(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-08-29
(54)【発明の名称】遮断器上でのリレーの位置決めロックシステム
(51)【国際特許分類】
H01H 45/04 20060101AFI20240822BHJP
H01H 73/02 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
H01H45/04 C
H01H73/02 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024517479
(86)(22)【出願日】2022-09-20
(85)【翻訳文提出日】2024-05-16
(86)【国際出願番号】 EP2022076064
(87)【国際公開番号】W WO2023046666
(87)【国際公開日】2023-03-30
(32)【優先日】2021-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516314136
【氏名又は名称】ヘイガー-エレクトロ エスエーエス
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ブレイズ,ベルトラン
(72)【発明者】
【氏名】ドーガン,トルガ
(72)【発明者】
【氏名】ケテラー,オリヴィエ
【テーマコード(参考)】
5G030
【Fターム(参考)】
5G030XX12
5G030YY08
(57)【要約】
遮断器へのリレーの位置決めロックシステム 本発明の主題は、遮断器(2)上でのリレー(1)の位置決めロックシステムにあり、このシステムは、-遮断器(2)で:・リレー(1)の接続インターフェースが貫通するように構成された受容インターフェース(51)と、・受容インターフェースに平行であり、リレーの接続インターフェースと、リレーの少なくとも1つの固定インターフェース(9)とが貫通するように構成され、また、リレーの固定インターフェースとの協働インターフェースを備えた、ロックプレート(52)と、・受容インターフェースに対するロックプレートの並進機構(10)と、-リレー(1)で:並進したロックプレートの協働インターフェースと協働するように、リレー(1)の端部に位置決めされる少なくとも1つの固定インターフェース(9)と、を含むことを特徴とする。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ACBタイプの遮断器(2)上での、コイルなどの少なくとも1つの着脱式の電磁リレー(1)の位置決めロックシステムであって、前記リレー(1)の一端が、遮断器の対応するインターフェース(4)と接するように構成された接続インターフェース(3)を支持する、位置決めロックシステムであり、前記ロックシステムが、少なくとも、
-遮断器(2)で:
・ほぼ平坦な表面を有し、前記リレー(1)の前記接続インターフェース(3)が貫通するように構成された少なくとも1つの貫通開口部(6)を備える受容インターフェース(51)と、
・前記受容インターフェース(51)の表面にほぼ平行な平面に位置決めされるロックプレート(52)であって、前記リレー(1)の接続インターフェース(3)が貫通するように前記受容インターフェース(51)の貫通開口部(6)に対向して配置された、第1の貫通開口部(7)と、一方では、前記リレー(1)の固定インターフェース(9)が貫通するように構成され、他方では、前記リレー(1)の前記固定インターフェース(9)との協働インターフェース(81)に結合された、少なくとも1つの第2の貫通開口部(8)とを含み、前記協働インターフェース(81)が、前記第2の貫通開口部(8)の縁に位置して前記受容インターフェース(51)に対向するロックプレート(52)の部分に位置決めされている、ロックプレート(52)と、
・前記ロックプレート(52)の平面に含まれる軸に沿って、前記受容インターフェース(51)に対して前記ロックプレート(52)を第1の位置から第2の位置に並進させ、第2の位置にある前記協働インターフェース(81)が、前記第1の位置で前記第2の貫通開口部(8)が占める空間の少なくとも一部を占有するようにする並進機構(10)と、
を含み、
-リレー(1)で:前記接続インターフェース(3)を支持する前記リレー(1)の端部に位置決めされる少なくとも1つの固定インターフェース(9)であって、この固定インターフェース(9)の端部には、前記リレー(1)の接続端部が前記受容インターフェース(51)および前記ロックプレート(52)の個々の貫通開口部(6、7、8)を介して挿入されるとき、第2の位置に並進される前記ロックプレート(52)の前記協働インターフェース(81)と協働するように構成された係止面(93)を支持する拡大部が設けられている、固定インターフェースと、
を含むことを特徴とする、位置決めロックシステム。
【請求項2】
前記リレー1が、このリレー1の端部に、前記接続インターフェース(3)の周囲に配置された少なくとも2個の固定インターフェース(9)を含んでおり、前記ロックプレート(52)は、それぞれの固定インターフェース(9)が貫通するように配置された少なくとも2個の第2の貫通開口部(8)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の少なくとも1つのリレー(1)の位置決めロックシステム。
【請求項3】
前記ロックプレート(52)は、前記遮断器(2)上に並置されるように位置決めされた2個の個々のリレー(1)により支持される2個の固定インターフェース(9)が貫通するのに十分な大きさの、少なくとも1つの第2の貫通開口部(8)を含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の少なくとも1つのリレー(1)の位置決めロックシステム。
【請求項4】
前記リレー(1)の前記固定インターフェース(9)と協働する前記協働インターフェース(81)が、前記ロックプレート(52)に取り付けられた少なくとも1つのばね要素(12)により支持され、このばね要素が、前記係止面(93)に当接し、前記ロックプレート(52)に対して前記リレー(1)の前記固定インターフェース(9)の前記係止面(93)を遠ざけるように構成されることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の位置決めロックシステム。
【請求項5】
前記ばね要素(12)は、湾曲部の凸面が前記係止面(93)に当接するように配向された少なくとも1つの湾曲ブレード(121)から形成され、前記ロックプレート(52)の平面と前記ブレード(121)の湾曲面との交点が、前記ロックプレート(52)の並進軸に対応することを特徴とする、請求項4に記載の少なくとも1つのリレー(1)の位置決めロックシステム。
【請求項6】
前記ばね要素(12)が、互いに平行に湾曲した少なくとも1対のブレード(121)を備え、これらのブレードが共通の一端(122)で接続されており、前記ブレード(121)の各々が、個々のリレー(1)の固定インターフェース(9)の前記係止面(93)に当接するように構成されている、請求項2および5に記載の少なくとも1つのリレー(1)の位置決めロックシステム。
【請求項7】
前記リレー(1)が、前記接続インターフェース(3)を支持するこのリレー(1)の端部に、前記遮断器(2)の表面に対向して配置される面(31)を有し、前記リレー(1)のこの面(31)が、前記遮断器(2)の前記表面に対して突出する少なくとも3つの非整列支持点(13)を備えることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の位置決めロックシステム。
【請求項8】
前記リレー(1)の少なくとも1つの固定インターフェース(9)がタブの形態で形成され、このタブの第1の部分(91)が、前記リレー(1)の構造の残りの部分と接合されて、前記ロックプレート52)を通る前記固定インターフェース(9)の挿入軸に沿って配置され、前記タブの第2の部分(92)が、前記ロックプレート(52)の前記協働インターフェース(81)に対する前記係止面(93)を支持し、この係止面(93)が、前記固定インターフェース(9)の前記挿入軸に垂直な平面に沿って配置されることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の位置決めロックシステム。
【請求項9】
-一方では、前記リレー(1)の前記接続インターフェース(3)が前記受容インターフェース(51)専用および前記ロックプレート(52)専用の貫通開口部(6、7、8)を貫通して前記遮断器(2)の対応する前記接続インターフェース(4)に接するように、他方では、前記少なくとも1つの固定インターフェース(9)が前記ロックプレート(52)の少なくとも1つの第2の貫通開口部(8)を貫通するように、コイルなどの着脱式の電磁リレー(1)の端部を位置決めするステップと、
-前記ロックプレート(52)の前記協働インターフェース(81)が前記リレー(1)の前記固定インターフェース(9)の前記係止面(93)に対向して位置決めされるように、前記受容インターフェース(51)に対して前記ロックプレート(52)を第1の位置から第2の位置に並進させることによって、前記リレー(1)を前記受容インターフェース(51)上にロックするステップと、
を含むことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシステム実施のためのロック方法。
【請求項10】
前記ロックシステムが、請求項4に記載のばね要素(12)を含み、前記方法が、ロックステップと併せて、前記ロックプレート(52)と前記リレー(1)の前記固定インターフェース(9)の前記係止面(93)との間に前記ばね要素(12を)挿入することによる位置決めを含むことを特徴とする、請求項9に記載のシステム実施のためのロック方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮断器に着脱式の電磁リレーを取り付けるためのシステムの分野に関し、特に、ACB遮断器上での着脱式の電磁リレーの位置決めロックシステムの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
遮断器では、メンテナンス作業の一環として、特に遮断器が過負荷または過電圧に耐えなければならない場合、通常、1つまたは複数の磁気リレーを交換する必要がある。従来は、一般にコイルの形状を有する電磁リレーを交換する場合、交換されるリレーにアクセスできるように遮断器の1つまたは複数の要素を分解する作業が含まれる。リレーを遮断器内部に取り付けるには、リレーを所定の位置に確実に保持するねじなどの各種の固定手段も必要になる。したがって、リレーの交換の一環として、作業者は、リレーを遮断器の構造に固定している様々なねじを分解しなければならない。
【0003】
ただし、このような操作にはいくつかの欠点がある。リレーを分解するための工具を作業者が装備する必要があることに加えて、締結手段であるねじを取り外す様々な段階が複雑になる場合がある。実際、様々なねじにアクセスして個々のねじを緩めることにより種々の制約が生じ、ねじの数に応じて制約が積み重なると、同一遮断器に対する介入時間が長くなる。さらに、作業員の作業を容易にするために電動ドライバーを使用可能であっても、その操作は多少の注意を払って実行する必要がある。締結固定手段を構成するねじは、一般に小さいサイズで規格化されているため、作業者が紛失しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電磁リレーの簡単な位置決めと、リレーを統合する遮断器へのリレーのロックの最適品質とを維持しながら、工具を必要とせず、固定要素を紛失するおそれもなく、遮断器内のリレーを簡単に置き換えられる解決策を提案することによって、これらの様々な欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのため、本発明の主題は、ACB遮断器上での、コイルなどの少なくとも1つの着脱式の電磁リレーの位置決めロックシステムであって、リレーの一端が、遮断器の対応するインターフェースと接するように構成された接続インターフェースを支持する、位置決めロックシステムであり、ロックシステムが、少なくとも、
-遮断器で:
・ほぼ平坦な表面を有し、リレーの接続インターフェースが貫通するように構成された少なくとも1つの貫通開口部を備える受容インターフェースと、
・受容インターフェースの表面にほぼ平行な平面に位置決めされるロックプレートであって、リレーの接続インターフェースが貫通するように受容インターフェースの貫通開口部に対向して配置された第1の貫通開口部と、一方では、リレーの固定インターフェースが貫通するように構成され、他方では、リレーの固定インターフェースとの協働インターフェースに結合された、少なくとも1つの第2の貫通開口部とを備え、この協働インターフェースが、第2の貫通開口部の縁に位置して受容インターフェースに対向するロックプレートの部分に位置決めされる、ロックプレートと、
・ロックプレートの平面に含まれる軸に沿って、受容インターフェースに対してロックプレートを第1の位置から第2の位置に並進させ、第2の位置にある協働インターフェースが、第1の位置で第2の貫通開口部が占める空間の少なくとも一部を占有するようにする並進機構と、
-リレーで:接続インターフェースを支持するリレーの端部に位置決めされる少なくとも1つの固定インターフェースであって、この固定インターフェースの端部には、リレーの接続端部が受容インターフェースおよびロックプレートの個々の貫通開口部を介して挿入されるとき、第2の位置に並進されるロックプレートの協働インターフェースと協働するように構成された係止面を支持する拡大部が設けられている、固定インターフェースと、
を備えることを特徴とする。
【0006】
本発明はまた、本発明によるシステムを実現するロック方法に関し、この方法は、
-一方では、リレーの接続インターフェースが受容インターフェース専用およびロックプレート専用の貫通開口部を貫通して遮断器の対応する接続インターフェースに接するように、他方では、少なくとも1つの固定インターフェースがロックプレートの少なくとも1つの第2の貫通開口部を貫通するように、コイルなどの着脱式の電磁リレーの端部を位置決めするステップと、
-ロックプレートの協働インターフェースがリレーの固定インターフェースの係止面に対向して位置決めされるように、受容インターフェースに対してロックプレートを第1の位置から第2の位置に並進させることによって、リレーを受容インターフェース上にロックするステップと、
を含むことを特徴とする。
【0007】
本発明は、限定的ではない例として挙げられ、添付図面に関して記載された様々な好ましい実施形態に関する以下の説明を読めば、いっそう理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一端に接続インターフェースと固定インターフェースとを備えた、本発明によるリレーの一実施例を示す概略図を示す。
【
図2】
図1によるリレーの一実施例を逆方向から見た概略図を示す。
【
図3】本発明によるシステム用のロックプレートおよび受容インターフェースの一実施例を示す概略図を示す。
【
図4】本発明によるリレー用の固定インターフェースの詳細な一実施例を示す概略図を示す。
【
図5】本発明によるシステムにおいて遮断器にリレーを配置する一実施例の第1のステップを示す概略図を示す。
【
図6】本発明によるシステムにおいて遮断器にリレーを配置する一実施例の第2のステップを示す概略図を示す。
【
図7】本発明によるシステムにおいて遮断器にリレーを配置する一実施例の第3のステップを示す概略図を示す。
【
図8】本発明によるロックプレートに取り付けられるように意図されたばね要素を示す概略図を示す。
【
図9】リレーが遮断器に配置されたときの、ロックプレートおよび受容インターフェースの平面に平行な平面に沿った概略的な断面図を示す。
【
図10】リレーが遮断器にロックされたときの、ロックプレートおよび受容インターフェースの平面に平行な平面に沿った概略的な断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、ACB遮断器2上でのコイルなどの少なくとも1つの着脱式の電磁リレー1の位置決めロックシステムであって、リレー1の一端が、遮断器の対応するインターフェース4と接するように構成された接続インターフェース3を支持するシステムに関し、ロックシステムが、少なくとも、
-遮断器2で:
・ほぼ平坦な表面を有し、リレー1の接続インターフェース3が貫通するように構成された少なくとも1つの貫通開口部6を備える受容インターフェース51と、
・受容インターフェース51の表面にほぼ平行な平面に位置決めされるロックプレート52であって、リレー1の接続インターフェース3が貫通するように受容インターフェース51の貫通開口部6に対向して配置された第1の貫通開口部7と、一方では、リレー1の固定インターフェース9が貫通するように構成され、他方では、リレー1の固定インターフェース9との協働インターフェース81に結合された、少なくとも1つの第2の貫通開口部8とを備え、この協働インターフェース81が、第2の貫通開口部8の縁に配置されて受容インターフェース51に対向するロックプレート52の部分に位置決めされる、ロックプレート52と、
・ロックプレート52の平面に含まれる軸に沿って、受容インターフェース51に対してロックプレート52を第1の位置から第2の位置に並進させ、第2の位置にある協働インターフェース81が、第1の位置で第2の貫通開口部8が占める空間の少なくとも一部を占有するようにする並進機構10と、
-リレー1で:接続インターフェース3を支持するリレー1の端部に位置決めされる少なくとも1つの固定インターフェース9であって、この固定インターフェース9の端部には、リレー1の接続端部が受容インターフェース51とロックプレート52との個々の貫通開口部6、7、8を介して挿入されるとき、第2の位置に並進されるロックプレート52の協働インターフェース81と協働するように構成された係止面93を支持する拡大部がある、固定インターフェースと、
を備えることを特徴とする。
【0010】
したがって、本発明のこのシステムにより、ユーザが、雄型/雌型接続にほぼ対応する挿入を実施することによって、簡単な方法で遮断器2の受容インターフェース51にリレー1を位置決めすることができる。この接続は、リレー1の1つまたは複数の固定インターフェース9に関して一緒に行われ、リレー1の少なくとも1つの接続インターフェース3の位置で遮断器2にリレー1を固定し、リレー1が機械的、電気的および磁気的に遮断器2と相互作用できるようにする。したがって、このような雄型/雌型接続は、一方では、ロックインターフェース52を介して挿入されるリレー1の固定インターフェース9で、他方では、ロックプレート52と受容インターフェース51との両方を介して挿入されるリレー1の接続インターフェース3で行われる。
【0011】
本発明のシステムは、また、受容インターフェース51とロックプレート52とを介して挿入される固定インターフェース9を、受容インターフェース51に対してロックプレート52を並進させてロックすることによって、遮断器2へのリレー1の簡単な位置決めを利用することができる。ロックプレート52の第2の貫通開口部8の独特の構成により、第1の位置では、リレー1の固定インターフェース9の挿入が可能になる。第2の並進位置では、第2の貫通開口部8の構成により、協働インターフェース81を形成するロックプレート52の一部を位置決めすることによって、挿入された固定インターフェース9をブロックすることができ、係止部93により形成された固定インターフェース9の部分の移動ストロークが阻止される。したがって、固定インターフェース9は、係止部93を形成するその部分によって、遮断器2へのリレー1の挿入軸に沿った並進を阻止される。1つの変形実施形態によれば、受容インターフェース51を介してリレー1の接続インターフェース3を挿入、位置決めすることにより、リレー1の挿入軸に対して垂直な平面におけるリレー1の並進の阻止に貢献することができる。リレー1の接続インターフェース3は、遮断器2により支持された相補的な接続インターフェースと協働する。この組立は、リレー1の挿入軸に垂直な平面におけるリレー1の移動を阻止するのに役立つ。
【0012】
ロックプレート52の第1の貫通開口部7の好ましい構成によれば、このロックプレートは、受容インターフェース51の貫通開口部6の穴よりも細長い穴を有する。第1の貫通開口部7の穴のこの細長い形状は、受容インターフェース51の貫通開口部6がロックプレート52の移動軸に沿って配向されるように、ロックプレート52の並進方向に配置されている。したがって、ロックプレート52の移動ストロークのいずれの位置においても、固定式で動かない受容インターフェース51の貫通開口部6の全面が、可動式のロックプレート52の第1の貫通開口部の少なくとも一部に対向して配置される。第1の貫通開口部7のこの配置により、リレー1の接続インターフェース3により貫通されるロックプレート52の軸方向の並進を実施可能であり、この接続インターフェース3は、ロックプレート52の並進を制限しない。
【0013】
第1の好ましい構造変形実施形態によれば、遮断器2は、ロックプレート52が、リレー1の接続インターフェース3と遮断器の受容インターフェース51との間で、リレー1の接続インターフェース3に面して位置決めされるように構成されることに留意されたい。
【0014】
上記の段落で示した第1の構造変形実施形態に代替する第2の構造変形実施形態によれば、遮断器2は、受容インターフェース51が、リレー1の接続インターフェース3と遮断器のロックプレート52との間で、リレー1の接続インターフェース3に面して位置決めされるように構成される。この構造変形実施形態によれば、遮断器2の受容インターフェース51は、リレー1の固定インターフェース9により貫通されるように構成された少なくとも1つの第2の貫通開口部を備える。この第2の貫通開口部は、一方では、リレー1の固定インターフェース9が挿入されたとき、ロックプレート52の第2の貫通開口部8と完全に対向するように、他方では、ロックプレート52が、遮断器2に挿入されたリレー1の固定インターフェース9をブロックするために第2の位置に並進したとき、ロックプレート52の協働インターフェース81によって部分的に塞がれるように、受容インターフェース51に配置される。
【0015】
本発明による位置決めロックシステムの特定の変形実施形態に対応する1つの実施例によれば、このシステムは、リレー1が、このリレー1の端部で接続インターフェース3の周囲に配置された少なくとも2個の固定インターフェース9を含み、ロックプレート52が、それぞれの固定インターフェース9により貫通されるように配置された少なくとも2個の第2の貫通開口部8を備えることを特徴とする。この特定の実施例によれば、遮断器2におけるリレー1のロックは、固定インターフェース9のそれぞれによって形成される少なくとも2つの固定点で行われる。遮断器2にリレー1を挿入することで位置決めが簡素化されることに加えて、固定点をこのように増やすことによって、遮断器2へのリレー1の組立と固定が最適化される。その場合、リレー1の固定インターフェース9の相互の間の配置は、ロックプレート52によって支持される専用の貫通開口部8と係合するように構成される。
【0016】
本発明による位置決めロックシステムの別の特定の変形実施形態に対応し、前述の変形実施形態と組み合わせ可能な1つの実施例によれば、ロックプレート52は少なくとも1つの第2の貫通開口部8を備え、この開口部の大きさは、遮断器2に並置されるように配置された2個の個々のリレー1により支持される2個の固定インターフェース9が貫通するのに十分である。この構造変形実施形態によれば、2個のリレー1は互いに隣り合って並置され、各リレー1の少なくとも1つの固定インターフェース9が、並置されたリレー1の固定インターフェース9の付近にあるようにされる。並置されたリレー1は、個々の固定インターフェース9が同様に並置されて、挿入位置でリレー1のブロック機構と共同相互作用できるように、確実に位置決めされる。この2個のリレー1のブロックを行うロック機構は、同一の貫通開口部8が、遮断器2に並置して位置決めされた2個のリレー1の固定インターフェース9が貫通するのに十分な大きさを有するように、共有される。この特定の変形実施形態の好ましい1つの構造によれば、並置された固定インターフェース9は、ほぼ同じ配置を有し、ほぼ平行に配置され、それによって、ロックプレートが並進するとき、固定インターフェース9のそれぞれの係止面93が、ロックプレート52の協働インターフェース81の2個の並置部分と協働するように配置される。
【0017】
本発明による位置決めロックシステムの別の特定の変形実施形態に対応し、前述の変形実施形態と組み合わせ可能な1つの実施例によれば、リレー1の固定インターフェース9との協働インターフェース81は、ロックプレート52に取り付けられた少なくとも1つのばね要素12により支持され、このばね要素12は、係止面93に当接し、ロックプレート52に対してリレー1の固定インターフェース9の係止面93を遠ざけるように構成される。最大挿入状態では、ロックプレート52とリレー1の固定インターフェース9の係止面93との間には隙間が存在する可能性がある。この場合、係止面93とロックプレート52との間に遊びがあることがあり、その結果、挿入されてロックプレート52によってブロックされたリレー1が、最大挿入位置と、ロックプレート52の表面に対する係止面93の支持位置との間で軸方向に揺動しうる。その場合、ばね要素12は、ロックプレート52の表面の一部とリレー1の固定インターフェース9の係止面93との間に配置されるように構成される。ばね要素12は、係止面93に対して、遮断器2におけるリレー1の固定インターフェース9の挿入方向にほぼ対応する方向に圧力を及ぼすように構成される。したがって、ばね要素12によって及ぼされる圧力の方向に関して、ばね要素は、固定インターフェース9およびリレー1を押し戻し、遮断器2上の最大挿入位置にリレーを維持する。そのため、ばね要素12は、リレー1の固定インターフェース9を最大挿入状態に移動するのに必要な圧力に少なくとも等しい圧力を、固定インターフェース9に及ぼすように構成される。リレー1の係止面93とロックプレート52の表面との間に圧力を及ぼすことによって、ばね要素12は、ロックプレート52によるリレー1の固定インターフェース1の並進を完全に阻止する。ばね要素12は、ロックプレート52によって塞がれる並進ストロークに沿った挿入状態においてリレー1の揺動を制限し、さらには排除する。それにより、ロックプレート52に挿入された固定インターフェース9の遊びがばね要素12によって除去され、その結果、遮断器2でリレー1がロックされ、遮断器2に挿入されて位置決めされるリレー1が安定する。
【0018】
ばね要素12の特定の変形実施形態に対応する1つの実施例によれば、ばね要素12は、湾曲部の凸面が係止面93に当接するように配向された少なくとも1つの湾曲ブレード121から形成され、ロックプレート52の平面と、ブレード121の湾曲面との交点が、ロックプレート52の並進軸に対応する。ばね要素12は、ロックプレート52上に取り付けられているので、ロックプレート52と共に並進移動する。したがって、ばね要素12は、リレー1の固定インターフェース9の係止面93に対して移動し、そこに圧力を及ぼす。ばね要素12を形成するブレード121の湾曲部は、ロックプレート52の並進中にリレー1の固定インターフェース9の係止面93に対して滑らかに徐々にスライドできる変形可能な表面を形成し、ロックプレート52が並進すると、この係止面93に対して圧力を及ぼすことができる。
【0019】
本発明による位置決めロックシステムの別の特定の変形実施形態に対応し、前述の変形実施形態と組み合わせ可能な1つの実施例によれば、ばね要素12は、互いに平行に湾曲した少なくとも1対のブレード121を備え、これらのブレードが共通の一端122で接続されており、ブレード121の各々が、個々のリレー1の固定インターフェース9の係止面93に当接するように構成されている。この構造変形実施形態によれば、ばね要素12は、2個の並置されたリレー1の固定インターフェース9が貫通するロックプレート52の第2の穴8に配置され、各々の固定インターフェース9の係止面93に当接する個々のブレード121によって、各々の固定インターフェース9と相互作用するように構成される。好ましい1つの構成によれば、ばね12の2個のブレード121は互いに平行であり、ロックプレート52の並進軸にほぼ対応する軸に沿って配向される。その場合、各ブレード121は、個々の固定インターフェース9に対して独立して圧力を及ぼすことによって、係止面93と協働することができる。
【0020】
本発明による位置決めロックシステムの別の特定の変形実施形態に対応し、前述の変形実施形態と組み合わせ可能な1つの実施例によれば、リレー1の少なくとも1つの固定インターフェース9がタブの形態で形成され、タブの第1の部分91がリレー1の構造の残りの部分と接合されて、ロックプレート52を通る固定インターフェース9の挿入軸に沿って配置され、タブの第2の部分92が、ロックプレート52の協働インターフェース81に対する係止面93を支持し、この係止面93が、固定インターフェース9の挿入軸に垂直な平面に沿って配置される。システムのこの変形実施形態の特定の1つの実施例によれば、固定インターフェース9のタブの第1の部分91および第2の部分92は、「L」字型を形成するように互いに配置される。そのため、固定インターフェース9を形成するタブはフックの形状を有し、その係止面93が、ロックプレート52とその協働インターフェース81とにより、遮断器2上でのリレー1の挿入軸に沿った並進を阻止することができる。
【0021】
本発明による位置決めロックシステムの別の特定の変形実施形態に対応し、前述の変形実施形態と組み合わせ可能な1つの実施例によれば、リレー1は、接続インターフェース3を支持するリレー1の端部に、遮断器2の表面に対向して配置される面31を有し、リレー1のこの面31は、遮断器2の表面に対して突出する少なくとも3つの非整列支持点13を備える。これらの支持点13の各々は、凹凸を形成するようにリレー1の面31の残りの部分から突出している。したがって、遮断器2の表面は、これらの様々な突出支持点13の端部で面31に対して優先的に接触する。そのため、リレー1の面31の支持点13は、リレー1の1つまたは複数の固定インターフェース9が遮断器2に最大挿入されるように位置決めされるとき、遮断器2の表面に接する。3つの非整列突出支持点13を備える面31を形成することによって、遮断器2にリレー1を最大限に挿入する場合に、遮断器2の表面に対するリレー1の面31の位置決めを安定させることができる。本発明のシステムの1つの好ましい変形実施形態によれば、突出支持点13が当接して位置決めされる遮断器2の面は、固定インターフェース9との協働インターフェース81を支持する面の反対側の、ロックプレート52の面によって形成される。しかしながら、代替的な構造によれば、遮断器2は、ロックプレート52とリレー1の端部の支持面31との間に配置される中間面を備える。この中間面はまた、リレー1の接続インターフェース3および固定インターフェース9がそれぞれ貫通するように構成された様々な開口部を含む。この代替的な構造変形実施形態の1つの特定の実施例によれば、リレー1の端部の面31が当接するように構成される中間面は、遮断器2の受容インターフェース51によって形成される。
【0022】
本発明はまた、本発明によるシステムを実施するロック方法に関し、この方法は、以下のステップすなわち:
-コイルなどの着脱式の電磁リレー1の端部を、一方では、リレー1の接続インターフェース3が受容インターフェース51およびロックプレート52専用の貫通開口部6、7、8を貫通して接続インターフェース4と接するように、他方では、少なくとも1つの固定インターフェース9がロックプレート52の少なくとも1つの第2の貫通開口部8を貫通するように配置するステップと、
-ロックプレート52の協働インターフェース81がリレー1の固定インターフェース9の係止面93に対向して配置されるように、受容インターフェース51に対してロックプレート52を第1の位置から第2の位置に並進させることによって、受容インターフェース51にリレー1をロックするステップと、
を含むことを特徴とする。
【0023】
ロック方法の特定の変形実施形態に対応する1つの実施例によれば、システムがばね要素12を備える場合、この方法は、ロックステップと併せて、ロックプレート52とリレー1の固定インターフェース9の係止面93との間にばね要素12を挿入することによる位置決めを含む。
【0024】
当然のことながら、本発明は、記載され、添付図面に示された実施形態に制限されるものではない。特に各種要素の構成の観点から、あるいは同等技術の代替によって、本発明の保護範囲を逸脱することなく様々な修正をすることが依然として可能である。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
本発明による位置決めロックシステムの別の特定の変形実施形態に対応し、前述の変形実施形態と組み合わせ可能な1つの実施例によれば、リレー1の固定インターフェース9との協働インターフェース81は、ロックプレート52に取り付けられた少なくとも1つのばね要素12により支持され、このばね要素12は、係止面93に当接し、ロックプレート52に対してリレー1の固定インターフェース9の係止面93を遠ざけるように構成される。最大挿入状態では、ロックプレート52とリレー1の固定インターフェース9の係止面93との間には隙間が存在する可能性がある。この場合、係止面93とロックプレート52との間に遊びがあることがあり、その結果、挿入されてロックプレート52によってブロックされたリレー1が、最大挿入位置と、ロックプレート52の表面に対する係止面93の支持位置との間で軸方向に揺動しうる。その場合、ばね要素12は、ロックプレート52の表面の一部とリレー1の固定インターフェース9の係止面93との間に配置されるように構成される。ばね要素12は、係止面93に対して、遮断器2におけるリレー1の固定インターフェース9の挿入方向にほぼ対応する方向に圧力を及ぼすように構成される。したがって、ばね要素12によって及ぼされる圧力の方向に関して、ばね要素は、固定インターフェース9およびリレー1を押し戻し、遮断器2上の最大挿入位置にリレーを維持する。そのため、ばね要素12は、リレー1の固定インターフェース9を最大挿入状態に移動するのに必要な圧力に少なくとも等しい圧力を、固定インターフェース9に及ぼすように構成される。リレー1の係止面93とロックプレート52の表面との間に圧力を及ぼすことによって、ばね要素12は、ロックプレート52によるリレー1の固定インターフェース9の並進を完全に阻止する。ばね要素12は、ロックプレート52によって塞がれる並進ストロークに沿った挿入状態においてリレー1の揺動を制限し、さらには排除する。それにより、ロックプレート52に挿入された固定インターフェース9の遊びがばね要素12によって除去され、その結果、遮断器2でリレー1がロックされ、遮断器2に挿入されて位置決めされるリレー1が安定する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ACBタイプの遮断器(2)上
で、コイルなどの少なくとも1つの着脱式の電磁リレー(1)
を位置決め
およびロック
するためのシステムであって、前記リレー(1)の一端が、遮断器の対応するインターフェース(4)と接するように構成された接続インターフェース(3)を支持する
、システムであり、前
記システムが、少なくとも、
-
前記遮断器(2)で:
・ほぼ平坦な表面を有し、前記リレー(1)
の接続インターフェース(3)が貫通するように構成された少なくとも1つの貫通開口部(6)を備える受容インターフェース(51)と、
・前記受容インターフェース(51)の表面にほぼ平行な平面に位置決めされるロックプレート(52)であって、前記リレー(1)の接続インターフェース(3)が貫通するように前記受容インターフェース(51)の貫通開口部(6)に対向して配置された、第1の貫通開口部(7)と、一方では、前記リレー(1)の固定インターフェース(9)が貫通するように構成され、他方では、前記リレー(1)
の固定インターフェース(9)との協働インターフェース(81)に結合された、少なくとも1つの第2の貫通開口部(8)とを含み、前記協働インターフェース(81)が、前記第2の貫通開口部(8)の縁に位置して前記受容インターフェース(51)に対向するロックプレート(52)の部分に位置決めされている、ロックプレート(52)と、
・前記ロックプレート(52)の平面に含まれる軸に沿って、前記受容インターフェース(51)に対して前記ロックプレート(52)を第1の位置から第2の位置に並進させ、第2の位置にあ
る協働インターフェース(81)が、前記第1の位置で前記第2の貫通開口部(8)が占める空間の少なくとも一部を占有するようにする並進機構(10)と、
を含み、
-
前記リレー(1)で:前記接続インターフェース(3)を支持する前記リレー(1)の端部に位置決めされる少なくとも1つの固定インターフェース(9)であって、この固定インターフェース(9)の端部には、前記リレー(1)の接続端部が前記受容インターフェース(51)および前記ロックプレート(52)の個々の貫通開口部(6、7、8)を介して挿入されるとき、第2の位置に並進され
るロックプレート(52)
の協働インターフェース(81)と協働するように構成された係止面(93)を支持する拡大部が設けられている、固定インターフェースと、
を含むことを特徴とする
、システム。
【請求項2】
前記リレー
(1
)が、
前記リレー
(1
)の端部に、前記接続インターフェース(3)の周囲に配置された少なくとも2個の固定インターフェース(9)を含んでおり、前記ロックプレート(52)は、それぞれの固定インターフェース(9)が貫通するように配置された少なくとも2個の第2の貫通開口部(8)を備えることを特徴とする、請求項1に記載
のシステム。
【請求項3】
前記ロックプレート(52)は、前記遮断器(2)上に並置されるように位置決めされた2個の個々のリレー(1)により支持される2個の固定インターフェース(9)が貫通するのに十分な大きさの、少なくとも1つの第2の貫通開口部(8)を含むことを特徴とする、
請求項1または2に記載
のシステム。
【請求項4】
前記リレー(1)
の固定インターフェース(9)と協働す
る協働インターフェース(81)が、前記ロックプレート(52)に取り付けられた少なくとも1つのばね要素(12)により支持され、このばね要素が、前記係止面(93)に当接し、前記ロックプレート(52)に対して前記リレー(1)
の固定インターフェース(9)
の係止面(93)を遠ざけるように構成されることを特徴とする、
請求項1に記載
のシステム。
【請求項5】
前記ばね要素(12)は、湾曲部の凸面が前記係止面(93)に当接するように配向された少なくとも1つの湾曲ブレード(121)から形成され、前記ロックプレート(52)の平面と前記ブレード(121)の湾曲面との交点が、前記ロックプレート(52)の並進軸に対応することを特徴とする、請求項4に記載
のシステム。
【請求項6】
前記ばね要素(12)が、互いに平行に湾曲した少なくとも1対のブレード(121)を備え、これらのブレードが共通の一端(122)で接続されており、前記ブレード(121)の各々が、個々のリレー(1)の固定インターフェース(9)
の係止面(93)に当接するように構成されている、請求項2
または5に記載
のシステム。
【請求項7】
前記リレー(1)が、前記接続インターフェース(3)を支持するこのリレー(1)の端部に、前記遮断器(2)の表面に対向して配置される面(31)を有し、前記リレー(1)のこの面(31)が、前記遮断器(2)
の表面に対して突出する少なくとも3つの非整列支持点(13)を備えることを特徴とする、
請求項1に記載
のシステム。
【請求項8】
前記リレー(1)の少なくとも1つの固定インターフェース(9)がタブの形態で形成され、このタブの第1の部分(91)が、前記リレー(1)の構造の残りの部分と接合されて、前記ロックプレート
(52)を通る前記固定インターフェース(9)の挿入軸に沿って配置され、前記タブの第2の部分(92)が、前記ロックプレート(52)
の協働インターフェース(81)に対
して前記係止面(93)を支持し、この係止面(93)が、前記固定インターフェース(9)
の挿入軸に垂直な平面に沿って配置されることを特徴とする、
請求項1に記載
のシステム。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシステムを実施するロック方法であって、前記ロック方法が、
-一方では、前記リレー(1)
の接続インターフェース(3)が前記受容インターフェース(51)専用および前記ロックプレート(52)専用の貫通開口部(6、7、8)を貫通して前記遮断器(2)の対応す
る接続インターフェース(4)に接するように、他方では、前記少なくとも1つの固定インターフェース(9)が前記ロックプレート(52)の少なくとも1つの第2の貫通開口部(8)を貫通するように、コイルなどの着脱式の電磁リレー(1)の端部を位置決めするステップと、
-前記ロックプレート(52)
の協働インターフェース(81)が前記リレー(1)
の固定インターフェース(9)
の係止面(93)に対向して位置決めされるように、前記受容インターフェース(51)に対して前記ロックプレート(52)を第1の位置から第2の位置に並進させることによって、前記リレー(1)を前記受容インターフェース(51)上にロックするステップと、
を含むことを特徴とする
、ロック方法。
【請求項10】
前
記システムが、請求項4に記載のばね要素(12)を含み、前記
ロック方法が、
前記ロック
するステップと併せて、前記ロックプレート(52)と前記リレー(1)
の固定インターフェース(9)
の係止面(93)との間に前記ばね要素(12を)挿入することによる位置決めを含むことを特徴とする、請求項9に記載
のロック方法。
【国際調査報告】