
前記第1列の第1番目のホールと第2番目のホールとの間の間隔は、前記第1列の第1番目のホールと前記第2列の第1番目のホールとの間の間隔と同じか小さく、
前記第1列は、前記第2列よりも前記光源の出射面にさらに隣接して配置される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1反射層は、第1反射フィルムを含み、
前記複数の反射パターンは、前記第1反射フィルム上に配置され、
前記複数の反射パターンは、前記レジン層の下部に覆われる、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第2反射層は、透明フィルムおよび前記透明フィルム上に配置された第2反射フィルムを含み、
前記複数のホールは、前記第2反射フィルムに貫通される、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記複数の反射パターンと前記複数のホールは、前記基板の上面に対して垂直な方向に一領域が重なり、
前記重なる領域で前記ホールのサイズは、前記反射パターンのサイズよりも小さい、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
基板と、
前記基板上に配置される第1反射層と、
前記基板上に配置される光源と、
前記第1反射層上に配置されるレジン層と、
前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、
前記複数のホールは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記複数のホールの単位面積当たりの個数が多くなる領域を含む、照明装置。
【請求項8】
前記複数のホールのそれぞれのサイズは、同じであり、
前記複数の反射パターンのそれぞれのサイズは、同じであり、
前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンの単位面積当たりの個数が多くなる領域を含む、請求項7に記載の照明装置。
【請求項9】
前記複数のホールのそれぞれのサイズは、同じであり、
前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンのサイズが大きくなる領域を含む、請求項7に記載の照明装置。
【請求項10】
基板と、
前記基板上に配置される第1反射層と、
前記基板上に配置される光源と、
前記第1反射層上に配置されるレジン層と、
前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、
前記複数のホールは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記ホールのサイズが大きくなる領域を含む、照明装置。
【請求項11】
前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンのサイズが大きくなる領域を含み、
前記複数のホールの全面積は、前記第2反射層の反射領域の全面積よりも小さい、請求項10に記載の照明装置。
【請求項12】
前記光源は、複数のLEDを含み、
前記複数のLEDは、第1方向に光を放出するように配置される、請求項1、請求項7、または請求項10のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記複数のLEDのうち一つのLEDの出射面を基準に前記第1方向に前記第1LEDの出射面と隣接して配置された前記複数のホールの個数またはサイズは、前記第1方向とは反対の第2方向に前記第2LEDの出射面と隣接して配置された前記複数のホールの個数またはサイズとは異なる、請求項12に記載の照明装置。
【請求項14】
反射パターンを有する第1反射層と、
複数のホールを有する第2反射層と、
前記第1反射層と前記第2反射層との間に配置されたレジン層と、
前記レジン層の内部または外側に光を提供する光源と、を含み、
前記反射層は、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記ホールのサイズまたは間隔のうち少なくとも一つが変化する領域を含み、
前記第2反射層は、前記レジン層上に前記複数のホールを有する反射フィルムを含み、
前記複数のホールは、前記反射フィルムの上面から前記レジン層に向かって貫通され、
前記複数のホールのうち少なくとも一つまたは少なくとも一つの列は、前記反射パターンと垂直方向に重なる、照明装置。
【請求項15】
前記反射フィルムは、金属材質であり、
前記ホールのサイズは、前記光源から放出された波長の20倍以下であり、
前記複数のホールは、前記複数の反射パターンとの重畳比率が50%以上であり、
前記複数のホールのうち少なくとも一つは、垂直に重なる反射パターンとの重畳比率が1%~100%の範囲である、請求項14に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、照明装置に関する。本発明の実施例は、照明装置を有するライトユニットまたは車両用ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED)は、蛍光灯、白熱灯など従来の光源に比べて低消費電力、半永久的な寿命、速い応答速度、安全性、環境親和性などの長所がある。このような発光ダイオードは、各種表示装置、室内灯、または室外灯などのような各種照明装置に適用されている。最近では、車両用前記光源として、発光ダイオードを採用するランプが提案されている。白熱灯と比較すると、発光ダイオードは消費電力が低いという点で有利である。また、発光ダイオードは、サイズが小さいため、ランプのデザインの自由度を高めることができ、半永久的な寿命により経済性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、非点灯イメージを改善するための照明装置を提供することができる。本発明の実施例は、レジン層の下部に反射パターンと上部にホールを提供して、配光特性が改善された照明装置を提供することができる。本発明の実施例は、面均一度が改善されたスリムな照明装置を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板上に配置され、複数の反射パターンを有する第1反射層と、前記基板上に配置される光源と、前記第1反射層上に配置されるレジン層と、前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、前記複数のホールの配列形態は、前記複数の反射パターンの配列形態と同じでもよい。
【0005】
本発明の実施例によれば、前記複数のホールの配列形態は、n個の列を含み、前記複数の反射パターンの配列形態は、m個の列を含み、前記mおよびnは、1以上の整数であり、互いに同じでも異なってもよい。
【0006】
本発明の実施例によれば、前記複数のホールは、n列のうち第1列の第1番目のホールと第2番目のホールおよびn列のうち第2列の第1番目のホールと第2番目のホールを含み、前記第1列の第1番目のホールと第2番目のホールとの間の間隔は、前記第1列の第1番目のホールと前記第2列の第1番目のホールとの間の間隔と同じか小さく、前記第1列は、前記第2列よりも前記光源の出射面にさらに隣接して配置され得る。
【0007】
本発明の一実施例によれば、前記第1反射層は、第1反射フィルムを含み、前記複数の反射パターンは、前記第1反射フィルム上に配置され、前記複数の反射パターンは、前記レジン層の下部に覆われることができる。
【0008】
本発明の一実施例によれば、前記第2反射層は、透明フィルムおよび前記透明フィルム上に配置された第2反射フィルムを含み、前記複数のホールは、前記第2反射フィルムに貫通され得る。
【0009】
本発明の実施例によれば、前記複数の反射パターンと前記複数のホールは、前記基板の上面に対して垂直な方向に一領域が重なり、前記重なる領域で前記ホールのサイズは、前記反射パターンのサイズよりも小さくてもよい。
【0010】
本発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板上に配置される第1反射層と、前記基板上に配置される光源と、前記第1反射層上に配置されるレジン層と、前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、前記複数のホールは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記複数のホールの単位面積当たりの個数が多くなる領域を含むことができる。
【0011】
本発明の実施例によれば、前記複数のホールのそれぞれのサイズは、同じであり、前記複数の反射パターンのそれぞれのサイズは、同じであり、前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンの単位面積当たりの個数が多くなる領域を含むことができる。
【0012】
本発明の一実施例によれば、前記複数のホールのそれぞれのサイズは、同じであり、前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンのサイズが大きくなる領域を含むことができる。
【0013】
本発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板上に配置される第1反射層と、前記基板上に配置される光源と、前記第1反射層上に配置されるレジン層と、前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、前記複数のホールは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記ホールのサイズが大きくなる領域を含むことができる。
【0014】
本発明の実施例によれば、前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンのサイズが大きくなる領域を含み、前記複数のホールの全面積は、前記第2反射層の反射領域の全面積よりも小さくてもよい。
【0015】
本発明の一実施例によれば、前記光源は、複数のLEDを含み、前記複数のLEDは、第1方向に光を放出するように配置され得る。前記複数のLEDのうち一つのLEDの出射面を基準に前記第1方向に前記第1LEDの出射面と隣接して配置された前記複数のホールの個数またはサイズは、前記第1方向とは反対の第2方向に前記第2LEDの出射面と隣接して配置された前記複数のホールの個数またはサイズとは異なってもよい。
【0016】
本発明の一実施例に係る照明装置は、反射パターンを有する第1反射層と、複数のホールを有する第2反射層と、前記第1反射層と前記第2反射層との間に配置されたレジン層と、前記レジン層の内部または外側に光を提供する光源と、を含み、前記反射層は、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記ホールのサイズまたは間隔のうち少なくとも一つが変化する領域を含み、前記第2反射層は、前記レジン層上に前記複数のホールを有する反射フィルムを含み、前記複数のホールは、前記反射フィルムの上面から前記レジン層に向かって貫通され、前記複数のホールのうち少なくとも一つまたは少なくとも一つの列は、前記反射パターンと垂直方向に重なることがある。
【0017】
本発明の実施例によれば、前記反射フィルムは、金属材質であり、前記ホールのサイズは、前記光源から放出された波長の20倍以下であり、前記複数のホールは、前記複数の反射パターンとの重畳比率が50%以上であり、前記複数のホールのうち少なくとも一つは、垂直に重なる反射パターンとの重畳比率が1%~100%の範囲であり得る。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例は、未点灯イメージを改善することができ、視野角に応じた照明のイメージを変化させることができる。また、車両のヒドゥンランプの形態で点灯イメージを提供して、顧客ニーズを増大させることができる。本発明の実施例は、配光特性が改善され、薄い厚さの照明装置を提供することができる。また、照明の点灯または未点灯時に互いに異なるイメージで提供することができる。本発明の実施例は、面均一度が改善されることにより、照明装置の光学的な信頼性を向上させ、これを有するライトユニット、各種表示装置、または車両用ランプに適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施例に係る照明装置の平面図である。
図2図1の照明装置のA-A側断面図である。
図3】(A)および(B)は、図2に開示された第1反射層と第2反射層の平面図である。
図4図3の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの配列形態を示す斜視図である。
図5図2の照明装置の第1変形例である。
図6図2の照明装置の第2変形例である。
図7】(A)および(B)は、図2に開示された第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの異なる配列形態である。
図8図7の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの異なる配列形態を示す斜視図である。
図9図2の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの異なる配列形態を示す斜視図である。
図10】第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの垂直方向の配列形態を示す側断面図の例である。
図11】第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの垂直方向の配列形態を示す側断面図の例である。
図12】第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの垂直方向の配列形態を示す側断面図の例である。
図13図2の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの異なる配列形態を示す図である。
図14図13の第1、2反射層を有する照明装置の側断面図の例である。
図15図14の第1反射層の詳細構成図である。
図16図1の照明装置の第3変形例を示す側断面図の例である。
図17図1の照明装置の第4変形例を示す側断面図の例である。
図18図1の照明装置の第5変形例であって、個別発光ユニットを示す図である。
図19図1の照明装置の第6変形例であって、個別発光ユニットを示す図である。
図20図1の照明装置の他の例を示す側断面図である。
図21図1の照明装置の第7変形例を示す側断面図である。
図22】本発明の実施例に係る照明装置の複数のLEDの配列形態を示す平面図である。
図23】本発明の実施例に係る照明装置の複数のLEDの配列形態を示す平面図である。
図24】本発明の実施例に係る第2反射層のホールの変形例を示す平面図である。
図25】本発明の実施例に係る照明装置が適用された車両の平面図である。
図26】(A)および(B)は、車両のテールランプの未点灯または点灯の例を比較した図である。
図27】本発明の実施例に係る照明装置の反射パターンによる光度を比較した図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。但し、本発明の技術思想は、説明される一部実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で実現され得、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間にその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合、置換して使用することができる。また、本発明の実施例で使用される用語(技術および科学的用語を含む)は、明らかに特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者にとって一般的に理解され得る意味と解釈され得、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮して、その意味を解釈することができるであろう。また、本発明の実施例で使用される用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、文句で特に言及しない限り、複数形も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cのうち少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせできるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって当該構成要素の本質や順番または手順などが確定されない。そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結、結合または連結される場合のみならず、その構成要素とその他の構成要素との間にあるまた他の構成要素によって「連結」、「結合」または「接続」される場合も含むことができる。また、各構成要素の「上(うえ)または、下(した)」に形成または配置されるものと記載される場合、上(うえ)または下(した)は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合のみならず、一つ以上のまた他の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(うえ)または下(した)」と表現される場合、一つの構成要素を基準に上側方向のみならず、下側方向の意味も含むことができる。
【0021】
図1は、本発明の一実施例に係る照明装置の平面図であり、図2は、図1の照明装置のA-A側断面図であり、図3の(A)および(B)は、図2に開示された第1反射層と第2反射層の平面図であり、図4は、図3の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの配列形態を示す斜視図であり、図5は、図2の照明装置の第1変形例であり、図6は、図2の照明装置の第2変形例であり、図7の(A)および(B)は、図2に開示された第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの異なる配列形態であり、図8は、図7の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの異なる配列形態を示す斜視図であり、図9は、図2の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの配列形態を示す斜視図であり、図10図12は、第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの垂直方向の配列形態を示す側断面図の例であり、図13は、図2の第1反射層の反射パターンと第2反射層のホールの配列形態を示す図であり、図14は、図13の第1、2反射層を有する照明装置の側断面図の例であり、図15は、図14の第1反射層の詳細構成図であり、図16は、図1の照明装置の第3変形例を示す側断面図の例であり、図17は、図1の照明装置の第4変形例を示す側断面図の例である。
【0022】
図1図17を参照すると、本発明の実施例に係る照明装置400は、基板110、前記基板110上に配置された第1反射層120、前記基板110上に配置された光源100、前記第1反射層120上に配置されたレジン層130、および前記レジン層130上に配置された第2反射層150を含むことができる。前記照明装置400は、前記光源100から放出された光を案内し、発光面の均一度を改善させることができる。
【0023】
前記基板110は、前記光源100およびレジン層130の下部に位置するベース部材または支持部材として機能することができる。前記基板110は、軟性またはリジッドな基板PCB(Printed Circuit Board)を含む。前記基板110は、例えば、樹脂系の印刷回路前記基板(PCB)、メタルコア(Metal Core)PCB、軟性(Flexible)PCB、セラミックPCB、またはFR-4基板のうち少なくとも一つを含むことができる。前記基板110は、例えば、軟性PCBまたはリジッド(rigid)PCBを含むことができる。前記基板110の上面は、X軸-Y軸平面を有し、前記基板110の厚さは、Z方向の高さであり得る。ここで、X、Y方向は、Z方向と直交し得る。
【0024】
前記基板110は、上部に配線層(図示せず)を含み、前記配線層は、光源100に電気的に連結され得る。前記光源100は、複数のLED101、102を含み、前記複数のLED101、102は、前記基板110の配線層によって直列、並列、または直-並列に連結され得る。前記光源100は、二つ以上を有するLEDのグループが直列または並列に連結されるか、または前記LEDグループ間が直列または並列に連結され得る。前記基板110の厚さは、0.5mm以下、例えば、0.3mm~0.5mmの範囲であり得る。前記基板110の厚さを薄く提供するので、照明装置400の厚さを増加させずに、フレキシブルなモジュールを支持することができる。
【0025】
前記基板110は、トップビュー形状が長方形または正方形などの多角形状であるか、または互いに異なる方向に延びるブリッジ(bridge)またはフィンガー(finger)形状を含むことができ、または曲面を有するバー(Bar)形状を含むことができる。前記基板110は、上部に保護層または反射層を含むことができる。前記保護層または反射層は、ソルダーレジスト材質を有する部材を含むことができ、前記ソルダーレジスト材質は、白色材質であって、入射する光を反射させることができる。他の例として、前記基板110は、透明な材質を含むことができる。前記透明な材質の基板110が提供されるので、前記光源100から放出された光を前記基板110の上面方向および下面方向に放出され得る。
【0026】
前記第1反射層120は、前記基板110の上面に配置され得る。前記第1反射層120は、前記基板110と前記レジン層130との間に配置され得、入射する光を反射させることができる。前記第1反射層120は、単層または多層を含むことができる。前記第1反射層120は、複数の反射パターン123を含むことができる。前記第1反射層120は、前記基板110の上面に付着した第1反射フィルム121を含み、前記複数の反射パターン123は、前記第1反射フィルム121上に配置され得る。
【0027】
前記第1反射フィルム121は、反射材質、例えば、ポリエステル(PET)フィルム、PMMA(Poly Methyl Methacrylate)素材、またはPC(Poly Carbonate)のうち少なくとも一つを含むことができる。前記第1反射フィルム121は、シリコンまたはエポキシなどの樹脂材質のフィルムで提供され得、内部に反射材質の不純物が添加され得る。
【0028】
前記複数の反射パターン123は、互いに離隔し得る。前記複数の反射パターン123は、ドット形状または半球形状に形成され得る。一例として、前記反射パターン123は、平面で見るとき、多角形状、円形状、楕円形状、整形または非定形状を有し、二次元または三次元で形成され得る。前記複数の反射パターン123は、金属または非金属材質で形成され得る。前記複数の反射パターン123は、Al、Ag、SiO、CaO、NaO、TiO、BaOのうち少なくとも一つを有する反射粉末を用いて印刷される方式で形成され得る。
【0029】
前記複数の反射パターン123のサイズは、0.1mm以上、例えば0.1mm~0.9mmの範囲内で選択され得る。前記反射パターン123のサイズは、底部の直径または底部の幅であり得、前記反射パターン123の高さは、前記底部の幅 よりも小さいか同じで有り得る。前記反射パターン123のサイズが前記範囲よりも小さい場合、反射効率が低下することがあり、前記範囲よりも大きい場合、前記レジン層130内で光均一度が低下することがある。
【0030】
前記光源100は、前記基板110上に複数配置され得、前記光源100は、複数のLED101、102を含み、前記複数のLED101、102は、1行以上または/および1列以上に配列され得る。前記光源100は、n行または/およびm列に配置され得る(n、m=1以上)。図22に示すように、2行および2列以上のLED101、102を有する光源が配置され得、図23に示すように、互いに異なる線上に配列されたLED101、102、104、106が配列され得、基板およびその上部領域に一部がいずれかの方向に突出した領域を含むか、またはいずれかの領域が凹状の領域を含むことができる。前記光源100は、複数のLED101、102を含み、前記基板110の一側に隣接する第1LED101と、前記基板110の他側に隣接する第2LED102とを含むことができる。前記光源100は、第1方向Xに光を放出するか、または前記基板110上で互いに異なる方向に光を放出することができる。
【0031】
前記光源100から放出された光は、前記レジン層130を介して放出され得る。前記光源100は、少なくとも一側面を介して光を放出することができる。すなわち、光源100は、少なくとも一つの出射面11を含み、前記出射面11は、前記基板110の上面に対して垂直に配置され得、前記レジン層130の少なくとも一側面と対面することができる。前記光源100は、白色、青色、赤色、緑色、紫外線(UV)、または赤外線のうち少なくとも一つを発光することができる。前記光源100は、例えば、青色、赤色、緑色のうち少なくとも一つを発光することができ、例えば、LED101、102は、サイドタイプのパッケージであり得る。前記光源100は、他の例として、LEDチップで実現され得る。
【0032】
前記光源100は、前記基板110上に配置され、前記レジン層130によって封止され得る。前記複数の光源100は、前記レジン層130と接触することがある。前記光源100の側面および上面には、前記レジン層130が配置され得る。前記レジン層130は、前記光源100を封止し、前記基板110の上面または/および第1反射層120と接触することがある。前記光源100の下部は、前記第1反射層120の結合ホールを介して前記基板110上に配置され、前記基板110と接合部材13でボンディングされ得る。
【0033】
前記レジン層130は、前記基板110上に配置され、前記光源100を封止する。前記レジン層130は、透明な樹脂材質、例えば、UV(Ultra violet)レジン(Resin)、シリコン、エポキシ、PET(Polyethylene terephthalate)などの樹脂材質であり得る。前記レジン層130には、不純物が添加されない透明な材質の層であり得る。前記レジン層130は、不純物がない場合、光が高い直進性を有して透過され得る。他の例として、前記レジン層130は、内部に拡散剤を含むことができる。
【0034】
前記レジン層130は、前記光源100の厚さよりも厚い厚さであり得る。前記レジン層130の厚さは、前記基板110の厚さよりも厚くてもよい。前記レジン層130の厚さは、前記基板110の厚さよりも5倍以上、例えば、5倍~9倍の範囲で厚くてもよい。このようなレジン層130は、上記の厚さに配置されることによって、前記基板110上で前記光源100を封止し、湿気の浸透を防止することができ、前記基板110を支持することができる。前記レジン層130と前記基板110は、軟性プレートで可能である。前記レジン層130の厚さは、2.7mm以下、例えば、2mm~2.7mmの範囲であり得る。前記レジン層130の厚さが前記範囲よりも小さい場合、光の拡散距離が増加することがあり、前記範囲よりも大きい場合、全体の厚さが増加するか、または光度が低下することがある。
【0035】
前記第2反射層150は、複数のホール155を含み、前記複数のホール155のそれぞれは、円形状を有する透過ホールであり得、前記レジン層130を介して入射した光をそれぞれ透過させることができる。前記第2反射層150は、前記レジン層130の面発光をドット光に発光することができる。図22に示すように、前記複数のホール155のそれぞれが直線形状の場合は、直線光に発光することができ、曲線形状の場合は、曲線光に発光することができる。これにより、前記ホール155のそれぞれは、円形状、楕円形状、直線形状、曲線形状、これらのうち少なくとも二つ以上が混合されるか、または二つ以上が連結された形状を含むことができる。
【0036】
前記第2反射層150は、複数のホール155を有する第2反射フィルム153を含むことができる。前記第2反射層150は、透明フィルム151および前記透明フィルム151上に配置された第2反射フィルム153を含むことができる。前記透明フィルム151は、透明な樹脂材質を含み、例えば、ポリエステル(PET)、PMMA(Poly Methyl Methacrylate)、またはPC(Poly Carbonate)のうち少なくとも一つを含むことができる。前記透明フィルム151は、前記レジン層130の上面に配置されるか、または離隔し得る。前記透明フィルム151は、前記レジン層130の上面にシリコンまたはエポキシなどの接着材料で接着され得る。
【0037】
前記第2反射フィルム153は、金属フィルムを含み、Al、Ag、Ptのうち少なくとも一つを含むことができ、例えば、前記透明フィルム151上にAl層として積層され得る。このとき、前記第2反射層150上にAl層が露出される場合、未点灯時にAl面が露出され得、点灯時にホール155を介して光が放出され得る。前記ホール155は、未点灯時に外部から視認されないサイズであり得る。
【0038】
前記第2反射フィルム153は、前記透明フィルム151の上面に配置されて、前記透明フィルム151を介して入射した光を反射し、複数のホール155を介して透過させることができる。前記複数のホール155のそれぞれは、前記第2反射フィルム153の上面から下面まで貫通され得る。前記複数のホール155のそれぞれは、前記透明フィルム151の上面または下面まで貫通されないことがある。すなわち、前記第2反射層150は、前記第2反射フィルム153上にレーザー工程を通じて複数のホール155をパンチング(Punching)した後、前記透明フィルム151の一面にコーティングまたは蒸着され得る。
【0039】
前記第2反射フィルム153は、前記透明フィルム151の一面に配置されるか、または両面に配置され得る。前記第2反射フィルム153と前記透明フィルム151とを有する第2反射層150は、前記レジン層130の表面に付着し得る。このとき、前記第2反射フィルム153は、前記透明フィルム151の外層に配置され得る。他の例として、前記第2反射フィルム153は、前記透明フィルム151の内層であるか、または外層および内層として実現され得る。
【0040】
前記第2反射層150の厚さは、0.6mm以下であり得る。例えば、0.1mm~0.6mmの範囲であり得、前記厚さが前記範囲よりも小さい場合、作業性が容易でないか、面の均一度が低下することがあり、前記厚さが前記範囲よりも厚い場合、照明装置400の厚さが増加し、軟性特性が低下することがある。
【0041】
前記透明フィルム151の厚さは、0.3mm以下、例えば、0.05mm~0.3mmの範囲であり得、前記範囲よりも薄い場合、工程測定においてベース層として機能が困難であり、前記範囲よりも厚い場合、軟性特性を実現することが困難であるという問題がある。前記第2反射フィルム153の厚さは、0.3mm以下、例えば、0.05mm~0.3mmの範囲であり得、前記範囲よりも薄い場合、反射特性が低下することがあり、前記範囲よりも厚い場合、レーザー加工が困難なことがある。前記第2反射フィルム153は、前記透明フィルム151の厚さと同じでも薄くてもよい。前記第2反射フィルム153の厚さは、前記ホール155の深さと同じでもよい。
【0042】
前記複数のホール155のそれぞれは、上面直径と下面直径とが同じでもよい。前記複数のホール155は、直径または幅が90μm以下、例えば10μm~90μmの範囲であるか、または30μm~70μmの範囲であり得る。前記ホール155のサイズは、前記光源100から放出された波長(例えば、赤色波長)の20倍以下であり得、例えば2倍~15倍の範囲である。前記ホール155の直径または幅が前記範囲よりも小さい場合、加工が困難であり、前記範囲よりも大きい場合、ホールのヒドゥン(hidden)特性が困難なことがある。他の例として、前記複数のホール155のうち少なくとも一つまたは二つ以上は、上面直径よりも下面直径がより小さくてもよく、このようなホール155の傾斜した表面を介してより広い光分布で照射され得る。
【0043】
前記複数のホール155のそれぞれは、上面面積と下面サイズが互いに同じでもよい。他の例として、前記ホール155のそれぞれは、上面面積が下面面積よりも大きくてもよく、この場合、レーザーが照射される上面面積が下面面積よりも大きくてもよい。前記ホール155のサイズは、前記反射パターン123のサイズの90%以下、例えば10%~90%の範囲であり得る。前記ホール155の上面または下面の面積は、前記反射パターン123の下面面積の90%以下、例えば10%~90%の範囲であり得る。前記ホール155のサイズは、前記各ホール155の幅であるか、上面または下面の面積を含むことができる。前記ホール155のサイズが前記範囲よりも小さい場合、加工が困難であり、前記範囲よりも大きいと、ホールが外部から視認されるか、面均一度が低下することがある。
【0044】
図3に示すように、前記複数のホール155がn行およびm列(m、nは、2以上の整数)で配置された場合、前記ホール155は、隣接する列(例えば、L1、L2)の間隔D1は、各列L1、L2内でホール155の間隔D2よりも大きいか同じ領域を含むことができる。ここで、前記各ホール155間隔D2は、0.5mm以上、例えば0.5mm~2mmの範囲であり得、前記隣接する列L1、L2の間隔D1は、0.5mm以上、例えば0.5mm~2mmの範囲であり得る。前記間隔D1、D2は、前記LED101、102から離れるほど同じであるか、または減少することがある。好ましくは、前記複数のホール155は、n列のうち第1列L1の第1番目のホールと第2番目のホールおよびn列のうち第2列L2の第1番目のホールと第2番目のホールを含み、前記第1列L1の第1番目のホールと第2番目のホールとの間の間隔D2は、前記第2列L2の第1番目のホールと第2番目のホールとの間の間隔D3と同じでも小さくてもよい。前記第1列L1は、前記第2列L2よりも前記光源100の出射面11にさらに隣接して配置され得る。
【0045】
第1例によるホール155は、前記光源100(101、102)から離れるほどホール155のサイズが同じ領域または/およびホール155のサイズが徐々に大きくなる領域を含むことができる。ここで、前記ホール155のサイズが同じ領域は少なくとも二つの列を含むことができ、前記ホール155のサイズが徐々に大きくなる領域は、前記ホール155のサイズが第1方向Xに連続的に大きくなるか、第1方向Xに不連続的に増加する領域を含むことができる。また、前記大きくなる領域は、前記各領域内でサイズが同一であり、隣接する領域でサイズが異なる少なくとも二つの領域を含むことができる。ここで、前記連続的に大きくなる領域は、前記LED101、102の出射面11を基準に離れるほど徐々に大きくなることがあり、各列では同一であるか、前記出射面11から離れるほど大きくなることがある。
【0046】
第2例による前記ホール155は、前記光源100(101、102)から離れるほどホール155の間隔が同じ領域または/およびホール155の間隔が徐々に大きくなる領域を含むことができる。ここで、前記ホール155の間隔が同じ領域は、少なくとも二つの列を含むことができ、前記ホール155の間隔が徐々に大きくなる領域は、前記ホール155の間隔が一方向(例えば、出射方向)に連続的に大きくなるか、一方向に不連続的に増加する領域を含むことができる。また、前記大きくなる領域は、前記各領域または各列内で間隔が同じでも異なってもよい。
【0047】
図4の例のように、前記反射パターン123が配置された領域は、第1サイズを有する第1反射パターンR1が配列された第1領域A1と、前記第1サイズよりも大きい第2サイズの第2反射パターンR2が配列された第2領域A2と、前記第2サイズよりも大きい第3サイズの第3反射パターンR3が配列された第3領域A3とを含むことができる。前記第1領域A1は、前記LED101、102の出射面11を基準に第1反射パターンR1が2列以上に配列され、前記第2領域A2は、第1領域A1と第3領域A3との間に配置され、第2反射パターンR2が2列以上に配置され、前記第3領域A3は、前記LED101、102の出射面11を基準に最も遠い領域に配置され、第3反射パターンR3が2列以上に配列され得る。前記第1~第3領域A1、A2、A3は、反射パターン123のサイズが不連続的に増加する領域である。
【0048】
前記ホール155が配置された領域は、前記第1~第3反射パターンR1、R2、R3の領域と対応するように第1~第3領域A1、A2、A3で説明すると、第5サイズの第1ホールH1が配列された第1領域A1と、前記第5サイズよりも大きい第6サイズの第2ホールH2が配列された第2領域A2と、前記第6サイズよりも大きい第7サイズの第3ホールH3が配列された第3領域A3とを含むことができる。前記第1ホールH1は、前記第1領域A1で前記LED101、102の出射面11を基準に2列以上に配列され、前記第2ホールH2は、前記第1領域A1と第3領域A3との間の第2領域A2で2列以上に配置され、前記第3領域A3の第3ホールH3は、前記LED101、102の出射面11を基準に最も遠い領域に配置され、2列以上に配置される。前記第1~第3領域A1、A2、A3は、ホールH1、H2、H3のサイズが不連続的に増加する領域である。
【0049】
図1および図4に示すように、第1例による第1~第3領域A1、A2、A3は、各ホールH、H2、H3のサイズがSA1、SA2、SA3の場合、HA1<HA2<HA3の関係を有することができる。前記第1~第3領域A1、A2、A3は、各反射パターンR1、R2、R3のサイズがRA1、RA2、RA3の場合、RA1<RA2<RA3の関係を満足することができる。前記第2反射層150におけるホールの全面積は、ホールを除いた反射層の上面面積よりも小さくてもよい。前記第1反射層120における反射パターンの全面積は、反射パターンを除いた反射層の上面面積よりも小さくてもよい。
【0050】
一例として、照明装置400は、第4領域A4を含むことができる。前記第4領域A4は、各LED101、102の出射面11から後方向に所定距離の領域であって、第2LED102に隣接する前記第3領域A3と第1領域A1との間に配置されるか、第1LED102の出射面11で後方領域に配置され得る。前記第4領域A4は、前記第4反射パターンR4のサイズが前記第1、2領域A1、A2の第1または2反射パターンR1、R2のサイズと同じか、第3領域A3の第3反射パターンR3のサイズよりも小さくてもよい。前記第4領域A4は、前記第4ホールH4のサイズが前記第1、2領域A1、A2の第1または2ホールH1、H2のサイズと同じか、第3領域A3の第3ホールH3のサイズよりも小さくてもよい。
【0051】
前記ホール155のn個の列は、少なくとも二つ以上(例えば、L1、L2)が互いに平行であるか、前記LED101、102の各出射面11に平行な直線に対して平行または傾斜して配列され得る。前記n個の列は、前記LED101、102を中心に同心円系状に配置され得る。
【0052】
図3および図4に示すように、本発明の実施例では、複数の反射パターン123のうち最小サイズの第1反射パターンR1が、前記複数のホール155のうち最大サイズの第3ホールR3よりも大きくても同じでもよい。すなわち、前記複数のホール155のそれぞれは、レーザーを通じて加工されるので、95%以上のホール155は、前記反射パターン123の最小サイズよりも小さいサイズで提供され得る。
【0053】
前記複数のホール155のうち少なくとも一つ、少なくとも一つの列、または二つ以上は、前記反射パターン123と前記基板110に垂直な方向Zに重なることがある。前記複数のホール155と前記複数の反射パターン123とは、一部領域Z1、Z2で前記基板110に垂直な方向に重なることがある。前記複数のホール155と前記複数の反射パターン123との重畳比率は、前記基板110に垂直な方向に50%以上、例えば60%~98%の範囲、または80%~98%の範囲で重なることがある。このような重畳比率が前記範囲内にある場合、光分布度が改善され得、前記範囲を外れる場合、ホットスポットが発生する領域が発生し得る。前記複数のホール155において前記反射パターン123と垂直方向に重なるホールの割合または個数が、前記反射パターン123と重ならないホールの割合または個数よりも多くてもよい。また、前記複数のホール155の総数は、前記複数の反射パターン123の総数よりも多くてもよい。
【0054】
本発明の一例として、前記複数の反射パターン123は、前記ホール155のそれぞれと垂直方向に重なることがある。すなわち、前記複数の反射パターン123は、前記ホール155と一対一で対向する領域Z1、Z2に配置され得る。前記ホール155のそれぞれのサイズは、前記反射パターン123のそれぞれのサイズよりも小さく配置されるので、垂直に重なるホール155は、前記反射パターン123のセンターまたはエッジ部分と重なることがある。例えば、図4に示すように、第2反射層150から第1反射層120を透視した図を見ると、重なるホール155は、前記反射パターン123の領域のうちLED101、102により近い領域に位置することができる。他の例として、重なるホール155は、前記反射パターン123の領域のうちLED101、102からより遠い領域に位置することができる。これにより、曲面を有する反射パターン123で反射された光が対向するホール155に進むことができる。すなわち、前記ホール155は、光の反射または屈折角の進行方向に応じて、前記反射パターン123のセンターを基準に、そのセンター領域、センターの内側エッジ、またはセンターの外側エッジのうち少なくとも一つまたは二つ以上の形態に応じて配置され得る。
【0055】
前記ホール155のうち前記第1、2LED101、102と重なる第4ホールH4は、第4領域A4に配置され得る。前記第4領域A4で第4ホールH4と第4反射パターンR4とが重なる比率は、第2および第3領域A2、A3の重畳比率よりも低くてもよい。ここで、全領域内で少なくとも一つのホール155は、その下部の反射パターン123との重畳比率が1%~100%の割合で重なることがある。前記重畳比率が前記範囲を外れる場合、一部領域で暗部が発生するか、光分布度が均一でないことがある。
【0056】
本発明の一例として、前記複数の反射パターン123の配列形態は、前記ホール155の配列形態と同じか、一部が同じ領域を含むことができる。すなわち、LED101、102の出射面11を基準に隣接する反射パターン123の中心間の間隔は、隣接するホール155の中心間の間隔と同じか、一部が同じ領域を含むことができる。例えば、前記複数の反射パターン123の少なくとも一つの列は、前記ホール155の少なくとも一つの列の配列形態が同じであり、垂直方向に重なることがある。または、前記複数のホール155の配列形態は、n個の列を含み、前記複数の反射パターン123の配列形態は、m個の列を含む場合、前記mとnは、1以上の整数であり、互いに同じでも異なってもよい。
【0057】
したがって、前記複数の反射パターン123は、前記ホール155と一対一で対向するので、前記LED101、102から放出された光および前記反射パターン123によって反射された光は、直接または間接的に前記ホール155を介して放出され得る。これにより、前記第2反射層150の光均一度が改善され得る。前記照明装置400は、点灯時に前記ホール155を介して放出された光の分布を有し、未点灯時に前記第2反射層150の表面色の反射材質(例えば、Al)が露出または視認され得る。前記未点灯時には、前記ホールサイズが小さいので、外部、すなわち30cm以上の距離で視認されないことがある。このような実施例では、点灯時の光分布は、図27の(A)のように提供され、正面配光が4.5cdであって、車両の正面配光法規に満足するようになる。
【0058】
図5に示すように、照明装置400は、第5領域A5を含むことができる。前記第5領域A5は、前記第1、2LED101、102の上部に配置され、前記ホール155がなく前記反射フィルム153で覆われる領域であり得る。前記第5領域A5は、遮光領域であり得る。すなわち、第1、2LED101、102上に遮光領域を配置して、LED101、102の前方から相対的に高い強度の光が出射されることを遮断することができる。前記遮光領域は、LED101、102を基準に出射側面積が後方側面積よりも大きくてもよい。前記遮光領域は、半球形状または円形状であり得る。
【0059】
図6に示すように、基板110の互いに反対側に配置されたLED101、103は、出射面11が照明装置400のセンター側に向かって配置され得る。互いに反対側に配置された二つのLED101、103は、同じ線上で対面して配置されるか、互いにずれて配置され得る。したがって、LED101、103は、センター領域に向かって光を照射することができる。前記第1、2反射層120、150の構成は、上記に開示された光源100の出射側に配列された例を選択的に適用することができる。例えば、第1、2のLED101、103の出射面11から離れるほど反射パターン123のサイズが徐々に大きくなる領域を有することができ、前記反射パターン123のそれぞれの上部には、前記第2反射層150の少なくとも一つのホール155が対向し得る。
【0060】
前記複数のLED101、102のうち第1LED101の出射面11を基準に、前記第1方向Xに前記第1LED101の出射面11と隣接して配置された前記複数のホール155の個数またはサイズは、前記第1方向Xとは反対の方向に前記第2LED103の出射面11と隣接して配置された前記複数のホール155の個数またはサイズと同じでも異なってもよい。
【0061】
図7図8、および図9は、上記の開示された構成において第2反射層150のホール155を変形した例であって、ホール155のサイズが全領域で等しく提供され得る。図7図9に示すように、前記第1領域A1における第1ホールH1の単位密度は、前記第2領域A2における第2ホールH2の単位密度よりも小さくてもよく、前記第2領域A2における第2ホールH2の単位密度は、前記第3領域A3における第3ホールH3の単位密度よりも小さくてもよい。前記第1~第3ホールH1、H2、H3は、各LED101、102から離れるほどさらに多くの個数に配置されるか、遠い領域A1、A2、A3であるほどホール間の間隔がさらに狭くなることがある。第4領域A4は、第1、2ホールH1、H2のいずれか一つの配列形態や間隔で配置され得る。
【0062】
図8に示すように、第1領域A1またはその一部で第1ホールH1と第1反射パターンR1は、垂直方向に一対一で重なることがあり、第2領域A2またはその一部で一つまたは二つの第2ホールH2は、第2反射パターンR2のそれぞれに垂直方向に重なることがあり、第3領域A3またはその一部で一つ、二つ、三つ、または四つの第4ホールH3は、前記第3反射パターンR3のそれぞれに垂直方向に重なることがある。
【0063】
図9に示すように、第2反射層150におけるホール155のサイズが、全領域で同じであり、その下部の反射パターン123のサイズが全領域で同じであり、前記ホール155のサイズよりも大きい場合、前記ホール155のうち50%以上または70%以上が反射パターン123のそれぞれと一対一で対向し得る。
【0064】
図4図7図9に開示された第4領域A4は、除去されることがあり、この場合、第3領域A3の第3ホールH3および第3反射パターンR3が各LED101,102の後方まで延びることがある。また、第1、2、3領域A1、A2、A3において、第1ホールH1は第1ホールグループとして定義することができ、第2ホールH2は第2ホールグループとして定義することができ、第3ホールH3は第3ホールグループとして定義することができる。また、第1、2、3領域A1、A2、A3において、第1反射パターンR1は第1反射パターングループとして定義することができ、第2反射パターンR2は第2反射パターングループとして定義することができ、第3反射パターンR3は第3反射パターングループとして定義することができる。また、それぞれのホールH1、H2、H3、H4は、単位ホールとして定義することができ、それぞれの反射パターンR1、R2、R3、R4は、単位反射パターンとして定義することができる。
【0065】
図10図12は、本発明の実施例に開示された反射パターンの配列形態とその上部のホールの配列形態を説明する。
【0066】
図10および図3を参照すると、複数の第1反射パターンR11または第1グループは、第1幅w1を有することができ、第1列L1(図3)上で隣接する複数の第1反射パターンR11は、第1間隔で離隔し得る。前記第1反射パターンR11の列に沿って互いに隣接する複数の第1反射パターンR11間の第1間隔は、互いに同じてもよい。ここで、前記第1反射パターンR11の第1列L1は、直線形状に示したが、曲線形状または斜線形状を有することができる。
【0067】
前記第2反射パターンR12または第2グループは、前記第1反射パターンR11よりも前記光源100から遠い距離に位置することができる。前記第2反射パターンR12の列に沿って互いに隣接する複数の第2反射パターンR12間の第2間隔は、互いに同じでもよい。ここで、第2反射パターンR12の列は、直線形状に示したが、曲線形状または斜線形状を有することができる。
【0068】
前記第3反射パターンR13または第3グループは、前記第2反射パターンR12よりも前記光源100から遠い距離に位置することができる。前記第3反射パターンR13の列に沿って互いに隣接する複数の第3反射パターンR13間の第3間隔は、互いに同じでもよい。ここで、前記第3反射パターンR13の列は、直線形状に示したが、曲線形状または斜線形状を有することができる。
【0069】
前記第4反射パターンR14または第4グループは、前記第3反射パターンR13よりも前記光源100から遠い距離に位置することができる。前記第4反射パターンR14の列に沿って互いに隣接する複数の第4反射パターンR14間の第4間隔は、互いに同じでもよい。ここで、前記第4反射パターンR14の列は、直線形状に示したが、曲線形状または斜線形状を有することができる。
【0070】
図10および図11に示すように、光源100を基準に、第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14のそれぞれの幅がW1、W2、W3、W4の場合、W1<W2、W2<W3、W3<W4、W1<W2<W3、またはW1<W2<W3<W4の関係のうち少なくとも一つの条件を満足する領域を含むことができる。図10および図12に示すように、光源100を基準に、第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14の間隔がP1、P2、P3の場合、P1>P2、P2>P3、またはP1>P2>P3の条件のうち少なくとも一つを満足する領域を含むことができる。図11に示すように、光源100を基準に、前記第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14のそれぞれの幅がW1、W2、W3、W4の場合、W1<W2、W2<W3、W3<W4、W1<W2<W3、またはW1<W2<W3<W4の関係のうち少なくとも一つの条件を満足する領域と、隣接する第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14間の間隔がP1、P2、P3の場合、P1=P2、P2=P3、またはP1=P2=P3の条件のうち少なくとも一つを満足する領域とを含むことができる。
【0071】
図12に示すように、光源100を基準に、第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14のそれぞれの幅がW1、W2、W3、W4の場合、W1=W2、W2=W3、W3=W4、W1=W2=W3、またはW1=W2=W3=W4の関係のうち少なくとも一つの条件を満足する領域と、第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14との間の間隔がP1、P2、P3の場合、P1>P2、P2>P3、またはP1>P2>P3の条件のうち少なくとも一つを満足する領域とを含むことができる。
【0072】
前記第1~第4反射パターンR11、R12、R13、R14のそれぞれの上部は、前記第1~第4ホールH11、H12、H13、H14のそれぞれの少なくとも一部が垂直方向に重なるように配置され得る。これにより、第1~第4ホールH11、H12、H13、H14は、前記反射パターンR11、R12、R13、R14の幅W1、W2、W3、W4よりも小さい幅を有し、互いに同じ幅(図12参照)を有するか、または光源100から離れるほどより大きい幅(図10図11参照)を有して対向するし得る。
【0073】
図13図15に示すように、第1反射層120は、第1反射フィルム121上に多角形状の反射パターン123を含むことができる。前記反射パターン123は、LED101、102の出射側の周辺から離隔することがあり、各LED101、102から離れるほど徐々に大きくなるか、または同じサイズで提供され得る。ここで、前記反射パターン123とLED101、102の出射側との間の最小離隔距離D5は、前記LED101、102の間隔X1の10%以上、例えば、10%~50%の範囲または20%~40%の範囲で離隔する。このような最小離隔距離D5は、反射パターン123によって第2反射層150を介してホットスポットが発生するか、光分布が90%以上均一であるように離隔させることができる。
【0074】
前記第1反射層120は、例えば、ベース反射層122、前記ベース反射層122上に配置された透光層124、および前記ベース反射層122と前記透光層124との間に配置されたパターン層126を含む。前記ベース反射層122は、光を反射する物質、例えば、金属または非金属物質を含み、金属の場合は、Agなどの金属層が配置され得、非金属材質の場合は、プラスチック材質を含むことができる。前記透光層124は、透明フィルムであって、シリコンまたはエポキシなどの樹脂材質であるが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ウレタンなどの透明なプラスチック材質のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0075】
前記パターン層126は、前記反射層122と前記透光層124との間を接着させ、内部に複数の反射パターンR5を含むことができる。前記パターン層126は、金属酸化物を含むことができ、例えば、TiO、CaCO、BaSO、ALなどの材質であるか、シリコン、ポリシリコン(PS)のうち少なくとも一つを含むインクを用いて印刷することができる。前記パターン層126は、例えば、シリコンまたはエポキシ内に金属酸化物が添加された材質で形成され得る。
【0076】
前記反射パターンR5は、前記光源100から離れるほどパターンの密度が徐々に高くなることがある。前記反射パターンR5の単位構造は、多角形状、円形状、楕円形状、整形または非定形状を有し、二次元または三次元で形成され得る。前記反射パターンR5の単位構造は、内部にエアギャップを有する六角形状が密集して形成され得る。このようなパターン層126および反射層122により光を反射させることによって、光源100の数を減らすことができ、全領域における光均一度を改善させることができる。前記第1反射層120は、前記レジン層130の底部に配置されるので、前記レジン層130の厚さを薄くすることができる。
【0077】
図13に示すように、前記複数の反射パターンR5は、LED101、102から離れるほどサイズがより大きくなることがあり、ホール155の配列形態は、LED101、102の出射側を基準に離れるほどより大きくなる領域または/および単位ホールの密度が増加する領域を含むことができる。図14に示すように、照明装置は、複数の反射パターンR5上に少なくとも一つまたは複数のホール155が垂直方向に重なる領域を含むことができる。
【0078】
図13図15の実施例に係る照明装置は、一部のホール(LEDに隣接するホール)が反射パターンと重ならない場合であって、点灯時の光分布は、図27の(B)のように求められ、正面配光が3.8cdであって、車両の正面配光法規を満足するようになる。
【0079】
図16は、本発明の変形例であって、レジン層130と第2反射層150との間の一部に遮光部163を配置した構造である。前記遮光部163は、前記レジン層130の上面よりも高く配置される。前記遮光部163は、LED101、102上で前記LED101、102の上面面積の50%以上であるか、または50%~200%の範囲である。前記遮光部163は、白色材質で印刷された領域であり得る。前記遮光部163は、例えば、TiO、AL、CaCO、BaSO、Siliconのうちいずれか一つを含む反射インクを用いて単層または多層に印刷される。前記遮光部163は、前記LED101、102の出射面11を介して出射される光を反射させて、ホットスポットの発生を低減することができる。前記遮光部163は、遮光インクを用いて遮光パターンを印刷することができる。前記遮光部163は、前記第2反射層150の下面に印刷される方式で形成され得る。前記遮光部163は、入射する光を100%遮断しない材質であり、透過率が反射率よりも低くてもよく、光を遮光および拡散する機能を行うことができる。前記遮光部163の厚さは、同じか、領域によって異なる厚さに形成され得る。前記遮光部163の厚さは、例えば、センター領域が最も厚く、エッジ領域がセンター領域よりも薄くてもよい。前記遮光部163の厚さは、入射した光度に比例して厚くなる。
【0080】
前記遮光部163は、外部からLED101、102が見える問題を軽減し、LED101、102の領域上におけるホットスポットを低減できるので、全領域に均一な光分布を提供することができる。前記遮光部163の周領域は、接着層161が配置され、前記接着層161は、透明な樹脂材質で形成され、レジン層130と第2反射層150の透明フィルム151との間に接着される。
【0081】
図17は、第2反射層の変形例であって、レジン層130上にホール155を有する第2反射フィルム153と、前記第2反射フィルム153上に透明フィルム151が配置され得る。前記第2反射フィルム153は、前記レジン層130の上面に接着され得る。前記透明フィルム151には、前記ホール155と対面する領域に貫通ホールが形成されないことがある。他の例として、前記透明フィルム151には、前記ホール155と対面する領域に貫通ホール(図示せず)が形成され得る。これにより、前記透明フィルム151を介してホール155または貫通ホールを介して拡散した光が出射され得る。
【0082】
図18および図19に示すように、照明装置は、1列または一つのLEDを有する個別の発光ユニットとして提供され得る。このような個別発光ユニットは、行方向に複数配列されるか、行方向に複数のLEDが配列されたユニットとして提供され得る。
【0083】
図18に示すように、照明装置400は、レジン層130の厚さがLED101から離れるほど徐々に薄くなる構造で提供され得る。すなわち、基板110の一側(LED隣接領域)に配置されたレジン層130の厚さは最も厚く、基板110の他側(一側とは反対)に配置されたレジン層130の厚さは最も薄くてもよい。このとき、反射パターン123のサイズは、LED101から離れるほどより大きくなるか、同じサイズで提供され得る。ここで、レジン層130の最も薄い厚さは、最も厚い厚さの1倍未満、例えば、0.3倍~0.9倍の範囲であり、前記範囲の場合、反射パターンとホールの配列形態で光分布を均一に調節することができる。
【0084】
図19に示すように、照明装置400は、レジン層130の厚さが前記LED101から離れるほど徐々に厚くなる構造で提供され得る。すなわち、基板110の一側(LED隣接領域)に配置されたレジン層130の厚さは最も薄く、基板110の他側(一側とは反対)に配置されたレジン層130の厚さは最も厚くてもよい。このとき、反射パターン123のサイズは、LED101から離れるほど大きくなるか、同じサイズで提供され得る。ここで、レジン層130の最も厚い厚さは、最も薄い厚さの3倍以下、例えば、1.1倍~3倍の範囲であり、前記範囲の場合、反射パターンとホールの配列形態で光分布を均一に調節することができる。図18および図19に示すように、前記第2反射層150のホール155のうち少なくとも一つ、少なくとも1列、二つ以上は、反射パターン123と垂直方向に重なることがある。このような反射パターン123および前記ホール155の配列形態は、上記に開示された実施例または変形例のうちから選択され得る。
【0085】
図20を参照すると、光源105は、レジン層130の一側面と対面して配置され得る。前記光源105は、基板部115上に一つまたは複数配置され、前記レジン層130の一側面と対面することができる。これにより、前記光源105が外部に配置されるので、光源105の交替を容易にすることができる。また、レジン層130の下部の第1反射層120は、支持層110A上に配置され得るので、前記支持層110Aは、回路パターンのない部材として提供され得る。前記光源105は、レジン層130の一側面に配置されるか、一側面と他側面にそれぞれ配置され得る。照明装置400は、第1反射層120の反射パターン123と第2反射層150のホール155の配列形態は、上記に開示された実施例または変形例のうちから選択され得る。
【0086】
図21に示すように、第2反射層150は、レジン層130の側面に延びる延長部150Aを含むことができる。前記延長部150Aは、透明フィルム151および第2反射フィルム153を含み、前記第2反射フィルム153には、ホール155が配置され得る。前記延長部150Aのホール155は、前記反射パターン123と水平方向または垂直方向に重ならないことがある。前記延長部150Aには、ホール155が形成されないことがある。
【0087】
図22に示すように、複数のLED101、102は、互いに同じ列または互いに異なる列に配置されるか、互いに同じ行または互いに異なる行に配置され得る。図23に示すように、隣接するLED101、102間の外側に他のLED104、106が少なくとも一つまたはそれ以上配置され得る。
【0088】
図24に示すように、照明装置は、上記に開示された反射パターンが配置された列方向またはLEDの列方向に長い長さを有するラインホール155Aを含むことができる。前記ラインホール155Aの長さは、第2反射層150の幅(Y方向の長さ)の10%以上、例えば50%~90%の範囲であり得る。前記ラインホール155Aの長さが前記範囲よりも大きい場合、ライン外廓の光分布は、ライン中心とは異なる分布を有することができる。前記ラインホール155Aは、前記第2反射層150の幅(Y方向の長さ)の10%~30%の範囲では、各ラインに沿って二つ以上が配置され得る。
【0089】
前記ラインホール155Aのそれぞれは、上記に開示された反射パターン123の列に沿って配置され得る。前記ラインホール155Aのそれぞれの幅(X方向の長さ)は、LED101、102から離れるほどより大きくなるか、または同じ領域を含むことができる。前記ラインホール155A間の間隔(X方向の間隔)は、LED101、102から離れるほどより広くなるか、または同じ領域を含むことができる。
【0090】
比較例は、発明の照明装置で点灯および未点灯時の左45度、正面、右45度における光分布について説明する。照明装置は、赤色光が放出される例として説明する。比較例は、点灯の場合、左45度、正面および右45度で赤色光が均一な分布で発光し、未点灯の場合、左45度、正面および右45度で左/右図が互いに同一に現れることがある。これに対し、本発明は、点灯の場合、正面と左、右45度で光分布が上記に開示されたホールにより均一な分布で現れ、未点灯の場合、左、右45度で外部表面イメージと正面における外部表面に前記ホールが露出されず、正面におけるイメージが他のイメージ、例えば、金属(Al)イメージで露出される。これにより、第2反射層によって見る角度に応じて未点灯時のイメージを異なるように提供することができ、点灯時の光分布が改善され、未点灯時の外観イメージを反射層の表面材質で露出させることができる。
【0091】
前記照明装置400は、点灯時に第2反射層150を介して抽出されたホール形状の光が配光分布を形成することができ、未点灯時に前記第2反射層150の表面(金属表面)が視認されることがあり、ホールは、サイズが小さくて、実質的に外部から視認されないことがある。これにより、未点灯時に第2反射層の材質による表面イメージを改善させることができる。
【0092】
本発明の一実施例に係る照明装置400は、ブラケットで照明領域を除いた領域を包むことができる。前記ブラケットは、照明装置400の下部、側壁、および上部の周りに配置され得る。前記照明装置400は、前記照明モジュール10から放出された光を特定の方向に向けて放出することができる。前記照明装置400は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば、車両用ランプ、家庭用照明装置、および産業用照明装置に適用することができる。例えば、車両用ランプに適用される照明モジュールの場合、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、テールランプ(Tail lamp)、方向指示灯(turn signal lamp)、後進ランプ(back up lamp)、ストップランプ(stop lamp)、昼間走行灯(Daytime running right)、車両室内照明、ドアースカーフ(door scarf)、リアコンビネーションランプ、バックアップランプなどに適用可能である。
【0093】
図25は、実施例に係る照明装置が適用された車両ランプが適用された車両の平面図であり、図26は、実施例に開示された照明装置が適用された車両の後尾灯の一例を示す図である。
【0094】
図25および図26を参照すると、移動体または車両900における前方ランプ850は、一つ以上の照明装置を含むことができ、これらの照明装置の駆動時点を個別に制御して通常のヘッドランプとしての機能だけでなく、運転者が車両ドアを開いた場合、ウェルカム灯またはセレブレーション(Celebration)効果などの付加的な機能まで提供することができる。前記ランプは、昼間走行灯、上向き灯、下向き灯、霧灯または方向指示灯に適用され得る。
【0095】
車両900において後尾灯800は、ハウジングによって支持される複数のランプユニット810、812、814、816が配置され得る。例えば、前記ランプユニット810、812、814、816は、一側に配置された第1ランプユニット810、前記第1ランプユニット810の外周に配置された第2ランプユニット812、および前記第2ランプユニット812の内側にそれぞれ配置された第3および第4ランプユニット814、816を含むことができる。前記後尾灯800は、第3、4ランプユニット814、816の内側に配置された実施例に開示された照明装置400を含むことができ、前記照明装置400は、照明と表面イメージを改善した複合ヒドゥン(hidden)ランプとして機能することができる。
【0096】
図26の(A)に示すように、未点灯時、ホール155が見えるように示したが、外部から見て視認されないサイズであり、第2反射層の第2反射フィルムが露出され、(B)のようにホール155を介して光が照射され得る。点灯時、照明装置400のホール155を介して放出された光の色は、前記車両の色とは異なり、未点灯時、照明装置400の第2反射層の表面イメージは、車両の色と同じか、金属色(アルミニウム色)を有する。これにより、ヒドゥンランプとして提供され得る。他の例として、前記第1~第4ランプユニット810、812、814、816は、実施例に開示された照明装置を選択的に適用することができ、前記照明装置の外側に前記ランプユニット810、812、814、816の照明特性のために赤色レンズカバーまたは白色レンズカバーが配置され得る。このような前記ランプユニット810、812、814、816に適用された実施例に開示された照明装置は、面光を特定の方向により高い光度で照射することができる。
【0097】
前記第1および第2ランプユニット810、812は、曲面形状、直線形状、角形状、傾斜形状、または平面形状のうち少なくとも一つまたはこれらの混合構造で提供され得る。前記第1および第2ランプユニット810、812は、各後尾灯に一つまたは複数配置され得る。前記第1ランプユニット810は、テールランプとして提供され得、前記第2ランプユニット812は、ストップランプとして提供され得、前記第3ランプユニット814は、後進ランプとして提供され得、前記第4ランプユニット816は、ターンシグナルランプとして提供され得る。前記後尾灯800は、本発明の実施例に開示された照明装置を用いて、車幅灯、ストップランプ、方向指示灯のうち少なくとも一つの機能を提供することができる。
【0098】
以上、実施例で説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも一つの実施例に含まれ、必ず一つの実施例にのみ限定されるものではない。さらに、各実施例に例示された特徴、構造、効果などは、実施例が属する分野で通常の知識を有する者によって他の実施例に対しても組合せまたは変形して実施可能である。したがって、このような組合せと変形に関連した内容は、本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。
【0099】
また、以上では実施例を中心に説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明を限定するものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有した者であれば、本実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、以上で例示されていない多様な変形と応用が可能であることが理解できるであろう。例えば、実施例に具体的に示された各構成要素は、変形して実施することができるものである。そして、このような変形と応用に関連した差異点は、添付された請求範囲で規定する本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
【手続補正書】
【提出日】2024-03-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板上に配置され、複数の反射パターンを有する第1反射層と、
前記基板上に配置される光源と、
前記第1反射層上に配置されるレジン層と、
前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、
前記複数のホールの配列形態は、前記複数の反射パターンの配列形態と同じであり、
前記複数の反射パターンと前記複数のホールは、一部領域で前記基板の上面に対して垂直な方向に重なり、
前記重なる一部領域で前記ホールのサイズは、前記反射パターンのサイズよりも小さい、照明装置。
【請求項2】
前記複数のホールの配列形態は、n個の列を含み、
前記複数の反射パターンの配列形態は、m個の列を含み、
前記mおよびnは、1以上の整数であり、互いに同じか異なる、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記複数のホールは、n列のうち第1列の第1番目のホールと第2番目のホールおよびn列のうち第2列の第1番目のホールと第2番目のホールを含み、
前記第1列の第1番目のホールと第2番目のホールとの間の間隔は、前記第1列の第1番目のホールと前記第2列の第1番目のホールとの間の間隔と同じか小さく、
前記第1列は、前記第2列よりも前記光源の出射面にさらに隣接して配置される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1反射層は、第1反射フィルムを含み、
前記複数の反射パターンは、前記第1反射フィルム上に配置され、
前記複数の反射パターンは、 前記レジン層の下部に覆われる、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第2反射層は、透明フィルムおよび前記透明フィルム上に配置された第2反射フィルムを含み、
前記複数のホールは、前記第2反射フィルムに貫通される、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第2反射フィルムは、金属フィルムを含み、
前記レジン層の厚さは、2.7mm以下であり、
前記照明装置は、赤色光を放出する、請求項に記載の照明装置。
【請求項7】
基板と、
前記基板上に配置され、複数の反射パターンを有する第1反射層と、
前記基板上に配置される光源と、
前記第1反射層上に配置されるレジン層と、
前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、
前記複数のホールは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記複数のホールの単位面積当たりの個数が多くなる領域を含み、
前記複数の反射パターンと前記複数のホールは、前記基板の上面に対して垂直な方向に一部領域が重なり、
前記重なる一部領域で前記ホールのサイズは、前記反射パターンのサイズよりも小さい、照明装置。
【請求項8】
前記複数のホールのそれぞれのサイズは、同じであり、
前記複数の反射パターンのそれぞれのサイズは、同じであり、
前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンの単位面積当たりの個数が多くなる領域を含む、請求項7に記載の照明装置。
【請求項9】
前記複数のホールのそれぞれのサイズは、同じであり、
前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンのサイズが大きくなる領域を含む、請求項7に記載の照明装置。
【請求項10】
基板と、
前記基板上に配置され、複数の反射パターンを有する第1反射層と、
前記基板上に配置される光源と、
前記第1反射層上に配置されるレジン層と、
前記レジン層上に配置され、複数のホールを有する第2反射層と、を含み、
前記複数のホールは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記ホールのサイズが大きくなる領域を含み、
前記複数の反射パターンと前記複数のホールは、一部領域が前記基板の上面に対して垂直な方向に重なり、
前記重なる一部領域で前記ホールのサイズは、前記反射パターンのサイズよりも小さい、照明装置。
【請求項11】
前記複数の反射パターンは、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記反射パターンのサイズが大きくなる領域を含み、
前記複数のホールの全面積は、前記第2反射層の反射領域の全面積よりも小さい、請求項10に記載の照明装置。
【請求項12】
前記光源は、複数のLEDを含み、
前記複数のLEDは、第1方向に光を放出するように配置される、請求項1、請求項7、または請求項10のうちいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記複数のLEDのうち一つのLEDの出射面を基準に前記第1方向に第1LEDの出射面と隣接して配置された前記複数のホールの個数またはサイズは、前記第1方向とは反対の第2方向に第2LEDの出射面と隣接して配置された前記複数のホールの個数またはサイズとは異なる、請求項12に記載の照明装置。
【請求項14】
反射パターンを有する第1反射層と、
複数のホールを有する第2反射層と、
前記第1反射層と前記第2反射層との間に配置されたレジン層と、
前記レジン層の内部または外側に光を提供する光源と、を含み、
前記反射層は、前記光源の出射方向に前記光源から離れるほど前記ホールのサイズまたは間隔のうち少なくとも一つが変化する領域を含み、
前記第2反射層は、前記レジン層上に前記複数のホールを有する反射フィルムを含み、
前記複数のホールは、前記反射フィルムの上面から前記レジン層に向かって貫通され、
前記複数のホールのうち少なくとも一つまたは少なくとも一つの列は、前記反射パターンと垂直方向に重なる、照明装置。
【請求項15】
前記反射フィルムは、金属材質であり、
前記ホールのサイズは、前記光源から放出された波長の20倍以下であり、
前記複数のホールは、前記複数の反射パターンとの重畳比率が50%以上であり、
前記複数のホールのうち少なくとも一つは、垂直に重なる反射パターンとの重畳比率が1%~100%の範囲である、請求項14に記載の照明装置。
【国際調査報告】