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▶ 広州瑞派医療器械有限責任公司の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】内視鏡
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/008 20060101AFI20240822BHJP
   A61B 1/00 20060101ALI20240822BHJP
   A61B 1/015 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
A61B1/008 512
A61B1/00 711
A61B1/015 511
A61B1/015 512
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516880
(86)(22)【出願日】2022-12-05
(85)【翻訳文提出日】2024-03-15
(86)【国際出願番号】 CN2022136449
(87)【国際公開番号】W WO2023103930
(87)【国際公開日】2023-06-15
(31)【優先権主張番号】202111486328.5
(32)【優先日】2021-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524003448
【氏名又は名称】広州瑞派医療器械有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU RED PINE MEDICAL INSTRUMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】12/F,No.87 Luoxuan Avenue,Guangzhou International Bio-island,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong 510000,China
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ フェン
(72)【発明者】
【氏名】リ ジン
(72)【発明者】
【氏名】タン シャオフェン
【テーマコード(参考)】
4C161
【Fターム(参考)】
4C161CC06
4C161DD03
4C161FF12
4C161FF42
4C161FF43
4C161HH02
4C161HH04
4C161HH05
4C161HH22
4C161HH33
4C161HH34
(57)【要約】
内視鏡は、ノブ装置(200)、制動装置(300)及び湾曲部(800)を含む。ノブ装置(200)は、ハウジング(100)内に回転可能に装着された第1ワイヤ引きホイール(210)及び第2ワイヤ引きホイール(220)と、ハウジング(100)外に位置する第1ノブ(230)及び第2ノブ(240)とを含む。第1ワイヤ引きホイール(210)には、第1貫通孔(211)が穿設され、第2ワイヤ引きホイール(220)は、第1貫通孔(211)を通ってハウジング(100)外に延出し、第1ノブ(230)は、第1ワイヤ引きホイール(210)に外嵌され、第2ノブ(240)は、第1ノブ(230)に重ねて設けられ、且つ第2ワイヤ引きホイール(220)に外嵌される。制動装置(300)は、第1制動アセンブリ(310)と第2制動アセンブリ(320)とを含む。第1制動アセンブリ(310)は、第1ノブ(230)とハウジング(100)との間に設けられ、且つ第1ノブ(230)又は第1ワイヤ引きホイール(210)を制動するために用いられる。第2制動アセンブリは(320)、第2ノブ(240)の第1ノブ(230)とは反対側に設けられ、且つ第2ノブ(240)又は第2ワイヤ引きホイール(220)を制動するために用いられる。この内視鏡は、構造がよりコンパクトであり、配列がより合理的であり、操作がより便利になり、操作の信頼性の向上に有利である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡であって、
ハウジングと、ノブ装置と、制動装置と、湾曲部とを含み、
前記ハウジングには、前記ハウジングの内外を連通する第1取付孔が設けられ、
前記ノブ装置は、前記ハウジング内に回転可能に装着された第1ワイヤ引きホイール及び第2ワイヤ引きホイールと、前記ハウジング外に位置する第1ノブ及び第2ノブとを含み、前記第1ワイヤ引きホイールは、前記第1取付孔を通って前記ハウジング外に延出し、前記第1ワイヤ引きホイールには、第1貫通孔が穿設され、前記第2ワイヤ引きホイールは、前記第1貫通孔を通って前記ハウジング外に延出し、前記第1ノブは、前記第1ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第2ノブは、前記第1ノブに重ねて設けられ、且つ前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、
前記制動装置は、第1制動アセンブリと第2制動アセンブリとを含み、前記第1制動アセンブリは、前記第1ワイヤ引きホイールと前記ハウジングとの間に設けられ、且つ前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、前記第2制動アセンブリは、第2ノブの前記第1ノブとは反対側に設けられ、且つ前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、
前記湾曲部は、前記ハウジング外に位置し、牽引ワイヤによって前記第1ワイヤ引きホイール及び前記第2ワイヤ引きホイールにそれぞれ接続されている、ことを特徴とする内視鏡。
【請求項2】
前記第1制動アセンブリは、第1固定フレームと、第1制動ボタンと、前記第1固定フレームにスライド可能に設けられた少なくとも2つの第1制動部材とを含み、前記第1固定フレームは、前記ハウジングに位置決めされ、前記第1制動ボタンは、前記第1固定フレームに外嵌され、前記第1制動ボタンは回転すると、前記第1制動部材を駆動してスライドさせて前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを保持させることが可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項3】
前記第1固定フレームには、前記第1ワイヤ引きホイールが挿通する第1作動キャビティが設けられ、前記第1ノブは、前記第1作動キャビティ内に挿入され、且つ前記第1ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第1制動ボタンは回転すると、前記第1制動部材を駆動して前記第1作動キャビティ内に挿入させて前記第1ノブを保持させることが可能である、ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
【請求項4】
前記ノブ装置は、前記ハウジング内に設けられた第1ホルダをさらに含み、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2貫通孔が穿設され、前記第1ホルダは、前記第2貫通孔を通って前記ハウジング外に延出し、前記第2制動アセンブリは、前記第1ホルダに装着されている、ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項5】
前記第2制動アセンブリは、第2固定フレームと、第2制動ボタンと、前記第2固定フレームにスライド可能に設けられた少なくとも2つの第2制動部材とを含み、前記第2固定フレームは、前記第1ホルダに位置決めされ、前記第2制動ボタンは、前記第2固定フレームに外嵌され、前記第2制動ボタンは回転すると、前記第2制動部材を駆動してスライドさせて前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを保持させることが可能である、ことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
【請求項6】
前記第1ホルダには、第1固定孔が穿設され、前記第2制動ボタンには、前記第1固定孔に対応する第2固定孔が設けられ、前記第1固定孔と前記第2固定孔とに締結部材が挿通されることで、前記第2制動ボタンは、前記第1ホルダに回転可能に装着されている、ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡。
【請求項7】
前記第2ノブには、制動リングが設けられ、前記第2固定フレームには、前記制動リングが挿通する第2作動キャビティが設けられ、前記第2制動ボタンは回転すると、前記第2制動部材を駆動して前記第2作動キャビティ内に挿入させて前記制動リングを保持させることが可能である、ことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡。
【請求項8】
前記内視鏡は、送気送水弁と、前記湾曲部に設けられた先端部とを含み、前記送気送水弁は、前記ハウジング内に装着され、前記ハウジングの内壁には、第1挿着部が設けられ、前記送気送水弁には、第1挿着部に挿着嵌合される第2挿着部が設けられている、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の内視鏡。
【請求項9】
前記内視鏡は、負圧弁をさらに含み、前記負圧弁は、前記ハウジング内に装着され、前記ハウジングの内壁には、第3挿着部が設けられ、前記負圧弁には、第3挿着部に挿着嵌合される第4挿着部が設けられている、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の内視鏡。
【請求項10】
前記内視鏡は、三方弁をさらに含み、前記ハウジングの内壁には、第5挿着部が設けられ、前記三方弁には、第5挿着部に挿着嵌合される第6挿着部が設けられ、前記三方弁には、互いに連通する第1端口、第2端口及び第3端口が設けられ、前記第1端口は、前記負圧弁に連通し、前記第2端口は、機器通路弁に連通するために用いられ、前記第3端口は、先端部の機器通路に連通するために用いられる、ことを特徴とする請求項9に記載の内視鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に関し、特に内視鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
内視鏡は、伝統的な光学、人体工学、精密機械、現代エレクトロニクス、数学、ソフトウェアなどを一体化した検査機器であり、画像センサ、光学レンズ、照明光源、機械装置などを有し、人体の内部臓器の病理変化を検出する重要な補助的な医療機器として、各種の外科手術に広く応用されている。現在、内視鏡製品の多くは、繰り返して使用される製品であり、毎回使用された後、厳格な消毒プロセスを経て消毒する必要がある。従来の内視鏡は、ハンドル、挿入管、湾曲部、先端部及び本体を含む。
【0003】
観察範囲を拡大するために、ノブ装置によって湾曲部が4つの方向へ曲がるように制御して、内視鏡の4方向の観察を実現する。しかし、従来の内視鏡の全体構造の配置は合理的ではなく、湾曲部の湾曲を制御し及びノブ装置を制動する時に内視鏡の構造設計の欠陥によって操作は十分に便利ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに基づき、構造の配置が合理的であり、操作が便利である内視鏡を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記内視鏡は、ハウジングと、ノブ装置と、制動装置と、湾曲部とを含み、前記ハウジングには、前記ハウジングの内外を連通する第1取付孔が設けられ、前記ノブ装置は、前記ハウジング内に回転可能に装着された第1ワイヤ引きホイール及び第2ワイヤ引きホイールと、前記ハウジング外に位置する第1ノブ及び第2ノブとを含み、前記第1ワイヤ引きホイールは、前記第1取付孔を通って前記ハウジング外に延出し、前記第1ワイヤ引きホイールには、第1貫通孔が穿設され、前記第2ワイヤ引きホイールは、前記第1貫通孔を通って前記ハウジング外に延出し、前記第1ノブは、前記第1ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第2ノブは、前記第1ノブに重ねて設けられ、且つ前記第2ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記制動装置は、第1制動アセンブリと第2制動アセンブリとを含み、前記第1制動アセンブリは、前記第1ワイヤ引きホイールと前記ハウジングとの間に設けられ、且つ前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、前記第2制動アセンブリは、第2ノブの前記第1ノブとは反対側に設けられ、且つ前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを制動するために用いられ、前記湾曲部は、前記ハウジング外に位置し、牽引ワイヤによって前記第1ワイヤ引きホイール及び前記第2ワイヤ引きホイールにそれぞれ接続されている。
【0006】
上述した内視鏡は、使用時に、第1ノブを回転させて、第1ワイヤ引きホイールを駆動してハウジング内に回転させ、第1ワイヤ引きホイールは、回転して牽引ワイヤを介して湾曲部の一方側を引っ張り、上下方向における湾曲を発生させる。特定の角度での固定を実現するために、第1制動アセンブリが第1ワイヤ引きホイール又は第1ノブを制動することにより、牽引ワイヤが引っ張られなくなり、それにより、湾曲部は、特定の角度で湾曲状態を保持する。同様に、第2ノブを回転させると、第2ワイヤ引きホイールを駆動してハウジング内に回転させ、第2ワイヤ引きホイールは、回転して牽引ワイヤを介して湾曲部の一方側を引っ張り、それに左右方向における湾曲を発生させる。特定の角度の固定を実現するために、第2制動アセンブリが第2ワイヤ引きホイール又は第2ノブを制動ことにより、牽引ワイヤが引っ張られなくなり、それにより、湾曲部は、特定の角度で湾曲状態を保持する。このように、第1ノブ、第2ノブ、第1制動アセンブリ及び第2制動アセンブリにより、湾曲部の4つの方向への湾曲の制御を安定的に実現し、操作の安定性を向上させることができる。なお、構造の配置において、第2ワイヤ引きホイールは、第1貫通孔を通って第1ワイヤ引きホイールを貫通するとともに、第1ノブ及び第2ノブは、ハウジング外に重ねて設けられ、且つ第1制動アセンブリは、第1ワイヤ引きホイールとハウジングとの間に位置し、第2制動アセンブリは、第2ノブの第1ノブとは反対側に設けられ、このように設置することにより、内視鏡の構造は、よりコンパクトであり、配列は、より合理的であり、操作時に、作業者は、湾曲部の上下湾曲及び左右湾曲を正確かつ迅速に区分けすることに便利であり、操作をより便利にし、操作の信頼性に有利である。
【0007】
一実施例では、前記第1制動アセンブリは、第1固定フレームと、第1制動ボタンと、前記第1固定フレームにスライド可能に設けられた少なくとも2つの第1制動部材とを含み、前記第1固定フレームは、前記ハウジングに位置決めされ、前記第1制動ボタンは、前記第1固定フレームに外嵌され、前記第1制動ボタンは回転すると、前記第1制動部材を駆動してスライドさせて前記第1ノブ又は前記第1ワイヤ引きホイールを保持させることが可能である。
【0008】
一実施例では、前記第1固定フレームには、前記第1ワイヤ引きホイールが挿通する第1作動キャビティが設けられ、前記第1ノブは、前記第1作動キャビティ内に挿入され、且つ前記第1ワイヤ引きホイールに外嵌され、前記第1制動ボタンは回転すると、前記第1制動部材を駆動して前記第1作動キャビティ内に挿入させて前記第1ノブを保持させることが可能である。
【0009】
一実施例では、前記ノブ装置は、前記ハウジング内に設けられた第1ホルダをさらに含み、前記第2ワイヤ引きホイールには、第2貫通孔が穿設され、前記第1ホルダは、前記第2貫通孔を通って前記ハウジング外に延出し、前記第2制動アセンブリは、前記第1ホルダに装着されている。
【0010】
一実施例では、前記第2制動アセンブリは、第2固定フレームと、第2制動ボタンと、前記第2固定フレームにスライド可能に設けられた少なくとも2つの第2制動部材とを含み、前記第2固定フレームは、前記第1ホルダに位置決めされ、前記第2制動ボタンは、前記第2固定フレームに外嵌され、前記第2制動ボタンは回転すると、前記第2制動部材を駆動してスライドさせて前記第2ノブ又は前記第2ワイヤ引きホイールを保持させることが可能である。
【0011】
一実施例では、前記第1ホルダには、第1固定孔が穿設され、前記第2制動ボタンには、前記第1固定孔に対応する第2固定孔が設けられ、前記第1固定孔と前記第2固定孔とに締結部材が挿通されることで、前記第2制動ボタンは、前記第1ホルダに回転可能に装着されている。
【0012】
一実施例では、前記第2ノブには、制動リングが設けられ、前記第2固定フレームには、前記制動リングが挿通する第2作動キャビティが設けられ、前記第2制動ボタンは回転すると、前記第2制動部材を駆動して前記第2作動キャビティ内に挿入させて前記制動リングを保持させることが可能である。
【0013】
一実施例では、前記内視鏡は、送気送水弁と、前記湾曲部に設けられた先端部とを含み、前記送気送水弁は、前記ハウジング内に装着され、前記ハウジングの内壁には、第1挿着部が設けられ、前記送気送水弁には、第1挿着部に挿着嵌合される第2挿着部が設けられている。
【0014】
一実施例では、前記内視鏡は、負圧弁をさらに含み、前記負圧弁は、前記ハウジング内に装着され、前記ハウジングの内壁には、第3挿着部が設けられ、前記負圧弁には、第3挿着部に挿着嵌合される第4挿着部が設けられている。
【0015】
一実施例では、前記内視鏡は、三方弁をさらに含み、前記ハウジングの内壁には、第5挿着部が設けられ、前記三方弁には、第5挿着部に挿着嵌合される第6挿着部が設けられ、前記三方弁には、互いに連通する第1端口、第2端口及び第3端口が設けられ、前記第1端口は、前記負圧弁に連通し、前記第2端口は、機器通路弁に連通するために用いられ、前記第3端口は、先端部の機器通路に連通するために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本願の一部を構成する図面は本発明に対する更なる理解を提供するために用いられ、本発明の概略的な実施例及びその説明は本発明を解釈するために用いられ、本発明に対する不当な限定を構成しない。
本発明の実施例中の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例の説明中に使用する必要がある図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明中の図面は本発明の一部の実施例だけである、当業者にとって、創造的な労働をしない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
図1】一実施例に係る内視鏡の構造模式図である。
図2】一実施例に係る内視鏡の内部構造の断面図1である。
図3】一実施例に係る内視鏡のハンドルの構造の断面図2である。
図4図3における円A箇所での構造の拡大模式図である。
図5】一実施例に係る内視鏡の分解模式図である。
図6】一実施例に係る第1ワイヤ引きホイールの構造模式図である。
図7】一実施例に係る第1ノブの構造模式図1である。
図8】一実施例に係る第1ノブの構造模式図2である。
図9】一実施例に係る第2ホルダの構造模式図1である。
図10】一実施例に係る第2ホルダの構造模式図2である。
図11】一実施例に係る第2ワイヤ引きホイールの構造模式図1である。
図12】一実施例に係る第2ワイヤ引きホイールの構造模式図2である。
図13】一実施例に係る第2ノブの構造模式図1である。
図14】一実施例に係る第2ノブの構造模式図2である。
図15】一実施例に係る第1制動アセンブリの一視角での分解図である。
図16】一実施例に係る第1制動アセンブリの別の視角での分解図である。
図17】一実施例に係る第1固定フレームの構造模式図である。
図18】一実施例に係る第1制動部材の構造模式図である。
図19】一実施例に係る第2制動アセンブリの一視角での分解図である。
図20】一実施例に係る第2制動アセンブリの別の視角での分解図である。
図21】一実施例に係る第2固定フレームの構造模式図である。
図22】一実施例に係る第2制動部材の構造模式図である。
図23】一実施例に係る第1ハウジングの構造模式図である。
図24図23における円B箇所での構造の拡大模式図である。
図25図23における円D箇所での構造の拡大模式図である。
図26】一実施例に係る第2ハウジングの構造模式図である。
図27図26における円C箇所での構造の拡大模式図である。
図28】一実施例に係る送気送水弁の構造模式図である。
図29】一実施例に係る送気送水弁の構造の断面図である。
図30】一実施例に係る負圧弁の構造模式図である。
図31】一実施例に係る負圧弁の構造の断面図である。
図32】一実施例に係る三方弁の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態について詳しく説明する。以下の説明において、本発明を十分に理解するために、多くの具体的な細部を説明する。しかしながら、本発明は、ここで説明される実施形態とは異なる多くの他の形態で実施することができ、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく類似な改善を行うことができる。したがって、本発明は以下に開示される具体的な実施例に限定されるものではない。
【0018】
一実施例では、図1図2図3及び図4を参照すると、内視鏡は、ハウジング100、ノブ装置200、制動装置300及び湾曲部800を含む。ハウジング100には、ハウジング100内外を連通する第1取付孔111が設けられている。ノブ装置200は、ハウジング100内に回転可能に装着される第1ワイヤ引きホイール210及び第2ワイヤ引きホイール220と、ハウジング100外に位置する第1ノブ230及び第2ノブ240とを含む。第1ワイヤ引きホイール210は、第1取付孔111を通ってハウジング100外に延出し、第1ワイヤ引きホイール210には、第1貫通孔211が穿設されている。第2ワイヤ引きホイール220は、第1貫通孔211を通ってハウジング100外に延出し、第1ノブ230は、第1ワイヤ引きホイール210に外嵌され、第2ノブ240は、第1ノブ230に重ねて設けられ、且つ第2ワイヤ引きホイール220に外嵌されている。制動装置300は、第1制動アセンブリ310と第2制動アセンブリ320を含む。第1制動アセンブリ310は、第1ワイヤ引きホイール210とハウジング100との間に設けられ、且つ第1ノブ230又は第1ワイヤ引きホイール210を制動するために用いられる。第2制動アセンブリ320は、第2ノブ240の第1ノブ230とは反対側に設けられ、且つ第2ノブ240又は第2ワイヤ引きホイール220を制動するために用いられる。湾曲部800は、ハウジング100外に位置し、牽引ワイヤによって第1ワイヤ引きホイール210及び第2ワイヤ引きホイール220にそれぞれ接続されている。
【0019】
上述した内視鏡は、使用時に、第1ノブ230を回転させて、第1ワイヤ引きホイール210を駆動してハウジング100内に回転させ、第1ワイヤ引きホイール210は、回転して牽引ワイヤを介して湾曲部800の一方側を引っ張り、それに上下方向における湾曲を発生させる。特定の角度での固定を実現するために、第1制動アセンブリ310が第1ワイヤ引きホイール210又は第1ノブ230を制動することにより、牽引ワイヤが引っ張られなくなり、それにより、湾曲部800は、特定の角度で湾曲状態を保持する。同様に、第2ノブ240を回転させると、第2ワイヤ引きホイール220を駆動してハウジング100内に回転させ、第2ワイヤ引きホイール220は、回転して牽引ワイヤを介して湾曲部800の一方側を引っ張り、それに左右方向における湾曲を発生させる。特定の角度での固定を実現するために、第2制動アセンブリ320が第2ワイヤ引きホイール220又は第2ノブ240を制動することにより、牽引ワイヤが引っ張られなくなり、それにより、湾曲部800は、特定の角度で湾曲状態を保持する。このように、第1ノブ230、第2ノブ240、第1制動アセンブリ310及び第2制動アセンブリ320により、湾曲部800の4つの方向への湾曲の制御を安定的に実現し、操作の安定性を向上させることができる。なお、構造の配置において、第2ワイヤ引きホイール220は、第1貫通孔211を通って第1ワイヤ引きホイール210を貫通するとともに、第1ノブ230及び第2ノブ240は、ハウジング100外に重ねて設けられ、且つ第1制動アセンブリ310は、第1ワイヤ引きホイール210とハウジング100との間に位置し、第2制動アセンブリ320は、第2ノブ240の第1ノブ230とは反対側に設けられる。このように設置することにより、内視鏡の構造は、よりコンパクトであり、配列は、より合理的であり、操作時において作業者が湾曲部800の上下湾曲及び左右湾曲を正確かつ迅速に区分けすることに便利であり、操作をより便利にし、操作の信頼性に有利である。
【0020】
さらに、図5図15を参照すると、第1制動アセンブリ310は、第1固定フレーム311、第1制動ボタン313、及び第1固定フレーム311にスライド可能に設けられる少なくとも2つの第1制動部材312を含む。第1固定フレーム311は、ハウジング100に位置決めされ、第1制動ボタン313は、第1固定フレーム311外に外嵌されている。第1制動ボタン313は、回転するとき、第1制動部材312を駆動してスライドさせて第1ノブ230又は第1ワイヤ引きホイール210を保持させることが可能である。これにより、第1ワイヤ引きホイール210を制動するとき、第1制動ボタン313を予め設定された角度だけ回転させて少なくとも2つの第1制動部材312を駆動してスライドさせて、第1ノブ230又は第1ワイヤ引きホイール210に保持させ、それにより、第1ワイヤ引きホイール210は、回転して引き続き湾曲部800を湾曲させることができなくなる。
【0021】
なお、「予め設定された角度」は、第1ワイヤ引きホイール210を制動する必要がある場合、第1制動ボタン313は、回転軸線周りに時計回りまたは反時計回りに一定の角度だけ回転すると、第1制動ボタン313は、第1制動部材312を駆動して移動させる角度として理解される。当該角度は、0°(0°を含まない)~360°(360°を含まない)のうちのいずれかの角度値を取ることができる。
【0022】
さらに、図4図15を参照すると、第1固定フレーム311には、第1作動キャビティ3111が設けられている。第1ノブ230は、第1作動キャビティ3111内に挿入され、且つ第1ワイヤ引きホイール210に外嵌されている。第1制動ボタン313は、回転するとき、第1制動部材312を駆動して第1作動キャビティ3111内に挿入させて第1ノブ230を保持させることができる。このように、第1作動キャビティ3111により、第1ノブ230と第1ワイヤ引きホイール210との間の接続を実現する。
【0023】
一実施例では、図4図15を参照すると、第1固定フレーム311には、第1作動キャビティ3111の周りに間隔をあけて少なくとも2つの第1スライド溝3112が設けられている。各第1スライド溝3112は、一端が第1作動キャビティ3111に連通し、他端が第1固定フレーム311外まで連通するために用いられる。各第1制動部材312は、一対一で対応して各第1スライド溝3112内にスライド可能に装着され、第1制動部材312は、第1スライド溝3112を通って第1固定フレーム311外に延出する。第1制動ボタン313の内壁には、間隔をあけて少なくとも2つの第1押動部3133が設けられている。第1制動ボタン313が予め設定された角度まで回転すると、各第1押動部3133は、一対一で対応して各第1制動部材312を押動して、第1作動キャビティ3111の方向へ移動させて、第1ノブ230を保持させる。
【0024】
これにより、第1制動部材312を一対一で対応して第1スライド溝3112内にスライド可能に設け、且つ第1制動部材312が第1スライド溝3112を通って第1固定フレーム311外に延出することを保証する。第1固定フレーム311外に外嵌された第1制動ボタン313が予め設定された角度まで回転すると、その内壁における第1押動部3133は、第1制動部材312に接触し、且つ第1制動部材312を押動して第1スライド溝3112内に移動させる。第1スライド溝3112が第1作動キャビティ3111に連通するため、各第1制動部材312は、第1押動部3133による押動でそれぞれ第1作動キャビティ3111内へ挿入され、最終的に第1ノブ230を保持して、第1ワイヤ引きホイール210の制動を実現する。このように、第1制動部材312と第1制動ボタン313との協働構造により、制動の過程において直接的に第1制動部材312を駆動して第1スライド溝3112内に移動させれば、第1ワイヤ引きホイール210の制動を実現することができ、その構造設計が巧みかつ簡潔であり、制動力の伝達が直接的かつ効果的であり、ノブの制動効果がより優れることを保証する。
【0025】
さらに、図4図15を参照すると、第1制動ボタン313は、第1ボタン本体3131と、第1ボタン本体3131に設けられる第1リングスリーブ3132とを含む。第1リングスリーブ3132は、第1固定フレーム311外に外嵌され、第1押動部3133は、第1リングスリーブ3132の内壁に設けられている。このように、第1リングスリーブ3132を駆動して第1固定フレーム311外に回転させると、その内壁における第1押動部3133は、第1制動部材312の延出する部分に接触し、且つ第1制動部材312を押動して移動させる。
【0026】
選択的に、第1押動部3133の第1リングスリーブ3132での接続方式は、ボルト接続、ネジ山スリーブ接続、係着、溶接、リベット接続、ピン接続、一体成型方式などであってもよいが、これらに限定されない。
【0027】
さらに、図4図15を参照すると、第1押動部3133は、第1リングスリーブ3132の内壁が第1リングスリーブ3132の中心に向かって突起して形成され、即ち、第1押動部3133と第1リングスリーブ3132は、一体構造であり、これによって、その製造がより便利になる。
【0028】
具体的には、図15を参照すると、第1押動部3133、第1制動部材312及び第1スライド溝3112は、いずれも3つある。3つの第1スライド溝3112は、第1作動キャビティ3111の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。3つの第1押動部3133は、第1リングスリーブ3132の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。
【0029】
一実施例では、図15を参照すると、第1制動ボタン313には、第1トグル部3134が設けられている。第1トグル部3134は、第1制動ボタン313の径方向に沿って突起して延在し、それにより、作業者が第1制動ボタン313を駆動して回転させることが便利になり、製品の操作可能性を向上させる。
【0030】
一実施例では、図5図16を参照すると、第1固定フレーム311には、第1位置決め部3113が設けられている。第1位置決め部3113は、ハウジング100における第2位置決め部121と位置決めして嵌合し、それにより、第1ノブ230に従う第1固定フレーム311の回転を制限する。このように、第1位置決め部3113と第2位置決め部121が嵌合することにより、第1固定フレーム311は、相対的な固定状態にあり、第1制動部材312が第1ノブ230を保持することが便利になる。
【0031】
選択的に、第1位置決め部3113は、凸状構造であり、第2位置決め部121は、孔又は溝状構造であり、或いは、第1位置決め部3113は、孔又は溝状構造であり、第2位置決め部121は、凸状構造である。
【0032】
具体的には、図5図16を参照すると、第1位置決め部3113は、第1固定フレーム311における位置決め溝であり、第2位置決め部121は、位置決め突起である。
【0033】
さらに、図17を参照すると、第1位置決め部3113は、複数ある。複数の第1位置決め部3113は、第1作動キャビティ3111の周りに間隔をあけて配列される。このように、複数の第1位置決め部3113と複数の第2位置決め部121との嵌合により、第1固定フレーム311の回転に対する制限の効果がより優れる。
【0034】
一実施例では、図5図16を参照すると、第1制動ボタン313には、アーチ形溝3135が設けられている。アーチ形溝3135は、第1作動キャビティ3111の周りに設けられ、アーチ形溝3135は、ハウジング100における位置制限柱120に嵌合することにより、第1制動ボタン313の回転範囲を制限する。このように、第1アーチ形溝3135によって、第1制動ボタン313の回転範囲を効果的に制限して、過度に回転して構造の安定性を失うことを避ける。
【0035】
一実施例では、図4図6及び図11を参照すると、ノブ装置200には、ハウジング100内に設けられた第1ホルダ260をさらに含む。第2ワイヤ引きホイール220には、第2貫通孔221が穿設されている。第1ホルダ260は、第2貫通孔221を通ってハウジング100外に延出する。第2制動アセンブリ320は、第1ホルダ260に装着されている。このように、第1ホルダ260によって、第2制動アセンブリ320は、第2ノブ240又は第2ワイヤ引きホイール220を安定的に制動することができる。
【0036】
さらに、図5図19を参照すると、第2制動アセンブリ320は、第2固定フレーム321、第2制動ボタン323、及び第2固定フレーム321にスライド可能に設けられる少なくとも2つの第2制動部材322を含む。第2固定フレーム321は、第1ホルダ260に位置決めされている。第2制動ボタン323は、第2固定フレーム321に外嵌されている。第2制動ボタン323が回転すると、第2制動部材322を押動してスライドさせて第2ノブ240又は第2ワイヤ引きホイール220を保持させることができる。これにより、第2ワイヤ引きホイール220を制動する際、第2制動ボタン323を予め設定された角度だけ回転させて少なくとも2つの第2制動部材322を駆動してスライドさせ、第2ノブ240又は第2ワイヤ引きホイール220を保持させ、第2ワイヤ引きホイール220が回転して引き続き湾曲部800を湾曲させることができなくなる。
【0037】
なお、「予め設定された角度」は、第2ワイヤ引きホイール220を制動する必要がある場合、第2制動ボタン323は、回転軸線周りに時計回りまたは反時計回りに一定の角度だけ回転すると、第2制動ボタン323は、第2制動部材322を押動して移動させる角度として理解される。当該角度は、0°(0°を含まない)~360°(360°を含まない)のうちのいずれかの角度値を取ることができる。
【0038】
さらに、図4を参照すると、第1ホルダ260には、第1固定孔262が穿設されている。第2制動ボタン323には、第1固定孔262に対応する第2固定孔3236が設けられている。第1固定孔262と第2固定孔3236には、締結部材700が挿通し、それにより、第2制動ボタン323は、第1ホルダ260に回転可能に装着される。このように、締結部材700と第1ホルダ260によって、第2制動ボタン323が安定的に第1ホルダ260に装着されることを保証するだけでなく、第2制動ボタン323が第2固定フレーム321に対して回転することを保証して、第2ワイヤ引きホイール220の制動を実現する。
【0039】
なお、締結部材700が第2制動ボタン323を固定する場合、第1ホルダ260と第2制動ボタン323をロックする必要がなく、第2制動ボタン323が第1ホルダ260から脱落しないことを保証できる前提で、回転可能なように第2制動ボタン323と第1ホルダ260との間に一定の隙間を保証する必要がある。
【0040】
一実施例では、図4図5を参照すると、第2ノブ240には、制動リング245が設けられている。第2固定フレーム321には、制動リング245が挿通する第2作動キャビティ3211が設けられている。第2制動ボタン323は回転すると、第2制動部材322を押動して第2作動キャビティ3211内に挿入させて制動リング245を保持させることができる。このように、第2ノブ240に制動リング245を設けることにより、第2制動部材322は、安定的に第2ノブ240を保持することに便利であり、安定的な制動を実現する。
【0041】
さらに、図4図13を参照すると、第2ノブ240の第1ノブ230とは反対側には、第2制動ボタン323が組み込まれる取付溝243が設けられている。取付溝243の溝壁には、第1突起233が設けられている。第1突起233は、第2ワイヤ引きホイール220の周りに設けられている。制動リング245は、第1突起233に外嵌され、このように、制動リング245は、安定的に装着され、第2制動アセンブリ320は、安定的に第2ノブ240の回転を制動して、湾曲部800の湾曲角度が固定され、それにより、操作者が特定の角度の画像を観察することに便利である。
【0042】
一実施例では、図5図21を参照すると、第2固定フレーム321には、第3位置決め部3213が設けられている。第3位置決め部3213は、第1ホルダ260における第4位置決め部261と位置決めして嵌合して、第2ノブ240に従う第2固定フレーム321の回転を制限する。このように、第3位置決め部3213と第4位置決め部261との嵌合により、第2固定フレーム321は、相対的な固定状態にあり、第2制動部材322は、第2ノブ240を保持する。
【0043】
選択的に、第3位置決め部3213は、凸状構造であり、第4位置決め部261は、孔又は溝状構造であり、或いは、第3位置決め部3213は、孔又は溝状構造であり、第4位置決め部261は、凸状構造である。具体的には、図5図21を参照すると、第3位置決め部3213は、第2固定フレーム321における位置決め突起である。第4位置決め部261は、位置決め溝である。
【0044】
さらに、図21を参照すると、第3位置決め部3213は、複数ある。複数の第3位置決め部3213は、第2作動キャビティ3211の周りに間隔をあけて配列されている。このように、複数の第3位置決め部3213と複数の第4位置決め部261との嵌合により、第2固定フレーム321の回転に対する制限効果がより優れる。
【0045】
一実施例では、図19図20を参照すると、第2固定フレーム321には、第2作動キャビティ3211の周りに間隔をあけて少なくとも2つの第2スライド溝3212が設けられている。各第2スライド溝3212は、一端が第2作動キャビティ3211に連通し、他端が第2固定フレーム321外まで連通するために用いられる。各第2制動部材322は、一対一で対応して各第2スライド溝3212内にスライド可能に装着され、第2制動部材322は、第2スライド溝3212を通って第2固定フレーム321外に延出する。第2制動ボタン323の内壁には、間隔をあけて少なくとも2つの第2押動部3233が設けられている。第2制動ボタン323が予め設定された角度まで回転すると、各第2押動部3233は、一対一で対応して各第2制動部材322を押動して第2作動キャビティ3211の方向に向かって移動させて、第2ノブ240を保持させる。
【0046】
これにより、第2制動部材322を一対一で対応して第2スライド溝3212内にスライド可能に設け、且つ第2制動部材322が第2スライド溝3212を通って第2固定フレーム321外に延出することを保証する。第2固定フレーム321に外嵌される第2制動ボタン323が予め設定された角度まで回転すると、その内壁における第2押動部3233は、第2制動部材322に接触し、且つ第2制動部材322を押動して第2スライド溝3212内に移動させる。第2スライド溝3212が第2作動キャビティ3211に連通するため、各第2制動部材322は、第2押動部3233による押動で、それぞれ第2作動キャビティ3211内に挿入され、最終的に第2ノブ240を保持して、第2ワイヤ引きホイール220の制動を実現する。このように、第2制動部材322と第2制動ボタン323との協働構造により、制動の過程において、直接的に第2制動部材322を駆動して第2スライド溝3212内に移動させ、第2ワイヤ引きホイール220の制動を実現し、その構造設計が巧みかつ簡潔であり、制動力の伝達が直接的かつ効果的であり、ノブの制動効果がより優れることを保証する。
【0047】
さらに、図4図19を参照すると、第2制動ボタン323は、第2ボタン本体3231と、第2ボタン本体3231に設けられる第2リングスリーブ3232とを含む。第2リングスリーブ3232は、第2固定フレーム321に外嵌され、第2押動部3233は、第2リングスリーブ3232の内壁に設けられている。このように、第2リングスリーブ3232を駆動して第2固定フレーム321外に回転させる際、その内壁における第2押動部3233は、第2制動部材322の延出する部分に接触し、且つ第2制動部材322を押動して移動させる。
【0048】
選択的に、第2押動部3233は、第2リングスリーブ3232での接続方式は、ボルト接続、ネジ山スリーブ接続、係着、溶接、リベット接続、ピン接続、一体成型方式などであってもよいが、これらに限定されない。
【0049】
さらに、図19を参照すると、第2押動部3233は、第2リングスリーブ3232の内壁が第2リングスリーブ3232の中心に向かって突起して形成され、即ち、第2押動部3233と第2リングスリーブ3232は、一体構造であり、このように、その製造がより便利になる。
【0050】
具体的には、第2押動部3233、第2制動部材322及び第2スライド溝3212は、いずれも3つある。3つの第2スライド溝3212は、第2作動キャビティ3211の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。3つの第2押動部3233は、第2リングスリーブ3232の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。
【0051】
一実施例では、図20を参照すると、第2制動ボタン323には、第2トグル部3234が設けられている。第2トグル部3234は、第2制動ボタン323の径方向に沿って突起して延在するため、作業者が第2制動ボタン323を駆動して回転させることに便利であり、製品の操作可能性を向上させる。
【0052】
一実施例では、図19図20を参照すると、第2制動ボタン323の内壁には、第1位置制限ブロック3235が設けられ、第2固定フレーム321の外壁には、第2位置制限ブロック3214が設けられ、第1位置制限ブロック3235と第2位置制限ブロック3214が協働して、第2制動ボタン323の回転範囲を制限する。
【0053】
一実施例では、図17を参照すると、第1スライド溝3112と第2スライド溝3212は、いずれも順に連通する第1溝セクション31121、第2溝セクション31122及び第3溝セクション31123を含む。第1溝セクション31121は、第1作動キャビティ3111又は第2作動キャビティ3211に連通する。第3溝セクション31123は、第1固定フレーム311又は第2固定フレーム321外まで連通するために用いられ、第1制動部材312又は第2制動部材322は、第2溝セクション31122内にスライド可能に装着され、且つ第1制動部材312又は第2制動部材322は、一端が第1溝セクション31121内に延在し、他端が第3溝セクション31123を通って、対応する固定フレーム外に延出する。本実施例では、第1スライド溝3112及び第2スライド溝3212を三段構成に設計し、制動前に、第1制動部材312又は第2制動部材322は、一端が第3溝セクション31123を通って、対応する固定フレーム外に延出し、制動時に、第1制動部材312又は第2制動部材322は、押動されて、その他端は、第1溝セクション31121を通って第1作動キャビティ3111又は第2作動キャビティ3211内に挿入されて、第1ノブ230又は第2ノブ240を保持する。
【0054】
さらに、図18図22を参照すると、第1制動部材312と第2制動部材322は、いずれも本体部3121と、本体部3121の対向する両端にそれぞれ設けられている保持部3122及び伝動部3123とを含む。保持部3122は、第1溝セクション31121内に位置する。伝動部3123は、第3溝セクション31123内に位置し、且つ部分的に第1固定フレーム311又は第2固定フレーム321外に延出する。第1溝セクション31121と第2溝セクション31122との間、及び第2溝セクション31122と第3溝セクション31123との間にいずれもストッパ壁31124を有する。本体部3121は、第2溝セクション31122内にスライド可能に装着されており、且つ、それぞれ、第1溝セクション31121と第2溝セクション31122との間、第2溝セクション31122と第3溝セクション31123との間のストッパ壁31124と位置制限して嵌合する。位置制限して嵌合する過程において、本体部3121が隣接する第3溝セクション31123のストッパ壁31124に嵌合するとき、伝動部3123は、部分的に第3溝セクション31123を通って固定フレーム外に延出する。本体部3121が隣接する第1溝セクション31121のストッパ壁31124に嵌合するとき、保持部3122は、第1溝セクション31121を通って作動キャビティ内に挿入する。このように、第1溝セクション31121と第2溝セクション31122との間、第2溝セクション31122と第3溝セクション31123との間のストッパ壁31124により、本体部3121の第2溝セクション31122内での移動ストロークを制限して、効果的な制動を実現する前提で、第1制動部材312又は第2制動部材322が滑り出して制動装置300が故障することを避ける。
【0055】
選択的に、保持部3122と伝動部3123のそれぞれの本体部3121での接続方式は、ボルト接続、ネジ山スリーブ接続、係着、溶接、リベット接続、ピン接続、一体成型方式などであってもよいが、これらに限定されない。また、一体成型方式は、射出成型、押出成型、ダイカストなどであると理解されるべきである。
【0056】
具体的には、図18図22を参照すると、伝動部3123、本体部3121及び保持部3122は、一体構造であり、このように、製造工程を簡略化することに有利であるだけでなく、第1制動部材312又は第2制動部材322の構造の安定性を保証することに有利である。
【0057】
当然ながら、第1制動部材312と第2制動部材322は、いずれも一体構造である場合、その外形設計は、複数種あり、例えば山字状などがある。これについて、本実施例では特に限定されない。
【0058】
一実施例では、図17を参照すると、第1溝セクション31121の幅Wと第3溝セクション31123の幅Wは、いずれも第2溝セクション31122の幅Wよりも小さく、それにより、第1溝セクション31121及び第3溝セクション31123のそれぞれと第2溝セクション31122との間にストッパ壁31124が形成される。保持部3122の幅Wと伝動部3123の幅Wは、いずれも本体部3121の幅Wよりも小さい。これにより、制動過程において、第2溝セクション31122と、第1溝セクション31121及び第3溝セクション31123のそれぞれとの間の幅の差を利用して、両側のストッパ壁31124を形成し、本体部3121が第2溝セクション31122内に往復移動すると安定的に制限して、制動構造がより安定的であると保証する。
【0059】
なお、第1溝セクション31121は、第2溝セクション31122の中部に設けられ、第1溝セクション31121と第2溝セクション31122との間の幅の差を利用して、2つのストッパ壁31124を形成することができ、当然ながら、第1溝セクション31121は、第2溝セクション31122の中部に設けられなくても、1つのストッパ壁31124を形成することができる。同様に、第3溝セクション31123は、第2溝セクション31122の中部に設けられ、第3溝セクション31123と第2溝セクション31122との間の幅の差を利用して、2つのストッパ壁31124を形成することができ、当然ながら、第3溝セクション31123は、第2溝セクション31122の中部に設けられなくても、1つのストッパ壁31124を形成することができる。
【0060】
一実施例では、図4図6及び図7を参照すると、第1ワイヤ引きホイール210には、第1嵌合部212と第1スナップフィット箇所213が設けられている。第1嵌合部212と第1スナップフィット箇所213は、いずれもハウジング100外に位置する。第2ワイヤ引きホイール220には、第2嵌合部222と第2スナップフィット箇所223が設けられている。第2嵌合部222と第2スナップフィット箇所223は、いずれもハウジング100外に位置する。第1ノブ230には、第3嵌合部231と、第1スナップフィット箇所213にスナップフィットされる第3スナップフィット箇所232とが設けられている。第3嵌合部231が第1嵌合部212に嵌合することにより、第1ノブ230は、第1ワイヤ引きホイール210を駆動して回転させることができる。第2ノブ240には、第4嵌合部241と、第2スナップフィット箇所223にスナップフィットされる第4スナップフィット箇所242とが設けられている。第4嵌合部241が第2嵌合部222に嵌合することにより、第2ノブ240は、第2ワイヤ引きホイール220を駆動して回転させることができる。
【0061】
組立過程において、ハウジング100外まで貫通するように第1ワイヤ引きホイール210をハウジング100内に回転可能に設け、次に、第1ノブ230を第1ワイヤ引きホイール210のハウジング100外に延出する部分に外嵌し、且つそれぞれ第1嵌合部212を第3嵌合部231に嵌合し、第1スナップフィット箇所213を第3スナップフィット箇所232にスナップフィットさせ、それにより、第1ワイヤ引きホイール210は、第1ノブ230に安定的に接続され、第1ワイヤ引きホイール210のハウジング100内で安定的な装着を保証する。また、第1嵌合部212と第3嵌合部231の作用で、第1ノブ230は、第1ワイヤ引きホイール210を駆動して回転させることができ、それにより、湾曲部800の湾曲を安定的に制御する。同様に、第1貫通孔211を通ってハウジング100外に延出するように第2ワイヤ引きホイール220をハウジング100内に回転可能に設け、次に、第2ノブ240を第2ワイヤ引きホイール220のハウジング100外に延出する部分に外嵌し、且つそれぞれ第2嵌合部222を第4嵌合部241に嵌合し、第2スナップフィット箇所223を第4スナップフィット箇所242にスナップフィットさせ、それにより、第2ワイヤ引きホイール220が第2ノブ240に安定的に接続され、第2ワイヤ引きホイール220のハウジング100内での安定的な装着を保証する。また、第2嵌合部222と第4嵌合部241の作用で、第2ノブ240は、第2ワイヤ引きホイール220を駆動して回転させて、湾曲部800の湾曲を安定的に制御する。全体構造の設計が巧みであり、第1ノブ230と第2ノブ240が嵌め込むだけで、それぞれの取付を完成することができ、それにより、製品の組立が便利になり、組立効率の向上に有利であり、さらに製造コストを効果的に低下させる。
【0062】
なお、第1嵌合部212と第3嵌合部231は、第1ワイヤ引きホイール210と第1ノブ230との間の相対的な回転を制限することができ、それにより、第1ノブ230は、第1ワイヤ引きホイール210がそれとともに回転するように駆動することができる。第1嵌合部212と第3嵌合部231の構造は、多種の設計があり、例えば、第1嵌合部212は、凸状構造であり、第2嵌合部222は、溝又は孔状構造であり、或いは、第1嵌合部212は、溝又は孔状構造であり、第2嵌合部222は、凸状構造などである。
【0063】
同様に、第2嵌合部222と第4嵌合部241は、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との間の相対的な回転を制限することができ、それにより、第2ノブ240は、第2ワイヤ引きホイール220がそれとともに回転するように駆動することができる。第2嵌合部222と第4嵌合部241の構造は、多種の設計があり、例えば、第2嵌合部222は、凸状構造であり、第4嵌合部241は、溝又は孔状構造であり、或いは、第2嵌合部222は、溝又は孔状構造であり、第4嵌合部241は、凸状構造などである。
【0064】
なお、第1スナップフィット箇所213と第3スナップフィット箇所232が嵌合するとき、第1ワイヤ引きホイール210の移動を制限し、第1ワイヤ引きホイール210がハウジング100の取付孔から脱落することを制限して、第1ワイヤ引きホイール210が安定的にハウジング100内に装着されることを保証する。また、第2スナップフィット箇所223が第4スナップフィット箇所242に嵌合するとき、第2ワイヤ引きホイール220の移動を制限し、第2ワイヤ引きホイール220がハウジング100の取付孔から脱落することを避け、第2ワイヤ引きホイール220が安定的にハウジング100内に装着されることを保証する。
【0065】
さらに、図4図9を参照すると、ノブ装置200は、ハウジング100内に装着される第2ホルダ250をさらに含む。第2ホルダ250は、第2ワイヤ引きホイール220に外嵌され、且つ第1ワイヤ引きホイール210に覆設されている。このように、第2ホルダ250によって、第1ワイヤ引きホイール210は、安定的にハウジング100内に装着される。また、第2ホルダ250によって、第1ワイヤ引きホイール210に対しても防護を提供することができ、牽引ワイヤが安定的に第1ワイヤ引きホイール210に巻き取ることができる。
【0066】
選択的に、第2ホルダ250とハウジング100との間の接続方式は、ボルト接続、係着、リベット接続、溶接、接着などであってもよいが、これらに限定されない。
【0067】
さらに、図4を参照すると、ノブ装置200は、第1シールリング253をさらに含む。第1シールリング253は、第2ホルダ250と第2ワイヤ引きホイール220との間に設けられることにより、第2ホルダ250と第2ワイヤ引きホイール220との間の密封性を向上させ、液体が第2ホルダ250と第2ワイヤ引きホイール220との間から侵入して第1ワイヤ引きホイール210が腐食して破損することを避ける。
【0068】
当然ながら、図4を参照すると、ノブ装置200は、第2シールリング217をさらに含む。第2シールリング217は、第1ワイヤ引きホイール210とハウジング100との間に設けられることにより、ノブ装置200の密封性をさらに向上させて、液体がハウジング100外から取付孔を介して第1ワイヤ引きホイール210に侵入することを効果的に防止する。
【0069】
一実施例では、図6図9図10及び図12を参照すると、第2ホルダ250には、第1位置制限部251と第2位置制限部252がそれぞれ設けられている。第1ワイヤ引きホイール210には、第3位置制限部216が設けられている。第3位置制限部216と第1位置制限部251が協働して第1ワイヤ引きホイール210の回転角度を制限するために用いられる。第2ワイヤ引きホイール220には、第4位置制限部226が設けられている。第4位置制限部226と第2位置制限部252が協働して第2ワイヤ引きホイール220の回転角度を制限するために用いられる。これにより、第1ノブ230が第1ワイヤ引きホイール210を駆動して予め設定された角度まで回転させると、第3位置制限部216と第1位置制限部251は協働して、第1ワイヤ引きホイール210が引き続き回転することを制限し、それにより、第1ワイヤ引きホイール210が過度に回転して牽引ワイヤが引っ張られて破断することをさけ、さらに内視鏡の使用の安全性を確保する。同様に、第2ノブ240が第2ワイヤ引きホイール220を駆動して予め設定された角度まで回転させると、第4位置制限部226と第2位置制限部252は協働して、第2ワイヤ引きホイール220が引き続き回転することを制限し、それにより、第2ワイヤ引きホイール220が過度に回転して牽引ワイヤ引っ張られて破断することを避け、さらに内視鏡の使用の安全性を確保する。
【0070】
なお、第1位置制限部251、第2位置制限部252、第3位置制限部216及び第4位置制限部226は、いずれも突起構造を呈し、突起構造同士の間の当接を利用して、第1ワイヤ引きホイール210と第2ワイヤ引きホイール220の回転範囲が効果的に制御される。
【0071】
さらに、図6図7を参照すると、第1スナップフィット箇所213と第3スナップフィット箇所232は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第1スナップフィット箇所213は、第1ワイヤ引きホイール210の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第3スナップフィット箇所232は、少なくとも2つの第1スナップフィット箇所213と一対一で対応して設けられている。このように、各第1スナップフィット箇所213が各第3スナップフィット箇所232に一対一で嵌合することにより、第1ワイヤ引きホイール210と第1ノブ230が効果的にスナップフィットされ、それにより、第1ワイヤ引きホイール210と第1ノブ230との接続は、より強固かつ安定になる。
【0072】
一実施例では、図6図7を参照すると、第1スナップフィット箇所213は、第1係止ブロック2131である。第3スナップフィット箇所232は、第1係止ブロック2131にマッチングする第1係止溝2321である。このように、第1係止ブロック2131が第1係止溝2321に嵌合することにより、第1ワイヤ引きホイール210が第1ノブ230に安定的に接合される。
【0073】
また、そのうちの1つの第1係止ブロック2131には、第1位置合わせ部2132が設けられ、そのうちの1つの第1係止溝2321の溝壁には、第1位置合わせ部2132に嵌合する第2位置合わせ部2322が設けられているため、スナップフィットする時、第1位置合わせ部2132を第2位置合わせ部2322に位置合わせれば、第1ノブ230を第1ワイヤ引きホイール210に安定的にスナップフィットさせ、ノブ装置200の組立がより便利になり、さらに内視鏡の組立効率に有利である。
【0074】
なお、第1位置合わせ部2132と第2位置合わせ部2322は、多種の形態があり、例えば、第1位置合わせ部2132は、凸ブロックに設計され、第2位置合わせ部2322は、凹溝に設計され、或いは、第1位置合わせ部2132と第2位置合わせ部2322は、いずれも対応するパターン、マーカーなどに設計される。
【0075】
具体的には、第1位置合わせ部2132は、凹溝であり、第2位置合わせ部2322は、凸ブロックである。
【0076】
さらに、図11及び図13を参照すると、第2スナップフィット箇所223と第4スナップフィット箇所242は、少なくとも2つある。少なくとも2つの第2スナップフィット箇所223は、第2ワイヤ引きホイール220の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第4スナップフィット箇所242は、少なくとも2つの第2スナップフィット箇所223と一対一で対応して設けられている。このように、各第2スナップフィット箇所223が各第4スナップフィット箇所242に一対一で嵌合することにより、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との間は、効果的にスナップフィットされ、それにより、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との接続は、より強固かつ安定になる。
【0077】
一実施例では、図11図13を参照すると、第2スナップフィット箇所223は、第2係止溝2231であり、第4スナップフィット箇所242は、第2係止溝2231にマッチングする第2係止ブロック2421である。このように、第2係止ブロック2421が第2係止溝2231に嵌合することにより、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240が安定的に接合される。
【0078】
また、そのうちの1つの第2係止溝2231の溝壁には、第3位置合わせ部2232が設けられ、そのうちの1つの第2係止ブロック2421には、第3位置合わせ部2232に嵌合する第4位置合わせ部2422が設けられているため、スナップフィットする時、第3位置合わせ部2232を第4位置合わせ部2422に位置合わせれば、第2ノブ240を第2ワイヤ引きホイール220に安定的にスナップフィットすることができ、ノブ装置200の組立がより便利になり、さらに内視鏡の組立効率に有利である。
【0079】
なお、第3位置合わせ部2232と第4位置合わせ部2422は、多種の形態があり、例えば、第3位置合わせ部2232は、凹溝に設計され、第4位置合わせ部2422は、凸ブロックに設計され、或いは、第3位置合わせ部2232と第4位置合わせ部2422は、いずれも対応するパターン、マーカーなどに設計される。
【0080】
具体的には、第3位置合わせ部2232は、凸ブロックであり、第4位置合わせ部2422は、凹溝である。
【0081】
さらに、図6図8を参照すると、第1嵌合部212と第3嵌合部231は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第1嵌合部212は、第1ワイヤ引きホイール210の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第3嵌合部231は、少なくとも2つの第1嵌合部212と一対一で対応して設けられている。このように、各第1嵌合部212が各第3嵌合部231に一対一で嵌合することにより、第1ワイヤ引きホイール210と第1ノブ230とは効果的に嵌合して、第1ノブ230は、より確実かつ安定的に第1ワイヤ引きホイール210を駆動して回転させる。
【0082】
一実施例では、図6図8を参照すると、第1嵌合部212は、第1嵌合溝2121である。第3嵌合部231は、第1嵌合溝2121にマッチングする第1嵌合ブロック2311である。第1嵌合溝2121は、第1ワイヤ引きホイール210の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第1嵌合ブロック2311は、第1嵌合溝2121に挿入されて、第1ワイヤ引きホイール210が第1ノブ230に対して回転できなくなり、それにより、第1ノブ230は、第1ワイヤ引きホイール210を駆動してともに回転させる。
【0083】
具体的には、図6図8を参照すると、第1嵌合溝2121は、第1ワイヤ引きホイール210の一端部から第1ワイヤ引きホイール210の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第1嵌合ブロック2311は、より便利に第1嵌合溝2121に挿入され、それにより、第1ワイヤ引きホイール210と第1ノブ230との間の接合は、より便利になる。
【0084】
さらに、図11図14を参照すると、第2嵌合部222と第4嵌合部241は、いずれも少なくとも2つある。少なくとも2つの第2嵌合部222は、第2ワイヤ引きホイール220の周方向に沿って間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第2嵌合部222は、少なくとも2つの第4嵌合部241と一対一で対応して設けられている。このように、各第2嵌合部222が各第4嵌合部241に一対一で嵌合することにより、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との間は、効果的にスナップフィットして、第2ノブ240は、より確実かつ安定的に第2ワイヤ引きホイール220を駆動して回転させる。
【0085】
一実施例では、図11図14を参照すると、第2嵌合部222は、第2嵌合溝2221である。第4嵌合部241は、第2嵌合溝2221にマッチングする第2嵌合ブロック2411である。第2嵌合溝2221は、第2ワイヤ引きホイール220の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第2嵌合ブロック2411は、第2嵌合溝2221に挿入されて、第2ワイヤ引きホイール220は、第2ノブ240に対して回転できなくなり、それにより、第2ノブ240は、第2ワイヤ引きホイール220を駆動してともに回転させることができる。
【0086】
具体的には、図11図14を参照すると、第2嵌合溝2221は、第2ワイヤ引きホイール220の一端部から第2ワイヤ引きホイール220の軸方向に沿って延在して設けられている。このように、第2嵌合ブロック2411は、より便利に第2嵌合溝2221に挿入され、それにより、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との間の接合は、より便利になる。
【0087】
一実施例では、図6図7及び図8を参照すると、第1ノブ230には、第1ワイヤ引きホイール210が挿通する第1スルーホール234が設けられている。少なくとも2つの第3嵌合部231は、第1スルーホール234の周りに間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第3スナップフィット箇所232は、第1スルーホール234の周りに間隔をあけて設けられている。第1ワイヤ引きホイール210が第1スルーホール234に挿通する時、第1嵌合部212は、第3嵌合部231に嵌合され、且つ第1スナップフィット箇所213は、第3スナップフィット箇所232にスナップフィットされている。このように、組立時に、第1ワイヤ引きホイール210を第1スルーホール234に挿通すれば、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との間の安定的な係着を実現することができる。
【0088】
一実施例では、図5図8を参照すると、第1ノブ230のハウジング100に向かう側面には、第1突起233が設けられている。第1突起233は、第1スルーホール234の周りに設けられ、第1突起233は、第1制動アセンブリ310による制動と協働するために用いられる。このように、第1制動アセンブリ310が第1ノブ230の回転を安定的に制動することにより、湾曲部800の湾曲角度が固定され、それにより、操作者が特定の角度の画像を観察することに便利である。
【0089】
一実施例では、図4図13及び図14を参照すると、第2ノブ240には、第2ワイヤ引きホイール220が挿通する第2スルーホール246が設けられている。少なくとも2つの第4嵌合部241は、第2スルーホール246の周りに間隔をあけて設けられている。少なくとも2つの第4スナップフィット箇所242は、第2スルーホール246の周りに間隔をあけて設けられている。第2ワイヤ引きホイール220が第2スルーホール246に挿通する時、第2嵌合部222は、第4嵌合部241に嵌合され、且つ第2スナップフィット箇所223は、第4スナップフィット箇所242にスナップフィットされている。このように、組立時に、第2ワイヤ引きホイール220を第2スルーホール246に挿通すれば、第2ワイヤ引きホイール220と第2ノブ240との間の安定的な係着を実現することができる。
【0090】
一実施例では、図6を参照すると、第1ワイヤ引きホイール210は、第1巻線部214と、第1巻線部214に設けられた第1取付部215とを含む。第1貫通孔211は、第1巻線部214及び第1取付部215を貫通する。第1巻線部214は、ハウジング100内に位置する。第1取付部215は、取付孔に穿設されている。第1嵌合部212と第1スナップフィット箇所213は、いずれも第1取付部215に設けられている。このように、第1ワイヤ引きホイール210は、より安定的にハウジング100内に装着され得る。
【0091】
一実施例では、図11図12を参照すると、第2ワイヤ引きホイール220は、第2巻線部224と、第2巻線部224に設けられた第2取付部225とを含む。第2巻線部224は、ハウジング100内に位置し、第2取付部225は、第1貫通孔211に穿設され、第2嵌合部222と第2スナップフィット箇所223は、いずれも第2取付部225に設けられている。このように、第2ワイヤ引きホイール220は、より安定的にハウジング100内に装着され得る。
【0092】
一実施例では、図1図23及び図28を参照すると、内視鏡は、送気送水弁400と、湾曲部800に設けられた先端部900とをさらに含む。送気送水弁400は、ハウジング100内に嵌合されている。ハウジング100の内壁には、第1挿着部150が設けられている。送気送水弁400には、第1挿着部150に挿着嵌合される第2挿着部416が設けられている。これにより、送気送水弁400の装着過程において、送気送水弁400をハウジング100内に嵌合し、且つ第2挿着部416を第1挿着部150に挿着することにより、送気送水弁400は、効果的に固定され、送気送水弁400のハウジング100での装着を完了する。送気送水弁400がハウジング100において挿着方式で固定されるため、装着時に多数のボルト又はネジなどの部品を準備する必要がなくなり、装着操作を効果的に簡略化し、内視鏡の組立効率を向上させる。
【0093】
なお、図29を参照すると、送気送水弁400は、第1弁体410と第1スプール420を含む。ハウジング100には、第2取付孔112が設けられ、且つ内部に第2取付孔112に連通する収納キャビティ110を有する。第1弁体410は、第2取付孔112に穿設され、且つ収納キャビティ110内に延在し、第1弁体410には、第1挿着部150に挿着嵌合される第2挿着部416が設けられ、第1弁体410内には、第1流路411が設けられ、第1弁体410には、いずれも第1流路411に連通する吸気口412、排気口413、給液口414及び排液口415が間隔をあけて設けられている。第1スプール420は、第1弁体410内に可動に嵌着され、且つ第1流路411に穿設されている。第1スプール420を駆動して吸気口412と排気口413を連通させ、或いは、給液口414と排液口415を連通させる。送気送水弁400が装着されておいた後、気液切り替え際に、第1弁体410内における第1スプール420の動作を駆動すれば、選択的に、吸気口412と排気口413を連通させ、或いは、給液口414と排液口415を連通させることができ、それにより、送気送水弁400は、臓器の内部に液体又は気体を輸送させてカメラを洗浄することができ、このように、気液の切替操作を極めて便利にし、手術が安定的に行われることを保証する。
【0094】
なお、本実施例では、第1スプール420の構造は特に限定されず、選択的に吸気口412と排気口413を連通させ、或いは、給液口414と排液口415を連通させるように制御すればよい。
【0095】
選択的に、第1挿着部150は、凸状構造であり、第2挿着部416は、溝又は孔状構造であってもよく、或いは、第1挿着部150は、溝又は孔状構造であり、第2挿着部416は、凸状構造であってもよい。
【0096】
具体的には、図24図28を参照すると、第1挿着部150は、第1挿入溝151である。第2挿着部416は、第1挿入溝151に嵌合する第1挿入ブロック4161である。このように、第1挿入ブロック4161が第1挿入溝151に嵌合することにより、送気送水弁400の固定がより便利になる。
【0097】
一実施例では、図28を参照すると、第1挿入ブロック4161は、第1弁体410において第1弁体410の周方向に沿って延在して設けられ、このように、第1挿入ブロック4161が、異なる向きの第1挿入溝151に挿着されることに便利であり、それにより、送気送水弁400の装着がより安定かつ強固であることを保証する。
【0098】
なお、第1挿入溝151と第1挿入ブロック4161との数の配置関係は、一対一であってもよく、二対一又は多対一であってもよく、即ち、同一の第1挿入ブロック4161は、同時に2つ又は複数の第1挿入溝151に挿着される。
【0099】
一実施例では、図23図26を参照すると、ハウジング100は、第1ハウジング130と第2ハウジング131を含む。第1ハウジング130は、第2ハウジング131に覆設され、且つ第2ハウジング131との間に収納キャビティ110が形成される。第1挿入溝151は、第1タイプの挿入溝1511と第2タイプの挿入溝1512を含む。第1タイプの挿入溝1511は、第1ハウジング130に設けられている。第2タイプの挿入溝1512は、第2ハウジング131に設けられている。第1挿入ブロック4161の一端は、第1タイプの挿入溝1511に挿着嵌合されている。第1挿入ブロック4161の他端は、第2タイプの挿入溝1512に挿着嵌合されている。これにより、第1ハウジング130が第2ハウジング131に嵌合している場合、第1挿入ブロック4161の対向する両端は、第1タイプの挿入溝1511及び第2タイプの挿入溝1512に挿着され、このように、送気送水弁400の上下は、いずれも効果的に固定される。
【0100】
選択的に、第1ハウジング130と第2ハウジング131との嵌合形態は、ボルト接続、係着、ピン接続などであってもよいが、これらに限定されない。
【0101】
一実施例では、図24を参照すると、収納キャビティ110のキャビティ壁には、間隔をあけて第1囲い板152と第2囲い板153が設けられている。第1囲い板152と第2囲い板153は、それぞれ第2取付孔112の対向する両側に位置し、且つ囲んで第1挿入溝151を形成する。これにより、本実施例では、第1挿入溝151は、第2取付孔112に正対して設けられる。第1弁体410が第2取付孔112に穿設されている場合、それにおける第1挿入ブロック4161もちょうど第1挿入溝151に挿着され、このように、送気送水弁400の装着がより便利になる。
【0102】
選択的に、第1囲い板152と第2囲い板153のハウジング100での装着方式は、ボルト接続、係着、溶接、リベット接続、ピン接続、接着、一体成型方式などであってもよいが、これらに限定されない。また、一体成型は、射出成型、3Dプリントなどであってもよい。
【0103】
一実施例では、図24図28を参照すると、ハウジング100の収納キャビティ110とは反対側には、段差部140が設けられている。段差部140は、第2取付孔112の周りに設けられている。第1弁体410の周方向には、突起部417が設けられている。突起部417は段差部140に当接して嵌合して、第2取付孔112における送気送水弁400の効果的な位置制限を実現し、送気送水弁400がハウジング100に安定的に装着される。
【0104】
具体的には、図24を参照すると、突起部417と第1挿入ブロック4161は、第1弁体410に並列して間隔をあけて設けられている。このように、装着時に、突起部417と第1挿入ブロック4161は、それぞれハウジング100の外側と内側に作用して、内外のストッパ構造を形成し、送気送水弁400が第2取付孔112において上下揺動することを避け、それにより、送気送水弁400がハウジング100においてより安定になる。
【0105】
一実施例では、図29を参照すると、第1スプール420は、弁棒と、間隔をあけて弁棒に設けられた第1隔離部材422及び第2隔離部材423とを含む。弁棒は、第1弁体410内に移動可能に嵌着され、且つ第1流路411に穿設されている。第1隔離部材422と第2隔離部材423は、いずれも第1流路411の内壁に密封に嵌合する。弁棒が第1位置まで移動すると、第1隔離部材422は、給液口414と排液口415との間に位置し、給液口414と排液口415との間の連通を遮断する。給液口414と排液口415は、いずれも第2隔離部材423の一方側に位置し、且つ吸気口412と排気口413は、いずれも第2隔離部材423の他方側に位置する。その目的として、1.第2隔離部材423によって気体と液体との間の通路を遮断して、気液が混じて流れることを避けること、2.吸気口412と排気口413が第2隔離部材423の同一側に位置することにより、吸気口412と排気口413の連通を保ち、それにより、気体が臓器の内部に入ることができ、カメラへの気体の吹付を実現することがある。また、弁棒が第2位置まで移動すると、第2隔離部材423は、吸気口412と排気口413との間に位置し、吸気口412と排気口413との間の連通を遮断する。給液口414と排液口415は、いずれも第1隔離部材422の一方側に位置し、且つ給液口414と排液口415は、いずれも第1隔離部材422の他方側に位置する目的として、1.第1隔離部材422が気体と液体との間の通路を遮断することにより、気液が混じて流れることを避けること、2.給液口414と排液口415が第1隔離部材422の同一側に位置することにより、給液口414と排液口415の連通を保ち、液体が臓器の内部に入ることができ、カメラに対する洗浄を実現することがある。
【0106】
なお、第1弁体410における吸気口412と排気口413の位置関係が限定されず、例えば、吸気口412は、排気口413の上方にあり、或いは、吸気口412は、排液口415の下方にある。同様に、第1弁体410における給液口414と排液口415の位置関係も限定されず、例えば、給液口414は、排液口415の上方にあり、或いは、給液口414は、排液口415の下方にある。
【0107】
具体的には、図29を参照すると、排液口415、給液口414、吸気口412及び排気口413は、第1弁体410の長手方向に沿って上から下へ順に間隔をあけて配列されている。また、第1弁体410の長手方向が理解しやすくするために、図29を例とすると、第1弁体410の長手方向は、図29においてSのいずれかの矢印が指す方向である。
【0108】
一実施例では、図28を参照すると、送気送水弁400は、第1弁蓋430と第1弾性部材440をさらに含む。第1弁蓋430は、弁棒に設けられている。第1弾性部材440は、第1弁蓋430と第1弁体410との間に接続されて、弁棒を駆動して第2位置から第1位置に回復させるために用いられ、これにより、送気送水弁400が初期状態に戻り、次の操作に準備しておく。また、送気送水弁400は、第1バルブスリーブ450をさらに含み、第1バルブスリーブ450は、弁棒に外嵌され、且つ第1弁体410に接続されている。
【0109】
選択的に、第1弾性部材440は、バネ、弾性ゴム、弾性金属片などであってもよい。
【0110】
一実施例では、図29を参照すると、弁棒内には、通路4211が設けられている。通路4211は、一端が排気口413に連通し、他端が外部に連通するために用いられる。このように、通路4211の一端が閉塞されている(例えば、指を用いて通路4211の一端を閉塞する)場合のみ、弁棒は、気液切替状態に入ることができる。
【0111】
一実施例では、図23図30を参照すると、内視鏡は、負圧弁500をさらに含む。負圧弁500は、ハウジング100内に装着されている。ハウジング100の内壁には、第3挿着部170が設けられている。負圧弁500には、第3挿着部170に挿着嵌合される第4挿着部517が設けられている。ハウジング100内に第3挿着部170が設けられ、負圧弁500に第4挿着部517が設けられているため、固定時に第4挿着部517を第3挿着部170に挿着すれば、負圧弁500を安定かつ速やかにハウジング100に位置決めることができる。従来のネジ又はボルトによる固定方式に比べて、装着構造を大幅に簡略化し、負圧弁500の装着がより迅速かつ簡単になり、内視鏡の組立効率の向上に有利である。
【0112】
さらに、図31を参照すると、負圧弁500は、第2弁体510と第2スプール520を含む。ハウジング100には、第3取付孔113が設けられ、且つ内部に第2取付孔112に連通する収納キャビティ110を有する。第2弁体510は、第3取付孔113に穿設され、且つ収納キャビティ110内に延在し、第2弁体510には、第1挿着部150に挿着嵌合される第2挿着部416が設けられ、第2弁体510内には、第2流路511が設けられ、第2弁体510には、第2流路511に連通する入口512及び出口513が設けられ、第2スプール520は、第2弁体510内に可動に嵌合され、且つ第2流路511に穿設され、第2スプール520には、入口512と出口513を連通するための第3流路521が設けられ、第2スプール520を駆動して第3流路521を入口512及び出口513に連通させ、或いは、第2スプール520に入口512と出口513を遮断させる。
【0113】
負圧弁500が装着されておいた後、第2スプール520を駆動して第3流路521を入口512及び出口513に連通させる。このとき、負圧機器は、入口512、第3流路521及び出口513において負圧環境を形成することができ、臓器内における液体、組織を順次に入口512、第3流路521及び出口513を通して排出させる。吸引が完了したとき又は吸引が必要でないとき、第2スプール520を駆動して入口512と出口513の連通を遮断して、内視鏡と負圧機器の接続を切断する。このように、当該負圧弁500は、通路の開閉の切り替え時に、第2スプール520を駆動するだけで済み、切替操作がより便利になり、手術が安定的に行われることを確保する。
【0114】
なお、第2スプール520を駆動して第3流路521を入口512及び出口513に連通させ、或いは、第2スプール520に入口512及び出口513を遮断させるとは、以下のように理解すべきである。第2スプール520を駆動して第2流路511において対応する動作を行わせ、第3流路521がそれぞれ入口512、出口513に対向する場合、入口512が出口513に連通するようになり、第2スプール520が入口512と出口513のうちの少なくとも1つの口を遮断する場合、入口512と出口513は、第3流路521を介して連通できなくなる。
【0115】
さらに、図26を参照すると、ハウジング100には、収納キャビティ110に連通するワイヤ導入孔160が設けられている。ワイヤ導入孔160は、出口513に連通する負圧機器の接続管が挿通するために用いられる。負圧弁500が負圧機器に接続されている場合、負圧機器の接続管は、ワイヤ導入孔160を介して収納キャビティ110中に挿通し、且つ負圧弁500に接続されることが可能であり、それにより、負圧弁500と負圧機器の安定的な接続を実現し、このように、負圧弁500と負圧機器との間の接続を大幅に便利にする。
【0116】
さらに、図26を参照すると、収納キャビティ110のキャビティ壁には、第1凹溝161が設けられている。第1凹溝161は、第3取付孔113とワイヤ導入孔160との間に位置し、第1凹溝161は、負圧機器の接続管を収容するために用いられる。負圧弁500と負圧機器との間に一定の間隔があるため、収納キャビティ110内に挿入される接続管は、一定の長さを有する。そのため、この部分の接続管に対して、本実施例では、収納キャビティ110のキャビティ壁に第1凹溝161が設けられ、それにより、一定の長さを有する接続管を収容し、この部分の接続管は、内視鏡のハンドルの内部構造に干渉したり、巻き付けたりすることを避け、その内部構造の分布が整然かつ合理的にし、内視鏡が安定的に作動することを保証する。
【0117】
選択的に、第1凹溝161は、直接的に収納キャビティ110のキャビティ壁に溝掘りプロセスで形成されてもよく、ハウジング100の表面から外へ突起して収納キャビティ110のキャビティ壁に形成されてもよい。
【0118】
一実施例では、図30図31を参照すると、第2弁体510は、本体セクション514、第1分岐セクション515及び第2分岐セクション516を含む。第1分岐セクション515は、本体セクション514の一端に連通する。第2分岐セクション516は、本体セクション514の一側面に連通する。第2流路511は、本体セクション514内に設けられている。入口512は、第1分岐セクション515に設けられ、出口513は、第2分岐セクション516に設けられている。これにより、液体又は組織を吸引するとき、第2スプール520を駆動して本体セクション514内に動作させて、第1分岐セクション515と第2分岐セクション516を第3流路521を介して連通させる。このとき、液体又は組織は、順次に入口512、第1分岐セクション515、第3流路521及び第2分岐セクション516を流れ、出口513から排出される。
【0119】
具体的には、図30を参照すると、第1分岐セクション515と第2分岐セクション516は、いずれも本体セクション514と角をなして設けられている。
【0120】
さらに、図31を参照すると、第2スプール520は、本体セクション514内に移動可能に嵌着されている。第2スプール520の一端には、第3流路521に連通する第1口523が設けられている。第1口523は、入口512に連通する。第2スプール520は、第2流路511の内壁に密着された側面には、第3流路521に連通する第2口522が設けられている。第2スプール520を駆動して第2口522と出口513を位置ずれさせたり対応させたりする。これにより、通路の開閉の切り替え時に、第2スプール520を駆動して第2流路511に移動させる。第2口522が出口513に対応する場合、出口513、第2口522、第3流路521、第1口523及び入口512の間は、互いに連通して、負圧弁500内における通路が完全に開放されて、負圧機器が臓器の内部を吸引することができる。第2口522が出口513と位置ずれる場合、出口513と入口512との間は、連通できなくなり、負圧弁500内の通路は、閉塞され、このとき、負圧機器は、作動を停止する。
【0121】
一実施例では、図27図30を参照すると、第3挿着部170は、第2挿入溝171である。第4挿着部517は、第2挿入溝171に嵌合する第2挿入ブロック5171である。このように、固定時に、第2挿入ブロック5171を第2挿入溝171に挿入することにより、負圧弁500は、安定的にハウジング100に装着される。
【0122】
なお、第2挿入溝171と第2挿入ブロック5171との数は、いずれも1つ、2つ又はそれよりも多くてもよく、これについて、本実施例では、特に限定されない。なお、第2挿入溝171と第2挿入ブロック5171との間の対応関係も複数種あり、例えば、第2挿入溝171と第2挿入ブロック5171は、一対一で対応して挿入配置され、或いは、第2挿入溝171と第2挿入ブロック5171は、二対一で挿入配置されてもよい。
【0123】
当然ながら、他の実施例では、第3挿着部170は、第2挿入ブロック5171であってもよい。第4挿着部517は、第2挿入ブロック5171に嵌合する第2挿入溝171である。
【0124】
さらに、図30を参照すると、第2挿入ブロック5171は、第2弁体510において、第2弁体510の周方向に沿って延在して設けられ、このように、第2挿入ブロック5171が、異なる向きの第2挿入溝171に挿着されることに便利であり、それにより、同一の第2挿入ブロック5171が同時に2つ又は複数の第2挿入溝171に挿着される。
【0125】
一実施例では、図27を参照すると、収納キャビティ110のキャビティ壁には、第3囲い板172及び第4囲い板173が間隔をあけて設けられている。第3囲い板172と第4囲い板173は、それぞれ第3取付孔113の対向する両側に位置し、且つ囲んで第2挿入溝171を形成する。このように、第3囲い板172と第4囲い板173をそれぞれ第3取付孔113の対向する両側に設けることにより、負圧弁500が第3取付孔113に穿設されている場合、それにおける第2挿入ブロック5171は、ちょうど第2挿入溝171に挿着され、負圧弁500の装着がより便利になる。
【0126】
選択的に、第3囲い板172と第4囲い板173のハウジング100での装着方式は、ボルト接続、係着、リベット接続、溶接、接着、一体成型方式などであってもよいが、これらに限定されない。また、一体成型方式は、射出成型、3Dプリントなどである。
【0127】
一実施例では、図23図26を参照すると、ハウジング100は、第1ハウジング130と第2ハウジング131を含む。第1ハウジング130は、第2ハウジング131に覆設され、且つ第2ハウジング131との間に収納キャビティ110を形成する。第2挿入溝171は、第3タイプの挿入溝1711と第4タイプの挿入溝1712を含む。第3タイプの挿入溝1711は、第1ハウジング130に設けられている。第4タイプの挿入溝1712は、第2ハウジング131に設けられている。第2挿入ブロック5171の一端は、第3タイプの挿入溝1711に挿着嵌合され、第2挿入ブロック5171の他端は、第4タイプの挿入溝1712に挿着嵌合されている。これにより、本実施例におけるハウジング100は、2つの部分の構造から構成され、第2ハウジング131が第1ハウジング130に嵌合する場合、第2挿入ブロック5171の対向する両端は、第3タイプの挿入溝1711と第4タイプの挿入溝1712に挿着され、それにより、負圧弁500は、ハウジング100内においてより安定になる。
【0128】
一実施例では、図30を参照すると、負圧弁500は、第2弁蓋530と第2弾性部材540をさらに含む。第2弁蓋530は、第2スプール520に設けられている。第2弾性部材540は、第2弁蓋530と第2弁体510との間に接続され、第2スプール520を駆動して入口512及び出口513を遮断させるために用いられる。
【0129】
選択的に、第2弾性部材540は、バネ、弾性ゴム、弾性金属片などであってもよいが、これらに限定されない。
【0130】
一実施例では、図30を参照すると、負圧弁500は、第2バルブスリーブ550をさらに含む。第2バルブスリーブ550は、第2スプール520に外嵌され、且つ第2弁体510に接続されている。
【0131】
一実施例では、図23図32を参照すると、内視鏡は、三方弁600をさらに含み、ハウジング100の内壁には、第5挿着部180が設けられ、三方弁600には、第5挿着部180に挿着嵌合される第6挿着部630が設けられ、三方弁600には、互いに連通する第1端口611、第2端口621及び第3端口612が設けられ、第1端口611は、負圧弁500に連通し、第2端口621は、機器通路弁1000に連通するために用いられ、第3端口612は、先端部900の機器通路に連通するために用いられる。このように、従来の三方弁600の装着方式に比べて、この方式は、ボルト又はネジなどの部材を採用する必要がなく、内視鏡の組立過程での部品の数を減少し、組立過程が簡潔かつ整然であることを保証する。
【0132】
なお、第5挿着部180と第6挿着部630との数は、いずれも1つ、2つ、3つ又はそれよりも多い数であってもよいが、これについて、本実施例では、特に限定されない。
【0133】
選択的に、第5挿着部180は、凸状構造であり、第6挿着部630は、溝又は孔状構造であり、或いは、第5挿着部180は、溝又は孔状構造であり、第6挿着部630は、凸状構造であってもよい。
【0134】
具体的には、図25図32を参照すると、第5挿着部180は、第3挿入溝181である。第6挿着部630は、第3挿入溝181にマッチングする第3挿入ブロック631であり、即ち、装着時に、三方弁600における第3挿入ブロック631を直接的にハウジング100内における第3挿入溝181内に挿入すれば、組立が完了可能であり、組立効率及び便利性を大幅に向上させる。
【0135】
一実施例では、図25を参照すると、収納キャビティ110のキャビティ壁には、三方弁600を支持するための突起ベース118が設けられている。第3挿入溝181は、突起ベース118に設けられている。このように、挿着すると同時に、三方弁600も、突起ベース118に支持されて、三方弁600がハウジング100内に浮遊する状態にあることを避け、三方弁600は、ハウジング100内においてより安定になり、それにより、製品の使用安定性の向上に有利である。
【0136】
選択的に、突起ベース118の収納キャビティ110のキャビティ壁での装着方式は、ボルト接続、係着、接着、リベット接続、溶接、一体成型方式などであってもよいが、これらに限定されない。また、一体成型は、射出成型、3Dプリント成型などであってもよい。
【0137】
具体的には、図25を参照すると、突起ベース118とハウジング100は、一体構造であり、即ち、収納キャビティ110のキャビティ壁が突起することで形成される。
【0138】
さらに、図25を参照すると、突起ベース118の三方弁600に向かう一方側の面には、第2凹溝182が設けられている。第2凹溝182は、三方弁600の外面にマッチするために用いられ、このように、第2凹溝182が三方弁600の外面に嵌合することにより、三方弁600が突起ベース118においてより安定になり、使用中に三方弁600の左右揺動を避ける。
【0139】
なお、「マッチング」とは、第2凹溝182の溝の形状は、三方弁600の外面の形状に一致すべきであり、それにより、三方弁600の外面は、第2凹溝182内により密着することができるように理解すべきである。
【0140】
一実施例では、図25を参照すると、突起ベース118には、第3挿入溝181に連通する切欠き183が設けられている。切欠き183は、負圧弁500と三方弁600との間の接続管が穿設されるために用いられ、或いは、三方弁600が穿設されるために用いられる。これにより、三方弁600が突起ベース118に挿着されている場合、三方弁600と負圧弁500との間に接続管を有する。そのため、突起ベース118に切欠き183が設けられることにより、当該接続管が延出することに便利であり、接続管と突起ベース118との間の構造干渉によって接続管の配置が困難になることを避ける。当然ながら、装着過程において、三方弁600の一部を切欠き183から延出させてもよく、このように、接続管と突起ベース118との間に構造干渉が存在するという問題を効果的に避けることができ、内視鏡の内部構造の配置がより合理的になる。当然ながら、接続管の分布及び固定を便利にするために、ハウジング100内に接続管と送気送水弁400における管路を固定するための管路ホルダ114が設けられてもよい。
【0141】
一実施例では、図25を参照すると、突起ベース118は、支持板190と、支持板190の対向する両側に設けられる第1側板191及び第2側板192とを含む。第1側板191、第2側板192及び支持板190は、囲んで第3挿入溝181を形成する。第1側板191と第2側板192との間に切欠き183が設けられている。このように、支持板190、第1側板191及び第2側板192の構成を利用して、同時に第3挿入溝181と切欠き183を構成し、構造の設計を簡略化することに有利である。
【0142】
具体的には、図25を参照すると、支持板190、第1側板191及び第2側板192は、一体構造である。
【0143】
一実施例では、図23図26を参照すると、ハウジング100は、第1ハウジング130と第2ハウジング131を含む。第1ハウジング130は、第2ハウジング131に覆設され、且つ第2ハウジング131と収納キャビティ110を形成する。突起ベース118は、第1突起ベース1181と第2突起ベース1182を含む。第1突起ベース1181は、第1ハウジング130に設けられている。第2突起ベース1182は、第2ハウジング131に設けられている。第3挿入溝181は、第5タイプの挿入溝1811と第6タイプの挿入溝1812を含み、第5タイプの挿入溝1811は、第1突起ベース1181に設けられ、第6タイプの挿入溝1812は、第2突起ベース1182に設けられている。第3挿入ブロック631の一端は、第5タイプの挿入溝1811に挿着嵌合され、第3挿入ブロック631の他端は、第6タイプの挿入溝1812に挿着嵌合されている。これにより、第1ハウジング130と第2ハウジング131が互いに嵌合する際、三方弁600は、それぞれ第1突起ベース1181と第2突起ベース1182との間に支持され、同時に、三方弁600における第3挿入ブロック631は、それぞれ第5タイプの挿入溝1811と第6タイプの挿入溝1812に挿入され、このように、三方弁600の装着がより安定になる。
【0144】
なお、理解かつ説明しやすくするために、本実施例では、突起ベース118を第1突起ベース1181と第2突起ベース1182に分ける。そのため、第1突起ベース1181、第2突起ベース1182及び突起ベース118は、名称上の違いのみであり、その構成は一致するか又は類似する。同様に、第5タイプの挿入溝1811と第6タイプの挿入溝1812は、いずれも第3挿入溝181の異なる名称であり、その構成も、一致するか又は類似する。
【0145】
一実施例では、図25を参照すると、突起ベース118は、2つある。第3挿入ブロック631は、2つある。2つの突起ベース118は、ハウジング100の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている。2つの第3挿入ブロック631は、三方弁600の長手方向に沿って間隔をあけて設けられている。2つの突起ベース118と2つの第3挿入ブロック631は、一対一で対応する。ハウジング100には、収納キャビティ110に連通する第1開口115及び第2開口116が設けられている。第2端口621は、第1開口115に穿設されている。第3端口612は、第2開口116に向かって設けられている。そのうちの1つの突起ベース118の切欠き183は、負圧弁500に向かって設けられ、もう1つの突起ベース118の切欠き183は、第2開口116に向かって設けられている。
【0146】
一実施例では、図32を参照すると、三方弁600は、第1管体610と第2管体620を含む。第2管体620の一端は、第2管体620に連通し、第2管体620他端は、第1開口115に穿設されている。第1端口611と第3端口612は、第1管体610の対向する両端にそれぞれ設けられている。第2端口621は、第2管体620の第1管体610から遠い一端に設けられている。第6挿着部630は、第1管体610及び/又は第2管体620に設けられている。このように、三方弁600は、良好な三方向制御機能を有する。
【0147】
以上説明した実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせることが可能であり、説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴の全ての可能な組み合わせについては説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、本明細書に記載される範囲内であると考えられるべきである。
【0148】
上記の実施例は、本願のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、その叙述は具体的かつ詳細であるが、本願の発明の範囲を限定するものとして理解されるべきではない。当業者であれば、本願の思想から逸脱することなく、本願の範囲に含まれるいくつかの変形および改善を行うことができることに留意されたい。したがって、本願の特許の範囲は、添付の特許請求の範囲に従うものとする。
【0149】
本発明の説明において、理解すべきものとして、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などが指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本発明を説明しやすく且つ説明を簡略化するためのものだけであり、言及される装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作しなければならないことを意味又は示唆するものではなく、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0150】
なお、用語「第1」、「第2」は説明の目的だけであり、相対的な重要性を意味又は示唆し、又は説明された技術的特徴の数を示唆すると理解されるものではない。従って、「第1」、「第2」で限定された特徴は、少なくとも1つの該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明示的かつ具体的に制限されない限り、「複数」の意味は少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどである。
【0151】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、広義に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続であってもよいし、一体になってもよい。また、機械的に接続されていてもよいし、電気的に接続されていてもよい。また、直接的に接続されていてもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよく、2つの素子内部の連通又は2つの素子の相互作用関係であってもよい。本発明における上記用語の具体的な意味は、特定の状況に応じて当業者には理解されるであろう。
【0152】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」にあることは、第1及び第2の特徴が直接に接触してもよいし、第1及び第2の特徴が中間媒体を介して間接的に接触してもよい。また、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の真上又は斜め上にあるか、あるいは、第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも大きいことを示すだけであってもよい。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直下又は斜め下にあるか、あるいは第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも小さいことを示すだけであってもよい。
【0153】
なお、一方の素子が他方の素子に「固定される」、「設けられる」と呼ばれる場合、他方の素子に直接存在してもよく、又は介在する要素が存在してもよい。一方の素子が他方の素子に「接続される」と考えられる場合、他方の素子に直接接続されてもよく、又は介在する要素が存在してもよい。本明細書で使用される用語「垂直」、「水平」、「上」、「下」、「左」、「右」及び類似の表現は説明の目的だけであり、唯一の実施形態を示すものではない。
【符号の説明】
【0154】
100 ハウジング、110 収納キャビティ、111 第1取付孔、112 第2取付孔、113 第3取付孔、114 管路ホルダ、115 第1開口、116 第2開口、118 突起ベース、1181 第1突起ベース、1182 第2突起ベース、120 位置制限柱、121 第2位置決め部、130 第1ハウジング、131 第2ハウジング、140 段差部、150 第1挿着部、151 第1挿入溝、1511 第1タイプの挿入溝、1512 第2タイプの挿入溝、152 第1囲い板、153 第2囲い板、160 ワイヤ導入孔、161 第1凹溝、170 第3挿着部、171 第2挿入溝、1711 第3タイプの挿入溝、1712 第4タイプの挿入溝、172 第3囲い板、173 第4囲い板、180 第5挿着部、181 第3挿入溝、1811 第5タイプの挿入溝、1812 第6タイプの挿入溝、182 第2凹溝、183 切欠き、190 支持板、191 第1側板、192 第2側板、200 ノブ装置、210 第1ワイヤ引きホイール、211 第1貫通孔、212 第1嵌合部、2121 第1嵌合溝、213 第1スナップフィット箇所、2131 第1係止ブロック、2132 第1位置合わせ部、214 第1巻線部、215 第1取付部、216 第3位置制限部、217 第2シールリング、220 第2ワイヤ引きホイール、221 第2貫通孔、222 第2嵌合部、2221 第2嵌合溝、223 第2スナップフィット箇所、2231 第2係止溝、2232 第3位置合わせ部、224 第2巻線部、225 第2取付部、226 第4位置制限部、230 第1ノブ、231 第3嵌合部、2311 第1嵌合ブロック、232 第3スナップフィット箇所、2321 第1係止溝、2322 第2位置合わせ部、233 第1突起、234 第1スルーホール、240 第2ノブ、241 第4嵌合部、2411 第2嵌合ブロック、242 第4スナップフィット箇所、2421 第2係止ブロック、2422 第4位置合わせ部、243 取付溝、244 第2突起、245 制動リング、246 第2スルーホール、250 第2ホルダ、251 第1位置制限部、252 第2位置制限部、253 第1シールリング、260 第1ホルダ、261 第4位置決め部、262 第1固定孔、300 制動装置、310 第1制動アセンブリ、311 第1固定フレーム、3111 第1作動キャビティ、3112 第1スライド溝、31121 第1溝セクション、31122 第2溝セクション、31123 第3溝セクション、31124 ストッパ壁、3113 第1位置決め部、312 第1制動部材、3121 本体部、3122 保持部、3123 伝動部、313 第1制動ボタン、3131 第1ボタン本体、3132 第1リングスリーブ、3133 第1押動部、3134 第1トグル部、3135 アーチ形溝、320 第2制動アセンブリ、321 第2固定フレーム、3211 第2作動キャビティ、3212 第2スライド溝、3213 第3位置決め部、3214 第2位置制限ブロック、322 第2制動部材、323 第2制動ボタン、3231 第2ボタン本体、3232 第2リングスリーブ、3233 第2押動部、3234 第2トグル部、3235 第1位置制限ブロック、3236 第2固定孔、400 送気送水弁、410 第1弁体、411 第1流路、412 吸気口、413 排気口、414 給液口、415 排液口、416 第2挿着部、4161 第1挿入ブロック、417 突起部、420 第1スプール、421 第1弁棒、4211 通路、422 第1隔離部材、423 第2隔離部材、430 第1弁蓋、440 第1弾性部材、450 第1バルブスリーブ、500 負圧弁、510 第2弁体、511 第2流路、512 入口、513 出口、514 本体セクション、515 第1分岐セクション、516 第2分岐セクション、517 第4挿着部、5171 第2挿入ブロック、520 第2スプール、521 第3流路、522 第2口、523 第1口、530 第2弁蓋、540 第2弾性部材、550 第2バルブスリーブ、600 三方弁、610 第1管体、611 第1端口、612 第3端口、620 第2管体、621 第2端口、630 第6挿着部、631 第3挿入ブロック、700 締結部材、800 湾曲部、900 先端部、1000 機器通路弁。
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【国際調査報告】